JPH09120145A - フィルム巻換装置 - Google Patents
フィルム巻換装置Info
- Publication number
- JPH09120145A JPH09120145A JP7276022A JP27602295A JPH09120145A JP H09120145 A JPH09120145 A JP H09120145A JP 7276022 A JP7276022 A JP 7276022A JP 27602295 A JP27602295 A JP 27602295A JP H09120145 A JPH09120145 A JP H09120145A
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- JP
- Japan
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- film
- cartridge
- light
- shielding cover
- roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 明室で、フィルムをロール状にして顧客に返
却する工程の一部を効率よく半自動で行うことができ、
且つコンパクトで使い勝手の良いフィルム巻換装置を得
る。 【解決手段】 送出ホルダーへカートリッジ24を、
又、巻取ホルダーへ中間カートリッジ26を、落とし込
むようにして装填することができるので、装填作業が容
易になり、使い勝手が良くなる。送出ホルダー、巻取ホ
ルダー及びフィルム搬送部がハウジング12に収納され
ており、ハウジング12の開口を遮光カバー16で閉じ
るとハウジング12内が遮光状態となる。このため、明
室でフィルムの巻換え作業ができ、また、装置全体をコ
ンパクトにまとめることができる。
却する工程の一部を効率よく半自動で行うことができ、
且つコンパクトで使い勝手の良いフィルム巻換装置を得
る。 【解決手段】 送出ホルダーへカートリッジ24を、
又、巻取ホルダーへ中間カートリッジ26を、落とし込
むようにして装填することができるので、装填作業が容
易になり、使い勝手が良くなる。送出ホルダー、巻取ホ
ルダー及びフィルム搬送部がハウジング12に収納され
ており、ハウジング12の開口を遮光カバー16で閉じ
るとハウジング12内が遮光状態となる。このため、明
室でフィルムの巻換え作業ができ、また、装置全体をコ
ンパクトにまとめることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジから
フィルムを引き出して中間カートリッジに巻き換えるフ
ィルム巻換装置に関する。
フィルムを引き出して中間カートリッジに巻き換えるフ
ィルム巻換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現像処理した写真フィルム(以下
「フィルム」という)を切断せずにロール状にしてカー
トリッジに収納し顧客に返却する方法が検討されてい
る。これによって、所定の長さに切断する作業や、再プ
リントを行うときに切断されたピースネガフィルムをつ
なぎ合わせる作業を省くことができる。
「フィルム」という)を切断せずにロール状にしてカー
トリッジに収納し顧客に返却する方法が検討されてい
る。これによって、所定の長さに切断する作業や、再プ
リントを行うときに切断されたピースネガフィルムをつ
なぎ合わせる作業を省くことができる。
【0003】しかしながら、このような作業を明室で効
率良く行うことができ、コンパクトで使い勝手の良い装
置は提案されていない。
率良く行うことができ、コンパクトで使い勝手の良い装
置は提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、明室で、フィルムをロール状にして顧客に返却
する工程の一部を効率よく半自動で行うことができ、且
つコンパクトで使い勝手の良いフィルム巻換装置を提供
することを目的とする。
慮して、明室で、フィルムをロール状にして顧客に返却
する工程の一部を効率よく半自動で行うことができ、且
つコンパクトで使い勝手の良いフィルム巻換装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフィル
ム巻換装置では、フィルム送出部へカートリッジを、
又、フィルム巻取部へ中間カートリッジを、落とし込む
ようにして装填することができるので、装填作業が容易
になり、使い勝手が良くなる。
ム巻換装置では、フィルム送出部へカートリッジを、
又、フィルム巻取部へ中間カートリッジを、落とし込む
ようにして装填することができるので、装填作業が容易
になり、使い勝手が良くなる。
【0006】また、フィルム送出部、フィルム巻取部、
及びフィルム搬送部がハウジングに収納されており、ハ
ウジングの開口を遮光カバーで閉じるとハウジング内が
遮光状態となる。このため、明室でフィルムの巻換え作
業ができ、また、装置全体をコンパクトにまとめること
ができる。
及びフィルム搬送部がハウジングに収納されており、ハ
ウジングの開口を遮光カバーで閉じるとハウジング内が
遮光状態となる。このため、明室でフィルムの巻換え作
業ができ、また、装置全体をコンパクトにまとめること
ができる。
【0007】請求項2に記載のフィルム巻換装置では、
カートリッジのドアを開閉する開閉手段の動作と連動し
て、ロック手段が、遮光カバーをロックする。このた
め、操作者が誤って遮光カバーを開放するエジェクトレ
バーを操作しても遮光カバーを開けることができないよ
うになっている。
カートリッジのドアを開閉する開閉手段の動作と連動し
て、ロック手段が、遮光カバーをロックする。このた
め、操作者が誤って遮光カバーを開放するエジェクトレ
バーを操作しても遮光カバーを開けることができないよ
うになっている。
【0008】また、このロック手段は、中間カートリッ
ジへフィルムが巻き取られると遮光カバーのロック状態
を解除し、エジェクトレバーの操作によって、遮光カバ
ーを開放可能とする。
ジへフィルムが巻き取られると遮光カバーのロック状態
を解除し、エジェクトレバーの操作によって、遮光カバ
ーを開放可能とする。
【0009】請求項3に記載のフィルム巻換装置では、
遮光カバーの裏面に折り曲げ手段が設けられており、遮
光カバーの閉止動作によってフィルム送出部に装填され
たカートリッジの爪に当たり、爪を折り曲げる。これに
よって、操作者が処理済として爪を折り曲げる必要がな
くなる。
遮光カバーの裏面に折り曲げ手段が設けられており、遮
光カバーの閉止動作によってフィルム送出部に装填され
たカートリッジの爪に当たり、爪を折り曲げる。これに
よって、操作者が処理済として爪を折り曲げる必要がな
くなる。
【0010】請求項4に記載のフィルム巻換装置では、
固定搬送板と移動搬送板が対面配置され、フィルムの搬
送部を構成している。この搬送部の側面は、遮光カバー
を閉めたとき、遮光カバーの裏面に設けられたガイド板
によって遮蔽される。これによって、搬送路を通過する
フィルムの横振れが抑えられる。
固定搬送板と移動搬送板が対面配置され、フィルムの搬
送部を構成している。この搬送部の側面は、遮光カバー
を閉めたとき、遮光カバーの裏面に設けられたガイド板
によって遮蔽される。これによって、搬送路を通過する
フィルムの横振れが抑えられる。
【0011】また、移動搬送板は、傾倒可能となってお
り、傾倒させて搬送路を開き、エアを吹き付けることに
よって、搬送路の掃除ができる。
り、傾倒させて搬送路を開き、エアを吹き付けることに
よって、搬送路の掃除ができる。
【0012】さらに、フィルムが通過しているときは、
フィルムの幅方向の端部がローラーを押し戻して搬送路
から退避させ、また、フィルムが無いときは付勢力でロ
ーラーが搬送路内へ突出する。このローラーの位置を位
置検出手段で検出することでフィルムの有無が判断でき
る。これによって、フィルムの有無を検出するための透
過センサ等も不要となる。
フィルムの幅方向の端部がローラーを押し戻して搬送路
から退避させ、また、フィルムが無いときは付勢力でロ
ーラーが搬送路内へ突出する。このローラーの位置を位
置検出手段で検出することでフィルムの有無が判断でき
る。これによって、フィルムの有無を検出するための透
過センサ等も不要となる。
【0013】請求項5に記載のフィルム巻換装置では、
中間カートリッジの巻取りローラーと係合するローラー
ドライバを駆動するモータへ流れる電流の変化が、電流
検出手段で検出される。
中間カートリッジの巻取りローラーと係合するローラー
ドライバを駆動するモータへ流れる電流の変化が、電流
検出手段で検出される。
【0014】このため、カートリッジからフィルムが全
て引き出されると、フィルムの後端は、スプール軸に係
合しているので、フィルムが突っ張る。このため、フィ
ルム巻取り側、すなわち、巻取りローラーを回転させる
モータに負荷が掛り、モータへ流れる電流が増加する。
て引き出されると、フィルムの後端は、スプール軸に係
合しているので、フィルムが突っ張る。このため、フィ
ルム巻取り側、すなわち、巻取りローラーを回転させる
モータに負荷が掛り、モータへ流れる電流が増加する。
【0015】この過電流を検出することで、フィルムが
カートリッジから全て引き出されたことが判断でき、カ
ートリッジのスプール軸を巻き出し方向に回転してフィ
ルムに弛みを設けるタイミングを取ることができる。ま
た、弛みを設けることで、スプール軸とフィルムとの係
合状態を解除するデタッチ手段をカートリッジ内へ進入
させることができる。
カートリッジから全て引き出されたことが判断でき、カ
ートリッジのスプール軸を巻き出し方向に回転してフィ
ルムに弛みを設けるタイミングを取ることができる。ま
た、弛みを設けることで、スプール軸とフィルムとの係
合状態を解除するデタッチ手段をカートリッジ内へ進入
させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、本形態
に係るフィルム巻換装置10は、フィルムFを巻き換え
る機構を遮光状態で収納するハウジング12を備えてい
る。
に係るフィルム巻換装置10は、フィルムFを巻き換え
る機構を遮光状態で収納するハウジング12を備えてい
る。
【0017】このハウジング12の上面は切り下げさ
れ、露出面14となっている。この露出面14は、一端
がハウジング12の角部に開閉自在に軸支された遮光カ
バー16で遮光されるようになっている。
れ、露出面14となっている。この露出面14は、一端
がハウジング12の角部に開閉自在に軸支された遮光カ
バー16で遮光されるようになっている。
【0018】遮光カバー16の自由端側には、フック1
8が突設されている。このフック18は、ハウジング1
2側に設けられたエジェクトレバー20の操作によって
スライドする係止ピン13(図5参照)に係止され、遮
光カバー16が閉止状態でロックされる。
8が突設されている。このフック18は、ハウジング1
2側に設けられたエジェクトレバー20の操作によって
スライドする係止ピン13(図5参照)に係止され、遮
光カバー16が閉止状態でロックされる。
【0019】図3及び図14に示すように、ハウジング
12の中には、ベースプレート22が配設されており、
このベースプレート22には、露光済のフィルムFが巻
き取られたカートリッジ24が装填される送出ホルダー
28と、巻き換え用の中間カートリッジ26が装填され
る巻取ホルダー30とが配設されている。この送出ホル
ダー28及び巻取ホルダー30へは、露出面14に形成
された装着孔32、34を通じてカートリッジ24及び
中間カートリッジ26が装填される。
12の中には、ベースプレート22が配設されており、
このベースプレート22には、露光済のフィルムFが巻
き取られたカートリッジ24が装填される送出ホルダー
28と、巻き換え用の中間カートリッジ26が装填され
る巻取ホルダー30とが配設されている。この送出ホル
ダー28及び巻取ホルダー30へは、露出面14に形成
された装着孔32、34を通じてカートリッジ24及び
中間カートリッジ26が装填される。
【0020】ここで、カートリッジ24と中間カートリ
ッジ26の概略構造を説明する。図8及び図9に示すよ
うに、カートリッジ24は、略円筒状のケーシング36
を備えており、ケーシング36からは、接線方向へ突出
部38が延出されている。この突出部38には、スプー
ル軸40の軸線方向に沿ってスリット状の挿通口42
(図14参照)が形成されている。この挿通口42は、
通常ドア44で閉止されており、ケーシング36内を遮
光状態としている。
ッジ26の概略構造を説明する。図8及び図9に示すよ
うに、カートリッジ24は、略円筒状のケーシング36
を備えており、ケーシング36からは、接線方向へ突出
部38が延出されている。この突出部38には、スプー
ル軸40の軸線方向に沿ってスリット状の挿通口42
(図14参照)が形成されている。この挿通口42は、
通常ドア44で閉止されており、ケーシング36内を遮
光状態としている。
【0021】スプール軸40は、側壁50に回転可能に
軸支されている。このスプール軸40の端面には、キー
溝11が形成され、スプールドライバ46(図3参照)
のキー15が係合した状態でスプール軸40に回転力が
付与される。
軸支されている。このスプール軸40の端面には、キー
溝11が形成され、スプールドライバ46(図3参照)
のキー15が係合した状態でスプール軸40に回転力が
付与される。
【0022】また、側壁50にはドアシャフト17が掛
け渡されており、ドア44と一体に回転するようになっ
ている。ドアシャフト17の端面にはキー孔19が形成
され、ドアドライバ48と係合可能となっている。この
ドアドライバ48が回転すると、ドア44が開閉する。
け渡されており、ドア44と一体に回転するようになっ
ている。ドアシャフト17の端面にはキー孔19が形成
され、ドアドライバ48と係合可能となっている。この
ドアドライバ48が回転すると、ドア44が開閉する。
【0023】一方、スプール軸40の両端には、フィル
ムFの蛇行を防止するためのフランジ21が取付られて
いる。このフランジ21の外側には、扇状の表示板23
が設けられている。この表示板23と、側壁50に穿設
された表示孔25との位置関係で、フィルムFがどのよ
うな状態であるか(未露光、一部露光、露光済で未現
像、現像済)判断される。
ムFの蛇行を防止するためのフランジ21が取付られて
いる。このフランジ21の外側には、扇状の表示板23
が設けられている。この表示板23と、側壁50に穿設
された表示孔25との位置関係で、フィルムFがどのよ
うな状態であるか(未露光、一部露光、露光済で未現
像、現像済)判断される。
【0024】また、側壁50には、ノッチ孔27が設け
られており、ノッチ孔27内へ張り出した爪52を折り
曲げることによって、フィルムFが現像済であるかを目
視できるようになっている。
られており、ノッチ孔27内へ張り出した爪52を折り
曲げることによって、フィルムFが現像済であるかを目
視できるようになっている。
【0025】さらに、スプール軸40には、軸方向に沿
ってスリット孔54が拡幅可能に形成されている。スリ
ット孔54内には、突起60が突設されており、フィル
ムFの後端に形成された係合孔29と係合するようにな
っている。
ってスリット孔54が拡幅可能に形成されている。スリ
ット孔54内には、突起60が突設されており、フィル
ムFの後端に形成された係合孔29と係合するようにな
っている。
【0026】図10に示すように、中間カートリッジ2
6は、略半円筒状の上シェル56と下シェル58とを重
ね合わせて遮光可能なケーシングを構成している。上シ
ェル56の自由端側には、爪62が外側へ突設されてい
る。この爪62は、上シェル56が下シェル58へオー
バーラップした恰好で入り込んだとき、下シェル58に
形成された係止孔64に係止され、ケーシングを閉状態
でロックする。
6は、略半円筒状の上シェル56と下シェル58とを重
ね合わせて遮光可能なケーシングを構成している。上シ
ェル56の自由端側には、爪62が外側へ突設されてい
る。この爪62は、上シェル56が下シェル58へオー
バーラップした恰好で入り込んだとき、下シェル58に
形成された係止孔64に係止され、ケーシングを閉状態
でロックする。
【0027】また、下シェル58の側壁には、図14に
示すように、巻取りローラー66が回転可能に軸支され
ている。この巻取りローラー66には、2つのテイクア
ップローラー68、70が接触しており、このテイクア
ップローラー68、70は、上シェル56及び下シェル
58に軸支され巻取りローラー66の方向へ付勢された
ガイド板72、74に回転可能に支持されている。
示すように、巻取りローラー66が回転可能に軸支され
ている。この巻取りローラー66には、2つのテイクア
ップローラー68、70が接触しており、このテイクア
ップローラー68、70は、上シェル56及び下シェル
58に軸支され巻取りローラー66の方向へ付勢された
ガイド板72、74に回転可能に支持されている。
【0028】このような構成によって、中間カートリッ
ジ26に送り込まれたフィルムFは、上シェル56と下
シェル58との間に形成された挿通口76から入り込
み、ガイド板72にガイドされながら、1番目のテイク
アップローラー68と巻取りローラー66とにニップさ
れ、さらに、2番目のテイクアップローラー70と巻取
りローラー66とにニップされ、次第に巻取られてい
く。
ジ26に送り込まれたフィルムFは、上シェル56と下
シェル58との間に形成された挿通口76から入り込
み、ガイド板72にガイドされながら、1番目のテイク
アップローラー68と巻取りローラー66とにニップさ
れ、さらに、2番目のテイクアップローラー70と巻取
りローラー66とにニップされ、次第に巻取られてい
く。
【0029】一方、図2、図3、及び図14に示すよう
に、送出ホルダー28の装填孔78は、カートリッジ2
4の外形と略同一であり、カートリッジ24の挿通口4
2と対応する面は開口部80となっており、挿通口42
を外に向かって開放している。
に、送出ホルダー28の装填孔78は、カートリッジ2
4の外形と略同一であり、カートリッジ24の挿通口4
2と対応する面は開口部80となっており、挿通口42
を外に向かって開放している。
【0030】また、装填孔78の中には、押出し板82
の受け部82Aが入り込んでいる。この受け部82A
は、送出ホルダー28の側壁に高さ方向に形成された長
孔(図示省略)に沿って上下に移動可能となっている。
押出し板82は、送出ホルダー28の外壁に形成された
ガイド溝100に沿って上下するようになっており、ば
ね33で上方へ付勢されている。押出し板82の上端に
形成された押圧部82Bが、遮光カバー16の裏面に設
けられた当り部84に押し下げられることによって、受
け部82Aが下方へスライドするようになっている。
の受け部82Aが入り込んでいる。この受け部82A
は、送出ホルダー28の側壁に高さ方向に形成された長
孔(図示省略)に沿って上下に移動可能となっている。
押出し板82は、送出ホルダー28の外壁に形成された
ガイド溝100に沿って上下するようになっており、ば
ね33で上方へ付勢されている。押出し板82の上端に
形成された押圧部82Bが、遮光カバー16の裏面に設
けられた当り部84に押し下げられることによって、受
け部82Aが下方へスライドするようになっている。
【0031】逆に、エジェクトレバー20を操作して遮
光カバー16のロック状態を解除すると、上方に付勢さ
れた押出し板82が、遮光カバー16を押し上げて開放
すると共に、送出ホルダー28に装填されたカートリッ
ジ24が受け部82Aに押し上げられ、装填孔78から
ホップアップするようになっている。このため、遮光カ
バー16を指で持ち上げる必要がなく、また、カートリ
ッジ24を簡単に取り出すことができる。
光カバー16のロック状態を解除すると、上方に付勢さ
れた押出し板82が、遮光カバー16を押し上げて開放
すると共に、送出ホルダー28に装填されたカートリッ
ジ24が受け部82Aに押し上げられ、装填孔78から
ホップアップするようになっている。このため、遮光カ
バー16を指で持ち上げる必要がなく、また、カートリ
ッジ24を簡単に取り出すことができる。
【0032】また、送出ホルダー28の奥壁には、スプ
ールドライバ46及びドアドライバ48が突出してお
り、装填されるカートリッジ24のスプール軸40、ド
アシャフト17と係合するようになっている(図8参
照)。
ールドライバ46及びドアドライバ48が突出してお
り、装填されるカートリッジ24のスプール軸40、ド
アシャフト17と係合するようになっている(図8参
照)。
【0033】一方、巻取ホルダー30は、固定枠86と
移動枠88とで構成されており、この固定枠86と移動
枠88とが形成する空間が、中間カートリッジ26の装
填孔37となる。
移動枠88とで構成されており、この固定枠86と移動
枠88とが形成する空間が、中間カートリッジ26の装
填孔37となる。
【0034】移動枠88の一端は、シャフト92で揺動
可能に軸支されており、シャフト92へ取付けられたコ
イルばね94で、固定枠86から近づく方向へ付勢さ
れ、上シェル56が開いた状態の中間カートリッジ26
を装填すると、中間カートリッジ26に押し拡げられ、
移動枠88が上方に持ち上がるようになっている。ま
た、固定枠86と移動枠88の自由端側は、送出ホルダ
ー28の開口部80と対面する開口部90となってい
る。この開口部90は、上シェル56と下シェル58と
が形成する挿通口76と対応し、この挿通口76を通じ
てカートリッジ24から送り出されたフィルムFが中間
カートリッジ26内へ送り込まれるようになっている。
可能に軸支されており、シャフト92へ取付けられたコ
イルばね94で、固定枠86から近づく方向へ付勢さ
れ、上シェル56が開いた状態の中間カートリッジ26
を装填すると、中間カートリッジ26に押し拡げられ、
移動枠88が上方に持ち上がるようになっている。ま
た、固定枠86と移動枠88の自由端側は、送出ホルダ
ー28の開口部80と対面する開口部90となってい
る。この開口部90は、上シェル56と下シェル58と
が形成する挿通口76と対応し、この挿通口76を通じ
てカートリッジ24から送り出されたフィルムFが中間
カートリッジ26内へ送り込まれるようになっている。
【0035】また、固定枠86の中には、押出し板98
の受け部98Aが入り込んでいる。この受け部98A
は、固定枠86に高さ方向に形成された長孔(図示省
略)に沿って上下に移動可能となっている。押出し板9
8は、固定枠86の外壁に形成されたガイド溝102に
沿って上下するようになっており、ばね35で上方へ付
勢されている。さらに、押出し板98の上端に形成され
た押圧部98Bが、遮光カバー16の裏面に設けられた
当り部104に押されることによって、受け部98Aが
下方へスライドする。
の受け部98Aが入り込んでいる。この受け部98A
は、固定枠86に高さ方向に形成された長孔(図示省
略)に沿って上下に移動可能となっている。押出し板9
8は、固定枠86の外壁に形成されたガイド溝102に
沿って上下するようになっており、ばね35で上方へ付
勢されている。さらに、押出し板98の上端に形成され
た押圧部98Bが、遮光カバー16の裏面に設けられた
当り部104に押されることによって、受け部98Aが
下方へスライドする。
【0036】逆に、エジェクトレバー20を操作して遮
光カバー16のロック状態を解除すると、ばね35に付
勢された押出し板98の押圧部98Bに押し上げられて
遮光カバー16が開放すると共に、巻取ホルダー30に
装填された中間カートリッジ26が受け部98Aに押し
上げられ、装填孔37からホップアップする。
光カバー16のロック状態を解除すると、ばね35に付
勢された押出し板98の押圧部98Bに押し上げられて
遮光カバー16が開放すると共に、巻取ホルダー30に
装填された中間カートリッジ26が受け部98Aに押し
上げられ、装填孔37からホップアップする。
【0037】このため、中間カートリッジ26が簡単に
取り出せる。また、巻取ホルダー30の奥壁には、ロー
ラードライバ47が突出しており、装填される中間カー
トリッジ26の巻取りローラー66と係合するようにな
っている。
取り出せる。また、巻取ホルダー30の奥壁には、ロー
ラードライバ47が突出しており、装填される中間カー
トリッジ26の巻取りローラー66と係合するようにな
っている。
【0038】一方、移動枠88の上方には、シャフト1
06に偏心して軸支されたローラーカム108が配設さ
れている。このローラーカム108は、回転して移動枠
88の中央を押し下げる。これによって、移動枠88が
中間カートリッジ26の上シェル56を押し下げ、上シ
ェル56を閉じてロックする。なお、ローラーカム10
8で移動枠88の中央を押圧することで、移動枠88自
体が撓み、上シェル56に均等な押圧力が作用する。
06に偏心して軸支されたローラーカム108が配設さ
れている。このローラーカム108は、回転して移動枠
88の中央を押し下げる。これによって、移動枠88が
中間カートリッジ26の上シェル56を押し下げ、上シ
ェル56を閉じてロックする。なお、ローラーカム10
8で移動枠88の中央を押圧することで、移動枠88自
体が撓み、上シェル56に均等な押圧力が作用する。
【0039】また、送出ホルダー28と巻取ホルダー3
0との間には、固定搬送板110と移動搬送板112と
が一定の隙間をあけて対面配置され、その隙間がフィル
ムFの搬送路114となっている。
0との間には、固定搬送板110と移動搬送板112と
が一定の隙間をあけて対面配置され、その隙間がフィル
ムFの搬送路114となっている。
【0040】図4に示すように、移動搬送板112の下
端は軸支されており、ピン116を摘まみ上げロックを
解除することによって、移動搬送板112が固定搬送板
110から離れる方向に揺動できるようになっている。
このようにして、搬送路114を開き、エアを吹き付け
ることによって、埃等を除去できる。
端は軸支されており、ピン116を摘まみ上げロックを
解除することによって、移動搬送板112が固定搬送板
110から離れる方向に揺動できるようになっている。
このようにして、搬送路114を開き、エアを吹き付け
ることによって、埃等を除去できる。
【0041】また、搬送路114の上方側面の隙間は、
遮光カバー16を閉止したとき、遮光カバー16の裏面
に設けられたガイト板118(図2参照)によって覆わ
れるようになっている。これによって、搬送路114を
通過するフィルムFが蛇行することなくスムーズに搬送
され、また、ガイド板118は遮光カバー16を開放す
ることによって退避するので、ジャム処理も容易とな
る。
遮光カバー16を閉止したとき、遮光カバー16の裏面
に設けられたガイト板118(図2参照)によって覆わ
れるようになっている。これによって、搬送路114を
通過するフィルムFが蛇行することなくスムーズに搬送
され、また、ガイド板118は遮光カバー16を開放す
ることによって退避するので、ジャム処理も容易とな
る。
【0042】さらに、遮光カバー16の裏面には、Bエ
ンド120、122が突設され、遮光カバー16の閉止
状態で、カートリッジ24のスプール軸40及び中間カ
ートリッジ26の巻取りローラー66の一端を軸支する
ようになっている。このように、チャッキング用の軸の
片方が、遮光カバー16の開放動作に伴って着脱される
ので、フィルムFのジャム処理が簡単にできる。
ンド120、122が突設され、遮光カバー16の閉止
状態で、カートリッジ24のスプール軸40及び中間カ
ートリッジ26の巻取りローラー66の一端を軸支する
ようになっている。このように、チャッキング用の軸の
片方が、遮光カバー16の開放動作に伴って着脱される
ので、フィルムFのジャム処理が簡単にできる。
【0043】さらに、Bエンド120に隣接してピン1
24が突設されており、遮光カバー16を閉止する動作
によって、このピン124が、装填されたカートリッジ
24の爪52を折り曲げる。
24が突設されており、遮光カバー16を閉止する動作
によって、このピン124が、装填されたカートリッジ
24の爪52を折り曲げる。
【0044】さらに、図4に示すように、搬送路114
の下方側面には、ローラー126が揺動可能に配置され
ており、図示しないばねの付勢力で搬送路114内へ突
出している。このローラー126は、搬送路114の中
を搬送されるフィルムFの幅方向の端部に当たって搬送
路114の外側へ押し戻されているが、フィルムFが通
過すると、ばねの付勢力で搬送路114内へ移動する。
このローラー126の位置をリミットスイッチ128で
検出することによって、フィルムFの有無が判断でき
る。
の下方側面には、ローラー126が揺動可能に配置され
ており、図示しないばねの付勢力で搬送路114内へ突
出している。このローラー126は、搬送路114の中
を搬送されるフィルムFの幅方向の端部に当たって搬送
路114の外側へ押し戻されているが、フィルムFが通
過すると、ばねの付勢力で搬送路114内へ移動する。
このローラー126の位置をリミットスイッチ128で
検出することによって、フィルムFの有無が判断でき
る。
【0045】すなわち、従来では、フィルムFの後端を
検出するために、赤外線透過センサ等が用いられ、フィ
ルムFに遮られる光量の変化からフィルムFの有無を判
断していたが、このように、機械的にフィルムFの有無
を判断することで、未現像のフィルムFでも現像済のフ
ィルムF(通過光量の変化がない)でも、フィルムFの
後端が検出できるようになっている。
検出するために、赤外線透過センサ等が用いられ、フィ
ルムFに遮られる光量の変化からフィルムFの有無を判
断していたが、このように、機械的にフィルムFの有無
を判断することで、未現像のフィルムFでも現像済のフ
ィルムF(通過光量の変化がない)でも、フィルムFの
後端が検出できるようになっている。
【0046】図3に示すように、固定搬送板110の下
側には、ガイドプレート130が設けられている。この
ガイドプレート130には、送出ホルダー28の開口部
80に向かって傾斜するガイド溝132が形成されてい
る。ガイド溝132には、スライドプレート134がス
ライド可能に係合している。スライドプレート134に
は、取付板136が固定されている。この取付板136
に可撓性のデタッチプレート138が固定されており、
スライドプレート134の移動に伴って、先端がカート
リッジ24の挿通口42へ進入する。
側には、ガイドプレート130が設けられている。この
ガイドプレート130には、送出ホルダー28の開口部
80に向かって傾斜するガイド溝132が形成されてい
る。ガイド溝132には、スライドプレート134がス
ライド可能に係合している。スライドプレート134に
は、取付板136が固定されている。この取付板136
に可撓性のデタッチプレート138が固定されており、
スライドプレート134の移動に伴って、先端がカート
リッジ24の挿通口42へ進入する。
【0047】このデタッチプレート138の先端には、
幅方向の中央部に矩形状の切込み31が形成されてお
り、スプール軸40のスリット孔54へ入り込んで、フ
ィルムFの後端に形成された係合孔29と突起60との
係合状態を解除する(図8参照)。
幅方向の中央部に矩形状の切込み31が形成されてお
り、スプール軸40のスリット孔54へ入り込んで、フ
ィルムFの後端に形成された係合孔29と突起60との
係合状態を解除する(図8参照)。
【0048】次に、本形態に係るフィルム巻換装置10
の駆動機構を説明する。フィルム巻換装置10は、2つ
のパルスモータ140、142とDCモータ144によ
って駆動される。
の駆動機構を説明する。フィルム巻換装置10は、2つ
のパルスモータ140、142とDCモータ144によ
って駆動される。
【0049】図6、図7、及び図14に示すように、パ
ルスモータ140の駆動力は、駆動歯車146、歯車1
48、149を介してトルクリミッター150のシャフ
ト152に取付けられた歯車154へ伝達される。シャ
フト152は、スプールドライバ46へ連結されてい
る。このような構成によって、パルスモータ140の駆
動力がスプールドライバ46へ伝達され、スプール軸4
0が回転される。また、トルクリミッター150は、フ
ィルムFがスプールドライバ46の回転より速く巻き出
されると滑り、巻き換えられるフィルムFに弛みが生じ
させないようにしている。
ルスモータ140の駆動力は、駆動歯車146、歯車1
48、149を介してトルクリミッター150のシャフ
ト152に取付けられた歯車154へ伝達される。シャ
フト152は、スプールドライバ46へ連結されてい
る。このような構成によって、パルスモータ140の駆
動力がスプールドライバ46へ伝達され、スプール軸4
0が回転される。また、トルクリミッター150は、フ
ィルムFがスプールドライバ46の回転より速く巻き出
されると滑り、巻き換えられるフィルムFに弛みが生じ
させないようにしている。
【0050】また、シャフト152には、外周部の所定
の位置にスリットが形成された円形のシャッタ156が
取付けられている。このシャッタ156の外周部を包む
ように、フォトインタラプタ158、160が配設され
ている。このフォトインタラプタ158、160で、ス
プール軸40の回転位置を検出し、カートリッジ24に
収納されたフィルムFの使用状態(現像位置の検出)、
フィルムFの弛み量、及びスプール軸40の回転速度の
変化(中間カートリッジ26にフィルムFが巻き付くと
変化する)を検出する。
の位置にスリットが形成された円形のシャッタ156が
取付けられている。このシャッタ156の外周部を包む
ように、フォトインタラプタ158、160が配設され
ている。このフォトインタラプタ158、160で、ス
プール軸40の回転位置を検出し、カートリッジ24に
収納されたフィルムFの使用状態(現像位置の検出)、
フィルムFの弛み量、及びスプール軸40の回転速度の
変化(中間カートリッジ26にフィルムFが巻き付くと
変化する)を検出する。
【0051】一方、パルスモータ142の駆動力は、駆
動歯車162、歯車166を介してゼネバ機構を構成す
るピン歯車164に伝達される。ピン歯車164のピン
168は、隣接して配置された従動車170の溝172
に入り込んで、間欠的に従動車170を所定角度回転さ
せるようになっている。この従動車170は、ドアドラ
イバ48のシャフト174に固定されており、従動車1
70が回転すると、ドアドライバ48(図3参照)が約
90°回転し、カートリッジ24のドア44を開閉する
ようになっている。
動歯車162、歯車166を介してゼネバ機構を構成す
るピン歯車164に伝達される。ピン歯車164のピン
168は、隣接して配置された従動車170の溝172
に入り込んで、間欠的に従動車170を所定角度回転さ
せるようになっている。この従動車170は、ドアドラ
イバ48のシャフト174に固定されており、従動車1
70が回転すると、ドアドライバ48(図3参照)が約
90°回転し、カートリッジ24のドア44を開閉する
ようになっている。
【0052】また、ピン歯車164には、歯車176が
噛み合っている。この歯車176の表面側の外周部には
ピン178が突設されており、このピン178は、略く
字状のリンク180の一端が回転可能に連結されてい
る。このリンク180の他端には、スライドピン182
が取付けられている。このスライドピン182は、スラ
イドプレート134に連結されており、ガイド溝132
と平行にベースプレート22へ形成された長溝184に
沿って移動するようになっている。
噛み合っている。この歯車176の表面側の外周部には
ピン178が突設されており、このピン178は、略く
字状のリンク180の一端が回転可能に連結されてい
る。このリンク180の他端には、スライドピン182
が取付けられている。このスライドピン182は、スラ
イドプレート134に連結されており、ガイド溝132
と平行にベースプレート22へ形成された長溝184に
沿って移動するようになっている。
【0053】すなわち、歯車176の回転力が、リンク
180によって、スライドプレート134の移動力に変
換される。また、歯車176のピン178が長溝184
を横切る前後で、スライドプレート134が往復移動す
る。従って、歯車176の初期の回転によって、デタッ
チプレート138はカートリッジ24の挿通口42へ進
入しない。このようなリンク機構を構築することによっ
て、1つのパルスモータで、デタッチプレート138を
駆動させ、また、カートリッジ24のドア44を開閉さ
せることができる。
180によって、スライドプレート134の移動力に変
換される。また、歯車176のピン178が長溝184
を横切る前後で、スライドプレート134が往復移動す
る。従って、歯車176の初期の回転によって、デタッ
チプレート138はカートリッジ24の挿通口42へ進
入しない。このようなリンク機構を構築することによっ
て、1つのパルスモータで、デタッチプレート138を
駆動させ、また、カートリッジ24のドア44を開閉さ
せることができる。
【0054】一方、図5に示すように、歯車176の裏
面には、作動ピン177が突設されている。この作動ピ
ン177は、歯車176の回転位置によって、ベースプ
レート22に配設されたロッド186に両端が回転可能
に軸支されたロックプレート188の当り板190と当
接するように配設されている。
面には、作動ピン177が突設されている。この作動ピ
ン177は、歯車176の回転位置によって、ベースプ
レート22に配設されたロッド186に両端が回転可能
に軸支されたロックプレート188の当り板190と当
接するように配設されている。
【0055】また、歯車176のシャフト194には、
外周部の所定の位置にスリットが形成されたシャッタ1
92が取付けられている。このシャッタ192の外周部
を包むように、フォトインタラプタ196、198が配
設されている。このフォトインタラプタ196、198
で、ドアドライバ48の回転位置を検出し、カートリッ
ジ24のドア44の開閉位置を検出し、また、デタッチ
プレート138の挿入位置を検出する。
外周部の所定の位置にスリットが形成されたシャッタ1
92が取付けられている。このシャッタ192の外周部
を包むように、フォトインタラプタ196、198が配
設されている。このフォトインタラプタ196、198
で、ドアドライバ48の回転位置を検出し、カートリッ
ジ24のドア44の開閉位置を検出し、また、デタッチ
プレート138の挿入位置を検出する。
【0056】ロックプレート188の一端にはフック2
00が形成され、ベースプレート22の表側に位置して
いる。また、ロッド186には、コイルばね202が装
着されており、フック200をエジェクトレバー20に
設けられた係止片204を係止する方向へ付勢してい
る。
00が形成され、ベースプレート22の表側に位置して
いる。また、ロッド186には、コイルばね202が装
着されており、フック200をエジェクトレバー20に
設けられた係止片204を係止する方向へ付勢してい
る。
【0057】すなわち、ドアドライバ48及びデタッチ
プレート138の駆動系の一部を構成する歯車176
が、所定の回転位置にあるとき(ドアドライバ48が駆
動する前)、当り板190はコイルばね202の付勢力
に抗して作動ピン177に押され、フック200が係止
片204と非係止状態にある。このため、エジェクトレ
バー20を操作して遮光カバー16を開けることができ
る。
プレート138の駆動系の一部を構成する歯車176
が、所定の回転位置にあるとき(ドアドライバ48が駆
動する前)、当り板190はコイルばね202の付勢力
に抗して作動ピン177に押され、フック200が係止
片204と非係止状態にある。このため、エジェクトレ
バー20を操作して遮光カバー16を開けることができ
る。
【0058】ここで、パルスモータ142が駆動して歯
車176が回転し、ドアドライバ48がカートリッジ2
4のドア44を開放すると、これと同期して歯車176
も回転し、作動ピン177が当り板190から離れる。
これによって、コイルばね202の付勢力でロックプレ
ート188が回転し、フック200が係止片204を係
止する。このため、誤ってエジェクトレバー20を操作
してもスライドしないので、遮光カバー16を開けるこ
とができない。
車176が回転し、ドアドライバ48がカートリッジ2
4のドア44を開放すると、これと同期して歯車176
も回転し、作動ピン177が当り板190から離れる。
これによって、コイルばね202の付勢力でロックプレ
ート188が回転し、フック200が係止片204を係
止する。このため、誤ってエジェクトレバー20を操作
してもスライドしないので、遮光カバー16を開けるこ
とができない。
【0059】また、中間カートリッジ26にフィルムF
が巻き取られると、パルスモータ142が逆転して、歯
車176の作動ピン177が元の位置に戻って当り板1
90を押し戻しフック200と係止片204との係止状
態を解除する。このため、エジェクトレバー20の操作
によって、遮光カバー16が開放可能となる。
が巻き取られると、パルスモータ142が逆転して、歯
車176の作動ピン177が元の位置に戻って当り板1
90を押し戻しフック200と係止片204との係止状
態を解除する。このため、エジェクトレバー20の操作
によって、遮光カバー16が開放可能となる。
【0060】さらに、ロックプレート188の他端に
は、解除片206が設けられている。この解除片206
は、ハウジング12の底面に設けられた解除プレート2
08を操作することで、ばね212で付勢された解除ピ
ン210に押され、ロックプレート188を揺動させ
る。これによって、フック200と係止片204との係
止状態が解除される。このため、暗室内で遮光カバー1
6を開放し、フィルムFのジャム処理をすることができ
る。
は、解除片206が設けられている。この解除片206
は、ハウジング12の底面に設けられた解除プレート2
08を操作することで、ばね212で付勢された解除ピ
ン210に押され、ロックプレート188を揺動させ
る。これによって、フック200と係止片204との係
止状態が解除される。このため、暗室内で遮光カバー1
6を開放し、フィルムFのジャム処理をすることができ
る。
【0061】図7に示すように、DCモータ144の駆
動力は、駆動歯車214、歯車216、及びトルクリミ
ッター218配設された歯車220を介して歯車222
へ伝達される。歯車222のシャフト224は、ローラ
ードライバ47へ連結されている。ローラードライバ4
7の巻取り速度は、カートリッジ24のスプール軸40
の巻き出し速度より速く設定されている。これによっ
て、フィルムFがスムーズに中間カートリッジ26の巻
取りローラー66に巻換えられる。また、トルクリミッ
ター218によって一定の巻取力に制限されているの
で、無理な力がかかることがなく、カートリッジ24の
スプール軸40に係合したフィルムFの係合孔29(図
8参照)が傷付かない。
動力は、駆動歯車214、歯車216、及びトルクリミ
ッター218配設された歯車220を介して歯車222
へ伝達される。歯車222のシャフト224は、ローラ
ードライバ47へ連結されている。ローラードライバ4
7の巻取り速度は、カートリッジ24のスプール軸40
の巻き出し速度より速く設定されている。これによっ
て、フィルムFがスムーズに中間カートリッジ26の巻
取りローラー66に巻換えられる。また、トルクリミッ
ター218によって一定の巻取力に制限されているの
で、無理な力がかかることがなく、カートリッジ24の
スプール軸40に係合したフィルムFの係合孔29(図
8参照)が傷付かない。
【0062】また、歯車220は、ワンウエイクラッチ
228が取付けられた歯車226と噛み合っている。ワ
ンウエイクラッチ228のシャフト106には、ローラ
ーカム108が偏心して取付けられている。
228が取付けられた歯車226と噛み合っている。ワ
ンウエイクラッチ228のシャフト106には、ローラ
ーカム108が偏心して取付けられている。
【0063】このワンウエイクラッチ228は、DCモ
ータ144が正転したときクラッチが切れてシャフト1
06が回転せず、DCモータ144が逆転したとき、ク
ラッチが入ってシャフト106が回転し、ローラーカム
108を偏心回転させる。
ータ144が正転したときクラッチが切れてシャフト1
06が回転せず、DCモータ144が逆転したとき、ク
ラッチが入ってシャフト106が回転し、ローラーカム
108を偏心回転させる。
【0064】このローラーカム108の駆動によって、
移動枠88が押し下げられ、中間カートリッジ26の上
シェル56が閉じるようになっている。
移動枠88が押し下げられ、中間カートリッジ26の上
シェル56が閉じるようになっている。
【0065】また、シャフト106には、外周部の一部
が凹設したストッパ231が取付けられている。このス
トッパ231の凹部233に、アーム236の先端に軸
支されたローラー238が、コイルばね240の付勢力
で係合し、ローラーカム108を所定の位置で停止させ
る。
が凹設したストッパ231が取付けられている。このス
トッパ231の凹部233に、アーム236の先端に軸
支されたローラー238が、コイルばね240の付勢力
で係合し、ローラーカム108を所定の位置で停止させ
る。
【0066】また、シャフト106の端部には、外周部
の所定の位置にスリットが形成された円形のシャッター
232が取付けられている。このシャッター232の外
周部を包むように、フォトインタラプタ234が配設さ
れている。このフォトインタラプタ234で、ローラー
カム108の位置が検出される。さらに、DCモータ1
44の回路で、DCモータ144に流れる電流の変化を
検出するようになっている。
の所定の位置にスリットが形成された円形のシャッター
232が取付けられている。このシャッター232の外
周部を包むように、フォトインタラプタ234が配設さ
れている。このフォトインタラプタ234で、ローラー
カム108の位置が検出される。さらに、DCモータ1
44の回路で、DCモータ144に流れる電流の変化を
検出するようになっている。
【0067】次に、本形態に係るフィルム巻換装置10
の作用を、図12〜図13のフローチャート、図14か
ら図19の作動図、及び図6のブロック図を参照して説
明する。
の作用を、図12〜図13のフローチャート、図14か
ら図19の作動図、及び図6のブロック図を参照して説
明する。
【0068】先ず、電源スイッチ260をオンし、露光
済のフィルムFが収納されたカートリッジ24と中間カ
ートリッジ26を、送出ホルダー28と巻取ホルダー3
0へ装填し、遮光カバー16を閉じる。このとき、中間
カートリッジ26は、図11に示すような治具250で
上シェル56を予め開けてセットする。
済のフィルムFが収納されたカートリッジ24と中間カ
ートリッジ26を、送出ホルダー28と巻取ホルダー3
0へ装填し、遮光カバー16を閉じる。このとき、中間
カートリッジ26は、図11に示すような治具250で
上シェル56を予め開けてセットする。
【0069】この治具250は、中間カートリッジ26
が嵌まり込む収納部252を備えており、この収納部2
52の両側には、一対の操作アーム256が揺動可能に
設けられている。この操作アーム256の自由端側に
は、押しピン258が互いに対面するように突設されて
おり、操作アーム256を指で挟むと、押しピン258
が中間カートリッジ26の係止孔64に入り込んで、爪
62を内側に押し込んで、上シェル56を開放状態とす
る(図10参照)。
が嵌まり込む収納部252を備えており、この収納部2
52の両側には、一対の操作アーム256が揺動可能に
設けられている。この操作アーム256の自由端側に
は、押しピン258が互いに対面するように突設されて
おり、操作アーム256を指で挟むと、押しピン258
が中間カートリッジ26の係止孔64に入り込んで、爪
62を内側に押し込んで、上シェル56を開放状態とす
る(図10参照)。
【0070】次に、スタートスイッチ262をオンにす
ると、ステップ300では、ハウジング12に設けられ
たマイクロスイッチ264が遮光カバー16に押された
か否かで、遮光カバー16が閉じられハウジング12内
が遮光状態となったかどうか判断される。否定される
と、ステップ304でエラー表示をする。
ると、ステップ300では、ハウジング12に設けられ
たマイクロスイッチ264が遮光カバー16に押された
か否かで、遮光カバー16が閉じられハウジング12内
が遮光状態となったかどうか判断される。否定される
と、ステップ304でエラー表示をする。
【0071】肯定されると、ステップ302で、中間カ
ートリッジ26を装填して移動枠88が上方に持ち上げ
られたか否かを図示しないフォトインタラプタで検出
し、上シェル56が開放している否かを判断する。中間
カートリッジ26の上シェル56が開放していない場
合、ステップ304でエラー表示をする。
ートリッジ26を装填して移動枠88が上方に持ち上げ
られたか否かを図示しないフォトインタラプタで検出
し、上シェル56が開放している否かを判断する。中間
カートリッジ26の上シェル56が開放していない場
合、ステップ304でエラー表示をする。
【0072】ステップ302で肯定されると、ステップ
306でパルスモータ142を正転して、ドアドライバ
48を回転させ中間カートリッジ26のドア44を開放
する。
306でパルスモータ142を正転して、ドアドライバ
48を回転させ中間カートリッジ26のドア44を開放
する。
【0073】これと同期して、図15に示すように、ロ
ックプレート188が揺動し、フック200がエジェク
トレバー20に設けられた係止板204を係止する。こ
のため、カートリッジ24のドア44が開放した状態
で、遮光カバー16が不用意に開けられることがない。
ックプレート188が揺動し、フック200がエジェク
トレバー20に設けられた係止板204を係止する。こ
のため、カートリッジ24のドア44が開放した状態
で、遮光カバー16が不用意に開けられることがない。
【0074】次に、ステップ308において、フォトイ
ンタラプタ196でギア176の回転量を検出し、ドア
44が完全に開放したか否か判断する。
ンタラプタ196でギア176の回転量を検出し、ドア
44が完全に開放したか否か判断する。
【0075】肯定されると、ステップ310でパルスモ
ータ142を停止し、ステップ312で、DCモータ1
44とパルスモータ140を駆動し、ローラードライバ
47を中間カートリッジ26の巻取りローラー66を巻
き取る方向へ回転させ、また、スプールドライバ46を
カートリッジ24のスプール軸40を巻き出す方向へ回
転させる。
ータ142を停止し、ステップ312で、DCモータ1
44とパルスモータ140を駆動し、ローラードライバ
47を中間カートリッジ26の巻取りローラー66を巻
き取る方向へ回転させ、また、スプールドライバ46を
カートリッジ24のスプール軸40を巻き出す方向へ回
転させる。
【0076】次に、ステップ314で、フィルムFが搬
送路114に到ったかが、ローラー126位置を検出す
るマイクロスイッチ128で検出される。所定時間後
に、フィルムFが搬送路114にないとき、ステップ3
04でエラー表示される。
送路114に到ったかが、ローラー126位置を検出す
るマイクロスイッチ128で検出される。所定時間後
に、フィルムFが搬送路114にないとき、ステップ3
04でエラー表示される。
【0077】ステップ314で肯定されると、ステップ
315では、スプール軸40の回転速度の変化をフォト
インタラプタ158、160で監視し、回転速度が速く
なったら(中間カートリッジ26側にフィルムFが巻き
付くと、巻取りローラー66の回転速度に変わる)、ス
テップ316でパルスモータ140を停止し、スプール
軸40の巻き出しを停止する。
315では、スプール軸40の回転速度の変化をフォト
インタラプタ158、160で監視し、回転速度が速く
なったら(中間カートリッジ26側にフィルムFが巻き
付くと、巻取りローラー66の回転速度に変わる)、ス
テップ316でパルスモータ140を停止し、スプール
軸40の巻き出しを停止する。
【0078】ステップ318では、DCモータ144に
流れる電流を検出し、流れる電流が増加したか否か判断
する。このように、電流の変化を検出することで、フィ
ルムFがカートリッジ24から全て引き出されているこ
とが判断できる。
流れる電流を検出し、流れる電流が増加したか否か判断
する。このように、電流の変化を検出することで、フィ
ルムFがカートリッジ24から全て引き出されているこ
とが判断できる。
【0079】肯定されると、ステップ320でDCモー
タ144を停止し、図16に示す状態で、巻取りローラ
ー66によるフィルムFの巻取を停止する。
タ144を停止し、図16に示す状態で、巻取りローラ
ー66によるフィルムFの巻取を停止する。
【0080】次に、ステップ322で、図17に示すよ
うに、DCモータ144を逆転させローラーカム108
を駆動して移動枠88を押圧し、中間カートリッジ26
の上シェル56を閉じながら、パルスモータ140を逆
転させスプール軸40を巻取方向へ回転させる。
うに、DCモータ144を逆転させローラーカム108
を駆動して移動枠88を押圧し、中間カートリッジ26
の上シェル56を閉じながら、パルスモータ140を逆
転させスプール軸40を巻取方向へ回転させる。
【0081】ステップ324では、フォトインタラプタ
234でローラーカム108が基準位置、すなわち、ロ
ーラーカム108が上シェル56を閉止したかを判断
し、ステップ326でDCモータ144を停止させる。
234でローラーカム108が基準位置、すなわち、ロ
ーラーカム108が上シェル56を閉止したかを判断
し、ステップ326でDCモータ144を停止させる。
【0082】次に、ステップ328でスプール軸40が
所定角度回転したか否かを検出して、ステップ330
で、パルスモータ140を停止して、スプール軸40の
巻取方向の回転を止める。
所定角度回転したか否かを検出して、ステップ330
で、パルスモータ140を停止して、スプール軸40の
巻取方向の回転を止める。
【0083】ステップ332では、パルスモータ140
を所定パルス正転させ、スプール軸40を巻出し方向へ
回転させる。これによって、図18に示すように、スプ
ール軸40のスリット孔54がデタッチプレート138
の挿入方向と一致し、また、中間カートリッジ26の上
シェル56が閉じているので、デタッチに必要な弛みが
フィルムFに生じる。
を所定パルス正転させ、スプール軸40を巻出し方向へ
回転させる。これによって、図18に示すように、スプ
ール軸40のスリット孔54がデタッチプレート138
の挿入方向と一致し、また、中間カートリッジ26の上
シェル56が閉じているので、デタッチに必要な弛みが
フィルムFに生じる。
【0084】ステップ334では、パルスモータ142
を正転させ、リンク180を介してスライドプレート1
34をスライドさせて、デタッチプレート138をカー
トリッジ24内へ、挿通口42から挿入させる。
を正転させ、リンク180を介してスライドプレート1
34をスライドさせて、デタッチプレート138をカー
トリッジ24内へ、挿通口42から挿入させる。
【0085】ステップ336では、フォトインタラプタ
196でデタッチプレート138がスプール軸40のス
リット孔54へ挿入されたか否かを判断する。肯定され
ると、ステップ340で、デタッチプレート138の挿
入を停止する。このとき、フィルムFの係合孔29と突
起60との係合状態は解除されている。
196でデタッチプレート138がスプール軸40のス
リット孔54へ挿入されたか否かを判断する。肯定され
ると、ステップ340で、デタッチプレート138の挿
入を停止する。このとき、フィルムFの係合孔29と突
起60との係合状態は解除されている。
【0086】ステップ342では、DCモーター144
を正転させ、巻取りローラー66を巻取方向へ回転さ
せ、フィルムFを巻き取る。ここで、ステップ334
で、ローラー126の位置をマイクロスイッチ128で
検出し、フィルムFの後端が搬送路114内にあるか否
かを判断し、図18に示すように、フィルムFの後端が
ローラー126を通過すると、ステップ346で、DC
モーター144を停止させる。これによって、ベロが出
た状態でフィルムFが中間カートリッジ26に巻換えら
れる。
を正転させ、巻取りローラー66を巻取方向へ回転さ
せ、フィルムFを巻き取る。ここで、ステップ334
で、ローラー126の位置をマイクロスイッチ128で
検出し、フィルムFの後端が搬送路114内にあるか否
かを判断し、図18に示すように、フィルムFの後端が
ローラー126を通過すると、ステップ346で、DC
モーター144を停止させる。これによって、ベロが出
た状態でフィルムFが中間カートリッジ26に巻換えら
れる。
【0087】次に、ステップ348で、パルスモータ1
42を逆転してデタッチプレート138の先端をカート
リッジ24から退避させる。次に、ステップ350で、
パルスモータ140を逆転しスプール軸40を回転さ
せ、ステップ352で、スプール軸40が現像済位置ま
で回転したか否かを判断する。
42を逆転してデタッチプレート138の先端をカート
リッジ24から退避させる。次に、ステップ350で、
パルスモータ140を逆転しスプール軸40を回転さ
せ、ステップ352で、スプール軸40が現像済位置ま
で回転したか否かを判断する。
【0088】肯定されると、ステップ354で、スプー
ル軸40の回転を停止し、ステップ356でカートリッ
ジ24のドア44を閉止する。このように、スプール軸
40を現像済位置、すなわち、現像処理されたフィルム
Fの後端をカートリッジ24の挿通口42から入れたと
き、スリット孔54が対応する位置にセットすること
で、アタッチ(現像処理されたフィルムFをカートリッ
ジ24に収納する作業)が容易となる。
ル軸40の回転を停止し、ステップ356でカートリッ
ジ24のドア44を閉止する。このように、スプール軸
40を現像済位置、すなわち、現像処理されたフィルム
Fの後端をカートリッジ24の挿通口42から入れたと
き、スリット孔54が対応する位置にセットすること
で、アタッチ(現像処理されたフィルムFをカートリッ
ジ24に収納する作業)が容易となる。
【0089】ステップ358で、ドア44が閉止された
ことを確認して、ステップ360で、パルスモータ14
2を停止してドアドライバ48を停止し、処理を終了す
る。
ことを確認して、ステップ360で、パルスモータ14
2を停止してドアドライバ48を停止し、処理を終了す
る。
【0090】このように、カートリッジ24と中間カー
トリッジ26とを装填するだけで、巻換え操作が自動的
になされるので、操作者の手間が省かれる。
トリッジ26とを装填するだけで、巻換え操作が自動的
になされるので、操作者の手間が省かれる。
【0091】また、遮光カバー16を開放すれば、カー
トリッジ24と中間カートリッジ26とがホップアップ
するので、簡単に取り出すことができる。
トリッジ24と中間カートリッジ26とがホップアップ
するので、簡単に取り出すことができる。
【0092】なお、暗室で巻換え作業するのであれば、
中間カートリッジ26を装填せず、従来のように、カー
トリッジ24から露光済のフィルムFを引き出しそのま
ま現像処理するようにしてもよい。
中間カートリッジ26を装填せず、従来のように、カー
トリッジ24から露光済のフィルムFを引き出しそのま
ま現像処理するようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、フィルム
Fをロール状にして顧客に返却する工程の一部を効率よ
く半自動で行うことができ、且つコンパクトで使い勝手
が良い。
Fをロール状にして顧客に返却する工程の一部を効率よ
く半自動で行うことができ、且つコンパクトで使い勝手
が良い。
【図1】本形態に係るフィルム巻換装置の全体斜視図で
ある。
ある。
【図2】本形態に係るフィルム巻換装置の遮光カバーが
開放した状態を示す全体斜視図である。
開放した状態を示す全体斜視図である。
【図3】本形態に係るフィルム巻換装置の巻取機構を示
した平面図である。
した平面図である。
【図4】本形態に係るフィルム巻換装置の搬送路の構造
を示した側面図である。
を示した側面図である。
【図5】本形態に係るフィルム巻換装置のロック機構を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図6】本形態に係るフィルム巻換装置の概略ブロック
図である。
図である。
【図7】本形態に係るフィルム巻換装置の駆動機構を示
した平面図である。
した平面図である。
【図8】カートリッジのスプール軸とデタッチプレート
及びフィルムFとの関係を示した斜視図である。
及びフィルムFとの関係を示した斜視図である。
【図9】カートリッジの側面図である。
【図10】中間カートリッジの斜視図である。
【図11】中間カートリッジの上シェルを開放するため
の治具を示した平面図である。
の治具を示した平面図である。
【図12】本形態に係るフィルム巻換装置の作用を説明
したフローチャートである。
したフローチャートである。
【図13】本形態に係るフィルム巻換装置の作用を説明
したフローチャートである。
したフローチャートである。
【図14】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明
した平面図である。
した平面図である。
【図15】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明
した平面図である。
した平面図である。
【図16】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明
した平面図である。
した平面図である。
【図17】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明
した平面図である。
した平面図である。
【図18】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明
した平面図である。
した平面図である。
【図19】本形態に係るフィルム巻換装置の動きを説明
した平面図である。
した平面図である。
12 ハウジング 16 遮光カバー 24 カートリッジ 26 中間カートリッジ 28 送出ホルダー(フィルム送出部) 30 巻取ホルダー(フィルム巻取部) 46 スプールドライバ(フィルム巻取部) 47 ローラードライバ 48 ドアドライバ(開閉手段) 66 巻取りローラー 108 ローラーカム 110 移動搬送板 112 固定搬送板 118 ガイド板 124 ピン(折曲げ手段) 126 ローラー 128 マイクロスイッチ(検出手段) 138 デタッチプレート(デタッチ手段) 144 搬送路(フィルム搬送部) 188 ロックプレート(ロック手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 カートリッジが上方から落し込まれて装
填され、スプール軸に巻き取られたフィルムを送り出す
フィルム送出部と、前記フィルム送出部から送り出され
たフィルムを巻き取る中間カートリッジが上方から落し
込まれ装填されるフィルム巻取部と、前記フィルム送出
部と前記フィルム巻取部との間に設けられるフィルム搬
送部と、前記フィルム送出部に装填された前記カートリ
ッジのスプール軸に係合したフィルムの後端を外すデタ
ッチ手段と、前記フィルム送出部、前記フィルム巻取
部、及びフィルム搬送部が収納されるハウジングと、前
記ハウジングの開口を遮蔽しハウジング内を遮光状態と
する開閉可能な遮光カバーと、を有するフィルム巻換装
置。 - 【請求項2】 前記カートリッジのドアを開閉する開閉
手段と、前記開閉手段の動作と連動して前記遮光カバー
をロックし、フィルムが中間カートリッジに巻き取られ
ると遮光カバーのロック状態を解除し遮光カバーを開放
可能とするロック手段と、を有することを特徴とする請
求項1に記載のフィルム巻換装置。 - 【請求項3】 前記遮光カバーの裏面に、遮光カバーの
閉止動作によって前記フィルム送出部に装填された前記
カートリッジの爪を折り曲げる折曲げ手段が設けられた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィル
ム巻換装置。 - 【請求項4】 前記フィルム搬送部が、前記フィルムの
一面と面する固定搬送板と、前記フィルムの他面と面す
ると共に傾倒可能とされた移動搬送板と、前記遮光カバ
ーの裏面に設けられ遮光カバーの閉止動作によって前記
固定搬送板と前記移動搬送板が構成する搬送路の側面を
遮蔽し前記フィルムの振れを阻止するガイド板と、揺動
可能に支持され前記搬送路の側面から搬送路内へ突出し
前記フィルムの幅方向の端部に付勢力を付与された状態
で当接するローラーと、前記ローラーの位置を検出する
位置検出手段と、を有することを特徴とする請求項1〜
請求項3の何れかに記載のフィルム巻換装置。 - 【請求項5】 前記フィルム巻取部が、前記中間カート
リッジの巻取りローラーと係合するローラードライバ
と、前記ローラードライバを回転させるモータと、前記
モータへ流れる電流の変化を検出する電流検出手段と、
を有することを特徴と請求項1〜請求項4の何れかに記
載のフィルム巻換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27602295A JP3571431B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | フィルム巻換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27602295A JP3571431B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | フィルム巻換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09120145A true JPH09120145A (ja) | 1997-05-06 |
JP3571431B2 JP3571431B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=17563709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27602295A Expired - Fee Related JP3571431B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | フィルム巻換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3571431B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP27602295A patent/JP3571431B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3571431B2 (ja) | 2004-09-29 |
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