JPH05216125A - ロールフィルムキャリア - Google Patents

ロールフィルムキャリア

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JPH05216125A
JPH05216125A JP2147692A JP2147692A JPH05216125A JP H05216125 A JPH05216125 A JP H05216125A JP 2147692 A JP2147692 A JP 2147692A JP 2147692 A JP2147692 A JP 2147692A JP H05216125 A JPH05216125 A JP H05216125A
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JP
Japan
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film
holding case
roll
supply reel
film holding
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JP2147692A
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English (en)
Inventor
Katsunori Sakakibara
克典 榊原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダやリーダプリンタ等に使用されるロー
ルフィルムキャリアに対して容易にロールフィルムを装
填し得るようにすることである。 【構成】 フィルム保持ケース40は、フィルムが装填
される装填位置と、検索し得る検索位置とに移動可能と
なっている。装填位置では作業者に向けて保持ケース4
0がせり出されており、その状態で容易に供給リールを
装填することができる。ロールフィルムは保持ケース4
0を検索位置に移動させると、供給リールに対してサプ
ライ軸47が嵌入して、供給リールは駆動される状態と
なると共に、保持ケース40はその検索位置でロックさ
れる。また、装填位置においては、フィルムの先端はシ
ャッター85により位置決めされており、検索位置に移
動されると、自動的にシャッター85が開かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像投影装置に装着さ
れ、ロールフィルムを保持してそのロールフィルムを搬
送するロールフィルムキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状のマイクロフィルムに記録され
た情報を検索してスクリーンに投影するリーダや、検索
された情報をプリントする機能をも有するリーダプリン
タ等の画像投影装置においては、装填されたロールフィ
ルムを保持すると共に搬送するロールフィルムキャリア
が使用される。ロールフィルムは供給リールに巻き付け
られており、ロールフィルムに記録された情報を検索す
る際には、ロールフィルムキャリアに設けられた巻取り
リールにロールフィルムが巻き取られる。
【0003】供給リールをロールフィルムキャリアに装
填する際には、従来、ロールフィルムキャリアに設けら
れた水平のサプライ軸に対して作業者が供給リールを押
し込む必要があり、供給リールの装填作業が容易でなか
った。特に、幅の広いロールフィルムを装填するには、
長いサプライ軸に対して押し込む必要があり、サプライ
軸に対して供給リールを装填する際には強く押し付けな
ければならないこともあり、装填作業が容易でなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑みてなされたものであり、供給リールをロ
ールフィルムキャリアに対して容易に装填し得るように
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、供給リールに巻付けられたロール状のマイ
クロフィルムを送り出して巻取りリールに巻き取るロー
ルフィルムキャリアにおいて、キャリア本体に回転自在
に取付けられ、前記供給リールが装填される装填位置
と、当該装填位置に対してほぼ直角をなす検索位置とに
移動自在なフィルム保持ケースを有し、前記装填位置に
おいて前記供給リールを前記フィルム保持ケースに装填
し、前記検索位置に移動させてロールフィルを送り出し
可能状態とすることを特徴とするロールフィルムキャリ
アである。更に、本発明は、ロールフィルムが供給リー
ルに巻き戻されたことが検知されると、前記フィルム保
持ケースを前記検索位置から装填位置に移動させる移動
手段を有している。また、前記フィルム保持ケースに前
記供給リールが装填されていない状態のもとで前記装填
位置から前記検索位置へ前記フィルム保持ケースを移動
したときには、前記フィルム保持ケースを前記装填位置
に戻す戻し移動手段を有している。
【0006】そして、本発明は、前記フィルム保持ケー
スの前記装填位置から前記検索位置への移動に連動させ
て前記供給リールを保持または駆動するサプライ軸を前
記供給リールに挿入し、検索位置から装填位置への移動
に連動させて前記供給リールから前記サプライ軸を抜き
出すようになっている。また、前記フィルム保持ケース
にこれに装填されたロールフィルムの先端部を挟持する
ローディングローラ対を設け、当該ローディングローラ
対の送り出し方向下流側に位置させて前記フィルム保持
ケースにシャッターを設け、当該シャッターを前記フィ
ルム保持ケースの移動に連動させて開閉する。更に、前
記シャッターが前記フィルム保持ケースの前記検索位置
で開放状態となり、前記装填位置で閉じた状態となるよ
うになっている。
【0007】
【作用】上記構成のロールフィルムキャリアにおいて
は、供給リールを装填位置におけるフィルム保持ケース
に装填した後に、フィルム保持ケースを検索位置まで移
動させれば、供給リールのロールフィルムは送り出し可
能状態となる。検索が終了した後に、供給リールにロー
ルフィルムが巻き戻されると、フィルム保持ケースは自
動的に検索位置から装填位置に戻される。もしも、フィ
ルム保持ケースに供給リールが装填されていない状態で
フィルム保持ケースが装填位置から検索位置に移動され
ても、フィルム保持ケース内に供給リールが装填されて
いないことが検出され、フィルム保持ケースは検索位置
から装填位置に自動的に戻される。
【0008】フィルム保持ケースが装填位置から検索位
置に移動されると、供給リールにはサプライ軸が挿入さ
れて、供給リールを駆動し得る状態となる。また、フィ
ルム保持ケースが検索位置から装填位置に移動される
と、サプライ軸は供給リールに嵌合された状態から自動
的に抜き出されることになる。装填位置におけるフィル
ム保持ケースに対して供給リールをセットする際には、
ロールフィルムの先端部がローディングローラ対に挾み
付けられることになり、ロールフィルムの先端はシャッ
ターによって位置決めされることになる。このシャッタ
ーはフィルム保持ケースを装填位置から検索位置に移動
させると、自動的に開放状態となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。図1はリーダプリンタを示す図であり、
基台部10に取付けられた支持テーブル11の上には、
スクリーン12を有するハウジング13が設置されてい
る。このハウジング13にはスクリーン12の下方に位
置させてレンズホルダー14が設けられており、このレ
ンズホルダー14には投影レンズ15が着脱自在となっ
ている。作業テーブル11の上にはロールフィルムを保
持するためのフィルムキャリア16が備えられている。
【0010】図示するように、基台部10内に設けられ
た光源20からの光は、図示しないコンデンサーレンズ
により集光されて投影光路21を形成する。この投影光
路21はフィルムキャリア16に保持されたロールフィ
ルムの画像を照射して通過し、投影レンズ15に至る。
そして、この投影レンズ15により拡大されたロールフ
ィルムの画像は、可動ミラー22に至る。リーダモード
では、この可動ミラー22は、図1において破線で示す
位置に設定され、固定ミラー23を経てスクリーン12
に至る破線のリーダ光路24がハウジング13内に形成
され、ロールフィルムの画像がスクリーン12に拡大投
影される。
【0011】ロールフィルムの画像を記録紙にプリント
するためのプリントモードでは、可動ミラー22は図2
において実線で示される位置となって、リーダ光路24
に代えて実線のプリント光路25が形成される。可動ミ
ラー22はその位置から徐々に走査のために揺動し、こ
こからの反射光は、固定ミラー26〜28を経て、基台
部10内のドラム状の感光体29に向かう。これによ
り、ロールフィルムの画像が記録紙にプリントされてリ
ーダプリンタの前面に設けられたトレイ17から排出さ
れる。感光体29の周囲には図示しない公知の画像形成
手段が設けられている。
【0012】次に、フィルムキャリア16について説明
する。このフィルムキャリア16は図示しないケーブル
によってリーダプリンタ内の制御部に接続されている。
図2〜図4は、それぞれフィルムキャリア16の全体を
示す図であり、図4に示されるように、台板31の上に
は左側部にフィルム装填部、中央部に画像投影部、そし
て右側部にフィルム巻取り部が設けられ、これらは外装
ケース32により覆われている。フィルキャリア16
は、作業テーブル11に設けられた支持板33に対して
台板31(キャリア本体)の部分で、図2において矢印
Yで示されるように前後方向に調整移動自在に装着され
ている。外装ケース32の前面右部には、位置調整キー
34a、34bが設けられており、これらの位置調整キ
ー34a、34bを操作することにより、図示しない公
知の駆動機構によりフィルムキャリア16は前後方向に
駆動される。更に外装ケース32の前面には、検索用ダ
イアル35が設けられており、このダイアル35の操作
によりロールフィルムの搬送方向が設定される。
【0013】図4に示されるように、台板31に回動自
在に取付けられた回動軸37には回動部材38が固着さ
れており、この回動部材38は回動軸37と共に、約9
0度の範囲内で回動する。フィルム収容空間39を有る
フィルム保持ケース40が前記回動部材38に取付けら
れており、この収容空間39内には、図9に示されるよ
うに、ロールフィルムFが巻付けられたオープンリール
式の供給リールRが収容される。供給リールRがフィル
ム保持ケース40内に装填されたか否かを検出するため
に、図3及び図4に示されるように、フィルム収容空間
39内に露呈させて、例えば反射式センサー36がフィ
ルム保持ケース40に取付けられている。このセンサー
36の位置は、図示される位置以外に種々の位置に設定
することが可能である。図3はフィルム保持ケース40
に対してロールフィルムを装填し得るフィルム装填位置
となったフィルム保持ケース40を示し、図3の状態か
ら作業者により90度ケース40が回動させられると、
ケース40は図2に示されるように検索位置となる。こ
の回動動作によって、回動部材38に対して摺動自在に
装着された摺動部材41がフィルム保持ケース40に向
けて接近移動する。この摺動部材41には、供給リール
を駆動するための供給リール駆動機構42が取付けられ
ており、この駆動機構42は図3に示されるように、フ
ィルム保持ケース40に固定されたカバー43により覆
われている。
【0014】フィルム保持ケース40がフィルム装填位
置となった状態は、図5に示されており、図6はフィル
ム保持ケース40が検索位置となった状態を示す。供給
リール駆動機構42が取付けられた摺動部材41をフィ
ルム保持ケース40に対して接近離反移動自在に案内す
るために、回動部材38には図5に示されるようにレー
ル44が敷設され、このレール44に案内されて摺動部
材41が移動する。この供給リール駆動機構42は、摺
動部材41に取付けられたモータ45と、このモータ4
4と一体となった減速機46とを有し、この減速機46
からフィルム保持ケース40に向けて供給リールRを駆
動するためのサプライ軸47が突設されている。このサ
プライ軸47には、供給リールRの端面に当接する当接
板48が設けられており、サプライ軸47は供給リール
Rに形成された中心穴H内に嵌合される。
【0015】フィルム保持ケース40を図5に示される
フィルム装填位置から、図6に示されるフィルム検索位
置に回動させたときに、この回動動作を摺動部材41の
ケース39に対する接近動作に変換するために、図6及
び図7(A)(B)に示されるように、台板31には案
内溝51が形成され、この案内溝51に係合する突起部
52が摺動部材41の下面に突設されている。前記回動
軸37の下端部は台板31の下面から突出しており、こ
の突出部には図7(A)(B)に示されるようにレバー
53が固定されている。台板31の下面に突設されたば
ね取付け部54と、前記レバー53の先端との間に、引
張りコイルばね55が装着されており、このばね55に
より、レバー53、回動軸37を介して、フィルム保持
ケース40には、フィルム装填位置に向かう方向の弾発
力が付勢されている。そして、このばね55等によっ
て、フィルム保持ケースを検索位置から装填位置に移動
させる移動手段と、フィルム保持ケース40を装填位置
に戻す戻し移動手段とが形成されている。
【0016】フィルム保持ケース40がフィルム装填位
置となった状態においては、突起部52は、図7(A)
に示されるように、案内溝51の一端部に位置され、フ
ィルム検索位置となった状態においては、突起部52
は、図7(B)に示されるように、案内溝51の他端部
に位置される。一端部における突起部52の中心と回動
軸37の中心との距離をRaとし、他端部における突起
部52の中心と回動軸37の中心との距離をRbとする
と、RaとRbの差は、摺動部材41のケース40に対
する接近ストロークに対応している。フィルム保持ケー
ス40が検索位置にまで作業者により回動されたことを
検出するために、台板31の下面にはセンサー56が取
付けられている。
【0017】フィルム保持ケース40を検索位置でロッ
クするために、図8に示されるように、フィルム保持ケ
ース40には係合穴57が形成され、係合穴57に係合
する爪部材59が外装ケース32内に設けられたブラケ
ット58に、揺動自在に取付けられている。外装ケース
32内に設けられたソレノイド61のアクチュエータ6
2は、爪部材59に連結具63を介して連結されると共
に、このアクチュエータ62には圧縮コイルばね64に
より前進方向の弾発力が付勢されている。したがって、
爪部材59が係合穴57と係合することによりフィルム
検索位置でロックされたフィルム保持ケース40は、ソ
レノイド61に通電することによりロックが解除され
て、図7に示されたコイルばね55によってフィルム装
填位置まで回動される。このソレノイド61によって、
フィルム保持ケース40が装填位置まで戻されるのは、
検索が終了してロールフィルムが供給リールまで巻き戻
されたときと、フィルム保持ケース40内に供給リール
が装填されない状態で保持ケース40が検索位置まで移
動された場合である。
【0018】フィルム保持ケース40にはフィルム保持
用空間39に露呈させて回転体66が備えられており、
この回転体66に対向する位置には貫通穴67が形成さ
れている。フィルム保持ケース40が検索位置にまで回
動させられると、この貫通孔67を通ってサスプライ軸
47がフィルム保持用空間39内に入り込む。フィルム
保持ケース40には、前記空間39に隣接させてフィル
ムガイド部材68が設けられており、このガイド部材6
8の表面に案内されてフィルムが搬送される。前記ケー
ス40に回転自在に取付けられた支持軸70には、ガイ
ド部材68の表面よりも外周面を突出させてローディン
グローラ71が設けられており、更にこの支持軸70の
一端部には前記ケース40の外部に位置させて従動歯車
72が固着されている。
【0019】ローディングローラ71に隣接してフィル
ム保持ケース40に形成された切欠き部73には、支持
軸74によりホルダー75が回転可能に保持されてお
り、このホルダー75の内側に取付けられた2本の支持
軸76、77には、それぞれローラ78、79が回転自
在に取付けられている。ローラ78は、ホルダー75が
図9に示されるように閉じられたときに、ローディング
ローラ71に圧接することになり、これらのローラ7
1、78によりローディングローラ対が形成されてい
る。
【0020】図9及び図10に示されるように、フィル
ム保持ケース40の端面には2本のガイドピン81、8
2が突設され、これらのガイドピン81、82に係合す
る長孔83、84を有するシャッター85が、これらの
ガイドピン81、82に案内されて移動自在となってい
る。それぞれの長孔83、84はシャッター85に対し
て傾斜して形成されており、シャッター85は長手方向
に移動すると同時に上下方向にも移動する。このシャッ
ター85が上昇限位置となると、ガイド部材68の表面
よりも上方にシャッター85がせり出して、フィルムの
出口を閉ざす。一方のガイドピン82と、シャッター8
5に固着されたピン86とが引張りコイルばね87によ
り繋げられ、シャッター85にはこれを上方に移動させ
る弾発力が付勢されている。したがって、フィルム保持
ケース40がフィルム装填位置となっているときには、
図3、図9及び図10に示されるように、シャッター8
5は右方向及び上方にせり出される。そして、フィルム
保持ケース40がフィルム検索位置に回動されると、図
8に示されるように、シャッター85は、台板31に設
けられたストッパー88にシャッター85は当接して、
図8において左側及び下方に向けて移動される。これに
より、シャッター85はフィルムの出口を開くことにな
る。
【0021】図5及び図6に示されるように、台板31
に設けられたブラケット31a、31bに駆動軸89が
回転自在に備えられており、ブラケット31bに固定さ
れたモータ90により回転する歯車91に噛合う歯車9
2が駆動軸89に取付けられている。更に、この駆動軸
89の先端には駆動歯車93が固着されており、この駆
動歯車93は、フィルム保持ケース40がフィルム装填
位置に設定されると、図8に示されるように、前記従動
歯車72と噛合うようになっている。これにより、フィ
ルム装填位置においては、モータ90によって歯車7
2、91〜93を介してローディングローラ71が駆動
されることになる。駆動軸89の回転数を検出するため
に、駆動軸89には検出板つまりエンコーダディスク9
4が固定され、これに隣接して台板31にはセンサー9
5が取付けられている。
【0022】図4〜図6に示されるように、台板31の
上には、支持体96を介して上ガラス97が取付けられ
ており、この上ガラス97の部分を光源20からの光が
透過する。台板31の前端部には前記上ガラス97の両
側に位置させて、ガイド部材101a、102aが取付
けられ、それぞれのガイド部材101a、102aには
ガイドローラ103a、104aが設けられている。そ
して、それぞれのガイド部材101a、102aに対向
させて台板31にはガイド部材101b、102bが取
付けられ、それぞれのガイド部材101b、102bに
はガイドローラ103b、104bが設けられている。
これらのガイドローラによって、供給リールに巻付けら
れたロールフィルムは搬送される。
【0023】台板31に固定された2つのブラケット3
1c、31dには回転軸105が回転自在に支持され、
ブラケット31dに取付けられたモータ106の主軸に
は歯車107が固定され、この歯車107は回転軸10
5に固定された歯車108に噛合っている。この回転軸
105には、供給リールから送られたロールフィルムを
巻き取るための巻取りリール109が備えられている。
前記ブラケット31c、31dに回動自在に取付けられ
た回動軸110には、ガイド板111が取付けられ、こ
のガイド板111によって、ロールフィルムの先端部が
巻取りリール109に案内される。
【0024】次に、上述したフィルムキャリア17の操
作について説明する。図3はフィルム保持ケース40が
フィルム装填位置となった状態を示し、このケース40
のフィルム収容空間39内に図9に示された供給リール
Rを装填するには、作業者はまずホルダー75を図10
に示されるように開いて、リールRを収容空間39内に
装填すると共に、ロールフィルムFの先端部をガイド部
材68の上に載置する。このときには、フィルムFの先
端がシャッター85に突き当てられる。そして、ホルダ
ー75を閉じることにより装填動作が終了する。
【0025】次いで、作業者がフィルム保持ケース40
を回転させると、図2に示されるように、ケース40は
検索位置に設定される。この位置までケース40が回動
されると、供給リール駆動機構42がケース40に向け
て接近移動し、サプライ軸47がリールRの中心穴H内
に進入すると共に、シャッター85が開かれる。フィル
ム保持ケース40が検索位置となると、これが図7に示
されたセンサー56により検出され、このセンサー56
からの情報に基づいてモータ90には一定時間電流が流
れる。これにより、フィルムFの先端部が、開かれたシ
ャッター85を通って、ガイド部材101a、101
b、102a、102bに案内されて、巻取りリール1
09に向けて送り出され、フィルムFに記録された画像
を検索することが可能となる。この検索操作は、ダイア
ル35によってなされ、位置調整キー34a、34bを
押すと、フィルムキャリア16が前後方向に移動され
て、スクリーン12の上下の位置合せを行なうことがで
きる。
【0026】もしも、フィルム保持ケース40内に供給
リールRがセットされない状態で保持ケース40が装填
位置から検索位置まで移動されると、この検索位置で
は、図7に示されたセンサー56がオンすることにな
り、このセンサー56がオンしたときに、図3及び図4
に示されたセンサー36がオンしていなければ、図8に
示されたソレノイド61が作動して、爪部材59と係合
穴57との係合が解かれる。これにより、フィルム保持
ケース40は図7に示されたばね55の弾発力により装
填位置に自動的に戻されることになる。
【0027】検索を終了するときには、ダイアル35を
操作し続けることによって、ロールフィルムFが全てモ
ータ45により供給リールRに戻される。フィルムFが
完全に供給リールRに戻されると、ローディングローラ
71が停止される。このローラ71が停止したことはセ
ンサー95からの信号により検出される。ローラ71が
停止したことが検出されたならば、モータ45を停止さ
せると共に、図8に示されたソレノイド61が一時的に
オンとなり、フィルム保持ケース40は自動的にフィル
ム装填位置にまで回動される。尚、図示実施例において
は、フィルム保持ケース40は手動によりフィルム装填
位置と検索位置とに移動されるようになっているが、モ
ータ等の駆動手段によりケース40を移動させるように
しても良い。
【0028】上記実施例においては、フィルムキャリア
16にオープンリール式のロールフィルムFが装填され
る場合を示すが、本発明はカートリッジタイプのロール
フィルムを装填する場合にも適用することができる。図
11はカートリッジタイプのロールフィルムが装填され
るフィルムキャリア16aを示す図であり、ロールフィ
ルムが巻付けられたリールRはカートリッジCに収容さ
れている。フィルムキャリア16aの台板120には、
先端にカートリッジCが挿入される開口部121を有す
るフィルム保持ケース122が回動軸123により回動
自在に取付けられている。この回動軸123には、図1
1に示されるように、回転体124が取付けられ、台板
120に取付けられたモータ125の主軸に設けられた
回転体126と、前記回転体124との間には、ベルト
127が掛け渡されている。これにより、モータ125
の駆動によって、フィルム保持ケース122は、図11
に示されるフィルム装填位置と、この位置から90度時
計方向に回動した検索位置との間を回動する。検索位置
においては、モータ128によりサプライ軸129を駆
動することによって供給リールRが駆動される。ただ
し、手動によりフィルム保持ケース122を回動させる
ようにしても良い。尚、本発明のロールフィルムキャリ
アはリーダプリンタ以外に、リーダやマイクロフィルム
スキャナー等の種々の画像投影装置に対して使用するこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、供給リ
ールはこれを装填位置となったフィルム保持ケース内に
セットした後に、このケースを移動させるだけで、ロー
ルフィルムを検索し得る状態に設定することができ、フ
ィルムの着脱作業をスピーディに行なうことができるの
みならず、フィルムの装填及び取出し操作が極めて容易
となる。そして、フィルムの検索が終了して、フィルム
が巻取りリールから供給リールに戻されると、フィルム
保持ケースは自動的に装填位置まで移動されるので、供
給リールの取出し作業も円滑になされる。フィルム保持
ケースに供給リールが装填されてない場合には、フィル
ム保持ケースは装填位置にセットされることから、フィ
ルム保持ケース内にロールフィルムが装填されているか
否かを容易に確認することができる。フィルムが装填さ
れる際には、その先端部はシャッターにより位置決めさ
れており、フィルム保持ケースを検索位置に移動する
と、そのシャッターが自動的に開くので、シャッターを
開閉させる手間を不要としつつ、フィルムを傷付けるこ
とが確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明のロールフィルムキャリアが装着され
たリーダプリンタの内部構造を示す概略断面図、
【図2】はフィルム保持ケースが検索位置となった状態
におけるロールフィルムキァリアを示す斜視図、
【図3】はフィルム保持ケースが装填位置となった状態
におけるロールフィルムキャリアを示す斜視図、
【図4】はロールフィルムキャリアの内部構造を示す斜
視図、
【図5】は図4の平面図、
【図6】はフィルム保持ケースを検索位置に移動させた
状態における図5に相当する平面図、
【図7】はフィルム保持ケースにばね力を付勢する手段
を示す台板要部の平面図、
【図8】はフィルム保持ケースを検索位置でロックする
手段を示す一部切欠き側面図、
【図9】はフィルム保持ケースを示す斜視図、
【図10】はフィルム保持ケースを示す斜視図、
【図11】は他の具体例に係るロールフィルムキャリア
を示す斜視図である。
【符号の説明】
31…台板、32…外装ケース、40…フィルム保持ケ
ース、41…摺動部材、42…供給リール駆動機構、4
5…モータ、59…爪部材、71…ローディングロー
ラ、72…従動歯車、75…ホルダー、86…シャッタ
ー、89…駆動軸、90…モータ、93…駆動歯車、1
01a、101b、102a、102b…ガイド部材、
103a、103b、104a、104b…ガイドロー
ラ、109…巻取りリール、F…ロールフィルム、R…
供給リール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リールに巻付けられたロール状のマ
    イクロフィルムを送り出して巻取りリールに巻き取るロ
    ールフィルムキャリアにおいて、 キャリア本体に回転自在に取付けられ、前記供給リール
    が装填される装填位置と、当該装填位置に対してほぼ直
    角をなす検索位置とに移動自在なフィルム保持ケースを
    有し、前記装填位置において前記供給リールを前記フィ
    ルム保持ケースに装填し、前記検索位置に移動させてロ
    ールフィルを送り出し可能状態とすることを特徴とする
    ロールフィルムキャリア。
  2. 【請求項2】 ロールフィルムが供給リールに巻き戻さ
    れたことが検知されると、前記フィルム保持ケースを前
    記検索位置から装填位置に移動させる移動手段を有する
    請求項1に記載のロールフィルムキャリア。
  3. 【請求項3】 前記フィルム保持ケースに前記供給リー
    ルが装填されていない状態のもとで前記装填位置から前
    記検索位置へ前記フィルム保持ケースを移動したときに
    は、前記フィルム保持ケースを前記装填位置に戻す戻し
    移動手段を有する請求項1に記載のロールフィルムキャ
    リア。
  4. 【請求項4】 前記フィルム保持ケースの前記装填位置
    から前記検索位置への移動に連動させて前記供給リール
    を保持または駆動するサプライ軸を前記供給リールに挿
    入し、検索位置から装填位置への移動に連動させて前記
    供給リールから前記サプライ軸を抜き出すようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロールフィルムキャリ
    ア。
  5. 【請求項5】 前記フィルム保持ケースにこれに装填さ
    れたロールフィルムの先端部を挟持するローディングロ
    ーラ対を設け、当該ローディングローラ対の送り出し方
    向下流側に位置させて前記フィルム保持ケースにシャッ
    ターを設け、当該シャッターを前記フィルム保持ケース
    の移動に連動させて開閉するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のロールフィルムキャリア。
  6. 【請求項6】 前記シャッターが前記フィルム保持ケー
    スの前記検索位置で開放状態となり、前記装填位置で閉
    じた状態となるようにしたことを特徴とする請求項5に
    記載のロールフィルムキャリア。
JP2147692A 1992-02-06 1992-02-06 ロールフィルムキャリア Pending JPH05216125A (ja)

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