JP2001101424A - 画像解析装置 - Google Patents

画像解析装置

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JP2001101424A
JP2001101424A JP27468799A JP27468799A JP2001101424A JP 2001101424 A JP2001101424 A JP 2001101424A JP 27468799 A JP27468799 A JP 27468799A JP 27468799 A JP27468799 A JP 27468799A JP 2001101424 A JP2001101424 A JP 2001101424A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 濃度プロファイル中に、所望のように、複数
の関心領域を画定して、定量解析を実行することのでき
る画像解析装置を提供する。 【解決手段】 ウインドメモリ84に二次元的に展開さ
れて、記憶された画像データに基づき、所定の画像領域
の濃度のプロファイルデータを生成して、ウインドメモ
リ84に記憶させるプロファイルデータ生成手段86
と、指示信号にしたがって、ウインドメモリ84に記憶
されたプロファイルデータに基づいて、濃度プロファイ
ル中に、関心領域を設定可能な関心領域設定手段88と
を備え、関心領域設定手段が、新たに関心領域の設定が
指示されたときはすでに設定されている関心領域に連続
的に隣接して設定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像解析装置に関する
ものであり、さらに詳細には、習熟していないユーザー
であっても、濃度プロファイル中に、所望のように、複
数の関心領域を画定して、定量解析を実行することので
きる画像解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると、放射線のエネル
ギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長
域の電磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエ
ネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有す
る輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用いて、被
写体を透過した放射線のエネルギーを、蓄積性蛍光体シ
ートに形成された輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光
体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽
性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性
蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディ
ジタル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTな
どの表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上
に、放射線画像を生成するように構成された放射線診断
システムが知られている(たとえば、特開昭55−12
429号公報、同55−116340号公報、同55−
163472号公報、同56−11395号公報、同5
6−104645号公報など。)。
【0003】また、同様な輝尽性蛍光体を、放射線の検
出材料として用い、放射性標識を付与した物質を、生物
体に投与した後、その生物体あるいはその生物体の組織
の一部を試料とし、この試料を、輝尽性蛍光体層が形成
された蓄積性蛍光体シートと一定時間重ね合わせること
により、放射線エネルギーを輝尽性蛍光体層に含まれる
輝尽性蛍光体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波に
よって、輝尽性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励
起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検
出して、ディジタル画像信号を生成し、画像処理を施し
て、CRTなどの表示手段上あるいは写真フイルムなど
の記録材料上に、画像を生成するように構成されたオー
トラジオグラフィシステムが知られている(たとえば、
特公平1−60784号公報、特公平1−60782号
公報、特公平4−3952号公報など)。
【0004】さらに、光が照射されると、そのエネルギ
ーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域
の電磁波を用いて励起すると、照射された光のエネルギ
ーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽
性蛍光体を、光の検出材料として用い、蛋白質、核酸配
列などの固定された高分子を、化学発光物質と接触し
て、化学発光を生じさせる標識物質によって、選択的に
標識し、標識物質によって選択的に標識された高分子
と、化学発光物質とを接触させて、化学発光物質と標識
物質との接触によって生ずる可視光波長域の化学発光
を、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝尽性蛍光体層
に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽性
蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍
光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジ
タル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなど
の表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、
放射線画像を再生して、遺伝子情報などの高分子に関す
る情報を得るようにした化学発光検出システムが知られ
ている(たとえば、米国特許第5,028,793号、
英国特許出願公開GB第2,246,197Aな
ど。)。
【0005】また、電子線あるいは放射線が照射される
と、電子線あるいは放射線のエネルギーを吸収して、蓄
積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて
励起すると、照射された電子線あるいは放射線のエネル
ギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝
尽性蛍光体を、電子線あるいは放射線の検出材料として
用い、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、
試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分
析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなった
り、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像
を検出する電子顕微鏡による検出システムや、放射線を
試料に照射し、得られた放射線回折像を検出して、試料
の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出システム
などが知られている(たとえば、特開昭61−5173
8号公報、特開昭61−93538号公報、特開昭59
−15843号公報など)。
【0006】これらの蓄積性蛍光体シートを画像の検出
材料として使用するシステムは、写真フイルムを用いる
場合とは異なり、現像処理という化学的処理が不必要で
あるだけでなく、得られた画像データに画像処理を施す
ことにより、所望のように、画像を再生し、あるいは、
コンピュータによる定量解析が可能になるという利点を
有している。
【0007】他方、オートラジオグラフィシステムにお
ける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質とし
て使用した蛍光検出(fluorescence) システムが知られ
てる。このシステムによれば、蛍光画像の読み取ること
によって、遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質の
分離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをおこ
なうことができ、たとえば、電気泳動させるべき複数の
DNA断片を含む溶液中に、蛍光色素を加えた後に、複
数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、あるい
は、蛍光色素を含有させたゲル支持体上で、複数のDN
A断片を電気泳動させ、あるいは、複数のDNA断片
を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後に、ゲル支持体
を蛍光色素を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動され
たDNA断片を標識し、励起光により、蛍光色素を励起
して、生じた蛍光を検出することにより、画像を生成
し、ゲル支持体上のDNAを分布を検出したり、あるい
は、複数のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動さ
せた後に、DNAを変性(denaturation) し、次いで、
サザン・ブロッティング法により、ニトロセルロースな
どの転写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも一部
を転写し、目的とするDNAと相補的なDNAもしくは
RNAを蛍光色素で標識して調製したプローブと変性D
NA断片とをハイブリダイズさせ、プローブDNAもし
くはプローブRNAと相補的なDNA断片のみを選択的
に標識し、励起光によって、蛍光色素を励起して、生じ
た蛍光を検出することにより、画像を生成し、転写支持
体上の目的とするDNAを分布を検出したりすることが
できる。さらに、標識物質により標識した目的とする遺
伝子を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製し
て、転写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵素
を、標識物質により標識された相補的なDNAと結合さ
せた後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発す
る蛍光物質に変化させ、励起光によって、生成された蛍
光物質を励起して、生じた蛍光を検出することにより、
画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAの分布
を検出したりすることもできる。この蛍光検出システム
は、放射性物質を使用することなく、簡易に、遺伝子配
列などを検出することができるという利点がある。
【0008】定量解析をおこなうため、これらのシステ
ムに使用される画像解析装置は、得られた画像中の特定
の画像領域の濃度プロファイルを生成し、CRTなどの
表示手段上に表示することができるように構成されてい
る。
【0009】すなわち、電気泳動法によってDNAの塩
基配列を決定するには、目的とする遺伝子を含むDNA
断片を含む複数の試料を、ゲル支持媒体上に、等間隔
で、滴下して、電気泳動をおこなうことにより、分離展
開し、アルカリ処理により変性して、一本鎖のDNAと
した後、公知のサザン・ブロット・ハイブリダイゼーシ
ョン法により、フイルタ上に固定し、目的とする遺伝子
のDNAと相補的な標識化されたDNAあるいはRNA
とハイブリダイズさせて、目的とする遺伝子を含むDN
A断片に標識を付与し、標識物質の分布を画像化して、
DNAの塩基配列を決定するようにしている。このと
き、分子量の小さいDNAほど、電気泳動による移動量
が大きいため、各試料に対応する画像は、一次元的に、
すなわち、レーン状に展開されたものとなり、電気泳動
により得られる画像は、複数の等間隔で互いに平行なレ
ーン状の画像を含んでいる。電気泳動法によりDNAの
塩基配列を決定する場合には、こうして得られた画像中
のレーン状の画像領域の濃度プロファイルを求めること
が必要とされる。
【0010】また、薬物代謝研究の分野において、しば
しば用いられている薄層クロマトグラフィー(TLC:
Thin Layer Chromatography)においては、実験動物に標
識物質で標識した薬物を投与し、その薬物が体内で変化
した場合の成分を分析するため、薬物投与後、所定時間
経過毎に、実験動物の特定の部位より採取した尿、血
液、組織などの試料に所定の処理を施し、それを、ガラ
ス板の上にシリカゲルの粉を塗布したTLCプレート上
の所定の位置に、等間隔で、滴下し、これを展開溶媒に
浸して、クロマトグラフィー展開して、TLCプレート
上に、試料中の成分ごとに分離されたスポットが形成し
ている。その結果、所定時間毎に採取した試料は、一次
元的に、すなわち、レーン状に展開されるため、得られ
る画像は、複数の等間隔で互いに平行なレーン状の画像
を含むものとなる。この場合にも、たとえば、時間的
に、どのように薬物が代謝されたかを知るために、こう
して得られた画像中のレーン状の画像領域の濃度プロフ
ァイルを求めることが必要とされる。
【0011】このようにして、画像の定量解析にあたっ
ては、表示手段上に表示された濃度プロファイル中に関
心領域を設定して、関心領域内の画素濃度の積算値を求
めることもしばしば必要とされ、したがって、これらの
システムに使用される画像解析装置は、表示手段上に表
示された濃度プロファイル中の任意の領域を関心領域と
して画定することができるように構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、表示手段
上に表示された濃度プロファイル中の任意の領域を関心
領域として画定可能に構成されていると、任意の領域を
定量解析することが可能になり便利であるが、その反
面、ある画素が二以上の関心領域に含まれるということ
があり得るため、以下のような問題があった。
【0013】すなわち、薄層クロマトグラフィーの分野
においては、ガラス板上に形成したシリカゲルの層に、
薬物を滴下して、溶媒により、クロマトグラフィー展開
をさせ、その後に、シリカゲルを掻き取って、各シリカ
ゲルの断片毎に、溶媒に溶解して、液体シンチレーショ
ンカウンタによって、定量解析をするという解析手法が
知られており、かかる定量解析においては、シリカゲル
を掻き取って、シリカゲル断片とすることにより、互い
に連続的に隣接する領域が関心領域として画定し、定量
解析がなされているが、蓄積性蛍光体シートを画像の検
出材料として使用して、生成した画像に対して、かかる
定量解析を実行する場合には、シリカゲル断片を掻き取
る代わりに、表示手段上に表示された濃度プロファイル
中に、互いに連続的に隣接する領域を関心領域として画
定し、定量解析をする必要がある。しかしながら、従来
の画像解析装置にあっては、表示手段上に表示された濃
度プロファイル中の任意の領域を関心領域として画定可
能に構成されているため、かかる定量解析を実行する際
は、ユーザーが表示手段に表示された画像を観察しなが
ら、マウスにより、すでに画定された領域に隣接する画
素を指定し、画定すべき関心領域の終点まで、マウスを
ドラッグして、ある画素が二以上の関心領域に含まれる
ことがないように、関心領域を画定せざるを得ず、きわ
めて煩雑であり、また、習熟していないユーザーにとっ
ては、所望のように、関心領域を画定することが困難で
あった。
【0014】したがって、本発明は、習熟していないユ
ーザーであっても、濃度プロファイル中に、所望のよう
に、複数の関心領域を画定して、定量解析を実行するこ
とのできる画像解析装置を提供することを目的とするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、該画像デ
ータ記憶手段に記憶された画像データの少なくとも一部
を、二次元的に展開して、一時的に記憶する画像データ
メモリ手段と、指示信号を入力する入力手段を備え、前
記画像データメモリ手段に一時的に記憶された画像デー
タに基づき、画像を表示手段に表示させるとともに、定
量解析する画像解析装置において、前記画像データメモ
リ手段に一時的に記憶された画像データに基づき、所定
の画像領域の濃度のプロファイルデータを生成して、前
記画像データメモリ手段に記憶させるプロファイルデー
タ生成手段と、前記入力手段によって入力された指示信
号にしたがって、前記プロファイルデータ生成手段によ
って生成され、前記画像データメモリ手段に記憶された
プロファイルデータに基づいて、前記表示手段に表示さ
れた濃度プロファイル中に、関心領域を設定可能な関心
領域設定手段とを備え、前記関心領域設定手段が、前記
入力手段から、新たに関心領域の設定が指示されたと
き、すでに設定されている関心領域が1つの場合は、新
たに設定する関心領域の一方の端点がすでに設定されて
いる前記関心領域内に位置し、かつ、新たに設定する関
心領域の他方の端点がすでに設定されている前記関心領
域内に位置していないときは、入力された指示信号にし
たがって、新たに設定する関心領域の他方の端点を設定
するとともに、新たに設定する関心領域を、入力された
新たに設定する関心領域の一方の端点の座標値にかかわ
らず、すでに設定されている前記関心領域に連続的に隣
接して設定するように構成された画像解析装置によって
達成される。
【0016】本発明によれば、入力手段から、新たに関
心領域の設定が指示されたとき、すでに設定されている
関心領域が1つの場合は、新たに設定する関心領域の一
方の端点がすでに設定されている関心領域内に位置し、
かつ、新たに設定する関心領域の他方の端点がすでに設
定されている関心領域内に位置していないときは、関心
領域設定手段が、入力された指示信号にしたがって、新
たに設定する関心領域の他方の端点を設定するととも
に、新たに設定する関心領域を、入力された新たに設定
する関心領域の一方の端点の座標値にかかわらず、すで
に設定されている関心領域に連続的に隣接して設定する
ように構成されているから、ユーザーが、マウスによ
り、慎重に、すでに画定された領域に隣接する画素を指
定し、画定すべき関心領域の終点まで、マウスをドラッ
グして、新たな関心領域を画定する必要がなく、細心の
注意を払うことなく、容易に、関心領域を連続的に隣接
して設定することができ、習熟していないユーザーであ
っても、所望のように、関心領域を連続的に隣接して設
定することが可能となる。
【0017】本発明の好ましい実施態様においては、新
たに設定する前記関心領域の一方の端点がすでに設定さ
れている前記関心領域内に位置し、かつ、新たに設定す
る関心領域の他方の端点がすでに設定されている前記関
心領域内に位置していない場合に、前記関心領域設定手
段が、前記入力手段によって入力された新たに設定する
前記関心領域の一方の端点の座標値を、すでに設定され
ている前記関心領域の両端点の座標値と比較して、新た
に設定する前記関心領域を、すでに設定された前記関心
領域に連続的に隣接して設定するように構成されてい
る。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、新たに設定する前記関心領域の一方の端点がすでに
設定されている前記関心領域内に位置し、かつ、新たに
設定する関心領域の他方の端点がすでに設定されている
前記関心領域内に位置していない場合に、前記関心領域
設定手段が、入力された指示信号にしたがって、新たに
設定する関心領域の前記他方の端点の座標値を設定する
とともに、新たに設定する前記関心領域の前記一方の端
点が、すでに設定されている前記関心領域内に位置して
いるときは、新たに設定する前記関心領域の前記一方の
端点の座標値XSを、すでに設定されている前記関心領
域の他方の端点の座標値YTに基づき、YT+1に設定
し、新たに設定する前記関心領域の前記他方の端点が、
すでに設定されている前記関心領域内に位置していると
きは、新たに設定する前記関心領域の前記他方の端点の
座標値XTを、すでに設定されている前記関心領域の一
方の端点の座標値YSに基づき、YS−1に設定するよ
うに構成されている。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、ユーザーが、マウスによって、細心の注意を払っ
て、すでに画定されている領域に隣接する画素を指定
し、画定すべき関心領域の終点まで、マウスをドラッグ
して、新たに、関心領域を画定しなくても、容易に、新
たな関心領域をすでに画定されている領域に連続的に隣
接して設定することができ、習熟していないユーザーで
あっても、所望のように、関心領域を連続的に隣接して
設定することが可能となる。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記関心領域設定手段が、新たに設定する前記関心
領域の2つの端点の双方が、すでに設定されている前記
関心領域内にも位置しておらず、かつ、新たに設定する
前記関心領域がすでに設定されている前記関心領域を含
んでいないときは、前記入力手段により入力された新た
に設定する前記関心領域の前記2つの端点の座標値にし
たがって、新たに設定する前記関心領域を設定するよう
に構成されている。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、関心領域設定手段が、新たに設定する関心領域の2
つの端点の双方が、すでに設定されている関心領域内に
も位置しておらず、かつ、新たに設定する関心領域がす
でに設定されている関心領域を含んでいないときは、入
力手段により入力された新たに設定する関心領域の2つ
の端点の座標値にしたがって、新たに設定する関心領域
を設定するように構成されているから、ユーザーが、新
たな関心領域を、すでに設定されている関心領域から離
間して設定することを希望しているときは、新たに設定
する関心領域の2つの端点の双方が、すでに設定されて
いるいずれの関心領域内にも位置せず、かつ、新たに設
定する関心領域がすでに設定されているいずれの関心領
域も含まないように、新たな関心領域の設定を指示する
だけで、簡易に、ユーザーの希望どおりに、表示手段に
表示された濃度プロファイル中に、複数の関心領域を設
定することが可能になる。
【0022】本発明の好ましい実施態様においては、す
でに設定されている関心領域が2以上の場合に、さら
に、新たに設定する関心領域が、すでに設定されている
いずれの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の
一方の端点がすでに設定されているいずれかの関心領域
内に位置し、かつ、新たに設定する前記関心領域の他方
の端点がすでに設定されているいずれの関心領域内にも
位置していないときは、前記関心領域設定手段が、新た
に設定する前記関心領域を、新たに設定する前記関心領
域の一方の端点がその関心領域内に位置しているすでに
設定されている前記関心領域に連続的に隣接し、新たに
設定する前記関心領域の他方の端点が前記入力手段によ
り入力された新たに設定する前記関心領域の前記他方の
端点の座標値に等しくなるように、設定するように構成
されている。
【0023】本発明の好ましい実施態様によれば、すで
に設定されている関心領域が2以上の場合に、さらに、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されているいずれかの関心領域内に
位置し、かつ、新たに設定する関心領域の他方の端点が
すでに設定されているいずれの関心領域内にも位置して
いないときは、関心領域設定手段が、新たに設定する関
心領域を、新たに設定する関心領域の一方の端点がその
関心領域内に位置しているすでに設定されている関心領
域に連続的に隣接し、新たに設定する関心領域の他方の
端点が入力手段により入力された新たに設定する関心領
域の他方の端点の座標値に等しくなるように、設定する
ように構成されているから、ユーザーが、マウスによっ
て、細心の注意を払って、すでに画定されている領域に
隣接する画素を指定し、画定すべき関心領域の終点ま
で、マウスをドラッグして、新たに、関心領域を画定し
なくても、容易に、新たな関心領域をすでに画定されて
いる領域に連続的に隣接して設定することができ、習熟
していないユーザーであっても、所望のように、濃度プ
ロファイル中に、複数の関心領域を連続的に隣接して設
定することが可能となる。
【0024】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、すでに設定されている関心領域が2以上の場合に、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されているいずれかの関心領域内に
位置し、かつ、新たに設定する前記関心領域の他方の端
点がすでに設定されているいずれの関心領域内にも位置
していない場合に、前記関心領域設定手段が、前記入力
手段によって入力された新たに設定する前記関心領域の
一方の端点の座標値を、新たに設定する前記関心領域の
一方の端点がその関心領域内に位置しているすでに設定
されている前記関心領域の両端点の座標値と比較して、
新たに設定する前記関心領域を、すでに設定された前記
関心領域に連続的に隣接して設定するように構成されて
いる。
【0025】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、すでに設定されている関心領域が2以上の場合に、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されている第一の関心領域内に位置
し、かつ、新たに設定する前記関心領域の他方の端点が
すでに設定されている第二の関心領域内に位置している
ときは、前記関心領域設定手段が、新たに設定する前記
関心領域を、その一方の端点が前記第一の関心領域に連
続的に隣接し、かつ、その他方の端点が前記第二の関心
領域に連続的に隣接して設定するように構成されてい
る。
【0026】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、すでに設定されている関心領域が2以上の場合に、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されている第一の関心領域内に位置
し、かつ、新たに設定する関心領域の他方の端点がすで
に設定されている第二の関心領域内に位置しているとき
は、関心領域設定手段が、新たに設定する関心領域を、
その一方の端点が第一の関心領域に連続的に隣接し、か
つ、その他方の端点が第二の関心領域に連続的に隣接し
て設定するように構成されているから、ユーザーが、マ
ウスによって、細心の注意を払って、すでに画定されて
いる第一の関心領域および第二の関心領域に隣接する画
素を指定して、新たに、関心領域を画定しなくても、容
易に、新たな関心領域をすでに画定されている第一の関
心領域および第二の関心領域に連続的に隣接して設定す
ることができ、習熟していないユーザーであっても、所
望のように、濃度プロファイル中に、新たな関心領域
を、すでに設定されている複数の関心領域に連続的に隣
接して設定することが可能となる。
【0027】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、すでに設定されている関心領域が2以上の場合に、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されている第一の関心領域内に位置
し、かつ、新たに設定する前記関心領域の他方の端点が
すでに設定されている第二の関心領域内に位置している
場合に、前記関心領域設定手段が、前記入力手段によっ
て入力された新たに設定する前記関心領域の一方の端点
の座標値を、前記第一の関心領域の両端点の座標値と比
較するとともに、前記入力手段によって入力された新た
に設定する前記関心領域の他方の端点の座標値を、前記
第二の関心領域の両端点の座標値と比較して、新たに設
定する前記関心領域を、前記第一の関心領域および前記
第二の関心領域に、連続的に隣接して設定するように構
成されている。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、すでに設定されている関心領域が2以上の場合に、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されている第一の関心領域内に位置
し、かつ、新たに設定する前記関心領域の他方の端点が
すでに設定されている第二の関心領域内に位置している
場合に、前記関心領域設定手段が、新たに設定する前記
関心領域の前記一方の端点の座標値XSを、前記第一の
関心領域の他方の端点の座標値YTに基づき、YT+1
に設定し、新たに設定する前記関心領域の前記他方の端
点の座標値XTを、前記第二の関心領域の一方の端点の
座標値YSに基づき、YS−1に設定するように構成さ
れている。
【0029】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、すでに設定されている関心領域が2以上の場合に、
新たに設定する関心領域が、すでに設定されているいず
れの関心領域も含まず、新たに設定する関心領域の一方
の端点がすでに設定されている第一の関心領域内に位置
し、かつ、新たに設定する関心領域の他方の端点がすで
に設定されている第二の関心領域内に位置している場合
に、関心領域設定手段が、新たに設定する関心領域の一
方の端点の座標値XSを、第一の関心領域の他方の端点
の座標値YTに基づき、YT+1に設定し、新たに設定
する関心領域の他方の端点の座標値XTを、第二の関心
領域の一方の端点の座標値YSに基づき、YS−1に設
定するように構成されているから、ユーザーが、マウス
によって、細心の注意を払って、すでに画定されている
第一の関心領域および第二の関心領域に隣接する画素を
指定して、新たに、関心領域を画定しなくても、容易
に、新たな関心領域をすでに画定されている第一の関心
領域および第二の関心領域に連続的に隣接して設定する
ことができ、習熟していないユーザーであっても、所望
のように、濃度プロファイル中に、新たな関心領域を、
すでに設定されている複数の関心領域に連続的に隣接し
て設定することが可能となる。
【0030】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、新たに設定する関心領域が、すでに設定されている
関心領域を含んでいるときは、前記関心領域設定手段
が、新たな関心領域の設定が不可能であると判定して、
再設定信号を出力させるように構成されている。本発明
のさらに好ましい実施態様によれば、ユーザーが、マウ
スの操作を誤った場合に、ユーザーの誤った指示にした
がって、好ましくない関心領域が設定されることを防止
するとともに、ユーザーに警告を与えることが可能にな
る。
【0031】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、新たに設定する関心領域が、すでに設定されている
関心領域に含まれているときは、前記関心領域設定手段
が、新たな関心領域の設定が不可能であると判定して、
再設定信号を出力させるように構成されている。本発明
のさらに好ましい実施態様によれば、ユーザーが、マウ
スの操作を誤った場合に、ユーザーの誤った指示にした
がって、好ましくない関心領域が設定されることを防止
するとともに、ユーザーに警告を与えることが可能にな
る。
【0032】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記画像データが、蓄積性蛍光体シートを用いて生
成されている。本発明のさらに好ましい実施態様におい
ては、前記画像データが、オートラジオグラフィ画像デ
ータ、放射線回折画像データ、電子顕微鏡画像データ、
化学発光画像データおよび蛍光画像データよりなる群か
ら選ばれる画像データにより構成されている。
【0033】本発明において、オートラジオグラフィ画
像、放射線回折画像または電子顕微鏡画像を生成するた
めに使用することのできる輝尽性蛍光体としては、放射
線または電子線のエネルギーを蓄積可能で、電磁波によ
って励起され、蓄積している放射線または電子線のエネ
ルギーを光の形で放出可能なものであればよく、とくに
限定されるものではないが、可視光波長域の光によって
励起可能であるものが好ましい。具体的には、たとえ
ば、特開昭55−12145号公報に開示されたアルカ
リ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体(Ba1-x,M2+x
)FX:yA(ここに、M2+はMg、Ca、Sr、Z
nおよびCdからなる群より選ばれる少なくとも一種の
アルカリ土類金属元素、XはCl、BrおよびIからな
る群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン、AはE
u、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、He、Nd、Yb
およびErからなる群より選ばれる少なくとも一種の3
価金属元素、xは0≦x≦0.6、yは0≦y≦0.2
である。)、特開平2−276997号公報に開示され
たアルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体SrF
X:Z(ここに、XはCl、BrおよびIからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のハロゲン、ZはEuまたは
Ceである。)、特開昭59−56479号公報に開示
されたユーロピウム付活複合ハロゲン物系蛍光体BaF
X・xNaX’:aEu2+(ここに、XおよびX’はい
ずれも、Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少
なくとも一種のハロゲンであり、xは0<x≦2、aは
0<a≦0.2である。)、特開昭58−69281号
公報に開示されたセリウム付活三価金属オキシハロゲン
物系蛍光体であるMOX:xCe(ここに、MはPr、
Nd、Pm、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、YbおよびBiからなる群より選ばれる少なくとも
一種の三価金属元素、XはBrおよびIのうちの一方あ
るいは双方、xは、0<x<0.1である。)、特開昭
60−101179号公報および同60−90288号
公報に開示されたセリウム付活希土類オキシハロゲン物
系蛍光体であるLnOX:xCe(ここに、LnはY、
La、GdおよびLuからなる群より選ばれる少なくと
も一種の希土類元素、XはCl、BrおよびIからなる
群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン、xは、0<
x≦0.1である。)および特開昭59−75200号
公報に開示されたユーロピウム付活複合ハロゲン物系蛍
光体MIIFX・aMI X’・bM'II''2 ・cMIII
'''3 ・xA:yEu2+(ここに、MIIはBa、Sr
およびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のア
ルカリ土類金属元素、MI はLi、Na、K、Rbおよ
びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカ
リ金属元素、M' IIはBeおよびMgからなる群より選
ばれる少なくとも一種の二価金属元素、MIII はAl、
Ga、InおよびTlからなる群より選ばれる少なくと
も一種の三価金属元素、Aは少なくとも一種の金属酸化
物、XはCl、BrおよびIからなる群より選ばれる少
なくとも一種のハロゲン、X’、X''およびX'''
F、Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンであり、aは、0≦a≦2、bは、
0≦b≦10-2、cは、0≦c≦10-2で、かつ、a+
b+c≧10-2であり、xは、0<x≦0.5で、y
は、0<y≦0.2である。)が、好ましく使用し得
る。
【0034】本発明において、化学発光画像を生成する
ために、使用することのできる輝尽性蛍光体としては、
可視光波長域の光のエネルギーを蓄積可能で、電磁波に
よって励起され、蓄積している可視光波長域の光のエネ
ルギーを光の形で放出可能なものであればよく、とくに
限定されるものではないが、可視光波長域の光によって
励起可能であるものが好ましい。具体的には、たとえ
ば、特開平4−232864号公報に開示された金属ハ
ロリン酸塩系蛍光体、希土類元素付活蛍光体、アルミン
酸塩系蛍光体、珪酸塩系蛍光体、フッ化物系蛍光体が、
好ましく使用し得る。
【0035】
【発明の好ましい実施の形態】以下、添付図面に基づい
て、本発明にかかる好ましい実施態様につき、詳細に説
明を加える。図1は、本発明の実施態様にかかるオート
ラジオグラフィ画像解析装置によって解析すべき画像デ
ータを生成する画像読み取り装置の一例を示す略斜視図
である。
【0036】図1において、蓄積性蛍光体シート1に
は、試料(図示せず)に含まれる放射性標識物質の位置
情報が、放射線エネルギーの形で、蓄積されている。こ
こに、放射性標識物質の位置情報とは、試料中における
放射性標識物質もしくはその集合体の位置を中心とした
各種の情報、たとえば、試料中に存在する放射性標識物
質の集合体の存在位置と形状、その位置における放射性
標識物質の濃度、分布などからなる情報の一つもしくは
任意の組み合わせとして得られる各種の情報を意味する
ものである。
【0037】本実施態様においては、薄層クロマトグラ
フィー(TLC)法を利用した放射性標識された薬物代
謝物質の一次元展開により得られる試料のオートラジオ
グラフィ画像が、蓄積性蛍光体シート1に蓄積記録され
ている。
【0038】こうして試料中の放射性標識物質の位置情
報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1を、レーザ光
2により、走査して、励起し、輝尽光を発生させる。
【0039】レーザ光2は、レーザ光源3により発生さ
れ、フィルタ4を通過することにより、レーザ光2によ
る励起によって蓄積性蛍光体シート1から発生する輝尽
光の波長領域に対応する波長領域の部分がカットされ
る。次いで、レーザ光2は、ビーム・エクスパンダ5に
より、そのビーム径が正確に調整され、ガルバノミラー
等の光偏向器6に入射する。光偏向器6によって偏向さ
れたレーザ光2は、fθレンズ7を介して、平面反射鏡
8により反射され、蓄積性蛍光体シート1上に、一次元
的に入射する。fθレンズ7は、蓄積性蛍光体シート1
上を、レーザ光2によって走査するときに、つねに、均
一のビーム速度で、走査がなされることを保証するもの
である。
【0040】このようなレーザ光2による走査と同期し
て、蓄積性蛍光体シート1は、図1において、矢印の方
向に移動され、その全面が、レーザ光2によって走査さ
れるようになっている。蓄積性蛍光体シート1は、レー
ザ光2が照射されると、蓄積記録していた放射線エネル
ギーに比例する光量の輝尽光を発光し、発光した輝尽光
は、導光性シート9に入射する。
【0041】導光性シート9は、その受光端部が直線状
をなし、蓄積性蛍光体シート1上の走査線に対向するよ
うに近接して配置され、また、その射出端部は、円環状
をなし、フォトマルチプライアなどの光電変換型の光検
出器10の受光面に接続されている。この導光性シート
9は、アクリル系合成樹脂などの透明な熱可塑性樹脂シ
ートを加工して作られており、受光端部から入射した光
が、その内面で、全反射を繰り返しながら、射出端部を
経て、光検出器10の受光面に伝達されるように、その
形状が定められている。
【0042】したがって、レーザ光2の照射に応じて、
蓄積性蛍光体シート1から発光した輝尽光は、導光性シ
ート9に入射し、その内部で、全反射を繰り返しなが
ら、射出端部を経て、光検出器10によって受光され
る。光検出器10の受光面には、蓄積性蛍光体シート1
から発光される輝尽光の波長領域の光のみを透過し、レ
ーザ光2の波長領域の光をカットするフィルタが貼着さ
れており、光検出器10は、蓄積性蛍光体シート1から
発光された輝尽光のみを光電的に検出するように構成さ
れている。
【0043】光検出器10によって光電的に検出された
輝尽光は、電気信号に変換され、所定の増幅率を有する
増幅器11によって、所定のレベルの電気信号に増幅さ
れた後、A/D変換器12に入力される。電気信号は、
A/D変換器12において、信号変動幅に適したスケー
ルファクタで、ディジタル信号に変換され、ラインバッ
ファ13に入力される。ラインバッファ13は、走査線
1列分の画像データを一時的に記憶するものであり、以
上のようにして、走査線1列分の画像データが記憶され
ると、そのデータを、ラインバッファ13の容量よりも
より大きな容量を有する送信バッファ14に出力し、送
信バッファ14は、所定の容量の画像データが記憶され
ると、画像データを、オートラジオグラフィ画像解析装
置に出力するように構成されている。
【0044】図2は、本発明の実施態様にかかるオート
ラジオグラフィ画像解析装置および画像読み取り装置の
ブロックダイアグラムである。図2において、オートラ
ジオグラフィ画像解析装置30は、蓄積性蛍光体シート
1に蓄積記録され、画像読み取り装置20により読み取
られて、ディジタル信号に変換された試料に含まれる放
射性標識物質の位置情報を含む画像データを受け、濃
度、色調、コントラストなどが適正で、観察解析特性に
優れた可視画像を再生し得るように、データ処理を施す
データ処理手段60と、画像読み取り装置20からデー
タ処理手段60に入力され、データ処理が施された画像
データを記憶する画像データ記憶手段40と、試料に含
まれる放射性標識物質の位置情報を含む画像データを画
像として再生するCRT50を備えている。
【0045】画像読み取り装置20の送信バッファ14
に、一時的に記憶された画像データは、オートラジオグ
ラフィ画像解析装置30のデータ処理手段60の受信バ
ッファ62に入力されて、一時的に記憶され、受信バッ
ファ62内に、所定量の画像データが記憶されると、記
憶された画像データが、画像データ記憶手段40の画像
データ一時記憶部41に出力され、記憶される。このよ
うにして、画像読み取り装置20の送信バッファ14か
ら、データ処理手段60の受信バッファ62に送られ、
一時的に記憶された画像データは、さらに、受信バッフ
ァ62から、画像データ記憶手段40の画像データ一時
記憶部41に送られて、記憶される。こうして、蓄積性
蛍光体シート1の全面を、レーザ光2によって走査して
得られた画像データが、画像データ記憶手段40の画像
データ一時記憶部41に記憶されると、データ処理手段
60のデータ処理部64は、画像データ一時記憶部41
から画像データを読み出し、データ処理手段60の一時
メモリ66に記憶して、必要なデータ処理を施した後、
このような画像データのみを、画像データ記憶手段40
の画像データ記憶部42に記憶させる。しかる後、デー
タ処理部64は、画像データ一時記憶部41に記憶され
ている画像データを消去する。
【0046】画像データ記憶手段40の画像データ記憶
部42に記憶された画像データは、操作者が、画像を観
察解析するために、データ処理部64によって、読み出
されて、CRT50の画面上に表示されるようになって
いる。
【0047】図3は、データ処理手段60のブロックダ
イアグラムである。図3において、データ処理手段60
は、画像読み取り装置20の送信バッファ14から、画
像データを受け取る受信バッファ62、データ処理を実
行するデータ処理部64および画像データを一時的に記
憶する一時メモリ66を備えている。一時メモリ66
は、画像データを、二次元的に展開して、一時的に記憶
するように構成されている。
【0048】データ処理手段60は、さらに、一時メモ
リ66に一時的に記憶された画像データの中から、画像
データの一部を選択する画像データ選択部68と、画像
データ選択部68により選択された画像データを拡大あ
るいは縮小する画像データ拡大/縮小部70と、画像デ
ータ拡大/縮小部70により拡大あるいは縮小された画
像データを、二次元的に展開して、一時的に記憶する拡
大/縮小画像データ記憶部72と、CRT50の画面上
に表示すべき種々の図形データを記憶する図形データ記
憶部74と、図形データ記憶部74に記憶された図形デ
ータの中から、所定の図形データを選択し、拡大/縮小
画像データ記憶部72に、二次元的に展開されて、一時
的に記憶された画像データに重ね合わせるために、位置
およびサイズを指定する図形データ設定部76と、拡大
/縮小画像データ記憶部72に一時的に記憶された画像
データと、図形データ設定部76によって選択され、C
RT50の画面上に表示すべき図形データとを合成する
データ合成部78と、データ合成部78によって合成さ
れた画像データおよび図形データを、二次元的に展開し
て、一時的に記憶する合成データ記憶部80と、合成デ
ータ記憶部80に一時的に記憶された画像データおよび
図形データの中から、所定のデータ領域を選択するデー
タ領域選択部82と、データ領域選択部82によって選
択された画像データおよび図形データのデータ領域内の
データを、二次元的に展開して、一時的に記憶するウイ
ンドメモリ84と、ウインドメモリ84内に生成された
所定の図形によって囲まれた画像データの画像の濃度に
対応する濃度プロファイルデータを生成し、ウインドメ
モリ84に書き込み可能なプロファイルデータ生成部8
6と、ウインドメモリ84に書き込まれた濃度プロファ
イルデータに基づき、CRT50の画面上に表示された
濃度プロファイル中に関心領域を設定する関心領域設定
部88と、ウインドメモリ84に記憶された画像デー
タ、図形データおよびプロファイルデータに基づいて、
画像、図形および濃度プロファイルを、CRT50の画
面上に表示する画像表示部92を備えている。
【0049】画像データ選択部68には、選択画像デー
タ決定手段100からの画像データ選択信号が入力さ
れ、画像データ拡大/縮小部70には、画像データ倍率
決定手段102からの拡大/縮小信号が入力される。さ
らに、図形データ設定部76には、図形データ表示手段
104からの図形データ表示信号が入力され、データ合
成部78には、データ合成指示手段106から、どの図
形データを選択し、どのように、画像データと図形デー
タを合成して、CRT50の画面上に表示するかを決定
するデータ合成信号が入力される。また、データ領域選
択部82には、データ領域指定手段108からのデータ
領域指定信号が入力され、プロファイルデータ生成部8
6には、プロファイルデータ生成指示手段110からの
プロファイルデータ生成信号が入力される。さらに、関
心領域設定部88には、関心領域設定指示手段114か
らの関心領域設定指示信号が入力される。また、画像表
示部92には、画像表示指示手段116からの画像表示
指示信号が入力される。
【0050】ここに、本実施態様においては、選択画像
データ決定手段100、画像データ倍率決定手段10
2、図形データ表示手段104、データ合成指示手段1
06、データ領域指定手段108、プロファイルデータ
生成指示手段110、関心領域設定指示手段114およ
び画像表示指示手段116は、マウス(図示せず)によ
って操作可能に構成されている。
【0051】以上のように構成された本発明の実施態様
にかかる画像解析装置は、以下のようにして、画像デー
タ記憶手段40に記憶された画像データおよび図形デー
タ記憶手段74に記憶された図形データに基づいて、画
像とともに、所望の図形を、CRT50の画面上に表示
する。
【0052】まず、画像データ記憶部42に記憶された
画像データが、一時メモリ66に、二次元的に展開され
て、記憶される。次いで、選択画像データ決定手段90
が操作されて、一時メモリ66に二次元的に展開され
て、記憶された画像データの一部が選択され、画像デー
タ選択部68に、二次元的に展開されて、記憶される。
その後、画像データ選択部68に二次元的に展開され
て、記憶された画像データは、拡大も縮小もされること
なく、拡大/縮小画像データ記憶部72に、二次元的に
展開されて、記憶され、さらに、図形データが合成され
ることなく、合成データ記憶部82に、二次元的に展開
されて、記憶される。合成データ記憶部82に二次元的
に展開されて、記憶された画像データは、ウインドメモ
リ84に、二次元的に展開されて、記憶され、画像表示
指示手段100が操作されることによって、CRT50
の画面上に、画像として表示される。
【0053】操作者は、CRT50の画面上に表示され
た画像を観察し、必要に応じて、画像データ倍率決定手
段92を操作して、画像データ拡大/縮小部70によ
り、画像データ選択部68に二次元的に展開されて、記
憶された画像データが拡大あるいは縮小し、画像データ
を、拡大/縮小画像データ記憶部72に、二次元的に展
開して、記憶させる。次いで、拡大/縮小画像データ記
憶部72に二次元的に展開されて、記憶された画像デー
タは、データ合成部78により読み出され、合成データ
記憶部82に、二次元的に展開されて、記憶される。そ
の後、操作者が、データ領域指定手段98を操作して、
合成データ記憶部82に二次元的に展開されて、記憶さ
れた画像データの一部の領域を指定すると、指定された
画像データが、ウインドメモリ84に送られて、二次元
的に展開されて、記憶され、画像表示指示手段100が
操作されると、画像表示部86により、CRT50の画
面上に、画像として表示される。
【0054】薄層クロマトグラフィー(TLC)法を利
用した放射性標識された薬物代謝物質の一次元展開によ
り得られる試料のオートラジオグラフィ画像は、複数の
レーンを有し、各レーン内には、一次元的に分布された
複数のスポット画像領域が形成されている。かかるオー
トラジオグラフ検出システムにおいては、しばしば、図
形を用いて、画像領域を画定し、濃度のプロファイルを
求めて、画像の解析がなされる。
【0055】所望の画像領域内の濃度のプロファイルを
求めるために、図形を用いて、CRT50の画面上に表
示された画像中の画像領域を画定する場合には、操作者
は、まず、マウスを用いて、データ合成指示手段96を
操作して、画像データと図形データの合成を指示する。
次いで、CRT50の画面上に表示された画像を観察し
ながら、所望の画像領域が画定されるように、マウスを
操作することにより、図形データ表示手段94を操作す
ると、マウスの操作に応じた位置情報を含む図形データ
表示信号が図形データ設定部76に入力され、図形デー
タ設定部76により、その位置情報に対応する図形デー
タが、図形データ記憶部74から読み出され、画像デー
タ中における所望の図形に対応する図形データの座標デ
ータが記憶される。次いで、図形データは、データ合成
部78に読み出されて、拡大/縮小画像データ記憶部7
2に二次元的に展開され、記憶された画像データと合成
されて、合成データ記憶部82に、二次元的に展開され
て、記憶され、ウインドメモリ84を経て、CRT50
の画面上に表示された画像上に、図形データに基づい
て、図形が表示される。
【0056】こうして表示された図形により囲まれた画
像領域の濃度プロファイルを求める時は、操作者は、プ
ロファイルデータ生成指示手段110を操作し、プロフ
ァイルデータ生成部86に、プロファイルデータ生成信
号を入力して、図形によって囲まれた画像領域の画素毎
の濃度レベルを積算させ、濃度プロファイルデータを生
成させる。生成された濃度プロファイルデータは、ウイ
ンドメモリ84に出力され、一時的に記憶された後、濃
度プロファイルとして、CRT50の画面上に表示され
る。図4は、こうして、生成され、CRT50の画面上
に表示された濃度プロファイルを示している。
【0057】オートラジオグラフィなどの技術分野にお
いては、さらに、こうして表示された濃度プロファイル
中に関心領域を設定して、関心領域内の画像を定量解析
することもまた、しばしば要請される。そこで、本実施
態様にかかるオートラジオグラフィ画像解析装置30
は、CRT50の画面上に表示された濃度プロファイル
中に関心領域を設定可能に構成されている。
【0058】すなわち、ユーザーが、関心領域設定指示
手段114に、第一の関心領域Aの設定を指示すると、
関心領域設定部88には、関心領域設定指示信号が入力
される。次いで、ユーザーが、マウス(図示せず)のポ
インタを、CRT50の画面上に表示された濃度プロフ
ァイル中に、第一の関心領域Aの始点に合わせて、マウ
スのボタンをクリックし、さらに、第一の関心領域Aの
終点まで、マウスをドラッグして、マウスのボタンを離
すと、画像中に関心領域を設定したのと同様にして、ウ
インドメモリ84内に記憶されたプロファイルデータ中
に、第一の関心領域Aの始点および終点に対応する座標
値ASおよびAT(AS<AT)が指定される。関心領
域設定部88は、ウインドメモリ84にアクセスして、
第一の関心領域Aの始点の座標値ASおよび終点の座標
値ATを読み出し、記憶する。第一の関心領域は、初め
て、濃度プロファイル中に設定するものであるので、関
心領域設定部88は、ユーザーによって設定された第一
の関心領域Aの始点と終点のいかんを問わず、ウインド
メモリ84に、関心領域表示信号を出力して、第一の関
心領域Aの始点の座標値ASおよび終点の座標値ATに
基づいて、ウインドメモリ84に記憶されているプロフ
ァイルデータ中に第一の関心領域Aを形成する。その結
果、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第一の
関心領域Aが表示される。
【0059】さらに、濃度プロファイル中に、第二の関
心領域Bを設定すべきときは、ユーザーは、再度、関心
領域設定指示手段114に、第二の関心領域Bの設定を
指示し、関心領域設定部88に、関心領域設定指示信号
が入力される。次いで、ユーザーが、マウスのポインタ
を、CRT50の画面上に表示された濃度プロファイル
中に、第二の関心領域Bの始点に合わせて、マウスのボ
タンをクリックし、さらに、第二の関心領域Bの終点ま
で、マウスをドラッグして、マウスのボタンを離すと、
ウインドメモリ84内に記憶されたプロファイルデータ
中に、第二の関心領域Bの始点および終点に対応する座
標値BSおよびBT(BS<BT)が指定される。関心
領域設定部88は、ウインドメモリ84にアクセスし
て、第二の関心領域Bの始点の座標値BSおよび終点の
座標値BTを読み出し、記憶する。
【0060】本実施態様においては、関心領域設定部8
8は、ユーザーから、関心領域設定指示手段114に入
力された関心領域設定指示信号に応じて、以下のアルゴ
リズムにしたがって、新たに設定されるべき第二の関心
領域Bを設定する。
【0061】すなわち、図5(A)に模式的に示される
ように、新たに設定される関心領域の一部が、すでに設
定されている関心領域に重なり合うように、その設定が
指示された場合、換言すれば、図5(A)(a)に示さ
れるように、新たに設定される関心領域が、すでに設定
されている関心領域よりも、座標値の小さい側に、か
つ、その一部が、すでに設定されている関心領域に重な
り合うように、その設定が指示された場合、および、図
5(A)(b)に示されるように、新たに設定される関
心領域が、すでに設定されている関心領域よりも、座標
値の大きい側に、かつ、その一部が、すでに設定されて
いる関心領域に重なり合うように、その設定が指示され
た場合には、それぞれ、図5(B)(a)および(b)
に示されるように、新たに設定される関心領域が、すで
に設定されている関心領域の座標値が小さい側およびす
でに設定されている関心領域の座標値が大きい側におい
て、すでに設定されている関心領域に隣接して、連続的
に設定される。より詳細には、図5(A)(a)の場合
には、新たに設定される関心領域の終点の座標値がすで
に設定されている関心領域の始点の座標値−1に補正さ
れ、また、図5(A)(b)の場合には、新たに設定さ
れる関心領域の始点の座標値がすでに設定されている関
心領域の終点の座標値+1に補正されて、新たに関心領
域が設定される。これによって、ユーザーが、細心の注
意を払って、新たに設定する関心領域の始点または終点
が、すでに設定されている関心領域の終点または始点に
隣接した位置に来るように、マウスをドラッグして、新
たな関心領域の設定を指示しなくても、容易に、新たな
関心領域を、すでに設定されている関心領域に隣接し
て、連続的に設定することができ、習熟していないユー
ザーであっても、所望のように、新たな関心領域を、す
でに設定されている関心領域に隣接して、連続的に設定
することができる。
【0062】また、本実施態様においては、図6(A)
に模式的に示されるように、新たな関心領域が、すでに
設定されている関心領域と離間して、設定されるように
指示された場合、すなわち、図6(A)(a)に示され
るように、新たに設定される関心領域が、すでに設定さ
れている関心領域よりも、座標値の小さい側に離間し
て、その設定が指示されている場合、および、図6
(A)(b)に示されるように、新たに設定される関心
領域が、すでに設定されている関心領域よりも、座標値
の大きい側に離間して、設定するように指示されている
場合には、ユーザーの指示どおりに、新たに、関心領域
が設定されるように構成されている。
【0063】さらに、本実施態様においては、図7に模
式的に示されるように、新たに設定される関心領域が、
すでに設定されている関心領域に含まれるように、ユー
ザーによってその設定が指示された場合、および、図8
に模式的に示されるように、新たに設定される関心領域
が、すでに設定されている関心領域を含むように、その
設定が指示された場合には、領域設定が不可能であり、
ユーザーが、領域設定が不可能なように、新たに、関心
領域を設定することはあり得ないから、関心領域設定部
88は、何らかの理由で、ユーザーがマウスの操作を誤
ったものと判断して、ウインドメモリ84に設定不能信
号を出力し、CRT50の画面上に、再設定すべき旨の
メッセージを表示させるように構成されている。
【0064】図9は、第一の関心領域Aに加えて、第二
の関心領域Bを設定するフローを示すフローチャートで
ある。図9に示されるように、関心領域設定部88は、
まず、第二の関心領域Bの始点の座標値BSが第一の関
心領域Aの終点の座標値ATを越えているか否か、すな
わち、第二の関心領域Bが、第一の関心領域Aよりも、
座標値の大きい側に設定されるように、指示されている
か否かを判定する。
【0065】その結果、YESのときは、BS<BTで
あるので、ユーザーは、第一の関心領域Aの終点の座標
値ATよりも大きい座標値BSを始点として、第二の関
心領域Bを設定しようとしていると認められ、すなわ
ち、第二の関心領域Bを、第一の関心領域Aよりも、座
標値の大きい側に設定しようとしていると認められ、第
一の関心領域Aと第二の関心領域Bとの間に、オーバー
ラップはなく、図6(A)(b)に相当するので、関心
領域設定部88は、ユーザーの指定した第二の関心領域
Bの始点の座標値BSおよび終点の座標値BTにしたが
って、ウインドメモリ84に関心領域表示信号を出力
し、ウインドメモリ84に記憶されているプロファイル
データ中に第二の関心領域Bを形成し、CRT50の画
面上の濃度プロファイル中に第二の関心領域Bを表示さ
せる。
【0066】他方、第二の関心領域Bの始点の座標値B
Sが第一の関心領域Aの終点の座標値ATを越えていな
いとき、すなわち、第二の関心領域Bの始点の座標値B
Sが第一の関心領域Aの終点の座標値AT以下のとき
は、関心領域設定部88は、さらに、第二の関心領域B
の終点の座標値BTが第一の関心領域Aの始点の座標値
AS未満か否か、すなわち、図6(A)(a)に示され
るように、ユーザーが、第二の関心領域Bを第一の関心
領域Aよりも、座標値の小さい側に設定しようとしてい
るか否かを判定する。
【0067】その結果、YESのときは、ユーザーは、
図6(A)(a)に示されるように、第二の関心領域B
を第一の関心領域Aよりも、座標値の小さい側に設定し
ようとしていると認められ、第一の関心領域Aと第二の
関心領域Bとの間に、オーバーラップはないので、図6
(A)(a)に示されるように、関心領域設定部88
は、ユーザーの指定した第二の関心領域Bの始点の座標
値BSおよび終点の座標値BTにしたがって、ウインド
メモリ84に関心領域表示信号を出力し、ウインドメモ
リ84に記憶されているプロファイルデータ中に第二の
関心領域Bを形成し、CRT50の画面上の濃度プロフ
ァイル中に第二の関心領域Bを表示させる。
【0068】これに対して、NOであって、第二の関心
領域Bの終点の座標値BTが第一の関心領域Aの始点の
座標値AS未満ではないとき、すなわち、第二の関心領
域Bの終点の座標値BTが第一の関心領域Aの始点の座
標値AS以上のときは、図5(A)(a)、図5(A)
(b)、図7および図8のいずれに該当するか明らかで
ないので、関心領域設定部88は、さらに、第二の関心
領域Bの始点の座標値BSが第一の関心領域Aの始点の
座標値AS未満か否か、すなわち、図5(A)(a)お
よび図8あるいは図5(A)(b)および図7のいずれ
かかを判定する。
【0069】その結果、YESのときは、図5(A)
(a)または図8のいずれかに相当し、第二の関心領域
Bの始点の座標値BSが第一の関心領域Aの始点の座標
値AS未満であり、かつ、第二の関心領域Bの終点の座
標値BTが第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上で
あるが、第二の関心領域Bの終点の座標値BTが第一の
関心領域Aの終点の座標値AT以上であるか否かによっ
て、第二の関心領域Bが第一の関心領域Aを含み、図8
に該当するか、あるいは、第二の関心領域Bの一部と第
一の関心領域Aの一部がオーバーラップし、図5(A)
(a)に該当するかか決定されるので、関心領域設定部
88は、さらに、第二の関心領域Bの終点の座標値BT
が第一の関心領域Aの終点の座標値AT以上であるか否
かを判定する。
【0070】その結果、YESのときは、第二の関心領
域Bの始点の座標値BSが第一の関心領域Aの始点の座
標値AS未満で、かつ、第二の関心領域Bの終点の座標
値BTが第一の関心領域Aの終点の座標値AT以上であ
るから、第二の関心領域Bが第一の関心領域Aを含み、
図8に該当することになる。しかしながら、ユーザー
が、第二の関心領域Bを第一の関心領域A内に含まれる
ように設定する場合には、領域設定が不可能であり、ユ
ーザーが領域設定が不可能なように、第二の関心領域B
を設定することはあり得ないから、何らかの理由で、ユ
ーザーがマウスの操作を誤ったものと認められ、したが
って、関心領域設定部88は、設定不能信号を、ウイン
ドメモリ84に出力して、CRT50の画面上に、再設
定すべき旨のメッセージを表示させる。
【0071】他方、NOのとき、すなわち、第二の関心
領域Bの始点の座標値BSが第一の関心領域Aの始点の
座標値AS未満で、かつ、第二の関心領域Bの終点の座
標値BTが第一の関心領域Aの終点の座標値AT未満で
あるときは、第二の関心領域Bの終点が第一の関心領域
A内に含まれており、第二の関心領域Bの一部と第一の
関心領域Aの一部がオーバーラップし、図5(A)
(a)に該当することになると認められる。このよう
に、第一の関心領域Aよりも座標値の小さい側に、第二
の関心領域Bの一部と第一の関心領域Aの一部がオーバ
ーラップするように濃度プロファイル中に設定される場
合には、ユーザーは、第二の関心領域Bを、座標値の小
さい側に、第一の関心領域Aに隣接して、連続的に設け
るように指示したと認められ、したがって、関心領域設
定部88は、第二の関心領域Bの終点の座標値BTをA
S−1に補正して、ユーザーの指定した第二の関心領域
Bの始点の座標値BSおよび補正された第二の関心領域
Bの終点の座標値BTにしたがって、ウインドメモリ8
4に関心領域表示信号を出力して、ウインドメモリ84
に記憶されているプロファイルデータ中に、第二の関心
領域Bを形成し、CRT50の画面上の濃度プロファイ
ル中に第二の関心領域Bを表示させる。
【0072】これに対して、第二の関心領域Bの始点の
座標値BSが第一の関心領域Aの始点の座標値AS未満
ではなく、第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上で
あるときは、第二の関心領域Bの始点の座標値BSは第
一の関心領域Aの終点の座標値AT以下であるから、図
5(A)(b)または図7のいずれかに該当することに
なる。すなわち、BS<BTであるので、第二の関心領
域Bの終点の座標値BTが第一の関心領域Aの終点の座
標値AT以下であれば、第二の関心領域Bは第一の関心
領域A内に含まれ、図7に該当することになり、他方、
第二の関心領域Bの終点の座標値BTが第一の関心領域
Aの終点の座標値ATを越えていれば、第二の関心領域
Bの一部と第一の関心領域Aの一部がオーバーラップし
て、図5(A)(b)に該当することになる。そこで、
関心領域設定部88は、さらに、図5(A)(b)また
は図7のいずれかに該当するかを判定するため、第二の
関心領域Bの終点の座標値BTが第一の関心領域Aの終
点の座標値AT以下か否かを判定する。
【0073】その結果、YESであれば、第二の関心領
域Bの始点の座標値BSの終点も第一の関心領域A内に
含まれ、第二の関心領域Bは第一の関心領域A内に完全
に含まれており、図7に該当すると認められる。しかし
ながら、ユーザーが、第二の関心領域Bを第一の関心領
域A内に含まれるように設定する場合には、領域設定が
不可能であり、ユーザーが、ユーザーが領域設定が不可
能になるように、第二の関心領域Bを設定することはあ
り得ないから、何らかの理由で、ユーザーがマウスの操
作を誤ったものと認められ、したがって、関心領域設定
部88は、設定不能信号を、ウインドメモリ84に出力
して、CRT50の画面上に、再設定すべき旨のメッセ
ージを表示させる。
【0074】これに対して、NOのときは、第二の関心
領域Bの始点の座標値BSは第一の関心領域A内に含ま
れているが、第二の関心領域Bの終点の座標値BTは第
一の関心領域Aの終点の座標値ATを越え、第二の関心
領域Bの一部と第一の関心領域Aの一部がオーバーラッ
プしており、図5(A)(b)に該当するものと認めら
れる。このように、しかしながら、第一の関心領域Aよ
りも座標値の大きい側に、第二の関心領域Bの一部が第
一の関心領域Aの一部とオーバーラップするように濃度
プロファイル中に設定される場合には、ユーザーは、第
二の関心領域Bを、座標値の大きい側に、第一の関心領
域Aに隣接して、連続的に設けるように指示したと認め
られ、したがって、関心領域設定部88は、第二の関心
領域Bの始点の座標値BSをAT+1に補正し、補正さ
れた第二の関心領域Bの始点の座標値BSおよびユーザ
ーの指定した第二の関心領域Bの終点の座標値BTにし
たがって、ウインドメモリ84に関心領域表示信号を出
力し、ウインドメモリ84に記憶されているプロファイ
ルデータ中に第二の関心領域Bを形成し、CRT50の
画面上の濃度プロファイル中に第二の関心領域Bを表示
させる。
【0075】こうして、濃度プロファイル中に、第一の
関心領域Aに加えて、第二の関心領域Bが設定される。
【0076】さらに、濃度プロファイル中に、第三の関
心領域Cを設定すべきときは、ユーザーは、再度、関心
領域設定指示手段114に、第三の関心領域Cの設定を
指示し、関心領域設定部88に、関心領域設定指示信号
が入力される。次いで、ユーザーが、マウスのポインタ
を、CRT50の画面上に表示された濃度プロファイル
中に、第三の関心領域Cの始点に合わせて、マウスのボ
タンをクリックし、さらに、第三の関心領域Cの終点ま
で、マウスをドラッグして、マウスのボタンを離すと、
ウインドメモリ84内に記憶されたプロファイルデータ
中に、第三の関心領域Cの始点および終点に対応する座
標値CSおよびCT(CS<CT)が指定される。関心
領域設定部88は、ウインドメモリ84にアクセスし
て、第三の関心領域Cの始点の座標値CSおよび終点の
座標値CTを読み出し、記憶する。
【0077】本実施態様においては、第一の関心領域A
および第二の関心領域Bに加えて、第三の関心領域を設
定するときは、ユーザーから、関心領域設定指示手段1
14に入力された関心領域設定指示信号に応じて、新た
に設定される第三の関心領域Cが、すでに設定されてい
る第一の関心領域Aまたは第二の関心領域Bと、図5な
いし図8の関係にあるときは、関心領域設定部88は、
図5ないし図8につき、上述したアルゴリズムにしたが
って、第三の関心領域Cを設定するが、第一の関心領域
Aおよび第二の関心領域Bの双方との関係で、関心領域
設定部88は、さらに、以下のアルゴリズムを追加的に
適用して、新たに設定されるべき第三の関心領域Cを設
定する。
【0078】すなわち、図10(A)に模式的に示され
るように、新たに設定される関心領域の一部が、すでに
設定されている2つの関心領域のそれぞれに重なり合う
ように、その設定が指示された場合、換言すれば、新た
に設定される関心領域の始点が、すでに設定されている
座標値の小さい側の関心領域内に含まれ、かつ、新たに
設定される関心領域の終点が、すでに設定されている座
標値の大きい側の関心領域内に含まれている場合には、
関心領域設定部88は、図10(B)に示されるよう
に、新たに設定される関心領域の始点の座標値を、すで
に設定され、始点が含まれている関心領域の終点の座標
値+1に補正するとともに、新たに設定される関心領域
の終点の座標値を、すでに設定され、終点が含まれてい
る関心領域の終点の座標値−1に補正して、新たに設定
される関心領域が、すでに設定されている2つの関心領
域のそれぞれに隣接して、ユーザーの指示に応じた位置
に、連続的に設定されるように構成されている。これに
よって、ユーザーが、細心の注意を払って、マウスをド
ラッグし、新たに設定する関心領域の始点を、すでに設
定されている2つの関心領域の一方の終点に隣接するよ
うに位置させるとともに、新たに設定する関心領域の終
点を、すでに設定されている2つの関心領域の他方の始
点に隣接するように位置させなくても、容易に、新たな
関心領域を、すでに設定されている2つの関心領域のそ
れぞれにに隣接して、連続的に設定することができ、習
熟していないユーザーであっても、所望のように、新た
な関心領域を、すでに設定されている関心領域に隣接し
て、連続的に設定することができる。
【0079】また、本実施態様においては、図11
(A)に模式的に示されるように、新たな関心領域が、
すでに設定されている2つの関心領域の間に、それぞれ
と離間して、設定されるように指示された場合には、ユ
ーザーの指示どおりに、新たに、関心領域が設定される
ように構成されている。
【0080】さらに、本実施態様においては、図12に
模式的に示されるように、新たに設定される関心領域
が、すでに設定されている2以上の関心領域を含むよう
に、その設定が指示された場合には、領域設定が不可能
であり、ユーザーが、領域設定が不可能なように、新た
に、関心領域を設定することはあり得ないから、関心領
域設定部88は、何らかの理由で、ユーザーがマウスの
操作を誤ったものと判断して、ウインドメモリ84に設
定不能信号を出力し、CRT50の画面上に、再設定す
べき旨のメッセージを表示させるように構成されてい
る。
【0081】図13および図14は、第二の関心領域B
が、第一の関心領域Aよりも座標値が大きい側に設定さ
れている場合において、第三の関心領域Cを設定するフ
ローを示すフローチャートである。図13および図14
において、A:は、図中のすでに形成されている関心領
域が、第一の関心領域Aであることを示し、B:は、図
中のすでに形成されている関心領域が、第二の関心領域
Bであること、A、B:は、図中のすでに形成されてい
る関心領域が、第一の関心領域Aおよび第二の関心領域
Bであることを示している。
【0082】図13および図14に示されるように、関
心領域設定部88は、第二の関心領域Bの始点の座標値
BSが第一の関心領域Aの終点の座標値ATよりも大き
く、第二の関心領域Bが、第一の関心領域Aよりも座標
値が大きい側に設定されている場合には、まず、第三の
関心領域Cの始点の座標値CSが第二の関心領域Bの終
点の座標値BTを越えているか否か、すなわち、第三の
関心領域Cが、第二の関心領域Bよりも座標値が大きい
側に設定されるように指示されているか否かを判定す
る。
【0083】その結果、YESのときは、ユーザーは、
第二の関心領域Bの終点の座標値BTよりも大きい座標
値CSを始点として、第三の関心領域Cを設定しようと
していると認められ、すなわち、第二の関心領域Bより
も座標値が大きい側に、第三の関心領域Cを設定しよう
としていると認められ、第一の関心領域Aおよび第二の
関心領域Bと第三の関心領域Cとの間に、オーバーラッ
プは存せず、すでに設定されている関心領域が第二の関
心領域Bである場合の図6(A)(b)に相当するの
で、図6(B)(b)に示されるように、関心領域設定
部88は、ユーザーの指定した第三の関心領域Cの始点
の座標値CSおよび終点の座標値CTにしたがって、ウ
インドメモリ84に関心領域表示信号を出力し、ウイン
ドメモリ84に記憶されているプロファイルデータ中に
第三の関心領域Cを形成し、CRT50の画面上の濃度
プロファイル中に第三の関心領域Cを表示させる。
【0084】これに対して、NOであるとき、すなわ
ち、第三の関心領域Cの始点の座標値CSが第二の関心
領域Bの終点の座標値BT以下のときは、関心領域設定
部88は、さらに、第三の関心領域Cの終点の座標値C
Tが第一の関心領域Aの始点の座標値AS未満か否か、
すなわち、すでに設定されている関心領域が第一の関心
領域Aである場合の図6(A)(a)に示されるよう
に、ユーザーが、第三の関心領域Cを第一の関心領域A
よりも、座標値の小さい側に設定しようとしているか否
かを判定する。
【0085】その結果、YESであるときは、ユーザー
は、第一の関心領域Aの始点の座標値ASよりも小さい
座標値CTで終わる位置に、第三の関心領域Cを設定し
ようとしていると認められ、第一の関心領域Aおよび第
二の関心領域Bと、第三の関心領域Cとの間に、オーバ
ーラップはなく、すでに設定されている関心領域が第一
の関心領域Aである場合の図6(A)(a)に相当する
ので、関心領域設定部88は、図6(A)(a)に示さ
れるように、ユーザーの指定した第三の関心領域Cの始
点の座標値CSおよび終点の座標値CTにしたがって、
ウインドメモリ84に関心領域表示信号を出力し、ウイ
ンドメモリ84に記憶されているプロファイルデータ中
に第三の関心領域Cを形成し、CRT50の画面上の濃
度プロファイル中に第三の関心領域Cを表示させる。
【0086】これに対して、NOであるとき、すなわ
ち、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第一の関心
領域Aの始点の座標値AS未満ではなく、かつ、第三の
関心領域Bの終点の座標値CTが第一の関心領域Aの始
点の座標値AS以上のときは、すでに設定されている関
心領域が第一の関心領域Aである場合の図5(A)
(a)、図5(A)(b)、図6(A)(b)、図7お
よび図8、すでに設定されている関心領域が第二の関心
領域Bである場合の図5(A)(a)、図5(A)
(b)、図6(A)(a)、図7および図8ならびにす
でに設定されている関心領域が第一の関心領域Aおよび
第二の関心領域Bである場合の図10(A)、図11
(A)および図12のいずれの場合に相当するかは明ら
かでない。したがって、関心領域設定部88は、さら
に、第三の関心領域Cの始点の座標値CSが第一の関心
領域Aの始点の座標値AS未満か否かを判定する。
【0087】その結果、YESのときは、すでに設定さ
れている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5
(A)(a)および図8のいずれかに相当するか、ある
いは、すでに設定されている関心領域が第一の関心領域
Aおよび第二の関心領域Bである場合の図12に相当
し、いずれに相当するかは、第三の関心領域Cの終点の
座標値CTがどこに位置するかによって決定される。そ
こで、関心領域設定部88は、さらに、第三の関心領域
Cの終点の座標値CTが第一の関心領域Aの終点の座標
値AT未満か否かを判定する。
【0088】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cの始点の座標値CSが第一の関心領域Aの始点の座
標値AS未満であり、かつ、第三の関心領域Cの終点の
座標値CTが第一の関心領域Aの終点の座標値AT未満
であって、ユーザーは、すでに設定されている関心領域
が第一の関心領域Aである場合の図5(A)(a)に示
されるとおり、第一の関心領域Aよりも座標値の小さい
側に、第三の関心領域Cの一部と第一の関心領域Aの一
部とがオーバーラップするように、第三の関心領域Cを
設定しようとしたものと認められる。このように、第一
の関心領域Aよりも座標値の小さい側に第三の関心領域
Cの一部と第一の関心領域Aの一部とがオーバーラップ
するように濃度プロファイル中に設定される場合には、
ユーザーは、第三の関心領域Cを、座標値の小さい側
に、第一の関心領域Aに隣接して、連続的に設けるよう
に指示したと認められる。したがって、関心領域設定部
88は、第三の関心領域Cの終点の座標値CTをAS−
1に補正し、ユーザーの指定した第三の関心領域Cの始
点の座標値CSおよび補正された第三の関心領域Cの終
点の座標値CTにしたがって、ウインドメモリ84に関
心領域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶さ
れているプロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形
成し、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第三
の関心領域Cを表示させる。
【0089】他方、NOのときは、第三の関心領域Cの
始点の座標値CSが第一の関心領域Aの始点の座標値A
S未満であり、かつ、第三の関心領域Cの終点の座標値
CTが第一の関心領域Aの終点の座標値AT以上である
から、図8あるいは図12に示されるように、第三の関
心領域Cは少なくとも第一の関心領域Aを含んでいるこ
とになる。しかしながら、ユーザーが、第三の関心領域
Cが少なくとも第一の関心領域Aを含むように設定する
場合には、領域設定が不可能であり、ユーザーが領域設
定が不可能なように、第三の関心領域Cを設定すること
はあり得ないから、何らかの理由で、ユーザーがマウス
の操作を誤ったものと認められ、したがって、関心領域
設定部88は、設定不能信号を、ウインドメモリ84に
出力して、CRT50の画面上に、再設定すべき旨のメ
ッセージを表示させる。
【0090】これに対して、第三の関心領域Cの始点の
座標値CSが第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上
であるときは、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが
第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上であるから、
すでに設定されている関心領域が第一の関心領域Aであ
る場合の図5(A)(b)および図7、すでに設定され
ている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5
(A)(a)、図5(A)(b)、図6(A)(a)、
図7および図8、ならびに、すでに設定されている関心
領域が第一の関心領域Aおよび第二の関心領域Bである
場合の図10(A)および図11(A)のいずれかに相
当する。したがって、関心領域設定部88は、まず、第
三の関心領域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域A
の終点の座標値AT以下であるか否か、すなわち、第三
の関心領域Cが第一の関心領域A内に含まれ、すでに設
定されている関心領域が第一の関心領域Aである場合の
図7に相当するか否かを判定する。
【0091】その結果、YESのときは、すでに設定さ
れている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図7
に相当し、第三の関心領域Cは第一の関心領域A内に含
まれることになり、第三の関心領域Cを第一の関心領域
A内に含まれるように設定する場合には、領域設定が不
可能であり、ユーザーが領域設定が不可能なように、第
三の関心領域Cを設定することはあり得ないから、何ら
かの理由で、ユーザーがマウスの操作を誤ったものと認
められ、したがって、関心領域設定部88は、設定不能
信号を、ウインドメモリ84に出力して、CRT50の
画面上に、再設定すべき旨のメッセージを表示させる。
【0092】これに対して、NOで、第三の関心領域C
の終点の座標値CTが第一の関心領域Aの終点の座標値
ATを越えているときは、第三の関心領域Cの始点の座
標値CSが第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上で
あるから、すでに設定されている関心領域が第一の関心
領域Aである場合の図5(A)(b)、すでに設定され
ている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5
(A)(a)、図5(A)(b)、図6(A)(a)、
図7および図8、ならびに、第一の関心領域Aおよびす
でに設定されている関心領域が第二の関心領域Bである
場合の図10(A)および図11(A)のいずれかに相
当する。したがって、関心領域設定部88は、さらに、
第三の関心領域Cの始点の座標値CSが第一の関心領域
Aの終点の座標値AT以下か否かを判定する。
【0093】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cの始点は第一の関心領域A内に位置していることに
なり、すでに設定されている関心領域が第一の関心領域
Aである場合の図5(A)(b)あるいはすでに設定さ
れている関心領域が第一の関心領域Aおよび第二の関心
領域Bである場合の図10(A)に相当し、第三の関心
領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域Bの始点の
座標値BS未満であるか否かによって、すでに設定され
ている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5
(A)(b)に相当するかあるいはすでに設定されてい
る関心領域が第一の関心領域Aおよび第二の関心領域B
である場合の図10(A)に相当するかが決定されるこ
とになる。したがって、関心領域設定部88は、さら
に、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第二の関心
領域Bの始点の座標値BS未満であるか否かを判定す
る。
【0094】その結果、YESであれば、第三の関心領
域Cの始点の座標値CSは第一の関心領域A内に含まれ
ているが、第三の関心領域Cの終点の座標値CTは第一
の関心領域Aの終点の座標値ATを越え、かつ、第二の
関心領域Bの始点の座標値BS未満であって、すでに設
定されている関心領域が第一の関心領域Aである場合の
図5(A)(b)に示されるように、第三の関心領域C
の一部が第一の関心領域Aの一部とオーバーラップし、
第三の関心領域Cと第二の関心領域Bとのオーバーラッ
プはないと認められる。このように、第三の関心領域C
の一部が第一の関心領域Aの一部とオーバーラップする
ように濃度プロファイル中に設定される場合には、ユー
ザーは、第一の関心領域Aの終点に隣接して、第三の関
心領域Cの始点が位置するように、第三の関心領域Cを
設定しようとしたものと認められる。一方、第三の関心
領域Cは第二の関心領域Bからは離間して設定されるよ
うに指示されているから、ユーザーは、第三の関心領域
Cを第二の関心領域Bと隣接して設定しようとはしては
いないと認められる。したがって、関心領域設定部88
は、第三の関心領域Cの始点の座標値CSをAT+1に
補正し、補正された第三の関心領域Cの始点の座標値C
Sおよびユーザーが指定した第三の関心領域Cの終点の
座標値CTにしたがって、ウインドメモリ84に関心領
域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶されて
いるプロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形成
し、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第三の
関心領域Cを表示させる。
【0095】これに対して、第三の関心領域Cの終点の
座標値CTが第二の関心領域Bの始点の座標値BS以上
であるときは、第一の関心領域Aおよびすでに設定され
ている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図10
(A)に示されるように、第三の関心領域Cは、第一の
関心領域Aおよび第二の関心領域Bの双方の一部とオー
バーラップしていることになる。このように、関心領域
が濃度プロファイル中に互いにオーバーラップして設定
される場合には、ユーザーは、第三の関心領域Cをその
始点が第一の関心領域Aの終点に隣接し、その終点が第
二の関心領域Bの始点に隣接するように、設定しようと
していると認められるので、関心領域設定部88は、第
三の関心領域Cの始点の座標値CSをAT+1に補正す
るとともに、第三の関心領域Cの終点の座標値CTをB
S−1に補正して、補正された第三の関心領域Cの始点
の座標値CSおよび終点の座標値CTに基づいて、ウイ
ンドメモリ84に関心領域表示信号を出力し、ウインド
メモリ84に記憶されているプロファイルデータ中に第
三の関心領域Cを形成し、CRT50の画面上の濃度プ
ロファイル中に第三の関心領域Cを表示させる。
【0096】他方、第三の関心領域Cの始点の座標値C
Sが第一の関心領域Aの終点の座標値ATを越えている
ときは、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第一の
関心領域Aの終点の座標値ATを越えているのであるか
ら、CS<CTというだけでは、第三の関心領域Cの終
点の座標値CTを確定することができず、すでに設定さ
れている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5
(A)(a)、図5(A)(b)、図6(A)(a)、
図7および図8、ならびに、すでに設定されている関心
領域が第一の関心領域Aおよび第二の関心領域Bである
場合の図11(A)のいずれに相当するかが明らかでな
い。そこで、関心領域設定部88は、さらに、第三の関
心領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域Bの始点
の座標値BS未満であるか否かを判定する。
【0097】その結果、YESであるときは、第三の関
心領域Cは、互いに離間して設定された第一の関心領域
Aと第二の関心領域Bとの間に、それぞれと離間するよ
うに、設定されており、すでに設定されている関心領域
が第二の関心領域Bである場合の図6(A)(a)に相
当し、かつ、すでに設定されている関心領域が第一の関
心領域Aおよび第二の関心領域Bである場合の図11
(A)に相当すると認められるから、関心領域設定部8
8は、図11(B)に示されるように、ユーザーの指定
した第三の関心領域Cの始点の座標値CSおよび終点の
座標値CTにしたがって、ウインドメモリ84に関心領
域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶されて
いるプロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形成
し、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第三の
関心領域Cを表示させる。
【0098】これに対して、NOで、第三の関心領域C
の終点の座標値CTが第二の関心領域Bの始点の座標値
BS以上であるときは、第三の関心領域Cの始点の座標
値CSが第一の関心領域Aの終点の座標値ATを越えて
いるというだけでは、すでに設定されている関心領域が
第二の関心領域Bである場合の図5(A)(a)、図5
(A)(b)、図7および図8のいずれに相当するかが
明らかでないので、関心領域設定部88は、さらに、第
三の関心領域Cの始点の座標値CSが第二の関心領域B
の始点の座標値BS未満であるか否かを判定する。
【0099】その結果、YESのときは、すでに設定さ
れている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5
(A)(a)および図8のいずれかに相当するが、いず
れに相当するかは、第三の関心領域Cの終点が第二の関
心領域B内に位置するか否かによって決まる。そこで、
関心領域設定部88は、さらに、第三の関心領域Cの終
点の座標値CTが第二の関心領域Bの終点の座標値BT
未満か否かを判定する。
【0100】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cの終点は、第二の関心領域B内に位置しており、す
でに設定されている関心領域が第二の関心領域Bである
場合の図5(A)(a)に相当し、第三の関心領域Cの
一部と第二の関心領域Bの一部とがオーバーラップして
いると認められる。このように、ユーザーが、関心領域
を濃度プロファイル中に互いにオーバーラップして設定
した場合には、第三の関心領域Cの終点が第二の関心領
域Bの始点と隣接するように、第三の関心領域Cを第二
の関心領域Bに連続して設定しようとしたものと認めら
れるから、関心領域設定部88は、第三の関心領域Cの
終点の座標値CTをBS−1に補正して、補正した第三
の関心領域Cの終点の座標値CTおよびユーザーが指定
した始点の座標値CSに基づいて、ウインドメモリ84
に関心領域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記
憶されているプロファイルデータ中に第三の関心領域C
を形成し、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に
第三の関心領域Cを表示させる。
【0101】これに対して、NOのとき、すなわち、第
三の関心領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域B
の終点の座標値BT以上であるときは、すでに設定され
ている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図8に
相当し、第三の関心領域Cは第二の関心領域Bを含んで
いることになる。しかしながら、第三の関心領域Cが第
一の関心領域を含むように設定する場合には、領域設定
が不可能であり、ユーザーが領域設定が不可能なよう
に、第三の関心領域Cを設定することはあり得ないか
ら、何らかの理由で、ユーザーがマウスの操作を誤った
ものと認められ、したがって、関心領域設定部88は、
設定不能信号を、ウインドメモリ84に出力して、CR
T50の画面上に、再設定すべき旨のメッセージを表示
させる。
【0102】これに対して、第三の関心領域Cの始点の
座標値CSが第二の関心領域Bの始点の座標値BS以上
のときは、すでに設定されている関心領域が第二の関心
領域Bである場合の図5(A)(b)および図7にいず
れかに相当するので、関心領域設定部88は、さらに、
第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域
Bの終点の座標値BT以下か否かを判定する。
【0103】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cは第二の関心領域B内に含まれており、すでに設定
されている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図
7に相当することになる。しかしながら、第三の関心領
域Cが第二の関心領域B内に含まれるように設定する場
合には、領域設定が不可能であり、ユーザーが領域設定
が不可能なように、第三の関心領域Cを設定することは
あり得ないから、何らかの理由で、ユーザーがマウスの
操作を誤ったものと認められ、したがって、関心領域設
定部88は、設定不能信号を、ウインドメモリ84に出
力して、CRT50の画面上に、再設定すべき旨のメッ
セージを表示させる。
【0104】他方、NOのとき、すなわち、第三の関心
領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域Bの終点の
座標値BTを越えているときは、すでに設定されている
関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5(A)
(b)に該当し、第三の関心領域Cの一部と第二の関心
領域Bの一部がオーバーラップするように、ユーザーが
第三の関心領域Cを設定したことになる。この場合は、
ユーザーは、第二の関心領域Bの終点に隣接して、第三
の関心領域Cの始点が位置するように、第三の関心領域
Cを設定しようしたものと認められるから、関心領域設
定部88は、第三の関心領域Cの始点の座標値CSをB
T+1に補正し、補正された第三の関心領域Cの始点の
座標値CSおよびユーザーの指定した第三の関心領域C
の終点の座標値CTに基づき、ウインドメモリ84に関
心領域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶さ
れているプロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形
成し、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第三
の関心領域Cを表示させる。
【0105】こうして、第二の関心領域Bの始点の座標
値BSが第一の関心領域Aの終点の座標値ATよりも大
きく、第二の関心領域Bが、第一の関心領域Aよりも座
標値が大きい側に設定されている場合に、第三の関心領
域Cが設定される。
【0106】これに対して、第二の関心領域Bの終点の
座標値BTが第一の関心領域Aの始点の座標値ASより
も小さく、第二の関心領域Bが、第一の関心領域Aより
も座標値が小さい側に設定されている場合には、関心領
域設定部88は、まず、第三の関心領域Cの始点の座標
値CSが第一の関心領域Bの終点の座標値ATを越えて
いるか否か、すなわち、第三の関心領域Cが、第一の関
心領域Aよりも座標値が大きい側に設定されるように指
示されているか否かを判定する。
【0107】その結果、YESのときは、ユーザーは、
第一の関心領域Aの終点の座標値ATよりも大きい座標
値CSを始点として、第三の関心領域Cを設定しようと
していると認められ、すなわち、第一の関心領域Aより
も座標値が大きい側に、第三の関心領域Cを設定しよう
としていると認められ、第一の関心領域Aおよび第二の
関心領域Bと第三の関心領域Cとの間に、オーバーラッ
プは存せず、すでに設定されている関心領域が第一の関
心領域Aである場合の図6(A)(b)の場合に相当す
るので、図6(B)(b)に示されるように、関心領域
設定部88は、ユーザーの指定した第三の関心領域Cの
始点の座標値CSおよび終点の座標値CTにしたがっ
て、ウインドメモリ84に関心領域表示信号を出力し、
ウインドメモリ84に記憶されているプロファイルデー
タ中に第三の関心領域Cを形成し、CRT50の画面上
の濃度プロファイル中に第三の関心領域Cを表示させ
る。
【0108】これに対して、NOであるとき、すなわ
ち、第三の関心領域Cの始点の座標値CSが第一の関心
領域Aの終点の座標値AT以下のときは、関心領域設定
部88は、さらに、第三の関心領域Cの終点の座標値C
Tが第二の関心領域Bの始点の座標値BS未満か否か、
すなわち、すでに設定されている関心領域が第二の関心
領域Bである場合の図6(A)(a)に示されるよう
に、ユーザーが、第三の関心領域Cを第二の関心領域B
よりも、座標値の小さい側に設定しようとしているか否
かを判定する。
【0109】その結果、YESであるときは、ユーザー
は、第二の関心領域Bの始点の座標値BSよりも小さい
座標値CTで終わる位置に、第三の関心領域Cを設定し
ようとしていると認められ、第一の関心領域Aおよび第
二の関心領域Bと第三の関心領域Cとの間に、オーバー
ラップはなく、すでに設定されている関心領域が第二の
関心領域Bである場合の図6(A)(a)に相当するの
で、関心領域設定部88は、図6(A)(b)に示され
るように、ユーザーの指定した第三の関心領域Cの始点
の座標値CSおよび終点の座標値CTにしたがって、ウ
インドメモリ84に関心領域表示信号を出力し、ウイン
ドメモリ84に記憶されているプロファイルデータ中に
第三の関心領域Cを形成し、CRT50の画面上の濃度
プロファイル中に第三の関心領域Cを表示させる。
【0110】これに対して、NOのとき、すなわち、第
三の関心領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域B
の始点の座標値BS未満ではなく、第三の関心領域Bの
終点の座標値CTが第二の関心領域Bの始点の座標値B
S以上のときは、すでに設定されている関心領域が第二
の関心領域Bである場合の図5(A)(a)、図5
(A)(b)、図6(A)(b)、図7および図8、す
でに設定されている関心領域が第一の関心領域Aである
場合の図5(A)(a)、図5(A)(b)、図6
(A)(a)、図7および図8、ならびに、すでに設定
されている関心領域が第二の関心領域Bおよび第一の関
心領域Aである場合の図10(A)、図11(A)およ
び図12のいずれの場合に相当するかは明らかでない。
したがって、関心領域設定部88は、さらに、第三の関
心領域Cの始点の座標値CSが第二の関心領域Bの始点
の座標値BS未満か否かを判定する。
【0111】その結果、YESのときは、すでに設定さ
れている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5
(A)(a)および図8のいずれかに相当するか、ある
いは、すでに設定されている関心領域が第二の関心領域
Bおよび第一の関心領域Cである場合の図12に相当
し、いずれに相当するかは、第三の関心領域Cの終点の
座標値CTがどこに位置するかによって決定される。そ
こで、関心領域設定部88は、さらに、第三の関心領域
Cの終点の座標値CTが第二の関心領域Bの終点の座標
値BT未満か否かを判定する。
【0112】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cの始点の座標値CSが第二の関心領域Bの始点の座
標値BS未満であり、かつ、第三の関心領域Cの終点の
座標値CTが第二の関心領域Bの終点の座標値BT未満
であって、ユーザーは、すでに設定されている関心領域
が第二の関心領域Bである場合の図5(A)(a)に示
されるとおり、第二の関心領域Bよりも座標値の小さい
側に、第三の関心領域Cの一部と第二の関心領域Bの一
部とがオーバーラップするように、第三の関心領域Cを
設定しようとしたものと認められる。したがって、ユー
ザーは、第三の関心領域Cを、座標値の小さい側に、第
二の関心領域Bに隣接して、連続的に設けるように指示
したと認められるから、関心領域設定部88は、第三の
関心領域Cの終点の座標値CTをBS−1に補正し、ユ
ーザーの指定した第三の関心領域Cの始点の座標値CS
および補正された第三の関心領域Cの終点の座標値CT
にしたがって、ウインドメモリ84に関心領域表示信号
を出力し、ウインドメモリ84に記憶されているプロフ
ァイルデータ中に第三の関心領域Cを形成し、CRT5
0の画面上の濃度プロファイル中に第三の関心領域Cを
表示させる。
【0113】他方、NOであるときは、第三の関心領域
Cの始点の座標値CSが第二の関心領域Bの始点の座標
値BS未満であり、かつ、第三の関心領域Cの終点の座
標値CTが第二の関心領域Bの終点の座標値BT以上で
あるから、すでに設定されている関心領域が第二の関心
領域Bである場合の図8あるいは図12に相当し、第三
の関心領域Cは少なくとも第二の関心領域Bを含んでい
ることになる。しかしながら、ユーザーが、第三の関心
領域Cが少なくとも第二の関心領域Bを含むように設定
する場合には、領域設定が不可能であり、ユーザーが領
域設定が不可能なように、第三の関心領域Cを設定する
ことはあり得ないから、何らかの理由で、ユーザーがマ
ウスの操作を誤ったものと認められ、したがって、関心
領域設定部88は、設定不能信号を、ウインドメモリ8
4に出力して、CRT50の画面上に、再設定すべき旨
のメッセージを表示させる。
【0114】これに対して、第三の関心領域Cの始点の
座標値CSが第二の関心領域Bの始点の座標値BS以上
であるときは、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが
第二の関心領域Bの始点の座標値BS以上であるから、
すでに設定されている関心領域が第二の関心領域Bであ
る場合の図5(A)(b)および図7、すでに設定され
ている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5
(A)(a)、図5(A)(b)、図6(A)(a)、
図7および図8、ならびに、すでに設定されている関心
領域が第二の関心領域Bおよび第一の関心領域Aである
場合の図10(A)および図11(A)のいずれかに相
当する。したがって、関心領域設定部88は、まず、第
三の関心領域Cの終点の座標値CTが第二の関心領域B
の終点の座標値BT以下であるか否か、すなわち、第三
の関心領域Cが第二の関心領域B内に含まれ、すでに設
定されている関心領域が第二の関心領域Bである場合の
図7に相当するか否かを判定する。
【0115】その結果、YESのときは、すでに設定さ
れている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図7
に相当し、第三の関心領域Cは第二の関心領域B内に含
まれることになり、第三の関心領域Cを第二の関心領域
B内に含まれるように設定する場合には、領域設定が不
可能であり、ユーザーが領域設定が不可能なように、第
三の関心領域Cを設定することはあり得ないから、何ら
かの理由で、ユーザーがマウスの操作を誤ったものと認
められ、したがって、関心領域設定部88は、設定不能
信号を、ウインドメモリ84に出力して、CRT50の
画面上に、再設定すべき旨のメッセージを表示させる。
【0116】これに対して、NOで、第三の関心領域C
の終点の座標値CTが第二の関心領域Bの終点の座標値
BTを越えているときは、第三の関心領域Cの始点の座
標値CSが第二の関心領域Bの始点の座標値BS以上で
あるから、すでに設定されている関心領域が第二の関心
領域Bである場合の図5(A)(b)、すでに設定され
ている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5
(A)(a)、図5(A)(b)、図6(A)(a)、
図7および図8、ならびに、すでに設定されている関心
領域が第二の関心領域Bおよび第一の関心領域Aである
場合の図10(A)および図11(A)のいずれかに相
当する。したがって、関心領域設定部88は、さらに、
第三の関心領域Cの始点の座標値CSが第二の関心領域
Bの終点の座標値BT以下か否かを判定する。
【0117】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cの始点は第二の関心領域B内に位置していることに
なり、すでに設定されている関心領域が第二の関心領域
Bである場合の図5(A)(b)あるいはすでに設定さ
れている関心領域が第二の関心領域Bおよび第一の関心
領域Aである場合の図10(A)に相当し、第三の関心
領域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域Aの始点の
座標値AS未満であるか否かによって、すでに設定され
ている関心領域が第二の関心領域Bである場合の図5
(A)(b)に相当するかあるいはすでに設定されてい
る関心領域が第二の関心領域Bおよび第一の関心領域A
である場合の図10(A)に相当するかが決定されるこ
とになる。したがって、関心領域設定部88は、さら
に、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第一の関心
領域Aの始点の座標値AS未満であるか否かを判定す
る。
【0118】その結果、YESであれば、第三の関心領
域Cの始点の座標値CSは第二の関心領域B内に含まれ
ているが、第三の関心領域Cの終点の座標値CTは第二
の関心領域Bの終点の座標値BTを越え、かつ、第一の
関心領域Aの始点の座標値AS未満であるから、すでに
設定されている関心領域が第二の関心領域Bである場合
の図5(A)(b)に相当し、第三の関心領域Cの一部
が第二の関心領域Bの一部とオーバーラップし、第三の
関心領域Cと第一の関心領域Aとのオーバーラップはな
いと認められる。したがって、ユーザーは、第二の関心
領域Bの終点に隣接して、第三の関心領域Cの始点が位
置するように、第三の関心領域Cを設定しようとしたも
のと認められる。一方、第三の関心領域Cは第一の関心
領域Aからは離間して設定されるように指示されている
から、ユーザーは、第三の関心領域Cを第一の関心領域
Aと隣接して設定しようとはしてはいないと認められ
る。したがって、関心領域設定部88は、第三の関心領
域Cの始点の座標値CSをBT+1に補正し、補正され
た第三の関心領域Cの始点の座標値CSおよびユーザー
が指定した第三の関心領域Cの終点の座標値CTにした
がって、ウインドメモリ84に関心領域表示信号を出力
し、ウインドメモリ84に記憶されているプロファイル
データ中に第三の関心領域Cを形成し、CRT50の画
面上の濃度プロファイル中に第三の関心領域Cを表示さ
せる。
【0119】これに対して、第三の関心領域Cの終点の
座標値CTが第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上
であるときは、すでに設定されている関心領域が第二の
関心領域Bおよび第一の関心領域Aである場合の図10
(A)に相当し、第三の関心領域Cは、第二の関心領域
Bおよび第一の関心領域Aの双方の一部とオーバーラッ
プしていることになり、関心領域が濃度プロファイル中
に互いにオーバーラップして設定される場合には、ユー
ザーが、第三の関心領域Cをその始点が第二の関心領域
Bの終点に隣接し、その終点が第一の関心領域Aの始点
に隣接するように、設定しようとしていると認められる
ので、関心領域設定部88は、第三の関心領域Cの始点
の座標値CSをBT+1に補正するとともに、第三の関
心領域Cの終点の座標値CTをAS−1に補正して、補
正された第三の関心領域Cの始点の座標値CSおよび終
点の座標値CTに基づいて、ウインドメモリ84に関心
領域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶され
ているプロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形成
して、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第三
の関心領域Cを表示させる。
【0120】他方、第三の関心領域Cの始点の座標値C
Sが第二の関心領域Bの終点の座標値BTを越えている
ときは、第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第二の
関心領域Bの終点の座標値BTを越えているのであるか
ら、CS<CTというだけでは、第三の関心領域Cの終
点の座標値CTを確定することができず、すでに設定さ
れている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5
(A)(a)、図5(A)(b)、図6(A)(a)、
図7および図8、ならびに、すでに設定されている関心
領域が第二の関心領域Bおよび第一の関心領域Aである
場合の図11(A)のいずれに相当するかが明らかでな
い。そこで、関心領域設定部88は、さらに、第三の関
心領域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域Aの始点
の座標値AS未満であるか否かを判定する。
【0121】その結果、YESであるときは、第三の関
心領域Cは、互いに離間して設定された第二の関心領域
Bと第一の関心領域Aとの間に、それぞれと離間するよ
うに、設定されており、すでに設定されている関心領域
が第二の関心領域Bである場合の図6(A)(a)に相
当し、かつ、すでに設定されている関心領域が第二の関
心領域Bおよび第一の関心領域Aである場合の図11
(A)に相当すると認められるから、関心領域設定部8
8は、図11(B)に示されるように、ユーザーの指定
した第三の関心領域Cの始点の座標値CSおよび終点の
座標値CTにしたがって、ウインドメモリ84に関心領
域表示信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶されて
いるプロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形成
し、CRT50の画面上の濃度プロファイル中に第三の
関心領域Cを表示させる。
【0122】これに対して、NOあって、第三の関心領
域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域Aの始点の座
標値AS以上であるときには、第三の関心領域Cの始点
の座標値CSが第二の関心領域Bの終点の座標値BTを
越えているというだけでは、すでに設定されている関心
領域が第一の関心領域Aである場合の図5(A)
(a)、図5(A)(b)、図7および図8のいずれに
相当するかが明らかでないので、関心領域設定部88
は、さらに、第三の関心領域Cの始点の座標値CSが第
一の関心領域Aの始点の座標値AS未満であるか否かを
判定する。
【0123】その結果、YESのときは、すでに設定さ
れている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5
(A)(a)および図8のいずれかに相当するが、いず
れに相当するかは、第三の関心領域Cの終点が第一の関
心領域A内に位置するか否かによって決まる。そこで、
関心領域設定部88は、さらに、第三の関心領域Cの終
点の座標値CTが第一の関心領域Aの終点の座標値AT
未満か否かを判定する。
【0124】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cの終点は、第一の関心領域A内に位置しており、す
でに設定されている関心領域が第一の関心領域Aである
場合の図5(A)(a)に相当し、第三の関心領域Cの
一部と第一の関心領域Aの一部とがオーバーラップして
いると認められる。このように、ユーザーが、関心領域
を濃度プロファイル中に互いにオーバーラップして設定
した場合には、第三の関心領域Cを第一の関心領域Aに
連続して設定しようとしたものと認められるから、関心
領域設定部88は、第三の関心領域Cの終点の座標値C
TをAS−1に補正して、補正した第三の関心領域Cの
終点の座標値CTおよびユーザーが指定した始点の座標
値CSに基づいて、ウインドメモリ84に関心領域表示
信号を出力し、ウインドメモリ84に記憶されているプ
ロファイルデータ中に第三の関心領域Cを形成し、CR
T50の画面上の濃度プロファイル中に第三の関心領域
Cを表示させる。
【0125】これに対して、NOのとき、すなわち、第
三の関心領域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域A
の終点の座標値AT以上であるときは、すでに設定され
ている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図8に
相当し、第三の関心領域Cは第一の関心領域Aを含んで
いることになる。しかしながら、第三の関心領域Cが第
一の関心領域Aを含むように設定する場合には、領域設
定が不可能であり、ユーザーが領域設定が不可能なよう
に、第三の関心領域Cを設定することはあり得ないか
ら、何らかの理由で、ユーザーがマウスの操作を誤った
ものと認められ、したがって、関心領域設定部88は、
設定不能信号を、ウインドメモリ84に出力して、CR
T50の画面上に、再設定すべき旨のメッセージを表示
させる。
【0126】これに対して、第三の関心領域Cの始点の
座標値CSが第一の関心領域Aの始点の座標値AS以上
のときは、すでに設定されている関心領域が第一の関心
領域Aである場合の図5(A)(b)および図7にいず
れかに相当するので、関心領域設定部88は、さらに、
第三の関心領域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域
Aの終点の座標値AT以下か否かを判定する。
【0127】その結果、YESのときは、第三の関心領
域Cは第一の関心領域B内に含まれており、すでに設定
されている関心領域が第一の関心領域Aである場合の図
7に相当することになる。しかしながら、第三の関心領
域Cが第一の関心領域A内に含まれるように設定する場
合には、領域設定が不可能であり、ユーザーが領域設定
が不可能なように、第三の関心領域Cを設定することは
あり得ないから、何らかの理由で、ユーザーがマウスの
操作を誤ったものと認められ、したがって、関心領域設
定部88は、設定不能信号を、ウインドメモリ84に出
力して、CRT50の画面上に、再設定すべき旨のメッ
セージを表示させる。
【0128】他方、NOのとき、すなわち、第三の関心
領域Cの終点の座標値CTが第一の関心領域Aの終点の
座標値ATを越えているときは、すでに設定されている
関心領域が第一の関心領域Aである場合の図5(A)
(b)に該当し、第三の関心領域Cの一部と第一の関心
領域Aの一部がオーバーラップするように、ユーザーが
第三の関心領域Cを設定したことになる。この場合は、
ユーザーは、第一の関心領域Aの終点に隣接して、第三
の関心領域Cの始点が位置するように、第三の関心領域
Cを設定しようしたものと認められる。したがって、関
心領域設定部88は、第三の関心領域Cの始点の座標値
CSをAT+1に補正し、補正された第三の関心領域C
の始点の座標値CSおよびユーザーの指定した第三の関
心領域Cの終点の座標値CTに基づき、ウインドメモリ
84に関心領域表示信号を出力し、ウインドメモリ84
に記憶されているプロファイルデータ中に第三の関心領
域Cを形成し、CRT50の画面上の濃度プロファイル
中に第三の関心領域Cを表示させる。
【0129】こうして、第二の関心領域Bの始点の座標
値BSが第一の関心領域Aの終点の座標値ATよりも小
さく、第二の関心領域Bが、第一の関心領域Aよりも座
標値が小さい側に設定されている場合に、第三の関心領
域Cが設定される。
【0130】図15は、以上のようにして、第一の関心
領域A、第二の関心領域Bおよび第三の関心領域Cが、
この順に、濃度プロファイル中に設定されたCRTの画
面を示している。
【0131】同様にして、必要に応じて、第四の関心領
域、第五の関心領域・・・が、始点と終点の座標値にし
たがって、すでに設定された関心領域のいずれかと隣接
するように、設定される。
【0132】本実施態様によれば、薄層クロマトグラフ
ィーの分野などにおけるように、CRT50の画面上に
表示された濃度プロファイル中に、互いに連続的に隣接
する領域を関心領域として画定し、定量解析をする必要
がある場合に、ユーザーが、濃度プロファイル中に、す
でに設定した関心領域とオーバーラップするように、新
たな関心領域の始点と終点を指定すれば、自動的に、す
でに設定した関心領域と連続するように、濃度プロファ
イル中に、新たな関心領域が設定され、また、ユーザー
が、すでに設定した関心領域と離間して、新たな関心領
域を設定する場合には、ユーザーの指定した新たな関心
領域の始点と終点に基づいて、新たな関心領域が設定さ
れるように構成されているから、ユーザーが、細心の注
意を払って、新たな関心領域の始点と終点とを、すでに
設定した関心領域とオーバーラップしないように、厳密
に指定しなくとも、新たな関心領域を、すでに設定され
た関心領域に連続的に隣接して設定することが可能にな
り、習熟していないユーザーであっても、所望のよう
に、関心領域を設定することができる。
【0133】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0134】たとえば、前記実施態様においては、薄層
クロマトグラフィー(TLC)法を利用した放射性標識
された薬物代謝物質の一次元展開により得られる試料の
オートラジオグラフィ画像の濃度プロファイル中に複数
の関心領域を設定する場合につき、説明を加えたが、本
発明は、かかるオートラジオグラフィに限定されること
なく、たとえば、蛋白質の薄層クロマトグラフィ(TL
C)により生成されたオートラジオグラフィ画像、ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動法によって、蛋白質の分
離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをおこな
うオートラジオグラフィ画像、マウスなどの実験動物に
おける投与物質の代謝、吸収、排泄の経路、状態などを
研究するためのオートラジオグラフィ画像、サザン・ブ
ロット・ハイブリダイゼーション法を利用した遺伝子中
の放射性標識物質のオートラジオグラフィ画像などのオ
ートラジオグラフィ画像の濃度プロファイル中に複数の
関心領域を設定する場合はもとより、サザン・ブロット
・ハイブリダイゼーション法を用いた遺伝子の化学発光
画像、蛋白質の薄層クロマトグラフィにより生成された
化学発光画像、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によ
って、蛋白質の分離、同定、あるいは、分子量、特性の
評価などをおこなうための化学発光画像などの化学発光
法を利用した化学発光画像の濃度プロファイル中に複数
の関心領域を設定する場合にも、電子顕微鏡を用いて生
成された金属または非金属試料の電子線透過画像や電子
線回折画像、生物体組織などの電子顕微鏡画像、金属あ
るいは非金属試料などの放射線回折画像、さらには、蛍
光画像の濃度プロファイル中に複数の関心領域を設定す
る場合にも、広く適用することができる。
【0135】また、本発明においては、新たに設定する
関心領域の一方の端点が、すでに設定されている関心領
域内に位置するように設定された場合に、新たに設定す
る関心領域の始点が、すでに設定されている関心領域内
に位置するように設定されたときは、始点の座標値がす
でに設定されている関心領域の終点の座標値+1の値
に、新たに設定する関心領域の終点が、すでに設定され
ている関心領域内に位置するように設定されたときは、
終点の座標値がすでに設定されている関心領域の始点の
座標値−1の値に、それぞれ、設定されればよく、その
ように、新たに設定する関心領域の始点または終点の座
標値を補正するためのアルゴリズムは、前記実施態様に
おいて用いられたアルゴリズムに限定されるものではな
く、任意のアルゴリズムを採用することができる。
【0136】さらに、前記実施態様においては、新たに
設定する関心領域の一方の端点が、すでに設定されてい
る関心領域内に位置するように設定された場合には、つ
ねに、新たな関心領域が、すでに設定されている関心領
域と隣接するように、始点および終点の座標値の一方が
補正されて、設定され、他方、新たに設定する関心領域
の始点および終点の双方が、すでに設定されている関心
領域内に位置していないときは、ユーザーが指示した始
点および終点の座標値にしたがって、新たな関心領域が
設定されるように構成されているが、関心領域を任意に
設定し得る任意設定モードと、関心領域を隣接して、連
続的に設定する連続設定モードとの間で切り替えるモー
ド切り替え手段を設け、任意設定モードに設定されてい
るときは、ユーザーが指示した始点および終点の座標値
にしたがって、新たな関心領域を設定し、連続設定モー
ドに設定されているときは、ユーザーが指示した始点お
よび終点の座標値にかかわらず、関心領域を隣接して、
連続的に設定するように構成することもできる。
【0137】また、前記実施態様においては、蓄積性蛍
光体シート1を用いて、試料中の放射性標識物質の位置
情報を電気信号に変換して得た画像データを、CRT5
0の画面上に、可視画像として表示しているが、蓄積性
蛍光体シート1に代えて、写真フィルムを用いて、一
旦、可視画像を形成し、この可視画像を光電的に読み取
り、電気信号に変換した画像データに対して、同様の処
理をおこなうことも可能である。
【0138】さらに、本発明において、手段とは、必ず
しも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウエアにより実現される場合も包含する。ま
た、一つの手段の機能が二以上の物理的手段により実現
されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手段によ
り実現されてもよい。
【0139】
【発明の効果】本発明によれば、習熟していないユーザ
ーであっても、濃度プロファイル中に、所望のように、
複数の関心領域を画定して、定量解析を実行することの
できる画像解析装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施態様にかかるオートラジ
オグラフィ画像解析装置によって解析すべき画像データ
を生成する画像読み取り装置の一例を示す略斜視図であ
る。
【図2】図2は、本発明の実施態様にかかるオートラジ
オグラフィ画像解析装置および画像読み取り装置のブロ
ックダイアグラムである。
【図3】図3は、データ処理手段のブロックダイアグラ
ムである。
【図4】図4は、濃度プロファイルが表示されたCRT
の画面を示す図面である。
【図5】図5は、すでに設定されている関心領域に加え
て、新たに関心領域を設定する際のアルゴリズムを模式
的に示す図面である。
【図6】図6は、すでに設定されている関心領域に加え
て、新たに関心領域を設定する際のアルゴリズムを模式
的に示す図面である。
【図7】図7は、すでに設定されている関心領域に加え
て、新たに関心領域を設定する際のアルゴリズムを模式
的に示す図面である。
【図8】図8は、すでに設定されている関心領域に加え
て、新たに関心領域を設定する際のアルゴリズムを模式
的に示す図面である。
【図9】図9は、図9は、第一の関心領域Aに加えて、
第二の関心領域Bを設定するフローを示すフローチャー
トである。
【図10】図10は、すでに設定されている2つの関心
領域に加えて、新たに関心領域を設定する際のアルゴリ
ズムを模式的に示す図面である。
【図11】図11は、すでに設定されている2つの関心
領域に加えて、新たに関心領域を設定する際のアルゴリ
ズムを模式的に示す図面である。
【図12】図12は、すでに設定されている2つの関心
領域に加えて、新たに関心領域を設定する際のアルゴリ
ズムを模式的に示す図面である。
【図13】図13は、第二の関心領域Bが、第一の関心
領域Aよりも座標値が大きい側に設定されている場合に
おいて、第三の関心領域Cを設定するフローを示すフロ
ーチャートである。
【図14】図14は、第二の関心領域Bが、第一の関心
領域Aよりも座標値が大きい側に設定されている場合に
おいて、第三の関心領域Cを設定するフローを示すフロ
ーチャートである。
【図15】図15は、第一の関心領域A、第二の関心領
域Bおよび第三の関心領域Cが、濃度プロファイル中に
設定されたCRTの画面を示す図面である。
【符号の説明】
1 蓄積性蛍光体シート 2 レーザ光 3 レーザ光源 4 フィルタ 5 ビーム・エクスパンダ 6 光偏向器 7 fθレンズ 8 平面反射鏡 9 導光性シート 10 光検出器 11 増幅器 12 A/D変換器 13 ラインバッファ 14 送信バッファ 20 画像読み取り装置 30 オートラジオグラフィ画像解析装置 40 画像データ記憶手段 41 画像データ一時記憶部 42 画像データ記憶部 50 CRT 60 データ処理手段 62 受信バッファ 64 データ処理部 66 一時メモリ 68 画像データ選択部 70 画像データ拡大/縮小部 72 拡大/縮小画像データ記憶部 74 図形データ記憶部 78 データ合成部 80 合成画像データ記憶部 82 データ領域選択部 84 ウインドメモリ 86 プロファイルデータ生成部 88 関心領域設定部 92 画像表示部 100 選択画像データ決定手段 102 画像データ倍率決定手段 104 図形データ選択手段 106 データ合成指示手段 110 プロファイルデータ生成指示手段 114 関心領域設定指示手段 116 画像表示指示手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、該画像データ記憶手段に記憶された画像データの
    少なくとも一部を、二次元的に展開して、一時的に記憶
    する画像データメモリ手段と、指示信号を入力する入力
    手段を備え、前記画像データメモリ手段に一時的に記憶
    された画像データに基づき、画像を表示手段に表示させ
    るとともに、定量解析する画像解析装置において、前記
    画像データメモリ手段に一時的に記憶された画像データ
    に基づき、所定の画像領域の濃度のプロファイルデータ
    を生成して、前記画像データメモリ手段に記憶させるプ
    ロファイルデータ生成手段と、前記入力手段によって入
    力された指示信号にしたがって、前記プロファイルデー
    タ生成手段によって生成され、前記画像データメモリ手
    段に記憶されたプロファイルデータに基づいて、前記表
    示手段に表示された濃度プロファイル中に、関心領域を
    設定可能な関心領域設定手段とを備え、前記関心領域設
    定手段が、前記入力手段から、新たに関心領域の設定が
    指示されたとき、すでに設定されている関心領域が1つ
    の場合は、新たに設定する関心領域の一方の端点がすで
    に設定されている前記関心領域内に位置し、かつ、新た
    に設定する関心領域の他方の端点がすでに設定されてい
    る前記関心領域内に位置していないときは、入力された
    指示信号にしたがって、新たに設定する関心領域の他方
    の端点を設定するとともに、新たに設定する関心領域
    を、入力された新たに設定する関心領域の一方の端点の
    座標値にかかわらず、すでに設定されている前記関心領
    域に連続的に隣接して設定するように構成されたことを
    特徴とする画像解析装置。
  2. 【請求項2】 新たに設定する前記関心領域の一方の端
    点がすでに設定されている前記関心領域内に位置し、か
    つ、新たに設定する関心領域の他方の端点がすでに設定
    されている前記関心領域内に位置していない場合に、前
    記関心領域設定手段が、前記入力手段によって入力され
    た新たに設定する前記関心領域の一方の端点の座標値
    を、すでに設定されている前記関心領域の両端点の座標
    値と比較して、新たに設定する前記関心領域を、すでに
    設定された前記関心領域に連続的に隣接して設定するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像
    解析装置。
  3. 【請求項3】 前記関心領域設定手段が、新たに設定す
    る前記関心領域の2つの端点が、すでに設定されている
    前記関心領域内にも位置しておらず、かつ、新たに設定
    する前記関心領域がすでに設定されている前記関心領域
    を含んでいないときは、前記入力手段により入力された
    新たに設定する前記関心領域の前記2つの端点の座標値
    にしたがって、新たに設定する前記関心領域を設定する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像解析装置。
  4. 【請求項4】 すでに設定されている関心領域が2以上
    の場合に、さらに、新たに設定する関心領域が、すでに
    設定されているいずれの関心領域も含まず、新たに設定
    する関心領域の一方の端点がすでに設定されているいず
    れかの関心領域内に位置し、かつ、新たに設定する前記
    関心領域の他方の端点がすでに設定されているいずれの
    関心領域内にも位置していないときは、前記関心領域設
    定手段が、新たに設定する前記関心領域を、新たに設定
    する前記関心領域の前記一方の端点がその関心領域内に
    位置しているすでに設定されている前記関心領域に連続
    的に隣接し、新たに設定する前記関心領域の他方の端点
    が前記入力手段により入力された新たに設定する前記関
    心領域の前記他方の端点の座標値に等しくなるように、
    設定するように構成されたことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載の画像解析装置。
  5. 【請求項5】 新たに設定する関心領域が、すでに設定
    されているいずれの関心領域も含まず、新たに設定する
    関心領域の一方の端点がすでに設定されているいずれか
    の関心領域内に位置し、かつ、新たに設定する前記関心
    領域の他方の端点がすでに設定されているいずれの関心
    領域内にも位置していない場合に、前記関心領域設定手
    段が、前記入力手段によって入力された新たに設定する
    前記関心領域の前記一方の端点の座標値を、新たに設定
    する前記関心領域の前記一方の端点がその関心領域内に
    位置しているすでに設定されているいずれかの前記関心
    領域の両端点の座標値と比較して、新たに設定する前記
    関心領域を、すでに設定された前記関心領域に連続的に
    隣接して設定するように構成されたことを特徴とする請
    求項4に記載の画像解析装置。
  6. 【請求項6】 新たに設定する関心領域が、すでに設定
    されているいずれの関心領域も含まず、新たに設定する
    関心領域の一方の端点がすでに設定されている第一の関
    心領域内に位置し、かつ、新たに設定する前記関心領域
    の他方の端点がすでに設定されている第二の関心領域内
    に位置しているときは、前記関心領域設定手段が、新た
    に設定する前記関心領域を、その一方の端点が前記第一
    の関心領域に連続的に隣接し、かつ、その他方の端点が
    前記第二の関心領域に連続的に隣接して設定するように
    構成されたことを特徴とする請求項4または5に記載の
    画像解析装置。
  7. 【請求項7】 新たに設定する関心領域が、すでに設定
    されているいずれの関心領域も含まず、新たに設定する
    関心領域の一方の端点がすでに設定されている第一の関
    心領域内に位置し、かつ、新たに設定する前記関心領域
    の他方の端点がすでに設定されている第二の関心領域内
    に位置している場合に、前記関心領域設定手段が、前記
    入力手段によって入力された新たに設定する前記関心領
    域の一方の端点の座標値を、前記第一の関心領域の両端
    点の座標値と比較するとともに、前記入力手段によって
    入力された新たに設定する前記関心領域の他方の端点の
    座標値を、前記第二の関心領域の両端点の座標値と比較
    して、新たに設定する前記関心領域を、前記第一の関心
    領域および前記第二の関心領域に連続的に隣接して設定
    するように構成されたことを特徴とする請求項6に記載
    の画像解析装置。
  8. 【請求項8】 新たに設定する関心領域が、すでに設定
    されている関心領域を含んでいるときは、前記関心領域
    設定手段が、新たな関心領域の設定が不可能であると判
    定して、再設定信号を出力させるように構成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の
    画像解析装置。
  9. 【請求項9】 新たに設定する関心領域が、すでに設定
    されている関心領域に含まれているときは、前記関心領
    域設定手段が、新たな関心領域の設定が不可能であると
    判定して、再設定信号を出力させるように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の画像解析装置。
  10. 【請求項10】 前記画像データが、蓄積性蛍光体シー
    トを用いて、生成されたものであることを特徴とする請
    求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像解析装置。
  11. 【請求項11】 前記画像データが、オートラジオグラ
    フィ画像データ、放射線回折画像データ、電子顕微鏡画
    像データ、化学発光画像データおよび蛍光画像データよ
    りなる群から選ばれる画像データにより構成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載
    の画像解析装置。
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