JP2002120320A - 積層材およびそれを使用した包装用袋 - Google Patents

積層材およびそれを使用した包装用袋

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JP2002120320A JP2000316122A JP2000316122A JP2002120320A JP 2002120320 A JP2002120320 A JP 2002120320A JP 2000316122 A JP2000316122 A JP 2000316122A JP 2000316122 A JP2000316122 A JP 2000316122A JP 2002120320 A JP2002120320 A JP 2002120320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 菓子、スナック食品、その他等の充填包装に
適し、かつ、容器包装ごみの減量化を図ることができる
有用な包装用材料としての積層材およびそれを使用した
包装用袋を提供することである。 【解決手段】 厚さ6〜20μmの基体フィルム、該基
体フィルムの裏面に設けた印刷模様層、厚さ2〜10μ
mの押出樹脂層、金属または金属酸化物の蒸着膜を有す
る厚さ6〜15μmの樹脂フィルム、厚さ2〜10μm
の押出樹脂層、および、厚さ10〜25μmのヒ−トシ
−ル性樹脂層を順次に積層したことを特徴とする積層材
およびそれを使用した包装用袋に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層材およびそれ
を使用した包装用袋に関し、更に詳しくは、菓子、スナ
ック食品、その他等の充填包装に適し、かつ、容器・包
装ごみの減量化を図ることができる包装用材料として有
用な積層材およびそれを使用した包装用袋に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、菓子、スナック食品、その他等の
充填包装する包装用材料としての積層材としては、例え
ば、厚さ20μの2軸延伸ポリプロピレンフィルム、該
2軸延伸ポリプロピレンフィルムの裏面に設けた印刷模
様層、アンカ−コ−ト剤層、低密度ポリエチレン等を使
用した厚さ13μmの溶融押出樹脂層、アルミニウムの
蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム、アンカ−コ−ト剤層、低密度ポ
リエチレン等を使用した厚さ13μmの溶融押出樹脂
層、および、厚さ20μmの無延伸ポリプロピレンフィ
ルム等を順次に積層した積層材、あるいは、厚さ30μ
mの2軸延伸ポリプロピレンフィルム、該2軸延伸ポリ
プロピレンフィルムの裏面に設けた印刷模様層、ラミネ
−ト用接着剤層、および、アルミニウムの蒸着膜を有す
る厚さ40μmの無延伸ポリプロピレンフィルム等を順
次に積層した積層材等が知られている。而して、上記の
ような包装用材料としての積層材において、厚さ20μ
の2軸延伸ポリプロピレンフィルム、あるいは、厚さ3
0μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム等は、積層
材、あるいは、包装用容器等を構成する基本素材となる
ものであり、所定の厚さを有し、かつ、機械的、化学
的、あるいは、物理的強度等において所定の強度を有
し、例えば、耐熱性、耐水性、耐光性、耐候性、耐薬品
性、耐突き刺し性、その他等の諸堅牢性に優れ、充填包
装した内容物等を保護するものであることが望ましいも
のである。また、上記のような包装用材料としての積層
材において、アルミニウムの蒸着膜は、酸素、水蒸気等
の透過を阻止するバリア性(遮断性)を有し、防湿性、
防水性、防気性、保香性、断熱性、遮光性、紫外線吸収
性、その他等に優れ、充填包装した内容物等を保護する
という作用を有するものである。而して、上記のような
アルミニウムの蒸着膜を支持するフィルムとして、主
に、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−
トフィルム等が使用されているものである。更に、上記
のような包装用材料としての積層材において、厚さ20
μmの無延伸ポリプロピレンフィルム、あるいは、厚さ
40μmの無延伸ポリプロピレンフィルム等は、包装用
容器等を製袋する際に、主に、ヒ−トシ−ル性層等とし
て作用して包装用容器等を形成するものである。その
他、印刷模様層は、装飾、表示、その他等の機能を奏
し、また、アンカ−コ−ト剤層、ラミネ−ト用接着剤
層、溶融押出樹脂層等は、積層材を製造する際の接着剤
層等の役目を果たすものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、容器
・包装ゴミが増加し、環境破壊の元凶であると言われ、
その対応に迫られ、例えば、容器包装リサイクル法等の
法律を制定してその対策に当たっているというのが実状
である。而して、上記の容器包装リサイクル法等におい
ては、「ゴミを再び資源へと」ということを理念にし
て、消費者、市町村等が、使用後の容器を分別収集し、
特定事業者が、リサイクル事業を推進すると共に、その
一方で、容器・包装ゴミの減量化に取り組み、如何に、
容器・包装ゴミを最小限に押さえてゴミを出さないよう
にするかという活動も積極的に推進されている。ところ
で、上記の包装用材料としての積層材においても、その
例に漏れないものであり、容器・包装ゴミの対応を図ら
ねばならないものである。而して、上記の包装用材料と
しての積層材は、該積層材を製袋して製造した包装用容
器を使用後に各素材毎に別々に引き剥がして分別収集
し、その再利用化することは、各素材毎に別々に引き剥
がすこと自体が極めて困難である。そのため、上記の包
装用材料としての積層材においては、その積層材を構成
する各素材を薄層化し、減量化を図り、如何に、容器・
包装ゴミを出さないようにするかという問題が現実的な
課題である。例えば、上記のような包装用材料としての
積層材において、基本素材としての厚さ20μの2軸延
伸ポリプロピレンフィルム、あるいは、厚さ30μmの
2軸延伸ポリプロピレンフィルム、アルミニウムの蒸着
膜を支持するフィルムとしての厚さ12μmの2軸延伸
ポリエチレンテレフタレ−トフィルム、ヒ−トシ−ル性
層として作用する厚さ20μmの無延伸ポリプロピレン
フィルム、あるいは、厚さ40μmの無延伸ポリプロピ
レンフィルム、更には、接着剤層として作用する溶融押
出樹脂層等について、如何に、その膜厚を薄層化し、減
量化するかという課題があるものである。しかしなが
ら、上記のような包装用材料としての積層材において、
例えば、低密度ポリエチレンを使用した溶融押出樹脂層
は、該低密度ポリエチレンを約320℃位もしくは30
0℃以上で溶融押出しなければならないものであり、そ
のためには、少なくとも、その膜厚を上記のように膜厚
13μm以下にすることは極めて困難であり、更にま
た、該低密度ポリエチレンを約320℃位で溶融押出
し、これを受ける基本素材としての厚さ20μの2軸延
伸ポリプロピレンフィルムは、その溶融押出した樹脂層
が有する熱に耐えなければならず、そのためには、少な
くとも、膜厚を20μm以下にすることは極めて困難な
ものである。更に、アルミニウムの蒸着膜を支持するフ
ィルムとしての厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムについても、上記と同様にその薄
層化、減量化は極めて困難である。
【0004】上記のような包装用材料としての積層材に
ついては、包装用容器としての機能、バリア性、遮光
性、ヒ−トシ−ル性、その他等の包装用材料としての積
層材に要求される機能は、そのほとんどを満足するもの
であるが、該積層材を構成する各素材の膜厚を今以上に
薄層化し、減量化することは極めて困難である。上記の
ような包装用材料としての積層材において、低密度ポリ
エチレンを使用した溶融押出樹脂層を、例えば、膜厚5
μm程度に薄層化すると、その加工速度が著しく低下
し、その生産性が劣り、かつ、安定した品質からなる積
層材を製造することが極めて困難になるという問題点が
ある。また、上記のような包装用材料としての積層材に
おいて、基本素材としての厚さ20μmあるいは30μ
の2軸延伸ポリプロピレンフィルムについて、その膜厚
を20μmあるいは30μm以下に薄層化し、減量化す
ると、包装用材料としての強度に欠け、破袋し易い等の
問題点を発生することから好ましくないものである。そ
こで本発明は、菓子、スナック食品、その他等の充填包
装に適し、かつ、容器包装ごみの減量化を図ることがで
きる有用な包装用材料としての積層材およびそれを使用
した包装用袋を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々検討の結果、エチレン−メタ
クリル酸共重合体に着目し、更に、これを290℃位で
溶融押出して厚さ5μm位の溶融押出樹脂層を形成する
ことができ、かつ、これを介して、厚さ15〜20μm
の2軸延伸ポリプロピレンフィルムと金属または金属酸
化物の蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルムとを積層することができる
ことに着目し、例えば、厚さ15〜20μmの2軸延伸
ポリプロピレンフィルム、厚さ12μmの2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルム、または、厚さ15μ
mの2軸延伸ナイロンフィルムからなる厚さ6〜20μ
mの基体フィルム、該基体フィルムの裏面に設けた印刷
模様層、例えば、厚さ3〜6μmのエチレン−メタクリ
ル酸共重合体の押出樹脂層、特に、厚さ5μmのエチレ
ン−メタクリル酸共重合体の押出樹脂層からなる厚さ2
〜10μmの押出樹脂層、例えば、アルミニウムの蒸着
膜を有する厚さ9〜12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム、または、酸化珪素もしくは酸化
アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ9〜12μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる金属
または金属酸化物の蒸着膜を有する厚さ6〜15μmの
樹脂フィルム、前述と同じ厚さ2〜10μmの押出樹脂
層、および、例えば、厚さ18μmの無延伸ポリプロピ
レンフィルムからなる厚さ10〜25μmのヒ−トシ−
ル性樹脂層を順次に積層しして積層材を製造し、次い
で、該積層材を使用し、これを製袋して軟包装用袋を製
造し、而して、該軟包装用袋に、例えば、菓子、スナッ
ク食品、その他等の物品を充填包装して包装製品を製造
したところ、上記の積層材は、そのラミネ−ト強度等に
優れ、層間剥離(デラミ)等は認められず、更に、ヒ−
トシ−ル性能等にも優れ、これを使用して製袋した軟包
装用袋は、機械的、化学的、あるいは、物理的強度にお
いて所定の強度等を有し、例えば、耐熱性、耐水性、耐
光性、耐候性、耐薬品性、耐突き刺し性、その他等の諸
堅牢性に優れ、更に、酸素、水蒸気等の透過を阻止する
バリア性(遮断性)を有し、防湿性、防水性、防気性、
保香性、断熱性、遮光性、紫外線吸収性、その他等に優
れ、充填包装した内容物等を充分に保護し、その貯蔵、
保存安定性、充填包装適性等に優れ、更に、軟包装用袋
を形成する積層材を構成する各素材について、その膜厚
を薄層化し、その容器・包装ごみの減量化を図ることが
できる極めて有用な包装用材料としての積層材およびそ
れを使用した包装用袋を見出して本発明を完成したもの
である。
【0006】すなわち、本発明は、厚さ6〜20μmの
基体フィルム、該基体フィルムの裏面に設けた印刷模様
層、厚さ2〜10μmの押出樹脂層、金属または金属酸
化物の蒸着膜を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィル
ム、厚さ2〜10μmの押出樹脂層、および、厚さ10
〜25μmのヒ−トシ−ル性樹脂層を順次に積層したこ
とを特徴とする積層材およびそれを使用した包装用袋に
関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の本発明ににかかる積層材お
よびそれを使用した包装用袋について以下に図面等を用
いて更に詳しく説明する。図1、図2および図3は、本
発明にかかる積層材についてその層構成の二三例を示す
概略的断面図であり、図4は、図1に示す本発明にかか
る積層材を使用して製袋してなる軟包装用袋等からなる
包装用袋についてその一例を示す概略的斜視図であり、
図5は、図4に示すかる軟包装用袋等からなる包装用袋
に内容物を充填包装した包装製品についてその一例を示
す概略的斜視図である。
【0008】まず、本発明にかかる積層材Aは、図1に
示すように、厚さ6〜20μmの基体フィルム1、該基
体フィルム1の裏面に設けた印刷模様層2、厚さ2〜1
0μmの押出樹脂層3、金属または金属酸化物の蒸着膜
4を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィルム5、厚さ2
〜10μmの押出樹脂層3、および、厚さ10〜25μ
mのヒ−トシ−ル性樹脂層6を順次に積層した構成を基
本構造とするものである。更に、本発明にかかる積層材
について、別の例を挙げると、図2に示すように、上記
の図2に示す本発明にかかる積層材Aにおいて、基体フ
ィルム1の裏面に設けた印刷模様層2と厚さ2〜10μ
mの押出樹脂層3との層間、および、金属または金属酸
化物の蒸着膜4を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィル
ム5と厚さ2〜10μmの押出樹脂層3との層間に、ア
ンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層7、7を設け
た構成からなる本発明にかかる積層材A1 を例示するこ
とができる。而して、本発明にかかる積層材について
は、具体例を例示すると、図3に示すように、厚さ15
μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム1a、該2軸延
伸ポリプロピレンフィルム1aの裏面に設けた印刷模様
層2a、厚さ5μmのエチレン−メタクリル酸共重合体
の押出樹脂層3a、アルミニウムの蒸着膜4aを有する
厚さ9μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルム5a、前述と同じ厚さ5μmのエチレン−メタクリ
ル酸共重合体の押出樹脂層3a、および、厚さ18μm
の無延伸ポリプロピレンフィルム6aを順次に積層した
構成からなる本発明にかかる積層材A2 を例示するこが
できる。勿論、本発明において、上記の図3に示す本発
明にかかる積層材A2においては、図示しないが、2軸
延伸ポリプロピレンフィルム1aの裏面に設けた印刷模
様層2aと厚さ5μmのエチレン−メタクリル酸共重合
体の押出樹脂層3aとの層間、および、アルミニウムの
蒸着膜4aを有する厚さ9μmの2軸延伸ポリエチレン
テレフタレ−トフィルム5aと厚さ5μmのエチレン−
メタクリル酸共重合体の押出樹脂層3aとの層間には、
アンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層を設けるこ
とができるものである。なお、本発明においては、上記
のアンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層は、その
層間のいずれかの積層面に、例えば、コロナ放電処理等
の前処理を併用すると、それを不用とすることができる
ものである。なお、上記の図2中、符号1、2、3、
4、5、6等は、前述の図1に示す符号と同じ意味を表
す。上記の例示は、本発明にかかる積層材についてその
二三例を例示するものであり、本発明はこれによって限
定されるものではない。例えば、図示しないが、上記の
本発明にかかる積層材において、更に、必要ならば、そ
の他のプラスチックフィルム等の基材を任意に積層する
ことができるものである。また、本発明において、図示
しないが、金属または金属酸化物の蒸着膜を有する樹脂
フィルムを積層する場合、金属または金属酸化物の蒸着
膜の面は、内側あるいは外側等のいずれの側に向けて積
層しても差し支えないものである。
【0009】次に、本発明において、上記の本発明にか
かる積層材を使用した軟包装用袋等からなる包装用袋に
ついて上記の図1に示す本発明にかかる積層材Aを使用
する場合を例示して説明すると、図4に示すように、ま
ず、例えば、上記の図1に示す本発明にかかる積層材A
を使用し、そのヒ−トシ−ル性樹脂層6、6の面を対向
させて重ね合わせ、次に、その外周周辺の端部をヒ−ト
シ−ルして、その三方にシ−ル部8、8、8を形成する
と共にその上方の端部に開口部9を形成して、三方シ−
ル型の軟包装用袋10からなる本発明にかかる積層材A
を使用して製袋した軟包装用袋等からなる包装用袋Bを
製造する。次いで、本発明においては、図5に示すよう
に、上記で製袋した図4に示す三方シ−ル型の軟包装用
袋10等からなる本発明にかかる積層材Aを使用して製
袋した包装用袋Bの開口部10から、菓子、スナック食
品、その他等の内容物11を充填し、しかる後、その開
口部10をヒ−トシ−ルして上方のシ−ル部12を形成
し、その開口部10を密閉して、本発明にかかる積層材
Aを使用して製袋した軟包装用袋10等からなる包装用
袋Bを使用した包装製品Cを製造することができるもの
である。上記の例示は、本発明にかかる積層材を使用し
た包装用袋についてその一例を例示するものであり、本
発明はこれによって限定されるものでないことは言うま
でもないことである。例えば、本発明においては、図示
しないが、上記の図2〜図3に示す本発明にかかる積層
材を使用し、上記と同様にして上記と同様に、本発明に
かかる積層材を使用して製袋した包装用袋を製造するこ
とができるものである。また、本発明においては、図示
しないが、上記の軟包装用袋からなる包装用袋の形態と
しては、上記のように三方シ−ル型の軟包装用袋からな
る包装用袋の代りに、例えば、二方シ−ル型、ガセット
シ−ル型、あるいは、自立性型、横または縦ピロ−包装
型、その他等の形態からなる軟包装用袋からなる包装用
袋を製袋し、使用することができるものである。
【0010】次に、本発明において、上記の本発明にか
かる積層材、包装用袋等を構成する材料、その製造法等
について説明すると、まず、本発明にかかる積層材、包
装用袋等を構成する厚さ6〜20μmの基体フィルムと
しては、これが本発明にかかる積層材、包装用袋等を構
成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学
的、その他等において優れた強度、剛性等を有し、例え
ば、耐熱性、耐水性、耐光性、耐候性、耐薬品性、耐ピ
ンホ−ル性、耐突き刺し性、透明性、その他等の諸堅牢
性に優れた樹脂のフィルムないしシ−トを使用すること
ができる。具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系
樹脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルム
ないしシ−トを使用することができる。而して、上記の
樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延伸フィル
ム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フ
ィルム等のいずれのものでも使用することができる。ま
た、本発明において、その樹脂のフィルムないしシ−ト
の厚さとしては、上記の諸堅牢性を保持し得る必要最低
限の厚さであればよく、厚すぎると、薄層化、減量化等
の目的を達成することが困難になり、更には、コストを
上昇するとい欠点もあり、逆に、薄すぎると、上記の諸
堅牢性、その他等が低下して好ましくないものである。
本発明においては、上記のような理由から、基体フィル
ムの膜厚としては、約6μmないし20μmの範囲内位
が最も望ましいものである。而して、本発明において、
基体フィルムとしては、具体的には、厚さ15μmの2
軸延伸ポリプロピレンフィルム、厚さ12μmの2軸延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム、または、厚さ
15μmの2軸延伸ナイロンフィルムを使用することが
好ましいものである。
【0011】而して、本発明においては、上記の基材フ
ィルムの片面には、例えば、文字、図形、記号、模様、
その他等からなる所望の印刷模様を印刷して、印刷模様
層を形成することができるものである。上記の印刷模様
層としては、通常のインキビヒクルの1種ないし2種以
上を主成分とし、これに、必要ならば、可塑剤、安定
剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架
橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の添加剤の
1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料
等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練して
インキ組成物を調整し、次いで、該インキ組成物を使用
し、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印
刷、スクリ−ン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他
等の印刷方式を使用し、上記の基材フィルムの片面に、
文字、図形、記号、模様、その他等からなる所望の印刷
模様を印刷して、本発明にかかる印刷模様層を形成する
ことができるものである。
【0012】上記において、インキビヒクルとしては、
公知のもの、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化
水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シ
ェラック、アルキッド樹脂、フェノ−ル系樹脂、マレイ
ン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポ
リビニルブチラ−ル樹脂、アクリルまたはメタクリル系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロ−ス、エチ
ルセルロ−ス、塩化ゴム、環化ゴム、その他等の1種な
いし2種以上を使用することができる。
【0013】次に、本発明において、上記の本発明にか
かる積層材、包装用袋等を構成する厚さ2〜10μmの
押出樹脂層としては、エチレン−メタクリル酸共重合体
による押出樹脂層を使用することができる。上記のエチ
レン−メタクリル酸共重合体としては、メタクリル酸成
分が、4〜12モル%位、好ましくは、4〜7モル%位
の範囲で含有している共重合体を使用することが好まし
いものである。また、本発明において、上記のエチレン
−メタクリル酸共重合体としては、例えば、アクリル酸
エステルモノマ−等の成分を含有するタ−ポリマ−等を
使用することもできるものである。更に、本発明におい
て、上記のエチレン−メタクリル酸共重合体としては、
メルトフロ−レイト(MFR)が4〜10位のもを使用
することが好ましいものである。而して、本発明におい
ては、上記のようなエチレン−メタクリル酸共重合体を
使用し、これに、必要ならば、光安定剤、紫外線吸収
剤、充填剤、滑剤、その他等の所望の添加剤を任意に添
加して樹脂組成物を調製史、該樹脂組成物を使用し、こ
れを、例えば、Tダイ押出機等を用いて溶融押出して押
出樹脂層を形成することができる。本発明においては、
上記のようなエチレン−メタクリル酸共重合体を使用す
ることにより、従来の低密度ポリエチレンによる押出樹
脂層と比較して、低密度ポリエチレンの場合には、例え
ば、320℃位のように少なくとも300℃以上の加熱
温度で押出すのに対しエチレン−メタクリル酸共重合体
は、それよりも低温で、約290℃位、更には、270
℃位の加熱温度で押出することにより押出樹脂層を形成
し得るものである。これにより、エチレン−メタクリル
酸共重合体による押出樹脂層の膜厚を薄膜化することが
でき、膜厚2〜10μm、更には、3〜6μm、より具
体的には、積層に際し十分な膜厚である5μmのエチレ
ン−メタクリル酸共重合体による押出樹脂層を製膜化す
ることができ、かつ、その製膜化加工を高速で加工する
ことを可能とし、更に、所定の薄膜を安定的に押出し、
成形し、他の基材との積層の際に、接着剤層としての機
能を十分に奏するエチレン−メタクリル酸共重合体によ
る押出樹脂層を形成することができるものである。
【0014】次に、本発明において、上記の本発明にか
かる積層材、包装用袋等を構成する金属または金属酸化
物の蒸着膜を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィルムと
しては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレ−ティング法、イオンクラスタ−ビ−ム法等の物
理気相成長法(Physical Vapor Dep
osition法、PVD法)を用いて、厚さ6〜15
μmからなる樹脂フィルムの上に、金属または金属酸化
物の蒸着膜を形成して製造することができる。具体的に
は、厚さ6〜15μmからなる樹脂フィルムの上に、金
属または金属酸化物を原料とし、これを加熱し、蒸気化
し、その金属または金属酸化物の蒸気を蒸着する真空蒸
着法、または、厚さ6〜15μmからなる樹脂フィルム
の上に、原料として金属または金属酸化物を使用し、こ
れを加熱し、蒸気化し、必要ならば、酸素ガス等を導入
して酸化させて、その金属または金属酸化物の蒸気を蒸
着する酸化反応蒸着法、更に、酸化反応をプラズマで助
成するプラズマ助成式の酸化反応蒸着法等を用いて、厚
さ6〜15μmの樹脂フィルムの上に金属または金属酸
化物の蒸着膜を形成することができる。上記において、
蒸着材料の加熱方式としては、例えば、抵抗加熱方式、
高周波誘導加熱方式、エレクトロンビ−ム加熱方式(E
B)等にて行うことができる。
【0015】上記において、金属または金属酸化物の蒸
着膜としては、基本的には、金属または金属酸化物を蒸
着した薄膜であれば使用可能であり、例えば、ケイ素
(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(M
g)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(S
n)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(T
i)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウ
ム(Y)等の金属または金属酸化物の蒸着膜を使用する
ことができる。而して、好ましいものとしては、ケイ素
(Si)、アルミニウム(Al)等の金属または金属酸
化物の蒸着膜を挙げることができる。本発明において、
上記のような金属または金属酸化物の蒸着膜の膜厚とし
ては、使用する金属、または、金属酸化物の種類等によ
って異なるが、例えば、50〜4000Å位、好ましく
は、100〜1000Å位の範囲内で任意に選択して形
成することが望ましい。
【0016】次にまた、本発明において、金属または金
属酸化物の蒸着膜を有する厚さ6μm〜15μmの樹脂
フィルムとしては、例えば、プラズマ化学気相成長法、
熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長
法(Chemical Vapor Depositi
on法、CVD法)等を用いて、厚さ6μm〜15μm
の樹脂フィルムの上に、金属または金属酸化物の蒸着膜
を形成して、製造することができる。具体的には、厚さ
6μm〜15μmの樹脂フィルムの一方の面に、有機珪
素化合物等の蒸着用モノマ−ガスを原料とし、キャリヤ
−ガスとして、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性
ガスを使用し、更に、酸素供給ガスとして、酸素ガス等
を使用し、低温プラズマ発生装置等を利用する低温プラ
ズマ化学気相成長法を用いて酸化珪素等の金属酸化物の
蒸着膜を形成して、製造することができる。上記におい
て、低温プラズマ発生装置としては、例えば、高周波プ
ラズマ、パルス波プラズマ、マイクロ波プラズマ等の発
生装置を使用することがてき、而して、本発明において
は、高活性の安定したプラズマを得るためには、高周波
プラズマ方式による発生装置を使用することが望まし
い。
【0017】次に、上記において、酸化珪素等の金属酸
化物の蒸着膜を形成する有機珪素化合物等の蒸着用モノ
マ−ガスとしては、例えば、1.1.3.3−テトラメ
チルジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、ビニル
トリメチルシラン、メチルトリメチルシラン、ヘキサメ
チルジシラン、メチルシラン、ジメチルシラン、トリメ
チルシラン、ジエチルシラン、プロピルシラン、フェニ
ルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、その
他等を使用することができる。本発明において、上記の
ような有機珪素化合物の中でも、1.1.3.3−テト
ラメチルジシロキサン、または、ヘキサメチルジシロキ
サンを原料として使用することが、その取り扱い性、形
成された連続膜の特性等から、特に、好ましい原料であ
る。また、上記において、不活性ガスとしては、例え
ば、アルゴンガス、ヘリウムガス等を使用することがで
きる。
【0018】次に、本発明において、厚さ6μm〜15
μmの樹脂フィルムとしては、基本的には、金属または
金属酸化物の蒸着膜等を形成する蒸着条件、その他等の
条件に耐えることができ、かつ、それらの金属または金
属酸化物の蒸着膜等との密接着性に優れ、それらの膜の
特性を損なうことなく良好に保持し得ることができる各
種の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ
る。具体的には、上記の各種の樹脂のフィルムないしシ
−トとしては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロ
ピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカ−ボネ−ト
系樹脂、ポリエチレンテレフタレ−トまたはポリエチレ
ンナフタレ−ト等のポリエステル系樹脂、各種のナイロ
ン等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタ
−ル系樹脂、セルロ−ス系樹脂、その他等の各種の樹脂
のフィルムないしシ−トを使用することができる。而し
て、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延
伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸し
た延伸フィルム等のいずれのものでも使用することがで
きる。また、本発明において、上記の樹脂のフィルムな
いしシ−トの厚さとしては、上記の金属または金属酸化
物の蒸着膜を保持し得る必要最低限の厚さであればよ
く、厚すぎると、薄層化、減量化等の目的を達成するこ
とが困難になり、更には、コストを上昇するとい欠点も
あり、逆に、薄すぎると、上記の金属または金属酸化物
の蒸着膜を形成し、保持することが困難になることから
好ましくないものである。本発明においては、上記のよ
うな理由から、樹脂のフィルムないしシ−トの膜厚とし
ては、約6μmないし15μmの範囲内位が最も望まし
いものである。而して、本発明において、上記の樹脂の
フィルムないしシ−トとしては、具体的には、厚さ9μ
mの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム、ま
たは、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルムを使用することが好ましいものである。
【0019】次に、本発明において、上記の本発明にか
かる積層材、包装用袋等を構成する厚さ10〜25μm
のヒ−トシ−ル性樹脂層としては、熱によって溶融し相
互に融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレ、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂
をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマ−
ル酸、その他等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポ
リオレフィン系樹脂、その他等のヒ−トシ−ル性樹脂の
1種ないし2種以上からなる単層ないし多層のフィルム
状物ないし膜状物を使用することができる。而して、本
発明においては、上記のヒ−トシ−ル性樹脂層の厚さと
しては、熱によって溶融し相互に融着し得る必要最低限
の厚さであればよく、厚すぎると、薄層化、減量化等の
目的を達成することが困難になり、更には、コストを上
昇するとい欠点もあり、逆に、薄すぎると、上記のヒ−
トシ−ル性能等が低下し、製袋等に支障をきたすことが
ありので好ましくないものである。本発明においては、
上記のような理由から、樹脂のフィルムないしシ−トの
膜厚としては、約10μmないし25μmの範囲内位が
最も望ましいものである。而して、本発明において、上
記のヒ−トシ−ル性樹脂層としては、具体的には、厚さ
18〜20μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを使用
することが好ましいものである。
【0020】次にまた、本発明において、基体フィルム
の裏面に設けた印刷模様層と厚さ2〜10μmの押出樹
脂層との層間、および、金属または金属酸化物の蒸着膜
を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィルムと厚さ2〜1
0μmの押出樹脂層との層間に設けるアンカ−コ−ト剤
層としては、溶融押出ラミネ−トすま際に接着助剤とし
て作用するものであり、例えば、有機チタン系アンカ−
コ−ト剤、イソシアネ−ト系(ウレタン系)アンカ−コ
−ト剤、ポリエチレンイミン系アンカ−コ−ト剤、ポリ
ブタジエン系アンカ−コ−ト剤、その他等のアンカ−コ
−ト剤等を任意に使用することができる。而して、本発
明においては、上記のうよなアンカ−コ−ト剤を使用
し、これを、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアコ−ト、
ナイフコ−ト、デップコ−ト、スプレイコ−ト、その他
のコ−ティング法等によりコ−ティングし、しかる後、
コ−ティング膜を乾燥させて溶媒、希釈剤等を除去し、
更に、要すれば、エ−ジング処理等を行って、本発明に
かかるアンカ−コ−ト剤層を形成することができるもの
である。本発明において、上記のアンカ−コ−ト剤層の
膜厚としては、例えば、0.1g/m2 〜1.0g/m
2 (乾燥状態)位が望ましい。なお、本発明において、
基体フィルムの裏面に設けた印刷模様層と厚さ2〜10
μmの押出樹脂層との層間、あるいは、金属または金属
酸化物の蒸着膜を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィル
ムと厚さ2〜10μmの押出樹脂層との層間のいずれか
の面を、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、フレ−
ム処理、プラズマ放電処理等の前処理を施すと、上記の
アンカ−コ−ト剤層を不要とすることもできるものであ
る。
【0021】本発明は、以上において説明したように、
例えば、厚さ15〜20μmの2軸延伸ポリプロピレン
フィルム、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフ
タレ−トフィルム、または、厚さ15μmの2軸延伸ナ
イロンフィルムからなる厚さ6〜20μmの基体フィル
ム、該基体フィルムの裏面に設けた印刷模様層、例え
ば、厚さ3〜6μmのエチレン−メタクリル酸共重合体
の押出樹脂層、特に、厚さ5μmのエチレン−メタクリ
ル酸共重合体の押出樹脂層からなる厚さ2〜10μmの
押出樹脂層、例えば、アルミニウムの蒸着膜を有する厚
さ9〜12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルム、または、酸化珪素もしくは酸化アルミニウム
の蒸着膜を有する厚さ9〜12μmの2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルムからなる金属または金属酸
化物の蒸着膜を有する厚さ6〜15μmの樹脂フィル
ム、前述と同じ厚さ2〜10μmの押出樹脂層、およ
び、例えば、厚さ18μmの無延伸ポリプロピレンフィ
ルムからなる厚さ10〜25μmのヒ−トシ−ル性樹脂
層を、必要ならば、アンカ−コ−ト剤層等を用いて、順
次に積層して積層材を製造するものである。而して、上
記の積層材は、そのラミネ−ト強度等に優れ、層間剥離
(デラミ)等は認められず、更に、ヒ−トシ−ル性能等
にも優れ、これを使用して製袋した軟包装用袋は、機械
的、化学的、あるいは、物理的強度において所定の強度
等を有し、例えば、耐熱性、耐水性、耐光性、耐候性、
耐薬品性、耐突き刺し性、その他等の諸堅牢性に優れ、
更に、酸素、水蒸気等の透過を阻止するバリア性(遮断
性)を有し、防湿性、防水性、防気性、保香性、断熱
性、遮光性、紫外線吸収性、その他等に優れ、充填包装
した内容物等を充分に保護し、その貯蔵、保存安定性、
充填包装適性等に優れ、更に、軟包装用袋を形成する積
層材を構成する各素材について、その膜厚を薄層化し、
その容器・包装ごみの減量化を図ることができ、従来の
包装用材料としての積層材と比較して、重量、厚さ等に
おいて、約30%位の減量化を図ることができるもので
ある。
【0022】次に、本発明において、上記のような本発
明にかかる積層材を使用して製造する軟包装用袋等から
なる包装用袋について説明すると、かかる軟包装用袋等
からなる包装用袋は、上記のような本発明にかかる積層
材を使用し、そのヒ−トシ−ル性樹脂層の面を対向して
重ね合わせ、しかる後、その周辺端部をヒ−トシ−ルし
てシ−ル部を形成して、本発明にかかる軟包装用袋等か
らなる包装用袋を製造することができる。而して、その
製袋方法としては、上記のような本発明にかかる積層材
を、折り曲げるかあるいは重ね合わせて、その内層の面
を対向させ、更にその周辺端部を、例えば、側面シ−ル
型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒
貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、
ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、ガゼッ
ト型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ル
して、本発明にかかる種々の形態からなる軟包装用袋等
からなる包装用袋を製造することができる。その他、例
えば、自立性包装用袋(スタンディングパウチ)等も可
能である。上記において、ヒ−トシ−ルの方法として
は、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ
−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル
等の公知の方法で行うことができる。
【0023】次に、本発明においては、上記で製造した
本発明にかかる種々の形態からなるプラスチック製軟包
装用袋等からなる包装用袋の開口部から、例えば、菓
子、スナック食品、その他等の内容物を充填し、しかる
後、その開口部をヒ−トシ−ルして、本発明にかかる積
層材を使用して製袋した包装用袋を使用した包装製品を
製造することができるものである。
【0024】
【実施例】上記の本発明について実施例を挙げて更に具
体的に説明する。 実施例1 (1).厚さ15μmの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム(二村化学株式会社製)の片面に、ノントルエン型グ
ラビアインキECOS(ザ・インクテック株式会社製)
を用いてグラビア印刷方式にて印刷して所定の印刷模様
層を形成した。次いで、上記で形成した印刷模様層を含
む全面に、ポリエチレンイミン系アンカ−コ−ト剤を使
用し、これをグラビアロ−ルコ−ト方式にてコ−ティン
グして、膜厚0.1g/m2(乾燥状態)からなるアン
カ−コ−ト剤層を形成した。次に、上記で形成したアン
カ−コ−ト剤層を含む全面に、エチレン−メタクリル酸
共重合体樹脂(三井デュポンポリケミカル株式会社製、
商品面、AN−4228)を使用し、これを290℃位
で溶融押出し、厚さ5μmの溶融押出樹脂層を形成しな
がら、アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ12μmの2
軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム(東セロ株
式会社製、商品名、MLPETC)を、そのアルミニウ
ムの蒸着膜の面を対向させて、溶融押出ラミネ−トし
た。更に、上記で積層したアルミニウムの蒸着膜を有す
る厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムの面に、上記と同様に、ポリエチレンイミン系アンカ
−コ−ト剤を使用し、これをグラビアロ−ルコ−ト方式
にてコ−ティングして、膜厚0.1g/m2(乾燥状
態)からなるアンカ−コ−ト剤層を形成し、次いで、上
記で形成したアンカ−コ−ト剤層を含む全面に、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体樹脂(三井デュポンポリケミ
カル株式会社製、商品面、AN−4228)を使用し、
これを290℃位で溶融押出し、厚さ5μmの溶融押出
樹脂層を形成しながら、厚さ18μmの無延伸ポリプロ
ピレンフィルム(東セロ株式会社製、商品名、TAF5
13)を溶融押出ラミネ−トして、本発明にかかる積層
材を製造した。 (2).次に、上記で製造した積層材の2枚を用意し、
その無延伸ポリプロピレンフィルムの面を対向させて重
ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有
する三方シ−ル型の軟包装用袋からなる包装用袋を製造
した。次に、上記で製造した包装用袋の開口部から、ス
ナック菓子を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ
−ルして上方シ−ル部を形成して、スナック菓子包装製
品を製造した。
【0025】実施例2 (1).厚さ15μmの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム(二村化学株式会社製)の片面に、ノントルエン型グ
ラビアインキECOS(ザ・インクテック株式会社製)
を用いてグラビア印刷方式にて印刷して所定の印刷模様
層を形成した。次いで、上記で形成した印刷模様層を含
む全面に、コロナ放電処理を施してコロナ処理面を形成
した。次に、上記で形成したコロナ処理面に、エチレン
−メタクリル酸共重合体樹脂(三井デュポンポリケミカ
ル株式会社製、商品面、AN−4228)を使用し、こ
れを290℃位で溶融押出し、厚さ5μmの溶融押出樹
脂層を形成しながら、アルミニウムの蒸着膜を有する厚
さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルム(東セロ株式会社製、商品名、MLPETC)を、
そのアルミニウムの蒸着膜の面を対向させて、溶融押出
ラミネ−トした。更に、上記で積層したアルミニウムの
蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルムの面に、上記と同様に、コロナ放電処理
を施してコロナ処理面を形成し、次いで、上記で形成し
たコロナ処理面に、エチレン−メタクリル酸共重合体樹
脂(三井デュポンポリケミカル株式会社製、商品面、A
N−4228)を使用し、これを290℃位で溶融押出
し、厚さ5μmの溶融押出樹脂層を形成しながら、厚さ
18μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(東セロ株式
会社製、商品名、TAF513)を溶融押出ラミネ−ト
して、本発明にかかる積層材を製造した。 (2).次に、上記で製造した積層材の2枚を用意し、
その無延伸ポリプロピレンフィルムの面を対向させて重
ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有
する三方シ−ル型の軟包装用袋からなる包装用袋を製造
した。次に、上記で製造した包装用袋の開口部から、ス
ナック菓子を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ
−ルして上方シ−ル部を形成して、スナック菓子包装製
品を製造した。
【0026】比較例1 (1).厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム(二村化学株式会社製)の片面に、ノントルエン型グ
ラビアインキECOS(ザ・インクテック株式会社製)
を用いてグラビア印刷方式にて印刷して所定の印刷模様
層を形成した。次いで、上記で形成した印刷模様層を含
む全面に、ポリエチレンイミン系アンカ−コ−ト剤を使
用し、これをグラビアロ−ルコ−ト方式にてコ−ティン
グして、膜厚0.1g/m2(乾燥状態)からなるアン
カ−コ−ト剤層を形成した。次に、上記で形成したアン
カ−コ−ト剤層を含む全面に、低密度ポリエチレン樹脂
(三井化学株式会社製、商品面、M−11P)を使用
し、これを320℃位で溶融押出し、厚さ13μmの溶
融押出樹脂層を形成しながら、アルミニウムの蒸着膜を
有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルム(東セロ株式会社製、商品名、MLPET
C)を、そのアルミニウムの蒸着膜の面を対向させて、
溶融押出ラミネ−トした。更に、上記で積層したアルミ
ニウムの蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムの2軸延伸ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムの面に、上記と同様に、ポリエ
チレンイミン系アンカ−コ−ト剤を使用し、これをグラ
ビアロ−ルコ−ト方式にてコ−ティングして、膜厚0.
1g/m2(乾燥状態)からなるアンカ−コ−ト剤層を
形成し、次いで、上記で形成したアンカ−コ−ト剤層を
含む全面に、低密度ポリエチレン樹脂(三井化学株式会
社製、商品面、M−11P)を使用し、これを320℃
位で溶融押出し、厚さ13μmの溶融押出樹脂層を形成
しながら、厚さ18μmの無延伸ポリプロピレンフィル
ム(東セロ株式会社製、商品名、TAF513)を溶融
押出ラミネ−トして、積層材を製造した。 (2).次に、上記で製造した積層材の2枚を用意し、
その無延伸ポリプロピレンフィルムの面を対向させて重
ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有
する三方シ−ル型の軟包装用袋からなる包装用袋を製造
した。次に、上記で製造した包装用袋の開口部から、ス
ナック菓子を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ
−ルして上方シ−ル部を形成して、スナック菓子包装製
品を製造した。
【0027】比較例2 (1).厚さ30μmの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ム(二村化学株式会社製)の片面に、ノントルエン型グ
ラビアインキECOS(ザ・インクテック株式会社製)
を用いてグラビア印刷方式にて印刷して所定の印刷模様
層を形成した。次いで、上記で形成した印刷模様層を含
む全面に、ウレタン系ラミネ−ト用接着剤(武田薬品株
式会社製、商品面、A969/A5)を使用し、これを
グラビアロ−ルコ−ト方式にてコ−ティングして、膜厚
3.0g/m2(乾燥状態)からなるラミネ−ト用接着
剤層を形成した。次に、上記で形成したラミネ−ト用接
着剤層を含む面に、アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ
40μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(東セロ株式
会社製、商品名、MLCPNA)を、そのアルミニウム
の蒸着膜の面を対向させて、ドライラミネ−トして、積
層材を製造した。 (2).次に、上記で製造した積層材の2枚を用意し、
その無延伸ポリプロピレンフィルムの面を対向させて重
ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有
する三方シ−ル型の軟包装用袋からなる包装用袋を製造
した。次に、上記で製造した包装用袋の開口部から、ス
ナック菓子を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ
−ルして上方シ−ル部を形成して、スナック菓子包装製
品を製造した。
【0028】実験例 上記の実施例1〜2、および、比較例1〜2で製造した
各積層材について、ヒ−トシ−ル強度、突き刺し強度、
酸素透過度、水蒸気透過度、および、膜厚・重量を測定
した。 (1).ヒ−トシ−ル強度の測定 これは、片面加熱ヒ−トシ−ラ−を使用し、シ−ル圧
力、0.2MPa、シ−ル時間、1秒間でヒ−トシ−ル
し、しかる後、90度剥離法により、剥離速度、300
/minで測定した。 (2).突き刺し強度の測定 これは、積層材の外面側である2軸延伸ポリプロピレン
フィルムの面、および、内面側である無延伸ポリプロピ
レンフィルムの面より、0.5Rポンチを先端にセット
したロ−ドセルを用い、圧縮速度50mm/minにて
積層材の突き破りの強度を測定した。 (3).酸素透過度の測定 これは、温度23℃、湿度90%RHの条件で、米国、
モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オクスト
ラン(OXTRAN)〕にて測定した。 (4).水蒸気透過度の測定 これは、温度40℃、湿度90%RHの条件で、米国、
モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パ−マト
ラン(PERMATRAN)〕にて測定した。 (5).膜厚・重量の測定 これは、積層材を構成する各層の厚さを集計して膜厚を
測定し、また、積層材を10cm×10cm(0.01
2 )画に切り取り電子天秤にて秤量して重量を測定し
た。上記の測定結果について、下記の表1に示す。
【0029】 上記の表1において、ヒ−トシ−ル強度の単位は、〔1
50℃、N/15mm〕であり、突き刺し強度の単位
は、〔N〕であり、酸素透過度の単位は、〔cc/m2
/day・23℃・90%RH〕であり、水蒸気透過度
の単位は、〔g/m2 /day・40℃・100%R
H〕であり、膜厚の単位は、〔μm〕であり、重量の単
位は、〔g/m2〕である。
【0030】上記の表1に示す測定結果より明らかなよ
うに、本発明にかかる積層材は、ヒ−トシ−ル強度、突
き刺し強度、酸素バリア性、および、水蒸気バリア性等
に優れ、更に、薄層化し、減量化し得ることが確認さ
れ、包装用材料として、極めて有用なものであることが
判明した。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、エチレン−メタクリル酸共重合体に着目し、更に、
これを290℃位で溶融押出して厚さ5μm位の溶融押
出樹脂層を形成することができ、かつ、これを介して、
厚さ15μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルムと金属
または金属酸化物の蒸着膜を有する厚さ12μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムとを積層する
ことができることに着目し、例えば、厚さ15〜20μ
mの2軸延伸ポリプロピレンフィルム、厚さ12μmの
2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム、また
は、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムからなる
厚さ6〜20μmの基体フィルム、該基体フィルムの裏
面に設けた印刷模様層、例えば、厚さ3〜6μmのエチ
レン−メタクリル酸共重合体の押出樹脂層、特に、厚さ
5μmのエチレン−メタクリル酸共重合体の押出樹脂層
からなる厚さ2〜10μmの押出樹脂層、例えば、アル
ミニウムの蒸着膜を有する厚さ9〜12μmの2軸延伸
ポリエチレンテレフタレ−トフィルム、または、酸化珪
素もしくは酸化アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ9〜
12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムからなる金属または金属酸化物の蒸着膜を有する厚さ
6〜15μmの樹脂フィルム、前述と同じ厚さ2〜10
μmの押出樹脂層、および、例えば、厚さ18μmの無
延伸ポリプロピレンフィルムからなる厚さ10〜25μ
mのヒ−トシ−ル性樹脂層を順次に積層しして積層材を
製造し、次いで、該積層材を使用し、これを製袋して軟
包装用袋を製造し、而して、該軟包装用袋に、例えば、
菓子、スナック食品、その他等の物品を充填包装して包
装製品を製造して、上記の積層材は、そのラミネ−ト強
度等に優れ、層間剥離(デラミ)等は認められず、更
に、ヒ−トシ−ル性能等にも優れ、これを使用して製袋
した軟包装用袋は、機械的、化学的、あるいは、物理的
強度において所定の強度等を有し、例えば、耐熱性、耐
水性、耐光性、耐候性、耐薬品性、耐突き刺し性、その
他等の諸堅牢性に優れ、更に、酸素、水蒸気等の透過を
阻止するバリア性(遮断性)を有し、防湿性、防水性、
防気性、保香性、断熱性、遮光性、紫外線吸収性、その
他等に優れ、充填包装した内容物等を充分に保護し、そ
の貯蔵、保存安定性、充填包装適性等に優れ、更に、軟
包装用袋を形成する積層材を構成する各素材について、
その膜厚を薄層化し、その容器・包装ごみの減量化を図
ることができる極めて有用な包装用材料としての積層材
およびそれを使用した包装用袋を製造し得ることができ
るというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる積層材についてその一例の層構
成の概略を示す概略的断面図である。
【図2】本発明にかかる積層材についてその一例の層構
成の概略を示す概略的断面図である。
【図3】本発明にかかる積層材についてその一例の層構
成の概略を示す概略的断面図である。
【図4】図1に示す本発明にかかる積層材を使用して製
袋してなる軟包装用袋等からなる包装用袋についてその
一例を示す概略的斜視図である。
【図5】図1に示す本発明にかかる積層材を使用して製
袋した軟包装用袋等からなる包装用袋に内容物を充填包
装した包装製品についてその一例を示す概略的斜視図で
ある。
【符号の説明】
A〜A2 積層材 B 包装用袋 C 包装製品 1 基体フィルム 2 印刷模様層 3 押出樹脂層 4 金属または金属酸化物の蒸着膜 5 樹脂フィルム 6 ヒ−トシ−ル性樹脂層 7 アンカ−コ−ト剤層 8 シ−ル部 9 開口部 10 包装用袋 11 内容物 12 上方のシ−ル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA05 BA25 BA30 BA36 BA55 BB03 3E086 AD01 BA04 BA13 BA15 BA33 BB01 BB02 BB05 BB21 BB23 BB41 BB51 BB62 BB71 BB74 BB75 BB90 CA01 CA06 4F100 AA17C AA19C AA20C AB00C AB10C AK01A AK01B AK01D AK01E AK07A AK07E AK42A AK42D AK48A AK70B AT00A AT00D BA05 BA07 BA10A EH17B EH17E EH23 EH66C EJ38A EJ38D GB15 HB31A JD02 JL02 JL12E

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ6〜20μmの基体フィルム、該基
    体フィルムの裏面に設けた印刷模様層、厚さ2〜10μ
    mの押出樹脂層、金属または金属酸化物の蒸着膜を有す
    る厚さ6〜15μmの樹脂フィルム、厚さ2〜10μm
    の押出樹脂層、および、厚さ10〜25μmのヒ−トシ
    −ル性樹脂層を順次に積層したことを特徴とする積層
    材。
  2. 【請求項2】 厚さ6〜20μmの基体フィルムが、厚
    さ15〜20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム、
    厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
    ィルム、または、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィ
    ルムからなることを特徴とする上記の請求項1に記載す
    る積層材。
  3. 【請求項3】 厚さ2〜10μmの押出樹脂層が、厚さ
    3〜6μmのエチレン−メタクリル酸共重合体の押出樹
    脂層からなることを特徴とする上記の請求項1〜2に記
    載する積層材。
  4. 【請求項4】 厚さ2〜10μmの押出樹脂層が、厚さ
    5μmのエチレン−メタクリル酸共重合体の押出樹脂層
    からなることを特徴とする上記の請求項1〜3に記載す
    る積層材。
  5. 【請求項5】 金属または金属酸化物の蒸着膜を有する
    厚さ6〜15μmの樹脂フィルムが、アルミニウムの蒸
    着膜を有する厚さ9〜12μmの2軸延伸ポリエチレン
    テレフタレ−トフィルム、または、酸化珪素もしくは酸
    化アルミニウムの蒸着膜を有する厚さ9〜12μmの2
    軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなるこ
    とを特徴とする上記の請求項1〜4に記載する積層材。
  6. 【請求項6】 厚さ10〜25μmのヒ−トシ−ル性樹
    脂層が、厚さ18μmの無延伸ポリプロピレンフィルム
    からなることを特徴とする上記の請求項1〜5に記載す
    る積層材。
  7. 【請求項7】 基体フィルムの裏面に設けた印刷模様層
    と厚さ2〜10μmの押出樹脂層との間に、アンカ−コ
    −ト剤層を設けたことを特徴とする上記の請求項1〜6
    に記載する積層材。
  8. 【請求項8】 金属または金属酸化物の蒸着膜を有する
    厚さ6〜15μmの樹脂フィルムと厚さ2〜10μmの
    押出樹脂層との間に、アンカ−コ−ト剤層を設けたこと
    を特徴とする上記の請求項1〜7に記載する積層材。
  9. 【請求項9】 厚さ6〜20μmの基体フィルム、該基
    体フィルムの裏面に設けた印刷模様層、厚さ2〜10μ
    mの押出樹脂層、金属または金属酸化物の蒸着膜を有す
    る厚さ6〜15μmの樹脂フィルム、厚さ2〜10μm
    の押出樹脂層、および、厚さ10〜25μmのヒ−トシ
    −ル性樹脂層を順次に積層した構成からなる積層材を使
    用し、そのヒ−トシ−ル性樹脂層の面を対向させて重ね
    合わせ更に、その外周周辺の端部をヒ−トシ−ルしてシ
    −ル部を形成して製袋したことを特徴とする包装用袋。
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