JPS63106451A - 車輌用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車輌用自動変速機の油圧制御装置

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JPS63106451A
JPS63106451A JP61250426A JP25042686A JPS63106451A JP S63106451 A JPS63106451 A JP S63106451A JP 61250426 A JP61250426 A JP 61250426A JP 25042686 A JP25042686 A JP 25042686A JP S63106451 A JPS63106451 A JP S63106451A
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boat
valve
shift
gear
brake
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Yuji Kashiwabara
裕司 柏原
Yutaka Taga
豊 多賀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車輌に用いられる自動変速機の油
圧制御装置に係り、特にアイドル運転時のクリープ低減
制御に関連して車輌の後退を阻止するヒルホールド制御
を行う油圧制御装置に係る。
従来の技術 自動車等の車輌に用いられる自動変速機に於ては、車輌
が実質的に停止している信号待ち等のアイドル運転時に
はマニュアルシフトレンジがDレンジであっても歯車変
速装置をニュートラル状態或いはニュートラル状態相当
にすべく前記歯車変速装置の摩擦係合装置のうちのフォ
ワードクラッチを解放或いはフォワードクラッチの係合
圧を前進変速段達成時に比して低くして該フォワードク
ラッチが滑りを生じ得るようにすることにより、或いは
流体式継手のトルク伝達容量を低減せしめることにより
内燃機関の出力トルクが前記歯車変速装置に伝達されな
いようにしてクリープの発生を防止し、更にこの時には
車輌が運転者の意に反して後退することを防止し、坂道
発進が行われにくくなることを回避するために、前記歯
車変速装置の複数個の摩擦係合装置のうちの一つのシフ
ト用ブレーキ、例えばセカンドコーストブレーキを係合
させて前記歯車変速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転
することを阻止すること、即ちヒルホールド制御を行う
ことが既に提案されており、これは特開昭61−554
55号公報に示されている。
発明が解決しようとする問題点 上述の如きヒルホールド制御を行うセカンドコーストブ
レーキの如きシフト用ブレーキの係合圧は、ヒルホール
ド制御時にはライン油圧により定められてよく、これに
対しSレンジ第二速の如き所定の変速段達成時にはライ
ン油圧より低いセカンドコーストモシュレート油圧の如
きライン油圧とは異った油圧により定められることを望
まれる。
本発明は上述の如き要望を満足する油圧制御装置を提供
することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、複数個の摩擦係合
装置の係合と解放により複数個の変速段の間に切換えら
れる歯車変速装置を有し、前記複数個の摩擦係合装置は
、係合することにより前記歯車変速装置の出力軸が出力
後進方向へ回転することを阻止する油圧作動式のシフト
用ブレーキを含んでいる車輌用自動変速機の油圧制御装
置に於て、マニュアルシフトレンジが所定の走行レンジ
に設定されていて車輌が実質的に停止しているアイドル
運転時に於てクリープの発生を防止するクリープ低減制
御を行う時に前記シフト用ブレーキの油圧サーボ室へ所
定の油圧を供給するヒルホールド制御用油路と、所定の
変速段達成時に前記シフト用ブレーキの油圧サーボ室へ
所定の油圧を供給する変速制御用油路と、前記ヒルホー
ルド用油路と前記変速制御用油路のいずれか一方に油圧
が作用している時には他方の閉じるチェック弁とを有す
る油圧制御装置によって達成される。
発明の作用及び効果 上述の如き構成によれば、ヒルホールド制御時と変速制
御時とで互いに異った所望のサーボ油圧をシフト用ブレ
ーキの油圧サーボ室に供給することができ、ヒルホール
ド制御時と変速制御時とでシフト用ブレーキの係合圧を
各々所望値に設定することができる。
実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による油圧制御装置と組合せられて用い
られる車輌用自動変速機の一例を解図的に示している。
車輌用自動変速機10は、それ自身周知とされているも
のであり、原動機である内燃機関100の出力軸102
に駆動連結されたポンプ22とタービン24とステータ
26とを有する三要素一段二相型の一般的な流体式トル
クコンバータ20と、補助変速装置としての歯車変速装
置30とを有しており、歯車変速装置30は流体式トル
クコンバータ20の出力部材であるタービン24に駆動
連結された入力軸32と車輌の図示されていない駆動車
輪に駆動連結された出力軸34とを複数個の変速比のう
ちから選択された一つの変速比をもって駆動連結する複
数個の変速段と入力軸32と出力軸34とを駆動連結関
係より切離す中立段にュートラル)との間に切換えられ
るようになっている。
歯車変速装置30は、オーバドライブ装置としての遊星
歯車装置40を有しており、i!!星歯車装置40は、
入力軸32に連結されたキャリア42と、キャリア42
によって担持されたプラネタリビニオン44と噛合した
サンギア46及びリングギア48と、キャリア48とサ
ンギア46の間に設けられたワンウェイクラッチ(F、
)50と、キャリア48とサンギア46とを選択的にト
ルク伝達関係に接続するODクラッチ(Co)52と、
サンギア46をトランスミッションケースに対し選択的
に固定するODブレーキ(Bo )54とを有しており
、ODクラッチ52の係合によって直結段を達成し、O
Dブレーキ54の係合によって増速段を達成するように
なっている。
歯車変速装置30は遊星歯車装置40とは別に前進三段
後進一段を達成する遊星歯車装置60を有しており、遊
星歯車装置60は、フロントサンギア62及びリアサン
ギア64と、フロントサンギア62とリアサンギア64
とを互いに連結するサンギア軸66と、フロントリング
ギア68及びリアリングギア70と、フロントサンギア
62及びフロントリングギア28とに噛合したフロント
プラネタリビニオン72及び該ビニ、オンを担持したフ
ロントキャリア74と、リアサンギア64とリアリング
ギア70とに噛合したリアプラネタリビニオン76及び
該ビニオンを担持したリアキャリア78と、フロントリ
ングギア68を遊星歯車装置40の出力部材であるリン
グギア48に選択的にトルク伝達関係に接続するフォワ
ードクラッチ(C+ )80と、サンギア軸66をリン
グギア48に選択的にトルク伝達関係に連結するダイレ
クトクラッチ(C2)82と、サンギア軸66を選択的
にトランスミッションケースに対し固定してその回転を
阻止するセカンドコーストブレーキ(B+ )84と、
エンジンドライブ時にのみロック状態になるワンウェイ
クラッチ(F+ )86を介してサンギア軸66に接続
され係合作動することによりサンギア軸66の一方向の
回転を阻止するセカンドブレーキ(B2 )88と、リ
アキャリア78を選択的にトランスミッションケースに
対し固定して該リアキャリアの回転を阻止するファース
ト及リバースブレーキ(B3)90と、リアキャリア7
8とトランスミッションケースとの間に設けられてエン
ジンドライブ時にのみロック状態になるワンウェイクラ
・ノチ(F2)92とを有し、フロントキャリア74と
リアリングギア70とが出力軸34 J、: トルク伝
達関係に固定されており、上述の二つのクラッチ80及
び82と三つのブレーキ84.88.90が次に示され
ている表に従って係合或いは解放されることにより前進
三段後進一段を達成するようになフている。
第1速    ○○xxxxx△XΔ D 第2速    OO×××OXΔΔ×第3速   
 OQ○xxQxΔ×× 0/D          X○00×○××××第1
速    00xxxxxΔ×Δ S 第2速    ooxx○OXΔΔ×第3速   
  ○○oxxox△××L 第1速    00××
×xOΔ×へ第2速    ooxxooxΔΔ× この一覧表に於て、O印は当該クラッチ又はブレーキが
係合されていることを示し、X印は当該クラッチ又はブ
レーキが解放されていることを示し、Δ印は当該ワンウ
ェイクラッチがエンジン側より車輌を駆動するエンジン
ドライブ時には係合(ロック)され、車輌側よりエンジ
ンが駆動されるエンジンブレーキ時には解放(フリー)
されることを示している。尚、Lレンジに於ては、第二
速段のアップシフトは行われず、第二速段より第一速段
のダウンシフトが行われる。
第2図は本発明による油圧制御装置の一つの実施例をそ
の要部について示している。第2図に於て、110はマ
ニュアルシフト弁を示しており、マニュアルシフト弁1
10は油圧入口ボート114を有している。油圧入口ポ
ート114にはオイルポンプ120によりオイルパン1
22より吸い上げられてライン油圧制御弁(プライマリ
レギュレータ弁)124によって調圧されたライン油圧
PLが油路126.を経て供給されるようになっている
。マニュアルシフト弁110は、図示されていないマニ
ュアルシフトレバ−によって駆動されるスプール弁11
2を有し、マニュアルシフトレンジがDレンジである時
には油圧入口ボート114をDレンジボート116に連
通接続し、これに対しマニュアルシフトレンジがSレン
ジである時には油圧入口ポート114をSレンジポート
118に連通接続するようになっている。
Dレンジボート116は油路300.302を経て2−
3速シフト弁140のボート146に連通接続され、S
レンジボート118は油路304によって2−3速シフ
ト弁140のもう一つのボート148に連通接続されて
いる。
2−3速シフト弁140はスプール弁142を有し、ス
プール弁142は、ボート144に油圧が供給されてい
ない時には図にて右半分に示されている如き上昇位置に
あってボート146をボート150に連通接続し且ボー
ト148をボート152に連通接続し、これに対しボー
ト144に油圧が供給されている時には図にて左半分に
示されている如き降下位置に位置してボート146とボ
ート150との連通を遮断し且ポート148とボート1
52との連通を遮断してボート152をドレンポート1
54に連通接続するようになっている。ボート144に
対する油圧の供給は図示されていないソレノイド弁によ
りそれ自身周知の態様にて行われ、第三速段或いはオー
バドライブ段(0/D)を達成する時にのみボート14
4に油圧が供給されるようになっている。従って、スプ
ール弁142は、第−速段或い第二速段の達成時には前
記上昇位置に位置し、これに対し第三速段或いはオーバ
ドライブ段の達成時には前記降下位置に位置する。
ボート150は油路306によってブレーキ制御弁18
0のボート186に連通接続されている。
ボート152は、油路308、セカンドコーストモジュ
レータ弁160、油路310を経てチェック弁170の
ボート172に連通接続されている。
尚、2−3速シフト弁140は、ボート146.148
.150.152及びドレンポート154以外に一般的
構造としての複数個のボートを有しており、これらボー
トは周知の2−3速シフト弁に於ける場合と同様にスプ
ール弁142により切換接続され、変速制御を行うよう
になっている。
チェック弁170は、入口ボート172以外にもう一つ
の人口ポート174と一つの出口ボート176とを有し
ており、チェックボール178の作用によって入口ボー
ト172に油圧が供給されている時には入口ボート17
4を閉じ、これに対し入口ポート174に油圧が供給さ
れている時には入口ポート172を閉じるようになって
いる。
入口ポート174は油路312によってブレーキ制御弁
180のボート188に連通接続され、出口ボート17
6は油路314によって1−2速シフト弁130のボー
ト136に連通接続されている。
1−2速シフト弁130はスプール弁132を有し、ス
プール弁132は、ボート134に油圧が供給されてい
ない時には図にて右半分に示されている如き上昇位置に
位置してボート136と138とを連通接続し、これに
対し信号油圧ポート134に油圧が供給されている時に
は図にて左半分に示されている如き降下位置に位置して
ボート136と138との連通を遮断してボート138
をドレンボート139に連通接続するようになっている
。ボート134には図示されていないソレノイド弁の作
用により第一速段達成時にのみ油圧が供給され、これに
よりスプール弁132は、第二速段、第三速段或いはオ
ーバドライブ段の達成時には前記上昇位置に位置し、第
一速段達成時にのみ図にて前記降下位置に位置する。
ボート138は油路316によってセカンドコーストブ
レーキ84の油圧サーボ室85に連通接続されている。
尚、1−2速シフト弁130は、ボート136.138
及びドレンポート139以外に一般的!+’4造として
の複数個のボートを有しており、これらボートは周知の
1−2速シフト弁に於ける場合と同様にスプール弁13
2によって切換接続され、変速制御を行うようになって
いる。
ブレーキ制御弁180はスプール弁182とプラグ18
4とを有し、スプール弁182は、図にて」二半分に示
されている如き左側位置にある時にはボート186と1
88とを連通接続し且ボート190と192との連通を
遮断してボート1つ2をドレンボート198に連通接続
し、これに対し図にて下半分に示されている如き右側位
置にある時にはボート186を閉じてボート188をド
レンポート187に連通接続し且ボート190と192
とを連通接続するようになっている。
ボート190は油路314及び油路300によってマニ
ュアルシフト弁110のDレンジポート116に連通接
続され、ボート192は油路316によってクラッチ制
御弁200のボート208に連通接続されている。
スプール弁182は、ボート194及び196に与えら
れる油圧によって駆動され、ボート194と196の少
なくとも何れか一方に所定値Pssat以上の信号油圧
Psが供給されている時には前記左側位置、即ちヒルホ
ールド制御解除位置に位置し、これに対しボート194
と196の何れにも所定値p 5set以上の信号油圧
Psが供給されていない時には前記右側位置、即ちヒル
ホールド制御位置に位置するようになっている。ボート
194は油路318によって油路320に連通接続され
て油路320の信号油圧Psを供給されるようになって
おり、またボート196は図示されていない油路によっ
てスロットル油圧或いはフォワードクラッチ80のサー
ボ油圧(クラッチ油圧)を供給されるようになっている
油路320はソレノイド弁240の弁要素242により
開閉されるドレンポート244に連通接続され、ソレノ
イド弁240の電磁コイル246に与えられるパルス信
号のデユーティ比りに応じて弁要素242がドレンポー
ト244をそのデユーティ比りに応じた時間比をもって
繰返し開閉することにより油路320にはそのデユーテ
ィ比りに応じた信号油圧Psが生じるようになっている
ソレノイド弁240はノーマリクローズ型のソレノイド
弁により構成されており、これにより油路320の信号
油圧Psは電磁コイル246に与えられるデユーティ比
りの増大に応じて低下する。
油路320は、元油圧を供給されるべく絞り280、油
路322、モジュレータ弁250、油路324を経て油
路126に連通接続され、これにより油路322にはモ
ジュレータ弁250によって所定の一定圧に調圧された
モジュレート油圧PIが供給される。
油路320は、油路318によってブレーキ制御弁18
0のボート194に連通接続していると共に油路326
、絞り282を経てクラッチ制御弁200のボート21
0に連通接続されている。
クラッチ制御弁200はスプール弁220と二つのプラ
グ204及び206とを有し、スプール弁202は、油
路328によって油路300に連通接続されてライン油
圧PLを供給されるボート212のドレンポート216
に対する連通度合を制御することによって出口ボート2
14の油圧を調圧するようになっており、その調圧値は
圧縮コイルばね218がスプール弁202に与える図に
て左方向のばね力とプラグ204及び206によってス
プール弁202に直接的に与えられる図にて左方向の押
圧力の増大に応じて増大するようになっている。出口ボ
ート214は、絞り284、油路320を経てフォワー
ドクラッチ800浦王サーボ室81に連通接続されてい
る。
また油路328と油路330とは一方向弁260によっ
て接続されており、一方向弁260は油路330より油
路328への油の流れ、即ち油のドレン流れのみを許す
ように構成されている。
マニュアルシフトレンジがDレンジに設定されていて第
一速段が成立している時には1−2速シフト弁130の
スプール弁132は降下位置にあり、2−3速シフト弁
140のスプール弁142は上昇位置にある。クリープ
低減制御及びヒルホールド制御がまだ開始されていなく
てソレノイド弁240にオフ信号が与えられている間は
油路320の信号油圧Psはモジュレータ弁250の出
力油圧Pmと同じ油圧に設定され、この油圧がブレーキ
制御弁18.0のボート194とクラッチ制御弁200
のボート210とに供給される。従ってこの時にはブレ
ーキ制御弁180のスプール180は左側位置、即ちヒ
ルホールド制御解除位置に位置し、これによりボート1
86が閉じられてボート188がドレンポート187に
連通接続され、またボート190がボート192に連通
することにより油路300.314よりのライン油圧p
Lが油路316を経てクラッチ制御弁200のボート2
08に入り、これによりクラッチ制御弁200はボート
210に与えられている信号油圧Psに加えてボート2
08に供給されたライン油圧pLの作用によって左側位
置、即ち通常モード位置に位置し、ドレンボート216
が完全に閉じられることによってボート212に与えら
れたライン油圧PLが減圧されることなくそのままボー
ト214より油路330を経てフォワードクラッチ80
の油圧サーボ室81に導入される。従ってこの時にはフ
ォワードクラッチ80は完全係合して第一速段が達成さ
れる。この時にはブレーキ制御弁180のボート186
が閉じられていてボート188がドレン接続され、しか
も1−2速シフト弁130のボート136が閉じられて
ボート138がドレン接続されていることにより、セカ
ンドコーストブレーキ84のサーボ油圧室85には何の
油圧も供給されず、セカンドコーストブレーキ84は解
放状態を維持する。
マニュアルシフトレンジがDレンジに設定されている状
態下にて内燃機関100のスロットル開度がアイドル開
度位置にまで戻され、しかも車速が0に極く近い所定値
以下にまでなると、クリープ低減制御及びヒルホールド
制御を行うべくソレノイド弁240の電磁コイルにパル
ス信号が与えられ、そのデユーティ比りを時間の経過と
共に増大することが行われる。電磁コイル246に与え
られるパルス信号のデユーティ比りの増大に応じて油路
320の信号油圧Psは時間の経過と共に徐々に減少し
、その信号油圧Psが所定値p 5sctにまで低下す
ると、ブレーキ制御弁180のスプール182が前記左
側位置より前記右側位置に切換わり、ボート188がド
レンボート187に代えてボート186に連通し、また
ボート192がボート190に代えてドレンボート19
8に連通ずるみ この時にはボート208にライン油圧PLが供給されな
(なるため、値はボート210に与えられる信号油圧P
sにより決まり、信号油圧Psの減少に伴いドレンボー
ト216が開かれるようになってボート214よりフォ
ワードクラッチ80の、サーボ油圧室81に供給される
クラッチ油圧(サーボ油圧)が低下し、これによりフォ
ワードクラッチ80が、非完全係合状態となり、滑りを
生じ得るようになる。これによって流体式トルクコンバ
ータ20の出力トルクが遊星歯車装置60の一つの入力
部材であるフロントリングギア68に伝達されることが
阻止され、アイドル振動の低減と同時にクリープの発生
が防止される。即ちクリープ低減制御が実行される。
この時にはブレーキ制御弁18が上述の如く切換わって
いてボート186と188とが連通しているから、2−
3速シフト弁140のスプール弁142が上昇位置、即
ち第−速段或いは第二速段を達成する切換位置にあれば
、マニュアルシフト弁110のDレンジボート116に
現れているライン油圧PLが油路300.302.2−
3速シフト弁140のボート146及び150、油路3
O6、ブレーキ制御弁108のボート186及び188
、油路312、チェック弁170、油路314を経て1
−2速シフト弁130のボート136にまで来ており、
従ってこの時に1−2速シフト弁130のスプール弁1
32が上昇位置にあれば、即ち第二速、第三速成いはオ
ーバドライブ段を達成する切換位置にあれば、ボート1
36のライン油圧PLがボート138より油路316を
経てセカンドコーストブレーキ84の油圧サーボ室85
に供給され、セカンドコーストブレーキ84が係合し、
サンギア軸66が固定されるようになる。サンギア軸6
6が固定されると、フロントサンギア62及びリアサン
ギア64の各々の回転が阻止されることによりワンウェ
イクラッチ92の作用によって出力軸34が車輌後進方
向へ回転することが阻止され、所謂ヒルホールド制御が
行われる。この時にはセカンドコーストブレーキ84の
油圧サーボ室85にはライン油圧PLが供給されるが、
チェック弁170のチェックボール178がボート17
2を閉じているから、このライン油圧PLがセカンドコ
ーストモジュレータ弁1−60の側へ逃げることがない
尚、第3図に示されたタイムチャートに於ては、時点T
、にてソレノイド弁240の電磁コイル246に所定の
デユーティ比りのパルス信号を与えてクリープ低減制御
が開始され、時点T2にて電磁コイル246に与えられ
るパルス信号のデユーティ比りが所定値D setにな
り、これに応じて信号油圧Psが所定値p 5setに
なり、ブレーキ制御弁180がヒルホールド制御位置に
切換わり、その時点T2より所定時間が経過した時点T
3にて1−2速シフト弁130が二連−三速−〇D切換
位置に切換わってセカンドコーストブレーキ84の油圧
サーボ室85にライン油圧PLが供給され、ヒルホール
ド制御が実行される。
マニュアルシフトレンジがSレンジに設定されている時
にはマニュアルシフト弁110のSレンジボート118
よりライン油圧が2−3速シフト弁140のボート14
8に与えられ、この時に2=3速シフト弁140が第−
速段或いは第二速段を達成する切換位置に切換わってい
れば、ボート148のライン油圧PLはボート152よ
り油路308を経てセカンドコーストモジュレータ弁1
60に与えられ、セカンドコーストモジュレータ弁16
0によって所定値に減圧されてセカンドコーストモジュ
レータ油圧として油路310、チェック弁170、油路
314を経て1−2速シフト弁130のボート136に
与えられ、そしてこの時に1−2速シフト弁130が第
二速段、第三速段或いはオーバドライブ段を達成する切
換位置にあれば、ボート136のセカンドコーストモジ
ュレータ油圧がボート138より油路136を経てセカ
ンドコーストブレーキ84の油圧サーボ室85に供給さ
れ、そのセカンドコーストモシュレート油圧をもってセ
カンドコーストブレーキ84が係合する。この時にはセ
カンドコーストブレーキ84の油圧サーボ室85にはセ
カンドコーストモシュレート油圧が供給されるが、チェ
ック弁170のチェックボール178がボート170を
閉じ・ているから、このコーストモシュレート油圧がブ
レーキ制御弁180の側へ逃げることがない。
これによりSレンジ第二速−に於ける時とヒルホールド
制御時に於ける時のセカンドコーストブレーキ84の係
合圧を各々任意の値に設定することが可能になる。
尚、ヒルホールド制御及びクリープ低減制御を解除して
車輌の発進のために第一速段を達成する際には、ソレノ
イド弁240の電磁コイル246に与えるパルス信号の
デユーティ比りを低減することが行われる。これにより
油路320の信号油圧Psはデユーティ比の増大に伴い
増大し、クラッチ制御弁200のボー)−210に与え
られる油圧が上昇することによってクラッチ制御弁20
0の調圧値が増大し、これによってフォワードクラッチ
80の油圧サーボ室81に与えられるクラッチ油圧が増
大し、フォワードクラッチ80の係合圧が増大する。信
号油圧Psが所定値P 5setにまで上昇すると、こ
の時にはフォワードクラッチ80の係合圧も充分大きく
なっていてセカンドコーストブレーキ84が解放されて
も車輌が後退することがなくなり、この時にはその信号
油圧Psがブレーキ制御弁180のボート194にも与
えられることによってブレーキ制御弁180のスプール
182が左側位置、即ちヒルホールド制御解除位置へ駆
動され、これによってボート186は閉じられてボート
188がドレンボート187に接続され、セカンドコー
ストブレーキ84の油圧サーボ室85の油圧がドレンさ
れ、この時にまだ1−2速シフト弁130が一速切換位
置に切換わっていなくてもセカンドコーストブレーキ8
4が解放され、車輌の発進可能な第一速段が達成される
ようになる。
また、上述の実施例に於ては、ブレーキ制御弁180の
ボート196にはスロットル開度油圧或いフォワードク
ラッチ80のクラッチ油圧が供給されることにより、ブ
レーキ制御弁180は、スロットル油圧が所定値以上で
ある時、即ち内燃機関100のスロットル開度がアイド
ル開度でない時、或いはフォワードクラッチ80のクラ
ッチ油圧が所定値以上である時、即ちフォワードクラッ
チ80の係合力の低減によるクリープ低減制御が行われ
ていない時には、強制的にヒルホールド制御解除位置に
切換わり、セカンドコーストブレーキ84の係合が禁止
される。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本
発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは
当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油圧制御装置とを組合せられて用
いられる車輌用自動変速機の一例を示すスケルトン図、
第2図は本発明による油圧制御装置の一つの実施例をそ
の要部について示す概略構成図、第3図は本発明による
油圧制御装置の作動を示すタイムチャートである。 10・・・自動変速機、20・・・流体式トルクコンバ
ータ、22・・・ポンプ、24・・・タービン、26・
・・ステータ、30・・・歯車変速装置、32・・・入
力軸、34・・・出力軸、40・・・遊星歯車装置、4
2・・・キャリア、44・・・プラネタリピニオン、4
6・・・サンギア。 48・・・リングギア、50・・・ワンウェイクラッチ
。 52・・・ODクラッチ、54・・・ODブレーキ、6
0・・・遊星歯車装置、62・・・フロントサンギア、
64・・・リアサンギア、66・・・サンギア軸、68
・・・フロントリングギア、70・・・リアリングギア
、72・・・フロントプラネタリピニオン、74・・・
フロントキャリア、76・・・リアプラネタリピニオン
、78・・・リアキャリア、80・・・フォワードクラ
ッチ、81・・・油圧サーボ室、82・・・ダイレクト
クラッチ、84・・・セカンドコーストブレーキ、85
・・・油圧サーボ室、86・・・ワンウェイクラッチ、
88・・・セカンドブレーキ、90・・・ファースト及
リバースブレーキ、92・・・ワンウェイクラッチ、1
00・・・内燃機関、102・・・出力軸、110・・
・マニュアルシフト弁、112・・・スプール弁、11
4・・・油圧入口ポート、116・・・Dレンジポート
、118・・・Sレンジポート、120・・・オイルポ
ンプ、122・・・オイルパン、124・・・ライン油
圧制御弁、126・・・油路。 131・・・1−2速シフト弁、132・・・スプール
弁。 134.136.138・・・ポート、139・・・ド
レンボート、140・・・2−3速シフト弁、142−
0゜スプール弁、144.146.148.150.1
52・・・ポート、154・・・ドレンポート、160
・・・セカンドコーストモジュレータ弁、170・・・
チェック弁、172.174・・・入口ボート、176
・・・出口ボート、178・・・チェックボール、18
゜・・・ブレーキ制御弁、182・・・スプール弁、1
84・・・プラグ、186・・・ポート、187・・・
ドレンボート、 190.192.194.196・・
・ポート。 198・・・、ドレンボート、200・・・クラッチ制
御弁。 202・・・スプール弁、204.204・・・プラグ
。 208.210.212.214・・・ポート、216
・・・ドレンボート、218・・・圧縮コイルばね、2
40・・・ソレノイド弁、242・・・弁要素、244
・・・ドレンボート、246・・・電磁コイル、250
・・・モジュレータ弁、260・・・一方向弁、280
.282.284・・・絞り、300.302.304
.306.308.310.312.314.316.
318.320.322.324.326.328.3
30・・・油路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  複数個の摩擦係合装置の係合と解放により複数個の変
    速段の間に切換えられる歯車変速装置を有し、前記複数
    個の摩擦係合装置は、係合することにより前記歯車変速
    装置の出力軸が出力後進方向へ回転することを阻止する
    油圧作動式のシフト用ブレーキを含んでいる車輌用自動
    変速機の油圧制御装置に於て、マニュアルシフトレンジ
    が所定の走行レンジに設定されていて車輌が実質的に停
    止しているアイドル運転時に於てクリープの発生を防止
    するクリープ低減制御を行う時に前記シフト用ブレーキ
    の油圧サーボ室へ所定の油圧を供給するヒルホールド制
    御用油路と、所定の変速段達成時に前記シフト用ブレー
    キの油圧サーボ室へ所定の油圧を供給する変速制御用油
    路と、前記ヒルホールド用油路と前記変速制御用油路の
    いずれか一方に油圧が作用している時には他方の閉じる
    チェック弁とを有する油圧制御装置。
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US07/109,305 US4879925A (en) 1986-10-21 1987-10-16 Hydraulic control system for automatic transmission, incorporating fail safe and progressive creep control and hill hold control

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001114084A (ja) * 1999-10-18 2001-04-24 Toyota Autom Loom Works Ltd 産業車両のクリープ走行制御装置

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