JP3235421B2 - 防音グロメット - Google Patents
防音グロメットInfo
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Description
電気配線をパネル等の構造体に貫通保持させると共に貫
通部を通じて音の伝播を防止するために用いる遮音性の
高い防音グロメットに関する。
ジンルームやホイールハウスなどから騒音が発生する
が、この他車外で発生する音なども車室内に侵入しない
ように防音することが自動車の快適性の追求から要望さ
れている。しかし、電気配線の必要から車室の壁面に孔
をあけて電線等を貫通させると、これらの孔を通じて騒
音が侵入するので、電線等を貫通させる部分に取付けら
れるグロメットに対して防音機能を付与することが提案
されている。
は、図4に示すような、グロメットGが開示されてい
る。グロメットGは、パネル孔に取り付ける鍔状部aの
内側を貫通する筒状部bが設けられており、鍔状部aと
筒状部bとの間に防音材料cを充填する中空部dが形成
されている。この防音材料cは、図5に示すように、一
部に拡開可能な切断部eを有する環状体として予め形成
されたものを充填するようにしている。
独立して設けているため、筒状部bに電線が挿通されて
いるか否かに拘わらず中空部dに容易に防音材料cを充
填することができ、また、防音材料cの充填後に電線を
挿通することも容易であるから作業性が良好であるなど
の利点がある。
されているため、挿通する電線束の径が筒状部bの径よ
り細い場合は、隙間が生じて遮音効果が激減する。隙間
の発生を解消するためには、電線束の径に合わせて、筒
状部bの径の異なる多種類のグロメットを用意しなけれ
ばならず、その製造のため多数の金型や部品管理が必要
となるなどの問題点を有している。
点に着目してなされたもので、挿通する電線束の径に大
小の相違があっても優れた遮音効果を維持することので
きる防音グロメットを提供することを課題とする。
め、本発明は、軟質弾性材を漏斗状に形成したグロメッ
ト基体内に遮音材を充填して成る防音グロメットであっ
て、前記遮音材が、中心部に電線挿入孔を開口すると共
に該電線挿入孔から外方に向けて複数の切込みを放射状
に刻設した弾性遮音体と、該弾性遮音体の電線挿入孔よ
り大径の電線挿通孔を有する環状遮音板とからなり、該
弾性遮音体の端面に該環状遮音板を添着して該電線挿入
孔および電線挿通孔に電線を挿通するようにしたことを
特徴とする。
切断部が形成されていることが好ましい(請求項2)。
弾性遮音体の端面に環状遮音板が一体に接合されている
ことが好適である(請求項3)。弾性遮音体は、多数の
微細な空洞を有する発泡弾性材から形成された弾性遮音
体であることが有効である(請求項4)。
挿入孔から外方に向けて複数の放射状の切込みを有する
弾性遮音体を用いているため、電線挿入孔の径を容易に
伸縮させることができる。したがって、挿通する電線束
の径に相違があっても弾性遮音体を電線束に密着させる
ことが可能となり、電線束と弾性遮音体との間に隙間が
生じないので良好な遮音効果が維持される。また、環状
遮音板により遮音が図られると共に弾性遮音体が支持さ
れるため、機械的強度が向上する。
面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例に係わ
る防音グロメットAを分離して示した斜視図である。防
音グロメットAは、漏斗状に形成されたグロメット基体
1内に遮音材2を充填して成る。
の成形加工により変形自在に形成され、中心部に電線を
挿通する筒状部3を有し、筒状部3から漏斗状に拡開し
た鍔状部4を備えている。鍔状部4の周縁外側にはパネ
ル等の構造体に取り付けるための装着溝5(図2参照)
が周設され、周縁内側には、充填した遮音材2を係止す
るための係止突部6が設けられている。
泡弾性材から形成された円柱状の弾性遮音体7と、合成
樹脂製の薄板で形成された環状遮音板8とから成る。弾
性遮音体7には、中心部に電線挿入孔9が設けられ、電
線挿入孔9の内壁9aから外周壁7aに向けて複数の切
込み10が放射状に刻設されている。電線挿入孔9から
弾性遮音体7の外周壁7aにかけて拡開可能な切断部1
1が形成されている。
の電線挿入孔9より大径の電線挿通孔12が形成され、
電線挿通孔12から周縁8aに向けて拡開可能な切断部
13が設けられている。
の切断部11とを一致させて弾性遮音体7の端面7b
に、環状遮音板8を接着剤により接合することにより一
体化した遮音材2が形成される。グロメット基体1の鍔
状部4の係止突部6を拡げて鍔状部4内に環状遮音板8
を外側に向けた状態で遮音材2を充填することにより、
防音グロメットAが形成される。
は、図2に示すように、グロメット基体1の筒状部3に
電線束W1 を挿通すると共に、弾性遮音体7の切断部1
1および環状遮音板8の切断部13を開いて電線束W1
を電線挿入孔9および電線挿通孔12に挿入する。環状
遮音板8の電線挿通孔12は、図3に示すような、比較
的大径の電線束W2 に合わせて設定されているので、電
線挿通孔12と電線束W 1 との間に隙間Sが生じるが、
弾性遮音体7と電線束W1 との間は密着しているため、
遮音効果が減殺されることはない。
ときは、図3に示すように、グロメット基体1の筒状部
3と共に、弾性遮音体7の電線挿入孔9が拡開するた
め、電線束W2 の挿入および、遮音効果に支障を来すこ
とがない。したがって、上記の防音グロメットAは、弾
性遮音体7の電線挿入孔9の径より小径でなく、環状遮
音板8の電線挿通孔12の径より大径でない電線束であ
れば、電線束と弾性遮音体7とが密着するため、径に差
異のある電線束を挿通しても良好な遮音効果が得られ
る。
音材に、複数の放射状の切込みを有する弾性遮音体を用
いているため、電線挿入孔の径を容易に伸縮させること
ができ、挿通する電線束の径に相違があっても弾性遮音
体と電線束とを密着させることが可能となり、電線束と
弾性遮音体との間に隙間が生じないので優れた遮音効果
が維持される。また、環状遮音板により遮音が図られる
と共に弾性遮音体が支持されるため、機械的強度が高く
耐久性も向上するなどの利点がある。
して示した斜視図である。
挿通した状態を示す縦断面図である。
挿通した状態を示す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 軟質弾性材を漏斗状に形成したグロメッ
ト基体内に遮音材を充填して成る防音グロメットであっ
て、 前記遮音材が、中心部に電線挿入孔を開口すると共に該
電線挿入孔から外方に向けて複数の切込みを放射状に刻
設した弾性遮音体と、該弾性遮音体の電線挿入孔より大
径の電線挿通孔を有する環状遮音板とからなり、該弾性
遮音体の端面に該環状遮音板を添着して該電線挿入孔お
よび電線挿通孔に電線を挿通するようにしたことを特徴
とする防音グロメット。 - 【請求項2】 弾性遮音体および環状遮音板に拡開可能
な切断部が形成されている請求項1記載の防音グロメッ
ト。 - 【請求項3】 弾性遮音体の端面に環状遮音板が一体に
接合されている請求項1または請求項2記載の防音グロ
メット。 - 【請求項4】 弾性遮音体が、多数の微細な空洞を有す
る発泡弾性材から形成された弾性遮音体である請求項
1、請求項2または請求項3記載の防音グロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20553995A JP3235421B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 防音グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20553995A JP3235421B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 防音グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0955138A JPH0955138A (ja) | 1997-02-25 |
JP3235421B2 true JP3235421B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16508574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20553995A Expired - Fee Related JP3235421B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 防音グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235421B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6049153A (en) * | 1996-02-23 | 2000-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Motor |
JP5353724B2 (ja) * | 2010-01-19 | 2013-11-27 | 住友電装株式会社 | サイレンサー付きグロメット |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20553995A patent/JP3235421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0955138A (ja) | 1997-02-25 |
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