JP2957964B2 - フィルム搬送装置及び画像投影装置 - Google Patents

フィルム搬送装置及び画像投影装置

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JP2957964B2
JP2957964B2 JP32212496A JP32212496A JP2957964B2 JP 2957964 B2 JP2957964 B2 JP 2957964B2 JP 32212496 A JP32212496 A JP 32212496A JP 32212496 A JP32212496 A JP 32212496A JP 2957964 B2 JP2957964 B2 JP 2957964B2
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裕久雄 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばリーダープリ
ンタ等の画像投影装置に搭載されるフィルム搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロリーダープリンタは、一般にマ
イクロフィルム上に撮影記録された画像を拡大し、これ
をスクリーンやCRT等の表示装置に表示して閲覧でき
る様にすると共に、拡大された画像を、光受容体である
感光ドラムやCCD等の受光センサに投与して、複写画
像が形成される様に構成されている。
【0003】このような画像投影装置に使用されるマイ
クロフィルムの形態としては、マイクロフィッシュ、ア
パーチュアカード、フィルムジャケット等のシート状の
フィルムすなわちシートフィルムとオープンリール式ま
たはカートリッジ式で帯状のフィルムすなわちロールフ
ィルムに大別できる。
【0004】また、ロールフィルムには16mm幅と3
5mm幅の2種類のフィルムが一般に用いられている。
【0005】このシートフィルムやロールフィルムを保
持すると共に、記録された画像の中から必要な情報を探
したり、閲覧したりするのに、キャリアと呼ばれるフィ
ルム搬送装置が用いられる。
【0006】そしてフィルム搬送装置にはシートフィル
ムを専用に使用するシートフィルム搬送装置、ロールフ
ィルムを専用に使用するロールフィルム搬送装置、シー
トフィルムとロールフィルムが兼用できるシート・ロー
ル兼用フィルム搬送装置等がある。
【0007】このロールフィルムが使用できるフィルム
搬送装置の従来例には図20に示すロールフィルムキャ
リアがある。
【0008】図20の従来例において、101は上圧板
ガラス、102は下圧板ガラス、103はメインフレー
ム、103bはスライドハンドル、104,105はガ
イドローラ、106は搬送ローラ対、107はスライド
レール、108はスライド軸受、109はベースフレー
ム、118は供給軸、119は巻取リール、120は巻
取レバー、121はガイド板を示す。
【0009】巻取リール119は固定フランジ122と
可動フランジ123より構成され、可動フランジ123
は可動フランジ123に一体に取りつけられたスライド
ノブ124によってフランジ幅方向に移動できる。
【0010】この可動フランジ123はフィルムの幅方
向の動きを規制するために設けられたもので、選択され
たフィルム幅に対応して固定フランジ122と可動フラ
ンジ123の距離を切り換えることによって、2種類の
フィルム(16mm幅と35mm幅のフィルム)が選択
的に装着使用できるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例にお
いては、フィルム幅の異なるフィルムを差し替えて装填
する場合、巻取リール幅の切り換え調整が必要となり、
この切換操作が面倒であった。
【0012】また、操作者が手動によって巻取リール幅
の切り換えを行うため、この切り換え調整作業は誤操作
を起こす恐れがあり、巻取リール幅を誤って調整すると
装置が誤動作を起したり、場合によってはフィルムを損
傷させるという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、装着されたフィルムの幅に応じて、
簡単かつ確実に巻取リール幅を切り換えることのできる
フィルム搬送装置を安価で提供することによって、フィ
ルム搬送装置の操作性を格段に向上させることを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、供給リールに巻き付けられた長尺状
フィルムが装填可能な少なくとも1個の供給軸と、前記
供給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取
軸に連動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状の
フィルムを搬送するフィルム搬送装置において、前記供
給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数種の供
給リールが選択的に装填可能であり、フィルム幅方向に
2分割された巻取リールの少なくとも一方が巻取軸方向
に移動して、フィルム幅方向の動きを規制するように構
成された巻取部と、前記巻取リールを巻取軸方向に移動
させて、フィルム規制幅を自動的に切り換える切り換え
手段と、前記切り換え手段を作動させる選択スイッチ
と、を備え、巻取軸方向に移動可能に構成された巻取リ
ールの少なくとも一方を保持する巻取リール保持部材
と、巻取軸と、をネジ勘合し、前記切り換え手段が巻取
軸回転時に前記巻取リール保持部材の回転を阻止するこ
とによって、移動可能に構成された巻取リールの少なく
とも一方を巻取軸方向に移動させることを特徴とする。
【0015】このようにすれば、巻取リール幅の切り換
え動作が簡単にできるようになる。また、巻取軸回転用
駆動手段が巻取リールの切り換え動作にも使用されるの
で、切り換え手段の専用動力が小さくなり、操作性の良
好なフィルム搬送装置が安価に製作できる。さらに、巻
取リールを所定の位置に停止した状態で保持する時には
切り換え動作専用のアクチュエータへの電力供給は必要
なく、電力供給は巻取リール幅の切り換え動作時に限ら
れるので、電力消費を小さくできる。
【0016】第2の発明は、供給リールに巻き付けられ
た長尺状フィルムが装填可能な少くとも1個の供給軸
と、前記供給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、
前記巻取軸に連動する巻取リールとを設け、前記軸間に
長尺状のフィルムを搬送するフィルム搬送装置におい
て、前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された
複数種の供給リールが選択的に装填可能であり、前記供
給軸に装填された供給リールの種類を識別するリール検
出手段と、フィルム幅方向に2分割された巻取リールの
少なくとも一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方
向の動きを規制するように構成された巻取部と、前記巻
取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規制幅を
切り換える切り換え手段と、を備え、巻取軸方向に移動
可能に構成された巻取リールの少なくとも一方を保持す
る巻取リール保持部材と、巻取軸と、をネジ勘合し、
記リール検出手段によって識別された供給リールの種類
に応じて、前記切り換え手段を作動させ、巻取軸回転時
に前記巻取リール保持部材の回転を阻止することによっ
て、移動可能に構成された巻取リールの少なくとも一方
を巻取軸方向に移動させることを特徴とする。
【0017】このようにすれば、装填された供給リール
の種類に応じて巻取リール幅が自動的に切り換わるの
で、フィルム装填が非常に簡単になり、操作性が格段に
向上でき、信頼性の高いフィルム搬送装置を提供でき
る。また、巻取軸回転用駆動手段が巻取リールの切り換
え動作にも使用されるので、切り換え手段の専用動力が
小さくなり、操作性の良好なフィルム搬送装置が安価に
製作できる。さらに、巻取リールを所定の位置に停止し
た状態で保持する時には切り換え動作専用のアクチュエ
ータへの電力供給は必要なく、電力供給は巻取リール幅
の切り換え動作時に限られるので、電力消費を小さくで
きる。
【0018】第3の発明は、供給リールに巻き付けられ
た長尺状フィルムが装填可能な少くとも1個の供給軸
と、前記供給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、
前記巻取軸に連動する巻取リールとを設け、前記軸間に
長尺状のフィルムを搬送するフィルム搬送装置におい
て、前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された
複数種の供給リールが選択的に装填可能であり、前記供
給軸に装填された供給リールのフィルム幅を識別するフ
ィルム幅検出手段と、フィルム幅方向に2分割された巻
取リールの少なくとも一方が巻取軸方向に移動して、フ
ィルム幅方向の動きを規制するように構成された巻取部
と、前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィル
ム規制幅を切り換える切り換え手段と、を備え、巻取軸
方向に移動可能に構成された巻取リールの少なくとも一
方を保持する巻取リール保持部材と、巻取軸と、をネジ
勘合し、前記フィルム幅検出手段によって識別されたフ
ィルム幅に応じて、前記切り換え手段を作動させ、巻取
軸回転時に前記巻取リール保持部材の回転を阻止するこ
とによって、移動可能に構成された巻取リールの少なく
とも一方を巻取軸方向に移動させることを特徴とする。
【0019】このようにすれば、装填されたフィルムの
種類に応じて巻取リール幅が自動的に切り換わるので、
フィルム装填が非常に簡単になり、操作性が格段に向上
でき、信頼性の高いフィルム搬送装置を提供できる。
た、巻取軸回転用駆動手段が巻取リールの切り換え動作
にも使用されるので、切り換え手段の専用動力が小さく
なり、操作性の良好なフィルム搬送装置が安価に製作で
きる。さらに、巻取リールを所定の位置に停止した状態
で保持する時には切り換え動作専用のアクチュエータへ
の電力供給は必要なく、電力供給は巻取リール幅の切り
換え動作時に限られるので、電力消費を小さくできる。
【0020】第4の発明は、供給リールに巻き付けられ
た長尺状フィルムが装填可能な少くとも1個の供給軸
と、前記供給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、
前記巻取軸に連動する巻取リールとを設け、前記軸間に
長尺状のフィルムを搬送するフィルム搬送装置におい
て、前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された
複数種の供給リールが選択的に装填可能であり、固定部
と該固定部とのフィルム幅方向の間隔が可変な可動部と
からなり、該固定部と可動部とによってフィルム幅方向
の動きを規制しつつ、前記供給軸から巻取軸へと搬送さ
れるフィルムを案内する搬送規制部材と、フィルム幅方
向に2分割された巻取リールの少なくとも一方が巻取軸
方向に移動して、フィルム幅方向の動きを規制するよう
に構成された巻取部と、前記巻取リールを巻取軸方向に
移動させて、フィルム規制幅を切り換える切り換え手段
と、を備え、巻取軸方向に移動可能に構成された巻取リ
ールの少なくとも一方を保持する巻取リール保持部材
と、巻取軸と、をネジ勘合し、前記固定部と可動部との
フィルム幅方向の間隔に応じて前記切り換え手段を作動
させ、巻取軸回転時に前記巻取リール保持部材の回転を
阻止することによって、移動可能に構成された巻取リー
ルの少なくとも一方を巻取軸方向に移動させることを特
徴とする。
【0021】このようにすれば、搬送規制部材の可動部
と固定部とのフィルム幅方向の間隔に応じて巻取リール
幅が自動的に切り換わるので、操作者が巻取リールの切
り換え動作を誤ることはなく、簡単操作で信頼性の高い
フィルム搬送装置を提供できる。また、巻取軸回転用駆
動手段が巻取リールの切り換え動作にも使用されるの
で、切り換え手段の専用動力が小さくなり、操作性の良
好なフィルム搬送装置が安価に製作できる。さらに、巻
取リールを所定の位置に停止した状態で保持する時には
切り換え動作専用のアクチュエータへの電力供給は必要
なく、電力供給は巻取リール幅の切り換え動作時に限ら
れるので、電力消費を小さくできる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】また、巻取リールを所定の位置に停止した
状態で保持する時には切り換え動作専用のアクチュエー
タへの電力供給は必要なく、電力供給は巻取リール幅の
切り換え動作時に限られるので、電力消費を小さくでき
る。
【0030】第の発明は、第1乃至第4のいずれか
発明において、前記巻取リールが巻取軸方向の所定の位
置に移動した時、その位置に巻取リールを停止保持する
ロック手段を有することを特徴とする。
【0031】第の発明は、第の発明において、前記
ロック手段によって巻取リールは巻取軸方向の2箇所以
上の位置に停止保持されることを特徴とする。
【0032】第の発明は、第又は第の発明におい
て、前記ロック手段によって巻取リールが所定の位置に
停止保持された時、巻取リールは巻取軸と一体に回転
し、前記ロック手段のロックを解除することによって、
巻取リールが巻取軸方向に移動可能となることを特徴と
する。
【0033】第の発明は、第の発明において、前記
切り換え手段が前記ロック手段のロック解除並びに前記
巻取リール保持部材の回転阻止を行うことを特徴とす
る。
【0034】第乃至第の発明によれば、可動リール
の保持を確実に行うことができる。
【0035】第の発明は、供給リールに巻き付けられ
た長尺状フィルムが装填可能な少なくとも1個の供給軸
と、前記供給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、
前記巻取軸に連動する巻取リールとを設け、前記軸間に
長尺状のフィルムを搬送するフィルム搬送装置におい
て、前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された
複数種の供給リールが選択的に装填可能であり、フィル
ム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも一方が
巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを規制す
るように構成された巻取部と、前記巻取リールを巻取軸
方向に移動させて、フィルム規制幅を自動的に切り換え
る切り換え手段と、前記切り換え手段を作動させる選択
スイッチと、を備え、前記装置に装填されたフィルムが
供給リールに巻き戻される際、2分割された巻取リール
の対向幅が最小状態にある場合、巻取リール対向幅が最
大となるように前記切り換え手段によって巻取リール
少なくとも一方を巻取軸方向に移動させることを特徴と
する。
【0036】このようにすれば、例えば16mmフィル
ムを完全に巻き戻す際、巻き戻し動作中に巻取リール幅
を広げて、フィルム巻き戻し動作時間内に巻取リール幅
切換動作を終了させることができるので、フィルム巻き
戻し時間が長くなることはない。
【0037】
【0038】
【0039】第10の発明は、供給リールに巻き付けら
れた長尺状フィルムが装填可能な少なくとも1個の供給
軸と、前記供給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸
と、前記巻取軸に連動する巻取リールとを設け、前記軸
間に長尺状のフィルムを搬送するフィルム搬送装置にお
いて、前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回され
た複数種の供給リールが選択的に装填可能であり、フィ
ルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも一方
が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを規制
するように構成された巻取部と、前記巻取リールを巻取
軸方向に移動させて、フィルム規制幅を自動的に切り換
える切り換え手段と、前記切り換え手段を作動させる選
択スイッチと、を備え、前記装置に装填されたフィルム
が供給リールに巻き戻された後、直ちに2分割された巻
取リールの対向幅が最小となるように前記切り換え手段
によって巻取リールの少なくとも一方を巻取軸方向に移
動させることを特徴とする。
【0040】このようにすれば、16mmフィルムを使
用する場合には、切り換え動作をする必要がないため、
16mmフィルムの使用頻度が高い場合に電力消費が抑
えられる。
【0041】第11の発明は、第1乃至第10のいずれ
かの発明に係るフィルム搬送装置を備え、該フィルム搬
送装置によって搬送されるフィルムの画像を搬送路上で
読み取って投影する画像投影装置である。
【0042】このように、例えば、リーダープリンタ等
の画像投影装置において、画像が記録されたフィルムを
本発明に係るフィルム搬送装置によって搬送するように
すれば、フィルム幅の異なる複数のリールを使用する場
合でも、簡単,確実に巻取リール幅を切り換えることが
できるので、フィルム上の画像の閲覧,複写等の作業が
容易になる。また、このような画像投影装置を安価で提
供できるようになる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。
【0044】(第1の参考例) 以下に本発明の第1の参考例に係るフィルム搬送装置を
図1乃至図5に示す。
【0045】図1はフィルム搬送装置の概略斜視図で、
図2はフィルム搬送装置の外観斜視図で、図3,図4は
フィルム搬送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅
の切り換え手段の部分構成図、図5はフィルム搬送装置
の巻取リール周辺および巻取リール幅の切り換え手段の
断面図である。
【0046】以下に本発明の第1の参考例を図1乃至図
5に基づいて説明する。
【0047】図1,図2において、1は移動台で、移動
台1には検出孔1a,1bがあり、検出孔1a,1bの
下方には各々センサ(不図示)が配設され、このセンサ
が検出孔1a,1bの上方を通過するフィルムの有無を
検出する。
【0048】2,3は一対の透明板で、2は上圧板ガラ
ス、3は下圧板ガラスで、上圧板ガラス2は移動台1に
対して水平に固定されている。下圧板ガラス3は、不図
示のソレノイドとバネの組み合わせ等によって上圧板ガ
ラス2に対する接近離反移動を行う。
【0049】4は底板、5は底板4に配設されるレール
軸、6は移動台1に配設される軸受け、7は移動台1に
配設される把手で、移動台1は、レール軸5と軸受け6
をガイドにして前後方向に移動自在であり、把手7によ
って手動で移送することができる。
【0050】8は供給軸としての供給リール軸、9は供
給リール軸を回転するための巻戻モータ、10はロール
フィルム用リール(オープンリール)で、供給リール1
0の中心穴の溝(不図示)に供給リール軸8の突起8a
を引掛けることにより供給リール10は供給リール軸8
に連動して回転する。
【0051】13は供給リール軸8に固定されている供
給部回転検出装置で14はエンコーダ板、S1はエンコ
ーダ板の回転を読み取るセンサである。
【0052】11はロールフィルムの案内手段としての
供給側ガイドローラ、12はロールフィルムを供給リー
ル10から巻取部まで送出するための搬送ローラ対で、
この搬送ローラ対12がロールフィルムRの先端を上圧
板ガラス2と下圧板ガラス3の間に向けて送出するため
のロールフィルムRの挿入口を形成する。
【0053】15は搬送ローラ軸12aを回転するため
の送出モータ、16はクラッチで送出モータと搬送ロー
ラ軸との接続、非接続の切り換えを行う。
【0054】17は搬送ローラ軸12aに固定される搬
送部回転検出装置で、18はエンコーダ板、S2はエン
コーダ板の回転を読み取るセンサである。
【0055】ローディング(供給リールに巻き回された
フィルムを供給軸に装填して、フィルムを自動搬送し、
巻取リールに巻取る)動作の場合は、クラッチ16をO
N状態にし、搬送ローラ対12を駆動して、フィルムを
送出する。
【0056】一方、ローディング動作以外の場合は、ク
ラッチ16はOFF状態となり、搬送ローラ12はフィ
ルムの移送に連れ回ることになる。
【0057】19はロールフィルムの案内手段としての
巻取側ガイドローラ、20は巻取軸、21,22は巻取
軸20と一体に回転する巻取リールで、21は巻取軸2
0の軸方向に移動可能な巻取可動リール、22は巻取軸
20に固定される巻取固定リールで、巻取可動リール2
1が巻取軸20の軸方向に移動することによってフィル
ムの規制幅を切り換えるようになっている。
【0058】23は巻取固定リール22を保持する巻取
リール保持部材としての巻取コア、24は巻取レバー
で、巻取レバー24は不図示のバネによって巻取コア2
3に向かって圧力を付加し、ロールフィルムRの先端を
巻取コア23に確実に巻付けるための案内をする。
【0059】25は巻取リール21,22を回転するた
めの巻取モータで、26は圧板ガラス2,3と巻取側ガ
イドローラ19の間に形成され、所定のフィルム搬送路
に沿ってフィルムを案内するためのガイド板である。
【0060】27は巻取軸20に固定される巻取部回転
検出装置で27aはエンコーダ板、S3はエンコーダ板
の回転を読み取るセンサである。
【0061】次に巻取リールの切り換え手段の構成につ
いて説明する。
【0062】図3乃至図5において、28は巻取可動リ
ール21を固定保持し、巻取軸20の軸方向に移送する
移動コア、36は巻取軸20と一体に回転する突当板
で、移動コア28は圧縮バネ29によってA方向に押圧
され、移動コア28の突起28aと突当板36が接触す
る位置で停止する(図3参照)。ここで、巻取リール2
1,22及び移動コア28から巻取部が構成される。
【0063】30は巻取軸20の軸端部を保持する受け
台、31は受け台30に配設される支軸、32は受け台
に取り付けられる直線運動をするアクチュエータとして
のソレノイド、33は支軸31を中心に回動する揺動レ
バーで、揺動レバー32は不図示のバネによって時計方
向に回動し、揺動レバー33の短手部33aと移動台1
が接触する位置で回動停止する(図3参照)。また、揺
動レバー33の短手部33aとソレノイド32とは係合
されている。
【0064】揺動レバー33の長手部33bの先端には
突当コロ34とコロ軸35が設けられており、突当コロ
34はコロ軸35を中心に回転する。
【0065】ソレノイド32がONとなると、ソレノイ
ド32の吸引によって揺動レバー33が反時計方向に回
動し、突当コロ34が移動コア28のフランジ28bを
B方向に押圧し、移動コア28の受け部28cと巻取コ
ア23の受け部23aとが接触する位置まで移動コア2
8を移送する(図4参照)。
【0066】揺動レバー33は突当コロ34を介して移
動コア28を押圧しているので、ソレノイド32が吸引
状態で、巻取可動リール21が回転しても巻取軸20の
回転負荷は小さくなる。
【0067】一方、ソレノイド32がOFFとなると、
揺動レバー33は時計方向に回動し、揺動レバー33の
短手部33aと移動台1とが突き当る位置で停止し、ま
た、移動コア28は移動コア28の突起28aと突き当
て板36とが接触する位置で停止する。
【0068】上記構成において、ロールフィルム(オー
プンリール)を装填した場合のフィルム搬送装置の動作
について説明する。
【0069】ロールフィルムが巻き回されている供給リ
ール10を供給リール軸8にセットし、ロールフィルム
を供給リールから引き出してガイドローラ11に掛けた
後、フィルム先端を搬送ローラ対12の挿入口に挟み込
む。この時、搬送ローラ対12は非駆動状態(クラッチ
16がOFF)であることから、搬送ローラ対12はフ
ィルムの挿入によって回転する。
【0070】搬送部回転検出部17が搬送ローラ対12
の回転を検出すると、搬送ローラ対12が駆動状態(ク
ラッチ16がON)に切り換わり、送出モータ15の駆
動により、搬送ローラ対12が回転し、巻取モータ25
の駆動により、巻取リール21,22、巻取コア23が
回転する。
【0071】また、この時、フィルム幅検出手段として
の検出孔1a,1b下方のセンサが挿入されたフィルム
の幅を識別して、フィルム幅に応じて巻取リール幅の切
り換え動作を行う。
【0072】つまり、検出孔が16mmフィルムを検出
した場合(検出孔1aがフィルム有り、検出孔1bがフ
ィルム無しを検出)は、ソレノイド32がONとなり、
巻取可動リール21がB方向に移動し、巻取リール幅が
狭くなる(図2,図4参照)。
【0073】一方、検出孔が35mmフィルムを検出し
た場合(検出孔1aがフィルム有り、検出孔1bがフィ
ルム有りを検出)は、ソレノイド32がOFFとなり、
巻取リール幅は広くなる(図1,図3参照)。
【0074】フィルム先端が搬送ローラ12によって送
り出されると、ロールフィルムは所定の通路に沿って巻
取コア23に向って給送される。
【0075】ロールフィルムの先端が巻取コア23まで
給送されると、巻取レバー24の働きと巻取リール2
1,22のガイドによって、ロールフィルムの先端は巻
取コア23に自動的に巻き付く。
【0076】ロールフィルムが巻取コア23に巻き付く
と、搬送ロール対12は非駆動状態(クラッチ16がO
FF)となり、送出モータ15は不動作となる。
【0077】そして、ロールフィルムは巻取コア23の
回転により供給リール10から巻取リール21,22ま
で順次移送され、搬送ローラ対12はロールフィルムの
移送に合わせて連れ回りをする。
【0078】ロールフィルムを供給リール10に巻き戻
す場合は、巻取モータ25が不動作(巻取軸従動回転状
態)にし、巻戻しモータ9を駆動すると供給リール10
がロールフィルムを巻き取る方向に回転してロールフィ
ルムが供給リール10に巻き戻される。
【0079】したがって、巻取モータ25、巻戻しモー
タ9のいずれか一方を駆動することによりロールフィル
ムは供給リール10と巻取リール21,22との間で往
復動可能に搬送され、移動台1を移送することによりロ
ールフィルムはフィルムの短手方向に往復動可能に搬送
される。
【0080】(第2の参考例) 以下に本発明の第2の参考例に係るフィルム搬送装置を
図6乃至図9に示す。
【0081】また、検索が終了して、フィルムを供給リ
ール10に完全に巻き戻す際に、16mmフィルムの場
合は、フィルム先端が巻取コア23より外れた後にソレ
ノイド32をOFFにして巻取リール幅を広げるように
する(図3参照)。一方35mmフィルムの場合は、巻
取リール幅は広い状態にあるため、ソレノイド32はO
FFのままとなる。
【0082】また、16mmのフィルムを供給リール1
0に完全に巻き戻す場合に巻取リール幅を広げる動作
は、フィルム先端が巻取コア23より外れてから行う構
成に限られるものではなく、フィルム巻き戻し動作中に
巻取リール幅切り換え動作が終了するように制御すれ
ば、巻き戻し動作時間が長くなることはない。
【0083】また、上記実施形態の場合、16mmのフ
ィルム装填時にメイン電源をOFFにするとソレノイド
32のOFF動作により巻取可動リール21がA方向に
移送退避し、再び電源をONにするとソレノイド32の
ON動作により巻取可動リール21がB方向に移動して
所定の位置に復帰するようになる。そこで、ラッチ式ソ
レノイドを使用すれば、メイン電源ON/OFF動作に
よる巻取リール幅の頻繁な切り換え操作を防止でき、ま
た、電力供給時間の削減も可能となる。
【0084】(第2の実施形態)以下に本発明の第2実
施形態に係るフィルム搬送装置を図6乃至図9に示す。
【0085】図6,図7はフィルム搬送装置の外観斜視
図で、図8,図9はフィルム搬送装置の巻取リール周辺
および巻取リール幅の切り換え手段の部分断面図であ
る。
【0086】以下に本発明の第2の参考例を図6乃至図
9に基づいて、前記参考例と同一の構成部分については
同一の符号を付して前記参考例と異なる部分についての
み説明する。
【0087】まず、巻取りリールの切り換え手段の構成
について説明する。
【0088】51は可動アーム、52は移動コア28の
スリーブ28dに差し込んで移動コア28に保持される
ロック円板、53は回転運動するアクチュエータとして
の切り換えモータ、54は切り換えモータ53軸に取り
付けられる歯車、55はガイド軸、56はベアリング、
57はガイド軸55を支持する軸受け台で、可動アーム
51のラック51aと歯車54は噛み合っており、切り
換えモータ53の駆動によって可動アーム51は巻取軸
20とガイド軸55をガイドにしてA方向またはB方向
に移送される。
【0089】また、可動アーム51はベアリング56を
介して移動コア28のスリーブ28dに挿入され、ロッ
ク円板52によって軸方向に抜けないように保持される
ので、可動アーム51の移送に合わせて移動コア28と
巻取可動リール21も巻取軸方向に移送される。
【0090】また、巻取軸20が高速回転しても可動ア
ーム51と移動コア28のスリーブ28dはベアリング
56を介して摺動するので、可動アーム51が巻取軸2
0の回転負荷になることはない。
【0091】切り換えモータ53の駆動により可動アー
ム51がA方向に移送した時、ロック円板52の受け部
52aが突き当て板36に当接すると可動アーム51の
移動は停止する(図8参照)。
【0092】一方、切り換えモータ53の駆動により可
動アーム51がB方向に移送した時、移動コア28の受
け部28cが巻取コア23の受け部23aに当接すると
可動アーム51の移動は停止する(図9参照)。
【0093】次に巻取リールの切り換え手段の動作につ
いて説明する。
【0094】ロールフィルム挿入時、検出孔が16mm
フィルムを検出した場合(検出孔1aがフィルム有り、
検出孔1bがフィルム無しを検出)は、切り換えモータ
53が駆動して巻取可動リール21はB方向に移動し、
巻取リール幅を狭くする(図7,図9参照)。
【0095】また、16mmフィルムを供給リール10
に完全に巻き戻す場合は、フィルム先端が巻取コア23
より外れた後に切り換えモータ53が駆動して巻取リー
ル幅を広げる(図6,図8参照)。
【0096】一方、検出孔が35mmフィルムを検出し
た場合(検出孔1aがフィルム有り、検出孔1bがフィ
ルム有りを検出)は、切り換えモータ53の回転ロック
により、巻取リール幅は広い状態で維持され(図6,図
8参照)、35mmフィルムを供給リール10に完全に
巻き戻す場合にも巻取リール幅は変わらない。
【0097】以上が本発明の第2の参考例であるが、本
参考例のようにモータを使用して巻取リール幅を切り換
えるようにすれば巻取可動リール21を任意の位置に停
止させることができ、3段階以上の切り換えが可能とな
る。
【0098】したがって、ローディング時は巻取リール
幅をフィルム幅よりも十分に広く設定し、フィルム搬送
時は巻取リール幅とフィルム幅が一致するように設定す
れば、ローディング成功率が向上し、フィルム搬送蛇行
が少なく搬送性が良好となり、フィルム搬送装置の性能
が格段に向上する。
【0099】また、3種類以上のフィルム幅に対応する
フィルム搬送装置にすることもできる。
【0100】(第の実施形態) 以下に本発明の第実施形態に係るフィルム搬送装置を
図10乃至図22に示す。
【0101】図10,図11はフィルム搬送装置の外観
斜視図、図12乃至図15はフィルム搬送装置の巻取リ
ール周辺および巻取リール幅切り換え手段の部分断面
図、図16はフィルム搬送装置の巻取リールロック手段
の部分断面図、図17,図18はフィルム搬送装置の巻
取リール幅の切り換え動作の説明図で、図17(a)〜
(c),図18(a)〜(c)は巻取リール幅切り換え
動作を説明するための部分断面図、図17(d)〜
(f),図18(d)〜(f)は巻取リール幅切り換え
手段の概略構成図である。
【0102】以下に本発明の第実施形態を図10乃至
図18に基づいて、前記参考例と同一の構成部分につい
て同一の符号を付して前記参考例と異なる部分について
のみ説明する。
【0103】まず、巻取リールの切り換え手段について
説明する。
【0104】図10乃至図16において、61は移動コ
アで、移動コア61の先端にはメネジ部61aがあり、
このメネジ部61aは巻取軸20の一部に設けられたオ
ネジ部20aとネジ勘合しており、巻取軸20回転時に
巻取軸20に対して移動コア61の回転を阻止すると、
移動コア61は巻取軸20上のA方向あるいはB方向に
移送される。
【0105】移動コア61のメネジ部61aと巻取軸2
0のオネジ部20aは右ネジになっており、巻取軸20
の時計方向回転時に移動コア61の回転を阻止すると、
移動コア61はA方向に移送され、移動コア61の先端
部61cがロック円板62の受け部62bに当接すると
移動コア61は移送停止する(図12参照)。
【0106】一方、巻取軸20の反時計方向回転時に移
動コア61の回転を阻止すると、移動コア61はB方向
に移送され、移動コア61の受け部61dが巻取コア2
3の受け部23aに当接すると移動コア61は停止する
(図14参照)。
【0107】62は巻取軸20と一体に回転するロック
円板、63はロックレバー、64は移動コア61に配設
されるレバー軸で、ロックレバー63はレバー軸64を
中心に回動可能になっており、不図示のバネの反発力に
よって反時計方向に回動し、ロックレバー63の受け部
63aが移動コア61のスリーブ61bに当接する位置
で停止する(図13,図15,図16参照)。
【0108】また、ロックレバー63の突起63bはロ
ック円板62に設けられる複数の溝62aのいずれかの
溝に抜き差しされ、ロックレバー63の突起63bがロ
ック円板62の溝62aに進入すると、ロックレバー3
はロック円板62に逆らって回転できなくなるので、ロ
ックレバー63はロック円板62及び巻取軸20と連れ
回ることになる(図16参照)。ここで、ロックレバー
63とロック円板62とがロック手段を構成する。
【0109】66は切り換えアーム、67は切り換え軸
で、切り換えアーム68は切り換え軸67を中心に回動
可能で、切り換えアーム66の自重によって反時計方向
に回動し、不図示のストッパーに当接して停止してい
る。
【0110】68は切り換えアームと係合するバネ、6
9はバネ68と係合するソレノイド、70は切り換え軸
67を支持する軸受け板である。
【0111】次に巻取リールの切り換え手段の動作につ
いて説明する。
【0112】まず、可動リール21と固定リール22の
距離が広く、かつロックレバー63がロック円板62に
ロックされている状態(図10,図13参照)から可動
リール22がB方向に移送される場合について説明す
る。
【0113】巻取軸20反時計方向回転時、ソレノイド
69がONになると、切り換えアーム66はバネ68の
反発力によって時計方向に回動し、切り換えアーム66
の先端66aが移動コア61の外周部に接触する(図1
7(a),(d)参照)。
【0114】その後、巻取軸20が回転を続けて、切り
換えアーム66の先端66aが移動コア61の溝部61
eに進入すると(この時、切り換えアーム66の突起6
6cが移動コア61の外周に突き当たって先端66aの
進入量を規制している)、切り換えアーム66の先端6
6aがロックレバー63の突起63cを上方に押し上げ
るので、ロックレバー63の突起63bがロック円板6
2の溝62aから外れ、移動コア61の回転ロックが解
除される(図12参照)。
【0115】回転ロックが解除された後も移動コア61
は反時計方向に回転する。さらに、移動コア61の角部
61fが切り換えアーム66の左壁66fに突き当たる
ようになると、移動コア61の回転が阻止されるため、
移動コア61の角部61fと切り換えアーム66の左壁
66fが摺動しながら、移動コア61はB方向に移送さ
れる(図17(b),(e)参照)。
【0116】そして、移動コア61の角部61fが切り
換えアーム66の境界部66dを通過すると、移動コア
61の角部61fは切り換えアーム66の左壁66fか
ら外れて、後方斜面66eに突き当たる(図17
(c),(f)参照)。一方、移動コア61の受け部6
1dは巻取コア23の受け部23aに突き当たるため、
移動コア61のB方向の移送は停止され、移動コア61
は巻取軸20に連れ回るようになる。
【0117】移動コア61が回転を始めると、移動コア
61の角部61fは切り換えアーム66の後方斜面66
eを摺動するので、切り換えアーム66は移動コア61
の角部61fによって蹴飛ばされ、切り換えアーム66
の先端66aが移動コア61の溝部61eから外れる。
しかしバネ68の反発力があるため、切り換えアーム6
6の先端66aは直ちに移動コア61の外周と接触す
る。
【0118】一方、切り換えアーム66の先端66aが
移動コア61の溝部61eから退避すると、ロックレバ
ー63の突起63cの押し上げが解除されるため、ロッ
クレバー63の突起63bがロック円板62の溝62a
に進入して移動コア61の回転ロックをする(図15参
照)。
【0119】その後、ソレノイド69は直ちにOFFと
なり、切り換えアーム66は反時計方向に回動して所定
の退避位置に停止する。
【0120】次に、可動リール21と固定リール22の
距離が狭く、ロックレバー63がロック円板62にロッ
クされている状態(図11,図15参照)から可動リー
ル22がA方向に移送される場合について説明する。
【0121】巻取軸20時計方向回転時、ソレノイド6
9がONになると、切り換えアーム66はバネ68の反
発力によって時計方向に回動し、切り換えアーム66の
先端66aが移動コア61の外周部に接触する(図18
(a),(d)参照)。
【0122】その後、巻取軸20が回転を続けて、切り
換えアーム66の先端66aが移動コア61の溝部61
eに進入すると(この時、切り換えアーム66の突起6
6cが移動コア61の外周に突き当たって先端66aの
進入量を規制している)、切り換えアーム66の先端6
6aがロックレバー63の突起63cを上方に押し上げ
るので、ロックレバー63の突起63bがロック円板6
2の溝62aから外れ、移動コア61の回転ロックが解
除される(図14参照)。
【0123】回転ロックが解除された後も移動コア61
は時計方向に回転する。さらに、移動コア61の角部6
1gが切り換えアーム66の右壁66bに突き当たるよ
うになると、移動コア61の回転が阻止されるため、移
動コア61の角部61gと切り換えアーム66の右壁6
6bが摺動しながら、移動コア61はA方向に移送され
る(図18(b),(e)参照)。
【0124】そして、移動コア61の角部61gが切り
換えアーム66の境界部66gを通過すると、移動コア
61の角部61gは切り換えアーム66の右壁66bか
ら外れて、前方斜面66hに突き当たる(図18
(c),(f)参照)。一方、移動コア61の受け部6
1cはロック円板62の受け部62bに突き当たるた
め、移動コア61のA方向の移送は停止され、移動コア
61は巻取軸20に連れ回るようになる。
【0125】移動コア61が回転を始めると、移動コア
61の角部61gは切り換えアーム66の前方斜面66
hを摺動するので、切り換えアーム66は移動コア61
の角部61gによって蹴飛ばされ、切り換えアーム66
の先端66aが移動コア61の溝部61eから外れる。
しかし、バネ68の反発力があるため、切り換えアーム
66の先端66aは直ちに移動コア61の外周と接触す
る。
【0126】一方、切り換えアーム66の先端66aが
移動コア61の溝部61eから退避すると、ロックレバ
ー63の突起63cの押し上げが解除されるため、ロッ
クレバー63の突起63bがロック円板62の溝62a
に進入して移動コア61の回転ロックをする(図13参
照)。
【0127】その後、ソレノイド69は直ちにOFFと
なり、切り換えアーム66は反時計方向に回動して所定
の退避位置に停止する。
【0128】ロールフィルム挿入時、検出孔が16mm
フィルムを検出した場合(検出孔1aがフィルム有り、
検出孔1bがフィルム無しを検出)は、ソレノイド69
がON状態となり、巻取軸は反時計方向に回転するか
ら、巻取可動リール21がB方向に移動して、巻取リー
ル幅を狭くする(図11,図15参照)。そして移動コ
ア61の回転ロックの後に、ソレノイド69をOFFに
する。
【0129】また、16mmフィルムを供給リール10
に完全に巻き戻す場合は、フィルム先端が巻取コア23
より外れた後、巻取軸反時計方向に駆動回転させ、ソレ
ノイド69をONにするため、巻取可動リール21はA
方向に移送され、巻取リール幅を広くする(図10,図
13参照)。そして移動コア61の回転ロックの後に、
ソレノイドをOFFにする。
【0130】一方、検出孔が35mmフィルムを検出し
た場合(検出孔1aがフィルム有り、検出孔1bがフィ
ルム有りを検出)は、ソレノイド69はOFF状態のま
まとなり、巻取リール幅は広い状態で維持され(図1
1,図13参照)、35mmフィルムを供給リール10
に完全に巻き戻す場合にも巻取リール幅は変わらない。
【0131】以上が本発明の第3実施形態であるが、本
実施形態のように巻取軸回転駆動手段としての巻取モー
タが巻取リール幅の切り換え操作の動力にも使用される
ので、切り換え手段の専用動力(ソレノイド)が小さく
できる。また、専用動力の電力供給は切り換え動作中に
限られるため、安価なフィルム搬送装置とすることがで
きる。
【0132】また、16mmフィルムの供給リール10
に完全に巻き戻す場合の巻取リール幅を広げる動作は、
フィルム先端が巻取コア23より外れてから行う構成に
限られるものではなく、フィルム巻き戻し動作中に巻取
リール幅切り換え動作が終了するように制御すれば、巻
き戻し動作時間が長くなることはない。
【0133】さらに、巻取軸20の従動回転を動力とし
て利用して巻取可能リール21を移送し巻取リール幅を
広げるようにすれば、巻取軸駆動手段となる巻取モータ
の駆動回転方向は1方向で済むため、巻取モータの回転
方向切り換え制御の必要性がなく、フィルム搬送装置を
制御するハードウェアは簡単な構成となり、装置が安価
に製作できるようになる。
【0134】また、巻取軸20と移動コア61に左ネジ
勘合にすれば、巻取軸20の回転方向と移動コア61の
移動方向の相対関係を逆転させることができ、35mm
フィルム装填時に、巻取リール幅を広げて、35mmフ
ィルム巻き戻し時に、巻取リール幅を狭くするような構
成にすれば、16mmフィルム使用時には巻取リール幅
の切り換え動作が必要ないため、16mmフィルムの使
用頻度が高いユーザーには電力消費が抑えられる利点が
ある。
【0135】また、移動コア61の回転ロックは巻取リ
ール幅が広い状態と巻取リール幅が狭い状態の2箇所に
限られるものではなく、切り換えアーム66の操作によ
って巻取可動リール21を任意の位置に停止させること
ができ、3箇所以上の切り換えが可能となる。
【0136】(他の実施形態) 第1の実施形態においては、供給リールに巻き回された
フィルムの幅を検出孔1a,1bの下方に設けられたセ
ンサによって検出していたが、幅の異なるフィルムが巻
き回された供給リールの種類を検出する手段はこのよう
なものに限られるものではない。
【0137】フィルム搬送装置にフィルム幅を選択する
選択スイッチを設け、操作者自身がこの選択スイッチに
よって装填するフィルムの幅を設定し、この選択スイッ
チの入力に応じて既述の切り換え手段を作動させて巻取
リールの幅を切り換えるようにしてもよい。
【0138】このようにすれば、巻取リール幅の切り換
え操作が簡単にできるようになる。
【0139】また、フィルム搬送装置に装填された供給
リールのリール幅,リール形状等から供給リールの種類
を識別するリール検出手段を設け、このリール検出手段
の検出結果に応じて既述の切り換え手段を作動させて巻
取リールの幅を切り換えるようにしてもよい。
【0140】このようにすれば、装填された供給リール
の種類に応じて巻取リール幅が自動的に切り換わるの
で、フィルム装填が非常に簡単になり、操作性が格段に
向上でき、信頼性の高いフィルム搬送装置を提供でき
る。
【0141】また、図19に示すように、上圧板ガラス
2と下圧板ガラス3との間から送り出されてきたフィル
ムの幅の移動を両側から規制する搬送規制部材としての
ガイド70を設け、搬送されるフィルム幅に合わせて、
操作者が可動部71の把手71aを掴んでフィルムの幅
方向にスライドさせて、可動部71と基準部72とのフ
ィルム幅方向の間隔を調整し、この間隔に応じて既述の
切り換え手段を作動させて巻取リールの幅を切り換える
ようにしてもよい。
【0142】このようにすれば、ガイドの調整位置に応
じて巻取リール幅が自動的に切り換わるので、操作者が
巻取リールの切り換え操作を誤ることはなく、簡単操作
で信頼性の高いフィルム搬送装置を提供できる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、巻取リール幅の切り換え操作が簡単にできるように
なる。また、巻取軸回転用駆動手段が巻取リールの切り
換え動作にも使用されるので、切り換え手段の専用動力
が小さくなり、操作性の良好なフィルム搬送装置が安価
に製作できる。さらに、巻取リールを所定の位置に停止
した状態で保持する時には切り換え動作専用のアクチュ
エータへの電力供給は必要なく、電力供給は巻取リール
幅の切り換え動作時に限られるので、電力消費を小さく
できる。
【0144】第2の発明によれば、装填された供給リー
ルの種類に応じて巻取リール幅が自動的に切り換わるの
で、フィルム装填が非常に簡単になり、操作性が格段に
向上でき、信頼性の高いフィルム搬送装置を提供でき
る。また、巻取軸回転用駆動手段が巻取リールの切り換
え動作にも使用されるので、切り換え手段の専用動力が
小さくなり、操作性の良好なフィルム搬送装置が安価に
製作できる。さらに、巻取リールを所定の位置に停止し
た状態で保持する時には切り換え動作専用のアクチュエ
ータへの電力供給は必要なく、電力供給は巻取リール幅
の切り換え動作時に限られるので、電力消費を小さくで
きる。
【0145】第3の発明によれば、このようにすれば、
装填されたフィルムの種類に応じて巻取リール幅が自動
的に切り換わるので、フィルム装填が非常に簡単にな
り、操作性が格段に向上でき、信頼性の高いフィルム搬
送装置を提供できる。また、巻取軸回転用駆動手段が巻
取リールの切り換え動作にも使用されるので、切り換え
手段の専用動力が小さくなり、操作性の良好なフィルム
搬送装置が安価に製作できる。さらに、巻取リールを所
定の位置に停止した状態で保持する時には切り換え動作
専用のアクチュエータへの電力供給は必要なく、電力供
給は巻取リール幅の切り換え動作時に限られるので、電
力消費を小さくできる。
【0146】第4の発明によれば搬送規制部材の可動部
と固定部とのフィルム幅方向の間隔に応じて巻取リール
幅が自動的に切り換わるので、操作者が巻取リールの切
り換え動作を誤ることはなく、簡単操作で信頼性の高い
フィルム搬送装置を提供できる。また、巻取軸回転用駆
動手段が巻取リールの切り換え動作にも使用されるの
で、切り換え手段の専用動力が小さくなり、操作性の良
好なフィルム搬送装置が安価に製作できる。さらに、巻
取リールを所定の位置に停止した状態で保持する時には
切り換え動作専用のアクチュエータへの電力供給は必要
なく、電力供給は巻取リール幅の切り換え動作時に限ら
れるので、電力消費を小さくできる。
【0147】
【0148】
【0149】
【0150】
【0151】また、リールを所定の位置に停止した状態
で保持する時には切り換え動作専用アクチュエータへの
電力供給は必要なく、電力供給は巻取リール幅の切り換
え動作時に限られるので、電力消費を小さくできる。
【0152】さらに、第から第の発明によれば、可
動リールの保持を確実に行うことができる。
【0153】第の発明によれば、16mmフィルムを
完全に巻き戻す際、巻き戻し動作中に巻取リール幅を広
げて、フィルム巻き戻し動作時間内に巻取リール幅切換
動作を終了させることができるのでフィルム巻き戻し時
間が長くなることはない。また、巻取軸回転用駆動手段
が巻取リールの切り換え動作にも使用されるので、切り
換え手段の専用動力が小さくなり、操作性の良好なフィ
ルム搬送装置が安価に製作できる。さらに、巻取リール
を所定の位置に停止した状態で保持する時には切り換え
動作専用のアクチュエータへの電力供給は必要なく、電
力供給は巻取リール幅の切り換え動作時に限られるの
で、電力消費を小さくできる。
【0154】
【0155】第10の発明によれば、16mmフィルム
を使用する場合には、切り換え動作をする必要がないた
め、16mmフィルムの使用頻度が高い場合に電力消費
が抑えられる。また、巻取軸回転用駆動手段が巻取リー
ルの切り換え動作にも使用されるので、切り換え手段の
専用動力が小さくなり、操作性の良好なフィルム搬送装
置が安価に製作できる。さらに、巻取リールを所定の位
置に停止した状態で保持する時には切り換え動作専用の
アクチュエータへの電力供給は必要なく、電力供給は巻
取リール幅の切り換え動作時に限られるので、電力消費
を小さくできる。
【0156】第11の発明によれば、リーダープリンタ
等の画像投影装置において、フィルム幅の異なる複数の
リールを使用する場合でも、簡単、確実に巻取リール幅
を切り換えることができるので、フィルム上の画像の閲
覧、複写等の作業が容易になる。また、このような画像
投影装置を安価で提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の参考例に係るフィルム搬
送装置の概略斜視図である。
【図2】図2は本発明の第1の参考例に係るフィルム搬
送装置の外観斜視図である。
【図3】図3は本発明の第1の参考例に係るフィルム搬
送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅の切り換え
手段の部分構成図で、巻取リール幅が広い状態の図であ
る。
【図4】図4は本発明の第1の参考例に係るフィルム搬
送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅の切り換え
手段の部分構成図で、巻取リール幅が狭い状態の図であ
る。
【図5】図5は本発明の第1の参考例に係るフィルム搬
送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅の切り換え
手段の断面図である。
【図6】図6は本発明の第2の参考例に係るフィルム搬
送装置の外観斜視図で、巻取リール幅が広い状態の図で
ある。
【図7】図7は本発明の第2の参考例に係るフィルム搬
送装置の外観斜視図で、巻取リール幅が狭い状態の図で
ある。
【図8】図8はフィルム搬送装置の巻取リール周辺およ
び巻取リール幅の切り換え手段の部分断面図で、巻取リ
ール幅が広い状態の図である。
【図9】図9はフィルム搬送装置の巻取リール周辺およ
び巻取リール幅の切り換え手段の部分断面図で、巻取リ
ール幅が狭い状態の図である。
【図10】図10は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の外観斜視図で、巻取リール幅が広い状態の
図である。
【図11】図11は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の外観斜視図で、巻取リール幅が狭い状態の
図である。
【図12】図12は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅切り換
え手段の部分断面図で、巻取リール幅が広い状態で巻取
可動リールのロック解除を示す図である。
【図13】図13は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅切り換
え手段の部分断面図で、巻取リール幅が広い状態で巻取
可動リールのロックを示す図である。
【図14】図14は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅切り換
え手段の部分断面図で、巻取リール幅が狭い状態で巻取
可動リールのロック解除を示す図である。
【図15】図15は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リール周辺および巻取リール幅切り換
え手段の部分断面図で、巻取リール幅が狭い状態で巻取
可動リールのロックを示す図である。
【図16】図16は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リールロック手段の部分断面図であ
る。
【図17】図17は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リール幅の切り換え動作の説明図で、
図17(a)〜(c)は巻取リール幅切り換え動作を説
明するための部分断面図、図17(d)〜(f)は巻取
リール幅切り換え手段の概略構成を示す部分断面図であ
る。
【図18】図18は本発明の第実施形態に係るフィル
ム搬送装置の巻取リール幅の切り換え動作の説明図で、
図18(a)〜(c)は巻取リール幅切り換え動作を説
明するための部分断面図、図18(d)〜(f)は巻取
リール幅切り換え手段の概略構成を示す部分断面図であ
る。
【図19】図19は本発明の他の実施形態に係るフィル
ム搬送装置の外観斜視図である。
【図20】図20は従来例に係るフィルム搬送装置の外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 移動台 2 上圧板ガラス 3 下圧板ガラス 4 底板 8 供給軸 9 巻戻モータ 10 供給リール 12 搬送ローラ対 15 送出モータ 20 巻取軸 21 巻取可動リール 22 巻取固定リール 23 巻取コア 25 巻取モータ 28,61 移動コア 33 動レバー 36 突き当て板 51 可動アーム 53 切り換えモータ 62 ロック円板 63 ロックレバー 66 切り換えアーム 70 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 23/02 G03B 23/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リールに巻き付けられた長尺状フィ
    ルムが装填可能な少くとも1個の供給軸と、前記供給軸
    に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取軸に連
    動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状のフィル
    ムを搬送するフィルム搬送装置において、 前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数
    種の供給リールが選択的に装填可能であり、 フィルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも
    一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを
    規制するように構成された巻取部と、 前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規
    制幅を自動的に切り換える切り換え手段と、 前記切り換え手段を作動させる選択スイッチと、 を備え 巻取軸方向に移動可能に構成された巻取リールの少なく
    とも一方を保持する巻取リール保持部材と、巻取軸と、
    をネジ勘合し、 前記切り換え手段が巻取軸回転時に前記巻取リール保持
    部材の回転を阻止することによって、移動可能に構成さ
    れた巻取リールの少なくとも一方を巻取軸方向に移動さ
    せる ことを特徴とするフィルム搬送装置。
  2. 【請求項2】 供給リールに巻き付けられた長尺状フィ
    ルムが装填可能な少くとも1個の供給軸と、前記供給軸
    に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取軸に連
    動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状のフィル
    ムを搬送するフィルム搬送装置において、 前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数
    種の供給リールが選択的に装填可能であり、 前記供給軸に装填された供給リールの種類を識別するリ
    ール検出手段と、 フィルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも
    一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを
    規制するように構成された巻取部と、 前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規
    制幅を切り換える切り換え手段と、 を備え、巻取軸方向に移動可能に構成された巻取リールの少なく
    とも一方を保持する巻取リール保持部材と、巻取軸と、
    をネジ勘合し、 前記リール検出手段によって識別された供給リールの種
    類に応じて、前記切り換え手段を作動させ、巻取軸回転
    時に前記巻取リール保持部材の回転を阻止することによ
    って、移動可能に構成された巻取リールの少なくとも一
    方を巻取軸方向に移動させることを特徴とするフィルム
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 供給リールに巻き付けられた長尺状フィ
    ルムが装填可能な少くとも1個の供給軸と、前記供給軸
    に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取軸に連
    動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状のフィル
    ムを搬送するフィルム搬送装置において、 前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数
    種の供給リールが選択的に装填可能であり、 前記供給軸に装填された供給リールのフィルム幅を識別
    するフィルム幅検出手段と、 フィルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも
    一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを
    規制するように構成された巻取部と、 前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規
    制幅を切り換える切り換え手段と、 を備え、巻取軸方向に移動可能に構成された巻取リールの少なく
    とも一方を保持する巻取リール保持部材と、巻取軸と、
    をネジ勘合し、 前記フィルム幅検出手段によって識別されたフィルム幅
    に応じて、前記切り換え手段を作動させ、巻取軸回転時
    に前記巻取リール保持部材の回転を阻止することによっ
    て、移動可能に構成された巻取リールの少なくとも一方
    を巻取軸方向に移動させることを特徴とするフィルム搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 供給リールに巻き付けられた長尺状フィ
    ルムが装填可能な少くとも1個の供給軸と、前記供給軸
    に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取軸に連
    動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状のフィル
    ムを搬送するフィルム搬送装置において、 前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数
    種の供給リールが選択的に装填可能であり、 固定部と該固定部とのフィルム幅方向の間隔が可変な可
    動部とからなり、該固定部と可動部とによってフィルム
    幅方向の動きを規制しつつ、前記供給軸から巻取軸へと
    搬送されるフィルムを案内する搬送規制部材と、 フィルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも
    一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを
    規制するように構成された巻取部と、 前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規
    制幅を切り換える切り換え手段と、 を備え、巻取軸方向に移動可能に構成された巻取リールの少なく
    とも一方を保持する巻取リール保持部材と、巻取軸と、
    をネジ勘合し、 前記固定部と可動部とのフィルム幅方向の間隔に応じて
    前記切り換え手段を作動させ、巻取軸回転時に前記巻取
    リール保持部材の回転を阻止することによって、移動可
    能に構成された巻取リールの少なくとも一方を巻取軸方
    向に移動させることを特徴とするフィルム搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記巻取リールが巻取軸方向の所定の位
    置に移動した時、その位置に巻取リールを停止保持する
    ロック手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のフィルム搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック手段によって巻取リールは巻
    取軸方向の2箇所以上の位置に停止保持されることを特
    徴とする請求項に記載のフィルム搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段によって巻取リールが所
    定の位置に停止保持された時、巻取リールは巻取軸と一
    体に回転し、 前記ロック手段のロックを解除することによって、巻取
    リールが巻取軸方向に移動可能となることを特徴とする
    請求項又はに記載のフィルム搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記切り換え手段が前記ロック手段のロ
    ック解除並びに前記巻取リール保持部材の回転阻止を行
    うことを特徴とする請求項に記載のフィルム搬送装
    置。
  9. 【請求項9】 供給リールに巻き付けられた長尺状フィ
    ルムが装填可能な少なくとも1個の供給軸と、前記供給
    軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取軸に
    連動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状のフィ
    ルムを搬送するフィルム搬送装置において、 前記供給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数
    種の供給リールが選択的に装填可能であり、 フィルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも
    一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを
    規制するように構成された巻取部と、 前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規
    制幅を自動的に切り換える切り換え手段と、 前記切り換え手段を作動させる選択スイッチと、 を備え、 前記装置に装填されたフィルムが供給リールに巻き戻さ
    れる際、2分割された巻取リールの対向幅が最小状態に
    ある場合、巻取リール対向幅が最大となるように前記切
    り換え手段によって巻取リールの少なくとも一方を巻取
    軸方向に移動させることを特徴とするフィルム搬送装
    置。
  10. 【請求項10】 供給リールに巻き付けられた長尺状フ
    ィルムが装填可能な少なくとも1個の供給軸と、前記供
    給軸に対応した少なくとも1個の巻取軸と、前記巻取軸
    に連動する巻取リールとを設け、前記軸間に長尺状のフ
    ィルムを搬送するフィルム搬送装置において、 前記供
    給軸は、幅の異なるフィルムが巻き回された複数種の供
    給リールが選択的に装填可能であり、 フィルム幅方向に2分割された巻取リールの少なくとも
    一方が巻取軸方向に移動して、フィルム幅方向の動きを
    規制するように構成された巻取部と、 前記巻取リールを巻取軸方向に移動させて、フィルム規
    制幅を自動的に切り換える切り換え手段と、 前記切り換え手段を作動させる選択スイッチと、 を備え、 前記装置に装填されたフィルムが供給リールに巻き戻さ
    れた後、直ちに2分割された巻取リールの対向幅が最小
    となるように前記切り換え手段によって巻取リールの少
    なくとも一方を巻取軸方向に移動させることを特徴とす
    るフィルム搬送装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    フィルム搬送装置を備え、該フィルム搬送装置によって
    搬送されるフィルムの画像を搬送路上で読み取って投影
    する画像投影装置。
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