JPH0531817A - 液体容器用素材の製造方法 - Google Patents
液体容器用素材の製造方法Info
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- JPH0531817A JPH0531817A JP3191955A JP19195591A JPH0531817A JP H0531817 A JPH0531817 A JP H0531817A JP 3191955 A JP3191955 A JP 3191955A JP 19195591 A JP19195591 A JP 19195591A JP H0531817 A JPH0531817 A JP H0531817A
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Abstract
無機化合物の蒸着層を形成した基体シートを用いた液体
容器用素材の製造において、上記無機化合物の蒸着層に
クラックが生じることがない、液体容器用素材の製造方
法を提供する。 【構成】ポリエチレンの押し出しフィルムと、酸化珪素
の蒸着層を形成したポリエステルフィルムを積層する際
に、押し出したフィルムを約35℃に冷却して積層し、
次いで、このシートと紙基材とを、溶融押し出して約3
5℃に冷却したポリエチレンを間に挟んで積層し、本発
明による液体容器用素材を作成する。
Description
方法に関し、より詳しくは、紙を主体とし、金属箔を含
まずに高いガスバリヤー性を有する液体容器用素材の製
造方法に関する。
は、紙とポリエチレン樹脂との積層体からなる紙基材
と、内容物に接する側に、耐水(防水)性を付与すると
ともに素材に熱接着性を与えるためのポリエチレン樹脂
層(シーラント層)を有し、保形性のためのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを介在させたものが使用され
ており、さらに、内容物の酸化劣化等を防止するための
ガスバリヤー層として、9μm程度のアルミニウム箔を
積層したものが広く使用されている。
用いているため、使用された後の工業的な再利用が困難
であることから、焼却処理されることが一般的である
が、上述のようにガスバリヤー層としてアルミニウム箔
を用いた場合には、焼却が困難であるという問題があ
る。この理由から、欧州においては、金属箔を使用した
液体紙容器の使用が規制されている地域もある。
望されるマイクロ波加熱が不可能であるという、金属箔
を用いていることに起因する問題点があった。
なく、その代替としてエチレン−ビニルアルコール共重
合体、ポリ塩化ビニリデン等の、酸素バリヤー性に優れ
た樹脂フィルムを用いることも提案されているが、これ
ら樹脂フィルムは、アルミニウム箔に比べると著しく酸
素バリヤー性が劣るとともに、透湿度が高い。このフィ
ルムを用いて金属箔と同等の酸素バリヤー性、防湿性を
得ることは困難であり、実用可能な程度の厚さ(30μ
m以下)では、十分な酸素バリヤー性、防湿性は得られ
ない。
ヤー性を満足させる技術として、実開平1−96879
号公報が知られている。ここには、紙基材の液体容器用
素材として、金属箔の代わりに、ケイ素酸化物の薄膜層
を設けたプラスチックフィルムを主体としたマイクロ波
透過性シートを用いる技術が開示されている。この技術
によれば、金属箔を用いることなく、十分な酸素バリヤ
ー性と防湿性を得ることができる。
ルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、酸化ケイ
素の、酸素バリヤー性の比較データを示す。
み合わせて、液体容器用素材に酸化ケイ素の薄膜を層構
成として使用すれば、金属箔特有の問題を解決した、優
れた液体容器が得られる。
て、紙基材やプラスチックシートと他のプラスチックフ
ィルムを積層する手段としては、プラスチックフィルム
を予めフィルム化しておき、接着剤を介して積層する方
法(ドライラミネート法)、両者に熱を加えて積層する
方法(熱ラミネート法)、または、紙基材やプラスチッ
クシート上に、樹脂を溶融してフィルム状に押し出し、
フィルム化と同時に積層する方法(押し出しラミネート
法)が知られている。
膜層は、一般に柔軟性に乏しく、基体シートが熱により
膨張または収縮すると、無機化合物の薄膜層がその伸縮
に追従できず、クラックが生じてしまい、本来有するガ
スバリヤー性が著しく低下してしまうことが判明した。
層を有する液体容器用素材を製造する場合は、積層手段
として、無機化合物の薄膜層を形成した基体シートに熱
がかかる方法は採用できないという問題があった。
法を採用しなければならないことになるが、ドライラミ
ネート法のみによる積層は、接着剤を多量に使用するた
めコスト的に不利であるばかりでなく、積層するフィル
ムとしてインフレーション法により製造されたものを使
用することになるので、フィルム表面が平滑であり、製
造工程中の巻取り操作の際にブロッキングして作業性に
劣り、また、でき上がった製品(液体容器用ブランクシ
ート)の表面も平滑となるため、ブランクシート同士が
ブロッキングしてしまい、箱状に組み立てる作業への自
動供給が安定して行われない等の欠点がある。
薄膜層を有する液体容器用素材を製造するに際して、無
機化合物のクラックを発生させず、しかも、上記ドライ
ラミネート法による場合の問題を克服して、優れたガス
バリヤー性を有する液体容器用素材を提供することを目
的とする。
の熱接着性樹脂の押し出しフィルムと、無機化合物の薄
膜層が形成された基体シートと、紙基材とからなる、液
体容器用素材を製造するに際し、前記押し出しフィルム
を押し出す工程と、該押し出した樹脂を、無機化合物の
薄膜層が割れない温度で、かつ、熱接着性を失わない温
度まで冷却する工程と、該冷却された押し出し樹脂を前
記無機化合物の薄膜層が形成された基体シート上に積層
する工程により、第1の熱接着性樹脂/無機化合物被覆
基体シートの構成のシートを作成し、次いで、該シート
と紙基材とを積層することを特徴とする、液体容器用素
材の製造方法である。
ルムと、無機化合物の薄膜層が形成された基体シート
と、紙基材とからなる、液体容器用素材を製造するに際
し、前記押し出しフィルムを押し出す工程と、該押し出
した樹脂を、無機化合物の薄膜層が割れない温度で、か
つ、熱接着性を失わない温度まで冷却する工程と、該冷
却された押し出し樹脂を前記無機化合物の薄膜層が形成
された基体シート上に積層する工程と、さらに、溶融押
し出した第2の熱接着性樹脂を、無機化合物の薄膜層が
割れない温度で、かつ、熱接着性を失わない温度まで冷
却し、前記押し出しフィルムが積層される側と反対側の
基体シート上に積層する工程とにより、第1の熱接着性
樹脂/無機化合物被覆基体シート/第2の熱接着性樹脂
の構成のシートを作成し、次いで、該シートと紙基材と
を積層することを特徴とする、液体容器用素材の製造方
法である。
ィルムと、無機化合物の薄膜層が形成された基体シート
と、紙基材とからなる、液体容器用素材を製造するに際
し、前記押し出しフィルムを押し出す工程と、該押し出
した樹脂を、無機化合物の薄膜層が割れない温度で、か
つ、熱接着性を失わない温度まで冷却する工程と、該冷
却された押し出し樹脂を前記無機化合物の薄膜層が形成
された基体シート上に積層する工程と、さらに、溶融押
し出した第2の熱接着性樹脂を、無機化合物の薄膜層が
割れない温度で、かつ、熱接着性を失わない温度まで冷
却し、前記押し出しフィルムが積層される側と反対側の
基体シート上に積層する工程とにより、第1の熱接着性
樹脂/無機化合物被覆基体シート/第2の熱接着性樹脂
の構成のシートを作成し、次いで、前記シートの第2の
熱接着性樹脂と紙基材との間に、溶融した第3の熱接着
性樹脂を挟み、両者を積層することを特徴とする、液体
容器用素材の製造方法である。
薄膜層が形成された基体シートが、熱接着性を示す限度
内で冷却した第1の熱接着性樹脂と積層され、無機化合
物の薄膜層への熱の影響が防がれ、薄膜層にクラックが
発生することが防がれている。
明により第1の熱接着性樹脂が積層された基体シートの
反対側に、熱接着性を示す限度内で冷却した第2の熱接
着性樹脂が積層されることとなり、上記同様、無機化合
物の薄膜層への熱の影響が防がれ、薄膜層にクラックが
発生することが防がれている。そして、この第2の熱接
着性樹脂は、積層後さらに冷却され、断熱層となり、紙
基材との貼り合わせにおける熱がかかる積層方法の利用
を可能とする。
明により第2の熱接着性樹脂が積層されたシートの第2
の熱接着性樹脂と紙基材とを、溶融押し出し樹脂を介在
させて、両者を直接積層することにより、ドライラミネ
ート法のみによる製造における問題がなく、液体容器用
素材を製造することができる。
出し製膜するので、その表面の平滑性は押し出し時のニ
ップロールの表面状態に依存し、適切な滑り性を有する
よう、マット加工を施すことができる。
る。
図、図2ないし図4は本発明の液体容器用素材の製造方
法に係る各工程を示す説明図、図5、図6はそれぞれ本
発明に係る液体容器を製造するためのブランクシートの
一例を示す平面図である。
すように、少なくとも紙基材1、無機化合物の薄膜層2
2が形成された基体シート2、第1の熱接着性樹脂3の
押し出しフィルムを含む積層体である。
材に用いられている、坪量200〜500g/m2 程度
の、晒クラフト紙等の紙11に、容器形状とするために
必要なシール性を付与するための、ポリオレフィン樹脂
からなるシール層12とからなるものが使用できる。シ
ール層12は、厚さ17〜25μm程度のポリオレフィ
ン樹脂を適宜方法で紙11上に積層することができる。
ート、延伸ナイロン、延伸エチレン−ビニルアルコール
共重合体等の、耐熱性のあるフィルムからなるベースフ
ィルム21上に、ケイ素酸化物、マグネシウム酸化物等
の、ガスバリヤー性に優れた無機化合物の薄膜層22
を、真空蒸着、プラズマ蒸着、スパッタリング、イオン
プレーティング等の方法により形成したものである。特
に、ケイ素酸化物の真空蒸着法による薄膜は、製造が容
易で、コスト的にも有利である。
の薄膜層22を形成する工程や、その後の加工工程にお
ける取扱い適性等を考慮して、6〜20μm程度の厚さ
のものを使用することが好ましい。
ては、無機化合物としてケイ素酸化物を用いた場合は、
少なくとも500Å、好ましくは600Å以上とする。
合、十分なガスバリヤー性が得られないおそれがある。
また、2000Åよりも厚くすることは、後工程での薄
膜層の割れの発生が著しく、実用に耐えない。
リエチレン等の熱接着性を有する樹脂が使用できる。
した後、適切な温度に冷却して、前記無機化合物の薄膜
層22が形成された基体シート2上に、押し出しフィル
ムの熱接着性を利用して積層、一体化するものである。
イ61から第1の熱接着性樹脂3を押し出し、これをチ
ルロール71などの冷却手段により、無機化合物の薄膜
層22が割れない温度で、かつ、熱接着性を失わない温
度まで冷却し、次いで、前記基体シート2上に重ね、圧
着して積層するのである。ここで、必要に応じ、第1の
熱接着性樹脂3の押し出しフィルム表面には、基体シー
ト2との接着性を高めるための処理、例えばコロナ放電
処理を施すことができる。コロナ放電処理は、周知のコ
ロナ放電処理装置8を使用し、従来同様の処理で構わな
い。さらに必要であれば、基体シート2の積層面に、接
着アンカーコート層(図示せず)を形成してもよい。
度は、その上限についてはベースフィルム21の材質、
厚さ、無機化合物の種類や薄膜層22の厚さにより異な
り、また、その下限についてはさらに第1の熱接着性樹
脂3の材質により左右されるが、20〜50℃の範囲に
することが好ましい。
薄膜層22にクラックが発生するおそれが高く、他方、
15℃よりも温度が低いと、第1の熱接着性樹脂3と基
体シート2との接着強度が不十分となり、簡単に剥離し
てしまい、包装材料として使用できない。
ィルムの積層位置は、基体シート2の、薄膜層22側、
ベースフィルム21側のいずれの側であっても構わな
い。
ミネート法のような熱がかからない方法により積層する
ことができる。
ト2の前記第1の熱接着性樹脂3の押し出しフィルムが
積層された側と反対側に、溶融押し出した第2の熱接着
性樹脂4を、無機化合物の薄膜層22が割れない温度
で、かつ、熱接着性を失わない温度まで冷却し、非吸着
性樹脂/第1の熱接着性樹脂/無機化合物被覆基体シー
ト/第2の熱接着性樹脂の構成のシートを作成すること
を特徴とする。
共押し出しフィルム3からなるシートと紙基材1とをド
ライラミネート法により積層することは、前述のように
滑り性、コスト等の問題が、なお存在する。従って、基
体シート2に第2の熱接着性樹脂4を、所定温度に冷却
して直接積層することが望ましいのである。
した第1の熱接着性樹脂3の押し出しフィルムの積層同
様に、押し出しダイ62から第2の熱接着性樹脂4を溶
融押し出しし、これをチルロール72などの冷却手段に
より、無機化合物の薄膜層22が割れない温度で、か
つ、熱接着性を失わない温度まで冷却し、次いで、前記
基体シート2の第1の熱接着性樹脂3の押し出しフィル
ムが積層された側と反対側に重ね、圧着して積層するの
である(図3参照)。また、必要に応じ、コロナ放電処
理や接着アンカーコート層を適用できることは、前述同
様である。
第1の熱接着性樹脂3同様の樹脂を使用することができ
る。
されたシートは、この第2の熱接着性樹脂4が断熱層と
して働き、もはや基体シート2には極端な熱がかかるこ
とはない。従って、上述したシートと紙基材1の接着に
は、熱を利用する公知の積層手段が適用可能となる。
層としての働きをするためには、第2の熱接着性樹脂4
の厚さは、15μm以上の厚さとすることが好ましい。
接着性樹脂3の押し出しフィルム、第2の熱接着性樹脂
4の積層順序は、特に限定されない。
たシートと紙基材1との積層は、上述のように熱を利用
するものであってよく、第1の熱接着性樹脂3/無機化
合物被覆基体シート2/第2の熱接着性樹脂4の構成の
シートと、紙基材1との間に、溶融押し出しした第3の
熱接着性樹脂5を挟み、両者を圧着して積層することが
できる(図4参照)。
樹脂4と紙基材1の双方に接着性があるものであれば特
に制限はなく、第2の接着性樹脂4と同じ樹脂を使用す
ることが、接着性を高めることができるので好ましい。
この第3の熱接着性樹脂5の厚さは、10μmあれば十
分である。
接する側に、ポリエチレン等の熱接着性樹脂を設けてお
き、第2の熱接着性樹脂4と熱接着性樹脂とを加熱して
積層する、いわゆる熱ラミネーション法も考えられる
が、基体シート2側から熱をかけることができない(基
体シート2に熱が多くかかり、薄膜層にクラックが生じ
る)ため、紙11側から熱をかけることとなるが、紙1
1の断熱性が高いため、熱効率が極端に悪く、この方法
は採用し難い。
器用素材は、例えば図5、図6に示すような形状のブラ
ンクス9に打ち抜かれ、屋根型頂部を有する方形の容
器、あるいは、ブロック状の容器に組み立てることがで
きる。また、得られた素材を筒状に形成し、上下開口部
に適当な蓋材を取り付けることによって、円筒状の容器
に形成することも可能である。
充填することができるが、本発明による液体容器は、特
に内容物の香気を大切にする必要のある、ジュース、日
本酒、洋酒、茶、コーヒー、その他清涼飲料、または浴
用剤等の内容物を充填するに用いた場合、その効果が著
しい。
士製紙(株)製、商品名SIE)の片面に、厚さ20μ
mのポリエチレンフィルムを積層し、紙基材を準備し
た。
リエチレンテレフタレートフィルム(帝人(株)製、商
品名NS)の片面に、無機化合物の薄膜層として、酸化
ケイ素を1500Åの厚さに設け、基体シートを準備し
た。
ポリエチレン樹脂(三井石油化学工業(株)製、商品名
M401PC)を、押し出しダイから30μmの厚さに
押し出し、約5℃に冷却したチルロールにて冷却し、コ
ロナ放電処理(処理度:濡れ指数43dyne/cm以
上(JIS K6768に準拠))を施した後、重ね、
圧着して積層した。この際、押し出したポリエチレン樹
脂の温度は、積層直前で約35℃であった。
業(株)製、商品名M401PC)を、押し出しダイか
ら押し出し、この共押し出しした樹脂(樹脂温:約28
0℃)を、約5℃に冷却したチルロールにて冷却し、コ
ロナ放電処理(処理度:濡れ指数43dyne/cm以
上(JIS K6768に準拠))を施した後、前記基
体シートのポリエチレンテレフタレート面に重ね、圧着
して積層し、第1のポリエチレン/ポリエチレンテレフ
タレート/酸化ケイ素薄膜層/第2のポリエチレンの構
成のシートを作成した。
と、紙基材の紙を向かい合わせ、その間に、厚さ20μ
mのポリエチレン樹脂を押し出しダイから押し出し、両
者を圧着、冷却して、積層し、本発明の液体容器用素材
を得た。
湿度を測定したところ、酸素透過度が1〜3cc/m2
・24hr・atm、透湿度が0.5〜3g/m2 ・2
4hr・atm(40℃、90%RH)であり、十分な
ガスバリヤー性を有していた。
わない外は上述同様にしたものを作成し、ガスバリヤー
性の評価を行ったところ、酸素透過度が10cc/m2
・24hr・atm、透湿度が10g/m2 ・24hr
・atm(40℃、90%RH)であり、十分なガスバ
リヤー性が得られなかった。このものを分解して無機化
合物の薄膜層の状態を顕微鏡で観察したところ、薄膜層
には無数の微細なクラックが生じていた。
知のアルミニウム箔をガスバリヤー層として用いた液体
容器用素材を、それぞれ焼却したところ、本発明のもの
は完全に燃焼し、有毒ガスを発生しないものであった
が、アルミニウム箔を用いた従来のものは、アルミニウ
ム箔が燃焼せずに残るものであり、本発明のものが有利
なことが明らかとなった。
機化合物の薄膜層にクラックを生じさせることなく、ガ
スバリヤー性に優れ、金属箔を用いた場合の問題を解消
した、優れた液体容器用素材を提供することができる。
1の熱接着性樹脂の押し出しフィルムの積層工程を示す
説明図である。
2の熱接着性樹脂の積層工程を示す説明図である。
第3の熱接着性樹脂を用いた、積層シートと紙基材の積
層工程を示す説明図である。
クシートの一例を示す平面図である。
クシートの他の一例を示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】第1の熱接着性樹脂の押し出しフィルム
と、無機化合物の薄膜層が形成された基体シートと、紙
基材とからなる、液体容器用素材を製造するに際し、前
記押し出しフィルムを押し出す工程と、該押し出した樹
脂を、無機化合物の薄膜層が割れない温度で、かつ、熱
接着性を失わない温度まで冷却する工程と、該冷却され
た押し出し樹脂を前記無機化合物の薄膜層が形成された
基体シート上に積層する工程により、第1の熱接着性樹
脂/無機化合物被覆基体シートの構成のシートを作成
し、次いで、該シートと紙基材とを積層することを特徴
とする、液体容器用素材の製造方法。 - 【請求項2】第1の熱接着性樹脂の押し出しフィルム
と、無機化合物の薄膜層が形成された基体シートと、紙
基材とからなる、液体容器用素材を製造するに際し、前
記押し出しフィルムを押し出す工程と、該押し出した樹
脂を、無機化合物の薄膜層が割れない温度で、かつ、熱
接着性を失わない温度まで冷却する工程と、該冷却され
た押し出し樹脂を前記無機化合物の薄膜層が形成された
基体シート上に積層する工程と、さらに、溶融押し出し
た第2の熱接着性樹脂を、無機化合物の薄膜層が割れな
い温度で、かつ、熱接着性を失わない温度まで冷却し、
前記押し出しフィルムが積層される側と反対側の基体シ
ート上に積層する工程とにより、第1の熱接着性樹脂/
無機化合物被覆基体シート/第2の熱接着性樹脂の構成
のシートを作成し、次いで、該シートと紙基材とを積層
することを特徴とする、液体容器用素材の製造方法。 - 【請求項3】第1の熱接着性樹脂の押し出しフィルム
と、無機化合物の薄膜層が形成された基体シートと、紙
基材とからなる、液体容器用素材を製造するに際し、前
記押し出しフィルムを押し出す工程と、該押し出した樹
脂を、無機化合物の薄膜層が割れない温度で、かつ、熱
接着性を失わない温度まで冷却する工程と、該冷却され
た押し出し樹脂を前記無機化合物の薄膜層が形成された
基体シート上に積層する工程と、さらに、溶融押し出し
た第2の熱接着性樹脂を、無機化合物の薄膜層が割れな
い温度で、かつ、熱接着性を失わない温度まで冷却し、
前記押し出しフィルムが積層される側と反対側の基体シ
ート上に積層する工程とにより、第1の熱接着性樹脂/
無機化合物被覆基体シート/第2の熱接着性樹脂の構成
のシートを作成し、次いで、前記シートの第2の熱接着
性樹脂と紙基材との間に、溶融した第3の熱接着性樹脂
を挟み、両者を積層することを特徴とする、液体容器用
素材の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191955A JP2624038B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 液体容器用素材の製造方法 |
US07/888,786 US5296070A (en) | 1991-05-31 | 1992-05-27 | Process for producing liquid-container material |
CA002069842A CA2069842C (en) | 1991-05-31 | 1992-05-28 | Process for producing liquid-container material |
EP92109074A EP0516137B1 (en) | 1991-05-31 | 1992-05-29 | Process for producing liquid container material |
DE69218044T DE69218044T2 (de) | 1991-05-31 | 1992-05-29 | Verfahren für die Herstellung von Material für Flüssigkeitsbehälter |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3191955A JP2624038B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 液体容器用素材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0531817A true JPH0531817A (ja) | 1993-02-09 |
JP2624038B2 JP2624038B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=16283233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3191955A Expired - Lifetime JP2624038B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-07-31 | 液体容器用素材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2624038B2 (ja) |
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