JP3571431B2 - フィルム巻換装置 - Google Patents

フィルム巻換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3571431B2
JP3571431B2 JP27602295A JP27602295A JP3571431B2 JP 3571431 B2 JP3571431 B2 JP 3571431B2 JP 27602295 A JP27602295 A JP 27602295A JP 27602295 A JP27602295 A JP 27602295A JP 3571431 B2 JP3571431 B2 JP 3571431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
cartridge
roller
shielding cover
light shielding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27602295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09120145A (ja
Inventor
哲哉 田中
宏昌 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP27602295A priority Critical patent/JP3571431B2/ja
Publication of JPH09120145A publication Critical patent/JPH09120145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571431B2 publication Critical patent/JP3571431B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジからフィルムを引き出して中間カートリッジに巻き換えるフィルム巻換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、現像処理した写真フィルム(以下「フィルム」という)を切断せずにロール状にしてカートリッジに収納し顧客に返却する方法が検討されている。これによって、所定の長さに切断する作業や、再プリントを行うときに切断されたピースネガフィルムをつなぎ合わせる作業を省くことができる。
【0003】
しかしながら、このような作業を明室で効率良く行うことができ、コンパクトで使い勝手の良い装置は提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮して、明室で、フィルムをロール状にして顧客に返却する工程の一部を効率よく半自動で行うことができ、且つコンパクトで使い勝手の良いフィルム巻換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のフィルム巻換装置では、フィルム送出部へカートリッジを、又、フィルム巻取部へ中間カートリッジを、落とし込むようにして装填することができるので、装填作業が容易になり、使い勝手が良くなる。
【0006】
また、フィルム送出部、フィルム巻取部、及びフィルム搬送部がハウジングに収納されており、ハウジングの開口を遮光カバーで閉じるとハウジング内が遮光状態となる。このため、明室でフィルムの巻換え作業ができ、また、装置全体をコンパクトにまとめることができる。
【0007】
請求項2に記載のフィルム巻換装置では、カートリッジのドアを開閉する開閉手段の動作と連動して、ロック手段が、遮光カバーをロックする。このため、操作者が誤って遮光カバーを開放するエジェクトレバーを操作しても遮光カバーを開けることができないようになっている。
【0008】
また、このロック手段は、中間カートリッジへフィルムが巻き取られると遮光カバーのロック状態を解除し、エジェクトレバーの操作によって、遮光カバーを開放可能とする。
【0009】
請求項3に記載のフィルム巻換装置では、遮光カバーの裏面に折り曲げ手段が設けられており、遮光カバーの閉止動作によってフィルム送出部に装填されたカートリッジの爪に当たり、爪を折り曲げる。これによって、操作者が処理済として爪を折り曲げる必要がなくなる。
【0010】
請求項4に記載のフィルム巻換装置では、固定搬送板と移動搬送板が対面配置され、フィルムの搬送部を構成している。この搬送部の側面は、遮光カバーを閉めたとき、遮光カバーの裏面に設けられたガイド板によって遮蔽される。これによって、搬送路を通過するフィルムの横振れが抑えられる。
【0011】
また、移動搬送板は、傾倒可能となっており、傾倒させて搬送路を開き、エアを吹き付けることによって、搬送路の掃除ができる。
【0012】
さらに、フィルムが通過しているときは、フィルムの幅方向の端部がローラーを押し戻して搬送路から退避させ、また、フィルムが無いときは付勢力でローラーが搬送路内へ突出する。このローラーの位置を位置検出手段で検出することでフィルムの有無が判断できる。これによって、フィルムの有無を検出するための透過センサ等も不要となる。
【0013】
請求項5に記載のフィルム巻換装置では、中間カートリッジの巻取りローラーと係合するローラードライバを駆動するモータへ流れる電流の変化が、電流検出手段で検出される。
【0014】
このため、カートリッジからフィルムが全て引き出されると、フィルムの後端は、スプール軸に係合しているので、フィルムが突っ張る。このため、フィルム巻取り側、すなわち、巻取りローラーを回転させるモータに負荷が掛り、モータへ流れる電流が増加する。
【0015】
この過電流を検出することで、フィルムがカートリッジから全て引き出されたことが判断でき、カートリッジのスプール軸を巻き出し方向に回転してフィルムに弛みを設けるタイミングを取ることができる。また、弛みを設けることで、スプール軸とフィルムとの係合状態を解除するデタッチ手段をカートリッジ内へ進入させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に示すように、本形態に係るフィルム巻換装置10は、フィルムFを巻き換える機構を遮光状態で収納するハウジング12を備えている。
【0017】
このハウジング12の上面は切り下げされ、露出面14となっている。この露出面14は、一端がハウジング12の角部に開閉自在に軸支された遮光カバー16で遮光されるようになっている。
【0018】
遮光カバー16の自由端側には、フック18が突設されている。このフック18は、ハウジング12側に設けられたエジェクトレバー20の操作によってスライドする係止ピン13(図5参照)に係止され、遮光カバー16が閉止状態でロックされる。
【0019】
図3及び図14に示すように、ハウジング12の中には、ベースプレート22が配設されており、このベースプレート22には、露光済のフィルムFが巻き取られたカートリッジ24が装填される送出ホルダー28と、巻き換え用の中間カートリッジ26が装填される巻取ホルダー30とが配設されている。この送出ホルダー28及び巻取ホルダー30へは、露出面14に形成された装着孔32、34を通じてカートリッジ24及び中間カートリッジ26が装填される。
【0020】
ここで、カートリッジ24と中間カートリッジ26の概略構造を説明する。
図8及び図9に示すように、カートリッジ24は、略円筒状のケーシング36を備えており、ケーシング36からは、接線方向へ突出部38が延出されている。この突出部38には、スプール軸40の軸線方向に沿ってスリット状の挿通口42(図14参照)が形成されている。この挿通口42は、通常ドア44で閉止されており、ケーシング36内を遮光状態としている。
【0021】
スプール軸40は、側壁50に回転可能に軸支されている。このスプール軸40の端面には、キー溝11が形成され、スプールドライバ46(図3参照)のキー15が係合した状態でスプール軸40に回転力が付与される。
【0022】
また、側壁50にはドアシャフト17が掛け渡されており、ドア44と一体に回転するようになっている。ドアシャフト17の端面にはキー孔19が形成され、ドアドライバ48と係合可能となっている。このドアドライバ48が回転すると、ドア44が開閉する。
【0023】
一方、スプール軸40の両端には、フィルムFの蛇行を防止するためのフランジ21が取付られている。このフランジ21の外側には、扇状の表示板23が設けられている。この表示板23と、側壁50に穿設された表示孔25との位置関係で、フィルムFがどのような状態であるか(未露光、一部露光、露光済で未現像、現像済)判断される。
【0024】
また、側壁50には、ノッチ孔27が設けられており、ノッチ孔27内へ張り出した爪52を折り曲げることによって、フィルムFが現像済であるかを目視できるようになっている。
【0025】
さらに、スプール軸40には、軸方向に沿ってスリット孔54が拡幅可能に形成されている。スリット孔54内には、突起60が突設されており、フィルムFの後端に形成された係合孔29と係合するようになっている。
【0026】
図10に示すように、中間カートリッジ26は、略半円筒状の上シェル56と下シェル58とを重ね合わせて遮光可能なケーシングを構成している。上シェル56の自由端側には、爪62が外側へ突設されている。この爪62は、上シェル56が下シェル58へオーバーラップした恰好で入り込んだとき、下シェル58に形成された係止孔64に係止され、ケーシングを閉状態でロックする。
【0027】
また、下シェル58の側壁には、図14に示すように、巻取りローラー66が回転可能に軸支されている。この巻取りローラー66には、2つのテイクアップローラー68、70が接触しており、このテイクアップローラー68、70は、上シェル56及び下シェル58に軸支され巻取りローラー66の方向へ付勢されたガイド板72、74に回転可能に支持されている。
【0028】
このような構成によって、中間カートリッジ26に送り込まれたフィルムFは、上シェル56と下シェル58との間に形成された挿通口76から入り込み、ガイド板72にガイドされながら、1番目のテイクアップローラー68と巻取りローラー66とにニップされ、さらに、2番目のテイクアップローラー70と巻取りローラー66とにニップされ、次第に巻取られていく。
【0029】
一方、図2、図3、及び図14に示すように、送出ホルダー28の装填孔78は、カートリッジ24の外形と略同一であり、カートリッジ24の挿通口42と対応する面は開口部80となっており、挿通口42を外に向かって開放している。
【0030】
また、装填孔78の中には、押出し板82の受け部82Aが入り込んでいる。この受け部82Aは、送出ホルダー28の側壁に高さ方向に形成された長孔(図示省略)に沿って上下に移動可能となっている。押出し板82は、送出ホルダー28の外壁に形成されたガイド溝100に沿って上下するようになっており、ばね33で上方へ付勢されている。押出し板82の上端に形成された押圧部82Bが、遮光カバー16の裏面に設けられた当り部84に押し下げられることによって、受け部82Aが下方へスライドするようになっている。
【0031】
逆に、エジェクトレバー20を操作して遮光カバー16のロック状態を解除すると、上方に付勢された押出し板82が、遮光カバー16を押し上げて開放すると共に、送出ホルダー28に装填されたカートリッジ24が受け部82Aに押し上げられ、装填孔78からホップアップするようになっている。このため、遮光カバー16を指で持ち上げる必要がなく、また、カートリッジ24を簡単に取り出すことができる。
【0032】
また、送出ホルダー28の奥壁には、スプールドライバ46及びドアドライバ48が突出しており、装填されるカートリッジ24のスプール軸40、ドアシャフト17と係合するようになっている(図8参照)。
【0033】
一方、巻取ホルダー30は、固定枠86と移動枠88とで構成されており、この固定枠86と移動枠88とが形成する空間が、中間カートリッジ26の装填孔37となる。
【0034】
移動枠88の一端は、シャフト92で揺動可能に軸支されており、シャフト92へ取付けられたコイルばね94で、固定枠86から近づく方向へ付勢され、上シェル56が開いた状態の中間カートリッジ26を装填すると、中間カートリッジ26に押し拡げられ、移動枠88が上方に持ち上がるようになっている。また、固定枠86と移動枠88の自由端側は、送出ホルダー28の開口部80と対面する開口部90となっている。この開口部90は、上シェル56と下シェル58とが形成する挿通口76と対応し、この挿通口76を通じてカートリッジ24から送り出されたフィルムFが中間カートリッジ26内へ送り込まれるようになっている。
【0035】
また、固定枠86の中には、押出し板98の受け部98Aが入り込んでいる。この受け部98Aは、固定枠86に高さ方向に形成された長孔(図示省略)に沿って上下に移動可能となっている。押出し板98は、固定枠86の外壁に形成されたガイド溝102に沿って上下するようになっており、ばね35で上方へ付勢されている。さらに、押出し板98の上端に形成された押圧部98Bが、遮光カバー16の裏面に設けられた当り部104に押されることによって、受け部98Aが下方へスライドする。
【0036】
逆に、エジェクトレバー20を操作して遮光カバー16のロック状態を解除すると、ばね35に付勢された押出し板98の押圧部98Bに押し上げられて遮光カバー16が開放すると共に、巻取ホルダー30に装填された中間カートリッジ26が受け部98Aに押し上げられ、装填孔37からホップアップする。
【0037】
このため、中間カートリッジ26が簡単に取り出せる。また、巻取ホルダー30の奥壁には、ローラードライバ47が突出しており、装填される中間カートリッジ26の巻取りローラー66と係合するようになっている。
【0038】
一方、移動枠88の上方には、シャフト106に偏心して軸支されたローラーカム108が配設されている。このローラーカム108は、回転して移動枠88の中央を押し下げる。これによって、移動枠88が中間カートリッジ26の上シェル56を押し下げ、上シェル56を閉じてロックする。なお、ローラーカム108で移動枠88の中央を押圧することで、移動枠88自体が撓み、上シェル56に均等な押圧力が作用する。
【0039】
また、送出ホルダー28と巻取ホルダー30との間には、固定搬送板110と移動搬送板112とが一定の隙間をあけて対面配置され、その隙間がフィルムFの搬送路114となっている。
【0040】
図4に示すように、移動搬送板112の下端は軸支されており、ピン116を摘まみ上げロックを解除することによって、移動搬送板112が固定搬送板110から離れる方向に揺動できるようになっている。このようにして、搬送路114を開き、エアを吹き付けることによって、埃等を除去できる。
【0041】
また、搬送路114の上方側面の隙間は、遮光カバー16を閉止したとき、遮光カバー16の裏面に設けられたガイト板118(図2参照)によって覆われるようになっている。これによって、搬送路114を通過するフィルムFが蛇行することなくスムーズに搬送され、また、ガイド板118は遮光カバー16を開放することによって退避するので、ジャム処理も容易となる。
【0042】
さらに、遮光カバー16の裏面には、Bエンド120、122が突設され、遮光カバー16の閉止状態で、カートリッジ24のスプール軸40及び中間カートリッジ26の巻取りローラー66の一端を軸支するようになっている。このように、チャッキング用の軸の片方が、遮光カバー16の開放動作に伴って着脱されるので、フィルムFのジャム処理が簡単にできる。
【0043】
さらに、Bエンド120に隣接してピン124が突設されており、遮光カバー16を閉止する動作によって、このピン124が、装填されたカートリッジ24の爪52を折り曲げる。
【0044】
さらに、図4に示すように、搬送路114の下方側面には、ローラー126が揺動可能に配置されており、図示しないばねの付勢力で搬送路114内へ突出している。このローラー126は、搬送路114の中を搬送されるフィルムFの幅方向の端部に当たって搬送路114の外側へ押し戻されているが、フィルムFが通過すると、ばねの付勢力で搬送路114内へ移動する。このローラー126の位置をリミットスイッチ128で検出することによって、フィルムFの有無が判断できる。
【0045】
すなわち、従来では、フィルムFの後端を検出するために、赤外線透過センサ等が用いられ、フィルムFに遮られる光量の変化からフィルムFの有無を判断していたが、このように、機械的にフィルムFの有無を判断することで、未現像のフィルムFでも現像済のフィルムF(通過光量の変化がない)でも、フィルムFの後端が検出できるようになっている。
【0046】
図3に示すように、固定搬送板110の下側には、ガイドプレート130が設けられている。このガイドプレート130には、送出ホルダー28の開口部80に向かって傾斜するガイド溝132が形成されている。ガイド溝132には、スライドプレート134がスライド可能に係合している。スライドプレート134には、取付板136が固定されている。この取付板136に可撓性のデタッチプレート138が固定されており、スライドプレート134の移動に伴って、先端がカートリッジ24の挿通口42へ進入する。
【0047】
このデタッチプレート138の先端には、幅方向の中央部に矩形状の切込み31が形成されており、スプール軸40のスリット孔54へ入り込んで、フィルムFの後端に形成された係合孔29と突起60との係合状態を解除する(図8参照)。
【0048】
次に、本形態に係るフィルム巻換装置10の駆動機構を説明する。
フィルム巻換装置10は、2つのパルスモータ140、142とDCモータ144によって駆動される。
【0049】
図6、図7、及び図14に示すように、パルスモータ140の駆動力は、駆動歯車146、歯車148、149を介してトルクリミッター150のシャフト152に取付けられた歯車154へ伝達される。シャフト152は、スプールドライバ46へ連結されている。このような構成によって、パルスモータ140の駆動力がスプールドライバ46へ伝達され、スプール軸40が回転される。また、トルクリミッター150は、フィルムFがスプールドライバ46の回転より速く巻き出されると滑り、巻き換えられるフィルムFに弛みが生じさせないようにしている。
【0050】
また、シャフト152には、外周部の所定の位置にスリットが形成された円形のシャッタ156が取付けられている。このシャッタ156の外周部を包むように、フォトインタラプタ158、160が配設されている。このフォトインタラプタ158、160で、スプール軸40の回転位置を検出し、カートリッジ24に収納されたフィルムFの使用状態(現像位置の検出)、フィルムFの弛み量、及びスプール軸40の回転速度の変化(中間カートリッジ26にフィルムFが巻き付くと変化する)を検出する。
【0051】
一方、パルスモータ142の駆動力は、駆動歯車162、歯車166を介してゼネバ機構を構成するピン歯車164に伝達される。ピン歯車164のピン168は、隣接して配置された従動車170の溝172に入り込んで、間欠的に従動車170を所定角度回転させるようになっている。この従動車170は、ドアドライバ48のシャフト174に固定されており、従動車170が回転すると、ドアドライバ48(図3参照)が約90°回転し、カートリッジ24のドア44を開閉するようになっている。
【0052】
また、ピン歯車164には、歯車176が噛み合っている。この歯車176の表面側の外周部にはピン178が突設されており、このピン178は、略く字状のリンク180の一端が回転可能に連結されている。このリンク180の他端には、スライドピン182が取付けられている。このスライドピン182は、スライドプレート134に連結されており、ガイド溝132と平行にベースプレート22へ形成された長溝184に沿って移動するようになっている。
【0053】
すなわち、歯車176の回転力が、リンク180によって、スライドプレート134の移動力に変換される。また、歯車176のピン178が長溝184を横切る前後で、スライドプレート134が往復移動する。従って、歯車176の初期の回転によって、デタッチプレート138はカートリッジ24の挿通口42へ進入しない。このようなリンク機構を構築することによって、1つのパルスモータで、デタッチプレート138を駆動させ、また、カートリッジ24のドア44を開閉させることができる。
【0054】
一方、図5に示すように、歯車176の裏面には、作動ピン177が突設されている。この作動ピン177は、歯車176の回転位置によって、ベースプレート22に配設されたロッド186に両端が回転可能に軸支されたロックプレート188の当り板190と当接するように配設されている。
【0055】
また、歯車176のシャフト194には、外周部の所定の位置にスリットが形成されたシャッタ192が取付けられている。このシャッタ192の外周部を包むように、フォトインタラプタ196、198が配設されている。このフォトインタラプタ196、198で、ドアドライバ48の回転位置を検出し、カートリッジ24のドア44の開閉位置を検出し、また、デタッチプレート138の挿入位置を検出する。
【0056】
ロックプレート188の一端にはフック200が形成され、ベースプレート22の表側に位置している。また、ロッド186には、コイルばね202が装着されており、フック200をエジェクトレバー20に設けられた係止片204を係止する方向へ付勢している。
【0057】
すなわち、ドアドライバ48及びデタッチプレート138の駆動系の一部を構成する歯車176が、所定の回転位置にあるとき(ドアドライバ48が駆動する前)、当り板190はコイルばね202の付勢力に抗して作動ピン177に押され、フック200が係止片204と非係止状態にある。このため、エジェクトレバー20を操作して遮光カバー16を開けることができる。
【0058】
ここで、パルスモータ142が駆動して歯車176が回転し、ドアドライバ48がカートリッジ24のドア44を開放すると、これと同期して歯車176も回転し、作動ピン177が当り板190から離れる。これによって、コイルばね202の付勢力でロックプレート188が回転し、フック200が係止片204を係止する。このため、誤ってエジェクトレバー20を操作してもスライドしないので、遮光カバー16を開けることができない。
【0059】
また、中間カートリッジ26にフィルムFが巻き取られると、パルスモータ142が逆転して、歯車176の作動ピン177が元の位置に戻って当り板190を押し戻しフック200と係止片204との係止状態を解除する。このため、エジェクトレバー20の操作によって、遮光カバー16が開放可能となる。
【0060】
さらに、ロックプレート188の他端には、解除片206が設けられている。この解除片206は、ハウジング12の底面に設けられた解除プレート208を操作することで、ばね212で付勢された解除ピン210に押され、ロックプレート188を揺動させる。これによって、フック200と係止片204との係止状態が解除される。このため、暗室内で遮光カバー16を開放し、フィルムFのジャム処理をすることができる。
【0061】
図7に示すように、DCモータ144の駆動力は、駆動歯車214、歯車216、及びトルクリミッター218配設された歯車220を介して歯車222へ伝達される。歯車222のシャフト224は、ローラードライバ47へ連結されている。ローラードライバ47の巻取り速度は、カートリッジ24のスプール軸40の巻き出し速度より速く設定されている。これによって、フィルムFがスムーズに中間カートリッジ26の巻取りローラー66に巻換えられる。また、トルクリミッター218によって一定の巻取力に制限されているので、無理な力がかかることがなく、カートリッジ24のスプール軸40に係合したフィルムFの係合孔29(図8参照)が傷付かない。
【0062】
また、歯車220は、ワンウエイクラッチ228が取付けられた歯車226と噛み合っている。ワンウエイクラッチ228のシャフト106には、ローラーカム108が偏心して取付けられている。
【0063】
このワンウエイクラッチ228は、DCモータ144が正転したときクラッチが切れてシャフト106が回転せず、DCモータ144が逆転したとき、クラッチが入ってシャフト106が回転し、ローラーカム108を偏心回転させる。
【0064】
このローラーカム108の駆動によって、移動枠88が押し下げられ、中間カートリッジ26の上シェル56が閉じるようになっている。
【0065】
また、シャフト106には、外周部の一部が凹設したストッパ231が取付けられている。このストッパ231の凹部233に、アーム236の先端に軸支されたローラー238が、コイルばね240の付勢力で係合し、ローラーカム108を所定の位置で停止させる。
【0066】
また、シャフト106の端部には、外周部の所定の位置にスリットが形成された円形のシャッター232が取付けられている。このシャッター232の外周部を包むように、フォトインタラプタ234が配設されている。このフォトインタラプタ234で、ローラーカム108の位置が検出される。さらに、DCモータ144の回路で、DCモータ144に流れる電流の変化を検出するようになっている。
【0067】
次に、本形態に係るフィルム巻換装置10の作用を、図12〜図13のフローチャート、図14から図19の作動図、及び図6のブロック図を参照して説明する。
【0068】
先ず、電源スイッチ260をオンし、露光済のフィルムFが収納されたカートリッジ24と中間カートリッジ26を、送出ホルダー28と巻取ホルダー30へ装填し、遮光カバー16を閉じる。このとき、中間カートリッジ26は、図11に示すような治具250で上シェル56を予め開けてセットする。
【0069】
この治具250は、中間カートリッジ26が嵌まり込む収納部252を備えており、この収納部252の両側には、一対の操作アーム256が揺動可能に設けられている。この操作アーム256の自由端側には、押しピン258が互いに対面するように突設されており、操作アーム256を指で挟むと、押しピン258が中間カートリッジ26の係止孔64に入り込んで、爪62を内側に押し込んで、上シェル56を開放状態とする(図10参照)。
【0070】
次に、スタートスイッチ262をオンにすると、ステップ300では、ハウジング12に設けられたマイクロスイッチ264が遮光カバー16に押されたか否かで、遮光カバー16が閉じられハウジング12内が遮光状態となったかどうか判断される。否定されると、ステップ304でエラー表示をする。
【0071】
肯定されると、ステップ302で、中間カートリッジ26を装填して移動枠88が上方に持ち上げられたか否かを図示しないフォトインタラプタで検出し、上シェル56が開放している否かを判断する。中間カートリッジ26の上シェル56が開放していない場合、ステップ304でエラー表示をする。
【0072】
ステップ302で肯定されると、ステップ306でパルスモータ142を正転して、ドアドライバ48を回転させ中間カートリッジ26のドア44を開放する。
【0073】
これと同期して、図15に示すように、ロックプレート188が揺動し、フック200がエジェクトレバー20に設けられた係止板204を係止する。このため、カートリッジ24のドア44が開放した状態で、遮光カバー16が不用意に開けられることがない。
【0074】
次に、ステップ308において、フォトインタラプタ196でギア176の回転量を検出し、ドア44が完全に開放したか否か判断する。
【0075】
肯定されると、ステップ310でパルスモータ142を停止し、ステップ312で、DCモータ144とパルスモータ140を駆動し、ローラードライバ47を中間カートリッジ26の巻取りローラー66を巻き取る方向へ回転させ、また、スプールドライバ46をカートリッジ24のスプール軸40を巻き出す方向へ回転させる。
【0076】
次に、ステップ314で、フィルムFが搬送路114に到ったかが、ローラー126位置を検出するマイクロスイッチ128で検出される。所定時間後に、フィルムFが搬送路114にないとき、ステップ304でエラー表示される。
【0077】
ステップ314で肯定されると、ステップ315では、スプール軸40の回転速度の変化をフォトインタラプタ158、160で監視し、回転速度が速くなったら(中間カートリッジ26側にフィルムFが巻き付くと、巻取りローラー66の回転速度に変わる)、ステップ316でパルスモータ140を停止し、スプール軸40の巻き出しを停止する。
【0078】
ステップ318では、DCモータ144に流れる電流を検出し、流れる電流が増加したか否か判断する。このように、電流の変化を検出することで、フィルムFがカートリッジ24から全て引き出されていることが判断できる。
【0079】
肯定されると、ステップ320でDCモータ144を停止し、図16に示す状態で、巻取りローラー66によるフィルムFの巻取を停止する。
【0080】
次に、ステップ322で、図17に示すように、DCモータ144を逆転させローラーカム108を駆動して移動枠88を押圧し、中間カートリッジ26の上シェル56を閉じながら、パルスモータ140を逆転させスプール軸40を巻取方向へ回転させる。
【0081】
ステップ324では、フォトインタラプタ234でローラーカム108が基準位置、すなわち、ローラーカム108が上シェル56を閉止したかを判断し、ステップ326でDCモータ144を停止させる。
【0082】
次に、ステップ328でスプール軸40が所定角度回転したか否かを検出して、ステップ330で、パルスモータ140を停止して、スプール軸40の巻取方向の回転を止める。
【0083】
ステップ332では、パルスモータ140を所定パルス正転させ、スプール軸40を巻出し方向へ回転させる。これによって、図18に示すように、スプール軸40のスリット孔54がデタッチプレート138の挿入方向と一致し、また、中間カートリッジ26の上シェル56が閉じているので、デタッチに必要な弛みがフィルムFに生じる。
【0084】
ステップ334では、パルスモータ142を正転させ、リンク180を介してスライドプレート134をスライドさせて、デタッチプレート138をカートリッジ24内へ、挿通口42から挿入させる。
【0085】
ステップ336では、フォトインタラプタ196でデタッチプレート138がスプール軸40のスリット孔54へ挿入されたか否かを判断する。肯定されると、ステップ340で、デタッチプレート138の挿入を停止する。このとき、フィルムFの係合孔29と突起60との係合状態は解除されている。
【0086】
ステップ342では、DCモーター144を正転させ、巻取りローラー66を巻取方向へ回転させ、フィルムFを巻き取る。ここで、ステップ334で、ローラー126の位置をマイクロスイッチ128で検出し、フィルムFの後端が搬送路114内にあるか否かを判断し、図18に示すように、フィルムFの後端がローラー126を通過すると、ステップ346で、DCモーター144を停止させる。これによって、ベロが出た状態でフィルムFが中間カートリッジ26に巻換えられる。
【0087】
次に、ステップ348で、パルスモータ142を逆転してデタッチプレート138の先端をカートリッジ24から退避させる。次に、ステップ350で、パルスモータ140を逆転しスプール軸40を回転させ、ステップ352で、スプール軸40が現像済位置まで回転したか否かを判断する。
【0088】
肯定されると、ステップ354で、スプール軸40の回転を停止し、ステップ356でカートリッジ24のドア44を閉止する。このように、スプール軸40を現像済位置、すなわち、現像処理されたフィルムFの後端をカートリッジ24の挿通口42から入れたとき、スリット孔54が対応する位置にセットすることで、アタッチ(現像処理されたフィルムFをカートリッジ24に収納する作業)が容易となる。
【0089】
ステップ358で、ドア44が閉止されたことを確認して、ステップ360で、パルスモータ142を停止してドアドライバ48を停止し、処理を終了する。
【0090】
このように、カートリッジ24と中間カートリッジ26とを装填するだけで、巻換え操作が自動的になされるので、操作者の手間が省かれる。
【0091】
また、遮光カバー16を開放すれば、カートリッジ24と中間カートリッジ26とがホップアップするので、簡単に取り出すことができる。
【0092】
なお、暗室で巻換え作業するのであれば、中間カートリッジ26を装填せず、従来のように、カートリッジ24から露光済のフィルムFを引き出しそのまま現像処理するようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、フィルムFをロール状にして顧客に返却する工程の一部を効率よく半自動で行うことができ、且つコンパクトで使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るフィルム巻換装置の全体斜視図である。
【図2】本形態に係るフィルム巻換装置の遮光カバーが開放した状態を示す全体斜視図である。
【図3】本形態に係るフィルム巻換装置の巻取機構を示した平面図である。
【図4】本形態に係るフィルム巻換装置の搬送路の構造を示した側面図である。
【図5】本形態に係るフィルム巻換装置のロック機構を示した斜視図である。
【図6】本形態に係るフィルム巻換装置の概略ブロック図である。
【図7】本形態に係るフィルム巻換装置の駆動機構を示した平面図である。
【図8】カートリッジのスプール軸とデタッチプレート及びフィルムFとの関係を示した斜視図である。
【図9】カートリッジの側面図である。
【図10】中間カートリッジの斜視図である。
【図11】中間カートリッジの上シェルを開放するための治具を示した平面図である。
【図12】本形態に係るフィルム巻換装置の作用を説明したフローチャートである。
【図13】本形態に係るフィルム巻換装置の作用を説明したフローチャートである。
【図14】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明した平面図である。
【図15】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明した平面図である。
【図16】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明した平面図である。
【図17】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明した平面図である。
【図18】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明した平面図である。
【図19】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明した平面図である。
【符号の説明】
12 ハウジング
16 遮光カバー
24 カートリッジ
26 中間カートリッジ
28 送出ホルダー(フィルム送出部)
30 巻取ホルダー(フィルム巻取部)
46 スプールドライバ(フィルム巻取部)
47 ローラードライバ
48 ドアドライバ(開閉手段)
66 巻取りローラー
108 ローラーカム
110 移動搬送板
112 固定搬送板
118 ガイド板
124 ピン(折曲げ手段)
126 ローラー
128 マイクロスイッチ(検出手段)
138 デタッチプレート(デタッチ手段)
144 搬送路(フィルム搬送部)
188 ロックプレート(ロック手段)

Claims (5)

  1. カートリッジが上方から落し込まれて装填され、スプール軸に巻き取られたフィルムを送り出すフィルム送出部と、端部がヒンジで回転可能に連結された上シェルと下シェルとで構成され、前記フィルム送出部から送り出されたフィルムを巻き取る巻取りローラを内部に有する中間カートリッジが、前記上シェルが開いた状態で上方から落し込まれ装填されるフィルム巻取部と、前記フィルム送出部と前記フィルム巻取部との間に設けられるフィルム搬送部と、前記フィルム送出部に装填された前記カートリッジのスプール軸に係合したフィルムの後端を外すデタッチ手段と、前記フィルム送出部、前記フィルム巻取部、及びフィルム搬送部が収納されるハウジングと、前記ハウジングの開口を遮蔽しハウジング内を遮光状態とする開閉可能な遮光カバーと、を有するフィルム巻換装置。
  2. 前記カートリッジのドアを開閉する開閉手段と、前記開閉手段の動作と連動して前記遮光カバーをロックし、フィルムが中間カートリッジに巻き取られると遮光カバーのロック状態を解除し遮光カバーを開放可能とするロック手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載のフィルム巻換装置。
  3. 前記遮光カバーの裏面に、遮光カバーの閉止動作によって前記フィルム送出部に装填された前記カートリッジの爪を折り曲げる折曲げ手段が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィルム巻換装置。
  4. 前記フィルム搬送部が、前記フィルムの一面と面する固定搬送板と、前記フィルムの他面と面すると共に傾倒可能とされた移動搬送板と、前記遮光カバーの裏面に設けられ遮光カバーの閉止動作によって前記固定搬送板と前記移動搬送板が構成する搬送路の側面を遮蔽し前記フィルムの振れを阻止するガイド板と、揺動可能に支持され前記搬送路の側面から搬送路内へ突出し前記フィルムの幅方向の端部に付勢力を付与された状態で当接するローラーと、前記ローラーの位置を検出する位置検出手段と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のフィルム巻換装置。
  5. 前記フィルム巻取部が、前記中間カートリッジの巻取りローラーと係合するローラードライバと、前記ローラードライバを回転させるモータと、前記モータへ流れる電流の変化を検出する電流検出手段と、を有することを特徴と請求項1〜請求項4の何れかに記載のフィルム巻換装置。
JP27602295A 1995-10-24 1995-10-24 フィルム巻換装置 Expired - Fee Related JP3571431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27602295A JP3571431B2 (ja) 1995-10-24 1995-10-24 フィルム巻換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27602295A JP3571431B2 (ja) 1995-10-24 1995-10-24 フィルム巻換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09120145A JPH09120145A (ja) 1997-05-06
JP3571431B2 true JP3571431B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=17563709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27602295A Expired - Fee Related JP3571431B2 (ja) 1995-10-24 1995-10-24 フィルム巻換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3571431B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09120145A (ja) 1997-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0711663B2 (ja) 自動巻戻自動巻写真機
JPH0635123A (ja) 写真フイルムの巻込み方法及び装置並びに写真フイルムの引出し分離方法及び装置
US5873002A (en) Cartridge loading apparatus and methods
JP3571431B2 (ja) フィルム巻換装置
JP3556746B2 (ja) フィルムの巻換え方法
US5179402A (en) Photographic film cassette and camera using the same
JPH02181141A (ja) フィルムカートリッジ
US5669018A (en) Lens-fitted photo film unit and method of unloading a cassette from the same
JP3494776B2 (ja) フィルム収納装置
US5909853A (en) Film-rewinding apparatus
US5446513A (en) Camera
JP2002341492A (ja) 写真用のロールフィルムを一回使用のカメラに装填する方法及び装置
US20040131350A1 (en) Photographic film cartridge and camera including such
JP2915871B2 (ja) 光密性カートリッジ
EP0770918B1 (en) Film winder
JP2970978B2 (ja) 写真フイルムのスプールへの係止検出装置
US6128440A (en) Spool repositioning apparatus for camera assembling and methods
JP2846303B2 (ja) 光密性カートリッジを使用するカメラ
JP3298378B2 (ja) フィルム自動取り出し装置
KR100190947B1 (ko) 필름의 현상 여부를 판별하는 방법
JPH0717064Y2 (ja) カメラのフイルム初期送り装置
JPH09171232A (ja) フィルムカートリッジ
JPH08220627A (ja) フィルムカートリッジ式カメラ
JP2000039653A (ja) カメラの裏蓋開放安全装置
JPH095975A (ja) フィルム分離装填装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees