JP2001114084A - 産業車両のクリープ走行制御装置 - Google Patents

産業車両のクリープ走行制御装置

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JP2001114084A
JP2001114084A JP29518099A JP29518099A JP2001114084A JP 2001114084 A JP2001114084 A JP 2001114084A JP 29518099 A JP29518099 A JP 29518099A JP 29518099 A JP29518099 A JP 29518099A JP 2001114084 A JP2001114084 A JP 2001114084A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】産業車両における望ましいクリープ走行を実現
する。 【解決手段】クリープ走行状態との判定を行なった場
合、制御装置31は、前進クラッチ8及び後進クラッチ
9を共に係合状態とするF/R同時係合圧制御を行な
う。F/R同時係合圧制御は、前進クラッチ8及び後進
クラッチ9のうちの車両の走行をもたらす係合状態にあ
る方とは異なる方の係合圧を目標クリープ車速Vcをも
たらすように調整する制御状態である。目標クリープ車
速Vcは、クリープ車速指定スイッチ37によって指定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業車両のクリー
プ走行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト等の産業車両にお
いては、アクセルペダルを踏まない状態での車両の微速
走行、いわゆるクリープ走行を行なえるようにした車両
がある。クリープ走行は、荷役作業を行なう際に利用さ
れる。特開平6−247190号公報には、トルクコン
バータ及び油圧式の前後進クラッチからなる変速機を備
えた産業車両が開示されている。このような変速機を用
いた産業車両では、トルクコンバータにおけるクリープ
現象がクリープ走行に利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】荷役作業時にはその作
業内容に応じて適正な車速を設定できることが望まし
い。しかし、トルクコンバータにおけるクリープ現象の
みを利用したクリープ走行ではクリープ走行時の車速を
所望の車速に設定することができない。
【0004】特願平11−46205号には、油圧式の
前進クラッチ及び後進クラッチをトルクコンバータと組
み合わせて構成した変速機が開示されている。インチン
グペダルをある踏み込み範囲(即ち、ブレーキペダルと
連動しない範囲)内で操作すると、前進クラッチ及び後
進クラッチのうちの車両の走行をもたらす係合状態にあ
る方が半係合状態となる。そのため、荷役作業に合わせ
てエンジンの回転数を上昇させても車両が低速走行す
る。ブレーキペダルと連動する範囲までインチングペダ
ルを踏み込み操作すると、前進クラッチ及び前記後進ク
ラッチの両方がインチングペダルの踏み込み量に応じた
係合圧で係合し、車両の走行に制動が掛けられる。この
ような制動付与をクリープ走行時に行なうと、衝撃が発
生して望ましいクリープ走行ができなくなるおそれがあ
る。
【0005】本発明は、産業車両における望ましいクリ
ープ走行を実現できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、車両のクリープ走行時の目標クリープ車速を指
定するクリープ車速指定手段と、車両のクリープ走行時
の車速を調整するクリープ車速調整手段と、車両がクリ
ープ走行状態か否かを判定するクリープ走行判定手段
と、前記クリープ走行判定手段がクリープ走行状態との
判定を行なったときには、前記クリープ車速指定手段に
よって指定された目標クリープ車速をもたらすように前
記クリープ車速調整手段のクリープ車速調整状態を制御
するクリープ車速設定制御手段とを備えたクリープ走行
制御装置を構成した。
【0007】車両がクリープ走行状態になったときに
は、クリープ車速調整手段は、指定された目標クリープ
車速をもたらすクリープ車速調整状態へ移行してゆく。
従って、クリープ走行時の車速は、所望の目標クリープ
車速として指定された車速へと移行してゆく。
【0008】請求項2の発明では、請求項1において、
車両の走行速度を検出する車速検出手段を備え、前記ク
リープ車速設定制御手段は、前記車速検出手段によって
検出された検出車速と、前記クリープ車速指定手段によ
って指定された目標クリープ車速との比較に基づいて、
前記検出車速を前記指定された目標クリープ車速へ収束
するように前記クリープ車速調整手段のクリープ車速調
整状態を制御するようにした。
【0009】車速検出手段によって検出された検出車速
と、クリープ車速指定手段によって指定された目標クリ
ープ車速との比較に基づくフィードバック制御は、所望
の目標クリープ車速による精度の高いクリープ走行をも
たらす。
【0010】請求項3の発明では、請求項1及び請求項
2のいずれか1項において、エンジンの出力を走行用出
力軸に伝える係合圧調整可能な前進クラッチ手段と、エ
ンジンの出力を前記走行用出力軸に伝える係合圧調整可
能な後進クラッチ手段とを備え、前記クリープ車速調整
手段のクリープ車速調整状態は、前記前進クラッチ手段
及び前記後進クラッチ手段のうちの車両の走行をもたら
す係合状態にある方とは異なる方の係合圧を調整する状
態とした。
【0011】前進クラッチ手段及び後進クラッチ手段の
うちの車両の走行をもたらしている方とは異なる方の係
合圧を調整すれば、車両の走行に対する制動力を調整す
ることができる。このような制動力の調整は、目標クリ
ープ車速の調整の仕方として好適である。
【0012】請求項4の発明では、請求項1乃至請求項
3のいずれか1項において、前記クリープ車速指定手段
によって指定される目標クリープ車速は車速零を含むよ
うにした。
【0013】所望の目標クリープ車速として指定された
車速が零の場合には、車両がクリープ走行状態になった
ときには、クリープ車速調整手段は、車速零をもたらす
クリープ車速調整状態へ移行してゆき、車速は零へ移行
する。
【0014】請求項5の発明では、請求項4において、
車両に制動作用を付与して発進不能に保持する駐車状態
と、前記制動作用を解除して車両の発進を可能にする駐
車解除状態とに切り換えられる駐車ブレーキ手段と、ア
クセル操作の有無を検出するアクセル操作検出手段とを
備え、前記クリープ車速指定手段が目標クリープ車速零
を指定したとき、かつ前記クリープ走行判定手段がクリ
ープ走行状態との判定を行なったときには、前記クリー
プ車速設定制御手段は、前記クリープ車速調整手段のク
リープ車速調整状態を制御して車速零とした後に前記駐
車ブレーキ手段を駐車状態とし、前記アクセル操作検出
手段がアクセル操作有を検出するまで前記駐車ブレーキ
手段の駐車状態の解除を禁止するようにした。
【0015】目標クリープ車速零の指定は、クリープ走
行判定手段がクリープ走行状態との判定を行なったとき
の車両を駐車ブレーキ手段の駐車状態によって停止保持
する状態をもたらす。
【0016】請求項6の発明では、請求項1乃至請求項
5のいずれか1項において、産業車両は、エンジンの出
力を伝えるトルクコンバータを備えているものとした。
トルクコンバータのクリープ現象がクリープ走行に利用
される。
【0017】請求項7の発明では、車両の走行速度を検
出する車速検出手段と、前記車速検出手段によって得ら
れた車速情報に基づいて車速が増速しつつ所定速度を越
える特定走行状態か否かを判断する判断手段と、クリー
プ走行状態か否かを判定するクリープ走行判定手段と、
車両の走行に制動を掛けるための制動手段と、前記制動
手段の制動状態を制御するための制動制御手段とを備え
たクリープ走行制御装置を構成し、前記クリープ走行判
定手段は、前記判断手段が前記特定走行状態との判断を
したときには、クリープ走行状態との判定を行なう上で
前記特定走行状態を必須要件とするようにし、前記制動
制御手段は、前記クリープ走行判定手段がクリープ走行
状態との判定を行なったときには、前記制動手段による
制動を禁止するようにした。
【0018】前記特定走行状態は、クリープ走行状態か
否かの判定材料の1つとされる。クリープ走行時には制
動手段による制動付与は行われない。請求項8の発明で
は、請求項7において、前記制動制御手段は、前記車速
検出手段が前記所定速度以下の車速を検出したときに
は、前記制動手段による制動を禁止するようにした。
【0019】クリープ走行状態と判定されない所定速度
以下の車速の走行状態における制動手段による制動は行
われない。請求項9の発明では、請求項7及び請求項8
のいずれか1項において、エンジンの出力を走行用出力
軸に伝える係合圧調整可能な前進クラッチ手段と、エン
ジンの出力を前記走行用出力軸に伝える係合圧調整可能
な後進クラッチ手段とを備え、前記制動手段の制動状態
は、前記前進クラッチ手段及び前記後進クラッチ手段の
うちの車両の走行をもたらす係合状態にある方とは異な
る方の係合圧を調整する疑似ダイナミック制動モードと
した。
【0020】前進クラッチ手段及び後進クラッチ手段の
うちの車両の走行をもたらしている方とは異なる方の係
合圧を調整すれば、車両の走行に対する制動力を調整す
ることができる。このような制動力の調整は、アクセル
操作有りからアクセル操作無しへの切り換え後の減速度
を調整する仕方として好適である。
【0021】請求項10の発明では、請求項9におい
て、車両の走行中にアクセルペダルの踏み込み有りから
踏み込み無しにしたときの疑似ダイナミック制動モード
を指定する疑似ダイナミック制動モード指定手段を備え
たクリープ走行制御装置を構成した。
【0022】車両の走行中にアクセルペダルの踏み込み
有りから踏み込み無しにすると、車両が指定された疑似
ダイナミック制動モードの制御による減速作用を受け
る。請求項11の発明では、請求項7乃至請求項10の
いずれか1項において、アクセル操作の有無を検出する
アクセル操作検出手段と、インチング操作の有無を検出
するインチング操作検出手段と、前進、後進及び中立の
いずれかのシフト状態を検出するシフト状態検出手段と
を備え、前記クリープ走行判定手段は、前記判断手段が
前記特定走行状態との判断をし、かつ前記アクセル操作
検出手段がアクセル操作無を検出し、かつ前記インチン
グ操作検出手段がインチング操作無を検出し、かつ前記
シフト状態検出手段が中立のシフト状態を検出したとき
には、クリープ走行状態との判定を行なうようにした。
【0023】中立のシフト状態であってアクセル操作及
びインチング操作のないときに車両の走行状態が前記特
定走行状態になると、制動手段による制動付与は行われ
ない。
【0024】請求項12の発明では、請求項7乃至請求
項11のいずれか1項において、産業車両は、エンジン
の出力を伝えるトルクコンバータを備えたものとした。
トルクコンバータのクリープ現象がクリープ走行に利用
される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を産業車両としての
フォークリフトに具体化した第1の実施の形態を図1〜
図4に従って説明する。
【0026】図1に示すように、エンジン1の出力軸1
aはトルクコンバータ2を備えた変速機3に連結され、
変速機3は差動装置4を介して駆動輪5aを有する車軸
5に連結されている。車軸5には常用ブレーキ6が設け
られている。エンジン1にはスロットルアクチュエータ
7が設けられ、スロットルアクチュエータ7の作動によ
ってスロットル開度が調節されてエンジン1の回転数、
即ちエンジン1の出力軸1aの回転数が調節される。
【0027】変速機3は入力軸(メインシャフト)3a
及び走行用出力軸となる出力軸(カウンタシャフト)3
bを備え、入力軸3aに前進クラッチ8及び後進クラッ
チ9が設けられている。前進クラッチ8及び後進クラッ
チ9と出力軸3bとの間には図示しないギヤ列がそれぞ
れ設けられ、各クラッチ8,9及び各ギヤ列を介して入
力軸3aの回転が出力軸3bに伝達される。両クラッチ
8,9には油圧式のクラッチ、この実施の形態では湿式
多板クラッチが使用されている。前進クラッチ8は、入
力軸3aと一体回転するディスク8aと、入力軸3aに
対して回転不能かつスラスト方向に移動可能に設けられ
たブレーキパッド8bとを備えている。ブレーキパッド
8bは、図示しないばねのばね力によりディスク8aか
ら離間する方向に付勢されている。ディスク8aとブレ
ーキパッド8bとの係合圧は、受圧室8c内の油圧力に
よって調節可能に、かつ受圧室8c内の油圧力を高める
と大きくなる。同様に、後進クラッチ9は、入力軸3a
と一体回転するディスク9aと、入力軸3aに対して回
転不能かつスラスト方向に移動可能に設けられたブレー
キパッド9bとを備えている。ブレーキパッド9bは、
図示しないばねのばね力によりディスク9aから離間す
る方向に付勢されている。ディスク9aとブレーキパッ
ド9bとの係合圧は、受圧室9c内の油圧力によって調
節可能に、かつ受圧室9c内の油圧力を高めると大きく
なる。前進クラッチ8及び後進クラッチ9は、前進クラ
ッチバルブ10及び後進クラッチバルブ11を介して受
圧室8c,9cに供給される油圧により受圧室8c,9
c内の油圧力を制御される。前進クラッチバルブ10及
び後進クラッチバルブ11は、ソレノイドへの通電量に
比例した開度となる比例ソレノイド弁で構成されてい
る。前進クラッチ8及び前進クラッチバルブ10は前進
クラッチ手段38を構成する。後進クラッチ9及び後進
クラッチバルブ11は後進クラッチ手段39を構成す
る。
【0028】変速機3の出力軸3bには駐車ブレーキ1
2が設けられている。即ち、駐車ブレーキ12は変速機
3に組み込まれている。駐車ブレーキ12は、走行用出
力軸としての出力軸3bと一体回転するディスク12a
と、出力軸3bに対して回転不能かつスラスト方向に移
動可能に設けられたブレーキパッド12bとを備えてい
る。ブレーキパッド12bは、図示しないばねのばね力
によりディスク12aに圧接される方向に付勢されて制
動のための係合圧を発生させる。ディスク12aとブレ
ーキパッド12bとの係合圧は、受圧室12c内の油圧
力によって調節可能に、かつ受圧室12c内の油圧力を
高めると小さくなる。駐車ブレーキ12は、ブレーキ用
バルブ13を介して受圧室12cに供給される油圧によ
り受圧室12c内の油圧力を制御される。ブレーキ用バ
ルブ13は、ソレノイドへの通電量に比例した開度とな
る比例ソレノイド弁で構成されている。駐車ブレーキ1
2及びブレーキ用バルブ13は駐車ブレーキ手段40を
構成する。
【0029】図1では、トルクコンバータ2、変速機3
及び各バルブ10,11,13が独立して図示されてい
るが、これら各装置は一つのハウジング内に組み込まれ
て、オートマチックトランスミッションを構成してい
る。そして、変速機3には図示しない油圧ポンプが組み
込まれ、その油圧ポンプの吐出油が図示しない流路及び
各バルブ10,11,13を介して各受圧室8c,9
c,12cに供給可能となっている。前記油圧ポンプ
は、エンジン1の回転時に変速機3に伝達される回転力
により駆動されるようになっている。
【0030】エンジン1の出力軸1aには歯車14が一
体回転可能に設けられており、歯車14の歯列の周回軌
跡の近傍には磁気ピックアップからなるエンジン回転数
センサ15が配設されている。エンジン回転数センサ1
5は、歯車14の回転に伴う歯列の移動に基づいて出力
軸1aの回転数に比例したパルス信号を出力する。変速
機3の出力軸3bには歯車16が一体回転可能に設けら
れており、歯車16の歯列の周回軌跡の近傍には磁気ピ
ックアップからなる車速センサ17が配設されている。
車速センサ17は、歯車16の回転に伴う歯列の移動に
基づいて出力軸3bの回転数に比例したパルス信号を出
力する。
【0031】エンジン1により駆動される油圧ポンプ1
8の吐出側には図示しないティルトシリンダ及びリフト
シリンダ20が図示しない管路等を介して接続されてい
る。ティルトシリンダはマスト21を傾動させるもので
あり、リフトシリンダ20はフォーク19を昇降させる
ものである。リフトシリンダ20には圧力センサ22が
設けられている。圧力センサ22は、リフトシリンダ2
0の内部の油圧を検出してフォーク19の積載荷重に対
応した検出信号を出力する。
【0032】運転室の床にはアクセル操作手段としての
アクセルペダル23と、インチング操作手段としてのイ
ンチングペダル24と、ブレーキペダル25とが設けら
れている。インチングペダル24は、荷役作業を行ない
ながらフォークリフトの微速走行を行う際に、クラッチ
を半係合状態(半クラッチ状態)にするために使用する
ものである。そして、ブレーキペダル25の踏み込み操
作は、インチングペダル24と独立しているが、インチ
ングペダル24の踏み込み操作は、途中からブレーキペ
ダル25と連動するようになっている。即ち、インチン
グペダル24は、インチング位置に達するまで及びイン
チング位置においてはブレーキペダル25と独立して移
動(操作)されるが、インチング位置を過ぎるとブレー
キペダル25がインチングペダル24と一体に移動する
ようになっている。
【0033】アクセルペダル23が操作されたか否かを
検出するアクセル操作検出手段としてのアクセルセンサ
26は、アクセルペダル23の操作量に比例したアクセ
ル信号を制御装置31に出力する。インチングペダル2
4がインチング位置にあるか否かは、インチング操作検
出手段としてのインチングスイッチ27により検出され
る。インチングペダル24がインチング位置にある場
合、インチングスイッチ27はインチングペダル24の
操作量に比例したインチング信号を制御装置31に出力
する。ブレーキペダル25が操作されたか否かは、ブレ
ーキ操作検出手段としてのブレーキスイッチ28により
検出される。ブレーキペダル25が操作された場合、ブ
レーキスイッチ28はブレーキ信号を制御装置31に出
力する。
【0034】運転室の前部には前後進切換え操作手段と
してのシフトレバー(前後進レバー)29が設けられて
いる。シフトレバー29の切り換え位置はシフトスイッ
チ30によって検出される。シフト状態検出手段として
のシフトスイッチ30は、シフトレバー29が前進位置
(Fシフト)、後進位置(Rシフト)及び中立位置(N
シフト)のいずれにあるかを検出する。Fシフトの場
合、シフトスイッチ30はFシフト信号を制御装置31
に出力する。Rシフトの場合、シフトスイッチ30はR
シフト信号を制御装置31に出力し、Nシフトの場合、
シフトスイッチ30はNシフト信号を制御装置31に出
力する。
【0035】次に、スロットルアクチュエータ7、前進
クラッチバルブ10、後進クラッチバルブ11及びブレ
ーキ用バルブ13を駆動制御するための電気的構成を説
明する。
【0036】制御装置31は、中央処理装置(以下、C
PUという)32、読出し専用メモリ(ROM)33、
読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)34、入力イ
ンタフェース35及び出力インタフェース36を備えて
いる。ROM33には所定の制御プログラムや制御プロ
グラムを実行する際に必要な各種データ等が記憶されて
いる。RAM34にはCPU32の演算結果等が一時記
憶される。CPU32はROM33に記憶された制御プ
ログラムに基づいて作動する。
【0037】エンジン回転数センサ15、車速センサ1
7、インチングスイッチ27、ブレーキスイッチ28及
びシフトスイッチ30は、入力インタフェース35を介
してCPU32に接続されている。圧力センサ22及び
アクセルセンサ26は図示しないA/D変換器(アナロ
グ・ディジタル変換器)及び入力インタフェース35を
介してCPU32に接続されている。
【0038】CPU32は、出力インタフェース36及
び図示しない駆動回路を介してスロットルアクチュエー
タ7、前進クラッチバルブ10、後進クラッチバルブ1
1及びブレーキ用バルブ13にそれぞれ接続されてい
る。CPU32は、各センサ15,17,22,26及
び各スイッチ27,28,30の出力信号を入力すると
ともに、ROM33に記憶された各種制御プログラムに
従って動作し、スロットルアクチュエータ7及び各バル
ブ8,9,13への制御指令信号を出力する。
【0039】CPU32は、アクセルペダル23の操作
量に対する目標エンジン回転数になるようにスロットル
アクチュエータ7を制御する。CPU32は、インチン
グスイッチ27からのインチング操作信号と、シフトス
イッチ30のシフト信号とに基づいて両クラッチバルブ
10,11を制御する。ブレーキペダル25が連動しな
い場合、CPU32は、シフトレバー29が操作された
進行方向に対応するクラッチを半係合状態とするように
両クラッチバルブ10,11の一方を制御する。図3
は、インチングペダル24の踏み込み量と、前進クラッ
チ8及び後進クラッチ9における係合圧との関係を示す
グラフである。曲線D1は、車両の進行方向に対応する
クラッチの係合圧状態を示し、曲線D2は、車両の進行
方向に対応するクラッチとは異なる方のクラッチの係合
圧状態を示す。曲線D3は、ブレーキペダル25が連動
したときの両クラッチ8,9における係合圧状態を示
す。
【0040】CPU32は、車速センサ17の検出信号
に基づいて車速が停止車速以下か否かを判断し、車速が
停止車速以下で、ブレーキスイッチ28からブレーキペ
ダル25の操作検出信号を入力した状態が所定時間(例
えば、0.5秒程度)継続したとき、駐車ブレーキ12
が制動状態となるようにブレーキ用バルブ13を制御す
る。このとき、CPU32は、シフトレバー29の操作
位置には関係なく、駐車ブレーキ12が制動状態となる
ように作動させる。停止車速とは車速センサ17で零と
判断される程度の低速を意味し、例えば、秒速数cm程
度である。
【0041】CPU32は、アクセルセンサ26の出力
信号の入力に基づき、アクセルペダル23の操作量に対
応したスロットル開度となるようにスロットルアクチュ
エータ7を制御する。エンジン1はスロットル開度に対
応したエンジン回転数で回転される。エンジン1の回転
により油圧ポンプ18が駆動され、リフトシリンダ20
に作動油が供給可能な状態になる。また、エンジン1の
回転は出力軸1a及びトルクコンバータ2を介して変速
機3に伝達される。
【0042】シフトレバー29が中立位置に操作された
状態では、両クラッチバルブ10,11は、受圧室8
c,9cに油圧を供給しない状態に保持される。この状
態では、両クラッチ8,9は非係合状態に保持され、エ
ンジン1の回転は変速機3の出力軸3bに伝達されな
い。シフトレバー29が前進位置に操作された状態で
は、前進クラッチバルブ10は、受圧室8cに油圧を供
給可能な状態にされる。この状態では、前進クラッチ8
が係合状態となり、エンジン1の回転が前進クラッチ8
を介して出力軸3bに伝達される状態となる。シフトレ
バー29が後進位置に操作された状態では、後進クラッ
チバルブ11は受圧室9cに油圧を供給可能な状態にさ
れる。この状態では、後進クラッチ9が係合状態とな
り、エンジン1の回転が後進クラッチ9を介して出力軸
3bに伝達される状態となる。
【0043】フォークリフトを低速で走行させながら荷
役作業を行なうため、運転者がインチングペダル24を
インチング位置へ操作すると、インチングスイッチ27
からインチング操作信号が出力される。CPU32は、
インチング操作信号を入力すると、シフトスイッチ30
で選択されているクラッチ、例えば前進クラッチ8を半
クラッチ状態にするため、前進クラッチバルブ10の開
度を所定の開度にする制御信号を前進クラッチバルブ1
0に出力する。その結果、エンジン1の回転を荷役作業
に合わせ上昇させても、変速機3の出力軸3bへの伝達
量が少なくなって、フォークリフトは低速走行する。
【0044】フォークリフトの走行中は駐車ブレーキ1
2の受圧室12cに油圧が供給される状態にブレーキ用
バルブ13が切り換えられる。従って、駐車ブレーキ1
2のブレーキパッド12bが受圧室12cの油圧力によ
ってばね力に抗して制動解除位置に保持される。
【0045】フォークリフトを停止させるため、運転者
がブレーキペダル25を操作するか、インチングペダル
24をインチング位置より余分に操作すると、ブレーキ
ペダル25が制動位置に操作され、ブレーキスイッチ2
8からブレーキ操作信号が出力される。CPU32は車
速センサ17からの所定時間当たりの出力パルス数をカ
ウントして車速を演算し、車速が停止車速以下の状態
で、かつブレーキ操作信号を入力した状態が所定時間
(例えば0.5秒程度)以上継続したと判断すると、ブ
レーキ用バルブ13に駐車指令信号を出力する。駐車指
令信号は、駐車ブレーキ12の受圧室12cに油圧が供
給されない状態にブレーキ用バルブ13を切り換えるた
めの信号である。ブレーキ用バルブ13に駐車指令信号
が出力されると、ブレーキパッド12bがばね力によっ
てディスク12aに圧接される制動位置に配置され、駐
車ブレーキ12が制動状態となる。従って、運転者がフ
ォークリフトを停止させるため、ブレーキペダル25又
はインチングペダル24を操作すると、フォークリフト
が停止した状態で自動的に駐車ブレーキ12が制動解除
状態から制動状態に切り換えられる。
【0046】インチングペダル24又はブレーキペダル
25を操作して、フォークリフトの減速操作を行なって
いる途中で、車速が停止車速になる前にブレーキ操作を
停止すると、車速が停止車速以下に達しても、CPU3
2にはその状態でブレーキ操作信号が入力されないた
め、ブレーキ用バルブ13に駐車指令信号は出力されな
い。
【0047】駐車ブレーキ12が制動状態に保持された
状態において、シフトレバー29が前進位置又は後進位
置に配置された状態、即ちシフトレバー29が中立位置
にない状態で、アクセルセンサ26からアクセルON信
号が出力されたする。すると、CPU32は、ブレーキ
用バルブ13に駐車解除指令信号を出力し、駐車ブレー
キ12の制動状態が解除される。
【0048】以上のような制御を行なうCPU32には
クリープ車速指定スイッチ37が信号接続されている。
クリープ車速指定スイッチ37は、トルクコンバータ2
のクリープを利用した車両のクリープ走行時の車速を指
定するものである。CPU32は、クリープ車速指定ス
イッチ37によって指定された目標クリープ車速をRA
M34に記憶させる。
【0049】図4は、制御装置31によって遂行される
クリープ走行制御プログラムを表すフローチャートであ
る。以下、このフローチャートに基づいてクリープ走行
制御を説明する。
【0050】クリープ車速指定スイッチ37の操作によ
って新たな目標クリープ車速の指定が行われると、制御
装置31は、クリープ車速指定スイッチ37によって新
たに指定された目標クリープ車速VcをRAM34に記
憶されている目標クリープ車速に代えて記憶させる。ク
リープ車速指定スイッチ37の操作による新たな目標ク
リープ車速の指定が行われなければ、RAM34に記憶
されている目標クリープ車速Vcが記憶保持される。
【0051】シフトスイッチ30がFシフト信号又はR
シフト信号を出力するF/Rシフト状態にあり、かつイ
ンチングスイッチ27がインチング信号を出力しない非
インチング状態にあり、かつアクセルセンサ26がアク
セル信号を出力しないアクセルOFF状態にあるとす
る。このような状態の場合、制御装置31は、クリープ
走行状態との判定を行なう。クリープ走行状態との判定
を行なった場合、制御装置31は、前進クラッチ8及び
後進クラッチ9を共に係合状態とするF/R同時係合圧
制御を行なう。F/R同時係合圧制御は、前進クラッチ
8及び後進クラッチ9のうちの車両の走行をもたらす係
合状態にある方とは異なる方の係合圧を目標クリープ車
速Vcをもたらすように調整する制御状態である。即
ち、Fシフト信号を出力するシフト状態では、前進クラ
ッチ8における係合圧が通常走行時の定常係合圧に維持
された状態に制御され、かつ後進クラッチ9における係
合圧が目標クリープ車速Vcをもたらすように制御され
る。Rシフト信号を出力するシフト状態では、後進クラ
ッチ9における係合圧が通常走行時の定常係合圧に維持
された状態に制御され、かつ前進クラッチ8における係
合圧が目標クリープ車速Vcをもたらすように制御され
る。制御装置31は、車速センサ17から得られる検出
車速Vxと目標クリープ車速Vcとの比較を行なう。前
進走行状態であって検出車速Vxが目標クリープ車速V
cよりも大きい場合には、制御装置31は、後進クラッ
チ9の係合圧を増圧するように制御する。後進走行状態
であって検出車速Vxが目標クリープ車速Vcよりも大
きい場合には、制御装置31は、前進クラッチ8の係合
圧を増圧するように制御する。前進走行状態であって検
出車速Vxが目標クリープ車速Vcよりも小さい場合に
は、制御装置31は、後進クラッチ9の係合圧を減圧す
るように制御する。後進走行状態であって検出車速Vx
が目標クリープ車速Vcよりも小さい場合には、制御装
置31は、前進クラッチ8の係合圧を減圧するように制
御する。
【0052】シフトスイッチ30がNシフト状態、イン
チングスイッチ27がインチング信号を出力するインチ
ング状態、又はアクセルセンサ26がアクセル信号を出
力するアクセルON状態のいずれか1つでも生じた場
合、制御装置31はF/R同時係合圧制御を停止する。
【0053】図2は、第1の実施の形態に具体化した発
明の概念構成を説明する概念構成図である。クリープ車
速指定手段41は、車両のクリープ走行時の目標クリー
プ車速Vcを指定する。第1の実施の形態ではクリープ
車速指定スイッチ37がクリープ車速指定手段となる。
クリープ車速調整手段42は、車両のクリープ走行時の
車速を調整する。第1の実施の形態では前進クラッチ手
段38及び後進クラッチ手段39がクリープ車速調整手
段を構成する。クリープ走行判定手段43は、車両がク
リープ走行状態か否かを判定する。第1の実施の形態で
は制御装置31がクリープ走行判定手段となる。クリー
プ車速設定制御手段44は、クリープ走行判定手段43
がクリープ走行状態との判定を行なったときには、クリ
ープ車速指定手段41によって指定された目標クリープ
車速Vcをもたらすようにクリープ車速調整手段42の
クリープ車速調整状態を制御する。第1の実施の形態で
は制御装置31がクリープ車速設定制御手段となる。車
速検出手段45は車両の走行速度を検出する。第1の実
施の形態では車速センサ17が車速検出手段となる。
【0054】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)車両がクリープ走行状態になったときには、前
進クラッチ手段38及び後進クラッチ手段39から構成
されるクリープ車速調整手段42は、指定された目標ク
リープ車速をもたらすクリープ車速調整状態へ移行して
ゆく。従って、クリープ走行時の車速Vxは、指定され
た所望の目標クリープ車速Vcへ移行してゆく。車両の
運転者は、クリープ車速指定スイッチ37の指定可能な
範囲内で所望のクリープ車速を自由に選択でき、運転者
にとって望ましいクリープ走行が実現される。
【0055】(1-2)車速センサ17によって検出され
た検出車速Vxと目標クリープ車速Vcとの比較に基づ
くフィードバック制御は、所望の目標クリープ車速Vc
による精度の高いクリープ走行をもたらす。
【0056】(1-3)前進クラッチ手段38及び後進ク
ラッチ手段39のうちの車両の走行をもたらしている方
とは異なる方の係合圧を調整すれば、車両の走行に対す
る制動力を調整することができる。前進クラッチ手段3
8及び後進クラッチ手段39によるこのような制動力調
整を利用して目標クリープ車速Vcをもたらす構成は、
目標クリープ車速の調整を行なう上で好適である。
【0057】次に、図5及び図6の第2の実施の形態を
説明する。装置構成は第1の実施の形態と同じである
が、制御装置31におけるクリープ走行制御が第1の実
施の形態の場合と異なる。図5及び図6は、制御装置3
1によって遂行されるクリープ走行制御プログラムを表
すフローチャートである。
【0058】この実施の形態では、検出車速Vxと目標
クリープ車速Vcとの差(Vx−Vc)が所定速度差
(−ΔV1)(ΔV1は正の値)以下の場合には、制御
装置31はクリープ走行用エンジン回転数上昇制御を行
なう。クリープ走行用エンジン回転数上昇制御は、クリ
ープ走行時にスロットルアクチュエータ7の作動を制御
してエンジン回転数を高める制御である。検出車速Vx
と目標クリープ車速Vcとの差(Vx−Vc)が所定速
度差(−ΔV1)を越えれば、制御装置31はクリープ
走行用エンジン回転数上昇制御を停止する。又、検出車
速Vxと目標クリープ車速Vcとの差(Vx−Vc)が
所定速度差ΔV2(ΔV2は正の値)以上の場合には、
制御装置31はPB係合圧制御を行なう。PB係合圧制
御は、クリープ走行時に駐車ブレーキ12における係合
圧を調整して車両の走行に制動を掛ける制御である。検
出車速Vxと目標クリープ車速Vcとの差(Vx−V
c)が所定速度差ΔV2を下回れば、制御装置31はP
B係合圧制御を停止する。
【0059】第2の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (2-1)車両が上り坂を走行する際に実際の車速Vxが
目標クリープ車速Vcから遅くなり過ぎるおそれがあ
る。クリープ走行用エンジン回転数上昇制御は、実際の
車速Vxが目標クリープ車速Vcから遅くなり過ぎない
ようにする上で有効である。
【0060】(2-2)車両が下り坂を走行する際に実際
の車速Vxが目標クリープ車速Vcより速くなり過ぎる
おそれがある。PB係合圧制御は、実際の車速Vxが目
標クリープ車速Vcより速くなり過ぎないようにする上
で有効である。
【0061】次に、図7及び図8の第3の実施の形態を
説明する。装置構成は第1の実施の形態と同じである
が、制御装置31におけるクリープ走行制御が第1の実
施の形態の場合と異なる。図8は、制御装置31によっ
て遂行されるクリープ走行制御プログラムを表すフロー
チャートである。
【0062】シフトスイッチ30がFシフト信号又はR
シフト信号を出力するF/Rシフト状態にあり、かつイ
ンチングスイッチ27がインチング信号を出力しない非
インチング状態にあり、かつアクセルセンサ26がアク
セル信号を出力しないアクセルOFF状態にあるとす
る。このような状態の場合、制御装置31は、クリープ
走行状態との判定を行なう。クリープ走行状態との判定
を行なった場合、かつクリープ車速指定スイッチ37に
よって指定された目標クリープ車速Vcが零の場合、制
御装置31は、前進クラッチ8及び後進クラッチ9を共
に係合状態とするF/R同時係合圧制御を行なって車両
の走行速度を零にする。F/R同時係合圧制御によって
車両の走行速度が零になった直後、制御装置31は駐車
制御を行なう。駐車制御は、駐車ブレーキ12における
係合圧を駐車用の係合圧に調整する制御である。
【0063】駐車制御後、アクセルセンサ26がアクセ
ル信号を出力しないアクセルOFF状態にある限り制御
装置31は駐車制御の停止による駐車解除を行わない。
アクセルセンサ26がアクセル信号を出力するアクセル
ON状態になると、制御装置31は駐車制御を停止して
駐車解除する。
【0064】図7は、第3の実施の形態に具体化した発
明の概念構成を説明する概念構成図である。駐車ブレー
キ手段40は、車両に制動作用を付与して発進不能に保
持する駐車状態と、前記制動作用を解除して車両の発進
を可能にする駐車解除状態とに切り換えられる。アクセ
ル操作検出手段46はアクセル操作の有無を検出する。
第3の実施の形態ではアクセルセンサ26がアクセル操
作検出手段となる。クリープ車速設定制御手段47は、
クリープ車速指定手段41が目標クリープ車速零を指定
したとき、かつクリープ走行判定手段43がクリープ走
行状態との判定を行なったときには、クリープ車速調整
手段42のクリープ車速調整状態を制御して車速零とし
た後に駐車ブレーキ手段40を駐車状態とする。そし
て、クリープ車速設定制御手段47は、アクセル操作検
出手段46がアクセル操作有を検出するまで駐車ブレー
キ手段40の駐車状態の解除を禁止する。第3の実施の
形態では制御装置31がクリープ車速設定制御手段とな
る。その他は第1の実施の形態の場合と同じである。
【0065】第3の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (3-1)目標クリープ車速を零と指定すれば、クリープ
走行判定手段である制御装置31がクリープ走行状態と
の判定を行なったときの車両を駐車ブレーキ12の駐車
状態によって停止保持する。この停止保持状態はアクセ
ルペダル23の踏み込みによる非クリープ走行状態にな
らない限り解除されない。従って、クリープ車速零の状
態が保障される。
【0066】次に、図9〜図12の第4の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。制御装置31には疑似ダイナミック制動
モード指定スイッチ48が信号接続されている。疑似ダ
イナミック制動モード指定スイッチ48は、車両の走行
中にアクセルペダル23の踏み込みを無しにしたときの
疑似ダイナミック制動モードを指定するものである。疑
似ダイナミック制動モードは、前進クラッチ8及び後進
クラッチ9のうちの車両の走行をもたらす係合状態にあ
る方とは異なる方の係合圧を調整する状態である。この
係合圧が強いほど車両の減速度が大きくなる。CPU3
2は、疑似ダイナミック制動モード指定スイッチ48に
よって指定された疑似ダイナミック制動モードをRAM
34に記憶させる。CPU32は、車両の走行中にアク
セルペダル23の踏み込みを無しにしたときのアクセル
センサ26のOFFに基づいて、指定された疑似ダイナ
ミック制動モードをもたらす制御を行なう。
【0067】図12は、制御装置31によって遂行され
るクリープ走行制御プログラムを表すフローチャートで
ある。以下、このフローチャートに基づいてクリープ走
行制御を説明する。
【0068】シフトスイッチ30がNシフト信号を出力
するNシフト状態、インチングスイッチ27がインチン
グ信号を出力するインチング状態、又はアクセルセンサ
26がアクセル信号を出力するアクセルON状態にある
とする。このような状態の場合、制御装置31は、非ク
リープ走行状態との判定を行なう。非クリープ走行状態
との判定を行なった場合、制御装置31は、疑似ダイナ
ミック制動モードの制御を許容する。このような状態の
ときにアクセルペダル23が踏み込み有りの状態から踏
み込み無しの状態になったとする。即ち、アクセルセン
サ26がアクセル信号を出力するアクセルON状態から
アクセル信号を出力しないアクセルOFF状態になった
とする。すると、制御装置31は、疑似ダイナミック制
動モード指定スイッチ48によって指定された疑似ダイ
ナミック制動モードをもたらすように前進クラッチ8又
は後進クラッチ9の係合圧を調整する制御を行なう。こ
れにより車両は指定された疑似ダイナミック制動モード
で減速する。
【0069】シフトスイッチ30がFシフト信号又はR
シフト信号を出力するF/Rシフト状態にあり、かつイ
ンチングスイッチ27がインチング信号を出力しない非
インチング状態にあり、かつアクセルセンサ26がアク
セル信号を出力しないアクセルOFF状態にあるとす
る。このような状態の場合、制御装置31は、予め設定
れた基準車速Voと、車速センサ17によって検出され
た検出車速Vxとの大小比較を行なう。検出車速Vxが
基準車速Vo以下の場合、制御装置31は疑似ダイナミ
ック制動モードの制御を禁止する。さらに、制御装置3
1は、予め設定された基準車速Voと、車速センサ17
によって検出された検出車速Vxとの大小比較を行な
い、検出車速Vxが増速しながら基準車速Voを越えた
場合、制御装置31はクリープ走行状態との判定を行な
う。検出車速Vxが増速しない、あるいは検出車速Vx
が基準車速Voを越えない場合、制御装置31は、非ク
リープ走行状態との判定を行なうが、疑似ダイナミック
制動モードの制御は禁止する。クリープ走行状態との判
定を行なった場合、制御装置31は、疑似ダイナミック
制動モードの制御を禁止する。
【0070】図10は、第4の実施の形態に具体化した
発明の概念構成を説明する概念構成図である。疑似ダイ
ナミック制動モード指定手段53は、車両の走行中にア
クセルペダルの踏み込みを無しにしたときの疑似ダイナ
ミック制動モードを指定する。第4の実施の形態では疑
似ダイナミック制動モード指定スイッチ48が疑似ダイ
ナミック制動モード指定手段になる。判断手段49は、
車速検出手段45によって得られた車速情報に基づいて
車速が増速しつつ所定速度(基準車速Vo)を越える特
定走行状態か否かを判断する。第4の実施の形態では制
御装置31が判断手段となる。クリープ走行判定手段5
0は、判断手段49が前記特定走行状態との判断をした
ときには、クリープ走行状態か否かを判定する。第4の
実施の形態では制御装置31がクリープ走行判定手段と
なる。制動手段51は、車両の走行に制動を掛けるため
のものである。第4の実施の形態では前進クラッチ手段
38及び後進クラッチ手段39が制動手段となる。制動
制御手段52は、制動手段51の制動状態を制御すると
共に、クリープ走行判定手段50がクリープ走行状態と
の判定を行なったときには制動手段51による制動を禁
止する。第4の実施の形態では制御装置31が制動制御
手段となる。インチング操作検出手段54は、インチン
グ操作の有無を検出する。第4の実施の形態ではインチ
ングスイッチ27がインチング操作検出手段となる。シ
フト状態検出手段55は、前進、後進及び中立のいずれ
かのシフト状態を検出する。第4の実施の形態ではシフ
トスイッチ30がシフト状態検出手段となる。
【0071】第4の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (4-1)図11(a)の曲線E1及び図11(b)の曲
線E2は、車両の走行速度を表す。横軸tは時間、縦軸
は車速を表す。Vcはトルクコンバータ2のクリープ現
象のみを利用したクリープ車速を表し、Voは基準車速
を表す。図11(a)では車両の走行中にアクセルペダ
ル23を踏み込み無しとした場合を想定している。アク
セルペダル23の踏み込みを無しとした時点t1から疑
似ダイナミック制動モード制御が行われ、車速が基準車
速Vo以下になった時点t2で疑似ダイナミック制動モ
ード制御が停止される。基準車速Voはクリープ車速V
cよりも小さく設定されており、疑似ダイナミック制動
モード制御の停止後では車速がクリープ車速Vcに向け
て上昇する。車速が基準車速Voを越えた時点t3でク
リープ走行状態との判定が行われ、疑似ダイナミック制
動モード制御が禁止される。図11(b)では停止車両
がクリープ走行によって発進した場合を想定している。
車速が基準車速Vo以下の間は疑似ダイナミック制動モ
ード制御が禁止されており、車速が基準車速Voを越え
た時点t4でクリープ走行状態との判定が行われ、疑似
ダイナミック制動モード制御が禁止される。
【0072】微速走行状態であるクリープ走行状態にお
いて疑似ダイナミック制動モード制御が行われると、フ
ィーリングの悪いクリープ走行となってしまうおそれが
ある。制動手段による制動付与となる疑似ダイナミック
制動モード制御をクリープ走行時には行わせない構成
は、フィーリングの良いクリープ走行を保障する。
【0073】(4-2)アクセルペダル23を踏み込んで
車両を走行させているときにアクセルペダル23の踏み
込みを無くすと、疑似ダイナミック制動モード制御が行
われる。疑似ダイナミック制動モード制御によって車速
が低下し過ぎると、フィーリングの悪い微速走行となっ
てしまうおそれがある。基準速度Vo以下では疑似ダイ
ナミック制動モード制御を禁止する構成は、非クリープ
走行状態でのフィーリングの良い微速走行を保障する。
【0074】(4-3)車両の走行中にアクセルペダル2
3の踏み込み有りの状態から踏み込み無しの状態への移
行に伴って行われる疑似ダイナミック制動モード制御
は、疑似ダイナミック制動モード指定スイッチ48の指
定操作によって選択可能である。このような選択は、疑
似ダイナミック制動モード制御による所望の減速度の達
成を可能にする。
【0075】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)第1〜第3の実施の形態において、クリープ車速
調整手段として駐車ブレーキ手段40を用いること。 (2)第1〜第3の実施の形態において、前進クラッチ
手段38、後進クラッチ手段39及び駐車ブレーキ手段
40をいずれもクリープ車速調整手段として用いるこ
と。 (3)第4の実施の形態において、制動手段として駐車
ブレーキ手段40を用いること。 (4)第4の実施の形態において、前進クラッチ手段3
8、後進クラッチ手段39及び駐車ブレーキ手段40を
いずれも制動手段として用いること。 (5)第4の実施の形態において、車両のクリープ走行
時のクリープ車速を第1〜第3の実施の形態と同様に指
定できるようにすること。 (6)第1〜第3の実施の形態において、クリープ走行
状態か否かの判定の仕方として第4の実施の形態の判定
の仕方を用いること。 (7)エンジン1の回転をトルクコンバータ2を介して
変速機3に伝達する構成に代えて、トルクコンバータ2
を介さずに直接又はクラッチを介して変速機3に伝達す
るようにした産業車両に本発明を適用すること。 (8)フォークリフトに限らず、荷役作業用の油圧機器
を備えた他の産業車両、例えばショベルローダ等に本発
明を適用すること。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
6の発明では、クリープ走行時の車速を所望の車速に設
定して望ましいクリープ走行を実現し得るという優れた
効果を奏する。
【0077】請求項7〜請求項12の発明では、車両の
特定走行状態のときにクリープ走行状態か否かを判定
し、クリープ走行状態との判定のときには制動手段によ
る制動を禁止するようにしたので、フィーリングの良い
クリープ走行を実現し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の概略構成図。
【図2】第1の実施の形態に具体化した発明の概念構成
図。
【図3】インチングペダルの踏み込み量と、前進クラッ
チ及び後進クラッチにおける係合圧との関係を示すグラ
フ。
【図4】クリープ走行制御プログラムを表すフローチャ
ート。
【図5】第2の実施の形態を示すクリープ走行制御プロ
グラムを表すフローチャート。
【図6】第2の実施の形態を示すクリープ走行制御プロ
グラムを表すフローチャート。
【図7】第3の実施の形態に具体化した発明の概念構成
図。
【図8】クリープ走行制御プログラムを表すフローチャ
ート。
【図9】第4の実施の形態の概略構成図。
【図10】第4の実施の形態に具体化した発明の概念構
成図。
【図11】(a),(b)はいずれもクリープ走行判定
を説明するグラフ。
【図12】クリープ走行制御プログラムを表すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…エンジン。2…トルクコンバータ。3b…走行用出
力軸としての出力軸。8…前進クラッチ手段を構成する
前進クラッチ。9…後進クラッチ手段を構成する後進ク
ラッチ。10…前進クラッチ手段を構成する前進クラッ
チバルブ。11…後進クラッチ手段を構成する後進クラ
ッチバルブ。12…駐車ブレーキ手段を構成する駐車ブ
レーキ。13…駐車ブレーキ手段を構成するブレーキ用
バルブ。17…車速検出手段としての車速センサ。23
…アクセル操作手段としてのアクセルペダル。24…イ
ンチング操作手段としてのインチングペダル。26…ア
クセル操作検出手段としてのアクセルセンサ。27…イ
ンチング操作検出手段としてのインチングスイッチ。2
9…前後進切換え操作手段としてのシフトレバー。30
…シフト状態検出手段としてのシフトスイッチ。31…
クリープ走行判定手段、クリープ車速設定制御手段、判
断手段及び制動制御手段としての制御装置。37…クリ
ープ車速指定手段としてのクリープ車速指定スイッチ。
38…クリープ車速調整手段及び制動手段としての前進
クラッチ手段。39…クリープ車速調整手段及び制動手
段としての後進クラッチ手段。40…駐車ブレーキ手
段。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のクリープ走行時の目標クリープ車速
    を指定するクリープ車速指定手段と、 車両のクリープ走行時の車速を調整するクリープ車速調
    整手段と、 車両がクリープ走行状態か否かを判定するクリープ走行
    判定手段と、 前記クリープ走行判定手段がクリープ走行状態との判定
    を行なったときには、前記クリープ車速指定手段によっ
    て指定された目標クリープ車速をもたらすように前記ク
    リープ車速調整手段のクリープ車速調整状態を制御する
    クリープ車速設定制御手段とを備えた産業車両のクリー
    プ走行制御装置。
  2. 【請求項2】車両の走行速度を検出する車速検出手段を
    備え、前記クリープ車速設定制御手段は、前記車速検出
    手段によって検出された検出車速と、前記クリープ車速
    指定手段によって指定された目標クリープ車速との比較
    に基づいて、前記検出車速を前記指定された目標クリー
    プ車速へ収束するように前記クリープ車速調整手段のク
    リープ車速調整状態を制御する請求項1に記載の産業車
    両のクリープ走行制御装置。
  3. 【請求項3】エンジンの出力を走行用出力軸に伝える係
    合圧調整可能な前進クラッチ手段と、エンジンの出力を
    前記走行用出力軸に伝える係合圧調整可能な後進クラッ
    チ手段とを備え、前記クリープ車速調整手段のクリープ
    車速調整状態は、前記前進クラッチ手段及び前記後進ク
    ラッチ手段のうちの車両の走行をもたらす係合状態にあ
    る方とは異なる方の係合圧を調整する状態である請求項
    1及び請求項2のいずれか1項に記載の産業車両のクリ
    ープ走行制御装置。
  4. 【請求項4】前記クリープ車速指定手段によって指定さ
    れる目標クリープ車速は車速零を含む請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項に記載の産業車両のクリープ走行制
    御装置。
  5. 【請求項5】車両に制動作用を付与して発進不能に保持
    する駐車状態と、前記制動作用を解除して車両の発進を
    可能にする駐車解除状態とに切り換えられる駐車ブレー
    キ手段と、アクセル操作の有無を検出するアクセル操作
    検出手段とを備え、前記クリープ車速指定手段が目標ク
    リープ車速零を指定したとき、かつ前記クリープ走行判
    定手段がクリープ走行状態との判定を行なったときに
    は、前記クリープ車速設定制御手段は、前記クリープ車
    速調整手段のクリープ車速調整状態を制御して車速零と
    した後に前記駐車ブレーキ手段を駐車状態とし、前記ア
    クセル操作検出手段がアクセル操作有を検出するまで前
    記駐車ブレーキ手段の駐車状態の解除を禁止する請求項
    4に記載の産業車両のクリープ走行制御装置。
  6. 【請求項6】産業車両は、エンジンの出力を伝えるトル
    クコンバータを備えている請求項1乃至請求項5のいず
    れか1項に記載の産業車両のクリープ走行制御装置。
  7. 【請求項7】車両の走行速度を検出する車速検出手段
    と、 車両の走行に制動を掛けるための制動手段と、 前記制動手段の制動状態を制御するための制動制御手段
    と、 前記車速検出手段によって得られた車速情報に基づいて
    車速が増速しつつ所定速度を越える特定走行状態か否か
    を判断する判断手段と、 クリープ走行状態か否かの判定を行なうクリープ走行判
    定手段とを備え、 前記クリープ走行判定手段は、前記判断手段が前記特定
    走行状態との判断をしたときには、クリープ走行状態と
    の判定を行なう上で前記特定走行状態を必須要件とし、
    前記制動制御手段は、前記クリープ走行判定手段がクリ
    ープ走行状態との判定を行なったときには、前記制動手
    段による制動を禁止する産業車両のクリープ走行制御装
    置。
  8. 【請求項8】前記制動制御手段は、前記車速検出手段が
    前記所定速度以下の車速を検出したときには、前記制動
    手段による制動を禁止する請求項7に記載の産業車両の
    クリープ走行制御装置。
  9. 【請求項9】エンジンの出力を走行用出力軸に伝える係
    合圧調整可能な前進クラッチ手段と、エンジンの出力を
    前記走行用出力軸に伝える係合圧調整可能な後進クラッ
    チ手段とを備え、前記制動手段の制動状態は、前記前進
    クラッチ手段及び前記後進クラッチ手段のうちの車両の
    走行をもたらす係合状態にある方とは異なる方の係合圧
    を調整する疑似ダイナミック制動モードである請求項7
    及び請求項8のいずれか1項に記載の産業車両のクリー
    プ走行制御装置。
  10. 【請求項10】車両の走行中にアクセルペダルの踏み込
    み有りから踏み込み無しにしたときの疑似ダイナミック
    制動モードを指定する疑似ダイナミック制動モード指定
    手段を備えている請求項9に記載の産業車両のクリープ
    走行制御装置。。
  11. 【請求項11】アクセル操作の有無を検出するアクセル
    操作検出手段と、インチング操作の有無を検出するイン
    チング操作検出手段と、前進、後進及び中立のいずれか
    のシフト状態を検出するシフト状態検出手段とを備え、
    前記クリープ走行判定手段は、前記判断手段が前記特定
    走行状態との判断をし、かつ前記アクセル操作検出手段
    がアクセル操作無を検出し、かつ前記インチング操作検
    出手段がインチング操作無を検出し、かつ前記シフト状
    態検出手段が中立のシフト状態を検出したときには、ク
    リープ走行状態との判定を行なう請求項7乃至請求項1
    0のいずれか1項に記載の産業車両のクリープ走行制御
    装置。
  12. 【請求項12】産業車両は、エンジンの出力を伝えるト
    ルクコンバータを備えている請求項7乃至請求項11の
    いずれか1項に記載の産業車両のクリープ走行制御装
    置。
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