JP2001107449A - プレキャスト壁パネル同士の連結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】建築物の壁のコーナ部におけるプレキャスト壁
パネル同士の連結構造に関し、専用のコーナーパネルや
コーナーパネル専用の成形型を用いずに安価に壁のコー
ナー部を実現する。 【解決手段】プレキャスト壁パネルの端部の内側に、コ
ンクリート充填のための空間ａ、ｂを有し、プレキャス
ト壁パネル中に固定された連結鉄筋ｃ、ｄが、該空間
ａ、ｂ中に突出しているプレキャスト壁パネル同士を用
いて、片方のプレキャスト壁パネルP1の先端の内面に他
方のプレキャスト壁パネルP2の先端を突き当てるように
位置させることで、２枚のプレキャスト壁パネルP1、P2
を直角に配置してあり、双方のプレキャスト壁パネルの
前記空間ａ、ｂにおいて、それぞれのプレキャスト壁パ
ネルの前記連結鉄筋ｃ、ｄ同士を溶接などで連結し、か
つ双方の空間ａ、ｂに渡ってコンクリートを充填してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、建築物の壁のコーナ部
におけるプレキャスト壁パネル同士の連結構造に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】図９は従来のプレキャスト壁パネル同士
の連結構造であり、水平断面図で示されている。プレキ
ャスト壁パネルｐ１、ｐ２の端部において、内壁面側に
凹部ａ、ｂが形成されており、該凹部ａ、ｂ中に、プレ
キャスト壁パネルの端部から鉄筋ｃ、ｄが突出してい
る。

【０００３】そして、それぞれの鉄筋ｃ、ｄに別の鉄筋
ｅを添えて溶接することによって、鉄筋ｃ、ｄ間を接合
した状態で、凹部ａ、ｂ中にコンクリートｆを充填する
ことで、連結完了となる。

【０００４】図１０はプレキャスト壁パネル建築物のコ
ーナー部の水平断面図であり、この場合も、コーナー用
のプレキャスト壁パネルｃｐの端部から突出した鉄筋ｇ
と、隣接プレキャスト壁パネルｐ１から突出した鉄筋ｃ
とに、別の鉄筋ｅを添えて溶接してあり、それぞれの凹
部ａ、ｈ中にコンクリートｆを充填することで、連結完
了となる。

【０００５】このように、従来のプレキャスト壁パネル
の連結構造は、両側から突出している鉄筋ｃ、ｄ間を溶
接で連結する構造なため、溶接作業者の熟練度の差によ
って、連結部の強度にバラツキが生じるといった問題が
ある。

【０００６】また、溶接といった特別の作業が必要なた
め、溶接作業者の手配が必要であり、しかも工期が長引
くといった問題もある。

【０００７】コーナー部に関しては、地震や台風などの
場合に、コーナー部に大きな、あるいは複雑な方向の力
が作用するので、コーナー部は特に堅牢を要する。とこ
ろが、図１０のように、コーナー部で隣接するプレキャ
スト壁パネルを溶接して連結する構造にすると、複雑か
つ大きな力が作用した場合に、コーナー部から損壊する
おそれがある。また、コーナー部は、図９の隣接パネル
間とは連結構造が異なるため、標準化できず、コスト高
となる。

【０００８】このような問題に着目し、隣接するプレキ
ャスト壁パネル間を溶接を要せずに、かつ均一の強度で
連結でき、またコーナー部においても強度低下の恐れが
なく、かつ構造の標準化が可能なプレキャスト壁パネル
建築物を実現するために、本発明の発明者は、特願平９
−１３０４０９号において、図１から図７のようなプレ
キャスト技術を提案した。

【０００９】図１はプレキャスト壁パネルの実施形態を
示す斜視図であり、Ｐはプレキャスト壁パネル、１はそ
の外面、２は内面、３は端部である。

【００１０】このプレキャスト壁パネルＰの端部３にお
いて、その内面２側に、コンクリート充填のための凹状
空間４を形成し、しかも該空間４中に、Ｕ字状などの半
環状の鉄筋５を、プレキャスト壁パネルＰの内部から突
出させてある。このＵ字状鉄筋５の２本のアーム部５
１、５２を含む面が、プレキャスト壁パネルＰの内外面
２、１と平行になっている。

【００１１】図１のプレキャスト壁パネルを用いて、２
枚のプレキャスト壁パネル間を連結するには、図２のよ
うな技法を用いる。図２において、（１）は連結部の水
平断面図、（２）は連結部の正面図、（３）はＵ字状鉄
筋同士の重なり状態を示す斜視図、（４）は連結部にお
いてコンクリートを充填した状態の水平断面図である。

【００１２】Ｕ字状鉄筋５は、その２本のアーム部５
１、５２を含む面が、プレキャスト壁パネルＰの内外面
２、１と平行なため、（１）図のように上から見た場合
は、２本のアーム部５１と５２が重なって１本に見える
が、（２）図のように正面図で見ると、それぞれのＵ字
状鉄筋５ａ、５ｂがＵ字状に見え、しかも２本のアーム
部５１と５２が平行に見える。隣接するプレキャスト壁
パネルＰ１、Ｐ２のＵ字状鉄筋５ａ、５ｂは、端部から
突出しているので、図示のように、互いに相手側の凹状
空間４ｂ、４ａ中に入り込んだ状態で重なっている。

【００１３】このように、隣接しているそれぞれのプレ
キャスト壁パネルＰ１、Ｐ２の端部３、３同士を突き合
わせ状に配置した状態で、隣接している凹状空間４ａ、
４ｂに渡ってコンクリートを充填し、（４）図のよう
に、両側のＵ字状鉄筋５ａ、５ｂを充填コンクリート６
中に埋め込む。そして、充填コンクリート６が硬化する
と、連結が完了する。

【００１４】充填コンクリート６が硬化した状態では、
両方のＵ字状鉄筋５ａ、５ｂの半環状部の中に充填コン
クリート６がカンヌキ状に入っているため、引っ張り方
向の力が発生したりしても、強度上十分に耐えられる。
また、溶接の場合のように熟練度によって連結強度にバ
ラツキが生じることもなく、信頼性の高い連結構造が得
られる。

【００１５】図１、図２に示すプレキャスト壁パネル
は、端部３の内側に凹状空間４が上下方向に間隔をおい
て複数個形成されており、該凹状空間４・４間は４５度
前後の傾斜面１０になっている。また、先端面１１は、
パネル面に対しほぼ直角になっている。

【００１６】図３は、プレキャスト壁パネル建築物のコ
ーナー部の実施形態を示す水平断面図である。Ｃｐはコ
ーナーパネルであり、横筋７を直角に曲げ、縦筋８をク
ロスさせて配筋し、プレキャストコンクリート９中に埋
め込んだ構造になっている。

【００１７】そして、隣接するプレキャスト壁パネルＰ
１、Ｐ２との連結を要する端部３は、図１、図２のプレ
キャスト壁パネルＰ、Ｐ１、Ｐ２の場合と同様に、その
内面２側に凹状空間４ｂが形成され、しかも該空間４ｂ
を経て隣接するプレキャスト壁パネルＰ１の凹状空間４
ａ中に届くように、Ｕ字状鉄筋５ｂが、コーナーパネル
Ｃｐの内部から突出している。

【００１８】コーナーパネルＣｐとプレキャスト壁パネ
ルＰ１、Ｐ２を連結する場合も、図２に示すプレキャス
ト壁パネルＰ１、Ｐ２同士の連結と全く同じであり、コ
ーナーパネルＣｐの両端３と両側のプレキャスト壁パネ
ルＰ１、Ｐ２の端部３を突き合わせ状に配置して、Ｕ字
状鉄筋５ａ、５ｂを、互いに相手側の凹状空間４ｂ、４
ａ中に入り込ませる。

【００１９】この状態で、隣接している凹状空間４ａ、
４ｂ中にコンクリートを充填し、両側のＵ字状鉄筋５
ａ、５ｂを充填コンクリート６中に埋め込み、充填コン
クリート６を硬化させる。このコーナーパネルＣｐは、
コーナー部において連結部が存在しないので、施工が簡
単なだけでなく、堅牢な構造となる。また、図１、図２
のプレキャスト壁パネル同士の連結部と構造が全く同一
なため、すべての連結部の構造を標準化して、コストダ
ウンを実現できる。

【００２０】図４は図１ないし図３に示すプレキャスト
壁パネルやコーナーパネルの端部形成用のコッター枠を
示す斜視図である。１２は先端面１１を形成するための
鉛直型壁であり、Ｕ字状鉄筋５の２本のアーム部５１、
５２を挿通するためのスリット１３が水平に開けてあ
る。また、該鉛直型壁１２とほぼ平行に立ち上がってい
る背部壁１４を有している。

【００２１】１５はプレキャスト壁パネルの端部形成用
のコッター枠であり、図１の凹状空間４・４間の傾斜面
１０を形成するための傾斜板１６と前記の鉛直型壁１２
に重ねて仮固定される鉛直板部１７とで、ほぼ「レ」字
状に形成されている。そして、傾斜板１６の下面には、
凹状空間４を形成するための三角状凸部１８が溶接など
で一体化されている。

【００２２】この三角状凸部１８は、図１の凹状空間４
の底面４１を形成する底板１８１と、凹状空間４の縦面
４２を形成する縦板１８２と、両側面４３、４４を形成
するための両側板１８３、１８４からなっている。

【００２３】図５は凹状空間形成用のコッター枠１５の
斜視図であり、（１）は上側から見た斜視図、（２）は
下側の形状を示すために反転させた状態の斜視図であ
る。Ｕ字状鉄筋５の２本のアーム部５１、５２の上から
凹状空間形成型１５を着脱できるように、縦板１８２と
底板１８１と傾斜板１６と鉛直板部１７に、２本の平行
な連続スリットＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４が形成されてい
る。

【００２４】図６、図７は、図４、図５の型を用いてプ
レキャスト壁パネルおよびコーナーパネルを製造する方
法を示す断面図であり、図６は図４、図５の三角状凸部
１８においてスリットＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４が形成さ
れている位置における断面図、図７は該スリットが形成
されていない位置における断面図である。

【００２５】まず、下敷き用の鉄板１９に鉛直型壁１２
をボルトＢ１で固定し、鉛直型壁１２の内側にタイル２
０を敷きつめ、かつ窓枠などを配置する。そして、タイ
ル２０の上側に鉄筋２１などの配筋を行ない、さらにＵ
字状鉄筋５を鉛直型壁１２の水平スリット１３に挿通し
て、Ｕ字状先端５３を背部壁１４に突き当てる。

【００２６】次に、凹状空間形成型１５をＵ字状鉄筋５
の２本のアーム部５１、５２の上から被せ、図５のよう
に、前記のスリットＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４中に２本の
アーム部５１、５２を入れる。そして、鉛直板部１７の
上端に固定された締めつけ板２２を、鉛直型壁１２の上
端の締めつけ板２３の上に重ねて、ボルト・ナットＢ２
で固定する。また、必要に応じて、鉛直板部１７と鉛直
型壁１２とを重ねてボルト・ナットＢ３で締めつけ固定
する。傾斜板１６の上側のレ字状の空間は、蓋板２４を
被せて閉じてもよい。

【００２７】この状態で、タイル２０の上に、蓋板２４
の高さまでコンクリートを流し込んで養生し硬化させる
が、前記のスリットＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４から三角状
凸部１８や傾斜板１６の中までコンクリートが入り込ま
ないように、スリットＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４中にスポ
ンジや紙製の軟質なパッキン材を詰めておき、また三角
状凸部１８の縦板１８２のスリットＳ１と２本のアーム
部５１、５２との間の隙間も、ガムテープなどで塞いで
おく。

【００２８】こうして、蓋板２４の高さまで、タイル２
０の上側にコンクリートを流し込んで硬化させた後、締
めつけ板２２、２３間のボルト・ナットＢ２を外し、さ
らに鉛直板部１７と鉛直型壁１２間のボルト・ナットＢ
３を外して、凹状空間形成型１５を、吊り金具２５を用
いて引き上げると、Ｕ字状鉄筋５と鉛直型壁１２を残し
て、凹状空間形成用のコッター枠１５のみを取り外し離
型できる。

【００２９】次いで、鉛直型壁１２と下敷き鉄板１９と
の間のボルトＢ１を外して、鉛直型壁１２を図の左側に
移動させると、Ｕ字状鉄筋５が図４、図６のスリット１
３から抜けるので、Ｕ字状鉄筋５を残した状態で、鉛直
型壁１２と背部壁１４を離型できる。最後に、２本のア
ーム部５１、５２の下側に残ったパッキンを除去する
と、成型が完了する。

【００３０】なお、スリットＳ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４中
にＵ字状鉄筋５の２本のアーム部５１、５２を入れるに
は、先にコッター枠１５を設置してから、Ｕ字状鉄筋５
の２本のアーム部５１、５２をスリットＳ４→Ｓ３→Ｓ
１の順に横から挿入することも可能である。

【００３１】図１、図２の凹状空間４は三角形状をして
いるが、これに限定されるものではなく、凹曲面などで
もよい。したがって、凹状空間４の形状に応じて、凹状
空間形成用のコッター枠１５における三角状凸部１８の
形状を設計する。また、Ｕ字状鉄筋５は、Ｖ字状やコ字
状などであってもよく、また強度の問題はあるが、釣針
状すなわち「つ」の字状になっていて、アーム部が１本
しか無い構造も可能である。

【００３２】成型完了したプレキャスト壁パネルは、Ｕ
字状鉄筋５の位置が同じなため、そのままでは、プレキ
ャスト壁パネル同士を隣接させたときに、隣接するＵ字
状鉄筋５ａと５ｂとが衝突することになるが、それぞれ
のＵ字状鉄筋５ａ、５ｂを逆方向に例えば５ｍｍ程度ず
つ曲げれば、重ね合わせることができる。もちろん、成
型装置におけるスリットＳ１、Ｓ３、Ｓ４の深さを変え
ることによって、予めＵ字状鉄筋５ａと５ｂとの位置を
ずらした状態で成型することも可能である。

【００３３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、図３のよう
なコーナー専用のパネルを用いるのは、コーナーパネル
専用の成形型が必要となり、コスト高となる。

【００３４】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、建物のコーナー部において、専用のコーナーパ
ネルやコーナーパネル専用の成形型を用いずに安価に壁
のコーナー部を実現することにある。

【００３５】

【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項１は、プレキ
ャスト壁パネルを直角に連結する構造であり、プレキャ
スト壁パネルの端部の内側に、コンクリート充填のため
の空間を有し、プレキャスト壁パネル中に固定された連
結鉄筋が、該空間中に突出しているプレキャスト壁パネ
ル同士を用いて、片方のプレキャスト壁パネルの先端の
内面に他方のプレキャスト壁パネルの先端を突き当てる
ように位置させることで、２枚のプレキャスト壁パネル
を直角に配置してある。

【００３６】そして、双方のプレキャスト壁パネルの前
記空間において、それぞれのプレキャスト壁パネルの前
記連結鉄筋同士を溶接などで連結し、かつ双方の空間に
渡ってコンクリートを充填してプレキャスト壁パネル同
士を直角に連結してある。

【００３７】このように、片方のプレキャスト壁パネル
の先端の内面に他方のプレキャスト壁パネルの先端を突
き当てるように位置させることで、２枚のプレキャスト
壁パネルを直角に配置し、双方のプレキャスト壁パネル
の前記空間において、それぞれのプレキャスト壁パネル
の前記連結鉄筋同士を溶接などで連結し、かつ双方の空
間に渡ってコンクリートを充填してプレキャスト壁パネ
ル同士を連結してあるため、端部が同じ構成のプレキャ
スト壁パネルを用いることで、コーナー部を実現でき
る。したがって、従来のように、コーナー専用のプレキ
ャスト壁パネルを必要とせず、安価に実現できる。

【００３８】

【発明の実施の形態】次に本発明によるプレキャスト壁
パネルの成形装置が実際上どのように具体化されるか実
施形態を説明する。

【００３９】図８は、プレキャスト壁パネルのコーナー
部の連結構造である。本発明のプレキャスト壁パネルの
両端は、図８のように板状部６０が突出しているが、片
方のプレキャスト壁パネルＰ１の板状部６０の先端内面
に、他方のプレキャスト壁パネルＰ２の板状部６０の先
端面を突き当てるようにして配置してある。なお、隙間
には、バックアップ材６１を挟み、かつシーリング材６
２でシールする。

【００４０】また、それぞれのプレキャスト壁パネルＰ
１、Ｐ２の先端から突出している鉄筋ｃ、ｄに、直角に
曲がった鉄筋ｅを溶接してある。そして、内壁面側の凹
部ａ、ｂ中に、コンクリートを充填した構造になってい
る。なお、６３は軸筋（通し筋）である。

【００４１】このように、プレキャスト壁パネルＰ１、
Ｐ２の端部に板状部６０を形成し、かつ片方のプレキャ
スト壁パネルＰ１の板状部６０の先端内面に、他方のプ
レキャスト壁パネルＰ２の板状部６０の先端面を突き当
てるようにして配置するだけなため、簡単にコーナー部
を形成できる。なお、コーナー部の鉄筋ｃ、ｄはＵ字状
でなく、真っ直ぐにする。

【００４２】

【発明の効果】請求項１によると、片方のプレキャスト
壁パネルの先端の内面に他方のプレキャスト壁パネルの
先端を突き当てるように位置させることで、２枚のプレ
キャスト壁パネルを直角に配置し、双方のプレキャスト
壁パネルの前記空間において、それぞれのプレキャスト
壁パネルの前記連結鉄筋同士を溶接などで連結し、かつ
双方の空間に渡ってコンクリートを充填してプレキャス
ト壁パネル同士を連結してあるため、端部が同じ構成の
プレキャスト壁パネルを用いることで、コーナー部を実
現できる。したがって、従来のように、コーナー専用の
プレキャスト壁パネルを必要とせず、安価に実現でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 プレキャスト壁パネルの端部の実施形態を示
す斜視図である。

【図２】 プレキャスト壁パネル同士の連結方法および
連結構造の実施形態で、（１）は連結部の水平断面図、
（２）は連結部の正面図、（３）はＵ字状鉄筋同士の重
なり状態を示す斜視図、（４）は連結完了状態の水平断
面図である。

【図３】 プレキャスト壁パネル建築物のコーナー部の
実施形態を示す水平断面図である。

【図４】 プレキャストの壁パネルやコーナーパネルの
端部形成用のコッター枠を示す斜視図である。

【図５】 凹状空間形成用のコッター枠の斜視図であ
り、（１）は上側から見た斜視図、（２）は上下反転さ
せた状態の斜視図である。

【図６】 図６、図７は、プレキャストの壁パネルおよ
びコーナーパネルを製造する方法を示す断面図であり、
図６は図４、図５の三角状凸部においてスリットが形成
されている位置の断面図である。

【図７】 三角状凸部においてスリットが形成されてい
ない位置の断面図である。

【図８】 本発明によるプレキャスト壁パネルのコーナ
ー部の連結構造を示す水平断面図である。

【図９】 従来のプレキャスト壁パネル同士の連結構造
を示す水平断面図である。

【図10】 従来のプレキャスト壁パネルのコーナー連結
部の水平断面図である。

【符号の説明】

Ｐ、Ｐ１、Ｐ２ プレキャスト壁パネル １ 外面 ２ 内面 ３ 端部 ４、４ａ、４ｂ 凹状空間 ５、５ａ、５ｂ Ｕ字状鉄筋 ５１、５２ Ｕ字状鉄筋の２本のアーム部 ６、ｆ 充填コンクリート Ｃｐ コーナーパネル １５ プレキャスト壁パネルの端部形成用の型 １６ 傾斜板 １８ 三角状凸部 Ｓ１ Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４ 連続スリット １９ 下敷き鉄板

フロントページの続き Ｆターム(参考） 2E125 AA53 AB13 AC07 AD07 AE02 AG07 AG28 AG34 AG38 BA07 BA25 BA45 BB08 BD01 BE07 BE08 BF01 CA82 CA90

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プレキャスト壁パネルの端部の内側に、
   コンクリート充填のための空間を有し、プレキャスト壁
   パネル中に固定された連結鉄筋が、該空間中に突出して
   いるプレキャスト壁パネル同士を用いて、 片方のプレキャスト壁パネルの先端の内面に他方のプレ
   キャスト壁パネルの先端を突き当てるように位置させる
   ことで、２枚のプレキャスト壁パネルを直角に配置して
   あり、 双方のプレキャスト壁パネルの前記空間において、それ
   ぞれのプレキャスト壁パネルの前記連結鉄筋同士を溶接
   などで連結し、かつ双方の空間に渡ってコンクリートを
   充填してあることを特徴とするプレキャスト壁パネル同
   士の連結構造。