JP2001072998A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2001072998A
JP2001072998A JP26186699A JP26186699A JP2001072998A JP 2001072998 A JP2001072998 A JP 2001072998A JP 26186699 A JP26186699 A JP 26186699A JP 26186699 A JP26186699 A JP 26186699A JP 2001072998 A JP2001072998 A JP 2001072998A
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skin
weight
washing
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foam
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Misaki Ishida
実咲 石田
Saori Satou
さおり 佐藤
Shinji Hayashi
伸二 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起泡性に優れ、経時安定性および低温保存か
らの復元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、
洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌には
りを与えるとともに肌がつるつるになる洗浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】 a.炭素数8〜20の脂肪酸せっけん5
〜50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノール
アミド型非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%、
c.式(I)で示される化合物と(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルを重量比で100/0〜10/90の構
成比として60〜100重量%含有する単量体を配合し
てなるポリマー0.001〜10重量%含有することを
特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (R1は水素原子またはメチル基、R2、R3およびR4
炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボディシャンプー、
ハンドソープおよび洗顔料等の皮膚用の洗浄剤に関し、
さらに詳しくは起泡性に優れ、経時安定性および低温保
存からの復元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優
れ、洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌
にはりを与えるとともに肌がつるつるになる洗浄剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりボディシャンプーや洗顔料等の
皮膚洗浄剤組成物の主成分としては高級脂肪酸アルカリ
塩である脂肪酸せっけんが用いられている。脂肪酸せっ
けんは洗浄後に独特のさっぱり感を有するだけでなく生
分解性も良好であり、環境に対しても優しい洗浄基剤で
あることから現在でも広く使われているものの、同時に
いやなつっぱり感を有しており、また、近年皮膚に対す
る刺激等が指摘されるようになってきている。
【0003】そこで、“皮膚に対してマイルド”といっ
た低刺激性の界面活性剤であるアシルアミノ酸塩、アシ
ルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等
の陰イオン性界面活性剤やアミドプロピルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、アミドアミノ酸塩、アルキルイミノジ
カルボン酸塩等の両性界面活性剤との併用がなされるよ
うになっている。しかしながらこれらの陰イオン性界面
活性剤や両性界面活性剤を使用すると、洗浄時に不快な
“ぬめり”が生じて、さっぱり感が損なわれるだけでな
く、起泡性や防腐性が悪くなり、また、肌にはりを与え
たり、肌をつるつるにすることができなかった。さら
に、特開平5−262639号公報や特開平9−130
96号公報においては脂肪酸せっけんとポリエチレング
リコールや特定の非イオン性界面活性剤を組み合わせる
ことにより、脂肪酸せっけんの持つさっぱり感を損なわ
ずに皮膚に対する刺激を低くした洗浄剤組成物が提案さ
れている。しかし、これらの洗浄剤組成物は洗浄後に少
なからずつっぱり感を有するだけでなく洗浄後の肌には
りを与えたり、肌をつるつるにすることができず、また
低温保存からの復元性に問題があり、分離や沈殿等を生
じ易かった。
【0004】一方、特開昭57−212300号公報や
特開平1−207220号公報においては洗浄後のうる
おいを保ちつっぱり感を抑えることを目的として、保湿
効果が高い成分であるヒアルロン酸等を配合した皮膚用
洗浄剤が提案されている。しかし、これらはすすぎ時に
その大部分が流れ落ちてしまうことから保湿効果が十分
に発揮できないだけでなく、洗浄後の肌にはりを与えた
り、肌をつるつるにすることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、起泡性に優れ、経時安定性および低温保存からの
復元性に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い
上がりの感触が良好であり、しかも洗浄後の肌にはりを
与えるとともに肌がつるつるになる洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、a.
炭素数8〜20の脂肪酸せっけん5〜50重量%、b.
両性界面活性剤またはアルカノールアミド型非イオン性
界面活性剤0.1〜10重量%、c.式(I)で示され
る化合物と(メタ)アクリル酸アルキルエステルを重量
比で100/0〜10/90の構成比として60〜10
0重量%含有する単量体を配合してなるポリマー0.0
01〜10重量%含有することを特徴とする洗浄剤組成
物である。
【0007】
【化2】
【0008】(R1は水素原子またはメチル基、R2、R
3およびR4は炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4で
ある。)
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる脂肪酸せっけ
んの炭素数は8〜20であり、脂肪酸としては例えば、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ひまわり油脂肪
酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられる。また、対イオンを
形成する原子または基としてはアルカリ金属原子、アン
モニウム、有機アンモニウムおよび塩基性アミノ酸のカ
チオン性残基であり、例えばリチウム、ナトリウム、カ
リウム、トリエタノールアンモニウムやリジン、アルギ
ニンなどのカチオン性残基等が挙げられ、好ましくはナ
トリウムおよびカリウムである。
【0010】本発明に用いられる両性界面活性剤として
は例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミ
ドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルヒド
ロキシエチルメチルスルホベタイン、アミドアミノ酸
塩、アルキルイミノジカルボン酸塩、アルキルアミノエ
チルグリシン塩等が挙げられるが、中でも好ましいもの
はアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドプロピ
ルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミドアミノ酸塩、ア
ルキルイミノジカルボン酸塩であり、更に好ましいもの
はアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アミド
アミノ酸塩、アルキルイミノジカルボン酸塩である。
【0011】アルカノールアミド型非イオン性界面活性
剤は脂肪酸とアルカノールアミンの縮合反応や油脂とア
ルカノールアミンのアミノリシス反応等により調製され
る。アルカノールアミド型非イオン性界面活性剤を形成
する脂肪酸としては例えば、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核
油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げ
られ、アルカノールアミンとしては例えばモノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノール
アミン等が挙げられる。反応条件により、1:1型や
1:2型が調製される。
【0012】本発明に用いられる式(I)で示される化
合物において、R1は水素原子またはメチル基であり、
2、R3およびR4は炭素数1〜8のアルキル基であ
り、nは2〜4である。その中でも好ましくは式(I
I)で示される2−メタクリロイルオキシエチルホスホ
リルコリン(MPC)である。
【0013】
【化3】
【0014】本発明に用いられるc.成分であるポリマ
ーは式(I)で示される化合物と(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルを重量比で100/0〜10/90含有
し、好ましくは100/0〜30/70、更に好ましく
は95/5〜50/50含有するポリマー(以下PCポ
リマーと称する)である。そして、PCポリマー中の式
(I)で示される化合物と(メタ)アクリル酸アルキル
エステルの量は合わせて60〜100重量%であり、好
ましくは70〜100重量%、更に好ましくは80〜1
00重量%である。上記の範囲をはずれると、洗顔後の
肌の感触や洗顔後の肌のつるつる感が悪くなる。PCポ
リマーの重量平均分子量は10,000以上が好まし
く、更に好ましくは50,000以上である。
【0015】式(I)で示される化合物および(メタ)
アクリル酸アルキルエステルが100重量%とならない
場合は、式(I)で示される化合物および(メタ)アク
リル酸アルキルエステルと他の単量体を共重合すること
ができる。式(I)で示される化合物および(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルと共重合性を有する他の単量
体は、付加重合可能な二重結合を有する化合物であり、
本発明の効果を損なわないものであればよく、例えばエ
チレン、プロピレン、ブテン、イソブテン、スチレン等
のオレフィン性炭化水素およびそれらの異性化オレフィ
ン、多量化オレフィン、またはこれらに各種誘導体を導
入したオレフィン性化合物;アクリル酸、メタクリル
酸、ビニル酢酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン
酸、フマル酸等のエチレン性不飽和カルボン酸およびそ
れらの多量体、無水物、炭素数1〜6の1価アルコール
以外のアルコールとのエステル、またはこれらにカルボ
ニル基、アミノ基、シアノ基、ニトリル基などを導入し
たエチレン性不飽和カルボン酸誘導体;ビニルアルコー
ルおよびこれと各種カルボン酸とのエステル、各種アル
コールとのエーテル、またはこれらにカルボニル基、ア
ミノ基、シアノ基、ニトリル基などを導入したエチレン
性不飽和カルボン酸誘導体、ビニルアルコールおよびこ
れらと各種カルボン酸とのエステル、各種アルコールと
のエーテル、またはこれらにカルボニル基、アミノ基、
シアノ基、ニトリル基などを導入したビニルアルコール
誘導体などが挙げられる。
【0016】(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構
成するアルコールはメチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブ
チルアルコールなどの炭素数1〜18のアルコールであ
り、好ましくは炭素数2〜12のアルコール、更に好ま
しくは炭素数3〜4のアルコールである。
【0017】本発明のa.成分である脂肪酸せっけんは
組成物全量中に5〜50重量%であり、好ましくは7〜
45重量%、更に好ましくは10〜40重量%である。
5重量%未満では十分な起泡力が得られなく、50重量
%を超えると経時安定性および低温保存からの復元性に
問題を生じる。
【0018】b.成分である両性界面活性剤またはアル
カノールアミド型非イオン性界面活性剤は組成物全量中
に0.1〜10重量%であり、好ましくは0.5〜8重
量%、更に好ましくは1〜7重量%である。0.1重量
%未満では泡のクリーミー性が悪くなるとともに経時安
定性や低温保存からの復元性に問題を生じ、10重量%
を超えるとぬめりを有して洗い上がりの感触が悪くな
る。
【0019】c.成分であるPCポリマーは組成物全量
中に0.001〜10重量%であり、好ましくは0.0
05〜7重量%、更に好ましくは0.01〜5重量%で
ある。0.001重量%未満ではつっぱり感を有して洗
い上がりの感触が悪くなるとともに、洗浄後の肌にはり
を与える効果や肌をつるつるにする効果が弱くなり、1
0重量%を超えると配合が困難になるだけでなくコスト
的に不利である。
【0020】なお、本発明の洗浄剤組成物においては、
洗浄剤に常用されている添加剤を本発明の性能を損なわ
ない範囲で配合することも可能である。例えば、エタノ
ール、イソプロピルアルコール等のアルコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリ
エチレングリコール等の多価アルコール、流動パラフィ
ン、流動イソパラフィン、スクワラン、ワセリン、固形
パラフィン等の炭化水素系油、牛脂、豚脂、魚油等の天
然油脂、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル等の合成
トリグリセライド、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸
エチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルド
デシル等のエステル油、ミツロウ、カルナバロウ等のロ
ウ、直鎖および環状のジメチルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチ
ルポリシロキサン等のシリコーン誘導体、セラミド、コ
レステロール、蛋白誘導体、ラノリン、ラノリン誘導
体、レシチン等の油性基剤、アルキルエーテル硫酸エス
テル塩、アシルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸
エステル塩等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリエチレングリコールの脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
硬化ひまし油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステル、グリセリンモ
ノ脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド等の非イオ
ン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム
等の陽イオン性界面活性剤、アルキルジメチルアミンオ
キシド等の半極性界面活性剤、アルギン酸、カルボキシ
ビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、キサンタンガム等の水溶性高分子、ピロリドン
カルボン酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、食塩等の有機
または無機塩、pH調製剤である酸およびアルカリ、殺
菌剤、キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、動植物由
来の天然エキス、色素および香料等を配合できる。
【0021】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1〜4および比較例1〜3 表1に示す液状の洗顔料である洗浄剤組成物を調整し、
下記の方法により評価を行なった。結果を表1に示す。
【0022】(1)起泡性 組成物濃度5重量%の水溶液を調整してロスマイルス法
により、25℃で投入直後と5分後の泡高さを測定し
た。投入直後の泡高さが250mm以上のもので、次の
式より求められる泡の持続率が90%以上のものを泡立
ちの良い組成物であると評価した。 泡の持続率=[(5分後の泡高さ)/(試料投入直後の
泡高さ)]×100
【0023】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて洗顔した時の泡のクリーミー性について下
記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を泡がクリーミーな組成物であると評価し
た。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
【0024】(3)洗顔後の肌の感触 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて洗顔した後の感触について下記のように判
定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を
洗顔後の肌の感触が良好な組成物であると評価した。 2点:洗顔後に肌がつっぱらず、しかもさっぱりすると
感じた場合。 1点:洗顔後に肌がややつっぱるか、ややさっぱりする
と感じた場合。 0点:洗顔後の肌がつっぱるか、さっぱり感が無いと感
じた場合。
【0025】(4)洗顔後の肌のはりとつるつる感 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて洗顔した後の感触について下記のように判
定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を
洗顔後の肌にはりとつるつる感を与える組成物であると
評価した。 2点:洗顔後に肌がつるつるになり、しかも肌にはりが
あると感じた場合。 1点:洗顔後に肌がややつるつるになり、肌にややはり
があると感じた場合。 0点:洗顔後の肌がかさかさになり、はりが無いと感じ
た場合。
【0026】(5)経時安定性 組成物を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び45℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に
示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても液状であ
り、外観の変化がない。) △:安定性やや不良(いずれかの温度条件において、若
干分離または若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度条件において、凝固状
態もしくは分離するか、または着色が著しい。)
【0027】(6)低温保存からの復元性 組成物を透明ガラス容器に密封して−20℃で固化させ
た後、室温にて6時間静置して液状に復元させる。この
操作を3回繰り返した後の外観を観察して、下の3段階
で評価した。 ○:復元性良好(液状であり、外観の変化がない。) △:復元性やや不良(増粘するもしくは若干分離する
か、または沈殿を生じる。) ×:復元性不良(凝固するか、もしくは分離または沈殿
する。)
【0028】
【表1】
【0029】1)MPC80重量%、メタクリル酸ブチ
ル20重量%の構成単位で重量平均分子量約70万の共
重合体 2)MPC70重量%、メタクリル酸ブチル30重量%
の構成単位で重量平均分子量約100万の共重合体 3)MPC100重量%の構成単位で重量平均分子量約
100万の共重合体 4)紀文フードケミファ(株)製 「ヒアルロン酸ナト
リウム FCH−200」
【0030】実施例1〜4より、本発明の成分を用いた
液状の洗顔料はいずれも起泡性に優れ、経時安定性およ
び低温保存からの復元性に優れるとともに泡のクリーミ
ー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、しかも洗
浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつるつるになっ
た。一方、比較例1〜3では十分な性能が得られていな
い。つまり、比較例1ではa.成分が本発明の範囲より
少なく配合されいることから極端に起泡性が悪くなって
おり、比較例2ではb.成分が配合されていないことか
ら泡のクリーミー性、経時安定性および低温保存からの
復元性が悪くなっている。また、比較例3ではc.成分
に変えてヒアルロン酸ナトリウムが配合されていること
から洗顔後の肌の感触が悪くなるとともに、洗顔後の肌
のはりやつるつる感を与える効果が弱くなっている。
【0031】実施例5〜8および比較例4〜6 表2に示すクリーム状洗顔料である洗浄剤組成物を調製
し、(1)起泡性、(2)泡のクリーミー性、(3)洗
顔後の肌の感触および(4)洗顔後の肌のはりとるつる
感については実施例1〜4の方法にて評価し、経時安定
性および低温保存からの復元性については下記の方法に
より評価した。結果を表2に示す。
【0032】(5)経時安定性 組成物を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び40℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に
示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても外観の変
化がない。) △:安定性やや不良(いずれかの温度条件において、若
干分離または若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度条件において、分離ま
たは着色が著しいか、もしくはダマができたり生地がモ
ロモロになる。)
【0033】(6)低温保存からの復元性 組成物を透明ガラス容器に密封して−20℃で固化させ
た後、室温にて6時間静置して液状に復元させる。この
操作を3回繰り返した後の外観を観察して、下の3段階
で評価した。 ○:復元性良好(外観の変化がない。) △:復元性やや不良(若干分離するか、もしくは若干ダ
マがある。) ×:復元性不良(分離するか、もしくはダマができたり
生地がモロモロになる。)
【0034】
【表2】
【0035】1)計算値 2)MPC80重量%、メタクリル酸ブチル20重量%
の構成単位で重量平均分子量約70万の共重合体 3)MPC70重量%、メタクリル酸ブチル30重量%
の構成単位で重量平均分子量約100万の共重合体 4)MPC100重量%の構成単位で重量平均分子量約
100万の共重合体 5)MPC60重量%、メタクリル酸プロピル30重量
%、酢酸ビニル10重量%の構成単位で重量平均分子量
約80万の共重合体
【0036】実施例5〜8より、本発明の成分を用いた
クリーム状の洗顔料はいずれも起泡性に優れ、経時安定
性および低温保存からの復元性に優れるとともに泡のク
リーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であり、し
かも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつるつるに
なった。一方、比較例4〜5では十分な性能が得られて
いない。つまり、比較例4ではa.成分が本発明の範囲
を超えて配合されいることから経時安定性および低温保
存からの復元性に問題を生じており、比較例5ではb.
成分が本発明の範囲を超えて配合されいることから洗顔
後の肌の感触が悪くなっている。そして、比較例6では
c.成分が配合されていないことから洗顔後の肌の感触
および洗顔後の肌のはりやつるつる感が悪くなってい
る。
【0037】実施例9〜12 表3に示す液状のボディシャンプーである洗浄剤組成物
を調製し、(1)起泡性、(5)経時安定性および
(6)低温保存からの復元性については実施例1〜4の
方法にて評価し、泡のクリーミー性、洗浄後の肌の感
触、洗顔後の肌のはりとつるつる感については下記の方
法により評価した。結果を表3に示す。
【0038】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した時の泡のクリーミー性について下記の
ように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5
点以上を泡がクリーミーな組成物であると評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
【0039】(3)洗浄後の肌の感触 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した後の感触について下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗
浄後の肌の感触が良好な組成物であると評価した。 2点:洗浄後に肌がつっぱらず、しかもさっぱりすると
感じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつっぱるか、ややさっぱりする
と感じた場合。 0点:洗浄後の肌がつっぱるか、さっぱり感が無いと感
じた場合。
【0040】(4)洗浄後の肌のはりとつるつる感 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した後の感触について下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗
浄後の肌にはりとつるつる感を与える組成物であると評
価した。 2点:洗浄後に肌がつるつるになり、しかも肌にはりが
あると感じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつるつるになり、肌にややはり
があると感じた場合。 0点:洗浄後の肌がかさかさになり、はりが無いと感じ
た場合。
【0041】
【表3】
【0042】1)MPC80重量%、メタクリル酸ブチ
ル20重量%の構成単位で重量平均分子量約70万の共
重合体 2)MPC70重量%、メタクリル酸ブチル30重量%
の構成単位で重量平均分子量約100万の共重合体 3)MPC100重量%の構成単位で重量平均分子量約
100万の共重合体 4)MPC60重量%、メタクリル酸プロピル30重量
%、酢酸ビニル10重量%の構成単位で重量平均分子量
約80万の共重合体 5)エチレンジアミン酢酸四ナトリウム四水塩
【0043】実施例9〜12より、本発明の成分を用い
た液状のボディシャンプーはいずれも起泡性に優れ、経
時安定性および低温保存からの復元性に優れるとともに
泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であ
り、しかも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつる
つるになった。
【0044】実施例13〜15 表3に示す液状のハンドソープである洗浄剤組成物を調
製し、(1)起泡性、(5)経時安定性、(6)復元性
については実施例1〜4の方法にて評価し、汚れに対す
る洗浄性、泡のクリーミー性、洗浄後の感触については
下記の方法により評価した。結果を表3に示す。
【0045】(2)泡のクリーミー性 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて手指を洗浄した時の泡のクリーミー性につ
いて下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平
均値1.5点以上を泡がクリーミーな組成物であると評
価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
【0046】(3)洗浄後の肌の感触 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて手指を洗浄した後の感触について下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上を洗浄後の肌の感触が良好な組成物であると評価し
た。 2点:洗浄後に肌がつっぱらず、しかもさっぱりすると
感じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつっぱるか、ややさっぱりする
と感じた場合。 0点:洗浄後の肌がつっぱるか、さっぱり感が無いと感
じた場合。
【0047】(4)洗浄後の肌のはりとつるつる感 20名の女性(20〜35才)をパネラーとし、組成物
5gを用いて手指を洗浄した後の感触について下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上を洗浄後の肌にはりとつるつる感を与える組成物で
あると評価した。 2点:洗浄後に肌がつるつるになり、しかも肌にはりが
あると感じた場合。 1点:洗浄後に肌がややつるつるになり、肌にややはり
があると感じた場合。 0点:洗浄後の肌がかさかさになり、はりが無いと感じ
た場合。
【0048】実施例13〜15より、本発明の成分を用
いた液状のハンドソープはいずれも起泡性に優れ、経時
安定性および低温保存からの復元性に優れるとともに泡
のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であ
り、しかも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつる
つるになった。
【0049】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は起泡性に優れ、
経時安定性および低温保存からの復元性に優れるととも
に泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好で
あり、しかも洗浄後の肌にはりを与えるとともに肌がつ
るつるになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 10/06 C11D 10/06 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC122 AC241 AC242 AC392 AC482 AC532 AC641 AC642 AC712 AC782 AC792 AD091 AD092 AD112 AD282 AD332 BB04 BB07 CC23 DD23 DD31 EE01 EE06 FF05 4H003 AB03 AB44 AC13 AD02 AD04 BA12 DA02 EB05 EB09 EB30 ED02 FA16 FA17 FA18 FA21 FA35

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.炭素数8〜20の脂肪酸せっけん5
    〜50重量%、b.両性界面活性剤またはアルカノール
    アミド型非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%、
    c.式(I)で示される化合物と(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステルを重量比で100/0〜10/90の構
    成比として60〜100重量%含有する単量体を配合し
    てなるポリマー0.001〜10重量%含有することを
    特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (R1は水素原子またはメチル基、R2、R3およびR4
    炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4である。)
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