JP3772290B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空調技術に関するものであり、特に詳しくは室外機と、全数もしくは過半数が室外機より下方に設置された複数の室内機との間で、相変化可能な流体を循環させ、各室内機において冷暖房可能に構成した空調技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術として、建物の屋上などに室外機として設置した吸収式冷凍機で発生させる冷熱または温熱によって相変化した流体が、冷暖房何れの運転においても各階に分散して配置した室内機に自然に循環供給されるように構成したビルの空調システムが、例えば特開平7−318189号公報に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の空調システムにおける暖房運転では、外気温度が低いために配管内や室内機内で凝縮して溜る流体の量が多く、見掛け上充填不足となり、暖房用ポンプが液不足で停止する。このため、室外機における加熱作用も停止し、循環に必要な圧力差も失われてシステム全体が停止すると云った問題点があり、この点の解決が課題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような
液取入管、液送出管、オーバーフロー管、液側路管および気管が接続された熱交換部設けた室外機を複数の室内機よりも上方に配置して、上記の熱交換部により熱操作して相変化させた流体(以下、熱操作流体という)を上記の室内機に循環供給するとともに、各上記の室内機により上記の熱操作流体の潜熱を利用して冷暖房を行うようにした空調装置において、
上記の液送出管に、冷房用レシーバタンクと、冷房用補助ポンプとを上記の熱交換部の側から順次に直列に配置するとともに、上記の熱操作流体の液体(以下、熱操作液体という)を上記の冷房用レシーバタンクに貯留する熱操作液体貯留手段と、
上記の液送出管の上記の冷房用レシーバタンク14の上流側と、上記の熱交換部における熱操作流体の部分(以下、熱交換流体部分という)との間に上記のオーバーフロー管を接続することにより、上記の熱交換流体部分における余剰の上記の熱操作液体を溢出させて上記の冷房用レシーバタンクに貯留する余剰液貯留手段と、
上記の液送出管の上記の冷房用補助ポンプの下流側と、上記の熱交換流体部分との間に、上記の液側路管を接続することにより、上記の冷房用レシーバタンクに貯留された上記の熱操作液体を上記の冷房用補助ポンプによって上記の熱交換流体部分に入れ込む熱操作液体補充手段と、
上記のオーバーフロー管を接続した上記の熱交換流体部分の部位(以下、オーバーフロー部位という)よりも低い上記の熱交換流体部分の部位に上記の液取入管と上記の液送出管21とを接続し、上記のオーバーフロー部位よりも高い上記の熱交換流体部分の部位(以下、高部位という)に上記の液側路管24を接続し、上記の高部位よりも高い上記の熱交換流体部分の部位に上記の気管25を接続する各管接続手段と
を設ける第1の構成と、
【0005】
上記の第1の構成に加えて、
上記の液送出管21に上記のオーバーフロー管を接続した部分よりも上流側の上記の液送出管の部分に第1の冷暖切替弁を設けるとともに、上記の液送出管に上記の液側路管を接続した部分よりも下流側の上記の液送出管の部分に第2の冷暖切替弁を設ける切替弁配置手段と、
上記の液送出管の最も低い部分と、上記の液取入管の最も低い部分との間に、暖房用レシーバタンクと、暖房用ポンプと、上記の熱交換部12の方向のみに上記の熱操作流体の流動を可能にする弁とを上記の液送出管21の側から順次に直列に配置する暖房用部分配置手段と、
上記の気管の最も低い部分と、上記の暖房用レシーバタンクの上流側の上記の液送出管の部分との間に、開閉弁を設けた第2の液側路管を接続する液側路手段と
を設ける第2の構成と、
【0006】
上記の第2の構成に加えて、
上記の第1の冷暖切替弁と上記の第2の冷暖切替弁とを閉弁するとともに上記の開閉弁を開弁した状態で、上記の暖房用ポンプを起動し、上記の熱交換流体部分に回収される上記の熱操作液体が所定量になったことを検出したときに、上記の熱交換部の加熱を開始する暖房運転手段
を設ける第3の構成とにより、上記の課題を解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1に基づいて説明する。本発明の空調装置は、例えばビルの屋上などに設置される室外機10と、各階に分散して設置される多数の室内機30と、地下室などの最も低い部分に設置される暖房用ポンプユニット40と、これらを接続して相変化が可能な流体、例えばR−134aを循環させるための配管群とから構成される。
【0008】
室外機10は、ガスバーナなどで生成する熱を利用して運転し、これにより冷熱と温熱との選択的供給が可能な吸収冷凍機11を備え、外部に対して熱源発生部として機能する図示しない蒸発器の伝熱管12aを備えた熱交換部12の最も低い部分、具体的には水平に並設された複数の伝熱管12aの両端に設置されて伝熱管12a同士を連通させている空間12b、12cそれぞれの最も低い部分に液送出管21と液取入管22とが接続され、液送出管21の途中には冷暖切替弁13と、主に冷房運転時に使用されるレシーバタンク14と、冷房用補助ポンプ15と、冷暖切替弁16とが吸収冷凍機11側から直列に介在配置されている。
【0009】
なお、吸収冷凍機の蒸発器内部に設けた伝熱管12aの管壁を介してその内部を流れている流体に冷熱を供給したり、温熱を供給することができるものとしては、例えば特開平7−318189号公報などに開示されたものが使用できる。また、冷房運転時には外気温度が高いために途中の配管などに滞留するR−134aは蒸発して気体になる。一方、暖房運転時は外気温度が低いために配管などに滞留するR−134aは凝縮して液体となる。このため、暖房運転時には冷房運転時より多くのR−134aが必要となるので、暖房運転時に過不足をきたさないように封入したR−134aが冷房運転時に過剰とならいように、レシーバタンク14の容積を決定する。
【0010】
そして、オーバーフロー管23が空間12cの中間部分、すなわち液送出管21、液取入管22の接続部分より高い部位に接続され、その他端が液送出管21の冷暖切替弁13とレシーバタンク14との間に接続され、オーバーフロー管23の接続部より高い部位の空間12cに液側路管24の一端が接続され、この液側路管24の他端は液送出管21の冷房用補助ポンプ15と冷暖切替弁16との間に接続されている。
【0011】
さらに、空間12cの最上部には気管25が接続され、この気管25とレシーバタンク14の上部とは均圧管26によって連結されている。
【0012】
また、室外機10には熱交換部12の空間12b内に溜っている液体のR−134aの液面レベルを検出するための液面センサ18と、レシーバタンク14内に溜っている液体のR−134aの液面レベルを検出するための液面センサ19と、これらの液面センサなどの出力に基づいて冷暖切替弁13・16の開閉を制御したり、冷房用補助ポンプ15や、後述する暖房用ポンプ42の運転などを制御するための制御装置20も設けられている。
【0013】
各室内機30は、それぞれに熱交換器31と膨張弁32と送風機33とを有し、各熱交換器31の一端は気管25の縦管25aから分岐して水平方向に延設された横引き管25bに接続され、他端は液送出管21の縦管21aから分岐して水平方向に延設された横引き管21bに膨張弁32を介して連結されている。
【0014】
液送出管21の縦管21aの終端、すなわち最も低い部分に液取入管22の始端が接続され、液取入管22の始端側にU字状部が設けられ、そこに暖房用ポンプユニット40を構成しているレシーバタンク41・暖房用ポンプ42・逆止弁43が図示したように直列に介在設置されている。そして、レシーバタンク41には、その内部に溜った液体のR−134aの液面レベルを検出するための液面センサ44が設けられている。
【0015】
また、液取入管22のレシーバタンク41上流側と、気管25の最低部分との間が開閉弁27を備えた液側路管28によって接続されている。
【0016】
また、制御装置20は、図示しないパネル面に設けたボタンスイッチなどによって冷暖房運転の指示が行えるようにも構成されていて、例えば冷房運転が指示されると、先ず冷暖切替弁13・16を開弁させるための所要の制御信号を出力すると共に、開閉弁27を閉弁させるための所要の制御信号を出力する。
【0017】
さらに、吸収冷凍機11には再生器で加熱して蒸発した冷媒が凝縮器に送られて放熱凝縮し、この凝縮した冷媒液が蒸発器に送られて蒸発するための所要の弁制御などの指示がなされるようにも構成されていて、吸収冷凍機11の蒸発器で蒸発する冷媒の気化熱によって気体のR−134aは熱交換部12の伝熱管12aの管壁を介して冷却されて凝縮し、所定の低温度、例えば7℃の液体となって液送出管21に吐出し、レシーバタンク14に流れ込み溜る。
【0018】
また、制御装置20は、レシーバタンク14に溜っているR−134aの液面が液面センサ19によって、予め設定した所定のレベル以上(満杯に近い状態)になったことが確認されると、冷房用補助ポンプ15を起動させるための制御信号を出力するようにも構成されている。
【0019】
冷房用補助ポンプ15が起動すると、室外機10のレシーバタンク14に溜っている液体のR−134aは液送出管21の縦管21a・横引き管21bを介して、各階に分散設置した室内機30に供給される。
【0020】
室内機30に供給された温度の低い液体のR−134aは、膨張弁32を介して熱交換器31に流入し、送風機33によって供給される温度の高い室内空気からその熱交換器31の管壁を介して熱を奪い、蒸発して冷房作用を行う。この冷房作用によって蒸発した気体のR−134aは、R−134aが凝縮して圧力が低くなっている室外機10の吸収冷凍機11の熱交換部12に気管25を介して戻る循環が行われる。
【0021】
冷房用補助ポンプ15によって送り出された液体のR−134aの一部は、暖房ポンプユニット40を有する液取入管22を経由して熱交換部12に戻される。このため、外気による加熱によって液管内で気泡が発生しても、発生した気泡はこの循環路を経て速やかに排出されるので、気泡による搬送障害は起こり難く、したがって各階に分散設置した室内機30への液体のR−134aの安定供給が可能となり、安定した冷房運転が継続できる。
【0022】
一方、制御装置20を操作して暖房運転を指示すると、制御装置20は先ず冷暖切替弁13・16を閉弁し、開閉弁27を開弁させるための制御信号を出力すると共に、暖房用ポンプ42を起動させるための制御信号を出力する。
【0023】
この操作により、温度の低い気管25の内部で凝縮し最下層部分に溜っていた液体のR−134aは液測路管28を介してレシーバタンク41に流れ込み、暖房用ポンプ42によって吸収冷凍機11の熱交換部12に回収される。熱交換部12に回収される量が多くなると、液体のR−134aはオーバーフロー管23を介してレシーバタンク14に流れ込み溜められる。
【0024】
また、液面センサ18が検出する熱交換部12内のR−134aの液面が、予め設定した所定の高レベルに達すると、制御装置20から吸収冷凍機11に所要の制御信号が出力され、吸収冷凍機11が運転を開始してその再生器で加熱されて蒸発した冷媒と吸収液とが、熱交換部12が設置されている蒸発器に直接送られるようになっている。
【0025】
したがって、室外機10においては吸収冷凍機11の再生器から蒸発器に流入する高温の冷媒蒸気や吸収液によって、液体のR−134aは熱交換部12の伝熱管12aの管壁を介して加熱されて蒸発し、所定の高温度、例えば55℃の気体となって気管25に吐出し、室内機30に供給される。
【0026】
なお、制御装置20は、液面センサ44によってレシーバタンク41に溜っている液体のR−134aの液面が所定の低レベルを検知したときに開閉弁27を閉弁するようにも構成されている。
【0027】
したがって、気管25に凝縮して滞留していた液体のR−134aは、開閉弁27が閉弁した時点でその最下層部分まで排出されているため、R−134aの凝縮滞留液に邪魔されて最下層の室内機30に熱交換部12で加熱して蒸発したR−134aの蒸気が流入せず、暖房不良に陥ると云ったことがない。
【0028】
また、熱交換部12内に溜ったR−134aの液面が液面センサ18によって所定の高レベルに達したことが確認され、吸収冷凍機11による加熱を開始する際に、暖房用ポンプ42の運転を一旦停止し、吸収冷凍機11による加熱によって熱交換部12内の液体のR−134aが蒸発し、その液面レベルが液面センサ18によって所定の低レベル以下になったことが確認されるか、熱交換部12内のR−134aの温度か圧力が所定値に達した後、暖房用ポンプ42の運転を再開するように制御装置20の制御を構成することもできる。このような制御を行えば、室内機30ではより速やかな温風取り出しが可能になる。
【0029】
各室内機30においては、送風機33によって供給される温度の低い室内空気に気体のR−134aが熱交換器31の管壁を介して放熱して凝縮液化し、この凝縮時に暖房作用を行ない、さらに、凝縮した液体のR−134aが膨張弁32を通ってレシーバタンク41に流れ込み、暖房用ポンプ42によって室外機10に還流すると云ったR−134aの循環が起こって、暖房運転が継続される。
【0030】
また、制御装置20は上記の暖房運転中に液面センサ44が検出するレシーバタンク41に溜ったR−134aの液面が、予め設定した所定のレベルより低くなると、暖房用ポンプ42保護のために所要の制御信号を出力して暖房用ポンプ42の運転を停止させると共に、冷房用補助ポンプ15を起動させてレシーバタンク14に溜っている液体のR−134aを液側路管24を介して吸収冷凍機11の熱交換部12に補給するように構成されている。
【0031】
したがって、暖房運転の起動時は室内機30で凝縮したR−134aの戻りが遅く、レシーバタンク41に溜る液体のR−134aの量が不足して暖房用ポンプ42の運転が停止され、液不足のために室外機10におけるR−134aの加熱が停止されて熱交換部12内の圧力が低下し、室内機30で凝縮した液体のR−134aをレシーバタンク41に押しやる推進力が消滅し、見掛け上R−134aの充填不足を来して暖房運転が起動しない事態を招き易かったが、制御装置20による前記運転操作によって、熱交換部12内で液体のR−134aが不足することがなくなるので、室外機10におけるR−134aの加熱が停止されることがないし、R−134aが過熱されることもない。
【0032】
また、熱交換部12内に液冷媒が少なくなって伝熱のための冷媒液接触面積が不足するため、吸収冷凍機11の加熱能力に余力があるにも拘らず、室内機30が必要とする熱量に相当する気体のR−134aを発生させることができなくて、必要な暖房が行えないと云った不都合も回避される。
【0033】
なお、暖房用ポンプ42の運転再開操作と、冷房用補助ポンプ15の停止操作とは、液面センサ44が検出するR−134aの液面が前記暖房用ポンプ42の停止レベルより高い所定のレベルに達したときに、制御装置20からそれぞれ所要の制御信号を出力して行なわれる。
【0034】
また、液取入管22を介して熱交換部12に流入する液体のR−134aの量が多くなると、余剰となった液体のR−134aはオーバーフロー管23を介してレシーバタンク14に入り込むので、熱交換部12から気管25に冷媒液が混入流入して冷媒蒸気R−134aの循環を阻害すると云ったことも回避される。
【0035】
なお、暖房運転を開始する際の吸収冷凍機11における加熱開始時点を、液面センサ19が検出するレシーバタンク14内のR−134aの液面が予め設定した所定の高レベルに達した時とするように構成することもできる。
【0036】
また、室外機10と室内機30との間で循環させる相変化可能な流体としては、R−143aの他にも、R−407c、R−404A、R−410cなどであっても良い。
ここで、以上の構成を要約すると、概括的には、第1には、
液取入管22、液送出管21、オーバーフロー管23、液側路管24および気管25が接続された熱交換部12を設けた室外機10を複数の室内機30よりも上方に配置して、上記の熱交換部12により熱操作して相変化させた流体、例えば、R−134a(以下、熱操作流体という)を上記の室内機30に循環供給するとともに、各上記の室内機30により上記の熱操作流体の潜熱を利用して冷暖房を行うようにした空調装置において、
上記の液送出管21に、冷房用レシーバタンク14と、冷房用補助ポンプ15とを上記の熱交換部12の側から順次に直列に配置するとともに、上記の熱操作流体の液体(以下、熱操作液体という)を上記の冷房用レシーバタンク14に貯留する熱操作液体貯留手段と、
上記の液送出管21の上記の冷房用レシーバタンク14の上流側と、上記の熱交換部12における熱操作流体、例えば、R−134aの部分(以下、熱交換流体部分という)との間に上記のオーバーフロー管23を接続することにより、上記の熱交換流体部分における余剰の上記の熱操作液体、例えば、液体のR−134aを溢出させて上記の冷房用レシーバタンク14に貯留する余剰液貯留手段と、
上記の液送出管21の上記の冷房用補助ポンプ15の下流側と、上記の熱交換流体部分との間に、上記の液側路管24を接続することにより、上記の冷房用レシーバタンク14に貯留された上記の熱操作液体、例えば、液体のR−134aを上記の冷房用補助ポンプ15によって上記の熱交換流体部分に入れ込む熱操作液体補充手段と、
上記のオーバーフロー管24を接続した上記の熱交換流体部分の部位(以下、オーバーフロー部位という)、例えば、熱交換部12の中間部分に相当する部位よりも低い上記の熱交換流体部分の部位に上記の液取入管22と上記の液送出管21とを接続し、上記のオーバーフロー部位よりも高い上記の熱交換流体部分の部位(以下、高部位という)に上記の液側路管24を接続し、上記の高部位よりも高い上記の熱交換流体部分の部位に上記の気管25を接続する各管接続手段と
を設けた上記の第1の構成を構成していることになるものである。
また、第2には、上記の第1の構成に加えて、
上記の液送出管21に上記のオーバーフロー管23を接続した部分よりも上流側の上記の液送出管21の部分に第1の冷暖切替弁13を設けるとともに、上記の液送出管21に上記の液側路管24を接続した部分よりも下流側の上記の液送出管21の部分に第2の冷暖切替弁16を設ける切替弁配置手段と、
上記の液送出管21の最も低い部分と、上記の液取入管22の最も低い部分との間に、暖房用レシーバタンク41と、暖房用ポンプ42と、上記の熱交換部12の方向のみに上記の熱操作流体、例えば、R−134aの流動を可能にする弁、例えば、逆止弁43とを上記の液送出管21の側から順次に直列に配置する暖房用部分配置手段と、
上記の気管25の最も低い部分と、上記の暖房用レシーバタンク41の上流側の上記の液送出管21の部分との間に、開閉弁を設けた第2の液側路管28を接続する液側路手段と
を設けた上記の第2の構成を構成していることになるものである。
そして、第3には、上記の第2の構成に加えて、
上記の第1の冷暖切替弁13と上記の第2の冷暖切替弁16とを閉弁するとともに上記の開閉弁27を開弁した状態で、上記の暖房用ポンプ42を起動し、上記の熱交換流体部分に回収される上記の熱操作液体が所定量になったことを検出したとき、例えば、所定のレベルを液面センサ18が検出したときに、上記の熱交換部12の加熱を開始する暖房運転手段
を設けた上記の第3の構成を構成していることになるものである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、室外機で加熱して蒸発させるR−134aなどの冷媒が不足するときには、冷房用レシーバタンクや気管の下部などに溜った液冷媒を室外機に戻すことができるので、見掛け上の冷媒不足による運転不能に陥ることがないのはもちろん、暖房運転の立ち上げ時間が短縮できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 室外機
11 吸収冷凍機
12 熱交換部
12a 伝熱管
12b 空間
12c 空間
13 冷暖切替弁
14 レシーバタンク
15 冷房用補助ポンプ
16 冷暖切替弁
18・19 液面センサ
20 制御装置
21 液送出管
22 液取入管
23 オーバーフロー管
24 液側路管
25 気管
26 均圧管
27 開閉弁
28 液測路管
30 室内機
31 熱交換器
32 膨張弁
33 送風機
40 暖房ポンプユニット
41 レシーバタンク
42 暖房用ポンプ
43 逆止弁
44 液面センサ

Claims (3)

  1. 液取入管、液送出管、オーバーフロー管、液側路管および気管が接続された熱交換部設けた室外機を複数の室内機よりも上方に配置して、前記熱交換部により熱操作して相変化させた流体(以下、熱操作流体という)を前記室内機に循環供給するとともに、各前記室内機により前記熱操作流体の潜熱を利用して冷暖房を行うようにした空調装置であって、
    前記液送出管に、冷房用レシーバタンクと、冷房用補助ポンプとを前記熱交換部の側から順次に直列に配置するとともに、前記熱操作流体の液体(以下、熱操作液体という)を前記冷房用レシーバタンクに貯留する熱操作液体貯留手段と、
    前記液送出管の前記冷房用レシーバタンク14の上流側と、前記熱交換部における熱操作流体の部分(以下、熱交換流体部分という)との間に前記オーバーフロー管を接続することにより、前記熱交換流体部分における余剰の前記熱操作液体を溢出させて前記冷房用レシーバタンクに貯留する余剰液貯留手段と、
    前記液送出管の前記冷房用補助ポンプの下流側と、前記熱交換流体部分との間に、前記液側路管を接続することにより、前記冷房用レシーバタンクに貯留された前記熱操作液体を前記冷房用補助ポンプによって前記熱交換流体部分に入れ込む熱操作液体補充手段と、
    前記オーバーフロー管を接続した前記熱交換流体部分の部位(以下、オーバーフロー部位という)よりも低い前記熱交換流体部分の部位に前記液取入管と前記液送出管21とを接続し、前記オーバーフロー部位よりも高い前記熱交換流体部分の部位(以下、高部位という)に前記液側路管24を接続し、前記高部位よりも高い前記熱交換流体部分の部位に前記気管25を接続する各管接続手段と
    を具備することを特徴とする空調装置。
  2. 前記液送出管21に前記オーバーフロー管を接続した部分よりも上流側の前記液送出管の部分に第1の冷暖切替弁を設けるとともに、前記液送出管に前記液側路管を接続した部分よりも下流側の前記液送出管の部分に第2の冷暖切替弁を設ける切替弁配置手段と、
    前記液送出管の最も低い部分と、前記液取入管の最も低い部分との間に、暖房用レシーバタンクと、暖房用ポンプと、前記熱交換部12の方向のみに前記熱操作流体の流動を可能にする弁とを前記液送出管21の側から順次に直列に配置する暖房用部分配置手段と、
    前記気管の最も低い部分と、前記暖房用レシーバタンクの上流側の前記液送出管の部分との間に、開閉弁を設けた第2の液側路管を接続する液側路手段と
    を付加したことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  3. 前記第1の冷暖切替弁と前記第2の冷暖切替弁とを閉弁するとともに前記開閉弁を開弁した状態で、前記暖房用ポンプを起動し、前記熱交換流体部分に回収される前記熱操作液体が所定量になったことを検出したときに、前記熱交換部の加熱を開始する暖房運転手段
    を付加したことを特徴とする請求項2記載の空調装置。
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