JPH05216126A - ロールフィルムキャリア - Google Patents

ロールフィルムキャリア

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JPH05216126A
JPH05216126A JP2147792A JP2147792A JPH05216126A JP H05216126 A JPH05216126 A JP H05216126A JP 2147792 A JP2147792 A JP 2147792A JP 2147792 A JP2147792 A JP 2147792A JP H05216126 A JPH05216126 A JP H05216126A
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JP
Japan
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reel
loading
supply
roll
film
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JP2147792A
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English (en)
Inventor
Katsunori Sakakibara
克典 榊原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リーダやリータプリンタに装着されるロール
フィルムキャリアに対して容易にロールフィルムを装填
し得るようにすることである。 【構成】 ロールフィルムが巻付けられた供給リール
は、装填テーブル36がセット位置に開放された状態
で、支持ピン39に供給リールの穴を嵌合させることに
より装填テーブル36に装填される。この状態で装填テ
ーブル36を閉じると、サプライ軸が供給リールの穴内
に入り込み、ロールフィルムの幅が検出されると共、供
給リールの装填操作が完了する。ロールフィルムの幅に
応じて、ガイドローラと巻取りリールの幅が自動的に変
更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像投影装置に装着さ
れ、ロールフィルムを保持してロールフィルムを搬送す
るロールフィルムキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状のマイクロフィルムに記録され
た情報を検索してスクリーンに投影するためのリーダ
や、検索された情報をプリントするリーダプリンタ等の
画像投影装置においては、装填されたロールフィルムを
保持すると共に搬送するロールフィルムキャリアが使用
される。ロールフィルムは供給リールに巻き付けられて
おり、ロールフィルムに記録された情報を検索する際に
は、ロールフィルムキャリアに設けられた巻取りリール
にロールフィルムが巻き取られる。
【0003】供給リールをロールフィルムキャリアに装
填する際には、従来、ロールフィルムキャリアに設けら
れた水平のサプライ軸に対して作業者が供給リールを押
し込む必要があり、供給リールの装填作業が容易でなか
った。特に、幅の広いロールフィルムを装填するには、
長いサプライ軸に対して押し込む必要があり、サプライ
軸に対して供給リールを装填する際には強く押し付けな
ければならないこともあり、装填作業が容易でなかっ
た。
【0004】また、従来のロールフィルムキャリアで
は、作業者が供給リールを装填する際には、ロールフィ
ルムの先端部を巻取りリールまで搬送するためのローデ
ィングローラを開放状態に設定し、このローディングロ
ーラ対にフィルムの先端部を挾み付ける操作を行なう必
要があり、このような点からもフィルムの装填作業が容
易でなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑みてなされたものであり、供給リールをロ
ールフィルムキャリアに対して容易に装填し得るように
することを目的とする。また、相互にロールフィルムの
幅が相違する複数の供給リールを容易に装填し得るよう
にすること目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、供給リールに巻付けられたロール状のマイ
クロフィルムを送り出して巻取りリールに巻き取るロー
ルフィルムキャリアにおいて、前記供給リールに嵌合さ
れて当該供給リールを回転するサプライ軸と、当該サプ
ライ軸に対して前記供給リールを装着させる装填手段と
を有し、当該装填手段は、前記サプライ軸に対してほぼ
垂直な第1位置と、前記サプライ軸に対してほぼ平行な
第2の位置とに回動する装填部材を有し、前記第2の位
置において前記供給リールを前記装填部材に装填し、前
記第1の位置に前記装填部材を移動させてロールフィル
ムを送り出し可能状態にするようにしたことを特徴とす
るロールフィルムキャリアである。そして、このマイク
ロフィルムキャアリは、前記装填部材の前記第1の位置
への移動動作に連動して、前記サプライ軸を軸方向に移
動させ、前記供給リールに設けられた軸穴に前記サプラ
イ軸を挿入するようにしたことを特徴とし、装填された
ロールフィルムの先端を挟持して前記巻取りリールにま
でフィルムを搬送するローディングローラ対と、当該ロ
ーディングローラ対を駆動する駆動手段とを有し、前記
装填部材が前記第2の位置となっている状態では、前記
ローディングローラ対と前記駆動手段との接続を切るよ
うにしたことを特徴とする。更に本発明は、第1の幅を
有するロール状マイクロフィルムが巻付けられた第1供
給リール、または第1の幅とは異なる第2の幅を有する
ロール状マイクロフィルムが巻付けられた第2供給リー
ルから送り出されたマイクロフィルムを巻取りリールに
巻き取るマイクロフィルムキャリアにおいて、装填され
た供給リールと前記巻取りリールとの間の搬送路に設け
られてロール状マイクロフィルムを案内するガイドロー
ラと、装填された供給リールの軸穴に嵌合するサプライ
軸を軸方向に移動する第1駆動手段と、前記サプライ軸
の軸方向の移動量に基づいてフィルムの幅を検出する検
出手段と、前記ガイドローラと前記巻取りリールの少な
くとも何れか一方を駆動してフィルム保持幅を変更する
第2駆動手段と、前記検出手段からの検出結果に基づい
て前記第2駆動手段に制御信号を送り、前記ガイドロー
ラと前記巻取りリールとの少なくとも何れか一方のフィ
ルム幅を変更する制御手段とを有するロールフィルムキ
ャリアである。また本発明は、ロール状のマイクロフィ
ルムが巻き付けられた供給リールを所定位置にセット
し、前記マイクロフィルムの先端をローディングローラ
対に挿入した後、当該ローディングローラ対を駆動して
前記マイクロフィルムを送り出し、巻取りリールに巻き
取るマイクロフィルムにおいて、供給リールが装填され
る時には、前記ローディングローラ対と当該ローディン
グローラ対を駆動する駆動手段との接続を切るようにし
たことを特徴とするロールフィルムキャリアである。
【0007】
【作用】供給リールは、これを第2の位置となった装填
部材に対して載置し、その装填部材を第1の位置にまで
移動することによってロールフィルムキャリアに装填さ
れることになる。この第1の位置に装填部材を移動させ
ると、サプライ軸が供給リール内に進入し、供給リール
はサプライ軸に装着される。供給リールを装填部材に装
填する際には、ローディングローラ対は、これを駆動す
る駆動手段との接続が切られており、容易にロールフィ
ルムの先端をローディングローラ対に押し込むことがで
きる。装填された供給リールの幅はサプライ軸の軸方向
移動量を検出することによって検出される。この検出結
果に基づいて、供給リールから送り出されたロールフィ
ルムを案内するガイドローラ、あるいは送り出されたロ
ールフィルムを巻き取る巻取りリールの幅が変更され、
ロールフィルムは確実に巻き取りリールに向けて搬送さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。図1はリーダプリンタを示す図であり、
基台部10に取付けられた支持テーブル11の上には、
スクリーン12を有するハウジング13が設置されてい
る。このハウジング13にはスクリーン12の下方に位
置させてレンズホルダー14が設けられており、このレ
ンズホルダー14には投影レンズ15が着脱自在となっ
ている。作業テーブル11の上にはロールフィルムを保
持するためのフィルムキャリア16が備えられている。
【0009】図示するように、基台部10内に設けられ
た光源20からの光は、図示しないコンデンサーレンズ
により集光されて投影光路21を形成する。この投影光
路21はフィルムキャリア16に保持されたロールフィ
ルムの画像を照射して通過し、投影レンズ15に至る。
そして、この投影レンズ15により拡大されたロールフ
ィルムの画像は、可動ミラー22に至る。リーダモード
では、この可動ミラー22は、図1において破線で示す
位置に設定され、固定ミラー23を経てスクリーン12
に至る破線のリーダ光路24がハウジング13内に形成
され、ロールフィルムの画像がスクリーン12に拡大投
影される。
【0010】ロールフィルムの画像を記録紙にプリント
するためのプリントモードでは、可動ミラー22は図2
において実線で示される位置となって、リーダ光路24
に代えて実線のプリント光路25が形成される。可動ミ
ラー22はその位置から徐々に走査のために揺動し、こ
こからの反射光は、固定ミラー26〜28を経て、基台
部10内のドラム状の感光体29に向かう。これによ
り、ロールフィルムの画像が記録紙にプリントされてリ
ーダプリンタの前面に設けられたトレイ17から排出さ
れる。感光体29の周囲には図示しない公知の画像形成
手段が設けられている。
【0011】次に、フィルムキャリア16について説明
する。このフィルムキャリア16は図示しないケーブル
によってリーダプリンタ内の制御部に接続されている。
図2〜図4は、それぞれフィルムキャリア16の全体を
示す図であり、図4に示されるように、台板31の上に
は左側部にフィルム装填部、中央部に画像投影部、そし
て右側部にフィルム巻取り部が設けられ、これらは外装
ケース32により覆われている。フィルキャリア16
は、作業テーブル11に設けられた支持板33に対して
台板31(キャリア本体)の部分で、図2において矢印
Yで示されるように前後方向に調整移動自在に装着され
ている。外装ケース32の前面右部には、位置調整キー
34a、34bが設けられており、これらの位置調整キ
ー34a、34bを操作することにより、図示しない公
知の駆動機構によりフィルムキャリア16は前後方向に
調整移動される。更に外装ケース32の前面には、検索
用ダイアル35が設けられており、このダイアル35の
操作によりロールフィルムの搬送方向が設定される。
【0012】図5〜図7はフィルム装填部の詳細を示
す。ロールフィルムが装填される装填テーブル36は、
左右両端に図5に示されるように支持軸37a、37b
を有し、一方の支持軸37aは台板31の側壁31aに
支持され、他方の支持軸37bは台板31に設けられた
隔壁31bに支持されており、装填テーブル36は、こ
れらの支持軸37a、37bの部分で台板31に対して
図3において矢印Rで示される方向に開閉自在に取付け
られている。図2は装填テーブル36が閉じられてフィ
ルムを検索し得る位置となった状態を示し、図3は装填
テーブル36が開いてセット位置つまり装填位置となっ
た状態を示す。
【0013】図5に示されるように、装填テーブル36
の内側にはロールフィルを支持する回転板38が設けら
れており、この回転板38の中心には支持ピン39が突
設されている。装填テーブル36の内側には、回転板3
8に隣接させてローディングケース40が設けられてお
り、このケース40にはロールフィルムを案内するため
のガイド面41が形成されている。ケース40内に回転
自在に取付けられた回転軸42には、ローディングロー
ラ43が取付けられており、このローラ43の一部は、
ケース40に形成された切欠き部40aからガイド面4
1の外方に突出している。ガイド面41の外方には、回
転軸42と平行に支持軸44が取付けられ、この支持軸
44にはホルダー45が支持軸44を中心に揺動自在に
取付けられている。そして、支持軸44にはこれに対し
て回転自在にローラ46が装着され、ホルダー45に取
付けられた支持軸47には、ローディングローラ43に
圧接するローラ48が回転自在に装着されている。この
ローラ48は、ローディングローラ43と共にローディ
ングローラ対を構成する。ローラ48のローラ43に対
する圧接力は、圧縮コイルばね49によって付勢され
る。両ローラ43、48を通過したフィルムは、ケース
40に設けられた透明部材等からなる確認窓50を通し
てケース40の外部から目視される。
【0014】装填テーブル36には、これが図5及び図
6に示されるように開いた状態のもとで後端部となる部
分に位置させてばね取付け部51aが設けられており、
台板31に設けられたばね取付け部31cと前記ばね取
付け部51aとの間には、引張りコイルばね52が掛け
渡されている。このばね52により装填テーブル36に
は、常時この装填テーブル36を開く方向の弾発力が付
勢されている。この弾発力に抗して、図7に示されるよ
うに、装填テーブル36を閉じたときに、装填テーブル
36の内面に形成されたロック穴53と係合するフック
54がブラケット55を介して外装ケース32の内面に
揺動自在に取付けられている。このフック54は、外装
ケース32の内面に取付けられたソレノイド56のアク
チュエータにロッド57を介して連結されており、ソレ
ノイド56を作動させることにより、フック54とロッ
ク穴53との係合が解かれて、ばね52により装填テー
ブル36が図5及び図6に示されるように開いた状態と
なる。
【0015】図3及び図6に示されるように、回転軸4
2の先端には、ケース40の外部に位置させて従動歯車
60が取付けられている。台板31に固着されたブラケ
ット31dにはモータ61が取付けられており、台板3
1に固着されたブラケット31eと前記ブラケット31
dに対して回転自在に駆動軸62が装着されている。そ
して、モータ61のシャフトに取付けられた歯車63に
は駆動軸62に固着された歯車64が噛合っており、駆
動軸62の先端には駆動歯車65が取付けられている。
図7に示されるように、装填テーブル36を閉じると、
駆動歯車65には回転軸42の先端の従動歯車60が噛
合うことになる。これにより、回転軸42を介してロー
ディング用ローラ43がモータ61により駆動される。
駆動軸62には検出板つまりエンコーダディスク66が
固着され、これに隣接して台板31に取付けられたセン
サー67により駆動軸62の回転数が検出される。
【0016】台板31には、図5に示されるように回転
板38の後方に位置させてレール71が前後方向に伸び
て敷設されており、摺動体72が前後方向に摺動自在に
レール71に装着されている。この摺動体72は減速機
のハンジングとなっており、内部には減速機構が組込ま
れ、摺動体72に取付けられたモータ73により減速機
構を介して駆動されるサプライ軸74が摺動体72の前
面から突設され、このサプライ軸74の先端部には当接
板75が取付けられている。サプライ軸74の先端部に
は当接板75よりも先端側に位置させて、係合爪76が
径方向に進退移動自在に備えられており、この係合爪7
6はサプライ軸74内に組込まれた図示しないばね部材
により外径方向に向かう弾発力が付勢されている。この
弾発力に抗して押圧されると、係合爪76はサプライ軸
74内に入り込む。
【0017】図5に示されるように、ばね取付け部51
aに隣接させて装填テーブル36に取付けられたばね取
付け部51bと、前記摺動体72に取付けられたばね取
付け部72aとの間には引張りコイルばね77が装着さ
れている。図5に示されるように、装填テーブル36を
全開させた状態においては、引張りコイルばね77は完
全に収縮した状態となっており、台板31に設けられた
隔壁31fの後方にサプライ軸74の先端部が位置する
ことになる。装填テーブル36を閉じると、ばね取付け
部51bは図7に示されるように前方に移動することに
なるので、ばね77を介して摺動体72には前方に向か
う弾発力が付勢される。
【0018】フィルム装填部に対しては、例えば、幅が
16mmのロールフィルムと幅が35mmのロールフィルムのよ
うに、相互にフィルムの幅が相違する2種類のオープン
リール式のロールフィルムを装填することができる。図
8は幅35mmのロールフィルムFaが巻付けられた供給リ
ールRaを装填テーブル36にセットした状態を示し、
図9は幅16mmのロールフィルムFbが巻付けられた供給
リールRbを装填テーブル36にセットした状態を示
す。これらのリールRa、Rbには、支持ピン39が入
り込む穴78と、爪76が係合する溝79とがそれぞれ
形成されている。フィルムFa、Fbの先端部をケース
40のフィルム挿入口40b内に押し込んだ後に、装填
テーブル36を閉じると、図10及び図11に示される
ように装填操作が完了する。図10は35mm幅のロールフ
ィルムFaが装填された状態を示し、図11は16mm幅の
ロールフィルムFbが装填された状態を示す。装填テー
ブル36が閉じられると、ロールフィルムの幅に応じて
摺動体72は所定の距離だけ前進移動することになり、
装填後の摺動体の位置を検出するために、側壁31aに
35mm幅のフィルム用のセンサー80aと、16mm幅のフィ
ルム用のセンサー80bとが取付けられ、摺動体72に
検出板81が取付けられている。
【0019】フィルムキャリア16の画像投影部とフィ
ルム巻取り部の詳細を示すと、図12及び図13の通り
である。台板31には連結部材82によって支持体83
が固定されており、この支持体83の上には上ガラス8
4が取付けられ、この上ガラス84の部分を光源20か
らの光が透過する。台板31には切換え板85が前後方
向に移動自在に取付けられており、台板31に固着され
たピン86が切換え板85に前後方向に形成された長孔
87に係合し、支持体83に下方に向けて突設されたピ
ン88が切換え板85に前後方向に形成された長孔89
に係合しており、切換え板85の前後方向の移動がこれ
らのピン86、88により案内される。切換え板85を
図12に示され後退限位置と、図13に示される前進限
位置とに移動させるために、台板31に固着された支持
軸90にはレバー91が取付けられ、このレバー91の
一端部に形成された長孔92に、切換え板85に取付け
られた係合ピン93が係合すると共に、レバー91の他
端部には台板31に取付けられたソレノイド94のアク
チュエータ95が連結されている。
【0020】上ガラス84の左右に位置させてガイド部
材96a、97aが台板31の前端部に固着されてお
り、それぞれのガイド部材96a、97aにはガイドロ
ーラ98a、99aが回転自在に取付けられている。切
換え板85の前端部には、ガイド部材96a、ガイドロ
ーラ98aに対応してガイド部材96b、ガイドローラ
98bが取付けられ、ガイド部材97a、ガイドローラ
99aに対向して、ガイド部材97b、ガイドローラ9
9bが取付けられている。
【0021】台板31に固着されたブラケット31g、
31hには回転軸101が回転自在に設けられ、ブラケ
ット31hに取付けられたモータ102の主軸に固定さ
れた歯車103が回転軸101に固定された歯車104
と噛合っており、モータ102によって回転軸101が
駆動される。回転軸101の前端部には前ディスク10
5aが固着され、回転軸101に軸方向に摺動自在に装
着されたスリーブ106には後ディスク105bが取付
けられており、両ディスク105a、105bにより巻
取りリール105が構成されている。切換え板85に回
転自在に取付けられたローラ107が、回転スリーブ1
06に形成された環状溝108に係合しており、切換え
板85の前後移動により、両ディスク105a、105
bの間隔が、フィルムの幅に応じて変化する。台板31
に取付けられたブラケット31iと、前記ブラケット3
1gに回転自在に取付けられた軸109には、ガイド板
110が取付けられ、このガイド板110によって、ロ
ールフィルムの先端部が巻取りリール105に案内され
る。
【0022】次に、上述したフィルムキァリア16の動
作及び操作について説明する。図3に示されるように装
填テーブル36が作業者に向けて手前側に開かれた状態
のもとで、供給リールが回転板38の上に、ほぼ水平と
なった姿勢で載置される。したがって、作業者は、手前
側にせり出された状態の装填テーブル36に対して容易
に供給リールをセットすることができる。このときに
は、供給リールRa、Rbに形成された中心穴78内
に、上下方向を向いた支持ピン39が入り込むようにす
る。この支持ピン39に対して幅の厚い供給リールRa
を差し込む際にも、比較的短い支持ピン39に差し込む
ことになるので、セット作業が容易である。次いで、作
業者によりフィルムの先端部分がケース40のガイド面
41に沿ってフィルム挿入口40bに挿入され、フィル
ムはその先端部が窓49を通して目視されるまで送り込
まれる。フィルムの先端がローディングケース40の端
まで送り込まれると、隔壁31bにフィルムの先端が当
たり、それ以上はフィルムは進まない。フィルムの先端
部が作業者により送り込まれる際には、フィルムはロー
ディングローラ43とローラ47の間を通ることになる
が、図6に示されるように、装填テーブル36が開かれ
た状態では、駆動歯車65と従動歯車60は離れてお
り、モータ61の負荷はローディングローラ43に加わ
ることがなく、スムーズにフィルムが送られる。35mm幅
のロールフィルムFaの先端が送り込まれた状態は図8
に示され、16mm幅のロールフィルムFbが送り込まれた
状態は図9に示されている。
【0023】このようにしてフィルムの装填が完了した
ならば、ばね52の弾発力に抗して装填テーブル36が
閉じられる。装填テーブル36が閉じられると、フック
54がロック穴53に係合して装填テーブル36は閉じ
た状態に締結されると共に、歯車65と歯車60とが噛
合い状態となる。同時に、摺動体72はばね77を介し
てレール71に案内されながら前進し、35mmフィルムが
装填された場合には図10に示された状態となり、16mm
フィルムが装填された場合には図11に示される状態と
なり、当接板75がリールの端面に接触し、リールは当
接板75と回転板38との間で挾み付けられる。そし
て、フィルムが装填されていない場合には、図11にお
いて二点鎖線で示される位置まで供給サプライ軸74は
前進し、ばね77は収縮したままである。フィルムが装
填されている場合に装填テーブル36を閉じると、供給
サプライ軸74はリール内の中心穴78内に入り込み、
係合爪76が溝79に係合することになる。もしも、係
合爪76が溝79内に係合しない場合には、係合爪76
はサプライ軸74内に押し込まれ、サプライ軸74の回
転に伴なって係合爪76が溝79内に係合する。摺動体
72がどこまで移動したかは、検出板81と、2つのセ
ンサー80a、80bとにより検出される。これによ
り、装填テーブル36が閉じられたこと、フィルムが装
填テーブルにセットされたこと、及び装填されたフィル
ムの幅とが、前記2つのセンサー80a、80bにより
検出される。
【0024】センサー80aの位置に検出板81が停止
した場合には、制御部内のCPU等(図示省略)によっ
て35mmのロールフィルムが装填されたと判断され、ソレ
ノイド94によって切換え板85が図12に示される位
置に設定される。これにより、2対のガイドローラ98
a、98b及び99a、99bが、35mmの幅に対応
した搬送幅に設定される。センサー80bの位置に検出
板81が停止した場合には、切換え板85は図13に示
される位置に設定される。更に、作業者が位置調整キー
34a、34bを操作しなくても、切換え板85の移動
に対応して光軸位置とフィルムの幅方向の中心とが一致
するようにフィルムキャリア16が前後方向に調整移動
される。ただし、フィルムが装填される以前の搬送幅
と、装填されたフィルムの幅とが同一である場合には、
切換え板85とフィルムキャリア16は移動されない。
尚、切換え板85の移動に連動させて、ガイド部材96
b、97bとガイドローラ96a、99bのみを移動さ
せて、巻取りリール105のディスク105bを移動さ
せないようにしても良く、逆にディスク105bのみを
移動させて、ガイド部材とガイドローラとを移動させな
いようにしても良い。
【0025】これらの操作が終了すると、フィルムの先
端はモータ61の駆動によって搬送され、公知の技術に
より巻取りリール105に巻き取られる。これにより、
ロールフィルムに記録された画像の検索が行なわれる。
検索操作は、ダイアル35によってなされるが、検索時
にスクリーン12に投影された画像を上下方向に位置合
せするときには、キー34a、34bが操作される。検
索を終了するときには、ダイヤル35を操作し続けるこ
とによって、ロールフィムは全てモータ73により供給
リールに戻される。フィルムが戻されるときには、ロー
ディングローラ43が回転され、フィルムが全て戻され
ると、ローディングローラ43の回転が停止される。こ
の停止は、図5に示されるセンサー67によって検出さ
れ、モータ73が停止される。そして、図7に示された
ソレノイド56に一時的に通電がなされて、装填テーブ
ル36が自動的に開かれる。これと同時に、摺動体72
が後退してサプライ軸74はリールの中心穴78から抜
ける。尚、本発明のロールフィルムキャリアは、リーダ
プリンタ以外に、リーダやマイクロフィルムスキャナー
等の種々の画像投影装置に対して使用することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、装填部
材が第2の位置つまり支持面がほぼ水平となった状態の
装填部材に対して供給リールを載置した後に、装填部材
を移動させることによって供給リールの装填操作が終了
するので、ロールフィルムキャリアに対する供給リール
の装填作業が容易となる。しかも、フィルムの装填を行
なう際には、ローディングローラは駆動手段との接続が
断たれているので、フィルムの先端部をローディングロ
ーラにセットする際には駆動手段の負荷がフィルムに加
わることなく容易に供給リールを装填することができ
る。更に、装填された供給リールの幅に応じて、ガイド
ローラあるいは巻取りリールの幅が変更されるので、供
給リールから送り出されたフィルムの搬送は円滑になさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明のロールフィルムキャリアが装着され
たリーダプリンタの内部構造を示す概略断面図、
【図2】は装填テーブルが閉じられた状態におけるロー
ルフィルムキャリアを示す斜視図、
【図3】は装填テーブルが開かれた状態におけるロール
フィルムキャリアを示す斜視図、
【図4】はロールフィルムキャリアの内部構造を示す斜
視図、
【図5】はロールフィルムキャリアの内部構造を示す平
面側断面図、
【図6】は図5の右側面側の断面図、
【図7】は装填テーブルが閉じられた状態におけるロー
ルフィルムキャリアの右側面側の断面図、
【図8】は幅が広いロールフィルムが載置された状態の
装填テーブルを示す斜視図、
【図9】は幅が狭いロールフィルムが載置された状態の
装填テーブルを示すす斜視図、
【図10】は幅が広いロールフィルムが装填された状態
を示すロールフィルムキャリアの平面側断面図、
【図11】は幅が狭いロールフィルムが装填された状態
を示すロールフィルムキャリアの平面側断面図、
【図12】は幅が広いロールフィルムが装填された状態
におけるロールフィルムキャリアの中央部と右側部とを
示す平面図、
【図13】幅が狭いロールフィルムが装填された状態に
おけるロールフィルムキャリアの中央部と右側部とを示
す平面図である。
【符号の説明】
31…台板、32…外装ケース、36…装填テーブル
(装填部材)、38…回転板、39…支持ピン、43…
ローディング用ローラ、62…駆動軸、65…駆動歯
車、72…摺動体、73…モータ、74…サプライ軸、
80a、80b…センサー、85…切換え板、98a、
98b、88a、99b…ガイドローラ、105…巻取
りリール、Ra、Rb…供給リール、Fa、Fb…ロー
ルフィルム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リールに巻付けられたロール状のマ
    イクロフィルムを送り出して巻取りリールに巻き取るロ
    ールフィルムキャリアにおいて、 前記供給リールに嵌合されて当該供給リールを回転する
    サプライ軸と、当該サプライ軸に対して前記供給リール
    を装着させる装填手段とを有し、 当該装填手段は、前記サプライ軸に対してほぼ垂直な第
    1位置と、前記サプライ軸に対してほぼ平行な第2の位
    置とに回動する装填部材を有し、前記第2の位置におい
    て前記供給リールを前記装填部材に装填し、前記第1の
    位置に前記装填部材を移動させてロールフィルムを送り
    出し可能状態にするようにしたことを特徴とするロール
    フィルムキャリア。
  2. 【請求項2】 前記装填部材の前記第1の位置への移動
    動作に連動して、前記サプライ軸を軸方向に移動させ、
    前記供給リールに設けられた軸穴に前記サプライ軸を挿
    入するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のロ
    ールフィルムキャリア。
  3. 【請求項3】 装填されたロールフィルムの先端を挟持
    して前記巻取りリールにまでフィルムを搬送するローデ
    ィングローラ対と、当該ローディングローラ対を駆動す
    る駆動手段とを有し、前記装填部材が前記第2の位置と
    なっている状態では、前記ローディングローラ対と前記
    駆動手段との接続を切るようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のロールフィルムキャリア。
  4. 【請求項4】 第1の幅を有するロール状マイクロフィ
    ルムが巻付けられた第1供給リール、または第1の幅と
    は異なる第2の幅を有するロール状マイクロフィルムが
    巻付けられた第2供給リールから送り出されたマイクロ
    フィルムを巻取りリールに巻き取るマイクロフィルムキ
    ャリアにおいて、 装填された供給リールと前記巻取りリールとの間の搬送
    路に設けられてロール状マイクロフィルムを案内するガ
    イドローラと、 装填された供給リールの軸穴に嵌合するサプライ軸を軸
    方向に移動する第1駆動手段と、 前記サプライ軸の軸方向の移動量に基づいてフィルムの
    幅を検出する検出手段と、 前記ガイドローラと前記巻取りリールの少なくとも何れ
    か一方を駆動してフィルム保持幅を変更する第2駆動手
    段と、 前記検出手段からの検出結果に基づいて前記第2駆動手
    段に制御信号を送り、前記ガイドローラと前記巻取りリ
    ールとの少なくとも何れか一方のフィルム幅を変更する
    制御手段とを有するロールフィルムキャリア。
  5. 【請求項5】 ロール状のマイクロフィルムが巻き付け
    られた供給リールを所定位置にセットし、前記マイクロ
    フィルムの先端をローディングローラ対に挿入した後、
    当該ローディングローラ対を駆動して前記マイクロフィ
    ルムを送り出し、巻取りリールに巻き取るマイクロフィ
    ルムにおいて、 供給リールが装填される時には、前記ローディングロー
    ラ対と当該ローディングローラ対を駆動する駆動手段と
    の接続を切るようにしたことを特徴とするロールフィル
    ムキャリア。
JP2147792A 1992-02-06 1992-02-06 ロールフィルムキャリア Pending JPH05216126A (ja)

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