JP2000149639A - 車両用前照灯 - Google Patents
車両用前照灯Info
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- JP2000149639A JP2000149639A JP10324686A JP32468698A JP2000149639A JP 2000149639 A JP2000149639 A JP 2000149639A JP 10324686 A JP10324686 A JP 10324686A JP 32468698 A JP32468698 A JP 32468698A JP 2000149639 A JP2000149639 A JP 2000149639A
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- light
- reflection
- reflector
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- edge
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/40—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by screens, non-reflecting members, light-shielding members or fixed shades
- F21S41/43—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by screens, non-reflecting members, light-shielding members or fixed shades characterised by the shape thereof
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シェードを備えた車両用前照灯において、リ
フレクタの反射面が複数の反射素子で構成されている場
合であっても、利用光束の減少を最小限に抑えた上で迷
光の発生を最小限に抑える。 【解決手段】 リフレクタ20の反射面20aを、その
全域にわたって縦長矩形状のセグメント形状で区分けさ
れた複数の反射素子20sで構成する。反射面20aの
上端縁Bは、各反射素子20s毎に凹凸を有する曲線形
状となるが、遮光キャップ24の上端部24Aにおける
後端縁24Aaの形状を、該上端部24Aの後端縁近傍
領域24A1を構成する水平面と、光源バルブ18の発
光中心Aと各反射素子20sの上端縁Bとを結ぶことに
より形成される仮想曲面Cと、の交線Dとして得られる
曲線形状に設定する。これにより反射面20aへの光入
射をほとんど阻害することなく上壁面20cへの光入射
を略阻止する。
フレクタの反射面が複数の反射素子で構成されている場
合であっても、利用光束の減少を最小限に抑えた上で迷
光の発生を最小限に抑える。 【解決手段】 リフレクタ20の反射面20aを、その
全域にわたって縦長矩形状のセグメント形状で区分けさ
れた複数の反射素子20sで構成する。反射面20aの
上端縁Bは、各反射素子20s毎に凹凸を有する曲線形
状となるが、遮光キャップ24の上端部24Aにおける
後端縁24Aaの形状を、該上端部24Aの後端縁近傍
領域24A1を構成する水平面と、光源バルブ18の発
光中心Aと各反射素子20sの上端縁Bとを結ぶことに
より形成される仮想曲面Cと、の交線Dとして得られる
曲線形状に設定する。これにより反射面20aへの光入
射をほとんど阻害することなく上壁面20cへの光入射
を略阻止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、シェードを備え
た車両用前照灯に関するものである。
た車両用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用前照灯においては、対向車ドライ
バや歩行者にグレアを与えないようにするため、シェー
ドが設けられる場合が多い。
バや歩行者にグレアを与えないようにするため、シェー
ドが設けられる場合が多い。
【0003】図5に示すように、一般に、シェード2
は、その遮光キャップ2aにより光源バルブ4から前方
へ向かう直射光を遮蔽するようになっているが、同図に
示すように、リフレクタ6が、反射面6aとその上端縁
から前方へ延びる上壁面6bとを有する場合には、光源
バルブ4から上壁面6bへ入射する直射光についてもこ
れを遮蔽することが、グレアの原因となる迷光の発生を
防止する観点から望まれる。
は、その遮光キャップ2aにより光源バルブ4から前方
へ向かう直射光を遮蔽するようになっているが、同図に
示すように、リフレクタ6が、反射面6aとその上端縁
から前方へ延びる上壁面6bとを有する場合には、光源
バルブ4から上壁面6bへ入射する直射光についてもこ
れを遮蔽することが、グレアの原因となる迷光の発生を
防止する観点から望まれる。
【0004】このため従来より、同図に示すように、遮
光キャップ2aの上端部2bを他の部分よりも後方へ延
びるように形成することにより、上壁面6bへの光入射
を阻止する工夫がなされている。
光キャップ2aの上端部2bを他の部分よりも後方へ延
びるように形成することにより、上壁面6bへの光入射
を阻止する工夫がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リフレ
クタの反射面が複数の反射素子で構成されている場合に
は、反射面は各反射素子毎に凹凸を有するものとなるの
で、遮光キャップの上端部の後端縁を従来のように単純
な曲線形状で形成しただけでは、反射面6aへの光入射
を阻害することなく上壁面6bへの光入射を阻止するこ
とはできない。
クタの反射面が複数の反射素子で構成されている場合に
は、反射面は各反射素子毎に凹凸を有するものとなるの
で、遮光キャップの上端部の後端縁を従来のように単純
な曲線形状で形成しただけでは、反射面6aへの光入射
を阻害することなく上壁面6bへの光入射を阻止するこ
とはできない。
【0006】すなわち、従来の車両用前照灯において
は、迷光の発生を防止しようとすると利用光束(反射面
6aへの光入射量)が大きく減少してしまい、一方、利
用光束を大きく減少させないようにすると迷光が多く発
生してしまう、という問題がある。
は、迷光の発生を防止しようとすると利用光束(反射面
6aへの光入射量)が大きく減少してしまい、一方、利
用光束を大きく減少させないようにすると迷光が多く発
生してしまう、という問題がある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、シェードを備えた車両用前照灯にお
いて、リフレクタの反射面が複数の反射素子で構成され
ている場合であっても、利用光束の減少を最小限に抑え
た上で迷光の発生を最小限に抑えることができる車両用
前照灯を提供することを目的とするものである。
れたものであって、シェードを備えた車両用前照灯にお
いて、リフレクタの反射面が複数の反射素子で構成され
ている場合であっても、利用光束の減少を最小限に抑え
た上で迷光の発生を最小限に抑えることができる車両用
前照灯を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、遮光キャッ
プの上端部の後端縁形状に工夫を施すことにより、上記
目的達成を図るようにしたものである。
プの上端部の後端縁形状に工夫を施すことにより、上記
目的達成を図るようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、光源バルブと、この光源バルブからの光を前
方へ反射させる反射面および該反射面の上端縁から前方
へ延びる上壁面を有するリフレクタと、上記光源バルブ
から前方へ向かう直射光を遮蔽する遮光キャップを有す
るシェードと、を備えてなる車両用前照灯において、上
記反射面の上端縁近傍領域が、縦縞状に区分けされた複
数の反射素子からなり、上記遮光キャップの上端部の後
端縁の形状が、該遮光キャップの上端部を構成する曲面
と、上記光源バルブの発光中心と上記各反射素子の上端
縁とを結ぶことにより形成される仮想曲面と、の交線と
して得られる曲線形状と略同一の曲線形状に設定されて
いる、ことを特徴とするものである。
たように、光源バルブと、この光源バルブからの光を前
方へ反射させる反射面および該反射面の上端縁から前方
へ延びる上壁面を有するリフレクタと、上記光源バルブ
から前方へ向かう直射光を遮蔽する遮光キャップを有す
るシェードと、を備えてなる車両用前照灯において、上
記反射面の上端縁近傍領域が、縦縞状に区分けされた複
数の反射素子からなり、上記遮光キャップの上端部の後
端縁の形状が、該遮光キャップの上端部を構成する曲面
と、上記光源バルブの発光中心と上記各反射素子の上端
縁とを結ぶことにより形成される仮想曲面と、の交線と
して得られる曲線形状と略同一の曲線形状に設定されて
いる、ことを特徴とするものである。
【0010】上記「反射面」は、その上端縁近傍領域が
縦縞状に区分けされた複数の反射素子からなるものであ
れば、該上端縁近傍領域以外の領域に関しては、複数の
反射素子からなるものであってもよいし、回転放物面等
の単一曲面で構成されたものであってもよい。
縦縞状に区分けされた複数の反射素子からなるものであ
れば、該上端縁近傍領域以外の領域に関しては、複数の
反射素子からなるものであってもよいし、回転放物面等
の単一曲面で構成されたものであってもよい。
【0011】上記「遮光キャップの上端部の後端縁」以
外の部分の後端縁の形状については特に限定されるもの
ではない。
外の部分の後端縁の形状については特に限定されるもの
ではない。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、リフレクタの反射面の上端縁近傍領域が縦縞
状に区分けされた複数の反射素子で構成されているの
で、反射面の上端縁(すなわち反射面と上壁面との交
線)は、各反射素子毎に凹凸を有する曲線形状となる
が、本願発明においては、シェードの遮光キャップの上
端部における後端縁の形状が、該上端部を構成する曲面
と、光源バルブの発光中心と各反射素子の上端縁とを結
ぶことにより形成される仮想曲面と、の交線として得ら
れる曲線形状と略同一の曲線形状に設定されているの
で、反射面への光入射をほとんど阻害することなく上壁
面への光入射を略阻止することができる。
おいては、リフレクタの反射面の上端縁近傍領域が縦縞
状に区分けされた複数の反射素子で構成されているの
で、反射面の上端縁(すなわち反射面と上壁面との交
線)は、各反射素子毎に凹凸を有する曲線形状となる
が、本願発明においては、シェードの遮光キャップの上
端部における後端縁の形状が、該上端部を構成する曲面
と、光源バルブの発光中心と各反射素子の上端縁とを結
ぶことにより形成される仮想曲面と、の交線として得ら
れる曲線形状と略同一の曲線形状に設定されているの
で、反射面への光入射をほとんど阻害することなく上壁
面への光入射を略阻止することができる。
【0013】したがって、本願発明によれば、シェード
を備えた車両用前照灯において、リフレクタの反射面が
複数の反射素子で構成されている場合であっても、利用
光束の減少を最小限に抑えた上で迷光の発生を最小限に
抑えることができる。
を備えた車両用前照灯において、リフレクタの反射面が
複数の反射素子で構成されている場合であっても、利用
光束の減少を最小限に抑えた上で迷光の発生を最小限に
抑えることができる。
【0014】上記「遮光キャップの上端部」を構成する
曲面の形状は特に限定されるものではないが、請求項2
に記載したように、遮光キャップの上端部における後端
縁近傍領域について、これを構成する曲面を略水平面状
に形成するようにすれば、上記両曲面の交線の算出を比
較的容易に行うことができ、また、遮光キャップの上端
部の後端縁の加工も比較的容易に行うことができる。
曲面の形状は特に限定されるものではないが、請求項2
に記載したように、遮光キャップの上端部における後端
縁近傍領域について、これを構成する曲面を略水平面状
に形成するようにすれば、上記両曲面の交線の算出を比
較的容易に行うことができ、また、遮光キャップの上端
部の後端縁の加工も比較的容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0016】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両
用前照灯を示す側断面図であり、図2は、そのII方向矢
視図である。
用前照灯を示す側断面図であり、図2は、そのII方向矢
視図である。
【0017】これらの図に示すように、この車両用前照
灯10は、レンズ12とランプボディ14とで形成され
る灯室内に、リフレクタユニット16が上下および左右
方向に傾動可能に設けられてなっている。
灯10は、レンズ12とランプボディ14とで形成され
る灯室内に、リフレクタユニット16が上下および左右
方向に傾動可能に設けられてなっている。
【0018】リフレクタユニット16は、光源バルブ1
8と、リフレクタ20と、シェード22とを備えてなっ
ている。
8と、リフレクタ20と、シェード22とを備えてなっ
ている。
【0019】光源バルブ18は、いわゆるHB1(90
04)タイプのハロゲンバルブであり、そのすれ違いビ
ーム用フィラメント18aをリフレクタ20の光軸Ax
上の所定位置に位置せしめるようにして、リフレクタ2
0の後頂部のバルブ挿着孔20bに挿着されている。
04)タイプのハロゲンバルブであり、そのすれ違いビ
ーム用フィラメント18aをリフレクタ20の光軸Ax
上の所定位置に位置せしめるようにして、リフレクタ2
0の後頂部のバルブ挿着孔20bに挿着されている。
【0020】リフレクタ20は、その光軸Axを中心軸
とする回転放物面上に複数の反射素子20sが形成され
てなる反射面20aを有しており、この反射面20aに
より光源バルブ18からの光を前方へ拡散偏向反射させ
るようになっている。上記複数の反射素子20sは、縦
長矩形状のセグメント形状で区分けされており、反射面
20aの上部および下部領域においては、光軸Axから
左右両側部に向けてセグメント左右幅が徐々に狭まるよ
うに形成されている。
とする回転放物面上に複数の反射素子20sが形成され
てなる反射面20aを有しており、この反射面20aに
より光源バルブ18からの光を前方へ拡散偏向反射させ
るようになっている。上記複数の反射素子20sは、縦
長矩形状のセグメント形状で区分けされており、反射面
20aの上部および下部領域においては、光軸Axから
左右両側部に向けてセグメント左右幅が徐々に狭まるよ
うに形成されている。
【0021】シェード22は、灯具正面視において正八
角形の外形形状を有する多面体状に形成された遮光キャ
ップ24と、この遮光キャップ24の下端部後縁から延
びてリフレクタ20に固定される取付ステー26とから
なっている。
角形の外形形状を有する多面体状に形成された遮光キャ
ップ24と、この遮光キャップ24の下端部後縁から延
びてリフレクタ20に固定される取付ステー26とから
なっている。
【0022】遮光キャップ24は、光源バルブ18から
灯具前方へ向かう直射光を遮蔽するとともにリフレクタ
20の上下両壁面20c、20dに入射する直射光をも
遮蔽するようになっている。リフレクタ20は、その反
射面20aの外形形状が光軸Axに関して左右非対称と
なっており、これに伴い、遮光キャップ24の後端縁2
4aの形状も光軸Axに関して左右非対称となっている
(図3参照)。
灯具前方へ向かう直射光を遮蔽するとともにリフレクタ
20の上下両壁面20c、20dに入射する直射光をも
遮蔽するようになっている。リフレクタ20は、その反
射面20aの外形形状が光軸Axに関して左右非対称と
なっており、これに伴い、遮光キャップ24の後端縁2
4aの形状も光軸Axに関して左右非対称となっている
(図3参照)。
【0023】取付ステー26は、遮光キャップ24と一
体形成されており、該遮光キャップ24の下端部後縁か
ら後方へ延びた後に下方へ延びるように略L字形に屈曲
形成されている。そして、この取付ステー26は、リフ
レクタ20の反射面20aの下部領域に形成された取付
ステー挿通孔20eに上方から挿通された状態で、リフ
レクタ20に対して後方からネジ締め固定されるように
なっている。
体形成されており、該遮光キャップ24の下端部後縁か
ら後方へ延びた後に下方へ延びるように略L字形に屈曲
形成されている。そして、この取付ステー26は、リフ
レクタ20の反射面20aの下部領域に形成された取付
ステー挿通孔20eに上方から挿通された状態で、リフ
レクタ20に対して後方からネジ締め固定されるように
なっている。
【0024】図3は、図1の要部詳細図であり、図4
は、図2のIV方向矢視図である。
は、図2のIV方向矢視図である。
【0025】これらの図に示すように、遮光キャップ2
4の上端部24Aの後端縁近傍領域24A1は水平面状
に形成されている。そして、上端部24Aの後端縁24
Aaの形状は、該上端部24Aの後端縁近傍領域24A
1を構成する水平面と、光源バルブ18の発光中心Aと
反射面20aの上端部近傍領域24a1を構成する各反
射素子20sの上端縁(すなわち反射面20aと上壁面
20cとの交線)Bとを結ぶことにより形成される仮想
曲面Cと、の交線Dとして得られる曲線形状に設定され
ている。
4の上端部24Aの後端縁近傍領域24A1は水平面状
に形成されている。そして、上端部24Aの後端縁24
Aaの形状は、該上端部24Aの後端縁近傍領域24A
1を構成する水平面と、光源バルブ18の発光中心Aと
反射面20aの上端部近傍領域24a1を構成する各反
射素子20sの上端縁(すなわち反射面20aと上壁面
20cとの交線)Bとを結ぶことにより形成される仮想
曲面Cと、の交線Dとして得られる曲線形状に設定され
ている。
【0026】遮光キャップ24の上端部24Aの左右両
側に位置する傾斜部24Bについても、その後端縁24
Baの形状は、該傾斜部24Bの後端縁近傍領域24B
1を構成する45°傾斜平面と、光源バルブ18の発光
中心Aと反射面20aの上端部近傍領域24a1を構成
する各反射素子20sの上端縁(すなわち反射面20a
と上壁面20cあるいはその両側に回り込んだ曲面との
交線)Bとを結ぶことにより形成される仮想曲面Cと、
の交線Dとして得られる曲線形状に設定されている。
側に位置する傾斜部24Bについても、その後端縁24
Baの形状は、該傾斜部24Bの後端縁近傍領域24B
1を構成する45°傾斜平面と、光源バルブ18の発光
中心Aと反射面20aの上端部近傍領域24a1を構成
する各反射素子20sの上端縁(すなわち反射面20a
と上壁面20cあるいはその両側に回り込んだ曲面との
交線)Bとを結ぶことにより形成される仮想曲面Cと、
の交線Dとして得られる曲線形状に設定されている。
【0027】遮光キャップ24の後端縁24aにおける
他の部分の形状も、上端部24Aおよび傾斜部24Bと
同様にして形成されている。
他の部分の形状も、上端部24Aおよび傾斜部24Bと
同様にして形成されている。
【0028】以上詳述したように、本実施形態において
は、リフレクタ20の反射面20aが、その全域にわた
って縦長矩形状のセグメント形状で区分けされた複数の
反射素子20sで構成されているので、反射面20aの
上端縁Bは、各反射素子20s毎に凹凸を有する曲線形
状となるが、本実施形態においては、シェード22の遮
光キャップ24の上端部24Aにおける後端縁24Aa
の形状が、該上端部24Aの後端縁近傍領域24A1を
構成する水平面と上記仮想曲面Cとの交線Dとして得ら
れる曲線形状に設定されているので、反射面20aへの
光入射をほとんど阻害することなく上壁面20cへの光
入射を略阻止することができる。
は、リフレクタ20の反射面20aが、その全域にわた
って縦長矩形状のセグメント形状で区分けされた複数の
反射素子20sで構成されているので、反射面20aの
上端縁Bは、各反射素子20s毎に凹凸を有する曲線形
状となるが、本実施形態においては、シェード22の遮
光キャップ24の上端部24Aにおける後端縁24Aa
の形状が、該上端部24Aの後端縁近傍領域24A1を
構成する水平面と上記仮想曲面Cとの交線Dとして得ら
れる曲線形状に設定されているので、反射面20aへの
光入射をほとんど阻害することなく上壁面20cへの光
入射を略阻止することができる。
【0029】したがって、本実施形態によれば、シェー
ドを備えた車両用前照灯において、リフレクタの反射面
が複数の反射素子で構成されている場合であっても、利
用光束の減少を最小限に抑えた上で迷光の発生を最小限
に抑えることができる。
ドを備えた車両用前照灯において、リフレクタの反射面
が複数の反射素子で構成されている場合であっても、利
用光束の減少を最小限に抑えた上で迷光の発生を最小限
に抑えることができる。
【0030】しかも、本実施形態においては、遮光キャ
ップ24の上端部24Aにおける後端縁近傍領域24A
1が水平面状に形成されているので、該後端縁近傍領域
24A1を構成する曲面(水平面)と上記仮想曲面Cと
の交線の算出を比較的容易に行うことができ、また、遮
光キャップ24の上端部24Aの後端縁24Aaの加工
も比較的容易に行うことができる。
ップ24の上端部24Aにおける後端縁近傍領域24A
1が水平面状に形成されているので、該後端縁近傍領域
24A1を構成する曲面(水平面)と上記仮想曲面Cと
の交線の算出を比較的容易に行うことができ、また、遮
光キャップ24の上端部24Aの後端縁24Aaの加工
も比較的容易に行うことができる。
【0031】特に、本実施形態に係る車両用前照灯10
のように、光源バルブ18のすれ違いビーム用フィラメ
ント18aが光軸Axと直交する水平方向に延びるよう
に配置されている場合には、反射面20aと上壁面20
cとの境界部分への入射光束が非常に大きなものとなる
ので、上記のようなシェード22を採用することが極め
て効果的である。
のように、光源バルブ18のすれ違いビーム用フィラメ
ント18aが光軸Axと直交する水平方向に延びるよう
に配置されている場合には、反射面20aと上壁面20
cとの境界部分への入射光束が非常に大きなものとなる
ので、上記のようなシェード22を採用することが極め
て効果的である。
【0032】また、本実施形態においては、リフレクタ
20の反射面20aの上端部近傍領域24a1を構成す
る複数の反射素子20sのセグメント左右幅が、光軸A
x寄りに位置する反射素子20sほど大きな値に設定さ
れているので、遮光キャップ24の上端部24Aにおけ
る後端縁24Aaの形状を上記交線Dとして得られる曲
線形状に設定することにより、上述したような反射面2
0aへの光入射を阻害することなく上壁面20cへの光
入射を阻止するための制御を精度良く行うことができ
る。
20の反射面20aの上端部近傍領域24a1を構成す
る複数の反射素子20sのセグメント左右幅が、光軸A
x寄りに位置する反射素子20sほど大きな値に設定さ
れているので、遮光キャップ24の上端部24Aにおけ
る後端縁24Aaの形状を上記交線Dとして得られる曲
線形状に設定することにより、上述したような反射面2
0aへの光入射を阻害することなく上壁面20cへの光
入射を阻止するための制御を精度良く行うことができ
る。
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示
す側断面図
す側断面図
【図2】図1のII方向矢視図
【図3】図1の要部詳細図
【図4】図2のIV方向矢視図
【図5】従来例を示す要部側断面図
10 車両用前照灯 12 レンズ 14 ランプボディ 16 リフレクタユニット 18 光源バルブ 18a すれ違いビーム用フィラメント 20 リフレクタ 20a 反射面 24a1 上端部近傍領域 20b バルブ挿着孔 20c 上壁面 20d 下壁面 20e 取付ステー挿通孔 20s 反射素子 22 シェード 24 遮光キャップ 24a 後端縁 24A 上端部 24A1 後端縁近傍領域 24Aa 後端縁 24B 傾斜部 24B1 後端縁近傍領域 24Ba 後端縁 26 取付ステー A 発光中心 B 反射面の上端縁 C 仮想曲面 D 交線 Ax 光軸
Claims (2)
- 【請求項1】 光源バルブと、この光源バルブからの光
を前方へ反射させる反射面および該反射面の上端縁から
前方へ延びる上壁面を有するリフレクタと、上記光源バ
ルブから前方へ向かう直射光を遮蔽する遮光キャップを
有するシェードと、を備えてなる車両用前照灯におい
て、 上記反射面の上端縁近傍領域が、縦縞状に区分けされた
複数の反射素子からなり、 上記遮光キャップの上端部の後端縁の形状が、該遮光キ
ャップの上端部を構成する曲面と、上記光源バルブの発
光中心と上記各反射素子の上端縁とを結ぶことにより形
成される仮想曲面と、の交線として得られる曲線形状と
略同一の曲線形状に設定されている、ことを特徴とする
車両用前照灯。 - 【請求項2】 上記遮光キャップの上端部における後端
縁近傍領域を構成する曲面が、略水平面状に形成されて
いる、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324686A JP2000149639A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 車両用前照灯 |
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