JP2001099469A - 空調装置 - Google Patents
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷房運転時に室内機で蒸発しきれなかった液
体の熱操作流体がガス管に入り込んだときには、熱操作
流体が不足しないようにガス管に入り込んだ液体の熱操
作流体を速やかに蒸発させて室外機に戻すようにする。 【解決手段】 ビルの屋上などに設置してR−134a
などの冷媒を放熱凝縮させる室外機10と、各階に設置
して室外機10から循環供給される冷媒により冷房を行
う室内機20とを備えた装置において、室外機10の冷
媒不足が例えばフロートセンサ14により検出され、運
転中の全てまたは所定の比率以上の室内機20で温度セ
ンサ24が検出する冷媒の温度T1が上昇し、温度セン
サ15が検出する冷媒の温度T2との温度差(T1−T
2)が所定の温度差以上になったときに、運転中の室内
機20では膨張弁23を閉じると共に送風機21を通常
運転し、停止中の室内機20では膨張弁23を閉じると
共に送風機21を所定時間だけ弱運転する制御器50を
設けるようにした。
体の熱操作流体がガス管に入り込んだときには、熱操作
流体が不足しないようにガス管に入り込んだ液体の熱操
作流体を速やかに蒸発させて室外機に戻すようにする。 【解決手段】 ビルの屋上などに設置してR−134a
などの冷媒を放熱凝縮させる室外機10と、各階に設置
して室外機10から循環供給される冷媒により冷房を行
う室内機20とを備えた装置において、室外機10の冷
媒不足が例えばフロートセンサ14により検出され、運
転中の全てまたは所定の比率以上の室内機20で温度セ
ンサ24が検出する冷媒の温度T1が上昇し、温度セン
サ15が検出する冷媒の温度T2との温度差(T1−T
2)が所定の温度差以上になったときに、運転中の室内
機20では膨張弁23を閉じると共に送風機21を通常
運転し、停止中の室内機20では膨張弁23を閉じると
共に送風機21を所定時間だけ弱運転する制御器50を
設けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房運転可能な空
調装置に関するものである。
調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室外機に吸収冷凍機を使用し、この室外
機で発生させる冷熱を利用して冷却凝縮させた液体の熱
操作流体を室内機に循環供給して冷房を行う空調装置が
ある。
機で発生させる冷熱を利用して冷却凝縮させた液体の熱
操作流体を室内機に循環供給して冷房を行う空調装置が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記空調装置において
は、室外機で放熱凝縮した熱操作流体を室内機に循環供
給して室内空気を冷却する冷房運転時に、液体の熱操作
流体が室内機からガス管に入り込むと、室外機に戻され
て冷却凝縮する量が不足し、室内機で安定した冷房が行
えないと云った問題点があった。
は、室外機で放熱凝縮した熱操作流体を室内機に循環供
給して室内空気を冷却する冷房運転時に、液体の熱操作
流体が室内機からガス管に入り込むと、室外機に戻され
て冷却凝縮する量が不足し、室内機で安定した冷房が行
えないと云った問題点があった。
【0004】すなわち、室外機で放熱凝縮する熱操作流
体が不足すると、室内機に供給されて室内空気と熱交換
して蒸発する液体の熱操作流体の量が不足し、室内に吹
き出す空気が所定の温度まで低下しないので、室内機の
膨張弁は開度が大きくなる。
体が不足すると、室内機に供給されて室内空気と熱交換
して蒸発する液体の熱操作流体の量が不足し、室内に吹
き出す空気が所定の温度まで低下しないので、室内機の
膨張弁は開度が大きくなる。
【0005】そして、室外機では放熱して凝縮した液体
の熱操作流体が次第に増え、この液体の熱操作流体が、
膨張弁が大きく開いている室内機に供給されると、熱交
換器に多量の熱操作流体が一度に供給されるため、室内
に吹き出す空気は今度は低下し過ぎる、と云った上下に
激しい温度の振れが起こる。
の熱操作流体が次第に増え、この液体の熱操作流体が、
膨張弁が大きく開いている室内機に供給されると、熱交
換器に多量の熱操作流体が一度に供給されるため、室内
に吹き出す空気は今度は低下し過ぎる、と云った上下に
激しい温度の振れが起こる。
【0006】また、液体の熱操作流体がガス管に入り込
んだ状態で室内機がそのまま停止すると、その室内機か
ら室外機に戻る熱操作流体は極めて少なくなるので、室
外機と室内機との間で循環する熱操作流体の量は益々少
なくなると云った問題点もあり、ガス管に入り込んだ液
体の熱操作流体を速やかに蒸発させて室外機に戻し、そ
こで放熱凝縮させる必要があり、これが解決すべき課題
となっていた。
んだ状態で室内機がそのまま停止すると、その室内機か
ら室外機に戻る熱操作流体は極めて少なくなるので、室
外機と室内機との間で循環する熱操作流体の量は益々少
なくなると云った問題点もあり、ガス管に入り込んだ液
体の熱操作流体を速やかに蒸発させて室外機に戻し、そ
こで放熱凝縮させる必要があり、これが解決すべき課題
となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、室外機と室内機との間に形成され
た循環路を介して室外機で放熱凝縮した液体の熱操作流
体を室内機に送り、室内機で室内空気と熱交換して室内
空気を冷却すると共に、室内機で室内空気と熱交換して
吸熱蒸発した気体の熱操作流体を室外機に戻す冷房運転
可能な空調装置において、凝縮して室外機に溜まってい
る液体の熱操作流体の量を検出する液量検出手段と、こ
の液量検出手段が熱操作流体の不足を検出したときに、
室内機に流入した液体の熱操作流体の温度T1と、室外
機から凝縮して吐出した液体の熱操作流体の温度T2と
の温度差(T1−T2)が所定温度以上あるか否かを判
定する制御手段と、を有するようにした第1の構成の空
調装置と、
課題を解決するため、室外機と室内機との間に形成され
た循環路を介して室外機で放熱凝縮した液体の熱操作流
体を室内機に送り、室内機で室内空気と熱交換して室内
空気を冷却すると共に、室内機で室内空気と熱交換して
吸熱蒸発した気体の熱操作流体を室外機に戻す冷房運転
可能な空調装置において、凝縮して室外機に溜まってい
る液体の熱操作流体の量を検出する液量検出手段と、こ
の液量検出手段が熱操作流体の不足を検出したときに、
室内機に流入した液体の熱操作流体の温度T1と、室外
機から凝縮して吐出した液体の熱操作流体の温度T2と
の温度差(T1−T2)が所定温度以上あるか否かを判
定する制御手段と、を有するようにした第1の構成の空
調装置と、
【0008】前記第1の構成の空調装置において、液量
検出手段が熱操作流体の不足を検出し、温度差(T1−
T2)が所定温度以上あるときに、運転中の室内機にお
いてはその膨張弁を閉弁して送風機の通常制御を行い、
停止中の室内機においてはその膨張弁を閉弁して送風機
の弱運転を行う機能を制御手段が備えるようにした第2
の構成の空調装置と、
検出手段が熱操作流体の不足を検出し、温度差(T1−
T2)が所定温度以上あるときに、運転中の室内機にお
いてはその膨張弁を閉弁して送風機の通常制御を行い、
停止中の室内機においてはその膨張弁を閉弁して送風機
の弱運転を行う機能を制御手段が備えるようにした第2
の構成の空調装置と、
【0009】前記第1または第2の構成の空調装置にお
いて、室外機に吸収冷凍機を使用するようにした第3の
構成の空調装置と、を提供するものである。
いて、室外機に吸収冷凍機を使用するようにした第3の
構成の空調装置と、を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
に基づいて説明する。図1に示した冷暖房可能な空調装
置は、例えばビルの屋上などに設置される室外機10
と、各階に分散して設置される複数の室内機20と、地
下室などの最も低い部分に設置され、暖房時に運転され
る揚液ポンプユニット30と、これらを接続して循環時
に相変化が可能な熱操作流体、例えば冷媒のR−134
aを循環させるための配管群40と、これらの機器を制
御する制御器50とから構成されている。
に基づいて説明する。図1に示した冷暖房可能な空調装
置は、例えばビルの屋上などに設置される室外機10
と、各階に分散して設置される複数の室内機20と、地
下室などの最も低い部分に設置され、暖房時に運転され
る揚液ポンプユニット30と、これらを接続して循環時
に相変化が可能な熱操作流体、例えば冷媒のR−134
aを循環させるための配管群40と、これらの機器を制
御する制御器50とから構成されている。
【0011】室外機10は、配管群40を通って室内機
20から戻ってきた冷媒のR−134aを加熱して蒸発
させたり、冷却して凝縮させたりするための熱操作部1
1、レシーバタンク12、ポンプ13などを備えて構成
されている。
20から戻ってきた冷媒のR−134aを加熱して蒸発
させたり、冷却して凝縮させたりするための熱操作部1
1、レシーバタンク12、ポンプ13などを備えて構成
されている。
【0012】そして、熱操作部11は例えば特開平7−
318189号公報などに開示された吸収冷凍機の下胴
からなるものであり、図示しないガスバーナなどで生成
する熱を利用して駆動され、図示しない蒸発器に設けた
伝熱管の管壁などを介して冷媒のR−134aを加熱蒸
発させた気体のR−134aをガス管41に供給した
り、放熱凝縮させた液体のR−134aをレシーバタン
ク12、ポンプ13が介在する液降下管42に供給する
ことが、適宜選択できるようになっている。
318189号公報などに開示された吸収冷凍機の下胴
からなるものであり、図示しないガスバーナなどで生成
する熱を利用して駆動され、図示しない蒸発器に設けた
伝熱管の管壁などを介して冷媒のR−134aを加熱蒸
発させた気体のR−134aをガス管41に供給した
り、放熱凝縮させた液体のR−134aをレシーバタン
ク12、ポンプ13が介在する液降下管42に供給する
ことが、適宜選択できるようになっている。
【0013】なお、レシーバタンク12にはフロートセ
ンサ14が設けられ、内部に溜まっている液体のR−1
34aの量が検出できるようになっている。また、液降
下管42には温度センサ15が設けられて、熱操作部1
1で放熱凝縮して液降下管42に流れ出た液体のR−1
34aの温度も検出できるようになっている。
ンサ14が設けられ、内部に溜まっている液体のR−1
34aの量が検出できるようになっている。また、液降
下管42には温度センサ15が設けられて、熱操作部1
1で放熱凝縮して液降下管42に流れ出た液体のR−1
34aの温度も検出できるようになっている。
【0014】室内機20は、送風機21と、この送風機
21によって送られる室内空気と冷媒のR−134aが
熱交換するための伝熱管などからなる熱交換器22、膨
張弁23、管内を流れる液体のR−134aの温度を検
出する温度センサ24を備えて構成され、熱交換器22
の膨張弁23が設けられた側が液降下管42に連結され
ている液水平管43に連結され、その反対側がガス管4
1に連結されている。
21によって送られる室内空気と冷媒のR−134aが
熱交換するための伝熱管などからなる熱交換器22、膨
張弁23、管内を流れる液体のR−134aの温度を検
出する温度センサ24を備えて構成され、熱交換器22
の膨張弁23が設けられた側が液降下管42に連結され
ている液水平管43に連結され、その反対側がガス管4
1に連結されている。
【0015】揚液ポンプユニット30は、レシーバタン
ク31と、その下流側に設けられたポンプ32とから構
成され、液降下管42と液上昇管44の下端部に図示し
たよう接続されている。すなわち、液降下管42の下端
部がレシーバタンク31を介してポンプ32の吸込み側
に連結され、上端部が熱操作部11に連結されている液
上昇管44の下端部がポンプ32の吐出側に連結されて
いる。
ク31と、その下流側に設けられたポンプ32とから構
成され、液降下管42と液上昇管44の下端部に図示し
たよう接続されている。すなわち、液降下管42の下端
部がレシーバタンク31を介してポンプ32の吸込み側
に連結され、上端部が熱操作部11に連結されている液
上昇管44の下端部がポンプ32の吐出側に連結されて
いる。
【0016】制御器50は、図示しないパネル面に設け
たボタンスイッチなどにより冷暖房運転の切換指示など
が行えるように構成されている。そして、例えば冷房運
転が指示されると、室外機10の熱操作部11で冷却す
る冷媒のR−134aが所定の低温度、例えば7℃の液
体となって液下降管42に流れ出るようにするための所
要の制御プログラムを制御器50は備えている。
たボタンスイッチなどにより冷暖房運転の切換指示など
が行えるように構成されている。そして、例えば冷房運
転が指示されると、室外機10の熱操作部11で冷却す
る冷媒のR−134aが所定の低温度、例えば7℃の液
体となって液下降管42に流れ出るようにするための所
要の制御プログラムを制御器50は備えている。
【0017】すなわち、冷房運転が指示されたときの熱
操作部11における冷媒のR−134aに対する冷却
は、温度センサ15が検出する冷媒のR−134aの温
度が所定の7℃になるように制御される。
操作部11における冷媒のR−134aに対する冷却
は、温度センサ15が検出する冷媒のR−134aの温
度が所定の7℃になるように制御される。
【0018】そして、熱操作部11で所定の温度に冷却
され、凝縮して液下降管42に流れ出た液体のR−13
4aは、その自重(詳細には液体と気体との比重差)に
よりレシーバタンク12に流れ込み、フロートセンサ1
4によって所要の量の液体のR−134aがレシーバタ
ンク12に溜まっていることが確認されたときだけポン
プ13が起動して、レシーバタンク12に溜まっている
7℃の液体のR−134aを室内機20に供給するよう
に制御器50により制御される。
され、凝縮して液下降管42に流れ出た液体のR−13
4aは、その自重(詳細には液体と気体との比重差)に
よりレシーバタンク12に流れ込み、フロートセンサ1
4によって所要の量の液体のR−134aがレシーバタ
ンク12に溜まっていることが確認されたときだけポン
プ13が起動して、レシーバタンク12に溜まっている
7℃の液体のR−134aを室内機20に供給するよう
に制御器50により制御される。
【0019】なお、各室内機20の膨張弁23の開度
は、熱交換器22で送風機21によって送られる室内空
気から熱を奪って蒸発し、ガス管41に流れ出した気体
のR−134aが所定の温度、例えば12℃となるよう
に制御される。
は、熱交換器22で送風機21によって送られる室内空
気から熱を奪って蒸発し、ガス管41に流れ出した気体
のR−134aが所定の温度、例えば12℃となるよう
に制御される。
【0020】そして、室内機20で冷房作用を果たして
蒸発し、ガス管41に流れ出た気体のR−134aは、
R−134aが凝縮して圧力が低くなっている室外機1
0の熱操作部11にガス管41を介して戻される。
蒸発し、ガス管41に流れ出た気体のR−134aは、
R−134aが凝縮して圧力が低くなっている室外機1
0の熱操作部11にガス管41を介して戻される。
【0021】膨張弁23が前記のように開度調整されて
冷房運転されている室内機20の熱交換器22で、何ら
かの要因で蒸発しきれなかった液体のR−134aがガ
ス管41に入り込むと、室外機10の熱操作部11に戻
される気体のR−134aの量が不足し、レシーバタン
ク12に溜まる液体のR−134aの量も少なくなるの
で、ポンプ13の運転が度々または長時間連続して停止
するようになる。
冷房運転されている室内機20の熱交換器22で、何ら
かの要因で蒸発しきれなかった液体のR−134aがガ
ス管41に入り込むと、室外機10の熱操作部11に戻
される気体のR−134aの量が不足し、レシーバタン
ク12に溜まる液体のR−134aの量も少なくなるの
で、ポンプ13の運転が度々または長時間連続して停止
するようになる。
【0022】ポンプ13の運転停止が続き、室内機20
への液体のR−134aの供給が滞ると、温度センサ2
4が検出する液体のR−134aの温度T1が上昇し、
温度センサ15が検出がする液体のR−134aの温度
T2との温度差(T1−T2)が拡大する。
への液体のR−134aの供給が滞ると、温度センサ2
4が検出する液体のR−134aの温度T1が上昇し、
温度センサ15が検出がする液体のR−134aの温度
T2との温度差(T1−T2)が拡大する。
【0023】このため、冷房運転時の室外機10におけ
る冷媒のR−134aの不足が、例えばフロートセンサ
14によって検出され、且つ、冷房運転中の全ての室内
機20、または所定の比率、例えば運転中の室内機20
の50%以上で温度センサ24が検出する液体のR−1
34aの温度T1が上昇し、温度センサ15が検出する
冷媒のR−134aの温度T2との温度差(T1−T
2)が所定の温度差、例えば8℃以上になったときに
は、室内機20で蒸発しなかった液体のR−134aが
ガス管41に入り込み、これが原因で室外機10に戻さ
れている気体のR−134aが不足していると判定し、
制御器50は運転中の室内機20においてはその膨張弁
23を閉じると共に、その送風機21を通常運転、すな
わちそれまでと同じ状態で運転する。
る冷媒のR−134aの不足が、例えばフロートセンサ
14によって検出され、且つ、冷房運転中の全ての室内
機20、または所定の比率、例えば運転中の室内機20
の50%以上で温度センサ24が検出する液体のR−1
34aの温度T1が上昇し、温度センサ15が検出する
冷媒のR−134aの温度T2との温度差(T1−T
2)が所定の温度差、例えば8℃以上になったときに
は、室内機20で蒸発しなかった液体のR−134aが
ガス管41に入り込み、これが原因で室外機10に戻さ
れている気体のR−134aが不足していると判定し、
制御器50は運転中の室内機20においてはその膨張弁
23を閉じると共に、その送風機21を通常運転、すな
わちそれまでと同じ状態で運転する。
【0024】また、制御器50は、停止中の室内機20
においてはその膨張弁23を閉じると共に、その送風機
21を回収終了まで運転する。
においてはその膨張弁23を閉じると共に、その送風機
21を回収終了まで運転する。
【0025】上記のように運転中に膨張弁23が閉じら
れ、送風機21が通常運転される室内機20において
は、熱交換器22で冷媒のR−134aが室内空気から
吸熱して蒸発し、ガス管41の熱交換器22側圧力が高
くなるので、ガス管41内の液体のR−134aは圧力
差で速やかに蒸発し室外機10に戻される。
れ、送風機21が通常運転される室内機20において
は、熱交換器22で冷媒のR−134aが室内空気から
吸熱して蒸発し、ガス管41の熱交換器22側圧力が高
くなるので、ガス管41内の液体のR−134aは圧力
差で速やかに蒸発し室外機10に戻される。
【0026】また、停止中に膨張弁23が閉じられ、送
風機21が弱運転される室内機20においても、運転中
であった室内機20と同様にガス管41内に溜まってい
た液体のR−134aを蒸発させて室外機10に戻す作
用効果がある。しかも、送風機21を弱運転するので、
室内機20が設置されている部屋に人がいても、多量の
冷風が室内機20から吹き出ることがないので、驚いた
りすることもない。
風機21が弱運転される室内機20においても、運転中
であった室内機20と同様にガス管41内に溜まってい
た液体のR−134aを蒸発させて室外機10に戻す作
用効果がある。しかも、送風機21を弱運転するので、
室内機20が設置されている部屋に人がいても、多量の
冷風が室内機20から吹き出ることがないので、驚いた
りすることもない。
【0027】そして、室外機10に戻される気体のR−
134aが増加すると、室外機10の熱操作部11で冷
却され、レシーバタンク12に溜まる液体のR−134
aの量が増加するので、制御器50はフロートセンサ1
4により所定の量のR−134aがレシーバタンク12
に溜まったことが確認されるのを待って、ポンプ13の
運転と、室内機20の送風機21と膨張弁23を通常の
冷房運転の状態に戻す。
134aが増加すると、室外機10の熱操作部11で冷
却され、レシーバタンク12に溜まる液体のR−134
aの量が増加するので、制御器50はフロートセンサ1
4により所定の量のR−134aがレシーバタンク12
に溜まったことが確認されるのを待って、ポンプ13の
運転と、室内機20の送風機21と膨張弁23を通常の
冷房運転の状態に戻す。
【0028】したがって、前記のように膨張弁23の開
度を制御して冷房を行っている室内機20などの熱交換
器22で、何らかの要因で蒸発しきれなかった液体のR
−134aがガス管41に入り込み、室外機10の熱操
作部11に戻される気体のR−134aの量が不足して
きても、従来のように室内機20の熱交換器22で熱交
換して吹き出す室内空気の温度が上下に大きく触れた
り、冷媒不足でそのまま運転停止に至ると云った不都合
は生じない。
度を制御して冷房を行っている室内機20などの熱交換
器22で、何らかの要因で蒸発しきれなかった液体のR
−134aがガス管41に入り込み、室外機10の熱操
作部11に戻される気体のR−134aの量が不足して
きても、従来のように室内機20の熱交換器22で熱交
換して吹き出す室内空気の温度が上下に大きく触れた
り、冷媒不足でそのまま運転停止に至ると云った不都合
は生じない。
【0029】また、この空調装置の制御器50は、暖房
運転が指示されたときには室外機10の熱操作部11で
加熱する冷媒のR−134aが所定の高温度、例えば5
5℃の気体となってガス管41に流れ出るようにするた
めと、揚液ポンプユニット30のポンプ32を起動して
レシーバタンク31に溜まっている液体のR−134a
を室外機10に戻すための所要の制御プログラムも備え
ている。
運転が指示されたときには室外機10の熱操作部11で
加熱する冷媒のR−134aが所定の高温度、例えば5
5℃の気体となってガス管41に流れ出るようにするた
めと、揚液ポンプユニット30のポンプ32を起動して
レシーバタンク31に溜まっている液体のR−134a
を室外機10に戻すための所要の制御プログラムも備え
ている。
【0030】すなわち、暖房運転が指示されたときに
は、熱操作部11における冷媒のR−134aに対する
加熱は、ガス管41に設けられた図示しない温度センサ
が検出するR−134aの温度が所定の55℃になるよ
うに制御される。
は、熱操作部11における冷媒のR−134aに対する
加熱は、ガス管41に設けられた図示しない温度センサ
が検出するR−134aの温度が所定の55℃になるよ
うに制御される。
【0031】そして、室外機10の熱操作部11で加熱
され、蒸発してガス管41に流れ出た気体のR−134
aは各室内機20に供給される。
され、蒸発してガス管41に流れ出た気体のR−134
aは各室内機20に供給される。
【0032】各室内機20においては、送風機31によ
って供給される温度の低い室内空気に気体のR−134
aが熱交換器22の図示しない伝熱管壁を介して放熱凝
縮し、主にR−134aの凝縮熱によって暖房作用を行
なう。
って供給される温度の低い室内空気に気体のR−134
aが熱交換器22の図示しない伝熱管壁を介して放熱凝
縮し、主にR−134aの凝縮熱によって暖房作用を行
なう。
【0033】そして、この暖房作用によって凝縮した液
体のR−134aは、揚液ポンプユニット30のレシー
バタンク31に溜まり、ポンプ32により室外機10に
還流すると云った冷媒のR−134aの循環が起こっ
て、暖房運転が継続される。
体のR−134aは、揚液ポンプユニット30のレシー
バタンク31に溜まり、ポンプ32により室外機10に
還流すると云った冷媒のR−134aの循環が起こっ
て、暖房運転が継続される。
【0034】なお、ポンプ32の運転は、レシーバタン
ク31に溜まっている液体のR−134aの量に基づい
て制御器50により制御される。
ク31に溜まっている液体のR−134aの量に基づい
て制御器50により制御される。
【0035】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨か
ら逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
れるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨か
ら逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0036】例えば、制御器50は、室外機10におけ
る冷媒のR134aの不足を、フロートセンサ14によ
って検出するのではなく、ポンプ13が運転停止状態に
あることを確認して、室内機20の送風機21と膨張弁
23の前記強制制御を行うように構成することもでき
る。
る冷媒のR134aの不足を、フロートセンサ14によ
って検出するのではなく、ポンプ13が運転停止状態に
あることを確認して、室内機20の送風機21と膨張弁
23の前記強制制御を行うように構成することもでき
る。
【0037】また、制御器50は、管理室などに設置さ
れて冷暖房の切換制御などを指示するためのシステム制
御器と、このシステム制御器と接続されて、室外機10
を制御する室外機10に設置された室外機制御器と、室
内機20を制御する室内機20に設置された室内機制御
器とからなるように構成することもできる。
れて冷暖房の切換制御などを指示するためのシステム制
御器と、このシステム制御器と接続されて、室外機10
を制御する室外機10に設置された室外機制御器と、室
内機20を制御する室内機20に設置された室内機制御
器とからなるように構成することもできる。
【0038】また、揚液ポンプユニット30を設置せ
ず、冷房運転専用の空調装置とすることもできる。
ず、冷房運転専用の空調装置とすることもできる。
【0039】また、室外機10と室内機20との間で循
環させる流体としては、R−134aの他にもR−40
7c、R−404A、R−410cなどの他の相変化可
能なものであっても良い。
環させる流体としては、R−134aの他にもR−40
7c、R−404A、R−410cなどの他の相変化可
能なものであっても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、冷
房運転中に何らかの要因で室内機で蒸発しきれなかった
液体の熱操作流体が室内機から室外機に至るガス管に入
り込み、蒸発して室外機に戻される気体の熱操作流体の
量が不足し始めると、ガス管に入り込んだ液体の熱操作
流体が速やかに蒸発して室外機に戻されるので、室内機
から室内に吹き出す空気の温度が上下に大きく触れた
り、冷媒不足でそのまま運転停止に至ると云った不都合
を生じることがない。
房運転中に何らかの要因で室内機で蒸発しきれなかった
液体の熱操作流体が室内機から室外機に至るガス管に入
り込み、蒸発して室外機に戻される気体の熱操作流体の
量が不足し始めると、ガス管に入り込んだ液体の熱操作
流体が速やかに蒸発して室外機に戻されるので、室内機
から室内に吹き出す空気の温度が上下に大きく触れた
り、冷媒不足でそのまま運転停止に至ると云った不都合
を生じることがない。
【図1】本発明の一実施形態を示す説明図である。
10 室外機 11 熱操作部 12 レシーバタンク 13 ポンプ 14 フロートセンサ 15 温度センサ 20 室内機 21 送風機 22 熱交換器 23 膨張弁 24 温度センサ 30 揚液ポンプユニット 31 レシーバタンク 32 ポンプ 40 配管群 41 ガス管 42 液降下管 43 液水平管 44 液上昇管 50 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 雅士 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中山 暁 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼本 博 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA02 CC04 DD01 EE05 EE09 3L093 AA02 DD06 EE07 GG02 HH06 JJ01 JJ08 KK01 LL01
Claims (3)
- 【請求項1】 室外機と室内機との間に形成された循環
路を介して室外機で放熱凝縮した液体の熱操作流体を室
内機に送り、室内機で室内空気と熱交換して室内空気を
冷却すると共に、室内機で室内空気と熱交換して吸熱蒸
発した気体の熱操作流体を室外機に戻す冷房運転可能な
空調装置において、凝縮して室外機に溜まっている液体
の熱操作流体の量を検出する液量検出手段と、この液量
検出手段が熱操作流体の不足を検出したときに、室内機
に流入した液体の熱操作流体の温度T1と、室外機から
凝縮して吐出した液体の熱操作流体の温度T2との温度
差(T1−T2)が所定温度以上あるか否かを判定する
制御手段と、を有することを特徴とする空調装置。 - 【請求項2】 液量検出手段が熱操作流体の不足を検出
し、温度差(T1−T2)が所定温度以上あるときに、
運転中の室内機においてはその膨張弁を閉弁して送風機
の通常制御を行い、停止中の室内機においてはその膨張
弁を閉弁して送風機の弱運転を行う機能を制御手段が備
えたことを特徴とする請求項1記載の空調装置。 - 【請求項3】 室外機に吸収冷凍機が使用されたことを
特徴とする請求項1または2記載の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27738799A JP2001099469A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27738799A JP2001099469A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099469A true JP2001099469A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17582832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27738799A Pending JP2001099469A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001099469A (ja) |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27738799A patent/JP2001099469A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |