JPH09120144A - フィルム巻換装置 - Google Patents

フィルム巻換装置

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Publication number
JPH09120144A
JPH09120144A JP7276021A JP27602195A JPH09120144A JP H09120144 A JPH09120144 A JP H09120144A JP 7276021 A JP7276021 A JP 7276021A JP 27602195 A JP27602195 A JP 27602195A JP H09120144 A JPH09120144 A JP H09120144A
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JP
Japan
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cartridge
film
container
shaft
arrow
Prior art date
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Pending
Application number
JP7276021A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Seto
泉 瀬戸
Takashi Wada
孝 和田
Takeshi Tanabe
剛 田辺
Hiroki Endo
弘樹 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7276021A priority Critical patent/JPH09120144A/ja
Publication of JPH09120144A publication Critical patent/JPH09120144A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジからフィルムを引き出して中間
カートリッジに巻き換える作業を効率良く行う。 【解決手段】 カートリッジ入口8から挿入したカート
リッジ14をカートリッジ搬送装置9でチャッキング位
置12に搬送し、中間カートリッジ入口884から挿入
した中間カートリッジ500を中間カートリッジ搬送装
置11でチャッキング位置13に搬送する。カートリッ
ジ14のスプール軸を回転してフィルムを送り出し、フ
ィルム搬送装置700を介して中間カートリッジ500
へ巻き取る。デタッチパーフォレーションを検出したら
フィルムの搬送を停止し、デタッチ装置803でスプー
ル軸からフィルムを分離する。再びフィルムを搬送し、
中間カートリッジ500へフィルムを巻き取る。空のカ
ートリッジ14は、カートリッジ搬送装置9でカートリ
ッジ用コンテナ200へ格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジから
フィルムを引き出して中間カートリッジに巻き換えるフ
ィルム巻換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現像済みのネガフィルムは、切断
されてピースネガとして顧客に返却されるようになって
いた。
【0003】近年、このようにネガフィルムを切断しな
い方式として、現像済みのネガフィルムをカートリッジ
に収容した状態で返却する新方式が提案されている。こ
のようにすれば、所定の長さに切断する作業や、再プリ
ントを行うときにピースネガを繋ぎ合わせる煩雑な作業
が不要となる。
【0004】この新方式では、フィルムの現像を行う場
合に、カートリッジのスプール軸からフィルムを分離す
る必要がある。
【0005】しかし、スプール軸から外したフィルムは
未現像であるため、自動現像機に挿入するまで光を当て
ることができず、取扱に多大な注意を要する。このた
め、遮光されたボックス内でフィルムを取り出し、中間
カートリッジと呼ばれる遮光性のカートリッジにフィル
ムを巻き換え、この中間カートリッジを自動現像機にセ
ットする方式が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多量の
処理を行う現像所においてこのような巻換え作業を効率
的に行う使い勝手の良い装置は提案されていなかった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、カートリッジ
からフィルムを引き出して中間カートリッジに巻き換え
る作業を効率良く行うことのできるフィルム巻換装置を
提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カートリッジに収納されたフィルムを中間カートリ
ッジに巻き換えるフィルム巻換装置であって、複数の前
記カートリッジを格納するカートリッジ用コンテナと、
前記カートリッジ用コンテナを着脱自在とするカートリ
ッジ用コンテナ装填部と、前記カートリッジを保持する
カートリッジ保持部と、前記保持部に保持された前記カ
ートリッジのスプール軸を回転させ、前記スプール軸に
巻き取られた前記フィルムを前記カートリッジから送り
だすフィルム送出手段と、前記中間カートリッジを保持
する中間カートリッジ保持部と、前記中間カートリッジ
保持部に保持された前記中間カートリッジに前記フィル
ムを巻き取る巻取手段と、前記カートリッジから送り出
された前記フィルムを前記保持部に保持された前記中間
カートリッジに向けて搬送する搬送手段と、前記スプー
ル軸からフィルムを分離するフィルム分離手段と、前記
コンテナ装填部に装填された前記コンテナと前記カート
リッジ保持部との間で前記カートリッジを移動する移動
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】次に請求項1に記載のフィルム巻換装置の
作用を説明する。請求項1に記載のフィルム巻換装置で
は、先ず空のカートリッジ用コンテナをカートリッジ用
コンテナ装填部に装填し、カートリッジ保持部にフィル
ムの収容されたカートリッジを装填し、中間カートリッ
ジ保持部に空の中間カートリッジを装填する。装填が終
了すると、フィルム送出手段がカートリッジ保持部に装
填されたカートリッジのスプール軸を回転させ、スプー
ル軸に巻き取られたフィルムをカートリッジから送り出
す。搬送手段がカートリッジから送り出されたフィルム
を中間カートリッジに向けて搬送すると、巻取手段がフ
ィルムを中間カートリッジに巻き取る。その後、所定位
置でフィルムの搬送が一旦停止し、フィルム分離手段が
スプール軸からフィルムを分離する。フィルムの分離
後、巻取手段がフィルムを更に巻き取ることで、中間カ
ートリッジへのフィルムの巻き換えが終了する。なお、
フィルムを巻き取った中間カートリッジは、中間カート
リッジ保持部から外して次工程(現像工程等)へ廻す。
【0010】また、移動手段は、フィルムの外されたカ
ートリッジをカートリッジ保持部からカートリッジ用コ
ンテナへ移動して格納する。
【0011】このフィルム巻換装置では、上記動作を所
定回繰り返す事で、カートリッジ用コンテナに所定個数
(1ロット分)のカートリッジを格納することができ
る。また、空のカートリッジは、カートリッジ用コンテ
ナによって所定個数(1ロット)単位で次工程(取り外
したフィルムを再びカートリッジ内に巻き取る工程等)
へ廻すことができるため、効率的に作業を行うことがで
きる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のフィルム巻換装置において、前記カートリッジに付与
されたカートリッジ識別用のカートリッジIDを読み取
るカートリッジID読取手段と、前記フィルムの磁気記
録部に前記カートリッジIDで読み取った前記カートリ
ッジIDを記録する記録手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0013】次に請求項2に記載のフィルム巻換装置の
作用を説明する。請求項2に記載のフィルム巻換装置で
は、カートリッジID読取手段がカートリッジに付与さ
れたカートリッジ識別用のIDを読み取り、記録手段
は、カートリッジID読取手段で読み取ったIDをフィ
ルムの磁気記録部に記録する。
【0014】このため、後工程でカートリッジのIDと
フィルムの磁気記録部に記録されたIDとを照合するこ
とで、最初に収納されていたカートリッジにフィルムを
巻き取ることが可能となる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のフィルム巻換装置において、前
記カートリッジ用コンテナには前記カートリッジの現像
済み表示板を折る突起が設けられており、前記移動手段
は前記カートリッジを前記カートリッジ用コンテナに押
し込んだときに前記表示板を折ることを特徴としてい
る。
【0016】次に請求項3に記載のフィルム巻換装置の
作用を説明する。請求項3に記載のフィルム巻換装置で
は、移動手段がカートリッジをカートリッジ用コンテナ
に押し込むと、カートリッジ用コンテナに設けられた突
起によってカートリッジの現像済み表示板が折られる。
このため、現像済み表示板を折る作業を効率化できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図を参照しながら本実施
形態に係る自動フィルム巻換装置10を説明する。
【0018】図1及び図2に示すように、自動フィルム
巻換装置10は、内部が遮光されたケーシング1を備え
ている。
【0019】図1に示すように、ケーシング1の正面中
央には、開閉可能に操作パネル2が設けられている。操
作パネル2には、装置の操作方法、動作状況、警告等を
表示する表示装置4及び機器の操作を行うスイッチ類か
らなる入力部6が取り付けられている。
【0020】操作パネル2に向かって左側(図の矢印L
方向側)には後述するカートリッジ14を挿入するカー
トリッジ入口8が設けられており、図2に示すように操
作パネル2に向かって右側(図の矢印R方向側)には後
述する中間カートリッジ500を挿入する中間カートリ
ッジ入口884が設けられている。
【0021】カートリッジ入口8の奥側(矢印B方向
側)には、後述するカートリッジ用コンテナ200を装
填するカートリッジ用コンテナ装填部300が設けられ
ており、中間カートリッジ入口884の奥側(矢印B方
向側)には、後述する中間カートリッジ500を装填す
る中間カートリッジ用コンテナ装填部876が設けられ
ている。
【0022】図3に示すように、ケーシング1の内部中
央には、フィルムFを搬送するフィルム搬送装置700
が設けられており、フィルム搬送装置700の左側(矢
印L方向側)にはカートリッジ搬送装置9が設けられて
おり、フィルム搬送装置700の右側(矢印R方向側)
には中間カートリッジ搬送装置11が設けられている。
また、フィルム搬送装置700のカートリッジ搬送装置
9側の下方には、デタッチ装置803が設けられてい
る。
【0023】なお、カートリッジ搬送装置9のフィルム
搬送装置700側はカートリッジ14のチャッキング位
置12であり、中間カートリッジ搬送装置11のフィル
ム搬送装置700側は中間カートリッジ500のチャッ
キング位置13である。 (カートリッジ及びフィルム)まず、本実施形態の自動
フィルム巻換装置10に用いるカートリッジ14及びフ
ィルムFの概略を図4乃至図8を参照しながら説明す
る。
【0024】図4(A)乃至図4(C)及び図5に示さ
れるように、カートリッジ14は、カバー18A、18
Bを重ね合わせて略円筒状に形成されたケーシング20
を備えている。このケーシング20は、接線方向に突出
した突出部22を備え、この突出部22の先端には、ケ
ーシング20の軸線方向に沿ったスリット状の挿通口2
8が形成されている。この挿通口28は、通常、ドア3
0によって閉止されており、これによってケーシング2
0内が遮光状態となっている。また、ケーシング20内
のスプール軸16は、ケーシング20の軸方向の両端を
閉塞する側壁24、26に回転可能に支持されている。
【0025】突出部22には、側壁24、26の間にド
アシャフト32が掛け渡されて回転可能に支持されてい
る。このドアシャフト32はドア30と一体回転するよ
うになっており、ドアシャフト32と共にドア30が回
動して挿通口28が開閉される。なお、ドアシャフト3
2の側壁24、26から露出した先端には、ドアシャフ
ト32を回転する手段(後述するドアドライバ442)
の係合用のキー孔34が形成されている。
【0026】このケーシング20は、側壁24、26の
ドアシャフト32の支持位置、スプール軸16の支持位
置及び突出部22と反対側の端部を結ぶ線に沿ってカバ
ー18A、18Bに分割されている。
【0027】また、図4(C)に示されるように、ケー
シング20の一方の側壁26の突出部22と反対側の端
部には、カバー18A、18Bに形成された切欠によっ
てノッチ孔36が形成され、また、カバー18Bには、
このノッチ孔36を覆う表示板38が延設されている。
この表示板38は、ケーシング20の軸心側が細幅の接
合部38Aで結合され、外周部側が太幅の接合部38B
で結合されている。
【0028】この表示板38は、カートリッジ14内に
現像処理の終了したフィルムFを収容しているときに
は、接合部38A側を切り離し、表示板38をノッチ孔
36内へ押し込み折り曲げるようになっている。これに
よって、カートリッジ14内のフィルムFが現像の終了
したものであるか、現像処理前のものであるかをケーシ
ング20の外から判断できるようにしている。
【0029】また、側壁26には、スプール軸16の周
囲に表示孔40A、40B、40C、40Dが等間隔で
穿設されている(以下総称するときには「表示孔40」
と言う)。これらの表示孔40は、カートリッジ14に
収容しているフィルムFがいずれの状態であるかを表示
するのに用いられる。例えば、丸孔の表示孔40Aは、
未露光、半円状の表示孔40Bは一部露光済、X状の表
示孔40Cは露光済で未現像、矩形状の表示孔40Dは
現像済であることを示す。これによって、カートリッジ
14内に収容しているフィルムFが何れの露光状態又は
処理状態にあるかを判断することができるようになって
いる。
【0030】一方、図6(A)及び図6(B)には、ケ
ーシング20内に配置しているスプール軸16を示して
いる。このスプール軸16は、軸方向(図6(A)の紙
面左右方向)の中間部がフィルムFを巻き取る巻取部4
2であり、この巻取部42の両側には、フランジ部44
が設けられている。
【0031】図6(A)に示すように、フランジ部44
には、弾性変形可能な薄肉の樹脂で形成された可撓性フ
ランジ72が取り付けられている。可撓性フランジ72
は、外周部分が内側に折り曲げられており、図7(A)
に示すように端部72AがフィルムFの側端部に弾性的
に押圧されている。
【0032】フィルムFには、リーダー側の端部FRか
ら所定寸法離間した位置にノッチ74が形成されてい
る。このため、フィルムFがスプール軸16巻き取られ
てゆくと、最終的には図7(B)に示すように可撓性フ
ランジ72の端部72AがフィルムFのノッチ74に嵌
まり込み、それ以上はスプール軸16が回転してもフィ
ルムFは巻き取られないようになっている。
【0033】また、スプール軸16には、ケーシング2
0の側壁26側の端部に小径のリング48が取り付けら
れている。図4(C)及び図6(B)にも示すように、
このリング48には、半径方向の外方に所定幅で突出す
る白色板50が一体的に設けられている。図4(C)に
示されるように、この白色板50は、スプール軸16を
中心にした回転位置によって何れかの表示孔40と重な
って、重なった表示孔40内に白色部分を露出する。こ
の白色板50の露出位置によって前記したカートリッジ
14内のフィルムFの処理状態を明示している。
【0034】図5に示すように、リング48には歯車部
48A形成されており、ドア30が閉められるとカバー
18Bに取り付けられたスプールロック76が歯車部4
8Aに噛み合い、所定以下のトルクでは回転しないよう
になっている。一方、ドア30が開けられるとスプール
ロック76が歯車部48Aから離れ、スプール軸16は
スムーズに回転できるようになっている。
【0035】図6(A)及び図6(B)に示されるよう
に、スプール軸16の巻取部42には、軸線方向に沿っ
たスリット孔52が形成されており、巻取部42は、こ
のスリット孔52によって太幅の巻取部本体42Bと細
幅の係合部42Aに分割されている。また、係合部42
Aには、軸線方向の中間部で分割されてそれぞれの先端
が巻取部本体42Bへ向けてスリット孔52の開口幅を
狭める方向に突出した押さえ部54が形成されている。
一方、巻取部本体42Bには、押さえ部54の軸線方向
に沿った外側に、スリット孔52の開口幅を狭める方向
に突出した突起部56が対で形成されている。この突起
部56は、スプール軸の軸線方向に沿って見たときに前
記した押さえ部54と重なり合うようになっている。
【0036】図4(B)及び図5に示すように、ケーシ
ング20の外周面には、ラベル78が貼り付けられてい
る。図4(B)に示すように、ラベル78には、カート
リッジ14を識別するためのカートリッジID(識別番
号)の含まれたバーコード80がカバー18B側に2段
印刷されている。なお、バーコード80には、カートリ
ッジIDの他に、メーカーコード、撮影枚数、フィルム
感度、フィルム種類等の情報が含まれている。
【0037】図8に示すように、フィルムFのトレーラ
ー側の端部FTには、幅方向の中央部にフィルムFをス
プール軸16へ係止するときに用いられる長孔58が穿
設されている。
【0038】この長孔58の幅方向の両側には、係合孔
60が穿設されている。この係合孔60は、フィルムF
のトレーラー側の端部FTをスプール軸16のスリット
孔52へ挿入したときに、図6(A)に示すように、前
記した突起部56がそれぞれ入り込むようになってい
る。また、このときフィルムFの係合孔60の間は押さ
え部54が当接して、突起部56の抜け止めの役目をし
てフィルムFのトレーラー側の端部FTをスプール軸1
6に係合させるようになっている。
【0039】なお、図6(B)に示されるように、突起
部56の先端56Aは、フィルムFの引出し方向(矢印
R方向)と反対方向に突出した形状となってフィルムF
の抜け防止が施されている。
【0040】フィルムFは、トレーラー側の端部FTが
前記したようにスプール軸16に係合した状態でスプー
ル軸16に巻き取られてカートリッジ14内に収容され
ている。
【0041】図4(A),(C)に示すように、カート
リッジ14には、側壁24、26から露出するスプール
軸16の端面にキー孔62が形成されており、このキー
孔62に係合した場合にスプール軸16に回転力を伝達
することができるようになっている。
【0042】なお、図8に示されるように、フィルムF
には、画像コマ64の位置を明示するパーフォレーショ
ン66が所定間隔で幅方向の一端部に形成されており、
このパーフォレーション66は、画像の露光やプリント
作業を行うときの画像コマ64の位置決めに用いられる
ようになっている。
【0043】また、最終の画像コマ64より端部FT側
には、前記パーフォレーション66と反対側にアラウン
ドパーフォレーション68が穿設されており、この位置
よりもトレーラー側には画像が記録されていないこと、
または画像を記録しないことを明示している。
【0044】また、フィルムFには、トレーラー側の端
部FTから一定の間隔Tだけ離れた位置にデタッチパー
フォレーション70が穿設されており、このデタッチパ
ーフォレーション70を検出すればフィルムFのトレー
ラー側の端部FTの位置を正確に判断できるようにして
いる。なお、フィルムFのトレーラー側の端部FTの幅
方向の両端は、スプール軸16のスリット孔52への挿
入を容易にするために傾斜している。
【0045】さらに、このフィルムFには、透明な磁気
記録層が設けられており、フィルムFの幅方向の両端部
で、画像コマ64に掛からない領域を磁気トラックとし
て用いるようになっている。
【0046】ここで、パーフォレーション66の形成さ
れている側には現像所用の磁気トラック80が設けられ
ている。また、パーフォレーション66の形成されてい
る側とは反対側には、カメラ用の磁気トラック82が設
けられている。
【0047】また、端部FT側の画像コマ64のパーフ
ォレーション66よりも端部FT側、及び端部FR側の
画像コマ64のパーフォレーション66よりも端部FR
側には、それぞれフィルムFを識別するためのフィルム
IDを記録する磁気トラック88が設けられている。さ
らに、これら磁気トラック88の反対側には、バーコー
ド90が設けられている。このバーコード90は、フィ
ルムFを識別するためのフィルムIDを含むものであ
り、フィルムFの製造段階で予め潜像として形成されて
おり、現像処理することで顕像化されるものである。
【0048】さらに、フィルムFには、磁気トラック8
2と同じ位置に、バーコード92が記録されている。こ
のバーコード92は、画像コマ64のコマナンバー、製
造メーカー、フィルム種等を表すものであり、フィルム
Fの製造段階で予め潜像として形成されており、現像処
理することで顕像化されるものである。 (カートリッジ用コンテナ)図9、図10及び図11に
示すように、カートリッジ用コンテナ200は、本体2
02と、この本体202に着脱自在とされたカバー20
4とから構成されており、各々合成樹脂の成形品であ
る。
【0049】図10に示すように、本体202は円筒状
を呈しており、外周側にはカートリッジ14を収納する
複数個のカートリッジ格納部206が周方向に沿って所
定間隔で20個設けられている。カートリッジ格納部2
06は、カートリッジ14をカバー204側から軸方向
に沿って挿入可能なように開口している。
【0050】カートリッジ格納部206には、収納した
カートリッジ14のバーコード80が見えるように外周
側に窓208が形成されている。図9に示すように、こ
の窓208の近傍には、カートリッジ格納部206の番
号206A(本実施形態では1〜20番)が付与されて
いる。
【0051】図12に示すように、カートリッジ格納部
206の内壁面には、カートリッジ押え214が設けら
れている。このカートリッジ押え214は、カートリッ
ジ格納部206に収納されたカートリッジ14を所定の
力で反対側の内壁面に押し付けるようになっており、逆
さまにした時でもカートリッジ14が不用意に飛び出さ
ないようになっている。なお、カートリッジ押え214
としては、例えば、板バネ、スポンジ等の弾性材料を用
いることができるが、テレンプ等の摩擦の大きな材料で
カートリッジ14の飛び出しを防止することもできる。
また、カートリッジ押え214として、板バネ等の他の
部材を用いるのではなく、コンテナ200の本体202
の一部に弾性変形可能な板バネ状のものを一体成形して
も良い。
【0052】カートリッジ格納部206には、底部の中
央に丸孔216が形成されており、収納したカートリッ
ジ14の表示板38と対向する位置に突起218が形成
されており、カートリッジ14をカートリッジ格納部2
06へ所定以上の力で押し込むと、突起218に押され
た表示板38がノッチ孔36内へ折り曲げられるように
なっている。なお、表示板38がノッチ孔36内へ折り
曲げられているカートリッジ14は、内部のフィルムF
が現像処理済みである事を示している。
【0053】図11に示すように、本体202には、カ
バー204の取り付け側とは反対側に大径のリングギヤ
220及びスリット円板222が同軸的に設けられてい
る。スリット円板222には、各カートリッジ格納部2
06に対応した位置に位置決め用のスリット224が形
成されている。これらスリット224の内の一つは幅が
広く形成されており、回転方向の位置決めに用いられる
基準用のスリット224Aとされている。
【0054】図10及び図11に示すように、カバー2
04は、リング状の押え板226と、本体202へカバ
ー204を取り付けるための円板状のロックプレート2
28とから構成されている。ロックプレート228は、
押え板226の内周部に、相対回転可能に取り付けられ
ており、外周側の3ヵ所に爪230が設けられている。
これらの爪230は、本体202に設けられた切欠23
2に挿入されるようになっており、これらの爪230を
軸方向に沿って切欠232に挿入し、ロックプレート2
28と本体202とを相対回転させることにより、カバ
ー204が本体202へ取り付くようになっている。な
お、ロックプレート228には、ロックプレート228
を回転させる場合に、指を入れるための穴237が一対
形成されている。
【0055】図9に示すように、押え板226には、径
方向に沿って延びて外周側の先端がテーパー状とされた
突起236と、この突起236とは反対側に設けられ外
周側に幅広部分を有する突起238と、が形成されてい
る。なお、突起236及び突起238には、それぞれ輪
ゴム(又は紐等)を引っ掛ける引っ掛け溝242が形成
されており、このカートリッジ用コンテナ200で処理
するカートリッジ14と対応するDP袋を輪ゴム(又は
紐等)で止めることができる様になっている。
【0056】また、押え板226には、カートリッジ1
4を出入可能とする開口233が一つ形成されており、
突起236,238を除く他の部分には、カートリッジ
格納部206と同じピッチで小孔234が形成されてい
る。 (カートリッジ用コンテナ装填部)図13乃至図15に
示すように、カートリッジ用コンテナ装填部300は、
カートリッジ用コンテナ200を収容する箱状のフレー
ム304と、このフレーム304に取り付けられ矢印L
方向に開閉可能なコンテナカバー302を備えており、
コンテナカバー302を開けることでカートリッジ用コ
ンテナ200をフレーム304内に装填可能となる。な
お、コンテナカバー302を閉めると、内部は遮光され
る。
【0057】フレーム304内には、カートリッジ用コ
ンテナ200の本体202を回転可能に支持する一対の
ローラ305が設けられている。
【0058】図15に示すように、フレーム304の矢
印F方向側の側板306及び矢印B方向側の側板310
の内面には、コンテナガイド板307,309が取り付
けられている。コンテナガイド板307には、案内溝3
07Aが形成されている。この案内溝307Aは、上下
方向に沿って延びており、カートリッジ用コンテナ20
0の突起236が係合するようになっている。
【0059】なお、案内溝307Aにカートリッジ用コ
ンテナ200の突起236を合わせて挿入すると、カー
トリッジ用コンテナ200の開口233(図9参照)が
後述するカートリッジ格納装置403と対向するように
なっている。
【0060】図13に示すように、側板310には、上
下方向に延びる長孔311が形成されており、この長孔
311には軸313がスライド可能に係合している。図
15に示すように、フレーム304の内側に突出した軸
313の一端部には、カートリッジ用コンテナ200の
リングギヤ220に噛み合うギヤ315が回転可能に取
り付けられている。
【0061】図13及び図15に示すように、フレーム
304の外側に突出した軸313の他端部は、側板31
0に揺動可能に設けられたアーム317の長孔319に
スライド可能に挿入されている。このアーム317は、
スプリング323によってギヤ315を上方に付勢して
いる。
【0062】ここで、図13に示すように、カートリッ
ジ用コンテナ200がフレーム304内に挿入されたと
きには、カートリッジ用コンテナ200は、リングギヤ
220にギヤ315が噛み合った状態でスプリング32
3の付勢力によってローラ305よりも所定寸法上方に
支持される。
【0063】ギヤ315の下方には、ギヤ315と噛み
合う小ギヤ318が配設されている。この小ギヤ318
はモーター316によって回転されるようになってお
り、図14に示すようにコンテナカバー302が閉めら
れると、コンテナカバー302の内側に取り付けられた
一対のローラ325によってカートリッジ用コンテナ2
00が下方に押し込められ、下方にスライドしたギヤ3
15に噛み合うようになっている。
【0064】本実施形態では、フレーム304内にカー
トリッジ用コンテナ200を落下させても、スプリング
323の作用によって落下の衝撃が緩和されるので、リ
ングギヤ220及びギヤ315の歯の破損が防止でき
る。
【0065】図13に示すように、コンテナカバー30
2には略L字状のロック爪327が取り付けられてお
り、フレーム304にはロック爪327の先端327A
が係合する切欠329の形成されたアーム331が取り
付けられている。アーム331は、揺動可能になってお
り、図示しないスプリングにより図の時計回り方向とは
反対方向に付勢されている。アーム331は、コンテナ
カバー302が開けられた状態及びロック爪327の先
端327Aが切欠329に係合したロック状態では、図
13の2点鎖線で示す位置にある。
【0066】このアーム331は、リンク333を介し
てソレノイド339に連結されており、ソレノイド33
9を作動させると、図示しないスプリングに抗してアー
ム331を図13に示すように時計回り方向へ回転させ
ることができる。なお、ソレノイド339は、図示しな
いスイッチをオンすることで作動するる。
【0067】また、フレーム304には、スライド板3
41が上下方向に所定寸法スライド可能に設けられてい
る。このスライド板341はスプリン344によって上
方に付勢されており、コンテナカバー302のロックが
解除されと、フレーム304の上端から所定寸法突出し
てコンテナカバー302を半開きにして、コンテナカバ
ー302を開けやすくする。
【0068】なお、コンテナカバー302の先端を押し
下げれば、ロック爪327に当たったアーム331が時
計回り方向に回転し、ロック爪327の先端327Aが
切欠329に対応するとアーム331が時計回り方向と
反対方向に回転してロック爪327の先端327Aが切
欠329に係合し、コンテナカバー302がロックされ
る(図14参照)。
【0069】なお、未現像のフィルムFを処理中は、光
が入らないようにコンテナカバー302のロックは解除
できない(ソレノイド339が作動しない)ようになっ
ている。
【0070】図14及び図15に示すように、側板31
0の内側には、カートリッジ用コンテナ200のスリッ
ト224が通過する位置にフォトインタラプタ346が
設けられている。なお、このフォトインタラプタ346
は、収納部206の位置を検出している。
【0071】カートリッジ用コンテナ200のスリット
円板222のスリット224がフォトインタラプタ34
6のビームがを透過するときには、所定の収納部206
が押え板226の開口233に対応し、他の所定の収納
部206の丸孔216がフォトインタラプタ346と対
向する。なお、側板310には、カートリッジ用コンテ
ナ200の開口233と対向する位置に、カートリッジ
14が出入り可能な開口347が形成されている。
【0072】また、側板306には光センサ348が取
り付けられ、側板310には光センサ346と対向する
位置に赤外線LED350が取り付けられており、赤外
線LED350は、収納部206にカートリッジ14が
格納されていない場合にカートリッジ用コンテナ装填部
300に装填されたカートリッジ用コンテナ200の丸
孔216及び所定の小孔234(図11参照)を通過し
て光センサ348に到達するようになっている。また、
カートリッジ14の格納された収納部206が光センサ
348と対向する位置にくると、赤外線LED350か
ら照射されるビームが遮られ、光センサ348は、赤外
線LED350の光を受光することができなくなる。
【0073】したがって、カートリッジ用コンテナ20
0を1回転させることで、カートリッジ用コンテナ20
0内にカートリッジ14が格納されているか否かを判断
することができる。 (カートリッジ搬送装置)図16に示すように、カート
リッジ搬送装置9は、ケーシング1の内部にカートリッ
ジ入口8(図16では図示せず)を遮蔽するシャッタ4
62を備えている。シャッタ462は、ケーシング1の
底板に立設されたフレーム464の天板464A及びこ
の天板464Aにスペーサを介して取り付けられた押え
板466との間に挟まれて図16の矢印L方向及び矢印
R方向にスライド自在となっている。
【0074】シャッタ462には、スライド方向に長い
長孔468が形成されている。この長孔468には、天
板464Aを貫通して下側からピン470が突出してい
る。このピン470はモータ472の軸に連結された揺
動アーム474の先端側に取り付けられている。
【0075】ピン470の先端とシャッタ462の矢印
L方向側の端部には引張コイルスプリング476で連結
されている。
【0076】ここで、揺動アーム474が図16の矢印
CW方向に回転すると、長孔468の端部にピン470
が当接してシャッタ462を矢印L方向にスライドさ
せ、カートリッジ入口8を開ける。
【0077】一方、揺動アーム474が図16の矢印C
CW方向に回転すると、引張コイルスプリング476に
引っ張られてシャッタ462が矢印R方向にスライドし
てカートリッジ入口8を遮蔽する。
【0078】なお、フレーム464には、シャッタ46
2の位置を検出するためのフォトインタラプタ478
A,478Bが所定間隔をおいて取り付けられており、
シャッタ462にはフォトインタラプタ478A,47
8Bに対応して遮光板480A,480Bが取り付けら
れている。なお、遮光板480Aがフォトインタラプタ
478Aに対応する位置ではカートリッジ入口8がシャ
ッタ462により遮蔽され、遮光板480Bがフォトイ
ンタラプタ478Bに対応する位置ではカートリッジ入
口8は開放される。
【0079】カートリッジ入口8の下側には、矢印F方
向及び矢印B方向に沿って延びる略U字状のガイド溝部
材482が配置されている。
【0080】ガイド溝部材482には、カートリッジ入
口8の下方に開口483が形成されている。この開口4
83からはフォトインタラプタ484のレバー484A
が突出しており、カートリッジ14がガイド溝部材48
2に挿入されるとレバー484Aが押され、カートリッ
ジ14がガイド溝部材482に挿入されたことが検出さ
れるようになっている。なお、本実施形態では、フォト
インタラプタ484によってカートリッジ14の挿入が
検出されると、所定時間後に前述したシャッタ462が
カートリッジ入口8を遮蔽するようになっている。
【0081】また、フォトインタラプタ484の矢印R
方向には、開口483からカートリッジ14のバーコー
ド80を読取るバーコードリーダー485が配置されて
いる。
【0082】ガイド溝部材482の矢印L方向側には、
一対のガイドシャフト486が平行に設けられており、
これらのガイドシャフト486には、カートリッジ14
の軸方長さよりも所定寸法長い幅の切欠487Aが形成
された軸方向移動部材487がスライド自在に取り付け
られている。
【0083】ガイドシャフト486の矢印L方向側に
は、一対のプーリー488が配設されており、これらの
プーリー488には軸方向移動部材487に連結された
無端ベルト489が巻き掛けられている。なお、このプ
ーリー488の一方は、図示しないモータによって回転
されるようになっている。
【0084】ガイド溝部材482の矢印B方向側には、
一対のガイドシャフト490が矢印L方向及び矢印R方
向に沿って平行に設けられている。これらのガイドシャ
フト490には、カートリッジ14を保持する略U字状
のネスト404がスライド可能に取り付けられている。
【0085】図17に示すように、ガイドシャフト49
0の下側には、一対のプーリー491A,491Bが配
設されており、これらのプーリー491A,491Bに
はネスト404に連結された無端ベルト492が巻き掛
けられている。なお、プーリー491Bは、モータ49
3によって回転されるようになっている。
【0086】図18に示すように、カートリッジ用コン
テナ装填部300に装填されたカートリッジ用コンテナ
200の開口233とはガイドシャフト490を挟んで
反対側に、カートリッジ格納装置403が設けられてい
る。
【0087】カートリッジ格納装置403は、矢印F方
向及び矢印B方向に延びる一対のガイドシャフト405
を備え、これらのガイドシャフト405には、略コ字状
に形成された第1スライド部材407がスライド自在に
支持されている。
【0088】第1スライド部材407の端板407Aと
端板407Bには、ガイドシャフト405と平行に押圧
シャフト419がスライド自在に支持されている。
【0089】端板407Aと端板407Bとの間には、
略L字状の第2スライド部材421が配設されており、
この第2スライド部材421には、押圧シャフト419
が固定されている。なお、この押圧シャフト419のカ
ートリッジ用コンテナ装填部300側の先端は、カート
リッジ14のケーシング20の側面を押すように大径に
形成されている。
【0090】押圧シャフト419の第2スライド部材4
21と端板407Bとの間には、スプリング423が外
装されている。このスプリング423は、第2スライド
部材421を、第1スライド部材407の端板407A
に押しつけている。
【0091】第1スライド部材407には、ラック42
5が取り付けられている。このラック425には、モー
タ427の軸に取り付けられたピニオンギヤ429が噛
み合っている。
【0092】ここで、モータ427を回転させて第1ス
ライド部材407を矢印B方向にスライドさせると、ス
プリング423に押されて第2スライド部材421も矢
印B方向にスライドする。なお、カートリッジ用コンテ
ナ装填部300に装填されるカートリッジ用コンテナ2
00の開口233の側方には、カートリッジ14をガイ
ドする略コ字状のガイド部材437が設けられている。
第1スライド部材407が図示しないリミットスイッチ
を働かせて所定の位置で停止すると、カートリッジ14
がガイド部材437を介してカートリッジ用コンテナ2
00のカートリッジ格納部206に進入し、カートリッ
ジ14がカートリッジ格納部206の底部に押圧され
る。
【0093】これにより、カートリッジ14の表示板3
8(図4(C)参照)が突起218に押されてノッチ孔
36内へ折り曲げられる。なお、カートリッジ14がカ
ートリッジ格納部206の底部に押圧された状態では、
スプリング423が所定量圧縮された状態であり、スプ
リング423の付勢力によってカートリッジ14は所定
の力(表示板38を折り曲げることのできる力以上で、
カートリッジ14に悪影響を及ぼさない力)で押圧され
る。
【0094】さらに、カートリッジ14がカートリッジ
格納部206の底部に押圧されると、第2スライド部材
42が図示しないリミットスイッチをオンとして、表示
板38が折り曲げられたことを検出する。
【0095】なお、カートリッジ14がカートリッジ格
納部206の底部に密着しない状態では、表示板38が
折り曲げられていないことになる。このように、第1ス
ライド部材407が図示しないリミットスイッチを働か
せて所定の位置で停止した状態で、かつ、第2スライド
部材42の図示しないリミットスイッチがオフの状態で
は、表示板38の折り曲げが出来ないことと判断し、表
示装置4にエラー表示をする。 (カートリッジチャッキング装置)図19に示すよう
に、ケーシング1の底板に立設されたフレーム406に
は、ネスト404に収納されたカートリッジ14のスプ
ール軸16(図示せず)と同軸にスプールドライバ44
0が設けられており、ドアシャフト32(図示せず)と
同軸にドアドライバ442が設けられている。
【0096】スプールドライバ440のネスト404側
の先端には、径方向外側に突出する突起440Aが設け
られており、スプール軸16のキー孔62(図4(A)
参照)に係合するようになっている。なお、スプールド
ライバ440は、トルクリミッタ447及びギヤ453
を介して図示しないモータによって回転される。なお、
トルクリミッタ447は、所定以上のトルクが作用した
際に滑りを生じるようになっている。
【0097】一方、ドアドライバ442は、シャフト4
42Aとこのシャフト442Aに対して軸方向に出没自
在とされたシャフト442Bとを有しており、シャフト
442Bは、シャフト442Aに内蔵された図示しない
スプリングによって突出方向に付勢されている。シャフ
ト442Bは、径方向外側に突出する突起443が先端
に設けられており、ドアシャフト32のキー孔34(図
4(A)参照)に係合可能となっている。
【0098】また、シャフト442Aとシャフト442
Bとは、相対回転不能とされており、シャフト442A
の端部には、シャフト442Bの突起443に対して位
置決めされたシャッタ板452が取り付けられている。
フレーム406には、このシャッタ板452に対応して
ドアドライバ442の回転位置検出用のフォトインタラ
プタ455,457が取り付けられている。なお、ドア
ドライバ442は、ギヤ459を介して図示しないモー
タによって回転される。
【0099】また、フレーム406と平行に押圧板46
0が設けられている。押圧板460は、両端に立設され
るピン460Aがフレーム406を貫通しており、ピン
460Aの先端部にはストッパ460Bが固定されてい
る。また、このピン460Aの回りには圧縮コイルスプ
リング461が外装されており、押圧板460をカート
リッジ14側へ付勢している。
【0100】図19及び図20に示すように、フレーム
406の矢印B方向側の側面には押圧装置600が取り
付けられている。図19に示すように、押圧装置600
はフレーム406に取り付けられる箱状のケーシング6
04を備えている。ケーシング604の内側には、一対
の角柱部材606,608及びこれら角柱部材606,
608を互いに連結する一対の側板610,611から
なる第1スライド部材612が配設されており、第1ス
ライド部材612の内側には、略コ字状に形成された第
2スライド部材614が配設されている。
【0101】ケーシング604には、側板310と直交
方向に配置される一対のガイドシャフト616が取り付
けられている。
【0102】第2スライド部材614の互いに対向する
側壁614A,614Bには、鍔付きのスライドブッシ
ュ618が取り付けられており、このスライドブッシュ
618にガイドシャフト616が挿入されている。これ
により、第2スライド部材614は、ガイドシャフト6
16に沿って所定寸法スライド自在となっている。
【0103】また、第1スライド部材612にも鍔付き
のスライドブッシュ618が取り付けられており、この
スライドブッシュ618にガイドシャフト616が挿入
されている。これにより、第1スライド部材612もガ
イドシャフト616に沿って所定寸法スライド自在とな
っている。
【0104】第2スライド部材614には、ガイドシャ
フト616と平行にラック620が取り付けられてお
り、反対側にはシャッタ板622が取り付けられてい
る。ラック620には、ケーシング604に取り付けら
れたモータ624で回転されるピニオンギヤ626が噛
み合っている。このため、モータ624を回転させるこ
とで、第2スライド部材614を矢印F方向及び矢印B
方向にスライドさせることができる。
【0105】第1スライド部材612の角柱部材608
にはワンウェイクラッチ627が取り付けられ、反対側
の角柱部材606にはベアリング628が取り付けられ
ており、第1スライド部材612にはこれらワンウェイ
クラッチ626及びベアリング628を介して押圧シャ
フト630が支持されている。
【0106】本実施形態の押圧シャフト630は、ワン
ウェイクラッチ626の作用によって図21に示すよう
に、矢印CW方向(スプール軸16のフィルム送り出し
方向)にのみ回転可能となっており、反対方向には回転
不能となっている。
【0107】なお、押圧シャフト630は、第2スライ
ド部材614の側壁614A,614B、ケーシング6
04及びフレーム406を貫通している。
【0108】図20及び図21に示すように、ケーシン
グ604には、モータ624と反対側に、フォトインタ
ラプタ636,638が取り付けられている。フォトイ
ンタラプタ636,638は、シャッタ板622が光を
遮ることで、スイッチがオンするようになっている。な
お、フォトインタラプタ636は、第2スライド部材6
14の矢印F方向側の停止用に用いられ、フォトインタ
ラプタ638は、第2スライド部材614の矢印B方向
側の停止用に用いられる。
【0109】ここで、第2スライド部材614が矢印B
方向にスライドして停止すると、図19の2点鎖線で示
すように、押圧シャフト630の先端がフレーム406
の外側へ退避する。
【0110】第1スライド部材612の角柱部材608
と第2スライド部材614とはガイドシャフト616に
外装されたスプリング642で連結しており、第2スラ
イド部材614と共に第1スライド部材612がスライ
ドするようになっている。
【0111】ここで、第2スライド部材614を矢印F
方向にスライドさせると、カートリッジ14のスプール
軸16(図19では図示せず)が押圧シャフト630と
スプールドライバ440とで挟持される。この状態で
は、スプリング642が所定量圧縮され、スプール軸1
6は所定のチャッキング力(本実施形態では600g
f)で挟持されることになる。
【0112】スプールドライバ440の先端は45度に
面取りされており、押圧シャフト630の先端はスプー
ルドライバ440の先端よりも鋭角なテーパー状に形成
されている。
【0113】ところで、スプール軸16のキー孔62に
押圧シャフト630及びスプールドライバ440が挿入
され、上記チャッキング力が作用した場合、押圧シャフ
ト630及びスプールドライバ440の先端形状及び材
質が同一であれば、スプールドライバ440側のチャッ
キングトルク(スプールドライバ440がスプール軸1
6に押圧されている状態で、スプール軸16とスプール
ドライバ440とが相対回転しない最大のトルク。但
し、スプール軸16のキー孔62にスプールドライバ4
40が係合していない状態。)と、押圧シャフト630
側の摩擦トルク(押圧シャフト630がスプール軸16
に押圧されている状態で、スプール軸16と押圧シャフ
ト630とが相対回転しない(ロック時)最大のトル
ク。)とは等しくなる。
【0114】しかし、本実施形態では、押圧シャフト6
30の先端がスプールドライバ440の先端よりも鋭角
なテーパー状に形成されているため、押圧シャフト63
0の先端がキー孔62に挿入されて上記チャッキング力
が作用すると、テーパー面の作用によりキー孔62を押
し広げる力成分(F=μNのN力)が増加するため、
(押圧シャフト630側のチャッキングトルク)≧(ス
プールドライバ440側のチャッキングトルク)となる
(なお、押圧シャフト630のテーパー面を荒らすこと
によって摩擦係数μを増加させることもがきる。)。
【0115】また、このカートリッジ14では、スプー
ル軸16に回転をロックしているスプールロックトルク
(最低25gf・cm)が作用している。
【0116】したがって、本実施形態では、温湿度の影
響を受けず、(押圧シャフト630側のチャッキングト
ルク)+(スプールロックトルク)>(スプールドライ
バ440側のチャッキングトルク)が成立する。
【0117】ここで、スプールドライバ440をスプー
ル軸16のキー孔62に係合する場合には、上記チャッ
キング力を作用させた状態でスプールドライバ440を
スプール軸16がフィルムFを巻き取る方向に回転させ
る。このとき押圧シャフト630は、ワンウェイクラッ
チ626によって同方向の回転が阻止されている。した
がって、スプール軸16が停止した状態でスプールドラ
イバ440のみが回転し、1回転以内にスプールドライ
バ440の突起440Aがキー孔62のキー溝に一致し
てスプールドライバ440がキー孔62に係合する。ス
プール軸16は、スプールドライバ440側に付勢され
ているため、スプールドライバ440がキー孔62に係
合すると、圧縮コイルスプリング461の付勢力に抗し
てカートリッジ14が所定寸法スプールドライバ440
側へ移動し、押圧シャフト630が連結している第1ス
ライド部材612の側板610に形成されたシャッタ板
644が、ケーシング604に取り付けられたフォトイ
ンタラプタ646のビームを遮って、スプールドライバ
440がキー孔62に係合したことを検出する。なお、
押圧シャフト630が矢印B方向に移動して退避する
と、圧縮コイルスプリング461で付勢された押圧板4
60がカートリッジ14をスプールドライバ440から
離れる方向へ押し出し、スプールドライバ440及びド
アドライバ442からカートリッジ14が離間する。 (フィルム搬送装置)図22及び図23に示すように、
フィルム搬送装置700は、水平に配置されるベース7
02と、このベース702の上部に蝶番704によって
開閉可能に取り付けられるカバー706とを備えてい
る。
【0118】ベース702には、矢印L方向及び矢印R
方向に沿って直線状に延び、フィルムFよりも若干量幅
広とされた浅溝708が形成されている。浅溝708は
フィルムFの搬送経路であり、両側にはパルスモータ
(図示せず)によって回転される搬送ローラ710A及
び搬送ローラ712Aが所定間隔で設けられている。一
方、カバー706には、搬送ローラ710A,712A
と対向する位置に搬送ローラ710B,712Bが設け
られている。なお、搬送ローラ710B,712Bは、
自由回転可能な従動ローラである。フィルム搬送装置7
00では、フィルムFが搬送ローラ710A,712A
と搬送ローラ710B,712Bとの間に挟持されて搬
送されるようになっている。
【0119】ベース702には赤外線センサ724,7
26,728,730、マイクロスイッチ733及びマ
イクロスイッチ762が設けられている。
【0120】赤外線センサ724は、フィルムFの搬送
方向上流側(矢印L方向側)で、かつ搬送方向下流側
(矢印R方向側)に向かって右側に配置されており、フ
ィルムFのパーフォレーション66(図8参照)の通過
する位置にある。
【0121】赤外線センサ726は、赤外線センサ72
4の反対側に配置されており、デタッチパーフォレーシ
ョン70(図8参照)の通過位置にある。なお、この赤
外線センサ726でデタッチパーフォレーション70が
検出されたときには、カートリッジ14のスプール軸1
6に所定長さ(数ミリ程度)のフィルムFが巻かれてい
る状態である。
【0122】赤外線センサ728は、赤外線センサ72
6の下流側に配置されており、アラウンドパーフォレー
ション68(図8参照)の通過位置にある。
【0123】また、赤外線センサ730は、赤外線セン
サ728の下流側で、かつフィルム出口から所定寸法上
流側に配置されている。
【0124】赤外線センサ726の下流側には、ローラ
735が揺動可能に配置されており、図示しないスプリ
ングの付勢力で、浅溝708内へ突出している。このロ
ーラ735は、浅溝708の中を搬送されるフィルムF
の幅方向の端部に当たって浅溝708の外側へ押し戻さ
れるが、フィルムFが当たらないとスプリングの付勢力
で浅溝708内へ移動する。このローラ735の位置を
マイクロスイッチ733で検出することによって、フィ
ルムFの有無が判断できる。
【0125】また、マイクロスイッチ762は、カバー
706が正しく閉められると、カバー706の突起76
0がマイクロスイッチ762のレバーを押して、スイッ
チをオンするようになっている。なお、マイクロスイッ
チ762は制御装置に連結されており、これによりカバ
ー706の開閉(即ち、フィルムFの搬送路の開閉)を
検出できるようになっている。
【0126】一方、カバー706には、赤外線センサ7
24,726,728,730と対向する位置に赤外線
LED736が設けられている。
【0127】さらに、カバー706には、通過するフィ
ルムFの磁気トラック80,88と対向する位置に磁気
ヘッド748が配置されている。
【0128】一方、ベース702には、図22及び図2
4に示すように、磁気ヘッド748と対向する位置にフ
ィルム押しつけ装置768のプレッシャーローラ770
が設けられている。
【0129】図24に示すように、フィルム押しつけ装
置768は、プレッシャーローラ770は、ベース70
2に取り付けられたフレーム772の軸774を支点と
して揺動自在とされた第1アーム776の先端に回転自
在に取り付けられている。また、第1アーム776の下
側には、同じく軸774を支点として揺動自在とされた
第2アーム778が配設されている。第2アーム778
の先端にはピン780が立設されており、このピン78
0には、第1アーム776を付勢するためのスプリング
782が外装されている。第2アーム778の下面に
は、モータ784によって回転される偏心カム786が
接触している。なお、このモータ784は、制御装置に
よって回転が制御される。
【0130】このフィルム押しつけ装置768では、偏
心カム786の中心がモータ784の軸784Aよりも
上側に位置すると、スプリング782が所定量圧縮さ
れ、プレッシャーローラ770が所定の力でフィルムF
を磁気ヘッド748に押しつけることができる。一方、
偏心カム786の中心がモータ784の軸784Aより
も下側に位置すると、第1アーム776及び第2アーム
778が下がり、プレッシャーローラ770はフィルム
Fを押しつけなくなる。
【0131】なお、このフィルム搬送装置700におい
て万が一フィルムFが搬送不良を起こしたときには、カ
バー706を開けることでフィルムFを取り出し可能と
なり、所定の処置を行うことができる。 (デタッチ装置)図25(A)に示すように、デタッチ
装置803は、フィルム搬送装置700の矢印L方向側
の下側に設けられている。
【0132】図25(A)及び図26に示すように、デ
タッチ装置803には、フィルム搬送装置700に対し
て傾斜するガイドプレート805が設けられており、ガ
イドプレート805の上面にはレール807が取り付け
られている。このガイドプレート805の上面には、ス
ライドブロック809がレール807に沿ってスライド
可能に設けられている。
【0133】スライドブロック809の側部には、金具
811を介してラック813が取り付けられている。こ
のラック813には、モータ815でベルト駆動される
ピニオンギヤ817が噛み合っている。
【0134】スライドブロック809の上面には、図2
7にも示す可撓性のデタッチプレート819が取り付け
られており、スライドブロック809の移動に伴って先
端がカートリッジ14の挿通口28へ進入するようにな
っている。 (中間カートリッジ)図28及び図29に示すように、
中間カートリッジ500は、略半円筒状の上シェル50
5と下シェル507とを重ね合わせて遮光可能なケーシ
ングを構成している。上シェル505と下シェル507
とはヒンジピン525で結合されており、上シェル50
5は、下シェル507に対してヒンジピン525回りに
回転可能とされている。
【0135】上シェル505の自由端側(ヒンジピン5
25とは反対側)には、爪509が外側へ突設されてい
る。この爪509は、上シェル505が下シェル507
へオーバーラップした恰好で入り込んだとき、下シェル
507に形成された係止孔511に係止され、ケーシン
グを閉状態でロックする。
【0136】また、下シェル507の側壁には、巻取ロ
ーラー513が回転可能に軸支されている。この巻取ロ
ーラー513には、2つのテイクアップローラ515,
517が接触しており、このテイクアップローラー51
5,517は、上シェル505及び下シェル507に軸
支され巻取ローラー513の方向へ付勢されたガイド板
519,521に回転可能に支持されている。このた
め、爪509が係止孔511から外され、上シェル50
5と下シェル507とのロックが解除されると、付勢力
により上シェル505及び下シェル507の自由端側が
所定寸法離間し、自由端側に形成された挿通口523が
開かれる(図30(A)参照)。
【0137】このような構成によって、中間カートリッ
ジ500に送り込まれたフィルムFは、挿通口523か
ら入り込み、ガイド板519にガイドされながら、一番
目のテイクアップローラー515と巻取ローラー513
とにニップされ、さらに、2番目のテイクアップローラ
ー517と巻取ローラー513とにニップされ、次第に
巻き取られていく(図30(B)参照)。 (中間カートリッジ用コンテナ)図3、図31(B)、
図32示すように、中間カートリッジ用コンテナ878
は、前述したカートリッジ用コンテナ200と同様の構
造となっており、中間カートリッジ500を格納するカ
ートリッジ格納部206が周方向に沿って所定間隔で2
0個設けられている。なお、中間カートリッジ用コンテ
ナ878では、カートリッジ格納部206及び開口23
3の向きがカートリッジ用コンテナ200とは反対向き
であり、また、カートリッジ格納部206には突起21
8が設けられていない。なお、中間カートリッジ用コン
テナ878において、前述したカートリッジ用コンテナ
200と同一構成には同一の符号を付してある。 (中間カートリッジ用コンテナ装填部)図3に示すよう
に、中間カートリッジ用コンテナ装填部876には、中
間カートリッジ用コンテナ878が装填されるようにな
っている。この中間カートリッジ用コンテナ装填部87
6は、前述したカートリッジ用コンテナ装填部300と
同様の構造となっている。なお、中間カートリッジ用コ
ンテナ装填部876において、前述したカートリッジ格
納装置403と同一構成には同一の符号を付してある。 (中間カートリッジ搬送装置)図31(A)乃至(C)
に示すように、中間カートリッジ搬送装置11には、フ
ィルム搬送装置700の矢印R方向側に、矢印L方向及
び矢印R方向に沿って延びるガイドレール826を備え
ている。ガイドレール826には、中間カートリッジ5
00を保持するための中間カートリッジ用ネスト828
がスライド自在に支持されている。ガイドレール826
の下側には、一対のプーリー830A,830Bが配設
されており、これらのプーリー830A,830Bには
中間カートリッジ用ネスト828に連結された無端ベル
ト832が巻き掛けられている。なお、プーリー830
Bは、モータ834によって回転されるようになってい
る。
【0138】図31(C)に示すように、中間カートリ
ッジ搬送装置11の矢印R方向側の端部は、中間カート
リッジ入口884の下方に位置している。なお、中間カ
ートリッジ入口884は、前述したシャッタ462と同
様の機構(図16参照)で駆動するシャッタ886で遮
蔽可能となっている。
【0139】中間カートリッジ入口884の下方には、
レバー888付きのフォトインタラプタ890が配置さ
れており、中間カートリッジ用ネスト828に中間カー
トリッジ500が挿入されると、中間カートリッジ用ネ
スト828の切欠828Aから突出したレバー888が
押され、中間カートリッジ500が挿入されたことを検
出する。
【0140】図32に示すように、中間カートリッジ用
ネスト828の搬送経路を挟んで中間カートリッジ用コ
ンテナ装填部876の反対側には、カートリッジ格納装
置403と同様の構造をした中間カートリッジ格納装置
880が設けられている(なお、前述したカートリッジ
格納装置403と同一構成には同一の符号を付してあ
る。)。
【0141】また、中間カートリッジ用コンテナ装填部
876の矢印B方向側には、中間カートリッジ用コンテ
ナ878から中間カートリッジ500を押し出す押出シ
ャフト882を備えた押出装置(図示せず)が設けられ
ている。なお、この押出装置は、例えば、ラック・アン
ド・ピニオン機構により押出シャフト882を駆動する
ようになっている。
【0142】図33に示すように、中間カートリッジ5
00のチャッキング位置13には、中間カートリッジチ
ャッキング装置840が設けられている。
【0143】中間カートリッジ用ネスト828の搬送経
路の矢印F方向側には、中間カートリッジ500の巻取
ローラー513の端部に押しつけられるシャフト842
及び、中間カートリッジ500の爪509を押圧するシ
ャフト844の取り付けられたフレーム846が設けら
れている。なお、シャフト842は、先端がテーパー状
に形成されており、フレーム846に対して回転可能
で、軸方向に移動できないように支持されている。ま
た、シャフト844は、軸方向にスライド可能に取り付
けられており、圧縮コイルスプリング845によって中
間カートリッジ500側へ付勢されている。なお、圧縮
コイルスプリング845は、シャフト844が中間カー
トリッジ500の爪509を押圧する際の押圧力を制限
する役目をしている。
【0144】フレーム846は、図示しないガイドレー
ルに沿って矢印F方向及び矢印B方向に沿ってスライド
可能になっている。フレーム846にはラック848が
取り付けられており、ラック848にはモータ850で
回転されるピニオンギヤ852が噛み合っている。
【0145】一方、中間カートリッジ用ネスト828の
搬送経路の矢印B方向側には、ケーシング1(図33で
は図示せず)に固定された固定フレーム854が設けら
れている。固定フレーム854には中間カートリッジ5
00の巻取ローラー513の端部に押しつけられるシャ
フト856が回転自在に支持され、爪509を押圧する
シャフト858が固着されている。なお、シャフト85
6の先端は、巻取ローラー513の端部のマイナス溝
(図示せず)に係合するように、マイナスドライバー形
状とされている。
【0146】シャフト856にはプーリー860が取り
付けられており、固定フレーム854の矢印R方向側に
は、モータ862の回転軸862Aに取り付けられたプ
ーリー864が配設されている。プーリー860及びプ
ーリー864には、無端ベルト866が巻き掛けられて
おり、モータ862の回転軸862Aを回転させること
でシャフト856を回転することができる。
【0147】また、モータ862の回転軸862Aは、
矢印F方向に延長されており、先端には、手回し用のツ
マミ868が取り付けられている。これにより、停電時
等においても処理途中のフィルムFを巻き取ることがで
きる。
【0148】また、フレーム856の矢印F方向側には
押圧板870が設けられている。押圧板870は、両端
に立設されるピン872Aがフレーム856を貫通して
おり、ピン872Aの先端部にはストッパ872Bが固
定されている。また、このピン872Aの回りには圧縮
コイルスプリング874が外装されており、押圧板87
0を対向するフレーム846側へ付勢している。
【0149】この押圧板870の通常位置は、図33に
実線で示すようにシャフト856の先端よりも矢印F方
向側へ位置している。
【0150】一方、シャフト842が矢印B方向に移動
して押圧板870が中間カートリッジ500に押される
と、図33の2点鎖線で示す様にシャフト856及びシ
ャフト858の先端を図示しない孔から突出させる。こ
れにより、巻取ローラー513がシャフト856とシャ
フト842に挟持されて、モーター862の回転力が伝
達可能な状態となり、中間カートリッジ500の両方の
爪509(図29参照)がシャフト844,858に押
圧されて上シェル505が図30(A)に示すように開
けられる。
【0151】この上シェル505が開けられると、赤外
線LED(図示せず)から光センサ(図示せず)に照射
されるビームを上シェル505が遮り、上シェル505
が開いたことが検出される。なお、ビームが遮られない
場合には、上シェル505が閉じたことになる。
【0152】図31(A)に示すように、中間カートリ
ッジ500のチャッキング位置13には、フィルムFの
搬送経路の上側に、モーター836で回転される偏心ロ
ーラ838が配設されている。この偏心ローラ838
は、初期位置が図31(A)に示す2点鎖線の位置にあ
り、半回転させることで上シェル505を押し下げて、
挿通口523を閉めることができる。
【0153】なお、上シェル505を押し下げて挿通口
523を閉める方法は上記の方法に限らない。例えば、
ソレノイド、シリンダ、ラック・アンド・ピニオン機構
等を用いて上シェル505を押し下げも良く、中間カー
トリッジ500の搬送経路上にローラを配置し、中間カ
ートリッジ500が中間カートリッジ入口884側へ移
動する際に、そのローラの下端で上シェル505を押す
ようにしても良い。
【0154】また、図31(B)または図31(C)に
示すように、中間カートリッジ用ネスト828の搬送経
路の下方にバーコードリーダー894を設け、中間カー
トリッジ500に中間カートリッジ500を識別するI
Dの含まれたバーコード(図示せず)を付与しても良
い。このバーコードリーダー894で中間カートリッジ
500のIDを読み取ることによって、中間カートリッ
ジ500の使用状態、使用履歴等を把握することがで
き、現像所内の中間カートリッジ500を管理すること
ができる。
【0155】また、ケーシング1には、図34及び図3
5に示すように操作パネル2の内側に、遮光性の布等で
形成された筒状の暗袋892が一対取り付けられてい
る。暗袋892は2重構造となっており、各々の入口部
分が環状のゴムで絞られている。これによって、オペレ
ータは、内部の遮光性を保ちつつ暗袋892からケーシ
ング1内に手を挿入し、フィルム搬送装置700のカバ
ー706を開けたり、手回し用のツマミ868を操作し
たり、カートリッジ14や中間カートリッジ500を取
り出す等の作業を行うことができる。
【0156】なお、自動フィルム巻換装置10には、図
1に示すように、DP袋3のバーコード5を読み取るバ
ーコードリーダー7を備えている。なお、バーコード5
は、DP袋3を識別するIDを含んでいる。 (作用)次に、本実施形態の自動フィルム巻換装置10
の作用の一例(フィルムFをカートリッジ14から中間
カートリッジ500に巻換えて、空のカートリッジ14
を自動でカートリッジ用コンテナ200に格納するカー
トリッジ自動格納モード及び割込みモード)を図36乃
至図38のフローチャートにしたがって説明する。
【0157】先ず、処理を始める前に、未現像のフィル
ムFを収納したカートリッジ14、空の中間カートリッ
ジ500及び空のカートリッジ用コンテナ200を用意
する。
【0158】図36に示すように、先ず、ステップ10
0では、装置の初期化を行い、可動部を初期位置に設定
する。ここで、初期化が行われると、カートリッジ入口
8のシャッタ462が開き、中間カートリッジ入口88
4のシャッタ886が開く。また、軸方向移動部材48
7はカートリッジ入口8の下方に位置し、ネスト404
はガイド溝部材482の側方に位置し、中間カートリッ
ジ用ネスト828は中間カートリッジ入口884の下方
に位置する。さらに、カートリッジ格納装置403の押
圧シャフト419、押圧装置600の押圧シャフト63
0、中間カートリッジ格納装置880の押圧シャフト6
30、押出シャフト882、中間カートリッジチャッキ
ング装置840のシャフト842、デタッチプレート8
19がカートリッジ14の搬送経路から退避し、偏心ロ
ーラ838が上側に変位する。次に、カートリッジ用コ
ンテナ装填部300に空のカートリッジ用コンテナ20
0を挿入してコンテナカバー302を閉め、カートリッ
ジ14をカートリッジ入口8からガイド溝部材482へ
挿入し、中間カートリッジ500を中間カートリッジ入
口884から中間カートリッジ用ネスト828へ挿入す
る。
【0159】ステップ102では、カートリッジ用コン
テナ装填部300に空のカートリッジ用コンテナ200
がセットされたか否かを判断する。ステップ102でカ
ートリッジ用コンテナ200がセットされたと判断され
た場合にはステップ104へ進む。
【0160】ステップ104では、動作メニュー(カー
トリッジ自動格納モード又は割込みモード)が選択され
たか否かを判断する。モードの選択は、オペレーターが
入力部6で行う。
【0161】ステップ106では、カートリッジ用コン
テナ200を1回転させ、光センサ348によりカート
リッジ14の有無を確認する。
【0162】ステップ108では、カートリッジ用コン
テナ200の全てのカートリッジ格納部206が空であ
るか否かを判断する。なお、空でないカートリッジ格納
部206がある場合には、表示装置4にメッセージ(例
えば、「コンテナが空になっていません。」等)を表示
する。
【0163】ステップ110では、カートリッジ14と
中間カートリッジ500がセットされたか否かを判断す
る。
【0164】ステップ110で、カートリッジ14と中
間カートリッジ500がセットされたと判断されると、
並列動作に入る。
【0165】ステップ112では、カートリッジ入口8
のシャッタ462を閉める。なお、シャッタ462は、
カートリッジ14がセットされてから所定時間(数秒)
後に閉める。また、シャッタ462が閉められたことを
検出してから次のステップへ進む。
【0166】ステップ114では、カートリッジ14の
バーコード80をバーコードリーダー212で読み取
る。
【0167】ステップ116では、カートリッジ14を
チャッキング位置12に移動させる。詳述すると、軸方
向移動部材487を移動してガイド溝部材482のカー
トリッジ14をネスト404へ移動し、そのネスト40
4をチャッキング位置12に移動させる。
【0168】ステップ118では、押圧装置600を作
動させ、カートリッジ14をチャッキングする。
【0169】ステップ120では、ドアドライバ442
を作動させ、カートリッジ14のドア30を開ける。
【0170】一方、ステップ122では、中間カートリ
ッジ500をチャッキング位置13に移動させる。
【0171】ステップ124では、中間カートリッジ入
口884のシャッタ886を閉める。なお、シャッタ8
86は、中間カートリッジ500がセットされてから所
定時間(数秒)後に閉める。これにより、ケーシング1
内が完全に遮光される。なお、シャッタ886が閉めら
れたことを検出してから次のステップへ進む。
【0172】ステップ126では、中間カートリッジチ
ャッキング装置840を作動させ、中間カートリッジ5
00をチャッキングする。これにより中間カートリッジ
500の上シェル505が開かれ、巻取ローラー513
がモーター862で回転可能な状態となる。なお、何ら
かの原因で上シェル505が開かなかった場合には、フ
ィルムFを挿入することができなくなるため、中間カー
トリッジチャッキング装置840が動作した後、赤外線
LED(図示せず)と光センサ(図示せず)とによって
上シェル505が開いたことを自動的に確認することが
好ましい。また、上シェル505が開かなかった場合に
は、表示装置4にメッセージ(例えば、「中間カートリ
ッジが開きません。」等)を表示することが好ましい。
【0173】次に、図37に示すように、ステップ12
8では、DP袋3の店コード(図示せず)と受付コード
(図示せず)が読まれたか否かを判断する。なお、店コ
ードと受付コードは、バーコード化されており、バーコ
ードリーダー7で読取る。
【0174】DP袋3の店コードと受付コードが読まれ
たと判断されるとステップ130へ進み、カートリッジ
14のスプール軸16を回転させる。これにより、フィ
ルムFは挿通口28からカートリッジ14の外へ送り出
される。
【0175】ステップ132では、フィルム搬送装置7
00の搬送ローラ710A,712Aを回転させる。な
お、スプール軸16が回転後、所定時間してマイクロス
イッチ733でフィルムFが検出されない場合には、カ
ートリッジ14からフィルムが送りだされないことを示
すメッセージを表示する。
【0176】ステップ134では、プレッシャーローラ
770を上昇させる。ステップ136では、さらにスプ
ール軸16、搬送ローラ710A,712A及び中間カ
ートリッジ500の巻取ローラー513を回転させ、中
間カートリッジ500によるフィルムFの巻き取りを行
う。ここで、巻取ローラー513の回転速度は、スプー
ルドライバ440のギヤ453の回転速度よりも所定量
速く回転される。これにより、フィルム送り出し中は、
フィルムFに常にトルクリミッタ447の空転トルク分
のテンションが掛かった状態となる。
【0177】ステップ138では、磁気ヘッド748に
よってフィルムFの端部FR側(リーダー側)の磁気ト
ラック88にフィルムID、店コード、受付コード等の
情報を書き込む。ここで、端部FR側(リーダー側)の
磁気トラック88に情報を記録する場合にはノッチ74
を検出して所定時間後から書込を開始する。
【0178】ステップ140では、書き込みが終了する
と、ただちにプレッシャーローラ770を下降させる。
これにより、磁気ヘッド748にフィルムFが押し付け
られなくなり、磁気ヘッド748の摩耗が防止される。
磁気ヘッド748を常時フィルムFに押し当てている
と、磁気ヘッド748が早期に摩耗してしまい、摩耗し
た磁気ヘッド748はフィルムFを傷つける虞れがあ
る。
【0179】なお、磁気情報を記録する場合にはフィル
ムFを定速走行させ、それ以外には高速走行させること
で処理能力を上げることができる。即ち、磁気記録や読
み取りをしない部分でフィルムFの搬送速度を上げるこ
とにより、全体の処理時間を縮めることができる。
【0180】また、磁気トラック88の記録量には制限
があるため、容量を越えて記録できない情報がある場合
には、エラーメッセージを表示し、記録できなかった情
報をLAN、フロッピーディスク、ICカード等で後工
程に伝えると共に、磁気トラック88に書ききれなかっ
たことを示すエラーフラグを磁気トラック88に記録す
る。
【0181】ステップ142では、さらにスプール軸1
6、搬送ローラ710A,712A及び中間カートリッ
ジ500の巻取ローラー513を回転させ、中間カート
リッジ500によるフィルムFの巻き取りを行う。
【0182】ステップ144では、フィルムFのデタッ
チパーフォレーション70を赤外線センサ726が検出
したか否かを判断する。
【0183】ステップ144でデタッチパーフォレーシ
ョン70を検出したと判断されるとステップ146へ移
り、ただちにスプール軸16、搬送ローラ710A,7
12A及び中間カートリッジ500の巻取ローラー51
3の回転を停止する。
【0184】ステップ148では、カートリッジ14の
スプール軸16のみをフィルム送り出し方向に規定量回
転させ、スリット孔52を所定方向に向ける。これによ
り、搬送ローラ710Aとスプール軸16との間のフィ
ルムFが弛む。
【0185】図38に示すように、ステップ150で
は、デタッチプレート819を挿通口28を介してカー
トリッジ14の内部に挿入し、スプール軸16のスリッ
ト孔52に挿入する。これにより、フィルムFの係合孔
60が突起部56から外れ、フィルムFがスプール軸1
6から離間可能となる。
【0186】ステップ152では、搬送ローラ710
A,712A及び中間カートリッジ500の巻取ローラ
ー513を回転させ、フィルムFの巻き取りを再開す
る。
【0187】ステップ154では、赤外線センサ730
によりフィルム搬送装置700の出口近傍にフィルムF
のトレーラー側の端部FTが来たか否かを判断する。
【0188】ステップ154で、フィルムFの端部FT
が来たと判断されると、ステップ156へ進み、搬送ロ
ーラ710A,712A及び中間カートリッジ500の
巻取ローラー513の回転を停止させる。
【0189】ステップ158では、デタッチプレート8
19を元の位置(初期位置)に戻す。
【0190】ステップ158を終了すると並列動作に移
る。ステップ160では、ドアドライバ442を作動さ
せ、カートリッジ14のドア30を閉める。
【0191】ステップ162では、カートリッジ14の
チャッキングを解除する。ステップ164では、割込み
モードであるか否かを判断する。
【0192】割込みモードである場合には、カートリッ
ジ14をカートリッジ入口8へ移動させる。
【0193】ステップ168では、カートリッジ入口8
のシャッタ462を開ける。なお、シャッタ462が開
いたらオペレーターはカートリッジ入口8からカートリ
ッジ14を取り出す。
【0194】一方、ステップ164で割込みモードでな
いと判断された場合にはステップ170に進み、ステッ
プ170でカートリッジ14をカートリッジ用コンテナ
200の開口233の側方へ移動させる。
【0195】ステップ172では、カートリッジ14を
カートリッジ用コンテナ200のカートリッジ格納部2
06へ強制的に押し込む。これにより、カートリッジ格
納部20内の突起218によってカートリッジ14の表
示板38がノッチ孔36内へ折り曲げられる。
【0196】ステップ174では、カートリッジ14を
カートリッジ入口8に移動させる。一方、ステップ17
6では、偏心ローラ838を回転させ、中間カートリッ
ジ500の上シェル505を閉じる。
【0197】ステップ178では、中間カートリッジ5
00のチャッキングを解除する。ステップ180では、
中間カートリッジ入口884のシャッタ886を開け
る。
【0198】ステップ182では、中間カートリッジ5
00を中間カートリッジ入口884まで移動する。ま
た、表示装置4は、中間カートリッジ500のフィルム
巻き込みが終了したことを表示する。
【0199】オペレーターは中間カートリッジ入口88
4から中間カートリッジ500を取り出す。
【0200】ステップ184では、1ロット(カートリ
ッジ14が20個分)の処理を終了したか否かを判断す
る。
【0201】ステップ184で、1ロットの処理を終了
した(カートリッジ用コンテナ200が満杯になっ
た。)と判断すると表示装置4に1ロット分の処理が終
了したことを示すメッセージを表示してステップ102
へ戻り、1ロット分の処理を終了していないと判断した
と判断するとステップ110へ戻って前述した処理を進
める。
【0202】このようにして、本実施形態の自動フィル
ム巻換装置10では、受付順にカートリッジ14を順次
セットするだけで、処理終了後は自動でカートリッジ用
コンテナ200に格納するため、処理済みカートリッジ
14を順番に整理して置いておく必要がなく、確実に処
理順に次作業へ進むことができる。なお、カートリッジ
用コンテナ200を外してコンテナ単位(ロット単位)
で後工程へカートリッジ14を廻すことができるので、
後工程ではコンテナ単位で作業を進めることができる。
【0203】また、この実施形態では、フィルムFの端
部FR側(リーダー側)の磁気トラック88にフィルム
ID、店コード、受付コード等の情報を書き込んだが、
これらの情報は端部FT(トレーラー側)の磁気トラッ
ク88に書き込んでも良く、両方の磁気トラック88に
書き込んでも良い。ここで、端部FT(トレーラー側)
の磁気トラック88に情報を記録する場合には、アラウ
ンドパーフォレーション68を検出してほぼ同時に書込
を開始する。
【0204】また、磁気トラック88には、フィルムI
D、店コード、受付コードの他に、カートリッジ14を
識別するためのカートリッジID、カートリッジ14の
バーコード80に含まれるメーカーコード、撮影枚数、
フィルム感度、フィルム種類等の情報、カートリッジコ
ンテナID(本実施形態では説明はしていないが、カー
トリッジ用コンテナ200に貼り付けられたバーコード
に含まれているもので、カートリッジ用コンテナ200
を識別するためのID)、処理した時刻、日付、ラボI
D(現像所を識別するID)、処理を行った自動巻換装
置の号機ナンバー、DP袋番号、処理順序番号、注文枚
数、プリントサイズ、ペーパー(印画紙)幅、プリント
の面種(光沢、絹目等)等を書き込んでも良い。なお、
注文枚数、プリントサイズ、ペーパー幅、プリントの面
種等を書き込むことにより、後工程でプリントの自動化
が可能となる。
【0205】なお、リーダー側(端部FR側)から順次
処理するプリンタなどは、フィルム1本を共通で示す情
報を先読みしたほうが便利である。したがって、プリン
タを考慮すると注文内容はリーダー側(端部FR側)の
磁気トラック88に記録することが良い。
【0206】また、カートリッジ14に再びフィルムF
を結合する装置では、トレーラー側を先頭にしてフィル
ムFを搬送した方が便利である(フィルムFのトレーラ
ー側をカートリッジ14のスプール軸16に係止するた
め。また、フィルムFとカートリッジ14とを照合する
ため、いち早くフィルムIDを読取る必要があるた
め。)。したがって、カートリッジ14に再びフィルム
Fを結合する装置を考慮すると、情報は端部FT(トレ
ーラー側)の磁気トラック88に記録することが良い。
このことから、自動フィルム巻換装置10では、端部F
R側(リーダー側)及び端部FT(トレーラー側)の両
方の磁気トラック88に情報を記録することが好まし
い。
【0207】また、現状の135フィルムはカートリッ
ジ(パトローネ)からベロを出しても、出口のテレンプ
で内部は遮光されているためベロを出したまま、明室内
で現像機用のリーダに貼り付け、フィルムの現像機にフ
ィルムをセットすることができる。一方、この自動フィ
ルム巻換装置10に用いるカートリッジ14は、挿通口
28のドア30を開けると内部の遮光を保てない。この
ため、内部が遮光された自動フィルム巻換装置10内で
中間カートリッジ500にフィルムFを巻換え、中間カ
ートリッジ500から出されたフィルムFのベロにリー
ダーを貼り付けることで、135フィルム用の現像機で
フィルムFの現像処理を行うことができる。また、遮光
された自動フィルム巻換装置10内で巻換え作業を自動
で行うため、巻換え作業用の暗室を必要としない。この
ため、本実施形態の自動フィルム巻換装置10を用いれ
ば、現像所の新方式に対応する機器全体(システム)の
コストを低減することができる。
【0208】また、カートリッジ14を用いる新方式で
は、顧客から預かったカートリッジ14に再びフィルム
Fを戻して返却する前提になっている。そのため、カー
トリッジ14のIDとフィルムFのIDを自動で読み取
り、機器で自動照合することが望ましい(なお、目視確
認で、機器によらず人手のみに頼ることも可能である
が、作業が繁雑である。)。そのためのIDとしてフィ
ルムF上には、現像することによって顕在化するバーコ
ード90が予め露光されている。ところが、トラブル等
でフィルムFがカブッテしまえば、光学的な自動照合や
目視照合もできなくなる。このため、カブリ対策のため
には、DP袋との照合を行うチェックテープをフィルム
Fに貼り付ける対策が生じる。しかし、本実施形態の自
動フィルム巻換装置10では、磁気情報で照合を行うの
で上記のようなカブリ対策を回避することができる。即
ち、自動フィルム巻換装置10内で、カートリッジ14
のIDを読み、これを磁気記録層に記録することで、後
工程で、万一カブリが発生しても、或いは、顧客から預
かった時点で既にフィルムFがカブッテいても対策で
き、自動照合が可能となる。
【0209】なお、上記実施形態では、フィルム巻取済
みの中間カートリッジ500をオペレータが一つずつ取
り出すようにしたが、中間カートリッジ格納装置880
によって中間カートリッジ用コンテナ878のカートリ
ッジ格納部206へ自動で格納することもできる。この
場合、1ロットの処理を終了した(中間カートリッジ用
コンテナ878が満杯になった。)ときに、表示装置4
に1ロット分の処理が終了したことを示すメッセージを
表示する。こうすれば、フィルム巻取済み中間カートリ
ッジ500を順番に整理して置いておく必要がなく、確
実に処理順に次作業へ進むことができる。また、中間カ
ートリッジ用コンテナ878を外してコンテナ単位(ロ
ット単位)で後工程へ中間カートリッジ500を廻すこ
とができるので、後工程ではコンテナ単位で作業(フィ
ルムFの現像等)を進めることができる。
【0210】また、上記実施形態では、カートリッジ1
4を一つずつカートリッジ入口8に挿入して処理を行っ
たが、最初にオペレーターがカートリッジ用コンテナ2
00にカートリッジ14を格納し、このカートリッジ用
コンテナ200のカートリッジ格納部206からカート
リッジ14を自動で取り出してフィルムFを巻換え、空
になったカートリッジ14を再び元のカートリッジ格納
部206に格納することも可能である。この場合、カー
トリッジ用コンテナ装填部300に中間カートリッジ用
コンテナ装填部876で設けたような押出シャフト88
2を備えた押出装置を設け、押出シャフト882によっ
て一つずつカートリッジ14をネスト404へ押し出せ
ば良い。こうすることによって、オペレーターは、カー
トリッジ用コンテナ200をセットした後は、全てのカ
ートリッジ14の巻換えが終了するまで他の作業に専念
できる。
【0211】また、上記実施形態では、カートリッジ1
4を一つずつカートリッジ入口8に挿入して処理を行っ
たが、図39に示すように、筒状のトレイ900を用い
てカートリッジ14を自動挿入することもできる。この
トレイ900は上部が開放され、下部にスライド可能
(矢印L方向及び矢印R方向)にシャッタ902が取り
付けられているものであり、上部より挿入されたカート
リッジ14が、例えば20個積み重ねられるようになっ
ている。
【0212】このようなトレイ900を用いる場合に
は、ネスト404の搬送経路上にトレイ900をセット
し、シャッタ902の孔(図示せず)に係合するピン9
04をラック・アンド・ピニオン機構906でスライド
させ、シャッタ902の開閉によりカートリッジ14を
1個ずつネスト404上に落とすようにすれば良い。
【0213】また、上記実施形態では、中間カートリッ
ジ500を一つずつ中間カートリッジ入口884に挿入
して処理を行ったが、図40に示すように、筒状のトレ
イ908を用いて中間カートリッジ500を自動挿入す
ることもできる。このトレイ908は上部が開放され、
下部にスライド可能(矢印L方向及び矢印R方向)にシ
ャッタ910が取り付けられているものであり、上部よ
り挿入された中間カートリッジ500が、例えば20個
積み重ねられるようになっている。
【0214】このようなトレイ908を用いる場合に
は、中間カートリッジ用ネスト828の搬送経路上にト
レイ908をセットし、シャッタ910の孔(図示せ
ず)に係合するピン912をラック・アンド・ピニオン
機構914でスライドさせ、シャッタ910の開閉によ
り中間カートリッジ500を1個ずつ中間カートリッジ
用ネスト828上に落とすようにすれば良い。
【0215】また、上記実施形態では、空のカートリッ
ジ14を1ロット分カートリッジ用コンテナ200に格
納したが、図41に示すように樋状のトレイ916に1
ロット分排出しても良い。
【0216】このようなトレイ916は、ケーシング1
に設けた遮光蓋(図示せず)を開けて内部に挿入可能
し、内部では傾斜状態でセットすることが好ましい。一
方、自動フィルム巻換装置10は、ガイド溝部材482
(図16参照)の一部を分割し、分割したガイド溝部材
482Aをシャッタ918に取り付け、シャッタ918
が開いた際に開口920からトレイ916にカートリッ
ジ14が落下するように構成すれば良い。なお、シャッ
タ918は、ラック・アンド・ピニオン機構922でス
ライドさせれば良い。
【0217】さらに、上記実施形態では、フィルム巻取
済みの中間カートリッジ500を中間カートリッジ入口
884から一つずつ取り出すようにしたが、図42に示
すように、樋状のトレイ924に1ロット分排出しても
良い。
【0218】このようなトレイ924は、ケーシング1
に設けた遮光蓋(図示せず)を開けて内部に挿入可能
し、内部では傾斜状態でセットすることが好ましい。一
方、自動フィルム巻換装置10は、中間カートリッジ用
ネスト828の側方に開口926を設け、開口926の
シャッタ928を開いたときに、図示しないラック・ア
ンド・ピニオン機構でスライドする押出し爪930が中
間カートリッジ500を移動してトレイ924に落下す
るように構成すれば良い。なお、シャッタ928は、ラ
ック・アンド・ピニオン機構932でスライドさせれば
良い。
【0219】また、自動フィルム巻換装置10には、ミ
ニラボ用の自動現像機で用いるフィルム搬送用のリーダ
ーを貼り付ける図43乃至図45に示すようなリーダー
貼付装置940を後付けすることも可能である。
【0220】リーダー貼付装置940は、ケーシング1
の正面右側に図示しない引っ掛け爪、ネジ等取り付けら
れる。
【0221】また、自動フィルム巻換装置10には、図
44に示すように、予めケーシング1に蓋(図示せず)
で閉止可能な開口942を設けておき、リーダー貼付装
置940を取り付けるときに蓋を取り外すようにしてお
く。また、自動フィルム巻換装置10には、図42で説
明したような押出し爪930を移動可能に設けておき、
中間カートリッジ用ネスト828の側方に、略U字状の
ガイド944を設けておく。
【0222】リーダー貼付装置940には、ガイド94
4の側方に、中間カートリッジ500を2個保持可能な
ネスト946を設けておき、さらにガイド944に搭載
された中間カートリッジ500をネスト946へ移動さ
せる移動装置948を設ける。この移動装置948は、
先端に弾性変形可能な引っ掛け爪950を設けたラック
952を有している。なお、ラック952は図示しない
モータで回転されるピニオンギヤ954に噛み合ってい
る。
【0223】引っ掛け爪950は、ガイド944側に移
動すると中間カートリッジ500に接触して先端が外側
へ逃げるように弾性変形し、先端が中間カートリッジ5
00の奥側の端部に引っ掛かると元の形状に戻る(図4
4の2点鎖線の状態)。その後、引っ掛け爪950がリ
ーダー貼付装置940側へ移動することで中間カートリ
ッジ500がネスト946に挿入される。これを2回繰
り返すことで2個の中間カートリッジ500をネスト9
46に挿入することができる。
【0224】図44及び図45に示すように、ネスト9
46の側方には、シート状のリーダー956が積み重ね
られて配置されている。リーダー956は、スプリング
958によって上方に付勢されており、一番上のリーダ
ー956が搬送ローラ960に押しつけられている。こ
の搬送ローラ960は、一番上のリーダー956を、ネ
スト946の中間カートリッジ500側へ送る役目をし
ている。
【0225】ネスト946を挟んでリーダー956とは
反対側には、矩形の粘着テープ962が貼付られた帯状
の剥離紙964が軸966にセットされており、剥離紙
946は、剥離ローラ968、ローラ970,972を
介して巻取軸974に巻き取られるようになっている。
粘着テープ962の貼付られた剥離紙964が剥離ロー
ラ968に至ると剥離紙964の方向が急激に曲げら
れ、粘着テープ962と剥離紙964との曲げ剛性の違
いにより粘着テープ962が剥離紙964から剥がれ
る。このときに、剥離ローラ968は下降し、剥がれた
粘着テープ962は、図45(B)に示すように貼付ロ
ーラ976が矢印1、矢印2の順に移動することでリー
ダー956とフィルムFとを図44に示すように接合で
きる。
【0226】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
フィルム巻換装置は、フィルムの巻換えを自動に行うこ
とができ、また、空になったカートリッジをカートリッ
ジ用コンテナに自動で格納できるので、現像所において
効率的に巻換え処理を行うことができるという優れた効
果を有する。
【0227】請求項2に記載のフィルム巻換装置は、カ
ートリッジID読取手段がカートリッジに付与されたカ
ートリッジ識別用のIDを読み取り、記録手段がカート
リッジID読取手段で読み取ったIDをフィルムの磁気
記録部に記録するので、後工程でフィルムの磁気記録部
に記録されたIDとカートリッジIDとを読み取って照
合し、最初に収納されていたカートリッジにフィルムを
自動で巻き取ることが可能となる。
【0228】請求項3に記載のフィルム巻換装置は、移
動手段がカートリッジをカートリッジ用コンテナに押し
込むことで表示板を折るので、現像済み表示板を折る作
業を効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動フィルム巻換装
置の正面左側から見た全体斜視図である。
【図2】自動フィルム巻換装置を正面右側から見た全体
斜視図である。
【図3】自動フィルム巻換装置の正面側から見た内部構
成図である。
【図4】(A)はカートリッジの左側面図であり、
(B)はカートリッジの正面図であり、(C)はカート
リッジの右側面図である。
【図5】カートリッジの分解斜視図である。
【図6】(A)はスプール軸の正面図であり、(B)は
図6(A)に示すスプール軸の6(B)−6(B)線断
面図である。
【図7】(A)はフィルムを巻き取り途中のスプール軸
の斜視図であり、(B)はフィルムの巻き取りを終了し
たスプール軸の斜視図である。
【図8】フィルムの平面図である。
【図9】コンテナの斜視図である。
【図10】カバー側から見たコンテナの分解斜視図であ
る。
【図11】本体側から見たコンテナの分解斜視図であ
る。
【図12】カートリッジ格納部の軸線方向から見た拡大
図である。
【図13】コンテナカバーを開けた状態のカートリッジ
用コンテナ装填部の正面図である。
【図14】コンテナカバーを閉めた状態のカートリッジ
用コンテナ装填部の正面図である。
【図15】カートリッジ用コンテナ装填部の平面図であ
る。
【図16】カートリッジ搬送装置の部分斜視図である。
【図17】カートリッジ搬送装置の部分断面図である。
【図18】チャッキング位置周辺のカートリッジ搬送装
置の部分斜視図である。
【図19】チャッキング位置周辺のカートリッジ搬送装
置の平面図である。
【図20】押圧装置の平面図である。
【図21】押圧装置の側面図である。
【図22】カバーを開けた状態のフィルム搬送装置の平
面図である。
【図23】フィルム搬送装置のフィルム搬送方向直角断
面図である。
【図24】フィルム押しつけ装置の側面図である。
【図25】(A)及び(B)は、デタッチプレートの動
作説明図である。
【図26】デタッチ装置の斜視図である。
【図27】デタッチプレート、スプール軸及びフィルム
の斜視図である。
【図28】中間カートリッジの斜視図である。
【図29】上シェルを開けた状態の中間カートリッジの
斜視図である。
【図30】(A)は上シェルを開けた状態の中間カート
リッジの軸直角断面図であり、(B)はフィルムを巻き
取っている途中の中間カートリッジの軸直角断面図であ
る。
【図31】(A)乃至(C)は、中間カートリッジ搬送
装置の一部断面図である。
【図32】中間カートリッジ搬送装置の部分斜視図であ
る。
【図33】チャッキング位置付近の中間カートリッジ搬
送装置の平面図である。
【図34】操作パネルを開いた状態の自動フィルム巻換
装置の斜視図である。
【図35】自動フィルム巻換装置の断面図である。
【図36】自動フィルム巻換装置の作動を示すフローチ
ャートである。
【図37】図36に示すフローチャートの続きである。
【図38】図37に示すフローチャートの続きである。
【図39】他の実施形態に係り、カートリッジの供給用
のトレイ付近の斜視図である。
【図40】他の実施形態に係り、中間カートリッジの供
給用のトレイ付近の斜視図である。
【図41】他の実施形態に係り、カートリッジの排出用
のトレイ付近の斜視図である。
【図42】他の実施形態に係り、中間カートリッジの排
出用のトレイ付近の斜視図である。
【図43】リーダー貼付装置の取り付けられた自動フィ
ルム巻換装置の斜視図である。
【図44】リーダー貼付装置の内部構造を示す平面図で
ある。
【図45】(A)はリーダー貼付装置の内部構造を示す
正面図であり、(B)は図45(A)に示す貼付ローラ
付近の拡大図である。
【符号の説明】
F フィルム 9 カートリッジ搬送装置(移動手段) 10 自動フィルム巻換装置 14 カートリッジ 16 スプール軸 80 バーコード(カートリッジID) 88 磁気トラック(磁気記録部) 200 カートリッジ用コンテナ 300 カートリッジ用コンテナ装填部 404 ネスト(カートリッジ保持部) 440 スプールドライバ(フィルム送出手段) 485 バーコードリーダー(カートリッジID読取
手段) 500 中間カートリッジ 700 フィルム搬送手段 748 磁気ヘッド(記録手段) 803 デタッチ装置(フィルム分離手段) 828 中間カートリッジ用ネスト(中間カートリッ
ジ保持部) 840 中間カートリッジチャッキング装置(巻取手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 弘樹 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに収納されたフィルムを中
    間カートリッジに巻き換えるフィルム巻換装置であっ
    て、 複数の前記カートリッジを格納するカートリッジ用コン
    テナと、 前記カートリッジ用コンテナを着脱自在とするカートリ
    ッジ用コンテナ装填部と、 前記カートリッジを保持するカートリッジ保持部と、 前記保持部に保持された前記カートリッジのスプール軸
    を回転させ、前記スプール軸に巻き取られた前記フィル
    ムを前記カートリッジから送りだすフィルム送出手段
    と、 前記中間カートリッジを保持する中間カートリッジ保持
    部と、 前記中間カートリッジ保持部に保持された前記中間カー
    トリッジに前記フィルムを巻き取る巻取手段と、 前記カートリッジから送り出された前記フィルムを前記
    保持部に保持された前記中間カートリッジに向けて搬送
    する搬送手段と、 前記スプール軸からフィルムを分離するフィルム分離手
    段と、 前記コンテナ装填部に装填された前記コンテナと前記カ
    ートリッジ保持部との間で前記カートリッジを移動する
    移動手段と、 を備えたことを特徴とするフィルム巻換装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジに付与されたカートリ
    ッジ識別用のカートリッジIDを読み取るカートリッジ
    ID読取手段と、 前記フィルムの磁気記録部に前記カートリッジIDで読
    み取った前記カートリッジIDを記録する記録手段と、 を備えたことを特徴とした請求項1に記載のフィルム巻
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ用コンテナには前記カ
    ートリッジの現像済み表示板を折る突起が設けられてお
    り、前記移動手段は前記カートリッジを前記カートリッ
    ジ用コンテナに押し込んだときに前記表示板を折ること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルム
    巻換装置。
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