JP3441245B2 - フィルムキャリア - Google Patents

フィルムキャリア

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JP3441245B2
JP3441245B2 JP16190795A JP16190795A JP3441245B2 JP 3441245 B2 JP3441245 B2 JP 3441245B2 JP 16190795 A JP16190795 A JP 16190795A JP 16190795 A JP16190795 A JP 16190795A JP 3441245 B2 JP3441245 B2 JP 3441245B2
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健 塚原
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリントを作成す
るときにカートリッジから写真フィルムを引き出して記
録されている画像を順に所定の位置に配置するフィルム
キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムに記録された画像に
関する種々の情報を写真フィルムに記録する写真システ
ムが提案されている。このような写真システムでは、写
真フィルム(以下「ネガフィルム」と言う)をカートリ
ッジに巻き取って収容して保管するようにしており、通
常、このカートリッジに設けた写真フィルムの通過用の
スリット状の挿通口を扉(ドア)によって閉止してカー
トリッジの内部を遮光状態にしている。このため、画像
撮影、現像処理、プリント処理等を行うときには、カー
トリッジのドアを回動させて挿通口を開き、この後にカ
ートリッジ内から写真フィルムを引き出すようにしてい
る このため、現像処理の終了したネガフィルムに記録され
た画像を印画紙等に焼付けて写真プリントを作成するた
めのフィルムキャリアにおいても、カートリッジからネ
ガフィルムを引き出すために、カートリッジの挿通口を
開閉する必要が生じる。
【0003】ところで、ネガフィルムはカートリッジの
内部に収容されているため、カートリッジの内部のネガ
フィルムが現像済みであるか否かの確認が困難である。
特にフィルムキャリアでは、ネガフィルムが現像済みで
あるか否かを知る必要がある。このため、カートリッジ
には、内部に収容しているネガフィルムが現像済みであ
るか否かを表示するようになっている。
【0004】このカートリッジの表示としては、例え
ば、カートリッジの側面の所定の位置に設けた凹部を閉
塞するツメを設けておき、内部のネガフィルムの現像処
理を行ったときに、このツメを折り曲げるか除去するよ
うにし、このカートリッジのツメの有無を目視によって
確認することにより、内部のネガフィルムが現像済みで
あるか否かを判断することができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未現像
の写真フィルムを収容しているカートリッジの扉を不要
に開いてしまうと、内部の写真フィルムを感光させてし
まい、記録されている画像にカブリを生じさせてしまう
等の問題が生じる。特に、現像済みのネガフィルムに記
録された画像から写真プリントを作成するフィルムキャ
リアにおいて、未現像のネガフィルムを収容しているカ
ートリッジの挿通口を開放してしまうのを防止する必要
がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、未現像の写真フィルムを収容しているカートリ
ッジが装填されたときに、このカートリッジの挿通口を
不用意に開放してしまうのを防止できるフィルムキャリ
アを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
内部に収容している写真フィルムが現像済みか否かを表
示した表示部が設けられたカートリッジがカートリッジ
装填部に装填されたときに、ドアによって閉止されたこ
のカートリッジの挿通口をドアの回動によって開放し、
カートリッジから前記写真フィルムを引き出して写真フ
ィルムに記録された画像を所定の焼付け位置に配置する
フィルムキャリアであって、前記カートリッジ装填部に
装着された前記カートリッジのドアと一体回転可能に連
結するドアドライバと、前記ドアドライバを前記カート
リッジの挿通口の開閉方向へ回動する開閉手段と、前記
カートリッジ装填部に装着された前記カートリッジの表
示部の表示を検出する表示検出手段と、前記表示検出手
段が前記カートリッジ内の写真フィルムが現像済みであ
ることを検出したときにのみ前記開閉手段による前記ド
アドライバの回動を可能とする制限手段と、を含むドア
開閉機構を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
フィルムキャリアであって、前記開閉手段が前記ドアド
ライバと共に前記ドアを前記挿通口の開閉方向に駆動す
る駆動手段を備え、前記制限手段が前記検出手段の検出
結果に応じて前記駆動手段を作動させる制御手段である
ことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
フィルムキャリアであって、前記カートリッジに設けら
れた凹部のツメを除去した状態で内部の写真フィルムが
現像済みであると表示する表示部が前記カートリッジに
設けられているときに、前記開閉手段として回動操作に
よって前記ドアドライバを前記ドアによる前記カートリ
ッジの挿通口を開閉するように回動させる開閉レバー
と、前記検出手段として前記カートリッジの凹部へ向け
て付勢手段によって付勢された検出ピンと、前記制限手
段として前記検出ピンが前記付勢手段の付勢力によって
前記カートリッジの凹部に入り込んでいるときに前記開
閉レバーと前記ドアドライバを連結して開閉レバーの操
作によってドアドライバを回動可能とする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のフィルムキャリアでは、カートリッジ
装填部にカートリッジが装填されると、ドア開閉機構に
よってカートリッジのドアを回動させて挿通口を開放し
た後に、このカートリッジから写真フィルムを引き出
す。
【0011】ドア開閉機構は、カートリッジの表示部の
表示を検出手段によって検出し、現像済みの写真フィル
ムを収容していると表示されているときにのみ、開閉手
段がカートリッジのドアに連結したドアドライバを回動
させて、カートリッジの挿通口を開放するようにしてい
る。このため、未現像の写真フィルムを収容しているカ
ートリッジが装填されても、内部に収容している写真フ
ィルムを感光させてしまうことがない。
【0012】請求項2に記載の発明では、カートリッジ
の表示部が現像済みを表示していることを検出手段が検
出したときに、制御手段が駆動手段を駆動させ自動的に
カートリッジのドアを回動させて挿通口を開放する。
【0013】また、請求項3に記載の発明では、機械的
機構によってカートリッジのドアを回動させるときに、
カートリッジに形成した凹部とこの凹部を実質的に閉塞
するように設けたツメの有無によって現像済みか否かを
表示する表示部で、ツメが折り曲げられるなどしてカー
トリッジ内の写真フィルムが現像済みであると表示され
ているときに、カートリッジのドアを回動可能な状態に
する。
【0014】このときには、カートリッジの凹部に対向
し、凹部へ向けて付勢された検出ピンが、ツメに妨げら
れることなく凹部に入り込むことにより連結手段が開閉
レバーとドアドライバを連結させるようにすればよい。
この状態で、開閉レバーの回動したときの操作力によっ
てドアドライバが回動して、カートリッジの挿通口を開
放するようにすればよい。
【0015】また、本発明のフィルムキャリアでは、カ
ートリッジのドアが開放状態のときに、カートリッジ装
填部からのカートリッジの取り出しを阻止する機構を設
けることが好ましい。これにより、カートリッジから写
真フィルムが引き出された状態で誤ってカートリッジが
取り出されることにより写真フィルムに折れ曲がり、傷
等を生じさせてしまうのを防止することができる。
【0016】
【実施例】
〔第1実施例〕図1乃至図3には、本実施例に適用した
フィルムキャリア10を示している。このフィルムキャ
リア10は、図示しないプリンタプロセッサのプリンタ
部等の写真プリンタに取り付けられ、写真フィルム(以
下「ネガフィルム12」と言う)の各画像コマに記録さ
れている画像を印画紙等の感光材料に焼付けるのに用い
られる。また、画像が焼付けられた印画紙は、発色現
像、漂白定着、リンス(水洗)、乾燥等の一連の処理が
施され、焼付けられた画像毎に切断されて写真プリント
として仕上げられる。
【0017】図4(A)に示されように、ネガフィルム
12は、幅方向の端部に所定間隔でパーフォレーション
14が形成され、これらのパーフォレーション14によ
って定められた位置に画像が記録された画像コマ12A
が形成される。また、ネガフィルム12には、幅方向の
両端部で画像コマ12Aに隣接する位置に磁気情報が記
録される磁気トラック16が設けられている。この磁気
トラック16には、ネガフィルム12に関する情報と共
に、各画像コマ12Aの画像の撮影時の情報、プリント
処理を行うときのプリントサイズ、露光条件等の種々の
情報が記録されるようになっている。
【0018】図4(B)に示されるように、このネガフ
ィルム12は、スプール軸18に巻き取られてカートリ
ッジ20に収容されて保管される。図4(A)及び図4
(B)に示されるように、カートリッジ20には、ネガ
フィルム12が通過する挿通口22が設けられている。
カートリッジ20は、挿通口22がドア24によって閉
止されて内部が遮光されており、このドア24を回動さ
せて挿通口22を開放することにより、ネガフィルム1
2の送り出し及び引き入れが可能となっている。
【0019】図4(B)に示されるように、カートリッ
ジ20の一方の側面には、カートリッジ20の内部に収
容しているネガフィルム12が現像済みであるか否かを
表示する現像表示部28が設けられている。この現像表
示部28は、例えばカートリッジ14の側面でスプール
軸18を挟んで挿通口22と反対側の周縁部に形成され
た矩形孔28A内に設けたツメ28Bがその基部28C
によって矩形孔28Aに連結されている。
【0020】この現像表示部28は、カートリッジ20
の内部に収容しているネガフィルム12が未現像の間は
ツメ28Bによって矩形孔28Aを閉塞した状態とし、
カートリッジ20内のネガフィルム12を現像処理した
ときに、このツメ28Bを矩形孔28A内に押し込んで
基部28Cでカートリッジ20の内方側へ折り曲げる
か、この現像表示部28のツメ28Bを矩形孔28A内
から切除するようにしている。
【0021】なお、カートリッジ20には、現像表示部
28と共に内部に収容しているネガフィルム12の処理
状態を表示するための複数の表示孔26A〜26Dがス
プール軸18の周囲に所定間隔で設けられ、カートリッ
ジ20の内部に設けられた白色の表示プレート18Aが
表示孔26A〜26Dの何れに位置しているか、すなわ
ち表示孔26A〜26Dの何れの内部が白色となってい
るかによって、カートリッジ20の内部に収容している
ネガフィルム12の処理状態を明示することができるよ
うにしている。例えば、丸孔の表示孔26Aはカートリ
ッジ20内のネガフィルム12が未露光(未撮影)状態
であることを示し、半丸孔の表示孔26Bは露光済みで
未現像である示し、矩形孔の表示孔26Dは現像済みで
あることを示すようになっている。
【0022】図1乃至図3に示されるように、このネガ
フィルム12が装着されるフィルムキャリア10は、台
座30、カートリッジ装填部32、フィルム収容部34
及び台座30の上面を覆うカバー36を備えている。ま
た、この台座30の上面とカバ36の間には、カートリ
ッジ装填部32とフィルム収容部34との間を結んでネ
ガフィルム12を搬送する搬送路38が形成されてい
る。
【0023】カートリッジ装填部32は、ネガフィルム
12を収容しているカートリッジ20が装着されると、
モータ40(図2参照)の駆動によってカートリッジ2
0のスプール軸22を回転させ、ネガフィルム12をカ
ートリッジ20内から搬送路38へ送り出す。また、カ
ートリッジ装填部32は、モータ40の逆転駆動によっ
てスプール軸18を逆回転させ、送り出したネガフィル
ム12をカートリッジ20内へ引き入れてスプール軸1
8に巻き取るようになっている。
【0024】フィルムキャリア10内の搬送路38は、
カートリッジ20から送り出されたネガフィルム12を
挟持するフィードローラ42A〜42Dが台座32とカ
バー36とにそれぞれ対で設けられている。これらのフ
ィードローラ42A〜42Dは、モータ44(図2参
照)の駆動によって回転し、挟持したネガフィルム12
をカートリッジ20からの引き出し方向(図中の矢印A
方向)及びカートリッジ20への送り込み方向(矢印A
方向と反対方向)へ搬送する。
【0025】また、図3に示されるように、フィルム収
容部34では、搬送路38を経て送り込まれたネガフィ
ルム12をガイド46、48によって巻取軸50の周面
に沿って案内し、巻取軸50とガイド46、48の先端
に設けられたガイドローラ52によってネガフィルム1
2を挟持して巻き込み、巻取軸50に層状に巻き取る。
これにより、フィルムキャリア10では、カートリッジ
20から引き出したネガフィルム12をフィルム収容部
34に巻き取って一時的に収容し、長尺のネガフィルム
12に巻き癖等が生じていても絡まって損傷してしまう
のを防止している。
【0026】このフィルムキャリア10には、搬送路3
8の中央部に焼付け用の開口54が設けられており、ネ
ガフィルム12の各画像コマ12Aをこの開口54に順
に位置決めするようにしている。この開口54には、台
座30の下方に設けられた光源から光線が照射されるよ
うになっており、ネガフィルム12を透過した光線が光
学系によって印画紙へ結像される(図示省略)。これに
よって、開口54に位置決めされた画像コマ12Aに記
録されている画像が印画紙に焼付けられる。なお、台座
30とカバー36の間には、ネガ圧着板56が設けられ
ており、ネガフィルム12が開口54に対して位置決め
されると台座30との間でネガフィルム12の画像の周
囲を均一に押さえて、印画紙に焼付ける画像に歪み等が
生じないようにしている。
【0027】一方、図2及び図3に示されるように、フ
ィルムキャリア10には、磁気ヘッド部58、センサ部
60が設けられている。磁気ヘッド部58は、磁気情報
を書き込む記録ヘッド62と磁気情報を読み取る読取ヘ
ッド64を備え、搬送路38の幅方向の両端部に対向し
てカバー36に取り付けられている。また、台座30に
は、記録ヘッド62及び読取ヘッド64のそれぞれに対
向するバックアップローラ66が設けられており、搬送
路38に沿って搬送されるネガフィルム12の幅方向の
両端部の磁気トラック16を記録ヘッド62及び読取ヘ
ッド64のそれぞれへ密着させるようにしている。
【0028】磁気ヘッド部58は、搬送路38の開口5
4とカートリッジ装填部32との間に配置されており、
ネガフィルム12の何れかの画像コマ16Aを開口54
に位置決めしたときに、開口54のカートリッジ装填部
32側で互いに隣接する画像コマ12Aの間となるよう
に取り付けられ、読取ヘッド64は、この記録ヘッド6
2の開口54側に取り付けられている。
【0029】また、図3に示されるように、センサ部6
0は、それぞれが投光部68と受光部70によって構成
された複数のセンサ72、74を備えている。これらの
センサ72、74は、投光部68と受光部70の一方が
カバー36に設けられ、他方が台座30に設けられてい
る。図2に示されるように、センサ72は、ネガフィル
ム12のパーフォレーション14の検出用として搬送路
38の幅方向の両端部に配置されている。また、センサ
74は、ネガフィルム12の各画像コマ12Aの検出用
としてネガフィルム12の幅方向の中央部(センサ72
の間)に対向して配置されている。
【0030】図7に示されるように、フィルムキャリア
10の磁気ヘッド部58、センサ部60は、モータ4
0、44、操作スイッチ76(図1及び図2参照)と共
にキャリアコントローラ80に接続されている。このキ
ャリアコントローラ80は、CPU、ROM、RAM等
によって構成された図示しないマイクロコンピュータを
備え、プリンタからの信号に応じてフィルムキャリア1
0の作動を制御するようになっている。
【0031】このキャリアコントローラ80は、モータ
40、44を作動させてネガフィルム12を搬送すると
きに、センサ72によってネガフィルム12のパーフォ
レーション14を検出し、開口54及び磁気ヘッド部5
8に対するネガフィルム12の各画像コマ12A、磁気
トラック16の位置を正確に判断している。
【0032】なお、フィルムキャリア10では、ネガフ
ィルム12の各画像コマの画像を印画紙へ焼付けるとき
に、先ずカートリッジ20からネガフィルム12を引き
出しながら一定速度で搬送してフィルム収容部34へ送
り込む。このとき、キャリアコントローラ80では、読
取ヘッド64によってネガフィルム12の磁気トラック
16に記録されている磁気情報の読み取りを行う。次
に、フィルム収容部34からカートリッジ20へネガフ
ィルム12を巻き取るときに、ネガフィルム12をコマ
送りして、各画像コマ12Aを順に開口54へ位置決め
して、各画像の印画紙への焼付けを行うと共に、ネガフ
ィルム12の磁気トラック16に記録ヘッド62によっ
て磁気情報の記録を行うようにしている。
【0033】図2及び図3に示されるように、フィード
ローラ42Aと磁気ヘッド部58の間には、搬送路38
上のネガフィルム12の有無を検出するセンサ82が配
置されている。図7に示されるように、センサ82は、
キャリアコントローラ80に接続されている。キャリア
コントローラ80は、このセンサ82によって、カート
リッジ20からネガフィルム12が引き出されているか
を確認すると共に、ネガフィルム12をカートリッジ2
0へ巻き取るときに、センサ82がネガフィルム12を
検出しなくなった後、一定時間経過することにより、カ
ートリッジ20へのネガフィルム12の巻取りが終了し
たと判断して、モータ40、44を停止させるようにし
ている。
【0034】なお、センサ82の位置は、本実施例に限
定するものではないが、カートリッジ20の挿通口22
の近傍に設けることがより好ましい。また、キャリアコ
ントローラ80は、磁気情報に加えてネガフィルム12
にバーコード化されたDXコード等の光学情報が記録さ
れているときには、センサ72によって光学情報の読み
取りもできるようになっている。なお、このキャリアコ
ントローラ80の機能をプリンタの制御部に設け、プリ
ンタによってフィルムキャリア10の作動を制御するよ
うにしてもよい。
【0035】ところで、カートリッジ装填部32には、
カートリッジ20を所定の位置に装着したときに、カー
トリッジ20の挿通口22のドア24を開閉するドア開
閉機構100が設けられている。図5及び図6には、第
1実施例に適用したドア開閉機構100の概略を示して
る。
【0036】図5に示されるように、ドア開閉機構10
0は、一方がカートリッジ装填部32の内方とカートリ
ッジ装填部32の外方に対で配置した側板102、10
4の間にシャフト106が回転自在に掛け渡され、この
シャフト106と平行にガイドシャフト108が掛け渡
されている。
【0037】図5及び図6に示されるように、シャフト
106の側板102から突出した先端にはギア110が
設けられ、シャフト106の中間部には、長尺の連動ギ
ア112が取り付けられている。ギア110は、開閉モ
ータ114の回転軸114Aに取り付けられたギア11
6に噛合しており、開閉モータ114の駆動によってシ
ャフト106と共に連動ギア112が回転するようにな
っている。
【0038】一方、ガイドシャフト108には、カート
リッジ20が装着されるホルダ118が側板120を介
して摺動可能に連結されている(図5参照)。この側板
120には、連動ギア112に噛合したスライドギア1
22が回転可能に取り付けられている。また、このスラ
イドギヤ122には、ガイドシャフト108が挿通さ
れ、回転自在に支持されている。
【0039】ホルダ118は、ガイドシャフト108に
案内されて、矢印E方向及び矢印E方向と反対方向へス
ライド可能となっており、カートリッジ20が装着され
たホルダ118を矢印E方向に沿ってカートリッジ装填
部32の所定位置までスライドさせて移動させることに
よりカートリッジ20がカートリッジ装填部32に装填
される。このカートリッジ20の装填位置では、カート
リッジ20の挿通口22が搬送路38に対向し、カート
リッジ20から搬送路38へネガフィルム12を送り出
し可能となっている。また、フィルムキャリア10で
は、カートリッジ装填部32からホルダ118を矢印E
方向と反対方向へスライドさせることにより、ホルダ1
18からのカートリッジ20の取り出し可能となる。
【0040】側板120に設けられたスライドギア12
2は、長尺の連動ギア112と噛合した状態でホルダ1
18と共に移動するようになっている。また、側板12
0には、スライドギア122に噛合したアイドルギア1
24、アイドルギア124に噛合した扇形のドライブギ
ア126(図6参照)が取り付けられている。このた
め、連動ギア112の回転は、スライドギア122、ア
イドルギア124を介してドライブギア126に伝達さ
れる。
【0041】ドライブギア126には、側板120を貫
通して突出したドアドライバ128が取り付けられてい
る。このドアドライバ128は、ホルダ118にカート
リッジ20を装着したときに、カートリッジ20のドア
軸24Aに入り込んでドア軸24Aと一体回転可能に係
合するようになっている。これにより、連動ギヤ112
の回転に応じてドライブギヤ126が矢印F方向へ回動
すると、ドアドライバ128によってドア24が挿通口
22を開放する方向へ回動し、ドライブギヤ126の矢
印G方向(矢印F方向と反対方向)へ回動することによ
り、ドア24が挿通口22を閉止する方向へ回動する。
【0042】また、カートリッジ装填部32には、ホル
ダ118に装着されたカートリッジ20をカートリッジ
装填部32の所定の位置に装填したときに、扇型のドラ
イブギア126に対向するようにストッパ130が設け
られている。扇型のドライブギア126は、カートリッ
ジ20のドア24を挿通口22の開放方向へ回動したと
きに、ストッパ130の凹部130Aへ入り込むように
なっている。これにより、ストッパ130は、カートリ
ッジ20の挿通口22が開放された状態でホルダ118
のカートリッジ取り出し方向(矢印E方向と反対方向)
への移動を阻止するようになっている。
【0043】シャフト106の側板104から突出した
先端部近傍には、略L字状の被検出片134が取り付け
られている、また、側板104の近傍には、被検出片1
34に対向するセンサ132が配設されている。この被
検出片134は、先端部がセンサ132の検出部132
Aに入り込んでおり、シャフト106がカートリッジ2
0のドア24を開く方向(矢印D方向)へ回動したとき
に、この先端部がセンサ132の検出部132Aから抜
け出るようになっている。
【0044】図7に示されるように、開閉モータ114
及びセンサ132は、キャリアコントローラ80に接続
されており、キャリアコントローラ80は、開閉モータ
114を駆動したときに、センサ132によってカート
リッジ20の挿通口22が開放状態となったか又は閉止
状態となったかを検出して開閉モータ114を停止する
ようにしている。
【0045】一方、図5及び図6に示されるように、カ
ートリッジ装填部32内の側板102には、モータ40
(図2参照)の駆動力が伝達されて回転するドライブシ
ャフト136が回転自在に取り付けられている。このド
ライブシャフト136の先端部は、ホルダ118に装着
されたカートリッジ20のスプール軸18と一体回転可
能に係合するようになっている。また、ホルダ118の
側板120には、ドライブシャフト136と反対側でカ
ートリッジ20のスプール軸18に当接して支持する支
持シャフト138(図5参照)が設けられている。
【0046】これにより、カートリッジ装填部32に装
填されたカートリッジ20のスプール軸18は、ドライ
ブシャフト136を介してモータ40の駆動力が伝達さ
れてカートリッジ20からのネガフィルム12の送り出
し及び巻取り回転するようになっている。
【0047】このカートリッジ装填部32には、カート
リッジ20に収容しているネガフィルム12の処理状態
を表示している現像表示部28に対向する検出ピン14
0が設けられている。この検出ピン140の先端部は、
ホルダ118に装着されてカートリッジ装填部32に装
填されるカートリッジ20の矩形孔28Aに対向してい
る。また、この検出ピン140は、中間部にホルダ11
8の側壁に当接するフランジ140Aが形成されてい
る。
【0048】この検出ピン140は、略コ字状のブラケ
ット142の一端部に取り付けられている。このブラケ
ット142の他端部には、圧縮コイルバネ144の一端
が係止されており、これにより検出ピン140がカート
リッジ装填部32に装填されたカートリッジ20に向け
て矢印D方向へ付勢されている。
【0049】また、ブラケット142の中間部近傍に
は、センサ146、148が配設されている。また、ブ
ラケット142の中間部には、これらのセンサ146、
148に対向する被検出片150が突設されている。
【0050】この被検出片150は、カートリッジ20
の非装填状態でセンサ146に対向している。また、カ
ートリッジ20がホルダ118に装着されてカートリッ
ジ装填部32に装填されたときに、検出ピン140のフ
ランジ140Aがホルダ118に当接し、ブラケット1
42が圧縮コイルバネ144の付勢力に抗して矢印D方
向と反対方向に移動することにより、この被検出片15
0は、センサ146、148の間に位置するようになっ
ている。
【0051】さらに、現像表示部28のツメ28Bが折
り曲げられていないカートリッジ20が装填されたとき
には、検出ピン140がこのツメ28Bに当接してブラ
ケット142が圧縮コイルバネ144の付勢力に抗して
押し戻されることにより、被検出片150はセンサ14
8に対向するようになっている。
【0052】図7に示されるように、ドア開閉機構10
0のセンサ146、148は、キャリアコントローラ8
0に接続されている。これによりキャリアコントローラ
80は、センサ146、148がそれぞれ被検出片15
0を検出しているか否かによって、カートリッジ装填部
32にカートリッジ20が装填されたかと共に、カート
リッジ20が装填されたときに、そのカートリッジ20
の現像表示部28が現像済みであると表示しているか否
かを検出できるようになっている。
【0053】キャリアコントローラ80には、アラーム
78が接続されており、カートリッジ装填部32に装填
されたカートリッジ20の現像表示部28がカートリッ
ジ20内のネガフィルム12が未現像であると表示して
いると判断したときに、このアラーム78によって報知
して、カートリッジ装填部32からのカートリッジ20
の取り出しを促すようにしている。また、キャリアコン
トローラ80では、現像済みのネガフィルム12を収容
したカートリッジ20が装填され、操作スイッチ76の
ドア開閉ボタン76Aが操作されることにより、センサ
132によってドア24の開閉状態を検出しながら、開
閉モータ114を駆動して、カートリッジ20のドア2
4の開閉を行うようになっている。
【0054】次に第1実施例の作用を説明する。フィル
ムキャリア10では、現像済みのネガフィルム12を収
容したカートリッジ20をカートリッジ装填部32に装
填する。次に、フィルムキャリア10では、モータ4
0、44を駆動して、カートリッジ20からネガフィル
ム12を引き出して、フィルム収容部34へ送り込む。
このとき、ネガフィルム12を一定速度で搬送して、ネ
ガフィルム12の磁気トラック16に記録されている磁
気情報を読み取る。
【0055】ネガフィルム12の略全量(但し後端のみ
はカートリッジ20内に残った状態となっている)をカ
ートリッジ20から引き出すと、次にこのネガフィルム
12をカートリッジ20へ巻き戻す。このとき、ネガフ
ィルム12をコマ送りしながら、ネガフィルム12の各
画像コマ12Aを順に開口54へ位置決めする。
【0056】このフィルムキャリア10の開口54に
は、露光用の光源からの光が照射され、開口54に位置
決めされたネガフィルム12を透過した光が印画紙に結
像され、印画紙に画像が焼付けられる(図示省略)。
【0057】また、フィルムキャリア10では、画像の
焼付けが終了したネガフィルム12の各画像コマ12A
をコマ送りするときに、磁気トラック16へ磁気情報の
記録を行う。
【0058】フィルムキャリア10では、ネガフィルム
12の各画像コマ12Aに記録された画像の焼付けと、
磁気情報の記録を行うと、このネガフィルム12をカー
トリッジ20に巻き取って露光作業を終了する。
【0059】図8には、フィルムキャリア10でネガフ
ィルム12をカートリッジ20から引き出すときに、カ
ートリッジ20のドア24を回動して挿通口22を開閉
する第1実施例のドア開閉機構100の作動の一例を、
フローチャートにして示している。このフローチャート
は、フィルムキャリア10に装填されたカートリッジ2
0内のネガフィルム12の各画像コマ12Aを開口54
に位置決めして、図示しない印画紙へ画像を焼付ける作
業に並行して実行される。
【0060】このフローチャートの最初のステップ16
0では、センサ146によってカートリッジ20がホル
ダ118に装着されてカートリッジ装填部32に装填さ
れたか否かを検出している。カートリッジ20を装着し
たホルダ118がカートリッジ装填部32に装填される
と、検出ピン140のフランジ140Aがホルダ118
に押されて被検出片150が移動することによりセンサ
146が非検出状態となると、カートリッジ20がカー
トリッジ装填部32に装填されたと判定する(ステップ
160で肯定判定)。
【0061】次のステップ162では、装填さたカート
リッジ20内に収容されているネガフィルム12が現像
済みであるかを確認する。カートリッジ装填部32に装
填されたカートリッジ20の現像表示部28のツメ28
Bが折り曲げられて現像済みであると表示されている
と、検出ピン140の先端がツメ28Bに妨げられるこ
となく矩形孔28A内へ入り込み、検出ピン140に設
けたフランジ140Aがホダル118に当接する。これ
により、検出ピン140は僅かに圧縮コイルバネ144
の付勢力に抗して押し戻され、被検出片150がセンサ
146、148の間に位置する。
【0062】このセンサ146、148の被検出片15
0の検出結果からキャリアコントローラ80は、カート
リッジ20に収容されているネガフィルム12が現像済
みであると判定する(ステップ162で肯定判定)。な
お、フィルムキャリア10に現像済みのネガフィルム1
2を収容したカートリッジ20が装填されていること
を、LEDの点灯等によって表示する表示手段を設けて
報知するようにしてもよい。
【0063】次のステップ164では、カートリッジ2
0のドア24の開放が指示されたかを確認する。ここ
で、カートリッジ20のドア24を開くために操作スイ
ッチ76のドア開閉ボタン76Aが操作されると(ステ
ップ164で肯定判定)、ステップ166へ移行して開
閉モータ114をカートリッジ20の挿通口22を開放
する方向(矢印F方向)へドア24を回動させるように
駆動する。この開閉モータ114の駆動力は、連動ギア
112、スライドギア122、アイドルギア124を開
始ドライブギア126に伝達され、ドアドライバ128
が矢印F方向へ回動し、ドア24が挿通口22を開放す
る ステップ168では、開閉モータ114の駆動によって
連動ギア112と共に被検出片134が回転してセンサ
132が非検出状態となると、カートリッジ20の挿通
口22が開放状態となったと判定し(肯定判定)、ステ
ップ170で開閉モータ114の駆動を停止する。
【0064】このようにして、フィルムキャリア10で
は、カートリッジ20のドア24を回動させて挿通口2
2を開くとモータ40、44の駆動して、ネガフィルム
12に記録された画像を印画紙へ露光するための処理を
開始する。
【0065】ところで、未現像のネガフィルム12を収
容しているカートリッジ20は、現像表示部28のツメ
28Bが折り曲げられておらずに、ツメ28Bが矩形孔
28Aの中央部を閉塞している。このようなカートリッ
ジ20がカートリッジ装填部32に装填されると、検出
ピン140の先端がツメ28Bに当接して、圧縮コイル
バネ144の付勢力に抗してブラケット142と共に押
されて矢印D方向と反対方向へ移動し、このブラケット
142に取り付けられた被検出片150がセンサ148
に対向する。
【0066】キャリアコントローラ80では、カートリ
ッジ20がカートリッジ装填部32に装填されたとき
に、センサ148が被検出片150を検出すると、ステ
ップ162で、カートリッジ装填部32に装填されたカ
ートリッジ20が未現像のネガフィルム12を収容して
いると判定し(否定判定)、ステップ172へ移行す
る。
【0067】ステップ172では、アラーム78を作動
させてフィルムキャリア10に装填されたカートリッジ
20内のネガフィルム12が未現像であり、このカート
リッジ20に収容しているネガフィルム12の露光作業
の中止と、カートリッジ装填部32からのこのカートリ
ッジ20の取り出しを促し、次のステップ174では、
カートリッジ20がカートリッジ装填部32から取り出
されたか否かを確認する。カートリッジ20が取り出さ
れたことをセンサ146、148の検出結果から確認す
ると(ステップ174で肯定判定)、このフローチャー
トを終了する。
【0068】このように、フィルムキャリア10では、
カートリッジ装填部32に装填されたカートリッジ20
が未現像のネガフィルム12を収容していると表示され
ていると、このカートリッジ20からのネガフィルム1
2の引き出しは勿論、カートリッジ20の挿通口22を
開放する開閉モータ114を駆動させないようにしてい
る。これにより、誤って未現像のネガフィルム12を収
容したカートリッジ20がフィルムキャリア10に装填
されても、フィルムキャリア10は、このカートリッジ
20の挿通口22を不用意に開いて内部のネガフィルム
12を露光してしまうのを防止している。
【0069】なお、カートリッジ20の挿通口22を開
放するドア24の回動は、ドア開閉ボタン76Aの操作
を行わず、露光作業のためのネガフィルム12の引き出
しが指示されたときに、ドア開閉機構100が検出ピン
140とセンサ146、148の検出結果に応じて自動
的にドア開閉モータ114を駆動してドア24を回動さ
せて、カートリッジ20の挿通口22を開放し、次にモ
ータ40、44を駆動してカートリッジ20からのネガ
フィルム12の送り出しを行うようにしてもよい。
【0070】一方、フィルムキャリア10のドア開閉機
構100では、扇形のドライブギア126がドア24が
開く方向へ回動することにより、このドライブギア12
6がストッパ130の凹部130Aへ入り込むようにな
っている。これにより、カートリッジ20の挿通口22
が開放されている状態では、ホルダ118がカートリッ
ジ装填部32からから引き出されることがないように
し、カートリッジ20からネガフィルム12が引き出さ
れた状態で、不用意にカートリッジ20がカートリッジ
装填部32から引き出されてネガフィルム12を損傷さ
せてしまうという事態を未然に防止している。
【0071】なお、カートリッジ20のドア24を開い
た状態でのカートリッジ装填部32からのカートリッジ
20又はホルダ118の取り出しを阻止する機構として
は、例えば、センサ132によって挿通口22が開かれ
ていると検出している間、ソレノイド等の駆動手段によ
ってストッパ等の制限手段を作動させて、ホルダ118
のカートリッジ装填部32からの引き出しを阻止する種
々の機構を用いることができる。
【0072】一方、このフローチャートでは、カートリ
ッジ20の挿通口22が開放されている間、ステップ1
76で挿通口22(ドア24)の閉止が指示されたかを
確認している。すなわち、ネガフィルム12に記録され
た画像の露光作業が終了して、フィルムキャリア10か
らカートリッジ20を取り出すために、操作スイッチ7
6のドア開閉ボタン76Aが操作されると(ステップ1
76で肯定判定)、ステップ178へ移行して、ネガフ
ィルム12がカートリッジ20に巻き取られているかを
確認する。
【0073】ここで、ネガフィルム12のカートリッジ
20への巻取りが完了していないときには、ステップ1
80へ移行してアラーム等によって報知する。なお、カ
ートリッジ20へのネガフィルム12の巻取りが完了し
たときにのみ、操作スイッチ76のドア開閉ボタン76
Aの操作が有効になるようにする等の種々の方法を用い
ることができる。これにより、カートリッジ20からネ
ガフィルム12が引き出された状態でドア24を閉めて
しまうことによるネガフィルム12の損傷を防止してい
る。
【0074】このネガフィルム12のカートリッジ20
への巻取りは、モータ40、44の駆動によってネガフ
ィルム12をカートリッジ20へ巻き戻し、フィードロ
ーラ42Aの近傍に設けたセンサ82が、ネガフィルム
12を検出しなくなってから一定時間経過したときに完
了したと判断する。キャリアコントローラ80では、こ
のネガフィルム12のカートリッジ20への巻取りが完
了したと判断すると、モータ40、42の駆動を停止さ
せると共に、ステップ182でドア開閉機構10の開閉
モータ114をカートリッジ20の挿通口22を閉止す
る方向へドア24を回動させるように駆動を開始させ
る。次にステップ184ではセンサ132の検出結果か
ら挿通口22の閉止状態までドア24を回動させたかを
確認し、開閉モータ114の駆動によってシャフト10
6と共に回動する被検出片134がセンサ132の凹部
132Aに入り込んだことを検出すると、ドア24によ
って挿通口22を閉止したと判断して、開閉モータ11
4を停止させる(ステップ186)。
【0075】挿通口22を閉止するようにドア24を回
動させたときに、ドライブギア126がストッパ130
から離間して、ホルダ118のカートリッジ装填部32
からの引き出し方向への移動が可能となる。
【0076】この後、カートリッジ装填部32からホル
ダ118と共にカートリッジ20が引き出され、検出ピ
ン140と一体で設けている被検出片150がセンサ1
46に対向することにより、カートリッジ装填部32か
らホルダ118と共にカートリッジ20が引き出された
と判定してこのフローチャートを終了する。
【0077】このように、カートリッジ装填部32にカ
ートリッジ20が装填されたときに、カートリッジ20
に設けられている表示によって内部に収容しているネガ
フィルム12が現像済みであることを検出したときにの
み、自動的にカートリッジ20の挿通口22を開くこと
により、ネガフィルム12に記録されている画像の露光
処理を円滑かつ正確に行うことができ、未現像のネガフ
ィルム12を収容しているカートリッジ20の挿通口2
2を誤って開放し、ネガフィルム12にカブリ等を生じ
させ、ネガフィルム12に記録されている画像を損ねて
しまうのを防止できる。 〔第2実施例〕次に本発明の第2実施例を図9乃至図1
1を参照しながら説明する。この第2実施例では、第1
実施例の自動式のドア開閉機構100に換えて、手動式
のドア開閉機構200を用いたものであり、基本的構成
は第1実施例と同一で、同一の部品には同一の符号を付
与してその説明を省略する。
【0078】図9には、ドア開閉機構200の概略を示
している。このドア開閉機構200は、フィルムキャリ
ア10のカートリッジ装填部32にドア開閉機構100
に替えて設けられている。
【0079】このドア開閉機構200は、カートリッジ
20が装着されるホルダ118に設けられた側板120
に開閉レバー202が設けられている。なお、ホルダ1
18は、図示しないガイドによって案内されて矢印E方
向に沿ってカートリッジ装填部32への装填位置(矢印
E方向側)及びカートリッジ装填部32からの取り出し
位置(矢印E方向と反対側)へ移動するようになってい
る。また、ホルダ118は、カートリッジ20を収容し
た状態でカートリッジ装填部32の所定の位置に移動し
たときに、カートリッジ20の挿通口22を搬送路38
へ向けた位置で保持する(詳細は省略)。
【0080】開閉レバー202は、長手方向の一端が側
板120から突設しているシャフト204を中心に回動
可能に取り付けられている。
【0081】また、このシャフト204には、カム20
6が回転可能に取り付けられている。このカム206と
開閉レバー202との間には、図示しないコイルバネが
介在されており、開閉レバー202のシャフト204を
中心とした回転にカム206が追従して回動するように
連結されている。
【0082】このカム206は、一部が半径方向の外方
へ向けて延設された延設部208が形成されている。こ
の延設部208には、ピン210が突設されている。ま
た、カム206には、シャフト204を挟んで延設部2
08と略反対側の円弧状の外周部に半径方向の内方に向
けて切り込まれた切欠112が形成されている。
【0083】一方、ホルダ118の側板120には、ホ
ルダ118に装着されるカートリッジ20のドア軸24
Aへ向けて突出されたドアドライバ214が軸支されて
いる。このドアドライバ214の側板120から突出し
た基部216は、一対のアーム218が設けられてドラ
イブアーム220を構成している。ドライブアーム22
0の一対のアーム218は、カム206のピン210へ
向けられており、一対のアーム218の間にピン210
が入り込むことによりドライブアーム220がカム20
6と係合するようになっている。
【0084】このドライブアーム220は、ドアドライ
バ214と一体に回動して、ドアドライバ214と係合
しているカートリッジ20のドア軸24Aを回動し、カ
ートリッジ20のドア24による挿通口22の開閉が可
能となっている。
【0085】図10(B)及び図10(C)に示される
ように、開閉レバー202は、ドア閉止位置(図10
(B)参照)とドア開放位置(図10(C)参照)の間
で回動可能となっている。また、図10(B)に示され
るように、開閉レバー202のドア閉止位置では、カム
206の延設部208が略下方へ向けられており、ドラ
イブアーム220は、一対のアーム218がピン210
に向けられ、かつピン210と離れた位置となってい
る。
【0086】ここで、開閉レバー202をドア閉止位置
からドア開放位置へ回動(矢印C方向)させたときに、
カム206が追従して回動すると、カム206のピン2
10が一対のアーム218の間へ入り込んで、ドライブ
アーム220と共にドアドライバー214を矢印F方向
へドア24が挿通口22を開放する位置まで回動するよ
うになっている(図10(C)参照)。また、カートリ
ッジ20の挿通口22を開放した状態で、開閉レバー2
02を矢印C方向と反対方向へ回動させて戻すことによ
り、カム206が追従して回動し、ドライブアーム22
0と共にドアドアイバ214をドア24が挿通口22を
閉止する位置まで矢印G方向に回動するようになってい
る。
【0087】ところで、側板120には、カム206に
隣接してロックレバー222が設けられている。このロ
ックレバー222は、略L字形状であり、中間部が側板
120から突設されたシャフト224に回転可能に支持
されて取り付けられている。このロックレバー222の
一端は、カム206の周面へ向けて延設され、先端にロ
ックピン226が突設されている。このロックピン22
6は、開閉レバー202がドア閉止位置のときに切欠2
12の近傍のカム206の周面に対向している。
【0088】また、ロックレバー222と側板120の
間には、捩じりコイルバネ228が設けられており、ロ
ックピン226をカム206の周面に当接させるように
ロックレバー222を回転付勢している。これにより、
カム206が矢印C方向へ回動したときに、ロックピン
226がカム206の切欠212に入り込むようにロッ
クレバー222が回動可能となっている。
【0089】カム206の切欠212は、矢印C方向と
反対側の端部がカム206の半径方向に沿って切りかか
れて形成されており、この切欠212内にロックレバー
222のロックピン226が入り込むことによりカム2
06の矢印C方向への回動を阻止するようになってい
る。また、この切欠212は、矢印C方向側がカム20
6の周面から傾斜された状態で切りかかれて形成されて
おり、ロックピン226が切欠212内に入り込んで状
態でカム206を矢印C方向と反対方向へ回動したとき
に、ロックピン226がこの切欠212の傾斜に沿って
カム206の周面へ至るようになっている。
【0090】一方、ホルダ118内には、シャフト23
0が挿入されている。このシャフト230は、ホルダ1
18をカートリッジ装填部32内へ移動させたときに、
側板120に形成された貫通孔232から突出可能とな
っている。このシャフト230の先端が貫通孔232か
ら突出したときに、シャフト230の先端部は、ロック
レバー222のロックピン226と反対側の端部234
に対向し、ロックレバー222の捩じりコイルバネ22
8の付勢力による回転を阻止するようになっている。
【0091】このため、シャフト230が側板120か
ら突設してロックレバー222の端部234に対向した
状態では、カム206が回転してもロックレバー222
のロックピン226がカム206の切欠212に入り込
むことがなく、カム206は、開閉レバー202の回動
に追従して回動できるようになっている。
【0092】一方、シャフト230の基部は、カートリ
ッジ装填部32の側板102を貫通し、ブラケット23
6の一端に連結されている。このブラケット236の他
端は、カートリッジ装填部32に装填されたカートリッ
ジ20の矩形孔28Aに対向する検出ピン238の中間
部に連結されている。この検出ピン238は、軸線方向
に沿って移動可能に取り付けられており、圧縮コイルバ
ネ240の付勢力によって先端がカートリッジ20へ向
けて付勢されている(矢印D方向)。
【0093】このため、図10(A)乃至図10(C)
に示されるように、内部に収容しているネガフィルム1
2が現像済みであり、カートリッジ20のツメ28Bが
矩形孔28A内に押し込まれているか切除されていると
きには、このカートリッジ20がカートリッジ装填部3
2に装填されたときには検出ピン238の先端がカート
リッジ20の矩形孔28A内に入り込むようになってい
る。このときには、シャフト230の先端が、側板12
0の貫通孔232から突出してロックレバー222の端
部234に対向し、捩じりコイルバネ228の付勢力に
よるロックレバー222の回動を阻止するようになって
いる。
【0094】また、図11(A)及び図11(B)に示
されるように、カートリッジ20の矩形孔28Aがツメ
28Bに閉塞された状態、すなわち、カートリッジ20
の現像表示部28がカートリッジ20内のネガフィルム
12の未現像状態を表示しているときには、このカート
リッジ20が、カートリッジ装填部32に装填される
と、検出ピン238の先端がツメ28Bに当接して圧縮
コイルバネ240の付勢力に抗して矢印D方向と反対方
向へ押し戻される。これにより、シャフト230が一体
で押し戻され、シャフト230の先端がホルダ118の
側板120に設けている貫通孔232から突出しないよ
うになっている。この状態では、ロックレバー222が
捩じりコイルバネ228の付勢力によりシャフト224
回りに回動可能となり、カム206の矢印C方向への回
転を阻止するようになっている。
【0095】なお、ホルダ118に装着されてカートリ
ッジ装填部32に装填されたカートリッジ20のスプー
ル軸18には、ドライブシャフト136と支持シャフト
138が係合して、モータ40の駆動力によってネガフ
ィルム12の送り出し方向及び巻取り方向に回転するよ
うになっている(第1実施例参照)。
【0096】次に第2実施例に係るドア開閉機構200
の作用を図10(A)乃至図11(C)を参照しながら
説明する。
【0097】カートリッジ20は、ホルダ118に装着
されて、このホルダ118と共に矢印E方向に移動され
て、カートリッジ装填部32に装着される。これによ
り、カートリッジ20のドア軸24Aにはドアドライバ
214が入り込んで一体回転可能に係合する。
【0098】また、このカートリッジ20内のネガフィ
ルム12が現像済みであり、現像表示部28のツメ28
Bが押し込まれているときには、矩形孔28A内に検出
ピン238が入り込み、シャフト230の先端が側板1
20の貫通孔232から突出してロックレバー222の
端部234に対向する(図10(A)及び図10(B)
参照)。
【0099】この状態で、カートリッジ20の挿通口2
2を開放するために、開閉レバー202を矢印C方向へ
回動させると、シャフト230によってロックレバー2
22の回動が阻止されているため、ロックピン226が
カム206の切欠212に入り込むことがなく、開閉レ
バー202の回動に追従してカム206が回動する。
【0100】このカム206の回動により、カム206
のピン210がドライブアーム220の一対のアーム1
18の間に入り込んで係合し、ドライブアーム220を
矢印F方向へ回動させる。このドライブアーム220の
矢印F方向の回動によって、ドアドライバ214がカー
トリッジ20のドア24を回動させて、カートリッジ2
0の挿通口22を開放し、カートリッジ20からのネガ
フィルム12の引き出しが可能となる。
【0101】一方、カートリッジ20の挿通口22を閉
止するときには、ドア開閉位置にある開閉レバー202
を矢印C方向と反対方向へ回動操作して、ドア閉止位置
へ戻す。この開閉レバー202の回動より、カム206
が矢印C方向へ追従回転し、ドライブアーム220を矢
印G方向へ回動させる。このドライブアーム220の矢
印G方向の回動によってドアドライバ214がドア24
を回動させてカートリッジ20の挿通口22を閉止す
る。
【0102】これに対して、カートリッジ20に設けた
現像表示部28のツメ28Bが矩形孔28A内に残って
おり、内部に収容しているネガフィルム12が現像処理
の終了していない状態であると表示されているときに
は、このカートリッジ20がカートリッジ装填部32に
装填されたときに、検出ピン238がカートリッジ20
のツメ28Bに当接して、圧縮コイルバネ240の付勢
力に抗して押し戻される。これによって、検出ピン23
8とブラケット236によって連結されたシャフト23
0も押し戻され、シャフト230の先端が貫通孔232
内に入り込んだ状態となる(図11(A)参照)。
【0103】この状態で、カートリッジ20の挿通口2
2を開放するために、ドア閉止位置にある開閉レバー2
02をドア開放位置へ向けて矢印C方向へ回動させる
と、カム206も追従回転しようとする。このとき、ロ
ックレバー222のロックピン226がカム206の切
欠212に入り込んでカム206の回転を阻止する(図
11(B)参照)。このカム206の矢印C方向への回
動が阻止されることにより、ドライブアーム220が回
転することがなく、カートリッジ20のドア24は、挿
通口22を閉止した状態に維持される。
【0104】なお、この状態では、開閉レバー202を
ドア開放位置からドア閉止位置へ戻すことにより、カム
206が追従してドア閉止位置に戻り、ロックレバー2
22のロックピン226がカム206の切欠212から
抜け出し、ドア閉止状態に戻る。
【0105】このように、ドア開閉機構200では、カ
ートリッジ20の現像表示部28の表示状態から、カー
トリッジ20内のネガフィルム12が現像済みであると
表示されているときにのみ、開閉レバー202とドアド
ライバ214を連結して、開閉レバー202を回動した
ときの操作力によってカートリッジ20のドア24が回
動するようにしているため、未現像のネガフィルム12
が収容されたカートリッジ20がカートリッジ装填部3
2に装填されても、このカートリッジ20の挿通口22
を不用意に開放してしまうことがない。
【0106】なお、ドア開閉機構200において、カー
トリッジ20の挿通口22を開放した状態でのカートリ
ッジ装填部32からのカートリッジ20の取り出しを阻
止するときには、ドア開放位置にある開閉レバー202
に当接して、この開閉レバー202の矢印E方向と反対
方向への移動を阻止する等の種々の方法を用いることが
できる。
【0107】なお、第1実施例及び第2実施例は、それ
ぞれカートリッジ20のドア24を回動させてカートリ
ッジ20の挿通口22を自動的に又は手動操作によって
開閉する一例を示すものであり、本発明の構成を限定す
るものではない。
【0108】本発明は、カートリッジ20に設けている
表示部の表示からカートリッジ20内に収容されている
ネガフィルム12が現像済みであると検出したときに、
カートリッジ20のドア24を回動させて挿通口22を
開放するものであればよい。ドア24を回動させるとき
には、開閉レバー202やモータ等の回転駆動手段に限
らずソレノイド等の直線的な駆動力をリンク機構等を介
して回転駆動力に変換してドア24を回動させるように
してもよい。
【0109】また、本実施例では、カートリッジ20に
設けた現像表示部28の矩形孔28Aに検出ピン12
8、214が入り込むか否かによってネガフィルム12
が現像済みであるか否かを検出したが、光電式のセンサ
をカートリッジの表示孔26Dへ対向させて、カートリ
ッジ20内のネガフィルム12が現像済みであるか否か
を検出するようにしてもよい。また、表示孔26Dの表
示と現像表示部28の表示を合わせて検出するようにし
てもよく、これにより、カートリッジ20内のネガフィ
ルム12が現像済みであるか否かをより正確に判定する
ことができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のフィルムキ
ャリアでは、現像済みと表示されているカートリッジが
装填されたときにのみ、ドア開閉機構がカートリッジの
挿通口を開放する。このため、誤って未現像の写真フィ
ルムを収容しているカートリッジが装填されても、この
カートリッジ内の写真フィルムを不用意に感光させ、記
録されている現像前の画像を損ねてしまうことがない優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したフィルムキャリアの概略斜
視図である。
【図2】フィルムキャリアの台座を示す概略平面図であ
る。
【図3】フィルムキャリアのネガフィルム搬送方向に沿
って切断した概略断面図である。
【図4】(A)はネガフィルムとカートリッジを示す概
略平面図、(B)はカートリッジの概略側面図である。
【図5】第1実施例に適用したドア開閉機構を示すカー
トリッジ装填部の要部平面図である。
【図6】第1実施例に適用したドア開閉機構を示す要部
斜視図である。
【図7】フィルムキャリアの制御部を示す概略ブロック
図である。
【図8】第1実施例に適用したドア開閉機構の作動の一
例を示すフローチャートである。
【図9】第2実施例に適用したドア開閉機構を示す概略
斜視図であり、
【図10】(A)乃至(C)はそれぞれ現像済みのネガ
フィルムを収容しているカートリッジを装填したときの
第2実施例に適用したドア開閉機構を示し、(A)はカ
ートリッジを装填した状態のドア開閉機構を示す概略斜
視図、(B)はカートリッジの装填状態の要部側面図、
(C)はドアを開閉操作した状態を示す要部側面図であ
る。
【図11】(A)及び(B)はそれぞれ未現像のネガフ
ィルムを収容しているカートリッジを装填したときの第
2実施例に適用したドア開閉機構を示し、(A)はドア
開閉機構の概略斜視図、(B)はドアを開閉操作した状
態を示す要部側面図である。
【符号の説明】
10 フィルムキャリア 12 ネガフィルム(写真フィルム) 20 カートリッジ 22 挿通口 24 ドア 24A ドア軸 28 現像表示部 28A 矩形孔 28C ツメ 30 台座 32 カートリッジ装填部 80 キャリアコントローラ 100、200 ドア開閉機構 114 開閉モータ 128、214 ドアドライバ 140、138 検出ピン 146、148 センサ 202 開閉レバー 206 カム 220 ドライブアーム 222 ロックレバー 230 シャフト 240 圧縮コイルバネ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に収容している写真フィルムが現像
    済みか否かを表示した表示部が設けられたカートリッジ
    がカートリッジ装填部に装填されたときに、ドアによっ
    て閉止されたこのカートリッジの挿通口をドアの回動に
    よって開放し、カートリッジから前記写真フィルムを引
    き出して写真フィルムに記録された画像を所定の焼付け
    位置に配置するフィルムキャリアであって、 前記カートリッジ装填部に装着された前記カートリッジ
    のドアと一体回転可能に連結するドアドライバと、 前記ドアドライバを前記カートリッジの挿通口の開閉方
    向へ回動する開閉手段と、 前記カートリッジ装填部に装着された前記カートリッジ
    の表示部の表示を検出する表示検出手段と、 前記表示検出手段が前記カートリッジ内の写真フィルム
    が現像済みであることを検出したときにのみ前記開閉手
    段による前記ドアドライバの回動を可能とする制限手段
    と、 を含むドア開閉機構を備えたことを特徴とするフィルム
    キャリア。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段が前記ドアドライバと共に
    前記ドアを前記挿通口の開閉方向に駆動する駆動手段を
    備え、前記制限手段が前記検出手段の検出結果に応じて
    前記駆動手段を作動させる制御手段であることを特徴と
    する請求項1に記載のフィルムキャリア。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジに設けられた凹部のツ
    メを除去した状態で内部の写真フィルムが現像済みであ
    ると表示する表示部が前記カートリッジに設けられてい
    るときに、 前記開閉手段として回動操作によって前記ドアドライバ
    を前記ドアによる前記カートリッジの挿通口を開閉する
    ように回動させる開閉レバーと、 前記検出手段として前記カートリッジの凹部へ向けて付
    勢手段によって付勢された検出ピンと、 前記制限手段として前記検出ピンが前記付勢手段の付勢
    力によって前記カートリッジの凹部に入り込んでいると
    きに前記開閉レバーと前記ドアドライバを連結して開閉
    レバーの操作によってドアドライバを回動可能とする連
    結手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1のフィルムキャリ
    ア。
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