JP2779839B2 - マイクロフィルムへの画像記録装置 - Google Patents

マイクロフィルムへの画像記録装置

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JP2779839B2
JP2779839B2 JP1168494A JP16849489A JP2779839B2 JP 2779839 B2 JP2779839 B2 JP 2779839B2 JP 1168494 A JP1168494 A JP 1168494A JP 16849489 A JP16849489 A JP 16849489A JP 2779839 B2 JP2779839 B2 JP 2779839B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生フィルムカートリッジから送り出された
マイクロフィルムを画像露光部を含むフィルム走行通路
を経て巻取りカートリッジ内のフィルムリールへ巻き取
る画像記録装置に関する。
従来の技術と課題 近年、長尺のマイクロフィルム上に1フレームずつレ
ーザビームにて画像を記録する装置が種々提供されてい
る。この種の装置は、大略、未露光の生フィルムを供給
するための生フィルムカートリッジと、レーザビーム光
学系と、記録済みフィルムを順次巻き取っていく巻取り
カートリッジと、生フィルムを光学系の露光位置へ搬送
し、さらに巻取りカートリッジへ搬送するフィルム搬送
機構と、制御機構とで構成されている。ところで、この
種の画像記録装置では、生フィルムカートリッジと巻取
りカートリッジという2種類のカートリッズを記録装置
本体に着脱可能な構成とする必要がある。
そこで、本発明の課題は、前記2種類のカートリッジ
を互いに干渉することなく簡単に着脱でき、記録装置本
体内の駆動系への係脱が容易で、かつ記録装置本体の周
囲の空間を有効に活用できる画像記録装置を提供するこ
とにある。
発明の構成と作用 以上の課題を解決するため、本発明に係る画像記録装
置は、生フィルムカートリッジを収容するためのホルダ
と巻取りカートリッジを収容するためのホルダを、記録
装置本体の正面に上下方向に配置すると共に、正面側に
引き出し可能に設けた。さらに、各カートリッジは、各
ホルダを正面側に引き出して開放した状態で、フィルム
リールの軸方向がホルダの開閉方向と一致するように各
ホルダに収容する構成とした。
即ち、フロントローディングの構成が採用され、カー
トリッジはホルダを正面側に引き出した状態でホルダに
収容され、該ホルダを押し込むことで記録装置本体にセ
ットされる。このとき、フィルムリールの軸方向がホル
ダの開閉方向と一致しているため、本体内の駆動系、特
に、駆動軸部材をホルダの開閉方向と同方向に設置して
おくことで、フィルムリール等のカートリッジ内回転部
材との係脱が簡単に行なわれる。また、カートリッジの
着脱操作は記録装置本体の正面側のみで行なわれ、本体
の両側部、上部の空間が自由に活用可能である。
実施例 以下、本発明に係るマイクロフィルムへのレーザビー
ム画像記録装置の実施例につき、添付図面に従って説明
する。
まず、第1図、第2図、第3図を参照してレーザ画像
記録装置の全体的な構成について説明する。
この装置は本体フレーム(1)に全ての部品を収納し
たディスクトップタイプで、矢印(A)が正面側であ
る。第1図は専用のディスク(5)上にセットした状態
を示す。本体フレーム(1)の正面右側には、上下2段
に巻取りカートリッジ(100)を収容するためのホルダ
(20)及び生フィルムカートリッジ(50)を収容するた
めのホルダ(45)が設置されている。また、正面左側に
は操作パネル(16)を備えたフィルムのジャム処理扉
(15)、メインスイッチ(17)が設置されている。
ホルダ(20),(45)は、両脇に設けたスライダ(2
2),(47)が本体フレーム(1)内の図示しないガイ
ドレールに保持され、正面側に引き出し可能とされてい
る。第2図、第3図に示すように、生フィルムカートリ
ッジ(50)内には未露光の生フィルムを巻回したフィル
ムリール(95)が回転自在に収納され、生フィルムは送
出し駆動ローラ(80)とそれに接触する回転自在なピン
チローラ(81)との間から送り出される。巻取りカート
リッジ(100)内にはフィルムリール(145)が収容され
ており、該フィルムリール(145)を第3図中矢印
(a)方向に回転駆動することにより記録済みフィルム
を巻き取っていく。
フィルムの走行通路は、本体フレーム(1)の正面左
側に設置されたフィルムパスユニット(150)にて構成
されている。このユニット(150)は、矢印(c)で示
すフィルム走行方向に、大略、生フィルムカートリッジ
(50)から送り出されたフィルムをガイドするガイド部
材(160)、たるみ検出器(161)、ガイド部材(16
2)、メインローラ(170)、ガイド部材(179)、たる
み検出器(181)、ガイド部材(182)を備え、ガイド部
材(162),(182)の中間部にはフィルム搬送方向にの
み回転可能な片クラッチローラ(163)、駆動ローラ(1
83)とそれらに接触する回転自在なピンチローラ(16
4),(184)が設置されている。ガイド部材(160)に
はフィルムカッタ(169)、フィルム検出用のLEDとフォ
トセンサ(SE1)が設置され、ガイド部材(182)にはフ
ィルム検出用のLEDとフォトセンサ(SE2)が設置されて
いる。
たるみ検出器(161),(181)は画像記録の安定性の
ためにフィルムの良好な走行を保障するためのもので、
この部分で湾曲されたフィルムを検出するためのLEDと
フォトセンサ(SE3)〜(SE6)が2組ずつ設置されてい
る。また、メインローラ(170)は矢印(b)方向に回
転駆動可能とされ、その周囲にはピンチローラ(17
1),(172)が回転自在に接触し、かつフィルムガイド
(173),(174)が設置されている。
光学ユニット(200)は図示しない半導体レーザ、ビ
ーム走査用ポリゴンミラー、fθレンズ等を一体的にユ
ニット化したもので、メインローラ(170)の外周面に
保持されているマイクロフィルム上に変調されたレーザ
ビームを照射し、画像を記録する。本記録装置では16mm
の湿式銀塩フィルムが使用され、通常A4サイズの画像を
1/24に縮小し、9600DPIの密度で画像を記録する。
一方、本体フレーム(1)の後部には光学ユニット
(200)、フィルムパスユニット(150)等を駆動するた
めの電源ユニット(10)、各種制御ボード(11)が収容
されている。
ここで、フィルムの走行について簡単に説明する。
フィルムは自動装填(オートローディング)される。
まず、送出しローラ(80),(81)から送り出されたフ
ィルムはガイド部材(160)を介してたるみ検出器(16
1)へ搬送され、さらに片クラッチローラ対(163),
(164)を通過してメインローラ(170)へ送られ、ピン
チローラ(171),(172)にてメインローラ(170)上
に密着状態とされ、メインローラ(170)の回転にてガ
イド部材(179)を介してたるみ検出器(181)へ搬送さ
れる。さらに、たるみ制御ローラ(183),(184)で搬
送力を付与され、巻取りカートリッジ(100)内のフィ
ルムリール(145)へ巻き取られる。
光学ユニット(200)による画像の記録は、前述のポ
リゴンミラーによるレーザビーム走査(第3図上紙面に
対して垂直方向に走査)を主走査とし、メインローラ
(170)の回転によるフィルム搬送を副走査として行な
われる。このとき、メインローラ(170)は一定速度で
回転駆動される。たるみ検出器(161)内でフォトセン
サ(SE3)にてフィルムが検出されると送出しローラ(8
0)の駆動を停止させ、フォトセンサ(SE4)にてフィル
ムが検出されなくなると送出しローラ(80)を回転駆動
させる。また、たるみ検出器(181)内でフォトセンサ
(SE5)にてフィルムが検出されるとローラ(183)、フ
ィルムリール(145)を回転駆動させ、フォトセンサ(S
E6)にてフィルムが検出されなくなると、それらの駆動
を停止させる。以上のたるみ制御はフィルムのオートロ
ーディング時にも行なわれる。
所望の記録が終了すると、カッタ(169)を動作さ
せ、フィルムをカットすると共にカットされたフィルム
をフィルムリール(145)へ巻き取る。
次に、第4図、第5図を参照して巻取りカートリッジ
(100)を収容するためのホルダ(20)の内部構造につ
いて説明する。
ホルダ(20)は、スライダ(22),(22)の先端に保
持され、巻取りカートリッジ(100)を上方から落とし
込み可能な箱形状をなし、背部には外方に膨出した溝部
(24)を有している。この溝部(24)は巻取りカートリ
ッジ(100)の背面略中央部に突設した従動カプラ(11
0)の挿通用として形成され、収容時に従動カプラ(11
0)と対応する箇所に円形の開口(24a)が形成されてい
る。従動カプラ(110)の軸部はカートリッジ(100)内
部に突入し、フィルムリール(145)のコアが着脱可能
である。
ホルダ(20)の奥方には、従動カプラ(110)と同軸
上に、先端に駆動カプラ(121)を有する駆動軸(120)
が、図示しないばね手段にて正面側[矢印(d)方向]
に弾性的に付勢された状態で設置されている。駆動カプ
ラ(121)は従動カプラ(110)の切欠き(111),(11
1)に対応する位置にピン(122),(122)が突設され
ている。また、駆動軸(120)は図示しない駆動源(巻
取りモータ)に連結されている。カートリッジ(100)
が収容されたホルダ(20)が奥方に押し込まれると、従
動カプラ(110)が駆動カプラ(121)に当接し、切欠き
(111),(111)がピン(122),(122)に係合するこ
とにより、駆動軸(120)から従動カプラ(110)を介し
てフィルムリール(145)へ回転力が伝達される。ホル
ダ(20)を押し込んでカートリッジ(100)をセットし
た際、切欠き(111)がピン(122)に係合しない場合に
は駆動軸(120)が若干後退するが、駆動軸(120)が回
転するとピン(122)が切欠き(111)に係合すると共に
駆動軸(120)が前進し、回転力が伝達されることとな
る。
また、生フィルムカートリッジ(50)についても、第
4図と同様の構成からなるホルダ(45)が設置され、こ
こではフィルムを送り出すための回転力は送出しローラ
(80)に伝達される。従って、第7図に示す如く、従動
カプラ(55)は送出しローラ(80)と同軸上の背面下隅
部に設置され、図示しない送出し用モータに連結された
駆動カプラとの連結が図られる。
以上の如く、ホルダ(20),(45)を記録装置本体の
正面において上下方向に配置し、手前側に引き出し可能
とすることにより。上下のカートリッジ取出し部が干渉
することなく、また、カプラ(110),(121)の相互の
位置決め及びカートリッジ(50),(100)相互の位置
決めが確実にできる。
次に、カートリッジホルダ(20)の着脱機構について
第5図を参照して説明する。
ホルダ(20)の背面壁部(20a)にはガイドロッド(2
5)の一端が固着され、このガイドロッド(25)は内部
フレーム(60)の孔(60a)及びブラケット(61)を貫
通して背後に延在している。ブラケット(61)内には押
出し用の圧縮コイルばね(62)がワッシャ(63)に圧縮
された状態でガイドロッド(25)に装着され、ホルダ
(20)を前方に付勢している。ワッシャ(63)はガイド
ロッド(25)に対して軸方向に摺動可能であり、かつ前
方に対してはピン(26)で位置決めされている。
取出しボタン(30)はホルダ(20)の前面上隅部を切
り欠いた部分に設置され(第1図参照)、該取出しボタ
ン(30)を先端に保持するロッド(31)が内部フレーム
(60)の孔(60b)を通じて背後に延在している。ロッ
ド(31)には内部フレーム(60)とワッシャ(32)との
間に復帰用の圧縮コイルばね(33)が装着され、ロッド
(31)を常時前方に付勢している。ロッド(31)の後端
にはピン(34a)を支点として回動自在なコ字形状のレ
バー(34)の一端が連結されている。該レバー(34)の
他端にはレバー(35)を介して第3のレバー(36)の一
端が連結されている。レバー(36)は軸部(36a)にて
回動自在に設置され、ロック爪(37)が一体的に固着さ
れている。レバー(36)は他端に止着した引張りコイル
ばね(38)にて矢印(f)方向に付勢され、この付勢力
にてロック爪(34)の先端がホルダ(20)の下面に固定
したピン(27)に係合し、ホルダ(20)が圧縮コイルば
ね(62)で押し出されるのを阻止している。
従って、取出しボタン(30)を押し込むことにより、
レバー(34)がピン(34a)を支点として矢印(g)方
向に回動し、レバー(35)が上動すると共にレバー(3
6)、ロック爪(37)が軸部(36a)を支点として矢印
(f)とは逆方向に一体的に回動し、ロック爪(37)の
ピン(27)に対する係合が解除される。これにてホルダ
(20)が圧縮コイルばね(62)のばね力にて前方に押し
出される。さらに、ホルダ(20)はオペレータにて手前
側に引き出され、ホルダ(20)が完全に開放される。一
方、取出しボタン(30)、ロッド(31)、レバー(3
4),(35),(36)、ロック爪(37)の各部材は取出
しボタン(30)への押圧力が解除された時点で、それぞ
ればね(33),(38)のばね力にて第5図の状態に復帰
する。また、カートリッジ(100)をホルダ(20)へ収
容後、ホルダ(20)を押し込むことにより、ピン(27)
がロック爪(37)の前傾斜面(37a)を乗り越え、ホル
ダ(20)がロック爪(37)にてロックされることとな
る。
さらに、ホルダ(20)に対しては、不用意にホルダ
(20)が引き出されることのないように、いまひとつの
ロック手段が設置されている。即ち、後端をソレノイド
(40)のプランジャ(41)に連結したロックレバー(4
2)が支軸(43)を支点として回動自在に配置されてい
る。ソレノイド(40)がオフ状態にあるとき、ロックレ
バー(42)は矢印(h)方向に付勢され、先端部がホル
ダ(20)の前記ピン(27)に係合し、ホルダ(20)を収
容位置にロックする。この状態では、前記取出しボタン
(30)を押圧してロック爪(37)の係合を解除しても、
ホルダ(20)が前方へ押し出されることはない。
生フィルムカートリッジ(50)から引き出されたフィ
ルムがフィルムパスユニット(150)を経て巻取りカー
トリッジ(100)までつながった状態でセットされてい
るとき、ロックレバー(42)によるロック状態が維持さ
れる。一方、フィルムが未だセットされていないとき
(オートローディング開始時)、あるいはカッタ(16
9)でカットされて巻取り用フィルムリール(145)に巻
き取られたとき、ソレノイド(40)がオンされてホルダ
(20)に対するロックが解除され、オペレータによるホ
ルダ(20)の開放が可能となる。また、ロックレバー
(42)の先端には、前記ロック爪(37)と同様に傾斜面
(42a)が形成され、ホルダ(20)を押し込んだときの
リセットを可能としている。
これは、フィルムがセットされているときにホルダ
(20)が開放されると、セットされているフィルムが切
断され、切断されたフィルムをフィルムバスユニット
(150)内から取り出すのが煩雑であるばかりか、画像
の記録処理が無駄になったり、フィルムが感光する不具
合を未然に防止するためである。
また、下段の生フィルムカートリッジ(50)のホルダ
(45)についても第5図と同様の構成とされ、第1図に
はその取出しボタン(48)が図示されている。
ところで、本実施例ではカートリッジ(50),(10
0)をホルダ(20),(45)に入れ間違うことのないよ
うに、以下の構成となっている。
通常、カートリッジ(50),(100)は誤認すること
のないように、幅や高さを異なったものとしている。し
かし、幅の狭い巻取りカートリッジ(100)を幅の広い
生フィルムカートリッジ(50)用のホルダ(45)に挿入
し、そのままホルダ(45)を記録装置本体に押し込み、
部材の変形、破損を招来するおそれが残っている。そこ
で、本実施例では、第6図、第7図に示す如く、巻取り
カートリッジ(100)に対しては従動カプラ(110)を背
面の略中央部に突出させ、生フィルムカートリッジ(5
0)に対しては従動カプラ(55)を背面の下隅部に突出
させ、それぞれのホルダ(20),(45)の背部にガイド
溝部(24)[ホルダ(45)については図示せず]を形成
した。従って、各カートリッジを正しいホルダに収容す
る場合には各従動カプラがガイド溝部に位置し、収容が
可能である。しかし、一方のカートリッジを他方のホル
ダに収容しようとすると、従動カプラがホルダの背面壁
部の上縁部に当接し、決して収容されることはない。従
って、カートリッジ(50),(100)を全く同じ外形の
ものとしても、誤って他のホルダに収容してしまうおそ
れはなくなる。
なお、第6図において符号(101)はフィルム導入用
スリットであり、第7図において符号(51)はフィルム
送出し用スリットである。
第8図はホルダ(20)の他の例を示し、前記溝部(2
4)に代えて溝部(24)に相当する切欠き(28a)を有す
るガイド板(28)をホルダ(20)の背部上縁部に取り付
けたものである。
以上の誤挿入防止方法は従動カプラ(55),(110)
が各カートリッジ(50),(100)において異なった位
置で外方に突出しているのを利用したため、ホルダ(2
0),(45)のみに加工を施せばよい。一方、カートリ
ッジに溝を形成する等の方法も考えられ、従動カプラが
カートリッジ内に位置する場合には有効であるが、カー
トリッジ、ホルダ両方に加工を施さねばならず、必ずし
も得策ではない。
また、巻取りカートリッジ(100)は従動カプラ(11
0)が略中央部に突出しているため、縦横を誤ってホル
ダ(20)に挿入するおそれもある。このような誤りを除
去するためには、第9図に示す如く、カートリッジ(10
0)の側面に突起(102)を突設するか、挿入方向を示す
マークを貼着しておけばよい。同様の目的は、オペレー
タが容易に識別できる程度に従動カプラ(110)を中央
部から縦方向ないし横方向にずらして設置することによ
っても達成できる。
ところで、以上の実施例では、第10a図に示す如く、
カートリッジ(100)[カートリッジ(50)も同様であ
るが]をホルダ(20)の前面壁部(20b)に沿わせて挿
入することとなる。しかし、カートリッジ(100)を取
り出す際は、第10b図に示す如く、カートリッジ(100)
と前面壁部(20b)との間は密着しているため、カート
リッジ(100)を指先で把持することができず、特にフ
ィルムが一杯に巻き取られ重量が増えている場合には、
カートリッジ(100)の取り出しが困難である。
そこで、第11a図に示す如く、ホルダ(20)をその背
を低くし、外装パネル(21)から離して設置すれば、カ
ートリッジ(100)の着脱自在は容易となる。しかし、
オペレータが覗き込みながらホルダ(20)の位置を確認
して挿入しないとカートリッジ(100)を誤って入れる
おそれ、例えば、第11b図に示す如く、外装パネル(2
1)とホルダ(20)との間の空間部に挿入してしまうお
それを有する。あるいはスライダ(22)間から足元に落
下する危険性をも有する。
さらに、第12a図に示す如く、外装パネル(21)とホ
ルダ(20)との間に段差部(20c)を設ければ、カート
リッジ(100)が落下する危険性はなくなる。しかし、
第12b図に示す如く、慌てている場合には段差部(20c)
上にカートリッジ(100)を乗せたままホルダ(20)を
閉じてしまい、部材の変形、破損を招来するおそれがあ
る。
そこで、好ましい対策は、第13a図、第13b図に示す如
く、外装パネル(21)とホルダ(20)との間にホルダ
(20)側に低く傾斜したガイド面(20d)を設けること
である。収容時にはカートリッジ(100)の下面をガイ
ド面(20d)に沿ってスライドさせることでスムーズか
つ確実にカートリッジ(100)をホルダ(20)に収容す
ることができる。また、取出し時にはカートリッジ(10
0)の上部の周囲空間が開放されるため、該上部を指先
でしっかりと把持することができ、簡単に取り出すこと
ができる。
あるいは、第14a図、第14b図に示す如く、前記ガイド
面(20d)を設けることに加えて、ホルダ(20)の内壁
部にばね材(29)を突設すると共に、カートリッジ(10
0)の背面に対応する切欠き(103)を形成してもよい。
この構成によれば、カートリッジ(100)の挿入時にば
ね材(29)が切欠き(103)に係合する際のクリック感
が得られ、同時にカートリッジ(100)のホルダ(20)
に対する位置決め手段としても機能する。
なお、本発明に係る画像記録装置は、以上の実施例に
限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更
可能である。
例えば、前記ホルダ(20),(45)のロック手段は種
々の形態のものを採用することができる。また、上段に
生フィルムカートリッジ(50)を収容し、下段に巻取り
カートリッジ(100)を収容する構成も可能であるが、
巻取りカートリッジ(100)の方が着脱頻度が高いた
め、前記実施例の如く、巻取りカートリッジ(100)を
上段に収容する構成が好ましい。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、生フ
ィルムカートリッジを収容するためのホルダと巻取りカ
ートリッジを収容するためのホルダを、記録装置本体の
正面に上下方向に配置すると共に正面側に引き出し可能
に設けたため、2種類のカートリッジを互いに干渉する
ことなくその着脱操作を行なうことができ、記録装置本
体の上面、両側面を他の目的に有効に活用することが可
能である。しかも、各カートリッジはその内部に収容さ
れているフィルムリールの軸方向を各ホルダの開閉方向
と一致するように各ホルダに収容されるため、カートリ
ッジ内の回転部材(例えば、フィルムリールや送出しロ
ーラの従動カプラ)と記録装置本体内の駆動系とが軸方
向を一致させて設置されることとなり、両者の係脱のた
めの機構が簡単なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る画像記録装置の一実施例を示し、第
1図は画像記録装置の外観斜視図、第2図は画像記録装
置の概略構造を示す斜視図、第3図はフィルムの走行通
路を説明する正面図、第4図はホルダにカートリッジを
装着した状態を示す斜視図、第5図はホルダのロック機
構を示す断面図、第6図は巻取りカートリッジの外観斜
視図、第7図は生フィルムカートリッジの外観斜視図、
第8図はホルダの他の例を示す斜視図、第9図は巻取り
カートリッジの他の例を示す斜視図、第10a図、第10b図
はカートリッジの着脱説明図、第11a図、第11b図はホル
ダを他の構成とした場合のカートリッジの着脱説明図、
第12a図、第12b図はホルダをさらに他の構成とした場合
のカートリッジの着脱説明図、第13a図、第13b図はホル
ダを好ましい形態とした場合のカートリッジの着脱説明
図、第14a図、第14b図は第13a図のホルダの改良例にお
けるカートリッジの着脱説明図である。 (1)……本体フレーム、(20)……ホルダ、(22)…
…スライダ、(45)……ホルダ、(47)……スライダ、
(50)……生フィルムカートリッジ、(55)……従動カ
プラ、(100)……巻取りカートリッジ、(110)……従
動カプラ、(120)……駆動軸、(121)……駆動カプ
ラ、(145)……巻取り用フィルムリール、(150)……
フィルムパスユニット、(200)……光学ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 位▲高▼ 光俊 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 森 真一 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平1−121834(JP,A) 特開 昭63−184732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/32 G03B 27/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生フィルムカートリッジから送り出された
    マイクロフィルムを、画像露光部を含むフィルム走行通
    路を経て、巻取りカートリッジ内のフィルムリールへ巻
    き取る画像記録装置において、 生フィルムカートリッジを収容するためのホルダと巻取
    りカートリッジを収容するためのホルダを、記録装置本
    体の正面に上下方向に配置すると共に正面側に引き出し
    可能に設け、各カートリッジがその内部に収容されてい
    るフィルムリールの軸方向を各ホルダの開閉方向と一致
    するように各ホルダに収容されること、 を特徴とする画像記録装置。
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