JPH06155682A - 包装体 - Google Patents

包装体

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JPH06155682A
JPH06155682A JP31526892A JP31526892A JPH06155682A JP H06155682 A JPH06155682 A JP H06155682A JP 31526892 A JP31526892 A JP 31526892A JP 31526892 A JP31526892 A JP 31526892A JP H06155682 A JPH06155682 A JP H06155682A
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film
layer
sealant
bope
outer layer
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JP31526892A
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Masami Kumagai
正己 熊谷
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KUMAGAYA KK
Original Assignee
KUMAGAYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐ピンホール性を有する優れた強靭性と防湿
性を備え、外部環境に影響されず、安定したガスバリア
ー性能を発揮できる包装体を提供する。 【構成】 外層11として、架橋度が厚さ方向で内側に低
下するポリエチレン系架橋延伸フィルム(BOPE)を
用いる、また、中間層12として、二軸延伸ポリエステル
系フィルムに金属、金属酸化物、あるいは酸化珪素化合
物などを真空蒸着した積層フィルム(蒸着PET)を用
いる。さらに、内層13として、ポリオレフィン系シーラ
ント層を用い、各フィルム層を積層する。 【効果】 外層11のBOPEフィルムにより、優れた強
靭性と防湿性が備わる。また、蒸着PETにより、安定
したガスバリアー性能を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層構造をなす各種包
装体に係わり、特に、米などの穀類や、レトルト食品、
切餅などの食品類の包装並びに輸送に好適な包装体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば真空脱気包装においては、
二軸延伸ナイロンと低密度ポリエチレンフィルムとをラ
ミネートしたものが一般に使用されている。特に、米な
どは、品質の安定を図り、また、カビ類やこくぞう虫の
発生を防止するなどの目的で、真空脱気が不可欠とされ
ている。そこで、かかるラミネートフィルムからなる包
装体中に、米などの穀類を充填し、酸化防止、品質保
持、殺菌などの目的で、真空脱気を行い、当該真空脱気
後に流通過程に載せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
積層構成の包装体では、袋のヒートシール時や商品の積
み降ろし時、あるいはトラックなどでの輸送時におい
て、米などの穀類の過度部が包装袋の内面に当たり、ピ
ンホールが数多く発生するといった事態を招く。したが
って、現状では、フィルムの強度を上げたり、耐ピンホ
ール性を持たせるために、ナイロンフィルムやポリエチ
レンフィルムの厚みを厚くするなどして対応を図ってい
るが、こうした方法では材料コストが増大したり、厚み
を厚くすることで包装作業時における作業適性が悪化す
るなどの問題に加え、ピンホール発生の抑制効果が不十
分であり、強靭性および防湿性に劣るなどの欠点を有す
る。また、包装体内の気密性を保持するためにガスバリ
ヤー性包材を用いても、このガスバリヤー性包材自体が
温度・湿度の影響を受けやすく、外部環境によりその性
能が発揮しづらいといった問題点を生じていた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、ピンホールの発生を抑えることのできる
優れた強靭性および防湿性を有し、かつ、外部環境に影
響されることなく、安定したガスバリアー性能を発揮で
きる包装体を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成しようとするもので、請求項1の発明は、架橋度がそ
のフィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチ
レン系架橋延伸フィルムからなる外層と、二軸延伸ポリ
エステル系フィルム上に金属および金属酸化物若しくは
酸化珪素化合物などを真空蒸着してなる積層フィルム、
ポリ塩化ビニリデン系フィルム、ポリビニルアルコール
系フィルムのいずれかを選択的に用いて構成される中間
層と、ポリオレフィン系シーラント層からなる内層とを
積層してなるものである。
【0006】また、請求項2の発明は、架橋度がそのフ
ィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン
系架橋延伸フィルムからなる外層と、二軸延伸ポリアミ
ド系フィルム、無延伸ポリアミド系フィルム、二軸延伸
ポリエステル系フィルムのいずれかを選択的に用いて構
成される中間層と、前記外層あるいは前記中間層の上下
いずれかの面に形成されたポリ塩化ビニリデン共重合樹
脂のコーティング層と、ポリオレフィン系シーラント層
からなる内層とを積層してなるものである。
【0007】また、請求項3の発明は、架橋度がそのフ
ィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン
系架橋延伸フィルムからなる外層と、前記外層の下面に
形成されるポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティン
グ層と、ポリオレフィン系シーラント層からなる内層と
を積層してなるものである。
【0008】また、請求項4の発明は、架橋度がそのフ
ィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン
系架橋延伸フィルムからなる外層と、ポリオレフィン系
シーラント層からなる内層と、前記外層と内層間に介在
するアルミニウム層とを積層してなるものである。
【0009】また、請求項5の発明は、架橋度がそのフ
ィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン
系架橋延伸フィルムからなる外層と、二軸延伸ポリアミ
ド系フィルムからなる中間層と、ポリオレフィン系シー
ラント層からなる内層と、前記外層の上面に設けられ二
軸延伸ポリエステル系フィルムに金属および金属酸化物
若しくは酸化珪素化合物などを真空蒸着してなる積層フ
ィルム層とを積層してなるものである。
【0010】また、請求項6の発明は、架橋度がそのフ
ィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン
系架橋延伸フィルムからなる外層と、ポリオレフィンを
原料とした共押出多層フィルムにより構成され、かつこ
の共押出時にバリヤー性樹脂を用いることで得られるシ
ーラント層からなる内層とを積層してなるものである。
【0011】
【作用】請求項1の構成により、架橋度がそのフィルム
の厚さ方向において内側に低下したポリエチレン系架橋
延伸フィルムを使用することで、包装体自体に耐ピンホ
ール特性、強靭性および防湿性が付加される。また、中
間層にガスバリヤー性包材を用いることで、安定したガ
スバリヤー性が外部環境に左右されることなく発揮され
る。
【0012】請求項2および請求項3の構成により、架
橋度がそのフィルムの厚さ方向において内側に低下した
ポリエチレン系架橋延伸フィルムを使用することで、包
装体自体に耐ピンホール特性、強靭性および防湿性が付
加される。また、ガスバリヤー性包材であるコーティン
グ層により、安定したガスバリヤー性が外部環境に左右
されることなく発揮される。
【0013】請求項4の構成により、架橋度がそのフィ
ルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン系
架橋延伸フィルムを使用することで、包装体自体に耐ピ
ンホール特性、強靭性および防湿性が付加される。ま
た、ガスバリヤー性包材であるアルミニウム層により、
安定したガスバリヤー性が外部環境に左右されることな
く発揮される。
【0014】請求項5の構成により、架橋度がそのフィ
ルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン系
架橋延伸フィルムを使用することで、包装体自体に耐ピ
ンホール特性、強靭性および防湿性が付加される。ま
た、ガスバリヤー性包材である積層フィルム層により、
安定したガスバリヤー性が外部環境に左右されることな
く発揮される。
【0015】請求項6の構成により、架橋度がそのフィ
ルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン系
架橋延伸フィルムを使用することで、包装体自体に耐ピ
ンホール特性、強靭性および防湿性が付加される。ま
た、ガスバリヤー性包材であるシーラント層により、安
定したガスバリヤー性が外部環境に左右されることなく
発揮される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の各実施例につき、図1乃至図
6を適宜参照して説明する。先ず、各実施例中において
使用される各種包装材料の名称と、その詳細に付いて個
々に説明する。
【0017】(1)『BOPE』 この素材は、ポリエチレン系架橋延伸フィルムと称され
るものであり、例えば、各種密度のポリエチレンを用い
て溶融押出し成形したシート状またはチューブ状原反
を、その厚さ方向において架橋度が内側に低下するよう
に、両側から電子照射などによる方法で架橋処理し、次
いで、ポリエチレンの融点以下の温度で二軸方向に延伸
することにより得られる。
【0018】上記BOPEは、例えば、密度が0.93
5kg/cm3以上、メルトインデックス(JIS K
6760に準拠して測定、温度190℃、荷重2.16
kgで測定、以下、MIという。)が0.5〜20g/
分のポリエチレンからなる、架橋度(ゲル分率で表わさ
れる。)が厚さ方向において内側に低下した、架橋層/
未架橋層/架橋層を構成したものが好ましい。そして、
架橋層がゲル分率で20〜70wt%、未架橋層がゲル
分率で0wt%で、各層の構成比が未架橋層:両架橋層
=1:0.1〜10のものが好ましい。上記ゲル分率
は、沸騰p−キシレン抽出による不溶部分の割合で示さ
れる。
【0019】なお、前記ポリエチレンには、分子量分布
がハイロードメルトインデックス(JIS K676
0、温度190℃、荷重21.6kgで測定、以下、H
LMIという。)/MIが40〜200であるもの、あ
るいは、高密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレンなど他のポリエチレン系樹脂と
の混合物、さらには、高密度ポリエチレンに水添系石油
樹脂を添加したものなどを用いてもよい。BOPEフィ
ルムの厚さは通常10〜50μであることが好ましく、
また、その製造方法については一部前述したが、特開昭
59−174321号公報、特開昭59−174322
号公報、特開昭61−74819号公報などに示された
製造方法を適用することも可能であり、さらに、それら
の中に記載された延伸倍率などを適宜適用することがで
きる。
【0020】(2)『シーラント』 低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)、未延伸ポリプロピレン(CP
P)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチ
レン−アクリル酸エチル(EEA)、アイオノマー、ポ
リプロピレン(無延伸フィルム)などのポリオレフィン
系シーラント、およびそれらをシーラントとして使用し
た積層構造のヒートシール性を有する樹脂フィルムであ
る。そして、各種用途に応じて、前述の原料を各層毎に
適宜選定することにより、例えば、表面層にヒートシー
ル性を付与し、他層に印刷性、耐熱性やラミネート適性
を付与するようにして、各層の機能が相乗効果を発揮す
る機能性フィルムを得ることが可能となる。こうしたシ
ーラント層は、透明性、腰良好性を有するものや、超低
温ヒートシールタイプなどの他に、静防性および防曇性
を付与したものや、引裂良好な特殊ラミ用のものなど、
単層フィルムでは満足し得ない高度の包装に使用され
る。
【0021】(3)『K−』『−K』 これは、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)共重合樹脂の
コーティング層を意味するものであり、前記BOPEの
下面や、後述する各種フィルム層の上面若しくは下面に
塗布形成されるものである。このコーティング層は、ガ
スおよび水蒸気の遮断性、および耐薬品性、二次加工適
性、加工時の溶剤離脱性に優れた特性を有するガスバリ
ヤー性包材の一種である。
【0022】(4)『蒸着』 金属および金属酸化物(例えば、AlOx)、若しくは
酸化珪素化合物(例えば、SiOx)などを、例えば真
空蒸着により、後述する二軸延伸ポリエステル系フィル
ムなどのフィルム層上にコーティングしたものであり、
これによってガスバリヤー性包材としての積層フィルム
が形成される。
【0023】(5)ONy ポリアミド系フィルムを二軸延伸加工して得られる二軸
延伸ポリアミド系フィルムであり、当該フィルムを構成
するポリアミドの例としては、ナイロン6、ナイロン1
2、ナイロン66などが挙げられ、ナイロン共重合体で
あってもよい。また、フィルムの厚さは、10〜50μ
であることが好ましい。
【0024】(6)CNy ポリアミド系フィルムに延伸加工を施さずに得られる無
延伸ポリアミド系フィルムであり、当該フィルムを構成
するポリアミドの例としては、ナイロン6、ナイロン1
2、ナイロン66などが挙げられ、ナイロン共重合体で
あってもよい。また、フィルムの厚さは、20〜100
μであることが好ましい。
【0025】(7)PET ポリエステル系フィルムを二軸延伸加工して得られる二
軸延伸ポリエステル系フィルムであり、当該フィルムを
構成する飽和ポリエステルの例としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが挙
げられ、これらの共重合体であってもよい。また、フィ
ルムの厚さは、10〜50μであることが好ましい。
【0026】(8)PVDC ガスバリヤー包材の一種であるポリ塩化ビニリデン系フ
ィルムであり、例として、ラジカル重合が可能な塩化ビ
ニルや、アクリル酸エステルなどの共重合体が挙げられ
る。フィルムの厚さは、10〜50μであることが好ま
しい。
【0027】(9)EVOH ガスバリヤー包材の一種であるポリビニルアルコール系
フィルムであり、例として、ポリビニルアルコール(P
VA)や、エチレン・ビニルアルコール共重合体(EV
OH)が挙げられる。フィルムの厚さは、10〜50μ
であることが好ましい。
【0028】(10)Al アルミニウム層としてフィルム層間に介在されるアルミ
ニウム箔である。
【0029】(11)シーラント(共押しバリヤー性フ
ィルム) 前記(2)のシーラント形成時において、幾つかの原料
を多層に渡って共押出しする際に、バリヤー性樹脂を用
いることで得られるシーラント層である。
【0030】次に、本考案の第1実施例を図1および図
2に示す。図1において、1は被包装物Aとして精米が
適用された包装体であり、この被包装物Aを含気包装す
るための図示しない複数の開孔を有する通常米袋が包装
袋2として用いられている。なお、3は包装袋2の両端
に形成された封止部である。
【0031】この包装袋2は、図2にその断面構成図が
示されているように、架橋度がそのフィルムの厚さ方向
において内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィル
ム(BOPE)からなる外層11と、二軸延伸ポリエステ
ル系フィルム上に金属および金属酸化物若しくは酸化珪
素化合物などを真空蒸着してなる積層フィルム(蒸着P
ET)からなる中間層12と、ポリオレフィン系シーラン
ト層(シーラント)からなる内層13とを積層したもので
あり、『BOPE/蒸着PET/シーラント』なる積層
構造を有する。
【0032】本発明の各実施例に共通して用いられるB
OPEフィルムは、従来の透明性が悪くディイスプレイ
効果に劣るポリエチレンに比べて透明性に優れる。ま
た、この透明性を改善するために提唱された、その厚さ
方向に均一な架橋を行ったポリエチレン架橋フィルム
は、その透明性が改良されても防湿性が劣るのに対し、
本発明に使用されるBOPEフィルムは透明性のみなら
ず防湿性も改良される。さらに、包装袋2としてのディ
スプレイ効果がよく、また、防湿性に優れるため、被包
装物Aとして、穀類や畜肉類を適用した場合の保存性が
よい。しかも、本発明のBOPEフィルムは、その特殊
な架橋構成などに起因して耐ピンホール性および強靭性
に優れ、特に、包装袋2を真空脱気用途に使用した場合
には、ピンホールの発生が少なくなり、包装作業性およ
び耐輸送適性に優れたものとなる。また、製袋時のカー
ルが少なく、開封時における直線カット性も良好であ
る。すなわち、本実施例に適用される通常米用の包装袋
2においては、従来からの積層構成の最外層に外層11と
してBOPEを用いることで、易カット性を与え、さら
に、BOPE本来の特性によって強靭性と高透明性を付
加することが可能となる。
【0033】また、一般にガスバリヤー性包材は、温度
・湿度の影響を受けやすく、外部環境によりその性能が
発揮しづらいという問題を有するが、本実施例における
積層構成を有する包装袋2では、中間層12としてガスバ
リヤー性包材をコーテイングして得られた蒸着PETを
用いているために、外気の影響も低減され、安定したガ
スバリヤー特性を発揮することが可能となる。
【0034】次に、本発明の第2実施例を図1および図
2を参照して説明する。本実施例は、包装袋2として加
工米向け袋を適用したものであり、包装袋2には含気包
装するための複数の開孔が形成され、かつ、精米後、洗
米した加工米が被包装物Aとして包装される。この包装
袋2は、BOPEからなる外層11と、蒸着PETならな
る中間層12と、シーラントからなる内層13とにより、
『BOPE/蒸着PET/シーラント』なる積層構造を
有し、前記第1実施例と同様の効果を奏する。
【0035】また、第2実施例と同様に、被包装物Aと
して精米後、洗米した加工米が包装される各例を、以下
の本発明における第3乃至第10実施例で説明する。な
お、これらの各実施例では、被包装物Aたる加工米がい
ずれも脱酸素包装・ガス置換包装されるものであり、包
装袋2には前記第1および第2実施例のような開孔は形
成されていない。
【0036】第3実施例における包装袋2は、図3に示
すように、外層11としてBOPE、中間層12として二軸
延伸ポリアミド系フィルム(ONy)、内層13としてシ
ーラントを用い、かつ、前記中間層12の上面にポリ塩化
ビニリデン共重合樹脂のコーティング層21を形成して積
層したものである。すなわち、その積層構造は、『BO
PE/K−ONy/シーラント』となる。本実施例で
は、従来からの積層構成にBOPEを使用することで易
カット性を与え、さらに、BOPE本来の特性による強
靭性と高透明性を付加する。特に、こうした用途におい
ては、防湿度やガス透過性およびピンホールによる通気
が問題になるため、BOPEによる優れた防湿性と耐ピ
ンホール特性が特に有効である。さらに、コーティング
層21はガスバリヤー包材の一種で構成されるため、ガス
バリヤ性能の安定した発揮が期待される。
【0037】次に、本発明の第4実施例を図3に基づき
説明する。本実施例の包装袋2は、前記第3実施例のコ
ーティング層21を外層11、すなわちBOPEの下面にコ
ーティングしたものであり、その積層構造は、『BOP
E−K/ONy/シーラント』となる。
【0038】本発明の第5実施例を図3に基づき説明す
る。本実施例の包装袋2は、外層11としてBOPE、中
間層12として無延伸ポリアミド系フィルム(CNy)、
内層13としてシーラントを用い、かつ、前記外層11の下
面にポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層21
を形成して積層したものである。すなわち、その積層構
造は、『BOPE−K/CNy/シーラント』となる。
【0039】本発明の第6実施例を図3に基づき説明す
る。本実施例の包装袋2は、外層11としてBOPE、中
間層12として二軸延伸ポリエステル系フィルム(PE
T)、内層13としてシーラントを用い、かつ、前記中間
層12の上面にポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティ
ング層21を形成して積層したものである。すなわち、そ
の積層構造は、『BOPE/K−PET/シーラント』
となる。
【0040】本発明の第7実施例を図3に基づき説明す
る。本実施例の包装袋2は、前記第3実施例のコーティ
ング層21を外層11、すなわちBOPEの下面にコーティ
ングしたものであり、その積層構造は、『BOPE−K
/PET/シーラント』となる。上述の第4乃至第7実
施例は、いずれも外層11としてBOPEを用い、かつ、
外層11と中間層12間にコーテイング層21を形成してお
り、第3実施例と同様の効果を奏することが可能であ
る。
【0041】本発明の第8実施例を図2に基づき説明す
る。本実施例の包装袋2は、前記第1実施例と同じ『B
OPE/蒸着PET/シーラント』なる積層構造を有
し、第1実施例と同様の効果を奏する。
【0042】本発明の第9実施例を図2に基づき説明す
る。本実施例の包装袋2は、外層11としてBOPE、中
間層12としてポリ塩化ビニリデン系フィルム(PVD
C)、内層13としてシーラントを用い、『BOPE/P
VDC/シーラント』なる積層構造を有する。中間層12
としてガスバリヤー包材の一種であるPVDCが用いら
れることで、安定したガスバリヤー性能を発揮できる。
【0043】本発明の第10実施例を図2に基づき説明
する。本実施例の包装袋2は、外層11としてBOPE、
中間層12としてポリビニルアルコール系フィルム(EV
OH)、内層13としてシーラントを用い、『BOPE/
EVOH/シーラント』なる積層構造を有する。中間層
12としてガスバリヤー包材の一種であるEVOHが用い
られることで、安定したガスバリヤー性能を発揮でき
る。
【0044】次に、本発明の第11乃至第12実施例に
おいて、レトルト殺菌の可能な真空包装に用いられる包
装袋2の各例を説明する。
【0045】第11実施例の包装袋2は、図4に示すよ
うに、外層11としてBOPE、内層13として耐熱性を有
するシーラントを用い、かつ、外層11と内層13間にアル
ミニウム層31(Al)を介在させて積層したものであ
り、『BOPE/Al/シーラント』なる積層構造を有
する。本実施例では、従来からの積層構成にBOPEを
使用することで、耐ピンホール性および易カット性を与
え、しかも、ガスバリヤー性包材たるアルミニウム層31
を積層したことによって、防湿性並びにガスバリヤー性
を高めることができる。なお、外層11であるBOPEの
外面にPETを設けて積層しても、同様の効果を得るこ
とができる。
【0046】また、第12実施例の包装袋2は、図5に
示すように、BOPEからなる外層11と、ONyからな
る中間層12と、耐熱性を有するシーラントからなる内層
13と、前記外層11の上面に設けられ、二軸延伸ポリエス
テル系フィルムに金属および金属酸化物若しくは酸化珪
素化合物などを真空蒸着してなる積層フィルム層41(P
ET蒸着)とを積層したものであり、『PET蒸着/B
OPE/ONy/シーラント』なる積層構造を有する。
本実施例では、従来からの積層構成にBOPEを使用す
ることで、耐ピンホール性および易カット性を与え、し
かも、ガスバリヤー性包材たるPET蒸着を外層11の外
面に積層したことによって、防湿性並びにガスバリヤー
性を高めることができる。
【0047】次に、本発明の第13乃至第19実施例に
おいて、特に、被包装物Aとして切餅を脱酸素包装する
場合の切餅用の包装袋2に関し、その各例を説明する。
第13実施例における包装袋2は、図3に示すように、
外層11としてBOPE、中間層12としてONy、内層13
としてシーラントを用い、かつ、前記中間層12の上面に
ポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層21を形
成して積層したものである。すなわち、その積層構造
は、『BOPE/K−ONy/シーラント』となる。
【0048】第14実施例の包装袋2は、前記第13実
施例のコーティング層21を外層11、すなわちBOPEの
下面にコーティングしたものであり、その積層構造は、
『BOPE−K/ONy/シーラント』となる。
【0049】第15実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12として蒸着PE
T、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、その積層構造は、『BOPE/蒸着PET/シーラ
ント』となる。
【0050】第16実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてPVD
C、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、その積層構造は、『BOPE/PVDC/シーラン
ト』となる。
【0051】第17実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてEVO
H、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、その積層構造は、『BOPE/EVOH/シーラン
ト』となる。上述の第13乃至第17実施例は、いずれ
も従来からの積層構成の最外層11にBOPEを使用する
ことで、易カット性を与え、かつ、耐ピンホール性およ
び防湿性を向上させ、しかも、各種ガスバリヤー包材を
積層およびコーテイングすることによって、ガスバリヤ
ー性を高めることができる。
【0052】一方、第18実施例の包装袋2は、図4に
示すように、外層11としてBOPE、内層13としてシー
ラントを用いるとともに、外層の下面にポリ塩化ビニリ
デン共重合樹脂のコーティング層21を形成してこれらを
積層したものであり、その積層構造は、『BOPE−K
/シーラント』となる。
【0053】また、第19実施例の包装袋2は、図6に
示すように、BOPEからなる外層11と、ポリオレフィ
ンを原料とした共押出多層フィルムにより構成され、か
つこの共押出時にバリヤー性樹脂を用いることで得られ
るシーラント層からなる内層13とを積層したものであ
り、その積層構造は『BOPE/シーラント(共押しバ
リヤー性フィルム)』となる。これら第18および第1
9実施例の包装袋2は、前記第13乃至第17実施例の
効果に加え、外層11としてBOPEを使用することで、
積層の簡略化を可能とし、強靭性および耐ピンホール性
を維持した状態で、2層による行程の短縮化を実現でき
る。
【0054】次に、本発明の第20乃至第25実施例に
おいて、特に、被包装物Aとして畜肉類を包装する場合
の包装袋2に関し、その各例を説明する。第20実施例
における包装袋2は、図3に示すように、外層11として
BOPE、中間層12としてONy、内層13としてシーラ
ントを用い、かつ、前記中間層12の上面にポリ塩化ビニ
リデン共重合樹脂のコーティング層21を形成して積層し
たものである。すなわち、その積層構造は、『BOPE
/K−ONy/シーラント』となる。
【0055】第21実施例の包装袋2は、前記第20実
施例のコーティング層21を外層11、すなわちBOPEの
下面にコーティングしたものであり、その積層構造は、
『BOPE−K/ONy/シーラント』となる。
【0056】第22実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてPVD
C、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、その積層構造は、『BOPE/PVDC/シーラン
ト』となる。
【0057】第23実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてEVO
H、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、その積層構造は、『BOPE/EVOH/シーラン
ト』となる。上述の第20乃至第23実施例は、いずれ
も従来からの積層構成の最外層11にBOPEを使用する
ことで、易カット性を与え、かつ、耐ピンホール性およ
び防湿性を向上させ、しかも、各種ガスバリヤー包材を
積層およびコーテイングすることによって、ガスバリヤ
ー性を高めることができる。
【0058】一方、第24実施例の包装袋2は、図4に
示すように、外層11としてBOPE、内層13としてシー
ラントを用いるとともに、外層の下面にポリ塩化ビニリ
デン共重合樹脂のコーティング層21を形成してこれらを
積層したものであり、その積層構造は、『BOPE−K
/シーラント』となる。
【0059】また、第25実施例の包装袋2は、図6に
示すように、BOPEからなる外層11と、ポリオレフィ
ンを原料とした共押出多層フィルムにより構成され、か
つこの共押出時にバリヤー性樹脂を用いることで得られ
るシーラント層からなる内層13とを積層したものであ
り、その積層構造は『BOPE/シーラント(共押しバ
リヤー性フィルム)』となる。これら第24および第2
5実施例の包装袋2は、前記第20乃至第23実施例の
効果に加え、外層11としてBOPEを使用することで、
積層の簡略化を可能とし、強靭性および耐ピンホール性
を維持した状態で、2層による行程の短縮化を実現でき
る。
【0060】次に、本発明の第26乃至第34実施例に
おいて、特に、冷凍食品向けとして、含気包装、脱気包
装、真空脱気包装、脱酸素包装のいずれかに用いられる
包装袋2の各例を説明する。
【0061】第26実施例の包装袋2は、図3に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてONy、
内層13としてシーラントを用い、かつ、前記中間層12の
上面にポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層
21を形成して積層したものでり、『BOPE/K−ON
y/シーラント』なる積層構造を有する。
【0062】第27実施例の包装袋2は、前記第26実
施例のコーティング層21を外層11、すなわちBOPEの
下面にコーティングしたものであり、『BOPE−K/
ONy/シーラント』なる積層構造を有する。
【0063】第28実施例の包装袋2は、図3に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてPET、
内層13としてシーラントを用い、かつ、前記中間層12の
上面にポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層
21を形成して積層したものでり、『BOPE/K−PE
T/シーラント』なる積層構造を有する。
【0064】第29実施例の包装袋2は、前記第28実
施例のコーティング層21を外層11、すなわちBOPEの
下面にコーティングしたものであり、『BOPE−K/
PET/シーラント』なる積層構造を有する。
【0065】第30実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12として蒸着PE
T、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、『BOPE/蒸着PET/シーラント』なる積層構
造を有する。
【0066】第31実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてPVD
C、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、『BOPE/PVDC/シーラント』なる積層構造
を有する。
【0067】第32実施例の包装袋2は、図2に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてEVO
H、内層13としてシーラントを用いて積層したものであ
り、『BOPE/EVOH/シーラント』なる積層構造
を有する。上述の第26乃至第32実施例は、いずれも
従来からの積層構成の最外層11にBOPEを使用するこ
とで、易カット性を与え、かつ、耐ピンホール性および
防湿性を向上させ、しかも、各種ガスバリヤー包材を積
層およびコーテイングすることによって、ガスバリヤー
性を高めることができる。
【0068】一方、第33実施例の包装袋2は、図4に
示すように、外層11としてBOPE、内層13としてシー
ラントを用いるとともに、外層の下面にポリ塩化ビニリ
デン共重合樹脂のコーティング層21を形成してこれらを
積層したものであり、『BOPE−K/シーラント』な
る積層構造を有する。
【0069】また、第34実施例の包装袋2は、図6に
示すように、BOPEからなる外層11と、ポリオレフィ
ンを原料とした共押出多層フィルムにより構成され、か
つこの共押出時にバリヤー性樹脂を用いることで得られ
るシーラント層からなる内層13とを積層したものであ
り、『BOPE/シーラント(共押しバリヤー性フィル
ム』なる積層構造を有する。これら第33および第34
実施例の包装袋2は、前記第26乃至第32実施例の効
果に加え、外層11としてBOPEを使用することで、積
層の簡略化を可能とし、強靭性および耐ピンホール性を
維持した状態で、2層による行程の短縮化を実現でき
る。なお、上述の第26実施例乃至第34実施例におけ
る各包装袋2は、被包装物Aとしておでんや焼き鳥など
の、いわゆる串刺し形態の食品向けの包装にも適用でき
る。
【0070】次に、本発明の第35乃至第39実施例に
おいて、特に、金属部品などの防錆用途として、真空脱
気包装に用いられる包装袋2の各例を説明する。
【0071】第35実施例の包装袋2は、図3に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてONy、
内層13としてシーラントを用い、かつ、前記中間層12の
上面にポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層
21を形成して積層したものでり、『BOPE/K−ON
y/シーラント』なる積層構造を有する。
【0072】第36実施例の包装袋2は、前記第35実
施例のコーティング層21を外層11、すなわちBOPEの
下面にコーティングしたものであり、『BOPE−K/
ONy/シーラント』なる積層構造を有する。
【0073】第37実施例の包装袋2は、図3に示すよ
うに、外層11としてBOPE、中間層12としてCNy、
内層13としてシーラントを用い、かつ、前記外層11の下
面にポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層21
を形成して積層したものであり、『BOPE−K/CN
y/シーラント』なる積層構造を有する。
【0074】第38実施例の包装袋2は、図4に示すよ
うに、外層11としてBOPE、内層13としてシーラント
を用いるとともに、外層の下面にポリ塩化ビニリデン共
重合樹脂のコーティング層21を形成してこれらを積層し
たものであり、『BOPE−K/シーラント』なる積層
構造を有する。
【0075】第39実施例の包装袋2は、図6に示すよ
うに、BOPEからなる外層11と、ポリオレフィンを原
料とした共押出多層フィルムにより構成され、かつこの
共押出時にバリヤー性樹脂を用いることで得られるシー
ラント層からなる内層13とを積層したものであり、『B
OPE/シーラント(共押しバリヤー性フィルム』なる
積層構造を有する。上述の第34乃至第39実施例は、
従来からの積層構成にBOPEを使用することで易カッ
ト性を与え、さらに、BOPE本来の特性による強靭性
と高透明性を付加する。特に、こうした用途において
は、防湿度やガス透過性およびピンホールによる通気が
問題になるため、BOPEによる優れた防湿性と耐ピン
ホール特性が特に有効である。さらに、各種ガスバリヤ
ー性包材を積層またはコーティングすることで、ガスバ
リヤー性を持たせることが可能となる。
【0076】前記各実施例において、各々のフィルム層
を積層する方法としては、ドライラミネート法、ウエッ
トラミネート法、押出しコーティングラミネート法、ホ
ットメルトラミネート法などのいずれの方法を用いても
よく、また、これらの方法を適宜組み合わせてもよい。
【0077】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明は、架橋度がその
フィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレ
ン系架橋延伸フィルムを使用することで、ピンホールの
発生を抑えることのできる優れた強靭性および防湿性を
有する包装体を提供できるとともに、ガスバリヤー性包
材を介在させることによって、外部環境に影響されるこ
となく、安定したガスバリアー性能を発揮できるという
相乗効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における実施様態の一例を示
す概略説明図である。
【図2】同上包装袋の断面構成図である。
【図3】同上包装袋の断面構成図である。
【図4】同上包装袋の断面構成図である。
【図5】同上包装袋の断面構成図である。
【図6】同上包装袋の断面構成図である。
【符号の説明】
11 外層 12 中間層 13 内層 21 コーティング層 31 アルミニウム層 41 積層フィルム層
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/36 7016−4F B65D 65/40 A 9028−3E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋度がそのフィルムの厚さ方向におい
    て内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムから
    なる外層と、二軸延伸ポリエステル系フィルムに金属お
    よび金属酸化物若しくは酸化珪素化合物などを真空蒸着
    してなる積層フィルム、ポリ塩化ビニリデン系フィル
    ム、ポリビニルアルコール系フィルムのいずれかを選択
    的に用いて構成される中間層と、ポリオレフィン系シー
    ラント層からなる内層とを積層してなることを特徴とす
    る包装体。
  2. 【請求項2】 架橋度がそのフィルムの厚さ方向におい
    て内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムから
    なる外層と、二軸延伸ポリアミド系フィルム、無延伸ポ
    リアミド系フィルム、二軸延伸ポリエステル系フィルム
    のいずれかを選択的に用いて構成される中間層と、前記
    外層あるいは前記中間層の上下いずれかの面に形成され
    たポリ塩化ビニリデン共重合樹脂のコーティング層と、
    ポリオレフィン系シーラント層からなる内層とを積層し
    てなることを特徴とする包装体。
  3. 【請求項3】 架橋度がそのフィルムの厚さ方向におい
    て内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムから
    なる外層と、前記外層の下面に形成されるポリ塩化ビニ
    リデン共重合樹脂のコーティング層と、ポリオレフィン
    系シーラント層からなる内層とを積層してなることを特
    徴とする包装体。
  4. 【請求項4】 架橋度がそのフィルムの厚さ方向におい
    て内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムから
    なる外層と、ポリオレフィン系シーラント層からなる内
    層と、前記外層と内層間に介在するアルミニウム層とを
    積層してなることを特徴とする包装体。
  5. 【請求項5】 架橋度がそのフィルムの厚さ方向におい
    て内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムから
    なる外層と、二軸延伸ポリアミド系フィルムからなる中
    間層と、ポリオレフィン系シーラント層からなる内層
    と、前記外層の上面に設けられ二軸延伸ポリエステル系
    フィルムに金属および金属酸化物若しくは酸化珪素化合
    物などを真空蒸着してなる積層フィルム層とを積層して
    なることを特徴とする包装体。
  6. 【請求項6】 架橋度がそのフィルムの厚さ方向におい
    て内側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムから
    なる外層と、ポリオレフィンを原料とした共押出多層フ
    ィルムにより構成され、かつこの共押出時にバリヤー性
    樹脂を用いることで得られるシーラント層からなる内層
    とを積層してなることを特徴とする包装体。
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