JP2001088578A - インストルメントパネル - Google Patents
インストルメントパネルInfo
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
保持する必要がなく、しかもインストルメントパネルの
裏側に配置される他部品とハーネスが干渉したり自動車
走行時に不快な音を発生する恐れのないインストルメン
トパネルを提供する。 【解決手段】 基材5とその表面に発泡体7を、さらに
その上に表皮9を積層したインストルメントパネル1に
おいて、基材5の発泡体7側表面にフレキシブル電線の
束としたハーネス3を収容するハーネス収容溝13が形
成され、ハーネス3の表面に発泡液を充填し成形後発泡
体7とすることによって基材5と発泡体7との間に該ハ
ーネス3を埋設させた。
Description
パネルに関するものであり、詳しくはハーネスをインス
トルメントパネルの裏側で保持する為の部品を削減でき
るインストルメントパネルに係るものである。
チック等からなる基材に、その表面で発泡成形された発
泡体を有するものが広く用いられている。なお、その発
泡体表面は、通常表皮で覆われている。
側には、エアコンをはじめとする各種電装機器のための
ハーネス(電線の束)がクリップ等で保持される。とこ
ろが、インストルメントパネル等の裏側にはダクトやそ
の他の部品が配置されるため、ハーネスとそれらが干渉
して部品の配置が邪魔されたり、逆にハーネスの配線が
邪魔されることがあった。
る一方であるため、前記インストルメントパネル等の裏
側に配線されるハーネスも増大の一途をたどり、加えて
通常のハーネスは、直径が20mm程度もある為、イン
ストルメントパネル等の裏側で大きな場所を占めるよう
になり、前記他の部品との干渉が重大な問題となってい
る。さらに、自動車走行時の振動によって、ハーネスが
ダクト等の他の部品と接触して、不快な音を発生するこ
ともあった。
ーネスが増大してきたことに対しては、独立したハーネ
スの配索スペースが必要となること、及び周辺部品との
干渉保護プロテクタや、ハーネスを安定して経路を確保
する為にブラケットやクリップ等でインストルメントパ
ネルの裏側で固定しなければならなかった。
で、ハーネスをインストルメントパネルの裏側に保持す
る必要がなく、しかもインストルメントパネルの裏側に
配置される他部品とハーネスが干渉したり自動車走行時
に不快な音を発生する恐れのないインストルメントパネ
ルを提供しようとするものである。
に記載の発明は、基材とその表面に発泡体を、さらにそ
の上に表皮を積層したインストルメントパネルにおい
て、基材の発泡体側表面にフレキシブル電線の束とした
ハーネスを収容するハーネス収容溝が形成され、ハーネ
スの表面に発泡液を充填し成形後発泡体とすることによ
って基材と発泡体との間に該ハーネスを埋設するインス
トルメントパネルにある。
泡体側表面にフレキシブル電線の束としたハーネスを収
容するハーネス収容溝が形成され、ハーネスの表面に発
泡液を充填し成形することによって基材と発泡体との間
に該ハーネスを埋設することによって、インストルメン
トパネル内にハーネスのスペースが確保でき、さらにイ
ンストルメントパネル内では、ハーネスの保護プロテク
タやブラケット、クリップ等の固定用部品が不要とな
る。さらに、ハーネスをフレキシブル電線の束とするこ
とによって、曲面の基材にも沿わせることができる為、
如何なる形状の基材にも対応でき、さらにハーネスの屈
曲性が良くなることから組み立て作業の効率も上昇す
る。
の位置に開口部を設け、該ハーネスの一方端を開口部に
通して基材の発泡体側とは反対側に遊貫させ、該ハーネ
スの少なくとも一方の端末に他のハーネスとの接続がで
きるような接続端子を設けたインストルメントパネルに
ある。
の所定の位置に開口部を設け、該ハーネスの一方端を開
口部に通して基材の発泡体側とは反対側に遊貫させ、該
ハーネスの少なくとも一方の端末に他のハーネスとの接
続ができるような接続端子を設けたインストルメントパ
ネルとすることによって、前もって各種電装部品を事前
組み立てした後に接続端子によってインストルメントパ
ネル中に埋設されたハーネスと、各種電装部品のハーネ
スとを接続することができる。
本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施
例に係るインストルメントパネルの斜視図、図2は図1
のA−A断面図、図3は基材開口部の拡大図、図4は上
記開口部にハーネスを遊貫して設置した図で、図5はハ
ーネスを電装部品と接続した断面図である。
ル1は、基材5、ハーネス3、発泡体7及び表皮9より
なる。
の芯材をなすもので、ポリプロピレン、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニトリル
・スチレン共重合体、変性ポリフェニレンオキサイド、
スチレン無水マレイン酸共重合体等の樹脂を用いて射出
成形等により所定形状に成形したものが用いられる。好
ましくはサーモプラスチックオレフィン等の熱可塑性プ
ラスチックを用いる。
定位置には、ハーネス収容溝13が形成されている。こ
のハーネス収容溝13は、ハーネス3を正しい位置に収
容するためのもので、ノズルや計器類等のための開口部
を避けて設けられる。特に電線11の径が大きい場合に
は、ハーネス3部分でインストルメントパネル1の表面
が膨らむのを防ぐ作用もある。
に開口部17が設けられている。そして、該ハーネス3
を開口部17を通して貫通させ、該ハーネス3の少なく
とも一方の端末19がインストルメントパネル1の裏側
に配置するようになっている。そして、インストルメン
トパネル1の裏側にてハーネス3の少なくとも一方端1
9に接続端子21を設ける。そうすることによって、図
5に示したように電装部品23等を事前に組み立ててお
き後でハーネス3の接続端子21を電装部品23に接続
するだけでハーネス3の接続が完了し、インストルメン
トパネル1及びその周辺部品の組み立て工数を低減でき
る。
1の表面に緩衝性を付与するためのもので、塩化ビニー
ル、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱
可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー等に発泡剤を
添加することで発泡成形して発泡体7を得ることができ
る。この発泡体7は前記ハーネス3が配置された基材5
の表面で上記発泡原料等から発泡成形されたもので、そ
の発泡成形時に生じる発泡体の接着性によってハーネス
3及び基材5表面と接着している。
の表面を構成するもので、前記発泡体7表面に設けられ
ている。この表皮9は軟質塩化ビニル樹脂、塩化ビニー
ルとアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体
の合成樹脂、オレフィン系の熱可塑性プラスチックを用
いることができる。そして、真空成形やパウダースラッ
シュ成形等によってインストルメントパネル1の形状に
形成されている。
レンフィルム31等で被覆した電線11を並列に並べた
ものをポリ塩化ビニル樹脂等からなる熱融着テープ27
等で被覆しさらに各電線11を被覆した熱融着テープ間
にスリット29を設けることによってフレキシブル電線
の束として作製する。このようにして作製されたハーネ
スは、電線毎にスリットが設けられていることから、屈
曲性が良く曲面の基材にも沿わせることができる為、如
何なる形状の基材にも対応でき、さらにハーネスの屈曲
性が良くなることから組み立て作業の効率も上昇する。
1は、ハーネス3が内部に埋設されている為、インスト
ルメントパネル1の裏側がスッキリしている。従ってこ
のインストルメントパネル1が、車体に取り付けられて
使用される際には、ハーネス3がインストルメントパネ
ル1裏側の他の部品と干渉せず、それらの部品の配置を
妨げる恐れがない。さらに、あらかじめインストルメン
トパネル1内にハーネス3が埋設されている為、このイ
ンストルメントパネル1を車体に取り付けた後、インス
トルメントパネル1のハーネス3の接続端子21と、電
装機器側のハーネスとを接続するだけで良く、ハーネス
の配線作業が極めて簡略となる。加えて、このインスト
ルメントパネル1は、内部にハーネスが埋設されている
為、自動車走行時の振動によっても、インストルメント
パネル1の裏側の他の部品とハーネス3とが接触して不
快な音を発生する恐れがない。
形は、公知の一体発泡成形を用いて次のように行われ
る。まず、インストルメントパネル1の形状に応じたキ
ャビティを有する発泡成形型(図示せず)を用意し、そ
の下型型面に前記表皮9を配置し、他方発泡成形型の上
型型面には、前記ハーネス3が表面に配置された基材5
をそのハーネス側表面が下型側となるように保持する。
間に発泡原料を注入し、発泡させることにより、前記発
泡体7を基材5表面と表皮9裏面間に発泡成形する。そ
の後、成形品を脱型すれば、前記のインストルメントパ
ネル1が得られる。このようにして得られたインストル
メントパネル1は、前記発泡成形時における発泡体7の
接着性により、その発泡体7が基材5表面及びハーネス
3を確実に保持する。
ントパネルについて説明したが、この発明はそれらに限
られるものではなく、基材表面に発泡体を有し、その裏
側に従来ハーネスが配設されていた自動車内装材全般に
適用され、ドアトリムやアームレストにも好適なもので
ある。
いて基材の発泡体側表面にフレキシブル電線の束とした
ハーネスを収容するハーネス収容溝が形成され、ハーネ
スの表面に発泡液を充填し成形することによって基材と
発泡体との間に該ハーネスを埋設することによって、イ
ンストルメントパネル内にハーネスのスペースが確保で
き、さらにインストルメントパネル内では、ハーネスの
保護プロテクタやブラケット、クリップ等の固定用部品
が不要となる効果が有る。さらに、ハーネスをフレキシ
ブル電線の束とすることによって、曲面の基材にも沿わ
せることができる為、如何なる形状の基材にも対応で
き、さらにハーネスの屈曲性が良くなることから組み立
て作業の効率も上昇するという効果も有る。
の位置に開口部を設け、該ハーネスの一方端を開口部に
通して基材の発泡体側とは反対側に遊貫させ、該ハーネ
スの少なくとも一方端に他のハーネスとの接続ができる
ような接続端子を設けたインストルメントパネルとする
ことによって、前もって各種電装部品を事前組み立てし
た後に接続端子によってインストルメントパネル中に埋
設されたハーネスと、各種電装部品のハーネスとを接続
することができるという効果が有る。
ルの斜視図である。
である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 基材とその表面に発泡体を、さらにその
上に表皮を積層したインストルメントパネルにおいて、
基材の発泡体側表面にフレキシブル電線の束としたハー
ネスを収容するハーネス収容溝が形成され、ハーネスの
表面に発泡液を充填し成形後発泡体とすることによって
基材と発泡体との間に該ハーネスを埋設することを特徴
とするインストルメントパネル。 - 【請求項2】 上記基材の所定の位置に開口部を設け、
該ハーネスの一方端を開口部に通して基材の発泡体側と
は反対側に遊貫させ、該ハーネスの少なくとも一方の端
末に他のハーネスとの接続ができるような接続端子を設
けた請求項1に記載のインストルメントパネル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP27456799A JP2001088578A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | インストルメントパネル |
Publications (1)
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ID=17543545
Family Applications (1)
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JP27456799A Pending JP2001088578A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | インストルメントパネル |
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Country | Link |
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-
1999
- 1999-09-28 JP JP27456799A patent/JP2001088578A/ja active Pending
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