JP2001081103A - ヒアルロン酸結合薬剤 - Google Patents

ヒアルロン酸結合薬剤

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Hitoshi Iketani
仁志 池谷
Kazuhiko Arai
一彦 新井
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Koichi Himeda
康一 姫田
Yutaka Hiramatsu
裕 平松
Atsushi Maruyama
厚 丸山
Toshihiro Akaike
敏宏 赤池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肝臓に効率的に指向し、未結合の薬剤より低
用量で効果が得られ、副作用も少なく、肝炎や肝硬変な
どの肝臓疾患の治療又は予防において、高い効果をあげ
ることができるヒアルロン酸結合薬剤を提供すること。 【解決手段】 ヒアルロン酸とアミノ基を有する薬剤と
の結合反応生成物であることを特徴とするヒアルロン酸
結合薬剤を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有用
なヒアルロン酸とアミノ基を有する薬剤との結合反応生
成物であることを特徴とするヒアルロン酸結合薬剤に関
する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】薬剤を、必要な時に、必要
な場所で、必要な量だけ効率良く作用させる技術はドラ
ッグデリバリーシステムと総称され、薬物の治療効果を
向上させる様々な方法が開発されている。このドラッグ
デリバリーシステムの1つの分野として、薬剤を必要な
場所で作用させる為に、薬剤に標的部位を特異的に認識
する物質を結合し、標的へ能動的に指向させる方法があ
り、特に肝臓を標的としたデリバリーシステムが盛んに
研究されている。
【0003】肝臓は血管系が発達しており、血管内膜に
およそ100nmの細孔が数多く存在する為に、指向性
を付与した薬剤が肝細胞に容易に到達することができ、
さらに、肝細胞にはガラクトースを認識するアシアロ糖
タンパク質レセプターが存在することから、ガラクトー
スを利用して肝臓指向性を付与させることができる(高
分子 46、843− 1997)。
【0004】肝臓に指向させる薬剤としては、B型及び
C型肝炎の治療に用いられているインターフェロンが、
有効率が低く(30%程度)、発熱や全身倦怠感などの
副作用が多い等の問題をかかえており、ドラッグデリバ
リーシステム化が望まれていた(医薬ジャーナル 31、1
92− 1995)。インターフェロンは、投与後に一過性に
血中濃度が上昇し、その後速やか腎臓を経て尿に排出さ
れる為、肝臓で十分な効果を得にくく、肝臓以外の部位
での副作用を引き起こしやすいと考えられている。した
がって、インターフェロンを肝臓に能動的に指向させる
事で、治療効果を改善し、副作用を軽減させることが期
待される。
【0005】実際に、インターフェロンにガラクトース
を結合させ、肝臓指向性を付与させる技術は開示されて
いる(特開平6-345795号、特開平7-70195号)。しか
し、動物試験において治療効果は認められず、その原因
は明らかではないが、ガラクトースに問題があったと推
測されている(Drug Delivery System 9,266 199
4)。。
【0006】一方、ヒアルロン酸は、本来、ヒトの体内
に多量に存在する生体適合性物質であり、鶏冠や微生物
から精製されたヒアルロン酸が眼科手術補助剤、関節注
入剤などの医薬品として長い使用実績がある。ヒアルロ
ン酸を血中に投与した場合、肝臓に集積する事が報告さ
れており(Biochem J.200,415-1981)、これを利用し
て、ヒアルロン酸とポリリジンを結合したキャリアーに
よって、遺伝子を肝臓に送達できることが示されている
(有機合成化学協会誌 55、427- 1997)。
【0007】しかし、ヒアルロン酸と薬剤(インターフ
ェロン)の結合体に関しては、血中半減期の延長、抗原
性の低減に有用であることは開示されていたが(特開平
5-85942号)、肝臓指向性については検討されていなか
った。
【0008】本発明の目的は、投与した薬剤を肝臓へ指
向させ、その治療効果を高め、副作用を軽減させる為に
有用であり、かつ、毒性や抗原性が無く安全な肝臓デリ
バリー製剤を提供することにある。
【0009】本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意
研究を重ねた結果、ヒアルロン酸とアミノ基を有する薬
剤とを、水性溶媒中で反応させることにより、安定なヒ
アルロン酸結合薬剤を得ることができ、又、このヒアル
ロン酸結合薬剤は、肝臓への指向性に優れていることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)ヒアルロン酸とアミノ基を有する薬剤との結合反
応生成物であることを特徴とするヒアルロン酸結合薬
剤、(2)ヒアルロン酸の分子量が2000〜9000
である(1)記載のヒアルロン酸結合薬剤、(3)アミ
ノ基を有する薬剤が抗ウイルス剤である(1)又は
(2)記載のヒアルロン酸結合薬剤、(4)アミノ基を
有する薬剤がインターフェロンである(1)又は(2)
記載のヒアルロン酸結合薬剤、(5)肝臓への指向性に
優れた(1)〜(4)のいずれかに記載のヒアルロン酸
結合薬剤である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明における薬剤は、アミノ基を少なくとも1
個有する低分子化合物、ペプチド、蛋白質、核酸、脂
質、糖質などからなる薬剤である。
【0012】本発明の抗ウイルス剤は、アミノ基を少な
くとも1個有する逆転写酵素阻害剤やウイルスプロテア
ーゼ阻害剤などの抗ウイルス活性を有する物質であり、
例えば、インターフェロン、アシクロビル、アデフォビ
ル、ガンシクロビル、ザルシタビン、ビダラビン、ラミ
ブジン、リバビリン、メシル酸サキナビル、等が挙げら
れる。
【0013】本発明のインターフェロンは特に制限は無
いが、肝炎適応の医薬品として用いられているα型、β
型が好ましい。特に、α型インターフェロンには、天然
由来でアミノ酸配列が異なる亜種や、遺伝子工学的にア
ミノ酸配列を改変したものなど多種類が知られている
が、リジン残基のε−アミノ基又はN末端のアミノ基を
有するものであればよい。
【0014】薬剤と反応させるヒアルロン酸は、分子量
が2000〜9000のものが好ましい。肝臓のヒアル
ロン酸レセプターはヒアルロン酸の8糖(分子量160
0)を認識し、よりヒアルロン酸の分子量が大きいほど
結合しやすいことが示されており(Biochem J.234,653
− 1986)、実際、分子量1600のヒアルロン酸をイン
ターフェロンに結合した場合、肝臓指向性は認められな
い。又、分子量10000以上では、溶液中の反応速度
が遅く、十分な量のヒアルロン酸結合薬剤が得られな
い。
【0015】これらの低分子量のヒアルロン酸は、高分
子量のヒアルロン酸をヒアルロン酸分解酵素により部分
消化し、ゲルろ過、イオン交換クロマトグラフィー、電
気泳動などの精製方法により調製できる(Carbohydrate
Res.239、239− 1993)。ヒアルロン酸はN−アセチル
グルコサミンとグルクロン酸の分子量約400の2糖繰
り返し構造からなる直鎖状の多糖であり、分解酵素によ
ってこの分子量400単位で切断される為、得られる低
分子量ヒアルロン酸の分子量は1600(8糖)、20
00(10糖)、2400(12糖)のように400単
位となる。
【0016】本発明のヒアルロン酸結合薬剤は、架橋剤
を含まない水性溶媒中で薬剤のアミノ基と、ヒアルロン
酸のアルデヒド基よりSchiff塩基が生成されたも
のである。さらに、水素化ほう素ナトリウムのような還
元剤を用いて還元し、より安定な結合体とすることもで
きる。ヒアルロン酸のアルデヒド基は、還元末端の非環
状構造中のアルデヒド基である。
【0017】薬剤のヒアルロン酸結合率は、反応温度、
反応時間、及び反応溶媒組成等の反応条件によって変動
するが、薬剤1分子に少なくとも1分子以上のヒアルロ
ン酸が結合されていればよく、使用目的に応じて種々選
択できる。反応溶媒は、反応を妨害しないものであれば
特に制限されないが、ほう酸緩衝液、リン酸緩衝液、酢
酸緩衝液等の緩衝液が挙げられる。反応温度は、薬剤が
変性しない温度であればよいが、0〜50℃の範囲が好
ましい。反応のpHは、薬剤が変性しないpHであれば
よいが、pH5〜9が好ましい。反応時間は、1〜14
日程度、好ましくは5〜7日である。反応液は透析、塩
析、ゲルろ過、イオン交換クロマトグラフィー、及び電
気泳動等の精製法で精製し、目的のヒアルロン酸結合薬
剤を得ることができる。
【0018】本発明のヒアルロン酸結合薬剤は、通常自
体公知の医薬用担体や希釈剤等の添加剤とともに製剤と
することができ、非経口的又は経口的にヒトを含む哺乳
動物に投与することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明について具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0020】調製例1:分子量1600〜6000のヒ
アルロン酸の調製 分子量200万のヒアルロン酸を5mM酢酸緩衝液pH
6.0に溶解し、濃度0.5%とした。羊精巣ヒアルロ
ニダーゼ(タイプV、Sigma社製)を最終濃度27
ユニット/mlになるように添加し、50℃で25.5
時間インキュベートした後、100℃で2分間煮沸し
た。これを、イオン交換クロマトグラフィー(QSep
haroseHP、Pharmacia社製)により分
取し、分子量1600、2800、4000、及び60
00のヒアルロン酸を得た。
【0021】実施例1:ヒアルロン酸結合インターフェ
ロンの合成(1)還元剤無し 450μlの0.1Mほう酸緩衝液(pH8.8)に、
25mgのヒアルロン酸(分子量1600、2800、
4000、6000)とヒトインタ−フェロン−α(I
FN−α、PEPRO TECH社製)3×108 単位
を溶解し、35℃攪拌下で7日間反応させた。次いで、
ゲルろ過クロマトグラフィー(Superdex75:
アマシャム ファルマシア バイオテク社製)によりヒ
アルロン酸−IFN−α結合体を精製し、SDSポリア
クリルアミドゲル電気泳動した結果、ヒアルロン酸が1
〜3個結合したIFN−αのバンドが検出された。分子
量1600と4000のヒアルロン酸−IFN−α結合
体の電気泳動ゲルの結果を図1と図2に示す。
【0022】実施例2:ヒアルロン酸結合インターフェ
ロンの合成(2)還元剤有り 450μlの0.1Mほう酸緩衝液(pH8.8)に、
25mgのヒアルロン酸(分子量4000)とIFN−
α3×108 単位を溶解し、還元剤(水素化ほう素ナト
リウム)1mgを加え、35℃攪拌下で7日間反応させ
た。次いで、ゲルろ過クロマトグラフィー(Super
dex75)によりヒアルロン酸−IFN−α結合体を
精製し、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動した結
果を図3に示す。ヒアルロン酸が1〜3個結合したIF
N−αのバンドが検出された。
【0023】調製例2:分子量10000のヒアルロン
酸の調製 分子量200万のヒアルロン酸を蒸留水に溶解し、濃度
1%とした。牛精巣ヒアルロニダーゼ(タイプI−S、
Sigma社製)を最終濃度0.2mg/mlになるよ
うに添加し、50℃で2時間インキュベートした後、1
00℃で2分間煮沸した。これを、ゲルろ過クロマトグ
ラフィー(Superdex75、Pharmacia
社製)により分取し、分子量10000のヒアルロン酸
を得た。
【0024】比較例1:分子量10000のヒアルロン
酸での反応 450μlの0.1Mほう酸緩衝液(pH8.8)に、
25mgのヒアルロン酸(分子量10000)とIFN
−α3×108 単位を溶解し、還元剤(水素化ほう素ナ
トリウム)1mgを加え、35℃攪拌下で7日間反応さ
せた。次いで、この反応液をSDSポリアクリルアミド
ゲル電気泳動した結果、ヒアルロン酸結合IFN−αの
バンドは認められなかった。
【0025】実施例3:臓器集積試験 実施例1及び2で作製したヒアルロン酸結合IFN−α
(HA−IFN−α)を、0.5%ウシ血清アルブミン
−リン酸緩衝生理食塩水に0.01mg/mlに溶解し
た。これを8週齢オスddyマウスの尾静脈より0.1
ml投与した。投与30分後に、尾静脈より採血し血清
を得、さらに、マウスを開腹し灌流・脱血した後に肝臓
と腎臓を摘出した。摘出した臓器は、ホモジナイザーで
破砕し遠心分離により臓器抽出液を得た。血清及び各臓
器中のIFN−α量を、抗ヒトIFN−α抗体を用いた
酵素免疫測定法を用いて測定し、投与量に対する各臓器
への集積率(%)を求めた。結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1より、単独のIFN−αは肝臓指向性
を示さないが、分子量2800及び4000のヒアルロ
ン酸を結合したIFN−αに高い肝臓指向性が認められ
た。特に、還元剤無しの場合により高い肝臓指向性が認
められた。しかし、分子量1600のヒアルロン酸を結
合したIFN−αには肝臓指向性は認められなかった。
【0028】実施例4:ヒアルロン酸結合抗ウイルス剤
(アシクロビル)の合成 450μlの0.1Mほう酸緩衝液(pH8.8)に、
25mgのヒアルロン酸(分子量4000)と3H−ア
シクロビル(第一化学社製)625KBq/0.5mg
を溶解し、35℃攪拌下で3日間反応させた。次いで、
ゲルろ過クロマトグラフィー(Superdex75:
アマシャム ファルマシア バイオテク社製)により未
結合のアシクロビルを除き、ヒアルロン酸結合アシクロ
ビルを得た。
【0029】実施例5:臓器集積試験 実施例4で作製したヒアルロン酸結合アシクロビルを、
0.5%ウシ血清アルブミン−リン酸緩衝生理食塩水に
1.5Mdpm/mlに溶解した。8週齢オスddyマ
ウスの尾静脈より0.1ml投与し、投与30分後に採
血し肝臓と腎臓を摘出した。血清、及び各臓器の放射活
性を測定し、投与量に対する各臓器への集積率(%)を
求めた。結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】表2より、単独のアシクロビルは肝臓指向
性を示さないが、分子量4000のヒアルロン酸を結合
したアシクロビルには高い肝臓指向性が認められた。
【0032】
【発明の効果】本発明のヒアルロン酸結合薬剤は、肝臓
に効率的に指向するので、未結合の薬剤より低用量で効
果が得られ、副作用も少なく、肝炎や肝硬変などの肝臓
疾患の治療又は予防において、高い効果をあげることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】還元剤無しの条件下で分子量1600のヒアル
ロン酸とIFN−αとの結合体を合成し、次いで精製し
たヒアルロン酸−IFN−α結合体のSDSポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動した結果を示す。
【図2】還元剤無しの条件下で分子量4000のヒアル
ロン酸とIFN−αとの結合体を合成し、次いで精製し
たヒアルロン酸−IFN−α結合体のSDSポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動した結果を示す。
【図3】還元剤有りの条件下で分子量4000のヒアル
ロン酸とIFN−αとの結合体を合成し、次いで精製し
たヒアルロン酸−IFN−α結合体のSDSポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動した結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 裕 神奈川県横浜市磯子区洋光台3−11−13− 507 (72)発明者 丸山 厚 神奈川県横浜市港南区日野6−11−13− 105 (72)発明者 赤池 敏宏 東京都保谷市下保谷4−15−23 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA27 BA34 DA21 MA01 NA05 NA14 ZA752 ZB012 ZB332 4C090 AA02 AA09 BA67 BD37 DA09 DA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒアルロン酸とアミノ基を有する薬剤と
    の結合反応生成物であることを特徴とするヒアルロン酸
    結合薬剤。
  2. 【請求項2】 ヒアルロン酸の分子量が2000〜90
    00である請求項1記載のヒアルロン酸結合薬剤。
  3. 【請求項3】 アミノ基を有する薬剤が抗ウイルス剤で
    ある請求項1又は2記載のヒアルロン酸結合薬剤。
  4. 【請求項4】 アミノ基を有する薬剤がインターフェロ
    ンである請求項1又は2記載のヒアルロン酸結合薬剤。
  5. 【請求項5】 肝臓への指向性に優れた請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のヒアルロン酸結合薬剤。
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