JP2001087071A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2001087071A
JP2001087071A JP27353199A JP27353199A JP2001087071A JP 2001087071 A JP2001087071 A JP 2001087071A JP 27353199 A JP27353199 A JP 27353199A JP 27353199 A JP27353199 A JP 27353199A JP 2001087071 A JP2001087071 A JP 2001087071A
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雅博 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席の左右にラウンドリクライニング装置を
配設したリクライニング装置において、動作伝達遅れに
より左右の装置がアンロックになるタイミングがずれ、
操作フィーリングが悪くなるのを防ぐ。 【解決手段】 操作側ラウンドリクライニング装置10
0のセンターシャフト9と受動側装置200のセンター
シャフト9′とではその形状を僅かに変える。操作側の
センターシャフト9の角孔挿通部分92がカム6の角孔
61に対して僅かな回転遊びを有するようにする。受動
側のセンターシャフト9′の角孔挿通部分92′はカム
6の角孔61に嵌合するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックの傾
斜角を調整するシートのリクライニング装置に関し、特
に自動車の座席に適用するに好適な機構を備えたリクラ
イニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型化したリクライニング装置と
しては、ラウンドリクライニング装置とも称される、特
開平6−125821号公報に記載されたものがある。
ラウンドリクライニング装置は、略円板状のベースプレ
ートと、そのベースプレート上に回転可能に組み付けら
れたギヤプレートを備え、ベースプレートとギヤプレー
トとの間にキャビティ(空間)を設けている。そして、
そのキャビティ内にリクライニングのロック、アンロッ
ク機構が収容されている。すなわち、ギヤプレートの内
周に内歯を形成し、その内歯と噛合可能な外歯を有する
複数のロックギヤを半径方向にのみ摺動可能にベースプ
レートに組み付ける。ロックギヤはカムにて半径方向外
方に押圧されるようになっており、カムはバネによりロ
ックギヤをギヤプレートの内歯に押し付ける方向に付勢
されている。常時はバネの付勢力によりロックギヤはギ
ヤプレートの内歯に噛合してギヤプレートをベースプレ
ートにロックしている。
【0003】カムの非円形中心孔にはセンターシャフト
が挿通されている。センターシャフトを回転させること
によりバネの付勢力に抗してカムを回転させ、ロックギ
ヤを押圧するカムの力を解除してロックギヤとギヤプレ
ートとのロックを解除することができる。このとき、カ
ムと一体に回動する部材であるレバー板がロックギヤと
係合するように配設されており、レバー板はロックギヤ
が半径方向中心方向へ後退する動きを制御するようにな
っている。つまり、レバー板の回転に従動してロックギ
ヤが後退し、ロックギヤとギヤプレートとの噛合が外れ
アンロックの状態となる。
【0004】そして、このようなラウンドリクライニン
グ装置を座席の左右に配設し、左右のセンターシャフト
を連結シャフトで連結し一体に回転するようにすると共
に、一方のセンターシャフトにリクライニング操作レバ
ーを設けてセンターシャフトを回転操作するようにして
いた。左右のラウンドリクライニング装置のベースプレ
ートをシートフレームに、ギヤプレートをシートバック
フレームに固定することにより、シートバックの傾斜角
度を任意に設定しロックすることができる。すなわち、
リクライニング操作レバーを引き左右のセンターシャフ
トを回転させることにより左右のラウンドリクライニン
グ装置をアンロック状態にしてシートバックの傾斜角度
を調整する。調整後にリクライニング操作レバーを手指
から離せばバネの付勢力によりカムが回転し左右のラウ
ンドリクライニング装置は再びロック状態に戻り、シー
トバックは調整した角度位置にロックされる。上記の構
造は、ロック機構の構成部品がすべてベースプレートと
ギヤプレートとの間のキャビティに収容されるため、ラ
ウンドリクライニング装置をユニット化でき、装置の外
寸を小型化でき、量産性に適するという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の座席の左右にラウンドリクライニング装置を配設し
たリクライニング装置は、左右のラウンドリクライニン
グ装置がアンロックになるタイミングがずれることがあ
るという問題点があった。これは左右のラウンドリクラ
イニング装置を連結する連結構造を完全な剛体構造とす
ることは事実上不可能であることによる。すなわち、リ
クライニング操作レバーを操作しようとすると、操作側
のセンターシャフトと連結シャフトとの間のガタ、連結
シャフトのねじれ、連結シャフトと受動側のセンターシ
ャフトとの間のガタ等のロストモーションの存在によ
り、操作側のセンターシャフトに対して受動側のセンタ
ーシャフトの動きが遅れる。このため、リクライニング
操作レバーが設けられた操作側のラウンドリクライニン
グ装置が作動してアンロックになるタイミングより受動
側のラウンドリクライニング装置がアンロックになるタ
イミングが遅れるという問題点があった。
【0006】たとえば、右席のリクライニング装置で右
側のラウンドリクライニング装置にリクライニング操作
レバーが装着されている場合を考える。リクライニング
操作レバーを引き上げると、まず、操作側の右側のラウ
ンドリクライニング装置がアンロックになり、座席の右
側のみがアンロックになり座席の左側はロックされたま
まの状態になる。従って、シートバックの右側のみがシ
ートバック前傾バネの付勢力により前傾しようとする不
自然な状態になる。さらに、リクライニング操作レバー
を引くと受動側の左側のラウンドリクライニング装置も
アンロックされ、やっとシートバックの傾斜角度を自由
に調整できるようになる。このような受動側が遅れる動
作は乗員に大きな違和感を与え、操作フィーリングが悪
いという問題点があった。操作フィーリングとか乗員へ
の違和感という点では、むしろ操作側のラウンドリクラ
イニング装置より受動側のラウンドリクライニング装置
の方が早くアンロックしてくれた方が違和感が少なくて
良いという事実がある。
【0007】上記の問題点を解決するため、発明者らは
当初、ロックギヤの半径方向内方への後退移動を制御す
るレバー板を、操作側のラウンドリクライニング装置と
受動側のラウンドリクライニング装置とで別の形状とす
ることで対処してきた。すなわち、受動側のレバー板で
はセンターシャフトの回転に対応して即座にロックギヤ
の後退を開始させる形状としているのに対し、操作側の
レバー板ではセンターシャフトの回転にやや遅れてロッ
クギヤの後退を開始させるような形状としたのである。
これによりアンロックのタイミングのずれという問題点
は解決した。しかしながら、このために4種類のラウン
ドリクライニングユニットを用意しなければならなくな
った。ここでラウンドリクライニングユニットとはラウ
ンドリクライニング装置からセンターシャフトを抜いた
状態の組み付けユニット(アッシィAssy)をいう。
【0008】4種類のラウンドリクライニングユニット
とは、座席の左右のラウンドリクライニングユニットで
はラウンドリクライニングユニットの回動範囲が反転す
るため左右の2種類、それに操作側と受動側では異なっ
たレバー板を組み込むため操作側受動側の2種類、両者
を掛け合わせて合計4種類である。このため、一つの車
種ごとに4種類のラウンドリクライニングユニットを用
意しなければならず、量産性の障害になり、コストアッ
プの要因になるという問題点があった。また、操作側と
受動側のラウンドリクライニングユニットでは内蔵する
レバー板が異なるのみで外観からは全く識別できないた
め、組み付け時に注意を要するという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、操作側と受動側との動
作遅れに起因するリクライニング操作フィーリングの悪
さを解消しつつ、かつ、必要なラウンドリクライニング
ユニットの数を減らし量産性に好適でコストの削減の図
れるラウンドリクライニング型のリクライニング装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のうち請求項1記載の発明は、ベースプレー
トと、そのベースプレート上に回転可能に組み付けられ
内歯を有するギヤプレートと、半径方向にのみ移動可能
にベースプレートに組み付けられ前記ギヤプレートの内
歯と噛合可能な外歯を有する複数のロックギヤと、その
ロックギヤの半径方向外方への移動を制御しロックギヤ
をギヤプレートの内歯に噛合させるカムと、前記ロック
ギヤを内歯と噛合させる方向に前記カムを回転付勢する
バネと、前記カムと一体に回動すると共にロックギヤと
係合しロックギヤの半径方向内方への移動を制御するレ
バー板と、前記カムの非円形中心孔に挿通され回転する
ことにより前記バネの付勢力に抗してカムおよびレバー
板を回転駆動しロックギヤとギヤプレートとの噛合を解
除することが可能なセンターシャフトと、を備えるラウ
ンドリクライニング装置を有し、前記ラウンドリクライ
ニング装置を座席の左右二カ所に配設し、左右のラウン
ドリクライニング装置のセンターシャフトを連結シャフ
ト等の連結手段で連結すると共に、一方のセンターシャ
フトにリクライニング操作レバーを設けたリクライニン
グ装置において、操作側のセンターシャフトの非円形中
心孔挿通部分の形状を、前記カムの非円形中心孔に対し
て回転遊びを持たせるような形状としたことを特徴とす
る。
【0011】ここで、非円形中心孔とは、一般には角孔
を想定しているが、角孔に限定されるものではなくセン
ターシャフトの回転が空回りすることなくカムに回転を
伝達できる形状の孔のすべてをいう。たとえば6角形の
孔でも星形の孔でも良いし、楕円形の孔でも良い。
【0012】ここで、回転遊びとは、カムに対するセン
ターシャフトの回転方向のガタをいう、つまり、センタ
ーシャフトは回転遊びの範囲内でカムの非円形中心孔の
中で遊動可能であり、回転遊びの範囲を超えてセンター
シャフトを回転駆動するとカムを回転駆動することにな
る。
【0013】このように構成すると、操作レバーを引き
操作側のセンターシャフトを回転させ始めると、その回
転は連結シャフト等の連結手段を介して受動側のセンタ
ーシャフトに伝達される。このとき、連結手段のガタ等
のロストモーションが詰められるまで、受動側のセンタ
ーシャフトは回転しない。つまり、受動側のセンターシ
ャフトは操作側のセンターシャフトに遅れて駆動され
る。ここまでは従来のラウンドリクライニング装置と同
じである。本発明では操作側のセンターシャフトがカム
の非円形中心孔に対して回転遊びを持つように形成され
ている。このため、回転遊びが詰まるまで操作側のカム
は回転駆動されない。つまり、操作側のカムは操作側の
センターシャフトの回転に遅れて駆動される。ここで回
転遊びの大きさを適当に設定し、受動側のセンターシャ
フトの駆動遅れと操作側のカムの駆動遅れとが同じよう
になるようにすると、操作側と受動側のラウンドリクラ
イニング装置のカムがおおよそ同じようなタイミングで
回転駆動され、左右のラウンドリクライニング装置がほ
ぼ同じタイミングでアンロックされる。このため、リク
ライニング装置の操作フィーリングがとても良くなる。
【0014】そして、センターシャフトを引き抜いたラ
ウンドリクライニングユニットは座席右側用と左側用の
2種類のみ用意すればよい。ロックギヤを後退させるレ
バー板は操作側、受動側共に同じ形状のものを用いれば
良いからである。操作側、受動側の区別はラウンドリク
ライニングユニットに挿入するセンターシャフトの種別
で行う。操作側にはカムの非円形中心孔に対して回転遊
びを有するセンターシャフトを挿入する。受動側には回
転遊びの無いセンターシャフトを挿入する。センターシ
ャフトを挿入したラウンドリクライニング装置が操作側
か受動側かの区別は、センターシャフトを手指で回して
みれば分かる。操作側ではセンターシャフトに回転遊び
に起因する僅かなガタを検知することができる。受動側
ではカムがバネにより強くロックギヤを押し付けてお
り、センターシャフトを手指の力では回すことはできな
い。また、回転ガタも検知できない。このように、ラウ
ンドリクライニングユニットが2種類のみで良いので量
産性に優れ、コストを低下させることができる。
【0015】回転遊びの大きさについては、基本的には
左右のラウンドリクライニング装置のセンターシャフト
を連結する連結手段のロストモーション量と同じ程度に
するのが好ましい。現実的には、ロストモーション量の
大きさはラウンドリクライニング装置の構成によって異
なり一概に所定の値に限定することはできない。たとえ
ば、ロックギヤが2枚のものと、3枚のものと、4枚の
ものとでは、発生するロストモーション量もそれぞれ異
なってきており、それぞれ要求される回転遊びの大きさ
も異なってくるからである。具体的には、ロックギヤが
2枚のもので標準の大きさのものでは、回転遊びの大き
さは1°以上5°以下とすることが好適であった。1°
以下では連結手段に要求される精度が厳しすぎ、5°以
上では連結手段の通常のロストモーションに比べて回転
遊びが大きくなりすぎるからである。さらに好適には、
回転遊びの大きさは2°以上4°以下に設定することが
好ましかった。通常の精度で製作した連結手段のロスト
モーション量は3°程度の値を示すからである。しか
し、これらの数値は回転遊びの大きさの具体的なイメー
ジを表すため示したものであり、本発明の回転遊びの大
きさについて何の限定も与えるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照し説明する。図1(A)は本発明に係るリクライ
ニング装置のラウンドリクライニングユニットを一部破
断して示す平面図、図1(B)は図1(A)のA−A線
断面図である。このラウンドリクライニングユニットは
略円板状のベースプレート1と略お椀形状のギヤプレー
ト2を重ね合わせ、互いに回転可能な状態で側周部をブ
ラケット3によりリングかしめをして一体化したもので
ある。ベースプレート1とギヤプレート2の間にはキャ
ビティ(空間)4が有り、そのキャビティ4内に2枚の
ロックギヤ5、5、中央のカム6、2つの渦巻きバネ
7,7、レバー板8等のロック、アンロックのための部
材が配設されている。
【0017】図2は図1(A)のB−B線断面図であ
る。図2には図1には無かったセンターシャフト9を付
け加えて描いている。センターシャフト9には先端にス
プライン91が形成され、中程にカム6の角孔61に挿
通される角孔挿通部分92が形成され、後端に操作レバ
ー取り付け部分93が形成されている。図2から明らか
なように、ベースプレート1の内周面1Aにギヤプレー
ト2の外周面2Aが摺接するようにしてベースプレート
1にギヤプレート2が回転自在に組み込まれ、ブラケッ
ト3によりかしめられて両者1,2が一体に組み込まれ
ている。このようにベースプレート1とギヤプレート2
が一体に組み込まれたものをラウンドリクライニングユ
ニットと称し、ラウンドリクライニングユニットにセン
ターシャフト9が組み込まれたものをラウンドリクライ
ニング装置と称することとする。
【0018】ベースプレート1の背面には同一円周上に
複数個の円形突起1Bが形成され、ギヤプレート2の背
面にも複数個の円形突起2Bが形成されている。これら
の円形突起1B、2Bはシートフレーム又はシートバッ
クフレームに固定するためのものである。通常はベース
プレート1に図示しないシートフレームを取り付け複数
の円形突起1Bにより回転しないようベースプレート1
を固定する。ギヤプレート2には図示しないシートバッ
クフレームを取り付け複数の円形突起2Bによりシート
バックの傾動と共にギヤプレート2が回転するようにす
る。勿論、ベースプレート1とギヤプレート2とを取り
付けるフレームを逆にしても良い。
【0019】図3は図2のC−C線断面図である。装置
の構造を分かり易く示すため、環状断面で現れるギヤプ
レート2の一部を破断してその下部のベースプレート1
の構造を示している。ベースプレート1にはその内側上
面に一対のガイド凸部1C,1Dが2組形成されてい
る。そのガイド凸部1C,1Dに案内されて半径方向
(図3では上下方向)に摺動自在に板状のロックギヤ
5、5が組み付けられている。ロックギヤ5は図面上下
に2枚配設されている。各ロックギヤ5の外周側には外
歯51が形成されている。
【0020】また、ベースプレート1にはその内側上面
の図面左右に半月状突起1Eが2つ形成され、その各半
月状突起1E,1Eにそれぞれ渦巻きバネ7、7の一方
のフック部が係合されている。そして、ベースプレート
1の中央にはカム6が回転可能に配設されている。カム
6は板状で、両端にロックギヤ5,5の後退面に当接す
るカム面6Bと、バネ7、7の他方のフック部と係合す
るフック係合部6Cとを有し、中心に長方形の角孔61
を有する。角孔61は非円形中心孔を構成する。カム6
は渦巻きバネ7,7と係合し、図面時計回転方向に強く
付勢されている。カム6はロックギヤ5,5に当接し時
計回転方向の付勢力によりロックギヤ5,5を半径外側
方向に強く付勢している。カム6の角孔61には図2に
示したセンターシャフト9が挿入され、センターシャフ
ト9を回転させることにより渦巻きバネ7,7の付勢力
に抗してカム6を図面反時計回転方向に回転させること
ができるようになっている。
【0021】カム6には、図3で紙面上方に突出するよ
うに円柱状の突起62が二カ所形成されている。また、
各ロックギヤ5にも図3で紙面上方に突出するように円
柱状の突起52が形成されている。そして、図1に示す
ように、カム6及び2枚のロックギヤ5、5の上方から
レバー板8が載置され組み込まれている。レバー板8に
はカム6の突起62、62と嵌合する孔が明けられ、そ
の孔と突起62、62とが嵌合してレバー板8はカム6
と一体になって回転する。レバー板8には2つの長孔8
1、81が明けられており、各長孔81と各ロックギヤ
5の突起52が係合するように組み込まれている。カム
6及びレバー板8が図面反時計回転方向に回転させられ
ると、長孔81、81の周縁が各ロックギヤ5、5の突
起52、52に当接し、各ロックギヤ5、5を半径中心
方向に後退させるようになっている。
【0022】図3を参照し、ギヤプレート2の内周面に
は内歯21が形成されている。内歯21は内周面の全周
に渡って形成されているのではなく、内歯21の形成さ
れていない単なる円周面からなる平坦部22を有してい
る。内歯21の部分と平坦部22はそれぞれ2箇所ずつ
有り、互いに交互にくるように配置されている。この内
歯21、21は前述したロックギヤ5,5の外歯51,
51と噛合するものである。
【0023】以上説明した各図において、図面を分かり
易くするため、ギヤプレート2の内歯21やロックギヤ
5の外歯51のピッチ角を粗く描いたが実際にはこれら
の歯21,51のピッチ角は2度ピッチ程度の細かいも
のである。そして、ベースプレート1,ギヤプレート
2,ロックギヤ5,カム6等はプレス加工により形成さ
れ、浸炭加工されて十分な強度を持って製作されるもの
である。
【0024】図4は上述のラウンドリクライニング装置
を座席の左右に2個配設したリクライニング装置の断面
図である。図面左側の操作側ラウンドリクライニング装
置100には、そのセンターシャフト9にリクライニン
グ操作レバー10が取り付けられ、リクライニング操作
レバー10を引くことにより渦巻きばね7、7の付勢力
に抗してセンターシャフト9及びカム6を回転できるよ
うにされている。図面右側の受動側ラウンドリクライニ
ング装置200は、そのセンターシャフト9′が操作側
ラウンドリクライニング装置100のセンターシャフト
9と連結シャフト11により結合されている。連結シャ
フト11は各センターシャフト9、9′とスプライン9
1、91′により結合され、操作側のセンターシャフト
9の回転を確実に受動側のセンターシャフト9′に伝え
るようになっている。
【0025】ここで、操作側のセンターシャフト9と受
動側のセンターシャフト9′とでは、角孔挿通部分9
2、92′の形状のみが僅かに異なるように形成されて
いる。受動側のセンターシャフト9′では、角孔挿通部
分92′がカム6の角孔61に丁度嵌合し、センターシ
ャフト9′とカム6との間で回転遊び(回転ガタ)が生
じないように形成されている。これに対して操作側のセ
ンターシャフト9では、角孔挿通部分92とカム6の角
孔61との間に僅かな隙間を生ずるように形成され、セ
ンターシャフト9とカム6との間で僅かな、具体的には
回転角度で3°程度の、回転遊びが発生するように形成
されている。
【0026】図5は操作側のセンターシャフト9の角孔
挿通部分92とカム6の角孔61との間の隙間を誇張し
て描いた説明図である。図5(A)では角孔挿通部分9
2は角孔61より僅かに小さく形成され、両者の間に隙
間ΔXを生じしめている。この隙間ΔXによりセンター
シャフト9とカム6との間に回転遊び(回転ガタ)を発
生させている。回転遊びの大きさは3°程度の小さなも
のであるので実際の隙間ΔXの大きさは0.1mm以下
の微少なものである。図5(B)では角孔挿通部分92
は角孔61と相似形ではなく、角孔挿通部分92の長辺
部分が角孔61の端縁とテーパー状の角度Δθを有する
ように形成されている。角度Δθによる回転遊びの大き
さは3°程度のものであるので、実際の角度Δθの大き
さは1.5°程度の小さなものである。
【0027】以上の構成に基づき、作動について説明す
る。ベースプレート1は図示しない座席のシートフレー
ムに取り付ける。この時、円形突起1Bがシートフレー
ムと係合しベースプレート1は回転しないように固定さ
れる。ギヤプレート2は図示しないシートバックフレー
ムに取り付けられ、円形突起2Bがシートバックフレー
ムと係合しシートバックフレームの傾動と共にギヤプレ
ート2が回転するようにされる。図3を参照し、常時
は、渦巻きバネ7,7の付勢力によりカム6を介して2
枚のロックギヤ5,5がギヤプレート2の内周面に強く
押し付けられ、ロックギヤ5の外歯51がギヤプレート
2の内歯21に噛合し、ギヤプレート2がロックされて
いる。つまり、座席のシートバックはその傾斜角度を維
持する。
【0028】乗員がシートバックの傾斜角度を調整する
ためロックを外す時は、図4に示すように、リクライニ
ング操作レバー10を引いて左右のラウンドリクライニ
ング装置100、200のセンターシャフト9及び9′
を回転させようとする。このとき最初の微少角度の回転
により、操作側ラウンドリクライニング装置100では
カム6の角孔61とセンターシャフト9の角孔挿通部分
92との回転遊び(図5に示すΔXまたはΔθ)により
センターシャフト9が空転し回転遊びが詰まる。この間
の操作側ラウンドリクライニング装置100のセンター
シャフト9の微少回転により、操作側ラウンドリクライ
ニング装置100のセンターシャフト9から受動側ラウ
ンドリクライニング装置200のセンターシャフト9′
に至るロストモーションが詰められる。このロストモー
ションは、操作側のセンターシャフト9のスプライン9
1と連結シャフト11との間のガタ、連結シャフト11
のねじれ、連結シャフト11と受動側のセンターシャフ
ト9′との間のガタ等により生ずるものである。
【0029】このため、操作側のラウンドリクライニン
グ装置100のカム6と受動側のラウンドリクライニン
グ装置200のカム6とが、殆ど同時に回転を開始す
る。図3を参照し、渦巻きバネ7,7の付勢力に抗して
カム6を図面反時計方向に回転させると、2枚のロック
ギヤ5,5は半径方向内側に移動することが可能にな
り、内歯21と外歯51との噛合が外れる。このとき、
図1に示すレバー板8もカム6と一体に回転し、レバー
板8の長孔81の内周縁がロックギヤ5の突起52に当
接し、ロックギヤ5を積極的に中心方向に移動させ噛合
を外す。噛合が外れるとギヤプレート2の回転が自由に
なり、ラウンドリクライニング装置がアンロックにな
る。操作側のカム6と受動側のカム6とが殆ど同時に回
転を開始し、同じように回転するから左右のラウンドリ
クライニング装置100、200がアンロックになるタ
イミングは殆ど同時である。
【0030】左右のラウンドリクライニング装置10
0、200がアンロックになれば、リクライニング装置
がアンロックになり、シートバックの傾斜角度を自由に
調整できる。調整が終了したらリクライニング操作レバ
ー10を緩めることにより、左右のラウンドリクライニ
ング装置100、200それぞれの渦巻きバネ7,7の
付勢力によりロックギヤ5,5の外歯51,51がギヤ
プレート2の内歯21、21に噛合してギヤプレート2
をロックする。リクライニング装置をロックする際に
は、左右それぞれのラウンドリクライニングユニットの
渦巻きばね7の付勢力により左右独立にカム6が回転さ
せられるから、連結シャフト11等のロストモーション
の影響を余り受けず、殆ど同時に左右のラウンドリクラ
イニング装置100、200がロックされる。
【0031】このように、本実施の形態では左右のラウ
ンドリクライニング装置100、200が殆ど同時にア
ンロックされ、また、ロックされるから操作フィーリン
グが非常に良い。しかし、操作側のラウンドリクライニ
ング装置のセンターシャフトの回転遊びを連結シャフト
等のロストモーションよりやや大きめに形成し、操作側
より受動側のラウンドリクライニング装置がやや早くア
ンロックするように構成しても、比較的良好な操作フィ
ーリングを得ることができる。
【0032】図4に示す例では、左側のラウンドリクラ
イニング装置100を操作側としたが、座席が運転席か
助手席かで左右何れのラウンドリクライニングユニット
を操作側とし従動側とするかが変わる。操作側、受動側
を変更するには左右のラウンドリクライニングユニット
はそのままとし、操作側とするラウンドリクライニング
ユニットに角孔挿通部分92に回転遊びのあるセンター
シャフト9を挿入し、受動側とするラウンドリクライニ
ングユニットに角孔挿通部分92′に回転遊びの無いセ
ンターシャフト9′を挿入して組み付ければよい。つま
り、ラウンドリクライニング装置からセンターシャフト
を抜いた組み付けユニットであるラウンドリクライニン
グユニットは、左側用と右側用の2種類のみを用意すれ
ば良いことになる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、座席の
左右二カ所にラウンドリクライニング装置を配設したリ
クライニング装置において、操作側のラウンドリクライ
ニング装置のセンターシャフトとカムとの間に回転遊び
を持たせるようにしたものであるから、操作側から受動
側のラウンドリクライニング装置に至る動作遅れが吸収
でき、左右のラウンドリクライニング装置がアンロック
となるタイミングが殆ど一致し、操作フィーリングが向
上するという優れた効果がある。また、上記の効果に加
え、ラウンドリクライニング装置からセンターシャフト
を抜いた組み付けユニットであるラウンドリクライニン
グユニットは、左側用と右側用の2種類のみを用意すれ
ば良いから、組み付けが容易になり量産性に優れコスト
の低減が図れるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係るリクライニング装置のラ
ウンドリクライニングユニットを一部破断して示す平面
図であり、(B)は図1(A)のA−A線断面図であ
る。
【図2】図1(A)のB−B線断面図である。
【図3】図2のC−C線断面図である。
【図4】ラウンドリクライニング装置を座席の左右に2
個配設したリクライニング装置の断面図である。
【図5】操作側のセンターシャフトの角孔挿通部分とカ
ムの角孔との隙間を誇張して描いた説明図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 ギヤプレート 21 内歯 5 ロックギヤ 51 外歯 6 カム 61 角孔(非円形中心孔) 7 渦巻きバネ 8 レバー板 9 センターシャフト 91 スプライン 92 角孔挿通部分(非円形中心孔挿通部分) 10 リクライニング操作レバー 11 連結シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 和広 愛知県犬山市字柿畑1番地 株式会社今仙 電機製作所内 Fターム(参考) 3B099 AA05 BA04 CA05 CA23 CA31 CB06 DA04 DA07 DA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートと、そのベースプレート
    上に回転可能に組み付けられ内歯を有するギヤプレート
    と、半径方向にのみ移動可能にベースプレートに組み付
    けられ前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な外歯を有す
    る複数のロックギヤと、そのロックギヤの半径方向外方
    への移動を制御しロックギヤをギヤプレートの内歯に噛
    合させるカムと、前記ロックギヤを内歯と噛合させる方
    向に前記カムを回転付勢するバネと、前記カムと一体に
    回動すると共にロックギヤと係合しロックギヤの半径方
    向内方への移動を制御するレバー板と、前記カムの非円
    形中心孔に挿通され回転することにより前記バネの付勢
    力に抗してカムおよびレバー板を回転駆動しロックギヤ
    とギヤプレートとの噛合を解除することが可能なセンタ
    ーシャフトと、を備えるラウンドリクライニング装置を
    有し、前記ラウンドリクライニング装置を座席の左右二
    カ所に配設し、左右のラウンドリクライニング装置のセ
    ンターシャフトを連結シャフト等の連結手段で連結する
    と共に、一方のセンターシャフトにリクライニング操作
    レバーを設けたリクライニング装置において、 操作側のセンターシャフトの非円形中心孔挿通部分の形
    状を、前記カムの非円形中心孔に対して回転遊びを持た
    せるような形状としたことを特徴とするリクライニング
    装置。
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