JP2001085620A - 集積回路の試験装置 - Google Patents

集積回路の試験装置

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JP2001085620A JP25757199A JP25757199A JP2001085620A JP 2001085620 A JP2001085620 A JP 2001085620A JP 25757199 A JP25757199 A JP 25757199A JP 25757199 A JP25757199 A JP 25757199A JP 2001085620 A JP2001085620 A JP 2001085620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路の試験用外部端子を少なくしてコス
トの削減を図る。また、集積回路が複数の機能マクロを
内蔵する場合に、試験用外部端子を少なくしてコストの
削減を図るとともに、各機能マクロの試験時間の短縮を
図る。 【解決手段】 少なくとも1つ以上の試験パターンにお
いて論理レベルが“H”または“L”に固定される信号
が入力される機能マクロ1の入力端子INm+1 〜INn
に対して、集積回路の内部で発生させた論理固定信号を
セレクタSm+1 〜Sn を介して選択的に供給するように
することにより、そのような論理固定信号を入力するた
めの外部入力端子を集積回路に設けなくても済むように
する。集積回路が複数の機能マクロを内蔵する場合に
は、上述のように構成した上で各機能マクロの試験を同
時並列的に行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路の試験装置
に関し、特に、1つの機能を実現する回路をマクロ化し
て他の回路と同一の集積回路に内蔵したいわゆるシステ
ムLSIの試験方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CPUやDSPあるいはDRAM
などの回路は、それぞれ異なるボード上に独立デバイス
として実装されていた。ところが、近年では、それら回
路の微細化や高度化等に伴って、当該回路をマクロ化
し、検証済機能マクロとして他の回路と同一の集積回路
に内蔵する製品、いわゆるシステムLSIが増加してき
ている。しかも、1つの集積回路内に複数の機能マクロ
を内蔵する場合も増加してきている。
【0003】独立デバイスをマクロ化した機能マクロ
は、そのレイアウトが固定されていることが多い。その
ため、いわゆるロジックスキャン等の試験容易化回路を
機能マクロ内に後から追加することは難しい。このこと
から、機能マクロを含むシステムLSIの動作試験は、
外部から命令や必要な信号を与えて機能マクロを実際に
動作させ、その処理結果を外部に取り出すといったファ
ンクション試験によって行われることが多い。
【0004】図20は、機能マクロに対してファンクシ
ョン試験を行うための従来の原理を示す構成図である。
なお、ここでは、機能マクロの入力側のみを代表として
示している。図20に示すように、機能マクロ100に
は、複数の入力端子IN0 ,IN1 ,…,INn-1 ,I
Nn が備えられている。また、これら複数の入力端子I
N0 ,IN1 ,…,INn-1 ,INn のそれぞれに対応
して、複数のセレクタS0 ,S1 ,…,Sn-1 ,Sn が
備えられている。
【0005】各セレクタS0 〜Sn は、機能マクロ10
0を含んで構成される集積回路の外部入力端子からファ
ンクション試験動作時に入力される信号(ファンクショ
ン試験のための命令や必要な信号)と、集積回路に含ま
れる機能マクロ100以外の他の回路等から当該集積回
路の通常動作時に入力される信号とを2入力とし、その
何れかを選択して機能マクロ100の各入力端子IN0
〜INn に供給する。このとき各セレクタS0 〜Sn
は、その制御端子に入力される制御信号に応じて2入力
の選択状態を切り換える。
【0006】すなわち、各セレクタS0 〜Sn は、上記
制御信号としてテストモードが設定されているときは、
集積回路の外部入力端子からファンクション試験動作時
に入力される信号を選択して機能マクロ100の各入力
端子IN0 〜INn に供給する。一方、テストモードが
設定されていないとき、すなわち、通常動作モードが設
定されているときは、各セレクタS0 〜Sn は、集積回
路に含まれる機能マクロ100以外の他の回路等から入
力される信号を選択して機能マクロ100の各入力端子
IN0 〜INn に供給する。
【0007】このように、図20に示す構成において
は、集積回路に内蔵した検証済機能マクロ100につい
ても、独立デバイスに対して行っていた既存のファンク
ション試験を同様に行うことが可能となるように、テス
ト動作時に機能マクロ100の全入力端子IN0 〜IN
n を集積回路の外部入力端子と接続するように、各セレ
クタS0 〜Sn によって端子定義の変更を行っている。
【0008】図21は、1つの集積回路内に異なる2つ
の機能マクロを内蔵した場合の従来の構成例を示す図で
ある。図21に示す構成では、1つの集積回路内に2つ
の機能マクロA,B(101,102)とこれ以外のユ
ーザロジック103とを内蔵しており、これらに対して
集積回路の外部入力端子107から必要な信号を与える
ことにより、ファンクション試験を順次行う。そして、
各機能マクロ101,102での処理結果を集積回路の
外部出力端子108から出力することにより、ファンク
ション試験の結果を得る。
【0009】例えば、最初に機能マクロ101,102
のファンクション試験を順次に行った後、ユーザロジッ
ク103のファンクション試験を行う。ここで、機能マ
クロ101のファンクション試験を行うときには、機能
マクロAセレクト端子104から機能マクロ101に対
してセレクト信号を供給する。また、機能マクロ102
のファンクション試験を行うときには、機能マクロBセ
レクト端子105から機能マクロ102に対してセレク
ト信号を供給する。また、ユーザロジック103のファ
ンクション試験を行うときには、制御信号入力端子10
6からユーザロジック103に対してテストモードであ
ることを示す信号を供給する。
【0010】機能マクロ101のファンクション試験を
行うときには、集積回路の外部入力端子107から入力
された信号を機能マクロ101に供給する。このとき、
複数ある外部入力端子107の一部から入力された信号
は、当該入力信号とユーザロジック103で処理された
信号との何れかを選択的に出力するセレクタ109を介
して機能マクロ101に供給される。そして、この機能
マクロ101で処理された結果を、当該機能マクロ10
1で処理された信号と、機能マクロ102で処理された
信号と、通常動作時の出力信号との何れかを選択的に出
力するセレクタ111を介して集積回路の外部出力端子
108から外部に出力する。
【0011】また、機能マクロ102のファンクション
試験を行うときには、集積回路の外部入力端子107か
ら入力された信号を機能マクロ102に供給する。この
とき、複数ある外部入力端子107の一部から入力され
た信号は、当該入力信号とユーザロジック103で処理
された信号との何れかを選択的に出力するセレクタ11
0を介して機能マクロ102に供給される。そして、こ
の機能マクロ102で処理された結果を上記セレクタ1
11を介して集積回路の外部出力端子108から外部に
出力する。なお、複数ある外部出力端子108の中に
は、例えば機能マクロ102で処理された信号のみを出
力する専用の端子もある。
【0012】また、ユーザロジック103のファンクシ
ョン試験を行うときには、集積回路の外部入力端子10
7から入力された信号をユーザロジック103に供給す
る。このとき、ユーザロジック103で処理された信号
は、上述のセレクタ109,110を介して機能マクロ
101,102に供給される。そして、これらの機能マ
クロ101,102で処理された結果を上記セレクタ1
11を介して、あるいは介することなく集積回路の外部
出力端子108から外部に出力する。このような構成に
おいて、機能マクロ101,102のみとつながる集積
回路の外部端子は試験用端子である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記図20に示したよ
うに、従来のシステムLSI等の集積回路では、当該集
積回路に内蔵した機能マクロについても既存のファンク
ション試験を行えるようにするために、機能マクロの各
入力端子に対して試験用の各種信号を外部から供給する
ための試験用端子(外部入力端子)を集積回路に備える
ことが必要であった。このことは、機能マクロでの処理
結果を出力する各出力端子についても同様である。その
ため、通常動作時には使わない試験用の外部端子を集積
回路に数多く設ける必要があり、集積回路のコストアッ
プを招くという問題があった。
【0014】また、上記図21に示したように、複数の
機能マクロを内蔵する集積回路においては、試験対象と
なる機能マクロの入出力端子を集積回路の試験用外部端
子に選択的に接続して、各機能マクロのファンクション
試験を順番に行っていた。そのため、全ての機能マクロ
を試験するのにかかる時間が増大するという問題があっ
た。
【0015】このような試験時間の増大を防止するため
の手段としては、図22に示すように、機能マクロを選
択するためのセレクト信号をマクロセレクト端子112
から2つの機能マクロ101,102に同時に供給する
ことにより、2つの機能マクロ101,102でファン
クション試験を同時並列的に行うようにすることが考え
られる。
【0016】しかしながら、このように構成した場合に
は、少なくとも試験動作時には、各機能マクロ101,
102の入出力端子を全て集積回路の試験用外部端子に
接続するようにする必要があることから、集積回路の試
験用外部端子を増やす必要があった。そのため、試験用
端子数の増大によるコストアップという問題は更に大き
なもとのなってしまう。
【0017】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、集積回路の試験用外部端子の増
大を抑制してコストの削減を図ることを目的とする。ま
た、本発明は、複数の機能マクロを内蔵する集積回路の
試験において、試験用外部端子の増大を抑制してコスト
の削減を図るとともに、各機能マクロを同時並列的に試
験することで試験時間の短縮を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による集積回路の
試験装置は、集積回路に内蔵される機能マクロの試験を
行うための装置であって、少なくとも1つ以上の試験パ
ターンにおいて論理レベルが変化しない信号、あるいは
集積回路の特定の外部入力端子から入力される信号と特
定の関係にある信号を発生させる信号発生回路と、信号
発生回路で発生された信号を機能マクロの入力端子に選
択的に供給する選択回路とを備えることを特徴とする。
このように構成することにより、論理レベルが変化しな
い信号や、集積回路の特定の外部入力端子から入力され
る一の信号と特定の関係にある信号については集積回路
の内部で発生させることが可能となることから、そのよ
うな信号を入力するための外部入力端子を集積回路に設
けなくても済む。
【0019】例えば、本発明の1つの態様では、少なく
とも1つ以上の試験パターンにおいて論理レベルの変化
しない信号が入力される機能マクロの入力端子に対し
て、集積回路の内部で発生させた論理レベル固定の信号
を選択的に供給するようにしたことを特徴とする。この
ように構成することにより、機能マクロの試験時に使用
する論理レベル固定の信号を、集積回路の内部で発生さ
せることが可能となることから、そのような論理固定信
号を集積回路の外部入力端子から入力しなくても済む。
【0020】本発明の他の態様では、論理レベルが変化
する信号を入力する集積回路の外部入力端子は、そこか
ら入力される信号を機能マクロの2つ以上の入力端子で
同時に使用しない限り、1つの外部入力端子を当該同時
に使用しない端子を含む機能マクロの複数の入力端子で
共有するようにしたことを特徴とする。このように構成
することにより、共有した1つの外部入力端子から機能
マクロの複数の入力端子に対して、各試験パターン毎に
対応する信号を適宜供給することが可能となる。
【0021】本発明のその他の態様では、少なくとも1
つ以上の試験パターンにおいて論理レベルが互いに同一
の信号が入力される機能マクロの複数の入力端子に対し
て、集積回路の特定の外部入力端子から入力した信号を
選択的に供給するようにしたことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、共有した1つの外部入力端子
から機能マクロの複数の入力端子に対して同一の信号を
供給することが可能となる。
【0022】本発明のその他の態様では、少なくとも1
つ以上の試験パターンにおいて論理レベルが一の信号と
は逆の信号が入力される機能マクロの入力端子に対し
て、上記一の信号からその逆論理の信号を集積回路の内
部で発生させて選択的に供給するようにしたことを特徴
とする。このように構成することにより、機能マクロの
複数の入力端子に対して一の信号とその逆論理の信号と
を1つの外部入力端子から供給することが可能となる。
【0023】本発明のその他の態様では、少なくとも1
つ以上の試験パターンにおいて一の信号より一定量だけ
遅れた信号またはその逆論理の信号が入力される機能マ
クロの入力端子に対して、上記一の信号から一定量だけ
遅れた信号またはその逆論理の信号を集積回路の内部で
発生させて選択的に供給するようにしたことを特徴とす
る。ここで、特定の外部入力端子より入力した一の信号
の立ち上がりおよび立ち下がりの遅延量をそれぞれ独立
に設定するようにしても良い。このように構成すること
により、機能マクロの複数の入力端子に対して一の信号
とその信号から一定量だけ遅れた信号またはその逆論理
の信号とを1つの外部入力端子から供給することが可能
となる。また、上記一の信号から一定量だけ遅れた信号
として、立ち上がり側と立ち下がり側の遅延量を異なら
せた信号を供給することが可能となる。
【0024】本発明のその他の態様では、上記に示した
ような各構成において、機能マクロの入力端子に対して
入力する信号の選択状態をレジスタに設定された制御情
報に従って制御することを特徴とする。ここで、上記レ
ジスタに対する制御情報の設定は、機能マクロとも接続
される共通バスを介して行うようにしても良い。このよ
うに構成することにより、機能マクロの入力端子に対し
て入力する信号の選択状態を制御するために特別な外部
端子を集積回路に設けなくても済む。
【0025】また、本発明による集積回路の試験装置
は、集積回路に内蔵される機能マクロの試験を行うため
の装置であって、機能マクロの出力端子から出力される
信号と、論理レベルが変化しない信号あるいは上記集積
回路の特定の外部入力端子から入力される信号と特定の
関係にある信号を試験の期待値信号として比較すること
により、機能マクロの1つ以上の出力端子から出力され
る信号毎に試験結果の良否を判定し、それぞれの判定結
果をまとめて集積回路の特定の外部出力端子に選択的に
供給する内部判定回路を備えることを特徴とする。この
ように構成することにより、試験結果を出力する出力端
子が機能マクロに多数備えられていても、それらの出力
端子から出力された試験結果を集積回路の内部で判定し
て特定の外部出力端子から出力するので、機能マクロの
各出力端子から得られた試験結果を外部に出力するため
に数多くの外部出力端子を集積回路に設けなくても済
む。
【0026】例えば、本発明の1つの態様では、少なく
とも1つ以上の試験パターンにおいて機能マクロの出力
端子から出力される論理レベルの変化しない信号と、集
積回路の内部で発生させた論理レベル固定の期待値信号
とを比較することにより、機能マクロの1つ以上の出力
端子から出力される信号毎に試験結果の良否を判定し、
それぞれの判定結果をまとめて集積回路の特定の外部出
力端子に選択的に供給するようにしたことを特徴とす
る。このように構成することにより、試験結果を出力す
る出力端子が機能マクロに多数備えられていても、それ
らの出力端子から出力された試験結果を集積回路の内部
で判定して特定の外部出力端子から出力することが可能
となる。また、比較対象となる論理固定の期待値信号を
集積回路の内部で発生しているので、そのような論理固
定信号を集積回路の外部入力端子から入力しなくても済
む。
【0027】本発明のその他の態様では、集積回路が備
える特定の外部出力端子以外の外部出力端子は、機能マ
クロの複数の出力端子から出力される信号を1つの外部
出力端子で同時に使用しない限り、当該1つの外部出力
端子を機能マクロの複数の出力端子で共有するようにし
たことを特徴とする。このように構成することにより、
機能マクロの複数の出力端子から共有した1つの外部出
力端子に対して、各試験パターン毎に対応する試験結果
の信号を適宜供給することが可能となる。
【0028】本発明のその他の態様では、少なくとも1
つ以上の試験パターンにおいて機能マクロの複数の出力
端子から出力される論理レベル同一の信号と、集積回路
の特定の外部入力端子より入力された期待値信号とを比
較することにより、機能マクロの1つ以上の出力端子か
ら出力される信号毎に試験結果の良否を判定し、それぞ
れの判定結果をまとめて集積回路の特定の外部出力端子
に選択的に供給するようにしたことを特徴とする。この
ように構成することにより、試験結果を出力する出力端
子が機能マクロに多数備えられていても、それらの出力
端子から出力された試験結果を集積回路の内部で判定し
て特定の外部出力端子から出力することが可能となる。
また、機能マクロの1つ以上の出力端子から出力される
信号との比較対象となる期待値信号を特定の外部入力端
子より共通に入力しているので、論理レベルが同一の期
待値信号を入力するために多数の外部入力端子を集積回
路に設けなくても済む。
【0029】本発明のその他の態様では、少なくとも1
つ以上の試験パターンにおいて一の期待値信号と論理レ
ベルが逆となる期待値信号を上記一の期待値信号から集
積回路の内部で発生させ、機能マクロの出力端子から出
力される信号と、一の期待値信号およびこれと論理レベ
ルが逆の期待値信号とを夫々比較することにより、機能
マクロの1つ以上の出力端子から出力される信号毎に試
験結果の良否を判定し、それぞれの判定結果をまとめて
集積回路の特定の外部出力端子に選択的に供給するよう
にしたことを特徴とする。このように構成することによ
り、試験結果を出力する出力端子が機能マクロに多数備
えられていても、それらの出力端子から出力された試験
結果を集積回路の内部で判定して特定の外部出力端子か
ら出力することが可能となる。また、特定の外部入力端
子より入力された期待値信号からそれとは逆論理の期待
値信号を集積回路の内部で発生しているので、論理レベ
ルが互いに逆の期待値信号を入力するために多数の外部
入力端子を集積回路に設けなくても済む。
【0030】本発明のその他の態様では、上記一の期待
値信号は、リセット信号と同一またはこれと論理レベル
が逆の信号であることを特徴とする。このように構成す
ることにより、期待値信号を入力する端子をリセット端
子が兼ねることが可能となる。
【0031】本発明のその他の態様では、少なくとも1
つ以上の試験パターンにおいて一の期待値信号より一定
量だけ遅れた期待値信号またはその逆論理の期待値信号
を上記一の期待値信号から集積回路の内部で発生させ、
機能マクロの出力端子から出力される信号と、一の期待
値信号およびこれから一定量だけ遅れた期待値信号また
はその逆論理の期待値信号とを夫々比較することによ
り、機能マクロの1つ以上の出力端子から出力される信
号毎に試験結果の良否を判定し、それぞれの判定結果を
まとめて集積回路の特定の外部出力端子に選択的に供給
するようにしたことを特徴とする。ここで、上記特定の
外部入力端子より入力した一の期待値信号の立ち上がり
および立ち下がりの遅延量をそれぞれ独立に設定するよ
うにしても良い。このように構成することにより、試験
結果を出力する出力端子が機能マクロに多数備えられて
いても、それらの出力端子から出力された試験結果を集
積回路の内部で判定して特定の外部出力端子から出力す
ることが可能となる。また、特定の外部入力端子より入
力された期待値信号から一定量だけ遅れた期待値信号ま
たはその逆論理の期待値信号を集積回路の内部で発生し
ているので、一の期待値信号と一定量だけ遅れた期待値
信号等を入力するために多数の外部入力端子を集積回路
に設けなくても済む。また、上記一の信号から一定量だ
け遅れた信号として、立ち上がり側と立ち下がり側の遅
延量を異ならせた信号を集積回路の内部で発生すること
が可能となる。
【0032】本発明のその他の態様では、上記に示した
ような各構成において、機能マクロの出力端子から出力
される信号毎に行われる試験結果の良否判定をレジスタ
に設定された制御情報に従って制御することを特徴とす
る。ここで、上記レジスタに対する制御情報の設定は、
機能マクロとも接続される共通バスを介して行うように
しても良い。このように構成することにより、機能マク
ロでの試験結果の良否判定を制御するために特別な外部
端子を集積回路に設けなくても済む。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。システムLSI等の集積回路に用
いられる検証済機能マクロ、特にプロセッサコア等は、
動作モード信号、割込信号、エラー信号等の多数の信号
を扱う。機能マクロのファンクション試験は、機能単位
で分割した幾つかのテストパターン信号を入力して行う
が、上述の多数の信号は、大部分のテストパターンにお
いて、ある入力信号が固定または他の入力信号と共通、
あるいは、ある出力信号が固定または他の出力信号と共
通になる等の性質を有する。
【0034】例えば、ある特定のテストパターンでファ
ンクション試験を行うときには、割込信号用の端子に入
力されるテスト信号は論理レベルが時間経過と共に変化
するが、エラー信号用の端子に入力されるテスト信号は
論理レベルが固定されるといった具合いである。以下に
述べる各実施形態では、このような性質を考慮して端子
情報の入出力を工夫することにより、ファンクション試
験に必要な外部端子の削減を図るものである。
【0035】(第1の実施形態)図1は、機能マクロに
対してファンクション試験を行う第1の実施形態による
原理を示す構成図である。図1に示すように、機能マク
ロ1には、複数の入力端子IN0 ,…,INm ,INm+
1 ,…,INn が備えられている。また、これら複数の
入力端子IN0 ,…,INm ,INm+1 ,…,INn の
それぞれに対応して、複数のセレクタS0 ,…,Sm ,
Sm+1 ,…,Sn が備えられている。
【0036】これら複数の入力端子IN0 〜INn のう
ち、0番目からm番目までの入力端子IN0 〜INm
は、全てのテストパターンで値が“H”または“L”に
固定されない(時間経過と共に“H”または“L”に論
理レベルが変化する)信号を入力する入力端子であると
する。これらの入力端子IN0 〜INm に対応するセレ
クタS0 〜Sm は、集積回路の外部入力端子EXT0 〜
EXTm からファンクション試験動作時に入力される論
理レベルが変化する信号(ファンクション試験のための
命令や必要な信号)と、集積回路に含まれる機能マクロ
1以外の他の回路等から通常動作時に入力される信号と
を2入力とし、その何れかを選択して機能マクロ1の各
入力端子IN0 〜INm に供給する。
【0037】また、機能マクロ1のm+1番目からn番
目までの入力端子INm+1 〜INnは、少なくとも1つ
以上のテストパターンにおいて値が“H”または“L”
に固定されることがある信号を入力する入力端子である
とする。これらの入力端子INm+1 〜INn に対応する
セレクタSm+1 〜Sn は、集積回路の外部入力端子EX
Tm+1 〜EXTk (k<n)からファンクション試験動
作時に入力される論理変動信号と、機能マクロ1以外の
他の回路等から通常動作時に入力される信号との他に、
“H”または“L”の論理固定信号をも入力とし、それ
らの何れかを選択して機能マクロ1の各入力端子INm+
1 〜INn に供給する。
【0038】ここで、複数ある外部入力端子EXT0 〜
EXTk のうち、入力信号の固定が可能な入力端子IN
m+1 〜INn に対応して設けられたセレクタSm+1 〜S
n と接続する外部入力端子EXTm+1 〜EXTk は、こ
こから入力される試験用のパターン信号を機能マクロ1
の2つ以上の入力端子で同時に使用しない限り、1つの
外部入力端子を当該同時に使用しない端子を含む機能マ
クロ1の複数の入力端子で共有する。
【0039】上記複数のセレクタS0 〜Sn は、テスト
モードの設定時においてその制御端子に試験制御レジス
タ2から入力されるそれぞれの制御情報に応じて、複数
入力の選択状態を切り換える。この試験制御レジスタ2
には、機能マクロ1とも接続されている集積回路の共通
バスを介して、ファンクション試験の各機能単位(各テ
ストパターン)毎に各セレクタS0 〜Sn の選択状態を
制御するための制御情報が、テストモードの設定前にあ
らかじめ格納される。
【0040】図2は、上記図1に示した原理構成におい
て、機能マクロ1の入力端子がIN0 〜IN5 までの6
個、論理レベルが変動する試験用パターン信号を入力す
る外部入力端子がEXT0 〜EXT2 までの3個の場合
の構成例を示す図である。また、図3は、これらの入力
端子IN0 〜IN5 および外部入力端子EXT0 〜EX
T2 に入力される信号の例を示すタイミングチャートで
ある。以下に、この図2および図3を用いて説明する。
【0041】図3に示す例においては、所定の機能単位
で成るファンクションとして、FN00〜FN03の4つの
テストパターンで試験を順次行うものとする。ここで、
第1のテストパターンFN00では、機能マクロ1の入力
端子IN3 ,IN4 ,IN5に供給される信号が“H”
または“L”に固定され、第2のテストパターンFN01
では、機能マクロ1の入力端子IN2 ,IN4 ,IN5
に供給される信号が“H”または“L”に固定されてい
る。また、第3のテストパターンFN02では、機能マク
ロ1の入力端子IN1 ,IN2 ,IN3 に供給される信
号が何れも“H”に固定され、第4のテストパターンF
N03では、機能マクロ1の入力端子IN2 ,IN3 ,I
N4 ,IN5 に供給される信号が“H”または“L”に
固定されている。
【0042】以上のことから、図2に示す機能マクロ1
が備えている6個の入力端子IN0〜IN5 のうち、0
番目の入力端子IN0 は、FN00〜FN03の全てのテス
トパターンにおいて値が“H”または“L”に固定され
ず、時間経過と共に値が変動する信号を入力する入力端
子である。よって、この入力端子IN0 に対応するセレ
クタS0 は、集積回路の外部入力端子EXT0 からファ
ンクション試験動作時に入力される試験用パターン信号
と、機能マクロ1以外の他の回路等から通常動作時に入
力される信号とを2入力とし、それらの何れかを選択し
て機能マクロ1の入力端子IN0 に供給する。したがっ
て、この場合において外部入力端子EXT0 は、機能マ
クロ1の入力端子IN0 専用の外部端子ということにな
る。
【0043】また、機能マクロ1の0番目の入力端子I
N0 を除く他の入力端子IN1 〜IN5 は、少なくとも
1つ以上のテストパターンにおいて値が“H”または
“L”に固定されることがある信号を入力する入力端子
である。よって、これらの入力端子IN1 〜IN5 に対
応するセレクタS1 〜S5 は、集積回路の外部入力端子
EXT1 ,EXT2 からファンクション試験動作時に入
力される信号と、機能マクロ1以外の他の回路等から通
常動作時に入力される信号と、“H”または“L”の固
定論理信号とを入力とし、それらの何れかを選択して機
能マクロ1の各入力端子IN1 〜IN5 に供給する。
【0044】ここで、何れかのテストパターンにおいて
入力信号の固定が可能な入力端子IN1 〜IN5 に対応
して設けられたセレクタS1 〜S5 と接続する外部入力
端子EXT1 ,EXT2 のうち、一方の外部入力端子E
XT1 は、機能マクロ1の2つの入力端子IN1 ,IN
4 で共有し、他方の外部入力端子EXT2 は、機能マク
ロ1の3つの入力端子IN2 ,IN3 ,IN5 で共有す
る。
【0045】すなわち、FN00〜FN03の全てのテスト
パターンにおいて、外部入力端子EXT1 から入力され
る試験用パターン信号は、2つの入力端子IN1 ,IN
4 で同時に使用することはない(一方は必ず“H”に固
定されている)。また、外部入力端子EXT2 から入力
される試験用パターン信号は、3つの入力端子IN2,
IN3 ,IN5 のうち2つ以上で同時に使用することは
ない(何れか2つは必ず“H”または“L”に固定され
ている)。よって、上述のように1つの外部入力端子を
機能マクロ1の複数の入力端子で共有することが可能で
ある。
【0046】上記試験制御レジスタ2には、テストモー
ドの設定前に、機能マクロ1とも接続されている共通バ
スを介して、それぞれのテストパターンFN00〜FN03
毎に各セレクタS0 〜S5 の選択状態を制御するための
制御情報を格納する。すなわち、試験制御レジスタ2自
体に専用のアドレスを与え(アドレス空間の一部を試験
制御レジスタ2に割り当てる)、機能マクロ1が外部と
データのやり取りをするのと同様の手順に従って、必要
な制御情報を試験制御レジスタ2に書き込む。その後テ
ストモードが設定されると、この試験制御レジスタ2内
に格納された制御情報が各セレクタS0 〜S5 の制御端
子に対して各テストパターン毎に順次与えられる。これ
らのセレクタS0 〜S5 は、この試験制御レジスタ2か
ら入力されるそれぞれの制御情報に応じて、複数入力の
選択状態を切り換える。
【0047】すなわち、第1のテストパターンFN00に
よる試験実行時においては、セレクタS0 〜S2 では外
部入力端子EXT0 〜EXT2 からの試験用パターン信
号を選択し、セレクタS3 ,S4 では“H”の論理固定
信号を選択し、セレクタS5では“L”の論理固定信号
を選択する。また、次の第2のテストパターンFN01に
よる試験実行時においては、セレクタS0 ,S1 ,S3
では外部入力端子EXT0 〜EXT2 からの試験用パタ
ーン信号を選択し、セレクタS4 では“H”の論理固定
信号を選択し、セレクタS2 ,S5 では“L”の論理固
定信号を選択する。
【0048】また、第3のテストパターンFN02による
試験実行時においては、セレクタS0 ,S4 ,S5 では
外部入力端子EXT0 〜EXT2 からの試験用パターン
信号を選択し、セレクタS1 〜S3 では“H”の論理固
定信号を選択する。また、次の第4のテストパターンF
N03による試験実行時においては、セレクタS0 ,S1
では外部入力端子EXT0 ,EXT1 からの試験用パタ
ーン信号を選択し、セレクタS4 では“H”の論理固定
信号を選択し、セレクタS2 ,S3 ,S5 では“L”の
論理固定信号を選択する。
【0049】以上のように、図1に示す第1の実施形態
においては、機能マクロ1が備える複数の入力端子IN
0 〜INn のうち、少なくとも1つ以上のテストパター
ンにおいて値が“H”または“L”に固定される信号を
入力する入力端子INm+1 〜INn については、集積回
路内部の試験制御回路(図示せず)で発生させた論理固
定信号を選択的に供給し、集積回路の外部入力端子EX
T0 〜EXTk からそのような論理固定信号を入力しな
くても済むようにしている。
【0050】さらに、集積回路が備える複数の外部入力
端子EXT0 〜EXTk のうち、入力信号の固定が可能
な入力端子INm+1 〜INn に対応して設けられたセレ
クタSm+1 〜Sn と接続する外部入力端子EXTm+1 〜
EXTn は、ここから入力される試験用パターン信号を
機能マクロ1の2つ以上の入力端子で同時に使用しない
限り、1つの外部入力端子を当該同時に使用しない端子
を含む機能マクロ1の複数の入力端子で共有するように
している。
【0051】これにより、試験用パターン信号を入力す
るための外部入力端子EXT0 〜EXTk は、機能マク
ロ1が備える入力端子IN0 〜INn と同数設ける必要
がなく(k<n)、外部入力端子の数を削減することが
できる。図2の構成例では、ファンクション試験時に必
要な外部入力端子はEXT0 〜EXT2 の3個で良く、
端子数を3個削減することができる。特に、機能マクロ
1がプロセッサの場合は、特定の試験で入力信号の値を
固定可能な端子は十数〜数十本になることが多いため、
外部入力端子数を大幅に削減することができる。
【0052】また、本実施形態では、機能マクロ1の入
力側に設けた各セレクタS0 〜Snの制御を、試験制御
レジスタ2に設定した制御情報に従って行うようにし、
この試験制御レジスタ2内の制御情報の設定は、集積回
路の共通バスを使用して行うようにしている。したがっ
て、集積回路の外部から試験制御レジスタ2に制御情報
を書き込むための特別な端子を集積回路に設ける必要が
なく、外部入力端子数の増大を抑制することができる。
また、既に定義してあるトランザクションに従って試験
制御レジスタ2内に制御情報を書き込めば良いので、特
別な手続きを新たに用意しなくても良いというメリット
も有する。この共通バスを用いたメリットは、以下に述
べる各実施形態においても同様に得られるものである。
【0053】(第2の実施形態)図4は、機能マクロに
対してファンクション試験を行う第2の実施形態による
原理を示す構成図である。図4に示すように、機能マク
ロ1には、複数の入力端子IN0 ,…,INm ,INm+
1 ,…,INn-1 ,INn が備えられている。また、こ
れら複数の入力端子IN0 ,…,INm ,INm+1 ,
…,INn-1 ,INn のそれぞれに対応して、複数のセ
レクタS0 ,…,Sm ,Sm+1 ,…,Sn-1,Sn が備
えられている。
【0054】これら複数の入力端子IN0 〜INn のう
ち、0番目からm番目までの入力端子IN0 〜INm
は、全てのテストパターンにおいて他の端子とは異なる
独自の信号を入力する入力端子であるとする。これらの
入力端子IN0 〜INm に対応するセレクタS0 〜Sm
は、集積回路の外部入力端子EXT1 〜EXTm+1 から
ファンクション試験動作時に入力される試験用パターン
信号と、集積回路に含まれる機能マクロ1以外の他の回
路等から通常動作時に入力される信号とを2入力とし、
その何れかを選択して機能マクロ1の各入力端子IN0
〜INm に供給する。
【0055】また、機能マクロ1のm+1番目からn番
目までの入力端子INm+1 〜INnは、少なくとも1つ
以上のテストパターンにおいて、互いに同一の信号を入
力し得る入力端子であるとする。これらの入力端子IN
m+1 〜INn に対応するセレクタSm+1 〜Sn は、外部
入力端子EXT0 からファンクション試験動作時に入力
される1つの試験用パターン信号と、他の外部入力端子
から入力される異なる試験用パターン信号と、集積回路
に含まれる機能マクロ1以外の他の回路等から通常動作
時に入力される信号とを3入力とし、それらの何れかを
選択して機能マクロ1の各入力端子INm+1 〜INn に
供給する。
【0056】このうちセレクタSn-1 ,Sn は、ファン
クション試験動作時においては、機能マクロ1の各入力
端子INm+1 〜INn に対応して設けられた各セレクタ
Sm+1 〜Sn に共通に接続する外部入力端子EXT0 か
ら入力される試験用パターン信号と、各入力端子INn-
1 ,INn に対応して設けられた各セレクタSn-1 ,S
n に共通に接続する外部入力端子EXTk から入力され
る試験用パターン信号との何れかを選択し、対応する入
力端子INn-1 ,INn に供給する。
【0057】このように、本実施形態においては、機能
マクロ1が備える複数の入力端子IN0 〜INn のう
ち、少なくとも1つ以上のテストパターンにおいて同じ
試験用パターン信号を入力し得る複数の入力端子間で1
つの外部入力端子を共有する(複数の入力端子INm+1
,…,INn-1 ,INn 間で1つの外部入力端子EX
T0 を共有し、2つの入力端子INn-1 ,INn 間で1
つの外部入力端子EXTkを共有する)。ここで、1つ
のセレクタに入力される複数の試験用パターン信号は、
そのセレクタに対応する機能マクロ1の入力端子で同時
には使用しないものである。
【0058】上記複数のセレクタS0 〜Sn は、テスト
モードの設定時においてその制御端子に試験制御レジス
タ2から入力されるそれぞれの制御情報に応じて、複数
入力の選択状態を切り換える。この試験制御レジスタ2
には、機能マクロ1とも接続されている集積回路の共通
バスを介して、ファンクション試験の各テストパターン
毎に各セレクタS0 〜Sn の選択状態を制御するための
制御情報が、テストモードの設定前にあらかじめ格納さ
れる。
【0059】図5は、上記図4に示した原理構成におい
て、機能マクロ1の入力端子がIN0 〜IN5 までの6
個、試験用パターン信号を入力する外部入力端子がEX
T0〜EXT2 までの3個の場合の構成例を示す図であ
る。また、図6は、これらの入力端子IN0 〜IN5 お
よび外部入力端子EXT0 〜EXT2 に入力される信号
の例を示すタイミングチャートである。以下に、この図
5および図6を用いて説明する。
【0060】図6に示す例では、所定の機能単位で成る
ファンクションとして、FN00〜FN02の3つのテスト
パターンで試験を順次行うものとする。ここで、第1の
テストパターンFN00では、機能マクロ1の入力端子I
N1 ,IN2 ,IN4 に対してある1つの試験用パター
ン信号が共通に供給され、入力端子IN3 ,IN5 に対
してこれと異なる試験用パターン信号が共通に供給さ
れ、入力端子IN0 には全く別の試験用パターン信号が
供給されている。
【0061】また、第2のテストパターンFN01では、
機能マクロ1の入力端子IN1 〜IN3 に対してある1
つの試験用パターン信号が共通に供給され、入力端子I
N4,IN5 に対してこれと異なる試験用パターン信号
が共通に供給され、入力端子IN0 には全く別の試験用
パターン信号が供給されている。さらに、第3のテスト
パターンFN02では、機能マクロ1の入力端子IN1 〜
IN4 に対してある1つの試験用パターン信号が共通に
供給され、入力端子IN0 ,IN5 にはこれと異なる試
験用パターン信号がそれぞれ別個に供給されている。
【0062】以上のことから、図5に示す機能マクロ1
が備えている6個の入力端子IN0〜IN5 のうち、0
番目の入力端子IN0 は、FN00〜FN02の全てのテス
トパターンにおいて独自の試験用パターン信号を入力す
る入力端子である。よって、この入力端子IN0 に対応
するセレクタS0 は、集積回路の外部入力端子EXT0
からファンクション試験動作時に入力される試験用パタ
ーン信号と、機能マクロ1以外の他の回路等から通常動
作時に入力される信号とを2入力とし、それらの何れか
を選択して機能マクロ1の入力端子IN0 に供給する。
したがって、この場合において外部入力端子EXT0
は、機能マクロ1の入力端子IN0 専用の外部端子とい
うことになる。
【0063】また、機能マクロ1の1番目〜4番目の入
力端子IN1 〜IN4 は、少なくとも1つ以上のテスト
パターン(例えばFN02)において同一の試験用パター
ン信号を入力し得る入力端子である。よって、これらの
入力端子IN1 〜IN4 に対応するセレクタS1 〜S4
に対して、集積回路の外部入力端子EXT1 を共通に接
続する。また、3番目〜5番目の入力端子IN3 〜IN
5 も、少なくとも1つ以上のテストパターンにおいて同
一の試験用パターン信号(第1のテストパターンFN00
で入力端子IN3 とIN5 、第2のテストパターンFN
01で入力端子IN4 とIN5 、第3のテストパターンF
N02で入力端子IN3 とIN4 が共通)を入力し得る入
力端子である。よって、これらの入力端子IN3 〜IN
5 に対応するセレクタS3 〜S5 に対して、集積回路の
外部入力端子EXT2 を共通に接続する。
【0064】このように構成すると、機能マクロ1の2
つの入力端子IN3 ,IN4 に対応するセレクタS3 ,
S4 には、それぞれ2つの外部入力端子EXT1 ,EX
T2から2つの試験用パターン信号が入力されることに
なるが、これらの試験用パターン信号は、それぞれの入
力端子IN3 ,IN4 で同時には使用しないものであ
る。
【0065】上記試験制御レジスタ2には、テストモー
ドの設定前に、機能マクロ1とも接続されている共通バ
スを介して、それぞれのテストパターンFN00〜FN02
毎に各セレクタS0 〜S5 の選択状態を制御するための
制御情報を格納する。その後テストモードが設定される
と、この試験制御レジスタ2内に格納された制御情報が
各セレクタS0 〜S5 の制御端子に対して各テストパタ
ーン毎に順次与えられる。これらのセレクタS0 〜S5
は、この試験制御レジスタ2から入力されるそれぞれの
制御情報に応じて、複数入力の選択状態を切り換える。
【0066】すなわち、第1のテストパターンFN00に
よる試験実行時においては、セレクタS0 では外部入力
端子EXT0 からの試験用パターン信号を選択し、セレ
クタS1 ,S2 ,S4 では外部入力端子EXT1 からの
試験用パターン信号を選択し、セレクタS3 ,S5 では
外部入力端子EXT2 からの試験用パターン信号を選択
する。
【0067】また、次の第2のテストパターンFN01に
よる試験実行時においては、セレクタS0 では外部入力
端子EXT0 からの試験用パターン信号を選択し、セレ
クタS1 〜S3 では外部入力端子EXT1 からの試験用
パターン信号を選択し、セレクタS4 ,S5 では外部入
力端子EXT2 からの試験用パターン信号を選択する。
【0068】また、次の第3のテストパターンFN02に
よる試験実行時においては、セレクタS0 では外部入力
端子EXT0 からの試験用パターン信号を選択し、セレ
クタS1 〜S4 では外部入力端子EXT1 からの試験用
パターン信号を選択し、セレクタS5 では外部入力端子
EXT2 からの試験用パターン信号を選択する。
【0069】以上のように、図4に示す第2の実施形態
においては、機能マクロ1が備える複数の入力端子IN
0 〜INn のうち、少なくとも1つ以上のテストパター
ンにおいて同じ試験用パターン信号を入力し得る複数の
入力端子間で1つの外部入力端子を共有し、集積回路の
異なる外部入力端子から同じ試験用パターン信号を入力
しなくても済むようにしている。
【0070】これにより、ファンクション試験において
試験用パターン信号を入力するための外部入力端子EX
T0 〜EXTk は、機能マクロ1が備える入力端子IN
0 〜INn と同数設ける必要がなく(k<n)、外部入
力端子の数を削減することができる。図5の構成例で
は、ファンクション試験時に必要な外部入力端子はEX
T0 〜EXT2 の3個で良く、端子数を3個削減するこ
とができる。
【0071】(第3の実施形態)図7は、機能マクロに
対してファンクション試験を行う第3の実施形態による
原理を示す構成図である。第3の実施形態では、あるテ
ストパターンで使用する2つの試験用パターン信号が互
いに逆論理の信号である場合に、その一方の信号のみを
外部入力端子から入力して機能マクロ1の入力端子に供
給し、他方の逆論理の信号は、その入力した信号をイン
バータに通すことによって集積回路の内部で生成する。
【0072】図7に示す第3の実施形態でも、機能マク
ロ1には、複数の入力端子IN0 〜INn が備えられて
いる。また、これら複数の入力端子IN0 〜INn のそ
れぞれに対応して、複数のセレクタS0 〜Sn が備えら
れている。これら複数の入力端子IN0 〜INn のう
ち、m番目の入力端子INm に入力される試験用パター
ン信号と、m+1番目からn番目までの入力端子INm+
1 〜INn に入力される試験用パターン信号は互いに逆
論理の信号であるとする。
【0073】さらに、m+1番目からn番目までの入力
端子INm+1 〜INn は、少なくとも1つ以上のテスト
パターンにおいて同一の信号を入力し得る入力端子であ
るとする。よって、この場合は、第2の実施形態と同様
に、これらの入力端子INm+1 〜INn 間で1つの外部
入力端子EXT0 を共有し、対応するセレクタSm+1〜
Sn に対して共通の外部入力端子EXT0 を接続する。
また、この外部入力端子EXT0 から入力された試験用
パターン信号を論理反転するインバータ3を設け、この
インバータ3の出力信号を入力端子INm に対応するセ
レクタSm に入力するようにする。
【0074】このように、本実施形態では、ファンクシ
ョン試験で使用する2つの試験用パターン信号が互いに
逆論理の信号である場合に、その一方の信号のみを外部
入力端子から入力し、他方の逆論理の信号はその入力し
た信号からインバータ3を用いて内部で生成する。そし
て、機能マクロ1が備える複数の入力端子IN0 〜IN
n のうち、少なくとも1つ以上のテストパターンにおい
て互いに逆論理の試験用パターン信号を入力し得る複数
の入力端子間で1つの外部入力端子を共有するようにし
ている。
【0075】これにより、ファンクション試験において
試験用パターン信号を入力するための外部入力端子EX
T0 〜EXTk は、機能マクロ1が備える入力端子IN
0 〜INn と同数設ける必要がなく(k<n)、外部入
力端子の数を削減することができる。
【0076】なお、上記図7の例では、第2の実施形態
と同様に、機能マクロ1が備える複数の入力端子IN0
〜INn のうち、少なくとも1つ以上のテストパターン
において同じ試験用パターン信号を入力し得る複数の入
力端子間で1つの外部入力端子を共有するようにしてい
るが、本実施形態を必ずしも第2の実施形態と組み合わ
せて適用する必要はない。また、上記図7の実施形態で
は、インバータ3で逆論理をとった試験用パターン信号
は、機能マクロ1の1つの入力端子にのみ入力している
が、複数の入力端子に入力するようにしても良い。
【0077】(第4の実施形態)図8は、機能マクロに
対してファンクション試験を行う第4の実施形態による
原理を示す構成図である。第4の実施形態では、あるテ
ストパターンで使用する2つの試験用パターン信号が、
一方の試験用パターン信号に対して他方の試験用パター
ン信号が一定クロックだけ遅れた信号またはその逆論理
の信号である場合に、その一方の信号のみを外部入力端
子から入力して機能マクロ1の入力端子に供給し、他方
の一定クロック遅れた信号またはその逆論理の信号は、
その入力した信号を遅延回路に通すことによって集積回
路の内部で生成する。
【0078】図8に示す第4の実施形態でも、機能マク
ロ1には、複数の入力端子IN0 〜INn が備えられて
いる。また、これら複数の入力端子IN0 〜INn のそ
れぞれに対応して、複数のセレクタS0 〜Sn が備えら
れている。これら複数の入力端子IN0 〜INn のう
ち、m番目の入力端子INm に入力される試験用パター
ン信号は、m+1番目からn番目までの入力端子INm+
1 〜INn に入力される試験用パターン信号から一定ク
ロックだけ遅れた信号またはその逆論理の信号であると
する。
【0079】さらに、m+1番目からn番目までの入力
端子INm+1 〜INn は、少なくとも1つ以上のテスト
パターンにおいて同一の信号を入力し得る入力端子であ
るとする。よって、この場合は、第2の実施形態と同様
に、これらの入力端子INm+1 〜INn 間で1つの外部
入力端子EXT0 を共有し、対応するセレクタSm+1〜
Sn に対して共通の外部入力端子EXT0 を接続する。
また、この外部入力端子EXT0 から入力された試験用
パターン信号を遅延させる遅延回路4を設け、この遅延
回路4の出力信号を入力端子INm に対応するセレクタ
Sm に入力するようにする。
【0080】上記遅延回路4は、その出力信号として、
外部入力端子EXT0 から入力された試験用パターン信
号を一定クロックだけ遅延させた信号を端子Qから出力
するとともに、当該端子Qから出力される試験用パター
ン信号の逆論理の信号を端子Qバーから出力する。ここ
で、遅延回路4における一定クロックの遅延量は、試験
制御レジスタ2から与えられる制御情報に基づいて調整
される。
【0081】このように、本実施形態では、ファンクシ
ョン試験で使用するある試験用パターン信号が他の試験
用パターン信号から一定クロックだけ遅れた信号または
その逆論理の信号である場合に、その一方の信号のみを
外部入力端子から入力し、他方の一定クロックだけ遅れ
た信号またはその逆論理の信号は、その入力した信号か
ら遅延回路4を用いて内部で生成する。そして、機能マ
クロ1が備える複数の入力端子IN0 〜INn のうち、
少なくとも1つ以上のテストパターンにおいて上述のよ
うに互いに関連する試験用パターン信号を入力し得る複
数の入力端子間で1つの外部入力端子を共有するように
している。
【0082】これにより、ファンクション試験において
試験用パターン信号を入力するための外部入力端子EX
T0 〜EXTk は、機能マクロ1が備える入力端子IN
0 〜INn と同数設ける必要がなく(k<n)、外部入
力端子の数を削減することができる。
【0083】なお、上記図8の例では、第2の実施形態
と同様に、機能マクロ1が備える複数の入力端子IN0
〜INn のうち、少なくとも1つ以上のテストパターン
において同じ試験用パターン信号を入力し得る複数の入
力端子間で1つの外部入力端子を共有するようにしてい
るが、本実施形態を必ずしも第2の実施形態と組み合わ
せて適用する必要はない。また、上記図8の実施形態で
は、遅延回路4で遅延させた試験用パターン信号は、機
能マクロ1の1つの入力端子にのみ入力しているが、複
数の入力端子に入力するようにしても良い。
【0084】図9は、上記遅延回路4の一構成例および
その動作例を示す図であり、(a)は遅延回路4の構成
を示す回路図であり、(b)はその動作を示すタイミン
グチャートである。図9(a)に示す遅延回路4の例で
は、クロックの立ち上がりタイミングを一定クロック
(時間t1 )だけ遅延させるための遅延部41と、クロ
ックの立ち下がりタイミングを一定クロック(時間
2 )だけ遅延させるための遅延部42とを備えてい
る。
【0085】この遅延回路4はまた、遅延部41の出力
信号と遅延を受ける前の元信号とのANDをとるゲート
43と、遅延部42の出力信号と遅延を受ける前の元信
号の逆論理の信号とのANDをとるゲート44と、上記
2つのゲート43,44の出力信号のORをとるゲート
45とを備えている。上記2つの遅延部41,42の遅
延量t1 ,t2 は、図8の試験制御レジスタ2から与え
られる制御情報に従って決められる。
【0086】図9(a)中に示す各ノードA〜Fに現れ
る信号を示したのが、図9(b)である。この例によれ
ば、遅延回路4に入力されるノードAの元信号から、時
間t 1 だけ立ち上がりを遅延させるとともに、時間t2
だけ立ち下がりを遅延させた信号が生成され、ノードF
に出力されている。このように遅延回路4を構成した場
合には、ファンクション試験で使用するある試験用パタ
ーン信号が、他の試験用パターン信号の立ち上がりと立
ち下がりの両方の遅延量を変えた信号である場合にも、
1つの外部入力端子を機能マクロ1の複数の入力端子で
共有することが可能となる。
【0087】(第5の実施形態)図10は、機能マクロ
に対してファンクション試験を行う第5の実施形態によ
る原理を示す構成図である。この図10に示す第5の実
施形態は、上述した第1〜第4の実施形態を全て組み合
わせたものである。
【0088】この図10に示す例では、機能マクロ1が
備える複数の入力端子IN0 〜INn のうち、例えば0
番目の入力端子IN0 には、外部入力端子EXT0 から
入力される試験用パターン信号と、それをインバータ3
で論理反転した試験用パターン信号と、上記インバータ
3で論理反転した信号を更に遅延回路4aで一定クロッ
クだけ遅延させた信号およびその逆論理の信号と、他の
外部入力端子EXT1から入力される試験用パターン信
号と、“H”および“L”の論理固定信号と、通常動作
時の入力信号と、リセット端子RESETから入力され
るリセット信号との中からセレクタS0 によって選択さ
れた何れか1つの信号が入力される。
【0089】また、n−1番目の入力端子INn-1 に
は、外部入力端子EXT0 から入力される試験用パター
ン信号と、それをインバータ3で論理反転した試験用パ
ターン信号と、上記インバータ3で論理反転した信号を
更に遅延回路4bで一定クロックだけ遅延させた信号お
よびその逆論理の信号と、他の外部入力端子EXTk か
ら入力される試験用パターン信号と、“H”および
“L”の論理固定信号と、通常動作時の入力信号と、リ
セット端子RESETから入力されるリセット信号との
中からセレクタSn-1 によって選択された何れか1つの
信号が入力される。
【0090】また、n番目の入力端子INn にも、外部
入力端子EXT0 から入力される試験用パターン信号
と、それをインバータ3で論理反転した試験用パターン
信号と、上記インバータ3で論理反転した信号を更に遅
延回路4cで一定クロックだけ遅延させた信号およびそ
の逆論理の信号と、他の外部入力端子EXTk から入力
される試験用パターン信号と、“H”および“L”の論
理固定信号と、通常動作時の入力信号と、リセット端子
RESETから入力されるリセット信号の中からセレク
タSn によって選択された何れか1つの信号が入力され
る。
【0091】このように構成した本実施形態において
も、ファンクション試験において試験用パターン信号を
入力するための外部入力端子EXT0 〜EXTk は、機
能マクロ1が備える入力端子IN0 〜INn と同数設け
る必要がなく(k<n)、外部入力端子の数を削減する
ことができる。本実施形態の場合、機能マクロ1が備え
る複数の入力端子間で共有できる外部入力端子の数が多
くなるので、上述した各実施形態をそれぞれ単独で適用
する場合に比べて、外部入力端子数を大幅に削減するこ
とができる。
【0092】(第6の実施形態)図11は、機能マクロ
に対してファンクション試験を行う第6の実施形態によ
る原理を示す構成図である。上記図10に示した第5の
実施形態では、外部入力端子の数を大幅に削減すること
ができるが、各セレクタS0 〜Sn の規模が大きくなる
とともに、当該セレクタS0 〜Sn の選択状態を制御す
る試験制御レジスタ2内の制御情報が大きなものとなっ
てしまう。
【0093】これに対して、図11に示す第6の実施形
態は、各セレクタS0 〜Sn に対して必要最小限の信号
を入力することにより、各セレクタS0 〜Sn の規模が
必要以上に大きくなり過ぎないようにするとともに、当
該セレクタS0 〜Sn の選択状態を制御する試験制御レ
ジスタ2内の制御情報の情報量も少なくすることができ
るようにしている。なお、この図11に示す第6の実施
形態は、上述した第1および第2の実施形態を組み合わ
せたものであるが、実施形態の組み合わせ方はこれに限
定されない。
【0094】(第7の実施形態)図12は、機能マクロ
に対してファンクション試験を行う第7の実施形態によ
る原理を示す構成図である。上記第1〜第6の実施形態
では、ファンクション試験動作時に集積回路の外部入力
端子から入力される、あるいは集積回路内部で発生され
る1つ以上の試験用パターン信号と、集積回路に含まれ
る機能マクロ1以外の他の回路等から通常動作時に入力
される信号とを1つのセレクタに供給し、当該1つのセ
レクタによってそれら複数の入力の中から使用する信号
を一度に選択するようにしていた。
【0095】これに対して、第7の実施形態では、機能
マクロ1が備える1つの入力端子に対応して、セレクタ
を2段構成にして設ける。そして、2段構成の一方のセ
レクタにおいて、複数の試験用パターン信号の中から使
用する信号を選択するとともに、他方のセレクタにおい
て、上記一方のセレクタで選択した試験用パターン信号
と、通常動作時の入力信号との何れかを選択して、機能
マクロ1の対応する入力端子に供給するようにする。
【0096】図12に示す例においては、機能マクロ1
が備えている複数の入力端子IN0〜INn のそれぞれ
に対応して、2段構成で成る複数のセレクタS0 〜Sn
が備えられる。これらのうち、例えば0番目のセレクタ
S0 は、2つのセレクタS01,S02を備えている。初段
のセレクタS01は、外部入力端子EXT0 から入力され
る試験用パターン信号と、“L”レベルに固定された試
験用パターン信号とを2入力とし、その何れかを選択し
て後段のセレクタS02に供給する。
【0097】この後段のセレクタS02は、上記初段のセ
レクタS01で選択された試験用パターン信号と、集積回
路に含まれる機能マクロ1以外の他の回路等から通常動
作時に入力される信号とを2入力とし、その何れかを選
択して機能マクロ1の対応する入力端子IN0 に供給す
る。
【0098】この場合、初段のセレクタS01における選
択状態は、試験制御レジスタ2から与えられる制御情報
に従って制御される。また、後段のセレクタS02におけ
る選択状態は、図示しない試験制御回路から与えられる
テストモード信号に従って制御される。すなわち、テス
トモードが設定されている場合は、初段のセレクタS01
から供給された試験用パターン信号を選択し、テストモ
ードが設定されていない場合は、集積回路に含まれる機
能マクロ1以外の他の回路等から入力される通常動作時
の信号を選択する。
【0099】上記のようにセレクタS0 を構成すれば、
その内部の各セレクタS01,S02は何れも2入力の選択
動作となる。よって、その選択状態を制御する試験制御
レジスタ2内の制御情報は、1つのセレクタS0 に対し
て1ビット長とすることができるので、制御情報の情報
量を少なくすることができるとともに、セレクタS0の
負担を軽減することができる。
【0100】なお、n番目のセレクタSn のように、初
段のセレクタSn1で選択し得る試験用パターン信号の数
が3つ(2つの外部入力端子EXT0 ,EXT1 から入
力される試験用パターン信号と、“H”に固定された試
験用パターン信号の3つ)ある場合は、初段のセレクタ
Sn1は3入力となる。また、場合によっては、初段のセ
レクタが更に多くの入力を有することもあり得る。
【0101】(第8の実施形態)以上に述べた第1〜第
7の実施形態では、機能マクロ1の入力側に着目し、試
験用パターン信号を入力する集積回路の外部入力端子数
を削減することについて説明してきた。これに対して、
以下に述べる第8の実施形態を含む各実施形態では、機
能マクロ1の出力側に着目し、ファンクション試験の結
果を出力する集積回路の外部出力端子数を削減すること
について説明する。
【0102】図13は、機能マクロに対してファンクシ
ョン試験を行う第8の実施形態による原理を示す構成図
である。図13に示すように、機能マクロ1には、複数
の出力端子OUT0 ,…,OUTm-1 ,OUTm ,…,
OUTn-1 ,OUTn が備えられている。
【0103】これら複数の出力端子OUT0 〜OUTn
のうち、0番目からm−1番目までの出力端子OUT0
〜OUTm-1 は、集積回路の外部出力端子EXT0 ′〜
EXTm-1 ′と直接接続され、機能マクロ1で処理され
たファンクション試験の結果がそのまま出力される。
【0104】また、m番目からn番目までの出力端子O
UTm 〜OUTn のそれぞれに対応して、複数の比較器
Cm 〜Cn が備えられている。これらの比較器Cm 〜C
n は、それぞれ対応する出力端子OUTm 〜OUTn か
ら出力された試験結果の信号と、各比較器Cm 〜Cn に
対応して設けられた複数のセレクタSm 〜Sn によって
選択された“H”または“L”の論理固定信号とを比較
し、両者が一致する場合に“H”の信号を出力する。
【0105】上記セレクタSm 〜Sn は、“H”および
“L”の論理固定信号を2入力として、その何れかを試
験制御レジスタ2から与えられる制御情報に従って選択
するものである。この試験制御レジスタ2には、テスト
モードの設定前に、機能マクロ1とも接続されている集
積回路の共通バスを介して、ファンクション試験の各テ
ストパターン毎に各セレクタSm 〜Sn の選択状態を制
御するための制御情報が格納される。
【0106】ここで、各セレクタSm 〜Sn にそれぞれ
入力される2つの論理固定信号は、機能マクロ1におい
てファンクション試験を行ったときにその結果として期
待される正解値である。ある試験用パターン信号を用い
てファンクション試験を行った結果が固定値として出力
されるような場合、各比較器Cm 〜Cn は、各出力端子
OUTm 〜OUTn から出力された試験結果の論理固定
信号と、対象となるテストパターンに応じて各セレクタ
Sm 〜Sn で選択された“H”または“L”の期待値信
号とを比較し、その比較結果をANDゲート5に出力す
る。
【0107】本実施形態では、集積回路のm番目からk
番目までの外部出力端子EXTm ′〜EXTk ′(k<
n)のそれぞれに対応して、複数のセレクタSm ′〜S
k ′が備えられている。このうちm番目のセレクタSm
′は、上記ANDゲート5から出力される信号と、集
積回路に含まれる機能マクロ1以外の他の回路等から通
常動作時に出力される信号とを2入力とし、その何れか
を選択して集積回路のm番目の外部出力端子EXTm ′
に供給する。
【0108】また、m+1番目からk番目までのセレク
タSm+1 ′〜Sk ′は、機能マクロ1の各出力端子OU
Tm 〜OUTn から出力されるファンクション試験の結
果の信号と、集積回路に含まれる機能マクロ1以外の他
の回路等から通常動作時に出力される信号とを入力と
し、その何れかを選択して集積回路のm+1番目からk
番目までの外部出力端子EXTm+1 ′〜EXTk ′に供
給する。
【0109】すなわち、ある試験用パターン信号を用い
てファンクション試験を行った結果が固定値として出力
されるような場合には、機能マクロ1の各出力端子OU
Tm〜OUTn から出力される試験結果を各比較器Cm
〜Cn で比較した後、ANDゲート5でまとめて外部出
力端子EXTm ′に出力する。一方、ファンクション試
験を行った結果が論理レベルの変動する信号として出力
されるような場合には、機能マクロ1の各出力端子OU
Tm 〜OUTn から出力される試験結果を外部出力端子
EXTm+1 ′〜EXTk ′より外部に出力し、集積回路
の外部において試験結果を判定する。
【0110】ここで、集積回路が備える特定の外部出力
端子EXTm ′以外の複数の外部出力端子EXTm+1 ′
〜EXTk ′は、機能マクロ1の複数の出力端子OUT
m 〜OUTn から出力される試験結果の信号を1つの外
部出力端子で同時に使用しない限り、当該1つの外部出
力端子を機能マクロ1の複数の出力端子で共有する。図
13の例では、機能マクロ1の2つの出力端子OUTn-
1 ,OUTn で1つの外部出力端子EXTk ′を共有し
ている。
【0111】以上のように、第8の実施形態において
は、論理レベルが“H”または“L”に固定された期待
値信号を比較基準として選択的に入力する比較器Cm 〜
Cn を機能マクロ1の出力側に接続し、当該期待値信号
の選択を行うセレクタSm 〜Sn と比較器Cm 〜Cn と
を試験制御レジスタ2内の制御情報によって制御する。
そして、特定の試験用パターン信号で試験を行ったとき
の期待値が論理固定となる場合に、機能マクロ1の出力
端子OUTm 〜OUTn に接続されている比較器Cm 〜
Cn の比較結果をANDゲート5でまとめて1つの外部
出力端子EXTm′に出力するようにしている。
【0112】さらに、集積回路が備える複数の外部出力
端子EXT0 ′〜EXTk ′のうち、ANDゲート5の
出力信号が選択的に供給される外部出力端子EXTm ′
以外の外部出力端子EXTm+1 ′〜EXTk ′は、機能
マクロ1の複数の出力端子OUTm 〜OUTn から出力
される試験結果の信号を1つの外部出力端子で同時に使
用しない限り、当該1つの外部出力端子を機能マクロ1
の複数の出力端子で共有するようにしている。
【0113】これにより、機能マクロ1での試験結果の
信号を出力するための外部出力端子EXT0 ′〜EXT
k ′は、機能マクロ1が備える出力端子OUT0 〜OU
Tnと同数設ける必要がなく(k<n)、ファンクショ
ン試験に必要な外部出力端子の数を削減することができ
る。また、比較対象となる論理固定の期待値信号を集積
回路の内部で発生しているので、そのような論理固定信
号を入力するための外部入力端子を集積回路に設けなく
ても済み、端子数の増大を抑制できる。
【0114】また、本実施形態では、機能マクロ1の出
力側に設けた各セレクタSm 〜Sn,Sm ′〜Sk ′の
制御を、試験制御レジスタ2に設定した制御情報に従っ
て行うようにし、この試験制御レジスタ2内の制御情報
の設定は、集積回路の共通バスを使用して行うようにし
ている。したがって、集積回路の外部から試験制御レジ
スタ2に制御情報を書き込むための特別な端子を集積回
路に設ける必要がなく、外部入力端子数の増大を抑制す
ることができる。また、既に定義してあるトランザクシ
ョンに従って試験制御レジスタ2内に制御情報を書き込
めば良いので、特別な手続きを新たに用意しなくても良
いというメリットも有する。この共通バスを用いたメリ
ットは、以下に述べる各実施形態においても同様に得ら
れる。
【0115】(第9の実施形態)図14は、機能マクロ
に対してファンクション試験を行う第9の実施形態によ
る原理を示す構成図である。図14に示す第9の実施形
態においても、上述した第8の実施形態と同様に、機能
マクロ1が備えている複数の出力端子OUT0 〜OUT
n のうち、0番目からm−1番目までの出力端子OUT
0 〜OUTm-1 が集積回路の外部出力端子EXT0 ′〜
EXTm-1 ′と直接接続されるとともに、m番目からn
番目までの出力端子OUTm 〜OUTn のそれぞれに対
応して複数の比較器Cm 〜Cn が接続されている。
【0116】また、第8の実施形態と同様に、集積回路
のm番目からk番目までの外部出力端子EXTm ′〜E
XTk ′(k<n)のそれぞれに対応して、複数のセレ
クタSm ′〜Sk ′が備えられている。このうちm番目
のセレクタSm ′は、各比較器Cm 〜Cn から出力され
た試験判定結果のANDをとるANDゲート5から出力
される信号と、集積回路に含まれる機能マクロ1以外の
他の回路等から通常動作時に出力される信号との何れか
を選択して、集積回路のm番目の外部出力端子EXTm
′に供給する。
【0117】また、m+1番目からk番目までのセレク
タSm+1 ′〜Sk ′は、機能マクロ1の各出力端子OU
Tm 〜OUTn から出力されるファンクション試験の結
果の信号と、集積回路に含まれる機能マクロ1以外の他
の回路等から通常動作時に出力される信号とを入力と
し、その何れかを選択して集積回路のm+1番目からk
番目までの外部出力端子EXTm+1 ′〜EXTk ′に供
給する。
【0118】本実施形態における各比較器Cm 〜Cn
は、それぞれ機能マクロ1の対応する出力端子OUTm
〜OUTn から出力された試験結果の信号と、集積回路
の1つの外部入力端子から共通に入力されるファンクシ
ョン試験の1つの期待値信号とを比較し、両者が一致す
る場合に“H”の信号をANDゲート5に出力する。こ
れらの比較器Cm 〜Cn は、試験制御レジスタ2から与
えられる制御情報に従って制御される。
【0119】すなわち、ある試験用パターン信号を用い
て機能マクロ1でファンクション試験を行った結果、機
能マクロ1の各出力端子OUTm 〜OUTn から同じ信
号が処理結果として出力されるような場合、各比較器C
m 〜Cn は、試験制御レジスタ2からの制御情報に従っ
て、各出力端子OUTm 〜OUTn から出力された試験
結果の信号と、外部入力端子から入力された一の期待値
信号とを比較し、その比較結果をANDゲート5に出力
する。そして、これらの比較器Cm 〜Cn から出力され
たそれぞれの比較結果をANDゲート5でまとめて、外
部出力端子EXTm ′に選択的に出力する。
【0120】一方、機能マクロ1においてファンクショ
ン試験を行った結果、機能マクロ1の各出力端子OUT
m 〜OUTn の全てあるいは一部から出力される信号が
同一にはならない場合には、そのように信号が同一とな
らない出力端子から出力される試験結果の信号を外部出
力端子EXTm+1 ′〜EXTk ′より外部に出力し、集
積回路の外部において試験結果を判定することになる。
【0121】本実施形態においても、集積回路が備える
特定の外部出力端子EXTm ′以外の複数の外部出力端
子EXTm+1 ′〜EXTk ′は、機能マクロ1の複数の
出力端子OUTm 〜OUTn から出力される試験結果の
信号を1つの外部出力端子で同時に使用しない限り、当
該1つの外部出力端子を機能マクロ1の複数の出力端子
で共有する。図14の例でも、機能マクロ1の2つの出
力端子OUTn-1 ,OUTn で1つの外部出力端子EX
Tk ′を共有している。
【0122】以上のように、第9の実施形態において
は、比較基準となる期待値信号として機能マクロ1の各
出力端子OUTm 〜OUTn に共通の信号を入力する比
較器Cm 〜Cn を機能マクロ1の出力側に接続し、当該
比較器Cm 〜Cn を試験制御レジスタ2内の制御情報に
よって制御する。そして、特定の試験用パターン信号で
試験を行ったときの期待値信号が機能マクロ1の各出力
端子OUTm 〜OUTnで同一となる場合に、当該出力
端子OUTm 〜OUTn に接続されている比較器Cm 〜
Cn の比較結果をANDゲート5でまとめて1つの外部
出力端子EXTm′に出力するようにしている。
【0123】さらに、集積回路が備える複数の外部出力
端子EXT0 ′〜EXTk ′のうち、ANDゲート5の
出力信号が選択的に供給される外部出力端子EXTm ′
以外の外部出力端子EXTm+1 ′〜EXTk ′は、機能
マクロ1の複数の出力端子OUTm 〜OUTn から出力
される試験結果の信号を1つの外部出力端子で同時に使
用しない限り、当該1つの外部出力端子を機能マクロ1
の複数の出力端子で共有するようにしている。
【0124】これにより、機能マクロ1での試験結果の
信号を出力するための外部出力端子EXT0 ′〜EXT
k ′は、機能マクロ1が備える出力端子OUT0 〜OU
Tnと同数設ける必要がなく(k<n)、ファンクショ
ン試験に必要な外部出力端子の数を削減することができ
る。また、集積回路の1つの外部入力端子から入力した
1つの期待値信号を機能マクロ1の複数の出力端子に共
通に入力しているので、論理レベルが同一の期待値信号
を入力するために多数の外部入力端子を集積回路に設け
なくても済み、端子数の増大を抑制することができる。
【0125】なお、本実施形態において各比較器Cm 〜
Cn に対して入力する共通の期待値信号は、リセット信
号と同一の信号であっても良い。機能マクロ1が備える
各出力端子OUT0 〜OUTn のうち、特定の試験用パ
ターン信号に基づくファンクション試験で出力対象とな
らない出力端子の期待値は、リセット端子の論理レベル
と密接に関係している場合がある。そのため、このよう
なときには、該当する出力端子に対応して設けられた比
較器のリファレンス用にリセット信号を共通に供給する
ことにより、特に期待値信号を入力するための外部入力
端子を設けることが不要となり、端子数の増大を抑制す
ることができる。
【0126】(第10の実施形態)図15は、機能マク
ロに対してファンクション試験を行う第10の実施形態
による原理を示す構成図である。第10の実施形態で
は、ファンクション試験を行った結果得られる2つ以上
の信号が互いに逆論理の信号となる場合に、その一方の
信号のみを集積回路の外部入力端子から期待値信号とし
て入力して各比較器に供給し、他方の逆論理の期待値信
号は、その入力した信号をインバータ6に通すことによ
って集積回路の内部で生成する。
【0127】図15に示す例では、集積回路の外部入力
端子から入力された共通の期待値信号をm+1番目から
n番目までの比較器Cm+1 〜Cn に供給するとともに、
その入力された期待値信号をインバータ6に通すことに
より逆論理の期待値信号を発生させ、それをm番目の比
較器Cm に供給している。その他の構成は、図14に示
した第9の実施形態と同様であるので、ここでは重複す
る説明を省略する。
【0128】このように、本実施形態では、ファンクシ
ョン試験の結果としての2つ以上の期待値信号が互いに
逆論理の信号である場合に、その一方の期待値信号のみ
を外部入力端子から入力し、他方の逆論理の期待値信号
はその入力した信号から内部で生成して比較器Cm 〜C
n に供給する。そして、第8、第9の実施形態と同様
に、比較器Cm 〜Cn の比較結果をANDゲート5でま
とめて1つの外部出力端子EXTm ′に選択的に出力す
るようにしている。
【0129】これにより、機能マクロ1での試験結果の
信号を出力するための外部出力端子EXT0 ′〜EXT
k ′は、機能マクロ1が備える出力端子OUT0 〜OU
Tnと同数設ける必要がなく(k<n)、ファンクショ
ン試験に必要な外部出力端子の数を削減することができ
る。また、外部入力端子より入力された期待値信号から
それとは逆論理の期待値信号を集積回路の内部で発生し
ているので、論理レベルが互いに逆の期待値信号を入力
するために多数の外部入力端子を集積回路に設けなくて
も済み、端子数の増大を抑制することができる。なお、
本実施形態においても、外部入力端子から入力する期待
値信号をリセット信号と同一の信号としても良い。
【0130】(第11の実施形態)図16は、機能マク
ロに対してファンクション試験を行う第11の実施形態
による原理を示す構成図である。第11の実施形態で
は、ファンクション試験の結果得られる2つの信号が、
一方の信号に対して他方の信号が一定クロックだけ遅れ
た信号またはその逆論理の信号である場合に、その一方
の信号のみを集積回路の外部入力端子から期待値信号と
して入力して各比較器に供給し、他方の一定クロック遅
れた期待値信号またはその逆論理の期待値信号は、その
入力した信号を遅延回路7に通すことによって集積回路
の内部で生成する。
【0131】図16に示す例では、集積回路の外部入力
端子から入力された共通の期待値信号をm+1番目から
n番目までの比較器Cm+1 〜Cn に供給するとともに、
その入力された期待値信号を遅延回路7に通すことによ
って一定クロックだけ遅れた期待値信号およびその逆論
理の期待値信号を発生させている。そして、この遅延回
路7の端子Qから出力される一定クロック遅れた期待値
信号と、端子Qバーから出力されるこれとは逆論理の期
待値信号との何れかをセレクタSt で選択し、ここで選
択した期待値信号をm番目の比較器Cm に供給してい
る。
【0132】ここで、上記セレクタSt における選択状
態は、試験制御レジスタ2から与えられる制御情報に従
って制御される。また、遅延回路7における一定クロッ
クの遅延量も、試験制御レジスタ2から与えられる制御
情報に従って調整される。その他の構成は、図14に示
した第9の実施形態と同様であるので、ここでは重複す
る説明を省略する。
【0133】このように、本実施形態では、ファンクシ
ョン試験の結果としてのある期待値信号が他の期待値信
号から一定クロックだけ遅れた信号またはその逆論理の
信号である場合に、その一方の期待値信号のみを外部入
力端子から入力し、他方の一定クロックだけ遅れた期待
値信号またはその逆論理の期待値信号は、外部入力端子
より入力した期待値信号から内部で生成する。そして、
第8、第9の実施形態と同様に、これらの期待値信号を
各比較器Cm 〜Cn に供給し、そこでの比較結果をAN
Dゲート5でまとめて1つの外部出力端子EXTm ′に
選択的に出力するようにしている。
【0134】これにより、機能マクロ1での試験結果の
信号を出力するための外部出力端子EXT0 ′〜EXT
k ′は、機能マクロ1が備える出力端子OUT0 〜OU
Tnと同数設ける必要がなく(k<n)、ファンクショ
ン試験に必要な外部出力端子の数を削減することができ
る。また、外部入力端子より入力された期待値信号から
一定量だけ遅れた期待値信号またはその逆論理の期待値
信号を集積回路の内部で発生しているので、一の期待値
信号と一定量だけ遅れた期待値信号等を入力するために
多数の外部入力端子を集積回路に設けなくても済み、端
子数の増大を抑制することができる。
【0135】なお、本実施形態における遅延回路7も、
図9に示したように構成することが可能である。このよ
うに遅延回路7を構成すれば、遅延回路7に入力される
元信号から、立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミ
ングとを異なる量で遅延させた期待値信号を生成するこ
とができる。また、本実施形態においても、外部入力端
子から入力する期待値信号をリセット信号と同一の信号
としても良い。
【0136】(第12の実施形態)図17は、機能マク
ロに対してファンクション試験を行う第12の実施形態
による原理を示す構成図である。この図17に示す第1
2の実施形態は、上述した第8〜第11の実施形態を全
て組み合わせたものである。
【0137】この図17に示す例では、機能マクロ1が
備える複数の出力端子OUT0 〜OUTn は、ファンク
ション試験の結果を集積回路の外部で判定するときのた
めに外部出力端子EXT1 ′〜EXTk ′に接続される
とともに、ファンクション試験の結果を集積回路の内部
で判定するときのために複数の比較器C0 〜Cn の一方
の入力端子に接続される。この比較器C0 〜Cn の他方
の入力端子には、それぞれセレクタS0 〜Sn の出力が
接続される。
【0138】例えば、0番目のセレクタS0 は、外部入
力端子から入力される試験結果の期待値信号と、それを
インバータ6aで論理反転した期待値信号と、リセット
端子から入力されるリセット信号と、それをインバータ
6bで論理反転した信号と、上記外部入力端子およびリ
セット端子から入力された信号の何れか(セレクタSa
によって選択される)を遅延回路7aで一定クロックだ
け遅延させた信号およびその逆論理の信号と、“H”お
よび“L”に論理固定された期待値信号とを入力とし、
それらの中から試験制御レジスタ2より与えられる制御
情報に従って何れか1つを選択する。
【0139】また、n番目のセレクタSn は、外部入力
端子から入力される試験結果の期待値信号と、それをイ
ンバータ6aで論理反転した期待値信号と、リセット端
子から入力されるリセット信号と、それをインバータ6
bで論理反転した信号と、上記外部入力端子およびリセ
ット端子から入力された信号の何れか(セレクタSbに
よって選択される)を遅延回路7bで一定クロックだけ
遅延させた信号およびその逆論理の信号と、“H”およ
び“L”に論理固定された期待値信号とを入力とし、そ
れらの中から試験制御レジスタ2より与えられる制御情
報に従って何れか1つを選択する。
【0140】各比較器C0 〜Cn は、機能マクロ1の各
出力端子OUTm 〜OUTn から出力された試験結果の
信号と、対象となるテストパターンに応じて各セレクタ
S0〜Sn で選択された期待値信号とを比較し、両者が
一致するか否かの比較結果をセレクタS0 ′〜Sn ′に
出力する。そして、各セレクタS0 ′〜Sn ′は、この
比較器C0 〜Cn から出力された比較結果の信号と
“H”の論理固定信号との何れかを選択して、ANDゲ
ート5に出力する。
【0141】ここで、各セレクタS0 ′〜Sn ′は、試
験制御レジスタ2から与えられる制御情報に従って入力
信号の選択状態を切り換える。すなわち、機能マクロ1
の各出力端子OUT0 〜OUTn から出力される試験結
果の信号を外部出力端子EXT1 ′〜EXTk ′より出
力して集積回路の外部で判定を行うときは、各セレクタ
S0 ′〜Sn ′は“H”の論理固定信号を選択する。一
方、機能マクロ1の各出力端子OUT0 〜OUTn から
出力される試験結果を比較器Cm 〜Cn やANDゲート
5を用いて集積回路の内部で判定するときは、各セレク
タS0 ′〜Sn′は、比較器Cm 〜Cn の出力を選択し
てANDゲート5に供給する。
【0142】上記ANDゲート5は、各セレクタS0 ′
〜Sn ′から供給される信号のANDをとることによ
り、機能マクロ1によるファンクション試験の結果が全
ての出力端子OUT0 〜OUTn において期待値と一致
するかどうかを判定し、その結果を集積回路の0番目の
外部出力端子EXT0 ′から出力する。
【0143】このように構成した本実施形態において
も、機能マクロ1での試験結果の信号を出力するための
外部出力端子EXT0 ′〜EXTk ′は、機能マクロ1
が備える出力端子OUT0 〜OUTn と同数設ける必要
がなく(k<n)、ファンクション試験に必要な外部出
力端子の数を削減することができる。本実施形態の場
合、機能マクロ1が備える複数の出力端子間で共有でき
る外部出力端子の数が多くなるので、上述した第8〜第
11の実施形態をそれぞれ単独で適用する場合に比べ
て、外部出力端子の数を大幅に削減することができる。
【0144】(第13の実施形態)図18は、機能マク
ロに対してファンクション試験を行う第13の実施形態
による原理を示す構成図である。上記図17に示した第
12の実施形態では、外部出力端子の数を大幅に削減す
ることができるが、各セレクタS0 〜Sn の規模が大き
くなるとともに、当該セレクタS0 〜Sn の選択状態を
制御する試験制御レジスタ2内の制御情報が大きなもの
となってしまう。
【0145】これに対して、図18に示す第13の実施
形態は、各比較器C0 〜Cn において機能マクロ1の出
力信号と比較するリファレンス側に接続する各セレクタ
S0〜Sn に対して、必要最小限の期待値信号を入力す
ることにより、各セレクタS0 〜Sn の規模が必要以上
に大きくなり過ぎないようにするとともに、当該セレク
タS0 〜Sn の選択状態を制御する試験制御レジスタ2
内の制御情報の情報量も少なくすることができるように
している。
【0146】なお、この図18に示す第13の実施形態
は、上述した第8の実施形態と第9の実施形態とを組み
合わせたものに相当する。すなわち、各セレクタS0 〜
Snでは、“H”または“L”に固定された期待値信号
と、外部入力端子から入力される共通の期待値信号との
何れかを選択し、それを各比較器C0 〜Cn に供給す
る。ここでは第8、第9の実施形態の組み合わせを示し
たが、実施形態の組み合わせ方はこれに限定されない。
【0147】また、この図18に示す第13の実施形態
では、上記図12に示した第7の実施形態と同様に、ま
ず最初に複数のセレクタS0 〜Sn によって複数の期待
値信号の中から使用する信号を選択し、比較器C0 〜C
n やANDゲート5を用いて機能マクロ1での試験結果
を内部判定する。そして、ANDゲート5の後段に設け
たセレクタSにおいて、上述のファンクション試験の判
定結果と通常動作時の出力信号との何れかを選択して、
機能マクロ1の外部出力端子から出力するようにする。
【0148】上記のようにセレクタS0 〜Sn を構成す
れば、それらは何れも2入力の選択動作となる。よっ
て、その選択状態を制御する試験制御レジスタ2内の制
御情報は、1つのセレクタに対して1ビット長とするこ
とができるので、制御情報の情報量を少なくすることが
できるとともに、各セレクタS0 〜Sn の負担を軽減す
ることができる。なお、セレクタS0 〜Sn で選択し得
る期待値信号の数が3つ以上ある場合は、それらのセレ
クタは3つ以上の入力となる。
【0149】(第14の実施形態)図19は、機能マク
ロに対してファンクション試験を行う第14の実施形態
による原理を示す構成図である。本実施形態は、1つの
集積回路内に複数の機能マクロを内蔵する場合の構成例
を示すものである。
【0150】図19に示す構成では、1つの集積回路1
0内に2つの機能マクロA,B(11,12)とこれ以
外のユーザロジック13とを内蔵しており、これらに対
して集積回路10の外部入力端子17から必要な信号を
与えることによって、ファンクション試験を行う。この
とき、2つの機能マクロ11,12を同時に選択するこ
とにより、当該機能マクロ11,12のファンクション
試験を並列的に同時実行する。そして、各機能マクロ1
1,12での試験結果を集積回路10の外部出力端子1
8から出力することにより、ファンクション試験の結果
を得る。
【0151】図19では図示を簡略化しているが、機能
マクロ11,12およびユーザロジック13の入力側
は、上記図1〜図12に示した第1〜第7の実施形態の
何れかと同様に構成する。すなわち、集積回路10の各
外部入力端子は、機能マクロ11,12およびユーザロ
ジック13の入力側に設けられたセレクタの入力等に接
続され、当該セレクタの制御端子に試験制御回路14か
ら与えられる制御情報によって入力信号が選択される。
機能マクロ11,12の入力端子には、集積回路の外部
入力端子と常に接続する端子と、通常動作時にはユーザ
ロジック13から信号を入力し、ファンクション試験動
作時には外部入力端子からの試験パターン信号または内
部発生した論理固定信号を入力する端子とがある。
【0152】また、機能マクロ11,12およびユーザ
ロジック13の出力側は、上記図13〜図18に示した
第8〜第13の実施形態の何れかと同様に構成する。す
なわち、集積回路10の各外部出力端子は、機能マクロ
11,12およびユーザロジック13の出力側に設けら
れたセレクタの出力等に接続され、当該セレクタや比較
器の制御端子に試験制御回路14から与えられる制御情
報によって試験結果の良否判定の動作が制御される。機
能マクロ11,12の出力端子には、集積回路の外部出
力端子と常に接続する端子と、通常動作時にはユーザロ
ジック13と接続するが、ファンクション試験動作時に
は比較器およびANDゲートを介して特定の外部出力端
子と接続したり、それ以外の外部出力端子と接続する端
子とがある。
【0153】以下に、2個の機能マクロ11,12を内
蔵する集積回路に本発明を適用する場合の手順の例を説
明する。まず最初に、集積回路が内蔵する機能マクロ1
1,12の良否を判定する試験において、当該機能マク
ロ11,12の各入出力端子について、各試験パターン
毎に入力信号や出力信号が常に“H”または“L”に固
定される端子、複数の端子間で入力または出力される信
号が同一となる端子グループ、この端子グループの信号
に対して論理が反転している信号を入力または出力する
端子、立ち上がりが常に一定の遅延で変わる信号を入力
または出力する端子、立ち下がりが常に一定の遅延で変
わる信号を入力または出力する端子等の調査を行う。そ
して、この調査結果と使用可能な集積回路の外部入出力
端子数とから、機能マクロ11,12の入力側および出
力側に対して上述した第1〜第13の実施形態のどの構
成を適用するかを決定する。ここでは、例えば、なるべ
く構成が簡単となる実施形態を選択する。
【0154】次に、上述の調査結果に基づいて、機能マ
クロ11,12が備える各入出力端子(以下、マクロ端
子と称する)の中から、集積回路の1つの外部端子を同
時に使用しない端子の組み合わせを選択する。そして、
各マクロ端子毎に、それに対応して設けられたセレクタ
の入力に必要な信号と、当該セレクタや比較器の制御方
法とを決定する。このとき、試験制御回路14(試験制
御レジスタ2)のリセットにより、機能マクロ11,1
2の入力側は通常動作の入力信号が選択され、比較器の
出力をANDゲートでまとめた信号が集積回路の外部に
出力されない構成とする。
【0155】次に、試験に必要なクロック数(FN00〜
FN03で示したそれぞれのテストパターンの長さ)を決
定するとともに、そのテストパターンの長さや使用する
共通の端子数等を考慮して、複数の機能マクロ11,1
2で同時に試験するテストパターンの組み合わせを選択
する。このとき、一方の機能マクロにおいて用いるクロ
ック数が多い試験パターンに対しては、試験制御回路1
4内の試験制御レジスタ2に設定される制御情報が同一
である試験パターンを他方の機能マクロ用の試験パター
ンの中から幾つか選択して連結することにより、全体の
テストパターンの長さを調節する。
【0156】次に、このようにして選択した各機能マク
ロ11,12の試験パターンの組み合わせをもとに、使
用する外部入出力端子を削減した並列試験用の試験パタ
ーンを作成する。そして、各機能マクロ11,12の入
力端子に信号を入力する方法と、各機能マクロ11,1
2の出力端子から出力される信号の判定方法とを設定す
るファンクション、つまり、各エッジパターンFN00,
FN01,…毎に設定する制御情報のシーケンスを試験制
御回路14内の試験制御レジスタ2に作成する。このと
き、試験制御レジスタ2への制御情報の書き込みは、機
能マクロ11または12と接続される共通バス15を介
して行う。
【0157】なお、この制御情報のシーケンスを作成す
る際、2組目以降のテストパターンFN01,…は、試験
制御レジスタ2に設定するデータの一部または全部を必
要に応じて変更するだけで作成することが可能である。
【0158】最後に、このようにして作成したファンク
ションの後ろに、上記作成した並列試験用パターンを連
結して完成となる。そして、このようにして作成した試
験パターンをシミュレーションで確認し、一連のファン
クション試験が完了する。なお、以上の手順において、
他の端子の共通化が難しいアドレスバスの下位ビットや
データバスは端子数削減の対象とせず、また、2つの機
能マクロ11,12で端子を共有しないようにすること
により、2つの機能マクロ11,12の並列試験パター
ンを比較的少ない手間で作成することが可能となる。
【0159】以上のように、第14の実施形態によれ
ば、各機能マクロ11,12のファンクション試験を同
時並列的に実行することによって試験時間の短縮を図る
ことができるとともに、試験用に必要な集積回路10の
外部端子の数を少なくしてコストの削減を図ることがで
きる。
【0160】なお、以上に説明した各実施形態は、何れ
も本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示した
ものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本
発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱するこ
となく、様々な形で実施することができる。
【0161】
【発明の効果】本発明は上述したように、集積回路に内
蔵される機能マクロの入力側においては、集積回路の内
部で発生可能な信号については内部で発生させて機能マ
クロの入力端子に供給し、あるいは、複数の入力端子で
共通に使用可能な信号については1つの外部入力端子か
ら入力するようにしているので、機能マクロの試験動作
時に必要な集積回路の外部入力端子の数を削減し、コス
トダウンを図ることができる。また、集積回路に内蔵さ
れる機能マクロの出力側においては、機能マクロの各出
力端子から出力される試験結果を集積回路の内部で判定
し、その判定結果得られた信号を特定の外部出力端子か
ら出力するようにしているので、機能マクロの試験動作
時に必要な集積回路の外部出力端子の数を削減し、コス
トダウンを図ることができる。また、1つの集積回路内
に複数の機能マクロが内蔵される場合に、これらの機能
マクロの入出力側を上述したように構成するとともに、
これら機能マクロの試験を同時並列的に行うようにする
ことにより、試験で使用する外部端子の数を少なく抑え
つつ、複数の機能マクロの試験を短時間で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機能マクロに対してファンクション試験を行う
第1の実施形態による原理を示す構成図である。
【図2】図1に示した原理構成において、機能マクロの
入力端子が6個、試験用パターン信号を入力する外部入
力端子が3個の場合の構成例を示す図である。
【図3】図2に示した入力端子および外部入力端子に入
力される信号の例を示すタイミングチャートである。
【図4】機能マクロに対してファンクション試験を行う
第2の実施形態による原理を示す構成図である。
【図5】図4に示した原理構成において、機能マクロの
入力端子が6個、試験用パターン信号を入力する外部入
力端子が3個の場合の構成例を示す図である。
【図6】図5に示した入力端子および外部入力端子に入
力される信号の例を示すタイミングチャートである。
【図7】機能マクロに対してファンクション試験を行う
第3の実施形態による原理を示す構成図である。
【図8】機能マクロに対してファンクション試験を行う
第4の実施形態による原理を示す構成図である。
【図9】図8中に示した遅延回路の構成例およびその動
作例を示す図であり、(a)は遅延回路の構成を示す回
路図であり、(b)はその動作を示すタイミングチャー
トである。
【図10】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第5の実施形態による原理を示す構成図である。
【図11】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第6の実施形態による原理を示す構成図である。
【図12】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第7の実施形態による原理を示す構成図である。
【図13】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第8の実施形態による原理を示す構成図である。
【図14】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第9の実施形態による原理を示す構成図である。
【図15】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第10の実施形態による原理を示す構成図である。
【図16】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第11の実施形態による原理を示す構成図である。
【図17】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第12の実施形態による原理を示す構成図である。
【図18】機能マクロに対してファンクション試験を行
う第13の実施形態による原理を示す構成図である。
【図19】1つの集積回路内に異なる2つの機能マクロ
を内蔵した第14の実施形態による構成例を示す図であ
る。
【図20】機能マクロに対してファンクション試験を行
うための従来の原理を示す構成図である。
【図21】1つの集積回路内に異なる2つの機能マクロ
を内蔵した場合の従来の構成例を示す図である。
【図22】1つの集積回路内に異なる2つの機能マクロ
を内蔵した場合の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 機能マクロ 2 試験制御レジスタ 3,6 インバータ 4,7 遅延回路 5 ANDゲート 10 集積回路 11,12 機能マクロ 13 ユーザロジック 14 試験制御回路 15 共通バス 17 集積回路の外部入力端子 18 集積回路の外部出力端子 IN0 〜INn 機能マクロの入力端子 OUT0 〜OUTn 機能マクロの出力端子 EXT0 〜EXTk 集積回路の外部入力端子 EXT0 ′〜EXTk ′ 集積回路の外部出力端子 S0 〜Sn セレクタ S0 ′〜Sk ′ セレクタ C0 〜Cn 比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路に内蔵される機能マクロの試験
    を行うための装置であって、 少なくとも1つ以上の試験パターンにおいて論理レベル
    が変化しない信号、あるいは上記集積回路の特定の外部
    入力端子から入力される信号と特定の関係にある信号を
    発生させる信号発生回路と、 上記信号発生回路で発生された信号を上記機能マクロの
    入力端子に選択的に供給する選択回路とを備えることを
    特徴とする集積回路の試験装置。
  2. 【請求項2】 上記選択回路は、少なくとも1つ以上の
    試験パターンにおいて論理レベルが互いに同一の信号が
    入力される機能マクロの複数の入力端子に対して、上記
    集積回路の特定の外部入力端子から入力した信号を選択
    的に供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の集積回路の試験装置。
  3. 【請求項3】 集積回路に内蔵される機能マクロの試験
    を行うための装置であって、 上記機能マクロの出力端子から出力される信号と、論理
    レベルが変化しない信号あるいは上記集積回路の特定の
    外部入力端子から入力される信号と特定の関係にある信
    号を試験の期待値信号として比較することにより、上記
    機能マクロの1つ以上の出力端子から出力される信号毎
    に試験結果の良否を判定し、それぞれの判定結果をまと
    めて上記集積回路の特定の外部出力端子に選択的に供給
    する内部判定回路を備えることを特徴とする集積回路の
    試験装置。
  4. 【請求項4】 上記集積回路が備える上記特定の外部出
    力端子以外の外部出力端子は、上記機能マクロの複数の
    出力端子から出力される信号を1つの外部出力端子で同
    時に使用しない限り、当該1つの外部出力端子を上記機
    能マクロの複数の出力端子で共有するようにしたことを
    特徴とする請求項3に記載の集積回路の試験装置。
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