JP2001068536A - 露光装置およびそれに用いられる支持部材 - Google Patents

露光装置およびそれに用いられる支持部材

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JP2001068536A
JP2001068536A JP23656899A JP23656899A JP2001068536A JP 2001068536 A JP2001068536 A JP 2001068536A JP 23656899 A JP23656899 A JP 23656899A JP 23656899 A JP23656899 A JP 23656899A JP 2001068536 A JP2001068536 A JP 2001068536A
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誠 酒巻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度で露光処理を行うことができる露光装
置およびそれに用いられる支持部材を提供すること。ま
た、上記に加えて半導体ウェハを傷つけたり、パーティ
クルを発生させることがない露光装置およびそれに用い
られる支持部材を提供すること。 【解決手段】 半導体ウェハ4を支持する支持部2と、支
持部2に支持された半導体ウェハ4に対して微細パターン
を形成するための露光処理を施す露光部3とを有する露
光装置1は、支持部2を構成する支持部材である静電チャ
ック5、XYステージ6、ステージ駆動系7の少なくとも
1つが、20〜30℃における熱膨張係数が−1×10
-6〜1×10-6/℃、ヤング率が150GPa以上、比
剛性が50GPa/g/cm3以上のセラミックスから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスを
製造する際に、表面にフォトレジスト膜が形成された半
導体ウェハに露光処理を施す露光装置、およびそれに用
いられるステージ等の支持部材に関する。
【0002】
【従来技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて、
シリコンウェハに配線を形成する際に用いられる、ウエ
ハを支持または保持するサセプタ、静電チャック、絶縁
リングなどや露光装置のXYステージ等として、アルミ
ナや窒化ケイ素が広く用いられている。
【0003】近年、半導体集積回路(LSI)などにお
ける高集積化に伴い、回路の微細化が急速に進められ、
その線幅もサブミクロンオーダーのレベルまで高精密化
しつつある。そしてシリコンウェハに高精密回路を形成
するための露光装置に対して高い精度が要求され、たと
えば露光装置のステージ用部材においては100nm
(0.1μm)以下の位置決め精度が要求され、露光の
位置合わせ誤差が製品の品質向上や歩留まり向上に大き
な影響を及ぼしているのが現状である。
【0004】半導体製造装置用部材として一般に用いら
れてきたアルミナ、窒化ケイ素などのセラミックスは、
金属に比べて熱膨張係数が小さいものの、それぞれ5×
10 -6/℃、1.5×10-6/℃程度であり、僅かな雰
囲気温度の変化で数100nm(0.1μm)の変形が
発生することになる。露光等の精密な工程ではこの変化
が大きな問題となってきており、従来のセラミックスで
は精度が十分とはいえず、生産性の低下をもたらしてい
る。
【0005】これに対して、リチウムアルミノシリケー
ト系の焼結体やマグネシウムアルミノシリケート系など
の低熱膨焼結体は、熱膨張係数が小さく、特にリチウム
アルミノシリケート系の焼結体はゼロ膨張に近い低熱膨
張性を示すため、アルミナや窒化ケイ素に比較して、上
記のような露光精度に対する問題はある程度解決され
る。
【0006】しかし露光装置のステージのように、シリ
コンウェハを載置した支持体が露光処理を施す位置まで
高速移動を伴うような場合には、移動後の支持体自体が
所定位置に停止後も振動しており、そのために、その振
動した状態で露光処理を施すと露光精度が低下するとい
う問題があった。これは、露光によって形成する配線幅
が細くなるほど顕著であり、高微細な配線回路を形成す
る上では致命的な問題となっていた。このような振動
は、部材自体の剛性が低いことによって引き起こされる
ものであることから、これらの部材に対しては高い剛性
が要求されている。
【0007】また、比重に対する部材の剛性の割合、比
剛性(剛性/比重)が小さいものは、仮に剛性が高くて
も振動の原因となったり、撓みの原因となるため好まし
くない。例えば金属材料が用いられないのは熱膨張係数
が大きいことも原因しているが、その外に比重が8前後
と大きいため剛性が大きい割には比剛性が小さいため、
自重で撓んだり、高速移動の反転時などに慣性力が大き
く振動が生じるため好ましくないためである。
【0008】リチウムアルミノシリケート系やマグネシ
ウムアルミノシリケート系の低熱膨張焼結体は、熱膨張
係数は小さいものの、アルミナや窒化ケイ素に比すと何
れもヤング率が極端に小さく剛性が低く、また比剛性も
低いため露光装置の支持部材として用いることはできな
かった。
【0009】また、半導体製造工程における不良原因と
して、上述の熱膨張係数、ヤング率、比剛性の他にチャ
ックによるシリコンウェハ吸着時の摩擦によるウェハの
傷つき、パーティクル発生の問題がある。
【0010】低熱膨張焼結体は硬度が低いためにこのよ
うな問題は無いが、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素
などはシリコンのビッカース硬度9GPaに対し15〜
25GPaと非常に高いため、シリコンウェハを傷つけ
る、パーティクルを発生させるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、高精度で露光処理を行う
ことができる露光装置およびそれに用いられる支持部材
を提供することを目的とする。また、上記に加えて半導
体ウェハを傷つけたり、パーティクルを発生させること
がない露光装置およびそれに用いられる支持部材を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
課題を解決すべく検討を重ねた結果、移動−停止を伴う
支持部材を、熱膨張係数、剛性、および比剛性が特定の
範囲のセラミックスで構成することにより、従来にない
極めて高精度の露光装置が得られることを見出した。ま
た、さらに支持部材を構成するセラミックスの硬度を適
切に調整することにより、半導体ウェハを傷つけたり、
パーティクルの発生を防止することができることを見出
した。そして、このような特性を実現するためには、特
定のセラミックスの組み合わせが有効であることを見出
した。本発明はこのような知見に基づいて完成されたも
のであり、以下の(1)〜(8)を提供するものであ
る。
【0013】(1) 半導体ウェハを支持する支持部
と、支持部に支持された半導体ウェハに対して微細パタ
ーンを形成するための露光処理を施す露光部とを有する
露光装置であって、前記支持部を構成する支持部材の少
なくとも1つが、20〜30℃における熱膨張係数が−
1×10-6〜1×10-6/℃、ヤング率が150GPa
以上、比剛性が50GPa/g/cm3以上のセラミッ
クスからなることを特徴とする露光装置。
【0014】(2) 上記(1)において、前記セラミ
ックスは、ビッカース硬度が9GPa以下であること特
徴とする露光装置。
【0015】(3) 上記(1)または(2)におい
て、前記セラミックスが、リチウムアルミノシリケー
ト、コーディエライト、アルミナスキータイト、チタン
酸アルミニウム、りん酸ジルコニルから選ばれる少なく
とも1種と、炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイアロン、ア
ルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウムから選ばれる少
なくとも1種とからなることを特徴とする露光装置。
【0016】(4) 上記(3)において、前記リチウ
ムアルミノシリケートがユークリプタイトまたはスポジ
ューメンであることを特徴とする露光装置。
【0017】(5) 半導体ウェハに対して微細パター
ンを形成するための露光装置において半導体ウェハの支
持に用いられる支持部材であって、20〜30℃におけ
る熱膨張係数が−1×10-6〜1×10-6/℃、ヤング
率が150GPa以上、比剛性が50GPa/g/cm
3以上のセラミックスからなることを特徴とする支持部
材。
【0018】(6) 上記(5)において、前記セラミ
ックスは、ビッカース硬度が9GPa以下であること特
徴とする支持部材。
【0019】(7) 上記(5)または(6)におい
て、前記セラミックスが、リチウムアルミノシリケー
ト、コーディエライト、アルミナスキータイト、チタン
酸アルミニウム、りん酸ジルコニルから選ばれる少なく
とも1種と、炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイアロン、ア
ルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウムから選ばれる少
なくとも1種とからなることを特徴とする支持部材。
【0020】(8) 上記(7)において、前記リチウ
ムアルミノシリケートがユークリプタイトまたはスポジ
ューメンであることを特徴とする支持部材。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明に係る露光装置は、表面にフォトレジス
ト膜が形成された半導体ウェハに露光処理を施すもので
ある。図1に示すように、露光装置1は、半導体ウェハ
4を支持する支持部2と、支持部2に支持された半導体
ウェハ4に対して微細パターンを形成するための露光処
理を施す露光部3とを有する。
【0022】支持部2は、半導体ウェハ4を吸着する静
電チャック5、静電チャックが載置されたXYステージ
6、およびステージ6を駆動するステージ駆動系7を有
している。
【0023】本発明では、支持部2を構成する静電チャ
ック5、XYステージ6、おおびステージ駆動系7が支
持部材として機能し、このような支持部材の少なくとも
1つが、20〜30℃における熱膨張係数が−1×10
-6〜1×10-6/℃、ヤング率が150GPa以上、比
剛性が50GPa/g/cm3以上のセラミックスから
なる。
【0024】半導体露光装置において半導体ウェハを支
持するために用いる支持部材、特に静電チャック、ステ
ージ、あるいはステージを高速移動するための駆動系に
おける各種構造部品等は、露光を高精度に行う観点か
ら、露光時における雰囲気の温度に対する変形や歪みが
極力小さいことが必要である。そのために、20〜30
℃における熱膨張係数が−1×10-6〜1×10-6
℃、特に好ましくは−0.5×10-6〜0.5×10-6
/℃のセラミックスで構成する。
【0025】熱膨張係数が1×10-6/℃よりも大き
い、あるいは−1×10-6/℃よりも小さいと、僅かな
雰囲気温度の変化で100nm以上の変形が生じる結
果、半導体ウェハの位置ずれにより高精密な露光処理に
ずれが生じ、露光精度を低下させてしまう。なお、熱膨
張係数の温度範囲は、室温で露光処理される場合には、
20〜25℃の温度範囲で上記の熱膨張係数を有すれば
よい。
【0026】また、本発明においては、上記の熱膨張係
数に加え、ヤング率が150GPa以上で比剛性50G
Pa/g/cm3以上であることが必要である。ヤング
率が150GPaよりも低いと、半導体ウェハを載置し
て露光位置まで高速移動し、停止した時に、移動に伴う
振動が大きく、その結果、露光処理時の露光位置にずれ
が生じ、露光精度を低下させてしまう。露光精度を考慮
すれば200GPa以上が望ましく、さらに望ましくは
230GPa以上である。また、比剛性が50GPa/
g/cm3未満であると、やはり振動を有効に防止する
ことが困難となり、露光精度が低下する。より好ましく
は70GPa/g/cm3以上、特に好ましくは90G
Pa/g/cm3である。
【0027】ヤング率および比剛性のいずれが上記値よ
りも低くても露光精度が低くなる。これらを同時に満た
すことにより初めて露光装置の支持部材として好適な高
い精度を得ることができる。
【0028】また、本発明に係る露光装置の支持部材
は、代表的な半導体ウェハであるシリコンウェハの傷つ
き、パーティクル発生を避ける観点から、シリコンのビ
ッカース硬度9GPa以下であることが好ましい。すな
わち、9GPaを大きく超えると、シリコンウェハを傷
つけ、パーティクルを発生させるため好ましくない。た
だし、極端に部材の硬度が低いものは、部材からパーテ
ィクルが発生する要因となるためやはり好ましくない。
硬度のより望ましい範囲は5〜9GPaであり、特に望
ましくは7〜9GPaである。
【0029】上述のような低熱膨張、高剛性(高ヤング
率)、高比剛性セラミックス、またはこれに加えて上述
のような好ましい硬度を有するセラミックスとしては、
ユークリプタイト、スポジューメン、ペタライト、β石
英固溶体等のリチウムアルミノシリケート、コーディエ
ライト、アルミナスキータイト、チタン酸アルミニウ
ム、りん酸ジルコニルなどから選ばれる少なくとも1種
の低熱膨張セラミックスと、炭化ケイ素、窒化ケイ素、
サイアロン、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウム
から選ばれる少なくとも1種の高ヤング率セラミックス
とからなるものが好ましい。
【0030】低熱膨張の観点からはリチウムアルミノシ
リケートのうちユークリプタイトやスポジューメンが好
ましい。また、低熱膨張係数の材料でより好ましいのは
マイナスの熱膨張を示すものであり、このような材料と
して例えばユークリプタイトなどを挙げることができ
る。上記低熱膨張セラミックスを用いることで僅かな量
で複合セラミックス全体の熱膨張係数を低下させること
が可能となり、したがって、ヤング率の低下を招かずに
熱膨張係数の低下を図ることができる。
【0031】また、複数の材料を組合せて用いることも
可能であり、例えば、ユークリプタイトとコーディエラ
イトを組合せて使用することができる。コーディエライ
トはユークリプタイトに比し熱膨張係数は大きいものの
ヤング率がユークリプタイトよりは大きいため、ヤング
率が優先される場合に好ましく使用することができる。
【0032】一方、炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイアロ
ン、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウムなどから
選ばれる高ヤング率セラミッククスの中では、特に高ヤ
ング率および高比剛性の両面から炭化ケイ素が、高ヤン
グ率の点からアルミナが、ヤング率が比較的大きくこれ
らの中では熱膨張係数が小さいという観点で窒化ケイ素
およびサイアロンが好ましい。
【0033】以上の組合せにより、熱膨張係数を小さく
保持したまま、ヤング率を150GPa以上、比剛性を
50GPa/g/cm3以上とすることができ、さらに
はこれに加えてビッカース硬度を9GPa以下とするこ
とができる。
【0034】
【実施例】市販のユークリプタイト粉末(丸ス釉薬)を
成形し、1380℃で焼成することで直径50mm、板
厚4mmのセラミックス焼結体を得た。このセラミック
ス焼結体から3×4×15mmの試料を取り出し、0〜
100℃の範囲で熱膨張係数を測定した(リガク社TA
S100:示差型熱膨脹計)。測定精度上、測定治具は
全て石英を使用した。表1に示すように、この試料の2
2〜23℃における熱膨張係数は−2.5×10−6
℃であった。
【0035】また、超音波パルス法により室温でのヤン
グ率を測定し、比剛性を計算したところ、ヤング率10
0GPa、比剛性36と何れも低い値を示した。さら
に、ビッカース硬度を測定したところ、3.5GPaで
あった(試料No.1)。
【0036】このセラミックス焼結体を用いてセラミッ
ク板を作製し、これを露光装置のXYステージ基板とし
て用いてX線露光によるマーキング位置の精度を測定し
た。この測定の際の雰囲気は22〜23℃の恒温雰囲気
とした。
【0037】また、振動特性については、内部摩擦測定
装置を用い、棒状試料の一端を固定し他端にねじり振動
を与え、その振動が停止するまでの所要時間を測定して
把握した。
【0038】さらに摩耗特性をピンオンディスク試験に
より評価した。すなわち、上記セラミックスをφ2×2
0mmのピン形状に加工し、荷重5kgfでシリコンウ
ェハ上に押し付け、回転させることでピンとウェハを摺
動させ、摺動距離が1kmに達した段階で停止し、摺動
前後のウェハの重量測定から摩耗量を評価した。
【0039】これらの評価の結果、本試料は、露光精度
および振動停止時間が不十分であることが確認された。
【0040】次に、炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ
のそれぞれの粉末を用い、成形体を表1の条件で焼成し
セラミックス焼結体を得た。そして、同様に熱膨張係数
およびヤング率を測定した結果、表1に示すように、何
れの試料もヤング率は大きいものの、熱膨張係数もまた
大きいものであった(試料No.2〜4)。またビッカ
ース硬度が大きいためにウェハの摩耗量も大きかった。
【0041】次に、試料1のユークリプタイト粉末に試
料2〜4の炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナの粉末を
表1に示す割合で添加し、ボールミルで24時間混合し
た後、1ton/cm2の圧力で金型成形した。そし
て、その成形体を表1の条件で焼成し試料とした(試料
No.5〜7)。
【0042】これらの試料について、同様に熱膨張係
数、ヤング率、ビッカース硬度を測定し、かつ比剛性を
算出した結果、表1に示すように、ユークリプタイト焼
結体である試料No.1に比し、ヤング率、比剛性は何れ
も大幅に増大し、かつ熱膨張係数も試料No.2〜4に
比し十分に小さかった。これらについて露光装置のXY
ステージを作製し、上述のような試験を行った結果、表
1に示すように、X線露光によるマーキング位置の精
度、振動特性が良好であり、さらにはほとんどウェハの
摩耗が認められなかった。したがって、露光装置のXY
ステージとして優れた特性を有することが確認された。
【0043】次に、低熱膨張材料として、天然のαスポ
ジューメンを焼成して得たβスポジューメンを用いた
(試料No.8)。この試料は、熱膨張係数は0.05
×10 −6/℃と小さいものの、ヤング率、比剛性がと
もに小さかった(試料No.8)。したがって、これに
よって作製したXYステージは振動特性が悪かった。
【0044】試料No.9はこのスポジューメンと炭化
ケイ素とを混合して焼成したものである。また、試料N
o.10はスポジューメンと試料No.1のユークリプ
タイトをそれぞれ50重量%ずつ混合した粉と炭化ケイ
素とを混合し、焼成したものである。
【0045】試料No.9、10について、22〜23
℃での熱膨張係数、室温でのヤング率を測定した結果、
表1に示すように、スポジューメン焼結体である試料N
o.8に比し、ヤング率は何れも大幅に増大し、かつ熱
膨張係数も低い値を維持していた。またこれらの材料に
より露光装置のXYステージを作製して上述の試験を行
った結果、表1に示すように、マーキング位置の精度、
振動特性、および摩耗特性のいずれもが良好であり、露
光装置のXYステージとして優れた特性を有することが
確認された。
【0046】試料No.11はコーディエライト粉末を
成形し、焼成した場合である。この試料は熱膨張係数は
0.1×10−6/℃と小さいもののヤング率も120
GPaと小さかった。したがって、これによって作製し
たXYステージは振動特性が悪かった。
【0047】試料No.12はこのコーディエライトと
炭化ケイ素とを混合し、成形し、焼成したものである。
また、試料No.13はコーディエライトと試料No.
8のスポジューメンとをそれぞれ50重量%ずつ混合し
たものと窒化ケイ素とを混合し、成形し、焼成したもの
である。
【0048】試料No.12、13について、22〜2
3℃での熱膨張係数、室温でのヤング率を測定した結
果、表1に示すように、コーディエライト焼結体である
試料No.11に比し、ヤング率は何れも大幅に増大
し、かつ熱膨張係数も低い値を維持していた。またこれ
らの材料により露光装置のXYステージを作製して上述
の試験を行った結果、マーキング位置の精度、振動特
性、および摩耗特性のいずれもが良好であり、露光装置
のXYステージとして優れた特性を有することが確認さ
れた。
【0049】試料No14、15は、試料No.1のユ
ークリプタイトに対してそれぞれ表1の割合で炭化ケイ
素および窒化ケイ素を添加したものであるが、前者では
熱膨張係数が本発明の範囲から外れ、後者ではヤング率
が本発明の範囲から外れた場合である。これらについて
XYステージを作製して試験を行った結果、不十分な特
性であった。
【0050】次に、以下の手順により低熱膨張係数のユ
ークリプタイトを以下の手順で合成した。まず、酸化物
に換算してLiO:11.36重量%、SiO:4
5.45重量%、Al:38.64重量%、Ti
:4.55重量%になるように、炭酸リチウム(試
薬1級)、無水珪酸(同前)、酸化チタン(同前)、ア
ルミナ(住友アルミニウム精錬A−HPS30)を用い
調合原料を作製し、これを白金坩堝に入れて1600℃
で100分溶融した。次いで、溶融液を水中に入れて急
冷し、乾燥後、ポットミルで粉砕し、この粉末に結合剤
として5重量%のパラフィンを加え、型に入れ1トン/
cmで成形した。得られた成形体を室温から750℃
まで12.5℃/minで加熱し、2時間保持後、85
0℃まで10℃/minで加熱し2時間保持し、その後
室温まで炉冷し直径50mm、板厚4mmのセラミック
ス焼結体を得た。このセラミックス焼結体の結晶相はβ
ユークリプタイトであった。
【0051】表1に示すように、このセラミックス焼結
体の22〜23℃での熱膨張係数は−10×10−6
℃であり、ヤング率100GPa、比剛性36と低い値
を示した(試料16)。したがって、これによって作製
したXYステージは、精度および振動特性が悪かった。
【0052】次に、試料No.16のユークリプタイト
粉末に炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナの粉末を表1
に示す割合で添加し、表1の条件で焼成し試料とした
(試料No.17〜19)。
【0053】これらは、表1に示すように、ユークリプ
タイト焼結体である試料No.16に比し、ヤング率、
比剛性は何れの試料も大幅に増大し、かつ熱膨張係数も
十分に小さい値となった。特に、試料No.18,19
は、熱膨張係数αが0に近くなり特に好ましい特性を有
していた。またこれらの材料により露光装置のXYステ
ージを作製して上述の試験を行った結果、表1に示すよ
うに、マーキング位置の精度、振動特性、および摩耗特
性のいずれもが良好であり、露光装置のXYステージと
して優れた特性を有することが確認された。
【0054】以上、表1の結果から明らかなように、熱
膨張係数が−1×10-6〜1×10 -6/℃、ヤング率が
150GPa以上、比剛性が50GPa/g/cm3以上の
セラミックスで露光装置の支持部材の一つであるXYス
テージを構成することにより、露光精度が100nm以
下で振動停止も早いことが確認された。これに対し、熱
膨張係数が1×10-6/℃を越える、あるいは−1×1
−6/℃より小さい試料や、アルミナセラミックス、
窒化ケイ素セラミックス、炭化ケイ素セラミックスは、
露光精度が100nmを越え、精度の低いものであっ
た。
【0055】また、基板の振動の停止時間は、ヤング率
が150GPaよりも小さく、比剛性が50GPa/g
/cm3よりも小さい試料では、20秒よりも長い時間
を要するのに対して、ヤング率が150GPa以上、比
剛性が50GPa/g/cm 3と高くなるに従い、振動
停止までの時間が短縮されることが確認された。また、
ヤング率が150GPaを超えても比剛性が小さければ
停止時間は大きくなり、振動特性を良好とするために
は、高ヤング率と高比剛性の両方を満たす必要があるこ
とが確認された。
【0056】また、ビッカース硬度の大きい炭化ケイ
素、アルミナ、窒化ケイ素においては、シリコンウェー
ハーの摩耗が極端に多いのに対し、ビッカース硬度9G
Pa以下のものではウェハの摩耗が殆ど認められないこ
とが確認された。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体露光装置におけるステージなどの支持部材とし
て、所定の低熱膨張特性を有し、かつ高ヤング率、高比
剛性のセラミックスを用いるので、静的な露光精度を高
めることができるとともに、XYステージなどのよう
に、露光位置まで高速移動するような部材において、そ
の移動後の振動を抑制することができ、振動による露光
のずれを抑制することができる。したがって、極めて高
精度の露光処理を行うことができる。また、さらに硬度
を所定の値以下にすることにより、シリコンウェハに傷
がつくことや、パーティクルの発生を抑制することがで
き、LSIなどの半導体素子の高い信頼性を維持しつつ
量産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る露光装置を示す模式
図。
【符号の説明】
1;露光装置 2;支持部 3;露光部 4;半導体ウェハ 5;静電チャック 6;XYステージ 7;ステージ駆動系
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月16日(2000.5.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記リチウムアルミノシリケートがユー
クリプタイトまたはスポジューメンであることを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の露光装置。
【請求項】 半導体ウェハに対して微細パターンを形
成するための露光装置において半導体ウェハの支持に用
いる支持部材であって、 20〜30℃における熱膨張係数が−1×10-6〜1×
10-6/℃、ヤング率が150GPa以上、比剛性が5
0GPa/g/cm3以上であり、かつリチウムアルミ
ノシリケート、コーディエライト、アルミナスキータイ
ト、チタン酸アルミニウム、りん酸ジルコニルから選ば
れる少なくとも1種と、炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイ
アロン、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウムから
選ばれる少なくとも1種とからなるセラミックス(コー
ディエライトと窒化ケイ素および炭化ケイ素の少なくと
も1種との組み合わせを除く)で構成されていることを
特徴とする支持部材。
【請求項】 前記セラミックスは、ビッカース硬度が
9GPa以下であること特徴とする請求項4に記載の支
持部材。
【請求項】 前記リチウムアルミノシリケートがユー
クリプタイトまたはスポジューメンであることを特徴と
する請求項4または請求項5に記載の支持部材。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく検討を重ねた結果、移動−停止を伴う支持
部材を、熱膨張係数、剛性、および比剛性が特定の範囲
のセラミックスで構成することにより、従来にない極め
て高精度の露光装置が得られることを見出した。また、
さらに支持部材を構成するセラミックスの硬度を適切に
調整することにより、半導体ウェハを傷つけたり、パー
ティクルの発生を防止することができることを見出し
た。そして、このような特性を実現するためには、特定
のセラミックスの組み合わせが有効であることを見出し
た。本発明はこのような知見に基づいて完成されたもの
であり、以下の(1)〜()を提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(1) 半導体ウェハを支持する支持部
と、支持部に支持された半導体ウェハに対して微細パタ
ーンを形成するための露光処理を施す露光部とを有する
露光装置であって、前記支持部を構成する支持部材の少
なくとも1つが、20〜30℃における熱膨張係数が−
1×10-6 〜1×10-6/℃、ヤング率が150GP
a以上、比剛性が50GPa/g/cm3以上であり
かつリチウムアルミノシリケート、コーディエライト、
アルミナスキータイト、チタン酸アルミニウム、りん酸
ジルコニルから選ばれる少なくとも1種と、炭化ケイ
素、窒化ケイ素、サイアロン、アルミナ、ジルコニア、
窒化アルミニウムから選ばれる少なくとも1種とからな
るセラミックス(コーディエライトと窒化ケイ素および
炭化ケイ素の少なくとも1種との組み合わせを除く)で
構成されていることを特徴とする露光装置。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】() 上記(1)または(2)におい
て、前記リチウムアルミノシリケートがユークリプタイ
トまたはスポジューメンであることを特徴とする露光装
置。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】() 半導体ウェハに対して微細パター
ンを形成するための露光装置において半導体ウェハの支
持に用いる支持部材であって、20〜30℃における熱
膨張係数が−1×10-6〜1×10-6/℃、ヤング率が
150GPa以上、比剛性が50GPa/g/cm3
上であり、かつリチウムアルミノシリケート、コーディ
エライト、アルミナスキータイト、チタン酸アルミニウ
ム、りん酸ジルコニルから選ばれる少なくとも1種と、
炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイアロン、アルミナ、ジル
コニア、窒化アルミニウムから選ばれる少なくとも1種
とからなるセラミックス(コーディエライトと窒化ケイ
素および炭化ケイ素の少なくとも1種との組み合わせを
除く)で構成されていることを特徴とする支持部材。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】() 上記()において、前記セラミ
ックスは、ビッカース硬度が9GPa以下であること特
徴とする支持部材。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】() 上記(4)または(5)におい
て、前記リチウムアルミノシリケートがユークリプタイ
トまたはスポジューメンであることを特徴とする支持部
材。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】上述のような低熱膨張、高剛性(高ヤング
率)、高比剛性セラミックス、またはこれに加えて上述
のような好ましい硬度を有するセラミックスとしては、
ユークリプタイト、スポジューメン、ペタライト、β石
英固溶体等のリチウムアルミノシリケート、コーディエ
ライト、アルミナスキータイト、チタン酸アルミニウ
ム、りん酸ジルコニルなどから選ばれる少なくとも1種
の低熱膨張セラミックスと、炭化ケイ素、窒化ケイ素、
サイアロン、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウム
から選ばれる少なくとも1種の高ヤング率セラミックス
とからなるもの(コーディエライトと窒化ケイ素および
炭化ケイ素の少なくとも1種との組み合わせを除く)
好ましい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】試料No.12はコーディエライトと試料
No.8のスポジューメンとをそれぞれ50重量%ずつ
混合したものと窒化ケイ素とを混合し、成形し、焼成し
たものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】試料No.12について、22〜23℃で
の熱膨張係数、室温でのヤング率を測定した結果、表1
に示すように、コーディエライト焼結体である試料N
o.11に比し、ヤング率は大幅に増大し、かつ熱膨張
係数も低い値を維持していた。またこの材料により露光
装置のXYステージを作製して上述の試験を行った結
果、マーキング位置の精度、振動特性、および摩耗特性
のいずれもが良好であり、露光装置のXYステージとし
て優れた特性を有することが確認された。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】試料No.1314は、試料No.1の
ユークリプタイトに対してそれぞれ表1の割合で炭化ケ
イ素および窒化ケイ素を添加したものであるが、前者で
は熱膨張係数が本発明の範囲から外れ、後者ではヤング
率が本発明の範囲から外れた場合である。これらについ
てXYステージを作製して試験を行った結果、不十分な
特性であった。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】表1に示すように、このセラミックス焼結
体の22〜23℃での熱膨張係数は−10×10-6/℃
であり、ヤング率100GPa、比剛性36GPa/g
/cm3 と低い値を示した(試料No.15)。したが
って、これによって作製したXYステージは、精度およ
び振動特性が悪かった。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】次に、試料No.15のユークリプタイト
粉末に炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナの粉末を表1
に示す割合で添加し、表1の条件で焼成し試料とした
(試料No.1618)。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】これらは、表1に示すように、ユークリプ
タイト焼結体である試料No.15に比し、ヤング率、
比剛性は何れの試料も大幅に増大し、かつ熱膨張係数も
十分に小さい値となった。特に、試料No.1718
は、熱膨張係数αが0に近くなり特に好ましい特性を有
していた。またこれらの材料により露光装置のXYステ
ージを作製して上述の試験を行った結果、表1に示すよ
うに、マーキング位置の精度、振動特性、および摩耗特
性のいずれもが良好であり、露光装置のXYステージと
して優れた特性を有することが確認された。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA02 AA16 AA17 AA36 AA37 AA41 AA47 AA51 AA52 BA14 BA18 BA24 HA16 HA18 HA25 5F031 CA02 HA02 HA16 MA27 PA26 5F046 CC01 CC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハを支持する支持部と、支持
    部に支持された半導体ウェハに対して微細パターンを形
    成するための露光処理を施す露光部とを有する露光装置
    であって、 前記支持部を構成する支持部材の少なくとも1つが、2
    0〜30℃における熱膨張係数が−1×10-6〜1×1
    -6/℃、ヤング率が150GPa以上、比剛性が50
    GPa/g/cm3以上のセラミックスからなることを
    特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記セラミックスは、ビッカース硬度が
    9GPa以下であること特徴とする請求項1に記載の露
    光装置。
  3. 【請求項3】 前記セラミックスが、リチウムアルミノ
    シリケート、コーディエライト、アルミナスキータイ
    ト、チタン酸アルミニウム、りん酸ジルコニルから選ば
    れる少なくとも1種と、炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイ
    アロン、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウムから
    選ばれる少なくとも1種とからなることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記リチウムアルミノシリケートがユー
    クリプタイトまたはスポジューメンであることを特徴と
    する請求項3に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 半導体ウェハに対して微細パターンを形
    成するための露光装置において半導体ウェハの支持に用
    いる支持部材であって、20〜30℃における熱膨張係
    数が−1×10-6〜1×10-6/℃、ヤング率が150
    GPa以上、比剛性が50GPa/g/cm3以上のセ
    ラミックスからなることを特徴とする支持部材。
  6. 【請求項6】 前記セラミックスは、ビッカース硬度が
    9GPa以下であること特徴とする請求項5に記載の支
    持部材。
  7. 【請求項7】 前記セラミックスが、リチウムアルミノ
    シリケート、コーディエライト、アルミナスキータイ
    ト、チタン酸アルミニウム、りん酸ジルコニルから選ば
    れる少なくとも1種と、炭化ケイ素、窒化ケイ素、サイ
    アロン、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミニウムから
    選ばれる少なくとも1種とからなることを特徴とする請
    求項5または請求項6に記載の支持部材。
  8. 【請求項8】 前記リチウムアルミノシリケートがユー
    クリプタイトまたはスポジューメンであることを特徴と
    する請求項7に記載の支持部材。
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