JPH08122943A - フィルムキャリア - Google Patents

フィルムキャリア

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Publication number
JPH08122943A
JPH08122943A JP25678694A JP25678694A JPH08122943A JP H08122943 A JPH08122943 A JP H08122943A JP 25678694 A JP25678694 A JP 25678694A JP 25678694 A JP25678694 A JP 25678694A JP H08122943 A JPH08122943 A JP H08122943A
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JP
Japan
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cartridge
film
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negative film
loading
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Pending
Application number
JP25678694A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsukahara
健 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH08122943A publication Critical patent/JPH08122943A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジからの未現像の写真フィルムの
引出しを防止する。 【構成】 カートリッジが押し込まれたのを検出すると
(ステップ200)、表示検出センサの出力からカート
リッジ内のネガフィルムが現像済であるかを確認し(ス
テップ202)、現像済の表示がないときにはロックせ
ずにカートリッジを押し出すようにし、現像済の表示が
あるときにカートリッジが引き出されなようにロック
し、ネガフィルムを台座部へ送り出し可能とする(ステ
ップ204)。また、カートリッジを取り出すとき(ス
テップ206で押しボタンスイッチの操作がされたこと
を検出したとき)には、カートリッジからネガフィルム
が引き出されているかを確認し(ステップ208)、引
き出されていないときにソレノイドをオフしてカートリ
ッジを取出し可能とする(ステップ210)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼付け処理時に写真フ
ィルムの画像コマを順次所定位置に配置するフィルムキ
ャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルム(例えばネガフィル
ム)の非画像部分の所定の位置に磁気情報を記録可能な
領域を設け、各画像コマの撮影時の情報、プリント時の
情報等を記録すると共にプリントの際にこれらの情報を
利用しようと言う提案がなされている。これに伴って、
ネガフィルムを切断せつずにパトローネ(以下「カート
リッジ」と言う)に巻き取って返却する方法が提案され
ている。
【0003】このようなネガフィルムにおいても、ネガ
フィルムに記録された画像を印画紙へ焼付けるときに
は、カートリッジに収容した状態でフィルムキャリアに
装填して、このカートリッジからネガフィルムを引出し
ながら焼付け処理を行う。焼付けの終了したネガフィル
ムは、再度、カートリッジに巻き戻される。
【0004】ところで、このようなネガフィルムを収容
するカートリッジは、未露光や、撮影済のネガフィルム
を不必要に露光してしまうことがないように、内部が遮
光されている。このため、カートリッジには、内部に収
容しているネガフィルムが未露光か、撮影済か又は現像
済であるかを識別するための表示を設けるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未露光
のネガフィルムや撮影されているが現像前のネガフィル
ムを収容したカートリッジを誤ってフィルムキャリアに
装填してしまうと、カートリッジからネガフィルムを引
出して露光して、未露光のネガフィルムであれば使用で
きなくなり、撮影済のネガフィルムであれば撮影された
画像を損ねてしまうという問題がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、カートリッジから未露光の写真フィルムや、撮
影済であるが現像前の写真フィルムを誤って引出して露
光してしまうのを防止できるフィルムキャリアを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るフィルム
キャリアは、カートリッジ装填部に装填したカートリッ
ジから写真フィルムを引出して、写真フィルムに記録さ
れた画像コマを所定の焼付け位置に配置するフィルムキ
ャリアであって、前記カートリッジを前記カートリッジ
装填部の装填位置に保持可能な保持手段と、前記写真フ
ィルムの処理状態を表示する前記カートリッジの処理表
示部の表示を検出する表示検出手段と、前記表示検出手
段の検出結果に応じて前記保持手段を作動させて前記カ
ートリッジを前記カートリッジ装填部の装填位置に保持
させる制御手段と、を有することを特徴とする。
【0008】請求項2に係るフィルムキャリアは、請求
項1のフィルムキャリアであって、前記保持手段が、前
記カートリッジを収容するホルダと、前記ホルダを前記
カートリッジ装填部の所定の装填位置へ案内するガイド
手段と、前記ガイド手段に案内された前記ホルダの前記
装填位置からの退避を阻止するロック手段と、を含み、
前記制御手段が前記表示検出手段の検出結果に応じて前
記ロック手段を作動させることを特徴とする。
【0009】請求項3に係るフィルムキャリアは、請求
項1のフィルムキャリアであって、前記保持手段が、前
記カートリッジを収容するホルダと、前記ホルダを前記
カートリッジ装填部の所定の装填位置へ案内可能なガイ
ド手段と、前記ガイド手段に案内される前記ホルダの前
記装填位置への移動を阻止可能なロック手段と、を含
み、前記制御手段が前記表示手段の検出結果に応じて前
記ロック手段を解除することを特徴とする。
【0010】請求項4に係るフィルムキャリアは、請求
項1から請求項3の何れかのフィルムキャリアであっ
て、前記制御手段が前記保持手段に保持された前記カー
トリッジから前記写真フィルムが引き出されているか否
かを検出し、前記カートリッジから前記写真フィルムが
引き出されているときには前記保持手段による前記カー
トリッジの保持状態を維持して装填位置からの退避を阻
止することを特徴とする。
【0011】請求項5に係るフィルムキャリアは、カー
トリッジ装填部に装填したカートリッジから写真フィル
ムを引出して、写真フィルムに記録された画像コマを所
定の焼付け位置に配置するフィルムキャリアであって、
前記カートリッジ装填部に装填した前記カートリッジを
所定の位置に保持する保持手段と、前記写真フィルムの
処理状態を表示する前記カートリッジの処理表示部の表
示を検出する表示検出手段と、前記カートリッジ装填部
に装填された前記カートリッジから前記写真フィルムを
前記台座部へ向けて送り出す送出手段と、前記表示検出
手段の検出結果に応じて前記送出手段を作動可能とする
制御手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載のフィルムキャリア
は、写真フィルムを収容したカートリッジをカートリッ
ジ装填部の保持手段に保持して、このカートリッジから
写真フィルムを引出して焼付け処理を行う。このカート
リッジ装填部には、カートリッジに表示しているカート
リッジ内の写真フィルムの処理状態を表示検出手段によ
って検出し、所定の表示状態であったときにのみ、保持
手段にカートリッジ保持してカートリッジからの写真フ
ィルムの引出しを可能とする。
【0013】これによって、カートリッジに例えば現像
済の写真フィルムを収容していると表示しているときの
み、写真フィルムが引出し可能となるよういカートリッ
ジを保持し、現像済の写真フィルムが収容されていると
きのみ写真フィルムの引出しが可能となり、未現像の写
真フィルムをカートリッジから引出してしまうことがな
い。
【0014】請求項2に記載のフィルムキャリアでは、
カートリッジを収容したホルダを外部手段によって案内
してカートリッジ装填部へ装填する。ここで、表示検出
手段がカートリッジの所定の表示状態を検出しないとき
には、ロック手段が作動せずに、カートリッジを収容し
たホルダがカートリッジ装填部へ保持されないようにし
ている。
【0015】請求項3に記載のフィルムキャリアでは、
ホルダに装着したカートリッジの表示が所定の表示をし
ていないときには、ホルダのカートリッジ装填位置への
移動を阻止している。
【0016】これによって、未露光の写真フィルムや、
撮影済であるが現像前の写真フィルムを誤ってカートリ
ッジ装填部へ装填してしまうのを防止することができ
る。
【0017】また、請求項4に記載のフィルムキャリア
では、保持手段に保持されたカートリッジから写真フィ
ルムが引き出された状態では、保持手段によるカートリ
ッジの保持を解除しないようにし、カートリッジを取り
出すことができないようにしている。
【0018】これによって、カートリッジから写真フィ
ルムを引き出している状態で、誤ってカートリッジをカ
ートリッジ装填部から取出してしまい、写真フィルムの
折り曲げたりして傷めてしまうのを防止することができ
る。
【0019】請求項5に記載のフィルムキャリアでは、
カートリッジ装填部に装填されたカートリッジが所定の
表示状態であったときのみ、カートリッジから写真フィ
ルムを送り出す送出手段が作動するようになっている。
【0020】この送出手段としては、カートリッジから
写真フィルムを送り出し可能とするカートリッジのフィ
ルム挿通口を開閉する手段や、カートリッジ内に写真フ
ィルムを巻き取っているスプール軸を写真フィルムの送
り出し方向へ回転させる駆動手段などがある。カートリ
ッジからの写真フィルムの送出を阻止する方法として
は、、例えばフィルム挿通口の開閉手段が作動しないよ
うにしてもよく、さらに、駆動手段が駆動しないように
するか、駆動手段とスプール軸とが結合しないようにす
る等の方法を用いることができる。
【0021】このような方法を用いてカートリッジに所
定の表示がないときに、カートリッジからの写真フィル
ムの送り出しを阻止することにより、誤ってカートリッ
ジから写真フィルムを送り出してしまい、写真フィルム
を不用意に露光してしまうのを防止することができる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0023】図1には、本実施例に適用したフィルムキ
ャリア10が示されており、このフィルムキャリア10
には、写真フィルム(以下「ネガフィルム12」と言
う、図6A参照))が装着されるようになっている。ま
た、図2には、フィルムキャリア10が取付けられるプ
リンタプロセッサ160を示している。
【0024】このプリンタプロセッサ160では、プリ
ンタ部162とプロセッサ部164とによって構成さ
れ、プリンタ部162かた突出された作業テーブル16
6上に、フィルムキャリア10が取付けられ、作業テー
ブル166の下部に配置された光源部168から照射さ
れた光が、フィルムキャリア10に装着されたネガフィ
ルム12を透過して焼付部170に達する。この焼付部
170には、マガジン172から引き出された図示しな
い印画紙が配置されており、ネガフィルム12を透過し
た光がこの印画紙に結像されて、画像が焼付けられる。
【0025】また、画像が焼付けられた印画紙は、プロ
セッサ部164へ送られて、発色現像、漂白定着、水洗
及び乾燥等の所定の現像所定が行われた後、画像コマ毎
に切断されて写真プリントとして排出される。
【0026】図6Aに示されるように、このフィルムキ
ャリア10に装填されるネガフィルム12は、一端がカ
ートリッジ14のスプール軸16に係止され層状に巻き
取られて収容されており、長手方向に沿って所定間隔で
画像が記録された多数の画像コマ12Aが設けられてい
る。このネガフィルム12は、幅方向の一端に各画像コ
マ12Aの位置に合わせてパーフォレーション18が形
成されており、それぞれのパーフォレーション18の間
で画像コマ12Aに隣接する位置に磁気情報が記録され
る磁気トラック20が設けられている。
【0027】この磁気トラック20には、各画像コマ1
2Aに記録された画像の撮影時の情報、プリント処理を
行うときのプリントサイズ、露光条件等の種々の情報が
記録されている。なお、パーフォレーション18と反対
側の端部に設けられている磁気トラック20には、主に
カメラ等の撮影装置によって撮影時の情報が記録されて
いる。
【0028】図6Bに示されるように、カートリッジ1
4は、ネガフィルム12の引出し口がドア22によって
閉塞されおり、ドア軸22Aを回転させてドア22を開
くことにより、ネガフィルム12の引出しが可能とな
る。また、カートリッジ14の一方の側面には、内部に
収容しているネガフィルム12の処理状態を識別する表
示孔24A、24B、24C、24Dが、スプール軸1
6の周囲に設けられている。表示プレート14Aを表示
孔24Dを表示するように回転させておくことにより、
このカートリッジ14に収容しているネガフィルム12
が現像済であると識別できるようになっている。
【0029】また、このカートリッジ14の側面には、
ノッチ26が設けられており、ネガフィルム12を現像
処理したときに、このノッチ26が押し込まれるように
なっている。このため、このノッチ26が押し込まれて
いるか否かによっても、このカートリッジ14に収容さ
れているネガフィルム12が現像済であるか否かを識別
できるようになっている。
【0030】図1に示されるように、フィルムキャリア
10は、台座部30の一方の端部にカートリッジ14
(図1では図示省略)が装填されるカートリッジ装填部
32と、カートリッジ14から引き出されたネガフィル
ム12を収容可能なフィルム収容部34が設けられ、中
央部がカバー36によって覆われている。
【0031】このカバー36は、通常、台座部30の上
面を覆った閉止状態で、係止孔40に係合するロックレ
バー42とスライドボタン44に係合する図示しないロ
ックプレートによってロックされており、このロック状
態を解除することにより、ブラケット38を中心に回動
させることにより台座部30の上面が開放され、後述す
る搬送路46からのネガフィルム12の取出しが可能と
なる。
【0032】図3に示されるように、カバー36に覆わ
れる台座部30の上面には、ネガフィルム12の搬送路
46が形成され、この搬送路46の中央部に焼付け用の
開口部48が設けられている。また、カバー36には、
この開口部48に対向して開口部50が設けられ、台座
部30とカバー36の間には、圧着板68が配置されて
いる。この圧着板68にも開口部48、50に対向する
開口部68Aが形成されている。
【0033】フィルムキャリア10では、この開口部4
8へネガフィルム12の画像コマ12Aを配置して、開
口部48の周縁と圧着板68の開口部68Aの周縁との
間でネガフィルム12を挟持し、この開口部48の下方
の前記したプリンタプロセッサ160の光源部168か
らネガフィルム12に焼付け用の光を照射する。このネ
ガフィルム12に照射された光は、開口部50から射出
されて焼付部168の印画紙に結像される。なお、この
開口部48の周縁は、ネガフィルム12の表面から僅か
に離間(図4参照)しており、これによって、開口部4
8の周縁部分でネガフィルム12に照射される光が屈折
して印画紙に画像を結像したときに画像が不鮮明になっ
たり暗くなってしまうのを防止するようにしている。
【0034】図3に示されるように、台座部30の搬送
路46には、幅方向の両端部にガイド52が設けられる
と共に、ガイド52から外周部の一部が露出する複数の
搬送ローラ54が設けられている。これらの搬送ローラ
54には、搬送モータ58の駆動力がプーリ60に巻き
掛けられた無端のタイミングベルト62を介して伝達さ
れる。また、図4に示されるように、カバー36には、
それぞれの搬送ローラ54に対向してアイドルローラ5
6が回転自在に設けられており、搬送ローラ54とアイ
ドルローラ56との間でネガフィルム12を挟持し、搬
送モータ58から伝達される駆動力によってネガフィル
ム12をカートリッジ装填部32からの引出し方向(矢
印A方向)及びカートリッジ装填部32への巻き戻し方
向(矢印B方向)へ搬送するようになっている。
【0035】一方、図1、図3乃至図5に示されるよう
に、カートリッジ装填部32には、略台形形状で内部に
カートリッジ14が装填されるハウジング64が設けら
れている。このハウジング64の上面は、台座部30側
が搬送路46へ向けて傾斜されており、ネガ挿入部66
が形成されている。このネガ挿入部66は、抑え部材6
6Aとカバー36に設けたガイド66Bとによって、カ
ートリッジ14に収容されていない所謂ストリップスの
ネガフィルム12の搬送路46への挿入口となってい
る。
【0036】このハウジング64には、カートリッジ1
4が装填される開口が設けられ、この開口からネガフィ
ルム12の搬送幅方向の一端側へ一対のガイドロッド7
0が突設されている。このガイドロッド70には、カー
トリッジホルダ72がハウジング64へ向けて摺動可能
に取付けられている。
【0037】カートリッジホルダ72は、中央部にカー
トリッジ14の下部を収容する凹部72Aが形成され、
台座部30とフィルム収容部34と反対側に抑えレバー
74が回動可能に取付けられている。この抑えレバー7
4は、図示しない捩じりバネ等の付勢手段によって上端
部が凹部72Aに収容したカートリッジ14の上端部に
当接して保持するようになっており、ドア22をフィル
ム収容部34側へ向けられた状態でカートリッジ14が
カートリッジホルダ72に装着されると、このカートリ
ッジホルダ72に保持される。カートリッジ14は、カ
ートリッジホルダ72に装着された状態でカートリッジ
ホルダ72をハウジング64内へ押入れられて装填され
る。
【0038】一方、台座部30には、ハウジング64の
近傍にロックレバー76及び押しボタンスイッチ78が
設けられている。このロックレバー76には、ソレノイ
ド98が連結されており、このソレノイド98の駆動に
よって先端の爪部76Aがガイドロッド70側へ向けて
突出するようになっている。また、ハウジング64内の
ガイドロッド70には、コイルバネ99が設けられてお
り、ハウジング64内へ押し込まれたカートリッジホル
ダ72をハウジング64からの引出し方向へ付勢するよ
うになっている。
【0039】このため、カートリッジホルダ72がハウ
ジング64内の所定の位置に押し込まれた状態で、ソレ
ノイド98が駆動してロックレバー76の爪部76Aを
突出させ、カートリッジホルダ72のハウジング64内
からの引出し方向への移動を阻止するようになってい
る。また、このソレノイド98がオフされることによ
り、図示しない付勢手段によって爪部76Aが退避す
る。これにより、カートリッジホルダ72は、コイルバ
ネ99の付勢力によってハウジング64内から押し出さ
れるようになっている。
【0040】即ち、ソレノイド98がオンしないときに
は、カートリッジホルダ72をハウジング64内へ装填
することができないようになっている。また、カートリ
ッジホルダ72をハウジング64内へ押し込んだ状態
で、押しボタンスイッチ78の押圧操作を行うことによ
りソレノイド98へ通電されなくなり、ソレノイド98
に設けている図示しない付勢手段によってロックレバー
76の爪部76Aが退避し、カートリッジホルダ72と
共にカートリッジ14がハウジング64から押し出され
るようになっている。
【0041】なお、図5に示されるように、ハウジング
64内の上部には、先端部に抑えローラ82が取付けら
れ、図示しないバネ等の付勢手段によってこの抑えロー
ラ82が下方側となるように付勢された抑えレバー80
が設けられており、カートリッジ14がカートリッジホ
ルダ72と共にハウジング64内へ押し込まれると、抑
えローラ82がカートリッジ14の上面に当接して抑
え、カートリッジ14が不必要に回転しないように保持
するようになっている。
【0042】図3に示されるように、カートリッジホル
ダ72には、凹部72Aに収容したカートリッジ14の
スプール軸16に係合するシャフト84が回転自在に突
設されている。また、カートリッジ装填部32には、ハ
ウジング64へ向けてドアドライバ88とスプールドラ
イバ90が突設されたドライブボックス86が設けられ
ており、カートリッジホルダ72に装着してカートリッ
ジ14をハウジング64内へ押し入れることにより、カ
ートリッジ14のドア軸22A及びスプール軸16のそ
れぞれにドアドライバ88及びスプールドライバ90が
係合される。
【0043】このドライバボックス86には、プーリ9
4A、94Bの間及びプーリ94C、94Dの間にそれ
ぞれ巻き掛けられた無端のタイミングベルト96A、9
6Bを介して送出モータ92から駆動力が伝達されるよ
うになっている。スプールドライバ90は、送出モータ
92の駆動によってカートリッジ14のスプール軸16
をネガフィルム12のカートリッジ14からの送り出し
方向及びネガフィルム12の巻き戻し方向へ回転駆動さ
れる。このスプール軸16の回転によってカートリッジ
14からのネガフィルム12の送り出し及びカートリッ
ジ14へのネガフィルム12の巻取りが行われる。
【0044】なお、ドアドライバ88は、カートリッジ
14のドア軸22Aをドア22の開放方向又は閉止方向
へ回転させるようになっているが、ドアドライバ88
は、送出モータ82の駆動力によって駆動されてもよ
く、ドアドライバ88にカートリッジ14のドア軸22
Aが押圧係合させたときにドアドライバ88がドア軸2
2Aをドア22の開放方向へ回動させ、カートリッジ1
4を離間させるときにドア22の閉止方向へ回動させる
等の種々の駆動方法を用いてもよい。
【0045】このドライバボックス86には、カートリ
ッジホルダ72に装着されてハウジング64に装填され
たカートリッジ14の表示孔24Dに対向する位置に表
示検出センサ154が設けられている。この表示検出セ
ンサ154は、例えば、投光部から表示孔24Dへ向け
て照射した光の反射光を受光部によって受光して、この
受光光量から表示孔24Dに所定の表示がなされている
か否かを判断可能な光電式のセンサを用いることができ
る。
【0046】図7に示されるように、この表示検出セン
サ154及び前記したソレノイド98、押しボタンスイ
ッチ78は、コントロールユニット152に接続されて
いる。コントロールユニット152では、カートリッジ
ホルダ72に装着してハウジング64内に押し込まれた
カートリッジ14の表示孔24Dの表示を検出して、カ
ートリッジ14に収容されているネガフィルム12が現
像済であることを示す所定の表示がなされていることを
検出するとソレノイド98へ通電してロックするように
なっている。
【0047】また、コントロールユニット152では、
この表示孔24Dの表示を確認することにより、ハウジ
ング64内にカートリッジ14が装填されたと判断する
ようになっており、この後、図示しないスタートスイッ
チが操作されるか、プリンタプロセッサ160から焼付
け処理を開始が指示されることにより、送出モータ99
を駆動してカートリッジ14からのネガフィルム12の
送り出しを開始するようになっている。
【0048】一方、図4に示されるように、フィルム収
容部34は、ハウジング100内にネガフィルム12を
巻取軸102に巻き込んで収容するフィルム巻取部10
4と、巻取軸102を回転駆動する巻取モータ106を
備え、このハウジング100の上部に排出カバー108
が設けられており、台座部30の搬送路46を搬送され
たネガフィルム12が、排出カバー108とガイド11
8とに案内されてフィルム巻取部104内へ送り込まれ
るようになっている。
【0049】このフィルム巻取部104の下部には、巻
取軸102へ向けて延設され先端部にガイドローラ12
0が取付けられたガイドレバー122が設けられ、この
ガイドローラ120が巻取軸102の周面に当接するよ
うに図示しないバネ等の図示しない付勢手段によってガ
イドレバー122が付勢されている。このため、フィル
ム巻取部104へ送り込まれたネガフィルム12は、ガ
イドレバー122によってガイドローラ120と巻取軸
102との間へ案内されて挟持される。
【0050】また、図3に示されるように、巻取モータ
106は、プーリ110A、110Bの間及びプーリ1
10C、110Dの間のそれぞれに巻き掛けられた無端
ベルト112A、112Bを介して巻取軸102を回転
駆動するようになっており、巻取軸102がネガフィル
ム12の巻取方向(図4の紙面右回り)に回転されるこ
とにより、巻取軸102とガイドローラ120に挟持さ
れたネガフィルム12が巻取軸102に層状に巻き取ら
れるようになっている。
【0051】また、図4に示されるように、ガイド11
8は一端がシャフト116に連結されている。図3に示
されるように、このシャフト116は、レバー124を
介してソレノイド126に連結されており、ソレノイド
126がオンすることによりガイド118の先端が下方
移動して、搬送路46から送り込まれたネガフィルム1
2を排出カバー108の上面中央部に設けられたフィル
ム排出部127へ案内して、フィルム収容部34から排
出するようにしている。
【0052】図7に示されるように、巻取モータ106
及びソレノイド126は、コントロールユニット152
に接続されており、コントロールユニット152からの
信号によって作動するようになっている。
【0053】一方、図1に示されるように、カバー36
には、開口部50を挟んで開口128、130が形成さ
れており、カートリッジ装填部32側の開口128に
は、磁気ヘッド部132、134及びセンサ部136が
配置され、フィルム収容部34側の開口130には、磁
気ヘッド部138が配置されている。
【0054】図7に示されるように、磁気ヘッド部13
2、134、138のそれぞれには、ネガフィルム12
の磁気トラック20に記録された磁気情報を読み取る読
取ヘッド140が設けられ、また、磁気ヘッド部13
4、138のそれぞれには、ネガフィルム12の磁気ト
ラック20へ磁気情報を記録する記録ヘッド142が設
けられている。これらの読取ヘッド140及び記録ヘッ
ド142は、コントロールユニット152に接続されて
おり、このコントロールユニット152を介してプリン
タプロセッサ160の図示しない焼付制御回路へ接続さ
れている。
【0055】一方、台座部30の搬送路46には、磁気
ヘッド部132、134、138の読取ヘッド140、
記録ヘッド142のそれぞれに対向するバックアップロ
ーラ144A、144Bが設けられており、これらのバ
ックアップローラ144A、144Bによってネガフィ
ルム12の磁気トラック20を読取ヘッド140、記録
ヘッド142のそれぞれに緊密に接触させるようになっ
ている。
【0056】なお、磁気ヘッド部132は、ネガフィル
ム12の幅方向の一端側で、主に撮影時の情報が記録さ
れている磁気トラック20に対向しており、磁気ヘッド
部134、136は、磁気ヘッド部132と反対側の端
部の磁気トラック20に対向している。また、磁気ヘッ
ド部134、138は、それぞれ開口部48側に記録ヘ
ッド142が設けられている。
【0057】また、搬送路46には、開口部48と磁気
ヘッド部132、134に対向するバックアップローラ
144A、144Bの間には、幅方向の両側にセンサ部
136に対向するLED146A、146Bがそれぞれ
配置されている。これらのLED146A、146B
は、それぞれセンサ部136に配置された光学センサ1
36A、136Bに対向しており、コントロールユニッ
ト152に接続されている。このセンサ部136では、
LED146A、146Bから照射されてネガフィルム
12の幅方向の端部を透過した光からパーフォレーショ
ン18等を検出するようになっている。
【0058】また、図3に示されるように、台座部30
の搬送路46には、フィルムセンサ148及び画像セン
サ150が設けられている。フィルムセンサ148は、
カートリッジ装填部32から搬送路46へ送り込まれた
ネガフィルム12の通過を検出し、画像センサ150
は、各画像コマ12Aに記録された画像濃度を測定する
ようになっている。
【0059】このフィルムキャリア10では、搬送路4
6にネガフィルム12が送り込まれたことをフィルムセ
ンサ148で検出すると、センサ部136でネガフィル
ム12のパーフォレーション18を検出しながらコマ送
り搬送して、各画像コマ12Aを正確に開口部48に対
向する位置に配置すると共に、磁気ヘッド部132、1
34の読取ヘッド140によってネガフィルム12に記
録されている磁気情報の読み取りを行うようになってい
る。プリンタプロセッサ160では、このフィルムキャ
リア10で読み取った情報に基づいてネガフィルム12
の各画像コマの焼付け処理を行うと共に、磁気ヘッド部
138の記録ヘッド142及び読取ヘッド140によっ
て新たね磁気情報を記録しながら確認するようになって
いる。
【0060】また、磁気ヘッド部134は、フィルム収
容部34に収容されたネガフィルム12がカートリッジ
14に巻き戻されるときに、このネガフィルム12の磁
気トラック20に磁気情報を記録しながら記録した磁気
情報の確認を行うようになっている。
【0061】次に本実施例の作用を説明する。このフィ
ルムキャリア10では、カートリッジ14に巻き取って
収容しているネガフィルム12の焼付け処理を行うとき
には、カートリッジホルダ72にカートリッジ14を装
着して、カートリッジホルダ72と共にカートリッジ1
4をフィルム装填部32のハウジング64内へ押し入れ
てカートリッジ14をカートリッジ装填部32へ装填す
る。このカートリッジ装填部32に装填されたカートリ
ッジ14からネガフィルム12を台座部30の搬送路4
6へ送り出して、焼付け処理を行う。
【0062】また、ストリップスのネガフィルム12の
焼付け処理するときには、カートリッジ装填部32のネ
ガ挿入口66からこのネガフィルム12を搬送路46へ
挿入し、焼付け処理が終了した後には、フィルム収容部
34に設けたフィルム排出口127から直接排出するよ
うにし、ストリップスのネガフィルム12をフィルム収
容部34に収容し、このフィルム収容部34から引き出
す等の不必要な作業を省略して効率的に焼付け処理を行
うことができるようにしている。
【0063】ここで、図8に示すフローチャートを参照
しながらカートリッジ装填部32へのカートリッジ14
の装填及び取出しについて説明する。
【0064】このフローチャートは、カートリッジ14
をカートリッジ装填部34に装填してロックすると共
に、装填されたカートリッジ14のロックを解除するも
のである。
【0065】最初のステップ200では、カートリッジ
14が装着されたカートリッジホルダ72がハウジング
64内へ押し込まれたか否かを表示検出センサ154に
よって確認し、表示検出センサ154がカートリッジ1
4の表示孔24Dを検出すると(ステップ200で肯定
判定)、次のステップ202では、この表示孔24Dの
表示が、現像処理済のネガフィルム12を収容している
ことを表示しているか否かを判断している。
【0066】ここで、現像済のネガフィルム12を収容
し、表示プレート14Aを現像済のネガフィルム12を
収容していることを表示する表示孔24Dに配置したカ
ートリッジ14が挿入されたことを検出すると(ステッ
プ202で肯定判定)、ステップ204へ移行して、ソ
レノイド98をオンする。これによって、ハウジング6
4へ押し込まれたカートリッジホルダ72は、ロックレ
バー76の爪部76Aに抑えられ、コイルバネ99の付
勢力に抗してハウジング64内に保持されてカートリッ
ジ14がカートリッジ装填部34に装填された状態とな
る。
【0067】この後、フィルムキャリア10では、ドア
ドライバ88によってカートリッジ14のドア22を開
放し、送出モータ92を駆動させてカートリッジ14か
らのネガフィルム12の送り出しを開始する。
【0068】一方、カートリッジ14がカートリッジホ
ルダ72に装着されてハウジング64内に押し込まれた
のに拘らず、カートリッジ14に現像済の表示がなく、
例えば表示プレート14Aによって未使用のネガフィル
ム12であることを示す表示孔24Aや、撮影済である
が未現像のネガフィルム12を収容していることを示す
表示孔24Bの表示がなされているとき(ステップ20
2で否定判定)には、ソレノイド98をオンさせないよ
うにしている。
【0069】このため、ハウジング64へ押し込まれた
カートリッジホルダ72は、コイルバネ99の付勢力に
よってハウジング64から押し出され、カートリッジ1
4をカートリッジ装填部34へ装填できない。
【0070】このように、カートリッジ14に未現像の
表示がなされているときには、このカートリッジ14を
カートリッジ装填部32へ装填できないようにすること
により、未現像のネガフィルム12を収容しているカー
トリッジ14を誤って装填してしまい、さらに、このカ
ートリッジ14からネガフィルム12を引出して露光し
てしまうのを確実に防止することができる。
【0071】一方、カートリッジ装填部32に装填して
いるカートリッジ14を取り出すときには、押しボタン
スイッチ78を押圧操作する。ステップ206では、カ
ートリッジ14の取出しのために押しボタンスイッチ7
8が操作されたかを確認している。
【0072】ここで、押しボタンスイッチ78が操作さ
れると(ステップ206で肯定判定)、次のステップ2
08では、カートリッジ14からネガフィルム12が引
き出された状態で否かを、フィルムキャリア10の作動
状態から判断し、ネガフィルム12の焼付け処理が終了
して、焼付け処理のためにカートリッジ14から引き出
されたネガフィルム12がカートリッジ14に巻き戻さ
れた状態であるときには(ステップ208で否定判
定)、ソレノイド98をオフする。
【0073】このソレノイド98がオフされることによ
りロックレバー76の爪部76Aが退避し、カートリッ
ジ14が装着されているカートリッジホルダ72がコイ
ルバネ99の付勢力によってハウジング64から押し出
される。なお、ソレノイド98がオフするとには、ドア
ドライバ88がカートリッジ14のドア軸22Aを回転
させてドア22を閉じている。
【0074】一方、フィルムキャリア10でネガフィル
ム12の焼付け処理を行っている状態で、カートリッジ
14からネガフィルム12が引き出されているとき(ス
テップ208で肯定判定)には、ソレノイド98をオフ
にせずにオン状態を維持するようになっている。
【0075】このように、カートリッジ14からネガフ
ィルム12が引き出されている状態では、カートリッジ
14を取り出すことができないようにしているため、ネ
ガフィルム12を引き出した状態でカートリッジ14を
取り出すことにより生じるネガフィルム12の折れや曲
がりを防止でき、ネガフィルム12を傷めてしまうこと
がない。
【0076】なお、ジャミング等が生じてネガフィルム
12を引き出した状態でカートリッジ14をカートリッ
ジ装填部32から取り出す必要が生じたときには、カバ
ー36を開いてネガフィルム12を直接搬送路46上か
ら取出しながら、カートリッジ14を手動操作によって
ハウジング64から取り出すようにすればよく、これに
よって、搬送不良等が生じても、ネガフィルム12を傷
めてしまうことがない。
【0077】なお、本実施例では、カートリッジ14に
収容しているネガフィルム12が現像済であるか否かを
検出する方法として表示孔24Dの表示を読み取るよう
にしているが、例えばカートリッジ14に設けているノ
ッチ26が押し込まれているか否かから判断するように
してもよい。このノッチ26が押し込まれているか否か
は、例えばリミットスイッチ等の機械的な検出手段によ
って容易にかつ確実に検出することができる。
【0078】また、カートリッジ14に収容しているネ
ガフィルム12が現像済であるか否かを判断するとき
に、表示孔24Dの表示とノッチ26の双方を検出する
ようにしてもよい。これによって、より確実にカートリ
ッジ14に収容しているネガフィルム12の処理状態の
確認を行うことができ、表示プレート14Aによる表示
がずれたり、未現像であるにも拘らずノッチ26を誤っ
て押し込んでしまっても、不用意に未現像のネガフィル
ム12をカートリッジ14から引出してしまうことがな
い。
【0079】なお、ロック手段としては種々の適用が可
能である。例えば、図9に示されるように、ハウジング
64の開口を狭めるかハウジング64へのカートリッジ
14の挿入を阻止するロックプレート156をハウジン
グ64のカートリッジ挿入側へ設けて、現像済の表示が
なされたカートリッジ14がカートリッジホルダ72に
装着されたときにのみ、ロータリーソレノイド等の駆動
手段158を作動させて、カートリッジホルダ72と共
にカートリッジ14をハウジング64内に挿入可能とロ
ックプレート156を退避させるようにしてもよい。
【0080】このとき、表示検出センサ154は、カー
トリッジホルダ72に設けることが好ましい。また、カ
ートリッジホルダ72と共にカートリッジ14をハウジ
ング64内の所定の位置に装填した後に、ロックプレー
ト156を再度突出させて、カートリッジ14が不用意
にハウジング64から引き出されるのを阻止するように
してもよい。
【0081】このように、本発明では、カートリッジ1
4に所定の表示がなされていないときには、このカート
リッジ14をカートリッジホルダ72に装填できない
か、保持しないようにする構成であればよく、また、カ
ートリッジ14からネガフィルム12が引き出されてい
るときには、このカートリッジ14をハウジング64内
から取り出すことができないものであればよい。
【0082】また、本発明は、未現像のネガフィルム1
2をカートリッジ14から引出してしまうのを防止する
も構成のものであってもよい。
【0083】例えば、カートリッジ装填部32に装填さ
れたカートリッジ14が現像済のネガフィルム12を収
容していると判断したときのみ、ドアドライバ88を作
動させてカートリッジ14のドア22を開くようにして
もよく、また、送出モータ92を作動させるようにして
もよい。
【0084】図10には、ネガフィルム12の処理状態
を示すカートリッジ14の表示を確認して送出手段を作
動させるフローチャートの一例を示している。なお、こ
のフローチャートでは、カートリッジ14のノッチ26
が押し込まれているか否かをドライバボックス86に設
けた図示しないリミットスイッチによって検出してい
る。
【0085】このフローチャートの最初のステップ22
0及び次のステップ222では、表示検出センサ154
によってカートリッジ14が装填された否かと共に表示
孔24Dの表示を確認している。また、次のステップ2
24では、図示しないリミットスイッチによってノッチ
26が押し込まれているか否かを確認し、それぞれのス
テップ222、224で肯定判定されたときのみ、次の
ステップ226へ移行する。このステップ226では、
ドアドライバ88を作動させてカートリッジ14のドア
22を開いた後、送出モータ92を作動させてカートリ
ッジ14のスプール軸16をネガフィルム12の送り出
し方向へ回転させて、カートリッジ14からのネガフィ
ルム12の送り出しを開始する。
【0086】一方、カートリッジ14が装填されたにも
拘らず、表示孔24D及びノッチ26が現像済であるこ
とを表示していないときには、ステップ228へ移行し
て、例えばアラーム等によって焼付け処理できないネガ
フィルム12が装填されたことを周囲のオペレータに報
知するようにすればよい。
【0087】また、カートリッジ14の表示孔24Dと
ノッチ26の一方のみが現像済であると表示していると
きには、例えば、周囲のオペレータにカートリッジ14
に収容しているネガフィルム12の状態の確認を促す表
示等を行えばよい。
【0088】これにより、未現像のネガフィルム12を
収容したカートリッジ14をフィルムキャリア10に装
填しても、この未現像のネガフィルム12を誤ってカー
トリッジ14から引出してしまうのを確実に防止するこ
とができる。
【0089】なお、本実施例に用いたフィルムキャリア
10は、本発明が適用されるフィルムキャリアの構成を
限定するものではなく、カートリッジ14を装填すると
きにカートリッジホルダ72等を用いずに、直接カート
リッジ14のみをカートリッジ装填部32へ挿入するこ
とによりカートリッジ14が所定の位置に保持されなど
の構成であってもよく、また、本発明は、磁気情報が記
録され、現像処理した後に切断せずにカートリッジ14
に収容して保管する構成の写真フィルムに記録された画
像を印画紙等へ焼付ける種々の構成のフィルムキャリア
に適用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のフィルムキ
ャリアは、現像済の写真フィルムを収容したカートリッ
ジ以外は、装着できないようにしているため、未撮影や
撮影済であるが未現像の写真フィルムをカートリッジか
ら引出してしまうことがない。また、本発明のフィルム
キャリアは、フィルムが引き出された状態のカートリッ
ジを取り出すことができないようにしているため、装填
された写真フィルムを傷めてしまうことがない優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したフィルムキャリアの概略を
示す斜視図である。
【図2】フィルムキャリアが装着されるプリンタプロセ
ッサを示す斜視図である。
【図3】フィルムキャリアの概略平面図である。
【図4】フィルムキャリアの搬送路に沿った概略断面図
である。
【図5】フィルムキャリアのカートリッジ装填部を搬送
方向に沿って見た概略断面図である。
【図6】(A)は本実施例に適用したネガフィルムの概
略平面図、(B)はネガフィルムを収容するカートリッ
ジの概略側面図である。
【図7】フィルムキャリアの概略構成を示すブロック図
である。
【図8】ロック手段の作動の一例を示すフローチャート
である。
【図9】ロック手段の適用例を示すフィルムキャリアの
カートリッジ装填部を搬送方向に沿って見た概略断面図
である。
【図10】カートリッジの表示を確認してネガフィルム
を引き出す一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 フィルムキャリア 12 ネガフィルム(写真フィルム) 14 カートリッジ 14 表示プレート(表示手段) 24D 表示孔 26 ノッチ 30 台座部 32 カートリッジ装填部 66 ハウジング 70 ガイドロッド(案内手段) 72 カートリッジホルダ 76 ロックレバー(ロック手段) 98 ソレノイド(ロック手段) 152 コントロールユニット(制御手段) 154 表示検出センサ 156 ロックプレート(ロック手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ装填部に装填したカートリ
    ッジから写真フィルムを引出して、写真フィルムに記録
    された画像コマを所定の焼付け位置に配置するフィルム
    キャリアであって、前記カートリッジを前記カートリッ
    ジ装填部の装填位置に保持可能な保持手段と、前記写真
    フィルムの処理状態を表示する前記カートリッジの処理
    表示部の表示を検出する表示検出手段と、前記表示検出
    手段の検出結果に応じて前記保持手段を作動させて前記
    カートリッジを前記カートリッジ装填部の装填位置に保
    持させる制御手段と、を有することを特徴とするフィル
    ムキャリア。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、前記カートリッジを収
    容するホルダと、前記ホルダを前記カートリッジ装填部
    の所定の装填位置へ案内するガイド手段と、前記ガイド
    手段に案内された前記ホルダの前記装填位置からの退避
    を阻止するロック手段と、を含み、前記制御手段が前記
    表示検出手段の検出結果に応じて前記ロック手段を作動
    させることを特徴とする請求項1のフィルムキャリア。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、前記カートリッジを収
    容するホルダと、前記ホルダを前記カートリッジ装填部
    の所定の装填位置へ案内可能なガイド手段と、前記ガイ
    ド手段に案内される前記ホルダの前記装填位置への移動
    を阻止可能なロック手段と、を含み、前記制御手段が前
    記表示手段の検出結果に応じて前記ロック手段を解除す
    ることを特徴とする請求項1のフィルムキャリア。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が前記保持手段に保持され
    た前記カートリッジから前記写真フィルムが引き出され
    ているか否かを検出し、前記カートリッジから前記写真
    フィルムが引き出されているときには前記保持手段によ
    る前記カートリッジの保持状態を維持して装填位置から
    の退避を阻止することを特徴とする請求1から請求項3
    の何れかのフィルムキャリア。
  5. 【請求項5】 カートリッジ装填部に装填したカートリ
    ッジから写真フィルムを引出して、写真フィルムに記録
    された画像コマを所定の焼付け位置に配置するフィルム
    キャリアであって、前記カートリッジ装填部に装填した
    前記カートリッジを所定の位置に保持する保持手段と、
    前記写真フィルムの処理状態を表示する前記カートリッ
    ジの処理表示部の表示を検出する表示検出手段と、前記
    カートリッジ装填部に装填された前記カートリッジから
    前記写真フィルムを前記台座部へ向けて送り出す送出手
    段と、前記表示検出手段の検出結果に応じて前記送出手
    段を作動可能とする制御手段と、を有することを特徴と
    するフィルムキャリア。
JP25678694A 1994-10-21 1994-10-21 フィルムキャリア Pending JPH08122943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778259B2 (en) 2001-03-14 2004-08-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photo film advancing device having a guide holder and a photo film carrier

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778259B2 (en) 2001-03-14 2004-08-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photo film advancing device having a guide holder and a photo film carrier

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