JPH09120147A - フィルム収納装置 - Google Patents

フィルム収納装置

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JPH09120147A
JPH09120147A JP7276024A JP27602495A JPH09120147A JP H09120147 A JPH09120147 A JP H09120147A JP 7276024 A JP7276024 A JP 7276024A JP 27602495 A JP27602495 A JP 27602495A JP H09120147 A JPH09120147 A JP H09120147A
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film
cartridge
shaft
plate
spool shaft
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Tetsuya Tanaka
哲哉 田中
Toshihiro Noguchi
俊宏 野口
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像処理されたフィルムをカートリッジにロ
ール状にして容易に収納することができるフィルム収納
装置を得る。 【解決手段】 ホルダー18にカートリッジ14を装填
し、タッチプレート22でカートリッジ14を上方から
押え込みカートリッジ14を位置決する。ここで、移動
フレーム32がスプール軸の軸方向へ移動し、カートリ
ッジ14のスプール軸78及びドアシャフトと、スプー
ルドライバとドアドライバが係合する。搬送路にフィル
ムFを所定量手差し、アタッチプレート154を手動で
回転させ、フィルムFの長孔を引っ掛け、スプール軸7
8のスリット孔184へ案内して係合させる。スプール
軸78を回転させ、フィルムFをカートリッジ14内へ
巻き取る。このように手動と自動との組み合わせによっ
て、機構をシンプルに設計でき、装置全体がコンパクト
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像処理されたフ
ィルムをカートリッジへロール状に収納させるフィルム
収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現像処理した写真フィルム(以下
「フィルム」という)を切断せずにロール状にしてカー
トリッジに収納し顧客に返却する方法が検討されてい
る。これによって、所定の長さに切断する作業や、再プ
リントを行うときに切断されたピースネガフィルムをつ
なぎ合わせる作業を省くことができる。
【0003】しかし、現像処理されたフィルムをカート
リッジにロール状にして容易に収納できるコンパクトな
装置が提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、現像処理されたフィルムをカートリッジにロー
ル状にして容易に収納することができるフィルム収納装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフィル
ム収納装置では、先ず、ホルダーにカートリッジを装填
し、タッチプレートでカートリッジを上方から押え込
む。このとき、ロック手段が機能して、タッチプレート
は押し下げられた状態でロックされカートリッジはホル
ダーとタッチプレートに挟まれるような恰好で位置決め
される。
【0006】このタッチプレートがロックされると、移
動フレームがカートリッジを押してスプール軸の軸方向
へ移動させる。これによって、スプール軸及びカートリ
ッジの挿入口を遮光するドアの開閉手段とが回転力付与
手段と係合する。
【0007】ここで、フィルム搬送路にフィルムを所定
量挿入し、アタッチ手段を回動してフィルムの長孔を引
っ掛け、スプール軸のスリット孔へ案内して係合させ
る。ここで、本装置において、フィルムの挿入先端部を
スプール軸に係合させる作業を手動で行えば、アタッチ
手段を制御する必要がなくなり、機構をシンプルに設計
でき、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0008】次に、回転力付与手段を駆動させると、フ
ィルムがスプール軸にロール状に巻き取られカートリッ
ジ内へ収納される。
【0009】フィルムがカートリッジに収納された後、
ロック解除手段を操作するとロック手段によるロック状
態が解除され、回動手段によってタッチプレートが上方
へ回動し、この回動動作と連動して連動手段がホルダー
を上方に回動させる。このため、上方へ持ち上げられた
カートリッジを簡単に取り出すことができる。
【0010】請求項2に記載のフィルム収納装置では、
フィルム搬送路の路面に、長溝が形成されている。この
長溝とフィルムに形成された位置決め孔と一致させるこ
とで、フィルムの挿入量が目視で判断できる。このよう
に、フィルムの挿入量が決まると、アタッチ手段とフィ
ルムの長孔が対応するように位置設定することで、フィ
ルムの先端を検出するセンサ等が不要となる。
【0011】請求項3に記載のフィルム収納装置では、
フィルム搬送路をフィルムが通過しているときは、フィ
ルムの幅方向の端部がローラーを押し戻してフィルム搬
送路から退避させ、また、フィルムが無いときは付勢力
でローラーがフィルム搬送路内へ突出する。このローラ
ーの位置を位置検出手段で検出することでフィルムの後
端が検出できる。従って、位置検出手段の信号を受け、
所定時間経過した後、回転力付与手段を停止すれば、フ
ィルムが確実にカートリッジ内へ収納される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図9に示すように、本形態
に係るフィルム収納装置10のハウジング12の上面に
は、カートリッジ14の装填口16が形成されている。
装填口16の下方には、チャンネル状に加工されたホル
ダー18が配設され、カートリッジ14を受け取るよう
になっている。
【0013】図2に示すように、このホルダー18の側
板18Aからブラケット18Bが突設されており、シャ
フト20に回転可能に軸支され、かつ軸方向の移動が止
められている。
【0014】また、シャフト20には、タッチプレート
22の側板22Aが回転可能に軸支され、かつ軸方向の
移動が止められている。
【0015】この側板22Aには、図3に示すように、
外方に向かってピン24が突設されており、ブラケット
18Bに形成された円弧状の長孔26へ挿通されてい
る。従って、タッチプレート22を上方に回動させる
と、図4に示すように、ピン24が長孔26の終端に当
たり、ホルダー18を上方に持ち上げる。このため、カ
ートリッジ14の装填及び取り出しが簡単にできる。
【0016】また、タッチプレート22の操作板22B
は、図5に示すように、押し下げられたとき、ホルダー
18へ覆い被さるように延設されており、装填されたカ
ートリッジ14の上面を押え付け保持するようになって
いる。
【0017】さらに、シャフト20には、コイルばね2
8が挿通されており、一端はシャフト20に固定されて
いる。このコイルばね28の他端は、操作板22Bの裏
面に当たっており、タッチプレート22を上方に回動さ
せる付勢力を付与している。
【0018】また、タッチプレート22には、ストッパ
ー30が突設されており、このストッパー30が、タッ
チプレート22を囲うように配設された移動フレーム3
2の受け面34と当接し、コイルばね28の付勢力に抗
して、タッチプレート22の回動を規制している。
【0019】移動フレーム32には、側壁36、38に
架け渡されたシャフト20、40が貫通しており、シャ
フト20、40の軸方向へスライド可能となっている。
すなわち、移動フレーム32を矢印A方向にスライドさ
せることで、ストッパー30が受け面34から滑り落
ち、タッチプレート22がコイルばね28の付勢力によ
って、上方に回動するようになっている。
【0020】また、タッチプレート22と隣接してチャ
ンネル状に加工された検出体42が配設されている。こ
の検出体42の側板42Aには、シャフト40が貫通し
ており、シャフト40の軸方向へスライド可能となって
いる。
【0021】この側板42Aの側壁38側は、図6に示
すように、移動フレーム32の側板32Aの外側に位置
している。また、側板42Aの端部には、図16に示す
カートリッジ14の爪48の有無を検出する検出ピン4
4が突設されており、移動フレーム32の側板に穿設さ
れた貫通孔(図示省略)を通じてホルダー18内へ突出
している。
【0022】一方、シャフト40には、圧縮ばね52、
54が挿通されている。圧縮ばね52の一端はシャフト
40に固定され、他端が側板32Aの内壁に当たって、
移動フレーム32を側壁36側に付勢している。また、
圧縮ばね54の一端は、シャフト40に固定され、他端
が検出体42の側板42Aの内壁に当たって、検出体4
2を側壁36側に付勢している。
【0023】このような構成によって、圧縮ばね52、
54の付勢力に抗して、セットシャフト56で移動フレ
ーム32の側板32Aを矢印A方向に押すと、検出体4
2の側板42Aも、移動フレーム32の側板32Aに押
されて矢印A方向に移動する。
【0024】ここで、タッチプレート22のストッパー
30が受け面34から滑り落ちると、ストッパー30の
側面30Aに移動フレーム32の舌片60が係止され、
移動フレーム32がロックされる。これと同期して、タ
ッチプレート22がコイルばね28の付勢力によって、
上方に回動すると共に、ピン24が長孔26の終端に当
たり、ホルダー18を上方に持ち上げる。
【0025】次に、カートリッジ14をホルダー18に
装填して、図5に示すように、操作板22Bを押し倒す
と、ストッパー30の側面30Aが舌片60から離れ
る。これによって、ロック状態が解除され、移動フレー
ム32が圧縮ばね52、54の付勢力で、矢印Aと反対
方向へスライドする。
【0026】このとき、移動フレーム32と検出体42
とは別個に移動するので、もし、カートリッジ14の爪
48が折り曲げられていないと、検出ピン44がノッチ
孔62(図16参照)へ挿入できないので、図8に示す
ように、移動フレーム32の側板32Aと検出体42の
側板42との間に一定の隙間が生じる。
【0027】一方、検出体42には、下方へ延出する板
状のシャッター64が設けられており、このシャッター
64に形成されたスリット68がフォトインタラプタ6
6に検出されない。これによって、未撮影のフィルムF
が収納されているカートリッジ14であると判断でき、
エラー表示をすることで、現像済のフィルムFに対応し
たカートリッジを装填し直すことができる。
【0028】一方、側板36には、スプールドライバ7
0とドアドライバ72が設けられており、また、反対側
の側板32Aには、このスプールドライバ70とドアド
ライバ72と同軸上に、ドア軸受け74、スプール軸受
け76が突設されている。
【0029】ホルダー18に装填されたカートリッジ1
4は、移動フレーム32の移動に伴って、ドア軸受け7
4及びスプール軸受け76に押され、側壁36側へ移動
する。これによって、スプール軸78がスプールドライ
バ70と、また、ドアシャフト80がドアドライバ72
と係合する。
【0030】また、図8及び図9に示すように、スプー
ルドライバ70は、DCモーター84によって駆動され
る円筒状のドライブシャフト82へ挿入されている。ス
プールドライバ70の外周部からピン84が突設されて
おり、ドライブシャフト82に軸方向へ形成された長孔
86から外方へ突出している。この長孔86から突出し
たピン84には、円板88が当たっている。この円板8
8は、ドライブシャフト82へ挿通された圧縮ばね90
によって、スプール軸78に向かって付勢されている。
【0031】このため、スプール軸78のキー溝92と
スプールドライバ70のキー93が一致しないと、図8
に示すように、スプールドライバ70が押し戻される。
しかし、スプールドライバ70を回転させて行くと、キ
ー溝92とキー93とが係合する位置で、スプールドラ
イバ70が圧縮ばね90によって突出し、スプール軸7
8と係合する。これによって、チャッキングが完了しス
プール軸78によってフィルムFが巻き取られる。
【0032】一方、ドアドライバ72のシャフト94に
は、平面視にて略三角形状のギア96が取付けられてい
る。このギア96には、ギア98、100を介してパル
スモータ102の駆動力が伝達される。このように、略
三角形状のギア96を配設することによって、ドアドラ
イバ72の回転量が一定に制限され、カートリッジ14
のドア104が開閉される。また、シャフト94には、
スリットが形成された円形のシャッター104が取付け
られており、フォトインタラプタ106によって、ドア
シャフト80の回転角度を検出するようになっている。
【0033】さらに、ドライブシャフト82には、ギア
108が取付けられており、このギア108へ、ギア1
10、112、114を介してDCモーター84の駆動
力が伝達される。また、ドライブシャフト82には、ス
リットが形成された円形のシャッター116が取付けら
れており、フォトインタラプタ118、120によっ
て、スプール軸78の回転角度を検出するようになって
いる。
【0034】図4及び図5に示すように、ホルダー18
の右側には、ハウジング12の頂面を凹設して、段差面
124が形成されている。この段差面124を一段切り
下げるようにして、フィルムFの幅と略同一幅の搬送路
122が形成され、この搬送路122へフィルムFが挿
入されるようになっている。
【0035】図10〜図15に示すように、搬送路12
2の中央部には幅の広い長溝126が凹設されており、
フィルムFの画像面が搬送路122の路面に触れないよ
うになっている。
【0036】また、搬送路122には、路幅方向に逃げ
孔134が形成されており、この逃げ孔134内にロー
ラー136が揺動可能に配置されている。このローラー
136は、図示しないばねの付勢力で搬送路122内へ
突出し、搬送路122の中を搬送されるフィルムFの幅
方向の端部に当たって、搬送路122の外側へ押し戻さ
れる。また、フィルムFが通過すると、ばねの付勢力で
搬送路122内へ移動する。このローラー136の位置
をフォトインタラプタ138(図17参照)で検出する
ことによって、フィルムFの後端が検出できる。
【0037】すなわち、従来では、フィルムFの後端を
検出するために、透過センサ等が用いられ、フィルムF
に遮られる光量の変化からフィルムFの有無を判断して
いたが、このように、機械的にフィルムFの有無を判断
することで、未現像のフィルムFでも現像済のフィルム
F(通過光量の変化がない)でも、フィルムFの後端が
検出できるようになっている。
【0038】また、搬送路122には、貫通孔128が
形成されており、この貫通孔128からシャフト130
に軸支された圧着ローラー132の外周部が搬送路12
2の路面より上方に突出している。圧着ローラー132
のシャフト130は、図4に示すばね137で上方に付
勢され、上下に移動できるようになっている。
【0039】この圧着ローラー132は、長溝126と
対応する部分が切り抜かれた金属製のダミーヘッド14
0で押し下げられるようになっている。このダミーヘッ
ド140は、フィルムFの画像にかからないように、な
おかつ、磁気情報が書き込まれているトラックを完全に
覆うような形状に設定されており、段差面124に傾倒
可能に軸支されたカバー142の裏面に固定され、カバ
ー142で搬送路122の上方を覆ったとき、圧着ロー
ラー132と対応する位置にある。これによって、フィ
ルムFのバック面の幅方向端部に存在する磁気トラック
上に付着した汚れをダミーヘッド140で落とし、磁気
ヘッドに汚れを付き難くすることで、磁気情報等が正確
に読み取れるようにしている。また、ダミーヘッド14
0と圧着ローラー132でフィルムFを上下から挟持す
ることによってバックテンションが働き、カートリッジ
14に弛みなくフィルムFが巻き取られる。
【0040】また、カバー142には、摘み144が回
転可能に取付けられており、摘み144の先端には横方
向にピン146が突設されている。このピン146は、
段差面124に穿設された係止孔148の拡幅部148
Aから挿入され、摘み144が回転されると狭幅部14
8Bに係止される。これによって、カバー142は搬送
路122との間に所定の隙間を形成して固定される。な
お、搬送路122のフィルムFの差し込み側には、テー
パー面122Aが形成されており、フィルムFの先端が
容易に差し込めるようになっている。
【0041】また、搬送路122には、長円状の窪み1
50が形成されている。この窪み150とフィルムFの
デタッチパーフォ152を一致させることによって、フ
ィルムの差し込み量が決定される。このようにして、目
視によってフィルムの差し込み量を確認できる。さら
に、図15に示すように、フィルムFの端部のアタッチ
プレート154の爪156との係合部分は長孔158と
され、長孔158の位置が少々ズレても爪156が確実
に引っ掛かるように、許容範囲が設けられている。この
ため、長円状の窪み150の何れかの部分と円形のデタ
ッチパーフォ152を位置合わせすればよく、フィルム
Fの差し込み作業に神経を使う必要がない。
【0042】一方、カバー142の裏面には、受板16
0が所定の間隔をおいて突設されている。この受板16
0には、シャフト162が回転可能に軸支されている。
シャフト162には、搬送路122へ挿入されたフィル
ムFの先端を押し下げる押え板164が取付けられてい
る。
【0043】押え板164の中央には、スリット166
が形成されており、アタッチプレート154の先端から
突出する爪156が通り抜けることができるようになっ
ている。
【0044】また、シャフト162の端部には、作動プ
レート168が取付けられている。この作動プレート1
68には、シャフト162へ挿通されたコイルばね17
0の一端が係止されている。このコイルばね170の他
端は、受板160に係止されており、作動プレート16
8を矢印B方向に付勢している。この作動プレート16
8はシャフト162と一体となって回動し、押え板16
4もシャフト164と同期して回動するようになってい
る。
【0045】一方、図11に示すように、搬送路122
の下方にシャフト172が掛け渡されている。このシャ
フト172には、アタッチプレート154の基部174
が固定されている。
【0046】アタッチプレート154は円弧状に湾曲さ
れた板材で、図15に示すように、板幅寸法がフィルム
Fの幅より小さく設定されている。幅方向の両端には、
ガイド部176が突設されている。また、中央部には爪
板178が突設され、この爪板178の先端にガイド部
176より張り出した爪156が取付けられている。こ
のような構成により、フィルムFに形成された長孔15
8を爪156で引っ掛けたとき、円孔180がガイド部
176と爪156との間に位置し、スリット孔184の
中の爪部182に係止され易くなっている。
【0047】さらに、シャフト172の端部には、ノブ
186が取付けられており、このノブ166を反時計方
向へ回転させることによって、アタッチプレート154
が、円軌道を描いてカートリッジ14の挿通口188へ
進入するようになっている。
【0048】一方、シャフト172には、コイルばね1
90が装着されており、時計方向の回転力をシャフト1
72に付与している。また、シャフト172には、アー
ム192が回転自在に軸支されており、基部192Aは
コ字状に屈曲されている。このアーム192の端部に
は、リンク194の一端が回転可能に連結されている。
このリンク194の他端は、ピン198で中央部が軸支
された作動アーム196の一端に回転可能に連結されて
いる。
【0049】また、シャフト172には、ピン200が
取付けられており、シャフト172が所定角度回転する
と、このピン200がアーム192の基部192Aから
離れるようになっている。
【0050】ここで、アタッチプレート154の動きを
説明する。図12に示すように、ノブ186を操作しな
い状態では、アタッチプレート154は、下方へ位置し
ている。このとき、アーム192は、ピン200によっ
て反時計方向の回転が規制されている。このため、作動
アーム196は作動プレート168に押圧されている
が、下方に移動することができない。
【0051】この状態で、搬送路122へフィルムFを
所定量挿入すると、フィルムFの先端は、押え板164
に接触することなく押え板164の下方に位置する。
【0052】次に、アタッチプレート154を反時計方
向へ回動させると、図13に示すように、ピン200が
シャフト172の回転に伴って移動し、作動アーム19
6も下方に移動する。このため、作動プレート168と
共に押え板164も下方へ移動する。
【0053】さらに、アタッチプレート154を回動さ
せると、押え板164によって、下方へ押し下げられた
フィルムFの長孔158に爪156が引っ掛かる。この
ように、フィルムFの先端を押し下げることで、爪15
6が長孔158に簡単に引っ掛かる。
【0054】次に、図14に示すように、アタッチプレ
ート154がフィルムFをカートリッジ14の挿通口1
88へ案内し、ガイド部176によって平坦に保たれた
フィルムFの先端が、スプール軸78のスリット孔18
4へ入り込み、円孔180が爪部182に係止される。
この状態で、ノブ186から手を離せば、アタッチプレ
ート154はコイルばね190の付勢力によって、自動
的に図12の状態に戻る。
【0055】次に、本形態に係るフィルム収納装置の作
用を図18のフローチャートを参照して説明する。
【0056】先ず、図17に示すスイッチ204をオン
すると、ステップ300で、パルスモータ102が駆動
して、フォトインタラプタ106でシャッター104の
スリットの位置を検出し、ドアドライバ72を所定の回
転位置に初期化し、また、DCモーター84が駆動して
フォトインタラプタ118でシャッター116のスリッ
トの位置を検出し、スプールドライバ70を所定の回転
位置に初期化する。
【0057】ここで、上方に持ち上げられているホルダ
ー18へカートリッジ14を装填孔16(図1参照)か
ら落とし込むようにして装填する。ここで、タッチプレ
ート22を押し下げ、ホルダー18との間にカートリッ
ジ14を保持し位置決めする。これと同期して移動フレ
ーム32がスライドし、カートリッジ14を側壁36側
にスライドさせ、スプール軸78及びドアシャフト80
にスプールドライバ70とドアドライバ72とを係合さ
せる。
【0058】カートリッジ14をセットされると、ステ
ップ302でシャッター64がフォトインタラプタ66
で検出されたか否かを判断する。否定されたなら、ステ
ップ304でエラー表示をする。これによって、未撮影
のカートリッジにフィルムFが挿入されることが防止で
きる。
【0059】一方、肯定されると、ステップ306で、
DCモーター84が低速で回転し、ばね力で付勢され沈
み込んだスプールドライバ70のキー93とスプール軸
78のキー溝92とを一致させる。このとき、フォトイ
ンタラプタ111でシャッター113のスリットを検出
して、DCモーター84を止める。
【0060】次に、ステップ308では、パルスモータ
102が設定パルス数回転し、ドアドライバ72でカー
トリッジ14のドア104を開放させる。
【0061】ステップ310では、DCモーター84が
低速で回転し、フォトインタラプタ120でシャッター
116のスリットの位置を検出し、スプール軸78をア
タッチ角度にセットする(スリット孔184の位置をア
タッチプレート154の進入方向にセットする)。
【0062】次に、操作者がフィルムFを搬送路122
へ挿入する。このときの挿入量は、デタッチパーフォ1
52と長溝150とを一致させることによって決められ
る。
【0063】次に、ノブ186を反時計方向へ回転さ
せ、アタッチプレート154でフィルムFの先端をスプ
ール軸78のスリット孔184へ案内し、円孔180と
爪部182とを係合させる。
【0064】ステップ312で、スタートスイッチ20
6がオンされたか否かを判断し、肯定されたなら、ステ
ップ314で、DCモーター84を高速回転し、スプー
ル軸78を巻き取り方向へ回転して、フィルムFを巻き
取る。ステップ315では、フィルムFを巻き取ってい
る途中でスタートスイッチ206がオンされたか否か判
断し、オンされるとアタッチトライとして、ステップ3
10に戻り、スタートスイッチ206のオンを待つ。
【0065】ステップ316では、フォトインタラプタ
138がオンか否かを見て、フィルムFの後端が搬送路
122内にあるか否かを判断する。オンであれば、ステ
ップ318で、カートリッジ14のスプール軸78を所
定角度回転して、現像処理済位置に合わせる。ステップ
320では、パルスモータ102を駆動して、カートリ
ッジ14のドア104を閉止する。
【0066】ここで、セットシャフト56を押して、ホ
ルダー18をホップアップして、フィルムFが巻き取ら
れたカートリッジ14を取り出す。
【0067】このように、手動と自動とを適切に組み合
わせることによって、機構を単純化でき、また、装置を
コンパクトに設計することができる。
【0068】なお、本形態に係るフィルム収納装置をボ
ルト等で自動現像機の乾燥部出口付近に取付けること
で、現像処理され自動現像機から排出されたフィルムF
をその場でリーダから剥がして搬送路122へ直接送り
込むような使い方もできる。
【0069】また、フィルムFの磁気情報や、カートリ
ッジ14に表示された光学情報を読取る機能を付加して
もよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、現像処理
されたフィルムをカートリッジにロール状にして容易に
収納することができ、機構が簡単で装置をコンパクトに
設計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るフィルム収納装置を示した全体斜
視図である。
【図2】本形態に係るフィルム収納装置の装填部をスプ
ールドライバ側から見た斜視図である。
【図3】本形態に係るフィルム収納装置の装填部を図2
と反対側から見た斜視図である。
【図4】本形態に係るフィルム収納装置の主要部を示し
た側断面図である。
【図5】本形態に係るフィルム収納装置の主要部を示し
た側断面図である。
【図6】本形態に係るフィルム収納装置の主要部を示し
た背面図である。
【図7】本形態に係るフィルム収納装置の主要部を示し
た背面図である。
【図8】本形態に係るフィルム収納装置の駆動機構を示
した平面図である。
【図9】本形態に係るフィルム収納装置の駆動機構を示
した平面図である。
【図10】本形態に係るフィルム収納装置の搬送路とア
タッチ機構を示した斜視図である。
【図11】本形態に係るフィルム収納装置の搬送路とア
タッチ機構を示した斜視図である。
【図12】本形態に係るフィルム収納装置のアタッチプ
レートとフィルムとの位置関係を示した断面図である。
【図13】本形態に係るフィルム収納装置のアタッチプ
レートとフィルムとの位置関係を示した断面図である。
【図14】本形態に係るフィルム収納装置のアタッチプ
レートとフィルムとの位置関係を示した断面図である。
【図15】アタッチプレートとフィルム及びスプール軸
との関係を示した斜視図である。
【図16】カートリッジの側面図である。
【図17】本形態に係るフィルム収納装置のブロック図
である。
【図18】本形態に係るフィルム収納装置の機能を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
18 ホルダー 22 タッチプレート 24 ピン(連動手段) 26 長孔(連動手段) 28 コイルばね(回動手段) 30 ストッパー(ロック手段) 32 移動フレーム 34 受け面(ロック手段) 56 セットシャフト(ロック解除手段) 70 スプールドライバ(回転力付与手段) 72 ドアドライバ(回転力付与手段) 122 搬送路(フィルム搬送路) 136 ローラー 138 フォトインタラプタ(位置検出手段) 150 長溝 152 デタッチパーフォ(位置決め孔) 154 アタッチプレート(アタッチ手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に長孔が形成されたフィルムをアタ
    ッチプレートで引っ掛けスプール軸に形成されたスリッ
    ト孔へ案内して係合させロール状に巻き取ってカートリ
    ッジへ収納させるフィルム収納装置において、 前記フィルムを挿入するフィルム搬送路と、回動可能で
    前記フィルム搬送路に位置するフィルムの長孔を引っ掛
    け前記スプール軸のスリット孔へ案内して係合させるア
    タッチ手段と、回転可能に軸支され前記カートリッジが
    装填されるホルダーと、前記ホルダーに装填された前記
    カートリッジを上方から押え位置決めするタッチプレー
    トと、前記タッチプレートを上方に回動させる回動手段
    と、前記回動手段の付勢力に抗して前記タッチプレート
    を下方に押し下げた状態でロックするロック手段と、前
    記タッチプレートの回動動作と連動して前記ホルダーを
    上方へ回動させる連動手段と、前記ロック手段によるロ
    ック状態を解除するロック解除手段と、前記タッチプレ
    ートがロックされると前記ホルダーに装填されたカート
    リッジをスプール軸の軸方向へ移動させる移動フレーム
    と、前記移動フレームの移動によってスプール軸及び前
    記カートリッジの挿入口を遮光するドアの開閉手段と係
    合する回転力付与手段と、を有することを特徴とするフ
    ィルム収納装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム搬送路の路面に、挿入され
    るフィルムに形成された位置決め孔と一致させることで
    フィルムの挿入量が決められる長溝を形成したことを特
    徴とする請求項1に記載のフィルム収納装置。
  3. 【請求項3】 フィルム搬送路の側面に揺動可能に支持
    され前記フィルムの幅方向の端部に付勢力を付与された
    状態で当接するローラーと、前記ローラーの位置を検出
    する位置検出手段と、を有することを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のフィルム収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007087520A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Fujifilm Corp 感光性記録媒体用記録再生装置

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