JP2001084814A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2001084814A JP26328799A JP26328799A JP2001084814A JP 2001084814 A JP2001084814 A JP 2001084814A JP 26328799 A JP26328799 A JP 26328799A JP 26328799 A JP26328799 A JP 26328799A JP 2001084814 A JP2001084814 A JP 2001084814A
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェードを備えた車両用前照灯において、シ
ェードのコスト低減を図るととともにその形状自由度を
高める。 【解決手段】 シェード22において光源バルブ18の
前端部を光軸Ax回りに略筒状に囲むシェード本体24
の筒状部24Aの上部外周面22A1aに、該上部外周
面22A1aへ入射した光を拡散反射させる縦縞状波形
面Waを形成する。これによりリフレクタ20の反射面
20aからの反射光の一部が上部外周面24A1aへ入
射しても、縦縞状波形面Waの拡散反射作用により該上
部外周面24A1aからの反射光を拡散光とし、灯具前
方へ照射される上向き光Bの強度をグレア光にはならな
い程度の小さい値にまで低減する。そしてこれにより筒
状部24Aの後方広がり角θを小さい値に設定可能とな
るので、筒状部24Aの内面に黒色塗装を施さなくても
シェード内面反射光によるグレア発生を防止でき、シェ
ードの形状自由度も高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、シェードを備え
た車両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用前照灯においては、対向車ドライ
バや歩行者にグレアを与えないようにするためシェード
が設けられることが多い。このシェードの一般的構成と
しては、図5に示すようなものが知られている。
【0003】すなわち、このシェード2は、光源バルブ
4の前端部を光軸Ax回りに略筒状に囲むシェード本体
2Aと、このシェード本体2Aを支持する取付ステー2
Bとを備えてなり、そのシェード本体2Aにより、光源
バルブ4からリフレクタ6の反射面6aへ向かう直射光
のみを許容し、グレア発生の原因となる光源バルブ4か
ら前方上方へ向かう直射光やリフレクタ6の上壁面6b
へ入射する直射光は遮蔽するようになっている。
【0004】そして、このシェード2のシェード本体2
Aは、光軸Axに対する後方広がり角θが大きな値(約
10°以上)に設定されている。その理由は、仮に後方
広がり角θを図6に示すように小さい値に設定した場合
には、リフレクタ6の反射面6aからの反射光の一部が
シェード本体2Aの上部外周面2Aaへ入射し、その反
射光によりグレア発生の原因となる上向き光B2が灯具
前方へ照射されてしまうので、これを防止するためであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにシェード本体2Aの後方広がり角θが大きい値に設
定された上記従来のシェード2においては、図5に2点
鎖線で示すように、シェード本体2Aの上部内周面2A
bで反射した光源バルブ4からの光がリフレクタ6の反
射面6aの下部領域へ入射し、その反射光によりグレア
発生の原因となる上向き光B1が灯具前方へ照射されて
しまうこととなる。このため従来、シェード本体2Aの
内面に黒色塗装を施して内面反射を無くすことにより灯
具前方への上向き光B1の照射を防止するようにしてい
るが、黒色塗装を施した分だけシェードのコストが高い
ものとなっているという問題がある。
【0006】また、上記従来のシェード2においては、
シェード本体2Aの後方広がり角θをある程度大きな値
に設定する必要があるので、その分だけシェード形状の
自由度が小さくなってしまうという問題もある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、シェードを備えた車両用前照灯にお
いて、シェードのコスト低減を図るととともにその形状
自由度を高めることができる車両用前照灯を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、シェードの
表面形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図る
ようにしたものである。
【0009】すなわち本願発明は、車両前後方向に延び
る光軸上に設けられた光源バルブと、この光源バルブか
らの光を前方へ反射させる反射面を有するリフレクタ
と、上記光源バルブからの直射光の一部を遮蔽するシェ
ードと、を備えてなる車両用前照灯において、上記シェ
ードが、上記光源バルブの前端部を上記光軸回りに略筒
状に囲むシェード本体と、このシェード本体を支持する
取付ステーとを備えてなり、上記シェード本体の上部外
周面に、該上部外周面へ入射した光を拡散反射させる凹
凸状拡散部が形成されている、ことを特徴とするもので
ある。
【0010】上記「シェード本体」は、光源バルブの前
端部を光軸回りに略筒状に囲む筒状部のみからなるもの
であってもよいし、該筒状部の前端部を塞ぐようにキャ
ップ状に形成されたものであってもよい。
【0011】上記「上部外周面」とは、シェード本体の
上部の外周面を意味するものであるが、ここで「シェー
ド本体の上部」とは、シェード本体において光軸の真上
の位置を左右に跨ぐ領域を意味するものであり、該領域
の角度範囲は特に限定されるものではない。
【0012】上記「凹凸状拡散部」は、シェード本体の
上部外周面へ入射した光を拡散反射させるよう複数の凹
部と凸部との繰り返し形状により構成されたものであれ
ば、その凹凸の形状、大きさ等は特に限定されるもので
はなく、例えば、波形凹凸、網目状凹凸、ドット状凹
凸、梨地状凹凸等が採用可能である。
【0013】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車両用前照灯は光源バルブからの直射光の一部を遮
蔽するシェードを備えており、そのシェード本体は光源
バルブの前端部を光軸回りに略筒状に囲むように形成さ
れているが、このシェード本体の上部外周面には該上部
外周面へ入射した光を拡散反射させる凹凸状拡散部が形
成されているので、次のような作用効果を得ることがで
きる。
【0014】すなわち、リフレクタの反射面からの反射
光の一部がシェード本体の上部外周面へ入射するような
ことがあっても、この上部外周面に形成された凹凸状拡
散部の拡散反射作用により該上部外周面からの反射光は
拡散光となるので、灯具前方へ照射される上向き光の強
度をグレア光にはならない程度の小さい値にまで低減す
ることができる。
【0015】そして、このようにリフレクタの反射面か
らの反射光の一部がシェード本体の上部外周面へ入射し
てもグレア発生のおそれがないことから、従来のように
シェード本体の後方広がり角を大きな値に設定する必要
がなくなり、その分だけシェード形状の自由度を大きく
することができる。
【0016】また、シェード本体の後方広がり角を小さ
い値に設定することが可能となるので、シェード本体の
上部内周面で反射した光源バルブからの光がリフレクタ
の反射面の下部領域へ入射しないように(あるいは入射
光量が僅かになるように)シェードを形成することがで
きる。このため、シェード本体の内面に黒色塗装を施さ
なくてもシェード内面反射光によるグレア発生を未然に
防止することが可能となり、これにより黒色塗装の廃止
分だけシェードのコスト低減を図ることができる。
【0017】このように本願発明によれば、シェードを
備えた車両用前照灯において、シェードのコスト低減を
図るととともにその形状自由度を高めることができる。
【0018】上記構成において、シェード本体の後方広
がり角は全周一定に設定することも可能であり周方向の
各部位において異なる値に設定することも可能である
が、その際、シェード本体の上部に関しては、光軸に対
して7°以下の後方広がり角で形成することが、シェー
ド本体の上部内周面からの反射光がリフレクタの反射面
の下部領域へ入射するのをより効果的に防止する観点か
ら好ましい。
【0019】上記「凹凸状拡散部」の構成が特に限定さ
れるものでないことは上述したとおりであるが、これを
光軸と直交する断面の形状が波形に設定された縦縞状波
形面で構成すれば、シェードを板材のプレス成形で形成
するようにした場合において、その成形性を損なうこと
なく凹凸状拡散部を形成することができ、また、リフレ
クタの反射面を複数の反射素子で構成するようにした場
合において、これら反射素子の意匠とシェード本体の凹
凸状拡散部の意匠との調和を図ることが容易となる。
【0020】しかも、このように凹凸状拡散部を縦縞状
波形面で構成した場合には、シェード本体の上部内周面
についても縦縞状波形面で構成することが容易に可能で
あり、これにより上部内周面での反射光を拡散反射光と
することができるので、シェード本体の後方広がり角を
大きな値に設定するようにした場合においても黒色塗装
を廃止することが可能となる。すなわち、シェード本体
の上部内周面へ入射した光源バルブからの光は拡散反射
光としてリフレクタの反射面の下部領域へ入射するの
で、該下部領域から灯具前方へ照射される上向き光の強
度をグレア光にはならない程度の小さい値にまで低減す
ることができ、このためシェード本体の内面に黒色塗装
を施さなくてもシェード内面反射光によるグレア発生を
未然に防止することが可能となる。
【0021】本願発明において、リフレクタの反射面の
構成は特に限定されるものではなく、回転放物面等の単
一曲面で構成されたものであってもよいし、複数の反射
素子で構成されたものであってもよいが、後者の場合に
は、リフレクタの反射面における光軸上方領域の表面形
状を上記凹凸状拡散部の表面形状と略同一形状に設定す
ることにより、灯具の意匠上の統一性を高めることがで
きる。ここで「光軸上方領域」とは、リフレクタの反射
面において光軸の真上の位置を左右に跨ぐ領域を意味す
るものであり、該領域の角度範囲は特に限定されるもの
ではない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0023】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両
用前照灯を示す側断面図であり、図2および3は、その
II方向矢視図およびIII-III 線断面図である。
【0024】図1に示すように、この車両用前照灯10
は、レンズ12とランプボディ14とで形成される灯室
内に、リフレクタユニット16が上下および左右方向に
傾動可能に設けられてなっている。
【0025】リフレクタユニット16は、光源バルブ1
8と、リフレクタ20と、シェード22とを備えてな
り、その光軸Axが車両前後方向に延びる灯具基準軸A
xoに対して僅かに(0.6°程度)下向きになるよう
に光軸調整が行われている。
【0026】光源バルブ18は、H4タイプのハロゲン
バルブであり、そのすれ違いビーム用フィラメント18
aを光軸Ax上の所定位置に位置せしめるようにして、
リフレクタ20の後頂部に挿着されている。
【0027】リフレクタ20は、その光軸Axを中心軸
とする回転放物面上に複数の反射素子20sが形成され
てなる反射面20aを有しており、この反射面20aに
より光源バルブ18からの光を前方へ拡散偏向反射させ
るようになっている。
【0028】図4は、リフレクタユニット16を前方斜
め上方から見て示す斜視図である。
【0029】図2および4に示すように、リフレクタ2
0の反射面20aは、光軸Ax周辺の中央領域20a1
とその左右両側の周辺領域20a2とからなり、中央領
域20a1には断面波形で縦縞状に区分けされた波形反
射素子20s1が形成されるとともに、両周辺領域20
b1には波形反射素子20s1よりも左右幅の広い格子
状の反射素子20s2が形成されている。
【0030】シェード22は、キャップ状に形成された
シェード本体24と、このシェード本体24を支持する
取付ステー26とからなり、プレス成形により一体で形
成されている。
【0031】シェード本体24は、光源バルブ18の前
端部を光軸Ax回りに略筒状に囲む筒状部24Aと、こ
の筒状部24Aの前端部を塞ぐ前端閉塞部24Bとから
なり、光源バルブ18から灯具前方へ向かう直射光およ
びリフレクタ20の上壁面20bへ入射する直射光を遮
蔽するようになっている。筒状部24Aは、光軸Axを
中心とする16個の面からなり、その各面の光軸Axに
対する後方広がり角θは、7°以下(例えば5°)の小
さい値に設定されている。
【0032】取付ステー26は、シェード本体24の筒
状部24Aの下端部後縁から後方へ延びており、その後
端部においてリフレクタ20にネジ締め固定されてい
る。
【0033】図3に示すように、シェード本体24の筒
状部24Aは、その一般部が正十六角形の断面形状を有
しているのに対し、その上部22A1に位置する4つの
面は、は正十六角形を基準とする波形の断面形状を有し
ている。そしてこれにより、筒状部24Aの上部外周面
22A1aおよび上部内周面22A1bを、光軸Ax方
向に延びる縦縞状波形面Wa(凹凸状拡散部)およびW
bとして形成するようになっている。これら縦縞状波形
面WaおよびWbは、光軸Axの真上の位置から左右各
45°の角度範囲にわたって形成されている。
【0034】以上詳述したように、本実施形態に係る車
両用前照灯10は光源バルブ18からの直射光の一部を
遮蔽するシェード22を備えており、そのシェード本体
24の筒状部24Aは光源バルブ18の前端部を光軸A
x回りに略筒状に囲むように形成されているが、この筒
状部24Aの上部外周面22A1aには該上部外周面2
2A1aへ入射した光を拡散反射させる縦縞状波形面W
aが形成されているので、次のような作用効果を得るこ
とができる。
【0035】すなわち、リフレクタ20の反射面20a
からの反射光の一部が筒状部24Aの上部外周面24A
1aへ入射するようなことがあっても、この上部外周面
24A1aに形成された縦縞状波形面Waの拡散反射作
用により該上部外周面24A1aからの反射光は拡散光
となるので、灯具前方へ照射される上向き光Bの強度を
グレア光にはならない程度の小さい値にまで低減するこ
とができる。
【0036】そして、このようにリフレクタ20の反射
面20aからの反射光の一部が筒状部24Aの上部外周
面24A1aへ入射してもグレア発生のおそれがないこ
とから、筒状部24Aの後方広がり角θを従来のように
大きな値に設定する必要がなくなり、その分だけシェー
ド形状の自由度を大きくすることができる。
【0037】また、筒状部24Aの後方広がり角θを小
さい値に設定することが可能となるので、筒状部24A
の上部内周面24A1bで反射した光源バルブ18から
の光がリフレクタ20の反射面20aの下部領域へ入射
しないように(あるいは入射光量が僅かになるように)
シェード22を形成することができる。このため、筒状
部24Aの内面に黒色塗装を施さなくてもシェード内面
反射光によるグレア発生を未然に防止することが可能と
なり、これにより黒色塗装の廃止分だけシェード22の
コスト低減を図ることができる。
【0038】このように本実施形態によれば、シェード
を備えた車両用前照灯において、シェードのコスト低減
を図るととともにその形状自由度を高めることができ
る。
【0039】特に本実施形態においては、筒状部24A
の後方広がり角θが、光軸Axに対して7°以下の小さ
い値に設定されているので、筒状部24Aの上部内周面
24A1bからの反射光がリフレクタ20の反射面20
aの下部領域へ入射するのをより効果的に防止すること
ができる。
【0040】また本実施形態においては、筒状部24A
の上部外周面22A1aに形成された縦縞状波形面Wa
が、該上部外周面22A1aへ入射した光を拡散反射さ
せる凹凸状拡散部としての機能を果たすようになってい
るので、プレス成形性を損なうことなく凹凸状拡散部を
形成することができる。
【0041】しかも、このように凹凸状拡散部を縦縞状
波形面Waで構成することにより、筒状部24Aの上部
内周面22A1bについても縦縞状波形面Wbで構成す
ることができるので、上部内周面22A1bでの反射光
を拡散反射光とすることができる。そしてこれにより、
筒状部24Aの上部内周面22A1bへ入射した光源バ
ルブ18からの光が拡散反射光としてリフレクタ20の
反射面20aの下部領域へ入射するようなことがたとえ
あったとしても、該下部領域から灯具前方へ照射される
上向き光の強度を極小さい値にまで低減することができ
るので、グレア発生を一層効果的に防止することができ
る。
【0042】さらに本実施形態においては、リフレクタ
20の反射面20aの中央領域20a1に縦縞状波形面
Waと形状が類似した波形反射素子20s1が形成され
ているので、灯具の意匠上の統一性を高めることができ
る。
【0043】なお本実施形態においては、シェード22
の取付ステー26が、シェード本体24の筒状部24A
の下端部後縁から後方へ延び、その後端部においてリフ
レクタ20にネジ締め固定された構成となっているが、
シェード本体24を支持するものであれば、これ以外の
構成の取付ステーを採用してもよいことはもちろんであ
る。
【0044】また本実施形態においては、光源バルブ1
8がH4タイプのハロゲンバルブである場合について説
明したが、光源バルブ18が他のハロゲンバルブや放電
バルブ等である場合においても、本実施形態と同様の構
成を採用することにより本実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。
【0045】さらに本実施形態においては、レンズ12
とランプボディ14とで形成される灯室内にリフレクタ
ユニット16が傾動可能に設けられてなる、いわゆるリ
フレクタ可動型の前照灯について説明したが、レンズ1
2とリフレクタユニット16とが一体化されてユニット
として傾動する、いわゆるユニット可動型の前照灯につ
いても、本実施形態と同様の構成を採用することにより
本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示
す側断面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】図1のIII-III 線断面図
【図4】上記車両用前照灯のリフレクタユニットを前方
斜め上方から見て示す斜視図
【図5】従来例を示す、図1と同様の図
【図6】他の従来例を示す、図1と同様の図
【符号の説明】
10 車両用前照灯 12 レンズ 14 ランプボディ 16 リフレクタユニット 18 光源バルブ 18a すれ違いビーム用フィラメント 20 リフレクタ 20a 反射面 20a1 中央領域 20a2 周辺領域 20b 上壁面 20s 反射素子 20s1 波形反射素子 20s2 反射素子 22 シェード 24 シェード本体 24A 筒状部 24A1 上部 24A1a 上部外周面 24A1b 上部内周面 24B 前端閉塞部 26 取付ステー B 上向き光 Wa 縦縞状波形面(凹凸状拡散部) Wb 縦縞状波形面 Ax 光軸 Axo 灯具基準軸 θ 後方広がり角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に延びる光軸上に設けられ
    た光源バルブと、この光源バルブからの光を前方へ反射
    させる反射面を有するリフレクタと、上記光源バルブか
    らの直射光の一部を遮蔽するシェードと、を備えてなる
    車両用前照灯において、 上記シェードが、上記光源バルブの前端部を上記光軸回
    りに略筒状に囲むシェード本体と、このシェード本体を
    支持する取付ステーとを備えてなり、 上記シェード本体の上部外周面に、該上部外周面へ入射
    した光を拡散反射させる凹凸状拡散部が形成されてい
    る、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記シェード本体の上部が、上記光軸に
    対して7°以下の後方広がり角で形成されている、こと
    を特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 上記凹凸状拡散部が、上記光軸と直交す
    る断面の形状が波形に設定された縦縞状波形面で構成さ
    れている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車
    両用前照灯。
  4. 【請求項4】 上記リフレクタの反射面における光軸上
    方領域の表面形状が、上記凹凸状拡散部の表面形状と略
    同一形状に設定されている、ことを特徴とする請求項1
    〜3いずれか記載の車両用前照灯。
JP26328799A 1999-09-17 1999-09-17 車両用前照灯 Expired - Fee Related JP3953692B2 (ja)

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