JPH06286051A - 包装材料 - Google Patents

包装材料

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JPH06286051A
JPH06286051A JP10501293A JP10501293A JPH06286051A JP H06286051 A JPH06286051 A JP H06286051A JP 10501293 A JP10501293 A JP 10501293A JP 10501293 A JP10501293 A JP 10501293A JP H06286051 A JPH06286051 A JP H06286051A
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JP
Japan
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layer
packaging material
thermoplastic resin
barrier property
light
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Pending
Application number
JP10501293A
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English (en)
Inventor
Kenji Sakae
賢治 栄
Hideharu Maro
秀晴 麿
Keiko Yagi
敬子 八木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油脂分の多い食品などを包装するための遮光
性の包装材料を3層タイプ構成とすることによりその製
造コストを5層タイプの包装材料よりも低減させ、更に
その酸素バリヤー性及び水蒸気バリヤー性を5層タイプ
の包装材料と同等とする。 【構成】 基材1、熱可塑性樹脂押し出し層2、及びシ
ーラント層3が順次積層されてなる包装材料において、
シーラント層3の該熱可塑性樹脂押し出し層2側の表面
に遮光性金属層3bを形成し、基材1の熱可塑性樹脂押
し出し層2側の表面に酸化ケイ素層1bを形成する。熱
可塑性樹脂押し出し層2としては、低密度ポリエチレン
押し出し層が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポテトチップス等の
油脂分の多い食品などを密封包装するための包装材料に
関する。より詳しくは、優れた遮光性、酸素バリヤー性
及び水蒸気バリヤー性を示す包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ポテトチップスなどの油脂分の多い食品
は、紫外線もしくは可視光の作用により油脂分が酸素と
反応して酸化劣化してその品質が劣化し、また、吸湿す
ることによっても容易に品質の劣化が生じるという性質
を有している。
【0003】従って、このような油脂分の多い食品を密
封包装するための包装材料としては、酸素バリヤー性、
水蒸気バリヤー性及び遮光性に優れていることが要求さ
れており、このため、遮光性とガスバリヤー性とを示す
蒸着アルミニウム層を有する積層包装材料が広く使用さ
れている。このような包装材料としては、図2に示すよ
うな、20μm厚程度の延伸ポリプロピレンフィルムな
どからなる印刷基材フィルム21、遮光性並びに酸素及
び水蒸気バリヤー性を示すバリヤーフィルム22、及び
20μm厚程度のキャストポリプロピレンフィルムなど
からなるヒートシール性シーラントフィルム23とを、
溶融した低密度ポリエチレンを押し出しラミネーション
することにより形成されるポリエチレン押し出し層2
4、25を介して積層した5層タイプの包装材料が知ら
れている。ここで、このバリヤーフィルム22は、12
μm厚程度のポリエチレンテレフタレートフィルム22
aとその片面に真空蒸着法により形成された500〜6
00オングストローム厚程度の蒸着アルミニウム層22
bとから構成されている。
【0004】このような5層タイプの包装材料は、遮光
性もあり、酸素バリヤー性も水蒸気バリヤー性も十分な
ものである。また、このような包装材料は、菓子等の包
装に広く行われている縦ピロー包装に適用した場合で
も、遮光性は低下せず、酸素及び水蒸気バリヤー性もポ
テトチップスなどの包装に適したものとなっている。
【0005】しかしながら、このような5層タイプの包
装材料は、全体の層数が多く、また、押し出しラミネー
ションを2度行う必要があるために、製造コストが高く
つくとう問題があった。
【0006】このため、全体の層数を減らし且つ押し出
しラミネーションを一度だけ行うようにすることにより
製造コストを低減させるという試みとして、図3に示す
ような、20μm厚程度の延伸ポリプロピレンフィルム
などからなる印刷基材フィルンム31と、遮光性並びに
酸素及び水蒸気バリヤー性を示すバリヤーフィルム32
とを、溶融した低密度ポリエチレンで押し出しラミネー
ションすることにより形成される低密度ポリエチレン押
し出し層33を介して積層した3層タイプの包装材料が
提案されている。この場合、バリヤーフィルム32とし
ては、20μm厚程度のキャストポリプロピレンフィル
ム32aとその片面に真空蒸着法により形成された50
0〜600オングストローム厚程度の蒸着アルミニウム
層32bを形成したものが使用され、このバリヤーフィ
ルム32がヒートシールするためのシーラントフィルム
も兼ねている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バリヤ
ーフィルム32にシーラントフィルムとしての機能を付
与する目的で、従来の5層タイプのバリヤーフィルム2
2に使用されているポリエチレンテレフタレートフィル
ムに代えてキャストポリプロピレンを使用しているため
に、低密度ポリエチレンを押し出しラミネーションする
際に、蒸着アルミニウム層32bに亀裂が生じ、そのた
めに酸素及び水蒸気バリヤー性が大きく低下するという
問題があった。
【0008】この発明は以上のような従来技術の問題点
を解決しようとするものであり、油脂分の多い食品など
を包装するための遮光性の包装材料を3層構成とするこ
とによりその製造コストを5層タイプの包装材料よりも
低減させ、更にその酸素バリヤー性及び水蒸気バリヤー
性を5層タイプの包装材料と同等とすることができるよ
うにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、基材と
蒸着アルミニウム層が形成されたシーラントフィルムと
を、例えば、低密度ポリエチレンを使用して押し出しラ
ミネーションすると、押し出しラミネーション時に、真
空蒸着法により形成された蒸着アルミニウム層に亀裂が
生じ、そのために包装材料の酸素バリヤー性と水蒸気バ
リヤー性とが低下するが、この場合でも高い酸素バリヤ
ー性と水蒸気バリヤー性とを有する酸化ケイ素層を印刷
基材に予め真空蒸着しておくことにより、包装材料全体
として優れた酸素及び水蒸気バリヤー性を保持させるこ
とができることを見出し、この発明を完成させるに至っ
た。
【0010】即ち、この発明は、基材、熱可塑性樹脂押
し出し層、及びシーラント層が順次積層されてなる包装
材料において、該シーラント層が該熱可塑性樹脂押し出
し層側のその表面に遮光性金属層を有し且つ該基材が該
熱可塑性樹脂押し出し層側のその表面に酸化ケイ素層を
有することを特徴とする包装材料を提供する。
【0011】以下、この発明を図面に基づいて詳細に説
明する。なお、図において同じ番号は同じ又は同等の構
成要素を示している。
【0012】図1は、この発明の包装材料の断面図であ
り、基材1、熱可塑性樹脂押し出し層2及びシーラント
層3からなる3層タイプとなっている。ここで、基材1
は基材ベース1aとその片面に形成された酸化ケイ素層
1bとからなっており、この基材1の酸化ケイ素層1b
上に設けることができる。また、シーラント層3はヒー
トシール性樹脂層3aとその片面に形成された遮光性金
属層3bとからなっている。この場合、酸化ケイ素層1
b及び遮光性金属層3bは熱可塑性樹脂押し出し層2側
に設けられる。
【0013】このような層構成において、基材ベース1
aは、後述する酸化ケイ素層の支持材として用いられ、
包装体の外表面になるものである。基材ベース1aとし
ては、従来から包装材料に用いられているような基材ベ
ース1aを使用することができ、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン等の可撓性の
樹脂フィルム、好ましくはポリエチレンテレフタレート
フィルムを使用することができる。基材ベース1aの厚
みは、特に限定されず、使用目的に応じて適宜選択する
ことができる。
【0014】酸化ケイ素層1bは、酸素バリヤー性と水
蒸気バリヤー性を包装材料に付与するための層であり、
その組成は、一酸化ケイ素を主体とする一般式Si
(xは1又は2であり、yは0、1、2又は3であ
る)で表されるケイ素化合物の混合物である。この酸化
ケイ素層1bが存在することにより、後述する遮光性金
属層3bの酸素又は水蒸気バリヤー性に問題があったと
しても、包装材料全体としての酸素及び水蒸気バリヤー
性を所望の値に保持することができる。
【0015】このような酸化ケイ素層1bは常法により
形成することができ、例えば、真空蒸着法、イオンプレ
ーティング法、スパッタリング法、プラズマ蒸着法或い
はCVD法等により、好ましくはコストメリットの大き
い真空蒸着法により形成することができる。
【0016】酸化ケイ素層1bの厚みは、酸素バリヤー
性や水蒸気バリヤー性、更にフレキシブル性等を考慮す
ると、一般には200〜2000オングストローム、好
ましくは400〜1000オングストロームである。な
お、酸化ケイ素層の厚みが1000オングストロームを
超えると、酸化ケイ素層自体が黄色く着色する程度が大
きくなる。従って、このような着色が好ましくない場合
には、酸化ケイ素層の厚みを1000オングストローム
以下とすることが好ましい。
【0017】熱可塑性樹脂押し出し層2は、基材1と後
述するシーラント層3とを積層する接着層であり、基材
1とシーラント層3との間に溶融した熱可塑性樹脂を層
状に押し出して積層するいわゆる押し出しラミネーショ
ンにより形成されるものである。このような熱可塑性樹
脂押し出し層を構成する樹脂としては、コスト的に有利
でありしかも高速で加工可能な低密度ポリエチレン、接
着性に優れたエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
やアイオノマー、加工速度は遅いが押し出し温度を低く
でき酸化ケイ素層の亀裂が発生することを抑制できるエ
チレン−アクリル酸共重合体(EAA)やエチレン−メ
タクリル酸共重合体(EMAA)などのエチレン−アク
リル酸系樹脂を好ましく使用することができる。
【0018】熱可塑性樹脂押し出し層2の厚みは、押し
出された熱可塑性樹脂の熱で酸化ケイ素層1bの酸素バ
リヤー性と水蒸気バリヤー性とが劣化しないような厚み
とする。一般には30μm以下、好ましくは13〜30
μmの厚みとする。
【0019】なお、熱可塑性樹脂押し出し層2を形成す
る際に、予め酸化ケイ素層1bに水性アンカー剤を塗工
しておくことが、両者の密着性を向上させるために好ま
しい。このような水性アンカー剤としては、ポリエチレ
ンイミン、ポリブタジエンなどを使用することができ
る。
【0020】ヒートシール性樹脂層3aは、後述する遮
光性金属層3bの支持材であり、且つ包装材料から包装
体を製造する際にヒートシールができるようにするため
のものである。このようなヒートシール性樹脂層3aと
しては、蒸着加工適性に優れ且つヒートシール性を有す
る種々の樹脂フィルムの中から適宜選択することがで
き、例えば、キャストポリプロピレン、低密度ポリエチ
レン、非結晶又は低結晶ポリエステル等を使用すること
ができる。また、ヒートシール性樹脂層3aの厚みは、
必要に応じて適宜決定することができる。
【0021】遮光性金属層3bは、この発明の包装材料
で包装される食品などの内容物に光が当たらないように
遮光するためのものである。なお、遮光性金属層3bが
酸素及び水蒸気をバリヤーする機能を有していてもよ
い。このような遮光性金属層3bとしては、アルミニウ
ム、金、銅などの金属薄膜を使用することができるが、
コストなどの点からアルミニウムの薄膜が好ましい。こ
のような遮光性金属層3bの厚さとしては、使用する金
属の種類や、要求遮光度、コストなどの点から異なる
が、アルミニウムの場合には500〜1000オングス
トロームである。
【0022】このような遮光性金属層3bは、常法によ
り形成することができ、例えば、金属箔を接着剤により
ヒートシール性樹脂層3aに貼りつけてもよく、また真
空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング
法、プラズマ蒸着法或いはCVD法等によりヒートシー
ル性樹脂層3a上に形成することができるが、好ましく
はコストメリットの大きい真空蒸着法により形成するこ
とができる。
【0023】図1に示すこの発明の包装材料は常法によ
り製造することができる。例えば、基材ベースとその上
に真空蒸着された酸化ケイ素層とからなる印刷基材の当
該酸化ケイ素層と、ヒートシール性樹脂フィルムとその
上に真空蒸着されたアルミニウムなどの遮光性金属層と
からなるシーラントフィルムの当該遮光性金属層との間
に、溶融した熱可塑性樹脂を層状に押し出しながら基材
とシーラントフィルムとを圧着する押し出しラミネーシ
ョン法により製造することができる。
【0024】なお、図示してはいないが、この発明の包
装材料には、通常、印刷層が形成される。印刷層は、基
材の外表面に形成しても構わないが、一般的には食品包
装の場合には基材の裏面側に形成する。この発明におい
ては、印刷層を形成した基材の印刷層上に酸化ケイ素層
を形成してもよく、酸化ケイ素層を形成した基材の酸化
ケイ素層上に印刷層を形成してもよい。
【0025】このようにして得られる包装材料は、適当
な形態、例えば袋状に成形して使用することができる。
【0026】
【作用】この発明の包装材料によれば、遮光性金属層を
有するので光を遮ることが可能となる。この遮光性金属
層は酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性も有するが、こ
のバリヤー性が押し出しラミネーション等の操作により
低下しても、酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性に優れ
た酸化ケイ素層を有するので、包装材料全体としては、
優れた酸素及び水蒸気バリヤー性を保持することが可能
となる。
【0027】
【実施例】以下、この発明を実施例により具体的に説明
する。
【0028】実施例1 厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(商品名P−11、東レ株式会社製)の基材の片
面に、真空蒸着法で400オングストロームの厚さに酸
化ケイ素層を形成した。この酸化ケイ素層上に、印刷イ
ンク(LPスーパー白、東洋インキ製造株式会社製)で
26μm版深のシリンダーを用いて印刷を施した。
【0029】これとは別に厚さ20μmのキャストポリ
プロピレンフィルム(商品名RS512、出光石油化学
株式会社製)の片面に、真空蒸着法で400オングスト
ロームの厚さにアルミニウム層を形成した。
【0030】この酸化ケイ素層上のポリエチレンテレフ
タレートフィルムの印刷層とキャストポリプロピレンフ
ィルムのアルミニウム層とを対向させ、その間に溶融し
た低密度ポリエチレン(M−149、三井石油化学工業
株式会社製)を厚さ15μmで層状に押し出し(押し出
し温度310℃)、三者を圧着することにより包装材料
を製造した。この場合のラミネーションは100m/分
という高速で行った。
【0031】得られた包装材料の遮光性を分光光度計を
用いて測定したところ、紫外領域(〜400nm)の光
はほとんど遮光され、可視光領域(400〜800n
m)の光の透過率は最大でも1%であった。従って、こ
の実施例の包装材料は、十分な遮光をした。
【0032】また、この包装材料の酸素バリヤー性と水
蒸気バリヤー性とを以下に示す条件で測定した。即ち、
酸素バリヤー性に関しては酸素透過率(OTR,cc
/m・day)を、OX−TRAN10/50A(M
ODERN CONTROLS,INC製)を用いて、
大気圧下、25℃、100%RHという条件で測定し
た。また、水蒸気バリヤー性に関しては透湿度(WVT
R,g/m・day)を、大気圧下、40℃、100
%RHという条件で、透湿度試験機(PERMATRA
N−W TWIN,MODERN CONTROLS,
INC製)を用いて測定した。これらの結果を表1に示
す。また、この包装材料を使用して、常法に従って、縦
ピロー包装体を製造し、その後の酸素透過率と透湿度と
を同様に測定した。この結果も表1に示す。
【0033】
【表1】 O TR WVTR (縦ピロー包装後) (縦ピロー包装後) 実施例1 1.0 (2.0) 2.0 (4.5) 実施例2 1.0 (2.0) 2.0 (4.5) 比較例1 1.0 (2.0) 2.0 (2.5) 表1から明らかなように、この実施例の包装材料は透湿
度は実用上問題のない3g/m・day以下であり、
また、酸素透過度も実用上問題のない3cc/m・d
ay以下であり、優れた酸素バリヤー性と水蒸気バリヤ
ー性を示した。また、縦ピロー包装後においても、酸素
バリヤー性と水蒸気バリヤー性とは大きく低下しなかっ
た。
【0034】この実施例の包装材料を用いて縦ピロー包
装体を製造し、ポテトチップスを包装して室温で保存し
たところ、6か月後でも内容物の品質の劣化(湿気、油
脂の酸腐臭)は認められなかった。
【0035】実施例2 厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに代えて、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム(商品名FOK−H#25、二村三晶株式会
社製)を使用する以外は、実施例1と同様にして包装材
料を製造した。得られた包装材料は、実施例1の包装材
料と同様に優れた遮光性を示した。また、実施例1と同
様に酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性を測定した。そ
の結果を表1に併せて示す。表1から明らかなように、
この実施例の包装材料は実施例1の包装材料と同様に優
れた酸素バリヤー性と水蒸気バリヤー性とを示した。
【0036】この実施例の包装材料を用いて縦ピロー包
装体を製造し、ポテトチップスを包装して室温で保存し
たところ、6か月後でも内容物の品質の劣化(湿気、油
脂の酸腐臭)は認められなかった。
【0037】比較例1 比較のため、従来の5層構成の包装材料を以下のように
製造した。
【0038】基材として厚さ20μmの延伸ポリプロピ
レン(FOK、二村化学工業株式会社製)、バリヤーフ
ィルムとして、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(F4130A、東洋紡績株式会
社製)に真空蒸着法で500オングストロームの厚さア
ルミニウム層を形成したフィルム、及びシーラントフィ
ルムとしての厚さ20μmのキャストポリプロピレン
(FNC、二村化学工業株式会社製)を、それぞれの間
に溶融低密度ポリエチレン(M14P、三井石油化学株
式会社製)を厚さ15μmの層状に押し出し圧着して、
図2に示す5層構成の包装材料を製造した。
【0039】得られた包装材料の酸素透過率と透湿度と
を実施例1と同様に測定した。その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、酸素バリヤー性及び水蒸気バ
リヤー性についても、本発明の実施例と大差はなかっ
た。また、この比較例の包装材料の遮光性についても実
施例1及び2と同等であったが、
【0040】
【発明の効果】この発明の包装材料は、樹脂フィルが3
層の構成であるので、その製造コストを低減させること
ができ、しかも3層構成でありながら、従来の5層構成
の包装材料と同等の、優れた遮光性、優れた遮光性、酸
素バリヤー性及び水蒸気バリヤー性を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装材料の断面図である。
【図2】従来の5層タイプの包装材料の断面図である。
【図3】従来の3層タイプの包装材料の断面図である。
【符号の説明】
1 基材 1a 基材ベース 1b 酸化ケイ素層 2 熱可塑性樹脂押し出し層 3 シーラント層 3a ヒートシール性樹脂層 3b 遮光性金属層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材、熱可塑性樹脂押し出し層、及びシ
    ーラント層が順次積層されてなる包装材料において、該
    シーラント層が該熱可塑性樹脂押し出し層側のその表面
    に遮光性金属層を有し且つ該基材が該熱可塑性樹脂押し
    出し層側のその表面に酸化ケイ素層を有することを特徴
    とする包装材料。
  2. 【請求項2】 該熱可塑性樹脂押し出し層が、低密度ポ
    リエチレン押し出し層である請求項1記載の包装材料。
JP10501293A 1993-04-06 1993-04-06 包装材料 Pending JPH06286051A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120320A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 積層材およびそれを使用した包装用袋
JP2015157374A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 藤森工業株式会社 包装用積層フィルム及び液体用袋

Cited By (2)

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JP2002120320A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Dainippon Printing Co Ltd 積層材およびそれを使用した包装用袋
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