JP2001018628A - ワイヤーハーネスの配索路を備えた車両用空調ダクト - Google Patents
ワイヤーハーネスの配索路を備えた車両用空調ダクトInfo
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- JP2001018628A JP2001018628A JP11188948A JP18894899A JP2001018628A JP 2001018628 A JP2001018628 A JP 2001018628A JP 11188948 A JP11188948 A JP 11188948A JP 18894899 A JP18894899 A JP 18894899A JP 2001018628 A JP2001018628 A JP 2001018628A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空調ダクトの長手方向に沿ってワイヤーハー
ネスを容易に配索せしめることができると共にその配索
されたワイヤーハーネスと空調ダクト間でガタ付きを生
じることなく、安定的に配索維持せしめることができる
ようにする。 【解決手段】 車両用空調ダクト21の外側壁面21B
に、該車両用空調ダクトの長手方向に沿って延び、かつ
互いに平行である2条一対の係止溝22又は突条24を
形成し、また上記2条の係止溝22又は突条24に係止
される突条24又は係止溝22を両側辺縁に沿って形成
した樋形状のプロテクタ23を、上記車両用空調ダクト
の外側壁面に対し着脱可能に被着せしめ、さらに上記プ
ロテクタ23の内側面又は該プロテクタ23内側面に対
応する車両用空調ダクト21の外側面のいずれか一方
に、プロテクタ23内に収納されたワイヤーハーネス2
6の揺動を抑制するワイヤーハーネス加圧部材25を突
設せしめた。
ネスを容易に配索せしめることができると共にその配索
されたワイヤーハーネスと空調ダクト間でガタ付きを生
じることなく、安定的に配索維持せしめることができる
ようにする。 【解決手段】 車両用空調ダクト21の外側壁面21B
に、該車両用空調ダクトの長手方向に沿って延び、かつ
互いに平行である2条一対の係止溝22又は突条24を
形成し、また上記2条の係止溝22又は突条24に係止
される突条24又は係止溝22を両側辺縁に沿って形成
した樋形状のプロテクタ23を、上記車両用空調ダクト
の外側壁面に対し着脱可能に被着せしめ、さらに上記プ
ロテクタ23の内側面又は該プロテクタ23内側面に対
応する車両用空調ダクト21の外側面のいずれか一方
に、プロテクタ23内に収納されたワイヤーハーネス2
6の揺動を抑制するワイヤーハーネス加圧部材25を突
設せしめた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
の配索路を備えた車両用空調ダクトであって、特に空調
ダクトの長手方向に沿ってワイヤーハーネスを容易に配
索せしめることができると共に、その配索されたワイヤ
ーハーネスと空調ダクト間でガタ付きを生じることな
く、安定的に配索維持せしめることができるワイヤーハ
ーネス配索路を具備せしめた車両用空調ダクトに関する
ものである。
の配索路を備えた車両用空調ダクトであって、特に空調
ダクトの長手方向に沿ってワイヤーハーネスを容易に配
索せしめることができると共に、その配索されたワイヤ
ーハーネスと空調ダクト間でガタ付きを生じることな
く、安定的に配索維持せしめることができるワイヤーハ
ーネス配索路を具備せしめた車両用空調ダクトに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に設備されるパワーウインド、エ
アコン、オーディオ等の車載電気機器を駆動せしめるた
めの電気回路及びこれらの車載電気機器を駆動制御せし
めるための制御回路として使用されるワイヤーハーネス
は、自動車の車室内に設備されているインストルメント
パネルの裏側で集中して配索されている。
アコン、オーディオ等の車載電気機器を駆動せしめるた
めの電気回路及びこれらの車載電気機器を駆動制御せし
めるための制御回路として使用されるワイヤーハーネス
は、自動車の車室内に設備されているインストルメント
パネルの裏側で集中して配索されている。
【0003】かかる車載用ワイヤーハーネスは、各種電
気機器の増設及びそれら電気機器制御の多様化に伴な
い、使用電線本数が増大し、またその配索経路も複雑化
されていることから上記ワイヤーハーネスを、インスト
ルメントパネル裏側の限られた小スペース内で他部品と
の干渉を避けながらインストルメントパネルの横幅方向
略全長に亘って配索し、かつ車体へ固定しなければなら
ない。
気機器の増設及びそれら電気機器制御の多様化に伴な
い、使用電線本数が増大し、またその配索経路も複雑化
されていることから上記ワイヤーハーネスを、インスト
ルメントパネル裏側の限られた小スペース内で他部品と
の干渉を避けながらインストルメントパネルの横幅方向
略全長に亘って配索し、かつ車体へ固定しなければなら
ない。
【0004】このために、従来のワイヤーハーネスの配
索作業時にあってはそのワイヤーハーネスがインストル
メントパネルの裏側において、他部品と干渉しないよう
に蛇行させたり迂回をさせる必要が生じ、これが原因で
使用電線の長さが長くなり、該ワイヤーハーネスの重量
増加及びコスト高となっている。またワイヤーハーネス
の長さが長くなることで、そのワイヤーハーネスを車体
に配索固定するために使用される取付ブラケット等の取
付部品の使用数も増大し、経済性が損なわれることは当
然のことながら、ワイヤーハーネスの車体への取付作業
性にも欠けるものがあった。
索作業時にあってはそのワイヤーハーネスがインストル
メントパネルの裏側において、他部品と干渉しないよう
に蛇行させたり迂回をさせる必要が生じ、これが原因で
使用電線の長さが長くなり、該ワイヤーハーネスの重量
増加及びコスト高となっている。またワイヤーハーネス
の長さが長くなることで、そのワイヤーハーネスを車体
に配索固定するために使用される取付ブラケット等の取
付部品の使用数も増大し、経済性が損なわれることは当
然のことながら、ワイヤーハーネスの車体への取付作業
性にも欠けるものがあった。
【0005】そこで上記欠点を補うために開発されてい
る従来のワイヤーハーネス配索構造として、インストル
メントパネルの裏側で、その横幅方向略全長に亘って設
備される車両用空調ダクトの平面的(直線的)な外側面
に沿ってワイヤーハーネスを配索することができるよう
にして、そのワイヤーハーネスの少なくとも主幹部を直
線的な形状に整形維持させ、これによりワイヤーハーネ
スの長さが長くなることを抑制し、ひいては該ワイヤー
ハーネスの経済性を高めると共に、ワイヤーハーネスの
取付作業性を高めることができるハーネス取付具を備え
た車両用空調ダクトの提案がなされている。
る従来のワイヤーハーネス配索構造として、インストル
メントパネルの裏側で、その横幅方向略全長に亘って設
備される車両用空調ダクトの平面的(直線的)な外側面
に沿ってワイヤーハーネスを配索することができるよう
にして、そのワイヤーハーネスの少なくとも主幹部を直
線的な形状に整形維持させ、これによりワイヤーハーネ
スの長さが長くなることを抑制し、ひいては該ワイヤー
ハーネスの経済性を高めると共に、ワイヤーハーネスの
取付作業性を高めることができるハーネス取付具を備え
た車両用空調ダクトの提案がなされている。
【0006】上記ハーネス取付具を備えた車両用空調ダ
クトの公知例としては、例えば実開平3−15209号
公報、実開平3−26606号公報及び実開平3−26
607号公報で開示されているものがある。これらの公
知例は、図4(イ)、(ロ)、(ハ)で示すように、ブ
ロー成形により形成された略角形状の車両用空調ダクト
において、そのダクト本体1の外側長手方向に形成され
たパーティングライン2に沿って、薄肉ヒンジ3を介し
て直角に一体に形成された折曲自在で且つ可撓性のある
バンド4を備え、さらに該バンドの先端部に係止爪5又
は係止孔6を形成すると共にダクト本体1には上記係止
爪5又は係止孔6が係止される係止孔7又は係止突起8
が形成されていて、いずれの公知例においてもダクト本
体1の外側面でその長手方向に沿って配索したワイヤー
ハーネス9を、そのダクト本体1外側面とバンド4との
間で挟持される構造となっている。
クトの公知例としては、例えば実開平3−15209号
公報、実開平3−26606号公報及び実開平3−26
607号公報で開示されているものがある。これらの公
知例は、図4(イ)、(ロ)、(ハ)で示すように、ブ
ロー成形により形成された略角形状の車両用空調ダクト
において、そのダクト本体1の外側長手方向に形成され
たパーティングライン2に沿って、薄肉ヒンジ3を介し
て直角に一体に形成された折曲自在で且つ可撓性のある
バンド4を備え、さらに該バンドの先端部に係止爪5又
は係止孔6を形成すると共にダクト本体1には上記係止
爪5又は係止孔6が係止される係止孔7又は係止突起8
が形成されていて、いずれの公知例においてもダクト本
体1の外側面でその長手方向に沿って配索したワイヤー
ハーネス9を、そのダクト本体1外側面とバンド4との
間で挟持される構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような公知例で
は、そのいずれもがダクト本体1の外側面に沿ってワイ
ヤーハーネス9を配索する構造であって、ダクト本体1
の外側面でバンド4等を介して支持されているワイヤー
ハーネス9の大部分は露出されている。従ってダクト本
体1の外側面で支持されるワイヤーハーネス9には、該
ワイヤーハーネスがばらけて、他の設備部材と接触した
り、干渉したりして各電線の損傷等を防ぐために多数本
の電線を束ねてなるワイヤーハーネスの周囲をテーピン
グする必要がある。
は、そのいずれもがダクト本体1の外側面に沿ってワイ
ヤーハーネス9を配索する構造であって、ダクト本体1
の外側面でバンド4等を介して支持されているワイヤー
ハーネス9の大部分は露出されている。従ってダクト本
体1の外側面で支持されるワイヤーハーネス9には、該
ワイヤーハーネスがばらけて、他の設備部材と接触した
り、干渉したりして各電線の損傷等を防ぐために多数本
の電線を束ねてなるワイヤーハーネスの周囲をテーピン
グする必要がある。
【0008】またダクト本体1の外側面に沿って配索す
るワイヤーハーネス9は、多数のバンド4を用いて位置
決めする必要があり、このために上記多数のバンド4を
係止操作するワイヤーハーネス9の取付作業に手間がか
かる。
るワイヤーハーネス9は、多数のバンド4を用いて位置
決めする必要があり、このために上記多数のバンド4を
係止操作するワイヤーハーネス9の取付作業に手間がか
かる。
【0009】また図4(イ)で示す公知例では、ダクト
本体1の側面にハーネス嵌合溝10を予め形成して、該
ワイヤーハーネス9をこのハーネス嵌合溝10内に収め
るようにしており、また公知例の図4(ロ)、(ハ)で
示す公知例では、バンド4にハーネス保持用の湾曲部1
1を予め形成して、その湾曲部11内にワイヤーハーネ
ス9を収めるようにしていることから、配索すべきワイ
ヤーハーネスが予め形成されている上記ハーネス嵌合溝
10及び湾曲部11からはみ出るような集束外径(太
さ)のワイヤーハーネスの場合には、上記バンドによる
ワイヤーハーネスの挟持が困難となり、ワイヤーハーネ
ス挟持の確実性が失われるといった問題点があった。
本体1の側面にハーネス嵌合溝10を予め形成して、該
ワイヤーハーネス9をこのハーネス嵌合溝10内に収め
るようにしており、また公知例の図4(ロ)、(ハ)で
示す公知例では、バンド4にハーネス保持用の湾曲部1
1を予め形成して、その湾曲部11内にワイヤーハーネ
ス9を収めるようにしていることから、配索すべきワイ
ヤーハーネスが予め形成されている上記ハーネス嵌合溝
10及び湾曲部11からはみ出るような集束外径(太
さ)のワイヤーハーネスの場合には、上記バンドによる
ワイヤーハーネスの挟持が困難となり、ワイヤーハーネ
ス挟持の確実性が失われるといった問題点があった。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点に着目して
なされたもので、インストルメントパネルの裏側で取付
け使用される空調ダクトの外側壁面の長手方向に沿って
樋形状に形成されているプロテクタを着脱可能に嵌合せ
しめる構造となして、空調ダクトの外側面に沿って配索
すべきワイヤーハーネスをプロテクタの内部に案内させ
るようにして、空調ダクトに沿って配索されるワイヤー
ハーネスの保護を確保すると共に配索形態を安定維持せ
しめ、さらにはそのワイヤーハーネスの配索作業性を高
めることができる車両用空調ダクトの提供を目的とす
る。
なされたもので、インストルメントパネルの裏側で取付
け使用される空調ダクトの外側壁面の長手方向に沿って
樋形状に形成されているプロテクタを着脱可能に嵌合せ
しめる構造となして、空調ダクトの外側面に沿って配索
すべきワイヤーハーネスをプロテクタの内部に案内させ
るようにして、空調ダクトに沿って配索されるワイヤー
ハーネスの保護を確保すると共に配索形態を安定維持せ
しめ、さらにはそのワイヤーハーネスの配索作業性を高
めることができる車両用空調ダクトの提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、筒形に樹脂成形された車両
用空調ダクトの外側壁面に、該車両用空調ダクトの長手
方向に沿って延び、かつ互いに平行である2条一対の係
止溝又は突条を形成し、また上記2条の係止溝又は突条
に係止される突条又は係止溝を両側辺縁に沿って形成し
た樋形状のプロテクタを、上記車両用空調ダクトの外側
壁面に対し着脱可能に被着せしめ、さらに上記プロテク
タの内側面又は該プロテクタ内側面に対応する車両用空
調ダクトの外側面のいずれか一方に、プロテクタ内に収
納されたワイヤーハーネスの揺動を抑制するワイヤーハ
ーネス加圧部材を突設せしめたワイヤーハーネスの配索
路を備えた車両用空調ダクトであることを特徴としてい
る。
に、本発明の請求項1では、筒形に樹脂成形された車両
用空調ダクトの外側壁面に、該車両用空調ダクトの長手
方向に沿って延び、かつ互いに平行である2条一対の係
止溝又は突条を形成し、また上記2条の係止溝又は突条
に係止される突条又は係止溝を両側辺縁に沿って形成し
た樋形状のプロテクタを、上記車両用空調ダクトの外側
壁面に対し着脱可能に被着せしめ、さらに上記プロテク
タの内側面又は該プロテクタ内側面に対応する車両用空
調ダクトの外側面のいずれか一方に、プロテクタ内に収
納されたワイヤーハーネスの揺動を抑制するワイヤーハ
ーネス加圧部材を突設せしめたワイヤーハーネスの配索
路を備えた車両用空調ダクトであることを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1乃至図3で示
す実施の形態に基いて詳細に説明する。
す実施の形態に基いて詳細に説明する。
【0013】21は押出し成形、ブロー成形又は射出成
形により成形された樹脂製の車両用空調ダクトであっ
て、この実施形態の車両用空調ダクトは略角形筒状に形
成されているが、この筒状ダクト形状は、角形に限られ
るものではなく、円筒形、U形等の任意の形状であって
もよい。この実施の形態において形成されている角形筒
状の車両用空調ダクト21(以下これを単にダクトと称
す)は、平面21A、下面21B、左右両側の側面21
C,21Dを有しており、その左右両側外面21C,2
1Dの下側縁部にはダクト21の軸方向と平行に形成さ
れるそれぞれの係止溝22が形成されている。
形により成形された樹脂製の車両用空調ダクトであっ
て、この実施形態の車両用空調ダクトは略角形筒状に形
成されているが、この筒状ダクト形状は、角形に限られ
るものではなく、円筒形、U形等の任意の形状であって
もよい。この実施の形態において形成されている角形筒
状の車両用空調ダクト21(以下これを単にダクトと称
す)は、平面21A、下面21B、左右両側の側面21
C,21Dを有しており、その左右両側外面21C,2
1Dの下側縁部にはダクト21の軸方向と平行に形成さ
れるそれぞれの係止溝22が形成されている。
【0014】23は樹脂材料により断面U字形に形成さ
れている樋形状のプロテクタであって、このプロテクタ
23の一対の辺縁には、上記双方の係止溝22に係合さ
れるそれぞれの突条24が形成されており、それら双方
の突条24を、ダクト21に形成されているそれぞれの
係止溝22に係合止着させることにより、ダクト21の
下面21Bに対してプロテクタ23を取付けることがで
きる。
れている樋形状のプロテクタであって、このプロテクタ
23の一対の辺縁には、上記双方の係止溝22に係合さ
れるそれぞれの突条24が形成されており、それら双方
の突条24を、ダクト21に形成されているそれぞれの
係止溝22に係合止着させることにより、ダクト21の
下面21Bに対してプロテクタ23を取付けることがで
きる。
【0015】25はダクト21の下面21Bにそのダク
ト21と一体に形成されている加圧部材であって、この
加圧部材25は、ダクト21の下面21Bにおいて、そ
の下方へ膨出する弾性形態であり、しかもそのダクト2
1の長手方向に沿って長く形成されている。この加圧部
材25の長さには特に制限がなく、例えば長さの短い加
圧部材25をダクト21の長手方向へ所望の間隔で配設
するようにしてもよい。またこの加圧部材25の形状
は、ダクト21の下方へ弾性付勢される機能を有するも
のであればよく、特に形状を限定するものではない。
ト21と一体に形成されている加圧部材であって、この
加圧部材25は、ダクト21の下面21Bにおいて、そ
の下方へ膨出する弾性形態であり、しかもそのダクト2
1の長手方向に沿って長く形成されている。この加圧部
材25の長さには特に制限がなく、例えば長さの短い加
圧部材25をダクト21の長手方向へ所望の間隔で配設
するようにしてもよい。またこの加圧部材25の形状
は、ダクト21の下方へ弾性付勢される機能を有するも
のであればよく、特に形状を限定するものではない。
【0016】また上記実施の形態では加圧部材25は、
ブロー成形手段等によりダクト21と一体に樹脂形成さ
れているものであるが、これに限られるものではなく、
別部品である弾性加圧部材を後付けでダクト21の下面
21Bに取付けるようにした構成であってもよい。さら
に上記加圧部材25は、ダクト21の下面21Bに設け
ているが、これに限るものではなく、その加圧部材25
をプロテクタ23の内底面に設けるようにしてもよい。
ブロー成形手段等によりダクト21と一体に樹脂形成さ
れているものであるが、これに限られるものではなく、
別部品である弾性加圧部材を後付けでダクト21の下面
21Bに取付けるようにした構成であってもよい。さら
に上記加圧部材25は、ダクト21の下面21Bに設け
ているが、これに限るものではなく、その加圧部材25
をプロテクタ23の内底面に設けるようにしてもよい。
【0017】また上記実施の形態では、ダクト21をプ
ロテクタ23に係合止着せしめるための手段としてダク
ト21側に係止溝22を設け、プロテクタ23側に上記
係止溝22と係合される突条24を設けているが、これ
に限るものではなく、ダクト21側の左右両側面に突条
24を設け、またプロテクタ23側にその突条24が係
合される係止溝22を設けるようにしてもよい。
ロテクタ23に係合止着せしめるための手段としてダク
ト21側に係止溝22を設け、プロテクタ23側に上記
係止溝22と係合される突条24を設けているが、これ
に限るものではなく、ダクト21側の左右両側面に突条
24を設け、またプロテクタ23側にその突条24が係
合される係止溝22を設けるようにしてもよい。
【0018】以上が本実施の形態であるが、次にその作
用について述べると、先ずは所定の多数本の電線26を
樋形状であるプロテクタ23の内部に収納し、必要に応
じてそれら電線26の一部を分岐線引出口27からプロ
テクタ23外部へ引き出して多数本の電線26をプロテ
クタ23の内部に配索する。次いでそのプロテクタ23
に設けた双方の突条24を、ダクト21の外側面に設け
ている係止溝22内に係合させて、ダクト21の下面に
電線26を収納しているプロテクタ23を一体に結合さ
せる。このときプロテクタ23の内部に収納されている
電線26が、そのプロテクタ23の内部で加圧部材25
により加圧維持されるために、プロテクタ23の内部に
収納されている多数本の電線26は揺動されることなく
安定位置される。
用について述べると、先ずは所定の多数本の電線26を
樋形状であるプロテクタ23の内部に収納し、必要に応
じてそれら電線26の一部を分岐線引出口27からプロ
テクタ23外部へ引き出して多数本の電線26をプロテ
クタ23の内部に配索する。次いでそのプロテクタ23
に設けた双方の突条24を、ダクト21の外側面に設け
ている係止溝22内に係合させて、ダクト21の下面に
電線26を収納しているプロテクタ23を一体に結合さ
せる。このときプロテクタ23の内部に収納されている
電線26が、そのプロテクタ23の内部で加圧部材25
により加圧維持されるために、プロテクタ23の内部に
収納されている多数本の電線26は揺動されることなく
安定位置される。
【0019】このような車両用空調ダクト構造によれ
ば、ダクトの外側面に沿って配索する電線26はプロテ
クタ23により保護することができ、これにより各電線
の他物品との干渉等による損傷を未然に防止することが
できる。またダクトの外側面に沿って配索すべき多数本
の電線26は、プロテクタ23内に収納した上で、その
プロテクタ23と共にダクト21の外壁面に沿って支持
させる構造となしているので、その電線26束(ワイヤ
ーハーネス)の配索作業がきわめて容易である。
ば、ダクトの外側面に沿って配索する電線26はプロテ
クタ23により保護することができ、これにより各電線
の他物品との干渉等による損傷を未然に防止することが
できる。またダクトの外側面に沿って配索すべき多数本
の電線26は、プロテクタ23内に収納した上で、その
プロテクタ23と共にダクト21の外壁面に沿って支持
させる構造となしているので、その電線26束(ワイヤ
ーハーネス)の配索作業がきわめて容易である。
【0020】またダクトの外側面に沿って配索された電
線26束(ワイヤーハーネス)はプロテクタ23と加圧
部材25との間で押圧力を受けているために、該電線2
6が車体の振動等を受けても揺動されることがなく、従
って電線の振動音(ガタ付き音)の発生を未然に防止す
ることができる。
線26束(ワイヤーハーネス)はプロテクタ23と加圧
部材25との間で押圧力を受けているために、該電線2
6が車体の振動等を受けても揺動されることがなく、従
って電線の振動音(ガタ付き音)の発生を未然に防止す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明のワイヤーハーネス
配索路を備えた車両用空調ダクトによれば、そのダクト
の外側壁に沿って多数本の電線を配索させる作業がきわ
めて容易であると共に、そのダクトの外側壁に沿って配
索された多数本の電線束は、プロテクタの内部に収納位
置されていることから、それら電線と他物との接触、干
渉等による損傷等を未然に防止することができる。さら
にプロテクタ内に収納されている電線束は、加圧部材に
より常に押圧力を受けているために振動、揺動されるこ
とがなく、電線束による振動音やガタ付き音の発生を防
止させることも可能である。
配索路を備えた車両用空調ダクトによれば、そのダクト
の外側壁に沿って多数本の電線を配索させる作業がきわ
めて容易であると共に、そのダクトの外側壁に沿って配
索された多数本の電線束は、プロテクタの内部に収納位
置されていることから、それら電線と他物との接触、干
渉等による損傷等を未然に防止することができる。さら
にプロテクタ内に収納されている電線束は、加圧部材に
より常に押圧力を受けているために振動、揺動されるこ
とがなく、電線束による振動音やガタ付き音の発生を防
止させることも可能である。
【図1】本発明の実施形態である車両用空調ダクトの要
部斜視図。
部斜視図。
【図2】本発明の実施形態である車両用空調ダクトによ
るワイヤーハーネスの配索前を示した説明図。
るワイヤーハーネスの配索前を示した説明図。
【図3】本発明の実施形態である車両用空調ダクトによ
るワイヤーハーネスの配索完了時を示した説明図。
るワイヤーハーネスの配索完了時を示した説明図。
【図4】従来の車両用空調ダクトを示し、(イ)は従来
例の1例を示した要部斜視図、(ロ)は他の従来例を示
した要部斜視図、(ハ)はさらに他の従来例を示した要
部斜視図。
例の1例を示した要部斜視図、(ロ)は他の従来例を示
した要部斜視図、(ハ)はさらに他の従来例を示した要
部斜視図。
21…ダクト 22…係止溝 23…プロテクタ 24…突条 25…加圧部材 26…電線 27…分岐線引出口
Claims (1)
- 【請求項1】 筒形に樹脂成形された車両用空調ダクト
(21)の外側壁面(21B)に、該車両用空調ダクト
の長手方向に沿って延び、かつ互いに平行である2条一
対の係止溝(22)又は突条(24)を形成し、また上
記2条の係止溝(22)又は突条(24)に係止される
突条(24)又は係止溝(22)を両側辺縁に沿って形
成した樋形状のプロテクタ(23)を、上記車両用空調
ダクトの外側壁面に対し着脱可能に被着せしめ、さらに
上記プロテクタ(23)の内側面又は該プロテクタ(2
3)内側面に対応する車両用空調ダクト(21)の外側
面のいずれか一方に、プロテクタ(23)内に収納され
たワイヤーハーネス(26)の揺動を抑制するワイヤー
ハーネス加圧部材(25)を突設せしめたことを特徴と
するワイヤーハーネスの配索路を備えた車両用空調ダク
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188948A JP2001018628A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ワイヤーハーネスの配索路を備えた車両用空調ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188948A JP2001018628A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ワイヤーハーネスの配索路を備えた車両用空調ダクト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018628A true JP2001018628A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16232728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11188948A Pending JP2001018628A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ワイヤーハーネスの配索路を備えた車両用空調ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001018628A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007246034A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Inoac Corp | 連結ダクト部材 |
KR101091951B1 (ko) | 2010-04-29 | 2011-12-08 | 주식회사 경신 | 와이어 하네스용 프로텍터 |
JP2020083264A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | ダイハツ工業株式会社 | ダクト部材 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP11188948A patent/JP2001018628A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007246034A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Inoac Corp | 連結ダクト部材 |
KR101091951B1 (ko) | 2010-04-29 | 2011-12-08 | 주식회사 경신 | 와이어 하네스용 프로텍터 |
JP2020083264A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | ダイハツ工業株式会社 | ダクト部材 |
JP7249135B2 (ja) | 2018-11-30 | 2023-03-30 | ダイハツ工業株式会社 | ダクト部材 |
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