JPH11212241A - カバーロック機構及びそれを用いた写真フィルム自動現像装置 - Google Patents

カバーロック機構及びそれを用いた写真フィルム自動現像装置

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JPH11212241A
JPH11212241A JP1418198A JP1418198A JPH11212241A JP H11212241 A JPH11212241 A JP H11212241A JP 1418198 A JP1418198 A JP 1418198A JP 1418198 A JP1418198 A JP 1418198A JP H11212241 A JPH11212241 A JP H11212241A
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JP
Japan
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film
locking
cover member
cover
locking lever
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JP1418198A
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Hiroshi Yoshida
弘 吉田
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルム自動現像装置における未現像フ
ィルム引き出し部のカバー部材を閉じてからカバー部材
がロックされるまでのタイムラグを小さくし、かつ不用
意にロックが解除されることを防止する。 【解決手段】 カバーロック可能時には、係止レバー7
1をリンクレバー72を介してアクチュエータ74によ
り係止方向に回転可能に付勢し、カバー部材50を閉じ
ると自動的に係止レバー71により係止部53を係止さ
せる。また、カバーロック解除時には、アクチュエータ
74への通電を解除し、コイルばね73の付勢力により
係止レバー71を係止解除方向に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム自動
現像装置、特にそのカバーロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真フィルム自動現像装置で
は、未現像フィルムを収納したフィルムカートリッジ
(フィルムメーカーから出荷された時の金属製のケー
ス:パトローネとも言う)や専用マガジン(写真フィル
ム自動現像装置の付属品)等のフィルム容器を未現像フ
ィルム引き出し部に装填し、カバーを閉じると、容器内
部からフィルムが自動的に引き出され、現像処理部に搬
送される。従って、一旦フィルム容器が装填された後
は、未現像フィルム引き出し部のカバーが不用意に開い
てはならない。そのため、従来より未現像フィルム引き
出し部にはカバーロック機構が用いられている。
【0003】従来の写真フィルム自動現像装置のカバー
ロック機構について、図4〜図7を参照しつつ説明す
る。図4はカバー部材を開きフィルム容器を装填する状
態を示す図、図5はカバー部材を閉じた直後の状態を示
す図、図6はカバー部材をロックした状態を示す図、図
7はカバー部材をロックする前に不用意にカバー部材を
開いた状態を示す図である。
【0004】各図に示すように、従来の写真フィルム自
動現像装置では、フィルム容器2(図では、専用マガジ
ンを示す)は、フィルム3の乳剤面が内側で、かつフィ
ルム3が垂直方向に上から下に向かって搬送されるよう
に保持台101上に載置される。保持台101の下方に
は、モータ等により所定方向に回転されるフィルム搬送
ローラ102、フィルム3の先端及び終端の通過を検出
するためのフィルムセンサ103、フィルムの終端部近
傍を切断するためのカッタ104、フィルム3の搬送方
向を規制するガイド105等が設けられている。カバー
部材110に設けられた従動ローラ111によりフィル
ム3をフィルム給送ローラ102に押しつけると、フィ
ルム3はフィルム搬送ローラ102の回転力により、フ
ィルム容器2の内部から引き出され、現像処理部(図示
せず)に搬送される。
【0005】カバー部材110には、カバー部材110
の開閉に伴って旋回するリンクレバー106が係合され
ており、カバーセンサ107はリンクレバー106の突
起部106aの変位によりカバー部材110の開閉を検
出する。また、カバー部材110には、フィルム容器2
が専用マガジンである場合にその蓋の開閉動作(特に開
動作)を制御するための突起112及び後述するカバー
ロック機構120により係止されるための係止部113
が設けられている。
【0006】カバーロック機構120はカバー部材11
0が不用意に開くことを防止するためのものであり、ベ
ース部材130等に回転自在に軸支された係止レバー1
21、係止レバー121を回転させるための電磁石やモ
ータ等のアクチュエータ122等で構成された電気的な
ロック機構である。従って、一旦ロックがかかると不用
意に解除できないように構成されている。なお、例えば
係止レバーをばね等により所定方向に付勢した機械的な
ロック機構(周知につき図示せず)では、ハウジングの
外部に係止解除レバーが露出するので、不用意に係止解
除レバーを操作するおそれがあり、写真フィルム自動現
像装置のカバーロック機構としては不適当である。
【0007】次に、フィルム容器2としての専用マガジ
ンについて説明する。一般に、135サイズフィルムで
は、直接フィルムカートリッジを写真フィルム自動現像
装置に装填し、フィルムを自動現像装置の内部に引き込
んだ後は、フィルムとフィルムカートリッジを分離する
ために、フィルムの終端部をカッタ104により切断す
ることが行われている。また、使用済みのフィルムカー
トリッジは廃棄処分される。一方、135サイズフィル
ムであっても、フィルムカートリッジの変形等のトラブ
ルによって、フィルムカートリッジをそのまま写真フィ
ルム自動現像装置に装填できない場合もありうる。これ
らの場合、暗室等において、フィルムを専用マガジンに
移し替え、専用マガジンを写真フィルム自動現像装置に
装填することが行われている。
【0008】一方、新写真システム(Advanced
Photo System:以下、APSと称する)
では、フィルムカートリッジは未現像のフィルムの感光
防止のためだけでなく、現像後のフィルムの保管にも使
用される。すなわち、現像後のフィルムをフィルムカー
トリッジに再収納するようにしており、フィルムカート
リッジは廃棄することができない。そこで、暗室等にお
いて、APSフィルムを一旦専用マガジンに移し替え、
専用マガジンを写真フィルム自動現像装置に装填するこ
とが行われている。
【0009】135サイズフィルムカートリッジでは、
内部のフィルムが感光するのを防止するために開口部に
遮光布が張られており、そのままフィルムを引き出すこ
とが可能であるが、フィルムと遮光布の間の摩擦がフィ
ルム引き出し時の負荷となる。これに対して、専用マガ
ジンは、内部のフィルムの感光を防止するために、通常
は蓋が開かないようにロックがかかっており、図5に示
すように専用マガジンが保持台101に載置され、カバ
ー部材110が閉じられた段階で専用マガジンの蓋が開
くように構成されている。専用マガジンの場合、フィル
ムと遮光布の間の摩擦が働かないので、フィルム引き出
し負荷が小さい。
【0010】次に、従来のカバーロック機構の動作につ
いて説明する。まず、少なくともフィルム3の先端部分
がフィルム搬送ローラ102と従動ローラ111との間
に挟持されるように、フィルム容器2からフィルム3を
所定長さだけはみ出させた状態で、フィルムカートリッ
ジ1を保持台101に載置し、カバー部材110を閉じ
る。カバー部材110の閉動作に連動してリンクレバー
106が変位し、突起106aがカバーセンサ107の
検出範囲内に到達すると、カバーセンサ107は所定の
信号を出力する。制御回路(図示せず)は、センサ10
7からの信号に基づいて、上記カバーロック機構120
のアクチュエータ122の駆動を開始すると共に、フィ
ルム搬送ローラ102を駆動してフィルム容器2の内部
からフィルム3の引き出しを開始する。
【0011】前述のように、アクチュエータ122は電
磁石やモータ等であり、係止レバー121を図中反時計
方向に回転させ、カバー部材110に設けられた係止部
113を係止するまでに一定の時間を要する。従って、
カバー部材110が閉じられた直後の図5に示す状態で
は、係止レバー121は係合部113を係止しておら
ず、カバー部材110はロックされていない。一方、カ
バー部材110が閉じられてから一定時間が経過した図
6に示す状態では、係止レバー121は係止部113を
係止しており、カバー部材110はロックされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来写真フィルム
自動現像装置のカバーロック機構120によれば、カバ
ー部材110を閉じてからカバーロック機構120によ
りカバー部材110がロックされるまでに一定のタイム
ラグが生じる。そのため、例えば図7に示すように、カ
バーロック機構120(アクチュエータ122)の駆動
中にカバー部材110が開く可能性がある。
【0013】特に、フィルム容器2が専用マガジンの場
合、前述のように、カバー部材110が閉じられるとほ
ぼ同時に専用マガジンの蓋が開くので、カバー部材が開
くと、専用マガジンの蓋の隙間から光が入射し、内部の
フィルムが感光するという問題点を有していた。
【0014】本発明は、上記従来例の問題を解決するた
めになされたものであり、カバー部材を閉じてからカバ
ー部材がロックされるまでのタイムラグをきわめて小さ
くし、かつ不用意にロックが解除される可能性をきわめ
て小さくしたカバーロック機構、及び一旦専用マガジン
の蓋が開いた後は、フィルムの引き出しが完了するまで
カバー部材が不用意に開くことのない写真フィルム自動
現像装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカバーロック機構は、空間を形成するベー
ス部材及びカバー部材と、カバー部材に設けられた係止
部と、ベース部材に回転可能に軸支され係止部に対して
係脱可能な係止レバーと、係止レバーを第1の方向に回
転するように付勢する付勢手段と、付勢手段の付勢力に
逆らって係止レバーを第2の方向に回転するように駆動
する駆動手段を具備する。すなわち、この構成によれ
ば、係止レバーがばね等の付勢手段又は電磁石等の駆動
手段のいずれかにより、係止部を係止する方向に付勢す
ることができ、カバー部材を閉じるとほぼ同時に係止レ
バーがカバー部材の係止部を係止し、カバー部材をロッ
クすることが可能となる。その結果、カバー部材を閉じ
てからカバー部材がロックされるまでのタイムラグをき
わめて小さく、実質的に零にすることが可能となる。ま
た、制御回路等からの指令により電磁石等の駆動手段を
オン又はオフしなければ係止が解除されないので、機械
的なロック機構と異なり不用意に係止レバー等を操作す
ることは事実上不可能であり、不用意にロックが解除さ
れる可能性をきわめて小さくすることが可能となる。
【0016】上記構成において、第1の方向として、係
止レバーが係止部を係止する方向としても良い。あるい
は、第1の方向として、係止レバーと係止部の係止を解
除する方向としても良い。前者の場合、ばね等の付勢手
段の付勢力により係止を行い、電磁石等の駆動手段の駆
動力により係止を解除するので、駆動手段による消費電
力を小さくすることが可能となる。一方、後者の場合、
電磁石等の駆動手段の駆動力により係止を行い、ばね等
の付勢手段の付勢力で係止を解除するので、電源オフ状
態でカバー部材を開くことができ、内部の修理や点検等
が容易となる。
【0017】一方、本発明の写真フィルム自動現像装置
は、未現像フィルムを収納したフィルム容器を収納する
空間を形成するベース部材及びカバー部材と、カバー部
材の閉状態をロックするカバーロック機構と、フィルム
容器の内部から未現像フィルムを引き出し、現像処理部
に搬送するフィルム引き出し機構と、フィルム容器から
引き出された未現像フィルムの存否を検出するフィルム
センサとを具備し、カバーロック機構は、カバー部材に
設けられた係止部と、ベース部材に回転可能に軸支され
係止部に対して係脱可能な係止レバーと、係止レバーを
係止解除方向に回転するように付勢する付勢手段と、付
勢手段の付勢力に逆らって係止レバーを係止方向に回転
するように駆動する駆動手段を含み、フィルムセンサに
より未現像フィルムの全体がフィルム容器から引き出さ
れ、現像処理部に搬送されたことを検出した後に、駆動
手段の駆動を解除する。すなわち、この構成によれば、
未現像フィルム引き出し可能時には、電磁石等の駆動手
段の駆動力により係止レバーを係止方向に付勢している
ので、カバー部材を閉じるとほぼ同時にカバー部材をロ
ックすることが可能となる。また、フィルムセンサが未
現像フィルムの全体が現像処理部に搬送されたことを検
出した後に駆動手段の駆動を解除するので、一旦フィル
ム容器をベース部材とカバー部材とで形成される空間に
収納し、カバー部材を閉じると、フィルム容器の内部の
未現像フィルムの全体が現像処理部に搬送されるまでカ
バー部材を開くことができない。その結果、フィルム容
器からフィルムを引き出している間に未現像フィルムが
感光することを防止することが可能となる。特に、フィ
ルム容器が専用マガジンの場合であって、カバー部材を
閉じるとほぼ同時にマガジンの蓋が開くような構成の場
合に有効である。
【0018】また、本発明の別の写真フィルム自動現像
装置は、未現像フィルムを収納したフィルム容器を収納
する空間を形成するベース部材及びカバー部材と、カバ
ー部材の閉状態をロックするカバーロック機構と、フィ
ルム容器の内部から未現像フィルムを引き出し、現像処
理部に搬送するフィルム引き出し機構と、フィルム容器
から引き出された未現像フィルムの存否を検出するフィ
ルムセンサとを具備し、カバーロック機構は、カバー部
材の内面に設けられた係止部と、ベース部材に回転可能
に軸支され前記係止部に対して係脱可能な係止レバー
と、係止レバーを係止方向に回転するように付勢する付
勢手段と、付勢手段の付勢力に逆らって係止レバーを係
止解除方向に回転するように駆動する駆動手段を含み、
フィルムセンサにより未現像フィルムの全体がフィルム
容器から引き出され、現像処理部に搬送されたことを検
出した後に、駆動手段の駆動を開始する。この構成によ
っても、一旦フィルム容器をベース部材とカバー部材と
で形成される空間に収納し、カバー部材を閉じると、フ
ィルム容器の内部の未現像フィルムの全体が現像処理部
に搬送されるまでカバー部材を開くことができないの
で、未現像フィルムが感光することを防止することが可
能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のフィルム自動現像装置の
カバーロック機構の一実施形態について、図1から図3
を参照しつつ説明する。図1はフィルム容器をフィルム
引き出し機構に装填する状態を示す図、図2はカバーロ
ック機構によりカバー部材をロックした状態を示す図、
図3はカバーロック機構によるカバー部材のロックを解
除した状態を示す図である。なお、この実施形態ではフ
ィルム容器2として専用マガジンを用いた場合を例にし
て説明するが、通常のフィルムカートリッジに収納され
ている場合も同様である。
【0020】図1に示すように、フィルム容器2を保持
するための容器保持部10、カッタ11、フィルム搬送
ローラ12、フィルムセンサ13等は略水平方向に配置
されている。フィルム搬送ローラ12は、モータ等によ
り所定方向に回転され、ガイド溝35を通ってフィルム
を現像処理部(図示せず)に搬送する。フィルムセンサ
13は発光素子及び受光素子を含む透過型又は反射型の
光センサであり、検出領域をフィルム3が通過している
か否かを検出し、それに対応する信号を制御回路60に
出力する。制御回路60は、フィルムセンサ13からの
出力信号等を用いてフィルム搬送ローラ12を駆動する
ためのモータ等や後述するカバーロック機構70のアク
チュエータ74への通電及びその解除、カッタ11の駆
動等を制御する。なお、カッタ11は、フィルム容器2
として通常のフィルムカートリッジが装填された場合に
フィルムの終端を切断するためのものであり、専用マガ
ジン(特にAPSフィルム用マガジン)が装填された場
合は使用されない。
【0021】従動ローラ21は、ばね22を介して内カ
バーとして機能する旋回部材20に摺動可能に保持され
ており、旋回部材20を閉じた状態でフィルム3をフィ
ルム搬送ローラ12に押しつける。旋回部材20は、ベ
ース部材30に設けられた第1の軸31を中心として旋
回可能に軸支されている。旋回部材20側には、第1の
軸31と嵌合するための長穴23及び第1の軸31に当
接するためのばね状部24が形成されている。
【0022】また、旋回部材20には、フィルム容器2
を内部に収納するための容器室25、専用マガジン2の
所定の部分を押さえるためのマガジン押え部26、カッ
タ11が動作する際のカッタ逃げ部27、後述するカバ
ー部材50に設けられた第1突起51が貫通するための
開口28、ベース部材30に形成された第2係合部32
と係合することにより旋回部材20のロック機構を構成
する第1係合部29等が形成されている。
【0023】ベース部材30の容器保持部10の下方に
は、空間34が形成されており、空間34には専用マガ
ジン2を開くためのマガジン開レバー40及びマガジン
開レバー40を図中左側に付勢するばね41が設けられ
ている。また、ベース部材30のフィルム搬送ローラ1
2の搬送方向側には、フィルムを現像処理部に搬送する
ためのガイド溝35が形成されている。
【0024】カバー部材50は、ベース部材30に設け
られた第2の軸33を中心として旋回可能である。ま
た、図示しないリンク機構により旋回部材20と共に同
方向に旋回する。カバー部材50の内面には、通常のフ
ィルムカートリッジの外周面に当接し、フィルムカート
リッジを固定するための第1突起51、マガジン開レバ
ー40と当接する第2突起52、後述するカバーロック
機構70により係止される係止部53等が設けられてい
る。
【0025】図2及び図3に示すように、カバーロック
機構70は、ベース部材30(図示せず)に回転自在に
軸支された係止レバー71と、図中略上下方向に摺動可
能にベース部材30に保持され、係止レバー71にリン
クされたリンクレバー72と、リンクレバー72を図中
上方向に付勢するコイルばね73と、コイルばね73の
付勢力に逆らって、リンクレバー72に連結された電磁
石等のアクチュエータ74、係止レバー71の回転を規
制するストッパー75等で構成されている。
【0026】写真フィルム自動現像装置の電源がオンさ
れているとき、未現像フィルム引き出し可能状態では、
アクチュエータ74は通電されており、図2に示すよう
にアクチュエータ74は、コイルばね73の付勢力に逆
らって、リンクレバー72を図中下方に引き下げる方向
に付勢している。リンクレバー72は図中下方に引き下
げられる方向に付勢されているので、係止レバー71は
図中時計方向に回転するように付勢されており、ストッ
パー75に当接して停止している。このときカバー部材
50を閉じると、カバー部材50に設けられた係止部5
3が係止レバー71の傾斜部711と当接した後、係止
レバー71により係止され、カバー部材50はロックさ
れる。
【0027】アクチュエータ74への通電を解除する
と、図3に示すように、ばね73の付勢力によりリンク
レバー72が図中上方に引き上げられ、係止レバー71
は図中反時計方向に回転する。その結果、係止レバー7
1が係止部53から離れ、カバー部材50のロックが解
除される。ここで、例えばカバー部材50を開く方向に
ばね等で付勢しておくと、カバー部材50は自動的に開
く。
【0028】このように、本実施形態によれば、カバー
部材50を閉じるとほぼ同時にカバーロック機構70に
よりロックされるので、カバー部材50を閉じてからロ
ックされるまでのタイムラグを実質的に零にすることが
可能となる。
【0029】次に、本実施形態の動作について説明す
る。まず、図1に示すように、旋回部材20及びカバー
部材50を開いた状態で、フィルム3の乳剤面が外側を
向くようにしてフィルム容器2を容器保持部10に載置
する。このとき、フィルム3の先端部分は、フィルムセ
ンサ13に到達するように、あらかじめ所定長さだけ引
き出されているものとする。次に、カバー部材50を第
2の軸33を中心として図中時計方向に旋回させると、
旋回部材20はその動きにリンクして第1の軸31を中
心として時計方向に旋回し、旋回部材20の第1係合部
29がフレーム30の第2係合部32を乗り越えること
により旋回部材20がロックされる。この間に、フィル
ム3の先端部はフィルム搬送ローラ12と従動ローラ2
1との間には挟持される。この時点では、フィルム容器
2の蓋は開いていないので、フィルム容器2の装填をや
り直しても何ら支障はない。
【0030】次に、カバー部材50を閉状態まで旋回さ
せると、図2に示すように、カバー部材50に設けられ
た係止部53がカバーロック機構70の係止レバー71
により係止され、カバー部材50がロックされる。同時
に、カバー部材50の第2の突起52は、ばね41の付
勢力に逆らって、マガジン開レバー40を図中右側に移
動させ、フィルム容器2の側部に当接し、図中右方向に
押す。ここで、フィルム容器2の蓋部はマガジン押え部
26によりその動きが阻止されているので、フィルム容
器2の側部と一体的に形成された底部が図中反時計方向
に回転し、フィルム容器2の蓋が開く。その結果、フィ
ルム3がフリーになり、フィルム容器2からフィルム3
を引き出すことが可能になる。
【0031】この動作と並行して、例えば従来例と同様
のカバーセンサ(図4等参照)により、カバー部材50
が閉じられたことを検出すると、制御回路60はフィル
ム搬送ローラ12の駆動を開始する。フィルム3は、フ
ィルム搬送ローラ12と従動ローラ21との間に正常に
挟持されているので、フィルム搬送ローラ12の駆動力
により、フレーム30のガイド溝35を通って現像処理
部に搬送される。フィルム3が搬送されている間、フィ
ルムセンサ13はフィルム通過に対応する信号を出力し
続ける。APSフィルムの場合、フィルム3はスプール
軸等に固定されていないので、フィルム3の終端はその
ままフィルムセンサ13の検出領域を通過する。フィル
ム3の終端が通過すると、フィルムセンサ13の出力が
変化するので、制御回路60はフィルム3が現像処理部
に搬送されたものと判断し、作業者にフィルム装填が完
了したことを知らせると共に、カバーロック機構70の
アクチュエータ74への通電を解除する。その結果、図
3に示すようにカバー部材50のロックが解除され、カ
バー部材50を開くことが可能になる。
【0032】なお、フィルム容器2が通常のフィルムカ
ートリッジの場合、フィルム3の終端がフィルムカート
リッジのスプールに固着されているため、フィルム3の
終端でフィルム搬送ローラ12の回転が停止し又は回転
速度が遅くなる。そこで、トルクセンサ等によりフィル
ム搬送ローラ12の負荷トルクの変化を検出し、カッタ
11を駆動してフィルム3の終端部近傍を切断する。こ
れにより、フィルム3とフィルムカートリッジとが分離
され、フィルム3は現像処理部により現像処理を受ける
ことが可能になる。
【0033】なお、図1に示す本実施形態のフィルム引
き出し機構は、旋回部材20が実質的に内カバーとして
機能し、旋回レバーに設けられた容器室25にフィルム
容器2を収納し、フィルム3の先端部分をベース部材3
0に設けられたフィルム搬送ローラ12と旋回部材に保
持された従動ローラ22との間に挟持した後でなけれ
ば、カバー部材50が閉じられないように構成されてい
る。すなわち、カバー部材50を閉じるまでは何度でも
フィルム容器2(又はフィルム3の先端部分)の装填を
やり直すことができるので、カバー部材50を閉じると
自動的にロックされるように構成しても問題はない。
【0034】また、上記実施形態では、コイルばね73
によりリンクレバー72を図2又は図3中上方に引き上
げる方向、すなわち係止レバー71を係止解除方向に回
転する方向に付勢し、アクチュエータ74の駆動力によ
りリンクレバー72を図中下方に引き下げる、すなわち
係止レバー71を係止方向に回転させるように構成した
が、これに限定されるものではなく、この逆に、コイル
ばね73によりリンクレバー72を図中下方に引き下げ
る方向、すなわち係止レバー71を係止方向に回転する
方向に付勢し、アクチュエータ74の駆動力によりリン
クレバー72を図中上方に引き上げる、すなわち係止レ
バー71を係止解除方向に回転させるように構成しても
よい。
【0035】さらに、上記実施形態では、カバー部材5
0を第2の軸33を中心として旋回するように構成した
が、これに限定されるものではなく、カバー部材がスラ
イド式のものであっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカバーロ
ック機構によれば、空間を形成するベース部材及びカバ
ー部材と、カバー部材に設けられた係止部と、ベース部
材に回転可能に軸支され係止部に対して係脱可能な係止
レバーと、係止レバーを第1の方向に回転するように付
勢する付勢手段と、付勢手段の付勢力に逆らって係止レ
バーを第2の方向に回転するように駆動する駆動手段を
具備するので、カバー部材を閉じるとほぼ同時に係止レ
バーがカバー部材の係止部を係止し、カバー部材がロッ
クされる。その結果、カバー部材を閉じるとほぼ同時に
カバーロック機構によりロックされるので、カバー部材
を閉じてからロックされるまでのタイムラグを実質的に
零にすることが可能となる。また、制御回路等からの指
令により電磁石等の駆動手段をオン又はオフしなければ
係止が解除されず、不用意にロックが解除される可能性
をきわめて小さくすることが可能となる。
【0037】また、第1の方向として、係止レバーが係
止部を係止する方向とすることにより、ばね等の付勢手
段の付勢力により係止を行い、電磁石等の駆動手段の駆
動力により係止を解除することができ、駆動手段による
消費電力を小さくすることが可能となる。あるいは、第
1の方向として、係止レバーと係止部の係止を解除する
方向とすることにより、電磁石等の駆動手段の駆動力に
より係止を行い、ばね等の付勢手段の付勢力で係止を解
除することができ、電源オフ状態でカバー部材を開くこ
とができ、内部の修理や点検等が容易となる。
【0038】一方、本発明の写真フィルム自動現像装置
によれば、未現像フィルムを収納したフィルム容器を収
納する空間を形成するベース部材及びカバー部材と、カ
バー部材の閉状態をロックするカバーロック機構と、フ
ィルム容器の内部から未現像フィルムを引き出し、現像
処理部に搬送するフィルム引き出し機構と、フィルム容
器から引き出された未現像フィルムの存否を検出するフ
ィルムセンサとを具備し、カバーロック機構は、カバー
部材に設けられた係止部と、ベース部材に回転可能に軸
支され係止部に対して係脱可能な係止レバーと、係止レ
バーを係止解除方向に回転するように付勢する付勢手段
と、付勢手段の付勢力に逆らって係止レバーを係止方向
に回転するように駆動する駆動手段を含み、フィルムセ
ンサにより未現像フィルムの全体がフィルム容器から引
き出され、現像処理部に搬送されたことを検出した後
に、駆動手段の駆動を解除するので、カバー部材を閉じ
るとほぼ同時にカバー部材をロックすることが可能とな
ると共に、一旦フィルム容器をベース部材とカバー部材
とで形成される空間に収納し、カバー部材を閉じると、
フィルム容器の内部の未現像フィルムの全体が現像処理
部に搬送されるまでカバー部材を開くことができない。
その結果、フィルム容器からフィルムを引き出している
間に未現像フィルムが感光することを防止することが可
能となる。特に、フィルム容器が専用マガジンの場合で
あって、カバー部材を閉じるとほぼ同時にマガジンの蓋
が開くような構成の場合に有効である。
【0039】また、本発明の別の写真フィルム自動現像
装置によれば、未現像フィルムを収納したフィルム容器
を収納する空間を形成するベース部材及びカバー部材
と、カバー部材の閉状態をロックするカバーロック機構
と、フィルム容器の内部から未現像フィルムを引き出
し、現像処理部に搬送するフィルム引き出し機構と、フ
ィルム容器から引き出された未現像フィルムの存否を検
出するフィルムセンサとを具備し、カバーロック機構
は、カバー部材の内面に設けられた係止部と、ベース部
材に回転可能に軸支され前記係止部に対して係脱可能な
係止レバーと、係止レバーを係止方向に回転するように
付勢する付勢手段と、付勢手段の付勢力に逆らって係止
レバーを係止解除方向に回転するように駆動する駆動手
段を含み、フィルムセンサにより未現像フィルムの全体
がフィルム容器から引き出され、現像処理部に搬送され
たことを検出した後に、駆動手段の駆動を開始するの
で、この構成によっても、一旦フィルム容器をベース部
材とカバー部材とで形成される空間に収納し、カバー部
材を閉じると、フィルム容器の内部の未現像フィルムの
全体が現像処理部に搬送されるまでカバー部材を開くこ
とができず、未現像フィルムの感光を防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるフィルム容器装
填状態を示す図である。
【図2】 上記実施形態におけるカバーロック機構によ
るカバー部材のロック状態を示す図である。
【図3】 上記実施形態におけるカバーロック機構に夜
カバー部材のロック解除状態を示す図である。
【図4】 従来例におけるカバー部材を開いた状態を示
す図である。
【図5】 上記従来例におけるカバー部材を閉じた直後
の状態を示す図である。
【図6】 上記従来例におけるカバー部材ロック状態を
示す図である。
【図7】 上記従来例におけるカバーロック前にカバー
部材が開いた状態を示す図である。
【符号の説明】
2 :フィルム容器 3 :フィルム 10 :容器保持部 12 :フィルム搬送ローラ 13 :フィルムセンサ 20 :旋回部材 21 :従動ローラ 25 :容器室 30 :ベース部材 50 :カバー部材 60 :制御回路 70 :カバーロック機構 71 :係止レバー 72 :リンクレバー 73 :コイルばね(付勢手段) 74 :アクチュエータ(駆動手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を形成するベース部材及びカバー部
    材と、前記カバー部材に設けられた係止部と、前記ベー
    ス部材に回転可能に軸支され前記係止部に対して係脱可
    能な係止レバーと、前記係止レバーを第1の方向に回転
    するように付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力
    に逆らって前記係止レバーを第2の方向に回転するよう
    に駆動する駆動手段を具備するカバーロック機構。
  2. 【請求項2】 前記第1の方向は、前記係止レバーが前
    記係止部を係止する方向であることを特徴とする請求項
    1記載のカバーロック機構。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向は、前記係止レバーと前
    記係止部の係止を解除する方向であることを特徴とする
    請求項1記載のカバーロック機構。
  4. 【請求項4】 未現像フィルムを収納したフィルム容器
    を収納する空間を形成するベース部材及びカバー部材
    と、前記カバー部材の閉状態をロックするカバーロック
    機構と、前記フィルム容器の内部から未現像フィルムを
    引き出し、現像処理部に搬送するフィルム引き出し機構
    と、前記フィルム容器から引き出された未現像フィルム
    の存否を検出するフィルムセンサとを具備し、 前記カバーロック機構は、前記カバー部材に設けられた
    係止部と、前記ベース部材に回転可能に軸支され前記係
    止部に対して係脱可能な係止レバーと、前記係止レバー
    を係止解除方向に回転するように付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段の付勢力に逆らって前記係止レバーを係止
    方向に回転するように駆動する駆動手段を含み、 前記フィルムセンサにより前記未現像フィルムの全体が
    前記フィルム容器から引き出され、前記現像処理部に搬
    送されたことを検出した後に、前記駆動手段の駆動を解
    除することを特徴とする写真フィルム自動現像装置。
  5. 【請求項5】 未現像フィルムを収納したフィルム容器
    を収納する空間を形成するベース部材及びカバー部材
    と、前記カバー部材の閉状態をロックするカバーロック
    機構と、前記フィルム容器の内部から未現像フィルムを
    引き出し、現像処理部に搬送するフィルム引き出し機構
    と、前記フィルム容器から引き出された未現像フィルム
    の存否を検出するフィルムセンサとを具備し、 前記カバーロック機構は、前記カバー部材に設けられた
    係止部と、前記ベース部材に回転可能に軸支され前記係
    止部に対して係脱可能な係止レバーと、前記係止レバー
    を係止方向に回転するように付勢する付勢手段と、前記
    付勢手段の付勢力に逆らって前記係止レバーを係止解除
    方向に回転するように駆動する駆動手段を含み、 前記フィルムセンサにより前記未現像フィルムの全体が
    前記フィルム容器から引き出され、前記現像処理部に搬
    送されたことを検出した後に、前記駆動手段の駆動を開
    始することを特徴とする写真フィルム自動現像装置。
JP1418198A 1998-01-27 1998-01-27 カバーロック機構及びそれを用いた写真フィルム自動現像装置 Pending JPH11212241A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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