JPH09120140A - カートリッジのチャッキング装置 - Google Patents

カートリッジのチャッキング装置

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Publication number
JPH09120140A
JPH09120140A JP7278071A JP27807195A JPH09120140A JP H09120140 A JPH09120140 A JP H09120140A JP 7278071 A JP7278071 A JP 7278071A JP 27807195 A JP27807195 A JP 27807195A JP H09120140 A JPH09120140 A JP H09120140A
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JP
Japan
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shaft
spool
film
cartridge
driver
Prior art date
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Application number
JP7278071A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Tanaka
哲哉 田中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールドライバを迅速かつ確実にスプール
軸に係合させる。 【解決手段】 スプール軸を挟持するスプールドライバ
440及び押圧シャフト630の先端をテーパー状と
し、押圧シャフト630の先端をスプールドライバ44
0の先端よりも鋭角に形成する。また、押圧シャフト6
30は、フィルムの巻取方向とは反対方向の回転を阻止
するワンウェイクラッチに連結する。スプールドライバ
440と押圧シャフト630とでスプール軸を挟持する
と、押圧シャフト630がキー孔食い込み、スプールド
ライバ440をフィルムの巻取方向とは反対方向に回転
させると、スプール軸が止まったままスプールドライバ
440が回転する。このため、スプールドライバ440
を1回転させるうちに確実にスプール軸のキー溝にスプ
ールドライバ440のキーを係合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジのス
プール軸にスプールドライバを迅速かつ確実に係合させ
ることのできるカートリッジのチャッキング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、現像済みのネガフィルムは、切断
されてピースネガとして顧客に返却されるようになって
いた。
【0003】一方、このようにネガフィルムを切断しな
い方法として、現像済みのネガフィルムをカートリッジ
に収容した状態で返却する方法が提案されている。
【0004】このカートリッジにはスプール軸が設けら
れており、現像済みのネガフィルムはスプール軸に層状
に巻き取られる。
【0005】このスプール軸の端部にはキー溝を有する
キー孔が形成されており、スプール軸を回転させる場合
にはキー溝に係合するキーが形成されたスプールドライ
バを用いるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現像所では
多量のフィルムを処理しなければならず、スプールドラ
イバは迅速かつ確実にスプール軸に係合させることが望
まれる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、スプールドラ
イバを迅速かつ確実にスプール軸に係合させることがで
きるカートリッジのチャッキング装置を提供することが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカート
リッジのチャッキング装置は、端部にキー孔を有するフ
ィルム巻取用のスプール軸を備えたカートリッジを装填
するための装填部と、先端付近に前記キー孔のキー溝に
係合するキーを備え、前記キー溝に前記キーが係合した
ときには前記キー孔に一部が挿入されて前記スプール軸
を回転可能とするスプールドライバと、前記スプールド
ライバとは前記スプール軸を挟んで反対側に同軸的に設
けられ、先端で前記スプール軸の前記スプールドライバ
とは反対側の端部を押圧可能なシャフトと、前記スプー
ルドライバ及び前記シャフトの少なくとも一方を軸方向
に移動させ、前記スプールドライバの先端と前記シャフ
トの先端とで前記スプール軸を挟持させる軸方向移動手
段と、前記スプール軸の先端及び前記スプールドライバ
の先端が前記スプール軸の端部に接触してからの前記ス
プール軸と前記スプールドライバとの軸方向の相対変位
を検出する検出手段と、少なくとも前記相対変位を検出
するまで前記スプールドライバを回転させる回転手段
と、前記シャフトの回転を阻止可能とする回転阻止手段
と、を備え、前記シャフトの先端が前記スプール軸の端
部に押圧された際の前記シャフトと前記スプール軸との
係止トルクが、前記キー溝に前記キーが係合していない
ときの前記スプールドライバの先端が前記スプール軸の
端部に押圧された際の係止トルクよりも大きいことを特
徴としている。
【0009】次に、請求項1に記載のカートリッジのチ
ャッキング装置の作用を説明する。請求項1に記載のカ
ートリッジのチャッキング装置では、カートリッジが装
填部に装填されると軸方向駆動手段が作動し、スプール
ドライバの先端とシャフトの先端とでスプール軸が挟持
される。これにより、スプールドライバの先端及びシャ
フトの先端がスプール軸の端部に接触する。
【0010】スプール軸が挟持されると、回転阻止手段
によりシャフトの回転が阻止され、スプールドライバ
は、検出手段がスプール軸の先端及びスプールドライバ
の先端がスプール軸の端部に接触してからのスプール軸
とスプールドライバとの軸方向の相対変位を検出するま
で、即ち、スプール軸のキー溝にスプールドライバのキ
ーが係合するまで回転する。
【0011】ここで、シャフトの先端がスプール軸のキ
ー孔に押圧された際のシャフトとスプール軸との係止ト
ルク(シャフトとスプール軸とが相対回転を起こさない
最大のトルク)の方が、キー溝にキーが係合していない
ときのスプールドライバの先端がスプール軸のキー孔に
押圧された際の係止トルク(スプールドライバとスプー
ル軸とが相対回転を起こさない最大のトルク)よりも大
きくなるため、スプール軸のキー溝にキーが係合するま
でスプール軸は回転することはなく、スプールドライバ
が1回転するうちに確実にキー溝にキーを係合させるこ
とができ、スプールドライバをスプール軸に挿入してス
プールドライバの駆動力をスプール軸に伝達可能な状態
とすることができる。なお、フィルムをスプール軸に巻
き取る、あるいはフィルムをカートリッジから送りだす
際には、回転阻止手段によるシャフトの回転阻止状態を
解除する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のカートリッジのチャッキング装置において、前記スプ
ールドライバ及び前記シャフトのスプール軸側の先端は
各々テーパー状に形成されており、前記シャフトの先端
は前記スプールドライバの先端よりも鋭角にされている
ことを特徴としている。
【0013】請求項2に記載のカートリッジのチャッキ
ング装置では、スプールドライバ及びシャフトのスプー
ル軸側の先端が各々テーパー状に形成されており、シャ
フトの先端がスプールドライバの先端よりも鋭角にされ
ているので、キー孔を押圧した際にはシャフトの先端の
方がスプールドライバの先端よりもキー孔に対して食い
込む。これにより、シャフトの先端がスプール軸のキー
孔に押圧された際のシャフトとスプール軸との係止トル
クの方が、キー溝にキーが係合していないときのスプー
ルドライバの先端がスプール軸のキー孔に押圧された際
の係止トルクよりも大きくなる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のカートリッジのチャッキング装置にお
いて、前記回転阻止手段は、装置が使用するスプール軸
回転方向と同方向にのみ前記シャフトを回転可能とし、
反対方向の回転を阻止するワンウェイクラッチであるこ
とを特徴としている。
【0015】次に、請求項3に記載のカートリッジのチ
ャッキング装置の作用を説明する。請求項3に記載のカ
ートリッジのチャッキング装置では、キー溝にキーを係
合させるときに、装置が処理の際に使用するスプール軸
回転方向とは逆方向に回転させる。なお、装置が処理の
際に使用するスプール軸回転方向とは、例えば、フィル
ムを巻き取る装置であればフィルム巻取方向であり、フ
ィルムを送り出しする装置であればフィルム送り出し方
向となる。
【0016】これにより、ワンウェイクラッチがシャフ
トの回転を阻止するので、スプール軸の回転を停止させ
ることができる。一方、ワンウェイクラッチは、装置が
使用するスプール軸回転方向と同方向にはシャフトを回
転可能としているので、スプールドライバを同方向に回
転させればシャフトは同じ方向に軽く回転でき、スプー
ル軸で容易にフィルムを巻き取る、あるいは送り出しす
ることができる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至は請求項3に記載のカートリッジのチャッキング装
置において、前記軸方向移動手段に設けられ、前記スプ
ールドライバと前記シャフトとで前記スプール軸を挟持
したときの挟持力を所定値に制限する制限手段を設けた
ことを特徴としている。
【0018】次に、請求項4に記載のカートリッジのチ
ャッキング装置の作用を説明する。請求項4に記載のカ
ートリッジのチャッキング装置では、スプールドライバ
とシャフトとでスプール軸を挟持したときの挟持力を制
限手段によって所定値に制限するので、樹脂等で形成し
たスプール軸に無理な力が作用せず、スプール軸の損傷
を防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図を参照しながら本実施
形態に係るフィルム接合装置10を説明する。
【0020】図1乃至図3に示すように、フィルム接合
装置10には、現像済みのフィルムF(図示せず)の束
を自動的に送りだす自動フィルム供給装置100、後述
するコンテナ200(図示せず)を装填するコンテナ装
填部300、後述するカートリッジ14(図示せず)を
保持するネスト部400、自動フィルム供給装置100
から送り出されたフィルムFをネスト部400へ搬送す
るフィルム搬送装置700、ネスト部400からカート
リッジ14を排出するカートリッジ排出口2、装置の操
作方法、動作状況、警告等を表示する表示装置4、機器
の操作を行うスイッチ類の設けられた入力部6、割込み
処理等を行う場合のフィルムFを保持するフィルム受け
部8が設けられている。 (カートリッジ及びフィルム)まず、本実施形態のフィ
ルム接合装置10に用いるカートリッジ14及びフィル
ムFの概略を図4乃至図8を参照しながら説明する。
【0021】図4(A)乃至図4(C)及び図5に示さ
れるように、カートリッジ14は、カバー18A、18
Bを重ね合わせて略円筒状に形成されたケーシング20
を備えている。このケーシング20は、接線方向に突出
した突出部22を備え、この突出部22の先端には、ケ
ーシング20の軸線方向に沿ったスリット状の挿通口2
8が形成されている。この挿通口28は、通常、ドア3
0によって閉止されており、これによってケーシング2
0内が遮光状態となっている。また、ケーシング20内
のスプール軸16は、ケーシング20の軸方向の両端を
閉塞する側壁24、26に回転可能に支持されている。
【0022】図4(B)、図4(C)及び図5に示すよ
うに、突出部22には、側壁24、26の間にドアシャ
フト32が掛け渡されて回転可能に支持されている。こ
のドアシャフト32はドア30と一体回転するようにな
っており、ドアシャフト32と共にドア30が回動して
挿通口28が開閉される。なお、ドアシャフト32の側
壁24、26から露出した先端には、ドアシャフト32
を回転する手段(後述するドアドライバ442)の係合
用のキー孔34が形成されている。
【0023】このケーシング20は、側壁24、26の
ドアシャフト32の支持位置、スプール軸16の支持位
置及び突出部22と反対側の端部を結ぶ線に沿ってカバ
ー18A、18Bに分割されている。
【0024】また、図4(C)に示されるように、ケー
シング20の一方の側壁26の突出部22と反対側の端
部には、カバー18A、18Bに形成された切欠によっ
てノッチ孔36が形成され、また、カバー18Bには、
このノッチ孔36を覆う表示板38が延設されている。
この表示板38は、ケーシング20の軸心側が細幅の接
合部38Aで結合され、外周部側が太幅の接合部38B
で結合されている。
【0025】この表示板38は、カートリッジ14内に
現像処理の終了したフィルムFを収容しているときに
は、接合部38A側を切り離し、表示板38をノッチ孔
36内へ押し込み折り曲げるようになっている。これに
よって、カートリッジ14内のフィルムFが現像の終了
したものであるか、現像処理前のものであるかをケーシ
ング20の外から判断できるようにしている。
【0026】また、側壁26には、スプール軸16の周
囲に表示孔40A、40B、40C、40Dが等間隔で
穿設されている(以下総称するときには「表示孔40」
と言う)。これらの表示孔40は、カートリッジ14に
収容しているフィルムFがいずれの状態であるかを表示
するのに用いられる。例えば、丸孔の表示孔40Aは、
未露光、半円状の表示孔40Bは一部露光済、X状の表
示孔40Cは露光済で未現像、矩形状の表示孔40Dは
現像済であることを示す。これによって、カートリッジ
14内に収容しているフィルムFが何れの露光状態又は
処理状態にあるかを判断することができるようになって
いる。
【0027】一方、図6(A)及び図6(B)には、ケ
ーシング20内に配置しているスプール軸16を示して
いる。このスプール軸16は、軸方向(図6(A)の紙
面左右方向)の中間部がフィルムFを巻き取る巻取部4
2であり、この巻取部42の両側には、フランジ部44
が設けられている。
【0028】図6(A)に示すように、フランジ部44
には、弾性変形可能な薄肉の樹脂で形成された可撓性フ
ランジ72が取り付けられている。可撓性フランジ72
は、外周部分が内側に折り曲げられており、図7(A)
に示すように端部72AがフィルムFの側端部に弾性的
に押圧されている。
【0029】フィルムFには、リーダー側の端部FRか
ら所定寸法離間した位置にノッチ74が形成されてい
る。このため、フィルムFがスプール軸16に巻き取ら
れてゆくと、最終的には図7(B)に示すように可撓性
フランジ72の端部72AがフィルムFのノッチ74に
嵌まり込み、それ以上はスプール軸16が回転してもフ
ィルムFは巻き取られないようになっている。
【0030】また、スプール軸16には、ケーシング2
0の側壁26側の端部に小径のリング48が取り付けら
れている。図4(C)及び図6(B)にも示すように、
このリング48には、半径方向の外方に所定幅で突出す
る白色板50が一体的に設けられている。図4(C)に
示されるように、この白色板50は、スプール軸16を
中心にした回転位置によって何れかの表示孔40と重な
って、重なった表示孔40内に白色部分を露出する。こ
の白色板50の露出位置によって前記したカートリッジ
14内のフィルムFの処理状態を明示している。
【0031】図5に示すように、リング48には歯車部
48Aが形成されており、ドア30が閉められるとカバ
ー18Bに取り付けられたスプールロック76が歯車部
48Aに噛み合い、所定以下のトルクでは回転しないよ
うになっている。一方、ドア30が開けられるとスプー
ルロック76が歯車部48Aから離れ、スプール軸16
はスムーズに回転できるようになっている。
【0032】図6(A)及び図6(B)に示されるよう
に、スプール軸16の巻取部42には、軸線方向に沿っ
たスリット孔52が形成されており、巻取部42は、こ
のスリット孔52によって太幅の巻取部本体42Bと細
幅の係合部42Aに分割されている。また、係合部42
Aには、軸線方向の中間部で分割されてそれぞれの先端
が巻取部本体42Bへ向けてスリット孔52の開口幅を
狭める方向に突出した押さえ部54が形成されている。
一方、巻取部本体42Bには、押さえ部54の軸線方向
に沿った外側に、スリット孔52の開口幅を狭める方向
に突出した突起部56が対で形成されている。この突起
部56は、スプール軸の軸線方向に沿って見たときに前
記した押さえ部54と重なり合うようになっている。
【0033】図4(B)及び図5に示すように、ケーシ
ング20の外周面には、ラベル78が貼り付けられてい
る。図4(B)に示すように、ラベル78には、カート
リッジ14を識別するためのカートリッジID(識別番
号)の含まれたバーコード80がカバー18B側に2段
印刷されている。
【0034】図8に示すように、フィルムFのトレーラ
ー側の端部FTには、幅方向の中央部にフィルムFをス
プール軸16へ係止する(アタッチする)ときに用いら
れるアタッチプレート806の先端806Aを引っ掛け
る長孔58が穿設されている。
【0035】この長孔58の幅方向の両側には、係合孔
60が穿設されている。この係合孔60は、フィルムF
のトレーラー側の端部FTをスプール軸16のスリット
孔52へ挿入したときに、図6(A)に示すように、前
記した突起部56がそれぞれ入り込むようになってい
る。また、このときフィルムFの係合孔60の間は押さ
え部54が当接して、突起部56の抜け止めの役目をし
てフィルムFのトレーラー側の端部FTをスプール軸1
6に係合させるようになっている。
【0036】なお、図6(B)に示されるように、突起
部56の先端56Aは、フィルムFの引出し方向(矢印
R方向)と反対方向に突出した形状となってフィルムF
の抜け防止が施されている。
【0037】フィルムFは、トレーラー側の端部FTが
前記したようにスプール軸16に係合した状態でスプー
ル軸16に巻き取られてカートリッジ14内に収容され
ている。
【0038】図4(A),(C)に示すように、カート
リッジ14には、側壁24、26から露出するスプール
軸16の端面にキー孔62が形成されており、このキー
孔62に係合した場合にスプール軸16に回転力を伝達
することができるようになっている。
【0039】なお、図8に示されるように、フィルムF
には、画像コマ64の位置を明示するパーフォレーショ
ン66が所定間隔で幅方向の一端部に形成されており、
このパーフォレーション66は、画像の露光やプリント
作業を行うときの画像コマ64の位置決めに用いられる
ようになっている。
【0040】また、最終の画像コマ64より端部FT側
には、前記パーフォレーション66と反対側にアラウン
ドパーフォレーション68が穿設されており、この位置
よりもトレーラー側には画像が記録されていないこと、
または画像を記録しないことを明示している。
【0041】また、フィルムFには、トレーラー側の端
部FTから一定の間隔Tだけ離れた位置にデタッチパー
フォレーション70が穿設されており、このデタッチパ
ーフォレーション70を検出すればフィルムFのトレー
ラー側の端部FTの位置を正確に判断できるようにして
いる。なお、フィルムFのトレーラー側の端部FTの幅
方向の両端は、スプール軸16のスリット孔52への挿
入を容易にするために傾斜している。
【0042】さらに、このフィルムFには、透明な磁気
記録層が設けられており、フィルムFの幅方向の両端部
で、画像コマ64に掛からない領域を磁気トラックとし
て用いるようになっている。
【0043】ここで、パーフォレーション66の形成さ
れている側には現像所用の磁気トラック80が設けられ
ている。また、パーフォレーション66の形成されてい
る側とは反対側には、カメラ用の磁気トラック82が設
けられている。
【0044】また、端部FT側の画像コマ64のパーフ
ォレーション66よりも端部FT側、及び端部FR側の
画像コマ64のパーフォレーション66よりも端部FR
側には、それぞれフィルムFを識別するためのフィルム
IDを記録する磁気トラック88が設けられている。さ
らに、これら磁気トラック88の反対側には、バーコー
ド90が設けられている。このバーコード90は、フィ
ルムFを識別するためのフィルムIDを含むものであ
り、フィルムFの製造段階で予め潜像として形成されて
おり、現像処理することで顕像化されるものである。
【0045】さらに、フィルムFには、磁気トラック8
2と同じ位置に、バーコード92が記録されている。こ
のバーコード92は、画像コマ64のコマナンバー、製
造メーカー、フィルム種等を表すものであり、フィルム
Fの製造段階で予め潜像として形成されており、現像処
理することで顕像化されるものである。 (自動フィルム供給装置)図1及び図9に示すように、
自動フィルム供給装置100には、フィルムFの束をセ
ットするセット部102を備えており、セット部102
には、フィルムFの束を大きく湾曲させるためのローラ
104が複数本立設されている。
【0046】図9に示すように、自動フィルム供給装置
100は、フィルムFの束のトレーラ側の端部FT付近
を保持するためのフィルムホルダ116を備えている。
図10に示すように、このフィルムホルダ116は薄肉
板材が略コ字型に屈曲されており、屈曲された両脚部1
16AがフィルムFのエッジ部へ挟持力を付与して多数
のフィルムFを積層状態で保持するようになっている。
これらの脚部116A間の間隔は先端部にかけて次第に
狭くなるように形成されている。
【0047】図10及び図11に示すように、このフィ
ルムホルダ116は、その中間部から立設されるピン1
18が回動アーム122を貫通し、先端部にストツパ1
24が固定されている。また、このピン118の回りに
は圧縮コイルばね126が介在されてフィルムホルダ1
16を回動アーム122から離間する方向へと付勢して
いる。
【0048】回動アーム122は、フィルムFの長手方
向と平行な軸心を有する回転軸128へその一端が固着
されている。この回転軸128は無端ベルト129を介
してモータ131へと連結されて回転駆動力を受け、図
10に示される如く初期位置である立設状態から送り出
し状態である平伏状態(2点鎖線で図示)へと図10の
矢印CCW方向及び矢印CCW方向とは反対方向にに回
転できるようになっている。また、図示されていない
が、回動アーム122は、無端ベルト129ではなくリ
ンク機構を介してモータで駆動することで、モータの回
転方向を切り換えることなく動作させることができ、暴
走したときに装置にダメージを与えることなくエラー復
帰できる。
【0049】送り出し状態では、フィルムホルダ116
がフィルムFの幅方向を水平状態とし、かつテーブル1
12上へとその一部が露出される送り出しローラ132
へと最外側のフィルムFの先端部を押圧できるようにな
っている。
【0050】図9及び図11に示すように、テーブル1
12にはレバー138A付きのスイッチ138が設けら
れており、フィルムホルダ116が平伏状態とされたと
きにフィルムホルダ116に保持されたフィルムFがテ
ーブル112上に突出したレバー138Aを押してスイ
ッチをオンするようになっている。図11に示すよう
に、スイッチ138は制御装置140に連結されてお
り、これによりフィルムホルダ116にフィルムFが保
持されているか否かを検出することができる。
【0051】なお、この送り出しローラ132は図10
及び図11に示される如く無端ベルト134を介して後
述するフィルム搬送装置700のモータ720と連結さ
れており、モータ720の駆動力によって最外側のフィ
ルムFをフィルム搬送装置700へと送り出すようにな
っている。
【0052】自動フィルム供給装置100は、図1に示
すように矢印B方向側へ開くカバー136を備えてお
り、カバー136を開くことで内部が開放されると共
に、後述するフィルム搬送装置700のフィルム入口7
00Aが露出するようになっている。
【0053】一方、テーブル112には、図11に示す
ようにマイクロスイッチ142が設けられている。この
マイクロスイッチ142は、制御装置140に連結して
おり、カバー136(図11には図示せず)の開閉を検
出する。
【0054】なお、図1及び図9に示すように、自動フ
ィルム供給装置100の矢印R方向側の側面には、フィ
ルム受け部8が設けられている。フィルム受け部8に
は、フィルムFを受ける支持ローラ9が回転自在に取り
付けられている。 (クリップ)次に、自動フィルム供給装置100にセッ
トする前に、フィルムFを束ねておくクリップ500を
図12乃至図14にしたがって説明する。
【0055】図12乃至図14に示すように、クリップ
500は、略コ字型の本体502、レバー504、フッ
ク506を備えている。
【0056】レバー504は、本体502に取り付けら
れるピン508に回転可能に取り付けられている。この
レバー504は、ねじりバネ510によって図14の矢
印CCW方向に付勢されており、本体502のストッパ
ーとしての突起512に当接している。
【0057】本体502には、レバー504の矢印L方
向側に、略V字型の板バネ514が取り付けられてお
り、先端がレバー504に弾性的に押しつけられてい
る。
【0058】また、本体502には、板バネ514の矢
印R方向側に、フィルムFの係合孔60に係合する一対
の突起516が形成されている。この突起516の先端
は、板バネ514側に傾斜している。また、突起516
の先端は、レバー504の切欠518に若干量入り込ん
でいる。
【0059】なお、本例では、フック506は、本体5
02にネジ520で固定されているが、本体502を射
出成形等で製作する場合、フック506と本体502は
一体成形でも構わない。のクリップ500にフィルムF
を保持させるには、板バネ514の先端とレバー504
との間にフィルムFのトレーラー側の端部FTを押し込
む。これにより、図14の2点鎖線で示すように板バネ
514が押し下げされ、フィルムFの係合孔60に突起
516が係合する。このクリップ500では、フィルム
Fを20本保持することが可能となっている。なお、板
バネ514の押しつけ力は弱く、レバー504を図14
の矢印CCW方向と反対方向に回転させることは無い。
また、フィルムFは、フック506とレバー504のフ
ック506側の端部とを指で挟み、レバー504を図1
4の矢印CCW方向と反対方向に回転させることにより
クリップ500から外すことができる。 (コンテナ)図15、図16及び図17に示すように、
コンテナ200は、本体202と、この本体202に着
脱自在とされたカバー204とから構成されており、各
々合成樹脂の成形品である。
【0060】図16に示すように、本体202は円筒状
を呈しており、外周側にはカートリッジ14を収納する
複数個のカートリッジ格納部206が周方向に沿って所
定間隔で20個設けられている。カートリッジ格納部2
06は、カートリッジ14をカバー204側から軸方向
に沿って挿入可能なように開口している。
【0061】カートリッジ格納部206には、収納した
カートリッジ14のバーコード80が見えるように外周
側に窓208が形成されている。図15に示すように、
この窓208の近傍には、カートリッジ格納部206の
番号206A(本実施形態では1〜20番)が付与され
ている。
【0062】図16に示すように、カートリッジ格納部
206の内壁面には、バーコード209が貼り付けられ
ており、このバーコード209にはカートリッジ14が
収容されていないことを示す情報が含まれている。な
お、コンテナ200のバーコード209は、カートリッ
ジ14のバーコード80とコード体系を変える、印字数
字の桁数を変える、C/Dを変える等することが好まし
い。なお、コンテナ200は成形品であるので、バーコ
ード209を幅の異なる複数本の溝で形成することもで
きる。あるいは、表面のアラサを変化させることで、反
射光あり/反射光なしをも作成可能である。
【0063】したがって、バーコード209が読み取ら
れると、そのカートリッジ格納部206にはカートリッ
ジ14が収容されていないことが判る。また、これによ
りカートリッジ14のバーコード80が汚れて読めない
場合と、カートリッジ14が存在しないことを区別する
ことができる。このように構成することで、カートリッ
ジ14が収納されているか否かを検出するためのスイッ
チやセンサを特別に設けなくて済むので、コストを低減
できる。
【0064】図18に示すように、カートリッジ格納部
206の内壁面には、バーコード209の側方にカート
リッジ押え214が設けられている。このカートリッジ
押え214は、カートリッジ格納部206に収納された
カートリッジ14を所定の力で反対側の内壁面に押し付
けるようになっており、逆さまにした時でもカートリッ
ジ14が不用意に飛び出さないようになっている。な
お、カートリッジ押え214としては、例えば、板バ
ネ、スポンジ等の弾性材料を用いることができるが、テ
レンプ等の摩擦の大きな材料でカートリッジ14の飛び
出しを防止することもできる。また、カートリッジ押え
214として、板バネ等の他の部材を用いるのではな
く、コンテナ200の本体202の一部に弾性変形可能
な板バネ状のものを一体成形しても良い。
【0065】カートリッジ格納部206には、底部の中
央に丸孔216が形成されており、収納したカートリッ
ジ14の表示板38と対向する位置に突起218が形成
されており、カートリッジ14をカートリッジ格納部2
06へ所定以上の力で押し込むと、突起218に押され
た表示板38がノッチ孔36内へ折り曲げられるように
なっている。なお、表示板38がノッチ孔36内へ折り
曲げられているカートリッジ14は、内部のフィルムF
が現像処理済みである事を示している。
【0066】図17に示すように、本体202には、カ
バー204の取り付け側とは反対側に大径のリングギヤ
220及びスリット円板222が同軸的に設けられてい
る。スリット円板222には、各カートリッジ格納部2
06に対応した位置に位置決め用のスリット224が形
成されている。これらスリット224の内の一つは幅が
広く形成されており、回転方向の位置決めに用いられる
基準用のスリット224Aとされている。
【0067】図16及び図17に示すように、カバー2
04は、リング状の押え板226と、本体202へカバ
ー204を取り付けるための円板状のロックプレート2
28とから構成されている。ロックプレート228は、
押え板226の内周部に、相対回転可能に取り付けられ
ており、外周側の3ヵ所に爪230が設けられている。
これらの爪230は、本体202に設けられた切欠23
2に挿入されるようになっており、これらの爪230を
軸方向に沿って切欠232に挿入し、ロックプレート2
28と本体202とを相対回転させることにより、カバ
ー204が本体202へ取り付くようになっている。な
お、ロックプレート228には、ロックプレート228
を回転させる場合に、指を入れるための穴237が一対
形成されている。
【0068】図15に示すように、押え板226には、
径方向に沿って延びて外周側の先端がテーパー状とされ
た突起236と、この突起236とは反対側に設けられ
外周側に幅広部分を有する突起238と、が形成されて
いる。なお、突起236及び突起238には、それぞれ
輪ゴム(又は紐等)を引っ掛ける引っ掛け溝242が形
成されており、このコンテナ200で処理するカートリ
ッジ14と対応するDP袋を輪ゴム(又は紐等)で止め
ることができる様になっている。
【0069】また、押え板226には、カートリッジ1
4を出入可能とする開口233が一つ形成されており、
突起236,238を除く他の部分には、カートリッジ
格納部206と同じピッチで小孔234が形成されてい
る。 (コンテナ装填部)図19に示すように、コンテナ装填
部300は、コンテナ200を収容するフレーム304
と、このフレーム304に取り付けられ矢印L方向に開
閉可能なコンテナカバー302を備えており、コンテナ
カバー302を開けることでコンテナ200をフレーム
304内に装填可能となる。
【0070】図19及び図20に示すように、フレーム
304は上部が開放されており、内部には、コンテナ2
00の本体202を回転可能に支持する一対のローラ3
05が設けられている。
【0071】図20及び図21に示すように、フレーム
304の矢印F方向側の側板306及び矢印B方向側の
側板310の内面には、コンテナガイド板307,30
9が取り付けられている。コンテナガイド板307に
は、案内溝307Aが形成されている。この案内溝30
7Aは、上下方向に沿って延びており、コンテナ200
の突起236が係合するようになっている。
【0072】なお、案内溝307Aにコンテナ200の
突起236を合わせて挿入すると、コンテナ200の開
口233が後述するネスト部400の側方に位置するよ
うになっている。
【0073】また、側板306の矢印F方向側には、後
述するネスト部400が設けられており、側板310の
矢印B方向側には、後述する押圧装置600が設けられ
ている。
【0074】図19に示すように、フレーム304の上
部には、コンテナカバー302の開閉を検出するマイク
ロスイッチ314が取り付けられている。このマイクロ
スイッチ314は、制御装置140(図示せず)に連結
されており、コンテナカバー302が正しく閉められる
とスイッチがオンするようになっている。
【0075】図19及び図20に示すように、側板31
0の外側には、モータ316が取り付けられている。モ
ーター316の回転軸はフレーム304の内側に突出し
ており、先端にはコンテナ200のリングギヤ220に
噛み合う小ギヤ318が取り付けられている。
【0076】図22に示すように、側板306には上下
一対のピン320が取り付けられており、これらのピン
320はスライド板322の長孔321を貫通してい
る。これにより、スライド板322は側板306に対し
て所定寸法スライド可能となっている。
【0077】図21及び図22に示すように、スライド
板322は、同じく側板306に取り付けられたサブフ
レーム324に取り付けられたスプリング326によっ
て上方に付勢されている。図19に示すように、スライ
ド板322は、コンテナカバー302が閉められるとコ
ンテナカバー302の下面に取り付けられた突起328
によって所定寸法下方へ押し下げられる。
【0078】図21及び図22に示すように、サブフレ
ーム324には水平方向に軸330が設けらており、こ
の軸330には、ストッパー334が所定範囲回転可能
に支持されている。
【0079】ストッパー334は、サブフレーム324
に取り付けられたスプリング332によって図21の時
計回り方向(矢印CW方向)に付勢されており、図22
及び図21に示すようにスライド板322が押し下げら
れていない状態では、図21に示すように下端の爪部3
34Aがスライド板322の孔336から内方に突出し
て孔336の下縁に引っ掛かっている。ここで、コンテ
ナカバー302が開けられている状態でコンテナ200
を挿入すると、図21に示すようにコンテナ200の下
端がストッパー334の爪部334Aに載せられる。こ
の状態では、コンテナ200のリングギヤ220が小ギ
ヤ318よりも僅か上方に位置し、コンテナ200の外
周が一対のローラ305から僅かながら離間している。
【0080】次に、コンテナカバー302を閉めると、
図19に示すように、突起328がスライド板322を
押し下げ、図23に示すようにスライド板322の孔3
36からストッパー334の爪部334Aが外れて図2
3の時計回り方向と反対方向に回転し、コンテナ200
が僅かに落下して一対のローラ305に支持されると共
にリングギヤ220が小ギヤ318に噛み合う。なお、
コンテナカバー302の内側には、コンテナ200を下
方に向けて付勢する板バネ337が取り付けられてお
り、リングギヤ220と小ギヤ318との噛み合いを確
実なものとしている。また、図示はしないが、フレーム
304には、コンテナカバー302を閉めた際にコンテ
ナカバー302をロックするロック手段が設けられてい
る。
【0081】このように、本実施形態では、コンテナ2
00のリングギヤ220を小ギヤ318に噛み合わせる
際のコンテナ200の落下寸法が短いので、リングギヤ
220及び小ギヤ318に衝撃がかからず、リングギヤ
220及び小ギヤ318の歯の破損を防止することがで
きる。
【0082】なお、コンテナカバー302を開け、コン
テナ200を引き上げると、スプリング332に付勢さ
れたストッパー334が時計回り方向に回転して爪部3
34Aがスライド板322の孔336から内方に突出
し、スライド板322が上方にスライドして孔336の
下縁に爪部334Aが引っ掛かる(初期位置に戻
る。)。
【0083】図20に示すように、側板306の内側上
部には、コンテナ200の有無を検出するレバー付きの
マイクロスイッチ338が取り付けられている。このマ
イクロスイッチ338は制御装置140(図示せず)に
連結されており、コンテナ200のリングギヤ220が
小ギヤ318に噛み合う位置まで落下するとレバーが押
されてスイッチがオンするようになっている。
【0084】図19及び図20に示すように、側板31
0の内側には、コンテナ200のスリット224が通過
する位置に透過型の光センサ340,342が近接して
設けられている。これらの光センサ340,342は、
制御装置140(図示せず)に連結されている。光セン
サ340は、収納部206の位置決めに用いられ、光ビ
ームがスリット224を透過する位置では、本体202
の何れかの収納部206が押え板226の開口233に
対応する。
【0085】一方、光センサ342はコンテナ200の
原点検出用であり、幅広の基準用のスリット224Aが
光センサ340,342に対向し、両方の光ビームとが
スリット224Aを透過する位置では、1番の収納部2
06が開口233に対応するようになっている。
【0086】また、ネスト部400の下方には、バーコ
ードリーダー212が配置されている。バーコードリー
ダー212は、開口233(後述するネスト部400の
ネスト404の側方(図19の紙面裏側))に対向する
カートリッジ14から時計回り方向へ2番目のカートリ
ッジ14のバーコード80を読み取るようになってい
る。なお、カートリッジ14が格納されていない場合に
は、バーコードリーダー212は収納部206のバーコ
ード209を読み取る。なお、このバーコード209
は、カートリッジ14のバーコード80よりもバーコー
ドリーダー212からの距離が遠くなるため、カートリ
ッジ14のバーコード80よりも大きく形成されてお
り、バーコードリーダー212によって確実に読み取れ
る様になっている。
【0087】制御装置140は、基準用のスリット22
4Aを検出した後、コンテナ200を所定の方向へ回転
させて通過するスリット224の数を光センサ340で
カウントすると共にカートリッジ14のバーコード80
(或いはバーコード209)を読み取り、何番の収納部
206が開口233に対応しているか、また、何番の収
納部206が空であるかを判断でき、さらに、開口23
3に対応しているカートリッジ14のIDも判断でき
る。 (ネスト部400)図20及び図24に示すように、ネ
スト部400には、カートリッジ14を保持するネスト
404が設けられている。ネスト404は、コンテナ装
填部300側及びコンテナ装填部300側の反対側が開
放されており、一端が軸408に固着している。図22
及び図24に示すように、軸408は、コンテナ装填部
300の側板306及び側板306と平行に配置された
フレーム406に回転自在に支持されており、図22の
時計回り方向及び時計回り方向とは反対方向に回転可能
となっている。
【0088】図24に示すように、この軸408は、ギ
ヤ409及びギヤ411を介してモータ410の軸41
0Aに連結されている。このモータ410は、制御装置
140(図示せず)によって制御される。
【0089】図24及び図25に示すように、モータ4
10の軸410Aには、扇型のシャッタ板413が取り
付けられており、軸410Aの外周側にはシャッタ板4
13に対応して透過型の光センサ415,417が所定
間隔で設けられている。これらシャッタ板413及び光
センサ415,417によって、ネスト404の回転位
置が検出される。
【0090】ここで、通常は、図19に示すようにネス
ト404は軸408の矢印R方向側に位置しており、上
側及びコンテナ装填部300側からカートリッジ14を
収容可能となっている。
【0091】また、図1及び図2に示すように、ネスト
部400は、カバー401を開放することで、内部を露
出することができるようになっており、カバー401を
開放して、カートリッジ14をネスト404に収容した
り、ネスト404から取り外したりできる。
【0092】ネスト404の下側には、ネスト404内
のカートリッジ14の有無を検出するためのアーム付光
センサ412が設けられており、アーム付光センサ41
2のレバーがネスト404の底部に形成された孔からネ
スト404内に突出している。このアーム付光センサ4
12は制御装置140(図示せず)に連結されており、
カートリッジ14がネスト404内に収容されるとレバ
ーが押されて遮光状態となり、カートリッジ14が収容
されていることを検出する。
【0093】図25に示すように、軸408の矢印L方
向側には第1の傾斜面416が設けられており、図1及
び図25に示すように、傾斜面416の下端には、第2
の傾斜面418が設けられている。
【0094】したがって、カートリッジ14を収容した
ネスト404を時計回り方向と反対方向に(約90°以
上)回転すると、カートリッジ14は、第1の傾斜面4
16を介して第2の傾斜面418の下端に滑り落ちる。
図25に示すように、第2の傾斜面418の下端には、
制御装置140(図示せず)に連結されたフォトダイオ
ード420及びLED422が配置されており、カート
リッジ14が第2の傾斜面418の下端に滑り落ちる
と、LED422からフォトダイオード420へ照射さ
れる光ビームが遮られて、カートリッジ14が排出され
たことが検出され、表示装置4に表示されるようになっ
ている。
【0095】図24及び図25に示すように、フレーム
406には、ネスト404に収納されたカートリッジ1
4のスプール軸16(図示せず)と同軸にスプールドラ
イバ440が設けられており、ドアシャフト32(図示
せず)と同軸にドアドライバ442が設けられている。
【0096】スプールドライバ440のネスト404側
の先端には、径方向外側に突出する突起440Aが設け
られており、スプール軸16のキー孔62(図4参照)
に係合するようになっている。
【0097】一方、スプールドライバ440のネスト4
04側とは反対側の端部には、突起440Aに対して位
置決めされたスリット円板444が取り付けられてい
る。フレーム406には、このスリット円板444に対
応して透過型の光センサ446,448が取り付けられ
ている。光センサ446,448は制御装置140(図
示せず)に連結されており、スリット円板444の図示
しないスリットが光センサ446に対向して光センサ4
46がオン(光ビームが透過する状態)になる回転位置
ではスプール軸16のスリット孔52に後述するアタッ
チプレート806が挿入可能となり、光センサ448が
オン(光ビームが透過する状態)になる回転位置ではス
プール軸16の白色板50が現像済であることを示す矩
形状の表示孔40Cから露出するようになっている(ス
プール軸16がチャッキング位置にあることを示してい
る。)。
【0098】なお、スプールドライバ440は、ギヤ4
45、ギヤ447、ギヤ449及びギヤ451を介して
モータ450に連結されている。なお、このモータ45
0は、制御装置140(図示せず)に連結されて制御さ
れる。
【0099】図24に示すように、ドアドライバ442
は、径方向外側に突出する突起443が先端に設けられ
ており、ドアシャフト32のキー孔34(図4参照)に
係合可能となっている。
【0100】また、シャフト442の端部には、位置決
めされたシャッタ板452が取り付けられている。図2
4及び図25に示すように、フレーム406には、この
シャッタ板452に対応して透過型の光センサ454,
456が取り付けられている。光センサ454,456
は制御装置140(図示せず)に連結されており、ドア
30の回転方向の位置を検出している。
【0101】なお、ドアドライバ442は、制御装置1
40(図示せず)によって制御されるモータ(図示せ
ず)によって回転される。 (押圧装置600)図26及び図27に示すように、押
圧装置600は、側板310の外側に取り付けられる箱
状のケーシング604を備えている。ケーシング604
の内側には、一対の角柱部材606,608及びこれら
角柱部材606,608を互いに連結する一対の側板6
10,611からなる第1スライド部材612が配設さ
れており、第1スライド部材612の内側には、略コ字
状に形成された第2スライド部材614が配設されてい
る。
【0102】ケーシング604には、側板310と直交
方向に配置される一対のガイドシャフト616が取り付
けられている。
【0103】第2スライド部材614の互いに対向する
側壁614A,614Bには、鍔付きのスライドブッシ
ュ618が取り付けられており、このスライドブッシュ
618にガイドシャフト616が挿入されている。これ
により、第2スライド部材614は、ガイドシャフト6
16に沿って所定寸法スライド自在となっている。
【0104】また、第1スライド部材612にも鍔付き
のスライドブッシュ618が取り付けられており、この
スライドブッシュ618にガイドシャフト616が挿入
されている。これにより、第1スライド部材612もガ
イドシャフト616に沿って所定寸法スライド自在とな
っている。
【0105】第2スライド部材614には、ガイドシャ
フト616と平行にラック620が取り付けられてお
り、反対側にはシャッタ板622が取り付けられてい
る。ラック620には、ケーシング604に取り付けら
れたモータ624で回転されるピニオンギヤ626が噛
み合っている。このため、モータ624を回転させるこ
とで、第2スライド部材614を矢印F方向及び矢印B
方向にスライドさせることができる。
【0106】第1スライド部材612の角柱部材608
にはワンウェイクラッチ627が取り付けられ、反対側
の角柱部材606にはベアリング628が取り付けられ
ており、第1スライド部材612にはこれらワンウェイ
クラッチ626及びベアリング628を介して押圧シャ
フト630が支持されている。この押圧シャフト630
は、コンテナ200に格納されたカートリッジ14をネ
スト404へ押し出す役目をしている。
【0107】本実施形態の押圧シャフト630は、ワン
ウェイクラッチ626の作用によって図27に示すよう
に、矢印CCW方向(スプール軸16のフィルムFの巻
取方向)にのみ回転可能となっており、反対方向には回
転不能となっている。
【0108】なお、押圧シャフト630は、第2スライ
ド部材614の側壁614A,614B、ケーシング6
04及び側板310を貫通している。
【0109】また、ケーシング604には、モータ62
4と反対側に、透過型の光センサ636,638が取り
付けられている。光センサ636,638は制御装置1
40(図示せず)に連結されており、シャッタ板622
が光を遮ることで、スイッチがオンするようになってい
る。なお、光センサ636は、第2スライド部材614
の矢印F方向側の停止用に用いられ、光センサ638
は、第2スライド部材614の矢印B方向側の停止用に
用いられる。
【0110】ここで、第2スライド部材614が矢印B
方向にスライドして停止すると、押圧シャフト630の
先端は、コンテナ200の丸孔216から引き出されて
コンテナ200は回転可能な状態となる。
【0111】第1スライド部材612の角柱部材608
と第2スライド部材614とはガイドシャフト616に
外装されたスプリング642で連結しており、第2スラ
イド部材614と共に第1スライド部材612がスライ
ドするようになっている。
【0112】ここで、第2スライド部材614が矢印F
方向にスライドすると、押圧シャフト630がコンテナ
200の丸孔216を挿通してカートリッジ格納部20
6に収納されたカートリッジ14のスプール軸16に当
接してカートリッジ14をネスト404へ押し出し、ス
プール軸16が押圧シャフト630とスプールドライバ
440とで挟持される。この状態では、スプリング64
2が所定量圧縮され、スプール軸16は所定のチャッキ
ング力(本実施形態では600gf)で挟持されること
になる。
【0113】スプールドライバ440の先端は45度に
面取りされており、押圧シャフト630の先端はスプー
ルドライバ440の先端よりも鋭角なテーパー状に形成
されている。
【0114】ところで、スプール軸16のキー孔62に
押圧シャフト630及びスプールドライバ440が挿入
され、上記チャッキング力が作用した場合、押圧シャフ
ト630及びスプールドライバ440の先端形状及び材
質が同一であれば、スプールドライバ440側のチャッ
キングトルク(スプールドライバ440がスプール軸1
6に押圧されている状態で、スプール軸16とスプール
ドライバ440とが相対回転しない最大のトルク。但
し、スプール軸16のキー孔62にスプールドライバ4
40が係合していない状態。)と、押圧シャフト630
側の摩擦トルク(押圧シャフト630がスプール軸16
に押圧されている状態で、スプール軸16と押圧シャフ
ト630とが相対回転しない(ロック時)最大のトル
ク。)とは等しくなる。
【0115】しかし、本実施形態では、押圧シャフト6
30の先端がスプールドライバ440の先端よりも鋭角
なテーパー状に形成されているため、押圧シャフト63
0の先端がキー孔62に挿入されて上記チャッキング力
が作用すると、テーパー面の作用によりキー孔62を押
し広げる力成分(F=μNのN力)が増加するため、常
に(押圧シャフト630側のチャッキングトルク)≧
(スプールドライバ440側のチャッキングトルク)を
満たすことができる(なお、押圧シャフト630のテー
パー面を荒らすことによってさらに摩擦係数μを増加さ
せることもできる。)。
【0116】また、このカートリッジ14では、スプー
ル軸16に回転をロックしているスプールロックトルク
(最低25gf・cm)が作用している。
【0117】したがって、本実施形態では、温湿度の影
響を受けず、(押圧シャフト630側のチャッキングト
ルク)+(スプールロックトルク)>(スプールドライ
バ440側のチャッキングトルク)が成立する。
【0118】ここで、スプールドライバ440をスプー
ル軸16のキー孔62に係合する場合には、上記チャッ
キング力を作用させた状態でスプールドライバ440を
スプール軸16がフィルムFを送りだす方向に回転させ
る。このとき押圧シャフト630は、ワンウェイクラッ
チ626によって同方向の回転が阻止されている。した
がって、スプール軸16が停止した状態でスプールドラ
イバ440のみが回転し、1回転以内にスプールドライ
バ440の突起440Aがキー孔62のキー溝に一致し
てスプールドライバ440がキー孔62に係合する。ス
プール軸16は、スプールドライバ440側に付勢され
ているため、スプールドライバ440がキー孔62に係
合するとスプール軸16(カートリッジ14)が所定寸
法スプールドライバ440側へ移動し、押圧シャフト6
30が連結している第1スライド部材612の側板61
0に形成されたシャッタ板644が、ケーシング604
に取り付けられた透過型の光センサ646の光ビームを
遮って、スプールドライバ440がキー孔62に係合し
たことを検出する。なお、この光センサ646は制御装
置140(図示せず)に連結されている。 (カートリッジ収納装置)図24に示すように、フレー
ム406には、カートリッジ14をコンテナ200へ戻
すためのカートリッジ格納装置424が設けられてい
る。カートリッジ格納装置424は、スライド板426
を備えており、スライド板426はフレーム406に矢
印B方向及び矢印F方向へスライド可能に取り付けられ
ている。図24及び図25に示すように、スライド板4
26にはラック428が取り付けられており、図24に
示すように、ラック428にはピニオンギヤ430が噛
み合っている。このピニオンギヤ430は、回転軸43
1、ギヤ433、ギヤ435を介してモータ432の回
転軸432Aに取り付けられている。なお、モータ43
2は、制御装置140(図示せず)で回転が制御される
ようになっている。
【0119】図24及び図25に示すように、スライド
板426にはシャッタ板438が取り付けられており、
このシャッタ板438に対応して透過型の光センサ43
4,436が設けられている。なお、光センサ434,
436は制御装置140(図示せず)に連結されてい
る。
【0120】図24に示すように、スライド板426の
ネスト404側の端部には一対の突出部426Aが設け
られている。
【0121】スライド板426が矢印F方向に移動して
光センサ436の光ビームが遮光され、光センサ434
の光ビームが透過状態となると、突出部426Aはカー
トリッジ14から退避した状態となる。
【0122】また、押圧シャフト630が矢印B方向に
移動してカートリッジ14から離間し、その後スライド
板426が矢印B方向に移動して光センサ434の光ビ
ームが遮光状態で、かつ、光センサ436の光ビームが
透過状態となると、カートリッジ14は矢印B方向へ所
定寸法押し出されて、スプールドライバ440及びドア
ドライバ442がカートリッジ14から離間する。した
がって、この状態では、ネスト404を回転させてカー
トリッジ14を第1の傾斜面416へ排出することが可
能となる。
【0123】ここからさらにスライド板426が矢印B
方向に移動し、光センサ434の光ビーム及び光センサ
436の光ビームが透過状態となると、ネスト404の
カートリッジ14がコンテナ200のカートリッジ格納
部206に完全に押し込まれる。 (フィルム搬送装置)図28及び図29に示すように、
フィルム搬送装置700は、自動フィルム供給装置10
0とネスト部400との間に設けられており、水平に配
置される下ガイド702と、この下ガイド702の上部
に蝶番704によって開閉可能に取り付けられる上ガイ
ド706とを備えている。
【0124】下ガイド702には、矢印L方向及び矢印
R方向に沿って直線状に延び、フィルムFよりも若干量
幅広とされた浅溝708が形成されている。浅溝708
はフィルムFの搬送経路であり、自動フィルム供給装置
100側から搬送ローラ710A,712A,714
A,716A,718Aが所定間隔で設けられている。
搬送ローラ710A,712A,714Aは図示しない
タイミングベルトを介してモータ720によって回転さ
れ、搬送ローラ716A,718Aは図示しないタイミ
ングベルト及び電磁クラッチ723を介してモータ72
2の駆動力を得るようになっている。なお、モータ72
0,722及び電磁クラッチ723は制御装置140
(図示せず)によって制御されている。
【0125】一方、上ガイド706には、搬送ローラ7
10A,712A,714A,716A,718Aと対
向する位置に搬送ローラ710B,712B,714
B,716B,718Bが設けられている。なお、搬送
ローラ710B,712B,714B,716B,71
8Bは、自由回転可能な従動ローラである。フィルム搬
送装置700では、フィルムFが搬送ローラ710A,
712A,714A,716A,718Aと搬送ローラ
710B,712B,714B,716B,718Bと
の間に挟持されて搬送されるようになっている。
【0126】なお、搬送ローラ710A,712A,7
14A、搬送ローラ710B,712B,714B及び
モータ720によって第1搬送装置764が構成され、
搬送ローラ716A,718A、搬送ローラ716B,
718B及びモータ722によって第2搬送装置766
が構成されている。したがって、第1搬送装置764と
第2搬送装置766とは独立に駆動可能となっている。
【0127】図28に示すように、上ガイド706に
は、搬送ローラ716Bと搬送ローラ718Bとの間に
開口743が設けられている。この開口743は、図2
9に示すように、フィルムFにループ(弛み)が形成さ
れた場合の逃げとなっている。
【0128】図28及び図29に示すように、下ガイド
702には光センサ724,726,728,730,
732,734が設けられており、上ガイド706に
は、光センサ724,726,728,730,73
2,734と対向する位置にLED736が設けられて
いる。
【0129】光センサ724は搬送ローラ710の自動
フィルム供給装置100側でかつネスト404に向かっ
て右側に配置されており、フィルムFがフィルム搬送装
置700に挿入されたことを検出する。
【0130】光センサ726は、搬送ローラ710のネ
スト404側でかつネスト404に向かって左側で、か
つノッチ74の通過位置に配置されている。自動フィル
ム供給装置100からフィルムFが送り出された後、所
定時間内にフィルムFのトレーラー側の端部FTが光セ
ンサ726により検出されない場合には、搬送不良(ミ
スフィールド)と判断される。
【0131】光センサ728,730は、光センサ72
6のネスト404側の浅溝708の幅方向両端側に配置
され、光センサ728はフィルムFのデタッチパーフォ
レーション70の通過位置に、光センサ730はパーフ
ォレーション66の通過位置に設けられている。
【0132】ネスト404側に搬送されるフィルムFの
トレーラー側の端部FTを光センサ728で検出し、所
定時間後にデタッチパーフォレーション70を検出する
ことでフィルムFが正しい向き(裏表)で搬送されてい
ることを検出できる。なお、ネスト404側に搬送され
るフィルムFのトレーラー側の端部FTを光センサ72
8で検出し、所定時間後に光センサ728でデタッチパ
ーフォレーション70を検出しない場合には、フィルム
Fがトレーラ側から搬送されていないこと(即ち、リー
ダー側から搬送されていること)又は、デタッチパーフ
ォレーション70が正しく穿孔されていないことを検出
できる。
【0133】さらに、ネスト404側に搬送されるフィ
ルムFのトレーラー側の端部FTを光センサ728,2
30で検出した後、所定時間内に光センサ230でデタ
ッチパーフォレーション70を検出した場合には、フィ
ルムFのトレーラー側のリシシェイプミス(成形不良)
であることを検出できる。
【0134】なお、搬送されるフィルムFのパーフォレ
ーション66を光センサ730によって検出することに
より、フィルムFの搬送不良(ジャミング)を検出する
ことができる。また、光センサ730によるパーフォレ
ーション66の検出は、後述する読取ヘッド748によ
る磁気トラック88の磁気情報の読取開始トリガとして
用いられる。
【0135】光センサ732は、搬送ローラ712Aの
ネスト404側でかつネスト404に向かって右側に配
置され、フィルムFのトレーラー側のバーコード90を
読取るようになっている。
【0136】光センサ734は、搬送ローラ716Aの
ネスト404側で、かつデタッチパーフォレーション7
0の通過位置に設けられている。
【0137】光センサ735は、搬送ローラ716Aの
ネスト404側で、かつパーフォレーション66の通過
位置に設けられている。搬送されるフィルムFのパーフ
ォレーション66をこの光センサ735と前述した光セ
ンサ730とで検出し、光センサ735で検出した結果
と光センサ730で検出した結果とが一致しない場合に
は、フィルムFの巻き込み異常が発生している、と判断
される。
【0138】また、下ガイド702には、搬送ローラ7
12Aの自動フィルム供給装置100側に、ゴミ除去部
が設けられている。ゴミ除去部は導電性のブラシ738
及び吸引孔740を備えている。図29に示すように、
ブラシ738はフィルムFに接触してフィルムFに付着
したゴミを除去する。一方、吸引孔740はダクト74
2を介して吸引装置744に連結されており、ブラシ7
38によって除去されたゴミを吸引する。なお、上ガイ
ド706には、吸引孔740と対向する位置に、空気孔
746が形成されている。また、搬送ローラ718Aの
自動フィルム供給装置100側にもブラシ738が設け
られている。
【0139】図28及び図29に示すように、上ガイド
706には、搬送ローラ712Bと搬送ローラ714B
との間に、読取ヘッド748が設けられている。この読
取ヘッド748で読み取られた磁気情報は制御装置14
0(図示せず)に出力される。
【0140】また、読取ヘッド748の自動フィルム供
給装置100側には、フィルムFの磁気トラック80,
82,88と対向する位置にダミーヘッド750が設け
られている。ダミーヘッド750は、読取ヘッド748
と同様の形状をしており、フィルムFの磁気トラック8
0,82,88に接触して、磁気トラック80,82,
88に付着した異物を除去するようになっている。
【0141】また、上ガイド706には、搬送ローラ7
10Bの近傍に設けられた支点758により支持される
梃子752が設けられている。図29に示すように、搬
送ローラ710Bの軸には、梃子752の一端752A
がスプリング754で付勢されて接触しており、梃子7
52の他端752B側には透過型の光センサ756が配
置されている。搬送ローラ710Bは、フィルムFの厚
み方向に所定寸法移動可能に支持されており、図示しな
いスプリングで搬送ローラ710A側へ付勢されてい
る。梃子752は、一端752Aの変位量(フィルムF
の厚み方向の)が他端752Bで拡大(本実施形態では
約10倍)されるようになっている。本実施形態では、
搬送ローラ710Aと搬送ローラ710Bとの間にフィ
ルムFが2枚重なって挟持されたときに梃子752の他
端752Bが光センサ756の光ビームを遮るようにな
っている。光センサ756は制御装置140(図示せ
ず)に連結されており、これによりフィルムFの複数枚
送り(2重送り)を検出できるようになっている。
【0142】さらに、上ガイド706には突起760が
取り付けられており、下ガイド702には突起760と
対向する位置にマイクロスイッチ762が設けられてい
る。上ガイド706が正しく閉められると、突起760
がマイクロスイッチ762のレバーを押して、スイッチ
をオンするようになっている。マイクロスイッチ762
は制御装置140(図示せず)に連結されており、これ
により上ガイド706の開閉(即ち、フィルムFの搬送
路の開閉)を検出できるようになっている。
【0143】なお、梃子752の光センサ(sen)7
56及び光センサ(sen)724,726,728,
730,734,735の検出状態と、各部の状態の関
係を図32に示す。制御装置140は、梃子752の光
センサ(sen)756及び光センサ(sen)72
4,726,728,730,734,735の検出信
号に基づいて、各部の動作状態を判断しており、これに
基づいて、各可動部に次の動作を指示するようになって
いる。なお、図32中の「↑」は光ビームが遮断状態か
ら通過状態へ遷移したことを示し、「↓」は光ビームが
通過状態から遮断状態へ遷移したことを示し、「・・
・」は通過状態と遮断状態とが交互に行われていること
を示す。
【0144】図29及び図30に示すように、下ガイド
702には、読取ヘッド748と対向する位置にフィル
ム押しつけ装置768が設けられている。
【0145】図30に示すように、フィルム押しつけ装
置768は、読取ヘッド748にフィルムFを押しつけ
るプレッシャーローラ770を備えている。プレッシャ
ーローラ770は、下ガイド702に取り付けられたフ
レーム772の軸774を支点として揺動自在とされた
第1アーム776の先端に回転自在に取り付けられてい
る。また、第1アーム776の下側には、同じく軸77
4を支点として揺動自在とされた第2アーム778が配
設されている。第2アーム778の先端にはピン780
が立設されており、このピン780には、第1アーム7
76を付勢するためのスプリング782が外装されてい
る。
【0146】第2アーム778の下面には、モータ78
4によって回転される偏心カム786が接触している。
なお、このモータ784は、制御装置140(図示せ
ず)によって回転が制御される。
【0147】このフィルム押しつけ装置768では、偏
心カム786の中心がモータ784の軸784Aよりも
上側に位置すると、スプリング782が所定量圧縮さ
れ、プレッシャーローラ770が所定の力でフィルムF
を読取ヘッド748に押しつけることができる。一方、
偏心カム786の中心がモータ784の軸784Aより
も下側に位置すると、第1アーム776及び第2アーム
778が下がり、プレッシャーローラ770はフィルム
Fを押しつけなくなる。
【0148】なお、このフィルム搬送装置700は、開
閉可能なカバー703で覆われており、万が一フィルム
Fが搬送不良を起こしたときには、カバー703を開
け、フィルム搬送装置700の上ガイド706を開ける
ことでフィルムFを取り出し可能となり、所定の処置を
行うことができる。
【0149】図31(A)に示すように、下ガイド70
2のネスト部400側の端部下側には、水平方向に軸8
02が設けられており、この軸802にアーム804が
固着している。アーム804の先端側には、アタッチプ
レート806が一体的に形成されている。このアタッチ
プレート806は、軸802を曲率中心とした円弧状に
形成されている。
【0150】また、軸802には、回転自在に第1リン
ク808が支持されている。第1リンク808の矢印R
方向の端部には、第2リンク810の一端が支持されて
おり、第2リンク810は、第1リンク808に対して
揺動自在となっている。さらに、第2リンク810の他
端には、第3リンク812の一端が支持されている。
【0151】第3リンク812は、中間部が下ガイド7
02に取り付けられた軸814に支持されており、揺動
自在となっている。
【0152】この第3リンク812は、浅溝708の幅
方向外側に位置しており、フィルムFと干渉しない位置
に設けられている。上ガイド706の端部には、軸81
6が回転自在に取り付けられており、この軸816にフ
ラップ818が取り付けられている。フラップ818は
浅溝708から矢印L方向側に搬出されるフィルムFの
上方に位置している。軸816の一端には、レバー82
0が取り付けられており、軸816は、図示しないスプ
リングによって図31の時計回り方向とは反対方向に付
勢されている。このため、レバー820は前述した第3
リンク812の他端を押しつけることになり、この結
果、第1リンク808は図31の時計回り方向とは反対
方向に付勢されている。また、軸802には、ピン82
2が固着されており、ピン822の図31の時計回り方
向の側面には、第1リンク808の第2リンク810側
とは反対側の端部が押しつけられる。
【0153】また、フィルム接合装置10には、図1に
示すように、DP袋3のバーコード5を読み取るバーコ
ードリーダー7を備えている。なお、バーコード5は、
DP袋3のIDを含んでいる。また、バーコードリーダ
ー7は制御装置140(図示せず)に連結されている。
【0154】次に、本実施形態の作用を説明する。先
ず、処理を始める前に、現像済みのフィルムFの束、カ
ートリッジ14及びコンテナ200を用意し、以下のよ
うに装置の準備を行う。 (1) 自動フィルム供給装置100のカバー136を
開き、図9に示すようにセット部102にフィルムFの
束をセットし、フィルムFの束のトレーラ側をフィルム
ホルダ116に保持させる。フィルムFをフィルムホル
ダ116に保持させた後、カバー136を閉める。 (2) 図16に示すように、コンテナ200のカバー
204を本体202から外してカートリッジ14をカー
トリッジ格納部206に格納した後、カバー204を元
通りに取り付ける。ここで格納するカートリッジ14
は、自動フィルム供給装置100にセットしたフィルム
Fに対応したものであるのは勿論である。なお、カート
リッジ14は空いているカートリッジ格納部206であ
れば何処に格納しても良い。次に、格納コンテナカバー
302を開け、コンテナ200をコンテナ装填部300
内に装填した後、コンテナカバー302を閉める。
【0155】本実施形態のフィルム接合装置10では、
コンテナ格納モード、排出モード、アタッチ割込モー
ド、カートリッジ排出割込モード及びDP袋照合割込モ
ードの5つの運転モードを選択することができ、コンテ
ナ200を装填する場合には、コンテナ格納モード又は
排出モードの何れか一方を選択する。なお、このモード
選択は入力部6より行う。
【0156】次に、フィルム接合装置10の作用をフロ
ーチャートにしたがって説明する。先ず、図示しないメ
インスイッチをオンにすると、装置の初期化が行われ、
可動部が初期位置に設定される。
【0157】図33に示すように、最初のステップ10
0では、コンテナ装填部300内にコンテナ200が有
るか無いかを判断する。このステップ100でコンテナ
200が有ると判断された場合にはステップ102へ進
む。また、これと並行して、表示装置4には運転モード
の選択を促すメッセージ(例えば、「運転モードを選択
して下さい」)が表示される。
【0158】ステップ102では、コンテナ200を1
回転させ、各カートリッジ14のバーコード80をバー
コードリーダー212によって読み取る。ここで、制御
装置140(図示せず)は、どのカートリッジ14が何
番のカートリッジ格納部206に格納されているかを記
憶する。
【0159】次のステップ104では、運転モードが選
択されたか否かを判断する。運転モードが選択される
と、ステップ106へ進み、何れの運転モードに選択さ
れたかを判断する。また、これと共に、表示装置4には
スタートスイッチをオンするようにメッセージ(例え
ば、「スタートスイッチを押して下さい」)が表示され
る。
【0160】ステップ106で排出モードに選択された
場合には図34及び図35に示す排出モード処理のルー
チンを実行し、コンテナ格納モードに選択された場合に
は図36及び図37に示すコンテナ格納モード処理のル
ーチンを実行する。なお、排出モード処理のルーチン又
はコンテナ格納モードのルーチンが終了するとステップ
110へ進み、処理を終了する。 (排出モード処理)以下に、排出モード処理のルーチン
を図34及び図35のフローチャートにしたがって説明
する。
【0161】ステップ202では、スタートスイッチが
オンされたか否かを判断する。スタートスイッチがオン
されたと判断されるとステップ204へ進み、初期位置
にあった自動フィルム供給装置100のフィルムホルダ
116を倒して平伏状態とする。
【0162】次のステップ206では、自動フィルム供
給装置100のフィルムFの有無を判断する。
【0163】ステップ206でフィルムFが有ると判断
されると、ステップ208へ進み、第1搬送装置764
及び第2搬送装置766を作動させてフィルムFを搬送
装置700に1本送り出すと共にプレッシャーローラ7
70を上昇させる。
【0164】次のステップ210では、フィルムホルダ
116を起こして初期位置に戻す。次のステップ212
では、読取ヘッド748によってフィルムFの磁気トラ
ック88からフィルムIDを読み取ってこれを記憶し、
トレーラー側の端部FTが光センサ734,735で検
出されたら第1搬送装置764及び第2搬送装置766
の作動を停止する。なお、読取ヘッド748がフィルム
IDを読み取ると、ただちにプレッシャーローラ770
が下降し、読取ヘッド748にフィルムFが押し付けら
れなくなる。これにより、読取ヘッド748の摩耗が防
止される。
【0165】その後、第2搬送装置766を停止した状
態で第1搬送装置764のみを所定時間作動させ、第1
搬送装置764と第2搬送装置766との間に図29に
2点鎖線で示すようにフィルムFのループ(湾曲した弛
み)を形成する。フィルムFのループを形成した後、第
2搬送装置766のみを所定時間作動させて、図31
(A)に示すようにフラップ818の下側にフィルムF
のトレーラー側の端部FTを送り出す。なお、この送り
だしが終了した後、電磁クラッチ723を作動させて搬
送ローラ716A,718Aとモータ722とを切り離
し、搬送ローラ716A,718Aをフリー回転できる
ようにする。
【0166】図35に示すように、次のステップ214
では、フィルムFのIDに対応するIDの付与されたカ
ートリッジ14が何れの位置にあるかを検索し、コンテ
ナ200を回転させ、検索したカートリッジ14を開口
233に対応させる。
【0167】次のステップ216では、押圧シャフト6
30を移動させて、カートリッジ格納部206に格納さ
れているカートリッジ14をネスト404へ押し出し、
押圧シャフト630とスプールドライバ440とでスプ
ール軸16を挟持する。その後、スプールドライバ44
0をフィルムFの巻き取り方向とは反対方向に回転させ
る。スプールドライバ440の突起440Aがキー孔6
2のキー溝に一致すると、スプール軸16(カートリッ
ジ14)が所定寸法スプールドライバ440側へ移動
し、スプールドライバ440がキー孔62に係合したこ
とが検出される。
【0168】スプールドライバ440がキー孔62に係
合した後、ステップ218へ進み、ドアドライバ442
を回転させてカートリッジ14のドア30を開け、スプ
ールドライバ440をフィルムFの巻取方向に回転し、
アタッチプレート806が挿入可能な様にスリット孔5
2を所定位置に向け、初期位置にあるアタッチプレート
806を回転させる(図31の時計回り方向)。
【0169】アタッチプレート806が回転すると、図
31(B)に示すようにフラップ818が傾斜してフィ
ルムFの端部FTが傾斜し、アタッチプレート806の
先端806Aを長孔58に引っ掛け易い状態となる。さ
らに、アタッチプレート806が回転すると、長孔58
にアタッチプレート806の先端806Aが引っ掛か
り、フィルムFの端部FTをスリット孔52に挿入す
る。スリット孔52にアタッチプレート806の先端部
分が挿入されると、押さえ部54が径方向外側に弾性変
形し、突起部56にフィルムFの係合孔60が係合す
る。
【0170】その後、アタッチプレート806を、時計
回り方向とは反対方向に回転して元の初期位置に戻し、
第1搬送装置764を作動させると共にスプール軸16
を回転してフィルムFをカートリッジ14内に巻き取
る。
【0171】そして、フィルムFのリーダー側の端部F
Rが光センサ734,735で検出されて所定時間後
に、第1搬送装置764及びスプール軸16を停止し、
フィルムFの巻き取りを終了する。なお、このとき、ス
プール軸16は白色板50が現像済であることを示す矩
形状の表示孔40Cから露出するように停止する。その
後、ドアドライバ442を回転させてカートリッジ14
のドア30を閉める。ドア30を閉めた後、押圧シャフ
ト630を初期位置に戻し、スライド板426をコンテ
ナ200側へ所定量移動させ、カートリッジ14をスプ
ールドライバ440及びドアドライバ442から離間さ
せる。
【0172】その後、ステップ220へ進み、初期位置
にあるネスト404を回転させ(図19の時計回り方向
とは反対方向)、その後、ネスト404を反対方向に回
転させて元の初期位置に戻す。これにより、フィルムF
の巻き取りを終了したカートリッジ14が第1の傾斜面
416を介して傾斜面418の下端に排出される。カー
トリッジ14が排出されると、LED422からフォト
ダイオード420へ照射される光ビームが遮られて、カ
ートリッジ14が排出されたことが検出される。また、
表示装置4にはカートリッジ14が排出されたことが表
示される。
【0173】カートリッジ14が排出されるとステップ
222に進み、コンテナ200のカートリッジ14が全
て排出されたか否かを判断する。カートリッジ14が全
て排出されていないと判断されるとステップ204に戻
り、前述した処理を行う。一方、カートリッジ14が全
て排出されたと判断された場合にはこの処理を終了す
る。
【0174】このように、この排出モード処理では、フ
ィルムFの送り出し順に、1つずつカートリッジ14を
排出することができる。
【0175】なお、本実施形態のフィルム接合装置10
では、フィルムFとカートリッジ14との照合を自動的
に行うので、人手による照合に比較して効率的に照合す
ることができ、また、読取ミス等の発生も防止できる。
【0176】(コンテナ格納モード)以下に、コンテナ
格納モードのルーチンを図36及び図37のフローチャ
ートにしたがって説明する。このコンテナ格納モードで
は、一部のステップが前述した排出モードのステップと
同一であるので、同一のステップは説明を省略する。
【0177】図36及び図37に示すように、コンテナ
格納モードでは、ステップ202〜ステップ218の処
理が終了すると、ステップ224へ進む。ステップ22
4では、押圧シャフト630を初期位置に戻し、スライ
ド板426をコンテナ200側へ所定量移動させ、フィ
ルムFの巻き取りを終了したカートリッジ14をコンテ
ナ200のカートリッジ格納部206(取り出したとき
と同じカートリッジ格納部206)へ格納させる。
【0178】次の、ステップ246では、コンテナ20
0のカートリッジ14を全て処理して再び格納したか否
かを判断する。カートリッジ14が全て処理されていな
いと判断されるとステップ204に戻り、前述した処理
を行う。一方、カートリッジ14が全て処理されたと判
断されるとこの処理を終了する。なお、最後のカートリ
ッジ14の処理が終了した場合に、処理が終了したこと
を知らせるメッセージが表示装置4に表示される。な
お、これと共に終了ブザー等を鳴らしても良い。
【0179】このように、このコンテナ格納モードで
は、コンテナ単位で所定個数の処理を連続して自動的に
行えるので、オペレータは、スタートボタンを押した後
は最後のカートリッジ14の処理が終了するまで他の作
業を行うことができる。
【0180】ところで、このフィルム接合装置10で
は、コンテナ200のカートリッジ14が一部未処理状
態であっても、コンテナ200を取り外すことなく処理
済みのカートリッジ14を排出することができる。この
モード選択は、入力部6より行うことができ、所定のD
P袋に対応したカートリッジ14を排出させるDP袋照
合モードと、処理済みの全てのカートリッジ14を排出
するカートリッジ排出割込モードと、の何れかを選択す
る。
【0181】なお、コンテナ格納モードの実行中には、
並行して図38のフローチャートで示すようなコンテナ
格納時の割込ルーチンが実行されている。図38に示す
ように、ステップ300では、カートリッジ排出割込モ
ードの設定スイッチが押されたか否かを判断し、スイッ
チが押されたと判断されるとステップ302へ進んでカ
ートリッジ排出割込モードに設定され、スイッチが押さ
れていないと判断されるとステップ306へ進む。
【0182】ステップ306では、DP袋照合モードの
設定スイッチが押されたか否かを判断し、スイッチが押
されたと判断されるとステップ306へ進んでDP袋照
合モードに設定される。 (カートリッジ排出割込モード)以下に、カートリッジ
排出割込モードのルーチンを図39のフローチャートに
したがって説明する。
【0183】図39に示すように、ステップ400で
は、フィルム接合装置10がフィルムFの巻き取り処理
中(この処理中とは、フィルムFが送り出され、そのフ
ィルムFを巻き取ったカートリッジ14がコンテナ20
0に格納されるまでの動作をいう)であるか否かを判断
する。ここで、巻き取り処理中であると判断されるとス
テップ402へ進み、巻き取り処理中でないと判断され
るとステップ406へ進む。
【0184】ステップ402では、フィルムFを巻き取
ったカートリッジ14がコンテナ200へ格納するまで
処理を続け、カートリッジ14がコンテナ200へ格納
されたら装置の作動を一時中断する。
【0185】次のステップ404では、所定の状態で作
動が中断しているか否かを判断し、所定の状態で作動が
中断していると判断されるとステップ406へ進む。
【0186】ステップ406では、フィルムFを巻き取
り済み(アタッチ済み)のカートリッジ14が有るか否
かを判断する。ここで、フィルムFを巻き取り済みのカ
ートリッジ14が有ると判断されるとステップ408へ
進み、フィルムFを巻き取り済みのカートリッジ14が
無いと判断されるとステップ412へ進む。
【0187】ステップ408では、コンテナ200に格
納されているカートリッジ14の内で、処理の最も早く
終了したものをネスト404へ押し出す。
【0188】次のステップ408では、初期位置にある
ネスト404を回転させ(図19の時計回り方向とは反
対方向)、その後、ネスト404を反対方向に回転させ
て元の初期位置に戻す。これにより、カートリッジ14
が傾斜面418の下端に排出される。
【0189】その後、ステップ406へ戻り、フィルム
Fを巻き取り済みのカートリッジ14が無くなるまで処
理を繰り返し、フィルムFを巻き取り済みのカートリッ
ジ14を全て排出する。なお、フィルムFを巻き取り済
みのカートリッジ14が全て排出されると、ステップ4
06を経てステップ412へ進み、作動続行設定がなさ
れ、残りのフィルムFがカートリッジ14に収納された
後、順次コンテナ200に格納されて行く。
【0190】このカートリッジ排出割込モードは、処理
済みのカートリッジ14を至急取り出したい場合に有効
である。 (DP袋照合モード)以下に、DP袋照合モードのルー
チンを図40のフローチャートにしたがって説明する。
このDP袋照合モードでは、一部のステップが前述した
カートリッジ排出割込モードのステップと同一であるの
で、同一のステップは説明を省略する。
【0191】図40に示すように、DP袋照合モードで
は、ステップ400〜ステップ404の処理が終了する
とステップ420へ進み、ステップ420でDP袋のI
Dを読み取ったか否かを判断する。なお、ステップ40
4が終了すると、表示装置4にはIDを入力するように
メッセージ(例えば、「DP袋のIDを入力して下さ
い」)が表示される。なお、DP袋3のIDは、DP袋
3に付与されているバーコード5をバーコードリーダー
7で読み取る。また、DP袋のID(数字)をオペレー
ターが読み取って、入力部6からIDをキー入力しても
良い。
【0192】次のステップ422では、DP袋のIDに
対応するIDの付与されたカートリッジ14が何れの位
置にあるかを検索し、コンテナ200を回転させ、検索
したカートリッジ14を開口233に対応させる。その
後、押圧シャフト630を移動させて、カートリッジ1
4をネスト404へ押し出す。
【0193】次に、ステップ410へ進み、ネスト40
4を回転させてカートリッジ14を傾斜面418の下端
に排出させる。所定のカートリッジ14が傾斜面418
の下端に排出すると、表示装置4には、DP袋照合モー
ドを終了するか否かのメッセージが表示される。DP袋
照合モードを終了する場合には、オペレーターは入力部
6からDP袋照合モードを終了させる指示を入力する。
【0194】ステップ424では、DP袋照合モードが
終了か否かが判断される。ここで、DP袋照合モードが
終了であると判断されるとステップ412へ進み、中断
していた作動を再開し、残りのフィルムFの処理を続け
る。
【0195】このように、このDP袋照合モードでは、
DP袋3に対応したカートリッジ14が排出されるの
で、DP袋3と対応したカートリッジ14を確実にDP
袋3に入れることができ、カートリッジ14の入れ間違
いを防止することができる。 (アタッチ割込モード)また、コンテナ格納モードの実
行中には、並行して図41及び図42に示すようなアタ
ッチ割込モードのルーチンが実行されている。なお、前
述したステップと同一のステップには同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0196】アタッチ割込モードを実行するには、先
ず、オペレーターは入力部6からアタッチ割込モードの
設定を指示を入力する。
【0197】図41に示すように、先ず、ステップ50
0では、アタッチ割込モードに設定されたか否かを判断
し、設定されたと判断されるとステップ400又はステ
ップ400〜404を介してステップ502へ進み、設
定されていない場合には現状の処置を続ける。なお、作
動が中断すると、表示装置4には、カートリッジ14の
装填を促すメッセージ(例えば、「カートリッジを装填
して下さい」)が表示される。オペレータは、表示装置
4の指示にしたがって所定の空のカートリッジ14をネ
スト404に装填する。
【0198】ステップ502では、ネスト404にカー
トリッジ14が装填されたか否かが判断され、カートリ
ッジ14が装填されたと判断されるとステップ506へ
進み、フィルムFの挿入を促すメッセージ(例えば、
「フィルムを挿入して下さい」)が表示される。オペレ
ータは、カバー136を開け、フィルム搬送装置700
の入口部分にカートリッジ14と対応する所定のフィル
ムFを挿入する。なお、このアタッチ割込モードでは、
カートリッジ14のIDとフィルムFのIDの照合は、
オペレータが目視にて確認する。
【0199】ステップ506では、フィルムFが挿入さ
れたか否かを判断する。なお、フィルムFが挿入された
か否かは、光センサ724でフィルムFを検出すること
で判断する。
【0200】フィルムFが挿入されたと判断されると、
ステップ208,210へ進み、さらに、図42に示す
ように、ステップ218,220を介してステップ51
4へ進む。所定のカートリッジ14が傾斜面418の下
端に排出すると、表示装置4に、カートリッジ14が排
出されたことが表示される。また、表示装置4には、ア
タッチ割込モードを終了するか否かのメッセージが表示
される。アタッチ割込モードを終了する場合には、オペ
レーターは入力部6からアタッチ割込モードを終了させ
る指示を入力する。
【0201】ステップ514では、アタッチ割込モード
が終了か否かが判断される。ここで、アタッチ割込モー
ドが終了であると判断されるとステップ516へ進み、
中断していた作動を再開し、残りのフィルムFの処理を
続ける。
【0202】したがって、このアタッチ割込モードは、
少量の処理を至急に行いたい場合に有効である。なお、
このアタッチ割込モードは始めから行うこともでき、少
量の処理を行う場合に、コンテナ200へのカートリッ
ジ14の格納やコンテナ200の装填等の作業を省略す
ることもできる。
【0203】なお、ここでは図示しないが、フィルムF
とカートリッジ14をデタッチ(分離)する装置(デタ
ッチャー)とフィルム接合装置10とをオンラインでネ
ットワークで接続し、カートリッジID毎にデタッチ済
み、アタッチ済みを相互に確認することが望ましい。
【0204】これは、カートリッジ14の外観からは中
にフィルムFが入っているかを正確に判断することが難
しいためである。
【0205】フィルムFの入っている/入っていないカ
ートリッジ14を外観から判断するには、スプール軸1
6を回転させ、わずかなトルク差を検出する、フィルム
Fがカートリッジ14外周に当たる音を検出する、重量
を測定するなどの方法もあるが、いずれも精度よく正確
に判断するには、非常にコストがかかる。これはカート
リッジ14の個体差、メーカーによる差や、撮影枚数ご
とに異なるスプール径や、現像前/済みや、撮影枚数で
重量が異なるなど、のためである。
【0206】一方、万一、フィルムFの入っているカー
トリッジ14に再びフィルムFをアタッチしようとする
と、中のフィルムFやアタッチプレート806に損傷を
与える。
【0207】もちろんこれを回避するため、アタッチプ
レート806の駆動機構にトルクリミッタを入れ、ダメ
ージを最小限に抑えることは可能であるが、最良の方法
は、アタッチする前に、カートリッジ14内にフィルム
Fの入っている/入っていないことを正確に判断するこ
とが必要である。
【0208】このため、ここでは図示しないカートリッ
ジ14とフィルムFを分離するデタッチャーにおいて、
カートリッジIDを読み取り、どのカートリッジ14が
現在現像所内でフィルムFと分離され処理されているか
を管理すればよい。
【0209】その方法として、デタッチャーとアタッチ
ャーとをネットワークで接続し、カートリッジIDごと
にそれを管理する。また、万一同一のカートリッジID
が複数個現像所内に存在した場合に備えて、デタッチャ
ーでの処理時刻やデタッチャーの号機ナンバー、カート
リッジコンテナIDなど、機械で読み取り可能な撮影枚
数、フィルムメーカーコード、フィルム種別なども同時
に管理することが望ましい。それでも同一なものがあっ
た場合、オペレータに注意メッセージを表示することで
対応する。
【0210】なお、本実施形態では、カートリッジ14
のスプール軸16にフィルムFを接合するフィルム接合
装置10に本発明を適用した例を示したが、本発明はフ
ィルム接合装置に限らず、例えば、カートリッジ14の
スプール軸16からフィルムFを分離するフィルム分離
装置(デタッチャー)に適用することもできる。
【0211】フィルム分離装置は、フィルムをカートリ
ッジから送り出した後、スプール軸のスリット孔にデタ
ッチプレートを挿入し、スプール軸の突起部とフィルム
の係合孔との係合を解除するようになっている。このフ
ィルム分離装置に本発明を適用する場合には、フィルム
送りだし方向にスプール軸を回転させる際に押圧シャフ
トのワンウェイクラッチがフリーに、巻取方向でロック
がかかるように設定する。
【0212】フィルムの分離手順としては、押圧シャフ
トとスプールドライバとでスプール軸を挟持し、フィル
ム巻取方向にスプールドライバを回転させる。このとき
ワンウェイクラッチの作用により押圧シャフトは回転し
ないので、1回転以内にスプールドライバがスプール軸
に係合することができる。係合後は、スプールドライバ
をフィルム送りだし方向に回転させる。フィルム送りだ
し方向では、ワンウェイクラッチがフリーになるので、
スプール軸を軽く回転させてフィルムを送り出すことが
できる。なお、フィルムの巻取量が零になった後に、デ
タッチプレートにてスプール軸の突起部とフィルムの係
合孔との係合を解除する。
【0213】なお、ギヤ445,447,449,45
1、モータ450及び制御手段140によって本発明の
回転手段が構成されており、シャッタ板644及び光セ
ンサ646によって本発明の検出手段が構成されてい
る。
【0214】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
カートリッジのチャッキング装置は、スプールドライバ
を回転させてスプール軸のキー孔のキー溝にキーを合わ
せるときに、スプール軸を確実に止めることができるの
で、スプールドライバが1回転するうちに確実にキーを
係合させることができ、カートリッジのスプール軸にス
プールドライバを迅速かつ確実に係合させることができ
るという優れた効果を有する。
【0215】請求項2に記載のカートリッジのチャッキ
ング装置は、シャフトの先端をスプールドライバの先端
よりも鋭角にするという簡単な構成で、シャフトの先端
がスプール軸のキー孔に押圧された際のシャフトとスプ
ール軸との係止トルクの方を、キー溝にキーが係合して
いないときのスプールドライバの先端がスプール軸のキ
ー孔に押圧された際の係止トルクよりも大きくできると
いう優れた効果を有する。
【0216】請求項3に記載のカートリッジのチャッキ
ング装置は、スプールドライバを装置が使用するスプー
ル軸回転方向とは逆方向に回転させるのみで、スプール
軸の回転を止めることができるという優れた効果を有す
る。また、スプール軸の回転を止めるためにブレーキ等
の複雑な機構を用いないので部品点数の増加にならな
い。
【0217】また、請求項4に記載のカートリッジのチ
ャッキング装置は、スプールドライバとシャフトとでス
プール軸を挟持したときの挟持力を制限手段によって所
定値に制限するので、スプール軸に無理な力を作用させ
ず、スプール軸の損傷を防止できるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフィルム接合装置の
全体斜視図である。
【図2】フィルム接合装置を正面側から見た内部構成図
である。
【図3】フィルム接合装置を上方から見た内部構成図で
ある。
【図4】(A)はカートリッジの左側面図であり、
(B)はカートリッジの正面図であり、(C)はカート
リッジの右側面図である。
【図5】カートリッジの分解斜視図である。
【図6】(A)はスプール軸の正面図であり、(B)は
図6(A)に示すスプール軸の6(B)−6(B)線断
面図である。
【図7】(A)はフィルムを巻き取り途中のスプール軸
の斜視図であり、(B)はフィルムの巻き取りを終了し
たスプール軸の斜視図である。
【図8】フィルムの平面図である。
【図9】自動フィルム供給装置100の斜視図である。
【図10】自動フィルム供給装置100の側面図であ
る。
【図11】自動フィルム供給装置100の平面図であ
る。
【図12】クリップの斜視図である。
【図13】クリップの分解斜視図である。
【図14】図12に示すクリップの14−14線断面図
である。
【図15】コンテナの斜視図である。
【図16】カバー側から見たコンテナの分解斜視図であ
る。
【図17】本体側から見たコンテナの分解斜視図であ
る。
【図18】カートリッジ格納部の軸線方向から見た拡大
図である。
【図19】コンテナ装填部の正面図である。
【図20】コンテナ装填部の平面図である。
【図21】コンテナカバーを閉めていない状態のコンテ
ナ装填部の部分側面図である。
【図22】コンテナ装填部の部分正面図である。
【図23】コンテナカバーを閉めた状態のコンテナ装填
部の部分側面図である。
【図24】ネスト部及びカートリッジ格納装置周辺の平
面図である。
【図25】カートリッジ格納装置周辺の正面図である。
【図26】押圧装置の平面図である。
【図27】押圧装置の側面図である。
【図28】カバーを開けた状態のフィルム搬送装置の平
面図である。
【図29】フィルム搬送装置の側面図である。
【図30】フィルム押しつけ装置の側面図である。
【図31】(A)乃至(C)は、アタッチプレートの動
作説明図である。
【図32】マイクロスイッチ及び光センサの状態と、装
置の状態とを対応させた対応表である。
【図33】フィルム接合装置の作動を示すフローチャー
トである。
【図34】後方排出モードのフローチャートである。
【図35】図34に示すフローチャートの続きである。
【図36】コンテナ格納モードのフローチャートであ
る。
【図37】図36に示すフローチャートの続きである。
【図38】コンテナ格納時の割込みのフローチャートで
ある。
【図39】カートリッジ排出割込モードのフローチャー
トである。
【図40】DP袋照合モードのフローチャートである。
【図41】アタッチ割込モードのフローチャートであ
る。
【図42】図42に示すフローチャートの続きである。
【符号の説明】
F フィルム 14 カートリッジ 16 スプール軸 62 キー孔 140 制御装置 404 ネスト(装填部) 440 スプールドライバ(スプール軸回転手段) 440A 突起(キー) 445 ギヤ(回転手段) 447 ギヤ(回転手段) 449 ギヤ(回転手段) 450 モータ(回転手段) 451 ギヤ(回転手段) 600 押圧装置(軸方向移動手段) 626 ワンウェイクラッチ 630 押圧シャフト 642 スプリング(制限手段) 644 シャッタ板(検出手段) 646 光センサ(検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部にキー孔を有するフィルム巻取用の
    スプール軸を備えたカートリッジを装填するための装填
    部と、 先端付近に前記キー孔のキー溝に係合するキーを備え、
    前記キー溝に前記キーが係合したときには前記キー孔に
    一部が挿入されて前記スプール軸を回転可能とするスプ
    ールドライバと、 前記スプールドライバとは前記スプール軸を挟んで反対
    側に同軸的に設けられ、先端で前記スプール軸の前記ス
    プールドライバとは反対側の端部を押圧可能なシャフト
    と、 前記スプールドライバ及び前記シャフトの少なくとも一
    方を軸方向に移動させ、前記スプールドライバの先端と
    前記シャフトの先端とで前記スプール軸を挟持させる軸
    方向移動手段と、 前記スプール軸の先端及び前記スプールドライバの先端
    が前記スプール軸の端部に接触してからの前記スプール
    軸と前記スプールドライバとの軸方向の相対変位を検出
    する検出手段と、 少なくとも前記相対変位を検出するまで前記スプールド
    ライバを回転させる回転手段と、 前記シャフトの回転を阻止可能とする回転阻止手段と、 を備え、 前記シャフトの先端が前記スプール軸の端部に押圧され
    た際の前記シャフトと前記スプール軸との係止トルク
    が、前記キー溝に前記キーが係合していないときの前記
    スプールドライバの先端が前記スプール軸の端部に押圧
    された際の係止トルクよりも大きいことを特徴とするカ
    ートリッジのチャッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記スプールドライバ及び前記シャフト
    のスプール軸側の先端は各々テーパー状に形成されてお
    り、前記シャフトの先端は前記スプールドライバの先端
    よりも鋭角にされていることを特徴とする請求項1に記
    載のカートリッジのチャッキング装置。
  3. 【請求項3】 前記回転阻止手段は、装置が使用するス
    プール軸回転方向と同方向にのみ前記シャフトを回転可
    能とし、所定方向とは反対方向の回転を阻止するワンウ
    ェイクラッチであることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のカートリッジのチャッキング装置。
  4. 【請求項4】 前記軸方向移動手段に設けられ、前記ス
    プールドライバと前記シャフトとで前記スプール軸を挟
    持したときの挟持力を所定値に制限する制限手段を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項
    に記載のカートリッジのチャッキング装置。
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