JP3456463B2 - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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Description
けて車体パネルの貫通穴に装着するグロメットに関する
ものである。
ルーム等の室外から車室内へとワイヤハーネスを配索す
る場合、図7(A)(B)に示すように、ワイヤハーネ
スW/Hにゴムあるいはエラストマー製のグロメット1
を外嵌している。このグロメット1を取り付けたワイヤ
ハーネスW/Hを、室外(X)と車室(Y)とを仕切る
車体パネル2の貫通穴3に通して、上記グロメット1を
貫通穴3の周縁に装着して、エンジンルーム側から車室
へ貫通孔3を通して水や埃等が浸入することを防止する
防水性、防塵性を持たせている。
へ、ワイヤハーネス貫通部を通して伝わる騒音(異音)
を低減することが求められており、そのため、実開昭6
3−20590号等において図8に示す遮音グロメット
1’が提供されている。該遮音グロメット1’は内筒5
と外筒6との二重管構造とし、その間に空気溜め部7を
設けて、室外からグロメット1’内に伝わる騒音を空気
溜め部7で吸音して、遮音性を持たせている。
1’においては、内筒5と外筒6とは小径筒部側でテー
プ8を巻き付けて固着して、空気溜め部7を密閉化して
いるが、グロメット1’を車体パネルの貫通穴に装着す
る時、シール性を高める観点からグロメット1’は貫通
穴に無理入れ挿入され、其の際に、テープ8が外れる場
合が生じる。特に、図9に示すように、内筒5’が外筒
6’よりも外方に突出している場合には、内筒5’を持
って引っ張ると、外筒6’との間のテープ8が外れ易く
なる。このように、テープ8が外れると外筒6’が変形
して、貫通穴との密着性が悪くなり、シール性が劣るこ
とになると共に、外筒6’と内筒5’とが離れて、空気
溜め部7が密閉されず、遮音性能も低下する問題があ
る。
ので、外筒と内筒とがテープ巻き固着される部分におい
て、テープが外れないようにして、外筒の形状を正規形
状に保持すると共に、空気溜め部の密閉性を保持して遮
音性能を維持することを課題としている。
め、本発明は、自動車用ワイヤハーネスに外装して車体
パネルの貫通穴に挿入係止するゴムまたはエラストマー
で一体成形した遮音性を有するグロメットであって、同
一径の円筒状の内筒と、小径筒部と拡径筒部と大径部と
からなり、大径部の外周面に車体係止用凹部を備えた外
筒とからなる二重管構造で、上記外筒の大径開口側の内
周面と内筒の外周面を連結した閉鎖壁部を有すると共
に、外筒の小径開口側先端より内筒が外方に延在して、
該外筒の小径筒部から突出した内筒の外周面にかけてテ
ープ巻きを施して閉鎖して、上記閉鎖壁部と内筒外周面
および外筒内周面の間に遮音用空気溜め部を設けてお
り、上記テープ巻きで密着される外筒の小径筒部の内周
面あるいは内筒外周面のいずれか一方に間隔をあけて形
成した凸部と、これら凸部の間に嵌合する凸部をいずれ
か他方に形成し、互いに嵌合させて位置決め保持する構
成としていることを特徴とするグロメットを提供してい
る。
と内筒とを一方の凸部間に他方の凸部を嵌合しておく
と、位置ずれが発生せず、その結果、テープが外れるこ
とが防止でき、外筒の変形や空気溜め部が開いて密閉性
が阻害されることを防止でき、遮音性能を確実に維持す
ることができる。
は内筒のいずれか一方に設けた開口と、いずれか他方に
設けた凸部とから形成してもよい。特に、アリ溝状に嵌
合すると、位置ずれが発生しにくくなる。
参照して説明する。図1乃至図3は第1実施形態を示
し、グロメット10はゴムまたはエラストマーからな
り、同一径の円筒状の内筒11と、外筒12とからなる
二重管構造である。外筒12は、小径筒部13、拡径筒
部14、大径部15とからなり、大径部15の外周面に
車体係止用凹部16を備えている。また、外筒12の大
径開口側の内周面と内筒11の外周面を円環形状の閉鎖
壁部17で連結している。
筒11とは平行としていると共に、外筒12の開口先端
より内筒11を外方に突出させている。上記平行となる
外筒12の小径筒部13と内筒11とはテープ20で巻
き付けて密着固定する部分であり、この部分には、図3
に拡大して示すように、外筒12の小径筒部13の内周
面より間隔をあけて2つの凸部18A、18Bを環状に
突出させる一方、対向する内筒11の外周面に上記凸部
18Aと18Bの間に形成される凹部に嵌合する凸部1
9を環状に突設している。
18Bとの間に内筒11の凸部19を嵌合すると、外筒
12と内筒11とは位置決めされて密着する。この状態
で、その外周をテープ20を巻き付けて固着して、外筒
12と内筒11との小径側の開口を閉鎖する。この状態
で、外筒12の内周面と、内筒11の外周面と上記閉鎖
壁部17とで密閉された空気溜め部25が形成される。
穴に無理入れした時および、内筒11の突出部を引っ張
っても、テープ20で固着した部分では内筒11と外筒
12とは位置ずれすることがなく、その結果、テープ2
0も剥がれることがない。よって、従来のグロメットで
発生していたテープの剥がれによる外筒の変形や、空気
溜め部25からの空気漏れを無くすことができ、シール
性および遮音性の低下を防止することができる。
12および内筒11に設ける凸部18A、18B、19
を逆台形状としてアリ溝嵌合して、より確実に位置ずれ
を防止している。
部19A、19Bを設ける一方、外筒12には凸部19
Aと19Bとが密嵌する開口30A、30Bを設けてい
る。外筒12に開口30A、30Bを設けても、テープ
20で密閉されるために、防水性を損なうことはない。
なお、開口を内筒側に設け、凸部を外筒側に設けてもよ
い。
凸部18A’、18B’を設ける一方、内筒11には凹
部31A、31Bを設けており、凹部に凸部をアリミゾ
嵌合している。
に係わるグロメットでは、遮音用の空気溜め部を設ける
ためにテープ巻き固着する外筒先端部と内筒との間に互
いに嵌合する凹凸を設けているため、グロメットの貫通
穴への装着時に、テープ巻き固着部に応力が生じても、
外筒と内筒とに位置ずれが発生して、テープが剥がれる
ことを防止できる。
止して遮音性能を高めることが出来ると共に、外筒の変
形を防止でき、該外筒に設けた車体係止部を貫通穴の周
縁に密着させてグロメットのシール性も高めることがで
きる。
である。
である。
ある。
ある。
は車体取付状態を示す概略図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車用ワイヤハーネスに外装して車体
パネルの貫通穴に挿入係止するゴムまたはエラストマー
で一体成形した遮音性を有するグロメットであって、 同一径の円筒状の内筒と、 小径筒部と拡径筒部と大径部とからなり、大径部の外周
面に車体係止用凹部を備えた外筒とからなる二重管構造
で、 上記外筒の大径開口側の内周面と内筒の外周面を連結し
た閉鎖壁部を有すると共に、外筒の小径開口側先端より
内筒が外方に延在して、該外筒の小径筒部から突出した
内筒の外周面にかけてテープ巻きを施して閉鎖して、上
記閉鎖壁部と内筒外周面および外筒内周面の間に遮音用
空気溜め部を設けており、 上記テープ巻きで密着される外筒の小径筒部の内周面あ
るいは内筒外周面のいずれか一方に間隔をあけて形成し
た凸部と、これら凸部の間に嵌合する凸部をいずれか他
方に形成し、互いに嵌合させて位置決め保持する構成と
していることを特徴とするグロメット。 - 【請求項2】 自動車用ワイヤハーネスに外装して車体
パネルの貫通穴に挿入係止するゴムまたはエラストマー
で一体成形した遮音性を有するグロメットであって、 同一径の円筒状の内筒と、 小径筒部と拡径筒部と大径部とからなり、大径部の外周
面に車体係止用凹部を備えた外筒とからなる二重管構造
で、 上記外筒の大径開口側の内周面と内筒の外周面を連結し
た閉鎖壁部を有すると共に、外筒の小径開口側先端より
内筒が外方に延在して、該外筒の小径筒部から突出した
内筒の外周面にかけてテープ巻きを施して閉鎖して、上
記閉鎖壁部と内筒外周面および外筒内周面の間に遮音用
空気溜め部を設けており、 上記テープ巻きで密着される上記外筒の小径筒部と内筒
とのいずれか一方に設けた開口に、いずれか他方に設け
た凸部を嵌合させて位置決め保持する構成としているこ
とを特徴とする グロメット。
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