JP2002236345A - カートリッジ供給装置及びカートリッジ供給方法 - Google Patents

カートリッジ供給装置及びカートリッジ供給方法

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JP2002236345A
JP2002236345A JP2001032320A JP2001032320A JP2002236345A JP 2002236345 A JP2002236345 A JP 2002236345A JP 2001032320 A JP2001032320 A JP 2001032320A JP 2001032320 A JP2001032320 A JP 2001032320A JP 2002236345 A JP2002236345 A JP 2002236345A
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cartridge
magazine
film
supply destination
cartridges
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JP2001032320A
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Shigeru Ando
茂 安藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジを効率的に処理可能なカートリ
ッジ供給装置を提供すること。 【解決手段】 複数のカートリッジ14を収容したマガ
ジン200を装填するマガジン装填部300と、フィル
ムキャリア600との間に、カートリッジ14を2個載
置可能なパレット406を移動可能に配置する。カート
リッジ14は、パレット406を経由してフィルムキャ
リア600に送られる。先行するカートリッジ14の処
理が終了してフィリムキャリア600から取り出される
前に、次のカートリッジ14をマガジン200から取り
出してパレット406で一時的に格納して待機させてお
く。これにより、先行するカートリッジ14がマガジン
200に戻されてからマガジン200の次のカートリッ
ジ14をフィルムキャリア600に送り出して処理する
従来の装置よりも、処理時間を短縮でき、効率的な処理
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マガジンからフィ
ルムカートリッジを取り出してフィルムキャリア等の供
給先に送り出し、供給先から受け取ったフィルムカート
リッジをマガジンに戻すことのできるカートリッジ供給
装置及びカートリッジ供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムを巻き取ったカートリッ
ジを収容部に複数収容可能とし、収容したカートリッジ
を順番に取り出して写真自動処理機に送り出すカートリ
ッジ供給装置が、例えば、特開平6−250369号公
報、特開平7−325350号公報等に開示されてい
る。
【0003】これら特開平6−250369号公報、特
開平7−325350号公報等に開示されているカート
リッジ供給装置では、カートリッジを複数装填可能と
し、写真自動処理機へ自動で順次送り出すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、処理時間のより
一層の短縮化が市場で求められてきている。
【0005】しかしながら、従来のカートリッジ供給装
置では、写真自動処理機に送り出したカートリッジが収
容部に戻されるまで、次のカートリッジは収容部内に収
容されたまま待機しているため、処理時間を短縮するに
はカートリッジの搬送速度を上げるしかなく、処理時間
の短縮には限界があった。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して、カートリ
ッジを効率的に処理可能なカートリッジ供給装置及びカ
ートリッジ供給方法を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカート
リッジ供給装置は、フィルムカートリッジを収容する収
容部を複数有したマガジンを装填するコンテナ装填部
と、カートリッジの供給先と前記コンテナ装填部との間
に設けられ、少なくとも2つの前記フィルムカートリッ
ジを一時的に格納可能なカートリッジ格納手段と、前記
カートリッジ格納手段と前記収容部との間で前記フィル
ムカートリッジを受け渡し可能とすると共に、前記カー
トリッジ格納手段と前記供給先との間で前記フィルムカ
ートリッジを受渡するカートリッジ受渡手段と、を有す
ることを特徴としている。
【0008】次に、請求項1に記載のカートリッジ供給
装置の作用を説明する。
【0009】先ず、マガジンは、複数の収容部を有して
おり、各々に現像済みのフィルムを巻き取ったフィルム
カートリッジを収容することが出来る。
【0010】コンテナ装填部には、フィルムカートリッ
ジを収容したカートリッジコンテナを装填することがで
きる。
【0011】また、カートリッジ格納手段は、少なくと
も2つのフィルムカートリッジを格納することができ
る。
【0012】これにより、以下のようにカートリッジを
処理することができる。
【0013】先ず最初に、マガジンの収容部に収容され
たカートリッジを受渡手段で格納部に送り出す。
【0014】次に、受渡手段で第1の格納部に格納され
たカートリッジをフィルムキャリア等の供給先に送り出
す。
【0015】供給先では、カートリッジからフィルムが
送り出される等して所定の処理が行われる。
【0016】次に、先行するカートリッジが供給先から
排出される前に、マガジンに収容されている次のカート
リッジを受渡手段で格納部に送り出す。
【0017】供給先にある先行するカートリッジを、受
渡手段でカートリッジ格納手段に送り出す。カートリッ
ジ格納手段には、先行するカートリッジと次のカートリ
ッジとが格納されることになる。
【0018】次に、先行するカートリッジを 受渡手段
でマガジンの収容部に戻す。
【0019】これにより、カートリッジ格納手段は空に
なるので、マガジンに収容された次のカートリッジを受
渡手段でカートリッジ格納手段に移動し、同様の処理を
続ける(マガジンの全てのカートリッジの処理を終了す
るまで。) このカートリッジ供給装置では、先行するカートリッジ
が供給先から戻される前に、次のカートリッジをマガジ
ンから取り出してカートリッジ格納手段で一時的に格納
して待機させておくので、先行するカートリッジがマガ
ジンに戻されてからマガジンの次のカートリッジを供給
先に送り出して処理する従来の装置よりも、処理時間を
短縮でき、効率的な処理が可能となる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のカートリッジ供給装置において、前記マガジンを複数
格納可能なマガジンラックと、前記マガジンラックと前
記コンテナ装填部との間で前記マガジンを受け渡しする
マガジン受渡手段と、を有することを特徴としている。
【0021】次に、請求項2に記載のカートリッジ供給
装置の作用を説明する。
【0022】請求項2に記載のカートリッジ供給装置で
は、コンテナ装填部に装填したマガジンのカートリッジ
全ての処理が終了したら、マガジン受渡手段を用いて処
理済みのカートリッジを格納したマガジンをコンテナ装
填部からマガジンラックに戻し、未処理のカートリッジ
を格納した次のマガジンをコンテナ装填部へ渡し、以後
同様にして未処理のカートリッジを格納したマガジンを
順次コンテナ装填部へ渡すことができ、多量のカートリ
ッジを効率的に処理することができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、フィルムを巻き
取ったフィルムカートリッジを収容する収容部を複数有
したマガジンと前記カートリッジの供給先との間で前記
フィルムカートリッジの受け渡しを行うカートリッジ供
給方法であって、マガジンから取り出されたフィルムカ
ートリッジが供給先に配置されている間に、次のフィル
ムカートリッジをマガジンから取り出してマガジンと供
給先との間で一旦待機させる第1の工程と、供給先から
排出された先行するフィルムカートリッジと次のフィル
ムカートリッジを、マガジンと供給先との間で一旦待機
させる第2の工程と、マガジンと供給先との間で一旦待
機させた次のフィルムカートリッジを供給先に送り出す
第3の工程と、マガジンと供給先との間で一旦待機させ
た先行するフィルムカートリッジをカートリッジコンテ
ナの収容部に戻す第4の工程と、を有することを特徴と
している。
【0024】次に、請求項3に記載のカートリッジ供給
方法の作用を説明する。
【0025】先ず、第1工程では、マガジンから取り出
されたフィルムカートリッジが供給先に配置されている
間に、次のフィルムカートリッジをマガジンから取り出
してマガジンと供給先との間で一旦待機させる。なお、
供給先では、例えば、フィルムカートリッジからフィル
ムを引き出し、所定の処理を行うことができる。
【0026】第2工程では、所定の処理が終了し、供給
先から排出された先行するフィルムカートリッジと、次
のフィルムカートリッジとを、マガジンと供給先との間
で一旦待機させる。
【0027】第3の工程では、マガジンと供給先との間
で一旦待機させた次のフィルムカートリッジを供給先に
送り出す。
【0028】第4の工程では、マガジンと供給先との間
で一旦待機させた先行するフィルムカートリッジをカー
トリッジコンテナの収容部に戻す。
【0029】以後、第1の工程〜第4の工程を繰り返す
ことにより、複数のフィルムカートリッジの処理を効率
的に行うことができる。
【0030】なお、第3の工程終了後に第4の工程を行
っても良く、第4の工程終了後に第3の工程を行っても
良い。また、場合によっては、第3の工程と第4の工程
とを同時に行っても良い。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明のカートリッジ供給装置の
一実施形態を図1乃至図8にしたがって説明する。
【0032】本実施形態のカートリッジ供給装置10
は、後述するプリンタのフィルムキャリア600に取り
付けられて使用される。
【0033】カートリッジ供給装置10は、マガジン2
00を装填するマガジン装填部300及びマガジン装填
部300とフィルムキャリア600との間でカートリッ
ジ14の搬送を行うカートリッジ搬送装置400を備え
ている。
【0034】なお、本実施形態のカートリッジ供給装置
10には、マガジン200を複数装填してマガジン装填
部300に順次送り出すオートチェンジャー500が一
体的に連結されている。 (マガジン)先ず、カートリッジ供給装置10に用いる
マガジン200について詳細に説明する。
【0035】図2乃至図4に示すように、マガジン20
0は、本体202と、この本体202に着脱自在とされ
たカバー204とから構成されており、各々合成樹脂の
成形品である。
【0036】図3に示すように、本体202は円筒状を
呈しており、外周側にはカートリッジ14を収納する複
数個のカートリッジ格納部206が周方向に沿って所定
間隔で20個設けられている。
【0037】カートリッジ格納部206は、カートリッ
ジ14をカバー204側から軸方向に沿って挿入可能な
ように開口している。
【0038】カートリッジ格納部206には、収納した
カートリッジ14のバーコード80が見えるように外周
側に窓208が形成されている。
【0039】図2に示すように、この窓208の近傍に
は、カートリッジ格納部206の番号206A(本実施
形態では1〜20番)が付与されている。
【0040】図3に示すように、カートリッジ格納部2
06には、底部の中央に丸孔216が形成されている。
【0041】図4に示すように、本体202には、カバ
ー204の取り付け側とは反対側に大径のリングギヤ2
20及びスリット円板222が同軸的に設けられてい
る。
【0042】スリット円板222には、各カートリッジ
格納部206に対応した位置に位置決め用のスリット2
24が形成されている。
【0043】これらスリット224の内の一つは幅が広
く形成されており、回転方向の位置決めに用いられる基
準用のスリット224Aとされている。
【0044】図3及び図4に示すように、カバー204
は、リング状の押え板226と、本体202へカバー2
04を取り付けるための円板状のロックプレート228
とから構成されている。
【0045】ロックプレート228は、押え板226の
内周部に、相対回転可能に取り付けられており、外周側
の3ヵ所に爪230が設けられている。
【0046】これらの爪230は、本体202に設けら
れた切欠232に挿入されるようになっており、これら
の爪230を軸方向に沿って切欠232に挿入し、ロッ
クプレート228と本体202とを相対回転させること
により、カバー204が本体202へ取り付くようにな
っている。
【0047】なお、ロックプレート228には、ロック
プレート228を回転させる場合に、指を入れるための
穴237が一対形成されている。
【0048】図2に示すように、押え板226には、径
方向に沿って延びて外周側の先端がテーパー状とされた
突起236と、この突起236とは反対側に設けられ外
周側に幅広部分を有する突起238と、が形成されてい
る。
【0049】また、押え板226には、カートリッジ1
4を出入可能とする開口233が一つ形成されており、
突起236,238を除く他の部分には、カートリッジ
格納部206と同じピッチで小孔234が形成されてい
る。(マガジン装填部)次に、マガジン200を装填す
るマガジン装填部300について詳細に説明する。
【0050】図5及び図6に示すように、マガジン装填
部300には、マガジン200のリングギヤ220に噛
み合うギヤ315が回転可能に設けられている。ギヤ3
15の下方には、ギヤ315と噛み合う小ギヤ318が
配設されている。この小ギヤ318はモーター316に
よって回転されるようになっている。
【0051】後述するマガジン受渡手段518によりリ
ングギヤ220の上方にマガジン200が配置される
と、マガジン200の開口233(図2参照)が後述す
るカートリッジ脱着装置355と対向するようになって
いる。
【0052】マガジン装填部300には、マガジン20
0のスリット224が通過する位置にフォトインタラプ
タ346が設けられている。なお、このフォトインタラ
プタ346は、収納部206の位置を検出している。
【0053】マガジン200のスリット円板222のス
リット224がフォトインタラプタ346のビームがを
透過するときには、所定の収納部206が押え板226
の開口233に対応し、他の所定の収納部206の丸孔
216がフォトインタラプタ346と対向する。
【0054】また、マガジン装填部300には光センサ
348と、光センサ348と対向するLED350とが
設けられている。
【0055】LED350から照射されるビームは、収
納部206にカートリッジ14が格納されていない場合
にマガジン装填部300に装填されたマガジン200の
丸孔216及び所定の小孔234(図3参照)を通過し
て光センサ348に到達するようになっている。
【0056】また、カートリッジ14の格納された収納
部206が光センサ348と対向する位置にくると、L
ED350から照射されるビームが遮られ、光センサ3
48は、LED350のビームを受光することができな
くなる。
【0057】したがって、マガジン200を1回転させ
ることで、マガジン200内にカートリッジ14が格納
されているか否かを判断することができる。
【0058】さらに、マガジン装填部300には、カー
トリッジ押し戻し用押圧装置352及びカートリッジ排
出用押圧装置354から構成されるカートリッジ受渡手
段の一部を構成するカートリッジ脱着装置355が設け
られている。
【0059】カートリッジ押し戻し用押圧装置352
は、装填されたマガジン200の開口233と対向する
ように設けられており、装填されたマガジン200のカ
ートリッジ押し戻し用押圧装置352とは反対側にカー
トリッジ排出用押圧装置354が設けられている。
【0060】カートリッジ押し戻し用押圧装置352及
びカートリッジ排出用押圧装置354は、エアシリン
ダ、ラック・アンド・ピニオン等、直線運動可能な装置
であればその構成は特に問わない。
【0061】また、マガジン装填部300には、カート
リッジ14のバーコード80を読み取る、バーコードリ
ーダー356が設けられている。(カートリッジ搬送装
置)次に、カートリッジ搬送装置400について詳細に
説明する。
【0062】図1に示すように、カートリッジ搬送装置
400は、マガジン装填部300の矢印B方向側に設け
られている。
【0063】カートリッジ搬送装置400は、カートリ
ッジ14を搭載する第1の搭載部402及び第2の搭載
部404を有するカートリッジ格納手段としてのパレッ
ト406を備えている。
【0064】パレット406は、矢印L方向及び矢印R
方向に沿って延びる一対のガイドレール408にスライ
ド自在に支持されている。
【0065】パレット406の側方には、プーリー41
0及びプーリー412に巻き掛けられたタイミングベル
ト414が配置されている。なお、プーリー410は、
モータ416によって回転される。
【0066】このタイミングベルト414にパレット4
06が連結されており、モータ416を回転させること
によりパレット406を矢印L方向及び矢印R方向に移
動することが出来る。
【0067】図7に示すように、ガイドレール408の
下方には、透過型の光センサ418A〜Dがガイドレー
ル408の長手方向に所定の間隔で4個設けられてお
り、パレット406には、光センサ418のビームを遮
るためのシャッター板420が取り付けられている。
【0068】したがって、光センサ418A〜Dのビー
ムをシャッター板420で遮るときにモータ416の回
転を停止し、パレット406を第1の位置、第2の位
置、第3の位置及び第4の位置の4箇所に停止させるこ
とができる。
【0069】ここで、第1の位置とは、第1の搭載部4
02がマガジン200の開口233の矢印F方向側に対
向する位置であり、第2の位置とは、第1の搭載部40
2がドア開閉装置422と対向する位置であり(図7の
状態)、第3の位置とは、第1の搭載部402がフィル
ムキャリア600のキャリア搬送路の端部に設けられた
カートリッジ装填部602の矢印F方向側に対向する位
置であり、第4の位置とは、第2の搭載部404がフィ
ルムキャリア600のカートリッジ装填部602の矢印
F方向側に対向する位置である(図8参照。)。
【0070】なお、第1の搭載部402がフィルムキャ
リア600のカートリッジ装填部602と対向する時に
は、第2の搭載部404が後述するドア開閉装置422
と対向するようになっている。
【0071】また、図1に示すように、第1の搭載部4
02がドア開閉装置422と対向する時には、第2の搭
載部404がマガジン200の開口233と対向するよ
うになっている。
【0072】ドア開閉装置422は、カートリッジ搬送
装置400の矢印B方向側に設けられており、ドア開閉
装置422の矢印F方向には未現像表示ツメ検出センサ
424が設けられている。
【0073】ドア開閉装置422は、カートリッジ14
のドア(図示せず)の軸端に係合するドアドライバ、ド
アドライバの回転位置によりドアの開閉状態を検知する
センサ、ドアドライバを回転させるモータ等を備えてお
り、モータを回転させることでカートリッジ14のドア
を開閉させることができる。また、ドア開閉装置422
は、図示しないアクチュエータにより矢印F方向及び矢
印B方向に移動することができる。なお、このドア開閉
装置422は、APSのカートリッジ14を処理する機
器に設けられている一般的に知られている通常の構造の
ものである。
【0074】また、未現像表示ツメ検出センサ(通称I
PIセンサ)424は、カートリッジ14に設けられて
いる未現像表示ツメを検知するものである。未現像表示
ツメ検出センサ424は、カートリッジ14の未現像表
示ツメに機械的に当接したときには、内部のフィルムF
が未現像であると検知し、未現像表示ツメに当接しない
ときには、内部のフィルムFが現像済みであると検知す
る。なお、この未現像表示ツメ検出センサ424は、A
PSのカートリッジ14を処理する機器に設けられてい
る一般的に知られている通常の構造のものである。
【0075】なお、カートリッジ装填部602の近傍に
は、図7に示すように、フィルムキャリア600のカー
トリッジ装填部602とパレット406との間でカート
リッジ14を把持して搬送可能なカートリッジ受渡手段
426が設けられている。
【0076】なお、カートリッジ受渡手段426として
はロボットハンド等を用いることができるが、カートリ
ッジ14を搬送可能な装置であれば、その装置の構成は
特に限定されない。 (オートチェンジャー)図1及び図5に示すように、マ
ガジン装填部300の矢印R方向側には、オートチェン
ジャー500が配置されている。
【0077】オートチェンジャー500は、マガジン2
00を載置する凹状のコンテナ載置部502を複数備え
たマガジンラック504を備えている。なお、コンテナ
載置部502は、マガジン200の軸方向に沿って一列
に設けられている。
【0078】マガジンラック504は、コンテナ載置部
502に搭載されたマガジン200の軸方向に沿って延
びる一対のガイドレール506上にスライド可能に支持
されている。
【0079】マガジンラック504の下面には、ガイド
レール506と平行にラック508が取り付けられてい
る。
【0080】ラック508には、モータ510で回転さ
れるピニオンギア512が噛み合っている。
【0081】したがって、モータ510を回転させるこ
とにより、マガジンラック504を矢印F方向及び矢印
B方向に移動させることができる。
【0082】マガジンラック504の側方には、透過型
の光センサ514が設けられている。
【0083】マガジンラック504の側部には、各コン
テナ載置部502毎にシャッター板516が取り付けら
れており、シャッター板516が透過型の光センサのビ
ームを遮ると、コンテナ載置部502がマガジン装填部
300のコンテナ通過経路の延長線上に位置するように
なっている。
【0084】マガジンラック504の近傍には、マガジ
ン200を把持して搬送可能なマガジン受渡手段518
が設けられている。
【0085】なお、マガジン受渡手段518としてはロ
ボットハンド等を用いることができるが、マガジン20
0を搬送可能な装置であれば、その装置の構成は特に限
定されない。 (フィルムキャリア)このフィルムキャリア600の構
造は、カートリッジ14から引き出したフィルムFの画
像を読み取る一般的な構成であるので、概要を簡単に説
明する。
【0086】フィルムキャリア600には、カートリッ
ジ14を装填するカートリッジ装填部602、カートリ
ッジ14のスプールに係合してスプールを回転させるス
プールドライバ604、スプールドライバ604を回転
駆動するモータ606、スプールの回転位置を検出する
スプール回転位置センサ608、カートリッジ14のス
プールがスプールドライバ604に係合したことを検知
するチャッキングセンサ610、カートリッジ14の有
無を検知するカートリッジ検出センサ612等が設けら
れている。
【0087】APSのカートリッジ14は、周知のよう
に、未使用、撮影途中、撮影済み、及び未現像の4つの
状態が使用状態マークで判断可能な構成とされており、
それぞれの状態はスプールの回転位置により決定されて
いる。、スプール回転位置センサ608でカートリッジ
14のスプールに係合したスプールドライバ604の回
転位置を検知することにより、カートリッジ内のフィル
ムFの状態を把握することができる。
【0088】なお、スプールの回転位置からカーカス内
のフィルムFの状態を検知する構成は、APSのカート
リッジ14を処理する機器に設けられている一般的に知
られている通常の構造のものである。 (作用)図8の工程表を参照しながら本実施形態のカー
トリッジ供給装置10の作用を説明する。
【0089】先ず、前準備として、マガジン200の各
カートリッジ格納部206にカートリッジ14を収納
し、カートリッジ14を収納したマガジン200を、オ
ートチェンジャー500のコンテナ載置部502に搭載
する。 (A) マガジンラック504の最初のマガジン200
がマガジン受渡手段518で把持され、マガジン装填部
300に搬送される。これにより、マガジン装填部30
0のギヤ315にマガジン200のリングギヤ220が
噛み合う。 (B) ギヤ315が回転され、マガジン200の本体
202のみが1回転され、バーコードリーダー356で
各カートリッジ14のバーコード80が読み取られ、各
カートリッジ14の位置が記憶される。
【0090】その後、マガジン200の本体202が回
転され、最初に処理を行うカートリッジ14が開口23
3から排出可能な位置に配置される。 (C) カートリッジ排出用押圧装置354が駆動さ
れ、図8の(1)に示すようにカートリッジ14が第1
の位置に配置しておいたパレット406の第1の搭載部
402上に押し出される。 (D) 図8の(2)に示すようにパレット406が第
2の位置に移動し、未現像表示ツメ検出センサ424に
より、カートリッジ内のフィルムFが現像済みであるか
否かが検出される。
【0091】カートリッジ内のフィルムFが現像済みで
ないと判断された場合には、カートリッジ14は、逆の
順番をたどって、マガジン200の元のカートリッジ格
納部206に戻される。
【0092】カートリッジ内のフィルムFが現像済みで
あると判断された場合には、ドア開閉装置422でカー
トリッジ14のドアが開かれる。 (E) ドアの開かれたカートリッジ14を搭載したパ
レット406は第3の位置に移動される。
【0093】カートリッジ受渡手段426が駆動され、
図8の(3)に示すようにカートリッジ14がフィルム
キャリア600のカートリッジ装填部602に押し出さ
れる。 (F) パレット406が第1の位置に戻される。そし
て、マガジン200の本体202が回転されて次に処理
を行うカートリッジ14が開口233のところに配置さ
れ、カートリッジ排出用押圧装置354が作動され、図
8の(4)に示すように次に処理を行うカートリッジ1
4が第1の搭載部402上に押し出される(本発明の第
1の工程)。 (G) 図8の(5)に示すようにパレット406が第
2の位置に移動され、カートリッジ14の中のフィルム
Fが現像済みであるか否かが検出される。
【0094】カートリッジ14の中のフィルムFが現像
済みでないと判断された場合には、カートリッジ14
は、逆の順番をたどって、マガジン200の元のカート
リッジ格納部206に戻される。
【0095】カートリッジ14の中のフィルムFが現像
済みであると判断された場合には、カートリッジ14の
ドアが開かれ、パレット406が第4の位置に移動す
る。 (H) 一方、フィルムキャリア600では、カートリ
ッジ14からフィルムFが画像駒単位で送り出され、各
画像の読み取りが行われる。
【0096】なお、画像の読み取り中、前記(6)及び
(7)の処理が並行して行われる。
【0097】画像の読み取りが終了すると、フィルムF
はカートリッジ14の内部に巻き戻される。フィルム巻
取後、カートリッジ14のスプールは、現像済みのマー
クが表示される位置に設定される。 (I) カートリッジ受渡手段426が駆動され、フィ
ルムキャリア600のカートリッジ14がパレット40
6の第2の搭載部404上に押し出される。
【0098】これにより、第2の搭載部404上には先
行するカートリッジ14が搭載され、第1の搭載部40
2上には次に処理を行うカートリッジ14が搭載され、
パレット406には合計2つカートリッジ14が搭載さ
れることになる((図8の(6)参照。本発明の第2の
工程)。 (J) パレット406が第3の位置に移動され、第1
の搭載部402上にあるカートリッジ14がフィルムキ
ャリア600のカートリッジ装填部に押し出され(図8
の(7)参照。本発明の第3の工程)、第2の搭載部4
04に搭載されたカートリッジ14のドアが閉じられ
る。 (K) パレット406が第2の位置に戻され、マガジ
ン200の本体202が回転され、第2の搭載部404
に搭載されたカートリッジ14が収納されていたカート
リッジ格納部206が開口233のところに配置され
る。 (L) カートリッジ押し戻し用押圧装置352が駆動
され、図8の(8)に示すように第2の搭載部404に
搭載されたカートリッジ14が元のカートリッジ格納部
206に収納される(本発明の第4の工程。)。 (M) 空となったパレット406は、図8の(9)に
示すように第1の位置に戻され、次に、処理を行うカー
トリッジ14を第1の搭載部402上に押し出す。
【0099】第1の位置において、カートリッジ14を
第1の搭載部402上に保持したパレット406は前述
した(F)と同じ状態となるので、その後は、マガジン
200内の全てのカートリッジ14の処理終了まで前述
した同様の処理((F)〜(M))を繰り返す。
【0100】収納されていた全てのカートリッジ14の
処理が終了すると、マガジン200はマガジン受渡手段
518によりマガジンラック504の元のコンテナ載置
部502に戻される。
【0101】そして、マガジンラック504がマガジン
200一つ分だけ移動され、次のマガジン200がマガ
ジン受渡手段518によりマガジン装填部300に移動
され、以後同様にしてカートリッジ14の処理が行われ
る。
【0102】このようにして、本実施形態のカートリッ
ジ供給装置10では、多量のカートリッジ14を効率的
に処理することができる。
【0103】なお、上記実施形態のカートリッジ供給装
置10では、フィルムキャリア600にカートリッジ1
4を供給する例を示したが、本発明では、カートリッジ
14を供給する供給先の装置の種類は問わない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカートリ
ッジ供給装置及びカートリッジ供給方法によれば、効率
的にカートリッジの供給を行うことができる、という優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカートリッジ供給装
置の全体構成図である。
【図2】カートリッジ供給装置に用いるマガジンの斜視
図である。
【図3】カバー側から見たマガジンの分解斜視図であ
る。
【図4】本体側から見たマガジンの分解斜視図である。
【図5】オートチェンジャー及びマガジン装填部の正面
図である。
【図6】マガジン装填部の上面図である。
【図7】カートリッジ搬送装置の正面図である。
【図8】カートリッジ供給装置の要部の動作を示す工程
表である。
【符号の説明】
10 カートリッジ供給装置 14 カートリッジ(フィルムカートリッジ) 200 マガジン 206 カートリッジ格納部(収容部) 300 コンテナ装填部 355 カートリッジ脱着装置(カートリッジ受渡手
段) 406 パレット(カートリッジ格納手段) 426 カートリッジ受渡手段 504 マガジンラック 518 マガジン受渡手段 600 フィルムキャリア(供給先)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムカートリッジを収容する収容部
    を複数有したマガジンを装填するコンテナ装填部と、 カートリッジの供給先と前記コンテナ装填部との間に設
    けられ、少なくとも2つの前記フィルムカートリッジを
    一時的に格納可能なカートリッジ格納手段と、 前記カートリッジ格納手段と前記収容部との間で前記フ
    ィルムカートリッジを受け渡し可能とすると共に、前記
    カートリッジ格納手段と前記供給先との間で前記フィル
    ムカートリッジを受渡するカートリッジ受渡手段と、 を有することを特徴とするカートリッジ供給装置。
  2. 【請求項2】 前記マガジンを複数格納可能なマガジン
    ラックと、 前記マガジンラックと前記コンテナ装填部との間で前記
    マガジンを受け渡しするマガジン受渡手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のカートリッ
    ジ供給装置。
  3. 【請求項3】 フィルムを巻き取ったフィルムカートリ
    ッジを収容する収容部を複数有したマガジンと前記カー
    トリッジの供給先との間で前記フィルムカートリッジの
    受け渡しを行うカートリッジ供給方法であって、 マガジンから取り出されたフィルムカートリッジが供給
    先に配置されている間に、次のフィルムカートリッジを
    マガジンから取り出してマガジンと供給先との間で一旦
    待機させる第1の工程と、 供給先から排出された先行するフィルムカートリッジと
    次のフィルムカートリッジを、マガジンと供給先との間
    で一旦待機させる第2の工程と、 マガジンと供給先との間で一旦待機させた次のフィルム
    カートリッジを供給先に送り出す第3の工程と、 マガジンと供給先との間で一旦待機させた先行するフィ
    ルムカートリッジをカートリッジコンテナの収容部に戻
    す第4の工程と、 を有することを特徴としたカートリッジ供給方法。
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