JPS63106449A - 車輌用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車輌用自動変速機の油圧制御装置

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Publication number
JPS63106449A
JPS63106449A JP25042486A JP25042486A JPS63106449A JP S63106449 A JPS63106449 A JP S63106449A JP 25042486 A JP25042486 A JP 25042486A JP 25042486 A JP25042486 A JP 25042486A JP S63106449 A JPS63106449 A JP S63106449A
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JP
Japan
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port
valve
brake
clutch
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP25042486A
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English (en)
Inventor
Yuji Kashiwabara
裕司 柏原
Yutaka Taga
豊 多賀
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車輌に用いられる自動変速機の油
圧制御装置に係り、特にアイドル運転時のクリープ低減
制御に関連して車輌の後退を阻止するヒルホールド制御
を行う油圧制御装置に係る。
従来の技術 自動車等の車輌に用いられる自動変速機に於ては、車輌
が実質的に停止している信号待ち等のアイドル運転時に
はマニュアルシフトレンジがDレンジであっても歯車変
速装置をニュートラル状態或いはニュートラル状態相当
にすべく前記歯車変速装置の摩擦係合装置のうちのフォ
ワードクラッチを解放或いはフォワードクラッチの係合
圧を前進変速段達成時に比して低くして該フォワードク
ラッチが滑りを生じ得るようにすることにより内燃機関
の出力トルクが前記歯車変速装置に伝達されないように
してクリープの発生を防止し、更にこの時には車輌が運
転者の意に反して後退することを防止し、坂道発進が行
われにくくなることを回避するために、前記歯車変速装
置の複数個の摩擦係合装置のうちの一つのシフト用ブレ
ーキ、例えばセカンドコーストブレーキを係合させて前
記歯車変速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転すること
を阻止すること、即ちヒルホールド制御を行うことが既
に提案されており、これは特開昭61−55455号公
報に示されている。
発明が解決しようとする問題点 上述の如きヒルホールド制御はクリープ低減制御に関連
して厳格に行われるべきであり、クリープ低減制御のた
めにフォワードクラッチの係合圧がまだ低い状態下にて
ヒルホールド制御が解除されると、車輌が後退する虞れ
がある。
本発明は上述の如き問題点を解決する改良された油圧制
御装置を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、流体式継手と、複
数個の摩擦係合装置の係合と解放により複数個の変速段
の間に切換えられる歯車変速装置とを有し、前記複数個
の摩擦係合装置は前記流体式継手の出力部材と前記歯車
変速装置の前進走行用入力部材とを選択的に接続する油
圧作動装置のフォワードクラッチと、係合することによ
り前記歯車変速装置の出力軸が出力後進方向へ回転する
ことを阻止する油圧作動式のシフト用ブレーキとを含ん
でいる車輌用自動変速機の油圧制御装置に於て、信号油
圧に応じて前記フォワードクラッチのサーボ油圧を低減
せしめるクラッチ制御弁と、信号油圧に応じて切換作動
して前記シフト用ブレーキに対するサーボ油圧の供給を
制御するブレーキ制御弁と、前記クラッチ制御弁とブレ
ーキ制御弁の双方に信号油圧を供給する信号油圧供給手
段とを有していることを特徴とする油圧制御装置によっ
て達成される。
発明の作用及び効果 上述の如き構成によれば、クラッチ制御弁とブレーキ制
御弁とが同じサーボ油圧により作動されることにより前
記クラッチ制御弁によるフォワードクラッチのサーボ油
圧の低減とシフト用ブレーキの係合、解放の制御が完全
に関連付けられ、前記シフト用ブレーキの解放時には前
記フォワードクラッチが必ず係合状態とされ、前記シフ
ト用ブレーキの解放時に前記フォワードクラッチの係合
が充分でないことにより車輌が後退することが確実に回
避される。
実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による油圧制御装置と組合せられて用い
られる車輌用自動変速機の一例を解図的に示している。
車輌用自動変速機10は、それ自身周知とされているも
のであり、原動機である内燃機関100の出力軸102
に駆動連結されたポンプ22とタービン24とステータ
26とを有する三要素一段二相型の一般的な流体式トル
クコンバータ20と、補助変速装置としての歯車変速袋
に30とを有しており、歯車変速装置30は流体式トル
クコンバータ20の出力部材であるタービン24に駆動
連結された入力軸32と車輌の図示されていない駆動車
輪に駆動連結された出力軸34とを複数個の変速比のう
ちから選択された一つの変速比をもって駆動連結する複
数個の変速段と入力軸32と出力軸34とを駆動連結関
係より切離す中立段にュートラル)との間に切換えられ
るようになっている。
歯車変速装置30は、オーバドライブ装置としての遊星
歯車装置40を有しており、遊星歯車装置40は、入力
軸32に連結されたキャリア42と、キャリア42によ
って担持されたプラネタリピニオン44と噛合したサン
ギア46及びリングギア48と、キャリア48とサンギ
ア46の間に設けられたワンウェイクラッチ(Fo )
50と、キャリア48とサンギア46とを選択的にトル
ク伝達関係に接続するODクラッチ(Co)52と、サ
ンギア46をトランスミッションケースに対し選択的に
固定するODブレーキ(Bo )54とを宜しており、
ODクラッチ52の係合によって直結段を達成し、OD
ブレーキ54の係合によって増速段を達成するようにな
っている。
歯車変速装置30は遊星歯車装置40とは別に前進三段
後進一段を達成する遊星歯車装置60を有しており、遊
星歯車装置60は、フロントサンギア62及びリアサン
ギア64と、フロントサンギア62とリアサンギア64
とを互いに連結するサンギア軸66と、フロントリング
ギア68及びリアリングギア70と、フロントサンギア
62及びフロントリングギア28とに噛合したフロント
プラネタリピニオン72及び該ピニオンを担持したフロ
ントキャリア74と、リアサンギア64とリアリングギ
ア70とに噛合したリアプラネタリピニオン76及び該
ピニオンを担持したリアキャリア78と、フロントリン
グギア68を遊星歯車装置40の出力部材であるリング
ギア48に選択的にトルク伝達関係に接続するフォワー
ドクラッチ(C+ )80と、サンギア軸66をリング
ギア48に選択的にトルク伝達関係に連結するダイレク
トクラッチ(C2)82と、サンギア軸66を選択的に
トランスミッションケースに対し固定してその回転を阻
止するセカンドコーストブレーキ(B、>84と、エン
ジンドライブ時にのみロック状態になるワンウェイクラ
ッチ(F、)86を介してサンギア軸66に接続され係
合作動することによりサンギア軸66の一方向の回転を
阻止するセカンドブレーキ(B2 )88と、リアキャ
リア78を選択的にトランスミッションケースに対し固
定して該リアキャリアの回転を阻止するファ。
−スト&リバースブレーキ(B3)90と、リアキャリ
ア78とトランスミッションケースとの間に設けられて
エンジンドライブ時にのみロック状態になるワンウェイ
クラッチ(F2)92とを存し、フロントキャリア74
とリアリングギア70とが出力軸34にトルク伝達関係
に固定されており、上述の二つのクラッチ80及び82
と三つのブレーキ84.88.90が次に示されている
表に従って係合或いは解放されることにより前進三段後
進一段を達成するようになっている。
第1速    00xxxxx△XΔ D 第2速     0OXxxOxΔΔ×第3速  
  oooxxoxΔ×× 0/D          XOO○×O× × × 
×第1速    ○○xxxxxΔXΔ S 第2速     ○oxxo○×ΔΔX第3速  
  oooxxoxΔ×× L 第1速    00××××OΔ×△第2速   
 ooxxoox△△× この一覧表に於て、○印は当該クラッチ又はブレーキが
係合されていることを示し、x印は当該クラッチ又はブ
レーキが解放されていることを示し、Δ印は当該ワンウ
ェイクラッチがエンジン側より車輌を駆動するエンジン
ドライブ時には係合(ロック)され、車輌側よりエンジ
ンが駆動されるエンジンブレーキ時には解放(フリー)
されることを示している。尚、Lレンジに於ては、第二
速段のアップシフトは行われず、第二速段より第一速段
のダウンシフトが行われる。
第2図は本発明による油圧制御装置の一つの実施例をそ
の要部について示している。第2図に於て、110はマ
ニュアルシフト弁を示しており、マニュアルシフト弁1
10は油圧入口ボート114を有している。油圧入口ポ
ート114にはオイルポンプ120によりオイルパン1
22より吸い上げられてライン油圧制御弁(プライマリ
レギュレータ弁)124によって調圧されたライン油圧
pLが油路126を経て供給されるようになっている。
マニュアルシフト弁110は、図示されていないマニュ
アルシフトレバ−によって駆動されるスプール弁112
を有し、マニュアルシフトレンジがDレンジである時に
は油圧入口ボート114をDレンジボート116に連通
接続し、これに対しマニュアルシフトレンジがSレンジ
である時には油圧入口ポート114をSレンジポート1
18に連通接続するようになっている。
Dレンジボート116は油路300.302を経て2−
3速シフト弁140のポート146に連通接続され、S
レンジボート118は油路304によって2−3速シフ
ト弁140のもう一つのポート148に連通接続されて
いる。
2−3速シフト弁140はスプール弁142を有し、ス
プール弁142は、ポート144に油圧が供給されてい
ない時には図にて右半分に示されている如き上昇位置に
あってポート146をポート150に連通接続し且ポー
ト148をポート152に連通接続し、これに対しポー
ト144に油圧が供給されている時には図にて左半分に
示されている如き降下位置に位置してポート146とポ
ート150との連通を遮断し且ポート148とポート1
52との連通を遮断してポート152をドレンポート1
54に連通接続するようになっている。ポート144に
対する油圧の供給は図示されていないソレノイド弁によ
りそれ自身周知の態様にて行われ、第三速段或いはオー
バドライブ段(0/D)を達成する時にのみポート14
4に油圧が供給されるようになっている。従って、スプ
ール弁142は、第−速段或い第二速段の達成時には前
記上昇位置に位置し、これに対し第三速段或いはオーバ
ドライブ段の達成時には前記降下位置に位置する。
ポート150は油路306によってブレーキ制御弁18
0のポート186に連通接続されている。
ポート152は、油路308、セカンドコーストモジュ
レータ弁160、油路310を経てチェック弁170の
ポート172に連通接続されている。
尚、2−3速シフト弁140は、ポート146.148
.150.152及びドレンボート154以外に一般的
構造としての複数個のポートを何しており、これらポー
トは周知の2−3速シフト弁に於ける場合と同様にスプ
ール弁142により切換接続され、変速制御を行うよう
になっている。
チェック弁170は、入口ボート172以外にもう一つ
の入口ボート174と一つの出口ポート176とを有し
ており、チェックボール178の作用によって入口ボー
ト172に油圧が供給されている時には入口ポート17
4を閉じ、これに対し入口ポート174に油圧が供給さ
れている時には入口ポート172を閉じるようになって
いる。
入口ボート174は油路312によってブレーキ制御弁
180のポート188に連通接続され、出口ボート17
6は油路314によって1−2速シフト弁130のポー
ト136に連通接続されている。
1−2速シフト弁130はスプール弁132を宵し、ス
プール弁132は、ポート134に油圧が供給されてい
ない時には図にて右半分に示されている如き上昇位置に
位置してポート136と138とを連通接続し、これに
対し信号油圧ポート134に油圧が供給されている時に
は図にて左半分に示されている如き降下位置に位置して
ポート136と138との連通を遮断してポート138
をドレンボート139に連通接続するようになっている
。ポート134には図示されていないソレノイド弁の作
用により第一速段達成時にのみ油圧が供給され、これに
よりスプール弁132は、第二速段、第三速段或いはオ
ーバドライブ段の達成時には前記上昇位置に位置し、第
一速段達成時にのみ図にて前記降下位置に位置する。
ポート138は油路316によってセカンドコーストブ
レーキ84の油圧サーボ室85に連通接続されている。
尚、1−2速シフト弁130は、ポート136.138
及びドレンボート139以外に一般的構造としての複数
個のポートを有しており、これらポートは周知の1−2
速シフト弁に於ける場合と同様にスプール弁132によ
って切換接続され、変速制御を行うようになっている。
ブレーキ制御弁180はスプール弁182とプラグ18
4とを有し、スプール弁182は、図にて上半分に示さ
れている如き左側位置にある時にはポート186と18
8とを連通接続し且ポート190と192との連通を遮
断してポート192をドレンボート198に連通接続し
、これに対し図にて下半分に示されている如き右側位置
にある時にはポート186を閉じてポート188をドレ
ンポート187に連通接続し且ボート190と192と
を連通接続するようになっている。
ポート190は油路314及び油路300によってマニ
ュアルシフト弁110のDレンジポート116に連通接
続され、ポート192は油路316によってクラッチ制
御弁200のポート208に連通接続されている。
スプール弁182は、ポート194及び196に与えら
れる油圧によって駆動され、ポート194と196の少
なくとも何れか一方に所定値Pssat以上の信号油圧
Psが供給されている時には前記左側位置、即ちヒルホ
ールド制御解除位置に位置し、これに対しポート194
と196の何れにも所定値P 5set以上の信号油圧
Psが供給されていない時には前記右側位置、即ちヒル
ホールド制御位置に位置するようになっている。ポート
194は油路318によって油路320に連通接続され
て油路320の信号油圧Psを供給されるようになって
おり、またポート196は図示されていない油路によっ
てスロットル油圧或いはフォワードクラッチ80のサー
ボ油圧(クラッチ油圧)を供給されるようになっている
油路320はソレノイド弁240の弁要素242により
開閉されるドレンポート244に連通接続され、ソレノ
イド弁240の電磁コイル246に与えられるパルス信
号のデユーティ比りに応じて弁要素242がドレンポー
ト244をそのデユーティ比りに応じた時間比をもって
繰返し開閉することにより油路320にはそのデユーテ
ィ比りに応じた信号油圧Psが生じるようになっている
ソレノイド弁240はノーマリクローズ型のソレノイド
弁により構成されており、これにより油路320の信号
油圧Psは電磁コイル246に与えられるデユーティ比
りの増大に応じて低下する。
油路320は、元°油圧を供給されるべく絞り280、
油路322、モジュレータ弁250、油路324を経て
油路126に連通接続され、これにより油路322には
モジュレータ弁250によって所定の一定圧に調圧され
たモジュレート油圧Pgが供給される。
油路320は、油路318によってブレーキ制御弁18
0のポート194に連通接続していると共に油路326
、絞り282を経てクラッチ制御弁200のポート21
0に連通接続されている。
クラッチ制御弁200はスプール弁220と二つのプラ
グ204及び206とを有し、スプール弁202は、油
路328によって油路300に連通接続されてライン油
圧PLを供給されるポート212のドレンポート216
に対する連通度合を制御することによって出口ボート2
14の油圧を調圧するようになっており、その調圧値は
圧縮コイルばね218がスプール弁202に与える図に
て左方向のばね力とプラグ204及び206によってス
プール弁202に直接的に与えられる図にて左方向の押
圧力の増大に応じて増大するようになっている。出口ポ
ート214は、絞り284、油路320を経てフォワー
ドクラッチ80の油圧サーボ室81に連通接続されてい
る。
また油路328と油路330とは一方向弁260によっ
て接続されており、一方向弁260は油路330より油
路328への油の流れ、即ち油のドレン流れのみを許す
ように構成されている。
マニュアルシフトレンジがDレンジに設定されていて第
一速段が成立している時には1−2速シフト弁130の
スプール弁132は降下位置にあり、2−3速シフト弁
140のスプール弁142は上昇位置にある。クリープ
低減制御及びヒルホールド制御がまだ開始されていなく
てソレノイド弁240にオフ信号が与えられている間は
油路320の信号油圧Psはモジュレータ弁250の出
力油圧P11と同じ油圧に設定され、この油圧がブレー
キ制御弁180のポート194とクラッチ制御弁200
のポート210とに供給される。従ってこの時にはブレ
ーキ制御弁180のスプール180は左側位置、即ちヒ
ルホールド制御解除位置に位置し、これによりポート1
86が閉じられてポート188がドレンポート187に
連通接続され、またボート190がボート192に連通
することにより油路300.314よりのライン油圧P
Lが油路316を経てクラッチ制御弁200のボート2
08に入り、これによりクラッチ制御弁200はボート
210に与えられている信号油圧Psに加えてボート2
08に供給されたライン油圧PLの作用によって左側位
置、即ち通常モード位置に位置し、ドレンボート216
が完全に閉じられることによってボート212に与えら
れたライン油圧pLが減圧されることなくそのままボー
ト214より油路330を経てフォワードクラッチ80
の油圧サーボ室81に導入される。従ってこの時にはフ
ォワードクラッチ80は完全係合して第一速段が達成さ
れる。この時にはブレーキ制御弁180のボート186
が閉じられていてボート188がドレン接続され、しか
も1−2速シフト弁130のボート136が閉じられて
ボート138がドンレ接続されていることにより、セカ
ンドコーストブレーキ84のサーボ油圧室85には何の
油圧も供給されず、セカンドコーストブレーキ84は解
放状態を維持する。
マニュアルシフトレンジがDレンジに設定されている状
態下にて内燃機関100のスロットル開度がアイドル開
度位置にまで戻され、しかも車速が0に極く近い所定値
以下にまでなると、クリープ低減制御及びヒルホールド
制御を行うべくソレノイド弁240の電磁コイル246
にパルス信号が与えられ、そのデユーティ比りを時間の
経過と共に増大することが行われる。電磁コイル246
に与えられるパルス信号のデユーティ比りの増大に応じ
て油路320の信号油圧Psは時間の経過と共に徐々に
減少し、その信号油圧Psが所定値p 5setにまで
低下すると、ブレーキ制御弁180のスプール182が
前記左側位置より前記右側位置に切換わり、ボート18
8がドレンボート187に代えてボート186に連通し
、またボート192がボート190に代えてドレンボー
ト198に連通ずる。
この時にはボート208にライン油圧pLが供給されな
くなるため、クラッチ制御弁200の調圧値、即ちクラ
ッチ油圧はボート210に与えられる信号油圧Psによ
り決まり、信号油圧Psの減少に伴いドレンボート21
6が開かれるようになってボート214よりフォワード
クラッチ80のサーボ油圧室81に供給されるクラッチ
油圧(サーボ油圧)が低下し、これによりフォワードク
ラッチ80が非完全係合状態となり、フォワードラッチ
80が滑りを生じ得るようになる。これによって流体式
トルクコンバータ20の出力トルクが遊星歯車装置60
の一つの入力部材であるフロントリングギア68に伝達
されることが阻止され、アイドル振動の低減と同時にク
リープの発生が防止される。即ちクリープ低減制御が実
行される。
この時にはブレーキ制御弁18が上述の如く切換わって
いてボート186と188とが連通しているから、2−
3速シフト弁140のスプール弁142が上昇位置、即
ち第−速段或いは第二速段を達成する切換位置にあれば
、マニュアルシフト弁110のDレンジボート116に
現れているライン油圧PLが油路300.302.2−
3速シフト弁140のボート146及び150、油路3
06、ブレーキ制御弁108のボート186及び188
、油路312、チェック弁170、油路314を経て1
−2速シフト弁130のボート136にまで来ており、
従ってこの時に1−2速シフト弁130のスプール弁1
32が上昇位置にあれば、即ち第二速、第三速成いはオ
ーバドライブ段を達成する切換位置にあれば、ボート1
36のライン油圧pLがボート138より油路316を
経てセカンドコーストブレーキ84の油圧サーボ室85
に供給され、セカンドコーストブレーキ84が係合し、
サンギア軸66が固定されるようになる。サンギア軸6
6が固定されると、フロントサンギア62及びリアサン
ギア64の各々の回転が阻止されることによりワンウェ
イクラッチ92の作用によって出力軸34が車輌後進方
向へ回転することが阻止され、所謂ヒルホールド制御が
行われる。
第3図に示されたタイムチャートに於ては、時点T、に
てソレノイド弁240の電磁コイル246に所定のデユ
ーティ比りのパルス信号を与えてクリープ低減制御が開
始され、時点T2にて電磁コイル246に与えられるパ
ルス信号のデユーティ比りが所定値D setになり、
これに応じて信号油圧Psが所定値P 5setになり
、ブレーキ制御弁180がヒルホールド制御位置に切換
わり、その時点T2より所定時間が経過した時点T3に
て1−2速シフト弁130が二速−三速−〇D切換位置
に切換わってセカンドコーストブレーキ84の油圧サー
ボ室85にライン油圧PLが供給され、ヒルホールド制
御が実行される。
上述の如くヒルホールド制御の開始はブレーキ制御弁1
80の切換のみに依存せず、ブレーキ制御弁180の切
換後に於ては1−2速シフト弁130の切換によって任
意の時点にてヒルホールド制御を開始することができ、
ヒルホールド制御の開始時点をクリープ低減制御の実行
に対し任意の状態下にて行うことが可能になる。
ヒルホールド制御及びクリープ低減制御を解除して車輌
の発進のために第一速段を達成する際には、ソレノイド
弁240の電磁コイル246に与えるパルス信号のデユ
ーティ比りを低減することが行われる。これにより油路
320の信号油圧PSは第3図のタイムチャートに於け
る時点T4よリデューティ比りの増大に伴い増大し、ク
ラッチ制御弁200のポート210に与えられる油圧が
上昇することによりてクラッチ制御弁200の調圧値が
増大し、これによってフォワードクラッチ80の油圧サ
ーボ室81に与えられるクラッチ油圧が増大し、フォワ
ードクラッチ80の係合圧が増大する。信号油圧Psが
時点T5にて所定値Pssctにまで上昇すると、この
時にはフォワードクラッチ80の係合圧も充分大きくな
っていてセカンドコーストブレーキ84が解放されても
車輌が後退することがなくなり、この時にはその信号油
圧Psがブレーキ制御弁180のポート194にも与え
られることによってブレーキ制御弁180のスプール1
82が左側位置、即ちヒルホールド制御解除位置へ駆動
され、これによってポート186は閉じられてポート1
88がドレンポート187に接続され、セカンドコース
トブレーキ84の油圧サーボ室85の油圧がドレンされ
、この時にまだ1−2速シフト弁130が一速切換位置
に切換わっていなくてもセカンドコーストブレーキ84
が解放される。
」二連の如く、時点T5にてブレーキ制御弁180がヒ
ルホールド制御解除位置に切換わると、ポート192は
ドレンポート198に代えてポート190と連通し、ク
ラッチ制御弁200のポート208にライン油圧pLが
供給されることによりクラッチ制御弁200が前記通常
モード位置に切換わり、ドレンポート216が完全に閉
じられてフォワードクラッチ80の油圧サーボ室81に
はライン油圧pLが供給されるようになり、これにより
フォワードクラッチ80がブレーキ制御弁180の前記
切換作動に関連して確実に完全係合状態に復帰し、車輌
の発進可能な第一速段が達成されるようになる。
これによりセカンドコーストブレーキ84の解放による
ヒルホールド制御解除時にフォワードクラッチ80の係
合力不足から車輌が後退することが確実に回避される。
また、上述の実施例に於ては、ブレーキ制御弁180の
ポート196にはスロットル油圧或いはフォワードクラ
ッチ80のクラッチ油圧が供給されることにより、ブレ
ーキ制御弁180は、スロットル油圧が所定値以上であ
る時、即ち内燃機関100のスロットル開度がアイドル
開度でない時、或いはフォワードクラッチ80のクラッ
チ油圧が所定値以上である時、即ちフォワードクラッチ
80の係合力の低減によるクリープ低減制御が行われて
いない時には、強制的にヒルホールド制御解除位置に切
換わり、セカンドコーストブレーキ84の係合が禁止さ
れる。
尚、マニュアルシフトレンジがSレンジに設定されてい
る時にはマニュアルシフト弁110のSレンジポート1
18よりライン油圧が2−3速シフト弁140のポート
148に与えられ、この時に2−3速シフト弁140が
第−速段或いは第二速段を達成する切換位置に切換わっ
ていれば、ポート148のライン油圧PLはポート15
2より油路308を経てセカンドコーストモジュレータ
弁160に与えられ、セカンドコーストモジュレータ弁
160によって所定値に減圧されてセカンドコーストモ
ジュレータ油圧として油路310、チェック弁170、
油路314を経て1−2速シフト弁130のポート13
6に与えられ、そしてこの時に1−2速シフト弁130
が第二速段、第三速段或いはオーバドライブ段を達成す
る切換位置にあれば、ポート136のセカンドコースト
モジュレータ油圧がポート138より油路136を経て
セカンドコーストブレーキ84の油圧サーボ室85に供
給され、そのセカンドコーストモジュレータ油圧をもっ
てセカンドコーストブレーキ84が係合する。
これによりSレンジ第二速に於ける時とヒルホールド制
御時に於ける時のセカンドコーストブレーキ84の係合
圧を各々任意の値に設定することが可能になる。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本
発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは
当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油圧制御装置とを組合せられて用
いられる車輌用自動変速機の一例を示すスケルトン図、
第2図は本発明による油圧制御装置の一つの実施例をそ
の要部について示す概略構成図、第3図は本発明による
油圧制御装置の作動を示すタイムチャートである。 10・・・自動変速機、20・・・流体式トルクコンバ
ータ、22・・・ポンプ、24・・・タービン、26・
・・ステータ、30・・・歯車変速装置、32・・・入
力軸、34・・・出力軸、40・・・遊星歯車装置、4
2・・・キャリア、44・・・プラネタリビニオン、4
6・・・サンギア。 48・・・リングギア、50・・・ワンウェイクラッチ
。 52・・・ODクラッチ、54・・・ODブレーキ、6
0・・・遊星歯車装置、62・・・フロントサンギア、
64・・・リアサンギア、66・・・サンギア軸、68
・・・フロントリングギア、70・・・リアリングギア
、72・・・フロントプラネタリビニオン、74・・・
フロントキャリア、76・・・リアプラネタリビニオン
、78・・・リアキャリア、80・・・フォワードクラ
・ソチ、810.・油圧サーボ室、82・・・ダイレク
トクラッチ、84・・・セカンドコーストブレーキ、8
5・・・油圧サーボ室、86・・・ワンウェイクラッチ
、88・・・セカンドブレーキ、90・・・ファースト
&リバースブレーキ、92・・・ワンウェイクラッチ、
100・・・内燃機関、102・・・出力1dl、11
0・・・マニニアルシフト弁、112・・・スプール弁
、114・・・油圧入口ポー)、116・・・Dレンジ
ポート、118・・・Sレンジボート、120・・・オ
イルポンプ、122・・・オイルパン、124・・・ラ
イン油圧制御弁、126・・・油路。 131・・・1−2速シフト弁、132・・・スプール
弁5134.136.138・・・ポート、139・・
・ドレンボー)、140・・・2−3速シフト弁、14
2・・・スプール弁、144.146.148.150
.152・・・ポート、154・・・ドレンボート、1
60・・・セカンドコーストモジュレータ弁、170・
・・チェック弁、172.174・・・入口ボート、1
76・・・出口ボート、178・・・チェックボール、
180・・・ブレーキ制御弁、182・・・スプール弁
、184・・・プラグ、186・・・ポート、187・
・・ドレンポート、190.192.194.196・
・・ポート。 198・・・ドレンポート、200・・・クラッチ制御
弁。 202・・・スプール弁、204.204・・・プラグ
。 208.210.212.214・・・ポート、216
・・・ドレンボート、218・・・圧縮コイルばね、2
40・・・ソレノイド弁、242・・・弁要素、244
・・・ドレンボー1’+  246・・・電磁コイル、
250・・・モジュレータ弁、260・・・一方向弁、
280.282.284・・・絞り、300.302.
304.306.308.310.312.314.3
16.318.320.322.324.326.32
8.330・・・油路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  流体式継手と、複数個の摩擦係合装置の係合と解放に
    より複数個の変速段の間に切換えられる歯車変速装置と
    を有し、前記複数個の摩擦係合装置は前記流体式継手の
    出力部材と前記歯車変速装置の前進走行用入力部材とを
    選択的に接続する油圧作動装置のフォワードクラッチと
    、係合することにより前記歯車変速装置の出力軸が出力
    後進方向へ回転することを阻止する油圧作動式のシフト
    用ブレーキとを含んでいる車輌用自動変速機の油圧制御
    装置に於て、信号油圧に応じて前記フォワードクラッチ
    のサーボ油圧を低減せしめるクラッチ制御弁と、信号油
    圧に応じて切換作動して前記シフト用ブレーキに対する
    サーボ油圧の供給を制御するブレーキ制御弁と、前記ク
    ラッチ制御弁とブレーキ制御弁の双方に信号油圧を供給
    する信号油圧供給手段とを有していることを特徴とする
    油圧制御装置。
JP25042486A 1986-10-21 1986-10-21 車輌用自動変速機の油圧制御装置 Pending JPS63106449A (ja)

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JP25042486A JPS63106449A (ja) 1986-10-21 1986-10-21 車輌用自動変速機の油圧制御装置
US07/109,305 US4879925A (en) 1986-10-21 1987-10-16 Hydraulic control system for automatic transmission, incorporating fail safe and progressive creep control and hill hold control

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781946A1 (en) 1995-12-28 1997-07-02 Aisin Aw Co., Ltd. Control apparatus of automatic transmission
US5906559A (en) * 1996-07-03 1999-05-25 Nissan Motor Co., Ltd. Automatic transmission with anti-creep control apparatus
CN101881332A (zh) * 2010-06-30 2010-11-10 长城汽车股份有限公司 一种防锁死自动变速器油压控制装置

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EP0781946A1 (en) 1995-12-28 1997-07-02 Aisin Aw Co., Ltd. Control apparatus of automatic transmission
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