JP2001068998A - Pll回路及び位相誤差検出方法 - Google Patents
Pll回路及び位相誤差検出方法Info
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Abstract
値等化波形の入力信号に対応したPLL回路において、
正しい位相引き込みを確実にできるようにする。 【解決手段】 クロック信号を基準として入力信号をサ
ンプリングすることにより得られるデータ列のうち、i
−1番目のサンプリングデータをBi-1、i番目のサン
プリングデータをBiとする。また、サンプリングデー
タから3値のデータ列を仮判定することにより得られる
データ列のうち、i−1番目の仮判定データをDi-1、
i番目の仮判定データをDiとする。そして、仮判定さ
れたデータ列が(0,1,0,−1)の繰り返しを含
み、i番目の仮判定データDiが上記繰り返しの一部に
なっている場合には、位相誤差検出を行わず、その他の
場合には、入力信号とクロック信号との位相誤差θiを
下記式(1)により求める。 θi=Bi×Di-1−Bi-1×Di ・・・(1)
Description
ンス(1,0,−1)の3値等化波形の入力信号に対応
し、当該入力信号のクロック成分に同期したクロック信
号を生成するPLL回路に関する。また、そのようなP
LL回路における位相誤差検出方法に関する。
の3値等化波形の入力信号に対応し、当該入力信号のク
ロック成分に同期したクロック信号を生成するPLL回
路において、入力信号とクロック信号との位相誤差を、
下記式(1)により検出する方法がある。
サンプリングすることにより得られるデータ列を、{・
・・,Bi-1,Bi,Bi+1,・・・}としている。すな
わち、Bi-1はi−1番目のサンプリングデータ、Biは
i番目のサンプリングデータである。また、サンプリン
グデータから3値のデータ列を仮判定することにより得
られるデータ列を、{・・・,Di-1,Di,Di+1,・
・・}としている。すなわち、Di-1はi−1番目の仮
判定データ、Diはi番目の仮判定データである。
(1,0,−1)の3値等化波形において、(1,1,
−1,−1)の繰り返し信号と、(0,1,0,−1)
の繰り返し信号は、位相は異なるが、同じ4クロック周
期の正弦波に等化される。その様子を図5及び図6に示
す。
の繰り返し信号Bを示しているともに、その場合に、当
該繰り返し信号Bから仮判定される仮判定データDi、
並びに、上記式(1)により検出される位相誤差θiを
示している。また、図6では、(0,1,0,−1)の
繰り返し信号Bを示しているとともに、その場合に、当
該繰り返し信号Bから仮判定される仮判定データDi、
並びに、上記式(1)により検出される位相誤差θiを
示している。
1,−1)の繰り返し信号と、(0,1,0,−1)の
繰り返し信号は、同じ4クロック周期の正弦波に等化さ
れる。そのため、上記式(1)のように位相誤差を検出
すると、両方の位相を引き込むことがある。すなわち、
(1,1,−1,−1)の繰り返し信号が入力された場
合、上記式(1)により位相誤差を検出すると、(1,
1,−1,−1)の繰り返し信号を正しく引き込む場合
と、(0,1,0,−1)の繰り返し信号とみなされて
引き込む場合とがある。そのため、位相誤差検出に上記
式(1)をそのまま適用したのでは、PLL回路として
実用にならない。
用のプリアンブル信号に(1,1,−1,−1)の繰り
返しパターンを用い、プリアンブル部では仮判定を1/
0/−1の3値ではなく、1/−1の2値にするなどの
工夫を施している。
できるとは限らない。例えば、ヘリカルスキャン方式の
テープ記録のノントラッキング再生では、再生ヘッドが
複数のトラックを横切るため、その都度PLL引き込み
を行う必要がある。そのため、確実なプリアンブル区間
の設定が難しく、上述のような工夫を適用することはで
きない。
て提案されたものであり、パーシャルレスポンス(1,
0,−1)の3値等化波形の入力信号に対応したPLL
回路において、(1,1,−1,−1)の繰り返し信号
が(0,1,0,−1)の繰り返し信号に間違われるこ
とを防ぎ、正しい位相引き込みを確実にできるようにす
ることを目的としている。
は、パーシャルレスポンス(1,0,−1)の3値等化
波形の入力信号に対応し、当該入力信号のクロック成分
に同期したクロック信号を生成するPLL回路である。
そして、入力信号サンプリング用のクロック信号を発振
するクロック信号発振手段と、上記クロック信号発振手
段からのクロック信号を基準として入力信号をサンプリ
ングするサンプリング手段と、上記サンプリング手段に
よりサンプリングされたデータから3値のデータ列を仮
判定する仮判定手段と、入力信号とクロック信号との位
相誤差を検出し当該位相誤差を上記クロック信号発振手
段にフィードバックしてクロック信号の位相を制御する
位相制御手段とを備える。
プリングされたデータ列のうち、i−1番目のサンプリ
ングデータをBi-1、i番目のサンプリングデータをBi
とする。また、上記仮判定手段により仮判定されたデー
タ列のうち、i−1番目の仮判定データをDi-1、i番
目の仮判定データをDiとする。
て、上記位相制御手段は、上記仮判定手段により仮判定
されたデータ列が(0,1,0,−1)の繰り返しを含
み、i番目の仮判定データDiが上記繰り返しの一部に
なっていると判断した場合には、i番目のサンプリング
データ及び仮判定データに対応した位相誤差θiを0と
するか、或いは位相誤差検出を行わないようにする。そ
して、その他の場合には、i番目のサンプリングデータ
及び仮判定データに対応した位相誤差θiを下記式
(1)により求める。
スポンス(1,0,−1)の3値等化波形の入力信号に
対応し当該入力信号のクロック成分に同期したクロック
信号を生成するPLL回路における位相誤差の検出方法
に関する。
号をサンプリングすることにより得られるデータ列のう
ち、i−1番目のサンプリングデータをBi-1、i番目
のサンプリングデータをBiとする。また、入力信号を
サンプリングすることにより得られたデータから3値の
データ列を仮判定することにより得られるデータ列のう
ち、i−1番目の仮判定データをDi-1、i番目の仮判
定データをDiとする。
は、仮判定されたデータ列が(0,1,0,−1)の繰
り返しを含み、i番目の仮判定データDiが上記繰り返
しの一部になっていると判断された場合には、i番目の
サンプリングデータ及び仮判定データに対応した位相誤
差θiを0とするか、或いは位相誤差検出を行わないよ
うにする。そして、その他の場合には、i番目のサンプ
リングデータ及び仮判定データに対応した位相誤差θi
を下記式(1)により求める。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
を図1に示す。このPLL回路1は、パーシャルレスポ
ンス(1,0,−1)の3値等化波形の入力信号に対応
し、当該入力信号のクロック成分に同期したクロック信
号を生成するデジタルPLL回路である。
グ用のクロック信号を発振する発振器2と、発振器2か
らのクロック信号を基準として入力信号をサンプリング
してデジタルデータに変換するA/Dコンバータ3と、
A/Dコンバータ3によりサンプリングされたデータか
ら3値のデータ列を仮判定する仮判定部4と、入力信号
とクロック信号との位相誤差を検出する位相誤差検出部
5と、位相誤差検出部からの位相誤差検出信号からノイ
ズ成分を除去するフィルタ6とを備える。
検出部5により入力信号とクロック信号との位相誤差を
検出して、位相誤差検出信号をフィルタ6を介して発振
器2にフィードバックする。これにより、入力信号のク
ロック成分と、発振器2からのクロック信号とが正確に
同期するように制御する。すなわち、このPLL回路1
では、発振器2からのクロック信号を基準としてA/D
コンバータ3により入力信号のサンプリングを行うとと
もに、このクロック信号が入力信号の所定の検出点での
サンプリングタイミングに一致するように、位相引き込
みを行う。
号の例を図2に示す。図2(a)は、もともとの2値信
号{Ai}の例を示している。図2(b)は、図2
(a)の2値信号{Ai}をパーシャルレスポンス
(1,0,−1)によって等化した3値等化信号
{Ai’}を示している。なお、Ai’=Ai−Ai-2であ
る。
{Ai’}に対応した実際の3値等化波形を示してい
る。上記PLL回路1では、このような3値等化波形が
入力信号としてA/Dコンバータ3に入力される。すな
わち、この3値等化波形をA/Dコンバータ3でサンプ
リングすることで、サンプリングデータ列{Bi}が得
られる。
リングタイミングを示している。また、図2(c)中の
点線は、スレッシュホールドレベルを示している。仮判
定部4における3値のデータ列の仮判定は、このスレッ
シュホールドレベルを基準として行われる。そして、図
2(d)は、このように仮判定部4で仮判定された3値
のデータ列{Di}を示している。
とクロック信号との位相誤差を位相誤差検出部5によ
り、下記式(1)により求める。
バータ3により入力信号をサンプリングすることで得ら
れるデータ列を、{・・・,Bi-1,Bi,Bi+ 1,・・
・}としている。すなわち、Bi-1はi−1番目のサン
プリングデータ、Biはi番目のサンプリングデータで
ある。また、仮判定部4によりサンプリングデータから
3値のデータ列を仮判定することで得られるデータ列
を、{・・・,Di-1,Di,Di+1,・・・}としてい
る。すなわち、Di-1はi−1番目の仮判定データ、Di
はi番目の仮判定データである。
基づく位相誤差検出について説明する。なお、図3は入
力信号が(1,1,−1,−1,1,1)の場合の例を
示しており、図3(a)はサンプリング位相誤差が無い
場合、図3(b)はサンプリングの位相が遅れている場
合、図3(c)はサンプリングの位相が進んでいる場合
を示している。
場合、各サンプリング点において、サンプリングデータ
Biは、それぞれ(1,1,−1,−1,1,1)とな
る。このとき、仮判定データDiは、それぞれ(1,
1,−1,−1,1,1)となり、位相誤差θiは、そ
れぞれ(0,0,0,0,0,0)となる。
3(b)の例の場合、各サンプリング点において、サン
プリングデータBiは、それぞれ(1.2,0.7,−
1.2,−0.7,1.2,0.7)となっている。こ
のとき、仮判定データDiは、それぞれ(1,1,−
1,−1,1,1)となり、位相誤差θiは、それぞれ
(−0.5,−0.5,−0.5,−0.5,−0.
5,−0.5)となる。
3(c)の例の場合、各サンプリング点において、サン
プリングデータBiは、それぞれ(0.7,1.2,−
0.7,−1.2,0.7,1.2)となっている。こ
のとき、仮判定データDiは、それぞれ(1,1,−
1,−1,1,1)となり、位相誤差θiは、それぞれ
(0.5,0.5,0.5,0.5,0.5,0.5)
となる。
ンプリング位相誤差が無いとき、θiは0となり、サン
プリングの位相が遅れているとき、θiは負となり、サ
ンプリングの位相が進んでいるとき、θiは正となる。
したがって、上記式(1)によりθiを求めることで、
位相誤差を検出することができる。
定義した場合、当該位相誤差θiは、図5及び図6に示
したように、クロック信号が波形の検出点に一致したと
きに0となるだけでなく、検出点と検出点のちょうど間
になったときにも0となる場合がある。すなわち、クロ
ック位相が検出点の近傍にあるならば検出点に引き込ま
れるが、180°近く位相がずれた位置にあると、18
0°ずれた位相に引き込まれてしまう。なお、以下の説
明では、このように180°ずれた位相に引き込まれて
しまうことを、「裏ロック」と称する。
検出が±180°の位相ずれまで正しければ、裏ロック
するようなことはないが、これは必ず起こり得る。ただ
し、180°ずれた位相に引き込む位相範囲よりも、正
しい検出点に引き込む位相範囲の方が広い。なぜなら、
波形の曲率カーブの特性により、正しく仮検出されるこ
との方が多いからである。したがって、入力信号がラン
ダムパターンの場合には、PLL回路として十分に成立
する。
の繰り返し信号と、(0,1,0,−1)の繰り返し信
号である。すなわち、(1,1,−1,−1)の繰り返
し信号が入力された場合、上記式(1)により位相誤差
を検出すると、(1,1,−1,−1)の繰り返し信号
を(0,1,0,−1)の繰り返し信号に間違えて位相
引き込みを行ってしまう場合がある。
は、仮判定部4により仮判定されたデータ列{Di}が
(0,1,0,−1)の繰り返しを含み、i番目の仮判
定データDiが(0,1,0,−1)の繰り返しの一部
になっていると判断した場合には、i番目のサンプリン
グデータ及び仮判定データに対応した位相誤差θiを0
とする。これにより、(1,1,−1,−1)の繰り返
し信号が(0,1,0,−1)の繰り返し信号に間違わ
れることを防ぎ、正しい位相引き込みが確実にできるよ
うになる。
(1,1,−1,−1)の繰り返し信号が入力されたと
きの様子を図4に示す。なお、図4では、A/Dコンバ
ータ3に入力される(1,1,−1,−1)の繰り返し
信号に対応した3値等化波形Bを示しているともに、そ
のときに仮判定される仮判定データDi、並びに、検出
される位相誤差θiを示している。図4に示すように、
上記PLL回路1では、180°ずれた位相の近傍で
は、位相誤差θi=0としているので、裏ロックが起こ
るようなことはない。
ネルの特性(記録再生用デバイスや記録媒体の特性、或
いは、波形等化の特性など)に合わせて、記録情報をデ
ジタル変調して記録するのが一般的である。
DC成分を通さない磁気記録系では、記録信号が、2値
の記録レベル(1,0)のバランスが取れているDCフ
リーの信号に変換されることが多い。すなわち、記録信
号は、DC成分が無く低域スペクトルも少ないDCフリ
ーのコードにデジタル変調されることが多い。
1)では波形等化により低域を落とすので、必ずしもD
Cフリーのコードを使う必要はない。しかし、大きな符
号利得が得られるトレリスコードは、DCフリーコード
になっており、パーシャルレスポンス(1,0,−1)
とDCフリーコードを組み合わせるケースは多い。
は、入力信号が、DCフリーのコードをパーシャルレス
ポンス(1,0,−1)で等化した信号の場合に特に好
適である。以下、このことについて説明する。
の波形等化後に、(0,1、0,−1)の繰り返しとな
るのは、次に2つのケースだけである。なお、{Ai}
は、もともとの2値信号であり、{Ai’}は、2値信
号{Ai}をパーシャルレスポンス(1,0,−1)で
波形等化した3値等化信号である。
1と0の出現の割合が3:1又は1:3の比になってい
る。したがって、これらのパターンでは、DC成分が急
激に蓄積する。したがって、2値の記録レベル(1,
0)のバランスが取れているDCフリーコードでは、こ
のようなパターンが長く連続することはない。
回路1では、3値等化信号{Ai’}から仮検出された
データDiが(0,1,0,−1)の繰り返しの一部に
なっている場合に、位相誤差θiを0とし、位相誤差検
出を行わないようにするが、このような区間があまりに
長いと、位相誤差が大きくなってしまう恐れがある。
上述した第1のケースや第2のケースのパターンが長く
連続することはないので、その区間だけ位相誤差検出を
行わないようにしたとしても、問題が生じるようなこと
はない。したがって、上記PLL回路1は、入力信号が
DCフリーのコードの場合に特に好適である。
て、サンプリングデータから仮検出されたデータ列{D
i}が(0,1,0,−1)の繰り返しの一部になって
いるか否かをどのように判断するかについて、具体的な
例を挙げて説明する。
まで考慮して判定する場合について説明する。ここで
は、i番目の仮判定データDiに対応した位相誤差θiの
算出方法を、当該仮判定データDiと、i−1番目の仮
判定データDi-1と、i−2番目の仮判定データDi-2と
に基づいて判定する。そして、サンプリングデータの2
サンプル前まで考慮して判定する場合は、サンプリング
データから仮検出されたデータ列に応じて、表1に示す
ように位相誤差を求める。
Di)が(−1,0,1),(1,0,−1),(0,
1,0),(0,−1,0)のいずれかの場合には、i
番目の仮判定データDiが(0,1,0,−1)の繰り
返しの一部になっていると判断し、その場合には、位相
誤差θi=0とする。そして、その他の場合には、位相
誤差θiを上記式(1)により求める。このようにする
ことで、(1,1,−1,−1)の繰り返し信号が
(0,1,0,−1)の繰り返し信号に間違われること
を防ぎ、正しい位相引き込みが確実にできるようにな
る。
0,1)、(Di-2,Di-1,Di)=(−1,0,−
1)となるのはルール外であり、これらのパターンはパ
ーシャルレスポンス(1,0,−1)の3値等化波形に
は現れないはずである。もしこれらが現れた場合には、
位相誤差検出は行わないものとする。
前まで考慮して判定する場合について説明する。ここで
は、i番目の仮判定データDiに対応した位相誤差θiの
算出方法を、当該仮判定データDiと、i−1番目の仮
判定データDi-1と、i−2番目の仮判定データD
i-2と、i−3番目の仮判定データDi-3とに基づいて判
定する。この場合は、サンプリングデータから仮検出さ
れたデータ列に応じて、表2に示すように位相誤差を求
める。
i-1,Di)が(0,−1,0,1),(0,1,0,−
1),(−1,0,1,0),(1,0,−1,0)の
いずれかの場合には、i番目の仮判定データDiが
(0,1,0,−1)の繰り返しの一部になっていると
判断し、その場合には、位相誤差θi=0とする。そし
て、その他の場合には、i番目のサンプリングデータ及
び仮判定データに対応した位相誤差θiを上記式(1)
により求める。このようにすることで、(1,1,−
1,−1)の繰り返し信号が(0,1,0,−1)の繰
り返し信号に間違われることを防ぎ、正しい位相引き込
みが確実にできるようになる。
0,1)、(Di-3,Di-2,Di-1,Di)=(1,0,
1,0)、(Di-2,Di-1,Di)=(−1,0,−
1)、(Di-3,Di-2,Di-1,Di)=(−1,0,−
1,0)となるのはルール外であり、これらのパターン
はパーシャルレスポンス(1,0,−1)の3値等化波
形には現れないはずである。もしこれらが現れた場合に
は、位相誤差検出は行わないものとする。
れば、パーシャルレスポンス(1,0,−1)の3値等
化波形の入力信号に対応したPLL回路において、
(1,1,−1,−1)の繰り返し信号が(0,1,
0,−1)の繰り返し信号に間違われることを防ぎ、正
しい位相引き込みを確実にできるようにすることができ
る。
ープ記録のノントラッキング再生のように、記録トラッ
クの途中のいかなる場所からも位相ロックをかける機能
が必要なシステムにおいて、非常に有効である。
ブロック図である。
である。
ための図であり、図3(a)はサンプリング位相誤差が
無い場合を示す図、図3(b)はサンプリングの位相が
遅れている場合を示す図、図3(c)はサンプリングの
位相が進んでいる場合を示す図である。
1,−1,−1)の繰り返し信号が入力されたときに、
仮判定される仮判定データDi、並びに、検出される位
相誤差θiを示す図である。
−1)の繰り返し信号が入力されたときに、仮判定され
る仮判定データDi、並びに、検出される位相誤差θiを
示す図である。
1)の繰り返し信号が入力されたときに、仮判定される
仮判定データDi、並びに、検出される位相誤差θiを示
す図である。
タ、 4 仮判定部、5 位相誤差検出部、 6 フィ
ルタ
Claims (8)
- 【請求項1】 パーシャルレスポンス(1,0,−1)
の3値等化波形の入力信号に対応し、当該入力信号のク
ロック成分に同期したクロック信号を生成するPLL回
路であって、 入力信号サンプリング用のクロック信号を発振するクロ
ック信号発振手段と、 上記クロック信号発振手段からのクロック信号を基準と
して入力信号をサンプリングするサンプリング手段と、 上記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
から3値のデータ列を仮判定する仮判定手段と、 入力信号とクロック信号との位相誤差を検出し、当該位
相誤差を上記クロック信号発振手段にフィードバックし
てクロック信号の位相を制御する位相制御手段とを備
え、 上記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
列のうち、i−1番目のサンプリングデータをBi-1、
i番目のサンプリングデータをBiとするとともに、上
記仮判定手段により仮判定されたデータ列のうち、i−
1番目の仮判定データをDi-1、i番目の仮判定データ
をDiとしたとき、 上記位相制御手段は、 上記仮判定手段により仮判定されたデータ列が(0,
1,0,−1)の繰り返しを含み、i番目の仮判定デー
タDiが上記繰り返しの一部になっていると判断した場
合には、i番目のサンプリングデータ及び仮判定データ
に対応した位相誤差θiを0とするか、或いは位相誤差
検出を行わず、 その他の場合には、i番目のサンプリングデータ及び仮
判定データに対応した位相誤差θiを下記式(1)によ
り求めること θi=Bi×Di-1−Bi-1×Di ・・・(1) を特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】 上記仮判定手段により仮判定されたデー
タ列のうち、i−2番目の仮判定データをDi-2、i−
1番目の仮判定データをDi-1、i番目の仮判定データ
をDiとしたとき、 上記位相制御手段は、(Di-2,Di-1,Di)が(−
1,0,1),(1,0,−1),(0,1,0),
(0,−1,0)のいずれかの場合に、i番目の仮判定
データDiが上記繰り返しの一部になっていると判断す
ることを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 【請求項3】 上記仮判定手段により仮判定されたデー
タ列のうち、i−3番目の仮判定データをDi-3、i−
2番目の仮判定データをDi-2、i−1番目の仮判定デ
ータをDi-1、i番目の仮判定データをDiとしたとき、 上記位相制御手段は、(Di-3,Di-2,Di-1,Di)が
(0,−1,0,1),(0,1,0,−1),(−
1,0,1,0),(1,0,−1,0)のいずれかの
場合に、i番目の仮判定データDiが上記繰り返しの一
部になっていると判断することを特徴とする請求項1記
載のPLL回路。 - 【請求項4】 上記入力信号は、DCフリーのコードを
パーシャルレスポンス(1,0,−1)で等化した信号
であることを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 【請求項5】 パーシャルレスポンス(1,0,−1)
の3値等化波形の入力信号に対応し、当該入力信号のク
ロック成分に同期したクロック信号を生成するPLL回
路において、入力信号とクロック信号との位相誤差を検
出する際に、 クロック信号を基準として入力信号をサンプリングする
ことにより得られるデータ列のうち、i−1番目のサン
プリングデータをBi-1、i番目のサンプリングデータ
をBiとするとともに、 入力信号をサンプリングすることにより得られたデータ
から3値のデータ列を仮判定することにより得られるデ
ータ列のうち、i−1番目の仮判定データをDi-1、i
番目の仮判定データをDiとしたとき、 仮判定されたデータ列が(0,1,0,−1)の繰り返
しを含み、i番目の仮判定データDiが上記繰り返しの
一部になっていると判断された場合には、i番目のサン
プリングデータ及び仮判定データに対応した位相誤差θ
iを0とするか、或いは位相誤差検出を行わず、 その他の場合には、i番目のサンプリングデータ及び仮
判定データに対応した位相誤差θiを下記式(1)によ
り求めること θi=Bi×Di-1−Bi-1×Di ・・・(1) を特徴とする位相誤差検出方法。 - 【請求項6】 仮判定されたデータ列のうち、i−2番
目の仮判定データをDi-2、i−1番目の仮判定データ
をDi-1、i番目の仮判定データをDiとしたとき、 (Di-2,Di-1,Di)が(−1,0,1),(1,
0,−1),(0,1,0),(0,−1,0)のいず
れかの場合に、i番目の仮判定データDiが上記繰り返
しの一部になっていると判断することを特徴とする請求
項5記載の位相誤差検出方法。 - 【請求項7】 仮判定されたデータ列のうち、i−3番
目の仮判定データをDi-3、i−2番目の仮判定データ
をDi-2、i−1番目の仮判定データをDi-1、i番目の
仮判定データをDiとしたとき、 (Di-3,Di-2,Di-1,Di)が(0,−1,0,
1),(0,1,0,−1),(−1,0,1,0),
(1,0,−1,0)のいずれかの場合に、i番目の仮
判定データDiが上記繰り返しの一部になっていると判
断することを特徴とする請求項5記載の位相誤差検出方
法。 - 【請求項8】 上記入力信号は、DCフリーのコードを
パーシャルレスポンス(1,0,−1)で等化した信号
であることを特徴とする請求項5記載の位相誤差検出方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24389999A JP4178680B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | Pll回路及び位相誤差検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24389999A JP4178680B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | Pll回路及び位相誤差検出方法 |
Publications (2)
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