JP2547848B2 - マイクロフイルム検索装置 - Google Patents

マイクロフイルム検索装置

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JP2547848B2
JP2547848B2 JP1161311A JP16131189A JP2547848B2 JP 2547848 B2 JP2547848 B2 JP 2547848B2 JP 1161311 A JP1161311 A JP 1161311A JP 16131189 A JP16131189 A JP 16131189A JP 2547848 B2 JP2547848 B2 JP 2547848B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マイクロフイルムに記録された画像の中か
ら所望の画像を検索するマイクロフイルム検索装置に係
り、詳細にはマイクロフイルムの先端部をカセツトリー
ルから送り出して巻取りリールへ巻き付けるオートロー
デイング機構が備えられたマイクロフイルム検索装置に
関する。
[従来の技術] マイクロフイルムに記録された画像の中から所望の画
像を検索し、表示すると共に必要に応じて画像を複写す
ることが出来るリーダプリンタが提案されている。
このリーダプリンタでは、マイクロフイルムが巻き取
られた状態で収容されるカートリツジを装填部へ装填
し、カセツトリールに巻き取られたマイクロフイルムの
先端部を搬送手段によってカートリツジから自動的に送
り出し、いわゆるオートローデングによって、先端部分
が画像検索装置を通過して、巻取りリールへ巻き取られ
る。このリダプリンタでは、画像検索装置とカートリツ
ジのマイクロフイルム送り出し部分との間にマイクロフ
イルムの有無を検出する検出器が配置され、マイクロフ
イルムがカートリツジ内から送り出された否かが検出さ
れている。マイクロフイルムの検出が上記検出器で検出
されない場合には、マイクロフイルムを一旦カートリツ
ジ内のカセツトリールへ巻き戻して再度マイクロフイル
ムをカートリツジ内から送り出す操作を複数回繰り返し
ている。しかしこの送り出し操作を複数回繰り返しても
マイクロフイルムを巻取りリール側へ送り出すことが出
来ない場合すなわち上記検出器で、マイクロフイルムの
先端部分が検出されない場合にはマイクロフイルムを送
り出す搬送手段の作動を停止している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、マイクロフイルムがカートリツジ内か
ら送り出されて上記検出器によって検出された後に、こ
の検出器と巻取りリールとの間や画像検索装置との間で
マイクロフイルムの先端部分が引っ掛かり、マイクロフ
イルムの先端部が巻取りリールへ到達しないことがあ
る。この場合には巻取りリールへマイクロフイルムの先
端部を巻き付けることが出来ない。またこの状態でマイ
クロフイルムを再度送り出そうとすると、マイクロフイ
ルムの先端部が破損する恐れがある。
このように従来のマイクロフイルムの巻取りリールへ
の送り出しでは、マイクロフイルムを確実に検出して、
破損することなく巻取りリールへ巻き付けることが出来
なかった。
本発明は上記事実を考慮し、オートローデイングの際
にマイクロフイルムの先端部を確実に検出することが出
来、オートローデイングの失敗時にもマイクロフイルム
の先端部を破損することなく巻取りリールへ巻き取るこ
とが出来るマイクロフイルム検索装置を得ることが目的
である。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るマイクロフイルム検索装置は、マイクロ
フイルムが巻き取られた状態でカセツトリールを装填部
へ装填し、搬送手段によってマイクロフイルムの先端部
を巻取りリールへ送り出した後に巻取りリールへ巻き付
けて保持し、マイクロフイルムを巻取りリールへ巻き取
る操作と、カセツトリールへ巻き戻す操作によって、マ
イクロフイルムに記録された画像の中から所望の画像を
検索するマイクロフイルム検索装置であって、カセツト
リールの装填後に搬送手段によってカセツトリールから
送り出す動作が開始されて巻取りリール側へ送られるマ
イクロフイルムの送り出し動作開始の有無を検出する第
1の検出手段と、この第1の検出手段のマイクロフイル
ム搬送方向下流側に配置されてマイクロフイルムの有無
を検出する第2の検出手段と、第1の検出手段の検出で
巻取りリール側へのマイクロフイルムの送り出し動作の
開始が確認されないときにマイクロフイルム一旦カセツ
トリール側に巻き戻した後に再度マイクロフイルムを巻
取りリール側に送り出す送り出し操作を所定回数まで繰
り返してもマイクロフイルムの送り出し動作開始が第1
の検出手段で確認されないとき作動を停止するように搬
送手段を制御すると共に第1の検出手段でマイクロフイ
ルムが検出された後に第2の検出手段で検出されない場
合には作動を停止するように搬送手段を制御する制御手
段と、を備えることを特徴としている。
[作用] 上記構成の本発明では、マイクロフイルムが巻き付け
られた状態でカセツトリールを装填部へ装填すると、搬
送手段によってカセツトリールからマイクロフイルムの
先端部の送り出しが開始する。
カセツトリールから該先端部が送り出されたマイクロ
フイルムは第1の検出手段によってカセツトリールから
の送り出し動作開始が検出され、さらに搬送手段によっ
て搬送されて、第2の検出手段によって検出された後に
巻取りリール側へ先端部が巻き付けられて保持され、マ
イクロフイルムをカセツトリールへ巻き取る操作と、巻
取りリールへ送り出す操作を行うことによって、所望の
画像を検索可能な状態となる。
このマイクロフイルムの送り出しの際に、第1の検出
手段によってマイクロフイルムの送り出し開始動作、す
なわちマイクロフイルムの先端部分が検出されない場合
には、制御手段は搬送手段を作動させて一旦カセツトリ
ール側へマイクロフイルムを巻き戻して再度マイクロフ
イルムをカセツトリールから送り出す。この場合マイク
ロフイルムが第1の検出手段に検出されない場合には複
数回この送り出し操作が繰り返されて、なお第1の検出
手段によってマイクロフイルムの先端部分が検出されな
い場合には、制御手段が搬送手段の作動を停止する。
また第1の検出手段によって検出された後に第2の検
出手段によって検出されない場合、すなわち第1の検出
手段と第2の検出手段の間でマイクロフイルムが詰まっ
ている場合には、制御手段は搬送手段を作動させてマイ
クロフイルムをカセツトリールへ巻き戻した後に、搬送
手段の作動を停止する。
[発明の効果] 上記構成とした本発明によれば、第1の検出手段の検
出で巻取リール側へのマイクロフイルムの送り出しが確
認されないときにマイクロフイルムを一旦カセツトリー
ル側に巻き戻した後に再度マイクロフイルムを巻取リー
ル側に送り出す送り出し操作を所定回数まで繰り返して
もマイクロフイルムの送り出しが確認されないとき作動
を停止させると共に第1の検出手段でマクロフイルムが
検出された後に第2の検出手段で検出されない場合には
搬送手段の作動を停止するので、マイクロフイルムの先
端部を破損することがないという優れた効果を有する。
[実施例] 第1図乃至第13図を用いて、本発明に係るマイクロフ
イルム検索装置が適用されたリーダプリンタ20の実施例
を説明する。第1図はリーダプリンタ20の概略構成図で
ある。
〈リーダプリンタの全体構造〉 第1図に示されるようにリーダプリンタ20は、樹脂性
のカートリツジ22内に巻き取られて収容されているマイ
クロフイルム24を、装填部26へ装填し、巻取りリール28
へ先端部分を巻き取った後に、巻取りリール28へ巻き取
る操作と、カートリツジ22内のカセツトリール30へ巻き
戻す操作によって、マイクロフイルムに記録されている
画像の中から所望の画像を検索することが出来る。また
複数の反射ミラー32とレンズ34及び光源36からなる光学
系で、マイクロフイルム24に記録されている画像をスク
リーン37へ投影することが出来る。また必要に応じてマ
イクロフイルム24からの画像光の光軸Lを切り換えミラ
ー38によって変更し、下部に配設された複写装置40へ案
内して複写することが出来る。
このリーダプリンタ20では、カートリツジ22として第
2図及び第3図に示される二種類のカートリツジ22A、2
2Bを共用できるように装填部26及びマイクロフイルム24
の駆動系が構成されている。
また第11図に示されるようにリーダプリンタ20には制
御装置242が備えられており、装填部26の上部に配設さ
れたコントロールキーボード27と接続されている。した
がって、コントロールキーボード27からの入力で、各部
の作動が制御装置242によって制御される。
〈カートリツジ〉 第2図に示されるようにカートリツジ22Aは2分割さ
れたケース42の内側に設けられた円形のカセツトリール
支持部42Aが形成されている。このカセツトリール支持
部42A内にはカセツトリール30が装着されている(図示
矢印Pの順序で装着される)。ケース42内に収容された
カセツトリール30からはケース42に形成された開口44を
通してマイクロフイルム24の先端部が引き出し可能とな
っている。このカートリツジ22Aには、カセツトリール3
0の軸心部に金属性の円板46が取り付けられている。こ
の円板46には軸心回りに略等間隔で4個の小径孔50が形
成されている。またケース42の一方には中心部に円孔52
が形成されている。ケース42内へカセツトリール30が収
容された状態では、円板46に設けられた小径孔50が外部
へ露出し、後述するリール軸74と係合する。なお、この
種のカートリツジとしては、3M社製のものがある。
一方、カートリツジ22Bは第3図に示されるようにケ
ース56内にカセツトリール60が収容されて形成されてい
る。ケース56の内側にはカセツトリール支持部56Aが設
けられており、このカセツトリール支持部56A内にカセ
ツトリール60が装着されている。カセツトリール60にマ
イクロフイルム24が巻き取られ、ケース56に形成された
開口62を通してカセツトリール60からマイクロフイルム
24の先端部が引出し可能となっている点は、カートリツ
ジ22Aと共通する。しかし、カートリツジ22Bは、カセツ
トリール60の軸心部の構造と、ケース56の側壁にスリツ
ト64が形成されている点及び開口62の形状がカートリツ
ジ22Aの開口44と異なる点においてカートリツジ22Aと相
違する。カセツトリール60の軸心部には仕切板で仕切ら
れて2個の有底半円孔66、68が形成されている。また仕
切板の中央部には軸直角断面が略菱形の軸孔70が形成さ
れている。これらに有底半円孔66、68、軸孔70はカセツ
トリール60がケース56内に収容された状態でリール軸74
と係合する。さらに菱形の軸孔70を形成する仕切板は有
底半円孔68内へ向けて突起部72が設けられている。な
お、この種のカートリツジとしてはANSI規格のものがあ
る。
〈マイクロフイルムの駆動系〉 マイクロフイルム24を駆動する駆動系76は、ローデイ
ング駆動系と検索駆動系とで構成されている。ローデイ
ング駆動系により、マイクロフイルム24に記録された画
像の中から所望の画像を検索する検索可能な状態にし、
検索駆動系によりマイクロフイルムに記録された画像の
中から所望の画像を検索する。
ローデイング駆動系は、カートリツジ22B(本実施例
はカートリツジ22Bが装填部26へ装填される場合につい
て説明する。)を装填部26へ挿入した後にカートリツジ
22B内からマイクロフイルム24の先端部分を送り出して
巻取りリール28へ巻き付かせる。また検索駆動系は、マ
イクロフイルム24を巻取りリール28へ巻き取ったり、カ
セツトリール60へ巻き戻したりすることによってマイク
ロフイルム24に記録された画像の中から所望の画像を検
索する。
次にローデイング駆動系について説明する。
カートリツジ22Bが装填される装填部26は第5図乃至
第7図に示されるように、ベースプレート77から立設さ
れた側板78と、この側板78へ取り付けられた側板80で形
成されている。側板78の裏面側(第7図紙面上方側)に
はベースプレート77から側板82が立設され、さらに側板
82の裏面側にはベースプレート77から側板84が立設され
ている。
〈リール軸〉 第7図及び第8図に示されるように側板82、84には、
スライド軸受86の両端部がそれぞれ軸受88で回転可能に
支持されている。このスライド軸受86の軸受部86A内に
リール軸74が軸方向へスライド可能に挿入支持されてい
る。リール軸74からは半径方向へピン73が突出してお
り、その先端部はスライド軸受86に設けられた長孔86B
を貫通して、スライド軸受86の外周に挿入されたフラン
ジ90へ固定されている。またフランジ90の凹部90A内へ
はレバー92の一端に取り付けられたローラ91が挿入され
ている(第5図参照)。レバー92の他端はモータ94の駆
動軸94Aに支持されている。したがってモータ94の作動
で、レバー92が揺動し、フランジ90をスライド軸受86の
軸方向へ移動させる。このフランジ90の移動によってリ
ール軸74はスライド軸受88に案内されて軸方向へ移動す
る。
このリール軸74は図示しない伝達手段によって、側板
84に支持されたサプライモータ172(第7図参照)の駆
動軸172Aと図示しないクラツチを介して連結され、サプ
ライモータ172の駆動力が伝達されて回転する。この回
転は正転方向(第6図、第6A図矢印A方向)、逆転方向
(第6図、第6A図矢印B方向)へ回転する。
また第8図に示されるようにリール軸74の先端は側板
78に設けられた貫通孔78Aを貫通して突出しており、そ
の先端部には、当接部材96がリール軸74の軸方向に移動
可能に取り付けられている。当接部材96の首部96Aには
2つの長孔96Bが軸方向に沿うと共に周方向等間隔に形
成されている。この長孔96B内にはリール軸74の外周か
ら互いに離間する方向へ突出したピン98が挿入されてい
る。
またリール軸74の中間部にはフランジ100が固定され
ており、このフランジ100と当接部材96との間には圧縮
コイルスプリング102が配置されている。従って当接部
材96は圧縮コイルスプリング102の付勢力によって、リ
ール軸74の先端部へ付勢されている(第8図実線で示す
位置)。
当接部材96の頭部96Cは円板状で、カートリツジ22Bの有
底半円孔66、68の端縁と当接するように、その外形形状
が形成されている。また頭部96Cの前面に磁石104が取り
付けられている。この磁石104はカートリツジ22Aを装填
部26へ装填した場合に金属性の円板46との当接時に円板
46を吸着して、リール軸74を確実にカートリツジ22Aと
連結する。
また頭部96Cの前面には、頭部96Cに対して出没可能な
2本の係合ピン106が頭部96Cの周方向等間隔に設けられ
ている。これらの係合ピン106はカートリツジ22Bの有底
半円孔66、68内へ挿入される。
この当接部材96は、カートリツジ22Bと形状が異なる
カートリツジ22Aの場合にも使用することが出来る。す
なわち当接部材96はカートリツジ22Aのカセツトリール3
0に設けられた金属製の円板46と当接し、小径孔50内へ
係合ピン106が挿入する。これによりカセツトリール30
はリール軸74と連結されて、リール軸74へ伝達されたサ
プライモータ172の駆動力が伝達される。
また第7図に示されるように装填部26を形成する側板
80の中間部にはリール軸74の先端部に対応してカートリ
ツジ支持部108が設けられている。このカートリツジ支
持部108は装填部26に挿入され、当接部材96と当接した
カセツトリール60の裏面側を支持する。カートリツジ支
持部108はカセツトリール60の裏面側と当接する裏面当
接部材110と、この裏面当接部材110を軸支するシャフト
112と、シャフト112を支持するプレート114と、裏面当
接部材110とプレート114との間に配設される圧縮コイル
スプリング116とで構成され、裏面当接部材110は圧縮コ
イルスプリング116によって、カセツトリール30の裏面
側へ付勢される。
したがって、装填部26へ挿入されたカートリツジ22B
内のカセツトリール60はリール軸74の先端の当接部材96
と裏面当接部材110とで挟持される。
〈補助アーム〉 また第7図に示されるようにリール軸74の側方には側
板84、82に支持され、側板78を貫通するシャフト118が
配置されている。このシヤフト118は図示しない伝達手
段によってサプライモータ172の駆動軸172Aと図示しな
いクラツチを介して連結されており、サプライモータ17
2の駆動力が伝達される。
シヤフト118の側板78を貫通した先端部にはプーリ123
と、このプーリ123と若干の隙間を開けてローラ122が設
けられている。このプーリ123には無端ベルト124が巻き
掛けられている。プーリ123はシャフト118に固定されて
おり、ローラ122はシャフト118に対して回転可能になっ
ている。
ローラ122のプーリ123よりには補助アーム126一端が
支持されている。したがって補助アーム126はシャフト1
18を中心に回転可能になっている。補助アーム126の他
端には第5図及び第6図に示されるように軸方向中間部
に溝が設けられたローラ128がピン127で軸支されてい
る。ローラ128の溝内には、プーリ123との間に巻き掛け
られた無端ベルト124が収容されている。これによっ
て、シャフト118へ伝達されたサプライモータ172の回転
駆動力が無端ベルト124を介してローラ128へ伝達され
て、ローラ128がピン127を中心に第6図反時計方向(第
6図矢印C方向)へ回転する。
また補助アーム126の上部先端部は引張コイルスプリ
ング130の一端が止着されている。引張コイルスプリン
グ130の他端は補助アーム126の側方(第6図紙面左側)
で、側板78から立設されたピン132へ止着されている。
この為補助アーム126はシャフト118を中心に第6図反時
計方向へ付勢されている。
また第6図に示されるように補助アーム126の中間部
には凸部126Aが設けられている。この凸部126Aからはピ
ン134が側板78へ向けて立設されており、ピン134の先端
部は移動プレート156(第6A図参照)の当接部156Cに当
接されている。この移動プレート156の第6A図紙面左側
への移動によって補助アーム126は第6図実線で示され
る垂直方向に対して傾斜した状態から、二点鎖線で示さ
れる略垂直状態になる。
補助アーム126は、装填部26へ挿入されるカートリツ
ジ22の種類によってその位置が異なる。例えばカートリ
ツジ22Bが装填部26へ挿入される場合には補助アーム126
はカートリツジ22Bのスリツト64からカートリツジ22B内
へ挿入され、先端部のローラ128がカセツトリール60に
巻き取られたマイクロフイルム24の最外層へ当接する。
またカートリツジ22Aが装填部26へ挿入されるとカー
トリツジ22Aの側壁と補助アーム126の当接部126Bとが当
接し、第6図二点鎖線で示されるように略垂直な状態と
なる。この状態ではローラ128が、カートリツジ22Aの側
壁へ当接しないように、補助アーム126に設けられた当
接部126Bがローラ122とローラ128間の接線位置より装填
部26側へ突出している。
〈駆動アーム〉 第6図に示されるように補助アーム126の側部には駆
動アーム136が配置されている。この駆動アーム136は略
L字状で、L字の一方の端部が側板78にピン138で軸支
されている。また他方の先端部はさらに上方へ折り曲げ
られて、駆動ローラ140と、プーリ142と、剥離爪144と
が取り付けられている。
第6図及び第7A図に示されるようにピン138と駆動ア
ーム136との間にはねじりコイルスプリング146が介在さ
れている。ねじりコイルスプリング146の一端は駆動ア
ーム136の中間部から側板78へ向けて立設されたピン150
へ当接しており、他端は側板78上に設けられた図示しな
いピンによって止着されている。これにより、駆動アー
ム136はピン138を中心に第6図反時計方向へ付勢されて
いる。このため、駆動アーム136の先端部分は装填部26
内へ挿入されている。カートリツジ22Bが装填部26へ挿
入されると、ローラ140は開口62内からカートリツジ22B
内へ挿入され、カートリツジ22B内のマイクロフイルム2
4の最外層へ当接する。
ピン150は第6A図及び第7A図に示されるように側板78
に設けられた貫通孔78C内を貫通して突出し、側板78の
裏面側に側板78と平行に配置されている移動プレート15
6の矩形貫通孔156A(第5図参照)内へ挿入されてい
る。
駆動アーム136の中間部には円弧状に形成された長孔1
36Aが設けられている。この長孔136A内には、側板78か
ら駆動アーム136へ向けて立設されたピン148が挿入され
ている。このピン148は、駆動アーム136がピン138を中
心に揺動すると、長孔136A内を相対移動する。
また側板78の裏面側(第7A図紙面上方側)に配置され
ている移動プレート156には長孔156B(第5図参照)が
3箇所設けられている。これらの長孔156B内には側板78
から立設される案内ピン151が挿入されている。この案
内ピン151によって移動プレート156は第6A図紙面左右方
向へ案内される。
また第7図Aに示されるように側板78からは回転支軸
153が側板78の裏面側へ向けて立設されている。この回
転支軸153の先端部には揺動レバー152の一端が固定され
ている。揺動レバー152の他端は円板カム154へ偏心して
設けられたピン157へ支持されている。円板カム154はモ
ータ155の駆動軸155Aに固定されている。揺動レバー152
は中間部に溝152Aが形成れており。この溝152A内には移
動プレート156から立設されたピン159が挿入されてい
る。したがってモータ155の作動により円板カム154を介
して揺動レバー152が回転支持軸153を中心に第6A図反時
計方向へ回転すると、ピン159を介して移動プート156が
第6A図紙面左側へ移動する。移動プレート156の移動に
よって、ピン150を介して駆動アーム136がねじりコイル
スプリング146の付勢力に抗してピン138を中心に時計方
向へ揺動する。これによって、駆動ローラ140はカート
リツジ22B内のマイクロフイルム24の最外層から離間す
る。
この場合駆動アーム136はねじりコイルスプリング146
によってピン138を中心に反時計方向へ付勢されている
ので、モータ155が作動しない時には駆動アーム136は第
6図実線で示される位置すなわ装填部26内へその先端部
分が挿入されており、移動プレート156は第6A図鎖線で
示される位置へ移動している。この状態では装填部26へ
装填されるカートリツジ22Bの開口部62から駆動ローラ1
40が挿入可能となっている。
また駆動アーム136の駆動ローラ140に隣接するプーリ
142から駆動アーム136の長手方向に所定距離離れた位置
にプーリ164が設けられ、これらの各プーリ142、164に
は無端ベルト166が巻き掛けられている。
プーリ142は図示しない歯車を介して駆動ローラ140と
連結されており、プーリ140へ回転駆動力を伝達して、
プーリ142と逆方向へ回転させる。無端ベルト166はプー
リ142とプーリ164との間で駆動プーリ168に巻き掛けら
れている。
〈駆動ローラ〉 駆動プーリ168は第9図に示されるように側板78に軸
支された駆動軸170に固定されている。駆動軸170はサプ
ライモータ172の駆動軸172Aと図示しない連結手段によ
って連結されている。またサプライモータ172(第6図
及び第7図参照)と図示しない連結手段との間にはワン
ウエイクラツチが配設されて必要に応じて作動し、サプ
ライモータ172の回転駆動力を駆動軸へ伝達したり、遮
断したりする。サプライモータ172の駆動力が駆動軸170
へ伝達されて駆動軸170が第6図時計方向(図示矢印D
方向)へ回転すると、駆動プーリ168は第6図時計方向
へ回転する。駆動プーリ168の回転によって無端ベルト1
66が搬送され、プーリ164、142を第6図時計方向へ回転
する。プーリ142の回転は図示しない歯車を介して駆動
ローラ140へ伝達されて駆動ローラ140が第6図反時計方
向へ回転する。
〈剥離爪〉 駆動ローラ140の上部にその先端部分が位置する剥離
爪144は第6図、第6A図に示されるように駆動アーム136
に固定ピン143を介して回転可能に軸支されている。こ
の剥離爪144には、固定ピン143廻りにねじりコイルスプ
リング145が装着され、駆動ローラ140がカセツトリール
60へのマイクロフイルム24の最外層へ当接する位置で先
端がねじりコイルスプリング145の付勢力によりカセツ
トリール60のマイクロフイルム24の巻取部最外層に押し
付けられ、カセツトリール60へのマイクロフイルム24の
巻取部からのマイクロフイルム24の先端部剥離用として
用いられる。なお、剥離爪144の回転中心はカセツトリ
ール60へのマイクロフイルム24の巻取部の巻径の大きさ
にかかわらず、剥離爪144がカセツトリール60へのマイ
クロフイルム24の巻取部に当接する位置でその接線方向
に対して常に略一定の角度となるように設定されてい
る。
また、剥離爪144はカセツトリール60へ巻き取られた
マイクロフイルム24の先端部を剥離した後にマイクロフ
イルム24の先端部が当接して、下方へ案内する。
この剥離爪144は、中間部を境としてマイクロフイル
ム24の先端を剥離する剥離部144Aとマイクロフイルム24
の先端を剥離後に下方へ案内する案内部144Bとの幅寸法
が異なり、剥離部144Aが案内部144Bよりも幅狭となって
おり、本実施例では剥離部144Aが2mm、案内部144Bが5mm
となっている。また、剥離爪144の剥離部144Aは先端が
マイクロフイルム24の厚さの1/2以下の曲率半径で円弧
に形成され、本実施例ではマイクロフイルム24の厚さ60
μmに対して30μmの曲率半径でマイクロフイルム24の
先端が円弧に形成されている。
〈搬送アーム〉 一方、第9図に示されるように駆動軸170には駆動プ
ーリ168を挟んでフリーローラ174、176が軸支されてい
る。これらのフリーローラ174、176の直径は、駆動プー
リ168に巻き掛けられた無端ベルト166がフリーローラ17
4、176の外周より突出しない寸法に設定されている。さ
らに駆動軸170の先端部には歯車178が固定されている。
この歯車178は、歯車180と噛み合う。
歯車180は移動軸182の先端部に回転可能に支持されて
いる。移動軸182は側板78に設けられた長孔78Bを貫通
し、先端部に搬送アーム184が固定されている(第5図
参照)。
搬送アーム184は第5図及び第6図に示されるように
側板82へピン186で一端が軸支され揺動可能となってい
る。移動軸182の下部には長孔184Aが形成されており、
側板78の裏面側に突出したガイドピン188が挿入されて
いる。また長孔184Aの下部はソレノイド190の駆動軸190
Aとシヤフト192で連結されている。シヤフト192の先端
部は側板78に設けられた長孔78C内へ挿入されている。
また搬送アームの中間部には引張コイルスプリング194
の一端が止着されている。この引張コイルスプリング19
4の他端は側板82から立設された図示しないピンへ止着
されている。
したがってソレノイド190が作動しない時には引張コ
イルスプリング194の付勢力で搬送アーム184は第6図反
時計方向へ付勢され、長孔78C内の端部へシヤフト192が
当接している。またソレノイド190が作動すると駆動軸1
90Aが引張コイルスプリング194の付勢力に抗して移動
し、搬送アーム184がピン186を中心に6図時計方向へ揺
動する。これによって、歯車180が歯車178へ噛み合う。
移動軸182の側板78と歯車180との間には、第9図に示
されるように、中間部分に溝が設けられた搬送ローラ19
6が回転可能に支持されている。この搬送ローラ196は歯
車178と歯車180が噛み合った時には、第9図に示される
ようにフリーローラ174、176の外周と当接する。この
際、搬送ローラ196もフリーローラ174、176と当接した
状態で回転する。フリーローラ174、176と搬送ローラ19
6との間には、剥離爪144によって案内されたマイクロフ
イルム24が挿入され、挟持搬送される。
〈共用ガイド〉 搬送ローラ196の中間部に設けられた溝内には無端ベ
ルト198が、挿入されており、この無端ベルト198は搬送
ローラ196の上部に配置されたフイルム傷つき防止ロー
ラ200(第5図参照)に巻き掛けられている。このフイ
ルム傷つき防止ローラ200は、共用ガイド202から突出し
たシヤフト204で軸支されている。これにより搬送ロー
ラの回転力が無端ベルト198によって、フイルム傷つき
防止ローラ200へ伝達され回転する。
また共用ガイド202には第5図、第6図に示されるよ
うにフイルム傷つき防止ローラ200と、装填部26に装填
されたカートリツジ22Bの下面との間を塞ぐように屈曲
されて形成されたガイド部202Aが設けられている。さら
にフイルム傷つき防止ローラ202の側部にはフイルムの
搬送路の幅方向を規制するガイド206が共用ガイド202へ
取り付けられている。
したがってフイルム傷つき防止ローラ200と共用ガイ
ド202に案内されて、無端ベルト166及びフリーローラ17
4、176と搬送ローラ196との間へカセツトリール30から
送り出されたマイクロフイルム24が挿入される。
またカートリツジ22Aが装填部26へ装填される場合に
は、フイルム傷つき防止ローラ200とカートリツジ22Aの
底部との間に隙間が生じないが、カートリツジ22Bを装
填すると隙間が生じる。この隙間へマイクロフイルムの
先端部が挿入する虞があるが、この共用ガイド202のガ
イド部202Aによって塞ぐことが出来るのでマイクロフイ
ルム24の先端部分の隙間への挿入がない。
またこの共用ガイド202はカートリツジ22Aが装填され
た場合には、カートリツジ22Aの底部に切欠きを設け
(図示せず)、この切欠き内へガイド部202Aを挿入する
ようにしても良い。このようにすることによって開口部
の大きいカートリツジを供給して使用し装填部26内へ装
填する際には、確実にカートリツジの下部の隙間を塞ぐ
ことが出来る。
〈フランジローラ〉 また、第5図及び第6図に示されるように駆動アーム
136の下部には、フランジローラ208が配設されている。
このフランジローラ208とフリーローラ174、176の下部
にはガイドプレート210が配置されている。このガイド
プレート210上へカセツトリールから送り出されたマイ
クロフイルム24が案内搬送される。
フランジローラ208の巻取りリール側にはフランジロ
ーラ208より小径のフランジローラ214が配設されてい
る。このフランジローラ214は、ガイドプレート210の先
端部より上方に上部が位置している。このためガイドプ
レート210に案内されたマイクロフイルム24はフランジ
ローラ214上へ送られる。このマイクロフイルム24の搬
送では、フランジローラ208、214に形成されているフラ
ンジ208A、214Aによって、マイクロフイルム24の幅方向
の移動が規制されている。したがってマイクロフイルム
24はフランジローラ208を中心に幅方向へ傾斜すること
がなく、幅方向へ移動することがない。
またフランジローラ214のマイクロフイルム24の搬送
方向下流側には案内ローラ216が配設されている。この
案内ローラ216は小径のフランジローラ214と同じ高さに
設けられており、フランジローラ214と案内ローラ216に
支持された状態ではマイクロフイルム24は略水平に搬送
される。また案内ローラ216の上部にも案内ローラ220が
配置されている。
またフランジローラ208、214のマイクロフイルム24の
巻き付け角は少なくとも10゜以上になるように設定され
ている。
〈巻取りリール〉 巻取リール28は第4図に示されるようにマイクロフイ
ルム巻取部に無端ベルト222の外周が接触されて、無端
ベルト222の搬送によって回転する。無端ベルト222とマ
イクロフイルム巻取部との間にマイクロフイルム24が巻
き取られる。無端ベルト222はテークアツプモータ224の
駆動力で回転される駆動ローラ226に巻き付けられ、テ
ークアツプモータ224の駆動力で搬送される巻取リール2
8を回転させる。この場合、巻取りリール28は無端ベル
ト222によって常に軸中心へ押圧されている。
第10図に示されるように巻取りリール28は、2枚の円
板228、230が固定時232へ対向して軸支されている。こ
の固定軸232は側板231及び図示しない側板へ一端が支持
されており、中央部の固定軸232Aには巻取り部材234が
軸受236で支持されている。また両端部の固定軸232Bは
軸受236を介して円板支持部材238が支持されている。こ
の円板支持部材238には互いに対向して円板28、230がそ
れぞれ支持されている。円板228、230の互いに対向する
側にはそれぞれ突出部228A、230Aが設けられ、弾性を有
している。この突出部228A、230Aの下部に円板支持部材
238の外周部が対応しており、若干の隙間Sが設けられ
ている。この隙間Sはマイクロフイルム24の厚みより大
きい寸法に設定されている。さらに固定軸232Bは外方へ
向けてテーパが設けられている。このため円板228、230
は固定軸232Bに対して揺動可能となっている。
円板228、230は圧縮コイルスプリング240によって、
互いに接する方向へ付勢されている。したがって円板22
8、230間へ挿入されたマイクロフイルム24は円板228、2
30に設けられた突出部228A、230Aと両端部が当接し、さ
らに巻取り部材234側へマイクロフイルム24が無端ベル
ト222によって押圧されると円板228、230が圧縮コイル
スプリング240の付勢力に抗して互いに離間する方向へ
揺動する。この揺動によって、マイクロフイルム24の幅
方向両端部はは円板支持部材238と突出部228A、230Aと
の間に挿入され、幅方向中間部は巻取り部材234ね当接
してマクロフイルム24が巻取り部材234へ巻き付けられ
る。
〈検出器〉 このように構成されるマイクロフイルム24のローデイ
ング駆動系ではフランジローラ208とフリーローラ174、
176との間に、第6図に示されるように第1の検出器212
が配設されている。この第1の検出器212はフランジロ
ーラ208とフリーローラ174、176との間を通るマイクロ
フイルム24の有無を検出する。
また案内ローラ216とフランジローラ214の間にはマイ
クロフイルム24の幅方向両端部に対応して、第3の検出
器218が配設されている。この第3の検出器218はマイク
ロフイルム24の幅方向両端部に設けられて、マイクロフ
イルム24の画像位置と対応したブリツプマークを検出
し、所望の画像を検索する際に画像の位置を検索する。
またマイクロフイルム24の幅方向の位置がフランジロー
ラ208、214によって規制されているので、確実に検出す
ることが出来る。さらにフランジローラ208とフランジ
ローラ214及び案内ローラ216の配置によって、マイクロ
フイルム24は第3の検出器218に対して常に同距離の位
置を搬送されるので、確実にマイクロフイルム24のブリ
ツプマークを検出することが出来る。第1の検出器21
2、第3の検出器218は制御装置242へ接続されている。
また案内ローラ220のマイクロフイルム搬送方向下流
側で搬送路の下方には、マイクロフイルム24に記録され
た画像へ光を照射する光源36が配置され、上部にはレン
ズ34が配置されている。
また光源36の下流側にはマイクロフイルムの搬送路の
下方に第1の検出器と同構成の第2の検出器213が配置
されている。この第2の検出器213は制御装置242へ接続
されている。
制御装置242には第11図に示されるようにサプライモ
ータ172、ソレノイド190、モータ155、モータ94、テイ
クアツプモータ224が接続されており、それぞれその作
動が制御される。
次に検索駆動系について説明する。
巻取りリール28は上述したようにテイクアツプモータ
224で搬送される無端ベルト222によって回転し無端ベル
ト222と巻取り部材234との間にマイクロフイルム24を巻
き取る。
一方カセツトリール60にはサプライモータ172の駆動
力が伝達されて、カセツトリール60へマイクロフイルム
24を巻き付ける方向へ付勢される。したがってマイクロ
フイルム24はサプライモータ172とテイクアツプモータ2
24によってテンシヨンが付与された状態で維持される。
この状態から、マイクロフイルム24を巻取りリール28
側へ巻き取ったり、カセツトリール30へマイクロフイル
ム24を巻き戻すことによってマイクロフイルム24に記録
された画像の中から所望の画像を検索することが出来
る。
次に本実施例の作用について第12図に示すタイミング
チヤートと第13図に示すフローチヤートを用いて説明す
る。
先ず装填部26にカートリツジ22Bが装填される場合に
ついて説明し、次にカートリツジ22Aが装填される場合
について説明する。
カートリツジ22Bが装填される装填部26は第6図二点
鎖線で示されるように、補助アーム126が移動プレート1
56によって垂直状態に維持されている。さらに駆動アー
ム136はねじりコイルスプリングの付勢力に抗して、第
6図二点鎖線で示される位置に待機している。
この状態からカートリツジ22Bが装填部26内へ挿入さ
れ図示いない検出器によってこれが検出される。この状
態ではカートリツジ22Bは圧縮コイルスプリング116の付
勢力によって裏面当接部材110が当接し、側板78側へ押
圧されている。カートリツジ22Bが側板78側へ押圧され
ている状態から、モータ94が作動しリール軸74を側板78
の貫通孔78Aから突出させる(第12図A位置)。貫通孔7
8Aから突出したリール軸74の当接部材96の頭部106が有
底半円孔66、68の端縁部と当接する。
所定時間(第12図A〜B間)が経過すると、サプライ
モータ172が逆回転駆動され、この駆動力が図示しない
伝達手段によってリール軸74へ伝達される(第12図B位
置)。リール軸74はこの駆動力で第6図反時計方向へ回
転し、カセツトリール60を同方向へ回転させて、マイク
ロフイルム24の巻締めを開始する。
またこの回転によって係合ピン106がそれぞれ有底半
円孔66、68内へ確実に挿入する。係合ピン106がそれぞ
れ有底半円孔66、68内へ挿入した係合状態ではカートリ
ツジ22Bは圧縮コイルスプリング102と圧縮コイルスプリ
ング116の付勢力によって裏面当接部材110と当接部材96
によって挟持される。
所定時間(第12図B〜C間)が経過するとモータ155
が作動を開始する(第12図C位置)。このモータ155の
作動によって円板カム154が第6A図において回転支持軸1
53を中心にして時計方向へ回転し、移動プレート156を
第6A図紙面右側へ移動させる。これによってカートリツ
ジ22Bの側壁に設けられたスリツト64からカートリツジ2
2B内へ補助アーム126が挿入されると共に開口62内から
駆動アーム136が挿入され、ローラ128と駆動ローラ140
がマイクロフイルム24の最外層へ当接する。さらに剥離
爪144もマイクロフイルム24の最外層と当接する。
所定時間(第12図C〜D間)が経過するとソレノイド
190が作動して搬送アームが揺動し、歯車178と歯車180
が噛み合いかつ搬送ローラ196とフリーローラ174、176
が当接する。さらにリール軸74の逆回転が停止して、マ
イクロフイルム24の巻締めが終了する。これによってカ
ートリツジ22B内にマイクロフイルム24が巻き締められ
る。
これと同時にシヤフト118へサプライモータ172の駆動
力を図示しないクラツチによって伝達して(第12図D位
置)、プーリ123を回転させ、無端ベルト124を搬送させ
て、ローラ128を第6図反時計方向(図示矢印C方向)
へ回転させる。さらに駆動軸170へサプライモータ172の
駆動力が図示しないクラツチによって伝達されて回転
し、駆動プーリ168を第6図時計方向(図示矢印D方
向)へ回転し、無端ベルト166を搬送させてプーリ142を
回転させる。プーリ142が回転すると図示しない歯車に
よって駆動ローラ140が第6図反時計方向へ回転する。
これによってマイクロフイルム24の図示矢印A方向へ向
けての送り出しが開始される。この状態では図示しない
クラツチによってサプライモータ172の駆動力が伝達さ
れているので、フリーローラ174、176と搬送ローラ196
は回転駆動している。
一方、カセツトリール60へ巻き取られたマイクロフイ
ルム24の先端部は最外層へ静電気や乾燥不良等によって
密着している。この状態で、マイクロフイルム24はロー
ラ128と駆動ローラ140の回転によって駆動され、マイク
ロフイルム24の先端部が剥離爪144の先端部分と当接す
る。さらにマイクロフイルム24がローラ128と駆動ロー
ラ140によって送り出されるとマイクロフイルム24の先
端部は剥離爪144によって最外層から剥離される。剥離
された先端部は剥離爪144の案内部144Bによって下方へ
案内され、フイルム傷つき防止ローラ200と共用ガイド2
02によってさらに案内されて、フリーローラ174、176と
搬送ローラ196間へ挿入される(第12図E〜F)。フリ
ーローラ174、176と搬送ローラ196との間へ挿入された
マイクロフイルム24はガイドプレート210上へと送り出
される。
マイクロフイルム24がカートリツジ22B内から送り出
されると、マイクロフイルム24の先端部分が第1の検出
器212によって、検出される(第12図F位置)。
第1の検出器212によってマイクロフイルムを検出す
ると、モータ155が作動して、移動プレート156を第6図
紙面右側へ移動させる。この移動によって駆動アーム13
6及び補助アーム126がカートリツジ22B内から抜き出さ
れる。ついで、巻取りリール28がテイクアツプモータ22
4で搬送する無端ベルトによって駆動され(第12図G位
置)、マイクロフイフイルム24の先端部が到達するのを
待っている。
第1の検出器212によってカートリツジ22Bからの送り
出しが確認されたマイクロフイルム24の先端部分はガイ
ド210に案内されてフランジローラ208へ巻き付けられ
る。フランジローラ208へ巻き付けられた後にマイクロ
フイルム24の先端部分は小径のフランジローラ214へ巻
き付けられた後に案内ローラ216へ巻き付けられる。案
内ローラ216へ巻き付けられた後にマイクロフイルム24
の先端部分は案内ローラ220へ巻き付けられる。第1の
検出器212によって通過が確認されたマイクロフイルム2
4は第2の検出器213によって検出される。マイクロフイ
ルム24の先端部分は巻取りリール28の巻取り部材234の
外周上へ送られ、無端ベルト22によって、押圧されて突
出部228A、230Aと巻取り部材234との間に挟持されて保
持され、順次巻取り部材234へ巻き取られる。
第2の検出器213で検出されると(第12図H位置)所
定時間経過後ソレノイド190の作動が停止され、サプラ
イモータ172の正転駆動が停止する。
この状態では巻取リール28がテイクアツプモータ224
の駆動力で回転しようとしているが、カセツトリール60
側が送り出しを停止しているので、マイクロフイルム24
は静止している。所定時間経過後にはテイクアツプモー
タ224が停止して、マイクロフイルム24は検索可能な状
態となっている。以上の作動によって、ローデイングが
終了する。
ここでカートリツジ22B内からマイクロフイルム24の
先端部分が静電気、カール等によって送り出されない場
合についてのサプライモータ172及び搬送ローラ196の制
御について第13図に示すフローチヤートに従い説明す
る。
カートリツジ22Bが装填部26へ装填されると、ステツ
プ300でサプライモータ172の正転作動回数が3回以下か
否かが判断される。3回以下であればステツプ302でサ
プライモータ172が正転作動され、マイクロフイルム24
の先端部の送り出しをする。ステツプ304で所定時間経
過したか否かが判断される。所定時間経過していない場
合にはサプライモータ172は作動が継続される。所定時
間経過するとステツプ304で第1の検出器212がマイクロ
フイルム24の先端部が通過したか否か、すなわちマイク
ロフイルム24がカートリツジ22Bから送り出された否か
が判断される。第1の検出器212によって先端部が検出
された後にステツプ308で第2の検出器213によって、マ
イクロフイルム24が検出されるとサプライモータ172が
作動して所定時間経過後ステツプ310でサプライモータ1
72の作動が停止する。この状態ではマクロフイルム24の
先端部分が、巻取りリール28へ巻き取られており、検索
駆動系によって検索可能な状態になっている。
ステツプ308で第2の検出器213によってマイクロフイ
ルム24が検出されないときにはステツプ318でサプライ
モータ172が逆転駆動される。このサプライモータ172の
逆転駆動によってマイクロフイルム24はカセツトリール
に巻き取られる。この状態でステツプ320でサプライモ
ータ172の駆動を停止する。
ステツプ306で第1の検出器212によってマイクロフイ
ルム24の先端分が検出されない場合、すなわち静電気、
カール等によってカートリツジ22B内からマイクロフイ
ルム24の先端部分が送り出されない場合にはステツプ31
2でサプライモータ172が逆転駆動されて、リール軸74が
逆転駆動して、一旦マイクロフイルム24がカセツトリー
ル60へ巻き戻される。ステツプ314で逆転作動した時間
が所定時間経過した否かが判断され所定時間経過すると
回数Nがステツプ316でカウントされる。
ついでステツプ300の前に戻り、再び正転作動した回
数Nが3回以下か否かが判断される。正転作動された回
数Nが3回より上になるとステツプ310に進んでステツ
プ310でサプライモータ172が停止される。
このように本実施例では、マイクロフイルム24のカー
トリツジ22Bからの送り出しが確認されない時に一旦カ
セツトリール60にマイクロフイルム24を巻き戻した後に
再度送り出す操作を所定回数行い、第1の検出器によっ
てマイクロフイルム24の先端部分が検出された後に第2
の検出器で先端部分が検出されない場合には、マイクロ
フイルム24をカセツトリールへ巻き戻してサプライモー
タ172を停止するので、マイクロフイルム24を破損させ
ることがない。
なお、本実施例ではマイクロフイルム24を巻き戻した
り、送り出したりする操作を3回行ったが、これに限ら
ず複数回であれば良い。
さらに本実施例では第2の検出器213を案内ローラ220
の下流側に配置したがこれに限らず、第1の検出器212
の下流側であればいかなるところであっても良く、好ま
しくはマイクロフイルムの搬送方向巻取りリール側に配
置するのが好ましい。
また本実施例では第1の検出器の他に第2の検出器21
3を第1の検出器の下流側に配設したので、マイクロフ
イルム24の先端部分を確実に検出することが出来、マイ
クロフイルム24を無理に送り出すことがなく、第2の検
出器213によって検出されない場合には送り出しを停止
するので、マイクロフイルム24を破損することがない。
また送り出し操作を3回繰り返して行うので、確実にマ
イクロフイルム24を送り出すことが出来る。
次にカートリツジ22Aを装填部26へ装填する場合につ
いて説明する。
カートリツジ22Aが装填部26へ装填されると、モータ1
15が作動され円板カム154を回転させる。これにより移
動プレート156は第6A図紙面右側へ移動する。しかしカ
ートリツジ22Aの側壁にはスリツトが設けられていない
ので、補助アーム126の当接部126Bはカートリツジ22Aの
側壁によって押圧されて第6図に示されるように略垂直
状態になる。このとき当接部126Bがカートリツジ22Aの
側壁へ当接するので、ローラ128がカートリツジ22Aの側
壁と当接することがない。
駆動アーム136はカートリツジ22Bの装填時と同様に作
動し開口44からカートリツジ22A内へ挿入され作動す
る。
したがって、カートリツジ22Aの場合には、マイクロ
フイルム24の先端部の送り出しは、駆動ローラ140と搬
送ローラ196とで行われる。
次にマイクロフイルムに記録された画像の中から所望
の画像を検索する場合について説明する。
所望の画像に対応したブリツプマークの順番を指定す
ると、サプライモータ172の駆動によってカセツトリー
ル60が回転してマイクロフイルム24を巻き戻したり、テ
イクアツプモータ224の駆動によって巻取りリール28を
回転し、巻取りリール28へマイクロフイルム24を巻き取
ることによって所望の画像に対応したブリツプマークを
第3の検出器218で検出し、所望の画像を検索する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたリーダプリンタの実施例を
示す概略構成図、第2図及び第3図はマイクロフイルム
が収容されたカートリツジを示す分解斜視図、第4図は
ローデイング駆動系と検索駆動系を示す斜視図、第5図
は装填部を示す分解斜視図、第6図は装填部を示す側面
図、第6A図は装填部特に駆動アームと補助アームとの関
係を示す側面図、第7図は第6図のVII−VII線に沿って
切断した断面図、第7A図は第6A図のVII A−VII A線に沿
って切断した断面図、第8図はリール軸を示す断面図、
第9図は第6図のIX−IX線に沿って切断した断面図、第
10図は巻取りリールを示す断面図、第11図は制御装置と
たの機器との関係を示すブロツク図、第12図は各機器の
作動タイミングを示すタイムチヤート、第13図は本発明
の作用を示すフローチヤートである。 22……カートリツジ、 24……マイクロフイルム、 26……装填部、 28……巻取りリール、 30、60……カセツトリール、 128……ローラ、 140……駆動ローラ、 212……第1の検出器、 213……第2の検出器、 242……制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロフイルムが巻き取られた状態でカ
    セツトリールを装填部へ装填し、搬送手段によってマイ
    クロフイルムの先端部を巻取りリールへ送り出した後に
    巻取りリールへ巻き付けて保持し、マイクロフイルムを
    巻取りリールへ巻き取る操作と、カセツトリールへ巻き
    戻す操作によって、マイクロフイルムに記録された画像
    の中から所望の画像を検索するマイクロフイルム検索装
    置であって、 カセツトリールの装填後に搬送手段によってカセツトリ
    ールから送り出す動作が開始されて巻取りリール側へ送
    られるマイクロフイルムの送り出し動作開始の有無を検
    出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段のマイクロフイルム搬送方向下流側
    に配置されてマイクロフイルムの有無を検出する第2の
    検出手段と、 第1の検出手段の検出で巻取りリール側へのマイクロフ
    イルムの送り出し動作の開始が確認されないときにマイ
    クロフイルム一旦カセツトリール側に巻き戻した後に再
    度マイクロフイルムを巻取りリール側に送り出す送り出
    し操作を所定回数まで繰り返してもマイクロフイルムの
    送り出し動作開始が第1の検出手段で確認されないとき
    作動を停止するように搬送手段を制御すると共に第1の
    検出手段でマイクロフイルムが検出された後に第2の検
    出手段で検出されない場合には作動を停止するように搬
    送手段を制御する制御手段と、 さ備えることを特徴とするマイクロフイルム検索装置。
JP1161311A 1989-04-20 1989-06-23 マイクロフイルム検索装置 Expired - Fee Related JP2547848B2 (ja)

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