JP2001064152A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2001064152A
JP2001064152A JP26186599A JP26186599A JP2001064152A JP 2001064152 A JP2001064152 A JP 2001064152A JP 26186599 A JP26186599 A JP 26186599A JP 26186599 A JP26186599 A JP 26186599A JP 2001064152 A JP2001064152 A JP 2001064152A
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skin
weight
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moisturizing effect
water
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JP26186599A
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Misaki Ishida
実咲 石田
Saori Satou
さおり 佐藤
Shinji Hayashi
伸二 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、保
湿効果の持続性および水洗い後の保湿効果に優れ、肌荒
れ改善効果に優れるとともに肌にはりを与え、経時安定
性にも優れる皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 a.式(I)で示される化合物と(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを重量比で95/5〜
10/90として60〜100重量%含有する単量体を
重合してなるポリマー0.001〜10重量%、b.酸
性ムコ多糖類0.001〜3重量%およびc.多価アル
コールまたはその部分エステル化合物0.1〜30重量
%含有することを特徴とする皮膚化粧料。 【化1】 (R1は水素原子またはメチル基、R2、R3およびR4
炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧水、乳液、クリ
ーム、パック等の皮膚用の化粧料に関し、さらに詳しく
は使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、保湿効果の
持続性および水洗い後の保湿効果に優れ、肌荒れ改善効
果に優れるとともに肌にはりを与え、経時安定性にも優
れる皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、人の皮膚表面は皮脂膜に覆われて
いて水分の蒸散が適度に抑制されている。そして、皮膚
の水分を適切な範囲に保つことは皮膚の健康の面から見
て非常に大切なことであり、水分が不足すると肌荒れ等
を生じやすくなる。洗顔や入浴を行うと一時的に皮脂膜
が取り除かれてしまい肌の水分が失われやすくなること
から化粧水、乳液、クリーム、美容液等の保湿化粧料を
使用して水分を補う必要がある。ここで、一般に化粧料
には保湿剤としてグリセリン、1,3−ブチレングリコ
ール、ソルビトール等の多価アルコールやピロリドンカ
ルボン酸塩等が配合されているが、これらは高湿度下に
おける水分保持力には優れているものの低湿度下におけ
る水分保持力に難があり、保湿効果の持続性が保てなか
った。
【0003】そこで近年、低湿度下での水分保持力の高
い保湿成分としてキチン、キトサンおよびそれらの誘導
体、蛋白加水分解物、ヒアルロン酸等の酸性ムコ多糖
類、植物抽出物等様々な物質が研究されている。しか
し、これらはその高い保湿力から不快なべたつきを有し
ているだけでなく、一般に水溶性であることから使用後
に水洗い等をすると簡単に流れ落ちてしまい、再度使用
しないと保湿効果は得られなかった。中でもヒアルロン
酸は皮膚繊維芽細胞中で産生される非常に保湿作用の高
い物質であり、肌の老化とともに皮膚中の存在量が減少
することが確認されていることから特に注目されている
物質である。しかし、化粧料に使用するとその高い保湿
力から不快なべたつきを有しているだけでなく、肌には
りを与える効果は弱かった。
【0004】酸性ムコ多糖類を配合した皮膚化粧料とし
ては特開昭57−185208号公報、特開昭61−1
71405号公報、特開昭63−230614号公報、
特開平3−190808号公報記載の化粧料等がある。
しかし、これらの化粧料は使用時に不快なべたつきを有
し、しかも肌にはりを与える効果は弱かった。そこで、
べたつきを改善したものとしてムコ多糖類とトレハロー
スとを組み合わせた特開平6−122621号公報記載
の皮膚外用剤やムコ多糖類と2−メタクリロイルオキシ
エチルホスホリルコリン(以下MPCと称する)のホモ
ポリマーとを組み合わせた特開平9−52848号公報
記載の皮膚外用剤があるが、これらは肌にはりを与える
効果が弱く、しかも使用後に水洗い等をした場合には再
度使用しないと保湿効果が無くなっていた。
【0005】一方、MPCは生体膜の主成分であるリン
脂質(ホスファチジルコリン)の極性基と同一の構造を
有するモノマーであり、そのホモポリマーおよび他の疎
水性モノマーや親水性モノマーとのコポリマーは高い保
湿作用と被膜形成能を有することが報告されている。し
かし、これらのMPC含有ポリマーは高い保湿作用と被
膜形成能を有することから皮膚に塗布すると水分の蒸散
とともに引っかかりを生じてのびが悪くなるという欠点
があった。MPC含有ポリマーを使用した化粧料として
は特開平5−70321号公報、特開平6−15726
9号公報、特開平6−157270号公報、特開平6−
157271号公報等に記載の化粧料があるが、いずれ
も使用時ののびが悪いだけでなく、肌にはりを与える効
果が弱く、また肌荒れを生じた後の改善効果も弱かっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、保湿効
果の持続性および水洗い後の保湿効果に優れ、肌荒れ改
善効果に優れるとともに肌にはりを与え、経時安定性に
も優れる皮膚化粧料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、a.
式(I)で示される化合物と(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを95/5〜10/90として60〜100
重量%含有する単量体を重合してなるポリマー0.00
1〜10重量%、b.酸性ムコ多糖類0.001〜3重
量%、c.多価アルコールまたはその部分エステル化合
物0.1〜30重量%含有することを特徴とする皮膚化
粧料である。
【0008】
【化2】
【0009】(R1は水素原子またはメチル基、R2、R
3およびR4は炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4で
ある。)
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる式(I)で示
される化合物において、R1は水素原子またはメチル基
であり、R2、R3およびR4は炭素数1〜8のアルキル
基であり、nは2〜4である。その中でも好ましくは式
(II)で示される2−メタクリロイルオキシエチルホ
スホリルコリン(MPC)である。
【0011】
【化3】
【0012】本発明に用いられるポリマーは式(I)で
示される化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエステル
を重量比で95/5〜10/90として含有し、好まし
くは93/7〜20/80、更に好ましくは90/10
〜40/60として含有するポリマー(以下PCポリマ
ーと称する)である。そして、PCポリマー中の式
(I)で示される化合物と(メタ)アクリル酸アルキル
エステルの量は合わせて60〜100重量%であり、好
ましくは70〜100重量%、更に好ましくは80〜1
00重量%である。式(I)で示される化合物と(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルの重量比が95/5よ
り大きいと、水洗い後の保湿効果が悪くなる。式(I)
で示される化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルの重量比が10/90より少ないか、またはPCポリ
マー中の式(I)で示される化合物と(メタ)アクリル
酸アルキルエステルの量が合わせて60重量%より少な
いと、保湿効果の持続性、水洗い後の保湿効果および肌
荒れ改善効果が悪くなる。PCポリマーの重量平均分子
量は10,000〜10,000,000が好ましく、
更に好ましくは50,000〜5,000,000であ
る。
【0013】式(I)で示される化合物および(メタ)
アクリル酸アルキルエステルが100重量%とならない
場合は、式(I)で示される化合物および(メタ)アク
リル酸アルキルエステルと他の単量体を共重合すること
ができる。式(I)で示される化合物および(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと共重合性を有する他の単量
体は付加重合可能な二重結合を有する化合物であり、本
発明の効果を損なわないものであればよく、例えばエチ
レン、プロピレン、ブテン、イソブテン、スチレン等の
オレフィン性炭化水素及びそれらの異性化オレフィン、
多量化オレフィン、またはこれらに各種誘導体を導入し
たオレフィン性化合物;アクリル酸、メタクリル酸、ビ
ニル酢酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸等のエチレン性不飽和カルボン酸及びそれらの多量
体、無水物、炭素数1〜6の1価アルコール以外のアル
コールとのエステル、またはこれらに各種誘導体を導入
したエチレン性不飽和カルボン酸誘導体;ビニルアルコ
ール及びこれと各種カルボン酸とのエステル、各種アル
コールとのエーテル、またはこれらに各種誘導基を導入
したエチレン性不飽和カルボン酸誘導体、ビニルアルコ
ール及びこれらに各種カルボン酸とのエステル、各種ア
ルコールとのエーテル、またはこれらに各種誘導基を導
入したビニルアルコール誘導体等が挙げられる。
【0014】(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構
成するアルコールはメチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブ
チルアルコールなどの炭素数1〜18のアルコールであ
り、好ましくは炭素数2〜12のアルコール、更に好ま
しくは炭素数3〜4のアルコールである。
【0015】一方、本発明に用いられる酸性ムコ多糖類
としては例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デ
ルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパリン等の酸性ムコ多
糖類およびそれらと無機または有機のアルカリにより形
成される塩であり、好ましくはヒアルロン酸、コンドロ
イチン硫酸およびそれらの塩であり、更に好ましくはヒ
アルロン酸およびその塩である。
【0016】本発明に用いられるc.成分は、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセ
リン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ソルビトール等の多価アルコールまたはそれら
多価アルコールの酢酸、硫酸、燐酸、脂肪酸等の部分エ
ステル化合物であり、好ましくは多価アルコールまたは
その脂肪酸の部分エステル化合物である。
【0017】本発明のa.成分であるPCポリマーは組
成物全量中に0.001〜10重量%であり、好ましく
は0.005〜7重量%、更に好ましくは0.01〜5
重量%である。0.001重量%未満では肌にはりを与
える効果が弱くなるとともに水洗いした後の保湿性が弱
くなり、10重量%を超えるとぬめりやべたつきを有し
て感触が悪くなる。
【0018】b.成分である酸性ムコ多糖類は組成物全
量中に0.001〜3重量%であり、好ましくは0.0
03〜2.5重量%、更に好ましくは0.005〜2重
量%である。0.001重量%未満では肌荒れ改善効
果、保湿効果の持続性が弱く、3重量%を超えるとべた
つきを伴うだけでなく増粘等を生じて配合が困難にな
る。
【0019】本発明のc.成分である多価アルコールま
たはその部分エステル化合物は組成物全量中に0.1〜
30重量%であり、好ましくは0.5〜25重量%、更
に好ましくは1〜20重量%である。0.1重量%未満
では肌にはりを与える効果が弱くなり、30重量%を超
えると使用時ののびが悪くなる。
【0020】なお、本発明の皮膚化粧料には、化粧料に
常用されている添加剤を本発明の性能を損なわない範囲
で配合することも可能である。例えばエタノール、イソ
プロピルアルコール等の低級アルコール、流動パラフィ
ン、流動イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、固形
パラフィン等の炭化水素系油、牛脂、豚脂、魚油等の天
然油脂、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル等の合成
トリグリセライド、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸
エチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルド
デシル等のエステル油、ミツロウ、カルナバロウ等のロ
ウ、直鎖および環状のジメチルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチ
ルポリシロキサン等のシリコーン誘導体、セラミド、コ
レステロール、蛋白誘導体、ラノリン、ラノリン誘導
体、レシチン等の油性基剤、せっけん、アシルメチルタ
ウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等の陰イオン
性界面活性剤、アミドアミノ酸塩、アミドプロピルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、アルキルポリグルコシ
ド、アルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、塩
化アルキルトリメチルアンモニウム等の陽イオン性界面
活性剤、アルキルジメチルアミンオキシド等の半極性界
面活性剤、アルギン酸、カルボキシビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタン
ガム等の水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸塩、クエ
ン酸塩、リンゴ酸塩、食塩等の有機または無機塩、pH
調製剤である酸およびアルカリ、殺菌剤、キレート剤、
抗酸化剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然エキス、色
素および香料等を配合できる。
【0021】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1〜7および比較例1〜7 表1〜表2に示す透明または半透明化粧水である皮膚化
粧料を調整し、下記の方法により評価を行なった。ただ
し、添加成分として表3に示す4成分を共通添加成分A
として使用した。結果を表1〜2に示す。
【0022】(1)使用時ののび 20名の女性(20才〜35才)をパネラーとし、洗顔
した後に皮膚化粧料を使用した時の感触について下記の
ように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5
点以上を使用時の感触の軽い化粧料であると評価した。 2点:使用時ののびが良く、ひっかからずに軽い感触で
あると感じた場合。 1点:使用時ののびがやや悪く、ややひっかかると感じ
た場合。 0点:使用時ののびが悪く、ひっかかり重い感触である
と感じた場合。
【0023】(2)使用後のべたつき 20名の女性(20才〜35才)をパネラーとし、洗顔
した後に皮膚化粧料を使用して10分後の肌の感触につ
いて下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平
均値1.5点以上を使用後にべたつきがない化粧料であ
ると評価した。 2点:肌がべたつきが無いと感じた場合。 1点:肌がややべたつくと感じた場合。 0点:肌が非常にべたつくと感じた場合。
【0024】(3)保湿効果の持続性 20名の女性(20才〜35才)をパネラーとし、洗顔
した後に皮膚化粧料を使用し、2時間後の肌のうるおい
について下記のように判定し、20名の平均値を求め
て、平均値1.5点以上を保湿効果の持続性の良好な化
粧料であると評価した。 2点:使用直後と変わらず肌が十分うるおっていると感
じた場合。 1点:使用直後と比べてやや肌のうるおいが足りないと
感じた場合。 0点:使用直後と比べて明らかに肌のうるおいが足りな
いと感じた場合。
【0025】(4)水洗い後の保湿効果 20名の女性(20才〜35才)をパネラーとし、洗顔
した後に化粧料を使用してから10分後に水のみで再度
洗顔し、更に10分後の肌のうるおいについて下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上を水洗い後の保湿効果の良好な化粧料であると評価
した。 2点:肌が十分うるおっていると感じた場合。 1点:やや肌がうるおっていると感じた場合。 0点:肌のうるおいが足りないと感じた場合。
【0026】(5)肌荒れ改善効果 肌荒れを生じた10名の女性(24才〜33才)をパネ
ラーとし、皮膚化粧料を一日2回ずつ連続2週間使用し
た時の肌の状態について下記のように判定し、20名の
平均値を求めて、平均値1.5点以上を肌荒れ改善効果
のある化粧料であると評価した。 2点:肌荒れが明らかに治ってきたと感じた場合。 1点:肌荒れがやや治ってきたと感じた場合。 0点:肌荒れ改善効果が全く見られないと感じた場合。
【0027】(6)肌のはり 20名の女性(20才〜35才)をパネラーとし、皮膚
化粧料を一日2回ずつ連続2週間使用した時の肌の状態
について官能で下記のように判定し、20名の平均値を
求めて、平均値1.5点以上を肌にはりを与える効果の
ある化粧料であると評価した。 2点:明らかに肌にはりがでたと感じた場合。 1点:やや肌にはりがでたと感じた場合。 0点:肌にはりがでないと感じた場合。
【0028】(7)経時安定性 化粧料を透明ガラス容器に密封して0℃、25℃および
40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示
す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度でも外観の変化がな
い。) △:安定性やや不良(いずれかの温度において、若干お
りあるいは沈殿を生じるかまたは若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度において、おりあるい
は沈殿を生じるかまたは分離する。もしくは着色が著し
い。)
【0029】
【表1】
【0030】1)MPC80重量%、メタクリル酸ブチ
ル20重量%の構成単位で重量平均分子量約70万の共
重合体 2)MPC70重量%、メタクリル酸ブチル30重量%
の構成単位で重量平均分子量約100万の共重合体 3)MPC60重量%、メタクリル酸プロピル30重量
%、酢酸ビニル10重量%の構成単位で重量平均分子量
約80万の共重合体 4)紀文フードケミファ(株)製 ヒアルロン酸ナトリ
ウム FCH−200 5)生化学工業(株)製 コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム 6)MPC5重量%、メタクリル酸ブチル95重量%の
構成単位で重量平均分子量約70万の共重合体 7)MPC100重量%の構成単位で重量平均分子量約
100万の共重合体
【0031】
【表2】
【0032】1)MPC80重量%、メタクリル酸ブチ
ル20重量%の構成単位で重量平均分子量約70万の共
重合体 2)MPC70重量%、メタクリル酸ブチル30重量%
の構成単位で重量平均分子量約100万の共重合体 3)MPC60重量%、メタクリル酸プロピル30重量
%、酢酸ビニル10重量%の構成単位で重量平均分子量
約80万の共重合体 4)紀文フードケミファ(株)製 ヒアルロン酸ナトリ
ウム FCH−200 5)生化学工業(株)製 コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム 6)MPC5重量%、メタクリル酸ブチル95重量%の
構成単位で重量平均分子量約70万の共重合体 7)MPC100重量%の構成単位で重量平均分子量約
100万の共重合体
【0033】
【表3】
【0034】実施例1〜7より、本発明の成分を用いた
化粧水はいずれも使用時の感触が軽く使用後もべたつか
ず、保湿効果の持続性および水洗い後の保湿効果に優
れ、肌荒れ改善効果に優れるとともに肌にはりを与え、
経時安定性にも優れていた。一方、比較例1〜7では十
分な性能が得られていない。つまり、比較例1ではa.
成分が配合されていないことから肌荒れ改善効果、肌に
はりを与える効果が弱くなるとともに水洗い後の保湿効
果が弱くなっており、比較例2ではb.成分が配合され
ていないことから保湿効果の持続性および肌荒れ改善効
果が弱くなっている。比較例3ではc.成分が配合され
ていないことから肌にはりを与える効果が弱くなってい
る。また、比較例4ではa.成分が本発明の範囲を超え
て配合されていることから、使用時ののびが極端に悪く
なるとともに使用後にべたつきを有しており、比較例
5、比較例6および比較例7ではa.成分の構成比が本
発明の範囲を外れていることから肌荒れ改善効果、水洗
い後の保湿効果、肌にはりを与える効果が悪くなってい
る。
【0035】実施例8〜10 表4に示す水中油型乳液である皮膚化粧料を調整し、実
施例1〜7と同様の方法により評価を行なった。ただ
し、添加成分として表5に示す11成分を共通添加成分
Bとして使用した。結果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】1)MPC80重量%、メタクリル酸ブチ
ル20重量%の構成単位で重量平均分子量約70万の共
重合体 2)MPC70重量%、メタクリル酸ブチル30重量%
の構成単位で重量平均分子量約100万の共重合体 3)紀文フードケミファ(株)製 ヒアルロン酸ナトリ
ウム FCH−200 4)生化学工業(株)製 コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム 5)分子量1540 6)分子量4000
【0038】
【表5】
【0039】実施例8〜10より、本発明の乳液はいず
れも使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、保湿効果
の持続性および水洗い後の保湿効果に優れ、肌荒れ改善
効果に優れるとともに肌にはりを与え、経時安定性にも
優れていた。
【0040】実施例11〜12 表4に示す水中油型乳化クリームである皮膚化粧料を調
整し、評価方法については(1)〜(7)は実施例1〜
7の方法により、(8)経時安定性については下記の方
法により評価を行なった。ただし、添加成分として表6
に示す9成分を共通添加成分Cとして使用した。結果を
表4に示す。
【0041】(8)経時安定性 化粧料を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び45℃で1ヶ月間保存したときの状態を調査し、下に
示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(外観の変化がなくブツ等も生じな
い。) △:安定性やや不良(僅かに沈殿を生じるか僅かに分離
が見られる。または僅かにブツ、ダマを生じている。) ×:安定性不良(明らかに沈殿を生じるか分離する。ま
たはブツやダマを生じる。)
【0042】
【表6】
【0043】実施例11〜12より、本発明のクリーム
はいずれも使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、保
湿効果の持続性および水洗い後の保湿効果に優れ、肌荒
れ改善効果に優れるとともに肌にはりを与え、経時安定
性にも優れていた。
【0044】実施例13〜14 表4に示す油中水型乳化クリームである皮膚化粧料を調
整し、実施例11〜12の方法により評価を行なった。
ただし、添加成分として表7に示す10成分を共通添加
成分Dとして使用した。結果を表4に示す。
【0045】
【表7】
【0046】実施例13〜14より、本発明のクリーム
はいずれも使用時の感触が軽く使用後もべたつかず、保
湿効果の持続性および水洗い後の保湿効果に優れ、肌荒
れ改善効果に優れるとともに肌にはりを与え、経時安定
性にも優れていた。
【0047】
【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は使用時の感触が軽
く使用後もべたつかず、保湿効果の持続性および水洗い
後の保湿効果に優れ、肌荒れ改善効果に優れるとともに
肌にはりを与え、経時安定性にも優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB362 AC072 AC082 AC102 AC111 AC122 AC182 AC302 AC391 AC392 AC442 AC482 AC582 AC612 AD042 AD091 AD092 AD152 AD172 AD311 AD332 AD342 AD352 AD662 CC02 CC04 CC05 DD32 DD33 EE01 EE06 EE07 EE12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.式(I)で示される化合物と(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルを重量比で95/5〜
    10/90として60〜100重量%含有する単量体を
    重合してなるポリマー0.001〜10重量%、b.酸
    性ムコ多糖類0.001〜3重量%およびc.多価アル
    コールまたはその部分エステル化合物0.1〜30重量
    %含有することを特徴とする皮膚化粧料。 【化1】 (R1は水素原子またはメチル基、R2、R3およびR4
    炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4である。)
JP26186599A 1999-06-23 1999-09-16 皮膚化粧料 Pending JP2001064152A (ja)

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JP26186599A JP2001064152A (ja) 1999-06-23 1999-09-16 皮膚化粧料

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