JP2001070659A - 変形ロボット玩具 - Google Patents

変形ロボット玩具

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JP2001070659A JP24676199A JP24676199A JP2001070659A JP 2001070659 A JP2001070659 A JP 2001070659A JP 24676199 A JP24676199 A JP 24676199A JP 24676199 A JP24676199 A JP 24676199A JP 2001070659 A JP2001070659 A JP 2001070659A
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Toshiya Shiina
敏也 椎名
Manabu Haraguchi
学 原口
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Bandai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形ロボットであって、ロボット玩具とハサ
ミとの間で形態の変化する新規な玩具の構造を提供する
こと。 【解決手段】 ロボットの形態からハサミの形態に可逆
的に変化可能なロボット玩具であって、ロボット玩具
は、ロボット玩具本体とロボット玩具本体に取り付けら
れるハサミ部材とから構成されている。また、ロボット
玩具本体は胴体部と一対の脚部材と一対の腕部材とから
構成されている。胴体部は左右に分割可能な一対の胴体
部材とから構成されており、各胴体部材にはそれぞれ前
記脚部材および腕部材が可動自在に取り付けられ、前記
脚部材の先端部と腕部材の先端部は着脱自在に結合可能
となっている。ハサミ部材は、胴体部の上方部に設けら
れたヒンジ部を介して取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットの形態か
らハサミの形態に可逆的に変化可能なロボット玩具の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、形態が変化する種々のロボット玩
具が知られているが、ロボット玩具とハサミとの間で可
逆的に形態の変化するものは存在していなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑み発明されたものであって、ロボット玩具とハサミと
の間で可逆的に形態変化が可能な新規な玩具の構造を提
供することをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の変形ロボット玩具は以下に示す構成を備え
ていることを特徴とする。すなわち、 (イ)ロボットの形態からハサミの形態に可逆的に変化
可能なロボット玩具であること。 (ロ)ロボット玩具は、ロボット玩具本体とロボット玩
具本体に取り付けられるハサミ部材とから構成されてい
ること。 (ハ)ロボット玩具本体は、胴体部と一対の脚部材と一
対の腕部材とから構成されていること。 (ニ)胴体部は左右に分割可能な一対の胴体部材から構
成されており、各胴体部材にはそれぞれ前記脚部材およ
び腕部材が可動自在に取り付けられていること。 (ホ)前記脚部材の先端部と腕部材の先端部は着脱自在
に結合可能となっており、結合することで環状体を形成
するようになっていること。 (ヘ)ハサミ部材を構成する一対の刃は、各柄部におい
て、前記分割された左右各胴体部の上部にそれぞれ設け
られたヒンジ部を介して取り付けられていること。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、簡単に図面について説明す
る。図1は本発明のロボット玩具を表す斜視図であり、
ロボットの状態を表したものである。図2は本発明のロ
ボット玩具がハサミの形態に変化した状態を表したもの
である。図3乃至図5はロボットの形態からハサミの形
態に変化する過程を表した説明図である。
【0006】以下本発明の一実施の形態を図を用いて説
明する。図1において、1は本願発明のロボット玩具を
示しており、ロボット玩具1はロボット玩具本体3を有
しており、ロボット玩具本体3にはハサミ部材5が取り
付けられている。ロボット玩具本体3について説明す
る。ロボット玩具本体3は、大まかに胴体部7と胴体部
7の下部に取り付けられた一対の脚部材9(9a,9
b)と、胴体部7上部の左右各側面に取り付けられた一
対の腕部材11(11a,11b)とから構成されてい
る。
【0007】胴体部7は、左右に分割可能な一対の胴体
部材13(13a,13b)によって構成されており、
各胴体部材13a,13bは互いに接合可能であり、接
合することによって胴体部7を構成している。胴体部7
に対する脚部材9および腕部材11の取付について図5
を用いてもう少し詳しく説明する。すなわち、胴体部材
13aの上部側面(右肩部)には腕部材11aの端部が
軸部材15aによって回動可能に取り付けられており、
同様に胴体部材13bの上部側面(左肩部)には腕部材
11bの端部が軸部材15bによって回動可能に取り付
けられている。また、胴体部材13aの下部(右脚部)
には脚部材9aの端部がボールジョイント17aによっ
て回動可能に取り付けられており、同様に胴体部材13
bの下部(左脚部)には脚部材9bの端部がボールジョ
イント17bによって回動可能に取り付けられている。
【0008】各腕部材11a、11bの先端部には、係
合孔19(19a,19b)が設けられており、後述す
る脚部材9に設けた突起21(21a,21b)と結合
可能となっている。
【0009】各脚部材9a,9bは、それぞれ上脚部材
23a,23bおよび下脚部材25a,25bとから構
成されている。上脚部材23a,23bと下脚部材25
a,25bは互いに回動可能となるように軸27a,2
7bによって固定されている。また、上脚部材23a,
23bの他端には前述のボールジョイント17a,17
bが設けられている。また、各下脚部材25a,25b
の下端部分はロボット玩具1が自立しやすいように床面
との接地部分の面積が大きくなるように形成されてお
り、同各下端部分にはそれぞれ突起21a,21bが形
成されている。
【0010】次に、ハサミ部材5の取付について説明す
る。まず、ハサミ部材5の構造について説明する。図5
を用いて説明すると、ハサミ部材5は、一対の刃部材3
1(31a、31b)と、回動軸33を挟んで刃部材3
1と反対側の位置となる柄部35(35a、35b)に
よって構成されている。また、柄部35(35a、35
b)の端部には取付部材37(37a、37b)がそれ
ぞれ設けられており、取付部材37は胴体部7の上方部
分かつ背面側に設けられた支持部材29(29a,29
b)と連結ピンで39(39a,39b)によって互い
に回動可能となるように結合されている。
【0011】図3に支持部材29に対してハサミ部材5
を回動させる前の状態(ハサミ部材5を折り畳んだ状
態)、図4に支持部材29に対してハサミ部材5を回動
させた後の状態(ハサミ部材5を展開させた状態)を示
す。ハサミ部材5の柄部35には、突起41を有した突
出部43が設けられており、ハサミ部材5を回動させた
図4の状態において、胴体部7の背面に設けられている
突起45と前記ハサミ部材5の突起41が係合するよう
に形成されている。これら突起41と突起45の作用に
よって、ハサミ部材5の位置決めが可能となっている。
すなわち、展開したハサミ部材が不用意に折り畳まれな
いようになっている。また、ハサミ部材5の刃部材31
先端には、ハサミの未使用時あるいはロボット玩具とし
て遊ぶ際に不用意に刃部材31を開かないように、およ
び先端部によって怪我をすることが無いように、キャッ
プ47が取り付けられるようになっている。
【0012】ハサミとしてロボット玩具1を使用する場
合には、さらに図2に示すように手の指を差し込むため
の環状部49(49a,49b)を形成することが可能
となっている。当該環状部49は、前述した腕部材11
の先端に設けた係合孔19と下脚部材25に設けた突起
21を係合させることによって、形成することができる
ようになっている。当該係合孔19と突起21の結合
は、脚部材9を任意に変形させて行うようになってい
る。
【0013】以上の構成によって、本発明のロボット玩
具1はロボットとしての形態とハサミとしての形態に可
逆的に変化可能となっている。ロボットとしての形態の
時には、ハサミ部材5は折り畳まれるようにロボット玩
具本体3の背面に位置しているので邪魔となることがな
い。また、この状態の時には、ハサミ部材5に対して刃
部材31が開く方向に何らかの力が作用しても刃部材3
1は開かないようになっている。つまり、刃部材31の
回動軸33がロボット玩具本体1の背中部分に位置して
おり、刃部材31を開かせようとした力が作用した場
合、胴体部材31a、31bに対しても同様に回動軸3
3と同じ位置を中心に回動させようとする力が働く。こ
の場合、胴体部材31a、31bの接合部分上のどこか
が回転中心となり回動しようとするが、既に胴体部材3
1a、31bは当接しているのでそれ以上回動すること
ができない。従って、刃部材31に対して開く方向に力
が作用しても胴体部材31a、31bが回動できないの
で刃部材31は開くことがないようになっている。
【0014】しかし、ロボット玩具1がハサミの形態を
成している場合、つまり折り畳まれるようにロボット玩
具本体3の背面に位置していたハサミ部材5を図2、図
4に示すように展開した状態では、刃部材31を回動さ
せハサミとして使用することができる。この場合、ロボ
ット玩具本体1を形成する各胴体部材13,脚部材9、
腕部材11がハサミとしての把持部50を形成するよう
になっており、この把持部50を操作することによって
ハサミとして使用することができるようになっている。
なお、ハサミ部材5を図2、図4に示すように展開した
状態では、回動したハサミ部材5を位置決めする手段
(突起41、突起45)が設けられているので、簡単に
ハサミ部材5が連結ピン39を軸に折り畳まれる方向に
回動しないようになっている。
【0015】
【発明の効果】以上説明した、本願発明の変形ロボット
玩具は以下に述べる効果を有している。すなわち、本願
発明の変形ロボット玩具は、ロボット玩具とハサミとの
間で可逆的形態に変形することができ、従来存在してい
なかった変形ロボット玩具の構造を提供することができ
るという効果を有している。また、ハサミ部材を折り畳
んでロボット玩具として遊んでいるときには、構造上不
用意に刃部材が開くことが無く、安全に遊ぶことができ
るという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、
ロボットの状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、
ハサミの状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、
ロボットからハサミへの変化の課程を説明するための側
面図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、
ロボットからハサミへの変化の課程を説明するための側
面図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、
ロボットからハサミへの変化の課程を説明するための斜
視図である。
【符号の説明】
1 ロボット玩具 3 ロボット玩具本体 5 ハサミ部材 7 胴体部 9 脚部材 11 腕部材 13 胴体部材 15 軸部材 17 ボールジョイント 19 係合孔 21 突起 23 上脚部材 25 下脚部材 27 軸 29 支持部材 31 刃部材 33 回動軸 35 柄部 37 取付部材 39 連結ピン 41 突起 43 突出部 45 突起 47 キャップ 49 環状部 50 把持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 学 東京都台東区寿二丁目10番13号 株式会社 メガハウス内 Fターム(参考) 2C150 BA06 CA01 CA18 DA26 DA27 DA28 DC03 DC12 DD06 DD10 DD24 DD28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする変
    形ロボット玩具 (イ)ロボットの形態からハサミの形態に可逆的に変化
    可能なロボット玩具であること。 (ロ)ロボット玩具は、ロボット玩具本体とロボット玩
    具本体に取り付けられるハサミ部材とから構成されてい
    ること。 (ハ)ロボット玩具本体は、胴体部と一対の脚部材と一
    対の腕部材とから構成されていること。 (ニ)胴体部は左右に分割可能な一対の胴体部材から構
    成されており、各胴体部材にはそれぞれ前記脚部材およ
    び腕部材が可動自在に取り付けられていること。 (ホ)前記脚部材の先端部と腕部材の先端部は着脱自在
    に結合可能となっており、結合することで環状体を形成
    するようになっていること。 (ヘ)ハサミ部材を構成する一対の刃は、各柄部におい
    て、前記分割された左右各胴体部の上部にそれぞれ設け
    られたヒンジ部を介して取り付けられていること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112957746A (zh) * 2017-11-14 2021-06-15 株式会社万代 变形玩具及变形玩具组合

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