JP2001099464A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2001099464A
JP2001099464A JP27739299A JP27739299A JP2001099464A JP 2001099464 A JP2001099464 A JP 2001099464A JP 27739299 A JP27739299 A JP 27739299A JP 27739299 A JP27739299 A JP 27739299A JP 2001099464 A JP2001099464 A JP 2001099464A
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Japan
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liquid
indoor unit
unit
heat
outdoor unit
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JP27739299A
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English (en)
Inventor
Akira Hatayama
朗 畑山
Masashi Izumi
雅士 泉
Nobuhiro Idei
伸浩 出射
博 ▲吉▼本
Hiroshi Yoshimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室外機から室内機に搬送している液冷媒が沸
騰して冷媒の循環不良が発生したときに、正常な循環に
速やかに復帰させる。 【解決手段】 ビルの屋上などに設置してR−134a
などの冷媒を放熱凝縮させる室外機10と、各階に設置
して室外機10から循環供給される冷媒により冷房を行
う室内機20とを備えた装置において、室外機10にお
ける冷媒の過剰が例えばフロートセンサ12により検出
されたときに、室内機20の膨張弁23を全開にして液
降下管42内の沸騰で生じた冷媒の気泡を、液冷媒と共
に全開になっている膨張弁23から熱交換器22に流入
させ、全開にした膨張弁23を経過時間や室内機20に
供給された冷媒の温度に基づいて閉弁し、液冷媒がガス
管41に多量に流入しないようにする制御器50を設け
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房運転可能な空
調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】凝縮器として機能する室外機を上部側に
設置し、蒸発器として機能する室内機を下部側に設置
し、上部側の室外機で放熱凝縮した液体の熱操作流体を
室内機に送る搬送と、室内機で室内空気と熱交換して吸
熱蒸発し、冷房作用を果たした気体の熱操作流体を室外
機に戻す搬送とを、主に熱操作流体の液体と気体との比
重差を利用して行い、搬送動力の削減を図るようにした
空調装置がある。
【0003】上記空調装置においては、室外機から室内
機に液体の熱操作流体を搬送する圧力が、圧送ポンプを
使用する方法に比べると極めて小さいために、熱操作流
体を冷却して凝縮させる室外機での冷却作用が急激に進
むと、室外機から室内機に至る液管中の圧力が急激に低
下し、そこを流れる液体の熱操作流体が沸騰して室外機
から室内機への液体の熱操作流体の搬送ができなくなる
と云った問題点があった。
【0004】このため、室内機で室内空気と熱交換して
蒸発した気体の熱操作流体を室外機に戻すためのガス管
の側に、室外機から室内機に供給している液体の熱操作
流体で発生した気泡を抜き取るために、室内機の膨張弁
を開く対策が採られることがあるが、この対策では気泡
と共に液体の熱操作流体がガス管の側に流れ込んで滞留
し、今度は室外機側に戻される熱操作流体の量が不足
し、室外機で凝縮させて室内機に供給する液体の熱操作
流体の確保ができなくなると云った問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、室外機か
ら室内機に搬送している液体の熱操作流体が沸騰して熱
操作流体の循環不良が発生したときに、速やかに正常な
循環に復帰させる必要があり、これが解決すべき課題と
なっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、上部側に設置された室外機と、下
部側に設置された室内機との間に形成された循環路を介
して室外機で放熱凝縮した液体の熱操作流体を室内機に
送り、室内機で室内空気と熱交換して室内空気を冷却す
ると共に、室内機で室内空気と熱交換して吸熱蒸発した
気体の熱操作流体を室外機に戻す冷房運転可能な空調装
置において、熱操作流体の前記循環が熱操作流体の液体
と気体との主に比重差を利用して行われるものであり、
凝縮して室外機に溜まっている液体の熱操作流体の量を
検出する液量検出手段と、この液量検出手段が熱操作流
体の過剰を検出したときに、室内機の膨張弁を所定の開
度に開弁する制御手段と、を有するようにした第1の構
成の空調装置と、
【0007】前記第1の構成の空調装置において、熱操
作流体の過剰を検出して所定の開度に開弁した室内機の
膨張弁を、経過時間またはその室内機に供給された熱操
作流体の温度に基づいて閉弁する機能を制御手段が備え
るようにした第2の構成の空調装置と、
【0008】前記第2の構成の空調装置において、運転
を停止していた室内機においては、熱操作流体の過剰を
検出して膨張弁を所定の開度に開弁し、経過時間または
その室内機に供給された熱操作流体の温度に基づいて膨
張弁を閉弁する際に、室内機の送風機を弱運転する機能
を制御手段が備えるようにした第3の構成の空調装置
と、
【0009】前記第1または第2の構成の空調装置にお
いて、室外機に吸収冷凍機を使用するようにした第4の
構成の空調装置と、を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示した冷暖房可能な空調装
置は、例えばビルの屋上などに設置される室外機10
と、室外機10より低い各階に分散して設置される複数
の室内機20と、地下室などの最も低い部分に設置さ
れ、暖房時に運転される揚液ポンプユニット30と、こ
れらを接続して循環時に相変化が可能な熱操作流体、例
えば冷媒のR−134aを循環させるための配管群40
と、これらの機器を制御する制御器50とから構成され
ている。
【0011】室外機10は、配管群40を通って室内機
20から戻ってきた冷媒のR−134aを加熱して蒸発
させたり、冷却して凝縮させたりするための熱操作部1
1を備えている。
【0012】室外機10のこの熱操作部11は、例えば
特開平7−318189号公報などに開示された吸収冷
凍機の下胴からなるものであり、図示しないガスバーナ
などで生成する熱を利用して駆動され、図示しない蒸発
器に設けた伝熱管の管壁などを介して冷媒のR−134
aを加熱蒸発させた気体のR−134aをガス管41に
供給したり、放熱凝縮させた液体のR−134aを液降
下管42に供給することが、適宜選択できるようになっ
ている。
【0013】なお、熱操作部11にはフロートセンサ1
2が設けられ、内部に溜まっている液体のR−134a
の量が検出できるようになっている。また、液降下管4
2には温度センサ13が設けられて、熱操作部11で放
熱凝縮して液降下管42に流れ出た液体のR−134a
の温度T1も検出できるようになっている。
【0014】室内機20は、送風機21と、この送風機
21によって送られる室内空気と冷媒のR−134aが
熱交換するための伝熱管などからなる熱交換器22、膨
張弁23、熱交換器22の出入口部で冷媒のR−134
aの温度を検出する温度センサ24、25を備えて構成
され、熱交換器22の膨張弁23が設けられた側が液降
下管42に連結されている液水平管43に連結され、そ
の反対側がガス管41に連結されている。
【0015】揚液ポンプユニット30は、レシーバタン
ク31と、その下流側に設けられたポンプ32とから構
成され、液降下管42と液上昇管44の下端部に図示し
たよう接続されている。すなわち、液降下管42の下端
部がレシーバタンク31を介してポンプ32の吸込み側
に連結され、上端部が熱操作部11に連結されている液
上昇管44の下端部がポンプ32の吐出側に連結されて
いる。
【0016】制御器50は、図示しないパネル面に設け
たボタンスイッチなどにより冷暖房運転の切換指示など
が行えるように構成されている。そして、例えば冷房運
転が指示されると、室外機10の熱操作部11で冷却す
る冷媒のR−134aが所定の低温度、例えば7℃の液
体となって液下降管42に流れ出るようにするための所
要の制御プログラムを制御器50は備えている。
【0017】すなわち、冷房運転が指示されたときの熱
操作部11における冷媒のR−134aに対する冷却
は、温度センサ13が検出する冷媒のR−134aの温
度T1が所定の7℃になるように制御される。
【0018】そして、室外機10の熱操作部11で所定
の温度に冷却され、凝縮して液下降管42に流れ出た液
体のR−134aは、その自重(詳細には液体と気体と
の比重差)により液水平管43を介して室内機20に供
給される。
【0019】また、制御器50は、送風機21によって
送られる室内空気から熱交換器22で熱を奪って蒸発
し、ガス管41に流れ出した気体のR−134aの温
度、すなわち温度センサ25が検出する温度T3が所定
の温度、例えば12℃となるように膨張弁23の開度を
制御するための所要の制御プログラムも備えている。
【0020】そして、冷房作用を果たして蒸発し、ガス
管41に流れ出た気体のR−134aは、R−134a
が凝縮して圧力が低くなっている室外機10の熱操作部
11にガス管41を介して戻される。
【0021】上記のように冷房運転している空調装置に
おいて、室外機10の熱操作部11における冷却作用が
急に大きくなるなど、熱操作部11で凝縮する気体のR
−134aが急増すると、液降下管42内の圧力が急低
下し、液降下管42内を流れる液体のR−134aが沸
騰し、室外機10から室内機20への液体のR−134
aの供給ができなくなる。
【0022】液降下管42内にある液体のR−134a
が沸騰し、室外機10から室内機20への液体のR−1
34aの供給ができなくなると、室外機10の熱操作部
11に溜まる液体のR−134aの量が増加するが、そ
の量はフロートセンサ12によって検出できる。
【0023】そして、制御器50は、フロートセンサ1
2が室外機10における液体のR−134a の過剰を検
出していないときには、上記通常の冷房運転を行い、フ
ロートセンサ12が液体のR−134aの過剰を検出し
たときには、室外機10におけるR−134aの過剰状
態を解消するための、例えば図2に示した制御プログラ
ムも記憶手段に備えている。
【0024】すなわち、制御器50は、室外機10にお
いては温度センサ13が検出するR−134aの温度T
1が所定の7℃になるように熱操作部11の冷熱発生量
を制御し、室内機20においては温度センサ25が検出
するR−134aの温度T3が所定の12℃になるよう
に膨張弁23の開度を制御する、と云った通常の冷房運
転を行うためのメイン制御のサブルーチン制御として、
ステップS1〜S7の気泡排除制御を備えている。
【0025】そして、制御器50はステップS1におい
ては、室外機10の熱操作部11に溜まっている液冷媒
のR−134aの量をフロートセンサ12により検出す
る。
【0026】ステップS2においては、前記フロートセ
ンサ12による検出結果に基づいて、室外機10におけ
る液体のR−134aが過剰になっているか否かを判定
し、イエス、すなわち液体のR−134aが過剰になっ
ていると判定されたときにはステップS3移行し、ノ
ー、すなわち液体のR−134aが過剰になっていない
と判定されたときには、メイン制御に戻って通常の冷房
運転を継続する。
【0027】ステップS3においては、全ての室内機2
0の膨張弁23を全開にすると共に、運転中であった室
内機20においては送風機21の運転はその状態を継続
し、停止中であった室内機20においては送風機21を
弱運転する。
【0028】ステップS4においては、全ての室内機2
0で温度センサ13、24、25により、冷媒のR−1
34aの温度T1、T2、T3を検出する。
【0029】ステップS5においては、温度センサ24
が検出した冷媒のR−134aの温度T2と温度センサ
13が検出した冷媒のR−134aの温度T1との差が
所定の温度、例えば1.5℃以下であるか否かを判定
し、イエス、すなわち室外機10の熱操作部11で冷却
されて液降下管42に流れ出た液体のR−134aの温
度T1と、室内機20の熱交換器22に流入しようとし
ている液体のR−134aの温度T2とがほぼ同じ温度
であると判定されたときにはステップ6に移行し、そう
でないと判定されたときにはステップ4に戻る。
【0030】ステップS6においては、ステップ5と同
様に、温度センサ25が検出した冷媒のR−134aの
温度T3と温度センサ24が検出した冷媒のR−134
aの温度T2との差が所定の温度、例えば1.5℃以下
であるか否かを判定し、イエス、すなわち室内機20の
熱交換器22に流入しようとしている冷媒のR−134
aの温度T2と、熱交換器22から流出した冷媒のR−
134aの温度T3とがほぼ同じ温度であると判定され
たときにはステップ7に移行し、そうでないと判定され
たときにはステップ4に戻る。
【0031】ステップS7においては、膨張弁23を全
閉にし、メイン制御に戻る。そして、室外機10におけ
る液体のR−134aの過剰状態が解消されるまで、図
2の気泡排除制御が適宜繰り返される。
【0032】したがって、本発明の空調装置において
は、液降下管42の内部にある液体のR−134aが沸
騰して室外機10から室内機20への液体のR−134
aの供給ができなくなり、室外機10の熱操作部11に
溜まっている液体のR−134aが過剰になったときに
は、フロートセンサ12によってその過剰が検出され、
全ての室内機20の膨張弁23が全開とされるので、液
降下管42内の沸騰で生じたR−134aの気泡は、液
体のR−134aと共に全開になっている膨張弁23を
通過して熱交換器22に流入する。
【0033】しかも、温度センサ24が検出する冷媒の
R−134aの温度T2と温度センサ13が検出する冷
媒のR−134aの温度T1との温度差と、温度センサ
25が検出する冷媒のR−134aの温度T3と温度セ
ンサ24が検出する冷媒のR−134aの温度T2との
温度差が共に所定の1.5℃以下となり、室外機10の
熱操作部11で冷却されて液降下管42に流れ出た液体
のR−134aが室内機20の熱交換器22の入口側に
到達すると共に、熱交換器22の出口側にも達して、液
降下管42内の沸騰で生じたR−134aの気泡と、液
体のR−134aの熱交換器22への流入が確認された
ときには、室内機20の膨張弁23は全閉されるので、
ガス管41に液体のR−134aが多量に流入すること
がない。
【0034】膨張弁23が閉じられ、送風機21が通常
運転される室内機20においては、熱交換器22で冷媒
のR−134aが室内空気から吸熱して蒸発し、ガス管
41の熱交換器22側圧力が高くなるので、ガス管41
内に流入していた液体のR−134aは圧力差で速やか
に蒸発し室外機10に戻される。
【0035】また、運転を停止していた室内機20にお
いても、膨張弁23は一旦全開とされ、その後に閉じら
れ、その間送風機21が弱運転されるので、運転中であ
った室内機20と同様にガス管41内に流入した液体の
R−134aを蒸発させて室外機10に戻す作用効果が
ある。しかも、送風機21を弱運転するので、室内機2
0が設置されている部屋に人がいても、多量の冷風が室
内機20から吹き出ることがないので、驚いたりするこ
ともない。
【0036】また、この空調装置の制御器50は、暖房
運転が指示されたときには室外機10の熱操作部11で
加熱する冷媒のR−134aが所定の高温度、例えば5
5℃の気体となってガス管41に流れ出るようにするた
めと、揚液ポンプユニット30のポンプ32を起動して
レシーバタンク31に溜まっている液体のR−134a
を室外機10に戻すための所要の制御プログラムも備え
ている。
【0037】すなわち、暖房運転が指示されたときに
は、熱操作部11における冷媒のR−134aに対する
加熱は、ガス管41に設けられた図示しない温度センサ
が検出するR−134aの温度が所定の55℃になるよ
うに制御される。
【0038】そして、室外機10の熱操作部11で加熱
され、蒸発してガス管41に流れ出た気体のR−134
aは各室内機20に供給される。
【0039】各室内機20においては、送風機31によ
って供給される温度の低い室内空気に気体のR−134
aが熱交換器22の図示しない伝熱管壁を介して放熱凝
縮し、主にR−134aの凝縮熱によって暖房作用を行
なう。
【0040】そして、この暖房作用によって凝縮した液
体のR−134aは、揚液ポンプユニット30のレシー
バタンク31に溜まり、ポンプ32により室外機10に
還流すると云った冷媒のR−134aの循環が起こっ
て、暖房運転が継続される。
【0041】なお、ポンプ32の運転は、レシーバタン
ク31に溜まっている液体のR−134aの量に基づい
て制御器50により制御される。
【0042】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨か
ら逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0043】例えば、制御器50による室内機20の送
風機21と膨張弁23の前記強制気泡排除制御は、全て
の室内機20ではなく特定の室内機20、例えば運転停
止中の室内機20と、室内温度が設定温度になって膨張
弁23が全閉され、送風機21の運転が停止されている
室内機20だけで行うように構成することもできる。
【0044】また、前記強制気泡排除制御は、気泡が流
入し易い上層階と中層階に設置されている室内機20に
おいてのみ行うように構成したり、同一階に複数の室内
機20が設置されている空調装置においては、液降下管
42の近くに設置されている室内機20においてのみ行
うように構成することもできる。
【0045】また、前記強制気泡排除制御を行うために
全開にした膨張弁23は、経過時間に基づいて全閉する
ように構成することもできる。すなわち、気泡と共に液
体のR−134aが多量にガス管41に流入することが
ないように、比較的短い時間、例えば1分間だけ全開に
し、その後所定時間、例えば3分間だけ全閉にするよう
に構成することもできる。
【0046】また、制御器50は、冷暖房の切換制御な
どを指示するためのシステム制御器と、このシステム制
御器と接続されて、室外機10の熱操作部11で発生さ
せる冷熱の大きさなどを制御する室外機制御器と、室内
機20の送風機21、膨張弁23の開度などを制御する
室内機制御器とから構成することもできる。
【0047】また、揚液ポンプユニット30を設置せ
ず、冷房運転専用の空調装置とすることもできる。
【0048】また、室外機10と室内機20との間で循
環させる流体としては、R−134aの他にもR−40
7c、R−404A、R−410cなどの他の相変化可
能なものであっても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、冷
房運転中に液降下管にある液体の熱操作流体が沸騰して
室外機から室内機への液体の熱操作流体の供給ができな
くなり、室外機に溜まる液体の熱操作流体が過剰になっ
たときにはその過剰が検出され、室内機の膨張弁を全開
にするので、液降下管内の沸騰で生じた熱操作流体の気
泡は、液体の熱操作流体と共に全開の膨張弁を介して室
内機に排除される。
【0050】しかも、膨張弁を経過時間や室内機に供給
された熱操作流体の温度に基づいて閉弁するので、液体
の熱操作流体がガス管に多量に流入することがない。
【0051】そして、膨張弁が閉じられ、送風機が運転
される室内機においては、熱交換器で熱操作流体が室内
空気から吸熱して蒸発し、ガス管の熱交換器側圧力が高
くなるので、ガス管内に流入していた液体の熱操作流体
は圧力差で速やかに蒸発し、室外機に戻される。
【0052】また、運転を停止していた室内機において
は送風機を弱運転するので、室内機が設置されている部
屋に人がいても、多量の冷風が室内機から吹き出ること
がないので、驚いたりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置構成の説明図である。
【図2】制御方法の説明図である。
【符号の説明】
10 室外機 11 熱操作部 12 フロートセンサ 13 温度センサ 20 室内機 21 送風機 22 熱交換器 23 膨張弁 24、25 温度センサ 30 揚液ポンプユニット 31 レシーバタンク 32 ポンプ 40 配管群 41 ガス管 42 液降下管 43 液水平管 44 液上昇管 50 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 15/00 306 F25B 15/00 306Z 29/00 29/00 (72)発明者 泉 雅士 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 出射 伸浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼本 博 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC01 CC08 CC19 EE05 EE09 3L093 AA02 CC00 DD08 EE28 GG04 HH00 JJ02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部側に設置された室外機と、下部側に
    設置された室内機との間に形成された循環路を介して室
    外機で放熱凝縮した液体の熱操作流体を室内機に送り、
    室内機で室内空気と熱交換して室内空気を冷却すると共
    に、室内機で室内空気と熱交換して吸熱蒸発した気体の
    熱操作流体を室外機に戻す冷房運転可能な空調装置にお
    いて、熱操作流体の前記循環が熱操作流体の液体と気体
    との主に比重差を利用して行われるものであり、凝縮し
    て室外機に溜まっている液体の熱操作流体の量を検出す
    る液量検出手段と、この液量検出手段が熱操作流体の過
    剰を検出したときに、室内機の膨張弁を所定の開度に開
    弁する制御手段と、を有することを特徴とする空調装
    置。
  2. 【請求項2】 熱操作流体の過剰を検出して所定の開度
    に開弁した室内機の膨張弁を、経過時間またはその室内
    機に供給された熱操作流体の温度に基づいて閉弁する機
    能を制御手段が備えたことを特徴とする請求項1記載の
    空調装置。
  3. 【請求項3】 運転を停止していた室内機においては、
    熱操作流体の過剰を検出して膨張弁を所定の開度に開弁
    し、経過時間またはその室内機に供給された熱操作流体
    の温度に基づいて膨張弁を閉弁する際に、室内機の送風
    機を弱運転する機能を制御手段が備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 室外機に吸収冷凍機が使用されたことを
    特徴とする請求項1〜3何れかに記載の空調装置。
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