JP3068314U - 可動式ペ―パ―クラフト - Google Patents
可動式ペ―パ―クラフトInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本考案は、複数のパーツから構成されるペーパ
ークラフトにおいて、それぞれのパーツを可動関節によ
り接続することにより、パーツ同士を動かせるようにし
たことを特徴とする可動式ペーパークラフトを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】紙等のシート状体に、対象物を構成する複
数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツ同士を可
動式に接続するための可動関節を同じくシート状体に展
開図状に印刷して成るペーパークラフトにおいて、可動
関節の構成は、複数のジョイントに、他のジョイントに
設けられる凸部または凹部に係合する凹部または凸部を
設け、該凸部または凹部を他のジョイントの凹部または
凸部に係合して複数のジョイントを互いに接続すること
により、該係合部を介してそれぞれのジョイントが動く
ようにし、また、ジョイントには、接続すべきパーツに
設けられた凸部または凹部に係合する凹部または凸部を
設けた構成より成ることを特徴とする。
ークラフトにおいて、それぞれのパーツを可動関節によ
り接続することにより、パーツ同士を動かせるようにし
たことを特徴とする可動式ペーパークラフトを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】紙等のシート状体に、対象物を構成する複
数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツ同士を可
動式に接続するための可動関節を同じくシート状体に展
開図状に印刷して成るペーパークラフトにおいて、可動
関節の構成は、複数のジョイントに、他のジョイントに
設けられる凸部または凹部に係合する凹部または凸部を
設け、該凸部または凹部を他のジョイントの凹部または
凸部に係合して複数のジョイントを互いに接続すること
により、該係合部を介してそれぞれのジョイントが動く
ようにし、また、ジョイントには、接続すべきパーツに
設けられた凸部または凹部に係合する凹部または凸部を
設けた構成より成ることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、複数のパーツから構成されるペーパークラフトにおいて、それぞれ のパーツを可動関節により接続することにより、パーツ同士を動かせるようにし たことを特徴とする可動式ペーパークラフトに関する。
【0002】
本考案でいうペーパークラフトとは、例えば車や建物、動物、室内装飾品、ロ ボット、アニメのキャラクター等の対象物の立体形状を展開図状にして紙などの シート状体に印刷したものであり、展開図部分を切り取って組み立てることによ り対象物の立体形状を再現して楽しむクラフトである。例えば
【図1】に示され るのがペーパークラフトの商品形態の1例である。シート状体に印刷された車の 展開図部分を切り取り、これを折り曲げたり、辺と辺とをのりしろにより貼り合 わせて組み立てていくことにより
【図2】に示されるような車の立体的な形状が 再現されるものである。 このペーパークラフトは、従来は構成面数の少ない、のっぺりした感じの単純 な形状のものがほとんどであったが、最近では構成面数が多くなり、対象物の立 体的な形状をより細かく再現したものが製品化されているものである。
【0003】
ペーパークラフトがより対象物に近いリアルな形状のものに進化するにつれ、 完成されたペーパークラフトを動かして遊びたいという要望が出てきている。即 ち、人物やロボット、アニメのキャラクターといったペーパークラフトについて 、その構成パーツ即ち頭部や手足部分を動かして遊んだり、好みのポーズをとら せた状態で飾っておきたい、といった要望が多く聞かれるものである。 そこで本考案ではペーパークラフトを構成する複数のパーツを可動式に接続す ることにより、動かして遊べるペーパークラフトの実用化を図らんとするもので ある。なお、従来品においてもパーツを動かせるペーパークラフトは存在する。 これは例えばロボットのペーパークラフトにおいて、ロボットの胴体パーツに、 頭部、手足の各パーツを割りピン等の金具により可動式に取り付けたものである 。しかしこの構成によるペーパークラフトでは、各パーツが単に割りピン部分を 中心としてただぐるぐる回るだけの動きであり、興味性に欠ける。本考案の可動 式ペーパークラフトは、より複雑な動きの実現を目指したものである。
【0004】
上記の課題を解決するために本考案は以下の構成の可動式ペーパークラフトを 実現した。 請求項1記載の可動式ペーパークラフトの構成は、紙等のシート状体に、対象 物を構成する複数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツに、他のパーツに 設けられる凸部または凹部に係合する凹部または凸部を展開図状に設けたことを 特徴とする。 請求項2記載の可動式ペーパークラフトの構成は、紙等のシート状体に、対象 物を構成する複数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツ同士を可動式に接 続するための可動関節を同じくシート状体に展開図状に印刷して成るペーパーク ラフトにおいて、可動関節の構成は、複数のジョイントに、他のジョイントに設 けられる凸部または凹部に係合する凹部または凸部を設け、該凸部または凹部を 他のジョイントの凹部または凸部に係合して複数のジョイントを互いに接続する ことにより、該係合部を介してそれぞれのジョイントが動くようにし、また、ジ ョイントには、接続すべきパーツに設けられた凸部または凹部に係合する凹部ま たは凸部を設けた構成より成ることを特徴とする。 請求項3記載の可動式ペーパークラフトの構成は、紙等のシート状体に、対象 物を構成する複数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツ同士を可動式に接 続するための可動関節を同じくシート状体に展開図状に印刷して成るペーパーク ラフトにおいて、可動関節の構成は、回動軸と、該回動軸を回動自在に保持する 軸ホルダーから成り、回動軸および軸ホルダーには、接続すべきパーツに設けら れた凹部に係合する接続軸を設けた構成より成ることを特徴とする。 請求項4記載の可動式ペーパークラフトの構成は、請求項3記載の可動式ペー パークラフトにおいて、可動関節を構成する回動軸および接続軸を樹脂などによ る成形品としたことを特徴とする。
【0005】
請求項1記載の可動式ペーパークラフトは、シート状体に印刷された展開図状 の各パーツをハサミやカッターで切り取り、これを折り曲げたり、辺と辺とを貼 り合わせることにより、各パーツおよび凸部あるいは凹部を立体的に組み立てる 。立体的に組み立てられた各パーツのそれぞれの凸部と凹部を回動可能に係合し て接続することにより立体的な対象物が出来上がるものである。本考案では各パ ーツの凸部と凹部の接続部分が可動関節として作用し、該関節部分を介して各パ ーツが動くものである。 請求項2・請求項3記載の可動式ペーパークラフトは、シート状体に印刷され た展開図状の各パーツおよび可動関節をハサミやカッターで切り取り、これを折 り曲げたり、辺と辺とを貼り合わせることにより、各パーツおよび可動関節を立 体的に組み立てる。この各パーツおよび可動関節をそれぞれ接続することにより 立体的な対象物が出来上がるものである。各パーツ同士は可動関節を介して動か すことができる。 請求項4記載の可動式ペーパークラフトでは、可動関節の構成部品の1つとし て樹脂等の成形品を用いるものである。
【0006】
以下、図面にしたがい本考案の実施例を説明する。
【図3】は本考案の可動式ペーパークラフトの商品形態の1例である。なお、 本図に示されているのは、本考案の可動式ペーパークラフトを構成する複数のシ ート状体(1)のうちの1枚である。 紙等のシート状体(1)に、対象物(O)を構成するパーツ(3)を展開図( 2)状に印刷する。各パーツ(3)の端部の必要部分に、辺と辺とを貼り合わせ るためののりしろ(31)を設ける。また、必要に応じて各パーツ(3)の輪郭 部分に切り取り用のミシン目(32)(図示省略)を入れたり、各パーツ(3) の印刷部分表面に、切り込み部分や折り曲げ部分を区別表示するための表示線( 33)(図示省略)を設ける。
【0007】 請求項1記載の可動式ペーパークラフトでは、展開図(2)状の各パーツ(3 )に、他のパーツ(3)に設けられる凸部(4)または凹部(5)に係合する凹 部(5)または凸部(4)を展開図(2)状に設ける。 この展開図(2)状の各パーツ(3)をハサミやカッターで切り取り、これを 折り曲げたり、辺と辺とをのりしろ(31)により貼り合わせることにより、各 パーツ(3)および凸部(4)あるいは凹部(5)を立体的に組み立てる。 立体的に組み立てられた各パーツ(3)のそれぞれの凸部(4)と凹部(5) を回動可能に係合して接続することにより
【図4】に示されるような立体的な対 象物(O)が出来上がるものである。本考案では各パーツ(3)の凸部(4)と 凹部(5)の接続部分が可動関節として作用し、該関節部分を介して各パーツ( 3)が動くものである。
【0008】 請求項2、3、4記載の可動式ペーパークラフトでは、各パーツ(3)同士を 可動式に接続するための可動関節(7)をシート状体(1)に展開図(2)状に 印刷する。この可動関節(7)の端部にも、必要部分に辺と辺とを貼り合わせる ためののりしろ(75)を設ける。シート状体(1)に印刷されている展開図( 2)状の各パーツ(3)および可動関節(7)をハサミやカッターで切り取り、 これを折り曲げたり、辺と辺とをのりしろ(31),のりしろ(75)により貼 り合わせることにより、各パーツ(3)および可動関節(7)を立体的に組み立 てる。この各パーツ(3)および可動関節(7)をそれぞれ接続することにより 、
【図4】に示されるような立体的な対象物(O)が出来上がるものである。各 パーツ(3)同士は可動関節(7)を介して動かすことができる。
【0009】 以下、各請求項記載の可動式ペーパークラフトの関節部分の構造をより具体的 に説明する。 請求項1記載の可動式ペーパークラフトについて説明する。 対象物(O)の立体形状を、対象物(O)を構成するパーツ(3)ごとに展開 図(2)状にシート状体(1)に印刷する。この展開図(2)状の各パーツ(3 )に、他のパーツ(3)に設けられる凸部(4)または凹部(5)に係合する凹 部(5)または凸部(4)を設ける。凸部(4)もしくは凹部(5)が設けられ た各パーツ(3)を立体的に組み立て、それぞれのパーツ(3)の凹部(5)と 凸部(4)とを回動可能に係合して接続する。例えば
【図5】に示されるように 、パーツB(3)に角柱状の軸を凸部(4)として設け、パーツA(3)にはこ の軸に係合する軸受け孔を凹部(5)として設け、該軸受け孔に軸を回動可能に 係合して可動関節とするものである。 他の実施例として
【図6】に示すように、パーツB(3)に平板状の円盤軸を 凸部(4)として設け、パーツA(3)にはこの円盤軸に係合するスリットを凹 部(5)として設け、該スリットに円盤軸を回動可能に係合して可動関節とする 。 凹部(5)となる軸受け孔やスリットは、その部分を二重構造とするなどして 補強を施すことが望ましい。これにより凸部(4)の保持がより確実となる。 なお
【図5】、
【図6】に示した、凸部(4)と凹部(5)による関節構造は 一実施例を例示したにすぎず、これ以外の凸部(4)・凹部(5)構造も本考案 の概念に含まれるものである。 以上のような構成により複数のパーツ(3)を凸部(4)と凹部(5)により 互いに接続し、対象物(O)を組み立てるものである。そしてそれぞれのパーツ (3)同士は、凸部(4)と凹部(5)の関節作用により
【図7】に示すように 互いに動かすことが可能となるものである。
【0010】 請求項2および請求項3記載の可動式ペーパークラフトについて説明する。請 求項3記載の考案は、請求項2記載の考案の下位概念である。したがって、請求 項3記載の考案を、請求項2記載の考案の一実施例として説明する。 請求項2記載の考案は、対象物(O)の立体形状を、対象物(O)を構成する パーツ(3)ごとに展開図(2)状にシート状体(1)に印刷し、それぞれのパ ーツ(3)を可動式に接続するための可動関節(7)を同じく展開図(2)状に シート状体(1)に印刷した基本構成より成る。そして可動関節(7)の具体的 な構成は、複数のジョイント(6)に、他のジョイント(6)に設けられる凸部 (61)または凹部(62)に係合する凹部(62)または凸部(61)を設け 、該凸部(61)または凹部(62)を他のジョイント(6)の凹部(62)ま たは凸部(61)に係合して複数のジョイント(6)を互いに接続することによ り、該係合部を介してそれぞれのジョイント(6)が動くようにし、また、ジョ イント(6)には、接続すべきパーツ(3)に設けられた凸部(4)または凹部 (5)に係合する凹部(64)または凸部(63)を設けた構成より成る。
【0011】 請求項3記載の可動式ペーパークラフトでは、上記請求項2記載の可動式ペー パークラフトの可動関節(7)の一実施例として以下の構成を採用する。 本考案の可動関節(7)は回動軸(71)と、該回動軸(71)を回動自在に 保持する軸ホルダー(72)から成り、回動軸(71)および軸ホルダー(72 )には、接続すべきパーツ(3)に設けられた凹部(5)に係合する接続軸(7 3)を設けた構成より成る。
【0012】 以上の請求項2および請求項3記載の可動式ペーパークラフトの可動関節(7 )の構成を図面に基づき、より具体的に説明する。
【図8】は請求項2および請求項3記載の可動式ペーパークラフトの可動関節 (7)の構成を示す斜視図、
【図9】は同じく側面図である。
【図10】は、
【図8】の可動関節(7)の分解組立図である。 ジョイントA(6)の凸部(61)とジョイントB(6)の凹部(64)を回 動可能に係合する。ジョイントA(6)およびジョイントB(6)にはそれぞれ 、パーツ(3)に設けられる凹部(5)に係合する凸部(63)を設ける。 より具体的には、ジョイントA(6)は角柱状の回動軸(71)に同じく角柱 状の接続軸(73)を略Tの字型に接合した構成である。この回動軸(71)の 両端部が前記の凸部(61)であり、接続軸(73)が同じく前記の凸部(63 )である。このような形状であるジョイントA(6)は、展開図(2)状にする と
【図11】に示すような形状となる。 次にジョイントB(6)の構成は、ホルダーベース(720)に1対の軸受け (721)を一定の間隔をもって設けて成る軸ホルダー(72)に角柱状の接続 軸(73)を接合した構成である。軸受け(721)およびホルダーベース(7 20)には軸受け孔(723)が形成されているが、該軸受け孔(723)の径 は、ジョイントA(6)の回動軸(71)を嵌合できるサイズとする。このよう な形状であるジョイントB(6)は、展開図(2)状にすると
【図11】に示す ような形状となる。 以上、
【図8】に示される可動関節(7)の構成は、前述のとおり請求項2記 載の考案の一実施例である請求項3記載の考案の可動関節(7)を示したもので ある。したがって、請求項2記載の考案の可動関節(7)の構成はこの
【図8】 に示されている構成に限定されるものではない。即ち、請求項2記載の考案の可 動関節(7)の構成は、複数のジョイント(6)に、他のジョイント(6)に設 けられる凸部(61)または凹部(62)に係合する凹部(62)または凸部( 61)を設け、該凸部(61)または凹部(62)を他のジョイント(6)の凹 部(62)または凸部(61)に係合して複数のジョイント(6)を互いに接続 することにより、該係合部を介してそれぞれのジョイント(6)が動くようにし 、あわせてパーツ(3)へ接続するための凹部(64)または凸部(63)を設 けたものである。したがってこの「ジョイント(6)同士を凸部(61)と凹部 (62)により係合する」という関節構造であれば、
【図8】のような構成に限 られず本考案の概念に含まれるものである。例えば、前記
【0009】の欄にお いて説明した請求項1の考案の凸部(4)・凹部(5)の一実施例である
【図
5】、
5】、
【図6】に示されるような凸部構造、凹部構造なども請求項2の考案の可
動 関節(7)の構成の概念に含まれるものである。
動 関節(7)の構成の概念に含まれるものである。
【0013】 以上の構成より成るジョイントA(6)およびジョイントB(6)を可動関節 (7)として組み立てる方法、およびその作用を説明する。 まずジョイントA(6)の回動軸(71)の両端にジョイントB(6)の構成 部品である軸受け(721)を係合する。そしてこの軸受け(721)および回 動軸(71)をホルダーベース(720)に嵌め込み、軸受け(721)をホル ダーベース(720)にのり等により固着する。なお、以上のように、ジョイン トB(6)は組み立て上の都合により、ホルダーベース(720)と軸受け(7 21)とが別体となっており、組み立て時に一体になる構成となっている。この ように本考案のジョイント(6)は組み立て上の都合や、展開図(2)状にする 際の都合により、複数の別体部品に別れる場合があるものである。 こうして可動関節(7)として組み立てられたジョイントA(6)およびジョ ントB(6)のそれぞれの接続軸(73)を
【図13】に示すようにパーツ(3 )に設けられた軸受け孔状の凹部(5)に嵌め込んで回動可能に係合する。これ により複数のパーツ(3)が可動関節(7)を介して互いに接続され、ペーパー クラフトの対象物(O)の立体形状が再現されるものである。例えば対象物(O )がロボットであれば、ロボットの頭部、胴体、前腕、上腕、脚部などのパーツ (3)をそれぞれ可動関節(7)により互いに接続してロボットの立体形状を再 現する。そして各パーツ(3)同士は可動関節(7)の作用により互いに動かす ことができ、接続角度を変えることができるものである。また、パーツ(3)の 凹部((5)とジョイント(6)の接続部分も回動させることができる。より具 体的には
【図8】に示す可動関節(7)では、ジョイントB(6)の軸ホルダー (72)の軸受け孔(723)に、ジョイントA(6)の回動軸(71)が回動 可能に係合しているので、この部分を介してジョイントA(6)とジョイントB (6)とが互いに動き、関節作用をなすものである。また、パーツ(3)の軸受 け孔状の凹部(5)に、ジョイントA(6)、ジョイントB(6)の接続軸(7 3)が回動可能に係合しているので、該部分を回動させることができるものであ る。
【0014】 上記
【0012】、
【0013】で説明したのは、請求項2・請求項3記載の 考案の可動関節(7)の基本構成である。この基本構成を応用させた他の可動関 節(7)の例を図示する。基本構成では、ジョイントA(6)とジョイントB( 6)の2つのジョイントを凸部(61)と凹部(62)により係合して可動関節 (7)とした。この応用として、
【図16】、
【図17】に示すような複数関節 構造がある。これは2以上のジョイント(6)にそれぞれ他のジョイント(6) に設けられた凸部(61)または凹部(62)と係合する凹部(62)または凸 部(61)を設け、それぞれのジョイント(6)を組み合わせて複数関節構造の 可動関節(7)とするものである。この際、組み合わされるそれぞれのジョイン ト(6)の回動方向を同方向とすれば可動関節(7)の可動範囲を拡大すること ができ、また異方向とすれば可動関節(7)の可動方向を多方向にすることがで きるものである。
【0014】 請求項4記載の可動式ペーパークラフトの実施例を説明する。本考案では、前 記請求項3記載の考案の可動関節(7)の構成部品の1つを樹脂等の成形品で代 用するものである。即ち
【図9】、
【図10】に示されている、回動軸(71) と接続軸(73)を略Tの字型に接合した形状のジョイントA(6)を
【図1
7】に示すような成形品で代用するものである。これは、この部品が小さいうえ
に 、展開図(2)状になっているものを立体的に組み立てるのが難しいためである 。
7】に示すような成形品で代用するものである。これは、この部品が小さいうえ
に 、展開図(2)状になっているものを立体的に組み立てるのが難しいためである 。
本考案の可動式ペーパークラフトによって得られる効果は以下のとおりである 。 (イ)本考案の可動式ペーパークラフトは、構成パーツ同士が可動関節により接 続されている。したがって各パーツを動かして遊ぶことが可能である。例えばロ ボットなど、人型のペーパークラフトであれば手足部分を動かして遊んだり、好 きなポーズをとらせて遊ぶことができるものである。 (ロ)本考案の可動式ペーパークラフトは、構成パーツ同士が可動関節により接 続されているので、パーツ同士の接続位置を変えて遊ぶことが可能である。例え ばロボットのペーパークラフトであれば、その構成パーツである頭部、胴体、手 、足などの各パーツのそれぞれの接続位置を変えることにより、ロボットの姿を 変えて遊ぶことができるものである。 (ハ)プラスチックや金属製の玩具においてはその構成パーツ同士を接続する可 動関節が既にいろいろな構成により製品化されている。しかし紙でつくるペーパ ークラフトにおいてかかる可動関節を設けたものは従来なく、本考案によって初 めて実用化されるものである。また、本考案では細かい構造である可動関節をも すべて紙でつくる構成となっているので極めて趣味性が高いものである。 (ニ)請求項4記載の考案では、可動関節の構成部品のうち、細かくて作りづら い部品を樹脂などの成形品によって代用する構成となっている。したがって初心 者であっても容易に可動関節を有する可動式ペーパークラフトを組み立てて楽し むことができるものである。
【図1】従来のペーパークラフトの形態を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】従来のペーパークラフトを組み立てた状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図5】請求項1記載の考案の一実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】請求項1記載の考案の一実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】請求項1記載の考案の作用を示す正面図であ
る。
る。
【図8】請求項2・請求項3記載の考案の可動関節の構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図9】請求項2・請求項3記載の考案の可動関節の構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【図10】請求項2・請求項3記載の考案の可動関節の
構成を示す分解組立図である。
構成を示す分解組立図である。
【図11】請求項2・請求項3記載の考案の可動関節の
構成の一部を示す平面図である。
構成の一部を示す平面図である。
【図12】請求項2・請求項3記載の考案の可動関節の
構成の一部を示す平面図である。
構成の一部を示す平面図である。
【図13】請求項2・請求項3記載の考案の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図14】請求項2・請求項3記載の考案の作用を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図15】請求項2・請求項3記載の考案の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図16】請求項2・請求項3記載の考案の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図17】請求項4記載の考案の構成の一部を示す斜視
図である。
図である。
1 シート状体 2 展開図 3 パーツ 31 のりしろ 32 ミシン目 33 表示線 4 凸部 5 凹部 6 ジョイント 61 凸部 62 凹部 63 凸部 64 凹部 7 可動関節 71 回動軸 72 軸ホルダー 73 接続軸 720 ホルダーベース 721 軸受け 723 軸受け孔 75 のりしろ O 対象物
Claims (4)
- 【請求項1】紙等のシート状体に、対象物を構成する複
数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツに、他の
パーツに設けられる凸部または凹部に係合する凹部また
は凸部を展開図状に設けたことを特徴とする可動式ペー
パークラフト。 - 【請求項2】紙等のシート状体に、対象物を構成する複
数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツ同士を可
動式に接続するための可動関節を同じくシート状体に展
開図状に印刷して成るペーパークラフトにおいて、可動
関節の構成は、複数のジョイントに、他のジョイントに
設けられる凸部または凹部に係合する凹部または凸部を
設け、該凸部または凹部を他のジョイントの凹部または
凸部に係合して複数のジョイントを互いに接続すること
により、該係合部を介してそれぞれのジョイントが動く
ようにし、また、ジョイントには、接続すべきパーツに
設けられた凸部または凹部に係合する凹部または凸部を
設けた構成より成ることを特徴とする。 - 【請求項3】紙等のシート状体に、対象物を構成する複
数のパーツを展開図状に印刷し、所定のパーツ同士を可
動式に接続するための可動関節を同じくシート状体に展
開図状に印刷して成るペーパークラフトにおいて、可動
関節の構成は、回動軸と、該回動軸を回動自在に保持す
る軸ホルダーから成り、回動軸および軸ホルダーには、
接続すべきパーツに設けられた凹部に係合する接続軸を
設けた構成より成る。 - 【請求項4】可動関節を構成する回動軸および接続軸を
樹脂などによる成形品としたことを特徴とする請求項3
記載の可動式ペーパークラフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008947U JP3068314U (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 可動式ペ―パ―クラフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008947U JP3068314U (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 可動式ペ―パ―クラフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3068314U true JP3068314U (ja) | 2000-05-12 |
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ID=43201812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999008947U Expired - Lifetime JP3068314U (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 可動式ペ―パ―クラフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068314U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019101282A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | 大日本印刷株式会社 | 組立式万華鏡および万華鏡用組立てシート |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP1999008947U patent/JP3068314U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019101282A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | 大日本印刷株式会社 | 組立式万華鏡および万華鏡用組立てシート |
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