JP2001075190A - 写真処理機における感光材料収容マガジン - Google Patents

写真処理機における感光材料収容マガジン

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JP2001075190A
JP2001075190A JP25383699A JP25383699A JP2001075190A JP 2001075190 A JP2001075190 A JP 2001075190A JP 25383699 A JP25383699 A JP 25383699A JP 25383699 A JP25383699 A JP 25383699A JP 2001075190 A JP2001075190 A JP 2001075190A
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magazine
photosensitive material
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engaged
processing machine
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JP25383699A
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English (en)
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Shigeharu Yamamoto
茂晴 山本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光材料を繰り出し及び巻き戻しするためのロ
ーラの駆動部を従来よりも出力の小さいものにする。 【解決手段】少なくとも一方のローラ11が感光材料2
の巻き戻し方向に回転するのを阻止する状態と、巻き戻
し方向に回転するのを許容する回転許容状態とに切り換
え可能な切り換え機構13を設け、切り換え機構13
は、前記ローラ11側に被係合体16を設け、可動式の
係合体18と、係合体18を被係合体16側に付勢する
付勢手段20とを設け、マガジン本体を写真処理機本体
に装着すると、係合体18が被係合体16との係合を解
除されて回転許容状態側に切り換わり、取り外すと、係
合体18が被係合体と16係合して回転阻止状態側に切
り換わるよう構成し、マガジン本体17を写真処理機本
体4から取り外した状態で、係合体18を被係合体16
から係合解除可能な操作部材27を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状の感光材
料に対する感光材料支持部をマガジン本体に設け、前記
感光材料支持部に支持させた感光材料を挟持して繰り出
し及び巻き戻し可能な一対のローラを前記マガジン本体
に設けてある写真処理機における感光材料収容マガジン
に関する。
【0002】なお、写真処理機では、長時間作動を停止
するとき等は感光材料をマガジン本体内に巻き戻して、
感光材料に写真処理機本体内のローラ等の圧着痕が残る
のを回避している。
【0003】
【従来の技術】写真処理機本体から取り外した空の感光
材料収容マガジン(以下、「マガジン」と略称する)に
感光材料を装着する場合、例えば二つ割り構造のマガジ
ン本体をオペレータが作業台上で開放し、感光材料支持
部にロール状の感光材料を支持させるとともに、感光材
料の先端側を前記一対のローラに挟持させて感光材料を
繰り出し可能にしている。
【0004】この場合、感光材料に対する一対のローラ
の挟持力が弱いと、マガジンを写真処理機本体側に運搬
する際や写真処理機本体のマガジン台に取り付ける際
に、衝撃等でロール状の感光材料が巻き戻し回転するこ
とがある。
【0005】ロール状の感光材料がこのように巻き戻し
回転すると前記ローラが回転し、それに伴って感光材料
が巻き戻され、感光材料の先端側が前記一対のローラか
ら外れてしまって、再び感光材料を両ローラに挟持され
る状態に装着しなおさなければならなくなる。
【0006】そこで従来では、感光材料が前記一対のロ
ーラから上記のように外れるのを防止する手段として、
少なくとも一方のローラに負荷(回転に対する負荷)を
与えてあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、少なくとも一方のローラに負荷を与えてあったため
に、ローラによる感光材料の繰り出し及び巻き戻しに大
きな力を必要とし、ローラの駆動部(例えば電動モー
タ)が出力の大きなものになっていた。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、感光材料を繰り出し及び巻き戻しする
ためのローラの駆動部を従来よりも出力の小さいものに
できるようにする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0010】[構成]冒頭に記載した写真処理機におけ
る感光材料収容マガジンにおいて、少なくとも一方のロ
ーラが前記感光材料の巻き戻し方向に回転するのを阻止
する回転阻止状態と、前記巻き戻し方向に回転するのを
許容する回転許容状態とに切り換え可能な切り換え機構
を前記マガジン本体に設け、前記切り換え機構は、前記
少なくとも一方のローラ側に被係合体を設けるととも
に、前記被係合体に係合及び係合解除する可動式の係合
体と、前記係合体を被係合体側に係合付勢する付勢手段
とを前記マガジン本体に設け、前記マガジン本体を写真
処理機本体に装着すると、前記係合体が前記付勢手段の
付勢力に抗しながら被係合体との係合を解除されて前記
回転許容状態側に切り換わり、前記マガジン本体を前記
写真処理機本体から取り外すと、前記係合体が前記付勢
力で前記被係合体と係合して前記回転阻止状態側に切り
換わるよう構成し、前記マガジン本体を前記写真処理機
本体から取り外した状態で、前記係合体を被係合体から
係合解除可能な操作部材を設けてある。
【0011】[作用] [イ]上記の構成によれば、ロール状の感光材料を装着
したマガジンを写真処理機本体側に運搬する際や写真処
理機本体に取り付ける際は、マガジン本体側の可動式の
係合体を付勢手段の付勢力で前記少なくとも一方のロー
ラ側の被係合体に係合させた回転阻止状態に設定でき
て、前記ローラが感光材料の巻き戻し方向に回転するの
を阻止することができる。
【0012】その結果、写真処理機本体側に運搬等され
るマガジン本体が衝撃を受けても、マガジン本体内のロ
ール状の感光材料が巻き戻しされるのを回避でき、感光
材料の先端側が一対のローラから外れるのを防止でき
る。
【0013】[ロ]そして、感光材料を装着したマガジ
ン本体を写真処理機本体に装着すると、係合体が付勢手
段の付勢力に抗しながら被係合体との係合を解除され
て、前記切り換え機構が前記回転許容状態側に切り換わ
るから、写真処理機の作動を長時間作動停止させるとき
等は感光材料をマガジン本体内に巻き戻して、感光材料
に写真処理機本体内のローラ等の圧着痕が残るのを回避
することができる。
【0014】また、感光材料を装着したマガジン本体を
写真処理機本体に装着した後にオペレータが切り換え機
構をいちいち回転許容状態側に切り換え操作する必要が
ない。
【0015】[ハ]前記切り換え機構を設けたことで、
ローラに回転に対する負荷を与える必要がなくなり、負
荷を与えた状態で感光材料を繰り出し及び巻き戻す従来
の技術に比べると、ローラによる繰り出し及び巻き戻し
力が小さくて済む。
【0016】[ニ]ところで、感光材料を装着したマガ
ジン本体を写真処理機本体に装着した後の写真処理中に
写真処理機本体内で感光材料の詰まりがあった場合、マ
ガジン本体を写真処理機本体から取り外し方向に少し位
置ずれさせ(このとき前記係合体が前記付勢力で被係合
体と係合して回転阻止状態側に切り換わる)、マガジン
本体の感光材料排出口とマガジン本体との間で感光材料
を切断し、その後にマガジンを写真処理機本体に再装着
することになる。
【0017】この場合、切断された感光材料の先端部が
マガジン本体の感光材料排出口から突出しているのが普
通であり、この状態のまま再装着すると、感光材料の先
端が写真処理機本体側の感光材料入口部に引っかかった
り押しつぶされたりする不具合がある。
【0018】そのために、再装着に当たっては感光材料
を少しマガジン本体内側に巻き戻さなければならない
が、請求項1の構成によれば、マガジン本体を写真処理
機本体から取り外した状態で(すなわち、前述のように
マガジン本体を写真処理機本体から取り外し方向に少し
位置ずれさせた状態で)、係合体を被係合体から係合解
除可能な操作部材を設けてあるから、この操作部材を操
作して前記係合体を被係合体から係合解除させることで
前記回転許容状態側に切り換えて、マガジン本体内の感
光材料を巻き戻しすることができる。
【0019】つまり、マガジン本体内の感光材料を巻き
戻すのに、例えば、前記回転阻止状態のまま暗室にマガ
ジン本体を運んで開放し、そこで感光材料を巻き戻すと
いった手間のかかる作業を省くことができる。
【0020】[効果]従って、感光材料を繰り出し及び
巻き戻すためのローラの駆動部を従来よりも出力の小さ
いものにでき、しかも、写真処理中に写真処理機本体内
で感光材料の詰まりがあった場合のマガジン本体内のメ
ンテナンス作業の作業効率を向上させることができた。
【0021】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0022】[構成]請求項1による発明の構成におい
て、前記一対のローラのうち一方のローラが圧着ロー
ラ、他方のローラが駆動ローラであり、前記切り換え機
構は、前記圧着ローラを前記回転阻止状態と回転許容状
態とに切り換え可能に構成してある。
【0023】[作用]請求項1の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。
【0024】駆動ローラには電動モータ等の駆動部を連
動連結してあることから、駆動ローラ側に切り換え機構
を設けると、圧着ローラ側に比べて駆動ローラ側の部品
点数が多くなるが、請求項2の構成によれば、圧着ロー
ラ側に切り換え機構を設けてあるから、各部品を駆動ロ
ーラ側と圧着ローラ側とにバランスよく振り分けること
ができる。
【0025】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、構造を
簡素化することがきた。
【0026】請求項3による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0027】[構成]請求項1又は2による発明の構成
において、前記マガジン本体を前記写真処理機本体に装
着すると前記マガジン本体の感光材料排出口を開放し、
前記マガジン本体を前記写真処理機本体から取り外すと
前記感光材料排出口を閉鎖するように前記マガジン本体
に設けたシャッターを介して、前記係合体を前記被係合
体に対して係合及び係合解除させるよう構成し、前記操
作部材は、前記シャッターとは独立して前記係合体を被
係合体から係合解除可能に構成してある。
【0028】[作用]請求項1又は2の構成による作用
と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用
を奏することができる。
【0029】前記シャッターを介して、前記係合体を被
係合体に対して係合及び係合解除させるよう構成してあ
るから、係合体を被係合体に対して係合及び係合解除さ
せるための新たな部材や機構(例えば写真処理機本体側
の部材との間に設けるカム機構)が不要になり、部品点
数を少なくすることができる。
【0030】前記操作部材は、シャッターとは独立して
前記係合体を被係合体から係合解除操作可能に構成して
あるから、係合解除操作に伴って前記シャッターが開放
するのを回避することができる。
【0031】[効果]従って、請求項1又は2の構成に
よる効果と同様の効果を奏することができるのに加え、
マガジン本体内の感光材料にかぶりが生じるのを回避で
きるとともに、構造を簡素化することができた。
【0032】請求項4による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0033】[構成]請求項1,2,3のいずれか一つ
による発明の構成において、前記操作部材は、前記係合
体と被係合体とが係合される方向に前記付勢手段の付勢
力で付勢されるよう構成してある。
【0034】[作用]請求項1,2,3のいずれか一つ
の構成による作用と同様の作用を奏することができるの
に加え、次の作用を奏することができる。
【0035】操作部材を付勢手段の付勢力に抗して操作
して、係合体を被係合体から係合解除させることで前記
回転許容状態側に切り換える。
【0036】そして、操作部材に対する操作力を弱める
と、付勢手段の付勢力で係合体と被係合体とが係合して
前記回転阻止状態側に切り換わる。
【0037】[効果]従って、請求項1,2,3のいず
れか一つの構成による効果と同様の効果を奏することが
できるのに加え、操作部材に対する操作力を弱めると、
付勢手段の付勢力で係合体と被係合体とが係合して切り
換え機構が回転阻止状態側に切り換わるから、切り換え
機構を回転阻止状態側に切り換え忘れるのを防止するこ
とができた。
【0038】請求項5による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0039】[構成]請求項1,2,3,4のいずれか
一つによる発明の構成において、前記係合体をラチェッ
ト爪に形成するとともに、前記被係合体を爪車に形成し
て、前記回転阻止状態で前記少なくとも一方のローラを
感光材料の繰り出し方向に回転可能に構成してある。
【0040】[作用]請求項1,2,3,4のいずれか
一つの構成による作用と同様の作用を奏することができ
るのに加え、次の作用を奏することができる。
【0041】前記回転阻止状態で前記少なくとも一方の
ローラを感光材料の送り出し方向に回転可能に構成して
あるから、写真処理機本体から取り外した空のマガジン
に感光材料を装着する場合、例えば二つ割り構造のマガ
ジン本体を開放して、感光材料支持部にロール状の感光
材料を支持させるとともに、マガジン本体を閉じた後に
感光材料の先端側を一対のローラに挟持される状態に、
両ローラ間に入り込ませることができる。
【0042】[効果]従って、請求項1,2,3,4の
いずれか一つの構成による効果と同様の効果を奏するこ
とができるのに加え、ロール状の感光材料の装着作業の
作業性を向上させることができるとともに、切り換え機
構の構造を簡素化することができた。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0044】図1に、デジタル画像を印画紙2(感光材
料に相当)に焼付け処理する写真処理機の焼付け処理部
1を示してある。
【0045】前記焼付け処理部1は、マガジン台3を写
真処理機本体4に設け、パイプ状の芯材24(図4参
照)にロール状に巻かれた一対の印画紙2をロール軸芯
O周りに各別に回転自在に支持する第1マガジン5と第
2マガジン6とをマガジン台3に横方向に並設するとと
もに、印画紙2を搬送する搬送装置8を設け、印画紙2
を第1マガジン5から繰り出す状態と、第2マガジン6
から繰り出す状態とに切り換え自在に構成し、第1マガ
ジン5と第2マガジン6からの印画紙2を焼付処理する
画像形成部7を第1マガジン5の下方側に配設して構成
してある。
【0046】次に、前記第1マガジン5について説明す
る(第2マガジン6は第1マガジン5と同一の構造であ
る)。
【0047】前記第1マガジン5は、印画紙支持部9
(感光材料支持部に相当、図4参照)をマガジン本体1
7に設け、印画紙支持部9に支持させた印画紙2を挟持
搬送可能な駆動ローラ10と圧着ローラ11(一対のロ
ーラに相当)とをマガジン本体17の印画紙排出口12
側に設けて、印画紙2を繰り出し及び巻き戻し自在に構
成してある。
【0048】前記印画紙支持部9は、前記パイプ状の芯
材24に挿通させる回転支軸25と、この回転支軸25
をその軸芯周りに回転自在に支持する軸受け部26とか
ら成る。
【0049】図2,図3にも示すように、前記印画紙排
出口12に対するシャッター29をマガジン本体17に
設けてあり、このシャッター29を構成するに、マガジ
ン本体17の底面側に、マガジン本体17のほぼ全幅に
わたる板状のスライド部材21を印画紙2と直交する方
向に往復スライド移動自在に設け、スライド部材21の
印画紙排出口12側に排出口閉塞部22を形成し、スラ
イド部材21を印画紙排出口12を閉塞する側に付勢す
る複数の第1スプリング23をマガジン本体17とスラ
イド部材21との間に設け、スライド部材21の印画紙
排出口12とは反対側に、写真処理機本体4側のカム面
(図示せず)に対するカム体30を設けて構成してあ
る。
【0050】つまり、マガジン本体17を写真処理機本
体4側のマガジン台3に装着すると、前記カム面とカム
体30との当接で、スライド部材21が第1スプリング
23の付勢力に抗しながら位置変更して前記排出口閉塞
部22が印画紙排出口12を開放し、マガジン本体17
をマガジン台3から取り外すと、前記付勢力で前記排出
口閉塞部22が印画紙排出口12を閉鎖する。
【0051】図2に示すように、前記圧着ローラ11が
印画紙2の巻き戻し方向に回転するのを阻止する回転阻
止状態と、印画紙2の巻き戻し方向に回転するのを許容
する回転許容状態とに切り換え可能な切り換え機構13
をマガジン本体17に設けてある。
【0052】前記切り換え機構13は、圧着ローラ11
の回転軸に第1ギア14を設け、爪車16(被係合体に
相当)と、第1ギア14に噛み合う第2ギア15とを備
えた回転軸をマガジン本体17に支持させ、爪車16に
係合するラチェット爪18(係合体に相当、以下、
「爪」と略称する)を一端側に備えた天秤揺動アーム1
9をマガジン本体17に支持させ、爪18が爪車16に
係合するように天秤揺動アーム19を揺動付勢する第2
スプリング20を設けて構成してある。
【0053】前記天秤揺動アーム19の長手方向両端部
のうち爪18とは反対側の端部を、シャッター29のス
ライド部材21によって係合解除方向に押圧されるよう
に位置させてある。
【0054】つまり、マガジン本体17の写真処理機本
体4への装着に伴って、天秤揺動アーム19の前記端部
がスライド部材21に押圧され、天秤揺動アーム19が
第2スプリング20の付勢力に抗しながら揺動して爪車
16の係合を解除し、前記回転許容状態側に切り換わる
よう構成してある。
【0055】マガジン本体17を写真処理機本体4から
取り外すと、スライド部材21が印画紙排出口12側に
スライド移動し、それに伴って天秤揺動アーム19が前
記付勢力で復帰揺動して爪車16と係合し、前記回転阻
止状態側に切り換わる。
【0056】前記切り換え機構13は、圧着ローラ11
に爪18・爪車16等から成るラチェット機構を連係し
て構成してあるから、前記回転阻止状態で圧着ローラ1
1は印画紙2の繰り出し方向に回転することができる。
【0057】上記の構造により、ロール状の印画紙2を
装着したマガジン本体17を写真処理機本体4側に運搬
する際や写真処理機本体4に取り付ける際は、前記爪1
8を前記付勢力で圧着ローラ11側の爪車16に係合さ
せた回転阻止状態に設定できて、圧着ローラ11が印画
紙2の巻き戻し方向に回転するのを阻止することができ
る。
【0058】その結果、写真処理機本体4側に運搬等さ
れるマガジン本体17が衝撃を受けても、マガジン本体
17内のロール状の印画紙2が巻き戻しされるのを回避
でき、印画紙2の先端側が駆動ローラ10と圧着ローラ
11とから外れるのを防止できる。
【0059】図2,図3に示すように、前記マガジン本
体17を写真処理機本体4から取り外した状態で、爪1
8を爪車16から操作部材27で係合解除可能に構成し
てある。
【0060】つまり、マガジン本体17の底面に対して
スライド部材21と同方向に往復スライド移動自在な長
方形状の操作部材27を、スライド部材21と天秤揺動
アーム19の前記端部との間に介在させて、操作部材2
7を、スライド部材21とは独立してスライド移動させ
ることで、爪18を爪車16から係合解除操作可能に構
成してある。
【0061】前記操作部材27は、爪18と爪車16と
が係合される方向に前記第2スプリング20の付勢力で
付勢される。
【0062】前記操作部材27につまみ部28を設けて
あり、オペレータがこのつまみ部28を印画紙排出口1
2とは反対方向に押し操作すると、操作部材27がマガ
ジン本体17の底面に対してスライド部材21から独立
してスライド移動し、爪18と爪車16との係合を解除
する。
【0063】そしてオペレータがつまみ部28に対する
操作力を弱めるか、あるいはつまみ部28から手を離す
と、第2スプリング20の付勢力で操作部材27が復帰
スライド移動して、爪18と爪車16とが再び係合す
る。
【0064】ところで、印画紙2を装着したマガジン本
体17を写真処理機本体4に装着した後の写真処理中に
写真処理機本体4内で印画紙2の詰まりがあった場合、
マガジン本体17を写真処理機本体4から取り外し方向
に少し位置ずれさせ(このとき爪18が前記付勢力で爪
車16と係合して回転阻止状態側に切り換わる)、マガ
ジン本体17の印画紙排出口12とマガジン本体17と
の間で印画紙2を切断し、その後にマガジン本体17を
写真処理機本体4に再装着することになる。
【0065】この場合、切断された印画紙2の先端部が
マガジン本体17の印画紙排出口12から突出している
のが普通であり、この状態のまま再装着すると、印画紙
2の先端が写真処理機本体4側の印画紙入口部に引っか
かったり押しつぶされたりする不具合がある。
【0066】そのために、再装着に当たっては印画紙2
を少しマガジン本体17内側に巻き戻さなければならな
いが、上記構成によれば、マガジン本体17を写真処理
機本体4から取り外し方向に少し位置ずれさせた状態
で、爪18を爪車16から係合解除可能な操作部材27
を設けてあるから、この操作部材27をオペレータが操
作して爪18を爪車16から係合解除させることで前記
回転許容状態側に切り換えて、マガジン本体17内の印
画紙2を巻き戻しすることができる。
【0067】[別実施形態]前記切り換え機構13は、
駆動ローラ11のみ、あるいは駆動ローラ10と圧着ロ
ーラ11とのいずれもが印画紙2の巻き戻し方向に回転
するのを阻止する回転阻止状態と、印画紙2の巻き戻し
方向に回転するのを許容する回転許容状態とに切り換え
可能に構成してあってもよい。
【0068】前記感光材料は印画紙以外のものであって
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理機の概略側面図
【図2】切り換え機構を示す概略図
【図3】シャッターを示す図
【図4】マガジンにおける感光材料支持部を示す図
【符号の説明】
2 感光材料 4 写真処理機本体 9 感光材料支持部 10,11 ロ−ラ 12 感光材料排出口 13 切換え機構 16 被係合体 18 係合体 20 付勢手段 27 操作部材 29 シャッタ− O ロ−ル軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の感光材料に対する感光材料支
    持部をマガジン本体に設け、前記感光材料支持部に支持
    させた感光材料を挟持して繰り出し及び巻き戻し可能な
    一対のローラを前記マガジン本体に設けてある写真処理
    機における感光材料収容マガジンであって、 少なくとも一方のローラが前記感光材料の巻き戻し方向
    に回転するのを阻止する回転阻止状態と、前記巻き戻し
    方向に回転するのを許容する回転許容状態とに切り換え
    可能な切り換え機構を前記マガジン本体に設け、前記切
    り換え機構は、前記少なくとも一方のローラ側に被係合
    体を設けるとともに、前記被係合体に係合及び係合解除
    する可動式の係合体と、前記係合体を被係合体側に係合
    付勢する付勢手段とを前記マガジン本体に設け、前記マ
    ガジン本体を写真処理機本体に装着すると、前記係合体
    が前記付勢手段の付勢力に抗しながら被係合体との係合
    を解除されて前記回転許容状態側に切り換わり、前記マ
    ガジン本体を前記写真処理機本体から取り外すと、前記
    係合体が前記付勢力で前記被係合体と係合して前記回転
    阻止状態側に切り換わるよう構成し、前記マガジン本体
    を前記写真処理機本体から取り外した状態で、前記係合
    体を被係合体から係合解除可能な操作部材を設けてある
    写真処理機における感光材料収容マガジン。
  2. 【請求項2】 前記一対のローラのうち一方のローラが
    圧着ローラ、他方のローラが駆動ローラであり、前記切
    り換え機構は、前記圧着ローラを前記回転阻止状態と回
    転許容状態とに切り換え可能に構成してある請求項1記
    載の写真処理機における感光材料収容マガジン。
  3. 【請求項3】 前記マガジン本体を前記写真処理機本体
    に装着すると前記マガジン本体の感光材料排出口を開放
    し、前記マガジン本体を前記写真処理機本体から取り外
    すと前記感光材料排出口を閉鎖するように前記マガジン
    本体に設けたシャッターを介して、前記係合体を前記被
    係合体に対して係合及び係合解除させるよう構成し、前
    記操作部材は、前記シャッターとは独立して前記係合体
    を被係合体から係合解除可能に構成してある請求項1又
    は2記載の写真処理機における感光材料収容マガジン。
  4. 【請求項4】 前記操作部材は、前記係合体と被係合体
    とが係合される方向に前記付勢手段の付勢力で付勢され
    るよう構成してある請求項1,2,3のいずれか一つに
    記載の写真処理機における感光材料収容マガジン。
  5. 【請求項5】 前記係合体をラチェット爪に形成すると
    ともに、前記被係合体を爪車に形成して、前記回転阻止
    状態で前記少なくとも一方のローラを感光材料の繰り出
    し方向に回転可能に構成してある請求項1,2,3,4
    のいずれか一つに記載の写真処理機における感光材料収
    容マガジン。
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