JP2001080019A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JP2001080019A
JP2001080019A JP25706999A JP25706999A JP2001080019A JP 2001080019 A JP2001080019 A JP 2001080019A JP 25706999 A JP25706999 A JP 25706999A JP 25706999 A JP25706999 A JP 25706999A JP 2001080019 A JP2001080019 A JP 2001080019A
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Takahiro Terasaki
隆弘 寺崎
Masashi Takahashi
正史 高橋
Kyoichi Shimomura
恭一 下村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム箔やアルミニウム蒸着を施した
蒸着フィルムを用いることなく、遮光性を有し、意匠性
においても印刷絵柄層に「くすみ」を生じることなく深
みのある印刷絵柄層とすることができると共に、コスト
においても安価な積層体を提供することにある。 【解決手段】 少なくともベタ印刷層を有する印刷絵柄
層と、該印刷絵柄層と印刷形状が同一か若干小さい相似
形の銀ベタ印刷層とを介在層を介して対向するように設
けたことを特徴とする積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀ベタ印刷層を設
けることにより遮光性機能を付与した積層体に関し、さ
らに詳しくは、銀ベタ印刷層を設けることにより、少な
くともベタ印刷層を有する印刷絵柄層を正規の状態で見
た場合に前記印刷絵柄層に「くすみ」を生じることな
く、却って前記印刷絵柄層に深みのある意匠性を付与す
ることができる積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品等の内容物を収納する包装袋
や容器等の包装体などに太陽光による内容物の品質劣化
を防止する目的で、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着
層を形成した蒸着フィルムを構成素材として用いた積層
体が用いられている。これらはいずれも、印刷絵柄層が
アルミニウム箔や蒸着フィルムの外側、すなわち、印刷
絵柄層を正規の状態で見た場合に印刷絵柄層の後ろ側に
位置するように一般的には構成され、これにより、遮光
性を付与すると共に印刷絵柄層に深みを持たせて極めて
良好な意匠性を付与している。
【0003】しかし、アルミニウム箔を構成素材に用い
た積層体は、廃棄時に分別することが困難であるといっ
た問題や積層体の構成が3層以上の多層構成となるため
にコストの高いものとならざるを得ないといった問題が
あり、また、蒸着フィルムを構成素材に用いた積層体
は、蒸着フィルムの蒸着層とフィルムとの接着強度が弱
いために、たとえば、2軸延伸ポリプロピレンフィルム
/印刷絵柄層/接着剤/蒸着無延伸ポリプロピレンフィ
ルムといった層構成にしてスナック食品などのヒートシ
ール強度がそれほど要求されない用途に用いられるな
り、また、たとえば、2軸延伸ポリエステルフィルム/
印刷絵柄層/接着剤/蒸着2軸延伸ポリエステルフィル
ム/接着剤/無延伸ポリエチレンフィルムといった蒸着
層を印刷絵柄層側に配した層構成にしてヒートシール強
度が要求される用途に対応している。いずれにしても蒸
着フィルムは、蒸着を施していないフィルムに比べると
当然コストが高いものであって、ヒートシール強度が要
求される層構成にした場合には、さらにコストの高いも
のとなる。
【0004】また、遮光性や意匠性が要求される食品等
の内容物を収納する容器や瓶等を覆うシュリンクフィル
ムにはアルミニウム蒸着を施したシュリンクフィルムが
用いられているし、また、遮光性や意匠性が要求される
食品等の内容物を収納する容器を射出成形で製造する場
合には射出成形と同時に絵付けを行うインモールドラベ
ルにも、アルミニウム蒸着を施した各種フィルムが用い
られているが、これらは上記したようにいずれも一般の
蒸着を施していないフィルムと比べるとコストが高いも
のであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、アル
ミニウム箔やアルミニウム蒸着を施した蒸着フィルムを
用いることなく、遮光性を有し、意匠性においても印刷
絵柄層に「くすみ」を生じることなく深みのある印刷絵
柄層とすることができると共に、コストにおいても安価
な積層体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために研究を重ねた結果、請求項1記載の発
明の積層体は、少なくともベタ印刷層を有する印刷絵柄
層と、該印刷絵柄層と印刷形状が同一か若干小さい相似
形の銀ベタ印刷層とを介在層を介して対向するように設
けたことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の積層体において、前記銀ベタ印刷層面に熱接着性樹
脂層を形成したことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1、
2のいずれかに記載の積層体において、前記印刷絵柄層
面に表面層を形成したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の積層体において、前記ベタ印刷層が白ベタ印刷層で
あることを特徴とするものである。
【0010】以上のように構成することにより、アルミ
ニウム箔やアルミニウム蒸着フィルムを用いることな
く、遮光性を有し、意匠性においても印刷絵柄層に銀ベ
タ印刷層が影響することがなくて深みのある印刷絵柄層
とすることができ、しかもアルミニウム箔やアルミニウ
ム蒸着フィルムを用いたものと比べて安価にすることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に詳述する。図1は本発明にかかる積層体の
第1の実施形態を示す断面図、図2は本発明にかかる積
層体の第2の実施形態を示す断面図、図3は本発明にか
かる積層体の第3の実施形態を示す断面図であり、図中
の1,2,3は積層体、10は介在層、11は白ベタ印刷
層、12は絵柄印刷層、13は印刷絵柄層、14は銀ベタ印刷
層、15は熱接着性樹脂層、16は表面層をそれぞれ示す。
【0012】まず、図1は本発明にかかる積層体の第1
の実施形態を示す断面図であって、積層体1は合成樹脂
製フィルムからなる介在層10の一方の面に白ベタ印刷層
11を設け、該白ベタ印刷層11の上に絵柄印刷層12を設け
た印刷絵柄層13を印刷により形成すると共に、前記介在
層10の他方の面に前記白ベタ印刷層11と印刷形状が同一
かないし若干小さい相似形の銀ベタ印刷層14を前記白ベ
タ印刷層11と対向する位置に印刷により設けたものであ
る。このように構成することにより、前記絵柄印刷層12
側から前記印刷絵柄層13を見たときに前記白ベタ印刷層
11が前記銀ベタ印刷層14の影響を受けて「くすみ」を生
じることなく、その結果、前記印刷絵柄層13が深みのあ
る優れた意匠性を発揮する。また、前記銀ベタ印刷層14
により太陽光を遮光することができる。図1において
は、前記白ベタ印刷層11を前記介在層10に対して全面に
設けた形態を示したが、前記介在層10に対して部分的に
設けた形態であってもよい。
【0013】前記介在層10に用いる合成樹脂製フィルム
としては、たとえば、ポリエチレン,ポリプロピレン,
エチレン−プロピレン共重合体,エチレン−酢酸ビニル
共重合体,エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の
ポリオレフィン系樹脂からなるフィルム、ポリエチレン
テレフタレート,ポリカーボネート等のポリエステル系
樹脂からなるフィルム、、ナイロン6,ナイロン6,6
等のポリアミド系樹脂からなるフィルム、ポリアセター
ル系樹脂からなるフィルム、ポリスチレン系樹脂からな
るフィルム、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるフィルムを
用いることができる。また、これらのフィルムとしては
未延伸フィルムあるいは1軸方向または2軸方向に延伸
した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することが
でき、必要に応じて前記合成樹脂製フィルムの両面にコ
ロナ放電処理等の易接着処理を施すことができる。ま
た、前記合成樹脂製フィルムは、顔料等の着色剤で透明
あるいは不透明に着色されたものであってもよい。
【0014】前記積層体1の具体的な実施形態として
は、太陽光により品質が劣化するような内容物を収納し
た透明な瓶やプラスチック容器等を覆うシュリンク包装
やストレッチ包装等の用途に適している。また、前記印
刷絵柄層13面にOPニス層を表面層(図示せず)として
設けて前記印刷絵柄層13に外力による擦れ傷等が付かな
いようにしてもよい。この場合、積層体1は通常、両端
部を重ね合わせて封筒シールすることにより筒状体に成
形して用いられる。よって、重ね合わされて封筒シール
される箇所の上側に位置する端部の銀ベタ印刷層14と下
側に位置する端部の印刷絵柄層13(印刷絵柄層13面にO
Pニス層を設けた場合はOPニス層も)は介在層10同士
でシール可能なようにそれぞれ前記銀ベタ印刷層14と前
記印刷絵柄層13(印刷絵柄層13面にOPニス層を設けた
場合はOPニス層も)とが存在しないように構成されて
いる。
【0015】図2は本発明にかかる積層体の第2の実施
形態を示す断面図であって、積層体2は、図1に示した
積層体1の前記銀ベタ印刷層14の表出面に熱接着性樹脂
層15を設けたものであって、これ以外は積層体1と同じ
である。
【0016】前記熱接着性樹脂層15を形成する材料とし
ては、前記積層体2を用いる用途、、たとえば、包装袋
として用いる用途、あるいは、容器の蓋材として用いる
用途、あるいは、射出成形品に射出成形と同時に絵付け
を行うインモールドラベルとして用いる用途等が考えら
れ、包装袋の用途とする場合には積層体2を包装袋とす
るときに熱接着により封止できるものであればよく、ま
た、容器の蓋材の用途とする場合には容器本体と熱接着
により封止できるものであればよく、また、インモール
ドラベルの用途とする場合には射出成形する樹脂と射出
成形時の溶融熱で熱接着できるものであればよいのであ
って、使用用途により適宜選択して用いればよいが、た
とえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メ
チル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹
脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらを
フィルム化したシート、あるいは、塩素化ポリエチレ
ン,塩素化ポリプロピレンなどの変性ポリオレフィン樹
脂、あるいは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、
アクリル系樹脂、ゴム系樹脂などのホットメルト型樹脂
等を挙げることができる。
【0017】また、前記積層体2は、前記印刷絵柄層13
面にOPニス層を表面層(図示せず)として設けて前記
印刷絵柄層13に外力による擦れ傷等が付かないようにし
てもよいし、必要に応じて、たとえば、前記介在層10に
用いる合成樹脂製フィルムとして説明したものを前記印
刷絵柄層13上にドライラミネーション法等の周知の積層
手段を用いて積層することにより表面層(図示せず)を
形成してもよい。
【0018】このように構成した積層体2は、包装袋用
途に用いても、また、容器の蓋材用途に用いても、ま
た、インモールドラベル用途に用いても、いずれの用途
においても前記絵柄印刷層12側から前記印刷絵柄層13を
見たときに前記白ベタ印刷層11が前記銀ベタ印刷層14の
影響を受けて「くすみ」を生じることなく、その結果、
前記印刷絵柄層13が深みのある優れた意匠性を発揮する
し、また、前記銀ベタ印刷層14により太陽光を遮光する
ことができる。
【0019】次に、図3は本発明にかかる積層体の第3
の実施形態を示す断面図であって、積層体3は、まず表
面層16として合成樹脂製透明フィルムを用い、該合成樹
脂製透明フィルムの一方の面(通常はコロナ放電処理
面)に絵柄印刷層12と白ベタ印刷層11とを順に印刷によ
り設けた印刷絵柄層13を形成し、他方においては熱接着
性樹脂層15として、たとえば、上記した低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上か
らなる樹脂をフィルム化したシートの一方の面(通常は
コロナ放電処理面)に銀ベタ印刷層14を印刷により設
け、前記表面層16の前記白ベタ印刷層11と前記熱接着性
樹脂層15の前記銀ベタ印刷層14とを接着剤ないし低密度
ポリエチレンからなる介在層10を介してドライラミネー
ション法ないしTダイ押出法等の周知の積層法で積層し
たものである。
【0020】このように構成した積層体3は、積層体2
で説明したように包装袋として用いても、また、容器の
蓋材として用いても、また、インモールドラベルとして
用いても、前記絵柄印刷層12側から前記印刷絵柄層13を
見たときに前記白ベタ印刷層11が前記銀ベタ印刷層14の
影響を受けて「くすみ」を生じることなく、その結果、
前記印刷絵柄層13が深みのある優れた意匠性を発揮する
し、また、前記銀ベタ印刷層14により太陽光を遮光する
ことができる。また、積層体3の表面層16に用いる合成
樹脂製透明シートとしては、図1の積層体1で説明した
介在層10に用いる合成樹脂製フィルムの中から適宜選択
して用いることができる。
【0021】ところで、本発明の積層体1、2、3に印
刷により形成する銀ベタ印刷層14はグラビア印刷法で形
成するものであり、銀ベタ印刷層14を形成する印刷イン
キとしてはビヒクルにアルミニウム粉末、顔料、溶剤、
各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることが
できる。特に、ビヒクルとしては被印刷物の素材により
適宜選択すればよいのであって、たとえば、塩素化ポリ
エチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフ
ィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールから
なるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セル
ロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種ないし2種以
上混合して用いることができる。銀ベタ印刷層14を形成
する印刷インキは、一般に5〜20μmの粒径のアルミニ
ウム粉がビヒクル100 重量部に対して10〜20重量部混練
りしたものであって、銀ベタ印刷層14としては前記粒径
のアルミニウム粉が0.3g/m2 以上均一に塗工され
るように形成するのが適当であり、必要により複数回重
ね刷りをして形成したものであってもよい。0.3g/
2 より塗工量が少ないとアルミニウム蒸着フィルムよ
り遮光性が劣ることになる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の積層体について、以下に実施
例を挙げて説明する。 実施例1 20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)の
コロナ処理面に美麗な絵柄印刷と白ベタ印刷を1液汎用
ウレタン樹脂からなる印刷インキでグラビア印刷して印
刷刷本Aを作製した。また、他方において未延伸の30μ
mの線状低密度ポリエチレンフィルムのコロナ放電処理
面に銀ベタ印刷をビヒクル100 重量部に対して15重量部
アルミニウム粉を混練りした1液汎用ウレタン樹脂から
なる印刷インキでグラビア印刷して印刷刷本Bを作製し
た。次に、前記印刷刷本Aと前記印刷刷本Bとの印刷面
同士を2液硬化型ウレタン樹脂からなる接着剤を用いて
周知のドライラミネーション法で積層して本発明の積層
体を得た(接着剤の乾燥後の塗工量は3g/m2 であっ
た)。 実施例2 熱収縮タイプの50μmのポリエステルフィルムの一方の
面に白ベタ印刷と該白ベタ印刷の上に美麗な絵柄印刷と
を1液汎用ウレタン樹脂からなる印刷インキでグラビア
印刷すると共に、他方の面に前記白ベタ印刷と見当を合
わせて銀ベタ印刷をビヒクル100 重量部に対して15重量
部アルミニウム粉を混練りした1液汎用ウレタン樹脂か
らなる印刷インキでグラビア印刷して本発明の積層体を
得た。 比較例1 実施例1で作製した印刷刷本Aの印刷面と片面にアルミ
ニウム蒸着を施した30μmの線状低密度ポリエチレンフ
ィルムの蒸着面とを2液硬化型ウレタン樹脂からなる接
着剤を用いて周知のドライラミネーション法で積層して
比較例とする積層体を得た(接着剤の乾燥後の塗工量は
3g/m2 であった)。 比較例2 20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)の
コロナ処理面に美麗な絵柄印刷と白ベタ印刷を1液汎用
ウレタン樹脂からなる印刷インキでグラビア印刷すると
共に、前記白ベタ印刷の上に銀ベタ印刷をビヒクル100
重量部に対して15重量部アルミニウム粉を混練りした1
液汎用ウレタン樹脂からなる印刷インキでグラビア印刷
して印刷刷本Cを作製し、該印刷刷本Cの印刷面と未延
伸の30μmの線状低密度ポリエチレンフィルムのコロナ
放電処理面とを2液硬化型ウレタン樹脂からなる接着剤
を用いて周知のドライラミネーション法で積層して比較
例とする積層体を得た(接着剤の乾燥後の塗工量は3g
/m2 であった)。 比較例3 熱収縮タイプの片面にアルミニウム蒸着を施したポリプ
ロピレンフィルムの非蒸着面に白ベタ印刷と該白ベタ印
刷の上に美麗な絵柄印刷とを1液汎用ウレタン樹脂から
なる印刷インキでグラビア印刷して比較例とする積層体
を得た。 比較例4 熱収縮タイプの50μmのポリエステルフィルムの一方の
面に美麗な絵柄印刷と白ベタ印刷とを1液汎用ウレタン
樹脂からなる印刷インキでグラビア印刷すると共に、前
記白ベタ印刷上に見当を合わせて銀ベタ印刷をビヒクル
100 重量部に対して15重量部アルミニウム粉を混練りし
た1液汎用ウレタン樹脂からなる印刷インキでグラビア
印刷して比較例とする積層体を得た。
【0023】上記で作製した実施例1、2、および、比
較例1〜4の積層体について、白ベタ印刷の「くすみ」
と遮光性を評価すると共に、実施例1および比較例1、
2については、ヒートシール強度を測定し、その結果を
表1に纏めて示した。
【0024】〔表1〕 ※白ベタ印刷の「くすみ」の評価:目視で評価した ○印は「くすみ」がない ×印は「くすみ」がある 遮光性の評価:(株)島津製作所製分光光度計(UV−3100PC)で 光の透過率を測定して評価した ○印:700 nm(ナノメーター)以下の全光線透過 率が1.0 %以下 △印:700 nm(ナノメーター)以下の全光線透過 率が5.0 %程度 ×印:700 nm(ナノメーター)以下の全光線透過 率が10.0%以上 ヒートシール強度:160 ℃、2kg/cm2 、0.5 秒でそれぞれの積 層体をヒートシールして、(株)島津製作所 製テンシロンでヒートシール強度を測定した 。測定値は5点の平均強度で、単位はkg/15 mm巾である。
【0025】表1の結果からも明らかなように、本発明
の積層体は、いずれも白ベタ印刷が銀ベタ印刷の影響を
受けて「くすみ」を生じることがなく深みのある優れた
意匠性を発揮する。また、遮光性においてもアルミニウ
ム蒸着フィルムと遜色のない優れた遮光性を有する。さ
らに、本発明の積層体を包装袋用途に用いても、ヒート
シール強度の強い包装袋を得ることができる。また、本
発明の積層体はアルミニウム蒸着を施したフィルムやア
ルミニウム箔を用いることがないために、安価なものと
することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の積層体は、今まで縷々説明して
きたように、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着を施し
た蒸着フィルムを用いることなく、遮光性に優れ、意匠
性においても印刷絵柄層に「くすみ」を生じることなく
深みのある印刷絵柄層を表現することができ、コストに
おいても安価であるという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる積層体の第1の実施形態を示
す断面図である。
【図2】 本発明にかかる積層体の第2の実施形態を示
す断面図である。
【図3】 本発明にかかる積層体の第3の実施形態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 積層体 10 介在層 11 白ベタ印刷層 12 絵柄印刷層 13 印刷絵柄層 14 銀ベタ印刷層 15 熱接着性樹脂層 16 表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 恭一 京都市右京区太秦上刑部町10番地 大日本 印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA01 BA25 BA27 BA28 BA30 BA39 BC15 BC18 EA18 FA01 HA06 4F100 AB10 AB24C AK07 AK51 AK63 AR00B AT00D AT00E BA04 BA05 BA07 BA10B BA10C BA10E BA32 BA41B CC00 DE01 EJ38 EJ55 GB15 HB00B HB31 HB31A HB31C JL00 JL10A JL12C JN02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともベタ印刷層を有する印刷絵柄
    層と、該印刷絵柄層と印刷形状が同一か若干小さい相似
    形の銀ベタ印刷層とを介在層を介して対向するように設
    けたことを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 前記銀ベタ印刷層面に熱接着性樹脂層を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の積層体。
  3. 【請求項3】 前記印刷絵柄層面に表面層を形成したこ
    とを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の積層
    体。
  4. 【請求項4】 前記ベタ印刷層が白ベタ印刷層であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の積層体。
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Cited By (4)

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