JP2001080997A - SiC単結晶およびその成長方法 - Google Patents
SiC単結晶およびその成長方法Info
- Publication number
- JP2001080997A JP2001080997A JP25157599A JP25157599A JP2001080997A JP 2001080997 A JP2001080997 A JP 2001080997A JP 25157599 A JP25157599 A JP 25157599A JP 25157599 A JP25157599 A JP 25157599A JP 2001080997 A JP2001080997 A JP 2001080997A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- single crystal
- sic single
- plane
- crystal
- growing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B23/00—Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B23/00—Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
- C30B23/02—Epitaxial-layer growth
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B23/00—Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
- C30B23/02—Epitaxial-layer growth
- C30B23/025—Epitaxial-layer growth characterised by the substrate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B29/00—Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
- C30B29/10—Inorganic compounds or compositions
- C30B29/36—Carbides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
陥が低減されたSiC単結晶およびその成長方法を提供
すること。 【解決手段】 6H型ポリタイプのSiC単結晶40を
成長させる方法であって、{01−14}面30u、ま
たは{01−14}面に対して約10゜以内のオフ角α
だけ傾いた面、を露出させたSiC単結晶からなる種結
晶30上に、6H型ポリタイプのSiC単結晶40を成
長させる。
Description
適したSiC単結晶およびその成長方法、特に、6H型
ポリタイプのSiC単結晶およびその成長方法に関する
ものである。
ガリウム(GaN)等の軽元素で構成される化合物半導
体の研究が盛んである。かかる化合物半導体は、軽元素
で構成されているため結合エネルギーが強く、その結
果、エネルギーの禁制帯幅(バンドギャップ)、絶縁破
壊電界、熱伝導度が大きいことが特徴である。そして、
特にSiCは、このワイドバンドギャップの特徴を活か
して、高効率・高耐圧パワーデバイス、高周波パワーデ
バイス、高温動作デバイス、あるいは青色から紫外発光
デバイス用の材料として注目を集めている。しかしなが
ら、結合エネルギーが強いため、SiCの化合物は、大
気圧では高温にしても融解せず、シリコン(Si)など
他の半導体で用いられる融液の再結晶化によるバルク結
晶の育成が困難である。
としては、特公昭第59−48792号公報や特開平2
−30699号公報に掲載されたいわゆる改良型レーリ
ー法が知られている。この改良型レーリー法は、黒鉛製
のるつぼにSiC単結晶からなる種結晶を設置し、さら
に減圧雰囲気下で原料SiC粉末を昇華させて、種結晶
上に目的規模のSiC単結晶を再結晶させるものであ
る。
ゆる昇華法においては、その種結晶として、主として
{0001}面を露出させたSiC単結晶基板が使用さ
れている。しかしながら、面方位が{0001}である
SiC単結晶基板を用いてSiC単結晶を成長させる場
合、マイクロパイプという<0001>軸方向に延びる
欠陥が単結晶の表面に到達するため、このSiC単結晶
を用いて素子を作製すると、リーク電流等が発生する場
合があった。
るための技術として、例えば特許第2804860号公
報に掲載されたSiC単結晶の成長方法が知られてい
る。この方法は、種結晶として{0001}面より60
゜〜120゜の角度αだけずれた結晶面を露出させたS
iC単結晶を使用するものであり、より好ましくは、
{1−100}面や{11−20}面を露出させたSi
C単結晶を使用するものである。このような種結晶を使
用すれば、単結晶の表面に到達するマイクロパイプを減
少させることができる。
2804860号公報に掲載されたSiC単結晶の成長
方法には、次のような問題があった。すなわち、同公報
に記載された発明の発明者らがフィジカステイタスソリ
ッド(b)(202号163頁〜175頁1997年)
において述べているように、{1−100}面あるいは
{11−20}面が露出したSiC単結晶を種結晶とし
て使用する場合は、結晶多形の制御ができ、マイクロパ
イプの表面への到達を抑制できるものの、高密度の積層
欠陥(スタッキングフォールト)がSiC単結晶の表面
に露出するという問題があった。この積層欠陥は、結晶
を成長させる際に面状に広がるものであり、かかる積層
欠陥が表面に露出したSiC単結晶を用いて素子を作製
すると、マイクロパイプが表面に露出したSiC単結晶
を用いる場合と同様に、リーク電流等が発生するおそれ
がある。
のであり、表面に露出するマイクロパイプおよび積層欠
陥が低減されたSiC単結晶およびその成長方法を提供
することを目的とする。
に、本発明は、6H型ポリタイプのSiC単結晶を成長
させる方法であって、{01−14}面、または{01
−14}面に対して約10゜以内のオフ角αだけ傾いた
面、を露出させたSiC単結晶からなる種結晶上に、6
H型ポリタイプのSiC単結晶を成長させることを特徴
とする。
いて、例えば{01−14}面を露出させた種結晶を用
いれば、当該種結晶の露出面はマイクロパイプが延びる
<0001>方向に対して約35゜の傾きを有すること
になる。このため、このような種結晶上に6H型ポリタ
イプのSiC単結晶を成長させれば、マイクロパイプは
当該SiC単結晶の側面に到達し、表面にマイクロパイ
プが到達する事態を抑制することができる。また、種結
晶の露出面({01−14}面)は、積層欠陥が広がる
面、すなわち<0001>方向と垂直な面に対して約5
5゜の傾きを有するため、このような種結晶上に6H型
ポリタイプのSiC単結晶を成長させれば、積層欠陥は
当該SiC単結晶の側面に到達し、表面に積層欠陥が到
達する事態を抑制することができる。また、種結晶の露
出面を{01−14}面とせず、この{01−14}面
に対して約10゜以内のオフ角αだけ傾けた面として
も、同様に、成長させられたSiC単結晶の表面にマイ
クロパイプおよび積層欠陥が到達する事態を抑制するこ
とができる。
好ましい。さらに、オフ角αは、3゜以内であることが
好ましい。すなわち、種結晶の表面が{01−14}面
に近くなるほど、表面にマイクロパイプおよび積層欠陥
が到達する事態を確実に抑制することができる。
長方法は、黒鉛製の坩堝内でSiC原料粉末を昇華させ
て、坩堝内に設置された種結晶上に6H型ポリタイプの
SiC単結晶を再結晶させるSiC単結晶の成長方法に
おいて、種結晶として、{01−14}面、または{0
1−14}面に対して約10゜以内のオフ角αだけ傾い
た面、を露出させたSiC単結晶を用いることを特徴と
する。
ば、黒鉛製の坩堝内に設置する種結晶の露出面を例えば
{01−14}面とすれば、当該種結晶の露出面はマイ
クロパイプが延びる<0001>方向に対して約35゜
の傾きを有することになる。このため、SiC原料粉末
を昇華させてこのような種結晶上に6H型ポリタイプの
SiC単結晶を成長させれば、マイクロパイプは当該S
iC単結晶の側面に到達し、表面にマイクロパイプが到
達する事態を抑制することができる。また、種結晶の露
出面({01−14}面)は、積層欠陥が広がる面、す
なわち<0001>方向と垂直な面に対して約55゜の
傾きを有するため、このような種結晶上に6H型ポリタ
イプのSiC単結晶を成長させれば、積層欠陥は当該S
iC単結晶の側面に到達し、表面に積層欠陥が到達する
事態を抑制することができる。また、種結晶の露出面を
{01−14}面とせず、この{01−14}面に対し
て約10゜以内のオフ角αだけ傾けた面としても、同様
に、成長させられたSiC単結晶の表面にマイクロパイ
プおよび積層欠陥が到達する事態を抑制することができ
る。
明に係るSiC単結晶およびその成長方法の好適な実施
形態について詳細に説明する。尚、同一要素には同一符
号を用いるものとし、重複する説明は省略する。また、
実施形態および実施例の説明で結晶の格子方向および格
子面を使用する場合があるが、ここで、格子方向及び格
子面の記号の説明をしておく。個別方位は[ ]、集合
方位は< >、個別面は( )、集合面は{ }でそれぞ
れ示すことにする。また、負の指数については、結晶学
上、”−”(バー)を数字の上に付けることになってい
るが、明細書作成の都合上、数字の前に負号を付けるこ
とにする。
させるための結晶成長装置2を示す断面図である。結晶
成長装置2は、主として、内部でSiC単結晶を成長さ
せる黒鉛製の坩堝4と、坩堝4の熱が外部へ放射される
のを防止する熱シールド部材6と、この熱シールド部材
6を包囲する水冷式の反応管8と、反応管8の周囲に巻
回されるとともに坩堝4を加熱するための高周波コイル
10と、から構成されている。また、反応管8の頂上部
には、アルゴンガスなどの不活性ガスを導入するための
ガス導入管12が介挿され、反応管8の底部には、不活
性ガスを外部に排出するためのガス排出管14が介挿さ
れている。
結晶からなる原料15を収容する収容部16と、この収
容部16の上部開口を封止する蓋部18と、蓋部18に
取り付けられるとともに種結晶30が底面に固定された
種結晶配置部20と、から成る。ここで、本実施形態で
は、種結晶30として、{01−14}面が露出した6
H型ポリタイプ(“H”は六方晶系、“6”は原子積層
が6層で一周期となる結晶構造を意味する)のSiC単
結晶を用いる。
結晶の(01−14)面について説明する。同図に示す
ように、(01−14)面は、[0001]方向に対し
て約35゜(35.26゜)の傾きを有し、[000
1]方向と垂直な面に対して約55゜(54.74゜)
の傾きを有している。
晶の成長方法を説明する。
4を反応管8内に設置した後、反応管8内を約1時間ほ
ど真空排気し、次に、ガス導入管12より不活性ガスを
導入して反応管8内を常圧(760Torr)にする。
そして、再び反応管8内を約10分ほど真空排気した
後、ガス導入管12より不活性ガスを導入して反応管8
内を再度常圧(760Torr)にする。
0によって坩堝4を加熱し始める。この際、坩堝4の温
度を約2000℃にするとともに、種結晶30の温度が
原料15の温度よりも約50℃だけ低くなるように温度
勾配をつける。同時に、反応管8内の圧力を約4Tor
rまで低下させる。これにより、SiC多結晶からなる
原料15が昇華し、原料15のガスが種結晶30に到達
して、図3に示すように、種結晶30の表面(露出面)
30u上に直径約2インチの6H型ポリタイプのSiC
単結晶40を成長させることができる。なお、図3にお
いては、発明の理解を容易にするために種結晶30の上
方にSiC単結晶40を位置させているが、実際は、図
1から分かるように種結晶30の下方にSiC単結晶4
0が成長する。
0の成長過程を詳説する。通常、SiC単結晶を成長さ
せるに際して、<0001>方向に延びるマイクロパイ
プや、<0001>方向と垂直な面に広がる積層欠陥が
SiC単結晶の内部に含まれることが多い。そして、多
数のマイクロパイプや積層欠陥が表面に露出したSiC
単結晶を用いて素子を作製すると、リーク電流等が発生
するおそれがある。
4}面を露出させた種結晶30を用いると、種結晶30
の表面30uは、上述のように、マイクロパイプ42
(図中一点鎖線で示す)が延びる<0001>方向に対
して約35゜の傾きを有することになる。このため、あ
る程度SiC単結晶40を成長させると、マイクロパイ
プ42はSiC単結晶40の側面40sに到達し、マイ
クロパイプ42が表面40uに到達する事態を抑制する
ことができる。また、種結晶30の表面30uは、積層
欠陥44(図中破線で示す)が広がる面、すなわち<0
001>方向と垂直な面に対して約55゜の傾きを有す
る。このため、ある程度SiC単結晶40を成長させる
と、積層欠陥44はSiC単結晶40の側面40sに到
達し、積層欠陥44が表面40uに到達する事態を抑制
することができる。
面30uを本実施形態のように{01−14}面とせ
ず、この{01−14}面に対して約10゜以内のオフ
角αだけ傾けた面としても、同様に、成長させられたS
iC単結晶40の表面40uにマイクロパイプ42およ
び積層欠陥44が到達する事態を抑制することができ
る。さらに、オフ角αは5゜以内であることが好まし
く、より好適には、3゜以内であることが好ましい。す
なわち、種結晶の表面が{01−14}面に近くなるほ
ど、SiC単結晶40の表面40uにマイクロパイプ4
2および積層欠陥44が到達する事態を確実に抑制する
ことができる。
ついて、さらに実施例を用いて具体的に説明する。
して、(01−14)面が露出した6H−SiC単結晶
を使用した。そして、反応管8内の圧力を4Torrに
保持し、原料15の温度を約2300℃にするとともに
種結晶30の温度を約2250℃にして、種結晶30上
に直径2インチのSiC単結晶40をバルク成長させ
た。このときの成長速度は、1mm/hであった。
をラマン分光分析したところ、表面全体が6H型になっ
ていることが判明した。さらに、SiC単結晶40のバ
ルクを厚さ約330μmのウエハ状にスライスした後、
ダイヤモンド砥石によって研磨処理を施して、ウエハの
表裏面を鏡面状にした。目視により、このSiC単結晶
のウエハは、表面全体が均質であり、端部からの多結晶
化や結晶の多形化は起こっていないことが分かった。さ
らに、溶融水酸化カリウムを用いてウエハにエッチング
処理を施して評価したところ、ウエハの表面に、マイク
ロパイプおよび積層欠陥は観察されなかった。
して、(01−14)面から(0001)面の方向に3
゜傾いた面が露出した6H−SiC単結晶を使用した。
そして、反応管8内の圧力を4Torrに保持し、原料
15の温度を約2300℃にするとともに種結晶30の
温度を約2170℃にして、種結晶30上に直径2イン
チのSiC単結晶40をバルク成長させた。このときの
成長速度は、0.8mm/hであった。そして、実施例
1と同様に、SiC単結晶40のバルクをスライスして
ウエハを作製し、このウエハにエッチング処理を施して
評価したところ、マイクロパイプおよび積層欠陥は観察
されなかった。
して、(01−14)面から(0001)面の方向に5
゜傾いた面が露出した6H−SiC単結晶を使用した。
そして、反応管8内の圧力を4Torrに保持し、原料
15の温度を約2300℃にするとともに種結晶30の
温度を約2170℃にして、種結晶30上に直径2イン
チのSiC単結晶40をバルク成長させた。このときの
成長速度は、0.8mm/hであった。そして、SiC
単結晶40のバルクをスライスしてウエハを作製し、こ
のウエハにエッチング処理を施して評価したところ、マ
イクロパイプおよび積層欠陥は観察されなかった。
して、(01−14)面から(0001)面の方向に1
0゜傾いた面が露出した6H−SiC単結晶を使用し
た。そして、反応管8内の圧力を4Torrに保持し、
原料15の温度を約2300℃にするとともに種結晶3
0の温度を約2170℃にして、種結晶30上に直径2
インチのSiC単結晶40をバルク成長させた。このと
きの成長速度は、0.8mm/hであった。そして、S
iC単結晶40のバルクをスライスしてウエハを作製
し、このウエハにエッチング処理を施して評価したとこ
ろ、マイクロパイプおよび積層欠陥は観察されなかっ
た。
に、種結晶として(0001)面が露出した6H−Si
C単結晶を使用した。そして、反応管内の圧力を4To
rrに保持し、原料の温度を約2300℃にするととも
に種結晶の温度を約2170℃にして、種結晶上に直径
2インチのSiC単結晶をバルク成長させた。このとき
の成長速度は、0.6mm/hであった。そして、Si
C単結晶のバルクをスライスしてウエハを作製し、この
ウエハにエッチング処理を施して評価したところ、積層
欠陥は観察されなかったが、マイクロパイプが約300
個/cm2観察された。
(0−101)面が露出した6H−SiC単結晶を使用
した。そして、反応管内の圧力を4Torrに保持し、
原料の温度を約2300℃にするとともに種結晶の温度
を約2170℃にして、種結晶上に直径2インチのSi
C単結晶をバルク成長させた。このときの成長速度は、
0.8mm/hであった。そして、SiC単結晶のバル
クをスライスしてウエハを作製し、このウエハにエッチ
ング処理を施して評価したところ、マイクロパイプは観
察されなかったが、積層欠陥が1000個/cm2観察
された。
(11−20)面が露出した6H−SiC単結晶を使用
した。そして、反応管内の圧力を4Torrに保持し、
原料の温度を約2300℃にするとともに種結晶の温度
を約2170℃にして、種結晶上に直径2インチのSi
C単結晶をバルク成長させた。このときの成長速度は、
0.7mm/hであった。そして、SiC単結晶のバル
クをスライスしてウエハを作製し、このウエハにエッチ
ング処理を施して評価したところ、マイクロパイプは観
察されなかったが、積層欠陥が500個/cm2観察さ
れた。
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではない。例えば、SiC単結晶
を成長させるための結晶成長装置は、図1に示すものに
限られず、この他種々のものを使用することができる。
結晶は、表面にマイクロパイプおよび積層欠陥が殆ど露
出しておらず、また、本発明のSiC単結晶の成長方法
によれば、SiC単結晶の表面に露出するマイクロパイ
プおよび積層欠陥を低減させることができる。
結晶成長装置を示す断面図である。
めに用いた図である。
陥の状態を示す図である。
た種結晶を示す図である。
…反応管、10…高周波コイル、15…原料、20…種
結晶配置部、30…種結晶、30u…種結晶表面(露出
面)、40s…種結晶側面、40…SiC単結晶、40
u…SiC単結晶表面、42…マイクロパイプ、44…
積層欠陥。
Claims (5)
- 【請求項1】 6H型ポリタイプのSiC単結晶を成長
させる方法であって、 {01−14}面、または{01−14}面に対して約
10゜以内のオフ角αだけ傾いた面、を露出させたSi
C単結晶からなる種結晶上に、6H型ポリタイプのSi
C単結晶を成長させることを特徴とするSiC単結晶の
成長方法。 - 【請求項2】 前記オフ角αは、5゜以内であることを
特徴とする請求項1記載のSiC単結晶の成長方法。 - 【請求項3】 前記オフ角αは、3゜以内であることを
特徴とする請求項1記載のSiC単結晶の成長方法。 - 【請求項4】 黒鉛製の坩堝内でSiC原料粉末を昇華
させて、前記坩堝内に設置された種結晶上に6H型ポリ
タイプのSiC単結晶を再結晶させるSiC単結晶の成
長方法において、 前記種結晶として、{01−14}面、または{01−
14}面に対して約10゜以内のオフ角αだけ傾いた
面、を露出させたSiC単結晶を用いることを特徴とす
るSiC単結晶の成長方法。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のうち何れか一項記
載のSiC単結晶の成長方法により成長させられたこと
を特徴とするSiC単結晶。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25157599A JP4304783B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | SiC単結晶およびその成長方法 |
PCT/JP2000/006056 WO2001018287A1 (fr) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | MONOCRISTAL EN SiC ET SON PROCEDE DE CROISSANCE |
DE60024667T DE60024667T2 (de) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | Sic-einkristall und herstellungsverfahren dafür |
EP00956967A EP1233085B1 (en) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | SiC SINGLE CRYSTAL AND METHOD FOR GROWING THE SAME |
TW089118253A TWI231320B (en) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | SiC single crystal and method for growing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25157599A JP4304783B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | SiC単結晶およびその成長方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080997A true JP2001080997A (ja) | 2001-03-27 |
JP4304783B2 JP4304783B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=17224864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25157599A Expired - Lifetime JP4304783B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | SiC単結晶およびその成長方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1233085B1 (ja) |
JP (1) | JP4304783B2 (ja) |
DE (1) | DE60024667T2 (ja) |
TW (1) | TWI231320B (ja) |
WO (1) | WO2001018287A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005340685A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 炭化珪素半導体素子 |
WO2007094155A1 (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | SiC単結晶の製造方法 |
JP2012153544A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Central Research Institute Of Electric Power Industry | 炭化珪素単結晶の製造方法、炭化珪素単結晶ウェハ、炭化珪素半導体素子の製造方法及び炭化珪素半導体素子 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4253974B2 (ja) * | 1999-12-22 | 2009-04-15 | 住友電気工業株式会社 | SiC単結晶およびその成長方法 |
DE60324409D1 (de) * | 2002-04-15 | 2008-12-11 | Sumitomo Metal Ind | Verfahren zur herstellung eines siliciumcarbid-einkristalles |
US7520930B2 (en) | 2002-04-15 | 2009-04-21 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Silicon carbide single crystal and a method for its production |
US8980445B2 (en) | 2006-07-06 | 2015-03-17 | Cree, Inc. | One hundred millimeter SiC crystal grown on off-axis seed |
EP2852699A4 (en) * | 2012-04-20 | 2016-04-20 | Ii Vi Inc | HIGH-DIAMETER, HIGH-QUALITY SIC CRYSTALS AND METHOD AND DEVICE |
CN112981522B (zh) * | 2021-03-11 | 2022-12-27 | 中国电子科技集团公司第四十六研究所 | 籽晶偏角导模法生长(100)晶面β相氧化镓单晶的方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416597A (ja) * | 1990-05-09 | 1992-01-21 | Sharp Corp | 炭化珪素単結晶の製造方法 |
JPH07267795A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-17 | Nippon Steel Corp | SiC単結晶の成長方法 |
JP2804860B2 (ja) * | 1991-04-18 | 1998-09-30 | 新日本製鐵株式会社 | SiC単結晶およびその成長方法 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25157599A patent/JP4304783B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-09-06 DE DE60024667T patent/DE60024667T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-09-06 EP EP00956967A patent/EP1233085B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-09-06 TW TW089118253A patent/TWI231320B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-09-06 WO PCT/JP2000/006056 patent/WO2001018287A1/ja active IP Right Grant
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005340685A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 炭化珪素半導体素子 |
WO2007094155A1 (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | SiC単結晶の製造方法 |
JP2012153544A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Central Research Institute Of Electric Power Industry | 炭化珪素単結晶の製造方法、炭化珪素単結晶ウェハ、炭化珪素半導体素子の製造方法及び炭化珪素半導体素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2001018287A1 (fr) | 2001-03-15 |
EP1233085A4 (en) | 2003-02-05 |
DE60024667D1 (de) | 2006-01-12 |
DE60024667T2 (de) | 2006-08-10 |
EP1233085A1 (en) | 2002-08-21 |
JP4304783B2 (ja) | 2009-07-29 |
EP1233085B1 (en) | 2005-12-07 |
TWI231320B (en) | 2005-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3692076B2 (ja) | SiC単結晶およびその成長方法 | |
JP5562641B2 (ja) | マイクロパイプ・フリーの炭化ケイ素およびその製造方法 | |
JP4979579B2 (ja) | 炭化珪素成長システム及び炭化珪素大型単結晶を成長させる種結晶昇華法 | |
JP6141609B2 (ja) | 低マイクロパイプの100mm炭化ケイ素ウェハ | |
JP2007230823A (ja) | 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法及び炭化珪素単結晶インゴット | |
JP2006225232A (ja) | 炭化珪素単結晶の製造方法、炭化珪素単結晶インゴット、炭化珪素単結晶基板、炭化珪素エピタキシャルウェハ、および薄膜エピタキシャルウェハ | |
JP2004099340A (ja) | 炭化珪素単結晶育成用種結晶と炭化珪素単結晶インゴット及びその製造方法 | |
EP0921214B1 (en) | Single crystal silicon carbide and process for preparing the same | |
JP4253974B2 (ja) | SiC単結晶およびその成長方法 | |
EP0964081A2 (en) | Single crystal SiC and a method of producing the same | |
JP2001080997A (ja) | SiC単結晶およびその成長方法 | |
JP5614387B2 (ja) | 炭化珪素単結晶の製造方法、及び炭化珪素単結晶インゴット | |
JP5115413B2 (ja) | 炭化珪素単結晶の製造装置および製造方法 | |
JP4850807B2 (ja) | 炭化珪素単結晶育成用坩堝、及びこれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法 | |
JP2004262709A (ja) | SiC単結晶の成長方法 | |
JP4157326B2 (ja) | 4h型炭化珪素単結晶インゴット及びウエハ | |
JP2003104799A (ja) | 炭化珪素単結晶インゴットおよびその製造方法 | |
JPH0624900A (ja) | 単結晶炭化ケイ素層の製造方法 | |
JPH10182297A (ja) | SiC単結晶の育成方法 | |
JP3717562B2 (ja) | 単結晶の製造方法 | |
JP2005029459A (ja) | 炭化珪素単結晶の成長方法、炭化珪素種結晶および炭化珪素単結晶 | |
JP2004152814A (ja) | 半導体素子用基板とその製造方法 | |
JP2007332019A (ja) | 炭化珪素単結晶の製造方法 | |
JPH11147792A (ja) | 単結晶SiC及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060206 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080508 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090407 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090420 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4304783 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |