JP5640711B2 - グロメット - Google Patents
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Description
前記傘状遮音フランジの外周部分を反転させて前記拡径筒部内に挿入して前記係止突起の裏面側に押し込んで係止し、前記拡径筒部の開口を前記傘状遮音フランジで閉鎖して密閉遮音空間を形成できるものとしているグロメットを提供している。
よって、前記特許文献1のようにワイヤハーネスと共にグロメットを引っ張って遮音壁を変形させて遮音空間を形成する必要はなく、車体係止凹部が貫通穴の周縁から位置ずれしたり、外れたりする恐れがなく、グロメットの防水性能の信頼性を保持しながら遮音性能を高めることができる。
前記拡径部の軸線方向の一端側に大径端面部を設け、該大径端面部の中央から一方側の前記小径筒部を突出させ、該小径筒部の外周面から傘状遮音フランジを前記テープ巻きする部分を囲んで突出させ、かつ、前記大径端面部の外周縁に断面逆L字形の係止突起を環状に突設し、該係止突起の先端を内方へ突出させて係止面とし、
前記傘状遮音フランジの外周部を反転させ、該傘状遮音フランジの先端を前記係止突起の係止面の裏面側に押し込んで係止して該傘状遮音フランジと前記大径端面部とで囲まれた密閉遮音空間を形成できるものとしているグロメットを提供している。
よって、グロメットを車体パネルの貫通穴に装着する前に、傘状遮音フランジが反転されて遮音空間を形成しているか否かを検査することができる。
図1乃至図3に第1実施形態のグロメットを示す。
グロメット1はゴムあるいはエラストマーからなる成形体であり、本実施形態ではEPDMからなるエラストマーで成形している。
該傘状遮音フランジ5の外径は、傘状遮音フランジ5の外周を反転させると、先端大径部3aの内周部に接触し、さらに、押し込んで前記係止突起7を乗り越えさせると、押し込み解除後も係止突起7に係止され、傘状遮音フランジ5の外周端縁が拡径筒部3の内周面3iに密着するように設定している。
これにより傘状遮音フランジ5と拡径筒部の内周面に囲まれて密閉された密閉遮音空間10が形成される。
エンジンルーム(X)の騒音はグロメット1の拡径筒部3から密閉遮音空間10を経て車室(Y)へと伝わることになる。
密閉遮音空間10を設けていることで、伝達する音の減衰率を高めることができ、車室(Y)へ伝わる騒音を大幅に低減できる。
第1変形例では、傘状遮音フランジ5の径方向の中間位置に環状の第2薄肉部11を設け、該第2薄肉部11を傘状遮音フランジ5の屈曲支点としている。
他の構成は第1実施形態のグロメットと同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
この場合、反転させて係止突起7に係止した傘状遮音フランジ5が係止突起7から外れる恐れがある。
しかしながら、傘状遮音フランジ5を反転して係止突起7と係止した状態で、図4(B)に示すように、第2薄肉部11を支点としてV形状に屈曲させておくと、図4(C)に示すように、ワイヤハーネスW/Hが湾曲されても傘状遮音フランジ5のV字屈曲が開くだけで、傘状遮音フランジ5の外周が係止突起7から外れるのを防ぐことができる。
図5(A)に示す第2変形例では、拡径筒部3の内周面3iに突設する係止突起7に凹部7aを設けた形状としている。これにより、傘状遮音フランジ5の反転させた外周縁5dを係止突起7の凹部7aに挿入する構成とすると、傘状遮音フランジ5を反転位置に保持でき密閉遮音空間10の密閉状態を確実に保持できる。
他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
該グロメット20は、ワイヤハーネスを密着して挿通させる小径筒部22の軸線方向の中央部を膨らませて拡径部23を設けている。言い換えると、拡径部23の軸線方向両端にワイヤハーネスW/HにテープTを巻き付けて固着する小径筒部を設けた形状としている。前記拡径部23の軸線方向の一端側に厚肉部23aを設け、その外周面に環状の車体係止凹部24を設けると共に、厚肉部23aの先端を大径端面部23cとしている。
前記一端側小径筒部22aの外周面から傘状遮音フランジ25を突設している。また、大径端面部23cの外周部に図示のように断面逆L字形状の係止突起26を環状に突設し、先端の内方突出部の内面を係止面としている。
第3実施形態のグロメット20−2は第2実施形態のグロメット20と同様に、傘状遮音フランジ25の外周部分を反転させて、大径端面部23cの外周に設けた係止突起26に係止し、これにより、傘状遮音フランジ25と大径端面部23cで囲まれた密閉遮音空間10を形成している。
第2実施形態と第3実施形態の相違点は、傘状遮音フランジ25を一端側小径筒部22aから突出させず、該一端側小径筒部22aの外周で且つ大径端面部23cから突出させ、ワイヤハーネスを密着して挿通する小径筒部から反転させる傘状遮音フランジを突設していない点である。
さらに、小径筒部22を挿通する部分のワイヤハーネスW/Hに線間止水剤30を充填した場合に、小径筒部22に傘状遮音フランジ25を反転させる時に負荷をかけないため、小径筒部22の内周面とワイヤハーネスとの間に隙間を発生させない利点がある。
2 小径筒部
3 拡径筒部
4 車体係止凹部
5 傘状遮音フランジ
6 第1薄肉部
7 係止突起
10 密閉遮音空間
W/H ワイヤハーネス
P 車体パネル
H 貫通穴
Claims (3)
- ワイヤハーネスを密着して挿通させると共に該ワイヤハーネスに軸線方向の両端部分をテープ巻きする小径筒部と、該小径筒部の軸線方向の一方側の外周面より他方側に向けて突設する先端開口の拡径筒部と、該拡径筒部の外周面に環状に設けた車体係止凹部と、前記小径筒部の軸線方向の他方側の外周面より前記テープ巻きする部分を囲んで突設する傘状遮音フランジと、前記拡径筒部の内周面に環状に突設した係止突起を備え、該傘状遮音フランジの根元部分に第1薄肉部を設けて反転時の支点とし、
前記傘状遮音フランジの外周部分を反転させて前記拡径筒部内に挿入して前記係止突起の裏面側に押し込んで係止し、前記拡径筒部の開口を前記傘状遮音フランジで閉鎖して密閉遮音空間を形成できるものとしているグロメット。 - ワイヤハーネスを密着して挿通させると共に該ワイヤハーネスに軸線方向の両端部分をテープ巻きする小径筒部と、該小径筒部の軸線方向の中央部に設けた拡径部と、該拡径部の外周面に環状に設けた車体係止凹部を備え、
前記拡径部の軸線方向の一端側に大径端面部を設け、該大径端面部の中央から一方側の前記小径筒部を突出させ、該小径筒部の外周面から傘状遮音フランジを前記テープ巻きする部分を囲んで突出させ、かつ、前記大径端面部の外周縁に断面逆L字形の係止突起を環状に突設し、該係止突起の先端を内方へ突出させて係止面とし、
前記傘状遮音フランジの外周部を反転させ、該傘状遮音フランジの先端を前記係止突起の係止面の裏面側に押し込んで係止して該傘状遮音フランジと前記大径端面部とで囲まれた密閉遮音空間を形成できるものとしているグロメット。 - 前記傘状遮音フランジの径方向の中間位置に環状の第2薄肉部を設け、該第2薄肉部を傘状遮音フランジの屈曲支点としている請求項1または請求項2に記載のグロメット。
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