JP2001094823A - マルチスキャン対応水平同期信号生成システム - Google Patents
マルチスキャン対応水平同期信号生成システムInfo
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/04—Synchronising
- H04N5/12—Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
- H04N5/126—Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising whereby the synchronisation signal indirectly commands a frequency generator
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/46—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for receiving on more than one standard at will
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
- H04N7/0117—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
- H04N7/012—Conversion between an interlaced and a progressive signal
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミック等のQの高い発振器を使用するこ
とよってロックレンジが狭くなり、各種のテレビジョン
方式の水平偏向周波数の全てに対応できる水平偏向周波
数発生システムを形成することが困難であるという課題
を解決する。 【解決手段】 マルチスキャンディスプレイにおける偏
向周波数fhより十分高い周波数f0で発信する周波数
固定の発振器を持ち、その発振器から出力されるクロッ
クをカウントダウンする第1のカウンタに入力し、f0
÷fhの除算で得られる小数点以下を丸めた整数nを、
n以下の整数mで除算し、得られた値kに対して、第1
のカウンタがkだけカウントする時間を1サイクルと
し、それをmだけカウントする第2のカウンタによって
mサイクル繰り返すことを1周期として、偏向周波数f
hを作成すると同時に、偏向周波数の定数倍のクロック
を作成する。
とよってロックレンジが狭くなり、各種のテレビジョン
方式の水平偏向周波数の全てに対応できる水平偏向周波
数発生システムを形成することが困難であるという課題
を解決する。 【解決手段】 マルチスキャンディスプレイにおける偏
向周波数fhより十分高い周波数f0で発信する周波数
固定の発振器を持ち、その発振器から出力されるクロッ
クをカウントダウンする第1のカウンタに入力し、f0
÷fhの除算で得られる小数点以下を丸めた整数nを、
n以下の整数mで除算し、得られた値kに対して、第1
のカウンタがkだけカウントする時間を1サイクルと
し、それをmだけカウントする第2のカウンタによって
mサイクル繰り返すことを1周期として、偏向周波数f
hを作成すると同時に、偏向周波数の定数倍のクロック
を作成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機やモニタ装置などにおいて所要の水平偏向周波数を発
生させ、マルチスキャンに対応させることができるマル
チスキャン対応水平同期信号生成システムに関する。
機やモニタ装置などにおいて所要の水平偏向周波数を発
生させ、マルチスキャンに対応させることができるマル
チスキャン対応水平同期信号生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン水平偏向周波数発生システ
ムには、標準のNTSC方式やPAL方式などのテレビ
ジョン方式だけではなく、例えば現行のNTSC画像を
ライン倍速処理してノンインタレースにより表示するE
DTV(Extended DefinitionTV)方式や、PAL方式
に於いてフリッカを解消するためにフィールド倍速処理
を行う、いわゆるフリッカ・フリーなどの倍速方式も知
られている。また、MUSE(Multiple Sub−Nyquist
Sampling Encoding )方式による放送も開始されてい
る。このような背景から、MUSE方式とNTSC方式
の両方式に対応したテレビジョン受像機なども知られて
きている。
ムには、標準のNTSC方式やPAL方式などのテレビ
ジョン方式だけではなく、例えば現行のNTSC画像を
ライン倍速処理してノンインタレースにより表示するE
DTV(Extended DefinitionTV)方式や、PAL方式
に於いてフリッカを解消するためにフィールド倍速処理
を行う、いわゆるフリッカ・フリーなどの倍速方式も知
られている。また、MUSE(Multiple Sub−Nyquist
Sampling Encoding )方式による放送も開始されてい
る。このような背景から、MUSE方式とNTSC方式
の両方式に対応したテレビジョン受像機なども知られて
きている。
【0003】そして、上記したこれらの方式における水
平偏向周波数はそれぞれ異なり、標準のNTSC方式で
は15.734KHz、PAL方式では15.625K
Hzとなる。また、EDTV方式やフリッカ・フリー方
式を含むNTSC、PALに基づくライン倍速あるいは
フィールド倍速による倍速方式では、それぞれ標準のN
TSC、PAL方式の2倍の水平偏向周波数が必要とな
るため、例えばNTSC方式に基づく倍速方式(EDT
V方式を含む)では、標準のNTSC方式の2倍の1
5.734×2=31.468KHzの水平偏向周波数
となり、また、フリッカ・フリー方式などのPAL方式
に基づく倍速方式では、標準のPAL方式の2倍の1
5.625×2=31.25KHzの水平偏向周波数と
なる。更に、MUSE方式では33.75KHzとされ
ている。
平偏向周波数はそれぞれ異なり、標準のNTSC方式で
は15.734KHz、PAL方式では15.625K
Hzとなる。また、EDTV方式やフリッカ・フリー方
式を含むNTSC、PALに基づくライン倍速あるいは
フィールド倍速による倍速方式では、それぞれ標準のN
TSC、PAL方式の2倍の水平偏向周波数が必要とな
るため、例えばNTSC方式に基づく倍速方式(EDT
V方式を含む)では、標準のNTSC方式の2倍の1
5.734×2=31.468KHzの水平偏向周波数
となり、また、フリッカ・フリー方式などのPAL方式
に基づく倍速方式では、標準のPAL方式の2倍の1
5.625×2=31.25KHzの水平偏向周波数と
なる。更に、MUSE方式では33.75KHzとされ
ている。
【0004】このように、各種のテレビジョン方式が存
在するようになってきた場合、方式ごとに異なる水平偏
向周波数に関わらず、水平偏向周波数発生装置の共通化
が図られるとコスト的に有利となって好ましいが、、上
述したような各種テレビジョン方式の水平偏向周波数の
すべてに対応できる水平偏向周波数発生回路を形成する
ことは、かなり困難なものであった。
在するようになってきた場合、方式ごとに異なる水平偏
向周波数に関わらず、水平偏向周波数発生装置の共通化
が図られるとコスト的に有利となって好ましいが、、上
述したような各種テレビジョン方式の水平偏向周波数の
すべてに対応できる水平偏向周波数発生回路を形成する
ことは、かなり困難なものであった。
【0005】コンピュータディスプレイ、又はポイント
周波数に対応したテレビジョン受像機において、水平偏
向周波数を作成する方法は、一般に2つの方法がある。
まず、第1の方法は、コンデンサの電荷をチャージ、デ
ィスチャージすることによって、鋸歯状信号を作成する
方法である。図7にその基本的システム図を示す。Cが
電荷をチャージ、ディスチャージするコンデンサで、ス
イッチSWにより電流を流し込む電流源I0,I1を選
択する。電流源I1を選択すると、端子電圧Vが上昇す
る。その端子電圧Vが電圧V1より高くなると、コンパ
レータ1によってスイッチSWを反対側に倒し、電流源
I0が選択される。そのため、端子電圧Vは下降する。
その端子電圧Vが電圧V0以下になるとコンパレータV
0によって、スイッチSWは、再度、電流源I1側に倒
れ、電流源I1が選択される。この一連の動作の繰り返
しにより、端子Vの電圧は、図7(b)に示されるよう
な鋸歯状波となる。この生成された信号を水平偏向信号
用の基本信号とすることができる。
周波数に対応したテレビジョン受像機において、水平偏
向周波数を作成する方法は、一般に2つの方法がある。
まず、第1の方法は、コンデンサの電荷をチャージ、デ
ィスチャージすることによって、鋸歯状信号を作成する
方法である。図7にその基本的システム図を示す。Cが
電荷をチャージ、ディスチャージするコンデンサで、ス
イッチSWにより電流を流し込む電流源I0,I1を選
択する。電流源I1を選択すると、端子電圧Vが上昇す
る。その端子電圧Vが電圧V1より高くなると、コンパ
レータ1によってスイッチSWを反対側に倒し、電流源
I0が選択される。そのため、端子電圧Vは下降する。
その端子電圧Vが電圧V0以下になるとコンパレータV
0によって、スイッチSWは、再度、電流源I1側に倒
れ、電流源I1が選択される。この一連の動作の繰り返
しにより、端子Vの電圧は、図7(b)に示されるよう
な鋸歯状波となる。この生成された信号を水平偏向信号
用の基本信号とすることができる。
【0006】図7に示されている第1の方法で生成され
る図7(b)で示される鋸歯状波は、水平偏向周波数と
同じか、定倍の周波数に設定される。この第1の方法を
マルチスキャン対応にするためには、チャージ、ディス
チャージ用の電流源I0、I1の電流値を増やすと、発
振周波数は高くなるので、図8(a)、(b)に示され
るように鋸歯状波の電圧の上昇、下降の角度を変化させ
て、基本周波数を変えることによりマルチスキャン対応
とすることができる。
る図7(b)で示される鋸歯状波は、水平偏向周波数と
同じか、定倍の周波数に設定される。この第1の方法を
マルチスキャン対応にするためには、チャージ、ディス
チャージ用の電流源I0、I1の電流値を増やすと、発
振周波数は高くなるので、図8(a)、(b)に示され
るように鋸歯状波の電圧の上昇、下降の角度を変化させ
て、基本周波数を変えることによりマルチスキャン対応
とすることができる。
【0007】しかし、この第1の方法には、ジッター性
能の問題を無視できない。素子の熱雑音等の作用で、基
準電位であるV0、V1、及び発振周波数を決める電流
源I0,I1にノイズが乗るため、ジッター性能に敏感
な水平偏向信号として使用するのには、かなりの困難が
伴う。そのため、見かけ上のノイズレベルを小さく見せ
るために、電流源I0、I1の値を大きく取り、かつ発
振周波数が上がってしまうことを防ぐために、コンデン
サCの容量を大きくする、等の対策がとられている。し
かしながら、コンデンサCの容量を大きくすると、集積
回路の面積が大きくなり、かつ消費電力が大きくなって
しまう。実際の設計の際には、コンデンサCの容量、及
び電流源I0、I1の電流値をジッター性能が悪くなら
ない程度に小さく押さえるように設計を行うが、ギリギ
リの値を狙うため、試作してみると、ジッター性能が思
った以上に良くない等の問題が常につきまとった。
能の問題を無視できない。素子の熱雑音等の作用で、基
準電位であるV0、V1、及び発振周波数を決める電流
源I0,I1にノイズが乗るため、ジッター性能に敏感
な水平偏向信号として使用するのには、かなりの困難が
伴う。そのため、見かけ上のノイズレベルを小さく見せ
るために、電流源I0、I1の値を大きく取り、かつ発
振周波数が上がってしまうことを防ぐために、コンデン
サCの容量を大きくする、等の対策がとられている。し
かしながら、コンデンサCの容量を大きくすると、集積
回路の面積が大きくなり、かつ消費電力が大きくなって
しまう。実際の設計の際には、コンデンサCの容量、及
び電流源I0、I1の電流値をジッター性能が悪くなら
ない程度に小さく押さえるように設計を行うが、ギリギ
リの値を狙うため、試作してみると、ジッター性能が思
った以上に良くない等の問題が常につきまとった。
【0008】また、この方法の最大の欠点は、調整が必
要ということである。コンデンサCの容量、基準電位V
0,V1及び電流源I0、I1の電流値は、各構成要素
が集積回路として組み込まれるため、必ずバラツキが生
じる。ある集積回路は容量が大きめにできたが、また別
の集積回路の容量は容量が小さめにできた、というよう
なことが起きる。そのため、第1の方法で発振させる
と、その周波数はばらつきが生じ、集積回路ごとに異な
った発振周波数で出力することとなってしまう。そのた
め、通常はこのような集積回路を設計した場合には発振
周波数の調整を必ず行わなければならない。そのため、
コンピュータディスプレイ、テレビジョンにこの集積回
路をマウントした後に、発振周波数の調整を行うが、コ
ストアップにつながってしまう。
要ということである。コンデンサCの容量、基準電位V
0,V1及び電流源I0、I1の電流値は、各構成要素
が集積回路として組み込まれるため、必ずバラツキが生
じる。ある集積回路は容量が大きめにできたが、また別
の集積回路の容量は容量が小さめにできた、というよう
なことが起きる。そのため、第1の方法で発振させる
と、その周波数はばらつきが生じ、集積回路ごとに異な
った発振周波数で出力することとなってしまう。そのた
め、通常はこのような集積回路を設計した場合には発振
周波数の調整を必ず行わなければならない。そのため、
コンピュータディスプレイ、テレビジョンにこの集積回
路をマウントした後に、発振周波数の調整を行うが、コ
ストアップにつながってしまう。
【0009】次に第二の方法として、セラミック等の発
振器を用いて、バラツキの無い基準となる発振周波数f
0のクロックを発生させ、そのクロックが水平偏向周波
数となるようにカウントダウンさせる方法である。図9
は、この方法を説明したブロック図である。基準クロッ
クを発振する発振器101は、Q(振動系の鋭さを表す
量)の高いセラミック又は水晶振動片を発振素子として
おり、該発振器101からバラツキの無いクロックが発
生する。この発振周波数f0を水平偏向周波数fhで割
って得られた値だけカウンタ102でカウントダウンす
ることによって水平偏向クロックを作成することができ
る。この方法は、当然調整する必要はない。
振器を用いて、バラツキの無い基準となる発振周波数f
0のクロックを発生させ、そのクロックが水平偏向周波
数となるようにカウントダウンさせる方法である。図9
は、この方法を説明したブロック図である。基準クロッ
クを発振する発振器101は、Q(振動系の鋭さを表す
量)の高いセラミック又は水晶振動片を発振素子として
おり、該発振器101からバラツキの無いクロックが発
生する。この発振周波数f0を水平偏向周波数fhで割
って得られた値だけカウンタ102でカウントダウンす
ることによって水平偏向クロックを作成することができ
る。この方法は、当然調整する必要はない。
【0010】しかし、この方法の構成において、マルチ
スキャン(周波数範囲を定め、その範囲内部あれば種々
の周波数に対して対応できる同期信号生成システム)に
対応させるのは不可能である。そのため、この第二の方
法をマルチスキャンに対応させるようにするためにさら
にデコーダ111〜デコーダ113が示されているが、
これは3種類の水平偏向周波数に対応させるものであ
る。したがって、この方法においては、所望のfhを得
るためには更に多数のデコーダを必要とする。
スキャン(周波数範囲を定め、その範囲内部あれば種々
の周波数に対して対応できる同期信号生成システム)に
対応させるのは不可能である。そのため、この第二の方
法をマルチスキャンに対応させるようにするためにさら
にデコーダ111〜デコーダ113が示されているが、
これは3種類の水平偏向周波数に対応させるものであ
る。したがって、この方法においては、所望のfhを得
るためには更に多数のデコーダを必要とする。
【0011】さらに、テレビジョンの水平同期信号生成
システムでは、様々なタイミング信号を必要としてい
る。例えば、クランプパルスタイミング、ブランキング
タイミング、水平偏向用のHドライブの立ち上がり、立
ち下がりタイミング等である。図10は、その内の中心
的なタイミング信号を示すタイミングチャートである。
図中、VIDEO信号は入力されるビデオ信号で、H−
SYNCはその水平同期信号、H−BLKは映像信号の
ブランキング信号、BGPはバーストゲートパルス、又
は映像信号のクランプ用タイミング信号、HDVは水平
同期信号H−SYNCの中心で同期するための位相比較
器用タイミング信号、HDREFは偏向系回路からのフ
ライバックパルスFBPと同期するためのタイミング信
号である。積分回路によってタイミング信号HSTIM
のタイミングで表面弾性波形SAWを作成し、フライバ
ックパルスFBPとタイミング信号HDREFの位相比
較の結果で作成した電圧でスライスすることによって水
平偏向信号H−DRVのタイミングが作成される。
システムでは、様々なタイミング信号を必要としてい
る。例えば、クランプパルスタイミング、ブランキング
タイミング、水平偏向用のHドライブの立ち上がり、立
ち下がりタイミング等である。図10は、その内の中心
的なタイミング信号を示すタイミングチャートである。
図中、VIDEO信号は入力されるビデオ信号で、H−
SYNCはその水平同期信号、H−BLKは映像信号の
ブランキング信号、BGPはバーストゲートパルス、又
は映像信号のクランプ用タイミング信号、HDVは水平
同期信号H−SYNCの中心で同期するための位相比較
器用タイミング信号、HDREFは偏向系回路からのフ
ライバックパルスFBPと同期するためのタイミング信
号である。積分回路によってタイミング信号HSTIM
のタイミングで表面弾性波形SAWを作成し、フライバ
ックパルスFBPとタイミング信号HDREFの位相比
較の結果で作成した電圧でスライスすることによって水
平偏向信号H−DRVのタイミングが作成される。
【0012】このように、水平同期信号生成システムで
は、多様なタイミング信号を必要とし、そのために水平
同期信号fhの定倍のクロック信号が利用されている。
図10においては、タイミング信号として、その最上段
に示されているようにfhクロックの32倍のパルスが
利用されている。
は、多様なタイミング信号を必要とし、そのために水平
同期信号fhの定倍のクロック信号が利用されている。
図10においては、タイミング信号として、その最上段
に示されているようにfhクロックの32倍のパルスが
利用されている。
【0013】このタイミング信号は不変でなく、ある水
平偏向周波数fhの時、カウンタのカウント数がn0だ
ったとすると、違う水平偏向周波数fh1の時にはカウ
ント数はn0ではなく、n1となってしまう。あるタイ
ミングでのカウンタの値が、水平偏向周波数が変わると
全く違った値となってしまうのである。図11に例を示
す。この例では、クランプパルスのタイミングについて
示しているが、周波数の異なる映像信号1と映像信号2
において、それらに必要なクランプパルスに必要なタイ
ミングは、映像信号1の場合はカウンタ値5、6、7の
タイミングで、映像信号2の場合はカウンタ値7、8、
9のタイミングであることが分かる。
平偏向周波数fhの時、カウンタのカウント数がn0だ
ったとすると、違う水平偏向周波数fh1の時にはカウ
ント数はn0ではなく、n1となってしまう。あるタイ
ミングでのカウンタの値が、水平偏向周波数が変わると
全く違った値となってしまうのである。図11に例を示
す。この例では、クランプパルスのタイミングについて
示しているが、周波数の異なる映像信号1と映像信号2
において、それらに必要なクランプパルスに必要なタイ
ミングは、映像信号1の場合はカウンタ値5、6、7の
タイミングで、映像信号2の場合はカウンタ値7、8、
9のタイミングであることが分かる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、テ
レビジョンの水平偏向系において、例えばセラミック等
のQの高い発振器を使用することよってロックレンジが
狭くなり、各種のテレビジョン方式の水平偏向周波数の
全てに対応できる水平偏向周波数発生システムを形成す
ることが困難であるという課題を解決し、低ジッターを
実現し、なおかつマルチスキャン偏向に対応させ、同時
に調整を無くし、かつ、様々なタイミング信号に対応し
たパルスを形成できるようにしたシステムを提供するこ
とである。
レビジョンの水平偏向系において、例えばセラミック等
のQの高い発振器を使用することよってロックレンジが
狭くなり、各種のテレビジョン方式の水平偏向周波数の
全てに対応できる水平偏向周波数発生システムを形成す
ることが困難であるという課題を解決し、低ジッターを
実現し、なおかつマルチスキャン偏向に対応させ、同時
に調整を無くし、かつ、様々なタイミング信号に対応し
たパルスを形成できるようにしたシステムを提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1にかかる発明は、マルチスキャンディスプレイにおけ
る偏向周波数fhより十分高い周波数f0で発信する周
波数固定の発振器を持ち、その発振器から出力されるク
ロックをカウントダウンする第1のカウンタに入力し、
f0÷fhの除算で得られる小数点以下を丸めた整数n
を、n以下の整数mで除算し、得られた値kに対して、
第1のカウンタがkだけカウントする時間を1サイクル
とし、それをmだけカウントする第2のカウンタによっ
てmサイクル繰り返すことを1周期として、偏向周波数
fhを作成すると同時に、偏向周波数の定数倍のクロッ
クを作成するように構成した。
1にかかる発明は、マルチスキャンディスプレイにおけ
る偏向周波数fhより十分高い周波数f0で発信する周
波数固定の発振器を持ち、その発振器から出力されるク
ロックをカウントダウンする第1のカウンタに入力し、
f0÷fhの除算で得られる小数点以下を丸めた整数n
を、n以下の整数mで除算し、得られた値kに対して、
第1のカウンタがkだけカウントする時間を1サイクル
とし、それをmだけカウントする第2のカウンタによっ
てmサイクル繰り返すことを1周期として、偏向周波数
fhを作成すると同時に、偏向周波数の定数倍のクロッ
クを作成するように構成した。
【0016】さらに、請求項2にかかる発明は、カウン
トアップ値を自由に設定できる第3のカウンタを持ち、
上記、n÷m=kの演算を行った場合に余りpがでるよ
うな演算において、カウントアップ値をpとし、第1の
カウンタがkをカウントする間に第3のカウンタが一回
カウントアップを行い、そのカウンタデータがm以上に
なったとき、第1のカウンタが次の1サイクルのカウン
ト値をk+1とし、第3のカウンタはカウント値からm
を減算し、その値に対して次の1サイクルでpのカウン
トアップを行うことにより、余りpによる偏向周波数f
hのずれを無くようにした。
トアップ値を自由に設定できる第3のカウンタを持ち、
上記、n÷m=kの演算を行った場合に余りpがでるよ
うな演算において、カウントアップ値をpとし、第1の
カウンタがkをカウントする間に第3のカウンタが一回
カウントアップを行い、そのカウンタデータがm以上に
なったとき、第1のカウンタが次の1サイクルのカウン
ト値をk+1とし、第3のカウンタはカウント値からm
を減算し、その値に対して次の1サイクルでpのカウン
トアップを行うことにより、余りpによる偏向周波数f
hのずれを無くようにした。
【0017】さらに、請求項3にかかる発明は、第1の
カウンタがkだけカウントする時間を1サイクルとし、
それをmサイクル繰り返すことを1周期とする上記シス
テムにおいて、その1周期の始まりで上記第3のカウン
タの初期値をm/2とすることによって、m倍の偏向周
波数クロックの誤差を軽減するようにした。
カウンタがkだけカウントする時間を1サイクルとし、
それをmサイクル繰り返すことを1周期とする上記シス
テムにおいて、その1周期の始まりで上記第3のカウン
タの初期値をm/2とすることによって、m倍の偏向周
波数クロックの誤差を軽減するようにした。
【0018】さらに、請求項4にかかる発明は、上記m
を2の累乗とするようにし、請求項5にかかる発明は、
どのような偏向周波数fhが入力されても、システム内
部で偏向周波数fhに対して固定倍であるm倍のクロッ
クを作成し、そのクロックを利用してマルチスキャン対
応水平同期信号生成システムに必要な各タイミングを作
成することとした。
を2の累乗とするようにし、請求項5にかかる発明は、
どのような偏向周波数fhが入力されても、システム内
部で偏向周波数fhに対して固定倍であるm倍のクロッ
クを作成し、そのクロックを利用してマルチスキャン対
応水平同期信号生成システムに必要な各タイミングを作
成することとした。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づい
て詳細に説明する。本発明は、水晶振動子等を利用して
安定した基準信号源を形成し、マルチスキャンに対応し
た水平偏向タイミングパルスを発生するものである。図
1は、本発明の第1実施例の概要を説明したブロック図
で、図3は、タイミングチャート図である。
て詳細に説明する。本発明は、水晶振動子等を利用して
安定した基準信号源を形成し、マルチスキャンに対応し
た水平偏向タイミングパルスを発生するものである。図
1は、本発明の第1実施例の概要を説明したブロック図
で、図3は、タイミングチャート図である。
【0020】図1に示されている本発明の第1実施例
は、アナログ部とデジタル部に分けることができ、ここ
でデジタル部を「fhに同期させる発振クロックを作成
するブロック」とする。すなわち、アナログ部は、「f
hに同期させる発振クロックを作成するブロック」つま
りデジタル部から出力されたfhクロックと、入力され
る水平同期信号Hsyncの位相比較を位相比較器11
で行い、そこで得られた出力をフィルター12を通し
て、その出力電圧で基準クロックを発信する発振器をコ
ントロールする、という位相同期ループ(Phase
Locked Loop、以下「」PLL」という。)
が構成されていることになり、従って、アナログ部は従
来のPLLと同じものであるので、本発明の特徴である
デジタル部のみについて図1〜3を用いて詳細に説明す
る。
は、アナログ部とデジタル部に分けることができ、ここ
でデジタル部を「fhに同期させる発振クロックを作成
するブロック」とする。すなわち、アナログ部は、「f
hに同期させる発振クロックを作成するブロック」つま
りデジタル部から出力されたfhクロックと、入力され
る水平同期信号Hsyncの位相比較を位相比較器11
で行い、そこで得られた出力をフィルター12を通し
て、その出力電圧で基準クロックを発信する発振器をコ
ントロールする、という位相同期ループ(Phase
Locked Loop、以下「」PLL」という。)
が構成されていることになり、従って、アナログ部は従
来のPLLと同じものであるので、本発明の特徴である
デジタル部のみについて図1〜3を用いて詳細に説明す
る。
【0021】図1は、マルチスキャンに対応した水平偏
向同期システムのブロック図であって、アナログ部は、
例えば同期分離された水平同期信号Hsyncとデジタ
ル部からの信号fhクロックの位相を比較する位相比較
器11、位相比較器11の位相比較出力を濾波して、誤
差信号を形成するローパスフィルタ−12,フィルタ1
2から入力される誤差信号の電圧値に応じて発振周波数
及び位相が制御される基準クロック発振器13からな
る。基準クロック発振器13は、Qが高く、ジッター性
能の良い水晶又はセラミック等の周波数固定の基準クロ
ック発振器が好ましい。
向同期システムのブロック図であって、アナログ部は、
例えば同期分離された水平同期信号Hsyncとデジタ
ル部からの信号fhクロックの位相を比較する位相比較
器11、位相比較器11の位相比較出力を濾波して、誤
差信号を形成するローパスフィルタ−12,フィルタ1
2から入力される誤差信号の電圧値に応じて発振周波数
及び位相が制御される基準クロック発振器13からな
る。基準クロック発振器13は、Qが高く、ジッター性
能の良い水晶又はセラミック等の周波数固定の基準クロ
ック発振器が好ましい。
【0022】デジタル部は、図1に示されるように、ア
ナログ部の基準クロック発振器13から発振するf0ク
ロックをカウントして、所定数カウントするとパルス信
号CO1を出力するカウンタ1、水平偏向周波数fhの
タイミングをパルス信号CO2として出力するカウンタ
2、カウントアップごとにパルス信号CO3を切換スイ
ッチSWに出力するカウンタ3、カウンタ1とカウンタ
3に設定値を出力するレジスタR、反転(NOT)ゲー
トG1、アンド(AND)ゲートG2,D−フリップフ
ロップF等から構成されている。
ナログ部の基準クロック発振器13から発振するf0ク
ロックをカウントして、所定数カウントするとパルス信
号CO1を出力するカウンタ1、水平偏向周波数fhの
タイミングをパルス信号CO2として出力するカウンタ
2、カウントアップごとにパルス信号CO3を切換スイ
ッチSWに出力するカウンタ3、カウンタ1とカウンタ
3に設定値を出力するレジスタR、反転(NOT)ゲー
トG1、アンド(AND)ゲートG2,D−フリップフ
ロップF等から構成されている。
【0023】次に、図1〜図3に基づいて、動作を説明
する。本システムの基準発振周波数をf0、所望の水平
偏向周波数をfhとし、f0÷fhの商の少数点以下を
丸めた整数をnとし、該nをn以下の整数mで除算し、
その商を値kとし、余りをpとする。値kを基準発振周
波数f0でカウンタ1がカウントする時間を1サイクル
とし、1サイクルカウントする度にオーバフロー信号を
パルス信号CO1として出力するようになっている。ま
た、そのパルス信号CO1は、水平偏向周波数fhの周
期のn倍のクロックとなっている。
する。本システムの基準発振周波数をf0、所望の水平
偏向周波数をfhとし、f0÷fhの商の少数点以下を
丸めた整数をnとし、該nをn以下の整数mで除算し、
その商を値kとし、余りをpとする。値kを基準発振周
波数f0でカウンタ1がカウントする時間を1サイクル
とし、1サイクルカウントする度にオーバフロー信号を
パルス信号CO1として出力するようになっている。ま
た、そのパルス信号CO1は、水平偏向周波数fhの周
期のn倍のクロックとなっている。
【0024】以上を数式で表すと、以下の通りである。 f0÷fh≒n(nは整数) n÷m=k 余りp(n>m、kは整数)
【0025】レジスターRは、上記整数nの値を2進数
に変換した値を上位数ビットと残りの下位ビットに分け
る。上位数ビットは、カウンタ1のカウント数となる。
下位ビットは、カウンタ3の加算値となる。レジスタR
のビット数及び上位ビット、下位ビットの区切りは、図
1の実施例の場合は、上位が3ビット、下位が5ビット
の計8ビットとなっているが、このビット数は、後で説
明するようにf0、fh、m、nの数値で変えられるこ
とになる。
に変換した値を上位数ビットと残りの下位ビットに分け
る。上位数ビットは、カウンタ1のカウント数となる。
下位ビットは、カウンタ3の加算値となる。レジスタR
のビット数及び上位ビット、下位ビットの区切りは、図
1の実施例の場合は、上位が3ビット、下位が5ビット
の計8ビットとなっているが、このビット数は、後で説
明するようにf0、fh、m、nの数値で変えられるこ
とになる。
【0026】カウンタ1は、基準発振周波数f0をレジ
スタRから転送されている上位数ビットのプリセット値
でカウントし、カウントが終了すると、オーバフロー信
号としてパルス信号CO1をD−フリップフロップFと
切換スイッチSWに出力する。そして、カウンタ1はA
NDゲートG2の出力により所定値にリセットされ、1
サイクルのカウントが完了する。そして、次のサイクル
のカウントを開始し、同様な動作を繰り返す。
スタRから転送されている上位数ビットのプリセット値
でカウントし、カウントが終了すると、オーバフロー信
号としてパルス信号CO1をD−フリップフロップFと
切換スイッチSWに出力する。そして、カウンタ1はA
NDゲートG2の出力により所定値にリセットされ、1
サイクルのカウントが完了する。そして、次のサイクル
のカウントを開始し、同様な動作を繰り返す。
【0027】カウンタ2はカウンタ1からの出力パルス
信号CO1をカウントするカウンタであって、カウント
数mで1周期となり、その出力がfhの周期と一致する
ようにしている。そのため、1周期ごとに図1のシステ
ム全体のリセットを行い、また同時にfhクロックとし
てパルス信号CO2を出力している。また、水平同期信
号生成システムでは、多様なタイミング信号を必要と
し、そのために水平同期信号fhの定倍のクロック信号
が利用されている。そのため、カウンタ1の出力である
パルス信号CO1は、そのままデジタル部から出力さ
れ、m×fhパルスとして各種タイミングの作成に利用
される。
信号CO1をカウントするカウンタであって、カウント
数mで1周期となり、その出力がfhの周期と一致する
ようにしている。そのため、1周期ごとに図1のシステ
ム全体のリセットを行い、また同時にfhクロックとし
てパルス信号CO2を出力している。また、水平同期信
号生成システムでは、多様なタイミング信号を必要と
し、そのために水平同期信号fhの定倍のクロック信号
が利用されている。そのため、カウンタ1の出力である
パルス信号CO1は、そのままデジタル部から出力さ
れ、m×fhパルスとして各種タイミングの作成に利用
される。
【0028】カウンタ3は、図2に示されているような
加算器として構成され、パルス信号CO1をクロック信
号として、レジスタRの下位5ビットの値DATA0〜
DATA4が積算される。従って、カウンタ3はレジス
タRの残りの下位ビットと同じ分のビット数が必要で、
加算入力IN1、IN2と、加算出力端子S、及び桁上
げ出力端子COを備えている5個の加算器5a〜5e
と、5個のD−フリップフロップ6a〜6eを備えてい
る。例えば、図1のレジスタRでは下位5ビットのデー
タをカウンタ3に入力しているが、カウンタ3を構成す
る加算器5aから5eの入力端子IN1に、データDA
TA0〜DATA4が供給される。そして、クロック信
号が入力されると、このデータD0〜D4がD−フリッ
プフロップ6a〜6eに取り込まれ、その出力が加算器
5a〜5eの他方の入力に供給される。このようにし
て、クロックが入力される毎にD0〜D4の値が積算さ
れることになる。最後の加算器5aからオーバフロー信
号(桁上げ信号)としてのパルス信号CO3が出力され
ると、切換スイッチSWはパルス信号CO1が1クロッ
ク分遅延する側に切り換わる(図2の上側)。
加算器として構成され、パルス信号CO1をクロック信
号として、レジスタRの下位5ビットの値DATA0〜
DATA4が積算される。従って、カウンタ3はレジス
タRの残りの下位ビットと同じ分のビット数が必要で、
加算入力IN1、IN2と、加算出力端子S、及び桁上
げ出力端子COを備えている5個の加算器5a〜5e
と、5個のD−フリップフロップ6a〜6eを備えてい
る。例えば、図1のレジスタRでは下位5ビットのデー
タをカウンタ3に入力しているが、カウンタ3を構成す
る加算器5aから5eの入力端子IN1に、データDA
TA0〜DATA4が供給される。そして、クロック信
号が入力されると、このデータD0〜D4がD−フリッ
プフロップ6a〜6eに取り込まれ、その出力が加算器
5a〜5eの他方の入力に供給される。このようにし
て、クロックが入力される毎にD0〜D4の値が積算さ
れることになる。最後の加算器5aからオーバフロー信
号(桁上げ信号)としてのパルス信号CO3が出力され
ると、切換スイッチSWはパルス信号CO1が1クロッ
ク分遅延する側に切り換わる(図2の上側)。
【0029】このように、カウンタ1の出力信号である
パルス信号CO1には2つの経路があり、一つはそのま
ま切換スイッチSWに供給される経路でパルス信号CO
3が出力されていないときは、この経路によってAND
ゲートG2に信号が供給される。もう一つはf0クロッ
クで1クロック分遅れるようにD−フリップフロップを
通る経路となっている。その経路の切換はカウンタ3の
オーバーフロー信号であるパルス信号CO3の出力で切
換り、カウンタ3がオーバーフローを起こし、パルス信
号CO3が「H」となったときに、D−フリップフロッ
プFで1クロック分の遅延が起こる経路に切換わるよう
にスイッチSWを操作するようになっている。
パルス信号CO1には2つの経路があり、一つはそのま
ま切換スイッチSWに供給される経路でパルス信号CO
3が出力されていないときは、この経路によってAND
ゲートG2に信号が供給される。もう一つはf0クロッ
クで1クロック分遅れるようにD−フリップフロップを
通る経路となっている。その経路の切換はカウンタ3の
オーバーフロー信号であるパルス信号CO3の出力で切
換り、カウンタ3がオーバーフローを起こし、パルス信
号CO3が「H」となったときに、D−フリップフロッ
プFで1クロック分の遅延が起こる経路に切換わるよう
にスイッチSWを操作するようになっている。
【0030】カウンタ3は、カウントアップ値がどのよ
うな値となっても対応できるようなカウンタ構成が必要
である。そのため、実施例では、図2のような、加算器
5a〜eとレジスタとフリップフロップ6a〜6eを組
み合わせた構成のカウンタとした。クリア端子によって
カウンタ値のデータをリセットしたあとに、DATA0
〜4で入力された値と、現在レジスタ・フリップフロッ
プ6a〜6eで保持されている値の加算を行い、次のク
ロックでこの加算値がフリップフロップ6a〜6eにラ
ッチする動作を繰り返すのである。従って、カウンタ3
はDATA0〜4で与えられるカウントアップ値をレジ
スタRからの入力によって自由に設定できるカウンタと
なる。
うな値となっても対応できるようなカウンタ構成が必要
である。そのため、実施例では、図2のような、加算器
5a〜eとレジスタとフリップフロップ6a〜6eを組
み合わせた構成のカウンタとした。クリア端子によって
カウンタ値のデータをリセットしたあとに、DATA0
〜4で入力された値と、現在レジスタ・フリップフロッ
プ6a〜6eで保持されている値の加算を行い、次のク
ロックでこの加算値がフリップフロップ6a〜6eにラ
ッチする動作を繰り返すのである。従って、カウンタ3
はDATA0〜4で与えられるカウントアップ値をレジ
スタRからの入力によって自由に設定できるカウンタと
なる。
【0031】以上のような構成の本発明の動作につい
て、具体例を挙げて図1〜図3を用いて説明する。
て、具体例を挙げて図1〜図3を用いて説明する。
【0032】図1における基準発振器13が発信する基
準クロックf0クロックを例えば2.7MHzとし、シ
ステムの出力として得たい水平偏向周波数fhを例えば
31.5KHzとする。また、32倍のfhクロックも
同時に出力させるとすると、図3のようなタイミングチ
ャートとなる。また、このシステムではテレビジョンの
標準信号にも対応可能となるようにすると、15.73
4KHzを得るためには2.7M÷15.734K≒1
76であるため、システムに必要なレジスタビット数は
8ビットとなる。また、32倍のfhクロックを出力さ
せる必要があるため、2.7M÷32=84.375K
Hzがこのシステムで実現可能な最高水平偏向周波数と
なる。今回得たい水平偏向周波数は31.5KHzであ
るため、レジスタRにセッティングする値は、2.7M
÷31.5K≒85.71428の値の小数点以下を丸
めた整数86であり、これを2進数で表現すると、「0
1010110」となる。この値がレジスタRにセット
される。
準クロックf0クロックを例えば2.7MHzとし、シ
ステムの出力として得たい水平偏向周波数fhを例えば
31.5KHzとする。また、32倍のfhクロックも
同時に出力させるとすると、図3のようなタイミングチ
ャートとなる。また、このシステムではテレビジョンの
標準信号にも対応可能となるようにすると、15.73
4KHzを得るためには2.7M÷15.734K≒1
76であるため、システムに必要なレジスタビット数は
8ビットとなる。また、32倍のfhクロックを出力さ
せる必要があるため、2.7M÷32=84.375K
Hzがこのシステムで実現可能な最高水平偏向周波数と
なる。今回得たい水平偏向周波数は31.5KHzであ
るため、レジスタRにセッティングする値は、2.7M
÷31.5K≒85.71428の値の小数点以下を丸
めた整数86であり、これを2進数で表現すると、「0
1010110」となる。この値がレジスタRにセット
される。
【0033】以上を数式で表すと、以下の通りである。 2.7M(f0)÷31.5K(fh)≒85.71428≒86(n) (2進数 01010110) 86(n)÷32(m)=2(k) (上位3ビット 010) 余り22(p) (下位5ビット10110)
【0034】カウンタ1はダウンカウント、カウンタ2
はアップカウントとして、図3では、記述されている。
カウンタ1はカウントデータが「1」の時にパルス信号
CO1が出力されるようになっている。つまり、切換ス
イッチSWは下側の接点とつながっているときに、2個
のパルス(f0)をカウントしてリセットされる。
はアップカウントとして、図3では、記述されている。
カウンタ1はカウントデータが「1」の時にパルス信号
CO1が出力されるようになっている。つまり、切換ス
イッチSWは下側の接点とつながっているときに、2個
のパルス(f0)をカウントしてリセットされる。
【0035】まず、レジスタRに、上記の演算で求めた
nの値の2進数「01010110」がセットされる。
そして、カウンタ1に「2」がロードされ、同時にカウ
ンタ2、カウンタ3がクリアされる。カウンタ3には図
2に示したように、レジスタがクリアされてもDATA
0〜4に8ビットレジスタRの下位5ビットデータが常
時入力されている。カウンタ2の初期値は「0」であ
り、その際、カウンタ3のパルス信号CO3は「0」で
ある。結果として、図1におけるカウンタ1のパルス信
号CO1はD−フリップフロップFを通らない方(切換
スイッチSWの下側の接点)が選択されていることにな
る。従って、図3において、カウンタ3のパルス信号C
O3が「0」の際にはカウンタ1のカウントは「2」、
「1」となり、「1」でパルス信号CO1が「H」とな
る。そして、カウンタ1はそのパルス信号CO1出力と
同時にリセットされ、次の基準クロックで「2」とな
り、同時にカウンタ2、カウンタ3のインクリメントを
行う。
nの値の2進数「01010110」がセットされる。
そして、カウンタ1に「2」がロードされ、同時にカウ
ンタ2、カウンタ3がクリアされる。カウンタ3には図
2に示したように、レジスタがクリアされてもDATA
0〜4に8ビットレジスタRの下位5ビットデータが常
時入力されている。カウンタ2の初期値は「0」であ
り、その際、カウンタ3のパルス信号CO3は「0」で
ある。結果として、図1におけるカウンタ1のパルス信
号CO1はD−フリップフロップFを通らない方(切換
スイッチSWの下側の接点)が選択されていることにな
る。従って、図3において、カウンタ3のパルス信号C
O3が「0」の際にはカウンタ1のカウントは「2」、
「1」となり、「1」でパルス信号CO1が「H」とな
る。そして、カウンタ1はそのパルス信号CO1出力と
同時にリセットされ、次の基準クロックで「2」とな
り、同時にカウンタ2、カウンタ3のインクリメントを
行う。
【0036】fh同期のタイミングパルスとなるm×f
hクロックは、f0クロックの反転をとっているNOT
ゲートG1の出力と、パルス信号CO1とのANDをと
ってアンドゲートG2により出力されているため、図3
に示すように「H」の幅の狭い波形となっている。
hクロックは、f0クロックの反転をとっているNOT
ゲートG1の出力と、パルス信号CO1とのANDをと
ってアンドゲートG2により出力されているため、図3
に示すように「H」の幅の狭い波形となっている。
【0037】カウンタ2のインクリメントが行われる
と、同時にカウンタ3は先ほどの加算結果「1011
0」を保持しているため、入力されるカウントアップデ
ータは常に8ビットレジスタRの下位5ビットデータで
あるため、先ほど保持した「10110」とレジスタR
の下位5ビットデータ「10110」との加算が行われ
る。結果は「101100」であるが、カウンタとして
は5ビットなので、加算結果は「01100」となり、
桁上げのパルス信号CO3として「1」が出力される。
このときスイッチSWは、上側の接点に切換わり、カウ
ンタ1のパルス信号CO1はD−フリップフロップFで
1基準クロック分だけ遅延する側を通る接点を選択する
ため(図1に示す切換スイッチSWの上側の接点)、カ
ウンタ1のカウント値は「2」、「1」の後にすぐリセ
ットされず、もう1クロック分の遅延が起こる。図3で
はその状態を「2」、「1」、「0」と示しているが、
重要なポイントは、データが「1」でパルス信号CO1
が「H」となっても、遅延処理が入るためにそのHへの
立上がりがが1クロック遅れてカウンタ2、カウンタ3
に供給され、またカウンタ1のリセットも1クロック分
遅れるという点である。そのためにカウンタ1は「0」
までカウントしてしまうこととなる。
と、同時にカウンタ3は先ほどの加算結果「1011
0」を保持しているため、入力されるカウントアップデ
ータは常に8ビットレジスタRの下位5ビットデータで
あるため、先ほど保持した「10110」とレジスタR
の下位5ビットデータ「10110」との加算が行われ
る。結果は「101100」であるが、カウンタとして
は5ビットなので、加算結果は「01100」となり、
桁上げのパルス信号CO3として「1」が出力される。
このときスイッチSWは、上側の接点に切換わり、カウ
ンタ1のパルス信号CO1はD−フリップフロップFで
1基準クロック分だけ遅延する側を通る接点を選択する
ため(図1に示す切換スイッチSWの上側の接点)、カ
ウンタ1のカウント値は「2」、「1」の後にすぐリセ
ットされず、もう1クロック分の遅延が起こる。図3で
はその状態を「2」、「1」、「0」と示しているが、
重要なポイントは、データが「1」でパルス信号CO1
が「H」となっても、遅延処理が入るためにそのHへの
立上がりがが1クロック遅れてカウンタ2、カウンタ3
に供給され、またカウンタ1のリセットも1クロック分
遅れるという点である。そのためにカウンタ1は「0」
までカウントしてしまうこととなる。
【0038】以上のような動作の後に、カウンタ1はリ
セットされ、「2」となり、同時にカウンタ2、カウン
タ3のインクリメントを行う。この様に、下位5ビット
のデータを積算しているカウンタ3から桁上げ出力CO
3が出力されるとカウンタ1は3クロックカウントし、
桁上げのないときは、2クロックをカウントする動作が
繰り返される。
セットされ、「2」となり、同時にカウンタ2、カウン
タ3のインクリメントを行う。この様に、下位5ビット
のデータを積算しているカウンタ3から桁上げ出力CO
3が出力されるとカウンタ1は3クロックカウントし、
桁上げのないときは、2クロックをカウントする動作が
繰り返される。
【0039】そして、カウンタ2の値が「31」になる
と、カウンタ3の加算結果は「00000」となり、カ
ウンタ3における余りは「0」となる。これはカウンタ
3における加算値である5ビットデータ「DATA0〜
4」を32回加算したためで、5ビットデ−タ×32と
いう演算を行ったと同様である。2進数において「32
を掛ける」ということは、レジスタデータを左に5ビッ
トシフトするというのと同様で、8ビットレジスタの下
位5ビットは上記操作によって、上位3ビットをカウン
トするカウンタ1にスイッチSWを介して余り無しに盛
り込まれたことになるのである。従って、このシステム
では、2.7MHzのf0クロックを正確に85.71
428分周した31.395KHzの水平周波数fhを
得ることができる。
と、カウンタ3の加算結果は「00000」となり、カ
ウンタ3における余りは「0」となる。これはカウンタ
3における加算値である5ビットデータ「DATA0〜
4」を32回加算したためで、5ビットデ−タ×32と
いう演算を行ったと同様である。2進数において「32
を掛ける」ということは、レジスタデータを左に5ビッ
トシフトするというのと同様で、8ビットレジスタの下
位5ビットは上記操作によって、上位3ビットをカウン
トするカウンタ1にスイッチSWを介して余り無しに盛
り込まれたことになるのである。従って、このシステム
では、2.7MHzのf0クロックを正確に85.71
428分周した31.395KHzの水平周波数fhを
得ることができる。
【0040】なお、図3にクロック出力m×fhを示し
ているが、この出力信号がそのまま32倍fhクロック
となる。図1から分かるように、桁上げパルスが「L」
から「H」となるタイミングがf0クロック1個分だけ
多かったり少なかったりして、正確には32倍の等間隔
のfhクロックということはできないが、正確な32倍
fhクロックを仮想的に図3のタイミングチャートに配
置した場合、図3で示すカウンタ2が出力するパルス信
号CO2が「H」となるタイミングが正確な32倍fh
クロックの「H」となるタイミングにおおよそ近いとこ
ろにあるといえる。そして、32倍fhクロックは、前
述したように、各種タイミング信号作成のために使用さ
れるだけなので、クロックの「H」となるタイミングが
ばらついてもf0クロック一個分のずれの場合しか生じ
ないため、あまり問題はない。
ているが、この出力信号がそのまま32倍fhクロック
となる。図1から分かるように、桁上げパルスが「L」
から「H」となるタイミングがf0クロック1個分だけ
多かったり少なかったりして、正確には32倍の等間隔
のfhクロックということはできないが、正確な32倍
fhクロックを仮想的に図3のタイミングチャートに配
置した場合、図3で示すカウンタ2が出力するパルス信
号CO2が「H」となるタイミングが正確な32倍fh
クロックの「H」となるタイミングにおおよそ近いとこ
ろにあるといえる。そして、32倍fhクロックは、前
述したように、各種タイミング信号作成のために使用さ
れるだけなので、クロックの「H」となるタイミングが
ばらついてもf0クロック一個分のずれの場合しか生じ
ないため、あまり問題はない。
【0041】なお、正確な32倍fhクロックを考えた
とき、それに対するパルス信号CO2のずれをより小さ
くするための第2実施例を図4に示す。図4のタイミン
グチャートは、カウンタ3の最初のリセット値を「10
000」としたときである。このリセット値に設定する
と、パルス信号CO3が「H」となるタイミングが図3
と比較して変化していることが分かる。この加算の意味
を説明する。図1の第1実施例のシステムを別の観点か
ら説明すると、カウンタ1がレジスタRの上位3ビット
を整数として扱い、基本的に32倍のfhクロックを作
り出しているが、下位5ビットはカウンタ1にとっては
小数点以下と考えられ、カウンタ3による小数点以下の
積算によって整数領域にオーバフローしてきた値を、ス
イッチSWを介してカウンタ1に反映させる、というこ
とがいえる。
とき、それに対するパルス信号CO2のずれをより小さ
くするための第2実施例を図4に示す。図4のタイミン
グチャートは、カウンタ3の最初のリセット値を「10
000」としたときである。このリセット値に設定する
と、パルス信号CO3が「H」となるタイミングが図3
と比較して変化していることが分かる。この加算の意味
を説明する。図1の第1実施例のシステムを別の観点か
ら説明すると、カウンタ1がレジスタRの上位3ビット
を整数として扱い、基本的に32倍のfhクロックを作
り出しているが、下位5ビットはカウンタ1にとっては
小数点以下と考えられ、カウンタ3による小数点以下の
積算によって整数領域にオーバフローしてきた値を、ス
イッチSWを介してカウンタ1に反映させる、というこ
とがいえる。
【0042】このとき、整数領域(上位3ビット)に小
数点以下の値(下位5ビット)を反映させる方法が、切
り捨てとなるのが図3に示す第1実施例であり、四捨五
入となるのが図4に示す第2実施例である。下位5ビッ
トを10進数の小数点以下の数値として演算して、1周
期の間のパルス信号CO1、CO2、CO3の状態を示
したものが図5、図6である。第1実施例は図5に、第
2実施例は図6に示した。下位5ビットを小数点以下の
数値とすると、2進数「10110」は、10進数で
0.6875であり、2進数「10000」は、10進
数で0.5になる。第1実施例の場合、カウンタ3の初
期値はゼロであるため、カウンタ3に2進数「1011
0」を加算しても、桁上げは起こらない。しかし、第2
実施例の場合、カウンタ3の初期値は2進数「1000
0」(10進数で0.5)であるため、カウンタ3に2
進数「10110」を加算する(つまり、0.5+0.
6875)と、オーバーフローが発生し、パルス信号C
O3が「H」となる。
数点以下の値(下位5ビット)を反映させる方法が、切
り捨てとなるのが図3に示す第1実施例であり、四捨五
入となるのが図4に示す第2実施例である。下位5ビッ
トを10進数の小数点以下の数値として演算して、1周
期の間のパルス信号CO1、CO2、CO3の状態を示
したものが図5、図6である。第1実施例は図5に、第
2実施例は図6に示した。下位5ビットを小数点以下の
数値とすると、2進数「10110」は、10進数で
0.6875であり、2進数「10000」は、10進
数で0.5になる。第1実施例の場合、カウンタ3の初
期値はゼロであるため、カウンタ3に2進数「1011
0」を加算しても、桁上げは起こらない。しかし、第2
実施例の場合、カウンタ3の初期値は2進数「1000
0」(10進数で0.5)であるため、カウンタ3に2
進数「10110」を加算する(つまり、0.5+0.
6875)と、オーバーフローが発生し、パルス信号C
O3が「H」となる。
【0043】なお、基準周波数を2.7MHzにする
と、MUSE方式の水平偏向周波数33.75kHzを
得ようとする場合に、 2.7M(f0)÷33.75K(fh)=80(n) (2進数 01010000) 80(n)÷32(m)=2(k) (上位3ビット 010) ……余り16(p) (下位5ビット10000) となり、簡単に水平偏向周波数を生成することができ
る。
と、MUSE方式の水平偏向周波数33.75kHzを
得ようとする場合に、 2.7M(f0)÷33.75K(fh)=80(n) (2進数 01010000) 80(n)÷32(m)=2(k) (上位3ビット 010) ……余り16(p) (下位5ビット10000) となり、簡単に水平偏向周波数を生成することができ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、テレビジョンの水平偏
向系において、セラミック等Qの高い発振器を使用する
ことよって低ジッターを実現し、なおかつマルチスキャ
ン偏向に対応させ、同時に調整を不要とし、各種制御の
タイミング信号も同時に出力できるという効果がある。
向系において、セラミック等Qの高い発振器を使用する
ことよって低ジッターを実現し、なおかつマルチスキャ
ン偏向に対応させ、同時に調整を不要とし、各種制御の
タイミング信号も同時に出力できるという効果がある。
【図1】本発明のマルチスキャン対応水平偏向同期シス
テムの構成図。
テムの構成図。
【図2】本発明のカウンタ3の内部構成図。
【図3】本発明のマルチスキャン対応水平偏向同期シス
テムのタイミングチャート。
テムのタイミングチャート。
【図4】本発明のマルチスキャン対応水平偏向同期シス
テムの別の実施例のタイミングチャート。
テムの別の実施例のタイミングチャート。
【図5】本発明のマルチスキャン対応水平偏向同期シス
テムのカウンタ1から3の値を10進法で示した図。
テムのカウンタ1から3の値を10進法で示した図。
【図6】本発明のマルチスキャン対応水平偏向同期シス
テムシステムのカウンタ1から3の値を10進法で示し
た別の実施例の図。
テムシステムのカウンタ1から3の値を10進法で示し
た別の実施例の図。
【図7】従来の電流を変えるタイプのマルチスキャン発
振システム。
振システム。
【図8】図7のシステムにおいて、電流値を変えた場合
の鋸歯状波の波形を示す図。
の鋸歯状波の波形を示す図。
【図9】従来の基準クロックを利用したポイントスキャ
ンシステムの構成図。
ンシステムの構成図。
【図10】水平同期信号生成システムで必要とされる各
種タイミングを示す説明図。
種タイミングを示す説明図。
【図11】タイミングのカウンタの値が、水平偏向周波
数が変わると全く違った値となることを示すタイミング
チャート。
数が変わると全く違った値となることを示すタイミング
チャート。
位相比較器 11、フィルタ 12、基準クロック発振
器 13、カウンタ1〜3、切換スイッチ SW、レジ
スタ R、NOTゲート G1、ANDゲート G2、
フリップフロップ F
器 13、カウンタ1〜3、切換スイッチ SW、レジ
スタ R、NOTゲート G1、ANDゲート G2、
フリップフロップ F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 新司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C020 AA04 AA31 BA07 CA13 CA15 5C068 BA04 LA02 LA05 MA05
Claims (5)
- 【請求項1】 マルチスキャンディスプレイにおける偏
向周波数fhより十分高い周波数f0で発信する周波数
固定の発振器を持ち、その発振器から出力されるクロッ
クをカウントダウンする第1のカウンタに入力し、f0
÷fhの除算で得られる小数点以下を丸めた整数nを、
n以下の整数mで除算し、得られた値kに対して、前記
第1のカウンタがkだけカウントする時間を1サイクル
とし、それをmだけカウントする第2のカウンタによっ
てmサイクル繰り返すことを1周期として、偏向周波数
fhを作成すると同時に、偏向周波数の定数倍のクロッ
クを作成することを特徴とするマルチスキャン対応水平
同期信号生成システム。 - 【請求項2】 カウントアップ値を自由に設定できる第
3のカウンタを持ち、n÷m=kの演算を行った場合に
余りpがでるような演算において、カウントアップ値を
pとし、上記第1のカウンタがkをカウントする間に前
記第3のカウンタが一回カウントアップを行い、そのカ
ウンタデータがm以上になったとき、上記第1のカウン
タが次の1サイクルのカウント値をk+1とし、前記第
3のカウンタはカウント値からmを減算し、その値に対
して次の1サイクルでpのカウントアップを行うことに
より、余りpによる偏向周波数fhのずれを無くしたこ
とを特徴とする請求項1に記載のマルチスキャン対応水
平同期信号生成システム。 - 【請求項3】 上記第1のカウンタがkだけカウントす
る時間を1サイクルとし、それをmサイクル繰り返すこ
とを1周期とする上記システムにおいて、その1周期の
始まりで上記第3のカウンタの初期値をm/2とするこ
とによって、m倍の偏向周波数クロックの誤差を軽減し
たことを特徴とする請求項1に記載のマルチスキャン対
応水平同期信号生成システム。 - 【請求項4】 mを2の累乗とすることを特徴とする請
求項1、2、又は3に記載のマルチスキャン対応水平同
期信号生成システム。 - 【請求項5】 システム内部で偏向周波数fhに対して
固定倍であるm倍のクロックを作成し、そのクロックを
利用してマルチスキャン対応水平同期信号生成システム
に必要な各種タイミングを作成することを特徴とする請
求項1、2、3、4に記載のマルチスキャン対応水平同
期信号生成システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26843499A JP2001094823A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | マルチスキャン対応水平同期信号生成システム |
US09/666,781 US6597403B1 (en) | 1999-09-22 | 2000-09-21 | System for generating horizontal synchronizing signal compatible with multi-scan |
EP00308243A EP1087616A2 (en) | 1999-09-22 | 2000-09-21 | System for generating a horizontal synchronizing signal |
CNB001316842A CN1228964C (zh) | 1999-09-22 | 2000-09-22 | 产生兼容多行扫描的水平同步信号的系统 |
KR1020000055721A KR100749682B1 (ko) | 1999-09-22 | 2000-09-22 | 멀티-스캔 호환 가능 수평 동기 신호 생성 시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26843499A JP2001094823A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | マルチスキャン対応水平同期信号生成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001094823A true JP2001094823A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17458449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26843499A Pending JP2001094823A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | マルチスキャン対応水平同期信号生成システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6597403B1 (ja) |
EP (1) | EP1087616A2 (ja) |
JP (1) | JP2001094823A (ja) |
KR (1) | KR100749682B1 (ja) |
CN (1) | CN1228964C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3643808B2 (ja) * | 2001-11-14 | 2005-04-27 | 三洋電機株式会社 | 半導体装置 |
JP6695898B2 (ja) * | 2015-11-30 | 2020-05-20 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 駆動装置、レンズユニット、デバイス、補正方法、およびプログラム |
JP6720672B2 (ja) * | 2016-04-25 | 2020-07-08 | セイコーエプソン株式会社 | 回路装置、発振器、電子機器及び移動体 |
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US6008791A (en) * | 1991-08-01 | 1999-12-28 | Hitachi, Ltd. | Automatic adjusting apparatus of multiscan display |
JPH0755856A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-03-03 | Mitsubishi Electric Corp | 周期測定装置 |
KR0161400B1 (ko) * | 1995-03-20 | 1999-01-15 | 이대원 | 디지탈 영상 신호 처리용 안정된 영상 제어 신호 발생 장치 |
TW337054B (en) * | 1995-09-28 | 1998-07-21 | Toshiba Co Ltd | Horizontal synchronous signal oscillation circuit |
JP3555372B2 (ja) * | 1997-02-17 | 2004-08-18 | 松下電器産業株式会社 | 同期処理回路 |
JP2000152121A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-30 | Sony Corp | クロック生成回路、画像表示装置及び方法 |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26843499A patent/JP2001094823A/ja active Pending
-
2000
- 2000-09-21 EP EP00308243A patent/EP1087616A2/en not_active Withdrawn
- 2000-09-21 US US09/666,781 patent/US6597403B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-22 KR KR1020000055721A patent/KR100749682B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-09-22 CN CNB001316842A patent/CN1228964C/zh not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010113378A1 (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-07 | パナソニック株式会社 | 水平同期生成回路、映像信号処理lsiおよび映像システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1087616A2 (en) | 2001-03-28 |
CN1228964C (zh) | 2005-11-23 |
US6597403B1 (en) | 2003-07-22 |
KR20010050583A (ko) | 2001-06-15 |
CN1289203A (zh) | 2001-03-28 |
KR100749682B1 (ko) | 2007-08-17 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060227 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080909 |