JP2001106419A - 排紙スタック装置 - Google Patents

排紙スタック装置

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JP2001106419A
JP2001106419A JP29119799A JP29119799A JP2001106419A JP 2001106419 A JP2001106419 A JP 2001106419A JP 29119799 A JP29119799 A JP 29119799A JP 29119799 A JP29119799 A JP 29119799A JP 2001106419 A JP2001106419 A JP 2001106419A
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Takashi Murofushi
孝 室伏
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ容易に用紙のカール等の修正がで
き、スタックした用紙の不揃い等をなくし、用紙の整列
性が良好な排紙スタック装置を提供する。 【解決手段】 排紙トレイ7上に用紙Pの高さを検知す
るために設けた検知レバー22、23、24に対応させ
て排紙トレイ7内に突起32、33、34を出没可能に
設け、検知レバー22、23、24による位置検知出力
に応じて突起32、33、34を排紙トレイ7から出没
させ、用紙Pのカールやステープルによる盛り上がりに
対応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙トレイ上に排
出された用紙の最上位の用紙面の高さに応じて排紙トレ
イの高さを変位させて、排紙トレイ上の最上位の用紙の
位置を一定の高さ位置に保ち得るようにしたフィニッシ
ャ等の排紙スタック装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
排紙トレイ上における最上位の用紙の位置を一定の高さ
位置に保つようにした排紙スタック装置では、特開平6
−9137号公報や特開平8−301501号公報に開
示の装置のように、用紙がカールしている場合であって
も排出された用紙が排紙ローラによって擦られて傷付け
られたり、排紙ローラにかみ込まれてロックしたりしな
いようにしているものがある。
【0003】特開平6−9137号公報に開示の装置
は、排紙トレイの用紙載置面またはその上方にスタック
された用紙の最上位の用紙面の高さ位置を検知する積載
高さ検知手段を、用紙排出手段の排紙部よりも上方で回
動可能に支持するとともに、その支持部から用紙の排出
方向に沿って延設してその先端が排紙トレイの用紙載置
面に接触可能としてあり、用紙載置面上にスタックされ
た用紙の最上位の用紙面に、用紙の排出方向に間隔を置
いて複数個所で接触可能な検知レバーと、検知レバーの
回動位置を検知するセンサとによって構成している。ま
た、特開平8−301501号公報に開示の装置は、排
紙トレイの印字紙積載面に印字紙の進行方向に沿って上
向きの勾配を急緩2段階に順に設定し、かつ印字紙積載
面中央部に印字紙の進行方向に沿って上流側から下流側
に向かって印字紙幅方向勾配が急勾配から緩勾配に変化
する山脈状の突出部を設け、また印字紙積載面上に印字
紙幅方向にスライド可能な案内部材を設けている。
【0004】しかしながら、前者の装置は、排出方向に
用紙のカールがある場合に有効ではあるものの、排出方
向に垂直な用紙幅方向のカールに関しては対応できない
ものとなっている。また後者の装置は、トレイ形状が一
定形状で決まっているため、紙種によっては用紙にカー
ルを付けてしまう場合があったり、すべてのカール方
向、カールの大きさに対して完全に対応できるものでは
なく、ある一定条件の場合にのみ有効なものとなってい
る。
【0005】また特開平9−188469号公報に開示
の装置のように、ステイプルされた用紙束を積載しステ
イプル部が盛り上がった場合であっても、その排出され
た用紙が排紙ローラによって擦られて傷付けられたり、
シート排出の妨げにならないようにしているものもあ
る。この特開平9−188469号公報に開示の装置
は、高さ検知手段を複数有し、積載トレイのシート搬送
方向と直交する方向に複数設けた可動分割部のうち、複
数の高さ検知手段のそれぞれに対応した位置の可動分割
部を変位させ、これにより積載トレイに排出、積載され
るステイプル済シート束の後処理部の盛り上がりを防止
し、後処理済シート束が積載トレイ上にばらついて積載
されるのを防止している。
【0006】しかしながら、この装置では、積載トレイ
を分割し、かつ揺動させるものであり、積載トレイの可
動分割部それぞれに高さを変える機構が必要であるた
め、構造が複雑になり、またコストも高くなる。さら
に、用紙を部分的に変位させるのが積載トレイの可動分
割部であるため、用紙を面で持ち上げることになり、積
載高さを一定にさせるには変位量を大きくする必要があ
る。
【0007】そこで本発明は、上記従来の問題点を解決
するために、簡単かつより容易にカールやステイプル部
の盛り上がりの修正がしやすく、カールした用紙やステ
イプルされた用紙束を積載したときでも、用紙の不揃い
やスタック不良をなくし、用紙の整列性が良好な排紙ス
タック装置を提供することを目的とする。
【0008】また本発明は、シフト機能を有する排紙ス
タック装置において、より多くの用紙あるいは用紙束に
対して不揃いやスタック不良なく積載でき、用紙の整列
性が良好な排紙スタック装置を提供することを目的とす
る。
【0009】さらに本発明は、用紙高さの誤検知や、人
による検知部の誤操作があっても、用紙の不揃いやスタ
ック不良がないようにすることが可能な排紙スタック装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
排紙スタック装置は、上記目的を達成するために、排出
されてくる用紙をスタックする排紙トレイの用紙載置面
またはその上方に、スタックされた用紙の最上位の用紙
面の高さを検知する積載高さ検知手段を備え、該積載高
さ検知手段からの検知信号に応じて上記排紙トレイの高
さを変位させ、該排紙トレイ上の最上位の用紙の高さ位
置を一定の高さに保つ排紙スタック装置において、上記
積載高さ検知手段を排紙方向に垂直な用紙幅方向に複数
並設し、上記排紙トレイに該複数の高さ検知手段の各々
に対応させて複数の突起を設け、該突起の先端位置を上
記複数の高さ検知手段の位置に対応させて可動としてな
ることを特徴とする。
【0011】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、上記排紙トレイが排紙方向に垂直な方向に
シフト可能で、上記複数の突起の高さの段差が一定以上
大きくなった場合に上記排紙トレイをシフトさせる手段
を有することを特徴とする。
【0012】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、上記複数の突起の高さの段差を一定以上大
きくしない手段を有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る排紙スタック装
置の一実施形態としてのフィニッシャの全体構造を概念
的に示す正面側断面図、図2は同斜視図である。図2の
紙面手前側が正面となっている。図中1は画像形成装
置、2はフィニッシャ、3は排紙スタック装置である。
図示のフィニッシャ2は、画像形成装置1の対をなす排
出ローラ4から排出される画像形成後の用紙Pを、指示
内容に応じて分岐爪5の位置を選択的に切り換えること
によって、搬送路6を使用してそのまま排紙スタック装
置3の排紙トレイ7に排出したり、搬送路8を使用して
ステイプラが設けられているステイプル装置9へ向けて
搬送し、ステイプル装置9で用紙Pの束をステイプル綴
じしてから排紙トレイ7に排出したりする。
【0014】画像形成後の用紙Pあるいはその束を綴じ
ずに排出する場合には、分岐爪5を図1に仮想線で示す
位置とし、画像形成装置1の排出ローラ4によって排出
された用紙Pを搬送路6に案内し、それを搬送路6上に
設けた搬送ローラによって搬送し、排紙トレイ7上への
用紙排出手段である上下方向に互いに圧接しながら図中
の矢印方向へ回転する排紙ローラ対10へ搬送し、排紙
ローラ対10によって排紙トレイ7上に排出する。ソー
ト及びスタックモード時には、画像形成装置1側の図示
せぬコントロールパネル等から出される仕切信号によ
り、排紙トレイ7をシフトモータ(図示せず)により、
用紙排出方向に対し垂直に装置の前後方向でシフトさ
せ、ジョブ終了まで仕分けをする。
【0015】また、用紙Pの束をステイプル装置9で綴
じてから排出する場合には、分岐爪5を図1に実線で示
す位置にして、排出ローラ4によってフィニッシャ2内
に送り込まれた用紙Pを搬送路8に案内し、搬送路8上
に設けた搬送ローラによって搬送し、停止状態にある搬
送ベルト11上に積載する。搬送中の用紙Pの後端がフ
ァーブラシ12と同軸上に設けた搬送ローラ(図示せ
ず)を通過すると、図中に実線で示す待避位置で矢印方
向に回転している紙寄せコロ13を仮想線で示す位置ま
で揺動させて用紙面に接触させ、搬送ベルト11上に達
した用紙Pを図の下方へ移動させる。この紙寄せ動作
は、移動させている用紙Pの下端がステイプル装置9の
ストッパ部14に当接した時点で停止させる。この動作
を指定枚数だけ繰り返し、そのすべての枚数の用紙のス
テイプル位置へのスタックが完了すると、ステイプル装
置9内に設けたステイプラ(図示せず)を作動させてス
テイプル綴じを用紙Pの束の図1の下端側に対して行
う。綴じた用紙束の排出時には、停止状態にあった搬送
ベルト11を図中の矢印A方向に回動させ、搬送ベルト
11の外周側に1個だけ固定してある係止爪15を用紙
束の後端に当接させ、係止爪15の矢印A方向への移動
によって用紙束を上昇側に移動させ、排紙ローラ対10
によって排紙トレイ7上に排出させる。なお、この用紙
束の搬送ベルト11上からの排出時には、紙寄せコロ1
3を再び図1に実線で示す位置に待避させることによっ
て、用紙束の排出を妨げないようにする。
【0016】図中16は解除レバーであり、ステイプル
装置9内のステイプラに綴じ針を補充する際に解除位置
に位置させ、ステイプル装置9全体を実線で示す位置か
ら仮想線で示す待避位置まで移動させる。
【0017】排紙スタック装置3は、図3に示すよう
に、用紙Pを排出する用紙排出手段である排紙ローラ対
10と、これにより排出した用紙Pをスタックする排紙
トレイ7と、排紙トレイ7の用紙載置面7aまたはその
上方にスタックされた用紙Pの最上位の用紙面の高さを
検知する積載高さ検知手段20とを備える。そして、積
載高さ検知手段20からの検知信号に応じてマイクロコ
ンピュータ等からなる制御部30がトレイ昇降装置27
を駆動制御して排紙トレイ7の高さを変位させ、排紙ト
レイ7上の最上位の用紙Pの高さ位置を一定の高さに保
つようになっている。
【0018】図示の例では積載高さ検知手段20は、図
2に示すように、排紙ローラ対10の排紙部(ニップ位
置)よりも上方で軸21によって回動可能に支持し、支
持部から用紙Pの排出方向に沿いかつ用紙載置面7aに
向かって下降するように伸ばした複数の逆Y字状の検知
レバー22、23、24を、用紙Pの排出方向に対して
垂直な用紙幅方向、すなわち装置の前後方向で適宜の間
隔を開けて設けてある。具体的には、前後方向の中央
と、前後方向で手前側と奥側の両端側に設けてある。
【0019】各検知レバー22、23、24の一方の先
端である接触部22a、23a、24aは、それぞれ排
紙トレイ7の用紙載置面7aに接触可能としてあり、用
紙載置面7a上に用紙Pがスタックしてあるときは、最
上位の用紙面に接触するようになっている。各検知レバ
ー22、23、24の他方の接触部22b、23b、2
4bは、それぞれ一方の接触部22a、23a、24a
の下側をやはり用紙載置面7a側へ下降するように伸ば
して設けてある。すなわち各検知レバー22、23、2
4は、先端側の接触部22a、23a、24aあるいは
他の接触部22b、23b、24bで最上位の用紙Pの
上面に接触可能となっている。図中25はセンサで、検
知レバー22、23、24の回動位置を検知するように
なっている。また検知レバー22、23、24はそれぞ
れ上端にフィラー26を備えている。なお以下では特に
必要がなければ検知レバー22、23、24を単に検知
レバー22といい、接触部22a、23a、24aを接
触部22aといい、さらに他の接触部22b、23b、
24bも単に接触部22bという。
【0020】具体的には図示の例では、検知レバー22
の2個の接触部のうち、排紙ローラ3に近い基準フェン
ス17側の接触部22bのほうが排紙トレイ7の用紙載
置面7aからの高さ検知位置が高くなるように配置して
ある。すなわち図3、図4からわかるように、接触部2
2bの検知位置における用紙載置面7aからのその面に
対して垂直方向の高さHが、検知レバー22の先端側の
接触部22aの高さhよりも若干高くなるように検知レ
バー22を形成してある。
【0021】したがって、排出方向にカールしていない
用紙Pが排紙ローラ対10によって排出されると、用紙
Pは検知レバー22の下側から接触部22b、22aに
摺接しながらその下側へ入り込んで排紙トレイ7上にス
タックされる。排紙動作が繰り返されることによって排
紙トレイ7上の用紙のスタック量が増してゆくと、図4
に示すよう検知レバー22の先端側の接触部22aが先
に持ち上げられて検知レバー22全体が図4に矢印Bで
示すように上方へ回動する。その回動によって検知レバ
ー22の遮光片26がセンサ25の検知部を遮光し、こ
れによってセンサ25が検知レバー22の上方への回動
を検知する。すると、その検知信号に応じて制御部30
がトレイ昇降装置27(図1、3に示し、図4では図示
を省略してある)を駆動して排紙トレイ7を下降させ
る。
【0022】それによって検知レバー22が矢印Bと反
対方向に、すなわち下方へ回動する。これに伴ってセン
サ25の検知部が遮光片26によって遮光されなくな
り、その検知信号に応じてトレイ昇降装置27の駆動が
停止し、その時点で排紙トレイ7の下降も停止する。こ
のようにすることによって、排紙トレイ7上にスタック
された最上位の用紙Pの位置を一定の高さ位置に保って
いる。なお排紙トレイ7全体の上下動に関しては、基本
的に中央の検知レバー22の検知信号をもとにトレイ昇
降装置27を駆動制御して排紙トレイ7の高さを変位さ
せ、排紙トレイ7上の最上位の用紙Pの位置を一定の高
さに保つ。排出方向にカールしている用紙Pが排出され
た場合には、図3に示すように接触部22bが先に触れ
る点を除き、上記と同様の動作を行って最上位の用紙P
の位置を一定の高さに保つ。
【0023】また本実施形態では、排紙トレイ7を排紙
方向先側から見た図5に示すように、各検知レバー2
2、23、24に対応させて排紙トレイ7内に突起3
2、33、34が設けてある。また排紙トレイ7の枠体
7b内にはラックとピニオンギヤからなる小型駆動装置
35、36、37が図示しない小型モータによって駆動
可能に設けてあり(ピニオンギヤの支持構造も図示を省
略する)、突起32、33、34はそれぞれ小型駆動装
置35、36、37のピニオンギヤの上下移動に伴って
上下に移動可能となっている。なお突起32、33、3
4には排紙トレイ7内には突起32、33、34のガイ
ドも設けてある。もちろんラックとピニオンの関係は図
示の例とは反対でもかまわないし、ウォームとウォーム
ホイールでもよく、さらには突起32、33、34をソ
レノイド等で持ち上げる構造としてたり、給紙トレイ7
の昇降機構のように、モータでワイヤを引っ張る構造で
もかまわない。また本実施形態では、突起32、33、
34には用紙排出方向に長細いものを使用しているが、
本発明はこのような形状のものに限定されない。
【0024】図6、図7、図8も、図5と同様に排紙ト
レイ7を排紙方向先側から見た断面図である。図5のよ
うに用紙Pが排出されるのが通常の場合であるが、図6
(A)のように、排出されてきた用紙Pが排出方向に対
して垂直の用紙幅方向に下向きにカールしている場合が
ある。この場合、排紙トレイ7内の突起33、34用の
小型駆動装置36、37を回転作動させ、図6(B)に
示すように両端の突起33、34を上昇させ、用紙Pの
幅方向端部の下向きカールを、検知レバー23、24を
押し上げる状態にして押さえる。
【0025】逆に図7(A)のように、排出されてきた
用紙Pが排出方向に対して垂直の用紙幅方向に上向きに
カールしている場合、排紙トレイ7内の突起32用の小
型駆動装置35を回転作動させ、図7(B)に示すよう
に中央の突起32を上昇させ、検知レバー22を押し上
げる状態とし、用紙Pの幅方向端部の上向きカールを突
起33、34が上から押さえる状態にする。
【0026】図8(A)は、用紙Pの排出方向から見て
右側となる装置奥側の縁をステープルした用紙束を積載
した状態を示し、中央の突起32と前側の突起33を駆
動して図8(B)に示すように上昇させ、装置奥側のス
テープル針の盛り上がり部による盛り上がりが生じるの
を抑えている。
【0027】図8に示すようなステープルモード時等の
シフトモードを使用していないとき、前述したようなカ
ールやステープルの盛り上がり部を突起32、33、3
4で押さえきれない場合、つまり突起32、33、34
を最も上昇させても検知レバー22、23、24全部に
用紙Pが当たらない場合、排紙トレイ7をシフトさせて
カールやステープルの盛り上がり部の位置をずらす。こ
の時、突起32、33、34は一時解除、すなわち排紙
トレイ7の上面から排紙トレイ7内へ下降した位置に戻
し、シフト後に検知レバー22、23、24による信号
により再び必要なだけ上昇させる。
【0028】図9は、排紙トレイ7の平面図で、排紙ト
レイ7を前後にシフトさせた時のために、各突起32、
33、34に対してそれぞれ穴が開けてある。なお各突
起32、33、34の上下動は排紙トレイ7の枠体7b
の高さ範囲内で行い、誤検知や用紙Pのカールがきつい
場合でも用紙Pに段差がつきすぎないようにする。ま
た、突起32、33、34の排紙トレイ7の上面からの
突出量が最高の状態で一定時間以上にわたって検知レバ
ー22、23、24全部に用紙Pが当たらない場合は、
機械を止め、排紙トレイをチェックして、用紙Pを取り
除くように指示を出させればよい。
【0029】図10は上述してきた実施形態装置の構成
を示すブロック図、図11は同動作のフローチャートで
ある。図10には、既述の図で示していなかった中央の
突起32の昇降モータ41、前側の突起33の昇降モー
タ42、奥側の突起34の昇降モータ43、排紙トレイ
7をシフトさせる排紙トレイシフトモータ44、排紙ト
レイ7を昇降動させる排紙トレイ昇降モータ45を示し
てある。
【0030】図11に示す本実施形態装置の制御動作を
説明する。まず中央の検知レバー22の高さの値Y1が
所定値A以上かどうかを判断し(ステップ1)、NОで
あれば前側の検知レバー23の高さの値Y2が所定値A
以上かどうかを判断し(ステップ2)、NОであれば奥
側の検知レバー24の高さの値Y3が所定値A以上かど
うかを判断する(ステップ3)。ここでNОであればス
テップ1に戻り、YESであれば奥側の検知レバー24
の高さの値Y3から検知レバー22の高さの値Y1を引
いた値が所定値B以上かどうかを判断し(ステップ
4)、YESであれば中央の突起32を一定量突き上げ
る(ステップ5)。ステップ4の判断がNОであれば、
ステップ6へ行く。次に検知レバー24の高さの値Y3
から検知レバー23の高さの値Y2を引いた値が所定値
B以上かどうかを判断し(ステップ6)、YESであれ
ば奥側の突起34を一定量突き上げ(ステップ7)、排
紙トレイ7全体を一定量下降させる(ステップ8)。
【0031】ステップ1の判断がYESの場合、中央の
検知レバー22の高さの値Y1から前側の検知レバー2
3の高さの値Y2を引いた値が所定値B以上かどうかを
判断し(ステップ9)、YESであれば奥側の突起34
を一定量突き上げ(ステップ10)、NОであればステ
ップ11へ行く。さらに中央の検知レバー22の高さの
値Y1から奥側の検知レバー24の高さの値Y3を引い
た値が所定値B以上かどうかを判断し(ステップ1
1)、YESであれば前側の突起33を一定量突き上げ
(ステップ12)、NОであればステップ8へ行く。
【0032】ステップ2の判断がYESの場合、前側の
検知レバー23の高さの値Y2から中央の検知レバー2
2の高さの値Y1を引いた値が所定値B以上かどうかを
判断し(ステップ13)、YESであれば中央の突起3
2を一定量突き上げ(ステップ14)、NОであればス
テップ15へ行く。さらに前側の検知レバー23の高さ
の値Y2から奥側の検知レバー24の高さの値Y3を引
いた値が所定値B以上かどうかを判断し(ステップ1
5)、YESであれば前側の突起33を一定量突き上げ
(ステップ16)、NОであればステップ8へ行く。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る排紙スタック装置は、以
上説明してきたように、排紙トレイ上に出没可能な複数
の突起で用紙のカールやステイプル部の盛り上がりを修
正するので、簡単で、よりカール等の修正がしやすく、
カールした用紙やステイプルされた用紙束を積載したと
きでも、用紙の不揃いやスタック不良がなく、用紙の整
列性が優れたものになるという効果がある。
【0034】請求項2に係る排紙スタック装置は、以上
説明してきたように、複数の突起の高さの段差が一定以
上大きくなった場合に、排紙トレイをシフトさせるよう
にしたので、上記共通の効果に加え、より多くの用紙あ
るいは用紙束を不揃いやスタック不良をなく載置できる
良好な整列性を呈するものにできるという効果がある。
【0035】請求項3に係る排紙スタック装置は、以上
説明してきたように、複数の突起の高さの段差が一定以
上大きくならないように制御しているので、上記共通の
効果に加え、用紙の高さの誤検知や、人による検知部の
誤操作があっても、用紙の不揃いやスタック不良が発生
しないようにすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排紙スタック装置の一実施形態と
してのフィニッシャの全体構造を概念的に示す正面側断
面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】同排紙スタック装置の断面図である。
【図4】同排紙スタック装置の検知レバーの動作を示す
断面図である。
【図5】同排紙スタック装置の排紙トレイを排紙方向先
側から見た断面図である。
【図6】本発明に係る排紙スタック装置の一実施形態の
動作を示すために、排紙トレイを排紙方向先側から見た
断面図である。
【図7】同異なる動作を示す断面図である。
【図8】同異なる動作を示す断面図である。
【図9】本発明に係る排紙スタック装置の一実施形態の
排紙トレイの平面図である。
【図10】本発明に係る排紙スタック装置の一実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図11】同動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 フィニッシャ 3 排紙スタック装置 4 排出ローラ 5 分岐爪 6 搬送路 7 排紙トレイ 7a 排紙トレイの用紙載置面 7b 同枠体 8 搬送路 9 ステイプル装置 10 排紙ローラ対 11 搬送ベルト 12 ファーブラシ 13 紙寄せコロ 14 ストッパ部 15 係止爪 16 解除レバー 20 積載高さ検知手段 21 軸 22、23、24 検知レバー 22a、23a、24a、22b、23b、24b 接
触部 25 センサ 26 遮光片 27 トレイ昇降装置 30 制御部 32、33、34 突起 35、36、37 小型駆動装置 41、42、43 昇降モータ 44 排紙トレイシフトモータ 45 排紙トレイ昇降モータ P 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されてくる用紙をスタックする排紙
    トレイの用紙載置面またはその上方に、スタックされた
    用紙の最上位の用紙面の高さを検知する積載高さ検知手
    段を備え、該積載高さ検知手段からの検知信号に応じて
    上記排紙トレイの高さを変位させ、該排紙トレイ上の最
    上位の用紙の高さ位置を一定の高さに保つ排紙スタック
    装置において、上記積載高さ検知手段を排紙方向に垂直
    な用紙幅方向に複数並設し、上記排紙トレイに該複数の
    高さ検知手段の各々に対応させて複数の突起を設け、該
    突起の先端位置を上記複数の高さ検知手段の位置に対応
    させて可動としてなることを特徴とする排紙スタック装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の排紙スタック装置において、
    上記排紙トレイが排紙方向に垂直な方向にシフト可能
    で、上記複数の突起の高さの段差が一定以上大きくなっ
    た場合に上記排紙トレイをシフトさせる手段を有するこ
    とを特徴とする排紙スタック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の排紙スタック装置において、
    上記複数の突起の高さの段差を一定以上大きくしない手
    段を有することを特徴とする排紙スタック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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