JPH07281393A - フィルム巻換装置及びフィルム巻取用カートリッジ - Google Patents

フィルム巻換装置及びフィルム巻取用カートリッジ

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JPH07281393A
JPH07281393A JP7221394A JP7221394A JPH07281393A JP H07281393 A JPH07281393 A JP H07281393A JP 7221394 A JP7221394 A JP 7221394A JP 7221394 A JP7221394 A JP 7221394A JP H07281393 A JPH07281393 A JP H07281393A
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JP
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film
cartridge
winding
negative film
spool shaft
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JP7221394A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Fujita
一芳 藤田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネガフィルムをカートリッジからフィルム巻
取用カートリッジに巻換る。 【構成】 フィルム巻換装置10は、巻取軸24Aにネ
ガフィルム22を巻き取っているカートリッジ24、空
のIMカートリッジ30が装填されると、巻取り軸が回
転駆動されて、ネガフィルムの先端をカートリッジから
送出する。このネガフィルムはフィルム搬送装置によっ
てIMカートリッジへ向けて搬送されてIMカートリッ
ジ内へ送り込まれる。IMカートリッジに送り込まれた
ネガフィルムは、スプール軸100の回転によって巻き
取られる。また、カートリッジからネガフィルムを略全
量引き出すと、一旦停止してネガフィルムの後端と巻取
軸との係合がデタッチアーム44によって解除し、さら
にスプール軸に所定量の巻取りを行って、カートリッジ
からネガフィルムをIMカートリッジに巻換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光済の写真フィルム
現像処理装置での処理に先立ってカートリッジから引出
してフィルム巻取用カートリッジに巻換えるフィルム巻
換装置及びフィルム巻取用カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、露光済の写真フィルム(以下
「ネガフィルム」と言う)は、パトローネと呼ばれるカ
ートリッジに収容された状態でDP袋に入れられて現像
所に渡される。現像所では、カートリッジからこのネガ
フィルムを引き出して、自動現像装置によって現像処理
するようになっている。
【0003】このネガフィルムを現像処理するときに
は、カートリッジから引出したネガフィルムの後端を切
断して、ネガフィルムのみを自動現像装置へ挿入するよ
うにしている。このとき、ネガフィルムの先端は、テー
プによってフィルムリーダに連結され、このフィルムリ
ーダを先導させてネガフィルムが現像処理装置内で正確
に搬送されるようにしている。
【0004】また、現像処理されたネガフィルムは所定
長さ(例えば6画像コマ毎)に切断(ピースネガ)され
て写真プリントと共にDP袋に入れられて顧客に返却さ
れる。ネガフィルムに記録された画像を焼増しする、所
謂再プリントのときには、このピースネガをつなぎ合わ
せてロール状にしてから、必要な画像コマ部分のプリン
ト作業を行っている。
【0005】近年、現像処理の終了したネガフィルムを
切断せずに長いまま顧客に返却する方法が検討されてい
る。このようにすれば、所定の長さに切断する作業や、
再プリントを行なうときに切断されていたピースネガを
つなぎ合わせる煩雑な作業が不要となる。
【0006】このようなネガフィルムもカートリッジの
巻取軸に巻き取られており、ネガフィルム及びカートリ
ッジのそれぞれには、何れのカートリッジから引き出し
たネガフィルムであるかを明確にするために予めID番
号が付与されている。また、DP袋にもカートリッジに
記録されているのと同一のID番号を記すようにしてい
る。
【0007】ところで、カートリッジに巻き取って返却
するようにしたネガフィルムは、後端が巻取軸と離脱可
能に係合されており、現像及びプリント処理の終了した
ネガフィルムの後端をこの巻取軸へ係合させて巻き取る
必要がある。このため、このネガフィルムを引出して自
動現像装置へ挿入するときには、従来行われているカー
トリッジ内の巻取軸とネガフィルムの後端を切断して切
り離すようにすると、処理の終了したネガフィルムを、
再度巻取軸に巻き取ってカートリッジに収容することが
困難となる。また、現像前のネガフィルムは、露光によ
って記録されている画像が損なわれるため、カートリッ
ジから引出しておくことはできない。
【0008】このため、例えば、実公平5−22936
号公報に示される現像処理用マガジンや、実公平4−5
3648号公報に示されるフィルム収納容器等にネガフ
ィルムを一旦巻き取ってから、従来のネガフィルムと同
様に現像処理装置で処理する方法が考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
リッジから露光済のネガフィルムを引出して現像処理用
のマガジンやフィルム収納容器等に巻き取って収容した
だけでは、処理の終了した後に、ネガフィルムとネガフ
ィルムを収容しているカートリッジ又はDP袋等との照
合が困難となってしまう。また、フィルムリーダ等にこ
のネガフィルムの先端を接合したときに、カートリッジ
の自重によってネガフィルムがカートリッジから引き出
されてしまい易くなる。
【0010】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、露光済のネガフィルムを不必要に露光させてし
まうのを防止すると共に処理されたネガフィルムとこの
ネガフィルムを収容するカートリッジ又はDP袋との照
合が容易なフィルム巻換装置を提供することを目的とす
る。また、カートリッジに収容されている現像前のネガ
フィルムを巻き取って収容するのに好ましいフィルム巻
取用カートリッジを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
フィルム巻換装置は、後端がカートリッジ内の巻取軸に
係合された状態で層状に巻き取られて収容されている露
光済の写真フィルムをカートリッジから引出して巻取用
カートリッジに巻き取るフィルム巻換装置であって、前
記カートリッジが装填されカートリッジ内から前記写真
フィルムを送り出すフィルム送出部と、前記フィルム巻
取用カートリッジが装填されスプール軸駆動手段によっ
てフィルム巻取用カートリッジのスプール軸を回転させ
て前記フィルム送出部から送り出された写真フィルムを
スプール軸に巻き取ってフィルム巻取用カートリッジに
収容するフィルム巻取部と、前記フィルム送出部と前記
フィルム巻取部の間に設けられ前記カートリッジから送
出された前記写真フィルムを前記フィルム巻取用カート
リッジへ搬送するフィルム搬送部と、前記フィルム送出
部に設けられ前記カートリッジから送出された前記写真
フィルムの後端と前記巻取軸との係合を解除する係合解
除手段と、前記フィルム送出部、前記フィルム搬送部及
び前記フィルム巻取部を一体で遮光する箱体と、前記フ
ィルム送出部に装填された前記カートリッジに記されて
いるID番号を読み取る読取手段と、前記フィルム搬送
部を搬送される前記写真フィルムの所定の位置に前記読
取手段によって読み取ったID番号を記録する記録手段
と、を有することを特徴とする。
【0012】請求項2に係るフィルム巻換装置は、請求
項1のフィルム巻換装置であって、前記箱体に前記カー
トリッジが収容されていたDP袋を装填するDP袋装填
部と、前記DP袋装填部に設けられ前記読取手段によっ
て読み取った前記ID番号を前記DP袋の所定の位置に
印字する印字手段と、を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項3に係るフィルム巻取用カートリッ
ジは、写真フィルムの挿通口が形成されると共に内周面
が略円弧状に湾曲されたケーシングと、前記ケーシング
内に回転自在に配置されると共にケーシングの外方から
回転駆動可能とされたスプール軸と、前記ケーシングの
内面近傍から前記スプール軸の周面へ前記挿通口から挿
入される写真フィルムを案内可能な案内手段と、付勢手
段の付勢力によって前記スプール軸の周面に案内された
写真フィルムをスプール軸へ付勢しスプール軸が写真フ
ィルムの巻取方向へ回転することによりスプール軸へ写
真フィルムを巻き取らせる巻取補助手段と、前記挿通口
の周囲に設けられ通過する写真フィルムの表面に緊密に
接触すると共に写真フィルムの通過に拘らず前記ケーシ
ング内部を遮光状態とする遮光部材と、を有することを
特徴とする。
【0014】請求項4に係るフィルム巻取用カートリッ
ジは、請求項3のフィルム巻取用カートリッジであっ
て、前記ケーシングが前記開口部を開放する方向へ分割
して前記スプール軸を露出可能としていることを特徴と
する。
【0015】請求項5に係るフィルム巻取用カートリッ
ジは、請求項3又は請求項4のフィルム巻取用カートリ
ッジであって、少なくとも前記スプール軸の前記フィル
ム引出し方向回転を阻止するロック手段と、前記ケーシ
ングの外方から前記ロック手段を解除可能とするロック
解除手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のフィルム巻換装置では、フィルム送出
部に装填したカートリッジから写真フィルムを送出して
搬送し、フィルム巻取部に装填されているフィルム巻取
用カートリッジに送り込み、このフィルム巻取用カート
リッジのスプール軸に巻き取る。
【0017】ここで、読取手段によってカートリッジに
記録されているID番号を読み取って、送出した写真フ
ィルムの所定の位置に記録手段によって記録する。写真
フィルムの巻換えと同時に写真フィルムにID番号を記
録することにより、後に、何れのカートリッジから引き
出された写真フィルムであるかを明確に判別することが
でき、処理の終了した写真フィルムを間違ったカートリ
ッジに収容してしまうのを確実に防止することができ
る。
【0018】請求項2に記載のフィルム巻換装置では、
DP袋にカートリッジのID番号を印字する印字手段を
一体に設け、写真フィルムの巻換えと同時にDP袋に入
っていたカートリッジのID番号を明示する。これによ
って、カートリッジとこのカートリッジが収容されてい
たDP袋の照合を簡単にかつ確実に行うことができ、カ
ートリッジのDP袋への入れ間違いを防止することがで
きる。
【0019】請求項3に記載のフィルム巻取用カートリ
ッジは、挿通口からケーシング内に挿入された写真フィ
ルムを案内手段によってスプール軸の周面に案内し、巻
取補助手段の付勢力によってスプール軸の周面へ向けて
付勢する。この状態でスプール軸が回転することによ
り、写真フィルムが確実にスプール軸に巻き取られる。
【0020】また挿通口には、遮光部材が設けられてお
り、この遮光部材が挿通口から挿入される写真フィルム
と接触することにより、写真フィルムに僅かな抵抗を生
じさせ、挿通口とスプール軸との間で写真フィルムに張
力を付与することができる。この張力によって写真フィ
ルムが緩むことなく略均一にスプール軸に巻き取られ
る。また、この遮光部材は、写真フィルムが引き出され
るときにも僅かに抵抗となるため、スプール軸に巻き取
った写真フィルムが不用意に押し出されるのを防止する
ことができる。
【0021】請求項4に記載のフィルム巻取用カートリ
ッジでは、ケーシングを分割可能としている。このた
め、ケーシング内部の清掃等が極めて容易であり、繰り
返しての使用が可能である。
【0022】また、請求項5に記載のフィルム巻取用カ
ートリッジは、ロック手段によってスプール軸の不必要
な回転を阻止している。また、ロック解除手段によって
ロック解除を行うことができる。これによって、例え
ば、写真フィルムの端部を持ったときに、フィルム巻取
用カートリッジの自重によって写真フィルムが引き出さ
れてしまうのを防止することができる。また、このロッ
ク手段の解除は、例えば、フィルム巻取用カートリッジ
を写真フィルムを引き出すための所定の位置に装着した
ときに解除されるようにすればよい。
【0023】
【実施例】図1には、本実施例に適用したフィルム巻換
装置10を示している。このフィルム巻換装置10は、
略矩形形状の箱体12の内部にフィルム巻換部14と印
字部16が設けられている。また、箱体12には、印字
部16に対向する位置にDP袋18を載置するテーブル
20、テーブル20上に載置したDP袋18を箱体12
内の印字部16へ挿入可能とする挿入口12Aが形成さ
れている。
【0024】また、箱体12の上面(図1の紙面上方
側)には、露光済の写真フィルム(図2参照、以下「ネ
ガフィルム22」と言う)をロール状に巻き取って収容
したカートリッジ24の挿入、取出し用の開閉蓋26及
び、フィルム巻取用カートリッジであるインターミディ
エートカートリッジ30(以下「IMカートリッジ3
0」と言う)の挿入、取出し用の開閉蓋28が設けられ
ている。
【0025】なお、このフィルム巻換装置10によって
処理されるネガフィルム22は、DPE店からカートリ
ッジ24内にロール状に収容され、さらにDP袋18に
入れられて渡される。またカートリッジ24内のネガフ
ィルム22は、内周端が巻取軸24A(図2参照)に係
止された状態で巻き取られている。フィルム巻換装置1
0では、この露光済のネガフィルム22を図示しない自
動現像装置による現像処理に先立ってIMカートリッジ
30に巻換える。また、現像、プリント処理の終了した
ネガフィルム22は、再度、巻取軸24Aに係止されて
巻き取られてカートリッジ24に収容された状態で、写
真プリントと共にDP袋18へ入れられてDPE店に戻
されて顧客に返却される。このカートリッジ24には、
カートリッジ24を特定するID番号が外周面の所定の
位置に記録されている。
【0026】図2に示されるように、箱体12内のフィ
ルム巻換部14には、開閉蓋26の内方にカートリッジ
24が装填されるホルダ32を備えたフィルム送出装置
34が設けられており、開閉蓋28の内方にIMカート
リッジ30が装填されるホルダ36を備えたフィルム巻
取装置38が設けられており、開閉蓋26、28を開く
ことによりホルダ32、36が露出してカートリッジ2
4、IMカートリッジ30の着脱が可能となり、、開閉
扉26、28を閉じることにより箱体12内が遮光され
る。また、フィルム送出装置34とフィルム巻取装置3
8との間には、フィルム搬送装置40が設けられてい
る。
【0027】フィルム送出装置34には、ホルダ32に
装填されたカートリッジ24の巻取軸24Aに係合し
て、この巻取軸24Aをネガフィルム22の送り出し方
向(図2に示す矢印A方向)へ回転駆動する送出モータ
42(図4に示す)、巻取軸24Aとネガフィルム22
の後端との係合を解除する係合解除手段としてデタッチ
アーム44及びカートリッジ24の外周面に記録された
ID番号を読み取る読取センサ46が設けられている。
【0028】デタッチアーム44としては、例えば、シ
ャフト48を中心に回動するデタッチプレート44Aの
先端部をカートリッジ24のネガフィルム22通過口か
ら巻取軸24Aの軸心部へ向けて挿入させる構成が適用
可能である。これによって、ネガフィルム22の後端が
巻取軸24Aの軸方向に沿って形成された図示しないス
リットへ挿入されて、スリット内でスリット間隔を狭め
る方向に突出する突出部がネガフィルム22に形成され
た係合孔へ挿入されて係合しているときに対しては、デ
タッチプレート44Aの先端が、巻取軸24Aのスリッ
トに挿入されると突出部とネガフィルム22の間に入り
込んで突出部をネガフィルム22の係合孔から抜き出す
方向へネガフィルム22を押し上げて、ネガフィルム2
2と巻取軸24Aとの係合を解除するものなどの適用が
可能である。
【0029】なお、ネガフィルム22と巻取軸24Aと
の係合を解除する方法には、ネガフィルム22と巻取軸
24Aとの係合状態に応じて構成すればよく、本実施例
に限定するものではない。
【0030】図4に示されるように、フィルム巻換装置
10の制御部50には、図示しないマイクロコンピュー
タを備えたコントロールユニット52が設けられてお
り、送出モータ42と共に読取センサ46及びデタッチ
アーム44のシャフト48を回動するデタッチモータ5
4が接続されている。カートリッジ24に収容されてい
るネガフィルム22は、送出モータ42によって巻取軸
24Aが送出方向(図2の矢印A方向)に回転すること
により、先端部がカートリッジ24の図示しない通過口
から押し出されるようになっている。
【0031】また、図2及び図3に示されるように、フ
ィルム搬送装置40には、複数の搬送ローラ対(本実施
例では一例として搬送ローラ対56、58、60の3
対)と、ガイド部62、64が設けられている。ガイド
部62は、フィルム送出装置34に隣接して設けられ、
カートリッジ24から送出されたネガフィルム22の先
端を上下に配置したガイド板62A、62Bの間へ案内
し、搬送ローラ対56、58の間へ順に案内するように
なっている。なお、下側のガイド板62Aには、デタッ
チプレート44Aの移動軌跡と干渉しないように切欠部
62Cが形成されている。
【0032】ガイド部64はフィルム巻取装置38側に
設けられ、上下に配置したガイド板64A、64B(図
3ではガイド板64Bの図示を省略している)によって
ガイド部62から送り出されたネガフィルム22の先端
部をフィルム巻取装置38側の端部に配置した搬送ロー
ラ対60の間へ案内する。
【0033】搬送ローラ対56、58、60は、一方の
ローラ(例えば下側のローラ)に駆動力が伝達されると
他方のローラがこのローラの周面に接触して追従回転す
るようになっている。図4に示すように、コントロール
ユニット52には、搬送ローラ対56、58、60を回
転駆動する搬送モータ66が接続されており、この搬送
モータ66によって搬送ローラ対56、58、60が回
転駆動してカートリッジ24から押し出されたネガフィ
ルム22を挟持して搬送するようになっている。
【0034】フィルム搬送装置40によって搬送される
ネガフィルム22は、フィルム巻取装置38のホルダ3
6に装着されたIMカートリッジ30内へ送り込まれ
る。図4に示されるように、フィルム巻取装置38に
は、ホルダ36にIMカートリッジ30が装着される
と、このIMカートリッジ30のスプール軸100に係
合して駆動力を伝達する巻取モータ74が接続されてお
り、この巻取モータ74の駆動によってスプール軸10
0をフィルム巻取方向(図3に示す矢印C方向)へ回転
駆動して、IMカートリッジ30内に送り込まれたネガ
フィルム22をスプール軸100へ巻き取るようになっ
ている。
【0035】ここで、送出モータ42の駆動によるネガ
フィルム22の送出速度より搬送モータ66の駆動によ
るネガフィルム22の搬送速度が僅かに速く、また搬送
モータ66によるネガフィルム22の搬送速度よりも巻
取モータ74によるフィルム巻取速度が僅かに速く設定
されている。また、搬送ローラ対56、58、60と搬
送モータ66の間、及び送出モータ42と巻取軸24A
の間には、それぞれワンウェイクラッチ機構が設けられ
ており、ネガフィルム22がその搬送方向下流側から速
い速度で引かれると、ワンウェイクラッチ機構によって
駆動力の伝達が解除されて、最も下流側の速い搬送速度
(本実施例ではスプール軸100への巻取速度)に合わ
せてネガフィルム22が搬送されるようになっている。
【0036】また、ガイド部64には、搬送ローラ対6
0よりガイド部62側にガイド板64Aからネガフィル
ム22の搬送路へ向けてフィルム検出センサ68、磁気
情報の読み取りと記録の可能な磁気ヘッド70が順に設
けられている。図4に示されるように、フィルム検出セ
ンサ68及び磁気ヘッド70は、コントロールユニット
52に接続されており、コントロールユニット52で
は、フィルム検出センサ68によってネガフィルム22
の先端から後端までの通過を検出することができ、磁気
ヘッド70によってネガフィルム22に記録されている
磁気情報を読み取ると共に、読取センサ46によって読
み取ったカートリッジ24のID番号を記録することが
できる。
【0037】一方、コントロールユニット52には、搬
送ローラ対60の上側のローラに設けた速度センサ72
が接続されており、搬送ローラ対60の回転速度からネ
ガフィルム22の搬送量を測定することができるように
なっている。コントロールユニット52では、例えばフ
ィルム検出センサ68によって、ネガフィルム22の先
端を検出すると、このネガフィルム22の先端が搬送ロ
ーラ対60に達したと判断したタイミングでネガフィル
ム22の搬送長さの測定を開始し、磁気ヘッド70によ
って読み取った情報からネガフィルム22の全長を読み
出して、ネガフィルム22の略全量がカートリッジ24
から引き出された否かを判断し、略全量のネガフィルム
22を引き出してカートリッジ24内のネガフィルム2
2が僅かに弛んだ状態となったときに、ネガフィルム2
2の搬送、巻取を一旦停止して、ネガフィルム22の後
端と巻取軸24Aとの係合解除を行う。
【0038】次に本実施例に適用したIMカートリッジ
30について、図5乃至図8を参照しながら詳細に説明
する。
【0039】図5乃至図8に示されるように、IMカー
トリッジ30は、略円筒状のケーシング102を備えて
いる。このケーシング102の外周部には、接線方向に
沿って延設されて突出する一対の鍔部104、106が
設けられている。この鍔部104、106の間にネガフ
ィルム22が通過可能な挿通口108が形成されてい
る。
【0040】図6に示されるように、ケーシング102
は一方の鍔部104が形成された固定ケース110と他
方の鍔部106が形成された可動ケース112に分割さ
れており、鍔部104、106を接近対向させて組付け
た状態で内部が遮光されている(図5参照)。また、図
7に示されるように、鍔部104、106の内面には、
遮光部材114が貼付されており、挿通口108の開口
からケーシング102の内部に光が漏れ込むのを防止し
ている。
【0041】本実施例では、この遮光部材114として
植毛布を使用しており、鍔部104、106のそれぞれ
から対向して突出する毛先が互いに入り込んで実質的に
挿通口108を閉塞している。また、この植毛布によっ
て閉塞された挿通口108へネガフィルム22が挿入さ
れると、ネガフィルム22が植毛布の毛先を押し退けて
通過可能となっている。なお、植毛布の毛先の方向は、
挿通口108より僅かにケーシング102の内方へ向け
られたものが好ましく、これによって、挿通口108か
らのネガフィルム22の挿入が容易となると共に、挿入
時よりも引出し時に僅かに大きな摩擦力を作用させるこ
とができる。
【0042】なお、遮光部材114としては、本実施例
に適用した植毛布等の軟らかい毛先が突出して、遮光性
を向上させると共に、ネガフィルム22と接触してもネ
ガフィルム22の表面を傷めることがない材質が好まし
く、この目的と達成できるものであれば、化学繊維、動
物性繊維、植物性繊維等の何れであってもよい。また、
遮光部材114としては植毛布等に限らずスポンジ、ゴ
ム等の弾性部材によって形成してもよい。このような弾
性部材を用いたときには、ネガフィルム22の非通過時
には、弾性部材が互いに当接してケーシング102の内
部を遮光するが、ネガフィルム22が通過するときに
は、ネガフィルム22によって弾性変形してネガフィル
ム22の通過可能な開口を形成するものであればよく、
このとき、ネガフィルム22に接触しても表面を傷める
ことのない柔らかい材質であることが好ましい。
【0043】この遮光部材114は、ネガフィルム22
が通過するときに僅かにネガフィルム22の通過抵抗と
なり、スプール軸100に巻き取られたネガフィルム2
2との間で張力となって作用し、弛むことなくスプール
軸100への巻取りを可能にしている。
【0044】また、鍔部106には溝部116(図5参
照)が形成されており、鍔部106を鍔部104に対向
させたときに、鍔部104に形成された突出壁118
(図6参照)が入り込んで挿通口108の幅方向の両端
部を閉塞して遮光効率を向上させている。
【0045】図6に示すように、固定ケース110は、
外周部の一部が円弧状に開放されており、軸方向の両端
の平面部124の軸心部には、貫通孔120とこの貫通
孔120より小径の貫通孔122が互いに同軸に形成さ
れている。また。可動ケース112は鍔部106と反対
側が円弧状に湾曲され、軸方向の両端部に湾曲半径方向
の軸心方向へ向けてフランジ部126が延設されてお
り、それぞれのフランジ部126には、前記貫通孔12
0、122と同径の貫通孔128、130が形成さてい
る。この可動ケース112はフランジ部126が固定ケ
ース110の平面部124の内方へ嵌合するように装着
される。このとき、固定ケース110の貫通孔120、
122に可動ケース112の貫通孔128、130とが
対向して同軸的に配置される(図8参照)。
【0046】このケーシング102内には、スプール軸
100が配置される。図6及び図8に示されるように、
スプール軸100は、小径円筒状で外周部にシリコーン
ゴム等の摩擦弾性体132が設けられた軸本体134
と、軸本体134の両側に軸本体134と一体回転可能
に配置された円板状の側壁部136によって形成されて
いる。このスプール軸100は、貫通孔120、12
2、128、130と同軸的に一対のフランジ部126
の間へ配置される。
【0047】また、スプール軸100には、軸本体13
4の両端部に直径方向に沿って切欠138が形成されて
おり、また、軸心部にシャフト140が挿入されてい
る。このシャフト140の一端部には、切欠142が直
径方向に沿って形成されると共に、この切欠142に隣
接して、2本のピン144が直径方向に沿って圧入され
て突出している。このシャフト140から突出している
ピン144は、軸本体134の切欠138に嵌合してお
り、これによってシャフト140と軸本体134とが一
体回転するように係合されている。
【0048】このケーシング102内に配置されたスプ
ール軸100には、摩擦弾性体132の周面にネガフィ
ルム22が巻き掛けられるようになっている。このと
き、摩擦弾性体132は、ネガフィルム22との間にネ
ガフィルム22の表面を傷めることがない適度な摩擦力
を生じさせて、ネガフィルム22を容易にかつ確実に巻
き取ることができるようになっている。また、この摩擦
弾性体132の周面に巻き取られるネガフィルム22
は、側壁部136によって幅方向(スプール軸100の
軸方向)の両側の端部が揃えられて巻き取られるように
なっている。
【0049】なお、図8に示されるように、側壁部13
6は、半径方向の外方へ向けて薄肉とされ、互いに離間
する方向に傾斜されており、開口部108から挿入され
たネガフィルム22の先端部をスプール軸100の所定
の巻取り位置へ案内するようになっている。
【0050】一方、図6に示されるように、固定ケース
110の平面部124には、貫通孔120、122の近
傍に貫通孔146が穿設され、また、ケーシング102
の外方には、抑え板148、150が対で配置されてい
る。抑え板148、150の一端部には、互いに対向す
る方向へ向けて突出した突起部152が形成されてお
り、一方の抑え板148の他端部には、貫通孔122に
対向する突起部154と貫通孔146に対向する突起部
156とが形成されている。また、抑え板150の他端
部には、貫通孔146に対向する突起部156と貫通孔
120に対向する突起部158が形成され、突起部15
8には、貫通孔122と同径の貫通孔160が穿設され
ている。
【0051】抑え板148は、突起部154、156を
それぞれ貫通孔122、146に圧入してケーシング1
02に取り付けられ、抑え板150は、突起部156、
158をそれぞれ貫通孔146、120へ圧入して取り
付けられる。また、図5乃至図8に示されるように、抑
え板148、150の突起部152は、可動ケース11
2の鍔部106近傍周面に当接して、可動ケース112
が固定ケース110から離間するのを防止している 図6及び図8に示すように、スプール軸100の軸本体
134を貫通しているシャフト140の一端部は、貫通
孔130、122に回転自在に挿入されて、抑え板14
8の突起部154によって貫通孔130、122からケ
ーシング102の外方向へ向けた移動が制限されてい
る。また、シャフト140の切欠142が形成された端
部は、貫通孔120、128に挿入された抑え板150
の貫通孔160へ回転自在に挿入されており、シャフト
140から突出したピン144が突起部158の軸方向
の内側に当接して、シャフト140の貫通孔120の外
方への移動を制限し、スプール軸100をケーシング1
02に回転自在に保持している。なお、抑え板150の
貫通孔160から露出するシャフト140の切欠142
に巻取モータ74からの駆動力を伝達する駆動力伝達手
段を係合させることにより、スプール軸100を容易に
回転させることができるようになっている。
【0052】図5に示されるように、抑え板148、1
50を弾性変形させて突起部152による可動ケース1
12の抑えを解除することにより可動ケース112をシ
ャフト140を軸に鍔部104と鍔部106が離間する
方向へ回動させて、ケーシング102の内部を開放する
ことができるようになっている。このとき、可動ケース
112の鍔部106と反対側の湾曲部112Aは、固定
ケース110の内面に沿って摺動する(図示省略)。
【0053】一方、固定ケース110の平面部124に
は、外周部の近傍に貫通孔162が同軸的に形成されて
いる。この貫通孔162には、軸心部に挿入孔164が
形成されたキャップ166が挿入されている。また、固
定ケース110内には、キャップ166の挿入孔164
に軸方向の両端部が挿入されたシャフト168が配置さ
れている。このシャフト168には、表面が平滑で滑ら
かに湾曲したガイドブラケット170の一端が回転自在
に挿入されている。このガイドブラケット170の先端
部には、両端部が拡径されたローラ部172が形成され
たローラシャフト174が回転自在に設けられている。
【0054】また、シャフト168には、捩じりコイル
バネ176が配置されており、この捩じりコイルバネ1
76は、端部がそれぞれブラケット170と固定ケース
110の内面に当接してローラシャフト174がスプー
ル軸100の摩擦弾性体132へ向くようにガイドブラ
ケット170を付勢している。さらに、固定ケース11
0の内面には、ガイドブラケット170の表面に達する
薄板のガイド板171が取り付けられている。
【0055】このため、挿通口108から挿入されたネ
ガフィルム22は、可動ケース112の内面、ガイド板
171、ガイドブラケット170に案内されて、ローラ
シャフト174とスプール軸100の摩擦弾性体132
の周面の間に達するようになっている。この状態でスプ
ール軸100が回転することにより、ネガフィルム22
は、捩じりコイルバネ176によって付勢されたローラ
部172と摩擦弾性部材132との間に挟持されてスプ
ール軸100に巻き取られる。なお、捩じりコイルバネ
176の付勢力は、ローラ部172と摩擦弾性体132
との間でネガフィルム22を挟持したときに、摩擦弾性
体132とネガフィルム22のとの間で生じる摩擦力に
よってネガフィルム22が擦れないようにすると共に、
挟持したときの圧力によってスプール軸100に巻き取
ったネガフィルム22を損傷させない程度となってい
る。
【0056】なお、可動ケース112を移動させてケー
シング100の内部を開放したときに固定ケース110
の内面に沿って摺動する可動ケース112の鍔部106
と反対側の端部が、ブラケット170を捩じりコイルバ
ネ176の付勢力に抗してローラ部172がスプール軸
100から離間する方向に回動させ、スプール軸100
へのローラ部172による押圧が解除される。これによ
って、例えば、スプール軸100に巻き取ったネガフィ
ルム22を容易に手で取り出すことが可能となってい
る。
【0057】また、図7及び図8に示されるように、ケ
ーシング102には、複数のリブ178が延設されてい
る。図3に示されるように、これらのリブ178は、I
Mカートリッジ30をホルダ36に装填したときに、ホ
ルダ36の内面と緊密に当接してガタ付が生じないよう
になっている、また、ホルダ36は、例えば固定部36
Aと可動部36Bによって形成したものが用いられ、固
定部36AにIMカートリッジ30を装填して、可動部
36Bをシャフト36Cを軸に回動してIMカートリッ
ジ30を覆って保持する構成が適用できる。このとき、
IMカートリッジ30のケーシング102から突出する
ピン部180(図5及び図6参照)を抑えてケーシング
102の回転を防止して保持するようにしてもよい。
【0058】次に本実施例の作用を図9及び図10に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
【0059】図9には、フィルム巻換部14でのフィル
ム巻換処理を示している。このフローチャートは、フィ
ルム送出装置34に露光済で現像処理される前のネガフ
ィルム22を収容しているカートリッジ24を装着し、
フィルム巻取装置38にネガフィルム22を収容してい
ない空のIMカートリッジ30を装着した後、開閉蓋2
6、28を閉止して箱体12の内部を遮光した後、図示
しないスタートスイッチが操作されると開始される。な
お、開閉蓋26、28にインターロック機構を設けて、
確実に閉止された状態でないとネガフィルム22の巻換
作業が開始されないようにして、不必要にネガフィルム
22を露光してしまうのを防止するようにしてもよい。
【0060】このフローチャートの最初のステップ20
0では、ホルダ32に装着されたカートリッジ24のI
D番号を読取センサ46で読み取り、これと共に送出モ
ータ42、搬送モータ66及び巻取モータ74を駆動し
て、ネガフィルム22の搬送を開始する(ステップ20
2)。送出モータ42が駆動することにより、カートリ
ッジ24の巻取軸24Aがネガフィルム送出方向に回転
駆動して、ロール状に巻き取られているネガフィルム2
2の外周端が、カートリッジ24の図示しない開口から
送り出される。
【0061】カートリッジ24から送り出されたネガフ
ィルム22の先端部は、ガイド部62のガイド板62
A、62Bによって搬送ローラ対56の間へ案内され、
搬送ローラ対56によって挟持されると、搬送ローラ対
56の駆動力によってカートリッジ24から引き出され
ながら搬送ローラ対58へ向けて搬送され、さらに搬送
ローラ対58から搬送ローラ対60へ向けて搬送され
る。このとき、巻取軸24Aの送出する速度より搬送ロ
ーラ対56がネガフィルム22を搬送する速度が速いの
で、ワンウェイクラッチ機構によって巻取軸24Aは、
ネガフィルム22が引き出される速度に合わせて回転
し、ネガフィルム22に不必要な張力を与え損傷させて
しまうことがないようにしている。
【0062】次のステップ204では、搬送ローラ対5
8と搬送ローラ対60の間に配置したフィルム検出セン
サ46がネガフィルム22の先端を検出したか否かを確
認している。このとき、送出モータ42等の駆動が開始
してから所定時間経過してもネガフィルム22の先端を
検出しないときには、カートリッジ24からのネガフィ
ルム22の送出不良が生じていると判断するようにして
もよい。
【0063】ここで、フィルム検出センサ46がネガフ
ィルム22の先端の通過を検出すると(ステップ204
で肯定判定)、ステップ206に移行して、磁気ヘッド
70によってネガフィルム22の非画像部分に記録して
いる磁気情報を読み取る。この磁気情報からネガフィル
ム22の全長を読み出し、次のステップ208では、速
度センサ72の検出結果からネガフィルム22の搬送長
さを測定して積算する。
【0064】このようにして、ネガフィルム22はフィ
ルム搬送装置40によってフィルム巻取装置38へ向け
て搬送され、ホルダ36に装填されているIMカートリ
ッジ30の挿通口108からネガフィルム22をIMカ
ートリッジ30のケーシング102内へ送り込む。ケー
シング100内に送り込まれたネガフィルム22は、可
動ケース112の内面、ガイド板171、ガイドブラケ
ット170の湾曲に沿ってスプール軸100とローラシ
ャフト174のローラ部172の間へ案内され、スプー
ル軸100の回転とこの回転に伴うローラ部172の回
転によってネガフィルム22はローラ部172に抑えら
れながらスプール軸100に巻き取られる。
【0065】このとき、挿通口108に設けた遮光部材
114が僅かにネガフィルム22に張力を付与するた
め、ネガフィルム22は、弛みが生じることなく均一に
スプール軸100に巻き取られる。また、このスプール
軸100がネガフィルム22を巻き取る速度が搬送ロー
ラ対56、58、60の搬送速度より速いため、図示し
ないワンウェイクラッチ機構によって搬送モータ66と
搬送ローラ対56、58、60との係合が解除されるた
め、搬送ローラ対56、58、60及びカートリッジ2
4の巻取軸24Aがケーシング102内へ引き入れられ
るネガフィルム22の速度に合わせて円滑に回転し、こ
れらの駆動手段がネガフィルム22を巻き取るときの抵
抗となってネガフィルム22を傷めてしまうことがな
い。なお、送出モータ42は、フィルム検出センサ46
がネガフィルム22の先端を検出したときに停止させる
ようにして、不必要な作動を抑えるようにしてもよい。
【0066】このようにして、ネガフィルム22を順次
カートリッジ24から引き出してIMカートリッジ30
へ巻き取る。ここで、ステップ210では、測定してい
るネガフィルム22の搬送長さと、磁気ヘッド70によ
って読み取ったネガフィルム22の長さから、カートリ
ッジ24から略全量のネガフィルム22を引き出したか
否かを確認している。ここで、フィルム搬送装置40に
よって搬送したネガフィルム22の長さから、カートリ
ッジ24から略全量のネガフィルム22を引出して、巻
取軸24Aとカートリッジの開口との間でネガフィルム
22が僅かに弛む程度となったと判断したときには、ス
テップ212へ移行して、送出モータ42は勿論、搬送
モータ66、巻取モータ74を停止して、ネガフィルム
22の搬送を一時停止する。この状態で、次のステップ
214では、デタッチモータ54を駆動して、デタッチ
アーム44のデタッチプレート44Aの先端をカートリ
ッジ24内へ挿入して巻取軸24Aとネガフィルム22
の後端との係合を解除する。
【0067】次のステップ216では、再度、搬送モー
タ66及び巻取モータ74を駆動してIMカートリッジ
30のスプール軸100へのネガフィルム22の巻取り
を開始する。このとき、巻取モータ74のみを駆動して
ネガフィルム22の巻取りを行うようにしてもよい。
【0068】このネガフィルム22の巻取りの再開と共
に、デタッチモータ54を逆転駆動して、デタッチプレ
ート44Aの先端をカートリッジ24内から引き出す
(ステップ218)。このとき、ネガフィルム22の搬
送に合わせてデタッチプレート44Aをカートリッジ2
4から引き出すようにすることにより、ネガフィルム2
2がデタッチプレート44Aの周面に擦れるのを防止す
ることができるためにより好ましい。
【0069】次のステップ220では、搬送ローラ対5
8、60の間を通過するネガフィルム22の後端部の所
定の位置にカートリッジ24から読み取ったID番号を
磁気ヘッド70によって記録する。ネガフィルム22に
ID番号を記録する位置は、何れの位置であってもよ
く、また、複数箇所に記録するようにしてもよい。本実
施例では、ネガフィルム22の後端に記録することによ
り、次工程での現像、プリント処理が終了して、再度ネ
ガフィルム22をカートリッジ24に巻き取るときに、
ネガフィルム22の巻取りを開始する前にネガフィルム
22に記録したID番号とカートリッジ24のID番号
の照合を行うことができるようにして、円滑で正確な巻
取り作業を達成できるようにしている。
【0070】次のステップ222では、フィルム検出セ
ンサ46がネガフィルム22の後端を検出したかを判断
している。ここで、フィルム検出センサ46がネガフィ
ルム22の後端を検出すると、次のステップ224で
は、ネガフィルム22を所定量搬送してから巻取モータ
74(及び搬送モータ66)を停止する。この状態で
は、IMカートリッジ30の挿通口108からネガフィ
ルム22の後端が所定量(5〜30mm程度)突出した状
態となっている。
【0071】このように、IMカートリッジ30からネ
ガフィルム20の後端を所定量突出させた状態とするこ
とにより、次工程でネガフィルム22を現像処理するた
めに、例えばスプライステープ等によってネガフィルム
22の後端をフィルムリーダに取り付けるときに、巻き
取ったネガフィルム22を引き出す作業を不要とするこ
とができる。このとき、挿通口108に設けている遮光
部材114がネガフィルム22の引出し方向への抵抗と
なって、例えば、突出したネガフィルム22の後端を持
ち上げたために、IMカートリッジ30の重さによって
ネガフィルム22が引き出されてしまうのを抑えること
ができる。
【0072】このようにして、ネガフィルム22のカー
トリッジ24からIMカートリッジ30へ巻換えを終了
すると、ネガフィルム22を収容したIMカートリッジ
30は、例えば、次工程の自動現像装置へ運ばれて、I
Mカートリッジ30からネガフィルム22を引出して現
像処理が開始される。自動現像装置では、IMカートリ
ッジ30のスプール軸100にネガフィルム22を係止
していないため、簡単にネガフィルム22の引出しを行
うことができる。
【0073】ネガフィルム22が引き出されて空になっ
たIMカートリッジ30は、再度フィルム巻換装置10
で他のカートリッジ24に収容されているネガフィルム
22が巻き取られる。ここで、本実施例に適用したIM
カートリッジ30では、可動ケース112を固定ケース
110に対して相対回転させることにより、ケーシング
102の内部を露出することができるため、ケーシング
102の内部の清掃や消耗部品の交換等のメンテナンス
が極めて容易であるため、繰り返しの使用が可能で、効
率の良い作業を行うことができる。
【0074】一方、フィルム巻換装置10では、ネガフ
ィルム22の巻換作業と並行して、カートリッジ24が
収容されていたDP袋18へのID番号を記録すること
ができるようになっている。
【0075】図10には、DP袋18へID番号を記録
する作業の一例を示している。このフローチャートで
は、最初のステップ230で、読取センサ46がカート
リッジ24に記録されているID番号を読み取ったかを
確認し、次のステップ232では、DP袋18がテーブ
ル20に載置され挿入口12Aから印字部16の所定の
位置に挿入されたかを確認している。
【0076】ここで、読取センサ46がカートリッジ2
4のID番号を読み取り、DP袋18が所定の位置に挿
入されたことを確認すると、ステップ234へ移行し
て、印字装置76によってDP袋18の所定の位置にカ
ートリッジ24から読み取ったID番号を印字する。
【0077】このように、カートリッジ24からIMカ
ートリッジ30へのネガフィルム22の巻換作業と並行
して、カートリッジ24が収容されていたDP袋18へ
ID番号を印字することにより、DP袋18へID番号
を記録し間違えるのを防止することができる。また、現
像処理及びプリント処理の終了したネガフィルム22を
収容したカートリッジ24を正確に、最初に入れられて
いたDP袋18へ入れて返却することができる。
【0078】なお、本実施例は、本発明の一例を説明す
るものであり、本発明を限定するものではない。例え
ば、本実施例では、フィルム巻換部14と印字部16を
一体で箱体12に収容しているが、これに限らず、別々
に配置した構成であってもよく、また、ネガフィルム2
2の巻換作業とDP袋18への印字作業を別々の装置で
行うものであってもよい。
【0079】また、印字部16に、バーコードリーダー
やOCR等の読取装置を設けて、DP袋18に記録され
ているネガフィルム22に関する情報(例えば注文内
容、処理を取り次いでDPE店に関する情報等)を読み
出して、次にネガフィルム22を処理する工程で利用す
るようにしてもよい。
【0080】また、本実施例に適用したIMカートリッ
ジ30に限らず、種々の構造のフィルム巻取用カートリ
ッジを用いることができる。以下図11乃至図13を参
照して、本発明に適用可能なフィルム巻取用カートリッ
ジについて説明する。なお、以下の説明では、本実施例
と同一の部品には同一の番号を付与してその説明を省略
している。
【0081】図11(A)に示すIMカートリッジ80
には、ケーシング102の内部(固定ケース110と可
動ケース112の内部)に、そえぞれ捩じりコイルバネ
176によってスプール軸100へ向けて付勢された2
つのローラシャフト174が配置されている。このよう
に、巻き取るネガフィルム22をスプール軸100へ向
けて付勢するローラシャフト174をスプール軸100
の周囲に複数設けることにより、より均一にネガフィル
ム22をスプール軸100に巻き取ることが可能とな
る。
【0082】また、図11(B)に示すIMカートリッ
ジ82では、先端に押圧部240が形成されたガイド板
242を配置している。このガイド板242は、板バネ
の役目を有しており、付勢力によって先端の押圧部24
0をスプール軸100の周面へ向けて付勢している。な
お、このIMカートリッジ82のケーシング244は、
固定ケース246と可動ケース248の構造を簡略化し
ている。
【0083】このIMカートリッジ82には、挿通口1
08から挿入されたネガフィルム22がこのガイド板2
42によってスプール軸100の周面に案内されて巻付
けられる。また、スプール軸100に巻き取ったネガフ
ィルム22が増えることにより、ガイド板242の押圧
部240が板バネの付勢力に抗して除々にスプール軸1
00から離間して、スプール軸100に巻き掛けたネガ
フィルム22の最表層を押圧して保持するようになって
いる。
【0084】このように、付勢手段として板バネを用い
た簡単な構造で、スプール軸100にネガフィルム22
を弛みなくかつネガフィルム22に必要以上の付勢力を
付与してしまうことなく確実に巻き取ることができる。
なお、ガイド板242の先端ぶ設けた押圧部240は、
表面が滑らかな構造であり、ネガフィルム22の幅方向
の両端の非画像部分に当接する構成であることが、ネガ
フィルム22に記録された画像を傷める心配がないので
好ましい。
【0085】図12(A)及び図12(B)には、簡略
した形状の固定ケース252と可動ケース254を用い
てケーシング250を形成したIMカートリッジ84、
86を示している。
【0086】図12(A)に示すIMカートリッジ84
では、可動ケース254の内部に一端が軸支された支持
板256が設けられており、この支持板256と可動ケ
ース254の内面との間に、支持板256の先端のロー
ラシャフト174をスプール軸100へ向けて付勢する
捩じりコイルバネ176を配置したもである。
【0087】このIMカートリッジ84では、ケーシン
グ244内にネガフィルム22を挿入するのに先立って
スプール軸100の周面に達するガイド板258を挿入
口260から挿入するようになっており、ネガフィルム
22は、ガイド板258の下面に案内されてスプール軸
100の周面に達してローラシャフト174とスプール
軸100との間に挟まれるようになっている。
【0088】また、図12(B)に示すIMカートリッ
ジ86では、板バネ262の先端に押圧部240が形成
されて、板バネ262によって押圧部240がスプール
軸100の周面を押圧している。
【0089】このようなIMカートリッジ84、86を
用いることにより、IMカートリッジ84、86の内部
にネガフィルム22をスプール軸100の周面に沿って
案内する案内手段を設ける必要のない簡単な構造のフィ
ルム巻取用カートリッジを構成することができる。
【0090】図13(A)及び図13(B)には、ネガ
フィルム22を巻き取ったスプール軸100のネガフィ
ルム引出し方向の回転を防止するロック機構を設けたフ
ィルム巻取用カートリッジを示している。
【0091】図13(A)に示すIMカートリッジ88
では、スプール軸100の一端にスプール軸100と一
体回転するラチェットギヤ264を配置している。この
ラチェットギヤ264は、例えば、可動ケース112の
フランジ部126と固定ケース110の平面部124
(何れも図13(A)では図示省略)との間に配置して
いる。また、可動ケース112には、このラチェットギ
ヤ264と係合するロック歯266が形成されたロック
棒268が支軸270を介して軸支している。ロック棒
268は、可動ケース112の突出部272との間に設
けられた圧縮コイルバネ274によってロック歯266
がラチェットギヤ264と噛み合う方向に付勢されてい
る。
【0092】また、ラチェットギヤ264とロック歯2
66とは、スプール軸100がネガフィルム22の巻取
方向(図中の矢印C方向)への回転は阻止しないが、こ
の回転方向と逆のスプール軸100のネガフィルム引出
し方向への回転を阻止するようになっている。また、ケ
ーシング102から突出しているロック棒268の先端
部を圧縮コイルバネ274の付勢力に抗して回動させる
ことにより、ラチェットギヤ264からロック歯266
が離間して、スプール軸100の回転が自在となり、ネ
ガフィルム22をIMカートリッジ88内から引き出す
ことができるようになっている。
【0093】このように、ネガフィルム22を巻き取っ
たスプール軸100の不要な回転を阻止することによ
り、IMカートリッジ88に収容しているネガフィルム
22を現像処理前に誤って引出してしまい、ネガフィル
ム22に記録されている画像が露光されて損ねられてし
まうのを確実に防止することができる。
【0094】なお、スプール軸100のロックを解除す
る方法としては、例えば、次工程の自動現像装置に、I
Mカートリッジ88を装着したときロック棒268が圧
縮コイルバネ274の付勢力に抗してロック歯266を
ラチェットギヤ264から離間する方向へ回動させるロ
ック解除機構を設ければよく、これによって、IMカー
トリッジ88を自動現像装置の所定の位置に装着するだ
けで自動的にロック解除ができ、簡単にネガフィルム2
2を引出して処理を開始することができる。
【0095】また、このロック手段を可動ケース112
のフランジ部126と固定ケース110の平面部124
との間に設けることにより、ネガフィルム22を収容し
ているケーシング102の内部が遮光性が損なわれるの
を防止することができる。
【0096】図13(B)に示すIMカートリッジ90
には、ロック手段としてブレーキ機構276を設けてい
る。このブレーキ機構276は、可動ケース112のフ
ランジ部126と固定ケース110の平面部124との
間のスプール軸100にドラム部278を形成し、この
ドラム部278にロック棒280の一端に設けたブレー
キシュー282が当接している。このロック棒280は
支軸270を軸に可動ケース112に軸支されており、
また、圧縮コイルバネ274の付勢力によってブレーキ
シュー282がドラム部278の周面を押圧してスプー
ル軸100の回転を阻止するものであり、このような簡
単な構成のブレーキ機構276によってロック手段を構
成することができる。
【0097】このブレーキ機構276では、スプール軸
100のネガフィルム引出し方向回転は勿論、ネガフィ
ルム巻取方向回転も阻止することができるため、不必要
にスプール軸100がネガフィルム巻取方向に回転して
しまい、スプール軸100に巻き取っているネガフィル
ム22に巻締まりが生じたり、また挿入口108から突
出しているネガフィルム22の後端部がIMカートリッ
ジ90内に引き入れられてしまうのを防止することがで
きる。
【0098】なお、このIMカートリッジ90へのネガ
フィルム22の巻取及び引出しを行うときには、IMカ
ートリッジ90を所定の位置(例えばホルダ36)に装
着したときにロック棒280をロック解錠方向へ回動さ
せる機構を設ければよく、これによって、IMカートリ
ッジ90をホルダ36に装着するだけで自動的にロック
解除が行われたネガフィルム22の巻取作業を開始する
ことができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のフィルム巻
換装置では、カートリッジに収容している写真フィルム
を不必要に露光してしまうことなく、円滑にかつ確実に
フィルム巻取用カートリッジに巻き取ることができるた
め、例えば次工程の現像処理を従来の写真フィルムと同
様に円滑に行うことができる。また、写真フィルムを収
容していたカートリッジ及びDP袋との照合を確実に行
うことができ、間違ってカートリッジやDP袋に写真フ
ィルムを入れてしまうのを防止することができる。
【0100】本発明のフィルム巻取用カートリッジは、
写真フィルムを均一に巻き取って収容することができる
と共に、収容している写真フィルムが不必要に引き出さ
れることがない。これによって、巻き取って収容してい
る写真フィルムに記録された画像が露光されて損ねられ
ることがない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したフィルム巻換装置の外観斜
視図である。
【図2】フィルム巻換装置の巻換部の概略構成図であ
る。
【図3】巻換装置の巻取部の概略構成図である。
【図4】制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本実施例に適用した巻取カートリッジの分解斜
視図である。
【図6】巻取カートリッジの図5と異なる方向から見た
斜視図である。
【図7】図5の7−7線に沿った巻取カートリッジの概
略断面図である。
【図8】図5の8−8線に沿った巻取カートリッジの概
略断面図である。
【図9】フィルム巻換部の作動の一例を示すフローチャ
ートである。
【図10】印字部の作動の概略を示すフローチャートで
ある。
【図11】(A)及び(B)はそれぞれ巻取カートリッ
ジの適用可能例を示す要部断面図である。
【図12】(A)及び(B)はそれぞれ巻取カートリッ
ジの適用可能例を示す要部断面図である。
【図13】(A)及び(B)はそれぞれ巻取カートリッ
ジの適用可能例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 フィルム巻換装置 12 箱体 14 フィルム巻換部 16 印字部 18 DP袋 22 ネガフィルム(写真フィルム) 24 カートリッジ 24A 巻取軸 30、80、82、84、86、88、90 IMカ
ートリッジ(フィルム巻取用カートリッジ) 34 フィルム送出装置 38 フィルム巻取装置 40 フィルム搬送装置 44 デタッチアーム(係合解除手段) 46 読取センサ(読取手段) 70 磁気ヘッド(記録手段) 100 スプール軸 102 ケーシング 108 挿通口 110 固定ケース 112 可動ケース 114 遮光部材 170 ガイドブラケット(案内手段) 176 捩じりコイルバネ(付勢手段) 174 ローラシャフト(巻取補助手段) 264 ラチェットギヤ(ロック手段) 268、280 ロック棒(ロック手段、ロック解除
手段) 276 ブレーキ機構(ロック手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端がカートリッジ内の巻取軸に係合さ
    れた状態で層状に巻き取られて収容されている露光済の
    写真フィルムをカートリッジから引出して巻取用カート
    リッジに巻き取るフィルム巻換装置であって、前記カー
    トリッジが装填されカートリッジ内から前記写真フィル
    ムを送り出すフィルム送出部と、前記フィルム巻取用カ
    ートリッジが装填されスプール軸駆動手段によってフィ
    ルム巻取用カートリッジのスプール軸を回転させて前記
    フィルム送出部から送り出された写真フィルムをスプー
    ル軸に巻き取ってフィルム巻取用カートリッジに収容す
    るフィルム巻取部と、前記フィルム送出部と前記フィル
    ム巻取部の間に設けられ前記カートリッジから送出され
    た前記写真フィルムを前記フィルム巻取用カートリッジ
    へ搬送するフィルム搬送部と、前記フィルム送出部に設
    けられ前記カートリッジから送出された前記写真フィル
    ムの後端と前記巻取軸との係合を解除する係合解除手段
    と、前記フィルム送出部、前記フィルム搬送部及び前記
    フィルム巻取部を一体で遮光する箱体と、前記フィルム
    送出部に装填された前記カートリッジに記されているI
    D番号を読み取る読取手段と、前記フィルム搬送部を搬
    送される前記写真フィルムの所定の位置に前記読取手段
    によって読み取ったID番号を記録する記録手段と、を
    有することを特徴とするフィルム巻換装置。
  2. 【請求項2】 前記箱体に前記カートリッジが収容され
    ていたDP袋を装填するDP袋装填部と、前記DP袋装
    填部に設けられ前記読取手段によって読み取った前記I
    D番号を前記DP袋の所定の位置に印字する印字手段
    と、を設けたことを特徴とする請求項1のフィルム巻換
    装置。
  3. 【請求項3】 写真フィルムの挿通口が形成されると共
    に内周面が略円弧状に湾曲されたケーシングと、前記ケ
    ーシング内に回転自在に配置されると共にケーシングの
    外方から回転駆動可能とされたスプール軸と、前記ケー
    シングの内面近傍から前記スプール軸の周面へ前記挿通
    口から挿入される写真フィルムを案内可能な案内手段
    と、付勢手段の付勢力によって前記スプール軸の周面に
    案内された写真フィルムをスプール軸へ付勢しスプール
    軸が写真フィルムの巻取方向へ回転することによりスプ
    ール軸へ写真フィルムを巻き取らせる巻取補助手段と、
    前記挿通口の周囲に設けられ通過する写真フィルムの表
    面に緊密に接触すると共に写真フィルムの通過に拘らず
    前記ケーシング内部を遮光状態とする遮光部材と、を有
    することを特徴とするフィルム巻取用カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングが前記挿通口を開放する
    方向へ分割して前記スプール軸を露出可能としているこ
    とを特徴とする請求項3のフィルム巻取用カートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記スプール軸の前記フィル
    ム引出し方向回転を阻止するロック手段と、前記ケーシ
    ングの外方から前記ロック手段を解除可能とするロック
    解除手段と、を備えたことを特徴とする請求項3又は請
    求項4のフィルム巻取用カートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0770918A3 (en) * 1995-10-23 1998-06-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Film winder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0770918A3 (en) * 1995-10-23 1998-06-10 Noritsu Koki Co., Ltd. Film winder
EP1256842A2 (en) * 1995-10-23 2002-11-13 Noritsu Koki Co., Ltd. Film rewinder

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