JP2001115564A - 部材の取付構造 - Google Patents

部材の取付構造

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JP2001115564A
JP2001115564A JP29170899A JP29170899A JP2001115564A JP 2001115564 A JP2001115564 A JP 2001115564A JP 29170899 A JP29170899 A JP 29170899A JP 29170899 A JP29170899 A JP 29170899A JP 2001115564 A JP2001115564 A JP 2001115564A
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Koji Morita
耕司 森田
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被取付部材のうち所定隙間を隔てて対向する面
部の対応する位置にそれぞれ設けた開口に、それぞれか
ら突出させた関連部を係り合わせる場合、対向する面部
の離間距離よりも、各関連部の突出量の総和が大きい場
合には、関連部同士が干渉し合う恐れがある。 【解決手段】横枠部材22の上下面部22c、22dの
対応位置にそれぞれ開口221を設け、この開口221
に各々から突出させた関連部83、93を係り合わせて
第1、第2のパネル添設部材8、9を挟み込むようにし
て取り付ける際に、各パネル添設部材8、9の関連部8
3、93を、互いに干渉しないように変位した位置に設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材を被取
付部材に取り付ける際に好適に利用される部材の取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、被取付部材の所定隙間を隔てて
対向するその面部の対応位置にそれぞれ開口を設け、こ
の開口に各々から突出させた関連部を係り合わせて2つ
の取付部材を該被取付部材を挟み込むようにして取り付
ける場合がある。例えば、角パイプ状の桟等の被取付部
材の対向する上下面部の対応位置に開口を設け、この開
口に第1、第2の取付部材から突出した関連部を係り合
わせて取り付ける場合などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各関連
部の突出量の総和が被取付部材の上下面部間の離間距離
よりも大きい場合には、第1の取付部材側の関連部と、
第2の取付部材側の関連部とが被取付部材内の上下で干
渉する恐れがある。そのため、関連部の突出量を十分に
取ることができず、また干渉しないように設計時に各部
材の寸法を十分に考慮する必要がある等、設計の自由度
が低いものであった。
【0004】一方、関連部の突出量を十分に取ろうとす
ると、被取付部材の上下面部間の離間距離を大きくしな
ければならないため、該被取付部材が不必要に大形化し
てしまうという不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、被取付部材の対向する面部の対応位
置に2つの取付部材を取り付ける場合に、各取付部材か
ら突出した関連部と被取付部材の開口との間の係り合い
の位置を互いに干渉しない位置に変位させて設けるよう
にしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の部材の取付構
造は、被取付部材のうち、所定隙間を隔てて対向するそ
の面部の対応位置にそれぞれ開口を設け、この開口に各
々から突出させた関連部を係り合わせて2つの取付部材
を被取付部材を挟み込むようにして取り付けるようにし
た部材の取付構造であって、各取付部材の関連部を、互
いに干渉しないように変位した位置に設けていることを
特徴とするものである。
【0007】このような構成のものであると、例えば、
被取付部材の対向する面部の離間距離が比較的小さく、
各関連部の突出量の総和が前記離間距離よりも大きい恐
れがある場合でも、関連部同士を干渉させずに被取付部
材に取り付けることができる。また、被取付部材の大形
化を招くことなく関連部の突出量を一定量確保すること
ができる上、従来のような各部材の寸法を十分に考慮し
た厳密な寸法設定が不要となる等、設計の自由度が向上
する。
【0008】請求項1記載の発明の作用効果を有効に発
揮し得る関連部の構成としては、各関連部の突出量の総
和が、対向する面部間の離間距離よりも大きいものが挙
げられる。好適な実施の形態としては、一方の取付部材
の関連部が、前記被取付部材の開口の外開口縁側に係り
合うものであり、他方の取付部材の関連部が、前記開口
の内開口縁側に係り合うものが挙げられる。
【0009】同様の構成を有する取付部材を反転させて
使用できるようにするには、関連部が、隣り合う列で非
対称な凹凸を形成するように前記取付部材に複数個配置
されており、同様に配置した関連部を有する取付部材を
反転させて被取付部材の両面部に取り付けたときに、一
方の取付部材の関連部により形成される凹凸に、他方の
取付部材の関連部により形成される凸凹が対面配置され
るように構成していることが望ましい。
【0010】ビス等の取付具を使用しなくとも、取付部
材を被取付部材に安定的に取り付け得るには、関連部
が、前記開口に挿入される突出体と、経過的に被取付部
材の面部の一部に押されて弾性変形し、挿入完了位置で
前記開口内で復元して前記被取付部材の面部の一部に係
り合う弾性変形可能な係り合い爪を有していることが望
ましい。
【0011】この場合に、被取付部材からの取付部材の
離脱作業を行い易いものとするには、係り合い爪が、そ
の先端を取付部材の外方に開放し、外部から操作可能な
操作端としていることが望ましい。具体的な実施の形態
としては、開口が、対をなして設けてあり、取付部材
が、それぞれ前記開口に係り合う一対の関連部を有して
おり、一方の取付部材の関連部にそれぞれ設けた係り合
い爪が互いに相寄る向きに配置され、他方の取付部材の
関連部にそれぞれ設けた係り合い爪が互いに相反する向
きに配置されているものが挙げられる。
【0012】具体的な実施の形態としては、取付部材
が、構造枠体の前後面にパネルを装着した可動間仕切壁
の前記構造枠体に取り付けられ、その前後面をパネルの
内面に添設するパネル添設面とするパネル添設部材であ
り、前記パネルの内面と構造枠体を構成する側枠部材の
少なくとも前後一面間に、前記構造枠体とパネル間に形
成される配線空間を構造枠体外に連通させる配線通過部
を形成するものが挙げられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の部材の取付構造を、可動間仕
切壁1に適用した場合の一実施例ついて、図面を参照し
て説明する。可動間仕切壁1は、図1及び図2に示すよ
うに、骨格となる構造枠体2と、この構造枠体2に着脱
可能に装着される前後両側のパネル3とを具備し、内部
に配線類4を収納し得る配線機能を付与してなるもので
ある。
【0014】構造枠体2は、金属製のもので、可動間仕
切壁1の側端面1aを形成する上下方向に沿って配置し
た左右の側枠部材21と、これら左右の側枠部材21を
連結する左右方向に沿って配置した複数の横枠部材22
とを具備してなり、これら側枠部材21と横枠部材22
とを枠体状に連結している。パネル3は、図2に示すよ
うに、板金製のパネル本体31の内面に芯材32を充填
してなる長方形状のもので、上下方向に沿って複数枚連
設することにより、該構造枠体2の略全域を覆う位置に
設けてある。これらのパネル3には、コーナー部近傍の
内面側にそれぞれ前記芯材32に代えて上向爪33aを
有する樹脂部材33及び下向爪34aを有する樹脂部材
34が設けてあり、これら爪33a、34aを利用し
て、複数の横枠部材22のうち任意の2つの間にパネル
3を着脱可能に装着し得るようにしている。
【0015】そして、前記構造枠体2を構成する側枠部
材21及び横枠部材22と、パネル3とによって閉止さ
れる位置に、配線空間Sを形成している。さらに、図1
及び図2に示すように、前記横枠部材22の上下面部2
2c、22d側に第1、第2のパネル添設部材8、9を
装着して、前記側枠部材21及び横枠部材22の前後面
21a、22aよりも外方に突出した位置に前記パネル
3の内面3aに添え設けられるパネル添設面Pを形成
し、前記パネル3の内面3aと側枠部材21の前後面2
1aを離間状態としている。そして、前記パネル3の内
面3aと側枠部材21の前後面21a間に、前記配線空
間Sを構造枠体外に連絡する配線通過部5を形成してい
る。
【0016】このような構成のものにおいて、本実施例
では、本発明の部材の取付構造を、被取付部材たる横枠
部材22に取付部材たる第1、第2のパネル添設部材
8、9を取り付ける場合に適用するようにしている。以
下、前記横枠部材22、第1、第2のパネル添設部材
8、9について、図3〜図9を参照して具体的に説明す
る。
【0017】横枠部材22は、前記側枠部材21と略等
しい前後巾を有する横断面略ロ字形の角パイプ状のもの
である。そして、左右側端面を前記左右の側枠部材21
の内側面に当接させて、溶接等の適宜の手段で左右の側
枠部材21間に取付けてある。この横枠部材22は、そ
の上下面部22c、22dを第1、第2のパネル添設部
材8,9を取り付ける取付面部とし、その左右端部に第
1、第2のパネル添設部材8、9から突出した関連部8
3、93と係り合う開口221を対をなして設けてい
る。この横枠部材22の上下面部22c、22d間の離
間距離は、前記関連部83、93の突出量の総和よりも
小さいものである。
【0018】第1のパネル添設部材8は、図3〜図5、
図7〜図9に示すように、前記横枠部材22の左右端部
において、上面部22c側に着脱可能に取り付けられる
ものである。この第1のパネル添設部材8は、その前後
巾が、側枠部材21及び横枠部材22の前後巾よりも巾
広であるとともに、その前後面8aを、側枠部材21及
び横枠部材22の前後面21a、22aよりも外方に突
出した位置に設けてパネル添設面Pとしている。そし
て、この第1のパネル添設部材8は、横断面略H形状の
添設部材本体81と、前記添設部材本体81の一端側か
ら延出した前後一対の平面視略L字形状の配線収束部8
2と、前記添設部材本体81の下面の左右から対をなし
て突出した関連部83とを具備している。
【0019】添設部材本体81は、前記パネル3の下向
爪34aが係り合うことができるように上面側に設けた
係り合い溝811と、前記横枠部材22に外側から嵌め
得るように下面側に設けた凹溝812とを具備してい
る。配線収束部82は、図1〜図3に示すように、側枠
部材21の前後面21a側に張り出し且つ配線通過部5
を上下方向に連続させた状態で取付けられる。そして、
この配線収束部82を利用して、配線通過部5内を上下
方向に縦配線している配線類4を略束ねた状態で案内す
るようにしている。なお、この第1のパネル添設部材8
は、添設部材本体81の前後面と配線収束部82の前後
面が略面一となって前後面8aすなわちパネル添設面P
を形成している。
【0020】関連部83は、下面の左右から対をなして
突出してなり、前記横枠部材22の上面部22cに設け
た一対の開口221の外開口縁部221a側に挿入され
る略筒状の突出体84と、この突出体84の外側壁84
aに弾性変形可能に設けた下向きの係り合い爪85と、
この係り合い爪85に対応させて添設部材本体81の上
面の左右に対をなして設けた開口窓86とを具備してい
る。各突出体84に設けた係り合い爪85は、互いに相
反する向きに突出するように配置されている。また、係
り合い爪85は、その先端を、前記開口窓86を介して
上方に表出し、上方から弾性変形操作可能な操作端85
aとするものである。この係り合い爪85は、突出体8
4を開口221内に挿入する際に、経過的に開口221
の外開口縁部221aに押されて弾性変形し、挿入位置
で前記開口221内で復元して前記開口221の外開口
縁部221aと係り合って第1のパネル添設部材8の横
枠部材22からの離脱を防止するものである。
【0021】なお、本実施例では、さらに添設部材本体
81の略中央部に設けた挿入孔87から挿入した取付具
bにより、第1のパネル添設部材8を横枠部材22に固
定して取り付けるようにしている。第2のパネル添設部
材9は、図3、図4及び図6〜図9に示すように、前記
横枠部材22の左右端部において、下面部22d側に着
脱可能に取り付けられるものである。この第2のパネル
添設部材9は、前記第1のパネル添設部材8と略等しい
前後巾を有している。したがって、前記第1のパネル添
設部材8と同様、その前後面9aを、側枠部材21及び
横枠部材22の前後面21a、22aよりも外方に突出
した位置に設けてパネル添設面Pとしている。そして、
この第2のパネル添設部材9は、横断面略H形状の添設
部材本体91と、前記添設部材本体91の上面の左右か
ら対をなして突出した関連部93とを具備している。
【0022】添設部材本体91は、前記パネル3の上向
爪33aが係り合うことができるように下面側に形成し
た係り合い溝911を有している。なお、符合912で
示すものは、この第2のパネル添設部材9を最上の横枠
部材22に取り付けたときに利用される笠木取付用の爪
である。関連部93は、添設部材本体91の上面の左右
から対をなして突出してなり、前記横枠部材22の下面
部22dに対をなして設けた開口221の内開口縁部2
21b側に挿入される略筒状の突出体94と、この突出
体94の内側壁94aに弾性変形可能に設けた上向きの
係り合い爪95と、この係り合い爪95に対応させて添
設部材本体91の下面の左右に対をなして設けた開口窓
96とを具備している。各突出体94に設けた係り合い
爪95は、互いに相寄る向きに突出するように配置され
ている。係り合い爪95は、その先端を、前記開口窓9
6を介して下方から弾性変形操作可能なように表出し、
操作端95aとするものである。この係り合い爪95
は、突出体94を開口221内に挿入する際に、経過的
に開口221の内開口縁部221bに押されて弾性変形
し、挿入完了位置で前記開口221内で復元して前記開
口221の内開口縁部221bと係り合って第2のパネ
ル添設部材9の横枠部材22からの離脱を防止するもの
である。
【0023】なお、本実施例では、さらに添設部材本体
91に設けた挿入孔96から挿入した取付具bにより、
第1のパネル添設部材9を横枠部材22に固定して取り
付けるようにしている。次に、これら第1、第2のパネ
ル添設部材8、9を横枠部材22に取付ける場合の取付
手順ついて説明する。
【0024】先ず、第1のパネル添設部材8の下面から
突出した突出体84を、横枠部材22の上面部22cに
設けた開口221の外開口縁部221a側に挿入する。
このとき、突出体84の外壁部84aに設けた係り合い
爪85が、経過的に開口221の外開口縁部221aに
押されて弾性変形する。そして、この係り合い爪85
は、凹溝812が横枠部材22の上面部22cに嵌まり
合う挿入完了位置で前記開口221内で復元し、前記開
口221の外開口縁部221aと係り合って横枠部材2
2の上面部22cに取り付けられる。一方、第2のパネ
ル添設部材9を取り付ける場合には、その上面から突出
した突出体94を、横枠部材22の下面部22dに設け
た開口221の内開口縁部221b側に挿入する。この
とき、前記第1のパネル添設部材8の突出体84が、開
口221の外開口縁部221a側に挿入されているの
で、互いに干渉し合うことがない。そして、突出体94
の内壁部94aに設けた係り合い爪95が、経過的に開
口221の内開口縁部221bに押されて弾性変形す
る。そして、この係り合い爪95は、添設部材本体91
の上面が横枠部材22の下面部22dに添設する挿入完
了位置で前記開口221内で復元し、前記開口221の
内開口縁部221bと係り合って横枠部材22の下面部
22dに取り付けられる。しかる後、両パネル添設部材
8、9を取付具bで確実に固定する。
【0025】このような構成のものであると、各関連部
83、93の突出量の総和が、対向する上下面部22
c、22d間の離間距離よりも大きくても、対向する関
連部83、93同士の干渉が防止される。このように予
め関連部83、93が、干渉しないように変位させた位
置に設けてあるため、干渉の心配をせずに安心して取付
作業を行うことができる。また、横枠部材22の大形化
を招くことなく関連部83、93の突出量を一定量確保
することができる上、従来のような各部材の寸法を十分
に考慮した厳密な寸法設定が不要となる等、設計の自由
度が向上する。
【0026】第1のパネル添設部材8の関連部83が、
前記横枠部材22の開口221の外開口縁部221a側
に係り合うものであり、第2のパネル添設部材9の関連
部93が、前記開口221の内開口縁部221b側に係
り合うものであるので、簡単な構成で関連部83、93
同士が干渉することを有効に防止でき、本発明の作用効
果が有効に得られるものである。
【0027】関連部83、93が、前記開口221に挿
入される突出体84、94と、経過的に開口221の開
口縁部221a、221bに押されて弾性変形し、挿入
完了位置で前記開口221内で復元して前記開口縁部2
21a、221bに係り合う弾性変形可能な係り合い爪
85、95を有しているので、一旦、パネル添設部材
8、9を横枠部材22に仮保持した後、取付具bで確実
に固定することができる。
【0028】係り合い爪85、95が、その先端を開口
窓86、96から外方に開放し、外部から操作可能な操
作端85a、95aとしているので、横枠部材22から
のパネル添設部材8、9の離脱作業が行い易いものとな
る。開口221が、対をなして設けてあり、第1、第2
のパネル添設部材8、9が、それぞれ前記開口221に
係り合う一対の関連部83、93を有しており、第1の
パネル添設部材8の関連部83にそれぞれ設けた係り合
い爪85が互いに相反する向きに配置され、第2のパネ
ル添設部材9の関連部93にそれぞれ設けた係り合い爪
95が互いに相寄る向きに配置されているので、両関連
部83、93の係り合い爪85、95が干渉することを
有効に防止した状態で、前記開口221に係り合わせる
ことができる。
【0029】なお、本発明の構成は、上述した構成に限
定されない。例えば、図10に示すように、取付部材A
の関連部Pが、隣り合う列で非対称な凹凸を形成するよ
うに複数個配置されており、同様に配置した関連部Pを
有する取付部材Aを反転させて被取付部材の両面部に取
り付けたときに、一方の取付部材Aの関連部により形成
される凹部aに、他方の取付部材Aの関連部Pにより形
成される凸部bが対面配置されるように構成してもよ
い。このように構成すれば、同様の構成を有する取付部
材を反転させて使用することが可能となり、部品点数の
削減、生産上の負担の軽減を図ることができる。その他
の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明は、被取付部材のうち、所定隙間を隔てて対
向するその面部の対応位置にそれぞれ開口を設け、この
開口に各々から突出させた関連部を係り合わせて2つの
取付部材を被取付部材を挟み込むようにして取り付ける
ようにした部材の取付構造であって、各取付部材の関連
部を、互いに干渉しないように変位した位置に設けてい
るので、被取付部材の大形化を招くことなく関連部の突
出量を一定量確保することができる上、従来のような各
部材の寸法を十分に考慮した厳密な寸法設定が不要とな
る等、設計の自由度が向上する。
【0031】各関連部の突出量の総和が、対向する面部
間の離間距離よりも大きいものにおいて本発明の構成を
採用すれば、被取付部材の大形化を招くことなく、関連
部同士の干渉を有効に防止することができる。一方の取
付部材の関連部が、前記被取付部材の開口の外開口縁側
に係り合うものであり、他方の取付部材の関連部が、前
記開口の内開口縁側に係り合うものであるならば、簡単
な構成で本発明の作用効果が有効に得られるものであ
る。
【0032】関連部が、隣り合う列で非対称な凹凸を形
成するように前記取付部材に複数個配置されており、同
様に配置した関連部を有する取付部材を反転させて被取
付部材の両面部に取り付けたときに、一方の取付部材の
関連部により形成される凹凸に、他方の取付部材の関連
部により形成される凸凹が対面配置されるならば、同様
の構成を有する取付部材を反転させて使用することが可
能となり、部品点数の削減、生産上の負担の軽減を図る
ことができる。
【0033】関連部が、前記開口に挿入される突出体
と、経過的に被取付部材の面部の一部に押されて弾性変
形し、挿入完了位置で前記開口内で復元して前記被取付
部材の面部の一部に係り合う弾性変形可能な係り合い爪
を有しているならば、ビス等の取付具を使用しなくと
も、取付部材を被取付部材に取り付けて安定保持するこ
とができる。
【0034】係り合い爪が、その先端を取付部材の外方
に開放し、外部から操作可能な操作端としているなら
ば、被取付部材からの取付部材の離脱作業が行い易いも
のとなる。開口が、対をなして設けてあり、取付部材
が、それぞれ前記開口に係り合う一対の関連部を有して
おり、一方の取付部材の関連部にそれぞれ設けた係り合
い爪が互いに相寄る向きに配置され、他方の取付部材の
関連部にそれぞれ設けた係り合い爪が互いに相反する向
きに配置されているならば、一方及び他方の関連部の係
り合い爪が干渉することを有効に防止した状態で、前記
開口に係り合わせることができる。
【0035】取付部材が、構造枠体の前後面にパネルを
装着した可動間仕切壁の前記構造枠体に取り付けられ、
その前後面をパネルの内面に添設するパネル添設面とす
るパネル添設部材であり、前記パネルの内面と構造枠体
を構成する側枠部材の少なくとも前後一面間に、前記構
造枠体とパネル間に形成される配線空間を構造枠体外に
連通させる配線通過部を形成するものであるならば、本
発明の作用効果を有効に発揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同部分分解斜視図。
【図3】同パネルを省略した要部拡大斜視図。
【図4】同パネルを省略した分解斜視図。
【図5】同第1のパネル添設部材を示す斜視図。
【図6】同第2のパネル添設部材を示す斜視図。
【図7】同一部を破断した平面図。
【図8】同図7に対応するI−I線断面図。
【図9】同図7に対応するII−II線断面図。
【図10】同関連部の一変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…可動間仕切壁 2…構造枠体 21…側枠部材 21a…前面、後面 22…被取付部材(横枠部材) 22a…前面、後面 22c…面部(上面部) 22d…面部(下面部) 221…開口 3…パネル 3a…内面 4…配線類 5…配線通過部 8…取付部材(第1のパネル添設部材) 8a…前面、後面 83…関連部 84…突出体 85…係り合い爪 85a…操作端 9…取付部材(第2のパネル添設部材) 9a…前面、後面 93…関連部 94…突出体 95…係り合い爪 95a…操作端 P…パネル添設面 A…取付部材 R…関連部 S…配線空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付部材のうち、所定隙間を隔てて対向
    するその面部の対応位置にそれぞれ開口を設け、この開
    口に各々から突出させた関連部を係り合わせて2つの取
    付部材を被取付部材を挟み込むようにして取り付けるよ
    うにした部材の取付構造であって、 各取付部材の関連部を、互いに干渉しないように変位し
    た位置に設けていることを特徴とする部材の取付構造。
  2. 【請求項2】各関連部の突出量の総和が、対向する面部
    間の離間距離よりも大きいことを特徴とする請求項1記
    載の部材の取付構造。
  3. 【請求項3】一方の取付部材の関連部が、前記被取付部
    材の開口の外開口縁側に係り合うものであり、他方の取
    付部材の関連部が、前記開口の内開口縁側に係り合うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の部材の取付構造。
  4. 【請求項4】関連部が、隣り合う列で非対称な凹凸を形
    成するように前記取付部材に複数個配置されており、同
    様に配置した関連部を有する取付部材を反転させて被取
    付部材の両面部に取り付けたときに、一方の取付部材の
    関連部により形成される凹凸に、他方の取付部材の関連
    部により形成される凸凹が対面配置されることを特徴と
    する請求項1又は2記載の部材の取付構造。
  5. 【請求項5】関連部が、前記開口に挿入される突出体
    と、経過的に被取付部材の面部の一部に押されて弾性変
    形し、挿入完了位置で前記開口内で復元して前記被取付
    部材の面部の一部に係り合う弾性変形可能な係り合い爪
    を有していることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の部材の取付構造。
  6. 【請求項6】係り合い爪が、その先端を取付部材の外方
    に開放し、外部から操作可能な操作端としていることを
    特徴とする請求項5記載の部材の取付構造。
  7. 【請求項7】開口が、対をなして設けてあり、取付部材
    が、それぞれ前記開口に係り合う一対の関連部を有して
    おり、一方の取付部材の関連部にそれぞれ設けた係り合
    い爪が互いに相寄る向きに配置され、他方の取付部材の
    関連部にそれぞれ設けた係り合い爪が互いに相反する向
    きに配置されていることを特徴とする請求項5又は6記
    載の部材の取付構造。
  8. 【請求項8】取付部材が、構造枠体の前後面にパネルを
    装着した可動間仕切壁の前記構造枠体に取り付けられ、
    その前後面をパネルの内面に添設するパネル添設面とす
    るパネル添設部材であり、前記パネルの内面と構造枠体
    を構成する側枠部材の少なくとも前後一面間に、前記構
    造枠体とパネル間に形成される配線空間を構造枠体外に
    連通させる配線通過部を形成するものであることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の部材
    の取付構造。
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