JPH10272997A - パネルの配索構造及び成形方法 - Google Patents
パネルの配索構造及び成形方法Info
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- JPH10272997A JPH10272997A JP9077628A JP7762897A JPH10272997A JP H10272997 A JPH10272997 A JP H10272997A JP 9077628 A JP9077628 A JP 9077628A JP 7762897 A JP7762897 A JP 7762897A JP H10272997 A JPH10272997 A JP H10272997A
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確かつ確実にハーネス部材をインストルメ
ントパネル部材と一体に成形する。 【解決手段】 インストルメントパネル13aと一体に
ハーネス部材15を成形し、インストルメントパネル1
3aとハーネス部材15との間にテープ部材23を介装
し、成形時に発生する成形熱からハーネス部材15を保
護した状態でインストルメントパネル13aとハーネス
部材15とを一体にし、正確かつ確実にハーネス部材を
インストルメントパネル部材と一体に成形する。
ントパネル部材と一体に成形する。 【解決手段】 インストルメントパネル13aと一体に
ハーネス部材15を成形し、インストルメントパネル1
3aとハーネス部材15との間にテープ部材23を介装
し、成形時に発生する成形熱からハーネス部材15を保
護した状態でインストルメントパネル13aとハーネス
部材15とを一体にし、正確かつ確実にハーネス部材を
インストルメントパネル部材と一体に成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハーネス部材が一体
に設けられたパネルの配索構造及び成形方法に関する。
に設けられたパネルの配索構造及び成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のパネル部材、例えばインストルメ
ントパネルの裏側には、電装品(電装部品や計器類)へ
給電を行なうための電線を束ねたハーネス部材が配され
ている。図5、図6に基づいて裏側にハーネス部材が配
されたインストルメントパネルの構造を説明する。図5
には従来のインストルメントパネルの構造を表す分解斜
視、図6には従来のインストルメントパネルの構造を表
す断面を示してある。
ントパネルの裏側には、電装品(電装部品や計器類)へ
給電を行なうための電線を束ねたハーネス部材が配され
ている。図5、図6に基づいて裏側にハーネス部材が配
されたインストルメントパネルの構造を説明する。図5
には従来のインストルメントパネルの構造を表す分解斜
視、図6には従来のインストルメントパネルの構造を表
す断面を示してある。
【0003】図に示すように、車両のボデー側部材(カ
ウルトップインナ1、デッキクロスメンバ2等)には電
装部品や計器類ヘ給電を行なうための電線を束ねたハー
ネス部材3が支持され、ハーネス部材3は適宜部位がク
リップ等を用いてデッキクロスメンバ2等の部材に固定
されている。ハーネス部材3が支持されたボデー側部材
の前面(車室側)にはインストルメントパネル4が配さ
れ、インストルメントパネル4には電装部品や計器類、
例えば、エアコンコントロール5やメータ装置6が保持
される。ハーネス部材3からは所定の電装部品や計器類
に対応する部位(例えばメータ装置6)で電線7が分岐
し、電線7はコネクタ8を介してメータ装置6に接続さ
れている。
ウルトップインナ1、デッキクロスメンバ2等)には電
装部品や計器類ヘ給電を行なうための電線を束ねたハー
ネス部材3が支持され、ハーネス部材3は適宜部位がク
リップ等を用いてデッキクロスメンバ2等の部材に固定
されている。ハーネス部材3が支持されたボデー側部材
の前面(車室側)にはインストルメントパネル4が配さ
れ、インストルメントパネル4には電装部品や計器類、
例えば、エアコンコントロール5やメータ装置6が保持
される。ハーネス部材3からは所定の電装部品や計器類
に対応する部位(例えばメータ装置6)で電線7が分岐
し、電線7はコネクタ8を介してメータ装置6に接続さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハーネス部材3が設け
られた従来のインストルメントパネル4の構造では、ハ
ーネス部材3を複数箇所でボデー側部材に固定する作業
が必要であると共に、ハーネス部材3が他の部材と干渉
しないように保護部材を設ける必要があり、固定のため
の部品点数や組付工数が多くなりコストが嵩んでいた。
また、ハーネス部材3は電線7の束ね加減等によって太
さや曲がり、クリップの位置等が変化して形状が不安定
なものであるため、固定部間におけるハーネス部材3の
位置が定まらず、ハーネス部材3の組み立て誤差などに
よってはばたつきやかみ込みが発生し、異音が生じる可
能性があった。また、電線7は分岐部からコネクタ8の
間がフリーとなっているため、分岐部位とコネクタ8の
間の電線7に弛みなどが生じて電線7が不安定になって
しまう虞があった。
られた従来のインストルメントパネル4の構造では、ハ
ーネス部材3を複数箇所でボデー側部材に固定する作業
が必要であると共に、ハーネス部材3が他の部材と干渉
しないように保護部材を設ける必要があり、固定のため
の部品点数や組付工数が多くなりコストが嵩んでいた。
また、ハーネス部材3は電線7の束ね加減等によって太
さや曲がり、クリップの位置等が変化して形状が不安定
なものであるため、固定部間におけるハーネス部材3の
位置が定まらず、ハーネス部材3の組み立て誤差などに
よってはばたつきやかみ込みが発生し、異音が生じる可
能性があった。また、電線7は分岐部からコネクタ8の
間がフリーとなっているため、分岐部位とコネクタ8の
間の電線7に弛みなどが生じて電線7が不安定になって
しまう虞があった。
【0005】実開平1-112146号公報には、インストルメ
ントパネルの内面に、電装品の配線に用いる可撓性プリ
ント配線フィルムを設けたインストルメントパネルが開
示されている。しかし、プリント配線フィルムでは十分
な電力を供給することができず、使用できる電装部品に
限界があった。
ントパネルの内面に、電装品の配線に用いる可撓性プリ
ント配線フィルムを設けたインストルメントパネルが開
示されている。しかし、プリント配線フィルムでは十分
な電力を供給することができず、使用できる電装部品に
限界があった。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、正確かつ確実にハーネス部材を一体成形することが
できるパネルの配索構造及び成形方法を提供することを
目的とする。
で、正確かつ確実にハーネス部材を一体成形することが
できるパネルの配索構造及び成形方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のパネルの配索構造の構成は、電装品の配線に
用いるハーネス部材を車両のパネル部材に一体に成形す
るパネルの配索構造において、前記パネル部材と前記ハ
ーネス部材との間にテープ部材を介装したことを特徴と
する。
の本発明のパネルの配索構造の構成は、電装品の配線に
用いるハーネス部材を車両のパネル部材に一体に成形す
るパネルの配索構造において、前記パネル部材と前記ハ
ーネス部材との間にテープ部材を介装したことを特徴と
する。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
パネルの成形方法は、車両のパネル部材と電装品の配線
に用いるハーネス部材とを一体で成形するパネルの成形
方法であって、前記パネル部材の成形型部材の成形面に
複数の支持部材を突設し、前記ハーネス部材を前記支持
部材により位置決めして前記成形面に載置し、前記成形
型部材に溶融樹脂部材を注入して成形を行なうことを特
徴とする。
パネルの成形方法は、車両のパネル部材と電装品の配線
に用いるハーネス部材とを一体で成形するパネルの成形
方法であって、前記パネル部材の成形型部材の成形面に
複数の支持部材を突設し、前記ハーネス部材を前記支持
部材により位置決めして前記成形面に載置し、前記成形
型部材に溶融樹脂部材を注入して成形を行なうことを特
徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するための本発明の
パネルの成形方法は、車両のパネル部材と電装品の配線
に用いるハーネス部材とを一体で成形するパネルの成形
方法であって、前記パネル部材の成形型部材の成形面に
複数の支持部材を突設し、前記ハーネス部材を前記支持
部材により位置決めして前記成形面に載置し、前記成形
面に載置された前記ハーネス部材の外表面をテープ部材
で覆い、前記成形型部材に溶融樹脂部材を注入して成形
を行なうことを特徴とする。
パネルの成形方法は、車両のパネル部材と電装品の配線
に用いるハーネス部材とを一体で成形するパネルの成形
方法であって、前記パネル部材の成形型部材の成形面に
複数の支持部材を突設し、前記ハーネス部材を前記支持
部材により位置決めして前記成形面に載置し、前記成形
面に載置された前記ハーネス部材の外表面をテープ部材
で覆い、前記成形型部材に溶融樹脂部材を注入して成形
を行なうことを特徴とする。
【0010】そして、上記パネル部材は、インストルメ
ントパネル部材であることを特徴とする。
ントパネル部材であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明のパネ
ルの配索構造及びパネルの配索方法をインストルメント
パネル部材に適用した例に基づいて説明する。図1には
本発明の一実施形態例に係るパネルの配索構造を表す斜
視状態、図2には図1中のII-II 線矢視、図3には成形
型の要部断面、図4には図1中のIV-IV 線矢視を示して
ある。
ルの配索構造及びパネルの配索方法をインストルメント
パネル部材に適用した例に基づいて説明する。図1には
本発明の一実施形態例に係るパネルの配索構造を表す斜
視状態、図2には図1中のII-II 線矢視、図3には成形
型の要部断面、図4には図1中のIV-IV 線矢視を示して
ある。
【0012】図1に示すように、車両のボデー側部材
(カウルトップインナ11、デッキクロスメンバ12
等)の前面(車室側)には樹脂製のパネル部材としての
インストルメントパネル13a,13bが設けられ、イ
ンストルメントパネル13aには電装部品や計器類、例
えば、メータ装置14やエアコンコントローラ(図示省
略)が保持される。インストルメントパネル13aの表
面には電装部品や計器類の配線に用いるハーネス部材1
5が一体に成形されている。また、インストルメントパ
ネル13aの表面には、メータ装置14を取り付けた後
にインストルメントパネル13bが取り付けられ、イン
ストルメントパネル全体の外観を装飾している。
(カウルトップインナ11、デッキクロスメンバ12
等)の前面(車室側)には樹脂製のパネル部材としての
インストルメントパネル13a,13bが設けられ、イ
ンストルメントパネル13aには電装部品や計器類、例
えば、メータ装置14やエアコンコントローラ(図示省
略)が保持される。インストルメントパネル13aの表
面には電装部品や計器類の配線に用いるハーネス部材1
5が一体に成形されている。また、インストルメントパ
ネル13aの表面には、メータ装置14を取り付けた後
にインストルメントパネル13bが取り付けられ、イン
ストルメントパネル全体の外観を装飾している。
【0013】図1、図2に示すように、ハーネス部材1
5は、ワイヤハーネス41をフラット状に一体に接合し
たフラットワイヤハーネス21及び樹脂製の板状部材4
2の内部に導体43を配置したフレキシブルフラットサ
ーキット(FFC)22とで構成されている。図2に示
すように、フラットワイヤハーネス21及びFFC22
とインストルメントパネル13aの表面との間にはテー
プ部材23が介装され、テープ部材23のフラットワイ
ヤハーネス21及びFFC22に当接する側には接着剤
が塗布されてている。テープ部材23に接着剤が塗布さ
れているため、フラットワイヤハーネス21及びFFC
22がテープ部材23に接着されて位置が固定される。
5は、ワイヤハーネス41をフラット状に一体に接合し
たフラットワイヤハーネス21及び樹脂製の板状部材4
2の内部に導体43を配置したフレキシブルフラットサ
ーキット(FFC)22とで構成されている。図2に示
すように、フラットワイヤハーネス21及びFFC22
とインストルメントパネル13aの表面との間にはテー
プ部材23が介装され、テープ部材23のフラットワイ
ヤハーネス21及びFFC22に当接する側には接着剤
が塗布されてている。テープ部材23に接着剤が塗布さ
れているため、フラットワイヤハーネス21及びFFC
22がテープ部材23に接着されて位置が固定される。
【0014】テープ部材23を介装したことにより、成
形時に発生する成形熱からフラットワイヤハーネス21
及びFFC22を保護することができる。また、テープ
部材23に接着剤を塗布したことにより、フラットワイ
ヤハーネス21及びFFC22がテープ部材23に接着
されて位置ずれが防止される。
形時に発生する成形熱からフラットワイヤハーネス21
及びFFC22を保護することができる。また、テープ
部材23に接着剤を塗布したことにより、フラットワイ
ヤハーネス21及びFFC22がテープ部材23に接着
されて位置ずれが防止される。
【0015】図3に示すように、インストルメントパネ
ル13aの成形を行なう成形型部材25の成形面25a
には支持部材としてのリブ26及びセットピン27が複
数設けられている。リブ26により成形型部材25の成
形面25aの所定位置にフラットワイヤハーネス21が
載置され、セットピン27によって成形型部材25の成
形面25aの所定位置にFFC22が固定されるように
なっている。
ル13aの成形を行なう成形型部材25の成形面25a
には支持部材としてのリブ26及びセットピン27が複
数設けられている。リブ26により成形型部材25の成
形面25aの所定位置にフラットワイヤハーネス21が
載置され、セットピン27によって成形型部材25の成
形面25aの所定位置にFFC22が固定されるように
なっている。
【0016】ハーネス部材15が一体となったインスト
ルメントパネル13aの成形方法を説明する。フラット
ワイヤハーネス21及びFFC22がリブ26及びセッ
トピン27によって所定位置に位置決め固定され、フラ
ットワイヤハーネス21及びFFC22にテープ部材2
3が接着される。テープ部材23が接着された後、成形
型部材25に溶融樹脂が注入されて裏面にフラットワイ
ヤハーネス21及びFFC22が一体になったインスト
ルメントパネル13aが成形される。
ルメントパネル13aの成形方法を説明する。フラット
ワイヤハーネス21及びFFC22がリブ26及びセッ
トピン27によって所定位置に位置決め固定され、フラ
ットワイヤハーネス21及びFFC22にテープ部材2
3が接着される。テープ部材23が接着された後、成形
型部材25に溶融樹脂が注入されて裏面にフラットワイ
ヤハーネス21及びFFC22が一体になったインスト
ルメントパネル13aが成形される。
【0017】溶融樹脂が注入されることにより、テープ
部材23と樹脂が融着して一体状態になり、フラットワ
イヤハーネス21及びFFC22はテープ部材23に一
体接着されていると共にフラットワイヤハーネス21及
びFFC22の端部には樹脂が盛り上げられ、フラット
ワイヤハーネス21及びFFC22が一体になったイン
ストルメントパネル13aとされる。
部材23と樹脂が融着して一体状態になり、フラットワ
イヤハーネス21及びFFC22はテープ部材23に一
体接着されていると共にフラットワイヤハーネス21及
びFFC22の端部には樹脂が盛り上げられ、フラット
ワイヤハーネス21及びFFC22が一体になったイン
ストルメントパネル13aとされる。
【0018】インストルメントパネル13aの表面に一
体に成形されたフラットワイヤハーネス21は比較的大
きな電流を必要とする機器の配線、例えば機器への電源
給電に用いられ、FFC22は比較的小さな電流の配
線、例えば、機器の信号を検出する配線に用いられる。
尚、上述した構成では、テープ部材23に接着剤を塗布
した例について説明したが、接着剤が塗布されていない
テープ部材を用いることも可能である。
体に成形されたフラットワイヤハーネス21は比較的大
きな電流を必要とする機器の配線、例えば機器への電源
給電に用いられ、FFC22は比較的小さな電流の配
線、例えば、機器の信号を検出する配線に用いられる。
尚、上述した構成では、テープ部材23に接着剤を塗布
した例について説明したが、接着剤が塗布されていない
テープ部材を用いることも可能である。
【0019】インストルメントパネル13aの表面にフ
ラットワイヤハーネス21及びFFC22を一体成形し
たことにより、ハーネス部材15の組み付け作業及び組
み付け用の部品や干渉防止用のプロテクタが不要にな
り、作業性が向上すると共に部品点数が削減されコスト
が低減する。また、ハーネス部材の配線ルートのバラツ
キや弛みがなくなり、かみ込や異音の発生が防止でき
る。このため、省スペース化が図れると共にレイアウト
の自由度が増し、品質が向上して商品性が高くなる。
ラットワイヤハーネス21及びFFC22を一体成形し
たことにより、ハーネス部材15の組み付け作業及び組
み付け用の部品や干渉防止用のプロテクタが不要にな
り、作業性が向上すると共に部品点数が削減されコスト
が低減する。また、ハーネス部材の配線ルートのバラツ
キや弛みがなくなり、かみ込や異音の発生が防止でき
る。このため、省スペース化が図れると共にレイアウト
の自由度が増し、品質が向上して商品性が高くなる。
【0020】図4に基づいてメータ装置14とハーネス
部材15(フラットワイヤハーネス21及びFFC2
2)との結線構造を説明する。内装部材としてのインス
トルメントパネル13のメータ装置14が設けられる部
位には凹部31が形成され、凹部31の内壁の一部は切
り欠かれてハーネス部材15が凹部31の内側に臨んで
いる。メータ装置14の基板32にはコネクタ部材33
が一体に設けられ、コネクタ部材33は基板32に接続
された状態になっている。
部材15(フラットワイヤハーネス21及びFFC2
2)との結線構造を説明する。内装部材としてのインス
トルメントパネル13のメータ装置14が設けられる部
位には凹部31が形成され、凹部31の内壁の一部は切
り欠かれてハーネス部材15が凹部31の内側に臨んで
いる。メータ装置14の基板32にはコネクタ部材33
が一体に設けられ、コネクタ部材33は基板32に接続
された状態になっている。
【0021】コネクタ部材33は凹部31に向かって突
設され、コネクタ部材33は凹部31に嵌合して端子3
3aが凹部31の内壁に圧接されてハーネス部材15に
接触している。端子33aが接触している部位における
ハーネス部材15は、即ち、凹部31の内側に臨んでい
る部分のハーネス部材15は、被覆材が剥がされて導線
部がコネクタ部材33の端子33aに接触している。つ
まり、ハーネス部材15とコネクタ部材33は電気的に
結合され、メータ装置14の基板32は、コネクタ部材
33を介してハーネス部材15に結合されているのであ
る。
設され、コネクタ部材33は凹部31に嵌合して端子3
3aが凹部31の内壁に圧接されてハーネス部材15に
接触している。端子33aが接触している部位における
ハーネス部材15は、即ち、凹部31の内側に臨んでい
る部分のハーネス部材15は、被覆材が剥がされて導線
部がコネクタ部材33の端子33aに接触している。つ
まり、ハーネス部材15とコネクタ部材33は電気的に
結合され、メータ装置14の基板32は、コネクタ部材
33を介してハーネス部材15に結合されているのであ
る。
【0022】メータ装置14はコネクタ部材33を介し
てハーネス部材15に電気的に結合されるので、コネク
タ部材33を確実に凹部31に嵌合するため、コネクタ
部材33の位置とインストルメントパネル13aの凹部
31の位置とは正確に位置決めする必要がある。インス
トルメントパネル13aとメータ装置14との位置決め
の機構を説明する。
てハーネス部材15に電気的に結合されるので、コネク
タ部材33を確実に凹部31に嵌合するため、コネクタ
部材33の位置とインストルメントパネル13aの凹部
31の位置とは正確に位置決めする必要がある。インス
トルメントパネル13aとメータ装置14との位置決め
の機構を説明する。
【0023】図4に示すように、インストルメントパネ
ル13aのメータ装置14が取り付けられる部位の近傍
には第1位置決めピン35が設けられており、第1位置
決めピン35に対向してメータ装置14のケース部36
には第1位置決めピン35が嵌合する第1位置決め穴3
7が形成されている。また、インストルメントパネル1
3aの凹部31の近傍には第2位置決めピン38が設け
られ、メータ装置14の基板32には第2位置決めピン
38が嵌合する第2位置決め穴39が形成されている。
第1位置決めピン35が第1位置決め穴37から突出す
る高さaは第2位置決めピン38が第2位置決め穴39
から突出する高さbよりも高く設定されている。
ル13aのメータ装置14が取り付けられる部位の近傍
には第1位置決めピン35が設けられており、第1位置
決めピン35に対向してメータ装置14のケース部36
には第1位置決めピン35が嵌合する第1位置決め穴3
7が形成されている。また、インストルメントパネル1
3aの凹部31の近傍には第2位置決めピン38が設け
られ、メータ装置14の基板32には第2位置決めピン
38が嵌合する第2位置決め穴39が形成されている。
第1位置決めピン35が第1位置決め穴37から突出す
る高さaは第2位置決めピン38が第2位置決め穴39
から突出する高さbよりも高く設定されている。
【0024】インストルメントパネル13aの所定位置
にメータ装置14を取り付ける場合、先ず、ケース部3
6の第1位置決め穴37に第1位置決めピン35が嵌合
し始めてインストルメントパネル13aとメータ装置1
4の大まかな位置決めがされる。その後、第2位置決め
ピン38が基板32の第2位置決め穴39に嵌合してイ
ンストルメントパネル13aの所定位置にメータ装置1
4が取り付けられ、コネクタ部材33が凹部31に嵌合
する。従って、コネクタ部材33と凹部31とが正確に
位置決めされた状態でメータ装置14がインストルメン
トパネル13aに取り付けられるようになっている。
にメータ装置14を取り付ける場合、先ず、ケース部3
6の第1位置決め穴37に第1位置決めピン35が嵌合
し始めてインストルメントパネル13aとメータ装置1
4の大まかな位置決めがされる。その後、第2位置決め
ピン38が基板32の第2位置決め穴39に嵌合してイ
ンストルメントパネル13aの所定位置にメータ装置1
4が取り付けられ、コネクタ部材33が凹部31に嵌合
する。従って、コネクタ部材33と凹部31とが正確に
位置決めされた状態でメータ装置14がインストルメン
トパネル13aに取り付けられるようになっている。
【0025】上述した結線構造は、メータ装置14とハ
ーネス部材15との結線以外にも、エアコンコントロー
ラやオーディオ機器とハーネス部材15との結線や、ド
アトリムに設けられたスイッチ類(パワーウインドウ等
のスイッチ類)とハーネス部材15との結線に適用する
ことができる。
ーネス部材15との結線以外にも、エアコンコントロー
ラやオーディオ機器とハーネス部材15との結線や、ド
アトリムに設けられたスイッチ類(パワーウインドウ等
のスイッチ類)とハーネス部材15との結線に適用する
ことができる。
【0026】上記構成のメータ装置14とハーネス部材
15(フラットワイヤハーネス21及びFFC22)と
の結線構造では、基板32にコネクタ部材33を直接設
け、インストルメントパネル13aに一体に成形された
ハーネス部材15の所定部位(凹部31)にコネクタ部
材33を嵌合するようにしている。このため、コネクタ
同士による電線の接続作業が不要になり、電線の接続が
容易になると共に接続作業の工数が低減する。また、コ
ネクタの数が減少し、部品点数の削減とコスト低減が図
れる。
15(フラットワイヤハーネス21及びFFC22)と
の結線構造では、基板32にコネクタ部材33を直接設
け、インストルメントパネル13aに一体に成形された
ハーネス部材15の所定部位(凹部31)にコネクタ部
材33を嵌合するようにしている。このため、コネクタ
同士による電線の接続作業が不要になり、電線の接続が
容易になると共に接続作業の工数が低減する。また、コ
ネクタの数が減少し、部品点数の削減とコスト低減が図
れる。
【0027】また、上記構成では、第1位置決めピン3
5及び第2位置決めピン38によってコネクタ部材33
と凹部31とが位置決めされるので、樹脂ホルダ等位置
ずれを吸収する部材が不要になり、部品点数の削減及び
コスト低減が図れる。また、基板32をメータ装置14
の回路基板としたことで、メータ装置14のケース及び
見返しを一体化することができる。
5及び第2位置決めピン38によってコネクタ部材33
と凹部31とが位置決めされるので、樹脂ホルダ等位置
ずれを吸収する部材が不要になり、部品点数の削減及び
コスト低減が図れる。また、基板32をメータ装置14
の回路基板としたことで、メータ装置14のケース及び
見返しを一体化することができる。
【0028】尚、上述した実施形態例では、パネル部材
としてインストルメントパネル部材を適用した例を示し
たが、ドアトリム部材やルーフトリム部材等の他のパネ
ル部材に本発明を適用することも可能である。
としてインストルメントパネル部材を適用した例を示し
たが、ドアトリム部材やルーフトリム部材等の他のパネ
ル部材に本発明を適用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明のパネルの配索構造は、パネル部
材と一体にハーネス部材を成形し、パネル部材とハーネ
ス部材との間にテープ部材を介装したので、成形時に発
生する成形熱からハーネス部材を保護した状態でパネル
部材とハーネス部材とを一体にすることができる。この
結果、正確かつ確実にハーネス部材をパネル部材と一体
に成形することが可能になる。
材と一体にハーネス部材を成形し、パネル部材とハーネ
ス部材との間にテープ部材を介装したので、成形時に発
生する成形熱からハーネス部材を保護した状態でパネル
部材とハーネス部材とを一体にすることができる。この
結果、正確かつ確実にハーネス部材をパネル部材と一体
に成形することが可能になる。
【0030】また、ハーネス部材の組み付け作業及び組
み付け用の部品や干渉防止用のプロテクタが不要にな
り、作業性が向上すると共に部品点数が削減されてコス
トが低減する。また、ハーネス部材の配線ルートのバラ
ツキや弛みがなくなり、かみ込や異音の発生が防止でき
る。このため、省スペース化が図れると共にレイアウト
の自由度が増し、品質が向上して商品性が高くなる。
み付け用の部品や干渉防止用のプロテクタが不要にな
り、作業性が向上すると共に部品点数が削減されてコス
トが低減する。また、ハーネス部材の配線ルートのバラ
ツキや弛みがなくなり、かみ込や異音の発生が防止でき
る。このため、省スペース化が図れると共にレイアウト
の自由度が増し、品質が向上して商品性が高くなる。
【0031】また、本発明のパネルの成形方法は、パネ
ル部材の成形型部材の成形面に複数の支持部材を突設
し、ハーネス部材を支持部材により位置決めして成形面
に載置し、成形型部材に溶融樹脂部材を注入してハーネ
ス部材とパネル部材とを一体に成形するようにしたの
で、ハーネス部材を所定の位置に保持した状態で、パネ
ル部材とハーネス部材とを一体に成形することができ
る。
ル部材の成形型部材の成形面に複数の支持部材を突設
し、ハーネス部材を支持部材により位置決めして成形面
に載置し、成形型部材に溶融樹脂部材を注入してハーネ
ス部材とパネル部材とを一体に成形するようにしたの
で、ハーネス部材を所定の位置に保持した状態で、パネ
ル部材とハーネス部材とを一体に成形することができ
る。
【0032】また、本発明のパネルの成形方法は、パネ
ル部材の成形型部材の成形面に複数の支持部材を突設
し、ハーネス部材を支持部材により位置決めして成形面
に載置し、成形面に載置されたハーネス部材の外表面を
テープ部材で覆い、成形型部材に溶融樹脂部材を注入し
てパネル部材とハーネス部材とを一体に成形するように
したので、ハーネス部材を所定の位置に固定保持して位
置ずれがない状態にすると共に成形時に発生する成形熱
からハーネス部材を保護した状態で、パネル部材とハー
ネス部材とを一体に成形することができる。
ル部材の成形型部材の成形面に複数の支持部材を突設
し、ハーネス部材を支持部材により位置決めして成形面
に載置し、成形面に載置されたハーネス部材の外表面を
テープ部材で覆い、成形型部材に溶融樹脂部材を注入し
てパネル部材とハーネス部材とを一体に成形するように
したので、ハーネス部材を所定の位置に固定保持して位
置ずれがない状態にすると共に成形時に発生する成形熱
からハーネス部材を保護した状態で、パネル部材とハー
ネス部材とを一体に成形することができる。
【0033】この結果、正確かつ確実にハーネス部材を
パネル部材と一体に成形することが可能になる。また、
パネル部材をインストルメントパネル部材とすれば、イ
ンストルメントパネルに設けられる複雑な配索を簡便化
することが可能となる。
パネル部材と一体に成形することが可能になる。また、
パネル部材をインストルメントパネル部材とすれば、イ
ンストルメントパネルに設けられる複雑な配索を簡便化
することが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態例に係るパネルの配索構造
の斜視図。
の斜視図。
【図2】図1中のII-II 線矢視図。
【図3】成形型の要部断面。
【図4】図1中のIV-IV 線矢視図。
【図5】従来のインストルメントパネルの構造を表す分
解斜視図。
解斜視図。
【図6】従来のインストルメントパネルの構造を表す断
面図。
面図。
11 カウルトップインナ 12 デッキクロスメンバ 13a,13b インストルメントパネル 14 メータ装置 15 ハーネス部材 21 フラットワイヤハーネス 22 フレキシブルフラットサーキット(FFC) 23 テープ部材 25 成形型 26 リブ 27 セットピン 31 凹部 32 基板 33 コネクタ部材 35 第1位置決めピン 36 ケース部 37 第1位置決め穴 38 第2位置決めピン 39 第2位置決め穴 41 ワイヤハーネス 42 板状部材 43 導体
Claims (3)
- 【請求項1】 電装品の配線に用いるハーネス部材を車
両のパネル部材に一体に成形するパネルの配索構造にお
いて、前記パネル部材と前記ハーネス部材との間にテー
プ部材を介装したことを特徴とするパネルの配索構造。 - 【請求項2】 車両のパネル部材と電装品の配線に用い
るハーネス部材とを一体で成形するパネルの成形方法で
あって、前記パネル部材の成形型部材の成形面に複数の
支持部材を突設し、前記ハーネス部材を前記支持部材に
より位置決めして前記成形面に載置し、前記成形型部材
に溶融樹脂部材を注入して成形を行なうことを特徴とす
るパネルの成形方法。 - 【請求項3】 車両のパネル部材と電装品の配線に用い
るハーネス部材とを一体で成形するパネルの成形方法で
あって、前記パネル部材の成形型部材の成形面に複数の
支持部材を突設し、前記ハーネス部材を前記支持部材に
より位置決めして前記成形面に載置し、前記成形面に載
置された前記ハーネス部材の外表面をテープ部材で覆
い、前記成形型部材に溶融樹脂部材を注入して成形を行
なうことを特徴とするパネルの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9077628A JPH10272997A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | パネルの配索構造及び成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9077628A JPH10272997A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | パネルの配索構造及び成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272997A true JPH10272997A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13639177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9077628A Pending JPH10272997A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | パネルの配索構造及び成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10272997A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001206168A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-07-31 | Inoac Corp | 車両内装部材の車両用電線保持構造 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9077628A patent/JPH10272997A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001206168A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-07-31 | Inoac Corp | 車両内装部材の車両用電線保持構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010904 |